JP2011049970A - 位相雑音低減装置 - Google Patents

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Tadao Nakagawa
匡夫 中川
Taiji Takatori
泰司 鷹取
Riichi Kudo
理一 工藤
Munehiro Matsui
宗大 松井
Koichi Ishihara
浩一 石原
Takayuki Kobayashi
孝行 小林
Etsushi Yamazaki
悦史 山崎
Akihide Sano
明秀 佐野
Shogo Yamanaka
祥吾 山中
Masato Mizoguchi
匡人 溝口
Yutaka Miyamoto
宮本  裕
Eiji Yoshida
英二 吉田
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Abstract

【課題】位相雑音の検出に光強度の変化を用いず、レーザ光の周波数帯で動作する可変移相器を不要とする位相雑音低減装置を提供する。
【解決手段】半導体レーザ1の出力を2分岐する光分岐器2の一方の出力を遅延する遅延線3と、RF帯で発振するRF帯発振器10と、光分岐器2の他方の出力をRF帯発振器10の出力で振幅変調する光強度変調器4と、遅延線3の出力と振幅変調信号の上側波帯信号とを加算又は減算して出力する光結合器6と、その出力を入力するバランス型フォトダイオード7と、RF帯発振器10の発振周波数帯で入力信号の位相を変更する可変移相器11と、バランス型フォトダイオード7の出力と、RF帯発振器10の出力を可変移相器11で位相変更したものとを混合するミキサ8と、その出力の低周波成分を選択するローパスフィルタ9とを備え、半導体レーザ1の光発振信号の位相を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光通信におけるレーザ光源の位相雑音を低減する際に用いて好適な位相雑音低減装置に関する。
送信側で半導体レーザの連続光の振幅変調、または周波数変調、または位相変調を行い、受信側で変調光信号と局発光信号とを混合させて検波するコヒーレント光通信は、現在広く用いられている強度変調・直接検波方式に比較して高い受信感度を有する。しかしながらコヒーレント光通信は位相に情報をのせるため、強度変調・直接検波方式に比べて、送信側および受信側のレーザ光の位相のゆらぎである位相雑音の影響を大きく受ける。この問題を解決し、レーザ光の位相雑音を低減するための構成が、非特許文献1に示されている。
この構成を単純化したものを図12に示す。図12において、半導体レーザ1から出力された光信号はビームスプリッタ100により2分岐され、一方はファブリ・ペロー干渉計101を介してフォトダイオード103に入力される。分岐された他方の光信号は光減衰器102により適当な減衰を受けた後、フォトダイオード104に入力される。ファブリ・ペロー干渉計は入力光の周波数変動を、透過光強度の変動に変換する性質を持つ。差動増幅器105により2つのフォトダイオードの出力の差分を取ることにより、半導体レーザ1自体の強度変化は取り除かれ、周波数変動のみを検出できる。半導体レーザはバイアス電流により発振周波数が変化する。このため検出した周波数変動信号を利得調整回路106により適当な利得を持たせた後、抵抗108、抵抗109を介して、電源107から半導体レーザ1への電流供給回路にフィードバックし負帰還をかけることにより、位相雑音を抑圧することが可能となる。
また他の従来技術として、FLL(Frequency Locked Loop、周波数同期ループ)を付加したPLL(Phase Locked Loop、位相同期ループ)がマイクロ波帯で用いられており、その構成が、非特許文献2に示されている。
この構成を単純化したものを図13に示す。YIG(イットリウム鉄ガーネット)発振器200は共振回路中の同調コイルに流す電流を変化させることで共振回路に加わる磁界を変化させて、発振周波数を可変にする。このYIG発振器200の出力信号は、分周器201、位相比較器202、基準信号源203、ローパスフィルタ204からなるPLLに入力されて、YIG発振器200の発振周波数制御回路200aにフィードバックし負帰還をかけることにより、YIG発振器200の発振周波数および位相を基準信号源203に同期させ、安定化する。さらにYIG発振器200の出力信号は、電力分配器205、可変移相器206、遅延線207、位相比較器208、ローパスフィルタ209からなるFLLに入力されて位相雑音成分を検出し、検出した位相雑音成分を加算器210により、PLLの出力信号と加算してYIG発振器200の発振周波数制御回路200aにフィードバックし負帰還をかけることにより、位相雑音を抑圧することが可能となる。
このFLLの動作を式で示す。YIG発振器200の出力信号をE、可変移相器206の出力信号をE、遅延線207の出力信号をEとすると、E〜Eは以下となる。
Figure 2011049970
Figure 2011049970
Figure 2011049970
ただしωはYIG発振器200の発振周波数、φ(t)はYIG発振器200の出力信号の位相雑音、θは可変移相器206の入出力位相変化量、τは遅延線207の遅延時間、tは時間、K、K、Kは定数である。位相比較器208として出力信号が2入力信号の積に比例する乗算器(ミキサ)を用いると、ローパスフィルタ209の出力信号E
Figure 2011049970
となる。ただしKは定数である。
(ωτ+θ)を90°となるように可変移相器206を調整すると、位相雑音は微小であることから、
Figure 2011049970
となる。上式をラプラス変換すると
Figure 2011049970
となる。sτ≪1の時、
Figure 2011049970
となる。従ってローパスフィルタ209の出力信号は、YIG発振器200の出力信号に含まれる位相雑音の周波数sおよび遅延線207の遅延時間τに比例した大きさの位相雑音成分となり、発振周波数制御回路にフィードバックし負帰還をかけることにより、位相雑音を抑圧できる。
K.W.Cobb,B.Culshaw,"Reduction of optical phase noise in semiconductor lasers," Electronics Letters,1982年4月,vol.18,no.8,pp.336−337. J.B.Summers and D.R.Snook,"High−spectral−purity frequency synthesis in a microwave signal generator," Hewlett−Packard Journal,1989年10月,vol.40,no.5,pp.37−41.
しかしながら、上述した図12に示す従来技術では、半導体レーザ1から2分岐した後の経路におけるそれぞれの構成要素の機械的変動などによって付加される光強度の変動は取り除くことができない。光強度によって周波数変動を検出する構成であるため、取り除くことのできなかった変動分は直接的に誤差として位相雑音に重畳される問題がある。
また図13に示す従来技術では、FLLが位相雑音成分を検出するためには、(4)式の(ωτ+θ)を90°となるように可変移相器206の入出力位相変化量を調節する必要がある。図13の構成を半導体レーザの位相雑音低減用に用いることを考えた場合、例えば遅延線207として光ファイバを用いたとき、100nsの遅延を与えるには20m程度の長さが必要であるが、約190THzという極めて高いレーザ光の周波数帯においては、光ファイバの長さが1μm変わればωτが360°変化する。従って遅延線207の長さの調整により90°の位相差を与えることは事実上不可能であり、190THz帯において、0°から360°までの任意の位相を与える可変移相器206が必要となり、その実現は困難であるという問題がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、これらの課題を解決し、レーザ光源の位相雑音を安定して低減することができる位相雑音低減装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、光通信用光源を用いて発生された光発振信号が入力され、該光発振信号を2分岐した分岐信号を出力する光分岐器と、前記光分岐器の一方の分岐信号を遅延させる遅延手段と、前記光通信用光源の発振周波数に比較して低い周波数で発振する発振器と、前記光分岐器の他方の分岐信号を前記発振器の出力信号で振幅変調する光強度変調器と、前記遅延手段の出力信号と、前記光強度変調器によって振幅変調された信号の上側波帯又は下側波帯の信号とを加算又は減算して出力する光結合器と、前記光結合器の出力信号を入力する受光素子と、前記発振器の発振周波数帯で入力信号の位相を変更して出力する可変移相器と、前記受光素子の出力信号と、前記発振器の出力信号とを、いずれか一方を前記可変移相器で位相変更した上で混合するミキサと、前記ミキサの出力信号の低周波成分を選択するローパスフィルタとを備え、前記ローパスフィルタの出力信号に応じて前記光発振信号の位相を制御するための制御信号を発生することを特徴とする位相雑音低減装置である。
請求項2記載の発明は、前記光分岐器に入力される光発振信号が、発振周波数制御端子を備える前記光通信用光源によって発生されたものであり、前記制御信号が、前記発振周波数制御端子に帰還されることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記光分岐器に入力される光発振信号が、前記光通信用光源と該光通信用光源の発振出力信号を入力し外部から印加された変調電圧で発振出力信号の位相を変更する光位相変調器とによって発生されたものであり、前記制御信号が、前記光位相変調器の変調電圧入力端子に帰還されることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記ローパスフィルタの出力信号を積分する積分回路を備え、前記制御信号が、前記積分回路の出力信号に応じて発生されることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、前記遅延手段が、互いに異なる遅延時間の遅延信号を生成する遅延線の組合せを有して構成されることを特徴とする。
この発明によれば、位相雑音の検出に光強度の変化を用いず、またレーザ光の周波数帯で動作する可変移相器が不要のため、安定的にレーザ光源の位相雑音を低減することができる。
本発明の第1の実施形態による装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態による装置の動作を説明するための雑音モデルを示す図である。 本発明の第2の実施形態による装置の構成例を示すブロック図である。 光位相変調器12の構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態による装置の動作を説明するための雑音モデルを示す図である。 本発明の第3の実施形態による装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態による装置の動作を説明するための雑音モデルを示す図である。 本発明の第4の実施形態による装置の構成例を示すブロック図である。 図10および図11に示す本発明の第3の実施形態および第4の実施形態のシミュレーション結果を求める際に用いた半導体レーザ1の位相雑音を示す図である。 本発明の第3の実施形態のシミュレーション結果を示す図である。 本発明の第4の実施形態のシミュレーション結果を示す図である。 従来の位相雑音低減装置の構成例である。 従来の位相雑音低減装置の構成例である。
以下、本発明による位相雑音低減装置の実施形態を、図面を参照して説明する。なお、以下の各図において、同一の(または対応する)構成には同一の符号を用いている。
A.第1の実施形態
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態による装置の構成を示すブロック図である。同図において、1は半導体レーザ、2は光分岐器、3は遅延線、4は光強度変調器、5は光バンドパスフィルタ、6は光結合器、7はバランス型フォトダイオード、8はミキサ(乗算器)、9はローパスフィルタ、10はRF(無線周波数)帯発振器、11は可変移相器である。半導体レーザ1の出力信号は光分岐器2により、2分岐され、一方は遅延線3に入力され、他方は光強度変調器4に入力される。光強度変調器4としては広く用いられているマッハツェンダ型強度変調器などが使用できる。マッハツェンダ型強度変調器は印加する変調電圧のバイアス点を適切に選ぶことにより、振幅変調を行うことが可能である。
RF帯発振器10は、無線周波数帯(一般には3Hz〜300GHz)の発振信号を発生する発振器である。一方、半導体レーザ1は、光通信用として用いられる場合、通常、波長0.85μm(周波数約350THz)〜1.55μm(周波数約190THz)程度の光信号を発生する。したがって、RF帯発振器10は、光通信用光源である半導体レーザ1の光発振信号の発振周波数に比較して低い周波数で発振する発振器となる。このRF帯発振器10の発振信号は、例えば正弦波あるいは略正弦波状の交流信号とすることができる。また、半導体レーザ1は、半導体レーザ1を用いて発生された光発振信号が位相雑音低減装置の出力となるものであって、その光発振信号をさらに、同信号を2分岐して2つの分岐信号を出力する光分岐器に対して出力する。また、半導体レーザ1は、同信号の発振周波数(あるいは位相)を制御するための信号(制御信号)を入力するための端子を備えている。
遅延線3は、光分岐器2の一方の分岐信号を入力し、所定時間遅延した信号を出力する。光強度変調器4は、光分岐器2の他方の分岐信号をRF帯発振器10の出力信号で振幅変調する。光バンドパスフィルタ5は、光強度変調器4によって振幅変調された光信号のうちの上側波帯または下側波帯の光信号を出力する。光結合器6は、遅延線3の出力信号と、光強度変調器4によって振幅変調された信号のうち光バンドパスフィルタ5を通過した上側波帯または下側波帯の信号とを加算または減算する。この場合、光結合器6は、3dBカプラ等として構成されていて、遅延線3の出力信号と光バンドパスフィルタ5の出力信号を互いに加算した結果に応じた信号と、それらの差分(減算した結果)に応じた信号との2つの信号を出力する。バランス型フォトダイオード7は、2つの縦列接続されたフォトダイオードから構成されていて、光結合器6から出力された2つの光信号のそれぞれに応じた電流が各フォトダイオードに流れ、それらの差分に応じた信号を出力する。可変移相器11は、RF帯発振器10の発振周波数帯で入力信号の位相を変更して出力するものであって、この場合、RF帯発振器10の出力信号に所定量の位相変化を与えた信号を出力する。ミキサ8は、バランス型フォトダイオード7の出力信号とRF帯発振器10の出力信号の位相を可変移相器11で変更した信号とを混合する。ローパスフィルタ9は、ミキサ8の出力信号の低周波成分を選択して出力する。本実形態においてローパスフィルタ9は、RF帯発振器10の発振周波数の2倍の周波数の高周波成分を充分除去できる特性を持つように設定されているものとする。そして、本装置では、ローパスフィルタ9の出力信号に応じて光分岐器2に入力される光発振信号の位相を制御するための制御信号を発生し、半導体レーザ1の発振周波数制御端子にフィードバックして入力される、すなわち、制御信号が発振周波数制御端子に帰還される。
なお、図1において、半導体レーザ1を除く、光分岐器2、遅延線3、光強度変調器4、光バンドパスフィルタ5、光結合器6、バランス型フォトダイオード7、ミキサ8、ローパスフィルタ9、RF帯発振器10、および可変移相器11が、半導体レーザ1の位相雑音を検出する位相雑音検出回路20を構成している。なお、本願において、位相雑音低減装置とは、半導体レーザ1と、半導体レーザ1を用いて発生された光発振信号から位相雑音を検出して半導体レーザ1の位相雑音を低減するための所定のフィードバック信号を出力する構成である位相雑音検出回路20との両方を含む構成と、半導体レーザ1を含まず、その出力から位相雑音を検出して半導体レーザ1の位相雑音を低減するための所定のフィードバック信号を出力する構成である位相雑音検出回路20からなる構成の両方を含むものであるとする。また、フィードバック信号となる位相雑音検出回路20の出力制御信号を位相雑音検出信号と呼ぶこととする。
光分岐器2の出力信号をV、遅延線3の出力信号をV、RF帯発振器10の出力信号をVとすると各出力信号は以下となる。
Figure 2011049970
Figure 2011049970
Figure 2011049970
ただしωLDは半導体レーザ1の発振周波数、φ(t)は半導体レーザ1の出力信号の位相雑音、τは遅延線3の遅延時間、ωRFはRF帯発振器10の発振周波数、θはRF帯発振器10の位相、A、A、Aは定数、tは時間である。
光強度変調器4において、信号Vを変調信号として信号Vを振幅変調することにより、光強度変調器4の出力信号V、および光バンドパスフィルタ5の出力信号Vは以下となる。
Figure 2011049970
Figure 2011049970
ただしA、Aは定数である。また光バンドパスフィルタ5は信号Vの上側波帯を通過させる特性としている。光結合器6を3dBカプラとすると、その2出力信号V、Vは以下となる。
Figure 2011049970
Figure 2011049970
信号V、信号Vをバランス型フォトダイオード7のそれぞれのダイオードに印加すると、ダイオードには印加電圧の2乗に比例した電流が流れ、バランス型フォトダイオード7の出力信号はそれらの差分になるため、次式で与えられる。
Figure 2011049970
ただしA、Aは定数である。従ってバランス型フォトダイオード7の出力信号Vは、RF帯発振器10の発振周波数を持つ信号に半導体レーザ1の位相雑音が重畳された信号となる。可変移相器11の出力信号をVとすると、
Figure 2011049970
ただしβは可変移相器11の入出力位相変化量(この入出力位相変化量βはRF帯発振器10の出力信号の位相を基準とした相対的な位相変化量である)、Aは定数である。
ミキサ8の出力信号は、バランス型フォトダイオード7の出力信号Vと可変移相器11の出力信号Vの積の成分となるため、2ωRFの高周波成分を除去するローパスフィルタ9の出力信号V10すなわち位相雑音検出信号は次式となる。ただし、次式における位相雑音φ(・)は、直流成分(DC成分)から高周波成分にわたる位相雑音のうち、ローパスフィルタ9を通過した信号成分を表すものである。
Figure 2011049970
ただしA10は定数である。従ってローパスフィルタ9の出力信号V10には、RF帯発振器10の位相θやその時間的変動である位相雑音は含まれない。
(17)式の(ωLDτ−β)を90°となるように可変移相器11の入出力位相変化量βを調整すると、位相雑音は微小であることから、
Figure 2011049970
となる。上式をラプラス変換すると
Figure 2011049970
となる。sτ≪1の時、
Figure 2011049970
となる。従ってローパスフィルタ9の出力信号は、半導体レーザ1の出力信号に含まれる位相雑音の周波数sおよび遅延線3の遅延時間τに比例した大きさの位相雑音成分として検出できる。なお、sはラプラス演算子であり、一般にはs=σ+jωで表される複素数である(ここでσは包絡定数、jは虚数単位、ωは角周波数である。ただし、本実施形態における雑音モデルではs=jωとしてsを扱うこととする。)。この位相雑音成分を半導体レーザ1の電流供給回路などの発振周波数を可変する端子にフィードバックし負帰還をかける。
負帰還をかけた時の雑音モデルを図2に示す。図2は、図1と同一の構成に、半導体レーザ1の入出力信号の位相雑音成分に関する信号と、伝達関数を示したものである。位相は周波数の積分であるため、発振周波数を可変する端子への入力信号によって出力位相を変化させる半導体レーザ1は積分回路K/sとして記述できる。ただしKは半導体レーザ1の周波数変調感度で(rad/sec/V)の次元を持つ。また、半導体レーザ1の位相雑音をφLD,n(s)、本装置の出力位相雑音をφO,n(s)とし、半導体レーザ1をK/sの伝達関数を持つ積分回路1aとその出力に位相雑音をφLD,n(s)を外乱として与える加算器1bとで表している。図2に示す位相雑音検出回路20で検出した位相雑音をφDET,n(s)とすると、各信号間の関係は、
Figure 2011049970
となる。(20)式および負帰還であることから、
Figure 2011049970
となる。従って
Figure 2011049970
となる。従って半導体レーザ1の位相雑音φLD,n(s)に対する本装置の出力位相雑音φO,n(s)の比は次式で与えられる。
Figure 2011049970
従ってsτ≪1を満たす位相雑音の周波数領域において、Kτを大きくすることにより、半導体レーザ1の位相雑音に対し、本装置の出力位相雑音を低減できる。例えば半導体レーザ1の周波数変調感度が100(MHz/V)=2π×10(rad/sec/V)、遅延線3の遅延時間τが10ns、定数A10が1である時、(24)式は16dBの位相雑音低減効果を示す。
位相雑音はDC〜数十MHz程度の周波数帯域に分布している雑音であり、(15)式に示すレーザ光の位相雑音を重畳させるRF周波数ωRFは数百MHz〜数GHzで良い。このような低い周波数帯で動作する可変移相器11は数多く市販されており、レーザ光の周波数帯で動作する可変移相器は不要である。(ωLDτ−β)を90°となるように可変移相器11の入出力位相変化量βを調整するには、ミキサ8の平均出力電圧値が0、すなわち入出力位相変化量βを変化させた時に得られるミキサ8の出力電圧の最大値と最小値の中央値となるように決定すれば良い。
本実施形態では、RF帯で動作する可変移相器11をRF帯発振器10とミキサ8の間に置く構成としたが、RF帯発振器10と光強度変調器4の間、あるいはバランス型フォトダイオード7とミキサ8の間に置く構成としても良い。
光バンドパスフィルタ5で選択する周波数は上側波帯として説明したが、下側波帯でも良く、また光強度変調器4と光バンドパスフィルタ5とは両者を一体とした単側波帯(SSB)変調器としても良い。
また本実施形態ではフォトダイオード7を2個縦列接続したバランス型の構成としたが、フォトダイオードは1個のシングルエンド型であっても、印加電圧の2乗に比例した成分が取り出せるため、同様の動作が可能である。ただしシングルエンド型の場合はDC成分の抑圧がなされないため、バランス型に比較して位相雑音検出の感度は低下する。
また光結合器6は3dBカプラに限らず、他の分配比のカプラ、さらにはビームススプリッタや平面導波路型でも良い。すなわち遅延線3の出力と光強度変調器4の単側波帯の信号とを加算または減算して、2乗特性を有するフォトダイオードに印加(すなわち光出力を入力)できる構成とすれば良い。
B.第2の実施形態
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図3は、本発明の第2の実施形態における装置の構成を示すブロック図である。同図において、図1と同一部分には同一番号を付与している。12は光位相変調器である。
図1に示す第1の実施形態では、半導体レーザ1の出力を直接、光分岐器2へ入力していたのに対し、第2の実施形態では、半導体レーザ1の出力を光位相変調器12を介して光分岐器2へ入力するようにしている。この光位相変調器12は、光通信用光源である半導体レーザ1の発振出力信号を入力し外部から変調信号として印加された変調電圧で発振出力信号の位相を変更する。また、ローパスフィルタ9の出力を光位相変調器12へ変調信号として入力するとともに、光位相変調器12の出力をレーザ光出力(すなわち本装置の出力)としている。
光位相変調器12は、広く用いられているマッハツェンダ型強度変調器の構成要素の一つである。その構成例を図4に示す。位相変調器12はニオブ酸リチウムなどの電気光学効果を有する結晶基盤121上に光導波路122および電極123を作成して構成する。この電極に印加する電圧を変化させると光導波路122の屈折率が変化して、光導波路122を伝搬する光の位相が変化する。
図3ではローパスフィルタ9から出力される位相雑音成分検出信号を光位相変調器12に入力し、半導体レーザ1から出力されるレーザ光を位相変調している。これによって半導体レーザ1の位相ゆらぎについて負帰還とすることができ、位相雑音の抑圧されたレーザ光を光位相変調器12の直後から取り出すことができる。
この場合の雑音モデルを図5に示す。図5は、図3と同一の構成に、光位相変調器12の入出力信号の位相雑音成分に関する信号と、伝達関数を示したものである。半導体レーザ1の位相雑音をφLD,n(s)、本装置の出力位相雑音をφO,n(s)、光位相変調器12の電圧−位相変換利得をKθ(rad/V)とし、光位相変調器12をKの伝達関数を持つ増幅器12aとその出力に位相雑音をφLD,n(s)を加える加算器12bとで表している。図5に示す位相雑音検出回路20で検出した位相雑音をφDET,n(s)とすると、
Figure 2011049970
となる。(20)式および負帰還であることから、
Figure 2011049970
となる。従って
Figure 2011049970
となる。従って半導体レーザ1の位相雑音φLD,n(s)に対する本装置の出力位相雑音φO,n(s)の比は次式で与えられる。
Figure 2011049970
従ってKθsτを大きくすることにより、半導体レーザ1の位相雑音に対し、本装置の出力位相雑音を低減できる。
本実施形態では、位相雑音検出信号を半導体レーザ1に入力することなく、光位相変調器12にその変調信号として与えている。従って第1の実施形態のようにして半導体レーザ1の種類によりバイアス回路等に外部から信号を与えられない場合であっても、本実施形態は適用可能である。
C.第3の実施形態
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図6は、本発明の第3の実施形態における装置の構成を示すブロック図である。同図において、図3と同一部分には同一番号を付与している。13は積分回路である。
図3に示す第2の実施形態では、位相雑音検出回路20内のローパスフィルタ9の出力を位相雑音検出信号として光位相変調器12へフィードバックしているのに対して、第3の実施形態では、位相雑音検出回路20−1内に積分回路13を設け、ローパスフィルタ9の出力信号を、それを積分する積分回路13へ入力し、積分回路13の出力信号に応じて発生された信号を位相雑音検出信号として光位相変調器12へフィードバックしている。
この場合の雑音モデルを図7に示す。積分回路13の入出力伝達関数は1/sである。半導体レーザ1の位相雑音をφLD,n(s)、本装置の出力位相雑音をφO,n(s)、光位相変調器12の電圧−位相変換利得をKθ(rad/V)、図7に示す位相雑音検出回路20−1で検出した位相雑音をφDET,n(s)とすると、(26)式および積分回路13の伝達関数より
Figure 2011049970
となる。従って半導体レーザ1の位相雑音φLD,n(s)に対する本装置の出力位相雑音φO,n(s)の比は次式で与えられる。
Figure 2011049970
従ってKθτを大きくすることにより、半導体レーザ1の位相雑音に対し、本装置の出力位相雑音を低減できる。
本実施形態では、半導体レーザ1の種類によりバイアス回路等に外部から信号を与えられない場合であっても、適用可能であると共に、(30)式に示す位相雑音低減効果に位相雑音の周波数sを含まないため、広帯域な位相雑音抑圧が可能となる。
また1/sの周波数特性を持つ積分回路13はローパスフィルタの特性を持つ。従って2ωRFの高周波成分を除去するローパスフィルタ9と積分回路13とを一体のローパスフィルタとして設計することも可能である。
また積分回路13は図1に示す第1の実施形態のローパスフィルタ9の直後に置くことも可能である。
D.第4の実施形態
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。図8は、本発明の第4の実施形態における装置の構成を示すブロック図である。同図において、図6と同一部分には同一番号を付与している。14は第1の遅延線、15は第2の遅延線、16は第3の遅延線、17は加算器である。
第4の実施形態は、図6の遅延線3に代えて、位相雑音検出回路20−2内に、互いに遅延時間が異なる第1の遅延線14、第2の遅延線15、第3の遅延線16、および加算器17を設けたものである。すなわち、図6の遅延線3が、第4の実施形態では、互いに異なる遅延時間の遅延信号を生成する第1〜第3の遅延線14〜16の組合せに変更されている。この場合、光分岐器2の光出力信号が第1の遅延線14に入力され、第1の遅延線14の出力が第2の遅延線15と加算器17に入力され、第2の遅延線15の出力が第3の遅延線16と加算器17に入力され、第3の遅延線の出力が加算器17に入力される。そして、加算器17によって、第1〜第3の遅延線14〜16の出力が加算された結果の光信号が光結合器6へ入力される。なお、第1の遅延線14、第2の遅延線15、第3の遅延線16の各遅延時間の関係については後述する。
図6に示すような遅延線が1つの実施形態の場合、遅延線の遅延時間の逆数となる位相雑音周波数およびその整数倍の周波数付近において、位相雑音の抑圧効果はなくなる。この理由は以下の通りである。半導体レーザ1の位相雑音φLD,n(s)に対する本装置の出力位相雑音φO,n(s)の比である(30)式の導出においては、sτ≪1の時の近似式(20)式を用いているが、近似する前の(19)式を使うと、半導体レーザ1の位相雑音φLD,n(s)に対する本装置の出力位相雑音φO,n(s)の比は、次式で与えられる。
Figure 2011049970
従って|A10θ/s|≒1とすると、s=jωからA10θ/s≒1/jとなるため、e−sτ=e−jωτのωτが3π/2となる周波数において(31)式の分母は−j、ωτが2πとなる周波数において(31)式の分母は1であり、3π/2から2πの間の周波数では(31)式の分母の絶対値は1よりも小さくなる。すなわち、遅延線の遅延時間τの逆数となる周波数よりわずかに低い周波数およびその整数倍の周波数において(31)式の絶対値は1よりも大きな値となって、本装置の出力位相雑音は半導体レーザ1の位相雑音に比較して逆に劣化する。
この劣化を避けるために、図8に示す本実施形態では、遅延時間が2以上の整数倍の関係にない複数の遅延線を設けてその出力を加算して負帰還ループに入れている。
シミュレーション結果を図9〜図11を参照して説明する。各図において横軸は半導体レーザ1の出力中心周波数(キャリア周波数)からのオフセット周波数の値、縦軸はSSB位相雑音、すなわち信号の全電力に対する各1Hz帯域幅の電力の比(単位dBc/Hz)を表したものである。図9は半導体レーザ1の位相雑音、図10は図6に示す遅延線が1つの場合の本装置の出力位相雑音であり、遅延線の遅延時間は100μsとしている。図11は図8に示す遅延線を3つとした場合の本装置の出力位相雑音であり、遅延線の遅延時間はそれぞれ、21μs、33μs、46μsとしている。図10は図9に比べて低周波域で位相雑音を10dB以上抑圧しているが、遅延線の遅延時間の逆数である10Hzの整数倍付近の周波数で位相雑音特性が劣化している。一方、図11では、図9に比べて低周波域での位相雑音を抑圧すると共に、図10に比べて10Hzの整数倍付近の周波数での位相雑音特性の劣化を抑えている。
本実施形態では遅延線を3つとしたが、その数に制限はない。また遅延線の出力をすべて同じ重みで加算するのではなく、遅延線ごとに異なった重みで加算しても良い。また、各遅延線を直列で接続するものや、並列で接続するものを組み合わせるようにしてよい。
また複数の遅延線を設ける構成は、第1から第3までのいずれの実施形態にも適用可能である。また、本発明の実施形態の構成は、上記に限定されず、例えば半導体レーザ1へ入力され各回路の出力に適宜バッファ回路等の他の回路を増設するなどの変更を行うことが可能である。
上述したように、本発明の位相雑音低減装置の各実施形態は、半導体レーザ1等の光通信用光源を用いて発生された光発振信号が入力され、その光発振信号を2分岐した分岐信号を出力する光分岐器2と、光分岐器2の一方の分岐信号を遅延させる遅延線3等からなる遅延手段と、半導体レーザ1等の光通信用光源の発振周波数に比較して低い周波数で発振するRF帯発振器10と、光分岐器12の他方の分岐信号をRF帯発振器10の出力信号で振幅変調する光強度変調器4と、遅延線3等からなる遅延手段の出力信号と、光強度変調器4によって振幅変調された信号から光バンドパスフィルタ5で所定の周波数帯を選択することで得た上側波帯又は下側波帯の信号とを加算又は減算して出力する光結合器6と、光結合器6の出力信号を入力するバランス型フォトダイオード7等の受光素子と、RF帯発振器10の発振周波数帯で入力信号の位相を変更して出力する可変移相器11と、バランス型フォトダイオード7等の受光素子の出力信号と、RF帯発振器10の出力信号とを、いずれか一方を可変移相器11で位相変更した上で混合するミキサ8と、ミキサ8の低周波成分を選択するローパスフィルタ9とを備え、ローパスフィルタ9の出力信号に応じて上記光発振信号の位相を制御するための制御信号を発生することを特徴とするものである。
そして、この特徴によれば、位相雑音の検出に光強度の変化を用いず、またレーザ光の周波数帯で動作する可変移相器が不要のため、安定的にレーザ光源の位相雑音を低減することができる。
以上説明した様に、本発明によれば、位相雑音の検出に光強度の変化を用いず、またレーザ光の周波数帯で動作する可変移相器が不要のため、安定的にレーザ光源の位相雑音を低減することができる。
1 半導体レーザ
2 光分岐器
3 遅延線
4 光強度変調器
5 光バンドパスフィルタ
6 光結合器
7 バランス型フォトダイオード
8 ミキサ
9 ローパスフィルタ
10 RF帯発振器
11 可変移相器
12 光位相変調器
13 積分回路
14 第1の遅延線
15 第2の遅延線
16 第3の遅延線
17 加算器
20、20−1、20−2 位相雑音検出回路

Claims (5)

  1. 光通信用光源を用いて発生された光発振信号が入力され、該光発振信号を2分岐した分岐信号を出力する光分岐器と、
    前記光分岐器の一方の分岐信号を遅延させる遅延手段と、
    前記光通信用光源の発振周波数に比較して低い周波数で発振する発振器と、
    前記光分岐器の他方の分岐信号を前記発振器の出力信号で振幅変調する光強度変調器と、
    前記遅延手段の出力信号と、前記光強度変調器によって振幅変調された信号の上側波帯又は下側波帯の信号とを加算又は減算して出力する光結合器と、
    前記光結合器の出力信号を入力する受光素子と、
    前記発振器の発振周波数帯で入力信号の位相を変更して出力する可変移相器と、
    前記受光素子の出力信号と、前記発振器の出力信号とを、いずれか一方を前記可変移相器で位相変更した上で混合するミキサと、
    前記ミキサの出力信号の低周波成分を選択するローパスフィルタとを備え、
    前記ローパスフィルタの出力信号に応じて前記光発振信号の位相を制御するための制御信号を発生する
    ことを特徴とする位相雑音低減装置。
  2. 前記光分岐器に入力される光発振信号が、発振周波数制御端子を備える前記光通信用光源によって発生されたものであり、
    前記制御信号が、前記発振周波数制御端子に帰還される
    ことを特徴とする請求項1に記載の位相雑音低減装置。
  3. 前記光分岐器に入力される光発振信号が、前記光通信用光源と該光通信用光源の発振出力信号を入力し外部から印加された変調電圧で発振出力信号の位相を変更する光位相変調器とによって発生されたものであり、
    前記制御信号が、前記光位相変調器の変調電圧入力端子に帰還される
    ことを特徴とする請求項1に記載の位相雑音低減装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の位相雑音低減装置において、
    前記ローパスフィルタの出力信号を積分する積分回路を備え、
    前記制御信号が、前記積分回路の出力信号に応じて発生される
    ことを特徴とする位相雑音低減装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の位相雑音低減装置において、
    前記遅延手段が、互いに異なる遅延時間の遅延信号を生成する遅延線の組合せを有して構成される、
    ことを特徴とする位相雑音低減装置。
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