JP2011015526A - 発電機の起動装置及び発電機設備プラント - Google Patents
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Abstract
【課題】起動中の発電機の主回路の短絡故障を的確に検出できる発電機の起動装置を得る。
【解決手段】発電機1の起動時に、SFC12から可変電圧可変周波数の電力を供給し、発電機1を電動機として回転させ起動する。このとき、計器用変圧器8にて接続導体5の電圧V1を、計器用変流器9にて接続導体5を流れる電流J1を測定し、その出力信号V2,J2が短絡検出手段13の図示しない演算部に入力される。主回路3に短絡故障が発生すると、電流J1は一定であっても電圧V1が急激に低下しほぼ0Vとなるので、演算部は電流J1は一定であるが電圧V1が所定の低下速度以上で低下する場合、主回路3の短絡故障と判定し、故障検出信号S1をSFC12へ発信し、運転を停止させる。
【選択図】図1
【解決手段】発電機1の起動時に、SFC12から可変電圧可変周波数の電力を供給し、発電機1を電動機として回転させ起動する。このとき、計器用変圧器8にて接続導体5の電圧V1を、計器用変流器9にて接続導体5を流れる電流J1を測定し、その出力信号V2,J2が短絡検出手段13の図示しない演算部に入力される。主回路3に短絡故障が発生すると、電流J1は一定であっても電圧V1が急激に低下しほぼ0Vとなるので、演算部は電流J1は一定であるが電圧V1が所定の低下速度以上で低下する場合、主回路3の短絡故障と判定し、故障検出信号S1をSFC12へ発信し、運転を停止させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、発電機の起動装置及び発電機設備プラントに関する。
従来の静止形周波数変換装置(以下、SFCと称する)から可変電圧可変周波数の電力の供給を受け電動機として駆動され起動される発電機を有する発電機システムにおいて、起動中に発電機主回路で短絡故障が発生すると、保護装置がSFCの出力側電圧低下を検出し、電流源であるSFCをゲートシフトブロックし、事故供給電流を急速に下げる保護装置を有する発電機の起動装置が公知である(例えば、特許文献1参照)。
従来の発電機の起動装置は以上のように構成され、保護装置が起動装置の出力側電圧低下により発電機主回路の短絡故障を検出するようにしているが、出力側電圧低下の検出だけでは的確性が不足するという問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたものであり、起動中の発電機の主回路の短絡故障を的確に検出できる発電機の起動装置、及びこのような発電機の起動装置を備えた発電機設備プラントを得ることを目的とする。
この発明に係る発電機の起動装置においては、静止形周波数変換装置と電圧検出手段と電流検出手段と短絡検出手段とを有する発電機の起動装置であって、
静止形周波数変換装置は、発電機の主回路に可変電圧可変周波数の電力を供給して発電機を電動機として回転させて起動するものであり、
電圧検出手段は、主回路の電圧を検出するものであり、
電流検出手段は、静止形周波数変換装置から主回路へ流れる起動電流を検出するものであり、
短絡検出手段は、起動電流が一定値であってかつ主回路の電圧の低下速度が所定値以上のとき主回路に短絡故障が発生したと判定するものである。
静止形周波数変換装置は、発電機の主回路に可変電圧可変周波数の電力を供給して発電機を電動機として回転させて起動するものであり、
電圧検出手段は、主回路の電圧を検出するものであり、
電流検出手段は、静止形周波数変換装置から主回路へ流れる起動電流を検出するものであり、
短絡検出手段は、起動電流が一定値であってかつ主回路の電圧の低下速度が所定値以上のとき主回路に短絡故障が発生したと判定するものである。
また、この発明に係る発電機設備プラントにおいては、上記発電機の起動装置及びこの起動装置により起動される発電機を備えたものである。
この発明に係る発電機の起動装置においては、静止形周波数変換装置と電圧検出手段と電流検出手段と短絡検出手段とを有する発電機の起動装置であって、
静止形周波数変換装置は、発電機の主回路に可変電圧可変周波数の電力を供給して発電機を電動機として回転させて起動するものであり、
電圧検出手段は、主回路の電圧を検出するものであり、
電流検出手段は、静止形周波数変換装置から主回路へ流れる起動電流を検出するものであり、
短絡検出手段は、起動電流が一定値であってかつ主回路の電圧の低下速度が所定値以上のとき主回路に短絡故障が発生したと判定するものであるので、
起動中の発電機の主回路の短絡故障を的確に検出できる。
静止形周波数変換装置は、発電機の主回路に可変電圧可変周波数の電力を供給して発電機を電動機として回転させて起動するものであり、
電圧検出手段は、主回路の電圧を検出するものであり、
電流検出手段は、静止形周波数変換装置から主回路へ流れる起動電流を検出するものであり、
短絡検出手段は、起動電流が一定値であってかつ主回路の電圧の低下速度が所定値以上のとき主回路に短絡故障が発生したと判定するものであるので、
起動中の発電機の主回路の短絡故障を的確に検出できる。
また、この発明に係る発電機設備プラントにおいては、上記発電機の起動装置及びこの起動装置により起動される発電機を備えたものであるので、起動中の発電機の主回路の短絡故障を的確に検出することができる。
実施の形態1.
図1、図2は、この発明を実施するための実施の形態1を示すものであり、図1は発電機の起動装置の構成を示す構成図、図2は短絡検出手段の構成図である。これらの図において、発電機1は、ガスタービン2と結合されている。発電機1の主回路3は図示しない電力系統に接続されている。また、起動盤11のSFC12(後述)が接続導体5及び開閉器6を介して主回路3に接続されている。
図1、図2は、この発明を実施するための実施の形態1を示すものであり、図1は発電機の起動装置の構成を示す構成図、図2は短絡検出手段の構成図である。これらの図において、発電機1は、ガスタービン2と結合されている。発電機1の主回路3は図示しない電力系統に接続されている。また、起動盤11のSFC12(後述)が接続導体5及び開閉器6を介して主回路3に接続されている。
接続導体5には、その電圧V1を検出する電圧検出手段としての計器用変圧器8及び電流J1を検出する電流検出手段としての計器用変流器9が設けられている。起動盤11は、SFC12と短絡検出手段13とを有する。短絡検出手段13は、図2に示すように入力部13a、演算部13b、出力部13cを有し、計器用変圧器8の出力信号V2及び計器用変流器9の出力信号J2が短絡検出手段13の入力部13aへ出力される。短絡検出手段13の出力部13cからSFC12へ故障検出信号S1が出力される。
次に動作を説明する。通常運転時は、ガスタービン2を動力として発電機1が駆動される。発電機1、ガスタービン2の起動時は、SFC12から可変電圧可変周波数の電力を供給し、発電機1を電動機として回転させ起動する。このとき、計器用変圧器8にて接続導体5の電圧V1を、計器用変流器9にて接続導体5を流れる電流J1を測定し、その出力信号V2,J2が短絡検出手段13の入力部13aに入力される。演算部13bは入力された出力信号V2及びJ2の大きさを監視、すなわちSFC12から発電機1に印加される電圧V1及びSFC12から発電機1へ流れる起動電流としての電流J1を監視する。
ここで、演算部13bの機能及び故障検出後のSFC12の動作につき説明する。主回路3に短絡故障が発生すると、電流J1は一定であっても電圧V1が急激にほぼ0Vまで低下する。演算部13bは、電流J1は一定であるが電圧V1が所定の電圧低下速度以上で低下する例えば1msの間に1Vの割合の電圧低下速度(1000V/s)以上で低下する場合、主回路3の短絡故障と判定し、故障検出信号S1をSFC12へ発信する。故障検出信号S1を受けたSFC12は、図示しない開閉素子の動作を停止させ、SFC12の出力電流を0にする。なお、主回路3の短絡故障が発生したときの電圧V1の低下速度は、発電機1の特性によって異なるので、短絡故障と判定する電圧低下速度を、予め発電機1の特性に応じて電流J1をパラメータとして定めておく。
以上のように、この実施の形態によれば、単にSFC12の出力電圧すなわち発電機1の主回路3の電圧低下を測定するだけではなく、電流が一定であってかつ電圧低下速度が所定値以上であるとき主回路3に短絡故障が発生したとして故障検出信号S1を発し、SFC12を停止させるので、より的確に短絡故障を検出して、SFCを停止させることができる。もちろん、条件によっては発電機1の内部故障も検出可能である。
実施の形態2.
図3は、実施の形態2である発電機の起動装置の構成を示す構成図である。図3において、起動装置盤20は、接続導体5、開閉器6、計器用変圧器8、計器用変流器9、SFC12、短絡検出手段13を収容体としての一つの筐体20aに収容したものである。その他の構成については、図1に示した実施の形態1と同様のものであるので、相当するものに同じ符号を付して説明を省略する。
図3は、実施の形態2である発電機の起動装置の構成を示す構成図である。図3において、起動装置盤20は、接続導体5、開閉器6、計器用変圧器8、計器用変流器9、SFC12、短絡検出手段13を収容体としての一つの筐体20aに収容したものである。その他の構成については、図1に示した実施の形態1と同様のものであるので、相当するものに同じ符号を付して説明を省略する。
このように、SFC12、短絡検出手段13を含めて計器用変圧器8及び計器用変流器9を筐体20aに収容することにより、外部から出力信号V1,J2を入力することを要せず、コンパクトで取り扱いが容易な発電機の起動装置を得ることができる。
実施の形態3.
図4は、実施の形態3である発電機の起動装置を含む発電機設備プラントの構成を示す構成図である。図4において、発電機1は、主回路3、発電機主開閉器31、主回路母線32、昇圧用変圧器33、遮断器34を介して図示しない電力系統に接続されている。主回路母線32に接続された励磁用変圧器41から整流装置42に交流電力が供給され、整流装置42にて直流に変換されて発電機1の界磁巻線1aを励磁する。
図4は、実施の形態3である発電機の起動装置を含む発電機設備プラントの構成を示す構成図である。図4において、発電機1は、主回路3、発電機主開閉器31、主回路母線32、昇圧用変圧器33、遮断器34を介して図示しない電力系統に接続されている。主回路母線32に接続された励磁用変圧器41から整流装置42に交流電力が供給され、整流装置42にて直流に変換されて発電機1の界磁巻線1aを励磁する。
主回路母線32に所内変圧器61が接続されており、発電所の所内において必要な電力を供給する。起動用電源母線71から起動装置用遮断器72を介して起動装置盤20に交流電力が供給され、起動装置盤20から開閉器6、接続導体5を介して発電機1に可変電圧可変周波数の交流電力を供給して発電機1を電動機として動作させ起動する。起動装置盤20の動作については、実施の形態2で示したものと同様のものである。
発電機設備プラントに上記のような起動装置盤20を設けることにより、発電機の起動時の主回路の短絡故障を的確に検出できるとともに、発電機設備プラントのコンパクト化を図ることができる。
1 発電機、3 主回路、8 計器用変圧器、9 計器用変流器、11 起動盤、
12 SFC、13 短絡検出手段、13b 演算部、20 起動装置盤、
20a 筐体。
12 SFC、13 短絡検出手段、13b 演算部、20 起動装置盤、
20a 筐体。
Claims (3)
- 静止形周波数変換装置と電圧検出手段と電流検出手段と短絡検出手段とを有する発電機の起動装置であって、
上記静止形周波数変換装置は、発電機の主回路に可変電圧可変周波数の電力を供給して上記発電機を電動機として回転させて起動するものであり、
上記電圧検出手段は、上記主回路の電圧を検出するものであり、
上記電流検出手段は、上記静止形周波数変換装置から上記主回路へ流れる起動電流を検出するものであり、
上記短絡検出手段は、上記起動電流が一定値であってかつ上記主回路の電圧の降下速度が所定値以上のとき上記主回路に短絡故障が発生したと判定するものである
発電機の起動装置。 - 上記静止形周波数変換装置と上記電圧検出手段と上記電流検出手段と上記短絡検出手段とが収容体に収容されたものであることを特徴とする請求項1に記載の発電機の起動装置。
- 請求項1または請求項2に記載の発電機の起動装置及び上記発電機を備えた発電機設備プラント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009157378A JP2011015526A (ja) | 2009-07-02 | 2009-07-02 | 発電機の起動装置及び発電機設備プラント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009157378A JP2011015526A (ja) | 2009-07-02 | 2009-07-02 | 発電機の起動装置及び発電機設備プラント |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2011015526A true JP2011015526A (ja) | 2011-01-20 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009157378A Pending JP2011015526A (ja) | 2009-07-02 | 2009-07-02 | 発電機の起動装置及び発電機設備プラント |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2011015526A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107743001A (zh) * | 2017-09-27 | 2018-02-27 | 中国电力科学研究院 | 负载模拟方法、变频器、负载模拟器及静止变频启动系统 |
WO2019053815A1 (ja) * | 2017-09-13 | 2019-03-21 | 三菱電機株式会社 | 空気調和装置 |
CN117375088A (zh) * | 2023-11-15 | 2024-01-09 | 南方电网调峰调频发电有限公司检修试验分公司 | Sfc系统连续拖动蓄能机组方法、装置、sfc系统和存储介质 |
-
2009
- 2009-07-02 JP JP2009157378A patent/JP2011015526A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2019053815A1 (ja) * | 2017-09-13 | 2019-03-21 | 三菱電機株式会社 | 空気調和装置 |
CN107743001A (zh) * | 2017-09-27 | 2018-02-27 | 中国电力科学研究院 | 负载模拟方法、变频器、负载模拟器及静止变频启动系统 |
CN117375088A (zh) * | 2023-11-15 | 2024-01-09 | 南方电网调峰调频发电有限公司检修试验分公司 | Sfc系统连续拖动蓄能机组方法、装置、sfc系统和存储介质 |
CN117375088B (zh) * | 2023-11-15 | 2024-04-02 | 南方电网调峰调频发电有限公司检修试验分公司 | Sfc系统连续拖动蓄能机组方法、装置、sfc系统和存储介质 |
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