JP2011010267A - 無線通信装置、推定サーバ、無線通信方法および推定方法 - Google Patents

無線通信装置、推定サーバ、無線通信方法および推定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】無線通信装置、推定サーバ、無線通信方法および推定方法を提供すること。
【解決手段】基地局からスクランブルコードで周波数拡散された無線信号を受信する受信部と、前記受信部により受信された無線信号と複数のスクランブルコードの各々との相関を検出する相関検出部と、前記相関検出部により検出された最も大きい相関と、他の相関との関係を示す指標を演算する演算部と、位置を特定可能な位置特定情報、および前記演算部により得られた前記指標を、前記位置特定情報および前記指標に基づいて前記基地局の空き容量を推定する推定サーバへ送信する送信部と、を備える無線通信装置。
【選択図】図5

Description

本発明は、無線通信装置、推定サーバ、無線通信方法および推定方法に関する。
2002年より、日本で第3世代と呼ばれる3G方式の携帯電話サービスが開始された。当初は、音声やメールなどの小容量のパケット交換が主なアプリケーションであったが、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)などの導入により、音楽ファイルのダウンロード、あるいは共有動画の視聴など、より大きなサイズのパケットのダウンロードが行われるようになってきた。
また、通信基盤を安価に構成できること、ユーザの嗜好がパケット伝送に移り変わってきていることを背景に、IMS(IP Multimedia Subsystem)を利用するコアネットワークのIP化が行なわれている。
一方、インターネットに代表される固定網が生活に欠かせない通信基盤に成長したことは周知の事実であるが、セキュリティーや安定したQoS(Quality of Service)の確保などの課題も多い。そこで、NGN(Next Generation Network)では、3GPP(Third Generation Partnership Project)で標準化されたIMSを導入することにより、セキュリティー、安定したQoSの確保を実現しようとしている。さらには、同じIMSという仕組みを利用する、シームレスに移動網と固定網を利用可能なFMC(Fixed Mobile Convergence)の実現が期待されている。
また、近日では、GPS(Global Positioning System)を搭載した携帯電話が普及している。さらに、将来的には、複数の無線アクセス方式に対応する携帯電話、および利用する無線アクセス方式をユーザが嗜好に応じて選択できる仕組みの導入が望まれる。なお、特許文献1には、GPSを搭載する移動端末が記載されている。
特開2008−298484号公報
ユーザの嗜好としては、通信費用に関する嗜好や、通信速度に関する嗜好があげられる。例えば、通信費用は高くても通信速度が速いことを望むユーザや、通信速度は遅くても通信費用が安いことを望むユーザなどが想定される。ここで、通信速度は、ユーザが置かれている無線状況(無線の空き容量)に依存する。したがって、時々刻々と変換する無線状況を把握するための技術が重要となる。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、無線通信装置が置かれている無線状況を把握するための、新規かつ改良された無線通信装置、推定サーバ、無線通信方法および推定方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、基地局からスクランブルコードで周波数拡散された無線信号を受信する受信部と、前記受信部により受信された無線信号と複数のスクランブルコードの各々との相関を検出する相関検出部と、前記相関検出部により検出された最も大きい相関と、他の相関との関係を示す指標を演算する演算部と、位置を特定可能な位置特定情報、および前記演算部により得られた前記指標を、前記位置特定情報および前記指標に基づいて前記基地局の空き容量を推定する推定サーバへ送信する送信部と、を備える無線通信装置が提供される。
前記演算部は、前記相関検出部により検出された最も大きい相関と、最も小さい相関との比率を示す前記指標を演算してもよい。
前記無線通信装置は、現在位置を示す前記位置特定情報を取得する取得部をさらに備えてもよい。
前記相関検出部は、前記受信部により受信された無線信号と、周囲の複数の基地局が利用するクランブルコードとの相関を、前記位置特定情報として検出してもよい。
前記受信部は、異なるアクセス網に属する複数の基地局から無線信号を受信してもよい。
前記送信部は、前記位置特定情報および前記指標を、SIPメッセージにより送信してもよい。
前記相関検出部は、前記受信部により受信された無線信号と、3段階セルサーチにおける第2ステップにおいて特定されたスクランブルコードグループに含まれる前記複数のスクランブルコードの各々との相関を検出してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、基地局からOFDMA方式で送信された無線信号を受信する受信部と、前記受信部により受信された無線信号に基づいて、前記基地局が使用し得る全サブキャリアに対する、未使用のサブキャリアの比率を検出する検出部と、位置情報を取得する位置情報取得部と、前記検出部により検出された前記比率および前記位置情報取得部により取得された前記位置情報を、前記基地局の空き容量を推定する推定サーバへ送信する送信部と、を備える無線通信装置が提供される。
前記送信部は、前記位置情報および前記指標を、SIPメッセージにより送信してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、無線通信装置から、無線通信装置が基地局から受信した無線信号と複数のスクランブルコードの各々との相関のうちで最も大きい相関と他の相関との関係を示す指標、および前記無線通信装置の位置を特定可能な位置特定情報を受信する受信部と、前記指標から前記基地局の空き容量を推定する推定部と、前記推定部により推定された空き容量を、前記位置特定情報に基づき、前記無線通信装置と前記基地局との距離が遠くなるほど小さくするように補正する補正部と、を備える推定サーバが提供される。
前記受信部は、前記無線通信装置から、異なるアクセス網に属する複数の基地局の前記指標を受信し、前記推定サーバは、前記無線通信装置のユーザの通信速度または通信費用に対する嗜好を示すユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶部と、各アクセス網を利用した場合の通信費用を示す情報を記憶する通信費用記憶部と、前記基地局の空き容量、前記ユーザ情報、および前記通信費用に基づいていずれかのアクセス網を選択する選択部と、をさらに備えてもよい。
前記通信費用は、対応する基地局の空き容量に応じて可変であってもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、基地局からスクランブルコードで周波数拡散された無線信号を受信するステップと、前記無線信号と複数のスクランブルコードの各々との相関を検出するステップと、最も大きい相関と、他の相関との関係を示す指標を演算するステップと、位置を特定可能な位置特定情報、および前記指標を、前記位置特定情報および前記指標に基づいて前記基地局の空き容量を推定する推定サーバへ送信するステップと、を含む無線通信方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、無線通信装置から、無線通信装置が基地局から受信した無線信号と複数のスクランブルコードの各々との相関のうちで最も大きい相関と他の相関との関係を示す指標、および前記無線通信装置の位置を特定可能な位置特定情報を受信するステップと、前記指標から前記基地局の空き容量を推定するステップと、推定された前記空き容量を、前記位置特定情報に基づき、前記無線通信装置と前記基地局との距離が遠くなるほど小さくするように補正するステップと、を含む推定方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、基地局からスクランブルコードで周波数拡散された無線信号を受信する受信部と、前記受信部により受信された無線信号と複数のスクランブルコードの各々との相関を検出する相関検出部と、位置を特定可能な位置特定情報および前記相関検出部による相関検出結果を、前記相関検出結果のうちで最も大きい相関と他の相関との関係、および前記位置特定情報に基づいて前記基地局の空き容量を推定する推定サーバへ送信する送信部と、を備える無線通信装置が提供される。
以上説明したように本発明にかかる無線通信装置、推定サーバ、無線通信方法および推定方法よれば、無線通信装置が置かれている無線状況を把握することが可能である。
無線通信システムの第1の構成例を示した説明図である。 無線通信システムの第2の構成例を示した説明図である。 無線通信システムの第3の構成例を示した説明図である。 携帯端末のハードウェア構成を示したブロック図である。 第1の構成例にかかる携帯端末を示した機能ブロック図である。 第2の構成例にかかる携帯端末を示した機能ブロック図である。 第3の構成例にかかる携帯端末を示した機能ブロック図である。 第4の構成例にかかる携帯端末を示した機能ブロック図である。 第5の構成例にかかる携帯端末を示した機能ブロック図である。 携帯端末において実行される無線通信方法の流れを示したフローチャートである。 推定サーバの構成を示した説明図である。 複数の基地局の各々からの受信強度に基づいて現在位置を特定する方法を説明するための図である。 推定サーバの第1の動作例を示したフローチャートである。 推定サーバの第2の動作例を示したフローチャートである。 推定サーバの第3の動作例を示したフローチャートである。 推定サーバの第4の動作例を示したフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。例えば、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成を、必要に応じて基地局30A、30Bおよび30Cのように区別する。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。例えば、基地局30A、30Bおよび30Cを特に区別する必要が無い場合には、単に基地局30と称する。
また、以下に示す項目順序に従って当該「発明を実施するための形態」を説明する。
1.無線通信システムの構成
1−1.第1の構成例
1−2.第2の構成例
1−3.第3の構成例
2.携帯端末のハードウェア構成
3.携帯端末の機能構成
3−1.第1の構成例
3−2.第2の構成例
3−3.第3の構成例
3−4.第4の構成例
3−5.第5の構成例
4.携帯端末の動作
5.推定サーバの構成
6.推定サーバの動作
6−1.第1の動作例
6−2.第2の動作例
6−3.第3の動作例
6−4.第4の動作例
7.まとめ
<1.無線通信システムの構成>
まず、図1〜図3を参照し、本発明の実施形態である無線通信システムの第1〜第3の構成例を説明する。
(1−1.第1の構成例)
図1は、無線通信システム1の第1の構成例を示した説明図である。第1の構成例にかかる無線通信システム1は、図1に示したように、推定サーバ10と、携帯端末20と、複数の基地局30A〜30Cと、アクセス網40と、を備える。
アクセス網40は、通信事業者のコアネットワーク、およびコアネットワークと基地局30を接続する回線を含む。基地局30は、アクセス網40に含まれるゲートウェイを介して、推定サーバ10と通信することができる。
基地局30は、携帯端末20による通信を制御する。例えば、基地局30は、携帯端末20から受信したデータを宛先へ向けて中継し、携帯端末20宛てのデータを受信すると当該データを携帯端末20へ送信する。また、基地局30は、周波数分割多重接続(FDMA)、時間分割多重接続(TDMA)、および符号分割多重接続(CDMA)などの無線多重接続を利用して携帯端末30と通信することができる。以下、簡単に符号分割多重接続について説明する。
符号分割多重接続においては、512種類のスクランブルコードが定義されており、各基地局30にいずれかのスクランブルコードが割り当てられている。基地局30は、送信信号を、送信信号の種類や携帯端末20に応じた拡散符号(例えば、チャネライゼーションコード)で周波数拡散し、割り当てられているスクランブルコードでさらに周波数拡散して送信する。なお、送信信号の種類としては、CPICH(Commom Pilot Channel)、Primary−CCPCH(Common Control Physical Channel)、DPCH(Dedicated Physical Channel)、SCH(Synchronization Channel)などがあげられる。
また、SCHには、プライマリSCHおよびセコンダリSCHが含まれる。プライマリSCHおよびセコンダリSCHは、1フレームを構成する15のスロットの各々の先頭区間に配置され、プライマリSCHはCPSC(Primary Synchronization Code)で拡散され、セコンダリSCHはCSSC(Secondary Synchronization Code)で拡散される。
SSCは16種類あり、15のスロットに割当てるために64通りの組み合わせパターンが用意されている。各基地局30は、この64通りのパターンのいずれかが割り当てられており、割り当てられているパターンに従って各スロットにおいてセコンダリSCHを周波数拡散して送信する。なお、512種類のスクランブルコードは64個のグループに区分されており、各グループには64通りのCSSCの組み合わせパターンのいずれかが対応している。
携帯端末20は、基地局30を介し、多様なデータを他の装置と通信することができる。多様なデータとしては、音楽、講演およびラジオ番組などの音楽データや、映画、テレビジョン番組、ビデオプログラム、写真、文書、絵画および図表などの映像データや、ゲームおよびソフトウェアなどがあげられる。
また、図1に示したように携帯端末20が基地局30Aと通信する場合、携帯端末20は、基地局30Aの空き容量を推定するための推定用指標を演算し、現在位置を特定する位置特定情報と共に基地局30A、ゲートウェイ42を介して推定サーバ10へ送信する。このような携帯端末20の詳細な機能については「3.携帯端末の機能構成」において説明する。
なお、図1においては無線通信装置の一例として携帯端末20を示しているが、無線通信装置はかかる例に限定されない。例えば、無線通信装置は、PC(Personal Computer)、家庭用映像処理装置(DVDレコーダ、ビデオデッキなど)、PDA(Personal Digital Assistants)、家庭用ゲーム機器、家電機器などの情報処理装置であってもよい。また、無線通信装置は、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)、携帯用音楽再生装置、携帯用映像処理装置、携帯用ゲーム機器などの情報処理装置であってもよい。
推定サーバ10は、携帯端末20から基地局30およびゲートウェイ42を介して推定用指標および位置特定情報を受信する。そして、推定サーバ10は、受信した推定用指標および位置特定情報を利用して、基地局30の空き容量を推定することができる。このような推定サーバ10の詳細な構成および動作については後述する。
(1−2.第2の構成例)
図2は、無線通信システム2の第2の構成例を示した説明図である。第2の構成例にかかる無線通信システム2は、図2に示したように、推定サーバ10と、携帯端末20と、複数の第1の基地局30Aおよび30Bと、第1のアクセス網40と、複数の第2の基地局50Aおよび50Bと、第2のアクセス網60と、を備える。
第1の基地局30は第1のアクセス網40と接続され、第2の基地局50は第2のアクセス網60と接続される。また、推定サーバ10は、第1の基地局30が属するコアネットワーク内に配置されるゲートウェイ42を介して第1のアクセス網40と接続され、第2の基地局50が属するコアネットワーク内に配置されるゲートウェイ62を介して第2のアクセス網60と接続される。
このような第2の構成例にかかる無線通信システム2においては、携帯端末20は、異なるコアネットワークに属する第1の基地局30Aまたは第2の基地局50Aに対して位置登録を行なうことができる。したがって、携帯端末20は、推定用指標および位置特定情報を、ゲートウェイ42を介して推定サーバ10へ送信することも、ゲートウェイ62を介して推定サーバへ送信することも可能である。
推定サーバ10は、受信した推定用指標および位置特定情報を利用して、第1の基地局30Aの空き容量および第2の基地局50Aの空き容量を推定する。さらに、推定サーバ10は、詳細については後述するが、第1のアクセス網40または第2のアクセス網60のいずれを利用することが携帯端末20に好適であるかを選択することも可能である。
(1−3.第3の構成例)
図3は、無線通信システム3の第3の構成例を示した説明図である。第3の構成例にかかる無線通信システム3は、図3に示したようにIMSに基づいて構成される。具体的には、第3の構成例にかかる無線通信システム3は、携帯端末20と、複数の基地局30A〜30Cと、アクセス網40と、P−CSCF(Proxy−Call Session Control Function)72と、I−CSCF(Interrogating−CSCF)74と、S−CSCF(Serving−CSCF)75と、HSS(Home Subscriber Server)76と、AS(Application Server)78と、を備える。
このような第3の構成例にかかる無線通信システム3においては、携帯端末20は、IMSに従って基地局30を介する通信を行うことができる。また、無線通信システム3においては、例えばS−CSCF75、HSS76およびAS78などが推定サーバ10として機能する。
<2.携帯端末のハードウェア構成>
次に、図4を参照し、携帯端末20のハードウェア構成を説明する。
図4は、携帯端末20のハードウェア構成を示したブロック図である。携帯端末20は、CPU(Central Processing Unit)201と、ROM(Read Only Memory)202と、RAM(Random Access Memory)203と、ホストバス204と、を備える。また、携帯端末20は、ブリッジ205と、外部バス206と、インタフェース207と、入力装置208と、出力装置210と、ストレージ装置(HDD)211と、ドライブ212と、通信装置215とを備える。
CPU201は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って携帯端末20内の動作全般を制御する。また、CPU201は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM202は、CPU201が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM203は、CPU201の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバス204により相互に接続されている。
ホストバス204は、ブリッジ205を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス206に接続されている。なお、必ずしもホストバス204、ブリッジ205および外部バス206を分離構成する必要はなく、一のバスにこれらの機能を実装してもよい。
入力装置208は、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイク、スイッチおよびレバーなどユーザが情報を入力するための入力手段と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU201に出力する入力制御回路などから構成されている。携帯端末20のユーザは、該入力装置208を操作することにより、携帯端末20に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
出力装置210は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置およびランプなどの表示装置を含む。さらに、出力装置210は、スピーカおよびヘッドホンなどの音声出力装置を含む。出力装置210は、例えば、再生されたコンテンツを出力する。具体的には、表示装置は再生された映像データ等の各種情報をテキストまたはイメージで表示する。一方、音声出力装置は、再生された音声データ等を音声に変換して出力する。
ストレージ装置211は、携帯端末20の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置である。ストレージ装置211は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含んでもよい。ストレージ装置211は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)で構成される。このストレージ装置211は、ハードディスクを駆動し、CPU201が実行するプログラムや各種データを格納する。
ドライブ212は、記憶媒体用リーダライタであり、携帯端末20に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ212は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体24に記録されている情報を読み出して、RAM203に出力する。
通信装置215は、例えば、外部と通信するためのインタフェースである。この通信装置215は、基地局30との通信機能およびGPSとの通信機能などを含んでもよい。
<3.携帯端末の機能構成>
続いて、図5を参照して第1の構成例にかかる携帯端末20−1について説明し、図6を参照して第2の構成例にかかる携帯端末20−2について説明し、図7を参照して第3の構成例にかかる携帯端末20−3について説明し、図8を参照して第4の構成例にかかる携帯端末20−4について説明し、図9を参照して第5の構成例にかかる携帯端末20−5について説明する。
(3−1.第1の構成例)
図5は、第1の構成例にかかる携帯端末20−1を示した機能ブロック図である。図5に示したように、第1の構成例にかかる携帯端末20−1は、通信部220と、セルサーチ用相関検出部230と、指標演算部240と、GPS受信部250と、パケット通信制御部260と、を備える。この第1の構成例にかかる携帯端末20−1は、例えば、第1の構成例にかかる無線通信システム1に適合する。
通信部220は、基地局30とのインターフェースであって、基地局30から送信された無線信号を受信する受信部、および基地局30へ無線信号を送信する送信部の機能を有する。なお、本構成例においては、通信部220が基地局30からCDMAに従って周波数拡散された無線信号を受信する場合を想定する。また、通信部220によりk個の基地局30から受信される無線信号は、以下の数式1のように表現される。
Figure 2011010267
数式1の右辺第1項はk個の基地局30からのCPICHを示し、第2項はk個の基地局からのPrimary−CCPCHを示し、第3項はCチャネルのDPCHを示し、第4項はSCHを示し、第5項は背景雑音を示す。また、Ck,0はコンポジットの拡散コードであり、Csc,kというスクランブルコードと、Cch,0というチャネライゼーションコードで拡散されている。
セルサーチ用相関検出部230(相関検出部)は、通信部220により受信される無線信号に基づいて3段階セルサーチを行なうことにより、最も相関出力の大きいスクランブルコード、すなわち最も伝播損失の少ない基地局30を特定することができる。以下、簡単に3段階セルサーチについて説明する。
まず、セルサーチ用相関検出部230は、受信信号とCpscとの相関を検出し、プライマリSCHの受信タイミングを検出する(第1ステップ)。そして、セルサーチ用相関検出部230は、第1ステップで検出したプライマリSCHの受信タイミングを用いて、64通りのCSSCの組み合わせパターンのうちで受信信号との相関が最も高いパターンを検出する(第2のステップ)。その結果、スクランブルコードグループが特定され、フレーム単位の同期が確保される。その後、セルサーチ用相関検出部230は、特定したスクランブルコードグループに含まれる8種類のスクランブルコードの各々と受信信号との相関検出を行い、最も相関出力が大きかったスクランブルコードを特定する(第3ステップ)。なお、Primary−CCPCHおよびDPCHは、チャネライゼーションコードが異なるため、周波数拡散されたままである。
指標演算部240(演算部)は、セルサーチ用相関検出部230によりセルサーチの過程で得られる相関出力を利用し、基地局30の空き容量を推定するための推定用指標を演算する。以下、指標演算部240による演算の一例を説明する。
セルサーチの第3ステップにおいて、他の7種類のスクランブルコードに対する相関検出では、CPICH、Primary−CCPCHおよびDPCHがそれぞれ拡散されたまま多重されている信号として検出される。ここで、シンボルレートに対する拡散符号のチップレートの比をSF(Spreading Factor)とすると、相関出力として、拡散により平均的に1/SFとなる値が検出される。
ここで、多重されるDPCHの数(すなわち、基地局30に属するユーザ数)、あるいは、HS−DSCHの数(すなわち、HSDPAにおいて複数のユーザーが共有する高速下り共有チャンネルの数)が多くなると、各DPCH、あるいは、各HS−DSCHは拡散されているものの上記のように相関出力を少なからず増加させるので、他の7種類のスクランブルコードに対する相関出力が大きくなると考えられる。同様に、他のセルからの干渉が大きくなると、他のセルからの干渉波も相関出力を増加させるので、他の7種類のスクランブルコードに対する相関出力が大きくなると考えられる。したがって、特定されたスクランブルコードに対する相関出力をa、他の7種類のスクランブルコードに対する相関出力の最小値をbとすると、基地局30に属するユーザ数が増えて空き容量が減少するにつれ、または他のセルからの干渉が大きくなるにつれ、b/aが大きくなると考えられる。
そこで、指標演算部240は、空き容量を推定するための推定用指標として上記のb/aを演算する。なお、最も大きい相関出力と他の相関出力の関係を示す指標であれば上記の推定用指標として有効であるため、推定用指標は上記のb/aに限定されない。例えば、指標演算部240は、推定用指標として、他の7種類のスクランブルコードに対する相関出力の平均値c/aを演算してもよい。
GPS受信部250は、人工衛星から送信されるGPS信号を受信して復号することにより、携帯端末20の現在位置を示す位置情報を取得する取得部として機能する。なお、GPS受信部250により得られる位置情報は、位置を特定可能な位置特定情報の下位概念に相当する。
パケット通信制御部260は、指標演算部240により得られた推定用指標、およびGPS受信部250により得られた位置特定情報を、基地局30の属するコアネットワーク内のゲートウェイ42を介して、コアネットワーク外の推定サーバ10へ送信する。その結果、推定サーバ10が、推定用指標および位置特定情報に基づいて例えば基地局30の空き容量を推定することが可能となる。
(3−2.第2の構成例)
図6は、第2の構成例にかかる携帯端末20−2を示した機能ブロック図である。図6に示したように、第2の構成例にかかる携帯端末20−2は、通信部220と、セルサーチ用相関検出部230と、指標演算部240と、パケット通信制御部260と、を備える。この第2の構成例にかかる携帯端末20−2は、例えば、第1の構成例にかかる無線通信システム1に適合する。
セルサーチ用相関検出部230は、第1の構成例と同様に3段階セルサーチを行い、指標演算部240は、3段階セルサーチの過程で得られるスクランブルコードごとの相関出力に基づき推定用指標を演算する。
また、携帯端末20−2には、初期セルサーチ、間欠受信時の周辺セルサーチの段階で、BCH(報知情報チャンネル)、またはPCH(ページング・チャンネル)により、周辺セルのスクランブルコードおよびタイミング差が与えられる
そこで、セルサーチ用相関検出部230は、周辺セルに割り振られた各スクランブルコードに対する相関検出を行うことにより、複数の基地局30の各々からの受信強度として、複数のスクランブルコードの各々に対する相関出力を得ることができる。
ここで、複数の基地局30の各々からの受信強度の組み合わせは、携帯端末20−2の位置に応じて異なる。すなわち、複数の基地局30の各々からの受信強度に基づいて携帯端末20−2の位置を特定することが可能であるため、複数の基地局30の各々からの受信強度は位置特定情報として利用可能である。なお、複数の基地局30の各々からの受信強度に基づく位置推定の具体的方法については、「5.推定サーバの構成」において説明する。
パケット通信制御部260は、指標演算部240により得られた推定用指標、およびセルサーチ用相関検出部230により位置特定情報として得られた複数の基地局30の各々からの受信強度を、基地局30の属するコアネットワーク内のゲートウェイ42を介して、コアネットワーク外の推定サーバ10へ送信する。その結果、推定サーバ10が、推定用指標および位置特定情報に基づいて例えば基地局30の空き容量を推定することが可能となる。
(3−3.第3の構成例)
近日、3G方式携帯電話でのパケット送受信の高速化を目的としたLTE(Long Term Evolution)の策定が行なわれ、2010年頃のサービス開始が予定されている。LTEでは、ダウンリンクにOFDM、アップリンクにSC(Single Carrier)−FDMを採用し、さらには、MIMO(Multiple input multiple output)を併用することで、ダウンリンクで最大100Mbps、アップリンクで最大50Mbpsを実現する。よって、本格的な無線高速パケット通信を実現するシステムとして期待されている。
以下に説明する第3構成例にかかる携帯端末20−3は、例えば、上記のLTEを利用する第1の構成例にかかる無線通信システム1に適合するものである。
図7は、第3の構成例にかかる携帯端末20−3を示した機能ブロック図である。図7に示したように、第3の構成例にかかる携帯端末20−3は、通信部220と、GPS受信部250と、未使用サブキャリア率検出部270と、を備える。
通信部220は、基地局30とのインターフェースであって、基地局30から送信された無線信号を受信する受信部、および基地局30へ無線信号を送信する送信部の機能を有する。なお、本構成例においては、上述の通り、通信部220が基地局30からOFDMA信号を受信する場合を想定する。
GPS受信部250は、第1の構成例と同様に、人工衛星から送信されるGPS信号を受信して復号することにより、携帯端末20−3の現在位置を示す位置情報を取得する取得部として機能する。なお、GPS受信部250により得られる位置情報は、位置を特定可能な位置特定情報の下位概念に相当する。
未使用サブキャリア率検出部270は、PDSCH(Physical Downlink Shared CHannel)がマッピングされるOFDMシンボル内の全サブキャリアの内、通信リソースとして使用されていないサブキャリア数の比率(未使用サブキャリア率)を検出する。未使用サブキャリア率検出部270による未使用サブキャリア率の検出頻度は、消費電力と検出精度とのトレードオフで決定される。
なお、基地局30は、干渉問題を低減するために、使用していないリソースに対しては、サブキャリアをヌルにして運用すると考えられる。したがって、未使用サブキャリア率検出部270は、サブキャリアごとの電力を検出することで、使用していないリソースを判別することができると考えられる。
ここで、携帯端末20−3の基本的な動作の流れを説明する。携帯端末20−3は、最も伝播損失の少ない基地局30に対してセルサーチを行い、PSS(Primary Synchronization Signal)、SSS(Secondary Synchronization Signal)との同期を獲得する過程で、物理セルID(Physical cell ID)を特定することができる。
さらに、携帯端末20−3は、PBCH(Physical Broadcast Channel)をデコードすることにより、基地局30から報知されるシステム帯域等の情報を得る。そして、携帯端末20−3は、基地局30に対して位置登録等を行った後、自ら通信を開始する、あるいは、ページングを受けるまでは待ち受け状態(RRC_IDLE state)となる。なお、携帯端末20−3は、待ち受け状態時、定期的により良い状態のセルをサーチすること、PDCCHにより通知されるページングの有無を確認することを間欠受信期間にて行なってもよい。
また、携帯端末20−3は、セルの再選択のために、サービング・セル(既にキャンプしているセル)、周辺セルに関して受信品質の測定を行なう。具体的には、携帯端末20−3は、セル固有のRS(Reference Signal)を受信し、そのパワー平均RSRP(Reference Signal Received Power)を求めることにより受信品質を測定する。また、R−criterionという指標が定義され、サービング・セル、周辺セルに対するR−criterion R、Rは以下の数式2および数式3のように表現される。
Figure 2011010267
Figure 2011010267
ここで、Qhyst,sは、R−criterionの順位付けのためにヒステリシスの度合いを制御するパラメータである。Qoff_s,nは、サービング・セル、周辺セル間に適用されるオフセット量である。
次に、携帯端末20−3は、ページングの有無を確認するために、制御情報を送信するための物理チャンネルであるPDCCHをデコードする。PDCCHは、14シンボルで構成される各サブフレームの先頭の3シンボルに割り当てられているので、待ち受け状態での携帯端末20−3は、間欠受信期間にこの3シンボルをデコードすることでページングの有無を確認することができる。
PDCCHのデコードを効率よく行なうために、全ての携帯端末に対して送られるPDCCHをマッピングするCommonサーチスペースと特定の携帯端末に対して送られるPDCCHをマッピングするUE−Specificサーチスペースがこの3シンボルのリソース領域内に定義されている。ページング情報は、Commonサーチスペースにマッピングされて送られるので、待ち受け時の携帯端末20−3は、少なくともCommonサーチスペースをデコードすればよいと考えられる。
なお、間欠受信の周期DRXは、サービング・セルから報知されるページング・パラメータを処理し、携帯端末20−3側で決定する。携帯端末20−3は、この周期DRXに従って、上記のページングの有無を検出すると共に、セルの再選択の動作を行うことができる。例えば、携帯端末20−3は、サービング・セルの品質がある閾値以下になった場合、周辺セルの測定頻度を周期DRXより頻繁に行ない、圏外になるリスクを低減する。
また、RSRPの測定には、仕様上、セル固有のRSを用いることが定義されているだけであり、周波数方向にマッピングされたRSの内のいくつのRSを使用するか、時間方向にマッピングされたRSの内のいくつのRSを使用するかは、実装次第である。
したがって、未使用サブキャリア率検出部270は、基本的には、消費電力を考慮した上で、RSRPの測定とは独立して、定期的に未使用サブキャリア率の検出を行なう。一方、未使用サブキャリア率検出部270は、PDSCHがマッピングされる領域、かつ、周波数方向にマッピングされたRSを全て使用してRSRPの測定を行なう場合には、未使用サブキャリア率の検出を当該RSRP測定と合わせて行うこともできる。
パケット通信制御部260は、GPS受信部250により得られた位置特定情報、および未使用サブキャリア率検出部270により推定用指標として得られた未使用サブキャリア率を、基地局30の属するコアネットワーク内のゲートウェイ42を介して、コアネットワーク外の推定サーバ10へ送信する。その結果、推定サーバ10が、推定用指標および位置特定情報に基づいて例えば基地局30の空き容量を推定することが可能となる。
なお、このパケット通信制御部260をIMSに対応するために機能するIMS対応部と置き換えれば、図3に示した第3の構成例にかかる無線通信システム3に携帯端末20−3を適用することも可能である。
(3−4.第4の構成例)
図8は、第4の構成例にかかる携帯端末20−4を示した機能ブロック図である。図8に示したように、第4の構成例にかかる携帯端末20−4は、通信部220と、セルサーチ用相関検出部230と、指標演算部240と、パケット通信制御部260と、を備える。この第4の構成例にかかる携帯端末20−4は、例えば、第2の構成例にかかる無線通信システム2に適合する。
この携帯端末20−4は、第1の基地局30および第2の基地局50いずれに対しても位置登録をすることができる。したがって、セルサーチ用相関検出部230および指標演算部240は、第1の基地局30に対するセルサーチを行う段階で第1の基地局30の空き容量を推定するための推定用指標を取得し、第2の基地局50に対するセルサーチを行う段階で第2の基地局50の空き容量を推定するための推定用指標を取得できる。
GPS受信部250は、第1の構成例と同様に、人工衛星から送信されるGPS信号を受信して復号することにより、携帯端末20−4の現在位置を示す位置情報(位置特定情報)を取得する取得部として機能する。
パケット通信制御部260は、GPS受信部250により得られた位置特定情報、および指標演算部240により得られた第1の基地局30の空き容量を推定するための推定用指標を、第1の基地局30の属するコアネットワーク内のゲートウェイ42を介して、推定サーバ10へ送信する。同様に、パケット通信制御部260は、GPS受信部250により得られた位置特定情報、および指標演算部240により得られた第2の基地局50の空き容量を推定するための推定用指標を、第2の基地局50の属するコアネットワーク内のゲートウェイ62を介して、推定サーバ10へ送信する。その結果、推定サーバ10が、推定用指標および位置特定情報に基づいて、第1の基地局30および第2の基地局50の双方の空き容量を推定することが可能となる。
(3−5.第5の構成例)
図9は、第5の構成例にかかる携帯端末20−5を示した機能ブロック図である。図9に示したように、第5の構成例にかかる携帯端末20−5は、通信部220と、セルサーチ用相関検出部230と、指標演算部240と、IMS対応部280と、を備える。この第5の構成例にかかる携帯端末20−5は、例えば、第3の構成例にかかる無線通信システム3に適合する。
セルサーチ用相関検出部230は、第1の構成例と同様に3段階セルサーチを行い、指標演算部240は、3段階セルサーチの過程で得られるスクランブルコードごとの相関出力に基づき推定用指標を演算する。
GPS受信部250は、第1の構成例と同様に、人工衛星から送信されるGPS信号を受信して復号することにより、携帯端末20−5の現在位置を示す位置情報(位置特定情報)を取得する取得部として機能する。
IMS対応部280は、例えばSIPメッセージによる通信を制御する。IMSにおいては、制御用通信網とメディア用通信網は完全に分離しており、IMS認証後においては、SIPメッセージを交換するための制御用通信網には無線リソースが常に割当てられている。すなわち、IMSにおいては、SIPメッセージが携帯端末20−5からS−CSCF75へ届く信頼性が高い。また、SIPメッセージには、テキスト形式のメッセージなど、多様な種類のメッセージボディを複数含めることが可能である。
そこで、IMS対応部280は、GPS受信部250により得られた位置特定情報、および指標演算部240により得られた推定用指標を、SIPメッセージのメッセージボディに追加してもよい。そして、IMS対応部280は、このSIPメッセージを、基地局30およびP−CSCF72を介して、ホームネットワーク側のS−CSCF75、HSS76、またはAS78に送信することが可能となる。なお、IMS対応部280は、位置特定情報および推定用指標を暗号化してSIPメッセージのメッセージボディに追加してもよい。
<4.携帯端末の動作>
以上、図5〜図9を参照し、携帯端末20の構成例を説明した。続いて、携帯端末20において実行される無線通信方法の流れを図10を参照して説明する。
図10は、携帯端末20において実行される無線通信方法の流れを示したフローチャートである。図10に示したように、通信部220が基地局30から無線信号を受信し(S282)、通信部220により受信された無線信号に基づいてセルサーチ用相関検出部230が3段階セルサーチを行う(S284)。
そして、指標演算部240は、3段階セルサーチの過程で得られる複数のスクランブルコードの相関出力の大きさに基づき、基地局30の空き容量を推定するための推定用指標を演算する(S286)。一方、GPS受信部250は、人工衛星から送信されるGPS信号を受信して復号することにより、携帯端末20の現在位置を示す位置情報(位置特定情報)を取得する(S288)。
このようにして指標演算部240により得られた推定用指標、およびGPS受信部250により得られた位置特定情報を、パケット通信制御部280が通信部220を介して推定サーバ10へ送信する(S290)。
<5.推定サーバの構成>
次に、図11および図12を参照し、推定サーバ10の構成を説明する。
図11は、推定サーバ10の構成を示した説明図である。図11に示したように、推定サーバ10は、通信部110と、1次空き容量推定部120と、位置特定部130と、空き容量補正部140と、記憶部150と、アクセス網選択部160と、を備える。また、この推定サーバ10は、図1〜図3に示した無線通信システムの第1〜第3の構成例に適合する。
通信部110は、携帯端末20とのインターフェースであって、例えば、携帯端末20から送信された推定用指標や位置特定情報などをアクセス網40を介して受信する受信部として機能する。
1次空き容量推定部120(推定部)は、通信部110により受信された推定用指標から、携帯端末20が位置登録するセル(基地局30)の空き容量を1次推定する。例えば、推定用指標が上述したb/aである場合、他の携帯端末に割当てられるチャンネルであるDPCHの多重数が増えるにつれて推定用指標も大きくなる。したがって、1次空き容量推定部120は、推定用指標b/aから1次的に基地局30の空き容量を推定することができる。より具体的には、1次空き容量推定部120は、デジタル的な複数の段階のうちで、推定用指標b/aが小さいほど(空き容量が大きいほど)高い段階を、基地局30の空き容量として推定してもよい。
なお、推定用指標b/aは、基地局30と携帯端末20−1との距離に依存せず一定の値になると予想される。例えば、受信回路においてAGCが作用しない場合、上記の相関出力aおよびbの各々は、基地局30と携帯端末20−1との距離が長くなるにつれて小さな値になるが、同じ割合で小さくなるので、推定用指標b/aは基地局30と携帯端末20−1との距離に依存せず一定の値になると考えられる。一方、受信回路においてAGCが作用する場合、基地局30が同じ信号を送信していれば、相関出力aおよびbは理想的にはいずれも一定になるので、推定用指標b/aも一定の値になる。
また、携帯端末20−1の受信回路のノイズフロアが推定用指標b/aに基づいて推定される基地局30の空き容量に与える影響は、携帯端末20−1と基地局30との距離に応じて異なる。具体的には、携帯端末20−1が基地局30から離れるほど、受信回路のノイズフロアに起因し、基地局30の空き容量が実際の空き容量より少なく推定されてしまう。これは、受信回路のノイズフロアがランダムな信号であるため、携帯端末20−1が基地局30から離れるほど、ノイズフロアがbの値を大きくするよう作用するからである。しかし、基地局30との距離が遠くてセルエッジに存在する通信端末20−1の通信環境は劣悪であるので、基地局30の空き容量を実際の空き容量より少なく推定しても悪影響は限定的であると考えられる。
位置特定部130は、通信部110により受信された位置特定情報に基づいて、携帯端末20の現在位置を特定する。一例として、位置特定部130は、位置特定情報が「3−2.第2の構成例」において説明した複数の基地局30の各々からの受信強度である場合、以下の方法により携帯端末20の現在位置を特定する。
図12は、複数の基地局30の各々からの受信強度に基づいて現在位置を特定する方法を説明するための図である。なお、説明の便宜上、セクタの概念は含めていない。図12に示したように、基地局30Aからの送信電力、送信アンテナの絶対利得をそれぞれW、G、基地局30Bからの送信電力、送信アンテナの絶対利得をそれぞれW、G、基地局30Cからの送信電力、送信アンテナの絶対利得をそれぞれW、Gとする。
また、基地局30A〜30Cの座標は既知で、基地局30Aの座標をA(0,0)、基地局30Bの座標をB(a,b)、基地局30Cの座標をC(c, d)とし、携帯端末20が位置する座標をX(x,y)とする。また、A点、B点、C点からX点までの距離の比が既知であるとする。さらに、A点からX点までの距離を変数zとし、zに対するB点からX点までの距離の2乗の比をα、C点からX点までの距離の2乗の比をβとすると、以下の数式4〜6が導かれる。
Figure 2011010267
Figure 2011010267
Figure 2011010267
ここで、a,b,c,d,α(>1),β(>1)は既知の値で、x,y,zが変数である。上記の数式4および5から以下の数式7が導かれ、数式5および6から以下の数式8が導かれる。
Figure 2011010267
Figure 2011010267
数式7は、中心が(a/(1−α),b/(1−α))であり、半径が右辺の平方根である円の軌跡を示す。同様に、数式8は、中心が(c/(1−β),d/(1−β))であり、半径が右辺の平方根である円の軌跡を示す。よって、数式4〜6を満たす(x,y)は、数式7および8により示される2つの円の軌跡の交点に該当する。
一方、X(x,y)における基地局30A、基地局30B、基地局30Cからの受信電力密度P、P、Pは、以下の数式9〜11のように表現される。
Figure 2011010267
Figure 2011010267
Figure 2011010267
ここで、W=W=W、G=G=Gとすると、数式9〜数式11より、以下の数式12および13が得られる。
Figure 2011010267
Figure 2011010267
以上の数式12および13により、α、βが既知の値となる。なお、基地局30A〜30Cの送信出力W、W、Wが異なる場合でも、BCHにより基地局30A〜30Cの送信出力に関する情報が通知されていれば、各基地局30からX(x,y)までの距離の比を求めることができる。BCHによりCPICHの送信出力が通知されている場合も同様である。
位置特定部130は、上記の演算に基づき、位置特定情報としての複数の基地局30の各々からの受信強度から、携帯端末20の現在位置を特定することができる。なお、位置特定情報が緯度経度を示す位置情報である場合、位置特定部130は特段の演算を行わなくてよい。
ここで、図11を参照して推定サーバ10の構成の説明に戻ると、上述したように、1次空き容量推定部120は、例えば推定用指標b/aに基づいて基地局30の空き容量を推定する。ただし、基地局30は、携帯端末20が基地局30から離れるにつれ、携帯端末20に割当てるDPCHの振幅を大きく設定するため、bの値が大きくなる。すなわち、基地局30の空き容量に対して推定用指標b/aが有する意味合いは、携帯端末20の位置によって異なる。
以下、携帯端末20と基地局30との距離が、推定用指標b/aに基づいて推定される基地局30の空き容量に与える影響について、より詳細に説明する。推定サーバ10が、これから通信を開始しようとする携帯端末20から受信した推定用指標b1/a1に基づいて基地局30の空き容量を推定したとする。ここで、携帯端末20が基地局30の近くに存在する場合、基地局30はこの通信端末20へのDPCHを小さい電力で多重送信することができる。したがって、基地局30の近くに存在するこの携帯端末20への信号送信開始が基地局30の空き容量(混雑度)に与える影響は少ない。すなわち、基地局30の近くに存在する携帯端末20への信号送信開始による基地局30の空き容量の減少量は小さい。
一方、携帯端末20が基地局30の遠くに存在する場合、基地局30はこの通信端末20へのDPCHを大きな電力で多重送信することになる。したがって、基地局30の遠くに存在するこの携帯端末20への信号送信開始が基地局30の空き容量(混雑度)に与える影響は大きい。すなわち、基地局30の遠くに存在する携帯端末20への信号送信開始による基地局30の空き容量の減少量は大きい。
そこで、空き容量補正部140(補正部)は、1次空き容量推定部120により推定された基地局30の空き容量を、携帯端末20と基地局30の間の距離を利用して補正する。具体的には、空き容量補正部140は、携帯端末20と基地局30の間の距離が長いほど、1次空き容量推定部120により推定された基地局30の空き容量を小さな値に補正してもよい。なお、携帯端末20と基地局30の間の距離は、位置特定部130により特定される携帯端末20の位置と、基地局30の既知の設置位置の差分から求めることができる。
記憶部150は、ユーザ情報、履歴情報、通信費用情報、および空き容量情報などを記憶する記憶媒体である。なお、記憶部150(ユーザ情報記憶部、通信費用記憶部)は、不揮発性メモリ、磁気ディスク、光ディスク、およびMO(Magneto Optical)ディスクなどの記憶媒体であってもよい。不揮発性メモリとしては、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)があげられる。また、磁気ディスクとしては、ハードディスクおよび円盤型磁性体ディスクなどがあげられる。また、光ディスクとしては、CD(Compact Disc、DVD−R(Digital Versatile Disc Recordable)およびBD(Blu−Ray Disc(登録商標))などがあげられる。
アクセス網選択部160(選択部)は、図2に示したように携帯端末20が複数のアクセス網を利用可能である場合、空き容量補正部140により補正された空き容量や、記憶部150に記憶されている各種情報に基づき、携帯端末20に適するアクセス網を選択する。当該選択の具体例は、「6−3.第3の動作例」および「6−4.第4の動作例」において説明する。
<6.推定サーバの動作>
以上、図11および図12を参照して推定サーバ10の構成を説明した。続いて、図13〜図16を参照し、推定サーバ10の第1の動作例〜第4の動作例を説明する。
(6−1.第1の動作例)
図13は、推定サーバ10の第1の動作例を示したフローチャートである。図13に示したように、まず、推定サーバ20の通信部110が携帯端末20から推定用指標および位置特定情報を受信すると(S310)、1次空き容量推定部120が、推定用指標に基づいて基地局30の空き容量を1次的に推定する(S320)。また、位置特定情報が緯度経度そのものを示す位置情報でない場合、位置特定部130が位置特定情報に基づいて携帯端末20の現在位置を特定する(S330)。その後、空き容量補正部140が、1次空き容量推定部120により推定された空き容量を、携帯端末20と基地局30の間の距離を利用して補正する(S340)。
(6−2.第2の動作例)
図14は、推定サーバ10の第2の動作例を示したフローチャートである。図14に示したように、第2の動作例は、第1の動作例に示したS310〜S340の処理の後に、空き容量を履歴情報に基づいてさらに補正する処理を含む(S350)。履歴情報は、記憶部150に記憶されており、多くの携帯端末の位置情報の空き容量に対する影響の履歴、実際に得られたQoSに関する履歴などの情報である。空き容量補正部140は、S340において位置情報を利用して補正した空き容量を、この履歴情報を利用してさらに補正する。例えば、履歴情報が、以前に推定した空き容量とQoSの関係を含み、当該QoSが、推定した空き容量から予想されるQoSを下回っていたとする。この場合、実際の空き容量は推定した空き容量より小さかったものと考えられるので、空き容量補正部140は、空き容量を小さくなるように補正してもよい。
(6−3.第3の動作例)
図15は、推定サーバ10の第3の動作例を示したフローチャートである。図15に示したように、第3の動作例は、第1の動作例に示したS310〜S340の処理の後に、空き容量の保存(S360)、およびアクセス網の選択(S370)を含む。
具体的には、S340において空き容量補正部140により補正された空き容量が、記憶部150に保存される(S360)。また、記憶部150は、携帯端末20のユーザの通信に対する嗜好を示すユーザ情報を記憶している。このユーザ情報として、ユーザが低費用を望むことを示すコスト重視や、ユーザが高速通信を望むことを通信速度重視などが設定される。このユーザ情報は、携帯端末20に対するユーザ操作に基づいて設定されてもよい。さらに、記憶部150は、アクセス網ごとの通信費用を示す通信費用情報を記憶している。通信費用情報としては、例えば、単位時間あたりの通信費用を示す情報や、単位データ量あたりの通信費用を示す情報などが想定される。
そして、アクセス網選択部160は、記憶部150が記憶している空き容量、ユーザ情報および通信費用情報に基づき、携帯端末20のユーザに適するアクセス網を選択する(S370)。例えば、携帯端末20に対応するユーザ情報にコスト重視が設定されている場合、アクセス網選択部160は、通信費用情報を参照し、最も通信費用の安いアクセス網を選択し、携帯端末20に通知する。一方、携帯端末20に対応するユーザ情報に通信速度重視が設定されている場合、アクセス網選択部160は、記憶部150が記憶しているアクセス網ごとの空き容量を参照し、最も空き容量が大きいアクセス網を選択し、携帯端末20に通知する。なお、ユーザ情報には、ある容量以上のパケットをダウンロードする場合には通信速度重視を設定し、それ以外の場合にはコスト重視を設定するなど、条件に応じてユーザの嗜好を設定することも可能である。
(6−4.第4の動作例)
図16は、推定サーバ20の第4の動作例を示したフローチャートである。図16に示したように、第4の動作例は、第1の動作例に示したS310〜S340の処理の後に、空き容量の保存(S360)、およびアクセス網の選択(S380)を含む。
具体的には、S340において空き容量補正部140により補正された空き容量が、記憶部150に保存される(S360)。また、本動作例においては、通信費用が空き容量に応じて変化することを想定しており、記憶部150は、空き容量ごとの通信費用を示す可変費用情報を記憶する。
そして、アクセス網選択部160は、記憶部150が記憶している空き容量、ユーザ情報および可変費用情報に基づき、携帯端末20のユーザに適するアクセス網を選択する(S380)。具体的には、アクセス網選択部160は、アクセス網ごとの空き容量に応じた通信費用を取得し、携帯端末20に対応するユーザ情報にコスト重視が設定されている場合、最も通信費用の安いアクセス網を選択し、携帯端末20に通知する。一方、携帯端末20に対応するユーザ情報に通信速度重視が設定されている場合、アクセス網選択部160は、記憶部150が記憶しているアクセス網ごとの空き容量を参照し、最も空き容量が大きいアクセス網を選択し、携帯端末20に通知する。
<7.まとめ>
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
・推定サーバ10が、携帯端末20が位置登録する基地局30の空き容量を、他の携帯端末に割当てられているDPCHの相対振幅比(b/a)の概算値に基づいて推定することが可能となる。
・さらに、推定サーバ10が推定した基地局30の空き容量を携帯端末20に通知することにより、携帯端末20が、位置登録した基地局30の空き容量を把握することが可能となる。
・また、第2の構成例に示したように携帯端末20にGPS機能が搭載されていない場合、またはGPS機能を利用できない場所に携帯端末20が位置する場合であっても、推定サーバ10は、携帯端末20の位置を特定することができる。
・また、推定サーバ10は、携帯端末20のユーザの嗜好に応じ、現時点でユーザに適するアクセス網を選択することができる。さらに、推定サーバ10は、需要と供給の関係により通信費用が変化する場合であっても、変化する通信費用に応じて適切なアクセス網を選択することが可能である。
・また、第3の無線通信システム3のようにIMSに従ってシステムを構成することにより、携帯端末20がSIPメッセージを利用して推定サーバ10(S−CSCF75、AS78など)と通信することが可能となる。
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記では、携帯端末20がスクランブルコードの相関出力に基づいて推定用指標を演算し、この推定用指標を推定サーバ10に報告する例を説明したが、本発明はかかる例に限定されない。変形例として、携帯端末20は特定のスクランブルコードグループを構成する複数のスクランブルコードの相関出力を推定サーバ10に報告し、推定サーバ10が報告された相関出力に基づいて推定用指標を演算し、推定用指標から基地局30の空き容量を推定してもよい。
また、本明細書の推定サーバ10および携帯端末20の処理における各ステップは、必ずしもシーケンス図またはフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、推定サーバ10および携帯端末20の処理における各ステップは、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)を含んでもよい。
また、推定サーバ10および携帯端末20に内蔵されるCPU201、ROM202およびRAM203などのハードウェアを、上述した推定サーバ10および携帯端末20の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。
1、2、3 無線通信システム
10 推定サーバ
20、20−1、20−2、20−3、20−4、20−5 携帯端末
30、30A、30B、30C 基地局
40 アクセス網
42、62 ゲートウェイ
50、50A、50B 第2の基地局
60 第2のアクセス網
110、220 通信部
120 1次空き容量推定部
130 位置特定部
140 空き容量補正部
150 記憶部
160 アクセス網選択部
230 セルサーチ用相関検出部
240 指標演算部
250 GPS受信部
260 パケット通信制御部
270 未使用サブキャリア率検出部
280 IMS対応部

Claims (15)

  1. 基地局からスクランブルコードで周波数拡散された無線信号を受信する受信部と;
    前記受信部により受信された無線信号と複数のスクランブルコードの各々との相関を検出する相関検出部と;
    前記相関検出部により検出された最も大きい相関と、他の相関との関係を示す指標を演算する演算部と;
    位置を特定可能な位置特定情報、および前記演算部により得られた前記指標を、前記位置特定情報および前記指標に基づいて前記基地局の空き容量を推定する推定サーバへ送信する送信部と;
    を備える、無線通信装置。
  2. 前記演算部は、前記相関検出部により検出された最も大きい相関と、最も小さい相関との比率を示す前記指標を演算する、請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記無線通信装置は、現在位置を示す前記位置特定情報を取得する取得部をさらに備える、請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 前記相関検出部は、前記受信部により受信された無線信号と、周囲の複数の基地局が利用するクランブルコードとの相関を、前記位置特定情報として検出する、請求項2に記載の無線通信装置。
  5. 前記受信部は、異なるアクセス網に属する複数の基地局から無線信号を受信する、請求項2に記載の無線通信装置。
  6. 前記送信部は、前記位置特定情報および前記指標を、SIPメッセージにより送信する、請求項2〜5に記載の無線通信装置。
  7. 前記相関検出部は、前記受信部により受信された無線信号と、3段階セルサーチにおける第2ステップにおいて特定されたスクランブルコードグループに含まれる前記複数のスクランブルコードの各々との相関を検出する、請求項2〜5に記載の無線通信装置。
  8. 基地局からOFDMA方式で送信された無線信号を受信する受信部と;
    前記受信部により受信された無線信号に基づいて、前記基地局が使用し得る全サブキャリアに対する、未使用のサブキャリアの比率を検出する検出部と;
    位置情報を取得する位置情報取得部と;
    前記検出部により検出された前記比率および前記位置情報取得部により取得された前記位置情報を、前記基地局の空き容量を推定する推定サーバへ送信する送信部と;
    を備える、無線通信装置。
  9. 前記送信部は、前記位置情報および前記指標を、SIPメッセージにより送信する、請求項8に記載の無線通信装置。
  10. 無線通信装置から、無線通信装置が基地局から受信した無線信号と複数のスクランブルコードの各々との相関のうちで最も大きい相関と他の相関との関係を示す指標、および前記無線通信装置の位置を特定可能な位置特定情報を受信する受信部と;
    前記指標から前記基地局の空き容量を推定する推定部と;
    前記推定部により推定された空き容量を、前記位置特定情報に基づき、前記無線通信装置と前記基地局との距離が遠くなるほど小さくするように補正する補正部と;
    を備える、推定サーバ。
  11. 前記受信部は、前記無線通信装置から、異なるアクセス網に属する複数の基地局の前記指標を受信し、
    前記推定サーバは、
    前記無線通信装置のユーザの通信速度または通信費用に対する嗜好を示すユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶部と;
    各アクセス網を利用した場合の通信費用を示す情報を記憶する通信費用記憶部と;
    前記基地局の空き容量、前記ユーザ情報、および前記通信費用に基づいていずれかのアクセス網を選択する選択部と;
    をさらに備える、請求項10に記載の推定サーバ。
  12. 前記通信費用は、対応する基地局の空き容量に応じて可変である、請求項11に記載の推定サーバ。
  13. 基地局からスクランブルコードで周波数拡散された無線信号を受信するステップと;
    前記無線信号と複数のスクランブルコードの各々との相関を検出するステップと;
    最も大きい相関と、他の相関との関係を示す指標を演算するステップと;
    位置を特定可能な位置特定情報、および前記指標を、前記位置特定情報および前記指標に基づいて前記基地局の空き容量を推定する推定サーバへ送信するステップと;
    を含む、無線通信方法。
  14. 無線通信装置から、無線通信装置が基地局から受信した無線信号と複数のスクランブルコードの各々との相関のうちで最も大きい相関と他の相関との関係を示す指標、および前記無線通信装置の位置を特定可能な位置特定情報を受信するステップと;
    前記指標から前記基地局の空き容量を推定するステップと;
    推定された前記空き容量を、前記位置特定情報に基づき、前記無線通信装置と前記基地局との距離が遠くなるほど小さくするように補正するステップと;
    を含む、推定方法。
  15. 基地局からスクランブルコードで周波数拡散された無線信号を受信する受信部と;
    前記受信部により受信された無線信号と複数のスクランブルコードの各々との相関を検出する相関検出部と;
    位置を特定可能な位置特定情報および前記相関検出部による相関検出結果を、前記相関検出結果のうちで最も大きい相関と他の相関との関係、および前記位置特定情報に基づいて前記基地局の空き容量を推定する推定サーバへ送信する送信部と;
    を備える、無線通信装置。

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