JP2011038391A - 極少量の水で洗浄出来る超小型の排尿専用便器 - Google Patents

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Abstract

【課題】高齢者は夜中に頻繁にトイレに通う者が多い。しかし寝室が二階にあると夜中に何度も階段を昇降してトイレに通う煩わしさや危険、不眠などに悩まされる。 本発明は高齢者のこのような悩みと健康上の問題などを解消することを課題とした。
【解決手段】先ず便器を超小型としさらに中央部の奥行きを十分深くして尿の飛散面積を小さくし、先の細い指圧式噴射瓶を用いることにより洗浄水量を30ミリリットルで十分とした。従って一晩に2回排尿する場合、半月に1度僅か1リットルの水を上階に運ぶだけで洗浄可能となり給水配管も不要となった。また上階の便器の下部に接続したパイプを一旦壁外に出して階下のトイレ室内に導きその先を便器内に固定すれば排尿及び洗浄水は自然に階下の便器内に流入するので夜間の排尿が極めて楽になった。工事費は低廉でランニングコストも0に近い。
【選択図】図5

Description

現在の排尿後の洗浄水量は必要以上に多量に消費されていることが多く大きな無駄がある。また給水配管設備には多額の費用を要する。従って配管を必要とせず楽に運搬出来る限度内の少量の水で十分洗浄が可能な便器を考案した。先ず便器を出来る限り小型とし、次に便器内に放尿されたときの尿の飛散面積をできるだけ小さくするため便器の水平横断面の中央部が最も深く奥まっていて両横への飛散が最少に抑えられる形とした。また洗浄には噴射の方向および調節が容易でノズルの先端の細い指圧式樹脂製の噴射瓶を使用することにより極少量の水での洗浄が可能となった。この便器を用い、階上に設置した便器にチューブを接続して階下のトイレに導くことにより、給水配管の必要なく半月に一度以下の割合で少量の水を階上に持って上がるだけで洗浄水が十分足りる様にできたので階上に置いても楽に排尿及び洗浄が出来るようにした。
二階建ての家屋においては一般にトイレは一階に、寝室は二階に設置されている場合が多い。しかしながら高齢者は夜中に何度も尿意を催すことが多いので二階にもトイレがあると便利である。しかし、そのために二階に洗浄用の給水配管付きトイレを設置するとなるとかなりの場所も必要となりまた多額の費用も必要となる。これらの問題を解決するため小型でかつ可及的少量の水量で洗浄を可能とする便器の作成を検討した。一般のサイズの便器では排尿に際して便器の尿の当たる部分は平らな面であるかまたは大きく彎曲して広くなっているので、そこに当たった尿は広く飛散するため多量の洗浄水が必要となる。このため先ず便器を出来る限り小型とし、次に尿の当たる面の広がりを最小にするために便器の水平断面の中央部が最も深くなる形(図1)とすることにより便器内における尿の横方向への飛散面積を最少にすることができた。さらに洗浄には噴射の方向および強さの調節が容易な指圧式噴射瓶を用い、かつノズルの孔を小さくすることとの組み合わせにより洗浄効率を高め洗浄水量を最少量に節減することが出来た。
特許出願2002−63251 特許出願2000−14267
人は高齢化すると前立腺肥大による尿道の圧迫、あるいは膀胱の収縮力の低下などにより排尿が十分には行われなくなり、その結果排尿後も膀胱内にかなりの残尿があるので次の排尿までの時間が短くなる。
従って多くの高齢者は夜中に2度、3度と起きてトイレに行くようになる。しかし二階建て家屋の場合、トイレは一階に寝室は二階にあることが多いので、多くの高齢者は夜中に何度も階段を上がり下りしてトイレに通う煩わしさおよび危険性とそのための目覚めによる不眠などに悩まされている。また急に尿意を催し、階下のトイレに行くまでに間に合わず漏らすことも多い。しかし通常、階上にトイレを設置するには先ず相応の場所の確保が必要になり、その上洗浄のための給水配管の設置や排水設備などかなりの場所と費用を要するので多くの年金生活をしている高齢者にはその設置は困難である。また洗浄に用いる水量は通常少なくとも1回に1リットル以上は必要となる。ポータブルの簡易型トイレは用を足すときはよいがその後に毎日汚物を持ち抱えて階段を下りてトイレまで運ばねばならないし、またかなりの水量で洗浄しなければならない。1回毎に1枚のポリ袋を必要とすることもある。溲(し)瓶を用いるときも同様である。本発明はこのような不便と危険性、また健康上の問題、費用などを考慮してこれらの問題を一挙に解消することを課題として考案されたものである。
階上に給水配管することなく楽に運搬可能な水量で洗浄可能とするため、先ず便器を排尿専用の超小型とし、次に放尿されたときの尿の飛散面積を最少となる便器の形を考案した。また洗浄には噴射の方向及び強さの調節が容易な柔軟性のある樹脂製のノズルの先の細い噴射瓶を用いることにより水を無駄なく使用することが出来たので大幅にその量を節約することが出来るようになった。
通常のホームセンターや電気量販店などで販売されているトイレを使用した場合の洗浄水は1回に1リットル程度は必要であるが、本発明ではこれを最小限に抑えるため、先ず階上に設置する便器を超小型とし、次に尿の飛散面積を小さくするため図1のごとき形の便器にしたことにより洗浄水量を最少に押さえることができた。さらに水の噴射の方向および強さの調節が容易な先端の細い指圧式噴射瓶(図2)での洗浄を併用したときは最終的に20ミリリットル程度の水量で洗浄が可能となったが、通常は30ミリリットルもあれば十分洗浄が可能である。従って一晩に二度起きて排尿するとしても半月に一度以下の頻度で僅か1リットルの水をペットボトルなどで上階に持って上がるだけで洗浄水は十分確保出来るので洗浄用の給水配管を不要とすることができた。本発明の便器を設置するには、立て板、床板、および保持板からなる便器設置台(図3)を作成してその保持板(図4)上に本便器を乗せれば何処にでも容易に設置することが可能となる。さらにこの発明を生かすため、階下にあるトイレの階上近辺に本便器を設置しその下部にチューブを接続し外壁を穿孔してそれに通して一旦外に出して降ろし階下の外壁よりトイレ内に導きその先端を便器内に固定(図5)すれば階上における排尿および洗浄水は重力のみにより自動的に階下の便器内に流入して行くので動力を用いる必要もなくランニングコストはほとんど0となった。階下トイレの真上に設置可能なときは天井より階上の床に貫通すればチューブを外に出すことなく真下に降ろして階下の便器内に導くことも可能となる。これらにより夜中に尿意を催したときにも階段を昇降する必要もなく速やかに上階で用を足すことが可能となり、また尿を階下に運ぶ煩わしさ、危険性からも解放され安心して就寝することができる。不眠の程度も軽くなり一晩を通してよく眠ることができるようにもなる。ポリ袋等も必要ないのでそのための全経費も極めて少額に抑えることもできた。
水平横断面の正面中央部が最も深い形の超小型排尿専用便器の見取り図である 指圧式噴射瓶の見取り図である 超小型便器の設置台の見取り図である 設置台に設ける便器の保持板の拡大図である 図1の便器の下部に連結されたチューブより排尿及び洗浄水が外壁を通して階下の便器内に自動的に流入するべく考案された図である
排尿後の便器はそのまま放置すれば壁に付着した尿が乾燥してその成分が析出しチューブを詰まらせる原因ともなりまた不衛生でもあるのでその洗浄が必須となるが、そのための水の量はできる限り少ない方が望ましい。洗浄水量を抑えるに先ず便器を超小型サイズとし、次に放尿の飛散面積を最少に抑制するため図1のごとき形の便器を考案した。材質は金属、陶磁器、ガラス、合成樹脂など何で作成してもよいが、この形のものを最も安価に作成するには、0.5〜3リットル、好ましくは1.5リットルの横断面が四角形の空のペットボトルを用いるのが好都合である。これを逆さにして本体の下から4分の1程度の高さの一つの角から水平に対角線まで切り込み、そこから真上に向けて半分を切り離せばできあがる。これを用いたときの尿の便器内における飛散状況を調べるため、先ずシリンジにて10センチメートル離れたところより100ミリリットルの水を中央内側の角に向けて噴射したのち便器内に付着している水をティッシュペーパーでふき取りその重量の増加により水の付着量を求めたところ0.4グラムであった。一方、同じペットボトルを対角線ではなく相対する二つの辺の中央の点を結ぶ矩形の線で切り離して作成して同様な実験を行ったところ噴射水は平らな面に当たり広く飛散するため付着した水の量は0.7グラムであった。従って対角線に沿い三角形に切除した形状においては放尿の便器内での飛散が大きく抑制されるため、少量の水での洗浄が可能となり、時々階上に運ぶだけで楽に十分な量が確保できるようになった。
以上の結果を生かすにはその便器の下部に尿と洗浄水の貯留タンクを設置してもよいが一定量たまると階下に運ばねばならなくなる。従って一層有用な形としては図5に示されるごとくこの便器に導尿用のチューブを連結し、上階の壁に穿孔してその孔を通して外壁から下に降ろして階下のトイレの外壁より内側に穿孔してチューブの先端をトイレの便器内に固定すれば上階における排尿及びそれに用いる洗浄水は自動的に階下の便器内に流入されるので、夜間の排尿を階上において簡単に済ますことが出来るのでその苦痛を大幅に排除することができるようになった。
便器の洗浄水の量を最大限節約するためには排尿が便器に当たったときの飛散面積を出来る限り小さくする必要がある。従来型の幅45センチメートル程度の正面が平らな通常の便器では排尿後、水差しを用いて洗浄しても水の量は最低でも500ミリリットルは必要であった。
これを幅10−15センチメートル、高さ40センチメートル以下の小型にすることにより100ミリリットル程度まで減少させることができた。さらに放尿の横方向への飛散を出来うる限り小さくするため、その中央部を3角形の頂点となる形にすることにより一層洗浄水量を減少させることができ、最終的には50ミリリットルもあれば十分洗浄できるようになった。また洗浄水の有効性を高めるため水差しの代わりに噴射水の方向および強さの調節が容易な柔らかな樹脂製の指圧式噴射瓶(図2)でそのノズルの孔の小さなものを用いることにより最低20ミリリットル程度まで洗浄水量を下げることが出来たが、無理なく行うにしても30ミリリットルもあれば十分であった。これらの結果をため生かすために、先ず便器の下部に階下の便器まで届く内径6−8ミリメートル程度のチューブを接続する。
チューブの材質は樹脂製、ゴム製、あるいは金属製が可能であるが樹脂製が好ましい。次にこの便器を固定するために20×25センチメートルの床板と20×90センチメートル程度の立て板よりなる逆T字型の台、および便器保持板(図4)からなる便器設置台(図3)を作成し、その保持板にチューブの接続された図1の超小型排尿用便器を設置する。次に上階の壁の内側より外部の斜め下方向に穿孔し便器に接続されたチューブの先を一旦外に出して下に降ろし、トイレ外側の壁より斜め下に向けて穿孔しチューブをトイレ内に向けて通しその先端を便器内に固定する(図5)。屋外に出したチューブは風雨による劣化や冬季における万一の凍結を防ぐために断熱材により被っておくことが好ましい。 以上の装置を利用するにより階上において便器内に排出された尿は動力を必要とすることもなく重力のみにより自然に階下の便器内に流入され、また少量の水で効率よく洗浄され清潔に保つことが可能となった。一度に使用する洗浄水の量は30ミリリットルもあれば十分であるので、一晩に2回排尿するとしても、半月に1度以下の割合で僅か1リットルの水を上階に持って上がるだけで洗浄水は十分確保される。制作に要する材料も極めて安価なものばかりで施行時間も極めて短時間で済み、またこれにより通常市販されている簡易トイレのごとくポリ袋などを必要とすることもないので大幅なコストダウンが実現され、ランニングコストも1日に約60ミリリットルの水の費用のみであるのでほとんど0に近い。
上記の方法において、階上における便器の位地を階下のトイレの真上に設置できる場合、階下のトイレ天井の適当な場所を選び、真上に穿孔すると、排尿用の便器に接続したチューブをその穴を通して直接真下の階下のトイレに下ろし、その先端をトイレの便器内に導き固定することもできる。またチューブを階下の便器に導入される直前にU字型に曲げておくと最後の洗浄水が溜まり階下の便器内の空気が管を通って上がってくることもない。また夜中に人が接近したときに自動的に点灯するライトを併置しておくと好都合である。
産業上の利用の可能性
本発明の資材は極めて安価のものばかりであるため、上階に多大の費用をかけて給排水設備などを必要とする高価な通常のトイレを設置することが困難な人たちにも適用が可能である。経費の面でもまた手間の面でもホームセンターや電気量販店にて販売される簡易トイレよりも大幅にダウンさせることが可能となった。また将棋盤程度のごく小さな場所さえあれば設置が可能であり、工事の時間も極めて短くて完成させることが出来る。洗浄水としては僅か半月に一度以下の割合で1リットルの水を上階に持って上がるだけで十分となった。通常の簡易トイレのごとくポリ袋などを必要とすることもないのでランニングコストはほとんど0に近い。従って夜中の排尿と洗浄が階上で楽に行うことが可能となり多数の高齢者、年金生活者や要介護者に適用されるものと思われる。
1 立て板
2 床板
3 保持板
4 階上の便器を設置する部屋
5 階下のトイレ室
6 超小型排尿専用便器
7 外壁
8 導尿用のチューブ
9 トイレ室内の通常の便器

Claims (5)

  1. 水平横断面の正面中央部が深く奥まった形の超小型排尿専用便器
  2. 〔請求項1〕より形成された形状により便器内における尿の飛散量が抑制される超小型排尿専用便器
  3. 〔請求項1〕より形成された形状により使用後の便器内の洗浄水量を従来法より大幅に少なくすることを可能にした超小型排尿専用便器
  4. 従来法の配管方式による小型便器より設置、施工の費用が10%以下で出来る超小型排尿専用便器
  5. 溲瓶や通常の簡易便器と異なり水洗方式を設けた超小型排尿専用便器
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