JP2011048225A - 液晶表示装置 - Google Patents

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JP2011048225A JP2009197784A JP2009197784A JP2011048225A JP 2011048225 A JP2011048225 A JP 2011048225A JP 2009197784 A JP2009197784 A JP 2009197784A JP 2009197784 A JP2009197784 A JP 2009197784A JP 2011048225 A JP2011048225 A JP 2011048225A
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Naoyuki Kohinata
直之 小日向
Kengo Shiragami
謙吾 白神
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Abstract

【課題】バッテリー抜け等の急激な電源切断状態が生じても、簡潔な回路で、確実に画素
電極に残存していた電荷を放電させることができ、焼き付き現象や再駆動時のフリッカが
生じ難い液晶表示装置を提供すること。
【解決手段】通常の作動時はHレベルであり、電源電圧の低下を検出するとLレベルに反
転する電源切断信号を出力する電源切断検出回路と、複数の走査線GLに個別に接続され
、電源切断信号と垂直制御回路13の出力信号とを入力として出力を走査線に供給するN
OR回路18と、複数の信号線DLに個別に接続され、電源切断信号によって複数の信号
線DLと共通電位線COMとを短絡する短絡回路19を備え、電源切断信号がLレベルと
なると、NOR回路18の出力がHレベルに変化すると共に、複数の信号線DLの全てが
共通電位線COMと短絡される。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶表示装置に関し、特にモバイル機器等に使用される液晶表示装置におい
て、バッテリー抜け等の急激な電源切断状態が生じても、簡潔な回路で、確実に画素電極
に残存していた電荷を放電させることができ、焼き付き現象や再駆動時のフリッカが生じ
難い液晶表示装置に関する。
液晶表示装置はCRT(陰極線管)と比較して軽量、薄型、低消費電力という特徴があ
るため、表示用として多くの電子機器に使用されている。液晶表示装置の液晶層に電界を
印加する方法として、縦電界方式のものと横電界方式のものとがある。縦電界方式の液晶
表示装置は、液晶層を挟んで配置される一対の透明基板上にそれぞれ電極が設けられ、こ
れら一対の電極により、概ね列方向の電界を液晶分子に印加するものである。この縦電界
方式の液晶表示装置としては、TN(Twisted Nematic)モード、VA(Vertical Alignm
ent)モード、MVA(Multi-domain Vertical Alignment)モード等のものが知られてい
る。
また、横電界方式の液晶表示装置は、液晶層を挟んで配設される一対の基板のうちの一
方の内面側にのみ一対の電極を絶縁して設け、概ね横方向の電界を液晶分子に対して印加
するものである。この横電界方式の液晶表示装置としては、一対の電極が平面視で重なら
ないIPS(In-Plane Switching)モードのものと、重なるFFS(Fringe Field Switc
hing)モードのものとが知られている。
これらの液晶表示装置は、いずれも液晶分子の配向を変化させるための電界を形成する
画素電極及び共通電極と、マトリクス状に整列された画素ごとに画素電極の電圧を変化さ
せるための走査線及び信号線が、アレイ基板の表示領域に形成されている。走査線及び信
号線には、それぞれ駆動用ICから所定の信号が印加されて、所定の画像表示がなされる
一方、携帯用の液晶表示装置は、駆動電源としてのバッテリーと組み合わされて使用さ
れているが、何等かのきっかけでバッテリーが外れてしまう(以下、「バッテリー抜け」
という。)ことがある。このとき、液晶表示装置が駆動状態であって液晶に電界が印加さ
れていた場合、駆動用ICが瞬時に電源切断状態となるために、画素電極に電荷が残存し
た状態となり、液晶に電界が印加された状態となってしまうために、焼き付き現象が生じ
てしまう。通常の液晶表示装置では、共通電極の電位は電源切断状態となると速やかに接
地レベルとなるよう構成されるが、後記のように画素電極の電荷は放電され難い構成であ
り、共通電極と画素電極との間に電位差が生じ、液晶に電界が印加された状態となってし
まう。また、このように液晶に電界が印加された状態に維持された後に再度正常に電源が
接続された場合には、フリッカ等の表示不良が生じてしまう。このような現象は、特にF
FSモード等の横電界方式の液晶表示装置の場合には顕著に表れる。
携帯用の液晶表示装置において、バッテリー抜けが生じた際の画素電極の電荷の放電は
、何の対策もしていない場合、画素電極の駆動用の薄膜トランジスター(TFT:Thin F
ilm Transistor)のOFFリーク特性(IDS特性)に依存する。しかしながら、低温ポ
リシリコン(LTPS:Low Temperature Poly Silicon)−TFTの場合、このリーク電
流がほとんどゼロのために、実質的に画素電極の電荷の放電は生じない。
例えば、一般的なNチャネル型のLTPS−TFTの電気特性の一例を図7に示す。な
お、図7はVd=+10Vの場合及びVd=+0.1Vの場合のゲート電極−ソース電極
間電圧Vgとドレイン電極−ソース電極間に流れる電流値Idsを示している。LTPS
−TFTは、Vgが閾電圧Vth以下の電流が実質的に流れないカットOFF領域、Vg
が閾電圧Vth以上でVgの増加とIdsが急激に増加する立ち上がり領域、及び、Vg
が増加してもIdsがほぼ一定となる飽和領域を有している。
図7の記載からして明らかなように、一般的なNチャネル型のLTPS−TFTは、ゲ
ート電極−ソース電極間電圧が0Vの場合、ソース電極の電位が0Vとしても、Vd=+
10Vの場合であってもVd=+0.1Vの場合であっても、何れもIdsは10−12
A以下の極めて僅かな漏れ電流しか流れない。そのため、特に画素電極の駆動用のTFT
としてLTPS−TFTを使用したFFSモードの液晶表示装置においては、焼き付き現
象が生じ易くなるため、バッテリー抜け等の急速な電源切断時に何かしらの対策を施す必
要がある。
これらの問題点の解決策として、バッテリー抜けを検知して表示OFFシーケンスを駆
動することなどが考えられるが、バッテリーの抜けは瞬時に生じるので、表示OFFシー
ケンスを十分に作動させることが困難である。そこで、下記特許文献1には、これらの問
題点の解決策として、バッテリー抜けを検知した信号を受けて、全ての画素の画素電極駆
動用のTFTのゲートをすべて同時にON状態とさせ、共通電位線の電位COMを画素電
極に書き込むようにした制御回路を備えた液晶表示装置の発明が開示されている。ここで
、下記特許文献1に開示されている液晶表示装置の制御回路を図8〜図10を用いて説明
する。なお、図8は下記特許文献1に開示されている液晶表示装置の垂直制御回路のブロ
ック図であり、図9は水平制御回路のブロック図であり、図10は電源切断時の各部の電
位変化を示すタイミングチャートである。
垂直制御回路50は、図8に示したように、画素部の各走査線GL毎に対応するシフト
レジスタ51が縦続接続されている。それぞれのシフトレジスタ51の出力パルスはAN
Dゲート52に各一方の入力として与えられる。また、ANDゲート52は次段のシフト
レジスタ51の出力パルスを他方の入力としている。ANDゲート52の各出力パルスは
ANDゲート53に各一方の入力として与えられる。また、ANDゲート53は行選択を
許容するイネーブルパルスENBを他方の入力としている。ANDゲート53の各出力パ
ルスはORゲート54に各一方の入力として与えられる。また、ORゲート54は、電源
切断検出回路(図示省略)による電源切断検出時の制御信号C1を他方の入力としている。
ORゲート54の各出力パルスは、バッファ55を介して走査パルスとして走査線GLに
与えられる。
また、水平制御回路60は、図9に示したように、画素部の信号線DL毎に対応するシ
フトレジスタ61が縦続接続されている。それぞれのシフトレジスタ61の出力パルスは
ANDゲート62に各一方の入力として与えられる。また、ANDゲート62は次段のシ
フトレジスタ61の出力パルスを他方の入力としている。ANDゲート62の各出力パル
スはORゲート63に各一方の入力として与えられる。また、ORゲート63は、電源切
断検出回路からの制御信号C1を他方の入力としている。ORゲート63の各出力パルス
は、水平スイッチ64にそのON−OFF制御パルスとして与えられる。水平スイッチ6
4はアナログ表示信号を伝送する信号線DLと画素部の信号線DLの各一端との間に個別
に接続され、ORゲート63の各出力パルスが与えられることによって順次ON状態とな
り、アナログ表示信号を信号線DLに供給する。
通常の画像表示時には、上述の垂直制御回路50及び水平制御回路60によって所定の
画像表示が行われるが、以下では電源切断時の制御手順について説明する。例えば、誤っ
てバッテリー電源を取り外してしまった場合、その取り外し時点t1から電源電圧VDD
、VCCが時間の経過につれて徐々に低下し始める。これらの電源電圧VDD、VCCの
基となる外部電源電圧の低下、例えば外部電源電圧に基づく負側電源電圧HVSSが上昇
して所定の基準電圧以上になった時点t2、すなわち外部電源電圧が所定の基準電圧以下
になった時点で、電源切断検出回路は制御信号C1として電源断検出信号を出力し、垂直
制御回路50及び水平制御回路60に与える。
この制御信号C1を受けて、垂直制御回路50は画素部の全画素について画素トランジ
スターGTをON状態にし、同時に水平制御回路60は全水平スイッチ64をON状態に
する。図8及び図9の記載から明らかなように、制御信号C1は、ORゲート54を通過
してバッファ55を介して全ての走査線GLに同時に与えられ、またORゲート54を通
過して全ての信号線に接続された水平スイッチ64に同時に与えられる。このとき、共通
電位線及び共通電極の各電位がグラウンドレベルになるため、信号線DLの電位Sign
がグラウンドレベルに設定される。その結果、走査線GLの電位もグラウンドレベルにな
る。すなわち、電源切断時には走査線GLの電位が画素の共通電極信号と同じ電位に設定
される。
これにより、画素部の全画素について、画素電極→画素トランジスターGT→信号線D
L→水平スイッチ64→走査線GL→共通電極の放電経路が形成される。その結果、全画
素の残留電荷、すなわち直前の書き込みデータに基づいて液晶表示装置や保持容量に残留
している電荷が、この放電経路に従って瞬時に放電される。制御信号C1のレベルも電源
電圧の低下につれて徐々に低下し、所定の電圧値まで低下した時点t3で、それまで電源
電圧の低下につれて徐々にレベルが低下していたパネル内のシステムリセットパルスRS
Tが消滅する。
上述したように、下記特許文献1に開示されている液晶表示装置では、電源切断時に画
素部の全画素について画素トランジスターGTを一斉にON状態とすると同時に、水平ス
イッチ64をON状態として信号線DLに全ての画素の対向電極電位と同じ電位を与える
ことで、全画素の画素電極の残留電荷の放電経路が形成されるため、全画素の画素電極の
残留電荷を瞬時に放電できるようになる。そのため、誤ってバッテリー電源を取り外すこ
とにより電源切断状態が生じても、全画素の画素電極の残留電荷に起因する悪影響を確実
に防止することができるというものである。
特開2004−045785号公報
上記特許文献1に開示されている液晶表示装置においては、電源切断後の電圧降下を基
にLレベル→Hレベルに反転する制御信号C1を生成し、このHレベルとなった制御信号
C1に基いて全画素トランジスターGT及び水平制御回路の全水平スイッチをON状態に
することによって、全信号線DLの電位が画素の共通電極信号となるようにしている。し
かしながら、電源切断後にLレベル→Hレベルに反転する信号を生成することはドライバ
ICの構成上困難であり、しかも、画素電極の電荷の放電は、画素電極→画素トランジス
ターGT→信号線DL→水平スイッチ64→信号線65→共通電極の放電経路を経ている
ため、完全に放電されるまで時間がかかり、画素電極の電荷が完全に放電されない場合が
生じる虞がある。
すなわち、走査線GLの電位が電源切断時に全ての画素トランジスターGTをON状態
とするためにHレベルになると、画素電極の電位及び共通電位線の電位VCOMともにゲ
ート電極の電位に引っ張られて一瞬高電位になる。その後、信号線DLの電位がゆっくり
と低下するに従って画素電極の電位も低下する。このとき、共通電位線の電位VCOMは
画素電極の電位に引っ張られてマイナスになる。信号線DLの電位が0Vに達すると、共
通電位線の電位VCOMは徐々に0Vに戻るが、この影響を受けて画素電極の電位低下の
ペースは遅くなり、画素電極の電位はゆっくり0Vに近づく。発明者等の実験結果による
と、上記特許文献1に開示されている液晶表示装置における電圧切断時の制御回路によれ
ば、電源切断時の共通電極信号がグラウンド電位(=0V)に戻るまでに約80μs程度
の時間がかかっている。
発明者等は、モバイル機器などにおける誤った電池の取り外し等、急速な電源切断時に
おいても、簡潔な構成でありながら確実に画素電極の電荷を放電できる構成を種々検討し
てきた。その結果、発明者等は、電源切断状態の検知信号としてHレベル→Lレベルに反
転する信号を生成すると共に、電源切断状態の検知時に信号線を共通電位線と短絡させる
ことにより、簡潔な回路で、画素電極に残存していた電荷を速やかに放電させることがで
きることを見出し、本発明を完成するに至ったのである。
すなわち、本発明は、バッテリー抜け等の急激な電源切断状態が生じても、簡潔な回路
で、確実に画素電極に残存していた電荷を放電させることができ、焼き付き現象や再駆動
時のフリッカが生じ難い液晶表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の液晶表示装置は、
液晶層を挟持して互いに対向配置される第1基板及び第2基板を有し、
前記第1基板には、複数の走査線と、複数の信号線と、共通電位線と、前記複数の走査
線及び前記複数の信号線の交差に対応して形成された画素薄膜トランジスターと、前記画
素薄膜トランジスターに電気的に接続された画素電極と、垂直制御回路と、水平制御回路
と、が形成され、
前記第1基板及び第2基板のいずれかに共通電極が形成された液晶表示装置において、
通常の作動時はHレベルであり、電源電圧の低下を検出するとLレベルに反転する電源
切断信号を出力する電源切断検出回路と、
前記複数の走査線に個別に接続され、前記電源切断信号と前記垂直制御回路の出力信号
とを入力として出力を走査線に供給する論理回路と、
前記複数の信号線に個別に接続され、前記電源切断信号によって前記複数の信号線と共
通電位線とを短絡する短絡回路を備え、
前記電源切断信号がLレベルとなると、前記論理回路の出力がHレベルになると共に、
前記複数の信号線の全てが共通電位線と短絡されることを特徴とする。
本発明の液晶表示装置においては、電源切断検出回路として通常の作動時はHレベルで
あり、電源電圧の低下を検出するとLレベルに反転する電源切断信号を出力するものを用
いている。電源切断時には電源電圧が急速に低下するため、特に携帯用の液晶表示装置に
おいては、電源電圧の低下を検出するとHレベルの信号を出力する回路よりも電源切断信
号を発生させやすい。
また、本発明の液晶表示装置では、複数の走査線に個別に接続され、電源切断検出回路
の出力と垂直制御回路の出力信号とを入力とし、電源切断信号がLレベルとなると常にH
レベルになる出力を走査線に供給する論理回路を用いている。この論理回路は、電源切断
信号がLレベルになると、垂直制御回路からの出力信号がどのような状態であっても、出
力がHレベルとなるため、全ての画素トランジスターをON状態とする。そのため、本発
明の液晶表示装置では、画素電極に残留していた電荷を短時間で信号線を介して放電させ
ることができる。
加えて、本発明の液晶表示装置は、複数の信号線に個別に接続され、電源切断検出回路
の出力によって複数の信号線と共通電位線とを短絡する短絡回路を備えている。この短絡
回路は、電源切断信号がLレベルとなると、信号線と共通電位線とが短絡されるようにさ
れているので、信号線の電位は共通電位線の電位と同じになる。しかも、短絡回路自体の
動作速度は、単なるスイッチング作用であるため、速いので、共通電位線の電位は電源切
断後には短時間でグラウンド電位に向かって移行するから、画素電極に残留していた電荷
をより急速に信号線及び共通電位線を介して放電させることができる。従って、本発明の
液晶表示装置によれば、バッテリー抜け等の急速な電源切断が生じても、共通電極との間
の電位差が生じることが抑制され、画素電極に残留していた電荷は短時間で放電されるの
で、焼き付き現象や再起動後のフリッカが生じ難くなる。
加えて、本発明の液晶表示装置においては、画素電極に帯電していた電荷を放電させる
ために追加された回路は論理回路及び短絡回路からなるものであるため、従来例のものに
比すると回路構成が非常に簡単になるという付加的な効果も有している。
また、本発明の液晶表示装置においては、前記論理回路は、前記電源切断検出回路から
の出力信号がNOT回路を経て反転された信号と前記垂直制御回路の出力信号とが入力さ
れるOR回路からなるNOR回路であることが好ましい。
一般的に、垂直制御回路は、n−チャネル型半導体を用いて作製されているため、Hア
クティブのものが多い。一方、本発明の液晶表示装置では、電源切断検出回路として通常
の作動時はHレベルであり、電源電圧の低下を検出するとLレベルに反転する電源切断信
号を出力するものを用いている。そのため、本発明の液晶表示装置によれば、電源切断検
出回路の出力信号がNOT回路を経て反転された信号とされているので、電源切断信号と
垂直制御回路の出力信号とを容易にNOR回路の論理状態に合わせることができるように
なる。
また、本発明の液晶表示装置においては、前記OR回路は、NOR回路とNOT回路が
直列接続されたものからなるものとすることができる。
NOR回路及びNOT回路は、非常に多く使用されている回路である。そのため、本発
明の液晶表示装置によれば、OR回路をNOR回路とNOT回路の直列回路からなるもの
としているので、製造が非常に容易となる。
また、本発明の液晶表示装置においては、前記短絡回路は、ゲート電極に前記電源切断
信号がNOT回路を経て反転された信号が入力され、ソース電極及びドレイン電極がそれ
ぞれ信号線及び共通電位線に接続されたn−チャネル型薄膜トランジスターからなること
が好ましい。
上述したように、本発明の液晶表示装置では、電源切断検出回路として通常の作動時は
Hレベルであり、電源電圧の低下を検出するとLレベルに反転する電源切断信号を出力す
るものを用いている。一方、薄膜トランジスターとしてはn−チャネル型薄膜トランジス
ターが各種回路に多く使用されている。n−チャネル型薄膜トランジスターはゲート電極
に印加される電圧がHレベルとなるとON状態となる。短絡回路を構成する薄膜トランジ
スターのゲート電極に電源切断検出回路からの出力信号がNOT回路を経て反転された信
号が入力されるようになっていると、電源切断検出回路から電源切断信号が検出された時
に確実に信号線及び共通電位線を短絡させることができるようになる。しかも、n−チャ
ネル型薄膜トランジスターの作動時間は極めて早い。そのため、本発明の液晶表示装置に
よれば、画素電極に残留していた電荷を確実に短時間で放電させることができるようにな
る。なお、本発明の液晶表示装置においては、NOR回路が電源切断検出回路からの出力
信号がNOT回路を経て反転された信号と垂直制御回路の出力とが入力されるOR回路か
らなるものであれば、このNOR回路のNOT回路を本発明のNOT回路に兼用させるこ
とができる。
また、本発明の液晶表示装置においては、前記短絡回路は、ゲート電極に前記電源切断
信号が入力され、ソース電極及びドレイン電極がそれぞれ信号線及び共通電位線に接続さ
れたp−チャネル型薄膜トランジスターからなるものとすることができる。
p−チャネル型薄膜トランジスターはゲート電位がLレベルとなるとON状態となる。
本発明の液晶表示装置で用いられている電源切断検出回路は、通常の作動時はHレベルで
あり、電源電圧の低下を検出するとLレベルに反転する電源切断信号を出力するものであ
るから、電源切断検出回路の出力をそのまま短絡回路を構成するp−チャネル型薄膜トラ
ンジスターの作動用として供給することができる。しかも、p−チャネル型薄膜トランジ
スターの作動時間は極めて早い。そのため、本発明の液晶表示装置によれば、画素電極に
残留していた電荷を確実に短時間で放電させることができるようになる。
また、本発明の液晶表示装置においては、前記論理回路及び前記短絡回路は、前記第1
基板又は前記第2基板の表示領域の外周部に形成されていることが好ましい。
論理回路及び短絡用薄膜トランジスターが第1基板及び第2基板とは別の箇所に形成さ
れていると、これらの論理回路及び短絡用薄膜トランジスターと第1基板又は第2基板と
の間をフレキシブルプリント配線基板で接続する必要があるが、このフレキシブルプリン
ト配線基板における信号遅延によって画素電極に帯電していた電荷を短時間で放電するこ
とができなくなる。本発明の液晶表示装置によれば、論理回路及び短絡用薄膜トランジス
ターを第1基板又は第2基板の表示領域の外周部に形成したため、画素電極に帯電してい
た電荷を短時間で放電することができるようになるので、本発明の効果が有効に奏される
ようになる。
また、本発明の液晶表示装置においては、前記画素薄膜トランジスター、前記論理回路
及び前記短絡回路は、半導体材料としてポリシリコンが用いられていることが好ましい。
半導体材料としてポリシリコン、特に低温ポリシリコン(LTPS:Low Temperature
Poly Silicon)を用いた薄膜トランジスターはリーク電流が小さいために画素電極と共通
電極間に残留していた電荷が放電され難い。本発明の液晶表示装置によれば、ポリシリコ
ンを用いた薄膜トランジスターであっても、バッテリー抜け等の急速な電源切断状態が生
じた際に画素電極に残留していた電荷を確実に放電させることができるようになるので、
本発明の効果が顕著に現れる。しかも、本発明の液晶表示装置では、画素薄膜トランジス
ター、論理回路及び短絡回路を同一の製造工程で同時に形成できるため、特に論理回路及
び短絡回路の形成のために製造工数が増加することがなくなる。
実施形態による液晶表示装置のレイアウト、NOR回路及び短絡回路を示す図である。 実施形態の水平制御回路図である。 実施形態の垂直制御回路図である。 図4Aは外部リセット信号に基く電源切断信号発生回路の例であり、図4Bは電源電圧低下に基く電源切断信号発生回路の例である。 図5Aは実施形態のNOR回路の第1の変形例を示す回路図であり、図5Bは実施形態のNOR回路及び短絡回路の第2の変形例を示す回路図である。 本実施形態の液晶表示装置の電源切断状態各部の電圧波形の変化を示すグラフである。 一般的なLTPS−TFTの電気特性の一例を示すグラフである。 従来例の液晶表示装置の垂直制御回路のブロック図である。 従来例の液晶表示装置の水平制御回路のブロック図である。 従来例の液晶表示装置の電源切断時の各部の電位変化を示すタイミングチャートである。
本発明の実施形態のFFSモードの液晶表示装置の具体的構成を図1〜図4を用いて説
明する。なお、図1は実施形態による液晶表示装置のレイアウト、NOR回路及び短絡回
路を示す図である。図2は実施形態の水平制御回路図である。図3は実施形態の垂直制御
回路図である。図4Aは外部リセット信号に基く電源切断信号発生回路の例であり、図4
Bは電源電圧低下に基く電源切断信号発生回路の例である。
この液晶表示装置10は、図1に示すように、アレイ基板AR側のガラス基板11上に
水平制御回路12、垂直制御回路13が形成されており、画素部14には複数の画素(図
1では8画素のみ示す)がマトリクス状に配置されている。
水平制御回路12は、図2に示すように、水平転送クロックCKH及びその反転クロッ
クXCKHに基づき、水平スタート信号STHを順次転送する複数のシフトレジスタSR
Hと、各シフトレジスタSRHの出力に基づいてONする複数の水平スイッチHSWを備
えている。各水平スイッチHSWは薄膜トランジスターTFTからなり、そのゲート電極
に各シフトレジスタSRHの出力が印加され、そのソース電極に映像信号Vsigが印加さ
れ、そのドレイン電極に信号線DLが接続されている。即ち、各水平スイッチHSWは対
応するシフトレジスタSRHの出力に基づいて順番にONし、映像信号Vsigをサンプリ
ングして、複数の信号線DLに個別に出力する。
垂直制御回路13は、図3に示すように、垂直転送クロックCKVに基づき、垂直スタ
ート信号STVを順次転送するシフトレジスタSRVとこのシフトレジスタSRVの出力
に応じて複数の走査線(走査線)GLに個別にゲート信号Vgateを供給するための垂直ス
イッチ回路VSWからなる。
また、各画素の画素トランジスターGTはTFTからなり、そのソース電極は対応する
信号線DLに接続され、そのゲート電極は対応する走査線GLに接続されてゲート信号V
gateによってON・OFFが制御され、更にそのドレイン電極は画素電極15に接続され
ている。ゲート信号Vgateは、画素トランジスターGTをON状態とする電位(選択電位
)VDD及び画素トランジスターGTをOFF状態とする電圧(非選択電位)VBBから
なり、垂直スイッチ回路VSWにより切り替え供給される。
この実施形態の液晶表示装置10では、図1に示すように、垂直制御回路13とそれぞ
れの走査線GLとの間にNOR回路18が形成されており、また、それぞれの信号線DL
と共通電位線COMとの間に短絡回路19が配置されているが、このNOR回路18及び
短絡回路19の具体的構成及び動作原理については後述する。
また、画素電極15に対して電極間絶縁膜(図示省略)を挟んで共通電極16が平面視
で重畳するように形成されている。画素電極15及び共通電極16のうち電極間絶縁膜の
表面(液晶側)に形成されている方は、各画素毎に複数のスリット状開口が形成されてい
る。また、アレイ基板ARのガラス基板11に対向してカラーフィルター基板CFのガラ
ス基板17が設けられ、このガラス基板17上に画素電極15と対向して各種の色のカラ
ーフィルター層(図示省略)が形成されている。
更に、アレイ基板ARのガラス基板11とカラーフィルター基板CFのガラス基板17
との間には液晶LCが封入されている。このような構成のFFSモードの液晶表示装置1
0では、画素電極15及び共通電極16のうちの一方に形成されたスリット状開口を介し
て、画素電極15及び共通電極16間に印加されるほぼ横方向の電位によって液晶LCが
駆動される。
なお、共通電極16には、ライン反転駆動のために、1水平期間毎にHレベルとLレベ
ルを繰り返す共通電極信号VCOMが液晶表示装置の外部または液晶表示装置のアレイ基
板ARのガラス基板11上に設けられた駆動用ICから印加される。画素トランジスター
GTがNチャネル型である場合、ゲート信号がHレベルとなると、画素トランジスターG
TがON状態となる。これにより、映像信号Vsigが信号線DLから画素トランジスター
GTを介して画素電極15に印加され、液晶LCの配向が制御されることで表示が行われ
る。なお、画素トランジスターGTがPチャネル型の場合は、ゲート信号がLレベルとな
ると画素トランジスターGTがON状態となる以外は画素トランジスターGTがNチャネ
ル型の場合と同様に作動するが、以下においては画素トランジスターGTがNチャネル型
の場合について説明する。
上述のように、共通電極信号VCOMはHレベルとLレベルを繰り返すため、液晶LC
を介した容量カップリングにより、画素電極15の電位が変動する。そこで、画素トラン
ジスターGTをONさせるために、ゲート信号のHレベルは昇圧された正の選択電位VD
Dに設定され、画素トランジスターGTをOFFさせるために、ゲート信号のLレベルは
負の非選択電位VBBに設定される。そのようなゲート信号を生成するために、アレイ基
板ARのガラス基板11上には昇圧された正の電位VDD及び負の電位VBBを生成する
負電圧発生回路が形成されている(図示省略)。
また、この実施形態の液晶表示装置10では、電源切断信号DISCHARGEはシス
テムリセット回路24又は電源電圧低下検出回路25によって発生される。システムリセ
ット回路24は、図4Aに示したように、通常の動作時にはHレベル(VDD)の信号を
生成しており、外部から入力されたシステムリセット信号RESETが入力された際に、
電圧変換回路26AによってLレベル(VBB又はVSS)に変換して電源切断信号DI
SCHARGEを出力する回路である。
また、電源電圧低下検出回路25は、図4Bに示したように、電源電圧VINを常時基
準電圧VREFとコンパレーター27によって比較し、このコンパレーター27の出力を
電圧変換回路26Bによって変換し、通常の動作時にはHレベル(VDD)の信号を生成
し、電源電圧VINが所定の電圧値よりも低下したことが検出された際にLレベル(VB
B又はVSS)に変換して、電源切断信号DISCHARGEを出力する回路である。本
実施形態の液晶表示装置10では、バッテリー抜け等の急速な電源切断状態はこの電源電
圧低下検出回路25によって検出される。
この実施形態の液晶表示装置10では、電源切断信号DISCHARGEとして、シス
テムリセット信号RESETが入力された際又は電源電圧VINが所定の電圧値よりも低
下したことが検出された際にLレベルの信号を生成するものを用いている。このような回
路を用いた理由は、特に携帯用の液晶表示装置においては電源切断時には電源電圧が急速
に低下するため、電源電圧の低下を検出するとHレベルの信号を出力する回路よりも電源
切断信号を発生させやすいためである。
また、この実施形態の液晶表示装置10では、垂直制御回路13とそれぞれの走査線G
Lとの間にNOR回路18が形成されている。このNOR回路18は、ここでは電源切断
信号DISCHARGEをNOT回路(インバーター)18aによって反転させた信号と垂
直制御回路13の出力とが入力されるOR回路18bとからなり、このOR回路18bの
出力が各走査線GLに供給されるようになっている。
このような等価的なNOR回路を使用した理由は、垂直制御回路13はHアクティブの
ものであるのに対し、電源切断信号DISCHARGEはシステムリセット信号RESE
Tが入力された際又は電源電圧VINが所定の電圧値よりも低下したことが検出された際
にLレベルとなる回路であるので、これらの全ての論理状態がNOR回路の論理状態と一
致するようにするためである。
なお、このNOR回路18を、OR回路18bを使用することなく比較的多用されてい
る別のNOR回路そのもので構成する場合、第1の変形例である図5Aに示したように、
別のNOR回路18cの出力を別のNOT回路18dで反転させる必要がある。この場合
は、OR回路よりもNOR回路の方が多く使用されていること、及びNOT回路も非常に
多く使用されている回路であることから、製造が容易になるという利点を有する。
また、この実施形態の液晶表示装置10では、信号線DLと共通電位線COMとの間に
短絡回路19が配置されている。この短絡回路19は、ここでは各信号線DL毎に配置さ
れたn−チャネル型薄膜トランジスター20が用いられている。n−チャネル型薄膜トラ
ンジスターは、ゲート電位がHレベルとなるとON状態となり、ゲート電位がLレベルと
なるとOFF状態となる。この実施形態の液晶表示装置10においては、n−チャネル型
薄膜トランジスター20は、通常の動作時には他の構成部分に何等の影響を与えないよう
にするためにOFF状態となり、電源切断時には全ての信号線DLと共通電位線COMと
を短絡させるためにON状態となる必要がある。
一方、電源切断信号DISCHARGEは、通常の作動時はHレベルであり、電源電圧
の低下を検出するとLレベルに反転する信号である。そのため、n−チャネル型薄膜トラ
ンジスター20を通常の動作時にはOFF状態として電源切断時にオン状態とするために
は、電源切断信号DISCHARGEを反転した信号をn−チャネル型薄膜トランジスタ
ー20のゲート電極に供給する必要がある。
そのため、この実施形態の液晶表示装置10では、図1に示すように、NOR回路18
におけるNOT回路18aの出力をn−チャネル型薄膜トランジスター20のゲート電極
に供給するようにしている。このような構成を採用すると、n−チャネル型薄膜トランジ
スターは各種回路に多く使用されている素子であるし、応答速度も早いため、画素電極に
残留していた電荷を確実に短時間で放電させることができるようになると共に、別途短絡
回路19を駆動するためのNOT回路を設ける必要がなくなるため、回路構成が簡略化さ
れ、製造が容易となる。
なお、短絡回路19としては、第2の変形例である図5Bに示したように、p−チャネ
ル型薄膜トランジスター22を使用することもできる。p−チャネル型薄膜トランジスタ
ー22はゲート電位がLレベルとなるとON状態となり、ゲート電位がHレベルとなると
OFF状態となる素子である。既に述べたように、電源切断信号DISCHARGEは、
通常の作動時はHレベルであり、電源電圧の低下を検出するとLレベルに反転する信号で
ある。そのため、短絡回路19としてp−チャネル型薄膜トランジスター22を使用する
場合は、図5Bに示したように、電源切断信号DISCHARGEをそのままp−チャネ
ル型薄膜トランジスター22のゲート電極に供給すればよい。
この場合は、電源切断信号DISCHARGEを、NOR回路18をバイパスさせて直
接p−チャネル型薄膜トランジスター22のゲート電極に供給するようにすればよい。こ
の場合においても、p−チャネル型薄膜トランジスター22の作動時間は極めて早いし、
また、別途短絡回路19を駆動するためのNOT回路を設ける必要がなくなるので、簡潔
な回路構成でありながら画素電極に残留していた電荷を確実に短時間で放電させることが
できるようになる。
ここで、本実施形態の液晶表示装置10の電源切断状態各部の電圧波形の変化を図6を
用いて説明する。なお、図6はT1=1μsのときに電源切断状態とした際の、本実施形
態の液晶表示装置10の信号線DL、画素電極15及び共通電位線COMの電位変化を示
す図である。
本実施形態の液晶表示装置10では、電源切断状態になると、信号線DLに印加されて
いた電位は徐々に低下し、電源切断状態となってから約20μs後に0Vに戻る。また、
画素電極15の電位は、電源切断状態となってから画素トランジスターGTのゲート電位
に引っ張られて一旦急上昇した後に徐々に低下し、例えば約30μs後にVSS=0Vに
戻る。また、共通電位線COMの電位は約−0.5Vから一旦急上昇した後に約−0.5
Vに低下し、その後徐々に上昇し、例えば約30μs後にVSS=0Vに戻る。この時間
は、図7に示した上記特許文献1に開示されている液晶表示装置での画素電極の電位及び
共通電位線の電位共に約80μs後にVSS=0Vに戻ることを考慮すると極めて早い時
間である。
このことは、本実施形態の液晶表示装置10では、上記特許文献1に開示されている液
晶表示装置よりも短時間に画素電極に画素電極に残留していた電荷を放電させることがで
きていることを意味する。そのため、本実施形態の液晶表示装置10では、従来例のもの
よりも短時間で、確実に画素電極に残存していた電荷を放電させることができ、焼き付き
現象や再駆動時のフリッカが生じ難い液晶表示装置が得られることを示している。
このように、本実施形態の液晶表示装置10によれば、バッテリー抜け等の急激な電源
切断状態が生じても、しばらくの間はNOR回路18を介して画素トランジスターGTは
導通状態に維持されていると共に、短絡回路19によって全ての信号線DLは共通電位線
と短絡されるから、画素電極に残留していた電荷は極めて短時間で放電されるので、焼き
付き現象や再起動後のフリッカが生じ難くなる。しかも、本実施形態の液晶表示装置10
で採用したNOR回路18や短絡回路19は簡潔な回路構成であるため、作製が容易とな
る。
なお、上記実施形態の液晶表示装置10では実施形態はNチャネル型のLTPS−TF
Tの場合を例にとり説明したが、半導体層としてPチャネル型のものを用いた場合につい
ても、電圧や電位の極性を考慮すればそのまま採用することができる。更に、上記実施形
態の液晶表示装置では、半導体層として、ポリシリコンを用いた例について説明したが、
アモルファスシリコンを用いた場合についても同様に適用できる。また、上記実施形態の
液晶表示装置10では、FFSモードの液晶表示装置の場合を例にとり説明したが、本発
明は、IPSモードの液晶表示装置等、横電界方式の液晶画素電極であれば同様に適用す
ることができる。
10…液晶表示装置 11…ガラス基板 12…水平制御回路 13…垂直制御回路
14…画素部 15…画素電極 16…共通電極 17…ガラス基板 18…NOR回路
18a…NOT回路 18b…OR回路 18c…別のNOR回路 18d…別のNO
T回路 18f…別のNOT回路 19…短等回路 20…n−チャネル型薄膜トランジ
スター 22…p−チャネル型薄膜トランジスター 24…システムリセット回路 25
…電源電圧低下検出回路 26A、26B…電圧変換回路 27…コンパレーター 50
…垂直制御回路 51…シフトレジスタ 52…ANDゲート 53…ANDゲート 5
4…ORゲート 55…バッファ 60…水平制御回路 61…シフトレジスタ 62…
ANDゲート 63…ORゲート 64…水平スイッチ AR…アレイ基板 CF…カラ
ーフィルター基板 CKH…水平転送クロック CKV…垂直転送クロック XCKH…
反転垂直転送クロック COM…共通電位線 DISCHARGE…電源切断信号 DL
…信号線 GL…走査線 GT…画素トランジスター HSW…水平スイッチ LC…液
晶 RESET…システムリセット信号 SRH…シフトレジスタ SRV…シフトレジ
スタ STV…垂直スタート信号 STH…水平スタート信号 VBB…非選択電位 V
COM…共通電極信号 VCC…電源電圧 VDD…選択電位 Vg…ソース電極間電圧
Vgate…ゲート信号 VIN…電源電圧 VREF…基準電圧 Vsig…映像信号 V
SW…垂直スイッチ回路 Vth…閾電圧

Claims (7)

  1. 液晶層を挟持して互いに対向配置される第1基板及び第2基板を有し、
    前記第1基板には、複数の走査線と、複数の信号線と、共通電位線と、前記複数の走査
    線及び前記複数の信号線の交差に対応して形成された画素薄膜トランジスターと、前記画
    素薄膜トランジスターに電気的に接続された画素電極と、垂直制御回路と、水平制御回路
    と、が形成され、
    前記第1基板及び第2基板のいずれかに共通電極が形成された液晶表示装置において、
    通常の作動時はHレベルであり、電源電圧の低下を検出するとLレベルに反転する電源
    切断信号を出力する電源切断検出回路と、
    前記複数の走査線に個別に接続され、前記電源切断信号と前記垂直制御回路の出力信号
    とを入力として出力を走査線に供給する論理回路と、
    前記複数の信号線に個別に接続され、前記電源切断信号によって前記複数の信号線と共
    通電位線とを短絡する短絡回路を備え、
    前記電源切断信号がLレベルとなると、前記論理回路の出力がHレベルになると共に、
    前記複数の信号線の全てが共通電位線と短絡されることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記論理回路は、前記電源切断検出回路からの出力信号がNOT回路を経て反転された
    信号と前記垂直制御回路の出力信号とが入力されるOR回路からなるNOR回路であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記OR回路は、NOR回路とNOT回路が直列接続されたものからなることを特徴と
    する請求項2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記短絡回路は、ゲート電極に前記電源切断信号がNOT回路を経て反転された信号が
    入力され、ソース電極及びドレイン電極がそれぞれ信号線及び共通電位線に接続されたn
    −チャネル型薄膜トランジスターからなることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装
    置。
  5. 前記短絡回路は、ゲート電極に前記電源切断信号が入力され、ソース電極及びドレイン
    電極がそれぞれ信号線及び共通電位線に接続されたp−チャネル型薄膜トランジスターか
    らなることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  6. 前記論理回路及び前記短絡回路は、前記第1基板又は前記第2基板の表示領域の外周部
    に形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の液晶表示装置。
  7. 前記画素薄膜トランジスター、前記論理回路及び前記短絡回路は、半導体材料としてポ
    リシリコンが用いられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の液晶表示
    装置。
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