JP2011017405A - Shock absorber - Google Patents
Shock absorber Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011017405A JP2011017405A JP2009163315A JP2009163315A JP2011017405A JP 2011017405 A JP2011017405 A JP 2011017405A JP 2009163315 A JP2009163315 A JP 2009163315A JP 2009163315 A JP2009163315 A JP 2009163315A JP 2011017405 A JP2011017405 A JP 2011017405A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rod
- cylinder
- piston
- chamber
- hollow rod
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
Description
本発明は、緩衝器の改良に関する。 The present invention relates to an improved shock absorber.
この種緩衝器としては、一般的には、シリンダと、シリンダ内に摺動自在に挿入されてシリンダ内に二つの圧力室を区画するピストンと、シリンダ内に移動自在に挿入されてピストンに連結されるピストンロッドとを備えて構成されており、たとえば、車両のサスペンション用途であれば車体と車軸との間に介装されて、制振対象である車体の振動を減衰する目的で使用される。 As this kind of shock absorber, in general, a cylinder, a piston that is slidably inserted into the cylinder and divides two pressure chambers in the cylinder, and is movably inserted into the cylinder and connected to the piston For example, in the case of a vehicle suspension application, it is interposed between the vehicle body and the axle and used for the purpose of attenuating the vibration of the vehicle body that is the object of vibration control. .
そして、サスペンションには、車体と車軸との間に油圧シリンダを介装して、油圧シリンダで積極的に車高調整を行って車体振動を抑制するアクティブサスペンションの提案があり、このようなアクティブサスペンションには、油圧シリンダとともに緩衝器を車体と車軸との間に介装して、緩衝器で補助的に車体振動を減衰させるようにしたものもある(たとえば、特許文献1参照)。 As a suspension, there is a proposal of an active suspension in which a hydraulic cylinder is interposed between the vehicle body and the axle, and the vehicle height is positively adjusted by the hydraulic cylinder to suppress the vehicle body vibration. In some cases, a shock absorber is interposed between the vehicle body and the axle together with the hydraulic cylinder so that the vibration of the vehicle body is assisted by the shock absorber (see, for example, Patent Document 1).
ところで、上記したアクティブサスペンションにあっては、車高調整に油圧シリンダを使用しているが、応答性の点で優れる電動のアクチュエータを使用したい場合がある。 By the way, in the above-described active suspension, a hydraulic cylinder is used for vehicle height adjustment, but there are cases where it is desired to use an electric actuator which is excellent in terms of responsiveness.
電動のアクチュエータは、上記のように応答性の点で有利であるが、油圧シリンダと異なり高周波振動の入力を嫌うため、当該アクチュエータへの高周波振動入力を絶縁するようにしたいが、アクチュエータに並列される緩衝器ではアクチュエータへの高周波振動入力を抑制しがたい。そこで、上記した緩衝器とは別にアクチュエータに高周波振動を吸収する緩衝器を直列に連結することが考えられる。 An electric actuator is advantageous in terms of responsiveness as described above, but unlike a hydraulic cylinder, it dislikes the input of high-frequency vibration. Therefore, it is desirable to insulate high-frequency vibration input to the actuator. It is difficult to suppress high-frequency vibration input to the actuator. Therefore, it is conceivable that a shock absorber that absorbs high-frequency vibrations is connected in series to the actuator in addition to the shock absorber described above.
このようにすれば、アクチュエータへの振動入力を抑制しつつ、応答性良く車高調整を行うことが可能となるが、アクチュエータに直列に連結される緩衝器と、アクチュエータに並列される緩衝器の二つの緩衝器が必要であり、アクティブサスペンションとしての装置全体が大型化してしまう。 In this way, it is possible to adjust the vehicle height with good responsiveness while suppressing vibration input to the actuator. However, a shock absorber connected in series to the actuator and a shock absorber parallel to the actuator can be used. Two shock absorbers are required, and the entire apparatus as an active suspension becomes large.
上述した車両のサスペンション用途以外にも、二つの緩衝器を並列させて使用するような場合にも同様な事が言え、二つの緩衝器を含む装置が大型化してしまうといった問題がある。 In addition to the vehicle suspension application described above, the same can be said for the case where two shock absorbers are used in parallel, and there is a problem that the apparatus including the two shock absorbers is enlarged.
これに対して、二つの緩衝器のシリンダを共通にして、シリンダ内に二本のロッドを出入りさせることによって、二つの緩衝器がシリンダを共有して一体化されるような構造を採用すると緩衝器の小型化を図ることができるが、構造が通常の緩衝器に比較して複雑で組立作業が煩雑となる虞がある。 On the other hand, if a structure is adopted in which two shock absorbers are integrated by sharing a cylinder by using two shock absorber cylinders in common and allowing two rods to enter and exit from the cylinder. Although the size of the device can be reduced, the structure is complicated and the assembly work may be complicated as compared with a normal shock absorber.
そこで、本発明は、上記の不具合を勘案して創案されたものであって、その目的とするところは、並列される二つの緩衝器を一体化して小型化するとともに、組立作業も簡単な緩衝器を提供することである。 Therefore, the present invention was created in consideration of the above-mentioned problems, and the object of the present invention is to reduce the size by integrating two shock absorbers arranged in parallel and to perform a simple buffering operation. Is to provide a vessel.
上記した目的を達成するため、本発明の課題解決手段における緩衝器は、シリンダと、上記シリンダ内に移動自在に挿入されるロッドと、上記シリンダ内に移動自在に挿入されるとともに上記ロッドの外周に移動自在に装着される中空ロッドと、ロッド或いは中空ロッドの外周に設けられるとともにシリンダ内に摺動自在に挿入されてシリンダ内にロッド室とピストン室を区画するピストンと、シリンダのロッド室側端部に固定されて内側に中空ロッドが挿通されるロッド室側環状部材と、シリンダのピストン室側端部に固定されるピストン室側環状部材とを備えて一体化されるシリンダアッセンブリをシリンダとの間にリザーバを形成する外筒内へ収容したことを特徴とする。 In order to achieve the above-described object, a shock absorber in the problem solving means of the present invention includes a cylinder, a rod that is movably inserted into the cylinder, a movably inserted into the cylinder, and an outer periphery of the rod. A hollow rod that is movably mounted on the rod, a piston that is provided on the outer periphery of the rod or the hollow rod and that is slidably inserted into the cylinder to partition the rod chamber and the piston chamber in the cylinder, and the rod chamber side of the cylinder A cylinder assembly integrated with a cylinder including a rod chamber-side annular member that is fixed to the end and through which a hollow rod is inserted, and a piston chamber-side annular member that is fixed to a piston chamber-side end of the cylinder. It is characterized by being housed in an outer cylinder that forms a reservoir between them.
本発明の緩衝器によれば、二つの並列された緩衝器が一つのシリンダを共有して一体化されており、二つの並列された緩衝器として機能するので装置全体が小型となる。 According to the shock absorber of the present invention, two parallel shock absorbers are integrated by sharing one cylinder, and function as two parallel shock absorbers, so that the entire apparatus becomes small.
そして、シリンダに、ロッド室側環状部材と、ピストン室側環状部材と、ピストン、ロッド、中空ロッドおよびコイルばね、各クッションを収容した状態で、シリンダにこれらを一体化することによって、一つのシリンダアッセンブリを形成して、このシリンダアッセンブリを外筒へ収容するようにしているので、外筒への組付け作業が容易で、緩衝器の製造効率が向上する。 Then, in a state where the rod chamber side annular member, the piston chamber side annular member, the piston, the rod, the hollow rod and the coil spring, and the respective cushions are accommodated in the cylinder, the cylinder is integrated into one cylinder. Since the assembly is formed and the cylinder assembly is accommodated in the outer cylinder, the assembly work to the outer cylinder is easy, and the manufacturing efficiency of the shock absorber is improved.
以下、図に示した実施の形態に基づき、本発明を説明する。図1に示すように、緩衝器Dは、シリンダ1と、上記シリンダ1内に移動自在に挿入されるロッド2と、上記シリンダ1内に移動自在に挿入されるとともに上記ロッド2の外周に移動自在に装着される中空ロッド3と、ロッド2の外周に設けられるとともにシリンダ1内に摺動自在に挿入されてシリンダ1内にロッド室R1とピストン室R2を区画するピストン4と、シリンダ1より長尺であってシリンダ1の外周を覆いシリンダ1との間に環状隙間5を形成する外筒6と、外筒6のロッド室側端6aを閉塞するとともに中空ロッド3の外周を軸支するロッドガイド7と、シリンダ1のロッド室側端部1aに固定されて内側に中空ロッド3が挿通されるロッド室側環状部材8と、ロッド室側環状部材8とロッドガイド7との間に介装されて中空ロッド3が挿通される筒部材9とを備えて構成されている。
The present invention will be described below based on the embodiments shown in the drawings. As shown in FIG. 1, the shock absorber D is a
そして、この緩衝器Dにあっては、ロッドガイド7と筒部材9とロッド室側環状部材8と外筒6とで形成される空間10と上記環状隙間5でリザーバRが形成され、シリンダ1内には、作動流体として作動油が充填され、リザーバR内には作動油の他、気体が封入されている。なお、作動流体は、作動油のほかに、たとえば、水、水溶液といった液体を利用することも可能である。
In the shock absorber D, a reservoir R is formed by the
より詳細に説明すると、シリンダ1は、筒状であって図1中上端となるロッド室側端部1aの内周には環状のロッド室側環状部材8が嵌合され、図1中下端となるピストン室側端部1bの内周には環状のピストン室側環状部材12が嵌合されている。そして、ロッド室側環状部材8は、シリンダ1のロッド室側端部1aを加締めることによってシリンダ1に固定され、反対にピストン室側環状部材12も同様にシリンダ1のピストン室側端部1bを加締めることでシリンダ1に固定されている。なお、ロッド室側環状部材8とピストン室側環状部材12は、後述するコイルばね34,35でシリンダ1から突出する方向へ附勢されるので、シリンダ1のロッド側端1aとピストン側端1bをそれぞれ内側へ折り曲げる加締め加工によって、ロッド室側環状部材8とピストン室側環状部材12を固定できるのであるが、シリンダ1にロッド側端1aとピストン側端1bを移動不能に固定するのであれば、ロッド側端1aとピストン側端1bの加締め以外にの方法、たとえば、ロッド室側環状部材8とピストン室側環状部材12をそれぞれ、ロッド側端1aとピストン側端1bの内周に螺着するようにしてもよい。
More specifically, the
このように構成されたシリンダ1は、上記のようにシリンダ1より長尺な外筒6内に収容され、外筒6の図1中上端に嵌合される環状のロッドガイド7および筒部材9と、外筒6の図1中下端を閉塞するキャップ11とで挟持され、外筒6に固定されている。
The
このように外筒6内にシリンダ1が収容固定されると、シリンダ1と外筒6との間には環状隙間5が設けられ、また、外筒6、ロッドガイド7、筒部材9およびロッド室側環状部材8で空間10が設けられ、上記環状隙間5と空間10とでリザーバRが形成される。なお、リザーバRは、ロッド2および中空ロッド3がシリンダ1内に出入りすることでシリンダ1内に生じる容積変化を補償するために設けられている。
When the
筒部材9は、後述する中空ロッド3の図1中下端に設けたシールケース18の外径より内径が大きくなっており、中空ロッド3の軸方向となる図1中上下方向の移動を妨げることがない。この限りにおいて、筒部材9の外径を極力小径に設定することでリザーバRの容積を大きくすることができる。
The
このように環状隙間5のみならず上記空間10を利用してリザーバRを形成することで、外筒6の直径を小径に設定しても、リザーバRの容積を充分確保することができ、緩衝器Dの外径を小径化することができる。
Thus, by forming the reservoir R using the
外筒6の図1中上端となるロッド室側端6aの内周には、環状のシールケース13が嵌合され、このシールケース13の内周にロッドガイド7が嵌合されて固定されている。シールケース13は、具体的には、溶接等によって外筒6に固定されるとともに内周にロッドガイド7が嵌合される筒部13aと、筒部13aの上端から内周側へ向けて連なってロッドガイド7の上端に当接する環状のフランジ部13bと、フランジ部13bの内周から立ち上がって環状のシール部材17を保持する保持部13cとを備えており、内周側に挿通される中空ロッド3の外周にシール部材17を摺接させることで中空ロッド3の外周をシールしている。また、シールケース13の内周に嵌合されるロッドガイド7は、環状であって内周に中空ロッド3の外周に摺接する筒状のブッシュ16を備えており、中空ロッド3の軸方向の摺動を許容しつつ、中空ロッド3を外筒6およびシリンダ1に対して径方向に位置決めている。
An
中空ロッド3は、上述のように、ブッシュ16を介してロッドガイド7に軸支され、図1中下端がシリンダ1内に移動自在に挿入されている。中空ロッド3の図1中上端は、この場合、フランジ3aが設けられており、当該フランジ3aを介して、制振対象へ連結することができるようになっている。なお、中空ロッド3の制振対象への取付にあたっては、制振対象に適する取付部材を用いればよく、フランジ3aに限定されるものではない。
As described above, the hollow rod 3 is pivotally supported by the rod guide 7 via the
ロッド2は、中空ロッド3内に挿通され、図1中上端に螺子部2bが設けられて、当該螺子部2bを制振対象へ連結することができるようになっており、また、下端には小径部2aが形成されている。そして、ロッド2は、中空ロッド3の図1中下端に環状のシール部材19を保持する筒状のシールケース18が螺着されており、このシール部材19はロッド2の外周に摺接してロッド2の外周をシールしている。また、シールケース18の下端内周には、ロッド2の外周に摺接するブッシュ20が設けてあり、ロッド2の軸方向へ摺動を許容しつつロッド2を中空ロッド3に対して径方向に位置決めている。なお、中空ロッド3の下端外周には鍔3bが設けられ、当該鍔3bの図1中右上端には中空ロッド3の外周に装着されたクッション39が装着されていて、当該クッション39は、中空ロッド3がシリンダ1に対して図1中上方へ移動していくと、最終的にロッドガイド7に衝合して中空ロッド3のそれ以上の上方への移動を規制するとともに、衝撃を緩和する。すなわち、クッション39は、中空ロッド3のシリンダ1に対する移動上限を設定している。
The rod 2 is inserted into the hollow rod 3 and is provided with a
このようにロッド2は、シリンダ1および中空ロッド3に対して軸方向となる図1中上下方向へ相対的に移動することができるようになっており、中空ロッド3もまたロッドガイド7に軸支されてシリンダ1およびロッド2に対して軸方向となる図1中上下方向へ相対移動可能であるので、ロッド2と中空ロッド3は、シリンダ1に対して独立して上下方向へ移動することができるようになっている。
Thus, the rod 2 can move relative to the
そして、上記ロッド2の図1中下端の小径部2aには、ピストン4が装着されている。当該ピストン4は、シリンダ1内に摺動自在に挿入されてシリンダ1内にロッド室R1とピストン室R2を区画している。
A
このピストン4は、具体的には、ロッド2の小径部2aの外周に装着した筒状のカラー21と、カラー21の外周に装着されるカラー21より軸方向長さが短尺の環状のバルブディスク22と、バルブディスク22の外周を保持するとともにシリンダ1の内周に摺接して上記ロッド2の小径部2aに固定される摺接体23とを備えた構成とされており、摺接体23とカラー21がロッド2の小径部2aに直接組みつけられて同じく小径部2aに螺着されるピストンナット30でロッド2に固定され、バルブディスク22は、摺接体23を介してロッド2に連結されるようになっている。このように、摺接体23をカラー21で固定するようにしたことによって、バルブディスク22を摺接体23によってロッド2に連結することができるが、カラー21はピストンナット30に一体化されてもよい。
Specifically, the
また、バルブディスク22は、ロッド室R1とピストンR2とを連通する通路22a,22bを備えている。通路22aは、バルブディスク22の下端に積層されるとともに背面からばね25によってバルブディスク22へ向けて附勢されたチェックバルブ24によって開閉され、ロッド室R1からピストン室R2へ向かう作動油の流れのみを許容する一方通行に設定されるとともに、通路22a自体が通過する作動油の流れに抵抗を与えるようになっている。通路22bは、バルブディスク22の上端に積層されるとともに背面からばね27によってバルブディスク22へ向けて附勢されたチェックバルブ26によって開閉され、ピストン室R2からロッド室R1へ向かう作動油の流れのみを許容する一方通行に設定されるとともに、通路22b自体が通過する作動油の流れに抵抗を与えるようになっている。なお、通路22a,22bの流路抵抗以上の抵抗を与えたい場合には、バルブディスク22と同様に摺接体23に外周が保持されて内開きに設定される環状のリーフバルブを積層してもよい。
The
摺接体23は、ロッド2の小径部2aに嵌合される環状のプレート23aと、プレート23aの外周から図1中下方へ垂下されて内周にバルブディスク22が装着される筒状の保持部23bと、プレート23aの外周から図1中上方へ立ち上がる筒部23cと、筒部23cの図1中上端から外周に設けられてシリンダ1の内周に摺接するフランジ状の摺接環23dとを備えて構成されている。
The sliding
より詳しくは、プレート23aは、ロッド室R1とピストン室R2とを連通する透孔23eを備えており、保持部23bの内周に固定されるバルブディスク22に設けた通路22a,22bは透孔23eを介してロッド室R1へ連通されるようになっている。
More specifically, the
また、プレート23aの9上端には、ロッド2の外周に装着される筒状のクッション31が積層されている。当該クッション31は、その上端を中空ロッド3の下端に設けたシールケース18の下端に対向させており、ロッド2を中空ロッド3に対して図1中上方へ移動していくと、最終的にはシールケース18に衝合してそれ以上のロッド2の中空ロッド3に対する上方への移動を規制するとともに衝撃を緩和するようになっている。つまり、クッション31は、ロッド2と中空ロッド3の接近方向の移動限界を規制している。
Further, a
保持部23bは、内周にバルブディスク22の図1中上端外周の肩部が嵌合する段部23fが形成されており、当該段部23fと同じく内周に設けた環状溝23gに装着されるスナップリング28とで、内周に嵌合されるバルブディスク22を挟持して、バルブディスク22を内部に収容して保持している。
The holding
このように、バルブディスク22は、ピストン室側にて外周が摺接体23によって保持され、ロッド2に摺接体23を介して連結するようになっているので、ロッド2と中空ロッド3とが最接近して摺接体23にクッション31を通じて大きな軸方向の力(軸力)が作用したとしても、チェックバルブ24,26とこれらが積層されるバルブディスク22を保護することができ、中空ロッド3とクッション31との衝突の繰り返しによってバルブディスク22に歪みが生じて緩衝器Dの発生減衰力が初期設定からずれてしまう事態を招くことが無い。
Thus, since the
さらに、摺接体23を用いてバルブディスク22を保持するようにしているので、バルブディスク22には、汎用ピストンを利用することができ、バルブディスク22およびバルブディスク22に積層されるチェックバルブ24,26の大型化を招くことが無いので、製造コストを低減することができる。
Furthermore, since the
またさらに、摺接体23でバルブディスク22を保持することによって、バルブディスク22へ軸力の入力を回避できるので、クッション31を摺接体23に積層することが可能となって、バルブディスク22、摺接体23およびクッション31を含めたピストン部の軸方向長さを短縮できるというメリットもある。
Further, by holding the
そして、保持部23bの下端には、シリンダ1の下端に固定されているピストン室側環状部材12の上端に固定されるクッション32に対向するストッパ29が装着されている。当該クッション32は、ロッド2がシリンダ1に対して図1中下方へ移動していくと、最終的にストッパ29に衝合してロッド2のそれ以上の下方への移動を規制するとともに、衝撃を緩和する。すなわち、クッション32は、ロッド2のシリンダ1に対する移動下限を設定している。このように、バルブディスク22は、保持部23bに収容保持されており、保持部23bのピストン室側端部にシリンダ1のピストン室R2内に設けたクッション32に衝合するストッパ29を設けているので、ロッド2がシリンダ1内へ最深まで侵入してもバルブディスク22が保持部23bによって他部材に干渉することが防止され、最収縮時の衝撃から保護されることになる。
A stopper 29 facing the
戻って、摺接環23dは、外周に環状溝23hを備えており、当該環状溝23h内にはシリンダ1の内周に摺接するピストンリング33が装着されている。また、この摺接環23dとロッド室側環状部材8との間には、ロッド室R1内に収容されるコイルばね34が介装され、摺接環23dとピストン室側環状部材12との間には、ピストン室R2内に収容されるコイルばね35が介装され、これらコイルばね34,35によってピストン4が上下の双方から挟持されて附勢され、ピストン4はシリンダ1に対してコイルばね34,35の附勢力がバランスする所定の中立位置に位置決めされる。これらコイルばね34,35は、ピストン4がシリンダ1に対して変位すると、その附勢力でピストン4を上記中立位置へ復帰させるようになっている。なお、中立位置は、必ずしもシリンダ1の中央に設定されずともよい。コイルばね34,35を設けることによって、ピストン4がシリンダ1に対して最上方あるいは最下方に配置されたままとなって振動を吸収できなくなってしまうことを防止できるようになっている。また、この場合、これらコイルばね34,35がシリンダ1内に収容されているので、ロッド2と中空ロッド3とが独立して動作する緩衝器Dを大型化させることなく位置決め用のコイルばね34,35を設けることができる利点がある。
Returning, the
また、シリンダ1の上端となるロッド室側端部1aの内周に固定されているロッド室側環状部材8は、シリンダ1の内周に嵌合される筒部8aと、筒部8aの上端内周に内側へ向けて突出するフランジ状のばね受け部8bとを備えて構成され、ばね受け部8bでコイルばね34の上端を支承している。そして、この筒部8aの図1中下端には、シリンダ1の内周に嵌合される環状のクッション38が積層されており、当該クッション38は、ピストン4がシリンダ1に対して図1中上方へ移動していくと、最終的に摺接環23dに衝合してロッド2のそれ以上の上方への移動を規制するとともに、衝撃を緩和する。すなわち、クッション38は、ロッド2のシリンダ1に対する移動上限を設定している。
Further, the rod chamber side
このように、シリンダ1の上下開口端にロッド室側環状部材8と、ピストン室側環状部材12とが固定されることで、シリンダ1内にピストン4、ロッド2、中空ロッド3およびコイルばね34,35、各クッション31,32,38,39を収容した状態で、シリンダ1にこれらを一体化して一つのシリンダアッセンブリCとすることができるので、外筒6への組付け作業が容易で、製造効率が向上する。
In this manner, the rod chamber side
また、コイルばね34,35がロッド室R1とピストン室R2に収容される構成を採用する場合にあっても、シリンダ1の上下開口端にコイルばね34のばね受けとして機能するロッド室側環状部材8と、コイルばね35のばね受けとして機能するピストン室側環状部材12とが固定されることで、外筒6への組付け時に、コイルばね34,35を圧縮する手間もかからない。
Even when the coil springs 34 and 35 are configured to be accommodated in the rod chamber R1 and the piston chamber R2, the rod chamber side annular member that functions as a spring receiver for the
転じて、シリンダ1の下端に設けたピストン室側環状部材12と外筒6の図1中下端を閉塞するキャップ11との間には、仕切部材15が介装されており、リザーバRとシリンダ1内とがこの仕切部材15によって仕切られている。
In turn, a partition member 15 is interposed between the piston chamber side
また、仕切部材15は、リザーバRとピストン室R2とを連通する通路15a,15bを備えており、上述のように、ピストン室側環状部材12の内周に上端外周の肩部を嵌合させている。このように、シリンダ1のピストン室側端部1bにピストン室側環状部材12を設けており、当該ピストン室側環状部材12に仕切部材15を嵌合するようにしているので、ロッド2のみならず中空ロッド3が挿入されて大径化してしまいがちなシリンダ径に仕切部材15の外径を合わせるのではなく、内径が統一されたピストン室側環状部材12を用いることによって仕切部材15に汎用されているベールバルブバルブディスクを利用することができ、製造コストを低減させることができるメリットがある。
In addition, the partition member 15 includes
さらに、通路15aは、仕切部材15の上端に積層されるチェックバルブ36によって開閉されるようになっており、このチェックバルブ36によってリザーバRからピストン室R2へ向かう流れのみを許容するようになっている。また、通路15bは、仕切部材15の下端に積層されるリーフバルブ37によって開閉され、ピストン室R2からリザーバRへ向かう作動油の流れのみを許容する一方通行とされるとともに、通路15bを通過する作動油の流れにリーフバルブ37で抵抗を与えるようになっている。
Further, the
つづいて、このように構成された緩衝器Dの作動について説明する。上述のように、ロッド2と中空ロッド3は互いに軸方向となる図1中上下方向へ相対的に移動することができるようになっており、シリンダ1に対しても図1中上下方向へ相対的に移動可能であり、ロッド2と中空ロッド3は互いに独立してシリンダ1に対して図1中上下方向へ変位することができるようになっている。
Next, the operation of the shock absorber D configured as described above will be described. As described above, the rod 2 and the hollow rod 3 can move relative to each other in the vertical direction in FIG. 1, which is the axial direction, and also relative to the
そして、ロッド2がシリンダ1に対して変位せず、中空ロッド3のみがシリンダ1に対して下方へ移動する場合、中空ロッド3のシリンダ1内への侵入に伴ってロッド室R1内の作動油がピストン4に設けた通路22aおよび仕切部材15に設けた通路15bを介してリザーバRへ流出する。この作動油の流れに通路22aおよびリーフバルブ37で抵抗を与えるため、ロッド室R1内の圧力が上昇し、中空ロッド3は、ロッド室R1内の圧力を受け、これによって中空ロッド3の上記下方への移動が抑制される。
When the rod 2 is not displaced with respect to the
また、ロッド2がシリンダ1に対して変位せず、中空ロッド3のみがシリンダ1に対して上方へ移動する場合、中空ロッド3のシリンダ1内からの退出に伴って、ピストン4に設けた通路22bおよび仕切部材15に設けた通路15aを介して作動油がリザーバRから容積が拡大するロッド室R1内へ供給されるようになる。ピストン室R2はチェックバルブ36が開くので、リザーバRと同圧に維持されるが、ロッド室R1へ向かう作動油の流れに通路22bで抵抗を与えるため、ロッド室R1内の圧力が減圧されて、これによって中空ロッド3の上記上方への移動が抑制される。よって、緩衝器Dは、シリンダ1に対する中空ロッド3の上下移動に対して、当該移動を抑制する減衰力を発揮する。
Further, when the rod 2 is not displaced with respect to the
つづいて、中空ロッド3がシリンダ1に対して変位せず、ロッド2のみがシリンダ1に対して下方へ移動する場合、ロッド2のシリンダ1内への侵入に伴って圧縮されるピストン室R2内の作動油がピストン4に設けた通路22bを通じてロッド室R1へ移動するとともに、ロッド22のシリンダ1内への侵入によってシリンダ1内の容積が減少することに伴ってピストン室R2から過剰となる作動油が通路15bを介してリザーバRへ流出する。上記の作動油の流れに通路22bおよびリーフバルブ37で抵抗を与えるため、ロッド室R1とピストン室R2の圧力に差が生じて、当該差圧がピストン4に作用しロッド22の上記下方への移動が抑制される。
Subsequently, when the hollow rod 3 is not displaced with respect to the
また、中空ロッド3がシリンダ1に対して変位せず、ロッド2のみがシリンダ1に対して上方へ移動する場合、ロッド室R1が圧縮されるので、ロッド室R1から通路22aを通じて作動油がピストン室R2へ移動するとともに、ロッド2のシリンダ1内からの退出に伴って、シリンダ1内で容積が拡大して作動油が不足するため、不足分の作動油がピストン室R2内へ通路15aを介しリザーバRから供給されるようになる。ピストン室R2はチェックバルブ36が開くので、リザーバRと同圧に維持されるが、ピストン室R2へ向かう作動油の流れに通路22aで抵抗を与えるため、ロッド室R1とピストン室R2に差圧が生じて、当該差圧がピストン4に作用しロッド2の上記上方への移動が抑制される。
Further, when the hollow rod 3 is not displaced with respect to the
すなわち、中空ロッド3がシリンダ1に対して変位せず、ロッド1のみがシリンダ1に対して変位する場合、中空ロッド3がシリンダ1内の容積の増減に影響しないので、従来周知の単一の出力軸のみをもつ緩衝器と同様の作動を呈することになり、シリンダ1に対するロッド2の上下移動に対して、当該移動を抑制する減衰力を発揮する。つまり、緩衝器Dは、ロッド2と中空ロッド3のシリンダ1に対する変位に対して、これを抑制する減衰力を発生するようになっている。
That is, when the hollow rod 3 is not displaced with respect to the
また、ロッド2と中空ロッド3が同期して、一緒に動作する場合には、ロッド2と中空ロッド3とが相対移動しないので、従来周知の単一の出力軸のみをもつ緩衝器と同様の作動を呈することになって、シリンダ1に対するロッド2および中空ロッド3の上下移動に対して、当該移動を抑制する減衰力を発揮する。
Further, when the rod 2 and the hollow rod 3 operate in synchronism with each other, the rod 2 and the hollow rod 3 do not move relative to each other, so that it is the same as a shock absorber having only a single known output shaft. As a result, the damping force that suppresses the movement of the rod 2 and the hollow rod 3 with respect to the
さらに、ロッド2と中空ロッド3が逆位相で動作する場合は、ロッド2と中空ロッド3のうち一方がシリンダ1内に侵入する作動を呈するが、ロッド2と中空ロッド3のうち他方がシリンダ1内から退出する作動を呈するので、ロッド2と中空ロッド3のシリンダ1内へ進退する体積差分の作動油がリザーバRからシリンダ1へ給排されることになるが、ロッド2と中空ロッド3の移動をそれぞれ抑制する減衰力を発生することになる。
Further, when the rod 2 and the hollow rod 3 operate in opposite phases, one of the rod 2 and the hollow rod 3 operates to enter the
すなわち、緩衝器Dは、ロッド2のシリンダ1に対する移動に対して減衰力を発揮するので、ロッド2とシリンダ1で一つの緩衝器として機能するとともに、中空ロッド3のシリンダ1に対する移動に対しても減衰力を発揮するので、中空ロッド3とシリンダ1で別にもう一つの緩衝器として機能することになるので、並列された二つの緩衝器として機能することになる。
That is, the shock absorber D exhibits a damping force with respect to the movement of the rod 2 with respect to the
このように、本実施の形態における緩衝器Dは、言わば、二つの並列された緩衝器が一つのシリンダ1を共有して一体化されており、二つの並列された緩衝器として機能するので装置全体が小型となる。
As described above, the shock absorber D in the present embodiment is, as it is, an apparatus in which two parallel shock absorbers are integrated by sharing one
さらに、この緩衝器Dにあっては、二つの緩衝器が一体化されて中空ロッド3とロッド2がシリンダ1内に出入りする構成上、リザーバ容積を大きく確保する必要があるが、外筒6がシリンダ1より長尺に設定されており、外筒6とシリンダ1との間に環状隙間5のみならず、ロッドガイド7と筒部材9とロッド室側環状部材8と外筒6とで形成される空間10をもリザーバRの容積に寄与しているので、外筒6を径方向へ大型化することなく、充分なリザーバ容積を確保することができ、より一層緩衝器Dを小型化することが可能となる。
Furthermore, in this shock absorber D, it is necessary to secure a large reservoir volume because of the configuration in which the two shock absorbers are integrated so that the hollow rod 3 and the rod 2 enter and leave the
たとえば、この緩衝器Dのロッド2をアクチュエータに連結し、中空ロッド3を車体に連結し、シリンダ1を車軸に連結するようにすれば、ロッド2とシリンダ1とでなる緩衝器で高周波振動を吸収してアクチュエータへ高周波振動が直接入力されることを回避できるとともに、中空ロッド3とシリンダ1とでなる緩衝器がアクチュエータに並列されて車体と車軸間に介装されることになって車体振動を減衰させることができることになる。従来では、別個独立した二つの緩衝器を設けてアクチュエータへの高周波振動の入力の回避と車体振動の減衰機能を図るしかないので、車体と車軸との間の狭いスペースへ搭載することが難しく、電動アクチュエータを使用するにはモータの振動対策が必要で製造コストが高くついていたが、本発明の緩衝器Dにあっては、一つで二つの並列された緩衝器として機能するので、車体と車軸との間の狭いスペースへも無理なく搭載することができ、車高調整に安価なモータを利用した電動アクチュエータを利用することが可能となるのである。
For example, if the rod 2 of the shock absorber D is connected to the actuator, the hollow rod 3 is connected to the vehicle body, and the
そして、シリンダ1に、ロッド室側環状部材8と、ピストン室側環状部材12と、ピストン4、ロッド2、中空ロッド3およびコイルばね34,35、各クッション31,32,38,39を収容した状態で、シリンダ1にこれらを一体化することによって、一つのシリンダアッセンブリCを形成して、このシリンダアッセンブリCを外筒6へ収容するようにしているので、外筒6への組付け作業が容易で、緩衝器Dの製造効率が向上する。
The
また、この実施の形態の緩衝器Dでは、ロッド2が、ロッドガイド7に軸支された中空ロッド3によって軸支されるとともに、シリンダ1に摺接するピストン4によってガイドされて二点支持されるので、横力の入力に対しても軸のぶれが抑制されて円滑な軸方向の移動が保障されるとともに、中空ロッド3もロッドガイド7に軸支されるとともにシリンダ1に摺接するピストン4に連結されたロッド2よってガイドされて二点支持されるので、ロッド2と同様に横力の入力に対しても軸のぶれが抑制されて円滑な軸方向の移動が保障される。
Further, in the shock absorber D of this embodiment, the rod 2 is supported by the hollow rod 3 supported by the rod guide 7 and is also supported by two points by being guided by the
なお、ロッド2ではなく中空ロッド3の外周にピストン4を設ける構成としても、ロッド2および中空ロッド3のシリンダ1に対する軸方向の移動に対して減衰力を発揮することができるのでそのようにしてもよい。この場合、ロッド2がピストン4によって支持されないので、中空ロッド3とロッド2との間の二箇所で支持することを考えた場合、中空ロッド3の下端のブッシュ20で支持する以外にもロッド2を支持する必要があり、そうすると、たとえばロッド2の中間辺りに中空ロッド3の内周に摺接するブッシュを取付けるか、ロッド2が中空ロッド3より長く中空ロッド3が上方にフルストロークしてもロッド2の上端に到達しないような場合には中空ロッド3の上端内周にロッド2の外周に摺接するブッシュを設けておけばよい。
Even if the
上記のように中空ロッド3側にピストン4を設けるとロッド2を二点支持する場合には、かような構成となるが、ロッド2にピストン4を連結する構成とすることにより、ブッシュ16,20および摺接体23が全てシリンダ1内の液体に浸けて、シリンダ1内の液体でこれらを潤滑することができ、ブッシュ16,20および摺接体23における潤滑できロッド2と中空ロッド3の滑らかな移動が保証される利点がある。
When the
以上で、本発明の実施の形態についての説明を終えるが、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されないことは勿論である。 This is the end of the description of the embodiment of the present invention, but the scope of the present invention is of course not limited to the details shown or described.
本発明は、たとえば、車両のサスペンション等の緩衝器に利用可能である。 The present invention is applicable to a shock absorber such as a vehicle suspension.
1 シリンダ
1a シリンダにおけるロッド室側端部
1b シリンダにおけるピストン室側端部
2 ロッド
2b ロッドにおける螺子部
2a ロッドにおける小径部
3 中空ロッド
3a フランジ
4 ピストン
5 環状隙間
6 外筒
6a 外筒におけるロッド室側端
7 ロッドガイド
8 ロッド室側環状部材
8a ロッド室側環状部材における筒部
8b ロッド室側環状部材におけるばね受け部
9 筒部材
10 空間
11 キャップ
12 ピストン室側環状部材
13,18 シールケース
13a シールケースにおける筒部
13b シールケースにおけるフランジ部
13c シールケースにおける保持部
15 仕切部材
15a,15b 仕切部材における通路
16,20 ブッシュ
17,19 シール部材
21 カラー
22 バルブディスク
22a,22b バルブディスクにおける通路
23 摺接体
23a 摺接体におけるプレート
23b 摺接体における保持部
23c 摺接体における筒部
23d 摺接体における摺接環
23e プレートにおける透孔
23f 保持部における段部
23g 保持部における環状溝
23h 摺接間における環状溝
24,26,36 チェックバルブ
25,27ばね
28 スナップリング
29 ストッパ
30 ピストンナット
31,32,38,39 クッション
33 ピストンリング
34,35 コイルばね
37 リーフバルブ
C シリンダアッセンブリ
D 緩衝器
R リザーバ
R1 ロッド室
R2 ピストン室
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Cylinder 1a Rod chamber side end 1b in cylinder Piston chamber side end 2 in cylinder 2 Rod 2b Screw part 2a in rod Small diameter part 3 in rod 3 Hollow rod 3a Flange 4 Piston 5 Annular gap 6 Outer cylinder 6a Rod chamber side in outer cylinder End 7 Rod guide 8 Rod chamber side annular member 8a Tube portion 8b in rod chamber side annular member Spring receiving portion 9 in rod chamber side annular member Cylindrical member 10 Space 11 Cap 12 Piston chamber side annular members 13, 18 Seal case 13a Seal case Cylinder portion 13b flange portion 13c in seal case holding portion 15 in seal case partition member 15a, 15b passage 16 and 20 in partition member bush 17, 19 seal member 21 collar 22 valve disc 22a and 22b passage in valve disc 23 sliding contact body 23a plate 23b in sliding contact body holding portion 23c in sliding contact body cylindrical portion 23d in sliding contact body sliding contact ring 23e in sliding contact body through hole 23f in plate holding portion 23g annular groove 23h in holding portion Ring groove 24, 26, 36 between sliding contacts Check valve 25, 27 Spring 28 Snap ring 29 Stopper 30 Piston nut 31, 32, 38, 39 Cushion 33 Piston ring 34, 35 Coil spring 37 Leaf valve C Cylinder assembly D Buffer R Reservoir R1 Rod chamber R2 Piston chamber
Claims (2)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009163315A JP2011017405A (en) | 2009-07-10 | 2009-07-10 | Shock absorber |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009163315A JP2011017405A (en) | 2009-07-10 | 2009-07-10 | Shock absorber |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011017405A true JP2011017405A (en) | 2011-01-27 |
Family
ID=43595345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009163315A Pending JP2011017405A (en) | 2009-07-10 | 2009-07-10 | Shock absorber |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011017405A (en) |
-
2009
- 2009-07-10 JP JP2009163315A patent/JP2011017405A/en active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6274798B2 (en) | Shock absorber | |
US9776468B2 (en) | Shock absorber | |
JP5822359B2 (en) | Shock absorber | |
WO2019239718A1 (en) | Damping force generating mechanism, manufacturing method for damping force generating mechanism, and pressure shock absorber | |
JP5639870B2 (en) | Hydraulic shock absorber for vehicles | |
WO2017013960A1 (en) | Shock absorber | |
KR101662472B1 (en) | Shock absorber | |
JP2017187109A (en) | Shock absorber | |
JP2009074562A (en) | Damper | |
WO2014024798A1 (en) | Shock absorber | |
JP2010071413A (en) | Damper | |
JP2013053680A (en) | Damper | |
WO2014157370A1 (en) | Hydraulic shock absorber and method of injecting work fluid into hydraulic shock absorber | |
JP5142971B2 (en) | Shock absorber | |
JP2011017405A (en) | Shock absorber | |
JP2011017404A (en) | Shock absorber | |
JP2011017403A (en) | Shock absorber | |
JP5878807B2 (en) | Shock absorber | |
JP5728376B2 (en) | Shock absorber | |
JP5713434B2 (en) | Vehicle shock absorber | |
JP5690179B2 (en) | Shock absorber | |
JP2012013119A (en) | Damping valve | |
JP2017166572A (en) | Buffer | |
JP6108532B2 (en) | Shock absorber | |
JP2014181756A (en) | Shock absorber |