JP2011043426A - 特別燃料集合体収納缶及びキャスク - Google Patents

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Abstract

【課題】より安全に特別燃料集合体収納缶内にある液体の圧力の上昇を抑制すること。
【解決手段】収納缶1は、ダメージを受けていないと見受けられる燃料集合体である健全燃料集合体を収納する空間から隔離された空間であって、ダメージを受けていると見受けられる燃料集合体である特別燃料集合体FRLを液体と共に収納できる特別燃料集合体収納空間20と、健全燃料集合体を収納する空間から隔離された空間、かつ、特別燃料集合体収納空間20とは別の空間であって、気体及び液体を溜めるための流体溜め空間25と、特別燃料集合体収納空間20と流体溜め空間25とを連通する連通管28とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、ダメージを受けていると見受けられるリサイクル燃料の燃料集合体を収納する特別燃料集合体収納缶、及び、特別燃料集合体収納缶を収納するキャスクに関する。
原子炉で用いられた燃料集合体は、キャスクと呼ばれる容器に収納されて、輸送されたり貯蔵されたりする。ここで、安全を確保するために、燃料集合体は慎重に取り扱われる。例えば、特許文献1には、燃料集合体が装荷されるセルの4辺を中性子吸収材充填板で囲む技術が開示されている。
特開2002−40192号公報
ここで、燃料集合体は、ダメージを受けないように慎重に取り扱われている。しかしながら、燃料集合体をさらに安全に取り扱うためには、ダメージを受けていると見受けられる燃料集合体をどのように輸送するのかを想定しておく必要がある。以下、ダメージを受けていると見受けられ、健全な燃料集合体と区別して取り扱われる必要がある燃料集合体を特別燃料集合体という。
特許文献1に開示されている技術は、臨界安全性の確保はできるが、特別燃料集合体を輸送することは想定されていない。よって、仮に特許文献1に開示されているキャスクに特別燃料集合体を収納する場合、特別燃料集合体は、特別燃料集合体収納缶と呼ばれる密閉容器に収納され、特別燃料集合体収納缶ごとキャスクに収納される必要がある。これは、特別燃料集合体からガスや固形物が漏洩した場合を想定しておく必要があるためである。特別燃料集合体が特別燃料集合体収納缶に収納されることにより、万が一特別燃料集合体からガスや固形物が漏洩しても、前記ガスや固形物は特別燃料集合体収納缶内に留まり、キャスク内全体に拡散しない。
ここで、特別燃料集合体を含む燃料集合体は、放射性物質の崩壊熱によって発熱する。よって、特別燃料集合体収納缶内に特別燃料集合体と共に収納された液体(純粋やほう酸水などの原子力施設で用いられる水)は、特別燃料集合体から熱を受けて膨張しようとする。しかしながら、特別燃料集合体収納缶内は、上述のように密閉された空間であるため、特別燃料集合体収納缶内の液体は膨張できずに圧力が上昇する。この特別燃料集合体収納缶内にある液体の圧力の上昇を抑制するための方法として、特別燃料集合体を収納する空間にあらかじめ気体(空気)を導入しておく方法が考えられるが、より安全に特別燃料集合体を輸送するためには、特別燃料集合体が液体から露出するおそれも考慮しておく必要がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、より安全に特別燃料集合体収納缶内にある液体の圧力の上昇を抑制することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る特別燃料集合体収納缶は、ダメージを受けていないと見受けられる燃料集合体である健全燃料集合体を収納する空間から隔離された空間であって、ダメージを受けていると見受けられる燃料集合体である特別燃料集合体を液体と共に収納できる特別燃料集合体収納空間と、前記健全燃料集合体を収納する空間から隔離された空間、かつ、前記特別燃料集合体収納空間とは別の空間であって、気体及び液体を溜めるための流体溜め空間と、前記特別燃料集合体収納空間と前記流体溜め空間とを連通する空間連通手段と、を備えることを特徴とする。
特別燃料集合体を含め、燃料集合体は放射性物質の崩壊熱によって発熱する。よって、特別燃料集合体を収納する特別燃料集合体収納空間内の液体である水も特別燃料集合体から熱を受け取って温度が上昇する。すると、特別燃料集合体収納空間の水は膨張する。そして、特別燃料集合体収納空間内の水の一部は、空間連通手段を介して流体溜め空間に移動する。この時、流体溜め空間内の気体である空気は圧縮される。ここで、仮に、流体溜め空間内に気相部が無い場合、特別燃料集合体収納缶は、特別燃料集合体収納空間及び流体溜め空間内の水がそれ以上膨張できずに、前記水の圧力が上昇する。しかしながら、本発明に係る特別燃料集合体収納缶は、流体溜め空間に気相部があるため、水の代わりに空気が圧縮されることにより、水の圧力の上昇を抑制できる。
また、本発明に係る特別燃料集合体収納缶は、特別燃料集合体収納空間内に気体が溜められる部分である気相部が設けられない。特別燃料集合体収納缶は、特別燃料集合体収納空間とは別の空間である流体溜め空間に気相部が設けられる。よって、特別燃料集合体収納缶は、特別燃料集合体が水から露出するおそれを抑制できる。結果として、特別燃料集合体の温度の上昇を抑制できる。かつ、キャスクとしての臨界防止性能及び放射線遮へい性能の低下も抑制できる。また、ユーザーは、特別燃料集合体収納缶をプールに沈めることにより、流体溜め空間内に空気を閉じ込めることができる。よって、特別燃料集合体収納缶は、流体溜め空間内の空気の量を調節するための手間を低減できる。また、流体溜め空間に導く空気の量を調節する場合、誤った量の空気が流体溜め空間に導入されるおそれを考慮する必要がある。しかしながら、特別燃料集合体収納缶は、流体溜め空間に導く空気の量をユーザーが調節せずとも、一定量の空気を流体溜め空間に導ける。よって、特別燃料集合体収納缶は、ユーザーの手間を低減できる。また、特別燃料集合体収納缶は、ユーザーによる誤操作も低減できる。
本発明の好ましい態様としては、前記空間連通手段は、一方の端部が前記特別燃料集合体収納空間に開口し、他方の端部が前記流体溜め空間に開口する管状部材からなることが望ましい。また、本発明の好ましい態様としては、前記管状部材は、曲がった部分を有することが望ましい。
ここで、本発明に係る空間連通手段は、流体が流体溜め空間から特別燃料集合体収納空間に向かって流れる際に、鉛直方向下側に向かって流れる部分を有するように姿勢が維持される必要がある。これにより、本発明に係る特別燃料集合体収納缶は、流体溜め空間から特別燃料集合体収納空間への空気の移動を抑制できる。空間連通手段の形状が曲がった部分を有すると、空間連通手段が直線のみの場合よりも、空間連通手段は、流体が流体溜め空間から特別燃料集合体収納空間に向かって流れる際に、鉛直方向下側に向かって流れる部分を有する姿勢の数が増加する。よって、上記構成により、本発明に係る特別燃料集合体収納缶は、流体溜め空間から特別燃料集合体収納空間への空気の移動をより好適に抑制できる。
本発明の好ましい態様としては、前記管状部材は、環状または螺旋状に形成されることが望ましい。
ここで、特別燃料集合体収納缶を収納するキャスクは、燃料集合体を安全に輸送できるように設計され、かつ、取り扱われている。しかしながら、燃料集合体をより安全に輸送するためにはキャスクが落下した場合を想定しておく必要がある。しかしながら、上記構成により、本発明に係る特別燃料集合体収納缶の空間連通手段は、キャスクが仮に落下して、キャスクが転がった場合であっても、流体が流体溜め空間から特別燃料集合体収納空間に向かって流れる際に鉛直方向下側に向かって流れる部分を有する。よって、仮にキャスクが落下した場合であっても、特別燃料集合体収納缶は、流体溜め空間から特別燃料集合体収納空間へ向かう空気の移動を抑制できる。
本発明の好ましい態様としては、前記流体溜め空間から前記特別燃料集合体収納空間へ前記空間連通手段を介して流体が移動する際の抵抗を増加させて、前記流体溜め空間から前記特別燃料集合体収納空間へ前記空間連通手段を介して移動する前記空気の量を抑制する気体移動抑制手段を備えることが望ましい。
上記構成により、本発明に係る特別燃料集合体収納缶は、流体溜め空間から特別燃料集合体収納空間へ向かう空気の移動を抑制できる。
本発明の好ましい態様としては、前記特別燃料集合体収納空間は、一方向に長い形状の容器である特別燃料集合体収納空間形成部材の内部に設けられ、前記流体溜め空間は、一方向に長い形状の容器である流体溜め空間形成部材の内部に設けられ、前記流体溜め空間形成部材の長手方向に沿う前記流体溜め空間形成部材の中心線は、前記特別燃料集合体収納空間形成部材の長手方向に沿う前記特別燃料集合体収納空間形成部材の中心線に対して傾斜することが望ましい。
上記構成により、本発明に係る特別燃料集合体収納缶は、空間連通手段が流体溜め空間に開口する部分が、流体溜め空間の中で鉛直方向下側に配置されるように配置されることができる。気体である空気は液体である水よりも密度が低い。よって、空気は水よりも鉛直方向上側に溜まる。これにより、特別燃料集合体収納缶は、空間連通手段が流体溜め空間に開口する部分と、流体溜め空間内の水面との距離をより大きく確保できる。これにより、特別燃料集合体収納缶は、流体溜め空間から特別燃料集合体収納空間に向かって空気が空間連通手段を通過するおそれをより好適に抑制できる。
本発明の好ましい態様としては、前記特別燃料集合体収納空間と前記流体溜め空間とが、1つの筒状部材の内部に設けられることが望ましい。
上記構成により、本発明に係る特別燃料集合体収納缶は、構造もシンプルになる。よって、本発明に係る特別燃料集合体収納缶は、より製造されやすくなる。また、特別燃料集合体収納缶は、筒状部材の外部に流体溜め空間形成部材が設けられないため外形がシンプルになる。これにより、特別燃料集合体収納缶は、キャスク内に設けられる特別燃料集合体収納缶を収納するための両用セルに挿入されやすくなる。
本発明の好ましい態様としては、前記特別燃料集合体収納空間と前記流体溜め空間とは、前記1つの筒状部材の内部に仕切り板が設けられることで形成されることが望ましい。
仕切板は、例えば、筒状容器や空間連通手段としての管状部材の組み合わせよりも一般的に構造が単純である。よって、本発明に係る特別燃料集合体収納缶は、仮にキャスクが落下した場合に受ける外力に対して、強度を得やすい。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るキャスクは、筒状に形成される胴本体と、前記胴本体の一方の端部に設けられるキャスク底部と、前記胴本体の他方の端部に設けられるキャスク蓋部と、前記胴本体と、キャスク底部と、キャスク蓋部と、で囲まれる空間に設けられて、燃料集合体がそれぞれ1体ずつ装荷される複数のセルと、を備え、前記複数のセルのうちの少なくとも1つは、ダメージを受けていないと見受けられる燃料集合体である健全燃料集合体を収納する空間から隔離された空間であって、ダメージを受けていると見受けられる燃料集合体である特別燃料集合体を液体と共に収納できる特別燃料集合体収納空間と、前記健全燃料集合体を収納する空間から隔離された空間、かつ、前記特別燃料集合体収納空間とは別の空間であって、気体及び液体を溜める流体溜め空間と、前記特別燃料集合体収納空間と前記流体溜め空間とを連通する空間連通手段と、を備える特別燃料集合体収納缶を収納できる大きさに形成されることを特徴とする。
本発明に係るキャスクは、上述の特別燃料集合体収納缶を内部に収納できる。よって、本発明に係るキャスクは、特別燃料集合体収納缶の流体溜め空間に気相部があるため、水の代わりに空気が圧縮されることにより、特別燃料集合体収納缶内にある水の圧力の上昇を抑制できる。また、本発明に係るキャスクは、特別燃料集合体収納缶の特別燃料集合体収納空間内に気相部が設けられない。特別燃料集合体収納缶は、特別燃料集合体収納空間とは別の空間である流体溜め空間に気相部が設けられる。よって、特別燃料集合体収納缶を収納する本発明に係るキャスクは、特別燃料集合体が水から露出するおそれを抑制できる。結果として、特別燃料集合体収納缶は、空気より伝熱性に優れる水に接している特別燃料集合体の温度の上昇を抑制でき、かつ、キャスクとしての臨界防止性能及び放射線遮へい性能の低下も抑制できる。
また、ユーザーは、特別燃料集合体収納缶をプールに沈めることにより、流体溜め空間内に空気を閉じ込めることができる。よって、特別燃料集合体収納缶を収納する本発明に係るキャスクは、流体溜め空間内の空気の量を調節するための手間を低減できる。また、流体溜め空間に導く空気の量を調節する場合、誤った量の空気が流体溜め空間に導入されるおそれを考慮する必要がある。しかしながら、特別燃料集合体収納缶は、流体溜め空間に導く空気の量をユーザーが調節せずとも、一定量の空気を流体溜め空間に導ける。よって、特別燃料集合体収納缶を収納する本発明に係るキャスクは、ユーザーの手間を低減できる。また、特別燃料集合体収納缶を収納する本発明に係るキャスクは、ユーザーによる誤操作も低減できる。
本発明は、より安全に収納缶内にある液体の圧力の上昇を抑制できる。
図1は、実施形態1のキャスクを示す斜視図である。 図2は、胴中心線に直交する仮想の平面で実施形態1のバスケットを切って示す断面図である。 図3は、実施形態1の収納缶を示す正面図である。 図4は、収納缶中心線に直交するA−A断面で実施形態1の収納缶を切って示す断面図である。 図5は、実施形態1の収納缶を示す側面図である。 図6は、蓋取付部と蓋とを示す断面図である。 図7は、プールに沈められる前の実施形態1の収納缶を模式的に示す説明図である。 図8は、プール内の水が特別燃料集合体収納空間に流れ込んでいる最中の実施形態1の収納缶を模式的に示す説明図である。 図9は、プール内の水が特別燃料集合体収納空間に流れ込んだ後の実施形態1の収納缶を模式的に示す説明図である。 図10は、特別燃料集合体を収納した実施形態1の収納缶を模式的に示す説明図である。 図11は、横倒しされた実施形態1の収納缶を模式的に示す説明図である。 図12は、横倒しされた実施形態2の収納缶を模式的に示す説明図である。 図13は、横倒しされた実施形態2の他の収納缶を示す側面図である。 図14は、横倒しされた実施形態3の収納缶を模式的に示す説明図である。 図15は、横倒しされた実施形態4の収納缶の連通管を、収納缶中心線に直交する仮想面で切って模式的に示す断面図である。 図16は、収納缶中心線を含む仮想平面で実施形態5の収納缶を切って示す断面図である。 図17は、実施形態5の収納缶のスリットを模式的に示す説明図である。 図18は、横倒しされた実施形態5の他の収納缶を、収納缶中心線を含む仮想面で切って模式的に示す断面図である。 図19は、収納缶中心線を含む仮想平面で実施形態6の収納缶を切って示す断面図である。 図20は、収納缶中心線を含む仮想平面で横倒しされた実施形態6の収納缶を切って示す断面図である。
以下に、本発明に係るバスケット及びキャスクの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
(実施形態1)
図1は、実施形態1のキャスクを示す斜視図である。図2は、胴中心線に直交する仮想の平面で実施形態1のバスケットを切って示す断面図である。図1に示す実施形態1のキャスク10は、燃料集合体FRを収納する容器である。キャスク10は、燃料集合体FRを輸送するための容器でもよいし、燃料集合体FRを貯蔵するための容器でもよい。キャスク10は、胴本体11と、下部緩衝体12と、上部緩衝体13と、キャスク底部14と、キャスク蓋部15と、バスケット16とを含んで構成される。胴本体11は、筒状に形成される。キャスク底部14は、胴本体11の一方の端部に隙間なく設けられる。キャスク蓋部15は、胴本体11の他方の端部に隙間なく設けられる。
バスケット16は、胴本体11と、キャスク底部14と、キャスク蓋部15とで囲まれる空間に設けられる。バスケット16は、図1及び図2に示すように複数のセル17が設けられる。キャスク10は、各セル17に1体ずつ燃料集合体FRが収納される。キャスク10は、プール内に沈められた状態でセル17内に燃料集合体FRが挿入される。その後、キャスク10は、プールから引き上げられる。キャスク10は、図1に示す胴本体11の胴中心線CL01が鉛直方向に沿い、キャスク底部14がキャスク蓋部15よりも鉛直方向下側に配置された姿勢で、バスケット16内の水が排出される。
図2に示すように、セル17は、例えば、角パイプによって形成される。バスケット16は、複数の角パイプが胴本体11の胴中心線CL01方向に向かって胴本体11に挿入されることで、複数のセル17が構成される。バスケット16は、複数のセル17のうちの少なくとも1つが両用セル18として形成される。本実施形態では、バスケット16は、両用セル18を1つ備える。両用セル18は、ダメージが見受けられる特別燃料集合体FRLを収納する場合と、ダメージが見受けられない健全燃料集合体FRHを収納する場合との2つの場合がある。特別燃料集合体FRLが両用セル18に収納される場合、キャスク10は、収納缶1と呼ばれる特別燃料集合体FRL用の容器が用いられる。特別燃料集合体収納缶としての収納缶1は、両用セル18に挿入される。そして、特別燃料集合体FRLは、収納缶1の中に収納される。以下に、収納缶1の構成を説明する。
図3は、実施形態1の収納缶を示す正面図である。図4は、収納缶中心線に直交するA−A断面で実施形態1の収納缶を切って示す断面図である。図5は、実施形態1の収納缶を示す側面図である。収納缶1は、図3及び図4に示す特別燃料集合体収納空間20と、流体溜め空間25とを備える。特別燃料集合体収納空間20は、特別燃料集合体を収納する空間である。特別燃料集合体収納空間20は、図3及び図4に示す筒状部材21と、図3に示す底部22とによって囲まれる空間である。
筒状部材21は、図4に示すように、第1面21aと、第2面21bと、第3面21cと、第4面21dとを含む角状の筒である。筒状部材21は、一方向に長い形状である。第1面21aと第3面21cとは、互いに対向する。第2面21bと第4面21dとは、互いに対向する。この筒状部材21の中心線を特別燃料集合体収納空間形成部材中心線CL02という。ここで、特別燃料集合体収納空間形成部材中心線CL02は、筒状部材21を長手方向で無数に切った際の各断面の図芯をつなぐ仮想の線である。特別燃料集合体収納空間形成部材中心線CL02は、筒状部材21の長手方向に沿う仮想線である。図3に示す底部22は、筒状部材21の2つの開口のうち、一方の端部に取り付けられる。筒状部材21の2つの開口のうちの他方の端部は、開口端である。前記開口端には、後述する蓋が着脱される蓋取付部23が形成される。健全燃料集合体FRHは、筒状部材21の2つの開口のうちの開口端から底部22側に向かって特別燃料集合体収納空間20内に挿入される。蓋が開口端に取り付けられると、特別燃料集合体収納空間20は、健全燃料集合体FRHが収納される図1に示すバスケット16内の空間から隔離された空間となる。
流体溜め空間25は、気体及び液体を溜めるための空間である。本実施形態では、気体は空気である。また、液体は水である。流体溜め空間25は、例えば一方向に長い筒状容器26の内部に形成される。本実施形態では、筒状容器26は、図4及び図5に示すように、2つ設けられる。なお、筒状容器26の個数は、1つでもよいし、3つ以上でもよい。筒状容器26を設けるためのスペースを図2に示す両用セル18内に確保し難い場合、収納缶1は、1つあたりの容量が小さい小型の筒状容器26を複数備えることで、筒状容器26全体で必要な容量を確保してもよい。筒状容器26は、支持部材27によって、図3及び図4に示す第2面21bに取り付けられる。本実施形態では、筒状容器26は、特別燃料集合体収納空間形成部材中心線CL02と平行に設けられる。
収納缶1は、さらに、図3及び図5に示す連通管28と、図3及び図4に示すドレン管29とを備える。連通管28及びドレン管29は、管状部材である。空間連通手段としての連通管28は、第1端部28aが特別燃料集合体収納空間20に開口し、第2端部28bが流体溜め空間25に開口する。第1端部28aは、図3に示す第2面21bに形成された孔に連結される。第2端部28bは、本実施形態では、筒状容器26の部分のうち最も底部22側の部分に開口する。これにより、連通管28は、特別燃料集合体収納空間20と流体溜め空間25とを連通する。ドレン管29は、特別燃料集合体収納空間20から流体を排出するための通路を形成する部材である。ドレン管29は、第1端部29aが特別燃料集合体収納空間20に開口し、第2端部29bが蓋取付部23に形成される孔に連結される。第1端部29aは、図3に示す第4面21dに形成された孔に連結される。第2端部29bは、筒状部材21の蓋取付部23に形成された孔に連結される。
図6は、蓋取付部と蓋とを示す断面図である。図6に示す蓋24は、筒状部材21の蓋取付部23に取り付けられる。蓋24は、排出孔24aと、導入孔24bとを備える。排出孔24a及び導入孔24bは、特別燃料集合体収納空間形成部材中心線CL02方向に蓋24を貫通する。蓋24が蓋取付部23に取り付けられた状態で、排出孔24aは、蓋取付部23に形成された孔であって、ドレン管29の第2端部29bが接続される孔と対向する。また、蓋24が蓋取付部23に取り付けられた状態で、導入孔24bは、筒状部材21の開口端と対向する。蓋24は、例えば、複数のボルト24cによって着脱できるように蓋取付部23に取り付けられる。蓋24と蓋取付部23との間には、シール部材24dが設けられる。シール部材24dは、蓋24と蓋取付部23との間の隙間を低減する。次に、特別燃料集合体FRLを本実施形態の収納缶1に収納する方法及び特別燃料集合体FRLを収納缶1から取り出す方法を説明する。
図7は、プールに沈められる前の実施形態1の収納缶を模式的に示す説明図である。図8は、プール内の水が特別燃料集合体収納空間に流れ込んでいる最中の実施形態1の収納缶を模式的に示す説明図である。図9は、プール内の水が特別燃料集合体収納空間に流れ込んだ後の実施形態1の収納缶を模式的に示す説明図である。図10は、特別燃料集合体を収納した実施形態1の収納缶を模式的に示す説明図である。図7から図10の各図は、模式図であるため収納缶1のみを示すが、実際は、収納缶1は、図2に示すキャスク10の両用セル18に挿入された状態でプールに沈められる。または、収納缶1は、キャスク10がプールに沈められた後に両用セル18に挿入される。
図7に示すように、収納缶1は、まず、図6に示す蓋24が蓋取付部23から取り外された状態で、プールに沈められる。この時、特別燃料集合体収納空間20及び流体溜め空間25の内部には、空気のみがある。図8に示すように筒状部材21の開口端がプール内に浸かると、プール内の水は、収納缶1の特別燃料集合体収納空間20に流れ込む。特別燃料集合体収納空間20に流れ込んだ水は、連通管28を介して流体溜め空間25にも導かれる。ここで、第2端部28bは、流体溜め空間25に導かれた水に浸かっている。流体溜め空間25には、流体が流体溜め空間25の内部から流体溜め空間25の外部へ排出される通路が第2端部28b以外にない。よって、流体溜め空間25内に導かれる水の量が増えるほど、流体溜め空間25内の空気は圧縮されていく。
流体溜め空間25内の空気の圧力が上昇し、流体溜め空間25内の空気の圧力と流体溜め空間25内の水の圧力とが等しくなると、図9に示すように、特別燃料集合体収納空間20から流体溜め空間25へ水が移動しなくなる。これにより、収納缶1は、流体溜め空間25内の水の水位の変化がとまり、流体溜め空間25内に気相部ARが確保される。ここで、流体溜め空間25内の水の水位とは、流体溜め空間25の底部、例えば第2端部28bから流体溜め空間25内の液面までの距離である。
次に、収納缶1は、プールに沈められた状態のまま、図10に示すように、特別燃料集合体収納空間20に特別燃料集合体FRLが挿入される。そして、収納缶1は、蓋取付部23に蓋24が取り付けられる。これにより、特別燃料集合体収納空間20及び流体溜め空間25は、特別燃料集合体収納空間20及び流体溜め空間25の外部から隔離された空間となる。次に、収納缶1は、図1に示すキャスク10ごとプールから引き上げられる。この時、キャスク10は、プール内で他のセル17に健全燃料集合体FRHが挿入され、キャスク蓋部15が取り付けられてプールから引き上げられる。
ここで、特別燃料集合体FRLを含め、燃料集合体FRは放射性物質の崩壊熱によって発熱する。よって、燃料集合体FRは、キャスク10内で水に浸かった状態のまま、輸送されたり、貯蔵されたりする。この時、特別燃料集合体を収納する特別燃料集合体収納空間20内の水も特別燃料集合体から熱を受け取って温度が上昇する。すると、特別燃料集合体収納空間20の水は膨張する。そして、特別燃料集合体収納空間20内の水の一部は、連通管28を介して流体溜め空間25に移動する。この時、流体溜め空間25内の空気は圧縮される。仮に、流体溜め空間内に気相部が無い場合、収納缶は、特別燃料集合体収納空間及び流体溜め空間内の水がそれ以上膨張できずに、前記水の圧力が上昇する。しかしながら、本実施形態の収納缶1は、流体溜め空間25に気相部ARがあるため、水の代わりに空気が圧縮されることにより、水の圧力の上昇を抑制できる。
ところで、流体溜め空間25を備えない従来の収納缶では、特別燃料集合体収納空間内にある水の圧力の上昇を抑制するために、例えば、特別燃料集合体収納空間内の一部に空気が導入され、特別燃料集合体収納空間内に気相部が設けられることがある。このような従来の収納缶では、水の温度が上昇すると空気が圧縮されて水が膨張する。これにより、従来の収納缶では、水の圧力の上昇を抑制する。しかしながら、従来の収納缶を用いた場合、ユーザーは、特別燃料集合体収納空間内に導入する空気の量を調節する必要がある。特別燃料集合体収納空間内に導入される空気の量が最適な量よりも多すぎた場合に、特別燃料集合体FRLが水から露出するおそれを考慮する必要がある。仮に特別燃料集合体FRLが水から露出すると、水から露出した部分の温度が上昇しやすくなると共に、キャスクとしての臨界防止性能及び放射線遮へい性能が低下する。また、特別燃料集合体収納空間内に導入される空気の量が最適な量よりも少なすぎる場合、特別燃料集合体収納空間内にある水の圧力の上昇を十分に抑制できないおそれを考慮する必要がある。
しかしながら、本実施形態の収納缶1は、特別燃料集合体収納空間20内に気相部ARが設けられない。収納缶1は、特別燃料集合体収納空間20とは別の空間である流体溜め空間25に気相部ARが設けられる。よって、収納缶1は、特別燃料集合体FRLが水から露出するおそれを抑制できる。結果として、特別燃料集合体FRLの温度の上昇を抑制でき、かつ、キャスクとしての臨界防止性能及び放射線遮へい性能の低下も抑制できる。また、ユーザーは、収納缶1をプールに沈めることにより、流体溜め空間25内に空気を閉じ込めることができる。よって、収納缶1は、流体溜め空間25内の空気の量を調節するための手間を低減できる。また、流体溜め空間に導く空気の量を調節する場合、誤った量の空気が流体溜め空間に導入されるおそれを考慮する必要がある。しかしながら、収納缶1は、流体溜め空間25に導く空気の量をユーザーが調節せずとも、一定量の空気を流体溜め空間25に導ける。よって、収納缶1は、ユーザーの手間を低減できる。また、収納缶1は、ユーザーによる誤操作も低減できる。
図11は、横倒しされた実施形態1の収納缶を模式的に示す説明図である。収納缶1の姿勢は、図1に示すキャスク10の姿勢によって変化する。キャスク10は、キャスク底部14が鉛直方向下側に配置される姿勢以外にも、例えば、胴中心線CL01が鉛直方向に直交するような横倒しの姿勢になる場合がある。例えば、キャスク10は、輸送される際に横倒しの姿勢になる。キャスク10が横倒しの姿勢になると、収納缶1も、図11に示すように特別燃料集合体収納空間形成部材中心線CL02が鉛直方向に直交する横倒しの姿勢になる。この時、収納缶1は、流体溜め空間25内の空気が特別燃料集合体収納空間20内に導かれないような姿勢に維持される。
具体的には、収納缶1は、流体が第2端部28bから第1端部28aに向かって流れる際に、鉛直方向下側に向かって流れる部分を連通管28が有するように姿勢が維持される。空気は、水よりも密度が小さいため、水よりも鉛直方向上側に溜まる。よって、上述のように姿勢が維持されることにより、収納缶1は、流体溜め空間25から特別燃料集合体収納空間20に向かって空気が連通管28を通過するおそれを抑制できる。これにより、収納缶1は、特別燃料集合体FRLが水から露出するおそれを抑制でき、結果として、特別燃料集合体FRLの温度の上昇を抑制でき、かつ、キャスクとしての臨界防止性能及び放射線遮へい性能の低下も抑制できる。ここで、キャスクの輸送中はキャスク10が振動する。よって、より安全に特別燃料集合体FRLを輸送するためには、流体溜め空間25から特別燃料集合体収納空間20に向かって空気が連通管28を通過するおそれをさらに抑制できると好ましい。以下の実施形態では、流体溜め空間25から特別燃料集合体収納空間20に向かって空気が連通管28を通過するおそれをさらに抑制できる収納缶の構成を説明する。
(実施形態2)
図12は、横倒しされた実施形態2の収納缶を模式的に示す説明図である。図13は、横倒しされた実施形態2の他の収納缶を示す側面図である。図12に示す実施形態2の特別燃料集合体収納缶としての収納缶2は、筒状容器30と、複数の支持部材31とを備える。複数の支持部材31は、底部22側に配置されるものほど特別燃料集合体収納空間形成部材中心線CL02に直交する方向の寸法が小さく、蓋取付部23側に配置されるものほど特別燃料集合体収納空間形成部材中心線CL02に直交する方向の寸法が大きい。これにより、筒状容器30は、第2面21bに対して傾斜して筒状部材21に支持される。ここで、筒状容器30の中心線を流体溜め空間形成部材中心線CL03という。ここで、流体溜め空間形成部材中心線CL03は、筒状容器30を長手方向で無数に切った際の各断面の図芯をつなぐ仮想の線である。流体溜め空間形成部材中心線CL03は、筒状容器30の長手方向に沿う仮想線である。これにより、流体溜め空間形成部材中心線CL03は、図12に示すように特別燃料集合体収納空間形成部材中心線CL02に対して傾斜する。
また、収納缶2は、図13に示すようにして、流体溜め空間形成部材中心線CL03が特別燃料集合体収納空間形成部材中心線CL02に対して傾斜するように、筒状容器30が設けられてもよい。この場合、筒状容器30は、第1面21aまたは第3面21cに対向して設けられる。さらに、連通管28は、第1端部28aが第1面21aまたは第3面21cに形成された孔に接続される。筒状容器30は、第2端部28bから離れるほど、第4面21dから第2面21bに向かうように流体溜め空間形成部材中心線CL03が特別燃料集合体収納空間形成部材中心線CL02に対して傾斜する。この場合、複数の支持部材は、特別燃料集合体収納空間形成部材中心線CL02に直交する方向の寸法が同一でよい。
上記構成により、第2面21bが第4面21dよりも鉛直方向上側に配置されれば、連通管28が流体溜め空間25に開口する部分が、流体溜め空間25の中では鉛直方向下側に配置されることになる。上述のように、空気は水よりも鉛直方向上側に溜まる。よって、収納缶2は、図11に示す実施形態1の収納缶1よりも、連通管28が流体溜め空間25に開口する部分、すなわち第2端部28bと、流体溜め空間25内の水面との距離を大きく確保できる。これにより、収納缶2は、流体溜め空間25から特別燃料集合体収納空間20に向かって空気が連通管28を通過するおそれをより好適に抑制できる。
(実施形態3)
図14は、横倒しされた実施形態3の収納缶を模式的に示す説明図である。図14に示す実施形態3の特別燃料集合体収納缶としての収納缶3は、空間連通手段としての連通管41と、気体移動抑制手段としてのスチールウール42とを備える。連通管41は、管状部材である。連通管41は、特別燃料集合体収納空間20と流体溜め空間25とを連通する。スチールウール42は、流体溜め空間25から特別燃料集合体収納空間20へ向かって流体が移動する際の流路に設けられる。スチールウール42は、例えば、連通管41に設けられる。スチールウール42は、流体溜め空間25内に設けられてもよい。この場合、スチールウール42は、連通管41が流体溜め空間25に開口する部分の近傍に設けられる。また、スチールウール42は、特別燃料集合体収納空間20内であって、連通管41が特別燃料集合体収納空間20に開口する部分に設けられてもよい。
気体移動抑制手段は、スチールウール42以外に、例えば、多孔板でもよいし、軽石のように多孔質海綿状となった物質でもよい。このような気体移動抑制手段は、水や空気の流体が通過する際に流体の流速を低下させる。ここで、図1に示すキャスク10は、燃料集合体FRを安全に輸送できるように設計され、かつ、取り扱われている。しかしながら、燃料集合体FRをより安全に輸送するためにはキャスク10が落下した場合を想定しておく必要がある。例えば、キャスク10が落下してキャスク10が胴中心線CL01を中心に転がったと仮定すると、回転によって収納缶3の姿勢が連続して変化する。よって、流体溜め空間25から特別燃料集合体収納空間20へ空気が移動することを想定しておく必要がある。
本実施形態の収納缶3のスチールウール42を含む気体移動抑制手段は、流体溜め空間25から特別燃料集合体収納空間20へ連通管41を介して流体が移動する際の抵抗を増加させる。また、スチールウール42を含む気体移動抑制手段は、水や空気の流体が通過する際に流体の流速を低下させる。よって、収納缶3は、キャスク10が仮に落下して転がった時にスチールウール42を含む気体移動抑制を通過する流体の量を低減できる。結果として、収納缶3は、キャスク10が仮に落下して転がった時に流体溜め空間25から特別燃料集合体収納空間20へ移動する空気の量を低減できる。
また、キャスク10が落下した場合を想定すると、流体溜め空間25内の空気は気泡となって特別燃料集合体収納空間20へ移動すると考えられる。スチールウール42を含む気体移動抑制手段は、これらの気泡よりも小さい孔を有することで、これらの気泡の移動を抑制できる。このように空気は、流路にスチールウール42や、多孔板や、多孔質海綿状となった物質があると、これらの気体移動抑制手段を通過しにくくなる。よって、キャスク10が仮に回転した場合であっても、スチールウール42は、流体溜め空間25から特別燃料集合体収納空間20へ移動する空気の量を低減できる。これにより、例えば、輸送中の振動によって仮に連通管41内に流体溜め空間25内の空気が導かれたとしても、気体移動抑制手段が流体溜め空間25から特別燃料集合体収納空間20に向かって移動する空気の量を低減する。よって、収納缶3は、流体溜め空間25から特別燃料集合体収納空間20に空気が導かれるおそれをより好適に抑制できる。
(実施形態4)
図15は、横倒しされた実施形態4の収納缶の連通管を、収納缶中心線に直交する仮想面で切って模式的に示す断面図である。図15に示す実施形態4の特別燃料集合体収納缶としての収納缶4は、空間連通手段としての連通管51を備える。連通管51は、管状部材である。連通管51は、第1端部51aと、第2端部51bとを含む。第1端部51aは、特別燃料集合体収納空間20に開口する。第2端部51bは、流体溜め空間25に開口する。これにより、連通管51は、特別燃料集合体収納空間20と流体溜め空間25とを連通する。連通管51は、特別燃料集合体収納空間形成部材中心線CL02を中心に回転した場合であっても、その回転角度に関わらずに、流体が第2端部51bから第1端部51aに向かって流れる際に鉛直方向下側に向かって流れる部分を有するように曲げられて形成される。例えば、連通管51は、特別燃料集合体収納空間形成部材中心線CL02を中心に、筒状部材21に巻きつくように設けられる。または、連通管51は、筒状部材21に巻きつけられなくても、特別燃料集合体収納空間形成部材中心線CL02と平行な仮想線を中心とする螺旋状に曲げられて形成されてもよい。
上記構成により、連通管51は、特別燃料集合体収納空間形成部材中心線CL02を中心に回転した場合であっても、その回転角度に関わらずに、流体が第2端部51bから第1端部51aに向かって流れる際に鉛直方向下側に向かって流れる部分を有する。よって、図1に示すキャスク10内に収納されている収納缶4の姿勢を気にせずにユーザーがキャスク10を横倒した場合であっても、収納缶4は、流体溜め空間25から特別燃料集合体収納空間20へ向かう空気の移動を抑制できる。ここで、上述のように燃料集合体FRをより安全に輸送するためにはキャスク10が落下した場合を想定しておく必要がある。本実施形態の収納缶4の連通管51は、図1に示すキャスク10が仮に落下して、キャスク10が胴中心線CL01を中心に転がった場合であっても、流体が第2端部51bから第1端部51aに向かって流れる際に鉛直方向下側に向かって流れる部分を有する。よって、仮にキャスク10が落下した場合であっても、収納缶4は、流体溜め空間25から特別燃料集合体収納空間20へ向かう空気の移動を抑制できる。
(実施形態5)
図16は、収納缶中心線を含む仮想平面で実施形態5の収納缶を切って示す断面図である。図17は、実施形態5の収納缶のスリットを模式的に示す説明図である。図16に示す実施形態5の特別燃料集合体収納缶としての収納缶5は、筒状部材61と、仕切板62とを備える。仕切板62は、筒状部材61の内部に設けられる。仕切板62は、特別燃料集合体収納空間形成部材中心線CL02と平行に設けられる。これにより、収納缶5は、仕切板62によって、筒状部材61の内部の空間が、特別燃料集合体収納空間20と流体溜め空間25とに分割される。なお、特別燃料集合体収納空間形成部材は、筒状部材61の一部及び仕切板62である。また、流体溜め空間形成部材は、筒状部材61の一部及び仕切板62である。流体溜め空間25は、蓋取付部23側が蓋取付部23によって閉塞され、底部22側に空間連通手段として図17に示すようなスリット62aが形成される。
空間連通手段としてのスリット62aは、仕切板62の厚み方向に仕切板62を貫通する。これにより、スリット62aは、特別燃料集合体収納空間20と、流体溜め空間25とを連通する。なお、空間連通手段は、スリット62aに限定されず、例えば、丸孔であってもよい。スリット62aが形成される特別燃料集合体収納空間形成部材中心線CL02方向での位置は、底部22近傍に限定されないが、底部22に近い方がより好ましい。これにより、収納缶5は、流体溜め空間25内の液面と、スリット62aとの距離をより大きく確保できる。よって、収納缶5は、特別燃料集合体収納空間20から流体溜め空間25への空気の移動をより好適に抑制できる。
上記構成により、収納缶5は、図3に示すような筒状容器26及び連通管28を備えなくても、流体溜め空間25を確保できる。図16に示す仕切板62は、図3に示す筒状容器26及び連通管28の組み合わせよりも一般的に構造が単純である。よって、収納缶5は、仮にキャスクが落下した場合に受ける外力に対して、強度を得やすい。また、収納缶5は、構造もシンプルになるため、より製造されやすくなる。また、収納缶5は、筒状部材61の外部に流体溜め空間形成部材が設けられないため外形がシンプルになる。これにより、収納缶5は、図2に示す両用セル18に挿入されやすくなる。
図18は、横倒しされた実施形態5の他の収納缶を、収納缶中心線を含む仮想面で切って模式的に示す断面図である。収納缶5は、図18に示すように、筒状部材61の内面の中で、キャスク10が横倒しされた際に最も鉛直方向上側に配置される内面61aが、特別燃料集合体収納空間形成部材中心線CL02に対して傾斜すると好ましい。これにより、流体溜め空間形成部材中心線CL03は、特別燃料集合体収納空間形成部材中心線CL02に対して傾斜することになる。内面61aは、スリット62aから離れるほど、特別燃料集合体収納空間形成部材中心線CL02との間の距離が大きくなる。これにより、収納缶5が横倒しされた場合に、流体溜め空間25内の空気は、内面61aに沿って鉛直方向上側に向かって移動しようとする。すなわち、流体溜め空間25内の空気は、スリット62aから離れる方向に移動しようとうする。よって、収納缶5は、スリット62aを介して特別燃料集合体収納空間20から流体溜め空間25へ向かう空気の移動を抑制できる。
(実施形態6)
図19は、収納缶中心線を含む仮想平面で実施形態6の収納缶を切って示す断面図である。図20は、収納缶中心線を含む仮想平面で横倒しされた実施形態6の収納缶を切って示す断面図である。図19及び図20に示す実施形態6の特別燃料集合体収納缶としての収納缶6は、第1筒状部材71と、第2筒状部材72とを備える。第2筒状部材72は、第1筒状部材71よりも大きい。第1筒状部材71は、第2筒状部材72の内部に支持部材によって支持されて設けられる。このとき、第1筒状部材71の側面71aと、第2筒状部材72の側面72aとの間には隙間が設けられる。また、第1筒状部材71の底部71bと、第2筒状部材72の底部72bとの間にも隙間が設けられる。また、第2筒状部材72の底部72bとは反対側の端部は、蓋取付部23によって閉塞される。
この構成により、特別燃料集合体収納空間20は、第1筒状部材71の内部に形成される。よって、本実施形態の特別燃料集合体収納空間形成部材は、第1筒状部材71である。また、流体溜め空間25は、第2筒状部材72の内部、かつ、第1筒状部材71の外部に形成される。すなわち、流体溜め空間25は、第2筒状部材72の側面72aと、第1筒状部材71の側面71aと、第2筒状部材72の底部72bと、第1筒状部材71の底部71bとで囲まれる空間である。よって、本実施形態の流体溜め空間形成部材は、第1筒状部材71と第2筒状部材72である。このようにして、流体溜め空間25は、特別燃料集合体収納空間形成部材中心線CL02を中心に、特別燃料集合体収納空間20を一周囲うように設けられる。
第1筒状部材71の底部71bは、空間連通手段としての底孔73が形成される。底孔73は、特別燃料集合体収納空間形成部材中心線CL02方向に底部71bを貫通する孔である。これにより、底孔73は、特別燃料集合体収納空間20と流体溜め空間25とを連通する。ここで、流体溜め空間25に導かれる水の量は、収納缶6が図20に示すように横倒しされる際に、底孔73が液面から露出しない量である。なお、流体溜め空間25に導かれる水の量は、収納缶6がプールに沈められる際の深度によって調節されることができる。ここで、底孔73は、底部71bの中央、すなわち、底部71bと特別燃料集合体収納空間形成部材中心線CL02とが交わる部分に形成される。これにより、収納缶6が特別燃料集合体収納空間形成部材中心線CL02を中心に回転したとしても、底孔73は、流体溜め空間25内の水から露出しない。よって、収納缶6は、特別燃料集合体収納空間20から流体溜め空間25への空気の移動をより好適に抑制できる。
また、仮に図1に示すキャスク10が落下した場合を想定し、流体溜め空間25内の空気が攪拌された場合であっても、攪拌された空気は、水中を鉛直方向上側に向かって移動する。攪拌された空気は、図20に示す底孔73近傍を鉛直方向上側に向かって通過はするが、底孔73を介して流体溜め空間25から特別燃料集合体収納空間20へ向かって特別燃料集合体収納空間形成部材中心線CL02方向に移動しようとはしない。底孔73を介して特別燃料集合体収納空間20へ空気が導かれる場合もあるが、特別燃料集合体収納空間20に導かれる空気は、流体溜め空間25内で鉛直方向上側に導かれる空気に対して僅かである。ここで、特別燃料集合体収納空間20へ導かれる僅かな空気の低減を図る場合、収納缶6は、底孔73に例えば、スチールウールが設けられると好ましい。この場合、収納缶6は、流体溜め空間25から特別燃料集合体収納空間20へ導かれる空気をより低減できる。
以上のように、本発明に係る特別燃料集合体収納缶及びキャスクは、特別燃料集合体を収納する技術に有用であり、特に、特別燃料集合体と共に収納される液体の圧力の上昇を抑制することに適している。
1−6 収納缶
10 キャスク
11 胴本体
12 下部緩衝体
13 上部緩衝体
14 キャスク底部
15 キャスク蓋部
16 バスケット
17 セル
18 両用セル
20 特別燃料集合体収納空間
21a 第1面
21b 第2面
21c 第3面
21d 第4面
21、61 筒状部材
22、71b、72b 底部
23 蓋取付部
24 蓋
24a 排出孔
24b 導入孔
24c ボルト
24d シール部材
25 流体溜め空間
26、30 筒状容器
27 支持部材
28a、29a、51a 第1端部
28b、29b、51b 第2端部
28、41、51 連通管
29 ドレン管
31 支持部材
42 スチールウール
61a 内面
62 仕切板
62a スリット
71 第1筒状部材
71a、72a 側面
72 第2筒状部材
73 底孔
AR 気相部
CL01 胴中心線
CL02 特別燃料集合体収納空間形成部材中心線
CL03 流体溜め空間形成部材中心線
FR 燃料集合体
FRH 健全燃料集合体
FRL 特別燃料集合体

Claims (9)

  1. ダメージを受けていないと見受けられる燃料集合体である健全燃料集合体を収納する空間から隔離された空間であって、ダメージを受けていると見受けられる燃料集合体である特別燃料集合体を液体と共に収納できる特別燃料集合体収納空間と、
    前記健全燃料集合体を収納する空間から隔離された空間、かつ、前記特別燃料集合体収納空間とは別の空間であって、気体及び液体を溜めるための流体溜め空間と、
    前記特別燃料集合体収納空間と前記流体溜め空間とを連通する空間連通手段と、
    を備えることを特徴とする特別燃料集合体収納缶。
  2. 前記空間連通手段は、一方の端部が前記特別燃料集合体収納空間に開口し、他方の端部が前記流体溜め空間に開口する管状部材からなることを特徴とする請求項1に記載の特別燃料集合体収納缶。
  3. 前記管状部材は、曲がった部分を有することを特徴とする請求項2に記載の特別燃料集合体収納缶。
  4. 前記管状部材は、環状または螺旋状に形成されることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の特別燃料集合体収納缶。
  5. 前記流体溜め空間から前記特別燃料集合体収納空間へ前記空間連通手段を介して流体が移動する際の抵抗を増加させて、前記流体溜め空間から前記特別燃料集合体収納空間へ前記空間連通手段を介して移動する前記空気の量を抑制する気体移動抑制手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の特別燃料集合体収納缶。
  6. 前記特別燃料集合体収納空間は、一方向に長い形状の容器である特別燃料集合体収納空間形成部材の内部に設けられ、
    前記流体溜め空間は、一方向に長い形状の容器である流体溜め空間形成部材の内部に設けられ、
    前記流体溜め空間形成部材の長手方向に沿う前記流体溜め空間形成部材の中心線は、前記特別燃料集合体収納空間形成部材の長手方向に沿う前記特別燃料集合体収納空間形成部材の中心線に対して傾斜することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の特別燃料集合体収納缶。
  7. 前記特別燃料集合体収納空間と前記流体溜め空間とが、1つの筒状部材の内部に設けられることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の特別燃料集合体収納缶。
  8. 前記特別燃料集合体収納空間と前記流体溜め空間とは、前記1つの筒状部材の内部に仕切り板が設けられることで形成されることを特徴とする請求項7に記載の特別燃料集合体収納缶。
  9. 筒状に形成される胴本体と、
    前記胴本体の一方の端部に設けられるキャスク底部と、
    前記胴本体の他方の端部に設けられるキャスク蓋部と、
    前記胴本体と、キャスク底部と、キャスク蓋部と、で囲まれる空間に設けられて、燃料集合体がそれぞれ1体ずつ装荷される複数のセルと、
    を備え、前記複数のセルのうちの少なくとも1つは、
    ダメージを受けていないと見受けられる燃料集合体である健全燃料集合体を収納する空間から隔離された空間であって、ダメージを受けていると見受けられる燃料集合体である特別燃料集合体を液体と共に収納できる特別燃料集合体収納空間と、
    前記健全燃料集合体を収納する空間から隔離された空間、かつ、前記特別燃料集合体収納空間とは別の空間であって、気体及び液体を溜める流体溜め空間と、
    前記特別燃料集合体収納空間と前記流体溜め空間とを連通する空間連通手段と、
    を備える特別燃料集合体収納缶を収納できる大きさに形成されることを特徴とするキャスク。
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