JP2011006376A - 純水と光触媒を用いたシャンプーおよびその製法 - Google Patents
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Abstract
【課題】保存料を用いない人体に安全なシャンプーとその製法を提供する。
【解決手段】1.逆浸透膜フィルターを用いて原水を純水化する第1工程。
2.第1工程で得られた純水に対し、オゾンエアレーションを行う第2工程。
3.シャンプー用の各種成分と第2工程後の液とを撹拌混合する第3工程。
4.前工程で得られたシャンプー液に光触媒を加えて撹拌混合する第4工程。
以上の各工程よりなることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】1.逆浸透膜フィルターを用いて原水を純水化する第1工程。
2.第1工程で得られた純水に対し、オゾンエアレーションを行う第2工程。
3.シャンプー用の各種成分と第2工程後の液とを撹拌混合する第3工程。
4.前工程で得られたシャンプー液に光触媒を加えて撹拌混合する第4工程。
以上の各工程よりなることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
この発明は、純水と光触媒を用いたシャンプーとその製法に関する。
従来より、シャンプーには品質保持のための保存料(防腐剤)が用いられており、本発明にて示すように、オゾン、逆浸透膜を用いることにて得られる純水とともに光触媒を活用することにて、保存料を添加することなく製造されるシャンプーは現在のところ見あたらない。
シャンプーはその製品効力を長期維持するために保存料が用いられている。この保存料によって品質保持がなされるが、しかし、この保存料には保存作用とともに界面活性剤として健康に有害な作用がある。そのため、このシャンプー液を恒常的に使用する美容師等は手の荒れがひどく、またこれは皮膚に付着して体内に浸透し、血液に混入するが、その後体内に蓄積されて生殖機能および胎児に悪影響を及ぼすものとなっている。
本発明は、以上に鑑み、純水とオゾンおよび光触媒を用いることにて、保存料を用いることのない健康上有益なるシャンプーとその製法を提供することを目的として発明・開発されたものである。
本発明は、以上に鑑み、純水とオゾンおよび光触媒を用いることにて、保存料を用いることのない健康上有益なるシャンプーとその製法を提供することを目的として発明・開発されたものである。
課題を解決する手段として本発明は以下の構成とした。
すなわち、
1.逆浸透膜フィルターを用いて原水を純水化する第1工程。
2.第1工程で得られた純水に対し、オゾンエアレーションを行う第2工程。
3.シャンプー用の各種成分と第2工程後の液とを撹拌混合する第3工程。
4.前工程で得られたシャンプー液に光触媒を加えて撹拌混合する第4工程。
本発明は以上の各工程よりなることを特徴とする純水と光触媒を用いたシャンプーの製法であり、以上の工程により製造される純水と光触媒を用いたシャンプーである。
すなわち、
1.逆浸透膜フィルターを用いて原水を純水化する第1工程。
2.第1工程で得られた純水に対し、オゾンエアレーションを行う第2工程。
3.シャンプー用の各種成分と第2工程後の液とを撹拌混合する第3工程。
4.前工程で得られたシャンプー液に光触媒を加えて撹拌混合する第4工程。
本発明は以上の各工程よりなることを特徴とする純水と光触媒を用いたシャンプーの製法であり、以上の工程により製造される純水と光触媒を用いたシャンプーである。
本発明によれば、無菌純水にて製造されるものであるため、保存料を必要としない製品となるため、人体に対してより安全なるシャンプーとその製法を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
本発明のシャンプー製法は以下のステップによる。
ステップ1.原水の純水化
ステップ2.オゾンによる無菌化
ステップ3.シャンプー材料と純水の混合
ステップ4.光触媒の添加
ステップ1の原水の純水化は、フィルター通過処理にて行われる。
水道水を原水として、まずコットンフィルターを用い、次にカーボンフィルターそして逆浸透膜フィルターを順に用いる。コットンフィルターにて微粒子雑物を除去し、カーボンフィルター(活性炭使用)にて有機物や微粒子を除去する。逆浸透膜フィルターは、濾過膜の一種であり、水を通すがイオンや塩類など水以外の不純物は透過しない性質を有し、雑菌やウィルスも透過しないため、以上の工程にてほぼ無菌状態の純水が得られる。
ステップ2のオゾンによる無菌化は、オゾン水方式を用いる。市販のオゾン発生器より発生するオゾンを、純水を貯留したタンク内に導き、散気板より散気させてオゾン水とし、滅菌を行う。オゾンは強力な酸化作用を有し、雑菌、ウィルスの不活化、脱臭、脱色、有機物除去などの用途に用いられている。また、時間の経過とともにオゾンは分解して酸素に変わる。
本発明のシャンプー製法は以下のステップによる。
ステップ1.原水の純水化
ステップ2.オゾンによる無菌化
ステップ3.シャンプー材料と純水の混合
ステップ4.光触媒の添加
ステップ1の原水の純水化は、フィルター通過処理にて行われる。
水道水を原水として、まずコットンフィルターを用い、次にカーボンフィルターそして逆浸透膜フィルターを順に用いる。コットンフィルターにて微粒子雑物を除去し、カーボンフィルター(活性炭使用)にて有機物や微粒子を除去する。逆浸透膜フィルターは、濾過膜の一種であり、水を通すがイオンや塩類など水以外の不純物は透過しない性質を有し、雑菌やウィルスも透過しないため、以上の工程にてほぼ無菌状態の純水が得られる。
ステップ2のオゾンによる無菌化は、オゾン水方式を用いる。市販のオゾン発生器より発生するオゾンを、純水を貯留したタンク内に導き、散気板より散気させてオゾン水とし、滅菌を行う。オゾンは強力な酸化作用を有し、雑菌、ウィルスの不活化、脱臭、脱色、有機物除去などの用途に用いられている。また、時間の経過とともにオゾンは分解して酸素に変わる。
ステップ3のシャンプー成分を以下に示す。(各重量%)
1.洗浄剤 19.5%
・コカミドプロビルベタイン
一般的にベビーシャンプーなどに使用される。低刺激性、低毒性で優れた起泡力と適度な洗浄力を有する。
・ココイルメチルアラニンナトリウム
アミノ酸系活性剤で、低刺激性、低毒性で安全性が高く生分解性に優れる。また、起泡力、洗浄力、抗耐水性が高く非常にマイルドな洗浄剤である。
・ラウロイルメチルタウリンナトリウム
人や動物の胆汁中に存在する生体内界面活性剤であるタウロール酸と類似の構造を持つ安全性の高い活性剤で、優れた起泡力、洗浄力、湿潤性を示す。
・コカミドDEA(洗浄助剤)
洗浄剤の補助剤で、泡の安定性、増粘性、起泡性、洗浄性を高める。
2.保湿剤 3.0%
・BG
1.3−ブチレングリコールで、適度の抗菌性、湿潤性を示し、皮膚に対する刺激や毒性が極めて少ない。
・ベタイン
ビート糖より抽出される純粋な天然保湿物質で、自然保湿因子として働き、非常に大きな保湿力を持ち、髪、皮膚に艶と潤いを与える。
・ヒアルロン酸ナトリウム
分子量100万〜400万のムコ多糖類で、高い保湿力、保水性を有する。皮膚や毛髪に潤いを与え、乾燥を防ぐとともに浸透性を高め特有の滑性効果を発揮する。
3.コンディショニング剤 2.0%
・ジメチコンコポリオール
ポリエーテル変性シリコーンオイルで、水溶性を示し、ほとんど毛髪には残留しない。
・オクチルドデカノール
透明で安全性が高い油性液体で、べたつきがなく、毛髪を保護する。
・ステアリルトリモニウムブロミド
毛髪に吸着してリンス効果により柔軟性、帯電防止性を与える。
・ポリクオタニウム−10
天然のセルロースを原料にして安全性に優れ、毛髪や皮膚に適度に残留し、保湿性、艶等を与える。
・ココイルアルギニンエチルPCA
アミノ酸界面活性剤で、コンディショニング効果、帯電防止に優れ、広範囲の殺菌力を有し生分解性に優れる。
4.増粘剤 0.5%
・ジステアリン酸PEG−150
シャンプー基剤に適度に粘性を与える。
5.香料 0.2%
・オレンジ油
天然のオレンジより抽出した香料
6.ペーハー調整剤 0.2%
・クエン酸
食品にも使用され、化粧品関係ではペーハー調整剤として使用される。
7.抗炎症剤 0.03%
・グリチルリチン酸2K
甘草エキスのことで、皮膚炎に著しい効果があり、抗炎症効果、皮膚のかぶれ等予防の目的で配合される。
8.抗菌剤 0.3%
・シソエキス
シソには解毒作用、解熱作用、抗菌作用があり、アレルギー疾患予防の目的で、医薬部外品や化粧品に用いられている。
9.純水 残量
1.洗浄剤 19.5%
・コカミドプロビルベタイン
一般的にベビーシャンプーなどに使用される。低刺激性、低毒性で優れた起泡力と適度な洗浄力を有する。
・ココイルメチルアラニンナトリウム
アミノ酸系活性剤で、低刺激性、低毒性で安全性が高く生分解性に優れる。また、起泡力、洗浄力、抗耐水性が高く非常にマイルドな洗浄剤である。
・ラウロイルメチルタウリンナトリウム
人や動物の胆汁中に存在する生体内界面活性剤であるタウロール酸と類似の構造を持つ安全性の高い活性剤で、優れた起泡力、洗浄力、湿潤性を示す。
・コカミドDEA(洗浄助剤)
洗浄剤の補助剤で、泡の安定性、増粘性、起泡性、洗浄性を高める。
2.保湿剤 3.0%
・BG
1.3−ブチレングリコールで、適度の抗菌性、湿潤性を示し、皮膚に対する刺激や毒性が極めて少ない。
・ベタイン
ビート糖より抽出される純粋な天然保湿物質で、自然保湿因子として働き、非常に大きな保湿力を持ち、髪、皮膚に艶と潤いを与える。
・ヒアルロン酸ナトリウム
分子量100万〜400万のムコ多糖類で、高い保湿力、保水性を有する。皮膚や毛髪に潤いを与え、乾燥を防ぐとともに浸透性を高め特有の滑性効果を発揮する。
3.コンディショニング剤 2.0%
・ジメチコンコポリオール
ポリエーテル変性シリコーンオイルで、水溶性を示し、ほとんど毛髪には残留しない。
・オクチルドデカノール
透明で安全性が高い油性液体で、べたつきがなく、毛髪を保護する。
・ステアリルトリモニウムブロミド
毛髪に吸着してリンス効果により柔軟性、帯電防止性を与える。
・ポリクオタニウム−10
天然のセルロースを原料にして安全性に優れ、毛髪や皮膚に適度に残留し、保湿性、艶等を与える。
・ココイルアルギニンエチルPCA
アミノ酸界面活性剤で、コンディショニング効果、帯電防止に優れ、広範囲の殺菌力を有し生分解性に優れる。
4.増粘剤 0.5%
・ジステアリン酸PEG−150
シャンプー基剤に適度に粘性を与える。
5.香料 0.2%
・オレンジ油
天然のオレンジより抽出した香料
6.ペーハー調整剤 0.2%
・クエン酸
食品にも使用され、化粧品関係ではペーハー調整剤として使用される。
7.抗炎症剤 0.03%
・グリチルリチン酸2K
甘草エキスのことで、皮膚炎に著しい効果があり、抗炎症効果、皮膚のかぶれ等予防の目的で配合される。
8.抗菌剤 0.3%
・シソエキス
シソには解毒作用、解熱作用、抗菌作用があり、アレルギー疾患予防の目的で、医薬部外品や化粧品に用いられている。
9.純水 残量
シャンプー液は、既述の各成分を混合したものであるが、既述にて得られる純水を用いて40〜60分程度常温にて撹拌混合され、液状となる。
ステップ4にて前記のシャンプー液に光触媒としての酸化チタン微粒子が重量比1%〜6%程度添加される。この光触媒は、太陽や蛍光灯などの光が当たると、その表面で強力な酸化力が生まれ、接触してくる有機化合物や細菌などの有機物質を除去する性質を有するものである。従って、回転羽根を有する撹拌機内にシャンプー液と酸化チタン微粒子を投入して、10分〜15分程度の撹拌にて混合がなされ、本発明のシャンプーが完成する。
完成したシャンプー液は、販売用容器に充填され、流通へと供される。
以上、本発明について記したが、本発明は純水とオゾンおよび光触媒を用いることにて無菌化を計り、ゆえに防腐剤を用いずとも長期にわたる使用を可能とするシャンプーを提供するものである。以前にはこのようなシャンプーは存在せず、防腐剤の配合は避けられなかったために、使用後に排水となって流出する防腐剤にて自然の生態系を破壊し、環境汚染の一因ともなっていたが、本発明にてこれが解消し、かつ使用者の健康に対する影響も向上するものとなったのである。なお、混入される光触媒は、光の照射が必要であるが、蛍光灯程度の微弱な光でも有効であるので、浴室や洗面所にての照明にてこの触媒の効果は発揮される。以上のごとく、本発明によって人体および環境保護面で有益な、新規かつ有用なるシャンプーとその製法を得ることができる。
ステップ4にて前記のシャンプー液に光触媒としての酸化チタン微粒子が重量比1%〜6%程度添加される。この光触媒は、太陽や蛍光灯などの光が当たると、その表面で強力な酸化力が生まれ、接触してくる有機化合物や細菌などの有機物質を除去する性質を有するものである。従って、回転羽根を有する撹拌機内にシャンプー液と酸化チタン微粒子を投入して、10分〜15分程度の撹拌にて混合がなされ、本発明のシャンプーが完成する。
完成したシャンプー液は、販売用容器に充填され、流通へと供される。
以上、本発明について記したが、本発明は純水とオゾンおよび光触媒を用いることにて無菌化を計り、ゆえに防腐剤を用いずとも長期にわたる使用を可能とするシャンプーを提供するものである。以前にはこのようなシャンプーは存在せず、防腐剤の配合は避けられなかったために、使用後に排水となって流出する防腐剤にて自然の生態系を破壊し、環境汚染の一因ともなっていたが、本発明にてこれが解消し、かつ使用者の健康に対する影響も向上するものとなったのである。なお、混入される光触媒は、光の照射が必要であるが、蛍光灯程度の微弱な光でも有効であるので、浴室や洗面所にての照明にてこの触媒の効果は発揮される。以上のごとく、本発明によって人体および環境保護面で有益な、新規かつ有用なるシャンプーとその製法を得ることができる。
1 入水側電磁弁
2 逆止弁
3 逆止弁
4 排水側電磁弁
5 散気板
6 逆止弁
2 逆止弁
3 逆止弁
4 排水側電磁弁
5 散気板
6 逆止弁
Claims (2)
- 1.逆浸透膜フィルターを用いて原水を純水化する第1工程。
2.第1工程で得られた純水に対し、オゾンエアレーションを行う第2工程。
3.シャンプー用の各種成分と第2工程後の液とを撹拌混合する第3工程。
4.前工程で得られたシャンプー液に光触媒を加えて撹拌混合する第4工程。
以上の各工程よりなることを特徴とする純水と光触媒を用いたシャンプーの製法。 - 請求項1記載の手段にて製造される純水と光触媒を用いたシャンプー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009167237A JP2011006376A (ja) | 2009-06-23 | 2009-06-23 | 純水と光触媒を用いたシャンプーおよびその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009167237A JP2011006376A (ja) | 2009-06-23 | 2009-06-23 | 純水と光触媒を用いたシャンプーおよびその製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011006376A true JP2011006376A (ja) | 2011-01-13 |
Family
ID=43563501
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009167237A Pending JP2011006376A (ja) | 2009-06-23 | 2009-06-23 | 純水と光触媒を用いたシャンプーおよびその製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011006376A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014019698A (ja) * | 2012-07-17 | 2014-02-03 | Takako Sakano | 育毛剤の製造方法 |
WO2022196500A1 (ja) * | 2021-03-17 | 2022-09-22 | 株式会社資生堂 | 外用水系組成物、及びオゾン水製造用組成物 |
JP7406235B2 (ja) | 2019-12-06 | 2023-12-27 | 株式会社ダリヤ | カラーシャンプー組成物 |
-
2009
- 2009-06-23 JP JP2009167237A patent/JP2011006376A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014019698A (ja) * | 2012-07-17 | 2014-02-03 | Takako Sakano | 育毛剤の製造方法 |
JP7406235B2 (ja) | 2019-12-06 | 2023-12-27 | 株式会社ダリヤ | カラーシャンプー組成物 |
WO2022196500A1 (ja) * | 2021-03-17 | 2022-09-22 | 株式会社資生堂 | 外用水系組成物、及びオゾン水製造用組成物 |
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