JP2011038881A - 転動装置の観察方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】転動装置内に存在する空気領域を示すX線断層像のハレーション発生を防止することで、転動装置内に封入されている潤滑剤の分布、形状を正確に観察する。
【解決手段】内側軌道部材、外側軌道部材、転動体及び潤滑剤を備えた転動装置1にX線を照射することで転動装置の断面のX線吸収率を得るとともに、この断面のX線吸収率をグレースケール処理して画像データとして取得し、この画像データを画像表示装置で表示することにより前記転動装置の内部状態を観察する方法である。X線照射部からフィルタ24を介して転動装置1にX線が照射される。フィルタは、転動装置内部に存在する空気に仮想的な肉厚を存在させてX線吸収率を持たせることが可能な所定のX線の照射線量を通過させる。
【選択図】図3
【解決手段】内側軌道部材、外側軌道部材、転動体及び潤滑剤を備えた転動装置1にX線を照射することで転動装置の断面のX線吸収率を得るとともに、この断面のX線吸収率をグレースケール処理して画像データとして取得し、この画像データを画像表示装置で表示することにより前記転動装置の内部状態を観察する方法である。X線照射部からフィルタ24を介して転動装置1にX線が照射される。フィルタは、転動装置内部に存在する空気に仮想的な肉厚を存在させてX線吸収率を持たせることが可能な所定のX線の照射線量を通過させる。
【選択図】図3
Description
本発明は、X線照射により画像データを取得して転動装置の内部の状態を観察する方法に関する。
グリース(潤滑剤)を封入した転がり軸受(転動装置)は、グリース潤滑による軸受寿命の延長を図るために、転がり軸受を構成する内輪(内側軌道部材)及び外輪(外側軌道部材)の軌道面のどの部分にグリースが存在しているか(グリース分布)、グリースがどのように付着しているか(グリース形状)といったグリース状態を検査する必要がある。
従来、内輪(内側軌道部材)及び外輪(外側軌道部材)の少なくとも一方をアクリル酸樹脂等の透明体で構成し、この透明体越しにグリースを透視することで、転がり軸受内のグリース状態の情報を取得する方法が知られている(例えば特許文献1)。
従来、内輪(内側軌道部材)及び外輪(外側軌道部材)の少なくとも一方をアクリル酸樹脂等の透明体で構成し、この透明体越しにグリースを透視することで、転がり軸受内のグリース状態の情報を取得する方法が知られている(例えば特許文献1)。
この特許文献1の方法は、内輪及び外輪の少なくとも一方の透明体越しに透視したグリースの表面のみを観察しているだけなので、グリースの分布、形状の情報を正確に取得することができない。
そこで、例えば特許文献2,3に示すように、試料内部にX線を照射し、試料内部のX線吸収係数(X線吸収率)の違いに基づくX線透過像の画像処理を行って試料内部を検査する方法、或いは、特許文献4に示すように、グリースを封入した転がり軸受にX線を照射してX線断層像を撮影し、X線断層像の濃色域の面積変化及び位置変化を比較してグリース状態の情報を取得する方法が知られている。
そこで、例えば特許文献2,3に示すように、試料内部にX線を照射し、試料内部のX線吸収係数(X線吸収率)の違いに基づくX線透過像の画像処理を行って試料内部を検査する方法、或いは、特許文献4に示すように、グリースを封入した転がり軸受にX線を照射してX線断層像を撮影し、X線断層像の濃色域の面積変化及び位置変化を比較してグリース状態の情報を取得する方法が知られている。
これら特許文献2〜4の技術を利用したグリースを封入した転がり軸受のX線断層像では、転がり軸受を構成する構成部材(内輪、外輪及び転動体)と、転がり軸受内に封入されたグリースと、グリースとともに転がり軸受内に存在している空気の領域とが観察されるようになっている。
しかし、構成部材(内輪、外輪及び転動体)のX線吸収率は、転がり軸受内に封入された空気と比較して高く、しかも肉厚が存在する構成部材と比較して空気の肉厚が無限小となっているので、X線断層像の空気領域がハレーションを引き起し、空気の領域の周辺部がぼやけたX線断層像となってグリースの存在が消えてしまい、グリースの分布、形状を撮影することができない。
そこで、本発明は、上記のような従来技術が有する問題点を解決するものであって、転動装置内に存在する空気領域を示すX線断層像のハレーション発生を防止することで、転動装置内に封入されている潤滑剤の分布、形状を正確に観察することができる転動装置の観察方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、内側軌道部材、外側軌道部材、転動体及び潤滑剤を備えた転動装置にX線を照射することで前記転動装置の断面のX線吸収率を得るとともに、この断面のX線吸収率をグレースケール処理して画像データとして取得し、この画像データを画像表示装置で表示することにより前記転動装置の内部状態を観察する方法であって、X線照射部からフィルタを介して前記転動装置にX線を照射することで、前記フィルタを通過したX線の照射線量を、前記転動装置内部に存在する空気に仮想的な肉厚を存在させてX線吸収率を持たせることが可能な所定の値に設定することを特徴とする転動装置の観察方法である。
本発明に係る転がり軸受の観察方法によると、X線照射部からフィルタ介して転動装置に照射するX線の照射線量を、転動装置内部に存在する空気に仮想的な肉厚を存在させてX線吸収率を持たせることが可能な所定の値に設定しているので、転動装置内部に封入された潤滑剤及び空気の境界部分にハレーションが発生しない。このため、転動装置内の潤滑剤の分布、形状を正確に取得することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という。)を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(転がり軸受の構成)
図1は、本発明に係る転動装置の1実施形態の転がり軸受1を示す軸方向断面図、図2は、図1のA−A断面である。
(転がり軸受の構成)
図1は、本発明に係る転動装置の1実施形態の転がり軸受1を示す軸方向断面図、図2は、図1のA−A断面である。
図1に示すように、転がり軸受1は、外輪2と、内輪3と、これら外輪2及び内輪3の間に複数個組み込まれる玉4と、複数個の玉4を等配して案内する冠形の保持器5とを備えている。
外輪2の内周面の軸方向中央部には、円弧溝状の外輪軌道面2aが形成されており、内輪3の外周面の軸中央部には、外輪軌道面2aと対向する円弧溝状の内輪軌道面3aが形成されている。
外輪2の内周面の軸方向中央部には、円弧溝状の外輪軌道面2aが形成されており、内輪3の外周面の軸中央部には、外輪軌道面2aと対向する円弧溝状の内輪軌道面3aが形成されている。
図2に示すように、外輪軌道面2a、内輪軌道面3a及び保持器5で囲まれた転がり軸受1の内部には、所定の分布、形状でグリース6が封入されているとともに、グリース6とは異なる内部領域に空気(気泡)7が存在している。
外輪2及び内輪3は、SUJ2等の鋼材で形成されている。
玉4は、セラミック、ガラス、若しくはSUJ2等の鋼材を材料としており、セラミックの具体的な材料としては、窒化珪素(Si3N4)、炭化珪素(SiC)、サイアロン(Sialon)、部分安定化ジルコニア(ZrO2)、硬質カーボン、およびアルミナ(Al2O3)等が挙げられる。
外輪2及び内輪3は、SUJ2等の鋼材で形成されている。
玉4は、セラミック、ガラス、若しくはSUJ2等の鋼材を材料としており、セラミックの具体的な材料としては、窒化珪素(Si3N4)、炭化珪素(SiC)、サイアロン(Sialon)、部分安定化ジルコニア(ZrO2)、硬質カーボン、およびアルミナ(Al2O3)等が挙げられる。
保持器5は、SPCC鋼板、黄銅等の金属、若しくはフッ素系樹脂、或いは耐熱性樹脂を材料としており、具体的な材料としては、例えばテトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体(ETFE)、ポリビニリデンフルオライド(PVDF)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、クロロトリフルオロエチレン−エチレン共重合体(ECTFE)、ポリエーテルニトリル(PEN)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエーテルエーテルケトンとポリベンゾイミダゾールとのコポリマー(PEEK−PBI)、熱可塑性ポリイミド(TPI)、ホウ酸アルミニウムウイスカー、チタン酸カリウムウイスカー、カーボンウイスカー、アラミド繊維、芳香族ポリイミド繊維、液晶ポリエステル繊維、グラファイトウイスカー、ガラス繊維、炭素繊維、ボロン繊維、炭化珪素ウイスカー、窒化珪素ウイスカー、アルミナウイスカー、窒化アルミニウムウイスカー、ウォラストナイト等の繊維状充填材を配合した材料が挙げられる。
グリース6は、基油、増ちょう剤、添加剤の種類、配合割合は特に制限がなく、基油として鉱物油、エステル系合成油、エーテル系合成油、炭化水素系合成油等を用い、増ちょう剤としてリチウム石けん等の金属石けん、ウレア系化合物等が用いられている。
(転がり軸受観察装置)
次に、上記構成とした転がり軸受1の観察を行う転がり軸受観察装置の1実施形態について、図3から図7を参照して説明する。
本実施形態の転がり軸受観察装置10は、図3に示すように、転がり軸受1に対して軸方向に直交する所定位置からX線を照射することでCT値(例えば、医療用の場合、水を0、空気を−1000とした値)データを計測するX線CT11と、このX線CT11で計測したCT値データを保存するCTデータ保存部12と、CT値データに基づいてCT画像(画像データ)を作成するCT画像作成演算部13と、作成したCT画像にグレースケール処理を行うグレースケール処理演算部14と、グレースケール処理演算部14でグレースケール処理を行ったデータ(グレースケール処理データ)に基づいてCT画像解析データを作成するCT画像解析処理部15と、CT画像解析処理部15で作成したCT画像解析データを表示する表示装置(画像表示装置:カラーディスプレイ)16と、X線CT11、CTデータ保存部12、画像作成演算部13、グレースケール処理演算部14、CT画像解析処理部15及び表示装置16を制御するMPU(マイクロプロセッシングユニット)17と、MPU17の操作を行う操作部18とを備えている。
次に、上記構成とした転がり軸受1の観察を行う転がり軸受観察装置の1実施形態について、図3から図7を参照して説明する。
本実施形態の転がり軸受観察装置10は、図3に示すように、転がり軸受1に対して軸方向に直交する所定位置からX線を照射することでCT値(例えば、医療用の場合、水を0、空気を−1000とした値)データを計測するX線CT11と、このX線CT11で計測したCT値データを保存するCTデータ保存部12と、CT値データに基づいてCT画像(画像データ)を作成するCT画像作成演算部13と、作成したCT画像にグレースケール処理を行うグレースケール処理演算部14と、グレースケール処理演算部14でグレースケール処理を行ったデータ(グレースケール処理データ)に基づいてCT画像解析データを作成するCT画像解析処理部15と、CT画像解析処理部15で作成したCT画像解析データを表示する表示装置(画像表示装置:カラーディスプレイ)16と、X線CT11、CTデータ保存部12、画像作成演算部13、グレースケール処理演算部14、CT画像解析処理部15及び表示装置16を制御するMPU(マイクロプロセッシングユニット)17と、MPU17の操作を行う操作部18とを備えている。
グレースケール処理演算部14では、画像作成演算部13で作成したCT画像に基づき、例えばCT値を14ビットの数値で保存して214=16384階調の−8192〜8192の範囲のグレースケールで表し、所定の階調範囲ごとに濃淡を強調表示する。
CT画像解析処理部15は、転がり軸受1の各構成部材の形状が把握できるデータ、最終的にグリース6の分布、形状が把握できるデータを作成する。
CT画像解析処理部15は、転がり軸受1の各構成部材の形状が把握できるデータ、最終的にグリース6の分布、形状が把握できるデータを作成する。
X線CT11は、軸方向が鉛直方向(重力方向)を向くように、且つ軸回りに回転自在となるように転がり軸受1を載置している試料載置台20と、転がり軸受1に対して軸方向に直交する方向からX線を照射するX線照射部21と、X線照射部21を上下方向に移動させる移動部22と、転がり軸受1のCT値を計測するX線計測部23とを備えている。試料載置台20は、転がり軸受1を軸回りに回転させる機能を有している。
ここで、X線照射部21から出射するX線の照射線量を調節するフィルタ24が設けられている。このフィルタ24は、厚さを2〜6mmとし、表面にクロムメッキを施した銅製のフィルタである。
そして、X線照射部21から出射したX線がフィルタ24を通過することで、X線が転がり軸受1に照射されるX線の照射線量が、空気(気泡)7に仮想的な肉厚を存在させてある程度のX線吸収率を持たせるように設定されるようになっている。
そして、X線照射部21から出射したX線がフィルタ24を通過することで、X線が転がり軸受1に照射されるX線の照射線量が、空気(気泡)7に仮想的な肉厚を存在させてある程度のX線吸収率を持たせるように設定されるようになっている。
次に、上記構成の転がり軸受観察装置10を使用して転がり軸受1の観察を行う手順及び作用効果について説明する。
先ず、X線CT11の試料載置台20に転がり軸受1を載置し、X線照射部21からX線を照射すると、フィルタ24を通過した照射線量が15〜25R/minのX線が転がり軸受1に照射される。そして、X線計測部23で計測した転がり軸受1の横断面(軸方向に直交する断面)のCTデータに基づいて、例えばCT値を14ビットの数値で保存して214=16384階調の−8192〜8192の範囲のグレースケールで表し、所定範囲のグレースケール処理データが作成される。
先ず、X線CT11の試料載置台20に転がり軸受1を載置し、X線照射部21からX線を照射すると、フィルタ24を通過した照射線量が15〜25R/minのX線が転がり軸受1に照射される。そして、X線計測部23で計測した転がり軸受1の横断面(軸方向に直交する断面)のCTデータに基づいて、例えばCT値を14ビットの数値で保存して214=16384階調の−8192〜8192の範囲のグレースケールで表し、所定範囲のグレースケール処理データが作成される。
そして、先ず表示装置16には、転がり軸受1内の空気(図2の符号7)の位置を示す情報が表示される。すなわち、表示装置16には、図4に示すように、例えば「0」以下のグレースケール(グレースケール≦0)の領域を、空気を示すものとして青色に変換したCT画像解析データが表示される。
次いで、表示装置16には、保持器5、玉4の位置を示す情報が表示される。すなわち、表示装置16には、図5に示すように、「0」以下のグレースケール(グレースケール≦0)の領域を黒色に変換し、「35」以上のグレースケール(グレースケール≧35)の領域を、保持器5、玉4を示すものとして黄色に変換したCT画像解析データが表示される。
次いで、表示装置16には、内輪3、外輪2の位置を示す情報が表示される。すなわち、表示装置16には、図6に示すように、「0」以下のグレースケール(グレースケール≦0)の領域と、「35」以上のグレースケール(グレースケール≧35)を黒色に変換し、「12」以上であり「23」以下のグレースケール(12≦グレースケール≦23)の領域を、外輪2、内輪3を示すものとして赤色に変換したCT画像解析データが表示される。
次いで、表示装置16には、グリース(図2の符号6)の位置を示す情報が表示される。すなわち、表示装置16には、図7に示すように、「0」以下のグレースケール(グレースケール≦0)の領域を黒色に変換し、「12」以上であり「35」以下のグレースケール(12≦グレースケール≦35)の領域も黒色に変換し、残りの領域をグレーで表示してグリース6の分布、形状を示したCT画像解析データが表示される。
ここで、上記の観察においては、X線CT11の試料載置台20を回転駆動して転がり軸受1を軸回りに所定角度まで回転し、移動部22を駆動して転がり軸受1の上下方向位置を変更することで、X線照射部21からX線が照射される転がり軸受1の照射方向が適宜変更されながら、表示装置16にはCT画像解析データが表示されるものとする。
したがって、本実施形態の観察用の転がり軸受1は、X線照射部21からフィルタ24介して転がり軸受1に照射するX線の照射線量を最適化することで転がり軸受1内に存在する空気(気泡)7に仮想的な肉厚を存在させてX線吸収率を持たせており、表示装置16には、空気(気泡)7の領域を示すグレースケール(グレースケール≦0)の領域と、グリース6の領域を示すグレースケールが明確に表示され、従来装置のような空気及びグリースの境界部分にハレーションが発生しない。
したがって、本実施形態の観察用の転がり軸受1は、X線照射部21からフィルタ24介して転がり軸受1に照射するX線の照射線量を最適化することで転がり軸受1内に存在する空気(気泡)7に仮想的な肉厚を存在させてX線吸収率を持たせており、表示装置16には、空気(気泡)7の領域を示すグレースケール(グレースケール≦0)の領域と、グリース6の領域を示すグレースケールが明確に表示され、従来装置のような空気及びグリースの境界部分にハレーションが発生しない。
また、グリース6とは異なるCT値(X線吸収率)であり、且つグリース6に近いCT値の材料からなる内輪3、外輪2、玉4、保持器5を備えた軸受としており、各構成部材(内輪3、外輪2、玉4、保持器5)を確実に把握し、各構成部材、空気7及びグリース6を明確に分離処理することもできるので、内輪3、外輪2、玉4の材質にかかわらずグリース6の分布、形状を正確に取得することができる。
なお、本発明の転動装置として上記実施形態では転がり軸受1を採用したが、本発明の要旨がこれに限定されるものではなく、ボールねじ、リニアガイド等の他の転動装置であっても同様の作用効果を奏することができる。
1…転がり軸受(転動装置)、2…外輪(外側軌道部材)、2a…外輪軌道面、3…内輪(内側軌道部材)、3a…内輪軌道面、4…玉(転動体)、5…保持器、6…グリース、7…空気、10…軸受観察装置、11…X線CT、12…データ保存部、13…画像作成演算部、14…グレースケール処理演算部、15…CT画像解析処理部、16…表示装置(画像表示装置)、17…MPU、18…操作部、20…試料載置台、21…X線照射部、22…移動部、23…X線計測部、24…フィルタ
Claims (1)
- 内側軌道部材、外側軌道部材、転動体及び潤滑剤を備えた転動装置にX線を照射することで前記転動装置の断面のX線吸収率を得るとともに、この断面のX線吸収率をグレースケール処理して画像データとして取得し、この画像データを画像表示装置で表示することにより前記転動装置の内部状態を観察する方法であって、
X線照射部からフィルタを介して前記転動装置にX線を照射することで、前記フィルタを通過したX線の照射線量を、前記転動装置内部に存在する空気に仮想的な肉厚を存在させてX線吸収率を持たせることが可能な所定の値に設定することを特徴とする転動装置の観察方法。
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Cited By (1)
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JP2013044717A (ja) * | 2011-08-26 | 2013-03-04 | Ntn Corp | 転動体の検査方法、転動体の製造方法および転動体 |
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2009
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US10048214B2 (en) | 2011-08-26 | 2018-08-14 | Ntn Corporation | Rolling element inspection method, rolling element manufacturing method, and rolling element |
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