JP2011034728A - 照明用光源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
個々の光源素子の順方向降下電圧のばらつき及び直列接続する個数に依存することなく高効率で光源素子を点灯させる照明用光源装置を提供する。
【解決手段】
LED負荷1は複数個のLEDが直列接続されたLED直列回路2を単独接続して形成され、LED負荷1に電源部3から電力が供給される。LED直列回路2には定電流回路13が直列接続され、定電流回路13に生じる定電流回路電圧VLEDが誤差増幅器15に入力される。誤差増幅器15は定電流回路電圧VLEDと、定電圧源14から入力される基準電圧Vrefとを比較し、出力信号EOUTを出力する。出力信号EOUTはフォトカプラ16によってPWM制御回路17に伝達される。PWM制御回路17はパルス幅変調信号SPWMによって電源部3のスイッチング素子19を制御して定電流回路13での電力損失を抑制する。
【選択図】図1

Description

本発明は、照明用光源装置に関し、特にLEDや有機ELなどの直流点灯光源素子を用いたものに関する。
例えば、光源素子としてLEDを照明器具に用いる場合、所定の光出力を得るためには複数のLEDを用いなければならず、それらを相互に直列に接続して点灯させるには、電源電圧を高くしなければならない。一方、複数のLEDを並列に接続して点灯させるには、比較的大きな電流を供給しなければならない。したがって、現実的には用途に応じてこれらの組合せである直並列構成を採用するのが一般的である。しかしながら、個々のLEDや有機ELなどの光源素子の順方向降下電圧Vfにばらつきがある場合、前記直並列に組み合わせると、分流比に差が生じやすくなり、各々の直列回路間の明るさに差が生じやすいという不具合が生じる。
光源素子の光出力は通電電流値に依存するとされ、この観点からすれば直列構成の場合は、個々の光源素子の順方向降下電圧Vfにばらつきがあったとしても通電電流値は同じであるので、個々の光源素子の光出力のばらつきは小さい。これに対して並列構成の場合は、直列構成の光源素子の順方向降下電圧Vfの総和が異なれば、光源素子点灯回路の出力から各々の直列回路に流れる電流値は順方向降下電圧Vfの低い回路に集中することになり、直列回路毎に光出力のばらつきは大きくなる。
図6は特許文献1の図5で示された従来技術のLED点灯回路に基づき、参照符号を書き換えて表したものである。図6のLED点灯回路において、LED負荷1はLEDを複数直列に接続したLED直列回路2を3回路並列に接続して構成されている。LED負荷1には、電源部3によって電圧変換された直流電圧VDCが与えられる。直流電圧VDCは交流電源4の交流電圧が平滑キャパシタC1、及び整流ブリッジDBによって直流電圧に変換され、さらにスイッチングコンバータ5によって所定の電圧の大きさに変換されたものである。
スイッチングコンバータ5はトランスL、出力電圧を調整するスイッチング素子6、出力電圧を整流するダイオードD1、及び脈流電圧成分を平滑する平滑キャパシタC2を備えて構成される昇圧チョッパ回路からなる。
各々のLED直列回路2には、そこに流れる通電電流値を相互に等しくするための定電流回路7が各々直列に接続されている。そして、各定電流回路7に生じる定電流回路電圧VLED1、VLED2、及びVLED3は、比較部8において定電圧源9から入力される基準電圧Vref1と比較され、比較結果が制御部10に与えられる。制御部10は各々の定電流回路7に生じる電圧がLED直列回路2の各LEDの順方向降下電圧Vfの総和よりも小さくなるようにスイッチング素子6を制御し、スイッチングコンバータ5の直流電圧VDCを調整する。これによって、各々の定電流回路7での電力損失抑制が図られている。
図7は特許文献2の図2で示されたLED点灯回路に基づき、参照符号を書き換えて表したものである。図7は、図6の非絶縁型のスイッチングコンバータ5を絶縁型のスイッチングコンバータ11に置き換えたこと、図6の基準電圧Vref1が比較部8に印加されていないこと、及び図6の定電流回路7を回路要素12に置き換えたことが、図6の従来技術とは異なる。回路要素12は定電流回路及びインピーダンス素子と定義されている。比較部8は各々の回路要素12に生じる電圧の最小値を検出し、制御部10は比較部8の比較結果から回路要素12に生じる電圧をLED直列回路2の各LEDの順方向降下電圧Vfの総和未満、順方向降下電圧Vfの総和の1/10以下、又は実質的に零になるように電源部3が供給する電圧を制御するとしている。これによって各々の回路要素12での電力損失抑制を図るものである。
特許文献3は、LED負荷に供給する電源部に絶縁型のスイッチングコンバータを用い、フォトカプラによって回路間を結合するにあたり、フォトカプラの出力信号をPWM制御回路へ入力し、PWM制御回路によるオンオフ制御信号によってスイッチングコンバータのスイッチング素子を制御するという技術を示す。
特開2008−130513号公報 特開2002−8409号公報 特開2009−99780号公報
上記3件の特許文献はその発明の目的がいずれもLED光源装置やLED点灯回路の電力効率を高めるという点で共通する。
本発明は、上記特許文献のものと発明の目的はほぼ同じである。すなわち、本発明の目的は電力の効率向上が図れる照明用光源装置を提供するものである。
本書において、絶縁型のスイッチングコンバータとは、1次巻線と2次巻線を有するトランスを備え、かつ、2次巻線側に出力される直流電圧がアイソレータを介して1次巻線側にフィードバックされるものとして定義される。スイッチングコンバータに関連する呼称としては、DC−DCコンバータ及びスイッチングレギュレータという技術用語も知られている。又、本書において、絶縁型のスイッチングコンバータに用いるトランス及びフォトカプラによって分離・絶縁された照明用光源装置のうちスイッチング素子側を1次側、光源素子負荷側を2次側と定義する。
本発明に係る照明用光源装置は、複数個の照明用光源素子が直列接続された光源素子直列回路から成る光源素子負荷、絶縁型のスイッチングコンバータを備え光源素子負荷に直流電圧を供給する電源部、光源素子直列回路に直列に接続された定電流回路、基準電圧を出力する基準電圧源、基準電圧が入力端子の一端子に印加され入力端子の他端子に定電流回路に生じる電圧が入力される誤差増幅器、誤差増幅器の出力信号が入力されるアイソレータ、及びアイソレータに結合されスイッチングコンバータを制御する制御部を備える。
さらに、本発明に係る照明用光源装置は、光源素子負荷は光源素子直列回路が複数互いに並列に接続された回路より成り、光源素子直列回路は各々定電流回路に直列接続され、誤差増幅器は複数の光源素子直列回路に応じた複数個の入力端子を備え、複数個の入力端子には定電流回路に生じる電圧が各々入力され、誤差増幅器は定電流回路に生じる電圧のうちの最も低い電圧と、基準電圧とを比較して両者の誤差電圧を増幅する。
さらに、本発明に係る照明用光源装置は、2次側に設けられた誤差増幅器の出力信号はアイソレータによって1次側の制御部へ供給され、制御部は誤差増幅器の出力信号に基づきスイッチングコンバータを制御し、電源部の電圧を制御する。
本発明によれば、各々の光源素子直列回路に用いる光源素子の順方向降下電圧Vfにばらつきが生じたとしても、各々の光源素子直列回路に流れる電流値を一定にし、かつ、定電流回路での電力損失を最小限に抑えることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る照明用光源装置を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る照明用光源装置を示す図である。 本発明の照明用光源装置に用いる定電流回路を示す図である。 MOSトランジスタ及びバイポーラトランジスタの回路動作点を説明するためのトランジスタ特性図である。 本発明の第1の実施の形態に係るタイミングチャートである。 従来に関する第1のLED点灯回路を示す図である。 従来に関する第2のLED点灯回路を示す図である。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係る照明用光源装置を示す図である。
本装置は、照明用光源素子を定電流で駆動するLEDを用いた照明用光源装置である。光源素子負荷であるLED負荷1、電源部3、定電流回路13、基準電圧源14、誤差増幅器15、フォトカプラ16、及びPWM制御回路17より構成される。
LED負荷1は複数個のLEDが直列接続された光源素子直列回路であるLED直列回路2を単独接続して構成される。本装置のLED直列回路2は単独構成であるので、LED直列回路2はLED負荷1そのものに相当することになる。また本装置では照明用光源素子としてLEDが用いられているが、照明用光源素子は有機ELなど定電流で駆動される発光デバイスであってもよい。このような発光デバイスは直流電圧又は直流電流で駆動される。
電源部3は交流電源4を備えるが、LEDを直流電圧又は直流電流で駆動するために交流電源4の交流電圧を直流電圧に変換しなければならない。そのため電源部3は、交流電源4の交流電圧を整流・平滑化する整流ブリッジDB、平滑キャパシタC3、及び絶縁型のスイッチングコンバータ18より構成される。なお交流電源4の替わりに直流電源を用いてもよく、その場合は整流ブリッジDB及び平滑キャパシタC3は必要ない。絶縁型のスイッチングコンバータ18は1次巻線Ta及び2次巻線Tbを有するトランスTを備える。1次巻線Ta側には交流電源4や交流電源電圧を直流電圧に変換するための整流ブリッジDB及びスイッチング素子19などが接続される。2次巻線Tb側にはLED負荷1、LED直列回路2、定電流回路13、誤差増幅器15、及びフォトカプラ16の発光素子16aなどが接続される。フォトカプラ16の受光素子16bは1次巻線Ta側に接続される。第1の実施の形態に係る照明用光源装置全体の1次側と2次側は境界線S12によって画定され、1次側が光源部100A、2次側が光源部100Bである。境界線S12は、トランスTの1次巻線Taと2次巻線Tbとの境界及びフォトカプラ16の発光素子16a側と受光素子16bとの境界を結ぶ線上に設けている。
スイッチングコンバータ18は光源部100Aにスイッチング素子19、光源部100Bに電圧を整流するダイオードD1、及び電圧を平滑化する平滑キャパシタC4を備え、スイッチング素子19を後述するPWM制御回路17によりオンオフさせることで、所定の出力電圧VOUTをLED負荷1に供給する。スイッチング素子19は例えば、MOSトランジスタ又はバイポーラトランジスタで構成する。
定電流回路13はLED負荷1を構成するLED直列回路2のカソード側に直列接続されている。もちろん、LED直列回路2のアノード側に接続してもよい。定電流回路13はLED直列回路2を構成するLEDの順方向降下電圧Vfのばらつきに依存されることはなく、LED直列回路2に一定電流を流すことになる。
基準電圧源14は基準電圧Vrefを後述する誤差増幅器15の反転入力端子(−)に入力するために用意される。基準電圧源14は例えばバンドギャップ型の定電圧回路で構成することができる。基準電圧源14で生成される基準電圧Vrefの大きさはできる限り零に近いことが理想的である。なぜならば、定電流回路電圧VLEDは基準電圧Vrefによって制御され、定電流回路電圧VLEDが小さいほど消費電力が小さくなり、照明用光源装置全体の電力効率が高められるからである。
誤差増幅器15は非反転入力端子(+)及び反転入力端子(−)を備える。非反転入力端子(+)には定電流回路13に生じる定電流回路電圧VLEDが入力され、反転入力端子(−)には基準電圧源14から基準電圧Vrefが入力される。誤差増幅器15は入力された両者の誤差電圧を増幅して出力する。
フォトカプラ16は照明用光源装置の光源部100Bの信号を光源部100Aへ伝達するアイソレータとしての役割を持つ。フォトカプラ16は発光素子16aと受光素子16bとを結合し、1つのパッケージ内に組み込まれた光複合デバイスである。発光素子16aとしては発光ダイオード(LED)、赤外発光ダイオードなどを用い、受光素子16bとしてはフォトダイオード、フォトトランジスタ、CdSセルなどが用いられる。発光素子16aと受光素子16bの組み合わせはフォトカプラ16の用途によって各種各様である。本発明の実施の形態では、フォトカプラ16はLED及びフォトトランジスタの組み合わせから成るものを用いた。フォトカプラ16を用いることで各電源系間を絶縁した状態で信号を伝達することができる。スイッチングコンバータ18を絶縁型とするためにもトランスT及びフォトカプラ16を用いて照明用光源装置の光源部100Aと光源部100Bとを結合するようにした。照明用光源装置の光源部100Bに設けられた誤差増幅器15の出力信号EOUTはアイソレータであるフォトカプラ16によって照明用光源装置全体の光源部100Aに設けられたPWM制御回路17に供給される。アイソレータはフォトカプラ16以外にも磁気結合方式のアイソレータIC、容量結合方式のアイソレータIC、及びトランスなどであってもよい。該トランスにおいてマイクロトランスを用いた場合、スイッチングコンバータ18のスイッチング素子19とマイクロトランスを1つの集積回路上で作ることができ、装置の小型化が図れる。
PWM制御回路17は誤差増幅器15から出力された出力信号EOUTに基づき、基準電圧Vrefと定電流回路13に生じる定電流回路電圧VLEDとの誤差電圧が小さくなるように、スイッチングコンバータ18のスイッチング素子19のオンオフを制御する制御部としての役割を備える。スイッチング素子19をオンオフさせることによってスイッチングコンバータ18から出力される電圧が制御され、基準電圧Vrefと定電流回路13に生じる定電流回路電圧VLEDとの誤差が小さくなるため、定電流回路13での電力損失抑制が図られることになる。
定電流回路13に生じる定電流回路電圧VLEDが基準電圧Vrefに調整されるため、定電流回路13での電力損失抑制が図られ、照明用光源装置全体のLED電力効率が改善されることになる。
たとえば、1個あたりの順方向降下電圧Vfが3.3V±σ(σはばらつきを表す)のLEDを10個直列接続したLED直列回路2に流れる電流を150mA、定電流回路電圧VLEDの値を0.5V、及び基準電圧Vrefの値を0.5Vと設定した場合、LED負荷に印加される出力電圧VOUTの値を(33.5±σ)Vと設定することができる。なお、誤差増幅器15は電源電圧が5Vで作動する。なお、本発明に係る照明用電源装置の光源部100Aと光源部100BはトランスT及びフォトカプラ16によって電気的に絶縁されているので、光源部100BのLED負荷1の取り替えやメンテンナンスを行う場合であっても両者の間は電気的に絶縁されているので、光源部100Aの比較的高い電圧が光源部100Bに伝達されるという不具合を排除することができる。これによって、作業者が不意に高電圧にさらされるという不具合を排除することができ作業安全性が高められる。
(第2の実施の形態)
図2は本発明の第2の実施の形態に係わる照明用光源装置の構成図である。本装置も第1の実施の形態と同じく照明用光源素子としてLEDを用いた照明用光源装置であり、光源素子負荷であるLED負荷1、電源部3、定電流回路13、基準電圧源14、誤差増幅器15、フォトカプラ16、及び制御部であるPWM制御回路17より構成される。第2の実施の形態は第1の実施の形態とは、LED直列回路2が3回路並列に接続されていること、各々のLED直列回路2に各々直列に定電流回路13が接続されていること、誤差増幅器15の非反転入力端子(+)には3つの端子を用意し各々の非反転入力端子(+)に各々の定電流回路13に生じる定電流回路電圧VLED1、VLED2、及びVLED3が各別に入力されること、及びスイッチング素子19にMOSトランジスタから成るスイッチング素子19aを用いていることが異なる。
LED負荷1は複数個のLEDが直列接続された光源素子直列回路であるLED直列回路2が3回路並列に接続されて構成される。このようにLED直列回路2を並列に接続して用いることが可能である。LED負荷1には電源部3から出力電圧VOUTが供給される。各々のLED直列回路2のカソード側に各々定電流回路13が直列に接続されている。もちろん、定電流回路13はLED直列回路2のアノード側に接続してもよい。
電源部3は交流電源4を備えるが、LEDを直流電圧又は直流電流で駆動するために交流電源4の出力電圧を直流電圧に変換しなければならない。そのため電源部3は、交流電源4の交流電圧を整流・平滑化する整流ブリッジDB、平滑キャパシタC3、及び絶縁型のスイッチングコンバータ18より構成される。なお交流電源4ではなく直流電源を用いてもよく、その場合は整流ブリッジDB及び平滑キャパシタC3は必要ない。第2の実施の形態に係る照明用光源装置全体の1次側と2次側は境界線S12によって画定され、1次側が光源部200A、2次側が光源部200Bである。スイッチングコンバータ18は光源部200AにNチャンネルのMOSトランジスタから成るスイッチング素子19a、光源部200Bに電圧を整流するダイオードD1、及び電圧を平滑化する平滑キャパシタC4を備え、スイッチング素子19aのMOSトランジスタのゲートに印加する電圧を制御することによって、MOSトランジスタのドレイン・ソース間に流れる電流を制御し、所定の電圧をLED負荷1に供給する。スイッチング素子19aをNPN型のバイポーラトランジスタとしたときは、ベースに印加する電圧を増減させるとよい。
定電流回路13はLED直列回路2が並列構成で用いられるので、各々のLED直列回路2に直列に各々の定電流回路13を接続する。定電流回路13に生じる定電流回路電圧VLED1、VLED2、及びVLED3は誤差増幅器15に各別に入力される。
基準電圧源14は基準電圧Vrefを誤差増幅器15の反転入力端子(−)に入力するために用意される。基準電圧源14は例えばバンドギャップ型の定電圧回路で構成することができる。
誤差増幅器15は、LED直列回路2が並列構成で用いられているため、複数のLED直列回路に応じた複数個の入力端子を備える。本装置は3回路のLED直列回路2を備えているため、誤差増幅器15は3つの非反転入力端子(+)及び1つ反転入力端子(−)を備えるようにしている。第1の非反転入力端子(+)には定電流回路電圧VLED1が、第2の非反転入力端子(+)には定電流回路電圧VLED2が、第3の非反転入力端子(+)には定電流回路電圧VLED3がそれぞれ入力され、反転入力端子(−)には基準電圧Vrefが入力される。誤差増幅器15は定電流回路電圧VLED1、VLED2、及びVLED3のうちの最も低い電圧と基準電圧Vrefとを比較して両者の誤差電圧を増幅する。こうした構成を有する誤差増幅器15は常に3つの定電流回路電圧の中で最も電力消費が小さなものを選択することになるので、照明用光源装置全体からみると省電力化が図られることになる。言い換えると、誤差増幅器15はLED直列回路2で生じる順方向降下電圧Vfの最大値をもつLED直列回路2に直列接続された定電流回路13に生じる定電流回路電圧、すなわち、定電流回路電圧VLED1、VLED2、及びVLED3のうちのいずれか1つと基準電圧Vrefとを比較して両者の誤差電圧を増幅することになる。そして、誤差増幅器15の出力はフォトカプラ16の発光素子16a側に入力される。
フォトカプラ16は照明用光源装置の光源部200Bに設けられた誤差増幅器15の出力信号EOUTを照明用光源装置の光源部200Aに設けたPWM制御回路17に伝達する。
PWM制御回路17は誤差増幅器15から出力された出力信号EOUTの大きさに基づき、スイッチングコンバータ18の一部を成すスイッチング素子19aのMOSトランジスタのゲートに印加する電圧を制御する。スイッチング素子19aのMOSトランジスタのドレイン・ソース間に流れる電流値を制御することによって、スイッチングコンバータ18から出力される電圧が調整・制御され出力信号EOUTが小さくなるため、定電流回路13での電力損失抑制が図られることになる。
これにより、定電流回路13に生じる定電流回路電圧が基準電圧Vrefに制御されるため、定電流回路13での電力損失抑制が図られ、LED光源装置の電力効率が改善されることになる。
図3は本発明に係る定電流回路13の一実施例を示す。図3(a)で示された定電流回路13はトランジスタTr1、Tr2、及び定電流源CRで構成する。定電流回路13は図1及び図2のLED直列回路2に接続され、定電流I2aを供給する。LED直列回路2と定電流回路13の接続点に生じる定電流回路電圧VLが図1でいう定電流回路電圧VLEDに相当し、また定電流回路電圧VLは図2でいう定電流回路電圧VLED1、VLED2、及びVLED3にそれぞれ相当する。そして、LED直列回路2に流れる電流値は、定電流源CRに流れる電流Ic1によって決めることができる。
トランジスタTr2がMOSトランジスタである場合、その動作状態を飽和領域又は線形(非飽和)領域で作動させるかは、定電流回路電圧VLに生じる電圧の大きさと電流I2aによって定まる。飽和領域を本書においては定電流動作領域であると定義し、線形領域を非定電流動作領域として定義する。定電流動作領域でトランジスタTr2を作動させるには定電流回路電圧VLを比較的大きな値に設定しなければならない。しかし、定電流回路電圧VLを大きくするとなると、照明用光源装置全体の電力効率の観点からは好ましいことではない。
一方、トランジスタTr2を線形領域、すなわち非定電流動作領域で作動させるとなると、定電流回路13は比較的低い電圧で駆動することができるので、電力効率を高めるという観点では好ましい。しかし、比較的大きな電流を得るのが難しくなるという不具合が生じる。こうした不具合を克服するには、トランジスタTr1のソース又はドレインと接地端子GNDとの間に抵抗を接続すれば、トランジスタTr2の電流I2aを比較的大きく設定することができる。
トランジスタTr2がバイポーラトランジスタである場合には、比較的低い定電流回路電圧VLで活性領域で作動させることができる。すなわち、比較的低い動作電圧であっても定電流動作領域で作動させることが容易となる。しかし、定電流動作領域でバイポーラトランジスタを作動させるとなるとMOSトランジスタの構成と同様に電力効率の観点からみると好ましいとは言い難い。このため、バイポーラトランジスタであっても飽和領域すなわち、非定電流動作領域で作動させることが考えられる。しかし、バイポーラトランジスタを非定電流動作領域、すなわち飽和領域で作動させると、ベース電流が飛躍的に大きくなるので、電力効率が低下する。こうしたことに鑑み、トランジスタTr2を非定電流動作領域で作動させる場合にはMOSトランジスタで定電流回路13を構成することが好ましいといえる。
図3(b)に示すようにオペアンプOP、トランジスタTr3、抵抗R、及び定電圧源Vcの組合せで構成した定電流回路13を光源素子直列回路であるLED直列回路2に直列接続してLED直列回路2に定電流を供給してもよい。図3(b)においては図3(a)と同様にLED直列回路2と定電流回路13の接続点に生じる定電流回路電圧VLが図1でいう定電流回路電圧VLEDに相当し、図2でいう定電流回路電圧VLED1、VLED2、及びVLED3に相当する。図3(b)のLED直列回路2に流れる電流の大きさは定電圧源Vc及び抵抗Rの値を調整することによって所定の大きさに決定することができる。
なお、図3(b)に示す定電流回路13に用いるトランジスタTr3は先のトランジスタTr2と同様に非定電流領域、すなわち、MOSトランジスタの場合には線形領域(非飽和領域)、バイポーラトランジスタの場合には飽和領域で作動するようにすると、定電流回路13での電力損失を抑制することができる。
図4は、図3(a)及び図3(b)に示した定電流回路13に用いられるトランジスタTr2及びトランジスタTr3のトランジスタ動作特性を示す。図4(a)は、図3(a)及び図3(b)に示したトランジスタTr2及びトランジスタTr3をMOS型で構成した場合の特性を示す。図4(a)において、横軸はトランジスタTr2及びトランジスタTr3のドレイン−ソース間に与えられる電圧VDS、縦軸はドレイン−ソース間に流れる電流IDSをそれぞれ示す。トランジスタTr2及びトランジスタTr3は動作領域X1では非飽和領域で作動する。この領域では電流IDSは、ドレイン−ソース間電圧VDSの大きさに依存する。一方、動作領域X2ではトランジスタTr2及びトランジスタTr3が飽和領域、すなわち、定電流動作領域で作動するので、ドレイン−ソース間電圧VDSの大きさに殆んど依存せずにほぼ一定の電流IDSが得られる。したがって、定電流回路としては一般的にはトランジスタTr2及びトランジスタTr3を動作領域X2で作動させるのが好ましいということになる。しかし、ドレイン−ソース間電圧VDSに比例して、定電流回路13での電力消費は増大する。定電流回路13での電力消費と照明用光源装置全体の電力効率とはトレードオフの関係を有する。このため電力効率からみると定電流回路13での電力消費はできるだけ小さく抑えることが望ましい。そのためにも、本発明はあえてトランジスタTr2及びトランジスタTr3を非飽和領域、すなわち、非定電流動作領域である動作領域X1で作動させるものとした。
なお、動作点P1に相当する電圧Vrefaが基準電圧Vrefとして誤差増幅器15の反転入力端子(−)に与えられる。これによって、定電流回路電圧VLED1、VLED2、及びVLED3のうち最も低い電圧が電圧Vrefaと同じ大きさに制御され、定電流回路13が最も小さな電力で作動する状態が得られ、照明用光源装置全体の電力効率を高めることができる。
トランジスタTr2及びトランジスタTr3の具体的な動作点は動作領域X1のほぼ中間点である動作点P1に選ぶのが好ましい。電力効率からみると電圧VDSが零に近いほど好ましいことになる。しかし、あまり零に近づけると定電流回路13の製造上のばらつきによって、所定の電流が得られなくなるという不具合が生じ得る。したがって、定電流回路13の製造上のばらつきを勘案すると、非飽和領域、すなわち動作領域X1のほぼ中間の動作点P1に設定するとよい。
図4(b)は図3(a)及び図3(b)に示したトランジスタTr2及びトランジスタTr3をバイポーラトランジスタで構成した場合の特性を示す。図4(b)において、横軸はトランジスタのコレクタ−エミッタ間に与えられる電圧VCE、縦軸はコレクタ電流Icをそれぞれ示す。これらのバイポーラトランジスタは動作領域Y1又はY2で作動するような電圧VCEが選ばれる。バイポーラトランジスタの動作領域はMOSトランジスタとは逆の呼び方で区別されるので誤解されないようにしなければならない。すなわち、図4(b)で動作領域Y1は飽和領域である非定電流動作領域、動作領域Y2は活性領域である定電流動作領域であるとして区別される。本発明に用いる定電流回路13をバイポーラトランジスタで構成する場合には、これらのトランジスタを飽和領域、すなわち動作領域Y1で作動させることによって、定電流回路13での電力損失を抑制させることができる。しかし、バイポーラトランジスタを飽和領域で作動させるとベース電流が大幅に増加し、無駄な電力を消費するので留意しなければならない。
バイポーラトランジスタの動作点は飽和領域である動作領域Y1のほぼ中間点である動作点P2付近に選ぶのが好ましい。電力効率からみると電圧VCEが零に近いほど好ましいことになる。しかし、零に近づけると定電流回路13の製造上のばらつきによって、所定の電流が得られなくなるという不具合が生じ得る。したがって、定電流回路13の製造上のばらつきを勘案すると、飽和領域のほぼ中間の動作点、すなわち動作領域Y1のほぼ中間点である動作点P2に設定するとよい。なお、動作領域Y2はバイポーラトランジスタの活性領域に相当し、安定した定電流特性を得るには好ましい領域ではある。しかし、照明用電源装置全体の電力効率からみると好ましい領域とは言い難い。
なお、動作点P2に相当する電圧Vrefbが基準電圧Vrefとして誤差増幅器15の反転入力端子(−)に与えられる。これによって、定電流回路電圧VLED1、VLED2、及びVLED3のうち最も低い電圧が電圧Vrefbと同じ大きさに制御され、定電流回路13が最も小さな電力で作動する状態が得られ、照明用光源装置全体の電力効率を高めることができる。
図5は第1の実施の形態で示した図1の照明用光源装置におけるタイミングチャートを模式的に示す。図5の参照符号t1、t2、t3、t4、及びt5は時刻を示す。図5(a)に示す電源は本発明に係る照明用光源装置全体を指し、時刻t1で装置全体の電源がオンとなり、それ以降は時刻t6を越えるまでオン状態は続く。図5(b)は、PWM制御回路17のパルス幅変調信号SPWMを示す。図5(c)はLED負荷1に供給する出力電圧VOUTを示す。図5(d)はLED直列回路2と定電流回路13との共通接続点すなわち、誤差増幅器15の非反転入力端子(+)に入力される定電流回路電圧VLEDと、誤差増幅器15の反転入力端子(−)に入力される基準電圧Vrefをそれぞれ示す。図5(e)はLEDに流れる電流、すなわちLED直列回路2に流れる電流ILEDを示す。図5(f)は誤差増幅器15の出力信号EOUTを示す。図5(g)は、フォトカプラ16の発光素子16aの光量を基準とし、IREF時の光量より明るいか暗いかによってPWM制御回路17が出力するパルス幅変調信号SPWMを制御するための基準電流IREFとフォトカプラ16に流れる電流IPHをそれぞれ示す。
図5(a)に示す時刻t1で照明用光源装置全体の電源がオンされると、図5(b)に示すように、PWM制御回路17はパルス幅変調信号SPWMのオンデューティ比を大きくしスイッチングコンバータ18のスイッチング素子19のオンオフを制御し、電源部3の供給電圧を増加させる。図5(c)に示すように、スイッチングコンバータ18が通常の動作状態に近づくにつれ出力電圧VOUTは徐々に増加し、時刻t2に達すると出力電圧VOUTはほぼ安定し所定の値に落ち着く。
図5(d)に示すように、時刻t2に達し、出力電圧VOUTが所定の値でほぼ安定すると、定電流回路13に供給される定電流回路電圧VLEDはほぼ所定の値に落ち着く。なお、基準電圧源14で生成される基準電圧Vrefは、比較的電源電圧が低くとも作動する。たとえばバンドギャップ型の定電圧回路で生成されるので、時刻t1の電源オン状態からほぼ所定の値に維持される。しかし、誤差増幅器15の反転入力端子(−)に入力される定電流回路電圧VLEDは時刻t2でほぼ所定の値で安定するので、誤差増幅器15が本格的に作動し始めるのは時刻t2以降となる。
図5(e)に示すように、LED直列回路2に流れる電流ILEDは、時刻t1から時刻t2までは、定電流回路13が正規の状態で作動していないため所定の電流の大きさまでは達していない。時刻t2に至るまでは定電流回路電圧VLEDの値が基準電圧Vrefより低いため、図5(f)に示すように誤差増幅器15の出力信号EOUTは、ローレベルの信号を出力する。このときLEDに流れる電流ILEDの値は小さく、出力信号EOUTもローレベルであるため、フォトカプラ16に流れる電流IPHは小さい。
図5(e)に示すように時刻t2に到達しさらに時刻t2を経過すると、定電流回路13が正規の状態で作動し定電流を生成するのでLED直列回路2には定電流ILEDが流れる。電流ILEDが時刻の経過とともに徐々に大きくなると、誤差増幅器15の出力信号EOUTに応じた電流IPHが流れる。これによって、フォトカプラ16の発光素子16aが作動し、受光素子16bに電流IPHに応じた光信号を伝達する。
図5(d)に示すように、時刻t3になると、定電流回路13に生じる定電流回路電圧VLEDが基準電圧Vrefと等しくなるため、誤差増幅器15の出力信号EOUTは図5(f)に示すようにハイレベルになり、電流IPHが増加し、図5(g)のように電流IPHは基準電流IREFと等しい値となる。基準電流IREFは例えば2mAといった値に設定する。
図5(b)に示すように、時刻t3に到達し、電流IPHが基準電流IREFと等しい状態になると、PWM制回路17は電源部3から出力される電圧を減少させるため、パルス幅変調信号SPWMのオンデューティ比を減少させる。パルス幅変調信号SPWMのオンデューティ比によってスイッチングコンバータ18のスイッチング素子19が制御され、電源部3が制御される
図5(d)、時刻t3に示すように定電流回路電圧VLEDが基準電圧Vrefと等しくなった後、定電流回路電圧VLEDはしばらく上昇し基準電圧Vrefより大きくなり、その後減少していく。図5(c)のように出力電圧VOUTの値も定電流回路電圧VLEDよりLED直列回路2の順方向降下電圧Vf分大きい値で同じように増減する。図5(g)に示すように電流IPHもわずかに増減し、フォトカプラ16の発光素子16aの光量が変化し、パルス幅変調信号SPWMのオンデューティ比を変化させる。
図5(d)、時刻t4に示すように定電流回路電圧VLEDが基準電圧Vrefよりわずかに小さくなると、出力信号EOUTは図5(f)に示すようにローレベルになり、電流IPHの値も図5(g)のように減少する。電流IPHの値が減少し、フォトカプラ16の発光素子16aの光量が減少する。このとき、パルス幅変調信号SPWMのオンデューティ比が図5(b)に示すように大きくなり、電源部3が供給する電力が増加する。
その後時刻t5から時刻t6は時刻t3から時刻t4と同様の変化をし、以後も同様に変化し安定することになる。
以上の動作が繰り返されることにより、定電流回路電圧VLEDが比較的低い電圧に設定される基準電圧Vrefとほぼ等しくなるよう制御されるため、定電流回路13での電力損失抑制が図られ、LED光源装置の電力効率が改善される。
なお、図5のタイミングチャートは、第1の実施の形態に係る図1の照明用光源装置について示したものである。しかし、第2の実施の形態である図2の照明用光源装置において、定電流回路13に生じる定電流回路電圧VLED1、VLED2、及びVLED3のうち最も低い電圧又はLED直列回路2で生じる順方向降下電圧Vfの最大値をもつLED直列回路2に直列接続された定電流回路13に生じる電圧を定電流回路電圧VLEDとし、定電流回路電圧VLEDが生じるLED直列回路2に流れる電流をILEDとすると、第1の実施の形態のタイミングチャートでのタイミングと同じタイミングで同様の動作をする。
本発明の照明用光源装置は、光源素子直列回路に用いる光源素子に順方向降下電圧Vfのばらつきが生じたとしても、各光源素子直列回路に流れる電流値を一定としながら、かつ、定電流回路での電力損失を最小限に抑え電力効率を高めることができ省電力化が図れるので産業上の利用可能性は極めて高い。
C1、C2、C3、C4 キャパシタ
D1 ダイオード
DB 整流ブリッジ
L、T トランス
OP オペアンプ
R 抵抗
Tr1、Tr2、Tr3 トランジスタ
1 LED負荷
2 LED直列回路
3 電源部
4 交流電源
5、11、18 スイッチングコンバータ
6、19、19a スイッチング素子
7、13 定電流回路
8 比較部
9 定電圧源
10 制御部
12 回路要素
14 基準電圧源
15 誤差増幅器
16 フォトカプラ
17 PWM制御回路

Claims (10)

  1. 複数個の照明用光源素子が直列接続された光源素子直列回路から成る光源素子負荷、絶縁型のスイッチングコンバータを備え前記光源素子負荷に直流電圧を供給する電源部、前記光源素子直列回路に直列に接続された定電流回路、基準電圧を出力する基準電圧源、基準電圧が入力端子の一端子に印加され前記入力端子の他端子に前記定電流回路に生じる電圧が入力される誤差増幅器、該誤差増幅器の出力信号が入力されるアイソレータ、及び該アイソレータに結合され前記スイッチングコンバータを制御する制御部を備える照明用光源装置。
  2. 前記絶縁型のスイッチングコンバータに用いるトランス及び前記アイソレータによって分離・絶縁された照明用光源装置のうちスイッチングコンバータに用いるスイッチング素子側を1次側、前記光源素子負荷側を2次側としたとき、前記2次側に設けられた前記誤差増幅器の出力信号は前記アイソレータによって前記1次側に設けられた前記制御部へ供給され、前記制御部は前記誤差増幅器の出力信号に基づき前記スイッチングコンバータを制御し、電源部の電圧を制御する請求項1に記載の照明用光源装置。
  3. 前記アイソレータはフォトカプラである請求項2に記載の照明用光源装置。
  4. 前記アイソレータはトランスである請求項2に記載の照明用光源装置。
  5. 前記定電流回路は非定電流動作領域で作動するトランジスタで構成される請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の照明用光源装置。
  6. 前記トランジスタはMOSトランジスタであり、前記非定電流動作領域とは前記MOSトランジスタが線形領域で作動しているものである請求項5に記載の照明用光源装置。
  7. 前記トランジスタはバイポーラトランジスタであり、前記非定電流動作領域とは前記バイポーラトランジスタが飽和領域で作動しているものである請求項5に記載の照明用光源装置。
  8. 前記光源素子負荷は前記光源素子直列回路が複数互いに並列接続された回路より成り、前記光源素子直列回路は各々定電流回路に直列接続され、前記誤差増幅器は前記複数の光源素子直列回路に応じた複数個の入力端子を備え、前記複数個の入力端子には前記定電流回路に生じる電圧が各々入力され、前記誤差増幅器は前記定電流回路に生じる電圧のうちの最も低い電圧と前記基準電圧とを比較して両者の誤差電圧を増幅する請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の照明用光源装置。
  9. 前記誤差増幅器は反転入力端子(−)と複数個の非反転入力端子(+)とを備え、前記反転入力端子(−)には前記基準電圧が、前記複数個の非反転入力端子(+)には複数個の前記定電流回路に生じる電圧が各々入力される請求項8に記載の照明用光源装置。
  10. 前記誤差増幅器は、前記光源素子直列回路で生じる順方向降下電圧の最大値をもつ前記光源素子直列回路に直列接続された前記定電流回路に生じる電圧と前記基準電圧とを比較し、誤差電圧を増幅する請求項8又は請求項9に記載の照明用光源装置。
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