JP2011048619A - プロセッサ - Google Patents
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Abstract
【課題】コスト増を招くことなく、割り込み処理時に生じるレジスタ値の退避/復帰のオーバヘッドの削減を実現したプロセッサを提供する。
【解決手段】プロセッサは、レジスタと、関数呼び出し及び割り込み処理に際して前記レジスタの保持内容を退避/復帰させる命令実行部であって、少なくとも前記レジスタの一部の保持内容を、関数呼び出し命令の実行前に退避させ、リターン命令の実行後に復帰させる命令実行部と、前記関数呼び出し命令又は前記リターン命令の実行時のみ割り込み処理を受け付ける割り込み受付部とを備えたことを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】プロセッサは、レジスタと、関数呼び出し及び割り込み処理に際して前記レジスタの保持内容を退避/復帰させる命令実行部であって、少なくとも前記レジスタの一部の保持内容を、関数呼び出し命令の実行前に退避させ、リターン命令の実行後に復帰させる命令実行部と、前記関数呼び出し命令又は前記リターン命令の実行時のみ割り込み処理を受け付ける割り込み受付部とを備えたことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、プロセッサに関する。
一般的に、プロセッサに対する割り込み要求がプログラムの通常処理の実行中のどの時点で発生するかは、予見することができない。そのため、プロセッサは、割り込み処理前後における汎用レジスタの値を保障すべく、割り込み処理前に汎用レジスタの値を退避させ、割り込み処理後に割り込み処理前の汎用レジスタの値を復帰させる。この汎用レジスタの値の退避/復帰処理にはオーバヘッドが生じるため、プログラムの実行効率や、割り込み応答速度を損なうことなる。
換言すれば、プログラムの実行効率や、割り込み応答速度を向上させるためには、このオーバヘッドを小さくすることが有効となる。
汎用レジスタの値の退避/復帰の処理時間を短縮するための技術として、2つの汎用レジスタ群を持つプロセッサが知られている。このプロセッサは、通常処理に汎用レジスタ群Aを使用し、割り込み処理に別の汎用レジスタ群Bを使用する。この場合、割り込み処理に際し汎用レジスタ群Aの値を退避/復帰させる必要がないため、その分のオーバヘッドを削減することができる。しかし、汎用レジスタ群を2つ用意する必要があるため、ハードウェアのコストが増大する点が問題となる。
また、汎用レジスタの値の退避/復帰の処理時間を短縮するための別の技術とし、ソフトウェアレベルで汎用レジスタの値の退避/復帰処理を調整する方法もある(特許文献1等)。例えば、8つの汎用レジスタがあり、そのうち1つの汎用レジスタのみ割り込み処理内で使用されるとする。設計者自らが割り込み処理のコーディングを行う場合、割り込み処理で使用する1つの汎用レジスタのみを退避させるようにコーディングすれば良い。これによって、割り込み処理で使用されない汎用レジスタの値を退避/復帰させるためのオーバヘッドは生じない。通常、このようなレジスタを意識したコードの開発については、コンパイラを用いることが難しいため、アセンブリ言語を用いることになる。しかし、アセンブリ言語を用いた割り込み処理のコーディングは煩雑な作業となる。
また、コンパイラに対し、割り込み処理で使用する汎用レジスタの値のみを退避/復帰させるコードを自動生成する機能を追加することも考えられる。しかし、このような機能の追加のためのコンパイラの改変には多大なコストを要する点が問題となる。
本発明は、コスト増を招くことなく、割り込み処理時に生じるレジスタ値の退避/復帰のオーバヘッドの削減を実現するプロセッサを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るプロセッサは、レジスタと、関数呼び出し及び割り込み処理に際して前記レジスタの保持内容を退避/復帰させる命令実行部であって、少なくとも前記レジスタの一部の保持内容を、関数呼び出し命令の実行前に退避させ、リターン命令の実行後に復帰させる命令実行部と、前記関数呼び出し命令又は前記リターン命令の実行時のみ割り込み処理を受け付ける割り込み受付部とを備えたことを特徴とする。
本発明の他の態様に係るプロセッサは、レジスタと、メモリから命令コードを読み出す命令フェッチ部と、前記命令フェッチ部から受信した命令コードに基づいて制御信号を生成するとともに、前記命令コードが関数呼び出し命令及びリターン命令の少なくとも一方であった場合に割り込み受付許可信号を活性化させる命令デコード部と、前記命令デコード部から受信した制御信号に基づいて命令を実行する命令実行部であって、少なくとも前記レジスタの一部の保持内容を、関数呼び出し命令の実行前に退避させ、リターン命令の実行後後に復帰させる命令実行部と、外部からの割り込み要求信号が活性化されており、かつ、前記割り込み受付許可信号が活性化されている場合に割り込みを許可し、前記命令フェッチ部の内部情報を変更する第1動作モードを有する割り込み受付部とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、コスト増を招くことなく、割り込み処理時に生じるレジスタ値の退避/復帰のオーバヘッドの削減を実現したプロセッサを提供することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明に係るプロセッサの実施の形態について詳細に説明する。
[本発明の実施形態の概要]
本発明の実施形態に係るプロセッサの概要を説明する前に、比較例に係るプロセッサについて説明する。
本発明の実施形態に係るプロセッサの概要を説明する前に、比較例に係るプロセッサについて説明する。
図7は、比較例に係るプロセッサにおける割り込み処理シーケンスを示す図である。
関数(メインルーチン又はサブルーチン)F210の処理S211実行中に割り込み要求があったとする。この場合、処理は、割り込み要求に応じた所定の割り込みルーチンI220に遷移する(S212)。
割り込みルーチンI220では、始めに、処理S221において、関数F210で使用されていた汎用レジスタの値を退避させるためにスタックにプッシュする。続いて、割り込み要求に応じた処理S222を実行する。最後に、処理S223において、処理S221で退避した割り込み処理前のレジスタの値を復帰させるためにスタックからポップする。
割り込み処理終了後、処理は、再び関数F210に遷移し(S224)、関数F210の処理S213を実行する。
以上のように、比較例によれば、割り込み処理する際、割り込みルーチン内で使用されるレジスタの値を退避/復帰させる必要があり、その分の余分なオーバヘッドが生じることになる。
そこで、本発明の実施形態では、割り込み要求の受け付けを、関数呼び出し前に限定することによって、このオーバヘッドを削減する。
以下では、一般的なコンパイラを用いる場合の関数呼び出しについて考える。
通常、汎用レジスタは、関数呼び出し元で値を退避するコーラー・セーブド・レジスタ(Caller saved register)と、関数呼び出し先で値を退避するコーリー・セーブド・レジスタ(Callee saved register)とに分類することができる。このうち、コーラー・セーブド・レジスタについては、関数呼び出し前に値が退避されるため、その直後は未使用の状態と言える。
そこで、本実施形態に係るプロセッサでは、関数呼び出しのタイミングでのみ割り込み要求を受け付けるようにする。関数呼び出しの直後は、上述の通り、コーラー・セーブド・レジスタが未使用の状態であることから、値を退避/復帰させる必要がなく、これら処理によって生じるオーバヘッドを削減できるためである。
また、コーラー・セーブド・レジスタは、関数リターン後に値が復帰されるため、その直前に割り込み要求を受け付けることでも、同様の効果を得ることができる。
[プロセッサの構成]
次に、本発明の実施形態に係るプロセッサの構成について説明する前に、比較例に係るプロセッサについて図8を参照しながら説明する。但し、図8は、簡単のため一部の構成を省略している。
次に、本発明の実施形態に係るプロセッサの構成について説明する前に、比較例に係るプロセッサについて図8を参照しながら説明する。但し、図8は、簡単のため一部の構成を省略している。
比較例に係るプロセッサ200は、メモリやキャッシュから命令コードを読み出す命令フェッチ部210と、この命令フェッチ部210から受信した命令コードをデコードし、プロセッサ200を制御する制御信号を生成する命令デコード部220と、命令デコード部220から受信した制御信号に基づいて、演算、メモリアクセス、分岐等を実行する命令実行部230とを備える。また、プロセッサ200は、外部から負論理の割り込み要求信号250を受け付ける割り込み受付部240を備える。この割り込み受付部240は、割り込み要求信号250が活性化されており、かつ、割り込みが許可されている場合、命令フェッチ部210の内部情報であるプログラムカウンタの内容を適切に変更する。これによって、プロセッサ200の状態は割り込み処理に遷移する。
続いて、本発明の実施形態に係るプロセッサ100について図1を参照しながら説明する。但し、図1は、簡単のため一部の構成を省略している。
本実施形態に係るプロセッサ100は、比較例に係るプロセッサ200と同様、命令フェッチ部110、命令デコード部120、命令実行部130及び割り込み受付部140を備える。また、割り込み受付部140による割り込みの受け付けを許可する正論理の割り込み受付許可信号160を新たに備える。
このうち、命令フェッチ部110及び命令実行部130については、プロセッサ200の命令フェッチ部210及び命令実行部230と同様であるため説明を省略する。
命令デコード部120は、命令デコード部220の機能を拡張させたものであり、命令デコード部220と同様の処理を行う他、命令フェッチ部110から受信した命令コードが関数呼び出し命令(以下、「コール命令」と呼ぶ。)又は関数からの復帰命令(以下、「リターン命令」と呼ぶ。)であった場合には、割り込み受付許可信号160を活性化させる。
割り込み受付部140は、外部からの割り込み要求信号150が活性化され、かつ、割り込み受付許可信号160が活性化されている場合にのみ割り込みを許可する。なお、この条件に加え、一般的なレジスタ設定等による割り込み許可/禁止、割り込みマスク等の論理を付加しても良い。
次に、命令デコード部120及び割り込み受付部140の内部回路について詳述する。
プロセッサ100は、上述の通り、コール命令/リターン命令実行時にのみ割り込みを許可するよう、命令デコード部120及び割り込み受付部140に図2に示す論理回路を設けている。
命令デコード部120は、命令フェッチ部110から受信した命令コード121がコール命令(図2中の「CALL」)か否かを判断する比較器122と、命令コード121がリターン命令(図2中の「RET」)か否かを判断する比較器123とを備える。また、これら比較器122及び123の一方の出力が「真」であった場合に割り込み受付許可信号160を活性化させるゲート回路124を備える。この論理回路によって、命令コード121がコール命令又はリターン命令であった場合にのみ割り込み受付許可信号160が活性化される。
割り込み受付部140は、外部からの割り込み要求信号150及び割り込み受付許可信号160が活性化された場合に出力信号が活性化されるゲート回路141を備える。また、このゲート回路144の出力信号を入力0とし、割り込み要求信号150を入力1とし、これら信号を選択的に出力信号143とするセレクタ142を備える。入力0/入力1のいずれを選択するかは、外部に設けられたレジスタの値等によって設定できるようにする。
以上の論理回路によって、入力0が選択されている場合(以下、「第1動作モード」と呼ぶ。)、命令コード121がコール命令/リターン命令であった場合にのみ割り込み要求が受け付けられる。一方、入力1が選択されている場合(以下、「第2動作モード」と呼ぶ。)、割り込み受付許可信号160の状態に関わらず、割り込み要求が受け付けられる。
なお、第1動作モード及び第2動作モードのいずれについても、一般的なレジスタ設定等による割り込み許可/禁止、割り込みマスク等の論理を付加しても良い。また、第2動作モードが不要である場合には、セレクタ142を設けなくても良い。
[プロセッサの動作]
次に、プロセッサ100の動作を具体例で説明する。
次に、プロセッサ100の動作を具体例で説明する。
以下、プロセッサ100が図3に示す構成の汎用レジスタセット180を持つものとして説明する。汎用レジスタセット180は、8個の汎用レジスタR0〜R7で構成されている。ここでは、コンパイル規則によって汎用レジスタR0〜R3(図3中の181)をコーラー・セーブド・レジスタとし、汎用レジスタR4〜R7(図3中の182)をコーリー・セーブド・レジスタとして用いられるものとする。また、関数の引数や戻り値は、スタックを介して渡されるものとする。
図4は、このプロセッサ100における関数実行シーケンス例を示す図であり、関数F110内において関数F120が呼び出される例である。
先ず、プロセッサ100は、関数F110の処理S111、S112、及びコール命令S113を順次実行する。処理S112では、コーラー・セーブド・レジスタR0〜R3の値がスタックにプッシュ(退避)される。また、呼び出し先の関数F120に引数がある場合には、その引数もスタックにプッシュされる。
コール命令S113実行後、プロセッサ100は、関数F120の処理S121、S122、S123、及びリターン命令S124を順次実行する。処理S121では、処理S112でプッシュされた関数F120の引数がポップされる。また、コーリー・セーブド・レジスタR4〜R7のうち、処理S122で使用されるレジスタの値がスタックにプッシュ(退避)される。一方、処理S123では、処理S121でプッシュされたコール命令S113実行直後のコーリー・セーブド・レジスタR4〜R7の値がスタックからポップ(復帰)される。また、関数F120に戻り値がある場合には、その戻り値がスタックにプッシュされる。
リターン命令S124実行後、プロセッサ100は、関数F110の処理S114、及びS115を順次実行する。処理S114では、処理S123でプッシュされた関数F120の戻り値がスタックからポップされる。また、処理S112でプッシュされたコール命令S113実行前のコーラー・セーブド・レジスタR0〜R3の値がスタックからポップ(復帰)される。
以上のシーケンスによって、処理S112完了時の汎用レジスタR0〜R7の値と、処理S115開始前の汎用レジスタR0〜R7の値との連続性が保障される。
なお、処理S112、S121、S123、及びS114を含む全ての処理は、コンパイラによって生成される。
次に、図4に示す関数処理シーケンスにおいて、さらに割り込み要求があった場合の割り込み処理について説明する。以下の説明では、処理S111の実行中に割り込み要求信号150があったものとする。
先ず、第2動作モードにおける割り込み処理シーケンスについて図5を参照しながら説明する。この割り込みシーケンスは、図8に示す比較例に係るプロセッサ200における割り込み処理シーケンスと同様である。
プロセッサ100は、関数F110の処理S111の実行中に割り込み要求S131を受信すると、処理S111の実行を中断し、割り込みルーチンI130に処理を移す(S116)。
続いて、プロセッサ100は、割り込みルーチンI130の処理S132、S133、及びS134を順次実行する。処理S132では、汎用レジスタR0〜R7の値がスタックにプッシュ(退避)される。一方、処理S134では、処理S132においてプッシュされた割り込み処理開始前の汎用レジスタR0〜R7の値がスタックからポップ(復帰)される。
割り込み処理完了後、プロセッサ100は、割り込み処理によって中断された関数F110の処理S111を再開する。
以上のシーケンスによって、関数F110の処理S111について、割り込み処理に開始前の処理S111a終了時の汎用レジスタR0〜R7の値と、割り込み処理開始後の処理S111b開始前の汎用レジスタR0〜R7の値との連続性が保障される。以後、処理S111bが続行され、コール命令S113を実行する際の処理については、図4で示した処理と同様である。
続いて、第1動作モードにおける割り込み処理シーケンスについて図6を参照しながら説明する。
プロセッサ100は、関数F110の処理S111の実行中に割り込み要求S131を受信する。この時点では、命令コード121がコール命令/リターン命令のいずれでもないことから、割り込み受付許可信号160が活性化されず割り込み要求は受け付けられない。その結果、割り込み処理は、コール命令の命令コードがあるまでの所定期間S117の間保留される。
その後、フェッチ部110によってコール命令が読み出されると、命令デコード部120によって割り込み受付許可信号160が活性化されるため、割り込みルーチンI130に処理が遷移する(S116)。
続いて、プロセッサ100は、割り込みルーチンI130の処理S136、S133、及びS137を順次実行する。ここで、コーラー・セーブド・レジスタR0〜R3の値は、処理S112において既にスタックにプッシュ(退避)されているため、割り込みルーチンI130において、あらためて退避させる必要はない。したがって、処理S136では、コーリー・セーブド・レジスタR4〜R7の値のみがスタックにプッシュ(退避)される。同様に、割り込み処理開始前のコーラー・セーブド・レジスタR0〜R3の値は、後の関数F120からの復帰時の処理S114においてスタックからポップ(復帰)されるため、割り込みルーチンI130において、あらためて復帰させる必要がない。したがって、処理S137では、処理136においてプッシュされた割り込み処理前のコーリー・セーブド・レジスタR4〜R7の値のみがスタックからポップ(復帰)される。これによって、割り込み処理の際に生じるコーラー・セーブド・レジスタR0〜R3の値の退避/復帰の処理時間を省略することができる。
割り込み処理後、プロセッサ100は、関数F120の処理に移る(S138)。
なお、関数F120への処理の遷移方法については実装形態に依存する。つまり、図6の場合の他、例えば、関数F110に処理が戻った後、コール命令を再度実行し、関数F120の処理S121を実行する場合や、割り込みルーチンI130の戻り先アドレスとして直接関数F120の処理S121を指定する場合などが考えられる。
また、以上では、コール命令実行のタイミングで割り込み処理に遷移する場合について説明したが、リターン命令実行のタイミングで、割り込み処理に遷移する場合も同様である。この場合には、関数F110のコール命令実行後、関数F120のリターン命令実行前に割り込み要求S131が発生しても、先に関数F120の処理を実行し、関数F120のリターン命令によってコーラー・セーブド・レジスタR0〜R3に値が復帰される前に、割り込み処理I130を実行する。
以上のように、第1動作モードによって割り込み処理を実行した場合、コーラー・セーブド・レジスタR0〜R3の値の退避/復帰の処理を省略することができる。
[まとめ]
本実施形態によれば、比較的簡易なハードウェアの追加によって、割り込み処理に伴うコーラー・セーブド・レジスタの値の退避/復帰のオーバヘッドを削減することができる。
本実施形態によれば、比較的簡易なハードウェアの追加によって、割り込み処理に伴うコーラー・セーブド・レジスタの値の退避/復帰のオーバヘッドを削減することができる。
なお、本実施形態の第1動作モードを使用した場合、所定期間S117だけ割り込み応答性能が低下することになるため、割り込み要求の優先度等を考慮し、優先度の高い割り込み要求については第2動作モードを適用すれば良い。
[その他]
以上では、プロセッサ100への割り込み要求が1つだけの場合について説明したが、複数の割り込み要求がある場合であっても本実施形態を適用することができる。
以上では、プロセッサ100への割り込み要求が1つだけの場合について説明したが、複数の割り込み要求がある場合であっても本実施形態を適用することができる。
この場合、一部の割り込み要求を第1動作モードで処理し、他の割り込み要求を第2動作モードで処理することもできる。また、割り込み要求毎に第1動作モード/第2動作モードのいずれを適用するかをレジスタ設定等によって選択できるようにしても良い。これによって、割り込み要求の優先度を考慮した第1動作モード/第2動作モードの使い分けをすることができる。この場合、レジスタ設定によって割り込み発生時のジャンプ先アドレスを指定できるようにすることが望ましい。これによって、コーラー・セーブド・レジスタの退避/復帰を行うコードと、行わないコードとを使い分けることができる。
100・・・プロセッサ、110・・・命令フェッチ部、120・・・命令デコード部、121・・・命令コード、122、123・・・比較器、124・・・ゲート回路、130・・・命令実行部、140・・・割り込み受付部、141・・・ゲート回路、142・・・セレクタ、143・・・セレクタ142の出力信号、150・・・割り込み要求信号、160・・・割り込み受付許可信号、180・・・汎用レジスタセット、181・・・コーラー・セーブド・レジスタ、182・・・コーリー・セーブド・レジスタ、200・・・プロセッサ、210・・・命令フェッチ部、220・・・命令デコード部、230・・・命令実行部、240・・・割り込み受付部、250・・・割り込み要求信号。
Claims (7)
- レジスタと、
関数呼び出し及び割り込み処理に際して前記レジスタの保持内容を退避/復帰させる命令実行部であって、少なくとも前記レジスタの一部の保持内容を、関数呼び出し命令の実行前に退避させ、リターン命令の実行後に復帰させる命令実行部と、
前記関数呼び出し命令又は前記リターン命令の実行時のみ割り込み処理を受け付ける割り込み受付部と
を備えたことを特徴とするプロセッサ。 - 前記割り込み受付部は、前記関数呼び出し命令又は前記リターン命令の実行時のみ割り込み処理を受け付ける第1の動作モードと、前記関数呼び出し命令及び前記リターン命令の実行に拘わらず割り込み処理を受け付ける第2の動作モードとを有する
ことを特徴とする請求項1記載のプロセッサ。 - レジスタと、
メモリから命令コードを読み出す命令フェッチ部と、
前記命令フェッチ部から受信した命令コードに基づいて制御信号を生成するとともに、前記命令コードが関数呼び出し命令及びリターン命令の少なくとも一方であった場合に割り込み受付許可信号を活性化させる命令デコード部と、
前記命令デコード部から受信した制御信号に基づいて命令を実行する命令実行部であって、少なくとも前記レジスタの一部の保持内容を、関数呼び出し命令の実行前に退避させ、リターン命令の実行後後に復帰させる命令実行部と、
外部からの割り込み要求信号が活性化されており、かつ、前記割り込み受付許可信号が活性化されている場合に割り込みを許可し、前記命令フェッチ部の内部情報を変更する第1動作モードを有する割り込み受付部と
を備えたことを特徴とするプロセッサ。 - 前記割り込み受付部は、前記割り込み受付許可信号の状態に関わらず、前記割り込み要求信号が活性化されている場合に割り込みを許可し、前記命令フェッチ部の内部情報を変更する第2動作モードを有する
ことを特徴とする請求項3記載のプロセッサ。 - 前記割り込み受付部は、一部の割り込み要求信号を前記第1の動作モードで処理し、他の割り込み要求信号を前記第2の動作モードで処理する
ことを特徴とする請求項4記載のプロセッサ。 - 前記割り込み受付部は、割り込み要求信号毎にレジスタ設定値に応じて前記第1の動作モードと第2の動作モードのいずれかを選択する
ことを特徴とする請求項5記載のプロセッサ。 - 割り込み発生時のジャンプ先アドレスが、レジスタ設定によって指定される
ことを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項記載のプロセッサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009196393A JP2011048619A (ja) | 2009-08-27 | 2009-08-27 | プロセッサ |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016026644A (ja) * | 2015-09-18 | 2016-02-18 | 株式会社ソフイア | 遊技機 |
JP2016209038A (ja) * | 2015-04-28 | 2016-12-15 | サミー株式会社 | 遊技機 |
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- 2009-08-27 JP JP2009196393A patent/JP2011048619A/ja not_active Withdrawn
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