JP2011032874A - 密閉型圧縮機及びこれを用いた冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧縮機の効率を改善することを目的とする。また、圧縮室から伝達される吐出脈動を低減して、脈動騒音を改善することを目的とする。
【解決手段】密閉容器内に圧縮部と駆動部とを備え、該密閉容器内に設けられたシリンダブロックと、該シリンダブロックに設けられた圧縮室と、該圧縮室の内部で往復動して冷媒を圧縮するピストンと、前記シリンダブロックの一側に設けられ前記圧縮室に連通する吐出室及び吸入室が区画形成されたシリンダヘッドと、前記吸入室に連通して前記冷媒を外部から吸い込む吸込パイプと、前記吐出室に連通して前記圧縮された冷媒を外部へ吐出する吐出管と、を有し、前記吐出管は複数の管路に分岐したことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は密閉型圧縮機及びこれを用いた冷蔵庫に関する。
一般に、特許文献1又は2に記載のように、冷蔵庫や空気調和機などの冷凍サイクルに採用される圧縮機は、密閉容器によって外観をなしており、この密閉容器の内部には、冷媒の圧縮が行われる圧縮部と、冷媒の圧縮による圧縮動力を提供する駆動部と、が設置され、密閉容器の一側及び他側には、外部の冷媒を密閉容器の内部に案内する吸入継ぎパイプと、圧縮部で圧縮された冷媒を密閉容器の外部に吐出する吐出継ぎパイプとが設置される。
圧縮部は、密閉容器の下部に設けられており、冷媒を圧縮するための圧縮室を形成するシリンダブロックと、圧縮室の内部で直線往復運動をして冷媒の圧縮作用を行うピストンと、圧縮室を密閉するためにシリンダブロックの一側に接合されるとともに、吐出室と吸入室とが区画形成されたシリンダヘッドと、これらシリンダブロックとシリンダヘッドとの間に設けられ吸入室から圧縮室に吸入されるか、圧縮室から吐出室に吐出される冷媒の流れを開閉するためのバルブ装置とから構成される。
このような構成により、駆動部が駆動されると、ピストンが圧縮室の内部で直線往復運動をする。ついで、密閉容器の外側の冷媒は、吸入継ぎパイプからシリンダヘッドの吸入室に流入された後、圧縮室に伝達されて圧縮室の内部で圧縮される。次いで、この圧縮室で圧縮された冷媒は、再びシリンダヘッドの冷媒吐出室に吐出された後、吐出管を通して密閉容器の外部に吐出される。このような過程が反復的に行われることで、圧縮機による冷媒の圧縮作用が行われる。
特許第3998693号 特許第2892719号
圧縮機が駆動すると圧縮部のピストンの往復運動により、運転振動が発生し、この振動が前記シリンダヘッドの吐出室と密閉容器の吐出継ぎパイプとの間を連通する吐出管を通じて密閉容器に伝達される。この振動伝達をできるだけ小さくするために、前記吐出管は一本の細長いパイプの素材を密閉容器内の空間を適宜蛇行させた形状に整形したものとなっている。
ここで、近年、冷蔵庫の大容量の需要が増加してきており、これに対応するために、圧縮機の冷凍能力を増大させる必要があり、圧縮室の容積を大きくする必要がある。
しかしながら、圧縮室の容積を大きくすると、圧縮室から吐出される冷媒の流量が増加するため、冷媒の流通経路を形成している前記吐出管の管路抵抗が増大し、これにより、圧縮機の性能が低下する、という課題があった。
また、管路抵抗を小さくするために、管径の大きな吐出管にすると、吐出管の剛性が大幅に増大し、これが原因で圧縮機の振動が増大する、という課題があった。
また、管径の大きな吐出管にすると、圧縮室からの吐出脈動が冷媒の流通経路の吐出管を通じて、圧縮機の外部に連結される配管に脈動が伝達されて、脈動騒音が発生する、という課題があった。
上記課題に鑑みて、本発明は、冷媒の流通経路を形成する吐出管の管路損失を小さくすることにより、圧縮機の効率を改善することを目的とする。また、圧縮室から伝達される吐出脈動を低減して、脈動騒音を改善することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の圧縮機は、密閉容器内に圧縮部と駆動部とを備え、該密閉容器内に設けられたシリンダブロックと、該シリンダブロックに設けられた圧縮室と、該圧縮室の内部で往復動して冷媒を圧縮するピストンと、前記シリンダブロックの一側に設けられ前記圧縮室に連通する吐出室及び吸入室が区画形成されたシリンダヘッドと、前記吸入室に連通して前記冷媒を外部から吸い込む吸込パイプと、前記吐出室に連通して前記圧縮された冷媒を外部へ吐出する吐出管と、を有し、前記吐出管は複数の管路に分岐したことを特徴とする。
また、前記吐出管の分岐した管路の径が異なることを特徴とする。
また、前記吐出管は第一の吐出管と第二の吐出管とを有し、該第一の吐出管と該第二の吐出管とが前記密閉容器内で対称に配置されたことを特徴とする。
また、本発明の冷蔵庫は、上から冷蔵室,冷凍室,野菜室が形成された冷蔵庫において、前記冷蔵庫本体の背面下部に断熱区画された機械室に設置された圧縮機と、前記機械室に設置された凝縮器と、前記冷凍室の後方に設けられた冷却室に設置された蒸発器と、前記蒸発器の上方に設置された送風ファンと、を有し、前記圧縮機,前記凝縮器及び前記蒸発器が順に接続された冷凍サイクルを備え、前記蒸発器によって冷却された冷気が前記送風ファンによって前記冷蔵室,前記冷凍室及び前記野菜室へと送られて、前記圧縮機は密閉容器内に圧縮部と駆動部とを備え、該密閉容器内に設けられたシリンダブロックと、該シリンダブロックに設けられた圧縮室と、該圧縮室の内部で往復動して冷媒を圧縮するピストンと、前記シリンダブロックの一側に設けられ前記圧縮室に連通する吐出室及び吸入室が区画形成されたシリンダヘッドと、前記吸入室に連通して前記冷媒を外部から吸い込む吸込パイプと、前記吐出室に連通して前記圧縮された冷媒を外部へ吐出する吐出管と、を有し、前記吐出管は複数の管路に分岐したことを特徴とする。
本発明の圧縮機は、冷媒の流通経路を形成する吐出管の管路損失を小さくすることにより、圧縮機の効率を改善することができる。また、圧縮室から伝達される吐出脈動を低減して、脈動騒音を改善することができる。
本発明の実施形態に係る密閉型圧縮機の全体構造を示した断面図である。 図1のA−A線断面図である。 図2のB−B線断面図で、吐出マフラの構造を示した図である。 図2の合流管の構造を示した図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫の断面図である。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。まず、図1及び図2を用いて、圧縮機の全体構成について説明する。
圧縮機は、上部容器1aと下部容器1bとが結合形成される密閉容器1と、この密閉容器1の内部に設けられるものとして、冷媒の圧縮が行われる圧縮部10と、冷媒の圧縮による圧縮動力を提供する駆動部20とを備える。密閉容器1の一側および他側には、外部の冷媒を密閉容器1の内部に案内する吸入継ぎパイプ2と、圧縮部10で圧縮された冷媒を密閉容器1の外部に吐出する吐出継ぎパイプ3とが設けられる。
圧縮部10には、冷媒を圧縮するための圧縮室11aが形成されたシリンダブロック11と、圧縮室11aの内部で直線往復運動をして冷媒の圧縮作用を行うピストン12とを備える。
また、圧縮室11aを密閉するためにシリンダブロック11の一側に結合されるとともに、吸入室13aと吐出室13bとが区画形成されたシリンダヘッド13と、これらシリンダブロック11とシリンダヘッド13との間に設けられ、吸入室13aから圧縮室11aに吸入されるか、圧縮室11aから吐出室13bに吐出される冷媒の流れを取り締まるためのバルブ装置14とから構成される。
シリンダブロック11の両側には、吐出マフラ40,50が設置されている。吐出マフラ40,50は、連通路40a,50aを介して、シリンダヘッド13の吐出室13bに連通されている。吐出マフラ40,50には、吐出管30,31のそれぞれの一端が連結されている。また、吐出管30,31のそれぞれの他端は、合流管19の一側の開口部に連結されている。さらに合流管19の他端の開口部は、吐出継ぎパイプ3に連結されている。すなわち、吐出後の冷媒が通る管路は、分岐する管で構成された構造となる。
また、駆動部20は、ピストン12が圧縮室11aの内部で往復運動をするための駆動力を提供するもので、密閉容器1の内部に固定された固定子21と、この固定子21の内部に離隔設置され、固定子21と電磁気的に相互作用をする回転子22とを備えている。また、回転子22の中心部には、回転子22と一緒に回転する回転軸23が設けられ、回転軸23の下部には、偏心回転する偏心部24と、この偏心部24の偏心回転を直線運動に転換するために、一端は偏心部24に回転運動自在に結合され、他端はピストン12に回転及び直線運動自在に設置されたコネクティングロッド25とが設けられる。ここで、シリンダブロック11の上部には回転軸23及び回転子22の回転を支持する支持ベアリング26が設けられる。
したがって、電源印加による固定子21と回転子22との間の電気的な相互作用によって、回転子22と一緒に回転軸23が回転すると、偏心部24及びコネクティングロッド25により連結されたピストン12が圧縮室11aの内部で直線運動をする。
密閉容器1の外部の冷媒は、吸入継ぎパイプ2からシリンダヘッド13の吸入室13aに流入された後、圧縮室11aに伝達されて圧縮室11aの内部で圧縮される。次いで、この圧縮室11aで圧縮された冷媒は、再びシリンダヘッド13の吐出室13bに吐出された後、二つの連通路40a,50aを流通して二つの吐出マフラ40,50に吐出される。そして、二つの吐出管30,31を流通する。二つの吐出管30,31を流通する冷媒は、合流管19によって合流し、吐出継ぎパイプ3を流通して密閉容器1の外部に吐出される。このような過程が反復的に行われることで、圧縮機による冷媒の圧縮作用が行われる。
また、圧縮機が運転すると、運転振動が発生する。そのため、密閉容器1の中に設けられた圧縮部10と駆動部20とから構成される圧縮機本体9の運転振動が、密閉容器1に伝達することで、騒音及び振動の問題が発生する。
そこで、この振動を防振するために、圧縮機本体9は密閉容器の下部に設置されたスプリングによって弾性支持されている。
また、圧縮された冷媒の吐出流路を形成する吐出管30,31は、圧縮機本体9の一部を構成する二つの吐出マフラ40,50、合流管19及び吐出継ぎパイプ3を介して、密閉容器に直接連結する。そのため、吐出管30,31を通じて密閉容器1に振動が伝達される。したがって、吐出管30,31は、防振性,振動減衰をもたせるために、細長いパイプ素材を曲げて成形されている。その曲げ形状は、密閉容器1内の空スペース内を適宜蛇行した曲げ部分やループ状に成形されている。
また、二本の吐出管30,31は、圧縮室11aを挟んでそれぞれ左右対称になるように二つの吐出マフラ40,50に吐出管30,31のそれぞれの一端が連結され、他端が合流管19に連結されて密閉容器1内に配管されている。
また、二本の吐出管のどちらかの径を異にして、密閉容器1内で配管連結することも容易にできる。
以下、本発明による密閉型圧縮機の動作及びこれによる作用効果に関して説明する。まず、電源が印加されると、固定子21と回転子22との間の電気的な相互作用によって、回転子22と一緒に回転軸23が回転する。そうすると、偏心部24及びコネクティングロッド25により連結されたピストン12が、圧縮室11aの内部で直線往復運動をする。
次いで、密閉容器1の外部の冷媒は、吸入継ぎパイプ2から吸入マフラ5を経て多少騒音が低減した状態でシリンダヘッド13の吸入室13aに流入された後、圧縮室11aに伝達されて圧縮室11aの内部で圧縮される。次いで、この圧縮室11aで圧縮された冷媒は、再びシリンダヘッド13の吐出室13bに吐出される。
吐出室13bから吐出された冷媒は、連通路40a,50aを経て、吐出マフラ40,50の両方に吐出される。なお、冷媒の吐出脈動を低減する目的で、連通路40a,50aのどちらかの径及び長さを異にする構造も可能である。
また、冷媒の吐出脈動を低減する目的で、二つの吐出マフラ40,50のそれぞれを直接連通させる連通路(図示せず)を設置することも可能である。
吐出マフラ40,50に導入された冷媒は、吐出管30,31の両方に流入し、吐出管30,31に流入した冷媒は合流管19で合流し、吐出継ぎパイプ3を経て圧縮機の外部に吐出される。
したがって、冷蔵庫の大容量に対応する目的で、圧縮室11aからの冷媒の吐出量を増大させた設計変更をした場合でも、吐出室13bから二つの連通路40a,50a,二つの吐出マフラ40,50,二つの吐出管30,31,合流管19及び吐出継ぎパイプ3を経て吐出する構造であるので、冷媒流路の管路抵抗を少なくできる。
また、連通路40a,50aのどちらかの径を異にすること、吐出管30,31のどちらかの径を異にすること、さらには、二つの吐出マフラに直接連通路を設けることなどにより、冷媒の吐出脈動が低減できる。
また、二つの吐出管を左右対称に配管してあるので、圧縮機のON,OFF時に起こる、密閉容器1の内部の圧縮機本体の大きな揺動を規制することができる。
以上説明した本実施の形態の圧縮機は、圧縮室11aに連通する二本の吐出管30,31で冷媒の吐出流通経路を形成することにより、管路抵抗を小さくして、冷媒の流量を改善して圧縮機の冷凍能力を向上できる効果がある。
また、吐出圧力損失が小さくできるので、駆動部20で消費される電力を小さくできる効果がある。
また、圧縮機は、密閉容器1の中で、圧縮部10と駆動部20からなる圧縮機本体9がバネで弾性支持されているため、圧縮機の運転時の起動,停止時は圧縮機本体9が密閉容器1内で大きく揺動し、密閉容器1と圧縮機本体9とが起動,停止時に接触して、いわゆる、当り音が発生する問題がある。これに対して、本実施の形態は、二つの吐出管30,31を密閉容器1内部で左右対称に配置してあるため、圧縮機本体9の起動,停止時の大きな揺動の規制は、従来の一本の吐出管構造の圧縮機にくらべて、前記揺動の規制をすることができるので、当り音の発生を防止できる効果がある。
また、揺動が少なくなることは、支持バネや吐出管,吐出継ぎパイプの揺動による撓み量が小さくなるのでこれら部材の疲労破壊の防止にもつながる。
また、圧縮室11a内部でピストン12が直線往復運動を反復的に行って冷媒が吐出されるので、冷媒流路管内で冷媒が脈動して吐出される。これに対して、本実施の形態は、二つの吐出管30,31のどちらかの径を異にしたものを合流管19に連結して、密閉容器1外部に冷媒を吐出する構造なので、合流管19部で脈動を共鳴させることができ、密閉容器1の外部に吐出される冷媒の脈動を低減することができる。
次に、冷蔵庫に上記実施の形態の圧縮機を適用した場合について説明する。冷蔵庫は、冷蔵庫本体101及び扉を備えて構成されている。冷蔵庫本体101は、鋼板製の外箱111と樹脂製の内箱112との間にウレタン発泡断熱材113及び真空断熱材(図示せず)を有して構成され、上から冷蔵室102,冷凍室103,104,野菜室105の順に複数の貯蔵室を有している。換言すれば、最上段に冷蔵室102が、最下段に野菜室105が、それぞれ区画して配置されており、冷蔵室102と野菜室105との間には、これらの両室と断熱的に仕切られた冷凍室103,104が配設されている。冷蔵室102及び野菜室105は冷蔵温度帯の貯蔵室であり、冷凍室103,104は、0℃以下の冷凍温度帯(例えば、約−20℃〜−18℃の温度帯)の貯蔵室である。これらの貯蔵室は、仕切り壁133,134,135により区画されている。
冷蔵庫本体101の前面には、各貯蔵室の前面開口部を閉塞する扉が設けられている。冷蔵室扉106は、冷蔵室102の前面開口部を閉塞する扉である。冷凍室扉108は、冷凍室103の前面開口部を閉塞する扉である。冷凍室扉109は、冷凍室104の前面開口部を閉塞する扉である。野菜室扉110は、野菜室105の前面開口部を閉塞する扉である。冷蔵室扉106は、観音開き式の両開きの扉、いわゆるフレンチタイプの扉で構成され、冷凍室扉108,冷凍室扉109,野菜室扉110は、引き出し式の扉によって構成され、各引き出し扉とともに貯蔵室内の各容器が引き出される。
冷蔵庫本体101には、冷凍サイクルが設置されている。この冷凍サイクルは、圧縮機114,凝縮器(図示せず),キャピラリチューブ(図示せず)及び蒸発器115、そして再び圧縮機114の順に接続して構成されている。圧縮機114及び凝縮器は、冷蔵庫本体1の背面下部に設けられた機械室に設置されている。蒸発器115は、冷凍室103,104の後方に設けられた冷却器室に設置され、この冷却器室における蒸発器115の上方に送風ファン116が設置されている。
蒸発器115によって冷却された冷気は、送風ファン116によって冷蔵室102、冷凍室103,104及び野菜室5の各貯蔵室へと送られる。具体的には、送風ファン116によって送られる冷気は、開閉可能なダンパー装置を介して、その一部が冷蔵室2及び野菜室105の冷蔵温度帯の貯蔵室へと送られ、他の一部が冷凍室103,104の冷凍温度帯の貯蔵室へと送られる。
送風ファン116によって冷蔵室102,冷凍室103,104及び野菜室105の各貯蔵室へと送られる冷気は、各貯蔵室を冷却した後、冷気戻り通路を通って冷却器室へと戻される。このように、本実施形態の冷蔵庫は、冷気の循環構造を有しており、各貯蔵室を適切な温度に維持する。
冷蔵室102内には、透明な樹脂板で構成される複数段の棚117〜120が取り外し可能に設置されている。最下段の棚120は、内箱112の背面及び両側面に接するように設置され、その下方空間である最下段空間を上方空間と区画している。また、冷蔵室扉106の内側には複数段の扉ポケット125〜127が設置され、これらの扉ポケット125〜127は冷蔵室扉106が閉じられた状態で冷蔵室102内に突出するように設けられている。冷蔵室102の背面には、送風ファン116から供給された冷気を通す通路を形成する背面パネル130が設けられている。
最下段空間には、左から順に、冷凍室103の製氷皿に給水するための給水タンク、デザートなどの食品を収納するための収納ケース、室内を減圧して食品の鮮度保持及び長期保存するための減圧貯蔵室124が設置されている。減圧貯蔵室124は、冷蔵室102の横幅より狭い横幅を有し、冷蔵室102の側面に隣接して配置されている。
給水タンク及び収納ケースは、左側の冷蔵室扉106の後方に配置されている。これによって、左側の冷蔵室扉106を開くのみで、給水タンク及び収納ケースを引き出すことができる。また、貯蔵室124は、右側の冷蔵室扉106の後方に配置されている。これによって、右側の冷蔵室扉106を開くのみで、貯蔵室24の食品トレイを引き出すことができる。
なお、給水タンク及び収納ケースは、左側の冷蔵室扉106の最下段の扉ポケット127の後方に位置することとなり、貯蔵室124は右側の冷蔵室扉106の最下段の扉ポケット127の後方に位置することとなる。ここで、蒸発器115によって冷却されて冷蔵室102へ送られた冷気が貯蔵室124の周囲を通って貯蔵室124の内部を間接冷却する構成である。
以上の実施の形態に係る圧縮機を適用した冷蔵庫は、圧縮機の効率を改善することができる。また、圧縮室から伝達される吐出脈動を低減して、脈動騒音を改善することができる。そして、冷蔵庫の冷却効率を向上し、省エネルギーに寄与することができる。
1 密閉容器
1a 上部容器
1b 下部容器
2 吸入継ぎパイプ
3 吐出継ぎパイプ
5 吸入マフラ
9 圧縮機本体
10 圧縮部
11 シリンダブロック
11a 圧縮室
12 ピストン
13a 吸入室
13b 吐出室
14 バルブ装置
19 合流管
20 駆動部
21 固定子
22 回転子
23 回転軸
24 偏心部
25 コネクティングロッド
26 支持ベアリング
30,31 吐出管
40,50 吐出マフラ
40a,50a 連通路

Claims (4)

  1. 密閉容器内に圧縮部と駆動部とを備え、
    該密閉容器内に設けられたシリンダブロックと、
    該シリンダブロックに設けられた圧縮室と、
    該圧縮室の内部で往復動して冷媒を圧縮するピストンと、
    前記シリンダブロックの一側に設けられ前記圧縮室に連通する吐出室及び吸入室が区画形成されたシリンダヘッドと、
    前記吸入室に連通して前記冷媒を外部から吸い込む吸込パイプと、
    前記吐出室に連通して前記圧縮された冷媒を外部へ吐出する吐出管と、を有し、前記吐出管は複数の管路に分岐したことを特徴とする密閉型圧縮機。
  2. 前記吐出管の分岐した管路の径が異なることを特徴とする請求項1に記載の密閉型圧縮機。
  3. 前記吐出管は第一の吐出管と第二の吐出管とを有し、該第一の吐出管と該第二の吐出管とが前記密閉容器内で対称に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の密閉型圧縮機。
  4. 上から冷蔵室,冷凍室,野菜室が形成された冷蔵庫において、
    前記冷蔵庫本体の背面下部に断熱区画された機械室に設置された圧縮機と、前記機械室に設置された凝縮器と、前記冷凍室の後方に設けられた冷却室に設置された蒸発器と、前記蒸発器の上方に設置された送風ファンと、を有し、
    前記圧縮機,前記凝縮器及び前記蒸発器が順に接続された冷凍サイクルを備え、前記蒸発器によって冷却された冷気が前記送風ファンによって前記冷蔵室,前記冷凍室及び前記野菜室へと送られて、
    前記圧縮機は密閉容器内に圧縮部と駆動部とを備え、該密閉容器内に設けられたシリンダブロックと、該シリンダブロックに設けられた圧縮室と、該圧縮室の内部で往復動して冷媒を圧縮するピストンと、前記シリンダブロックの一側に設けられ前記圧縮室に連通する吐出室及び吸入室が区画形成されたシリンダヘッドと、前記吸入室に連通して前記冷媒を外部から吸い込む吸込パイプと、前記吐出室に連通して前記圧縮された冷媒を外部へ吐出する吐出管と、を有し、前記吐出管は複数の管路に分岐したことを特徴とする冷蔵庫。
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