JP2011049939A - Ipアドレス払い出しシステム,ipアドレス払い出し装置、ipアドレス払い出し方法、およびipアドレス払い出しプログラム - Google Patents

Ipアドレス払い出しシステム,ipアドレス払い出し装置、ipアドレス払い出し方法、およびipアドレス払い出しプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2011049939A
JP2011049939A JP2009197901A JP2009197901A JP2011049939A JP 2011049939 A JP2011049939 A JP 2011049939A JP 2009197901 A JP2009197901 A JP 2009197901A JP 2009197901 A JP2009197901 A JP 2009197901A JP 2011049939 A JP2011049939 A JP 2011049939A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
address
state
data
user
managed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009197901A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4909392B2 (ja
Inventor
Hirokazu Kitami
広和 北見
Kenichi Matsui
健一 松井
Kei Karasawa
圭 唐澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2009197901A priority Critical patent/JP4909392B2/ja
Publication of JP2011049939A publication Critical patent/JP2011049939A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4909392B2 publication Critical patent/JP4909392B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

【課題】IPアドレスをより適正に払い出し、かつ、距離が離れることに起因する通信遅延による処理速度の低下やサーバ間の通信回線の輻輳を抑制することを可能としたIPアドレス払い出しシステムを提供する。
【解決手段】接続管理装置140および接続管理装置240が保有・管理しているIPアドレスのうち、いったんユーザに払い出したもののしばらく使用される見込みがないものを対象として、接続管理装置140および接続管理装置240はそれぞれ独立して刈り取り処理を行なう。この際、即座に未使用の状態に更新するのではなく、いったん刈り取り中の状態に更新してしばらく払い出しを中止する。これにより、接続管理装置140および接続管理装置240との間で同期処理が行なわれないにもかかわらず、接続管理装置140と接続管理装置240との間で同一のIPアドレスを別々のユーザに重複して払い出してしまうことを抑制できる。
【選択図】図9

Description

本発明は、IPアドレス払い出しシステム,IPアドレス払い出し装置、IPアドレス払い出し方法、およびIPアドレス払い出しプログラムに関する。
ユーザが使用するクライアント端末をネットワークに接続させるための情報を管理する方法として、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)により自動的に管理する方法が広く用いられている(たとえば、非特許文献1参照)。
DHCPでは、たとえば、クライアント端末に払い出すことのできるIPアドレスをDHCPサーバが複数用意しておき(アドレスプール)、クライアント端末から要求があったときには、この中から一つのIPアドレスを選択して所定時間だけ払い出すことができる。こうして、クライアント端末に特別な設定をしなくてもDHCPサーバの働きによってネットワークに接続することができるので、ネットワーク管理者にとっては大変便利である。
しかしながら、DHCPではユーザを認証することができないことから、悪意をもったユーザが他者になりすまして不正行為を働く恐れがある。このような他者になりすます行為を抑制するためには、RADIUSなどを用いてユーザの認証を行ない、このユーザがネットワークへのアクセス権限を有する者であることを確認した上で、IPアドレスを払い出せることが望ましい(たとえば、特許文献1参照)。
ここで、RADIUSを用いた従来のIPアドレスの払い出し方法について説明する。
図14に示すように、RADIUSを用いてIPアドレスの払い出すシステムは、端末310とL2接続する無線LANなどのアクセスポイント(AP)320,認証サーバ330,および接続管理装置340からなる。
端末310は目的となるネットワークに接続する際に、まず、アクセスポイント320を介して認証サーバ330に対してユーザIDおよびパスワードを送信し、認証を要求する。すると、認証サーバ330は、送信されたユーザIDおよびパスワードの対を接続管理装置340に蓄積されているデータと照合することにより認証を行なう。認証が成功したときには、さらに端末310に払い出し可能なIPアドレスを接続管理装置340に問い合わせ、この中から選択した一つのIPアドレスをアクセスポイント320に通知し、アクセスポイント320はこのIPアドレスを端末110に割り当てる。こうして端末310にIPアドレスが割り当てられた結果、端末310はアクセスポイント320を介して目的のネットワークへ接続することができるようになる。
ところで、実際の運用では、認証サーバおよび接続管理装置の対を複数設けることが望ましく、とりわけそれぞれの対を離れた場所に設置して同時に運用することが望ましい。こうすることにより、クライアントからの負荷を分散させることができ、かつ、災害時における被害の低減にも役立つからである。
ところが、認証サーバおよび接続管理装置の対をそれぞれ離れた場所に分散して設置する場合、それぞれの接続管理装置が保有するデータに不正合が生じてしまい、IPアドレスを重複して払い出してしまうことなどの不都合を生じる危惧がある。データを更新するたびに全サーバのデータを同期するという手段も考えられるが、それぞれのサーバが遠く離れている場合には同期するまでの間に時間的なズレが生じてしまう。
このような不都合を解消するために、たとえば、2相コミットメント制御による同期処理を行なうことが考えられる(たとえば、非特許文献2参照)。2相コミットメント制御では、データを更新する際に全サーバが互いに通信を行ない、全てのサーバでデータの更新が可能であることを確認した後、全サーバが一斉にデータの更新する。また、更新に失敗したときには全てのサーバで一斉にロールバック処理を行なう。このため、各サーバ間でデータの不整合が生じることを防止できる。
特開2009−100309号公報
Dynamic Host Configuration Protocol、RFC2131、インターネット<http://www.ietf.org/rfc/rfc2131.txt>。 西川洋一著 株式会社秀和システム「図解・標準 最新データベース技術マスタリングハンドブック」のP391〜397。
しかしながら、2相コミットメント制御では、データの更新をする際に全てのサーバと通信を行なう必要があるため、特に、各サーバが比較的遠く離れて設置されているときには、通信遅延による処理速度の低下や通信回線の輻輳などの問題を招来してしまう恐れがある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、IPアドレスをより適正に払い出し、かつ、通信遅延による処理速度の低下やサーバ間の通信回線の輻輳を抑制することを可能としたIPアドレス払い出しシステム,IPアドレス払い出し装置,IPアドレス払い出し方法,およびIPアドレス払い出しプログラムを提供することを目的とする。
本発明にかかるIPアドレス払い出しシステムは、ユーザからの要求に応じてIPアドレスを払い出し可能な複数のサーバが同期してユーザにIPアドレスを払い出すIPアドレス払い出しシステムであって、前記複数のサーバの各々は、複数のIPアドレスのデータを、未だユーザに払い出されていないことを表わす第1状態と、ユーザに払い出し済みであることを表わす第2状態と、前記第2状態から前記第1状態に更新する途中であることを表わす第3状態とで区別して管理するIPアドレス管理手段と、ユーザからIPアドレスの払い出しが要求されたときには、前記管理されたデータの状態が前記第1状態である一のIPアドレスを選択して前記ユーザに払い出すとともに、前記複数のサーバの全てにおいて、前記管理されたデータのうちこのIPアドレスに対応するデータの状態を前記第2状態に更新するよう前記複数のサーバの全てを制御するIPアドレス払い出し制御手段と、前記IPアドレスを払い出した前記ユーザからこのIPアドレスを刈り取るときには、前記管理されたデータのうち前記ユーザに払い出したIPアドレスに対応するデータの状態をいったん前記第3状態に更新した後に、このデータの状態を前記第1の状態に更新する処理を行なうIPアドレス刈り取り制御手段とを備えることを特徴とする。
このような本発明にかかるIPアドレス払い出しシステムにおいて、前記複数のサーバの各々は、前記管理されたデータの状態が前記第3状態であるIPアドレスのデータに対し、他のサーバからこのデータの状態を前記第2状態に更新するよう同期が要求されたときには、この要求に従ってこのデータの状態を前記第2状態に更新する同期制御手段をさらに備えるものとしてもよい。
また、このような本発明にかかるIPアドレス払い出しシステムにおいて、前記IPアドレス払い出し手段は、前記サーバごとに異なる所定の優先順位にて一のIPアドレスを選択して前記ユーザに払い出す手段であるものとしてもよい。
本発明にかかるIPアドレス払い出し装置は、他のIPアドレス払い出し装置と同期してユーザからの要求に応じてIPアドレスを払い出すIPアドレス払い出し装置であって、複数のIPアドレスのデータを、未だユーザに払い出されていないことを表わす第1状態と、ユーザに払い出し済みであることを表わす第2状態と、前記第2状態から前記第1状態に更新する途中であることを表わす第3状態とで区別して管理するIPアドレス管理手段と、ユーザからIPアドレスの払い出しが要求されたときには、前記管理されたデータの状態が前記第1状態である一のIPアドレスを選択して前記ユーザに払い出すとともに、前記IPアドレス払い出し装置の全てにおいて、前記管理されたデータのうちこのIPアドレスに対応するデータの状態を前記第2状態に更新するよう前記IPアドレス払い出し装置の全てを制御するIPアドレス払い出し制御手段と、前記IPアドレスを払い出した前記ユーザからこのIPアドレスを刈り取るときには、前記管理されたデータのうち前記ユーザに払い出したIPアドレスに対応するデータの状態をいったん前記第3状態に更新した後に、このデータの状態を前記第1の状態に更新する処理を行なうIPアドレス刈り取り制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明にかかる第1のIPアドレス払い出し方法は、複数のIPアドレスのデータを、未だユーザに払い出されていないことを表わす第1状態と、ユーザに払い出し済みであることを表わす第2状態と、前記第2状態から前記第1状態に更新する途中であることを表わす第3状態とで区別して管理し、かつ、ユーザからの要求に応じて前記複数のIPアドレスを払い出し可能な複数のサーバを用いたIPアドレス払い出し方法であって、前記複数のサーバの各々は、ユーザからIPアドレスの払い出しが要求されたときには、前記管理されたデータの状態が前記第1状態である一のIPアドレスを選択して前記ユーザに払い出すとともに、前記複数のサーバの全てにおいて、前記管理されたデータのうちこのIPアドレスに対応するデータの状態を前記第2状態に更新するよう前記複数のサーバの全てを制御し、前記IPアドレスを払い出した前記ユーザからこのIPアドレスを刈り取るときには、前記管理されたデータのうち前記ユーザに払い出したIPアドレスに対応するデータの状態をいったん前記第3状態に更新した後に、このデータの状態を前記第1の状態に更新する処理を行なうことを特徴とする。
このような本発明にかかる第1のIPアドレス払い出し方法において、前記複数のサーバの各々は、前記管理されたデータの状態が前記第3状態であるIPアドレスのデータに対し、他のサーバからこのデータの状態を前記第2状態に更新するよう同期が要求されたときには、この要求に従ってこのデータの状態を前記第2状態に更新するものとしてもよい。
また、本発明にかかる第1のIPアドレス払い出し方法において、前記複数のサーバの各々は、前記サーバごとに異なる所定の優先順位にて一のIPアドレスを選択して前記ユーザに払い出すものとしてもよい。
本発明に係る第2のIPアドレス払い出し方法は、複数のIPアドレスのデータを、未だユーザに払い出されていないことを表わす第1状態と、ユーザに払い出し済みであることを表わす第2状態と、前記第2状態から前記第1状態に更新する途中であることを表わす第3状態とで区別して管理し、かつ、他のサーバと同期してユーザからの要求に応じて前記複数のIPアドレスを払い出し可能なサーバを用いたIPアドレス払い出し方法であって、ユーザからIPアドレスの払い出しが要求されたときには、前記管理されたデータの状態が前記第1状態である一のIPアドレスを選択して前記ユーザに払い出すとともに、前記複数のサーバの全てにおいて、前記管理されたデータのうちこのIPアドレスに対応するデータの状態を前記第2状態に更新するよう前記複数のサーバの全てを制御し、前記IPアドレスを払い出した前記ユーザからこのIPアドレスを刈り取るときには、前記管理されたデータのうち前記ユーザに払い出したIPアドレスに対応するデータの状態をいったん前記第3状態に更新した後に、このデータの状態を前記第1の状態に更新する処理を行なうことを特徴とする。
本発明にかかるIPアドレス払い出しプログラムは、ユーザからの要求に応じてIPアドレスを払い出し可能な複数のサーバの各々に組み込まれるIPアドレス払い出しプログラムであって、複数のIPアドレスのデータを、未だユーザに払い出されていないことを表わす第1状態と、ユーザに払い出し済みであることを表わす第2状態と、前記第2状態から前記第1状態に更新する途中であることを表わす第3状態とで区別して管理し、ユーザからIPアドレスの払い出しが要求されたときには、前記管理されたデータの状態が前記第1状態である一のIPアドレスを選択して前記ユーザに払い出すとともに、前記複数のサーバの全てにおいて、前記管理されたデータのうちこのIPアドレスに対応するデータの状態を前記第2状態に更新するよう前記複数のサーバの全てを制御し、前記IPアドレスを払い出した前記ユーザからこのIPアドレスを刈り取るときには、前記管理されたデータのうち前記ユーザに払い出したIPアドレスに対応するデータの状態をいったん前記第3状態に更新した後に、このデータの状態を前記第1の状態に更新する処理を行なうことを特徴とする。
本発明にかかるIPアドレス払い出しシステム,IPアドレス払い出し装置,第1のIPアドレス払い出し方法,第2のIPアドレス払い出し方法,およびIPアドレス払い出しプログラムによれば、各々のサーバは、前記IPアドレスを払い出した前記ユーザからこのIPアドレスを刈り取るときには、前記管理されたデータのうち前記ユーザに払い出したIPアドレスに対応するデータの状態をいったん前記第3状態に更新した後に、このデータの状態を前記第1の状態に更新する処理を行なう。これにより、IPアドレスを再度払い出し可能な状態にすることができ、IPアドレスの枯渇を抑制することができる。また、IPアドレスの刈り取りを行なう際に、ことさら他のサーバと同期を取る必要がないので、通信遅延による処理速度の低下やサーバ間の通信回線の輻輳を抑制することができる。さらに、前記管理されたデータのうち前記ユーザに払い出したIPアドレスに対応するデータの状態を前記第1の状態に更新するに際して、いったん前記第3状態に更新することによってしばらく払い出し不能な状態にするので、払い出したIPアドレスを刈り取る際に他のサーバと同期を行なわないにもかかわらず、同一のIPアドレスを別々のユーザに重複して払い出してしまうことを抑制できる。
本発明の実施の形態1にかかるIPアドレス払い出しシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1にかかるIPアドレス払い出しシステムに用いられるユーザ情報管理テーブルを示す図である。 本発明の実施の形態1にかかるIPアドレス払い出しシステムに用いられるIPアドレス管理テーブルを示す図である。 本発明の実施の形態1にかかるIPアドレス払い出しシステムに用いられるセッション管理テーブルを示す図である。 本発明の実施の形態1にかかるIPアドレス払い出しシステムによりIPアドレスを払い出す際の動作を示すシーケンス図である。 本発明の実施の形態1にかかるIPアドレス払い出しシステムによりIPアドレスを回収する際の動作を示すシーケンス図である。 本発明の実施の形態1にかかるIPアドレス払い出しシステムによりIPアドレスを刈り取る際の動作を示すシーケンス図である。 本発明の実施の形態1にかかるIPアドレス払い出しシステムにより実行される刈り取り処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1にかかるIPアドレス払い出しシステムによりIPアドレスの払い出しや回収,刈り取りをした際にIPアドレスの状態が変化する様子を示す遷移図である。 本発明の実施の形態1にかかるIPアドレス払い出しシステムによりIPアドレスの払い出しや回収,刈り取りをした際にIPアドレスの状態が変化する様子を示す遷移図である。 本発明の実施の形態2にかかるIPアドレス払い出しシステムに用いられるIPアドレス優先順位テーブルを示す図である。 本発明の実施の形態2にかかるIPアドレス払い出しシステムに用いられるIPアドレス管理テーブルを示す図である。 本発明の実施の形態1にかかるIPアドレス払い出しシステムに用いられるセッション管理テーブルの変形例を示す図である。 従来のIPアドレス払い出しシステムの構成を示す図である。
[実施の形態1]
以下、本発明の実施の形態1について図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明の実施の形態1にかかるIPアドレス払い出しシステムは、ユーザからの要求に応じてIPアドレスを払い出し可能な複数のサーバを含むものである。
まず、本発明の実施の形態1にかかるIPアドレス払い出しシステムの構成を説明する。
本発明の実施の形態1にかかるIPアドレス払い出しシステムは、図1に示すように、拠点#1に設けられた認証サーバ130およびIPアドレスなどを管理する接続管理装置140と、拠点#2に設けられた認証サーバ230およびIPアドレスなどを管理する接続管理装置240と、認証サーバ130に接続可能なアクセスポイント(AP)120と、認証サーバ230に接続可能なアクセスポイント(AP)220とから構成される。ここで、拠点#1と拠点#2との対は、たとえば、東京と大阪との対であるなどのように、比較的遠く離れているものとする。アクセスポイント120には端末110がL2接続されており、アクセスポイント220には端末210がL2接続されている。
なお、説明の便宜上、実施の形態1では、拠点#1と拠点#2という二つの拠点のみを用いて説明するが、拠点の数は二つに限定されるものではなく、複数であればたとえば三つや四つなどあっても構わない。
拠点#1に設けられた認証サーバ130は、たとえばRADIUSによる認証を行なうことが可能なサーバであり、全体的な制御を司る接続制御部131と、接続管理装置140と連動して有効期限が切れているIPアドレスの刈り取りを要求する制御を行なう刈取要求部132と、接続管理装置140と連動してユーザに払い出す制御を行なうIPアドレス払い出し要求部133と、接続管理装置140に接続して払い出したIPアドレスが使用されたときの制御を行なうセッション登録要求部134と、接続管理装置240に対して同期を要求する同期要求部135と、接続管理装置140に蓄積されているユーザIDやパスワードなどの情報を引き出して認証を行なう認証処理部136とを備える。
拠点#2に設けられた認証サーバ230は、認証サーバ130と同一の構成を有するので、詳しい説明は省略する。
続いて、接続管理装置140および接続管理装置240について説明する。
接続管理装置140および接続管理装置240は、いずれもデータベースとして機能する装置であり、少なくとも、ユーザ情報管理テーブル,IPアドレス管理テーブル,およびセッション管理テーブルという三つのテーブルを保有・管理している。
ユーザ情報管理テーブルには、図2に示すように、「ユーザID」および「パスワード」という二つの列が含まれている。端末110からユーザIDおよびパスワードの対が送信されたときには、この情報がこのユーザ情報管理テーブルに入力されている組み合わせに対して整合が取れているか否かを確認することにより認証することができる。
IPアドレス管理テーブルには、図3に示すように、接続管理装置140が管理しているIPアドレスを示す「IPアドレス」と,このIPアドレスの使用状態を表す「使用状態」という二つの列が含まれている。ここで、IPアドレスの使用状態としては、未使用の状態と、使用中の状態と、使用中の状態から未使用の状態に更新する途中の状態(以下「刈り取り中の状態」という。)という三つの状態があり、本実施の形態では、IPアドレス管理テーブルの「使用状態」に、それぞれ、値「0」,値「1」,値「2」を入力することによって、対応するIPアドレスが、それぞれ、未使用の状態,使用中の状態,刈り取り中の状態にあることを示している。後述する処理により、端末110にIPアドレスを払い出す際には、このIPアドレス管理テーブルにより管理されているIPアドレスの中から、使用状態が値「0」であるものを一つ選択して払い出すことになる。
セッション管理テーブルには、図4に示すように、「セッションID」,「ユーザID」,「IPアドレス」,「接続状態」,「有効期限」などの列が含まれている。ここで、「セッションID」はセッション管理テーブルに作成されたレコードを一意的に示す変数である。「ユーザID」は接続を要求したユーザのユーザIDを示すものである。「IPアドレス」はこのユーザに対して払い出したIPアドレスを示している。セッションの接続状態としては、IPアドレスを払い出したものの、未だ接続が確認されていない状態(以下「仮接続状態」という。)と、IPアドレスを払い出していると共に接続も確認されている状態(以下「本接続状態」という。)という二つの状態がある。本実施の形態では、セッション管理テーブルの「接続状態」を、値「0」,値「1」を入力することによって、対応するセッションが、それぞれ、仮接続状態,本接続状態であることを示している。「有効期限」は、文字通り有効期限を示すものであり、この有効期限を過ぎたものは後述する刈り取り処理が施されることによって再度払い出し可能な状態となる。
なお、IPアドレス管理テーブルおよびセッション管理テーブルのそれぞれに入力されたデータは、「IPアドレス」の列を共通のキーとして、一方のテーブルのレコードをもとに他方のテーブルのレコードを参照することが可能である。
次に、本発明の実施の形態1にかかるIPアドレス払い出しシステムの動作、特にIPアドレスを払い出す際の動作を主に図5を用いて説明する。
図5に示すように、端末110はネットワークへの接続を要求するに際し、端末110はユーザIDやパスワードなどの情報をアクセスポイント120に送信し、アクセスポイント120は端末110から受信したユーザIDやパスワードなどの情報(Access-Requestパケット)を認証サーバ130に送信する(ステップS110)。すると、認証サーバ130は、接続管理装置140と通信処理を行ない、端末110からアクセスポイント120を介して受信したユーザIDおよびパスワードの対を、ユーザ情報管理テーブルに格納されたユーザIDおよびパスワードの対と照らし合わせることによって認証処理を行なう(ステップS120)。認証に失敗したときには、その後の処理は行なわれないのに対し、認証に成功したときには、認証サーバ130は接続管理装置140および接続管理装置240と通信を行ない、仮接続処理を行なう(ステップS130)。
なお、ステップS120の認証処理としては、ユーザIDやパスワードを用いて認証を行なうものに限られず、電子証明書や共通鍵などを利用して認証を行なうものも考えられる。
続いて、図5のステップS130の仮接続処理を詳細に説明する。
まず、端末110に払い出すIPアドレスを選択する。具体的には、接続管理装置140が保有・管理するIPアドレス管理テーブルから、「使用状態」の列が値「0」である一のIPアドレスを抽出し、たとえば昇順などの順番で選択すればよい。
こうして払い出すIPアドレスが定まったならば、IPアドレス管理テーブルにあるレコードのうち、このIPアドレスに対応するレコードの「使用状態」を値「1」に更新し、同時にセッション管理テーブルに新たなレコードを作成する。この新たに作成するレコードの内容としては、「セッションID」にはアクセスポイント120から受信したAccess-Requestパケットに含まれていたセッションIDを入力し,「ユーザID」には端末110から受信したユーザIDを入力し,「IPアドレス」には先ほど選択したIPアドレスを入力し,「接続状態」には未だ接続が確認されていないことを表す値「0」を入力し,「有効期限」には現在時刻よりも第1の所定時間(たとえば、数十秒ごとや数分ごとなどの比較的短い時間)後の時刻を入力する。ここで、第1の所定時間としては、この時間内に端末110がこのIPアドレスを用いてネットワークに接続したことが確認されないときには、しばらくこのIPアドレスが使用される見込みが少ないと判断できる程度の長さに設定すればよい。
この後、接続管理装置240に対しても、IPアドレス管理テーブルおよびセッション管理テーブルのデータに対して同様の更新を行なうよう同期要求を行なう。
同期するよう要求された接続管理装置240では、IPアドレス管理テーブル上で対応するレコードの「使用状態」が未使用の状態であることを表わす値「0」であるか、刈り取り中であることを表わす値「2」であるときは、この要求に従って同期処理を行なう。逆に、IPアドレス管理テーブル上で対応するレコードの「使用状態」が使用中の状態であることを表わす値「1」であるときには、同一のIPアドレスを別々の重複して払い出すなどの問題が生じている恐れがあるので、この同期要求を受け付けない。この場合、ロールバックなどの制御を行なう必要があるが、この問題に対する制御は本発明の中核から逸脱するので、詳しい説明は省略する。
次いで、認証サーバ130は、アクセスポイント120を介して端末110に払い出すIPアドレスを通知する(ステップS140)。こうしてIPアドレスが通知された端末110は、アクセスポイント120を介してネットワークに接続することが可能な状態となる。
IPアドレスが払い出された端末110が、実際にアクセスポイント120を介してネットワークに接続し、アクセスポイント120が確認した場合、アクセスポイント120は端末110が接続開始した旨(Accounting-Request[Start]パケット)を認証サーバ130に送信する(ステップS150)。すると、認証サーバ130は、アクセスポイント120から受信したAccounting-Request[Start]パケットにもとづいて本接続処理を行なう(ステップS160)。具体的には、接続管理装置140のセッション管理テーブルにある対応するレコードを、「接続状態」を値「1」に更新するとともに、「有効期限」の列を、たとえば現在時刻から第2の所定時間(たとえば、24時間や48時間,無期限など、少なくとも第1の所定時間以上の時間)後に更新する処理を行なう。また、接続管理装置240に対して、セッション管理テーブルの対応するレコードに対して同様の更新を行なうよう同期要求を行なう。ここで、第2の所定時間としては、いったんユーザがネットワークに接続し、この第2の所定時間が経過した後に再度ネットワークに接続しようとしたときに再び認証を要求したとしても、ユーザがストレスを感じない程度の長さに設定すればよい。また、端末110が払い出したIPアドレスを用いてネットワークへ接続したことが確認される毎にさらに現在時刻から第2の所定時間後に更新するものとしてもよく、この場合、これ以上の長期間にわたって使用が確認されなければ、しばらく使用の見込みが少ないものと判断できる程度の長さに設定すればよい。
このように、本接続処理をしたならば、本接続処理が終了した旨(Accounting-Response[Start]パケット)をアクセスポイント120に通知して(ステップS170)、このシーケンスは終了となる。
なお、認証サーバ130からセッション管理テーブルのレコードを同期するよう要求された接続管理装置240は、認証サーバ130がアクセスポイント120から受信したAccounting-Request[Start]パケットに含まれる「セッションID」および「ユーザID」の内容と、自拠点で保有・管理しているセッション管理テーブルの対応するレコードに含まれている「セッションID」および「ユーザID」の内容とを照らし合わせ、両者が一致するときには正常な同期要求であると判断して同期処理を行なう。これに対し、両者が一致しないときには、同一のIPアドレスを別々のユーザに重複して払い出すなどの異常が発生している恐れがあるので、ロールバックなどの制御を行なう必要がある。だが、この問題に対する制御は本発明の中核から逸脱するので、詳しい説明は省略する。
次に、払い出したIPアドレスを回収する際の動作を説明する。
IPアドレスについて本接続処理がなされたあと、端末110から切断要求があったときや端末110の電源がオフとなったとき,接続ケーブルが抜けたときには、図6に示すように、アクセスポイント120から認証サーバ130に対して切断要求があった旨(Accounting-Request[Stop]パケット)が送信される(ステップS210)。
次いで、認証サーバ130はアクセスポイント120から受信したAccounting-Request[Stop]パケットにもとづいてIPアドレス回収処理を行なう(ステップS220)。すなわち、セッション管理テーブル中の対応するレコードを削除し、IPアドレス管理テーブル中の対応するレコードの「使用状態」を刈り取り中の状態であることを表わす値「2」に更新する処理を行なう。続いて、接続管理装置240に対しても、IPアドレス管理テーブルのデータとセッション管理テーブルのデータとに対して同様の更新を行うよう同期要求を行なう。
この後、IPアドレスを回収した旨が(Accounting-Response[Stop]パケット)がアクセスポイント120に通知され、アクセスポイント120と端末110との間のL2接続が保たれているときには、アクセスポイント120によりIPアドレスを回収した旨が端末110に通知されてIPアドレスを回収するシーケンスを終了する(ステップS230)。
なお、このIPアドレス回収処理により回収されたIPアドレスは、後述する刈り取り処理によってIPアドレス管理テーブル中の対応するレコードの「使用状態」が未使用であることを表わす値「0」に更新された後に、再度払い出しすることが可能となる。回収処理により、IPアドレス管理テーブル中の対応するレコードの「使用状態」を即座に値「0」に更新しない理由については、説明の便宜上、後述することにする。
他方、図5のステップS130により、仮接続処理をしたにもかかわらず、端末110がこのIPアドレスを用いてネットワークに接続したことが確認されない場合がある。ここで、仮接続状態のまま端末110のネットワークへの接続が確認されない場合としては、たとえば、単純に操作を中止している場合が考えられる他、アクセスポイント120と認証サーバ130との間の通信は信頼性の低いUDPを用いることから、アクセスポイント120と認証サーバ130との間の通信で輻輳が生じているときには、アクセスポイント120を介して端末110にIPアドレスを通知する処理、すなわち図5のステップS140の処理でパケットロスやパケット到着遅延などの異常が生じている場合などが考えられる。
また、端末110からの接続がいったん確認されて、図5のステップS160の本接続処理をしたIPアドレスであっても、たとえば24時間や48時間など、長期間にわたって使用されておらず、今後もしばらく使用の見込みが少ない場合もある。
このような場合、IPアドレス管理テーブル上で対応するIPアドレスのレコードの「使用状態」が使用中であることを表わす値「1」となっているため、図5のステップS130の処理で再度IPアドレスを払い出すことができない。このようなIPアドレスが増えると、最終的にIPアドレスの枯渇、すなわち、用意したIPアドレス全てが使用中の状態となり、ユーザにIPアドレスを払い出せなくなるという事態が生じる場合がある。このような問題に対処するため、本実施の形態においては、ネットワークの接続に用いられる見込みが少ないIPアドレスを再度払い出し可能な状態にする処理、すなわち、IPアドレス管理テーブルにおいて対応するレコードの「使用状態」を値「0」に更新する処理(以下「刈り取り処理」という。)を行なう。
刈り取り処理は、図7に示すように、周期Tごと(少なくとも第1の所定時間以上の期間で、たとえば、5分や10分などの比較的短い時間。また、周期Tは第1の所定時間と同じ長さであってもよい。)に、拠点#1にある認証サーバ130および接続管理装置140と、拠点#2にある認証サーバ230および接続管理装置240とでそれぞれ独立して行なわれる。ここで、周期Tは適宜設定変更できるものの、後述する理由により、拠点#1および拠点#2で一致させておく必要がある。また、同一のIPアドレスを別々のユーザに重複して払い出してしまうことがないよう、第1の所定時間および第2の所定時間も拠点#1および拠点#2で一致させておく必要がある。
図7のステップS310やステップS320などに示す刈り取り処理は、図8に示すように、刈り取り中のIPアドレスを未使用状態にする処理(ステップS311,S321)を行なった後、有効期限切れのIPアドレスを刈り取り中の状態にする処理(ステップS312,S322)を行なうものである。
なお、各拠点ごとに独立して刈り取り処理を行なっているのは、一方の拠点で刈り取り処理をする際に、他方の拠点にも同期処理を要求すると、拠点#1と拠点#2との間で通信が完了するのを待つ必要があり、刈り取り処理の全体としての処理時間が長くなってしまうことや、拠点#1と拠点#2とをつなぐ通信回線で輻輳を生じてしまう恐れがあることに基づいている。
一のIPアドレスに着目して刈り取り処理によって状態が遷移する様子を、図9を参照しながら説明する。なお、図9には、IPアドレスを刈り取る際の遷移の様子だけではなく、参考のために、IPアドレスの払い出しに際して遷移する様子や、他拠点にある認証サーバからの同期要求に従って遷移する様子なども示してある。
まず、図9に示すように、1周目の刈り取り処理により、有効期限が切れているIPアドレスの状態を刈り取り中の状態にする処理(図8のステップS312)がなされる。
具体的には、認証サーバ130により、接続管理装置140が保有・管理するセッション管理テーブル上で「有効期限」がすでに経過しているレコードが抽出されて削除されるとともに、このレコードと同じ「IPアドレス」をもつレコードがIPアドレス管理テーブルから抽出されて「使用状態」を刈り取り中の状態であることを示す値「2」に更新される処理がなされる。ここで、セッション管理テーブル上で「有効期限」が切れているIPアドレスとしては、上述したように、ユーザに払い出したものの、接続が確認されないまま第1の所定時間が経過したものや、ユーザに払い出されて接続が確認されてから第2の所定時間が経過したものなどがある。
なお、IPアドレス管理テーブル中の対応するレコードの「使用状態」を即座に未使用であることを表わす値「0」に更新せず、いったん刈り取り中の状態であることを表わす値「2」にしている理由については、説明の便宜上、後述することにする。
次いで、図9に示すように、2周目の刈り取り処理により未使用状態にする処理(図8のステップS321)が施され、再度払い出すことが可能な状態となる。
具体的には、認証サーバ130により、上述した図8のステップS312の処理によって、接続管理装置140が保有・管理するIPアドレス管理テーブル上で「使用状態」が刈り取り中の状態であることを表わす値「2」に更新されたレコードが抽出され、これらのレコードの「使用状態」が未使用状態であることを示す値「0」に更新される。こうして、IPアドレス管理テーブル上の「使用状態」が値「0」に更新されたので、図5のステップS140の仮接続処理にて、再度払い出すことが可能となる。
このように、IPアドレス管理テーブルの「使用状態」を使用中の状態であることを表わす値「1」から、未使用の状態であることを表わす値「0」に更新するに際し、刈り取り中の状態であることを示す値「2」に更新し、少なくとも2周目の刈り取り処理がなされるまで、すなわち周期Tに相当する期間払い出しを中止する。上述したように、拠点#2において刈り取り処理を実行する周期は、拠点#1と同じく周期Tであるから、拠点#1にて払い出しを中止している期間(周期Tに相当する期間)に、拠点#2でも少なくとも一度は刈り取り処理が実行されることになる。このため、たとえば接続管理装置240では、未だ刈り取り処理がなされておらず、前のユーザに払い出していると認識しているにもかかわらず、接続管理装置140は既に刈り取り処理をし、かつ、別のユーザからの要求に応じて新たに払い出してしまい、この結果、接続管理装置140および接続管理装置240が保有するデータで同一のIPアドレスを別々のユーザに重複して払い出してしまう事態を防ぐことができる。
いま、図10の遷移図を参照しながら、接続管理装置140が保有・管理するIPアドレス管理テーブルにおいて、「使用状態」が刈り取り中の状態であることを示す値「2」とされたIPアドレスに対し、認証サーバ230から仮接続状態に更新するよう同期要求がなされた場合の処理について説明する。ここで、図10において、実線で表わす(1),(2)および(3)の矢印は自拠点・他拠点で同期して遷移する様子を示し、一点鎖線で表す(1’)の矢印は他拠点で(1)の矢印で示す仮接続処理がなされたことと同期して遷移する様子を示し、破線で表す(4),(5),および(6)の矢印は他拠点と同期をとらないで独立して遷移する様子を示している。
図10において、(1),(2)および(3)の実線の矢印で示すように、同期要求元である拠点#2の接続管理装置240が把握している遷移前および遷移後のIPアドレスの状態と、同期要求先である拠点#1の接続管理装置140が把握している遷移前および遷移後のIPアドレスの状態とは、ともに一致しているのが通常である。もし、両者が一致していなければ、同一のIPアドレスを別々のユーザに重複して払い出してしまうことになるからである。このような状況としては、たとえば、拠点#1および拠点#2でほぼ同じタイミングにて同一のIPを別々のユーザに払い出した場合、すなわち、一方の拠点であるユーザにIPアドレスを払い出して他方の拠点に同期を要求する通信を行なっている最中に、他方の拠点で同一のIPアドレスを別のユーザに払い出してしまった場合が考えられる。この場合、一方の拠点でロールバックなどの制御を行なって新たなIPアドレスを選択して再度払い出す必要がある。その他、一方の拠点でハードウェア故障などのシステム障害が発生したことに起因してデータの不整合が発生した場合も考えられる。この場合、システム障害が発生していた拠点が保有するデータを同期させてから運用に戻すなどの措置をとる必要がある。
ところが、図10において、(1’)の一点鎖線の矢印で示すように、他拠点で行なった仮接続処理の同期要求に従って、刈り取り中の状態から、使用中の状態かつ仮接続の状態に遷移するときには、同期要求元で管理されている遷移前の状態と、同期要求先で管理されている遷移前の状態とは一致しない。このため、同一のIPアドレスを別々のユーザに重複して払い出す事態が生じているとも思われる。
しかしながら、この場合は、拠点#2の認証サーバ230からの同期要求にしたがってデータを更新する処理、すなわち、IPアドレス管理テーブルの「使用状態」を使用中の状態であることを表わす値「1」に更新し、さらにセッション管理テーブルに「接続状態」が仮接続状態であることを示す値「0」であるレコードを作成する処理を行なってもかまわない。
なぜならば、接続管理装置140および接続管理装置240で、刈り取り処理を行なうタイミングは異なるので、たとえ接続管理装置140が保有するIPアドレス管理テーブルにおいて「使用状態」が刈り取り中の状態であることを表わす値「2」であったとしても、接続管理装置240においてはすでに刈り取り処理が完了して一旦「使用状態」が値「0」に更新された後、再び新たなユーザに払い出して仮接続処理を行なっている場合があるからである。また、接続管理装置140において、IPアドレス管理テーブルの「使用状態」が刈り取り中の状態であることを表わす値「2」とされて、かつ、セッション管理テーブルのレコードが削除されているIPアドレスは、接続管理装置140から見ればしばらく払い出しを禁止しているものの、すでにIPアドレスを刈り取った状態にある。このため、たとえこのIPアドレスを拠点#2にある接続管理装置240が新たなユーザに払い出したとしても、同じIPアドレスを別々のユーザに重複して払い出すことにはならないからである。
以上、本発明の実施の形態1にかかるIPアドレス払い出しシステムによれば、接続管理装置140が保有・管理しているIPアドレスのうち、すでに有効期限が切れているIPアドレスを対象として刈り取り処理を行ない、再度払い出せる状態にするので、IPアドレスの枯渇を抑制することができる。また、このような刈り取り処理を行なうに際して、ことさら別拠点にある接続管理装置240と同期を取ることがないので、通信遅延による処理速度の低下や通信回線の輻輳を抑制することができる。さらに、すでに有効期限が切れているIPアドレスのIPアドレス管理テーブル中の「使用状態」を刈り取り中の状態であることを表わす値「2」にいったん更新することによってしばらく払い出し不能な状態にするので、刈り取り処理に際して接続管理装置140と接続管理装置240との間でデータを同期する処理を行なわないにもかかわらず、同一のIPアドレスを別々のユーザに重複して払い出してしまうことを抑制できる。
[実施の形態2]
次に、本発明の実施の形態2について詳細に説明する。
本発明の実施の形態2にかかるIPアドレス払い出しシステムも、実施の形態1と同じく、ユーザからの要求に応じてIPアドレスを払い出し可能な複数のサーバを含むものである。なお、実施の形態2にかかるIPアドレス払い出しシステムの構成は、実施の形態1にかかるIPアドレス払い出しシステムの構成と共通しているので、詳しい説明は省略する。
実施の形態1では、図5のステップS130に示した仮接続処理において、まず、端末110に払い出すIPアドレスを選択する。このとき、IPアドレス管理テーブルから、「使用状態」の列が値「0」である一のIPアドレスを抽出して選択するが、一のIPアドレスを選択する際の優先順位は、拠点#1にある認証サーバ130と拠点#2にある認証サーバ230とで特に相違するものではなかった。
これに対し、実施の形態2では、たとえば、拠点#1にある認証サーバ130は昇順で一のIPアドレスを選択するのに対し、拠点#2にある認証サーバ230は降順で一のIPアドレスを選択するなど、異なる優先順位で払い出すIPアドレスを選択する点が、実施の形態1と異なる。
拠点#1と拠点#2とが比較的遠く離れていることを考えると、たとえば、拠点#1にある認証サーバ130および接続管理装置140であるIPアドレスについて仮接続処理によってIPアドレス管理テーブルおよびセッション管理テーブルのデータを更新したあと、拠点#2にある接続管理装置240と通信を行なって同様の更新を要求するまでの間は、接続管理装置140と接続管理装置240とが保有するデータで不整合が生じている。このとき、拠点#2にある認証サーバ230および接続管理装置240で同一のIPアドレスを別々のユーザに重複して払い出してしまう恐れがある。
しかしながら、実施の形態2では、払い出すIPアドレスを選択する際の優先順位を拠点ごとに違えているので、比較的短い時間内に拠点#1および拠点#2に複数のユーザからIPアドレスの払い出しが要求された場合でも、同じIPアドレスを別々のユーザに重複して払い出してしまうことを抑制することができる。
また、払い出しを行なうIPアドレスを選択する際に、IPアドレスの昇順や降順で優先順位を決めるだけではなく、たとえば、それぞれのIPアドレスに対して設定した払い出しの優先順位を考慮するものとしてもよい。
たとえば、図11に示すIPアドレス優先順位テーブルでは、「優先順位」という列を設けて、対応するIPアドレスごとの優先順位が示されている。「優先順位」には、たとえば、0〜10などの数字を入力するものとし、値「0」は静的IPアドレスとして用いるため払い出しを行わないものであることを示し、それ以外の値については小さいほど優先順位が高いことを示している。拠点#1と拠点#2とでは一つのIPアドレスに対して異なる「優先順位」を設定している。いずれの拠点でも「優先順位」が値「0」ではなく、かつ、「優先順位」の値が小さいものを優先して選択し、この選択したIPアドレスが払い出し可能であるとき、すなわち、IPアドレス管理テーブル中の対応するレコードの「使用状態」が値「0」であるときに、ユーザに払い出すものとする。こうすることにより、同一のIPアドレスを別々のユーザに対して重複して払い出してしまうことを抑制できる。また、IPアドレスを払い出すときの優先順位の変更を望む場合に、IPアドレス優先順位テーブルの「優先順位」の設定を変更することによって対応できるという利点もある。
さらに、払い出しを行なうIPアドレスを選択する際に、たとえば、IPアドレスが払い出し可能な状態になってからの経過時間を考慮して選択してもよい。
たとえば、図12に示すIPアドレス管理テーブルの変形例には、レコードの「使用状態」の値が更新された日時を表わす「更新日時」の列が設けられているが、「使用状態」が値0で、かつ、この「更新日時」の値が古いものを優先的に選択するものとしてもよい。これにより、同一のIPアドレスを短期間のうちに異なるユーザに払い出すことに伴って生じるネットワークトラブルを低減できる。
[変形例]
なお、上述の実施の形態では、拠点#1に設けられた認証サーバ130および接続管理装置140の対や、拠点#1に設けられた認証サーバ230および接続管理装置240の対は、それぞれ独立の装置であるものとして説明したが、接続管理装置140は認証サーバ130の内部に組み込まれていてもかまわないし、接続管理装置240は認証サーバ230の内部に組み込まれていてもかまわない。
また、上述の実施の形態では、IPアドレスを払い出す際に、ユーザ認証を行なうものとして説明したが、ユーザの認証を行わないものとしてもよい。たとえば、複数のDHCPサーバを用いたIPアドレス払い出しシステムに適用することも可能である。
さらに、上述の実施の形態では、図5のステップS130で示した仮接続処理や、図5のステップS160で示した本接続処理、図6のステップS220で示した回収処理において、認証サーバ130は、まず接続管理装置140が保有・管理するデータを更新する処理を行なってから、接続管理装置240が保有・管理するデータについても更新するよう同期要求をするものとして説明したが、接続管理装置140および接続管理装置240に対して同時にデータを更新するよう要求するものとしてもよい。この際、たとえば2分や3分などの所定時間にわたって待ったり、IPアドレスに対する同期要求がたとえば三つや四つなどある程度の件数に達するのを待ったり、あるいは、パケットの容量が所定の容量に達するのを待ってから、まとめて同期要求をするものとしてもかまわない。このように、複数の同期処理をまとめて行なうことにより、各拠点間の通信回線で輻輳が生じることを抑制できる。
また、上述の実施の形態では、セッション管理テーブルは、「セッションID」,「ユーザID」,「IPアドレス」,「接続状態」,および「有効期限」という五つの列を有するものとして説明したが、図13に示すように、他に「ドメイン名」や「アクセスポイントのIPアドレス」,「端末のネットマスク」,「User−Name」などの情報を格納する列を設けてもかまわない。こうすることにより、たとえば、ステップS160の本接続処理において、一つの認証サーバに対して複数台のアクセスポイントから接続要求(Accounting-Request[Start]パケット)が認証サーバ130に通知されたときには、Accounting-Request[Start]パケットに含まれるセッションIDが重複してしまうおそれがあるが、ドメイン名などその他の情報を照合することにより正確にデータの照合をすることができる。
さらに、上述の実施の形態では、複数のサーバを含むIPアドレス払い出しシステムとして説明したが、こうしたシステムを構成するIPアドレス払い出し装置や、複数のサーバを用いたIPアドレス払い出し方法、複数のサーバに組み込まれるIPアドレス払い出しプログラムとしてもかまわない。
本発明は、通信機器の製造産業などに利用可能である。
110…端末、120…アクセスポイント、130…認証サーバ、131…接続制御部、132…刈取要求部、133…IPアドレス貸出要求部、134…セッション登録要求部、135…同期要求部、136…認証処理部、140…接続管理装置、210…端末、220…アクセスポイント、230…認証サーバ、231…接続制御部、232…刈取要求部、233…IPアドレス貸出要求部、234…セッション登録要求部、235…同期要求部、236…認証処理部、240…接続管理装置、310…端末、320…アクセスポイント、330…認証サーバ、340…接続管理装置。

Claims (9)

  1. ユーザからの要求に応じてIPアドレスを払い出し可能な複数のサーバが同期してユーザにIPアドレスを払い出すIPアドレス払い出しシステムであって、
    前記複数のサーバの各々は、
    複数のIPアドレスのデータを、未だユーザに払い出されていないことを表わす第1状態と、ユーザに払い出し済みであることを表わす第2状態と、前記第2状態から前記第1状態に更新する途中であることを表わす第3状態とで区別して管理するIPアドレス管理手段と、
    ユーザからIPアドレスの払い出しが要求されたときには、前記管理されたデータの状態が前記第1状態である一のIPアドレスを選択して前記ユーザに払い出すとともに、前記複数のサーバの全てにおいて、前記管理されたデータのうちこのIPアドレスに対応するデータの状態を前記第2状態に更新するよう前記複数のサーバの全てを制御するIPアドレス払い出し制御手段と、
    前記IPアドレスを払い出した前記ユーザからこのIPアドレスを刈り取るときには、前記管理されたデータのうち前記ユーザに払い出したIPアドレスに対応するデータの状態をいったん前記第3状態に更新した後に、このデータの状態を前記第1の状態に更新する処理を行なうIPアドレス刈り取り制御手段と
    を備えることを特徴とするIPアドレス払い出しシステム。
  2. 請求項1記載のIPアドレス払い出しシステムにおいて、
    前記複数のサーバの各々は、
    前記管理されたデータの状態が前記第3状態であるIPアドレスのデータに対し、他のサーバからこのデータの状態を前記第2状態に更新するよう同期が要求されたときには、この要求に従ってこのデータの状態を前記第2状態に更新する同期制御手段
    をさらに備えることを特徴とするIPアドレス払い出しシステム。
  3. 請求項1または2記載のIPアドレス払い出しシステムにおいて、
    前記IPアドレス払い出し手段は、前記サーバごとに異なる所定の優先順位にて一のIPアドレスを選択して前記ユーザに払い出す手段である
    ことを特徴とするIPアドレス払い出しシステム。
  4. 他のIPアドレス払い出し装置と同期してユーザからの要求に応じてIPアドレスを払い出すIPアドレス払い出し装置であって、
    複数のIPアドレスのデータを、未だユーザに払い出されていないことを表わす第1状態と、ユーザに払い出し済みであることを表わす第2状態と、前記第2状態から前記第1状態に更新する途中であることを表わす第3状態とで区別して管理するIPアドレス管理手段と、
    ユーザからIPアドレスの払い出しが要求されたときには、前記管理されたデータの状態が前記第1状態である一のIPアドレスを選択して前記ユーザに払い出すとともに、前記IPアドレス払い出し装置の全てにおいて、前記管理されたデータのうちこのIPアドレスに対応するデータの状態を前記第2状態に更新するよう前記IPアドレス払い出し装置の全てを制御するIPアドレス払い出し制御手段と、
    前記IPアドレスを払い出した前記ユーザからこのIPアドレスを刈り取るときには、前記管理されたデータのうち前記ユーザに払い出したIPアドレスに対応するデータの状態をいったん前記第3状態に更新した後に、このデータの状態を前記第1の状態に更新する処理を行なうIPアドレス刈り取り制御手段と
    を備えることを特徴とするIPアドレス払い出し装置。
  5. 複数のIPアドレスのデータを、未だユーザに払い出されていないことを表わす第1状態と、ユーザに払い出し済みであることを表わす第2状態と、前記第2状態から前記第1状態に更新する途中であることを表わす第3状態とで区別して管理し、かつ、ユーザからの要求に応じて前記複数のIPアドレスを払い出し可能な複数のサーバを用いたIPアドレス払い出し方法であって、
    前記複数のサーバの各々は、
    ユーザからIPアドレスの払い出しが要求されたときには、前記管理されたデータの状態が前記第1状態である一のIPアドレスを選択して前記ユーザに払い出すとともに、前記複数のサーバの全てにおいて、前記管理されたデータのうちこのIPアドレスに対応するデータの状態を前記第2状態に更新するよう前記複数のサーバの全てを制御し、
    前記IPアドレスを払い出した前記ユーザからこのIPアドレスを刈り取るときには、前記管理されたデータのうち前記ユーザに払い出したIPアドレスに対応するデータの状態をいったん前記第3状態に更新した後に、このデータの状態を前記第1の状態に更新する処理を行なう
    ことを特徴とするIPアドレス払い出し方法。
  6. 請求項5記載のIPアドレス払い出し方法において、
    前記複数のサーバの各々は、
    前記管理されたデータの状態が前記第3状態であるIPアドレスのデータに対し、他のサーバからこのデータの状態を前記第2状態に更新するよう同期が要求されたときには、この要求に従ってこのデータの状態を前記第2状態に更新する
    ことを特徴とするIPアドレス払い出し方法。
  7. 請求項5または6記載のIPアドレス払い出し方法において、
    前記複数のサーバの各々は、
    前記サーバごとに異なる所定の優先順位にて一のIPアドレスを選択して前記ユーザに払い出す
    ことを特徴とするIPアドレス払い出し方法。
  8. 複数のIPアドレスのデータを、未だユーザに払い出されていないことを表わす第1状態と、ユーザに払い出し済みであることを表わす第2状態と、前記第2状態から前記第1状態に更新する途中であることを表わす第3状態とで区別して管理し、かつ、他のサーバと同期してユーザからの要求に応じて前記複数のIPアドレスを払い出し可能なサーバを用いたIPアドレス払い出し方法であって、
    ユーザからIPアドレスの払い出しが要求されたときには、前記管理されたデータの状態が前記第1状態である一のIPアドレスを選択して前記ユーザに払い出すとともに、前記複数のサーバの全てにおいて、前記管理されたデータのうちこのIPアドレスに対応するデータの状態を前記第2状態に更新するよう前記複数のサーバの全てを制御し、
    前記IPアドレスを払い出した前記ユーザからこのIPアドレスを刈り取るときには、前記管理されたデータのうち前記ユーザに払い出したIPアドレスに対応するデータの状態をいったん前記第3状態に更新した後に、このデータの状態を前記第1の状態に更新する処理を行なう
    ことを特徴とするIPアドレス払い出し方法。
  9. ユーザからの要求に応じてIPアドレスを払い出し可能な複数のサーバの各々に組み込まれるIPアドレス払い出しプログラムであって、
    複数のIPアドレスのデータを、未だユーザに払い出されていないことを表わす第1状態と、ユーザに払い出し済みであることを表わす第2状態と、前記第2状態から前記第1状態に更新する途中であることを表わす第3状態とで区別して管理し、
    ユーザからIPアドレスの払い出しが要求されたときには、前記管理されたデータの状態が前記第1状態である一のIPアドレスを選択して前記ユーザに払い出すとともに、前記複数のサーバの全てにおいて、前記管理されたデータのうちこのIPアドレスに対応するデータの状態を前記第2状態に更新するよう前記複数のサーバの全てを制御し、
    前記IPアドレスを払い出した前記ユーザからこのIPアドレスを刈り取るときには、前記管理されたデータのうち前記ユーザに払い出したIPアドレスに対応するデータの状態をいったん前記第3状態に更新した後に、このデータの状態を前記第1の状態に更新する処理を行なう
    ことを特徴とするIPアドレス払い出しプログラム。
JP2009197901A 2009-08-28 2009-08-28 Ipアドレス払い出しシステム,ipアドレス払い出し装置、ipアドレス払い出し方法、およびipアドレス払い出しプログラム Active JP4909392B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009197901A JP4909392B2 (ja) 2009-08-28 2009-08-28 Ipアドレス払い出しシステム,ipアドレス払い出し装置、ipアドレス払い出し方法、およびipアドレス払い出しプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009197901A JP4909392B2 (ja) 2009-08-28 2009-08-28 Ipアドレス払い出しシステム,ipアドレス払い出し装置、ipアドレス払い出し方法、およびipアドレス払い出しプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011049939A true JP2011049939A (ja) 2011-03-10
JP4909392B2 JP4909392B2 (ja) 2012-04-04

Family

ID=43835802

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009197901A Active JP4909392B2 (ja) 2009-08-28 2009-08-28 Ipアドレス払い出しシステム,ipアドレス払い出し装置、ipアドレス払い出し方法、およびipアドレス払い出しプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4909392B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017163177A (ja) * 2016-03-07 2017-09-14 日本電気株式会社 コントローラ、通信スイッチ、通信システム、通信制御方法、及びプログラム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005217595A (ja) * 2004-01-28 2005-08-11 Oki Electric Ind Co Ltd Ip電話機等の通信装置のためのアドレス管理方法及び装置
JP2006252238A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Hewlett-Packard Development Co Lp サーバシステム、サーバ装置およびその方法
JP2007274329A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Kddi Corp 複数のdhcpサーバにおけるアドレス管理方法、dhcpサーバ及びプログラム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005217595A (ja) * 2004-01-28 2005-08-11 Oki Electric Ind Co Ltd Ip電話機等の通信装置のためのアドレス管理方法及び装置
JP2006252238A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Hewlett-Packard Development Co Lp サーバシステム、サーバ装置およびその方法
JP2007274329A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Kddi Corp 複数のdhcpサーバにおけるアドレス管理方法、dhcpサーバ及びプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017163177A (ja) * 2016-03-07 2017-09-14 日本電気株式会社 コントローラ、通信スイッチ、通信システム、通信制御方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4909392B2 (ja) 2012-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101424837B1 (ko) 제한된 리소스 분배 시스템 및 방법, 및 컴퓨터 판독가능 매체
US11444954B2 (en) Authentication/authorization server, client, service providing system, access management method, and medium
CN109976822B (zh) 分布式应用的配置方法、装置以及分布式系统
US20100174807A1 (en) System and method for providing configuration synchronicity
CN102238547B (zh) 控制用户会话的方法、会话服务器、aaa服务器和系统
CN102369750A (zh) 用于管理用户的认证的方法和装置
JP2011510388A (ja) 下位互換性の無いサーババージョンをクライアント/サーバコンピューティング環境に展開するための方法およびシステム
CN110163003B (zh) 一种密码管理方法及装置
US9635024B2 (en) Methods for facilitating improved user authentication using persistent data and devices thereof
CN110602136B (zh) 集群访问方法和相关产品
WO2009152718A1 (zh) 下发目录树数据的方法、系统和服务器,以及一种客户端
JP2016212656A (ja) 情報処理装置、端末、情報処理装置と端末を有するシステム、情報処理方法及びプログラム
JP4909392B2 (ja) Ipアドレス払い出しシステム,ipアドレス払い出し装置、ipアドレス払い出し方法、およびipアドレス払い出しプログラム
CN113127023B (zh) 业务升级的方法、装置和系统
CN102239667B (zh) 中继服务器、中继通信系统和通信装置
CN107872492B (zh) 一种在服务端支持多用户编辑数据对象的方法和装置
WO2001046820A1 (fr) Systeme de traitement distribue et systeme de surveillance de reseau
CN107547160B (zh) 一种时间同步方法及装置
CN100596071C (zh) 一种通过dhcp扩展实现会话控制和时长采集的方法
CN105376074A (zh) 一种局域网内客户端计算机的启动、计时控制方法及系统
CN116204494A (zh) 活动目录数据迁移的方法和装置、电子设备和存储介质
Cisco Administration
JP2013214825A (ja) 中継装置、通信制御方法及び通信制御プログラム
CN105447346A (zh) 一种面向云操作系统的分布式、高可用的许可证认证方法
CN107018029B (zh) 一种web管理软件自动切换的方法及系统

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110712

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110912

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111011

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20111108

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20111108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120110

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150120

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4909392

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150120

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350