JP2011043756A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】不必要に像担持体を削ることなく異物を除去し、像担持体の駆動トルク変動を低減し得る画像形成装置を提供する。
【解決手段】像担持体を駆動する駆動トルクの変動を検知可能な検知手段と、検知手段により検知された駆動トルクの変動情報に基づいて前記像担持体の回転周期に対応する駆動トルク変動の有無を判定し、回転周期に対応する駆動トルク変動がある場合は、駆動トルク変動がない場合に対して、像担持体停止状態から画像形成を開始するまでに像担持体が回転される時間を長くするように制御する制御手段と、を備えてなることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】像担持体を駆動する駆動トルクの変動を検知可能な検知手段と、検知手段により検知された駆動トルクの変動情報に基づいて前記像担持体の回転周期に対応する駆動トルク変動の有無を判定し、回転周期に対応する駆動トルク変動がある場合は、駆動トルク変動がない場合に対して、像担持体停止状態から画像形成を開始するまでに像担持体が回転される時間を長くするように制御する制御手段と、を備えてなることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、プリンタ、複写機又はファクシミリ等の電子写真方式の画像形成装置に関し、特に像担持体に付着した異物の除去技術に関する。
従来のこの種の画像形成装置では、図4(A)に示すように、像担持体としての感光ドラム100に、帯電装置101による帯電、露光装置102による像露光、現像装置103による現像がなされ、転写装置105により記録媒体104にトナー画像が転写される。転写後の感光ドラム100のドラム面は、クリーニングブレード107により転写残トナーが掻き取られ、繰り返し作像に供されている。
しかし、画像形成プロセスが終了して画像形成装置が停止するとき、転写残トナーや感光ドラム100の削れ粉の塊などの異物110が、クリーニングブレード107と感光ドラム100の間に挟まることがある。この異物110は、クリーニングブレード107の圧力で感光ドラム100に押し付けられるため、剥がれにくくなる。この異物110が付着した感光ドラム100表面上の地点Xは、感光ドラム100上の異物110が付着していない位置と比べ摩擦係数が変わる。この状態で次の画像形成プロセスが始まり、Xの地点が1周して再びクリーニングブレード107に到達すると、このXの地点だけは、他地点に比べて摩擦係数が違うので、駆動トルクが変動し感光ドラム100の回転速度が変わる。これによって露光位置Yでは露光ブレが発生し、図4(B)に示されるような長手一様の感光ドラムピッチ横白スジ画像が発生する。さらに再びこの位置がクリーニングブレード107位置に到達すると同じ現象が繰り返され、感光ドラム1周分の周期Rで白スジ画像が発生する。
この問題に対して、従来から、電源ON時の初期工程及び画像形成前工程において、交流ピーク間電圧を印加することで、感光ドラム100上の異物を除去する方法が提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、上記従来例においては、感光ドラム100上の異物の有無に関わらず、前多回転工程及び前回転工程において交流ピーク間電圧を印加するため、不必要に感光ドラム100を削り、感光ドラム100の寿命を短くしてしまうという弊害があった。
本発明は上記弊害を除去するためになされたもので、その目的とするところは、不必要に像担持体を削ることなく異物を除去し、像担持体の駆動トルク変動を低減し得る画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、現像剤像を担持する像担持体と、この像担持体を帯電する帯電手段と、前記像担持体を駆動する駆動手段と、像担持体に担持された現像剤像が転写された後に前記像担持体上に残留する現像剤をクリーニングするクリーニング手段とを備えた画像形成装置において、
前記駆動手段が前記像担持体を駆動する駆動トルクの変動を検知可能な検知手段と、
該検知手段により検知された駆動トルクの変動情報に基づいて前記像担持体の回転周期に対応する駆動トルク変動の有無を判定し、回転周期に対応する駆動トルク変動がある場合は、駆動トルク変動がない場合に対して、像担持体停止状態から画像形成を開始するまでに像担持体が回転される時間を長くするように制御する制御手段と、を備えてなることを特徴とする。
前記駆動手段が前記像担持体を駆動する駆動トルクの変動を検知可能な検知手段と、
該検知手段により検知された駆動トルクの変動情報に基づいて前記像担持体の回転周期に対応する駆動トルク変動の有無を判定し、回転周期に対応する駆動トルク変動がある場合は、駆動トルク変動がない場合に対して、像担持体停止状態から画像形成を開始するまでに像担持体が回転される時間を長くするように制御する制御手段と、を備えてなることを特徴とする。
本発明によれば、不必要に像担持体を削ることなく異物を除去し、像担持体の駆動トルク変動を低減することができる。
以下に本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
はじめに画像形成装置の構成と動作の概略について説明する。
図2(A)は本実施例の画像形成装置の概略構成図である。本実施例の画像形成装置は
、電子写真方式、プロセスカートリッジ着脱式のレーザプリンタである。 この画像形成装置は、現像剤像を担持する像担持体としての感光ドラム201と、この感光ドラム201を帯電する帯電手段としての帯電ローラ202と、感光ドラム201を駆動する駆動用モータ221と、を備えている。また、感光ドラム201に担持された現像剤像が転写された後に、像担持体上である感光ドラム201上に残留する現像剤をクリーニングするクリーニングブレード203を備えている。
はじめに画像形成装置の構成と動作の概略について説明する。
図2(A)は本実施例の画像形成装置の概略構成図である。本実施例の画像形成装置は
、電子写真方式、プロセスカートリッジ着脱式のレーザプリンタである。 この画像形成装置は、現像剤像を担持する像担持体としての感光ドラム201と、この感光ドラム201を帯電する帯電手段としての帯電ローラ202と、感光ドラム201を駆動する駆動用モータ221と、を備えている。また、感光ドラム201に担持された現像剤像が転写された後に、像担持体上である感光ドラム201上に残留する現像剤をクリーニングするクリーニングブレード203を備えている。
感光ドラム201は、回転ドラム型の電子写真感光体である。本例の感光ドラム201は負帯電性の有機感光体であり、駆動用モータ221によって、矢印の時計方向に所定の周速度で回転駆動される。
駆動用モータ221には、図2(B)に示すように、軸の回転の変動を検知するためのエンコーダ221aを設けている。エンコーダ221aは、特に図示しないが、軸に取り付けた回転円板と、回転円板に対して配置するセンサから構成される。回転円板の円周方向に等間隔で放射状に配置したスリットをセンサにより検知し、回転円板の回転速度の情報を制御装置300に入力することにより、感光ドラム201の回転速度を検知して所定の回転速度を保持するように制御する。したがって、エンコーダ221aを含む制御装置300が駆動用モータ221の回転速度を制御する手段である回転速度制御手段として機能する。また、駆動用モータ221とエンコーダ221aを含む制御装置300によって、感光ドラム201の駆動手段が構成される。また、エンコーダ221aのスリットがセンサを通過する時間の変動は、駆動トルク変動に対応するもので、その意味で、エンコーダ221aが駆動トルク変動を検知可能な検知手段を構成する。
駆動用モータ221には、図2(B)に示すように、軸の回転の変動を検知するためのエンコーダ221aを設けている。エンコーダ221aは、特に図示しないが、軸に取り付けた回転円板と、回転円板に対して配置するセンサから構成される。回転円板の円周方向に等間隔で放射状に配置したスリットをセンサにより検知し、回転円板の回転速度の情報を制御装置300に入力することにより、感光ドラム201の回転速度を検知して所定の回転速度を保持するように制御する。したがって、エンコーダ221aを含む制御装置300が駆動用モータ221の回転速度を制御する手段である回転速度制御手段として機能する。また、駆動用モータ221とエンコーダ221aを含む制御装置300によって、感光ドラム201の駆動手段が構成される。また、エンコーダ221aのスリットがセンサを通過する時間の変動は、駆動トルク変動に対応するもので、その意味で、エンコーダ221aが駆動トルク変動を検知可能な検知手段を構成する。
制御装置300は駆動用モータ221を制御するコントローラであり、特に図示しないが、たとえば、駆動用モータ221の各種制御プログラムやデータが格納されるメモリと、プログラムを実行する演算処理装置を備え、各種命令に応じてプログラムを実行して駆動用モータ221を制御する。制御装置300に読み込まれるエンコーダ201aからのパルスは、たとえば、パルス間隔の変動が識別できるようにパルス間隔を時分割してメモリに格納される。
駆動用モータ201の駆動トルクの変動は、駆動用モータ201の回転速度、負荷電流I、入力電圧及び消費電力の少なくともいずれかの変動により検知することができる。
駆動用モータ201の駆動トルクの変動は、駆動用モータ201の回転速度、負荷電流I、入力電圧及び消費電力の少なくともいずれかの変動により検知することができる。
感光ドラム201はその回転過程で帯電ローラ202によって負の所定電位に一様に帯電処理を受ける。本例における帯電ローラ202は感光ドラム201に接触する接触帯電装置であり、感光ドラム201に対して従動回転する。帯電ローラ202に対しては、帯電バイアス電源(不図示)からバイアス電圧が印加される。帯電バイアス電圧には、放電開始電圧の2倍以上のピーク間電圧(Vpp)を有する交流電圧に、所望のドラム上電位Vdに相当する直流電圧Vdcを重畳印加する方式が用いられている。この帯電方法は、直流電圧に交流電圧を重畳印加することによって、感光ドラム201上の局所的な電位ムラを解消し、感光ドラム201上を直流印加電圧Vdcに等しい電位Vdに均一帯電することを狙いとしている。
感光ドラム201はその回転過程で帯電ローラ202による所定の極性・電位の一様な帯電処理を受け、次いで露光装置222による像露光を受ける。これにより感光ドラム201面に静電潜像が形成される。次いでその静電潜像は現像装置205により現像されてトナー像として顕像化される。その感光ドラム202面のトナー像が不図示の給紙部から給送された紙等の記録媒体に対して転写装置223にて転写される。トナー像の転写を受けた記録媒体は感光ドラム201面から分離されて定着装置224へ導入されてトナー像の定着処理を受けて画像形成物として排紙される。記録媒体分離後の感光ドラム201面はクリーニングブレード203により転写残トナーを掻き取られて清掃され、繰り返して作像に供される。
画像形成装置は、上記の手段を用い、帯電、露光、現像、転写、定着、クリーニングの各工程を繰り返して画像形成を行う。
画像形成装置は、上記の手段を用い、帯電、露光、現像、転写、定着、クリーニングの各工程を繰り返して画像形成を行う。
次に画像形成装置の動作工程について説明する。図3に一般的な画像形成装置の動作シーケンスを示す。
画像形成本体内に着脱可能なプロセスカートリッジCが挿入され、画像形成本体の電源がオンになると(S201)、メインモータが駆動され、電源投入時初期動作が始まる(S202)。この工程では、プロセスカートリッジCの有り無し検知、転写ローラ223のクリーニング(転写ローラ223に付着したトナーを感光ドラム201上に吐き出す)などが行われる。
以降は、電源投入時初期動作の工程を前多回転工程と呼ぶ。
画像形成本体内に着脱可能なプロセスカートリッジCが挿入され、画像形成本体の電源がオンになると(S201)、メインモータが駆動され、電源投入時初期動作が始まる(S202)。この工程では、プロセスカートリッジCの有り無し検知、転写ローラ223のクリーニング(転写ローラ223に付着したトナーを感光ドラム201上に吐き出す)などが行われる。
以降は、電源投入時初期動作の工程を前多回転工程と呼ぶ。
前多回転工程が終了すると、画像形成装置は待機(スタンバイ)状態に入る(S203)。不図示のホストコンピュータなどの出力手段から画像情報が画像形成装置に送られると(S204)、メインモータは画像形成本体を駆動して画像形成前の準備工程に入る(S205)。この工程では、諸プロセス機器の印字準備動作が行われ、主として、感光ドラム201上の予備帯電、レーザスキャナ等の露光装置222の立ち上げ、画像形成時の転写電圧の決定、定着装置224の温度調節などが行われる。
以降は、この画像形成前に行われる準備工程を前回転工程と呼ぶ。
前回転工程が終了すると、画像形成工程が開始される(S206)。画像形成工程では、所定タイミングで記録媒体の給紙、感光ドラム201上の像露光、現像、転写、定着などが行われる。
以降は、この画像形成前に行われる準備工程を前回転工程と呼ぶ。
前回転工程が終了すると、画像形成工程が開始される(S206)。画像形成工程では、所定タイミングで記録媒体の給紙、感光ドラム201上の像露光、現像、転写、定着などが行われる。
画像形成工程が終了すると、次のプリント信号がある場合は、次の記録媒体が到達するまでの間、紙間工程に入り次の印字動作を待つ(S208)。また、次のプリント信号がない場合は、画像形成装置は後回転工程に入る(S209)。後回転工程では、感光ドラム201表面の除電や、転写ローラ223のクリーニングなどが行われる。
後回転工程が終了すると、画像形成装置は再び待機(スタンバイ)状態となり(S20
3)、次のプリント信号を待つ。
後回転工程が終了すると、画像形成装置は再び待機(スタンバイ)状態となり(S20
3)、次のプリント信号を待つ。
次に、感光ドラム201上の異物の有無の検知と異物除去について説明する。一連の動作は、図1(A)に記載のフローチャートに従い、図2(B)に示す制御装置によって実行される。
初めに、前多回転及び前回転時の感光ドラム201の駆動トルクの変動を検出する(S1,S2)。この駆動トルクの変動は、この実施例では、駆動用モータ221のエンコーダ221aの、スリットの通過時間、すなわちエンコーダ221aのパルス周期の変動によって検知する。駆動用モータ221は、エンコーダ221aや制御装置300によって所定の速度になるように制御されているが、異物付着のような瞬間的なトルク変動が生じると追随できず、駆動トルクの変動に対応して回転速度も変動する。
もちろん、トルクの変動は、駆動用モータ201の負荷電流I、入力電圧及び消費電力の少なくともいずれかを検知するようにしてもよい。
次に、異物付着の有無を検知する(S3)。すなわち、S1,S2で制御装置に読み込まれた駆動トルクの変動情報に基づいて、感光ドラム201の回転周期に対応する駆動トルク変動の有無を判定する。回転周期に対応する駆動トルク変動がある場合は、感光ドラム201上に異物の付着があると判断する。
すなわち、S1,S2で検出された駆動トルクの変動情報について、感光ドラム201の1周分の周期での瞬間的な変化が検出されない場合、感光ドラム201上に異物は無いと判断する。感光ドラム201の1周分の周期での瞬間的な駆動トルクの変動が検出される場合、感光ドラム201上に異物が付着していると判断する。
初めに、前多回転及び前回転時の感光ドラム201の駆動トルクの変動を検出する(S1,S2)。この駆動トルクの変動は、この実施例では、駆動用モータ221のエンコーダ221aの、スリットの通過時間、すなわちエンコーダ221aのパルス周期の変動によって検知する。駆動用モータ221は、エンコーダ221aや制御装置300によって所定の速度になるように制御されているが、異物付着のような瞬間的なトルク変動が生じると追随できず、駆動トルクの変動に対応して回転速度も変動する。
もちろん、トルクの変動は、駆動用モータ201の負荷電流I、入力電圧及び消費電力の少なくともいずれかを検知するようにしてもよい。
次に、異物付着の有無を検知する(S3)。すなわち、S1,S2で制御装置に読み込まれた駆動トルクの変動情報に基づいて、感光ドラム201の回転周期に対応する駆動トルク変動の有無を判定する。回転周期に対応する駆動トルク変動がある場合は、感光ドラム201上に異物の付着があると判断する。
すなわち、S1,S2で検出された駆動トルクの変動情報について、感光ドラム201の1周分の周期での瞬間的な変化が検出されない場合、感光ドラム201上に異物は無いと判断する。感光ドラム201の1周分の周期での瞬間的な駆動トルクの変動が検出される場合、感光ドラム201上に異物が付着していると判断する。
図1(B)は、検出された駆動トルクの変動情報、すなわち時間変化を模式的に表したグラフである。検出結果Taでは、ギアのかみ合わせ不良によるギアピッチの駆動トルク変動や感光ドラム201回転軸に対する偏芯回転による感光ドラム1周分周期での駆動トルク変動が見られる。しかし、感光ドラム1周分周期で全体として連続的に変化しており、瞬間的な急激な変化は見られない。この場合感光ドラム201上に異物は無いと判断する。
一方、検出結果Tbでは、検出結果Taに見られるギアのかみ合わせ不良や感光ドラム回転軸に対する偏芯回転による駆動トルクの変動に加え、瞬間的に駆動トルクTが上昇した後さらに瞬間的に急激に駆動トルクが下降し、上昇する前の駆動トルクに戻る過渡的な局部的変動が感光ドラム1周分周期で見られる。これは感光ドラム201上に異物が付着し、付着した場所と付着していない場所での摩擦係数の差に起因して局部的に駆動トルクが変動した結果と考えられる。このため検出結果Tbに表される感光ドラム1周分周期で局部的に瞬間的な急激なトルク変動が見られた場合、感光ドラム302上に異物が付着していると判断する。
感光ドラム201の周期に対応する局部的に瞬間的で急激な駆動トルク変動が無く、感光ドラム302上に異物が付着していないと判断した場合は回復動作、すなわち異物除去シーケンスを行わず、次の画像形成工程に移る(S5)。一方、異物が付着していると判断した場合は異物除去シーケンスを行い、感光体ドラム201の回転周期に対応する駆動トルクの変動を低減する。
駆動トルクの変動の識別は、図1(B)のTbとTaを区別できるように、たとえば、単位時間当たりのトルクの変動幅や変化率を演算し、変動幅や変化率が予め定めた閾値より大きいかどうかで識別することができるし、その他、種々の方法で判定することができる。
駆動トルクの変動の識別は、図1(B)のTbとTaを区別できるように、たとえば、単位時間当たりのトルクの変動幅や変化率を演算し、変動幅や変化率が予め定めた閾値より大きいかどうかで識別することができるし、その他、種々の方法で判定することができる。
次に、異物除去シーケンス(S4)について説明する。このシーケンスは、感光ドラム201を回転し続けて付着物をクリーニングブレード203によりクリーニングして駆動
トルク変動を低減する回復動作を行うものである。
異物の除去は感光ドラム201の回転を続けることで可能となる。感光ドラム201を回転させ、クリーニングブレード203を異物付着部分が何度か通過することで、クリーニングブレード203により異物を剥ぎ取り除去することができる。
すなわち、回転周期に対応する駆動トルク変動がある場合は、駆動トルク変動がない場合に対して、像担持体停止状態である感光ドラム201の停止状態から画像形成を開始するまでに感光ドラム201が回転される時間を長くするように制御する。
トルク変動を低減する回復動作を行うものである。
異物の除去は感光ドラム201の回転を続けることで可能となる。感光ドラム201を回転させ、クリーニングブレード203を異物付着部分が何度か通過することで、クリーニングブレード203により異物を剥ぎ取り除去することができる。
すなわち、回転周期に対応する駆動トルク変動がある場合は、駆動トルク変動がない場合に対して、像担持体停止状態である感光ドラム201の停止状態から画像形成を開始するまでに感光ドラム201が回転される時間を長くするように制御する。
また、より効率的に異物を除去する手段として、感光ドラム201を回転させながら感光ドラム201表面で放電を起こす方法がある。この方法は、回復動作として、帯電ローラ202により感光ドラム201を帯電させながら感光ドラム201を回転し続ける動作とするものである。すなわち、帯電ローラ202により交流ピーク間電圧を、帯電ローラ202と感光ドラム201表面の間に印加する事で放電を起こす。放電させることで、感光ドラム201表面の分子と分子をつないでいる鎖が切断されやすくなり、感光ドラム201表面の樹脂は低分子化され、クリーニングブレード203により容易に削れるようになる。それに伴い感光ドラム201表面に付着した異物も感光ドラム201表面の樹脂と一緒に剥ぎ取られる。
異物除去シーケンスは、感光ドラム201表面に付着した異物が除去されるまで行う。異物除去シーケンス中も、駆動トルクの変動の検出を行い、駆動トルクの時間変化において、図4の検出結果Taのように、感光ドラム201の1周分の周期での瞬間的な変化が見られなくなるまで行う。
異物除去シーケンスは、感光ドラム201表面に付着した異物が除去されるまで行う。異物除去シーケンス中も、駆動トルクの変動の検出を行い、駆動トルクの時間変化において、図4の検出結果Taのように、感光ドラム201の1周分の周期での瞬間的な変化が見られなくなるまで行う。
以上に述べた異物除去シーケンスにより、感光ドラム201体上に付着した異物を除去し、感光ドラム201の回転周期の駆動トルク変動を低減することができる。
また、感光ドラム201が回り始めて最初の一周目の駆動トルク変動にのみ注目することで、クリーニング手段であるクリーニングブレード203と感光ドラム201の接触部分で形成される付着物の有無について効率的に判断できる。クリーニングブレード203と感光体ドラム201の接触部分で形成される付着物は、感光ドラム201を回転させ何度もクリーニングブレード203を通過させる間に剥ぎ取られてしまう。そのため、駆動トルクの変動は感光体ドラム201が回り始めて最初の一周目において最も顕著に表れる。
そこで、画像形成のために感光ドラム201を回転し始めるときに駆動トルクの変動を判定することが効果的である。このように、感光ドラム201が回り始めて最初の一周目の駆動トルクの変動を検出すれば、効果的に付着物の有無を判断できる。さらに、最初の一周目の駆動トルク変動のみ測定し、二周目以降の駆動トルク変動を無視することにより、短時間で付着物の有無を判断できる。
また、感光ドラム201が回り始めて最初の一周目の駆動トルク変動にのみ注目することで、クリーニング手段であるクリーニングブレード203と感光ドラム201の接触部分で形成される付着物の有無について効率的に判断できる。クリーニングブレード203と感光体ドラム201の接触部分で形成される付着物は、感光ドラム201を回転させ何度もクリーニングブレード203を通過させる間に剥ぎ取られてしまう。そのため、駆動トルクの変動は感光体ドラム201が回り始めて最初の一周目において最も顕著に表れる。
そこで、画像形成のために感光ドラム201を回転し始めるときに駆動トルクの変動を判定することが効果的である。このように、感光ドラム201が回り始めて最初の一周目の駆動トルクの変動を検出すれば、効果的に付着物の有無を判断できる。さらに、最初の一周目の駆動トルク変動のみ測定し、二周目以降の駆動トルク変動を無視することにより、短時間で付着物の有無を判断できる。
201 感光ドラム(像担持体)
202 帯電ローラ(帯電手段)
203 クリーニングブレード(クリーニング手段)
221 駆動用モータ(駆動手段)
221a エンコーダ(検知手段)
300 制御装置(制御手段)
202 帯電ローラ(帯電手段)
203 クリーニングブレード(クリーニング手段)
221 駆動用モータ(駆動手段)
221a エンコーダ(検知手段)
300 制御装置(制御手段)
Claims (6)
- 現像剤像を担持する像担持体と、この像担持体を帯電する帯電手段と、前記像担持体を駆動する駆動手段と、像担持体に担持された現像剤像が転写された後に前記像担持体上に残留する現像剤をクリーニングするクリーニング手段とを備えた画像形成装置において、
前記駆動手段が前記像担持体を駆動する駆動トルクの変動を検知可能な検知手段と、
該検知手段により検知された駆動トルクの変動情報に基づいて前記像担持体の回転周期に対応する駆動トルク変動の有無を判定し、回転周期に対応する駆動トルク変動がある場合は、駆動トルク変動がない場合に対して、像担持体停止状態から画像形成を開始するまでに像担持体が回転される時間を長くするように制御する制御手段と、を備えてなることを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記検知手段により検知された駆動トルク変動が前記像担持体の回転周期で瞬間的に上昇した後にさらに瞬間的に下降するように変化するか否かで、前記像担持体の回転周期の駆動トルク変動の有無を判定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記駆動手段は、前記像担持体を回転させるモータと、このモータの回転速度を保持するように制御する手段とを有し、前記検知手段は、前記モータの回転速度、負荷電流、入力電圧及び消費電力の少なくともいずれかにより前記駆動手段の駆動トルク変動を検知することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 前記像担持体の回転周期に対応する駆動トルク変動は、像担持体とクリーニング手段の接触部分で前記像担持体上に形成される付着物が前記クリーニング手段を通過するときの変動であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかの項に記載の画像形成装置。
- 前記回復動作は、前記帯電手段により前記像担持体を帯電させながら前記像担持体を回転し続ける動作とすることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかの項に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、画像形成のために前記像担持体を回転し始めるときの駆動トルクの変動を判定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかの項に記載の画像形成装置。
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2009
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