JP2011020650A - 自動車用ボディーカバー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車両の上面に取り付けられ又は車内に配置された太陽光発電パネルの位置に対応する部位に窓を形成し、これに透明シートを取り付け、透明シートの内側及び/又は外側に保護シートを積層させるようにした
【選択図】図1
Description
このような電気自動車としては、車両の屋根面やトランクカバーなどエンジンルーム以外の上面に太陽光発電パネルを固定する形式のものがある。この形式の車両は、不使用時に車両の表面が汚れて発電効率が低下するのを防止するために、広幅のシートや通常のボディーカバーが掛けられているが、残念ながらその間に発電をすることはできない。
また、小さな発電パネルを自動車の窓面に沿って吊り下げ、車内の小型扇風機用などに電気を利用するものも存在している。
この公知の発明は、電気自動車に電気を供給するために、自動車のフルボディーカバーの表面に多数の太陽光電池(発電パネル)を取り付け、これらを直列に接続してインバータの入力端子に接続し、コネクタを介して車両の電源入力端子に接続させるようにしたものである。
しかしながら、ボディーカバーに多数の太陽光発電パネルを取り付けると、カバー自体の重量が極めて重くなり、自動車への着脱が困難となるし、着脱時にボディーに傷をつけるおそれもある。
また、カバーの持ち運びが不便となり、カバーのある場所以外での発電を行なえない不都合もあるから、極めて非現実的なものと言わなければならない。
第二の技術的手段は、保護シートをボディーカバーと別体に形成し透明シートの外側への着脱を可能としたことであり、第三の技術的手段は、保護シートの一端をボディーカバーに固定し、積層を開閉式に行なわせるようにしたことである。
第四の技術的手段は、自動車の表面と透明シートとを接触させないためにボディーカバー及び/又は透明シートに隙間形成部材を取り付けたことである。
この窓には透明シートが取り付けられているから、ボディーカバーの基本的な機能である防塵機能や防水機能を損なわずに光を取り込むことができる。取り込まれた光は発電パネルを照射し、発電を行なわせることになる。
したがって、車両にボディーカバーを掛けた状態であっても、光が存在する限り発電が行なえることになる。
また、強風時に保護シートを積層させておくと、飛来物によって発電パネルに傷がつくのを防止することもできる。
透明シートとしては、ポリプロピレン樹脂やポリエチレン樹脂などのプラスチック製のものを好適に使用することができる。窓の周縁に縫着して縫い目に防水処置をし、あるいは窓の周縁に溶着させるなど、公知の取り付け方法によることができる。
通常は、車両の屋根面やトランクカバーなどエンジンルーム以外の上面に太陽光発電パネルが取り付けられる。太陽光線を最も有効に受光できるからである。
なお、窓などに吊り下げる発電パネルや室内の任意の場所に載置できる形式の小型の発電パネルに対応するためには、車両の窓やフロントガラス、リアガラスに対応する箇所の全部又は一部に窓を形成することになる。
また、保護シートの一端をボディーカバーに固定し、積層を開閉式に行なわせるようにする構成を採用すると、保護シートを喪失するリスクを回避することができるから安心である。
窓の裏側周部や透明シートに、フエルトやシリコンゴムなどの柔軟な素材からなるキューブ状の小片を隙間形成部材として取り付ける他、耐熱性素材からなるネットを透明シートの裏側に配置することができる。透明シートの裏側に位置させる隙間形成部材は、透明体で形成しておくことが望ましい。
また、ボディーカバー自体の重量が大きく増えることがないから、カバー自体をトランクに入れるなどして持ち運べる利点もある。
この実施例では、ボディーカバー2は市販されている一般的なものであり、ポリエステル繊維糸で製織した厚手の布の表面に撥水コーティングしたもので形成している。
カバー2の天面3並びに後部側面上部4には、発電パネルの位置に対応して窓5、6が形成してあり、これらの窓5、6にはポリエチレン樹脂製の透明なフィルム7、7を縫着させてカバーを施している。
保護シートはカバーの窓5、6の大きさよりも一回り大きく形成してあって、窓の周囲と保護シートの周囲とを面ファスナーを用いて固定できるようにしている。
Claims (4)
- 耐候性を備えた布地からなり車両の屋根などに太陽光発電パネルを配置した自動車に装着する自動車用ボディーカバーであって、車両の外側に取り付けられ又は車内に配置された太陽光発電パネルの位置に対応する部位に窓を形成し、これに透明シートを取り付け、透明シートの内側及び/又は外側に保護シートを積層させるようにした自動車用のボディーカバー。
- 保護シートをボディーカバーと別体に形成し透明シートの外側への着脱を可能とした請求項1に記載の自動車用のボディーカバー。
- 保護シートの一端をボディーカバーに固定し、積層を開閉式に行なわせるようにした請求項1に記載の自動車用のボディーカバー。
- 自動車の表面と透明シートとを接触させないためにボディーカバー及び/又は透明シートに隙間形成部材を取り付けた請求項1、2又は3に記載の自動車用のボディーカバー。
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2009
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