JP2011039627A - リフォーム後の光熱費を予測するシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】リフォーム後の光熱費を精度高く予測することができてリフォームの営業に役立てることができるシステムを提供する。
【解決手段】データ入力部1と、処理部3と、データベース部2と、表示部4とが備えられ、処理部3が、データ入力部1で入力されたリフォーム前の実際の光熱費と、データベース部2に記憶の算出用データとに基づいて、リフォーム後の光熱費を算出する処理を行い、その算出処理結果が表示部4に表示されるようになされている。
【選択図】 図1
【解決手段】データ入力部1と、処理部3と、データベース部2と、表示部4とが備えられ、処理部3が、データ入力部1で入力されたリフォーム前の実際の光熱費と、データベース部2に記憶の算出用データとに基づいて、リフォーム後の光熱費を算出する処理を行い、その算出処理結果が表示部4に表示されるようになされている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、リフォーム後の光熱費を予測するシステムに関する。
リフォームを検討している顧客に対し、リフォームによる光熱費削減効果をアピールすることは従来より行われているが、従来は、リフォーム後の光熱費算出の元となる各種負荷データベースから必要なデータを引き出してシミュレーションするものであったために、リフォーム前の実際の光熱費との差額が大きく、顧客に対して精度の高い結果を示すことができないという問題があった。
本発明は、上記のような問題点に鑑み、リフォーム後の光熱費を精度高く予測することができる、リフォーム後の光熱費を予測するシステムを提供することを課題とする。
上記の課題は、データ入力部と、処理部と、データベース部と、表示部とが備えられ、
前記処理部が、データ入力部で入力されたリフォーム前の実際の光熱費と、データベース部に記憶の算出用データとに基づいて、リフォーム後の光熱費を算出する処理を行い、その算出処理結果が表示部に表示されるようになされていることを特徴とする、リフォーム後の光熱費を予測するシステムによって解決される(第1発明)。
前記処理部が、データ入力部で入力されたリフォーム前の実際の光熱費と、データベース部に記憶の算出用データとに基づいて、リフォーム後の光熱費を算出する処理を行い、その算出処理結果が表示部に表示されるようになされていることを特徴とする、リフォーム後の光熱費を予測するシステムによって解決される(第1発明)。
このシステムでは、リフォーム前の実際の光熱費を、リフォーム後の光熱費の算出の基礎とするものであるから、リフォーム前の実際の光熱費との関係で、リフォーム後の光熱費を精度高く予測することが可能になる。
第1発明において、データ入力部で入力するリフォーム前の実際の光熱費が、12ヶ月分の各月の光熱費であり、
前記処理部が、データ入力部で入力された12ヶ月分の各月の光熱費に基づいてリフォーム後の光熱費の算出処理を行うようになされているとよい(第2発明)。
前記処理部が、データ入力部で入力された12ヶ月分の各月の光熱費に基づいてリフォーム後の光熱費の算出処理を行うようになされているとよい(第2発明)。
この場合は、1年を通じた実際の光熱費の変化を1ヶ月単位でリフォーム後の光熱費の予測に反映させることができて、リフォーム後の光熱費を精度高く予測することができる。
第1発明において、データ入力部で入力するリフォーム前の実際の光熱費が、いずれか一つの月の光熱費であり、
前記処理部が、データ入力部で入力されたその月とその月の光熱費とデータベース部に記憶の算出用データとに基づいて、12ヶ月分の各月の光熱費を算出し、算出された該光熱費に基づいてリフォーム後の光熱費の算出処理を行うようになされているのもよい(第3発明)。
前記処理部が、データ入力部で入力されたその月とその月の光熱費とデータベース部に記憶の算出用データとに基づいて、12ヶ月分の各月の光熱費を算出し、算出された該光熱費に基づいてリフォーム後の光熱費の算出処理を行うようになされているのもよい(第3発明)。
この場合は、特定の月の一ヶ月分の実際の光熱費さえ用意できれば、リフォーム後の光熱費を予測することができ、しかも、特定の月の一ヶ月分の光熱費から12ヶ月分の各月の光熱費を精度良く算出することは、経験則や、顧客より得られる情報から比較的容易に行いうるものであり、よって、リフォーム後の光熱費を精度高く予測することができ、しかも、それを少ない入力データで実現することができて予測を容易にすることができる。
第1発明において、データ入力部で入力するリフォーム前の実際の光熱費が、12ヶ月分に満たないいずれか複数の月の光熱費であり、
前記処理部が、データ入力部で入力されたそれらの月とそれらの月の光熱費とデータベース部に記憶の算出用データとに基づいて、12ヶ月分の各月の光熱費を算出し、算出された該光熱費に基づいてリフォーム後の光熱費の算出処理を行うようになされているのもよい(第4発明)。
前記処理部が、データ入力部で入力されたそれらの月とそれらの月の光熱費とデータベース部に記憶の算出用データとに基づいて、12ヶ月分の各月の光熱費を算出し、算出された該光熱費に基づいてリフォーム後の光熱費の算出処理を行うようになされているのもよい(第4発明)。
この場合は、12ヶ月分に満たないいずれか複数の月の実際の光熱費さえ用意できれば、リフォーム後の光熱費を予測することができ、しかも、複数の月の各一ヶ月分の光熱費から12ヶ月分の各月の光熱費を精度良く算出することは、経験則や、顧客より得られる情報から比較的容易に行いうるものであり、よって、リフォーム後の光熱費を精度高く予測することができ、しかも、それを少ない入力データで実現することができて予測を容易にすることができる。
本発明は、以上のとおりのものであるから、リフォーム後の光熱費を精度高く予測することができる。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
第1実施形態のシステムは、データ入力部1と、データベース部2と、処理部3と、表示部4とを備えたパソコンとその周辺機器などで構成されており、データ入力部1は、キーボード、タッチパネルなどからなり、該データ入力部1で、リフォーム前の実際の光熱費、具体的には、例えば電気料金とガス料金と灯油料金とを入力することができるようになされており、表示部4は、ディスプレイやプリンターなどからなっていて、リフォーム後の光熱費の算出結果を表示することができるようになされている。
処理部3は、データ入力部1で入力されたリフォーム前の実際の光熱費と、データベース部2に記憶された算出用データとに基づいて、リフォーム後の光熱費を算出する処理を行うもので、データベース部2には、リフォーム前の実際の光熱費から、リフォーム後の光熱費を算出するのに必要なデータが記憶されている。
データベース部2に記憶の、算出に必要なデータとして、本実施形態では、エアコンや給湯器、照明等の設備の関するデータや、地域に関するデータ、光熱費の料金計算に必要なデータのほか、リフォーム前の建物に関するデータとリフォーム後の建物に関するデータが記憶されており、データ入力部1で、リフォーム前の設備とリフォーム後の設備、地域、光熱費の料金体系を特定し、リフォーム前の実際の光熱費を入力して処理を実行すると、処理部3が、図1(ロ)に示すように、入力したリフォーム前の実際の光熱費データと、データベース部2に記憶のデータとから、リフォーム後の光熱費、具体的には、例えば電気料金とガス料金と灯油料金、その他、リフォームの前後におけるエネルギー消費量やCO2排出量を算出する処理を行うようになされている。
なお、処理部で算出されるリフォーム後の光熱費は、12ヶ月分の各月についての光熱費であってもよいし、1年間の合計の光熱費であってもよい。
また、特定の規格住宅に対して規格的な特定のリフォームを顧客に提案するような場合などにおいては、上記のように、リフォーム前の建物に関するデータとリフォーム後の建物に関するデータとをデータベース部に記憶させておけば、入力を容易にすることができる。
そして、本実施形態のシステムでは、図1(ロ)に示すように、顧客の残しているリフォーム前の光熱費に関する情報の量に応じて、その情報量が12ヶ月分の各月の光熱費であるか、いずれか一つの月の光熱費であるかの選択を行うことができるようになされている。
12ヶ月分の各月の光熱費に関する情報を顧客が保有しているときは、入力部1で、対応する選択をし、12ヶ月分の各月の光熱費を入力すると、処理部3が、リフォーム後の光熱費を算出する処理を上記のようにして行うようになされている。
また、12ヶ月分全部の各月の光熱費に関する情報を顧客が保有していない場合には、入力する情報がいずれか一つの月の光熱費であることを入力部1で選択をし、選択した一つの月とその月の光熱費を入力すると、処理部3が、その入力データに基づいて、12ヶ月分の各月の光熱費を算出し、算出された光熱費に基づいてリフォーム後の光熱費の算出処理を上記のようにして行うようになされている。
入力した一つの月とその月の光熱費とから、12ヶ月分の各月の光熱費を算出するためのデータは、データベース部2に記憶され、該算出用データは、経験則や、顧客より得られるであろう情報等に基づいて予め作成されたもので、入力部1に条件を入力することによって、処理部3が、その条件に合致する算出用データをデータベース部2から引き出し、算出を行うようになされている。
このように、上記のシステムでは、リフォーム前の実際の光熱費を、リフォーム後の光熱費の算出の基礎とするものであるから、リフォーム前の実際の光熱費との関係で、リフォーム後の光熱費を精度高く予測することができる。
特に、本実施形態では、12ヶ月分の各月の光熱費に関する情報を顧客が保有しているときは、12ヶ月分の各月の光熱費を入力してリフォーム後の光熱費を算出するようになされているので、リフォーム後の光熱費を精度高く予測することができる。
また、本実施形態では、顧客が保有している光熱費に関する情報が12ヶ月分に満たない場合でも、いずれかの月の光熱費に関する情報を保有していれば、その情報に基づいて12ヶ月分の各月の光熱費を算出し、それに基づいて、リフォーム後の光熱費を算出するようになされているので、リフォーム前の光熱費に関する情報がわずかしかなくても、リフォーム後の光熱費を精度高く予測することができる。
図2に示す第2実施形態のシステムでは、データベース部2に、建物に関するデータと、空調負荷算出のためのデータが記憶されており、入力部1で、リフォーム前の建物と地域を特定するための入力を行うと共に、建物のリフォームの内容を特定する入力を行うと、処理部が建物側リフォーム後の断熱性能と冷暖房負荷とを算出し、その算出結果が、処理部3におけるリフォーム後の光熱費の算出に反映されるようになされている。このようなシステム構成とすることにより、リフォーム前の建物が種々異なっていても、それに応じて、リフォーム後の光熱費を精度高く予測することができる。
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。例えば、上記の実施形態では、12ヶ月分全部の各月の光熱費に関する情報を顧客が保有していない場合には、一つの月とその月の光熱費を入力して、12ヶ月分の各月の光熱費を算出し、それに基づいて、リフォーム後の光熱費を算出するようになされているが、それに代えて、あるいは、それに加えて、12ヶ月分全部の各月の光熱費に関する情報を顧客が保有していない場合に、顧客の保有している複数の月とそれらの月の光熱費を入力して、12ヶ月分の各月の光熱費を算出し、それに基づいて、リフォーム後の光熱費を算出するようになされていてもよい。その場合は、一つの月とその月の光熱費を入力する場合に比べて予測精度を高くすることも可能になる。
1…入力部
2…データベース部
3…処理部
4…表示部
2…データベース部
3…処理部
4…表示部
Claims (4)
- データ入力部と、処理部と、データベース部と、表示部とが備えられ、
前記処理部が、データ入力部で入力されたリフォーム前の実際の光熱費と、データベース部に記憶の算出用データとに基づいて、リフォーム後の光熱費を算出する処理を行い、その算出処理結果が表示部に表示されるようになされていることを特徴とする、リフォーム後の光熱費を予測するシステム。 - データ入力部で入力するリフォーム前の実際の光熱費が、12ヶ月分の各月の光熱費であり、
前記処理部が、データ入力部で入力された12ヶ月分の各月の光熱費に基づいてリフォーム後の光熱費の算出処理を行うようになされている請求項1に記載の、リフォーム後の光熱費を予測するシステム。 - データ入力部で入力するリフォーム前の実際の光熱費が、いずれか一つの月の光熱費であり、
前記処理部が、データ入力部で入力されたその月とその月の光熱費とデータベース部に記憶の算出用データとに基づいて、12ヶ月分の各月の光熱費を算出し、算出された該光熱費に基づいてリフォーム後の光熱費の算出処理を行うようになされている請求項1に記載の、リフォーム後の光熱費を予測するシステム。 - データ入力部で入力するリフォーム前の実際の光熱費が、12ヶ月分に満たないいずれか複数の月の光熱費であり、
前記処理部が、データ入力部で入力されたそれらの月とそれらの月の光熱費とデータベース部に記憶の算出用データとに基づいて、12ヶ月分の各月の光熱費を算出し、算出された該光熱費に基づいてリフォーム後の光熱費の算出処理を行うようになされている請求項1に記載の、リフォーム後の光熱費を予測するシステム。
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JP5005838B1 (ja) * | 2012-03-15 | 2012-08-22 | 積水化学工業株式会社 | 光熱費予測システム |
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- 2009-08-07 JP JP2009184168A patent/JP2011039627A/ja active Pending
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