JP2011013878A - 多重化サーバシステムおよび障害検出方法 - Google Patents

多重化サーバシステムおよび障害検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
現用系サーバの障害発生を正確に検出することを可能にする多重化サーバシステムおよび障害検出方法を提供する。
【解決手段】
共有記憶装置と、所定の周期毎に、共有記憶装置の第一の領域に記憶された値に所定の増分値を加算して書き換える第一のカウントアップ手段を含む現用系サーバと、所定の周期毎に、共有記憶装置の第二の領域に記憶された値に所定の増分値を加算して書き換える第二のカウントアップ手段を含む待機系サーバとを備え、第一の領域に記憶された値と第二の領域に記憶された値に基づいて現用系サーバの障害発生を検出する障害検出処理を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は多重化サーバシステムおよび障害検出方法に関し、特に多重化サーバシステムにおけるサーバの障害の検出に関する。
現用系サーバと待機系サーバからなる多重化サーバシステムにおいて、現用系サーバに障害が発生した場合は、待機系サーバを現用系へ切り替える処理(系切替処理)が行われる。例えばある多重化サーバシステムにおいては、現用系サーバが自身の障害を検出した場合、現用系サーバより待機系サーバへ系切替処理の指示が送信される。この指示を受けて、待機系サーバは系切替処理などを行う。
また、特許文献1は、現用系コンピュータから待機系コンピュータにハートビート信号(キープアライブ信号とも呼ばれる)を送信し、ハートビート信号の途絶によって現用系コンピュータの障害を検出する技術を開示している。現用系コンピュータの障害を検出した場合、待機系コンピュータは系切替処理などを行う。
特開2004−302632号公報
現用系サーバが系切替処理の指示を送信する多重化サーバシステムにおいては、OSのフリーズなど、現用系サーバが指示を送信できなくなるような障害が発生することがある。このような場合、障害が検出されず、例えば系切替処理が実行されないという問題があった。
また、特許文献1に開示された技術は、ネットワーク機能の障害などで待機系コンピュータがハートビート信号を受信できなくなることがある。このような場合、待機系コンピュータが現用系コンピュータに障害が発生したと誤認識し、不適切な系切替処理を実行するという問題があった。
本発明は、上述した課題を解決し、現用系サーバの障害発生を正確に検出することを可能にする多重化サーバシステムおよび障害検出方法を提供することを目的とする。
本発明に係る多重化サーバシステムは、
共有記憶装置と、
所定の周期毎に、共有記憶装置の第一の領域に記憶された値に所定の増分値を加算して書き換える第一のカウントアップ手段を含む現用系サーバと、
所定の周期毎に、共有記憶装置の第二の領域に記憶された値に所定の増分値を加算して書き換える第二のカウントアップ手段を含む待機系サーバとを備え、
第一の領域に記憶された値と第二の領域に記憶された値に基づいて現用系サーバの障害発生を検出する障害検出処理を行う。
本発明に係る障害検出方法は、
共有記憶装置の第一の領域と第二の領域に初期値を書き込むステップと、
現用系サーバが、前回の書き込みから所定の周期後に、第一の領域に記憶された値に所定の増分値を加算して書き換えるステップと、
待機系サーバが、前回の書き込みから所定の周期後に、第二の領域に記憶された値に所定の増分値を加算して書き換えるステップと、
第一の領域に記憶された値と第二の領域に記憶された値に基づいて現用系サーバの障害発生を検出するステップ
とを備える。
本発明に係る多重化サーバシステムおよび障害検出方法は、現用系サーバの障害発生を正確に検出することを可能にする。
本発明の第1の実施形態に係る多重化サーバシステムの主要な構成要素を示すシステム構成図である。 本発明の第2の実施形態に係る多重化サーバシステムの主要な構成要素を示すシステム構成図である。 第2の実施形態における現用系サーバ1の処理動作を説明するフローチャートである。 第2の実施形態における待機系サーバ2の処理動作を説明するフローチャートである。 第2の実施形態における現用系サーバ1と待機系サーバ2の処理動作および共有記憶装置3の状態遷移の例を説明するシーケンス図である。 第2の実施形態における現用系サーバ1と待機系サーバ2の処理動作および共有記憶装置3の状態遷移の他の例を説明するシーケンス図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る多重化サーバシステムの主要な構成要素を示すシステム構成図である。第1の実施形態に係る多重化サーバシステムは、現用系サーバ1と、待機系サーバ2と、共有記憶装置3とを備えている。現用系サーバ1、待機系サーバ2および共有記憶装置3は、それぞれお互いにデータの通信が可能なように接続されている。接続の方法は、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、電話回線、専用線、および無線通信など、データの通信を可能とするものならば何を使用してもよい。
現用系サーバ1は、例えば、サーバコンピュータ、ワークステーション、パーソナルコンピュータ、またはホストコンピュータなどの情報処理装置である。現用系サーバ1は、共有記憶装置3に記憶された値の更新を行うカウントアップ手段11を備えている。
待機系サーバ2は、現用系サーバ1と同様の機能・構成を有する情報処理装置である。待機系サーバ2は、共有記憶装置3に記憶された値の更新を行うカウントアップ手段21を備えている。
共有記憶装置3は、磁気ディスク装置またはメモリ装置などの情報記憶媒体を含んで構成されている。また、共有記憶装置3は、ファイルサーバや、NAS(Network Attached Storage)のような情報処理装置でもよい。現用系サーバ1および待機系サーバ2は、共有記憶装置3にデータの書き込みや読み出しを行う。共有記憶装置3は、カウントアップ手段11およびカウントアップ手段21のそれぞれに使用される記憶領域である、第一の領域31と第二の領域32を備えている。第一の領域31と第二の領域32は、例えば、ファイルでもよいし、表またはデータベースの項目などでもよい。
これらの構成要素は、ハードウェアで構成されていてもよいし、ソフトウェアで構成されていてもよい。
以下に第一の実施形態に係る多重化サーバシステムの処理動作の概要を説明する。
処理の開始時において、共有記憶装置3の第一の領域31と第二の領域32には何らかの初期値(例えば「0」)が記憶されている。現用系サーバ1のカウントアップ手段11は、第一の領域31の値を所定の周期(例えば10秒)毎に所定の増分値(例えば「1」)を加算した値に書き換える。同様に、待機系サーバ2のカウントアップ手段21は、第二の領域32の値を所定の周期毎に所定の増分値を加算した値に書き換える。第一の領域31と第二の領域32の初期値、書き換えの周期、および増分値は、同じものでもよい。その場合、通常時は、第一の領域31と第二の領域32の値は常に等しくなる。
現用系サーバ1に障害が発生すると、第一の領域31の値の書き換えが停止する。すると、第一の領域31の値と第二の領域32の値に差が発生する。従って、第一の領域31の値と第二の領域32の値を参照することにより、それらの値に基づいて現用系サーバ1の障害発生を検出することができる(この処理を以降「障害検出処理」と称する)。具体的には、第一の領域31の値と第二の領域32の値を比較することにより、現用系サーバ1の障害発生を検出することができる。なお、待機系サーバ2に障害が発生して第二の領域32の値の書き換えが停止した場合も、第一の領域31の値と第二の領域32の値に差が発生する。しかし、第一の領域31の値と第二の領域32の値のどちらが大きいかを判定することにより、現用系サーバ1の障害と区別することができる。
このように、第一の実施形態に係る多重化サーバシステムは、現用系サーバ1の障害発生を正確に検出することを可能にする。なぜならば、現用系サーバ1に障害が発生したために第一の領域31の値の書き換えが停止することによって、第一の領域31の値と第二の領域32の値に差が発生するからである。また、待機系サーバ2に障害が発生した場合においても、第一の領域31の値と第二の領域32の値のどちらが大きいかを判定することにより、現用系サーバ1の障害発生と区別することができるからである。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。
図2は、本発明の第2の実施形態に係る多重化サーバシステムの主要な構成要素を示すシステム構成図である。第1の実施形態との構成上の相違点として、第2の実施形態における待機系サーバ2は、障害検出処理を行う障害検出手段22を備えている。なお、それ以外の構成は図1と同様であるため、説明を省略する。
図3は、第2の実施形態における現用系サーバ1の処理動作を説明するフローチャートである。以下、第2の実施形態における現用系サーバ1の処理動作について、図3を参照して説明する。
最初に、カウントアップ手段11は共有記憶装置3の第一の領域31に初期値(例えば「0」)を書き込む(ステップS301)。次に、カウントアップ手段11は、前回の書き込みから所定の周期(例えば10秒)が経過したかどうかを判定する(ステップS302)。経過していない場合(ステップS302のNO)、カウントアップ手段11は、所定の周期が経過するまで待機する。経過していた場合(ステップS302のYES)、カウントアップ手段11は、第一の領域31の値を所定の増分値(例えば「1」)を加算した値に書き換える(ステップS303)。以降、カウントアップ手段11は、ステップS302以降の処理を繰り返す。
図4は、第2の実施形態における待機系サーバ2の処理動作を説明するフローチャートである。以下、第2の実施形態における待機系サーバ2の処理動作について、図4を参照して説明する。
最初に、カウントアップ手段21は共有記憶装置3の第二の領域32に初期値(例えば「0」)を書き込む(ステップS401)。次に、カウントアップ手段21は、前回の書き込みから所定の周期(例えば10秒)が経過したかどうかを判定する(ステップS402)。経過していない場合(ステップS402のNO)、カウントアップ手段21は、所定の周期が経過するまで待機する。経過していた場合(ステップS402のYES)、カウントアップ手段21は、第二の領域32の値を所定の増分値(例えば1)を加算した値に書き換える(ステップS403)。
次に、障害検出手段22は、第二の領域32の値から第一の領域31の値を引いた差分の値を求める(ステップS404)。差分の値が所定の閾値(例えば「1」)を超えていた場合(ステップS405のYES)、障害検出手段22は、現用系サーバ1に障害が発生したものと判定する(ステップS406)。障害が発生した場合、例えば、待機系サーバ2を現用系に切り替える系切替処理が行われる。一方で、差分の値が所定の閾値を超えていなかった場合(ステップS405のNO)、障害検出手段22は、障害が発生していないと判定する。障害が発生していない場合、カウントアップ手段21は、ステップS402以降の処理を繰り返す。
図5は、第2の実施形態における、現用系サーバ1と待機系サーバ2の処理動作および共有記憶装置3の状態遷移の例を説明するシーケンス図である。以下、第2の実施形態における現用系サーバ1と待機系サーバ2が連携して行う処理動作の例について、図5を参照して説明する。なお、以下の説明においては、第一の領域31および第二の領域32の初期値を「0」、増分値を「1」、書き換えの周期を10秒、障害判定の閾値を「1」であるとする。
処理の開始時において、カウントアップ手段11が第一の領域31に初期値「0」を書き込む(ステップS501)。同様に、カウントアップ手段21が第二の領域32に初期値「0」を書き込む(ステップS502)。なお、これら初期値の書き込み処理は、カウントアップ手段11またはカウントアップ手段21のいずれか、あるいはその他の手段によって一括して行われてもよい。
2つの領域の初期化が終了すると、カウントアップ手段11およびカウントアップ手段21は、10秒の周期が経過するまで待機する。10秒の周期が経過すると、カウントアップ手段11は、第一の領域31の値に増分値「1」を加算し、その加算した値で第一の領域31を書き換える。書き換えが終了後、第一の領域31の値は「1」になる(ステップS503)。同様に、10秒の周期が経過すると、カウントアップ手段21は、第二の領域32の値に増分値「1」を加算し、その加算した値で第二の領域32を書き換える。書き換えが終了後、第二の領域32の値は「1」になる(ステップS504)。
ステップS504の後、障害検出手段22は、第二の領域32の値から第二の領域31の値を引いた差分の値を求める。差分は0であり、閾値である1を超えていないため、障害検出手段22は、障害が発生していないと判定する(ステップS505)。
ステップS503およびS504が終了すると、カウントアップ手段11およびカウントアップ手段21は、10秒の周期が経過するまで待機する。10秒の周期が経過すると、カウントアップ手段11およびカウントアップ手段21は、第一の領域31および第二の領域32の値を「2」に書き換える(ステップS506,S507)。
ステップS507の後、障害検出手段22は、第二の領域32の値から第二の領域31の値を引いた差分の値を求める。差分は0であり、閾値である1を超えていないため、障害検出手段22は、障害が発生していないと判定する(ステップS508)。
ここで現用系サーバ1に障害が発生し、カウントアップ手段11は、以降の第一の領域31の書き換えができなくなる(ステップS509)。カウントアップ手段21は、ステップS508の終了後10秒の周期が経過すると、第二の領域32の値を「3」に書き換える(ステップS510)。
ステップS510の後、障害検出手段22は、第二の領域32の値から第二の領域31の値を引いた差分の値を求める。差分は1であり、閾値である1を超えていない(等しい)ため、障害検出手段22は、障害が発生していないと判定する(ステップS511)。
カウントアップ手段21は、ステップS511の終了後10秒の周期が経過すると、第二の領域32の値を「4」に書き換える(ステップS512)。
ステップS512の後、障害検出手段22は、第二の領域32の値から第二の領域31の値を引いた差分の値を求める。差分は2であり、閾値である1を超えているため、障害検出手段22は、現用系サーバ1に障害が発生したものと判定する(ステップS513)。
図6は、第2の実施形態における、図2の現用系サーバ1と待機系サーバ2の処理動作および共有記憶装置3の状態遷移の他の例を説明するシーケンス図である。以下、第2の実施形態における現用系サーバ1と待機系サーバ2が連携して行う処理動作の他の例について、図6を参照して説明する。なお、第一の領域31および第二の領域32の初期値、増分値、書き換えの周期、および障害判定の閾値は先の例と同じであるとする。
先の例と同様に、処理の開始時において、カウントアップ手段11とカウントアップ手段21が第一の領域31と第二の領域32に初期値「0」を書き込む(ステップS601,S602)。
2つの領域の初期化が終了した後10秒の周期が経過すると、カウントアップ手段11は、第一の領域31の値に増分値「1」を加算し、その加算した値で第一の領域31を書き換える。同様に、カウントアップ手段21もまた、第二の領域32を書き換える。書き換えが終了後、第一の領域31と第二の領域32の値は「1」になる(ステップS603,S604)。
ステップS604の後、障害検出手段22は、第二の領域32の値から第二の領域31の値を引いた差分の値を求める。差分は0であり、閾値である1を超えていないため、障害検出手段22は、障害が発生していないと判定する(ステップS605)。
ステップS603およびS604が終了した後10秒の周期が経過すると、カウントアップ手段11およびカウントアップ手段21は、第一の領域31および第二の領域32の値を「2」に書き換える(ステップS606,S607)。
ステップS607の後、障害検出手段22は、第二の領域32の値から第二の領域31の値を引いた差分の値を求める。差分は0であり、閾値である1を超えていないため、障害検出手段22は、障害が発生していないと判定する(ステップS608)。
ステップS606が終了した後10秒の周期が経過すると、カウントアップ手段11は、第一の領域31の値を「3」に書き換える(ステップS609)。一方、ここで待機系サーバ2のカウントアップ手段21に障害が発生し、以降の第一の領域32の書き換えができなくなる(ステップS610)。ただし、障害検出手段22は通常通り動作するものとする。
ステップS610の後、障害検出手段22は、第二の領域32の値から第二の領域31の値を引いた差分の値を求める。差分は−1であり、閾値である1を超えていないため、障害検出手段22は、障害が発生していないと判定する(ステップS611)。
ステップS609が終了した後10秒の周期が経過すると、カウントアップ手段11は、第一の領域31の値を「4」に書き換える(ステップS612)。一方、障害のため、待機系サーバ2のカウントアップ手段21は第一の領域32の書き換えができない(ステップS613)。
ステップS613の後、障害検出手段22は、第二の領域32の値から第二の領域31の値を引いた差分の値を求める。差分は−2であり、閾値である1を超えていないため、障害検出手段22は、障害が発生していないと判定する(ステップS614)。以降、処理を継続しても、差分は閾値を超えない。すなわち、以上の例においては、障害検出手段22は、現用系サーバ1に障害が発生したものとは判定しない。
第一の領域31および第二の領域32の初期値は「0」でなくともよい。また、増分値は「1」でなくともよい。
第一の領域31および第二の領域32の書き換えの周期は10秒でなくともよい。書き換えの周期を短くすることにより、現用系サーバ1の障害の発生から障害検出までの時間を短縮することができる。また、書き換えの周期を長くすることにより、現用系サーバ1、待機系サーバ2および共有記憶装置3の処理の負荷を軽減することが出来る。
障害判定の閾値は「1」でなくともよい。閾値を大きくすることにより、例えば、カウントアップ手段11の書き換え処理が一時的に停止した場合などの軽微な障害を無視することができる。また、閾値を小さく(例えば「0」)することにより、同様の軽微な障害を検出することができる。
第二の領域32の値から第一の領域31の値を引いた差分が所定の閾値(例えば「−1」)を下回ったかどうかを判定することにより、待機系サーバ2の障害を検出してもよい。
このように、第二の実施形態に係る多重化サーバシステムは、現用系サーバ1の障害発生を正確に検出することを可能にする。なぜならば、現用系サーバ1に障害が発生したために第一の領域31の値の書き換えが停止することによって、第二の領域32の値から第一の領域31の値を引いた差分が増大するからである。この差分が所定の閾値を超えているかどうかを判定することにより、現用系サーバ1の障害発生が検出できる。また、待機系サーバ2のカウントアップ手段22に障害が発生した場合においては、この差分は所定の閾値より小さくなるため、現用系サーバ1の障害発生と区別することができるからである。
上記の各実施形態のとおり、現用系サーバ、待機系サーバ、および共有記憶装置を備える多重化サーバシステムを例に本発明の実施形態が説明された。しかしながら、本発明の実施形態に係る多重化サーバシステムは、他の構成要素を備えていてもよい。例えば、待機系サーバ2は障害検出処理を行わず、代わりに、障害検出手段を備える他のサーバなどの情報処理装置が障害検出処理を行ってもよい。
また、現用系サーバおよび待機系サーバは、複数存在していてもよい。例えば、待機系サーバは、自身が書き換えた値と複数の現用系サーバが書き換えた値全てを比較することにより、障害の検出を行ってもよい。また、このような処理を行う待機系サーバが複数存在してもよい。
本発明の実施形態に係る多重化サーバシステムは、現用系サーバの障害を検出するだけでなく、現用系サーバの性能低下を検出することも可能である。なぜならば、現用系サーバの書き換え処理が遅延することにより、現用系サーバが書き換えた値と待機系サーバが書き換えた値に差が発生するからである。
本発明の実施形態に係る多重化サーバシステムは、負荷分散サーバシステムに適用することも可能である。すなわち、複数存在するサーバへの処理割り当てなどを、各サーバが書き換えた値を比較した結果に基づいて行ってもよい。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
1 現用系サーバ
2 待機系サーバ
3 共有記憶装置
11,21 カウントアップ手段
22 障害検出手段

Claims (10)

  1. 共有記憶装置と、
    所定の周期毎に、前記共有記憶装置の第一の領域に記憶された値に所定の増分値を加算して書き換える第一のカウントアップ手段を含む現用系サーバと、
    前記所定の周期毎に、前記共有記憶装置の第二の領域に記憶された値に前記所定の増分値を加算して書き換える第二のカウントアップ手段を含む待機系サーバとを備え、
    前記第一の領域に記憶された値と前記第二の領域に記憶された値に基づいて前記現用系サーバの障害発生を検出する障害検出処理を行うことを特徴とする多重化サーバシステム。
  2. 前記第一の領域に記憶された値と前記第二の領域に記憶された値を比較することによって、前記障害検出処理を行うことを特徴とする請求項1記載の多重化サーバシステム。
  3. 前記第一の領域に記憶された値と前記第二の領域に記憶された値の差分を算出し、前記差分と所定の閾値を比較することによって、前記障害検出処理を行うことを特徴とする請求項1または2記載の多重化サーバシステム。
  4. 前記待機系サーバは、前記障害検出処理を行う障害検出手段をさらに含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の多重化サーバシステム。
  5. 前記障害検出処理を行う前記障害検出手段を含むサーバをさらに備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の多重化サーバシステム。
  6. 共有記憶装置の第一の領域と第二の領域に初期値を書き込むステップと、
    現用系サーバが、前回の書き込みから所定の周期後に、前記第一の領域に記憶された値に所定の増分値を加算して書き換えるステップと、
    待機系サーバが、前回の書き込みから前記所定の周期後に、前記第二の領域に記憶された値に前記所定の増分値を加算して書き換えるステップと、
    前記第一の領域に記憶された値と前記第二の領域に記憶された値に基づいて前記現用系サーバの障害発生を検出するステップ
    とを備えることを特徴とする障害検出方法。
  7. 前記障害発生を検出するステップは、前記第一の領域に記憶された値と前記第二の領域に記憶された値を比較する処理を含むことを特徴とする請求項6記載の障害検出方法。
  8. 前記障害発生を検出するステップは、前記第一の領域に記憶された値と前記第二の領域に記憶された値の差分を算出する処理と、前記差分と所定の閾値を比較する処理を含むことを特徴とする請求項6または7記載の障害検出方法。
  9. 前記待機系サーバが前記障害発生を検出するステップを実行することを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の障害検出方法。
  10. 前記現用系サーバおよび前記待機系サーバとは異なるサーバが、前記障害発生を検出するステップを実行することを特徴とする請求項6乃至9のいずれかに記載の障害検出方法。
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