JP2011004817A - 吸収性物品に係るシートの製造方法、及び製造装置 - Google Patents

吸収性物品に係るシートの製造方法、及び製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】連続シートを搬送中に加工装置で加工して吸収性物品に係るシートを製造する際に、加工時における連続シートの幅縮みを抑制する。
【解決手段】連続シートの幅方向と交差する長手方向に沿って該連続シートを搬送しながら該連続シートを加工装置によって加工して吸収性物品に係るシートを製造する方法である。前記加工装置は、外周面を互いに対向させながら所定の回転軸周りに回転する一対のロールを有する。前記一対のロールのうちの少なくとも一方のロールは、該ロールの回転軸方向に並ぶ複数の加工用凸部を前記外周面に有する。前記連続シートに対して前記幅方向の張力を与える張力付与工程と、前記幅方向の張力を与えた状態のまま前記連続シートを、該連続シートの長手方向に沿って前記一対のロールの間隙に通す際に、前記加工用凸部が前記連続シートを他方のロールの方へ押すことにより、前記連続シートを加工する加工工程と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、使い捨ておむつ等の吸収性物品に係るシートの製造方法、及び製造装置に関する。
従来、排泄液を吸収する吸収性物品の一例として使い捨ておむつ等が知られている。この吸収性物品の製造ラインでは、搬送される連続シートを、上下一対の加工用ロール同士の間の間隙に通すことにより、当該加工用ロールの外周面においてエンボス加工や、延伸加工、ヒートシール等の種々の加工が行われて吸収性物品が完成される。
特開2002−307627号
この加工精度向上の観点から、加工時には、連続シートがばたつき等の無い安定状態で搬送されるのが望ましい。
ここで、この安定化策としては、例えば、上述の加工用ロールの一方に、連続シートを所定の巻き付け角度で巻き付けて搬送し、巻き付けている間に加工を行うことが考えられる。しかし、その場合にも、加工の種類によっては、当該加工時に連続シートが幅縮みを起こすことがあって、つまり、安定化策としては不十分なケースもあった。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みてなされたものであって、連続シートを搬送中に加工装置で加工して吸収性物品に係るシートを製造する際に、加工時における連続シートの幅縮みを抑制可能な吸収性物品の製造方法及び製造装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、
連続シートの幅方向と交差する長手方向に沿って該連続シートを搬送しながら該連続シートを加工装置によって加工して吸収性物品に係るシートを製造する方法であって、
前記加工装置は、外周面を互いに対向させながら所定の回転軸周りに回転する一対のロールを有し、
前記一対のロールのうちの少なくとも一方のロールは、該ロールの回転軸方向に並ぶ複数の加工用凸部を前記外周面に有し、
前記連続シートに対して前記幅方向の張力を与える張力付与工程と、
前記幅方向の張力を与えた状態のまま前記連続シートを、該連続シートの長手方向に沿って前記一対のロールの間隙に通す際に、前記加工用凸部が前記連続シートを他方のロールの方へ押すことにより、前記連続シートを加工する加工工程と、を備えたことを特徴とする吸収性物品に係るシートの製造方法である。
また、
連続シートの幅方向と交差する長手方向に沿って該連続シートを搬送しながら該連続シートを加工装置によって加工して吸収性物品に係るシートを製造する装置であって、
前記連続シートに対して前記幅方向の張力を与える張力付与機構と、
前記加工装置として、外周面を互いに対向させながら所定の回転軸周りに回転する一対のロールと、を有し、
前記一対のロールのうちの少なくとも一方のロールは、該ロールの回転軸方向に並ぶ複数の加工用凸部を前記外周面に有し、
前記幅方向の張力を与えた状態のまま前記連続シートを、該連続シートの長手方向に沿って前記一対のロールの間隙に通す際に、前記加工用凸部が前記連続シートを他方のロールの方へ押すことにより、前記連続シートを加工することを特徴とする吸収性物品に係るシートの製造装置である。
本発明によれば、連続シートを搬送中に加工装置で加工して吸収性物品に係るシートを製造する際に、加工時における連続シートの幅縮みを抑制することができる。
使い捨ておむつ1の正面図である。 第1実施形態の製造装置20の側面図である。 左半分を図2中のA−A矢視で示し、右半分を図2中のB−B矢視で示した図である。 第1実施形態の製造装置20が具備する延伸装置30の概略斜視図である。 歯状部分34の噛み合いにより連続シート10がCD方向に延伸される様子の説明図である。 張力付与機構50の説明図であり、下側の延伸ロール31のCD方向の両端部31e,31eの拡大図である。 図7Aは、円板部材53の位置調整機構の説明図であり、図7Bは、同位置調整機構の変形例の説明図である。 張力付与機構50の変形例の説明図である。 図9Aは、張力付与機構50の第2実施形態の側面図であり、図9Bは、図9A中のB−B矢視図である。 延伸ロール31の外周面の周方向Dcの展開図である。 変形例に係る同展開図である。 図11Aは、張力付与機構50の第2実施形態の変形例の側面図であり、図11Bは、図11A中のB−B矢視図である。 図12A及び図12Bは、その他の実施の形態の説明図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
連続シートの幅方向と交差する長手方向に沿って該連続シートを搬送しながら該連続シートを加工装置によって加工して吸収性物品に係るシートを製造する方法であって、
前記加工装置は、外周面を互いに対向させながら所定の回転軸周りに回転する一対のロールを有し、
前記一対のロールのうちの少なくとも一方のロールは、該ロールの回転軸方向に並ぶ複数の加工用凸部を前記外周面に有し、
前記連続シートに対して前記幅方向の張力を与える張力付与工程と、
前記幅方向の張力を与えた状態のまま前記連続シートを、該連続シートの長手方向に沿って前記一対のロールの間隙に通す際に、前記加工用凸部が前記連続シートを他方のロールの方へ押すことにより、前記連続シートを加工する加工工程と、を備えたことを特徴とする吸収性物品に係るシートの製造方法。
このような吸収性物品に係るシートの製造方法によれば、加工前に連続シートに幅方向の張力を与え、当該張力を与えた状態のまま、連続シートは加工される。よって、一方のロールの加工用凸部が連続シートを他方のロールの方へ押して加工する際に生じうる連続シートの幅縮み(幅方向に縮むこと)を有効に抑制可能となる。
かかる吸収性物品に係るシートの製造方法であって、
前記連続シートは、前記一対のロールのうちの一方のロールに所定の巻き付き角度で巻き付けられて前記ロールの回転により前記連続シートの長手方向に沿って連続して搬送され、
前記加工工程では、
前記幅方向の張力が与えられた状態で前記ロールに巻き付けられて搬送される前記連続シートが、前記一対のロールのうちの他方のロールと対向する位置を通過する際に、前記連続シートは前記加工用凸部によって加工されるのが望ましい。
このような吸収性物品に係るシートの製造方法によれば、連続シートはロールに巻き付いた状態で加工されるので、加工時における連続シートの幅縮みは、ロールとの間の摩擦力によっても抑制される。
かかる吸収性物品に係るシートの製造方法であって、
前記一方のロールの周方向において前記連続シートが巻き付いている範囲には、張力付与機構が配置されており、
前記張力付与機構は、前記連続シートにおける前記幅方向の両端部を、それぞれ、前記ロールの径方向の内方へ押し込むことにより、前記連続シートを前記幅方向の両側に引っ張って前記連続シートに前記幅方向の張力を与えるのが望ましい。
このような吸収性物品に係るシートの製造方法によれば、張力付与機構により、連続シートに幅方向の張力を与えることができ、又、シートに適した幅方向の張力を与えることができる。よって、加工時における連続シートの幅縮みは有効に抑制される。
かかる吸収性物品に係るシートの製造方法であって、
前記一方のロールにおける回転軸方向の両方の端部には、それぞれ、前記端部よりも小径な小径部が前記ロールと同軸に設けられて、前記小径部と前記端部との間には段差面が形成されており、
前記段差面は、前記ロールと同軸の環状面であるとともに、前記ロールの径方向の外方よりも内方の位置の方が、前記ロールの回転軸方向の外方に飛び出したテーパー面であり、
前記張力付与機構は、前記段差面を向いた回転中心軸周りに回転する円板部材を有し、
前記円板部材は前記テーパー面に沿って前記連続シートを前記ロールの径方向の内方に押し込むことにより、前記連続シートの前記両端部を、それぞれ、前記一方のロールの回転軸方向の外方に移動するのが望ましい。
このような吸収性物品に係るシートの製造方法によれば、押し込み時には前記テーパー面によって連続シートの端部は幅方向の外方にも移動することになるので、連続シートは、単に押し込まれる以上に幅方向に張られた状態となり、もって、加工時における連続シートの幅縮みは、より一層有効に抑制される。
かかる吸収性物品に係るシートの製造方法であって、
前記一方のロールにおける回転軸方向の両方の端部には、それぞれ、前記端部よりも小径な小径部が前記ロールと同軸に設けられて、前記小径部と前記端部との間には段差面が形成されており、
前記段差面は、前記ロールと同軸の環状面であるとともに、前記ロールの径方向の外方よりも内方の位置の方が、前記ロールの回転軸方向の外方に飛び出したテーパー面であり、
前記張力付与機構は、前記段差面を向いた回転中心軸周りに回転するローラー部材を有し、
前記ローラー部材は前記テーパー面に沿って前記連続シートを前記ロールの径方向の内方に押し込むことにより、前記連続シートの前記両端部を、それぞれ、前記一方のロールの回転軸方向の外方に移動するのが望ましい。
このような吸収性物品に係るシートの製造方法によれば、押し込み時には前記テーパー面によって連続シートの端部は幅方向の外方にも移動することになるので、連続シートは、単に押し込まれる以上に幅方向に張られた状態となり、もって、加工時における連続シートの幅縮みは、より一層有効に抑制される。
かかる吸収性物品に係るシートの製造方法であって、
前記一方のロールの周方向において前記連続シートが巻き付いている範囲には、張力付与機構が配置されており、
前記張力付与機構は、前記連続シートにおける前記幅方向の両端部を、それぞれ、前記ロールの回転軸方向の外方へ移動することにより、前記連続シートを前記幅方向の両側に引っ張って前記連続シートに前記幅方向の張力を与えるのが望ましい。
このような吸収性物品に係るシートの製造方法によれば、張力付与機構により、連続シートに幅方向の張力を与えることができる。よって、加工時における連続シートの幅縮みは有効に抑制される。
かかる吸収性物品に係るシートの製造方法であって、
前記張力付与機構は、前記ロールの回転軸方向の両方の端部にそれぞれ配置されたベルト部材を有し、
前記ベルト部材は、前記ロールの前記端部の外周面に前記連続シートの前記端部を押し付けつつ、前記ロールの前記端部の外周面の移動に伴って移動し、
当該押し付け位置における前記ベルト部材の移動ルートは、前記ロールの外周面に沿って下流側へ移動するに従って前記ロールの回転軸方向の外側へ移動するルートであるのが望ましい。
このような吸収性物品に係るシートの製造方法によれば、前記移動ルートを移動するベルト部材によって、連続シートの前記端部は幅方向の外方へ移動されるので、連続シートは幅方向に張られた状態となり、これにより、連続シートに幅方向の張力が確実に付与される。
かかる吸収性物品に係るシートの製造方法であって、
前記張力付与機構は、前記ロールの回転軸方向の両方の端部にそれぞれ配置されて回転する回転ローラーを有し、
前記回転ローラーの外周面は、前記ロールの前記端部の外周面とで前記連続シートの前記端部を挟み込んでおり、
前記回転ローラーの前記連続シートの前記端部の挟み込み位置での回転方向は、前記連続シートの前記長手方向に平行な方向から所定角度だけ前記幅方向の外側に傾いているのが望ましい。
このような吸収性物品に係るシートの製造方法によれば、回転方向が前記幅方向の外側に傾いた回転ローラーによって連続シートの端部は幅方向の外方へ移動されるので、連続シートは幅方向に張られた状態となり、これにより、連続シートには幅方向の張力が確実に付与される。
かかる吸収性物品に係るシートの製造方法であって、
前記一方のロール及び前記他方のロールの外周面には、それぞれ、周方向に沿った溝状部分が、前記ロールの回転軸方向に複数設けられて、前記溝状部分同士の間には歯状部分が前記加工用凸部として存在し、
前記一方のロール及び前記他方のロールは、前記周方向の所定範囲において互いの前記歯状部分を噛み合わせて配置され、
前記連続シートが、前記所定範囲を通過する際に、前記一方のロールの歯状部分と前記他方のロールの歯状部分とによって、前記幅方向に延伸されるのが望ましい。
このような吸収性物品に係るシートの製造方法によれば、前記加工装置は、連続シートの幅方向に延伸加工を行う延伸装置であるので、当該加工装置によって連続シートからは、幅方向に伸縮性を有した伸縮性シートが製造される。なお、この幅方向の延伸加工の際に起こり易い幅縮み現象は、当該延伸加工の前に予め連続シートに対して与えられた幅方向の張力によって有効に防止され、結果、伸縮性シートを目標の伸縮性で製造し易くなる。
また、
連続シートの幅方向と交差する長手方向に沿って該連続シートを搬送しながら該連続シートを加工装置によって加工して吸収性物品に係るシートを製造する装置であって、
前記連続シートに対して前記幅方向の張力を与える張力付与機構と、
前記加工装置として、外周面を互いに対向させながら所定の回転軸周りに回転する一対のロールと、を有し、
前記一対のロールのうちの少なくとも一方のロールは、該ロールの回転軸方向に並ぶ複数の加工用凸部を前記外周面に有し、
前記幅方向の張力を与えた状態のまま前記連続シートを、該連続シートの長手方向に沿って前記一対のロールの間隙に通す際に、前記加工用凸部が前記連続シートを他方のロールの方へ押すことにより、前記連続シートを加工することを特徴とする吸収性物品に係るシートの製造装置。
このような吸収性物品に係るシートの製造装置によれば、加工前に連続シートに幅方向の張力を与え、当該張力を与えた状態のまま、連続シートを加工する。よって、一方のロールの加工用凸部が連続シートを他方のロールの方へ押して加工する際に生じうる連続シートの幅縮みを有効に抑制可能となる。
===第1実施形態===
第1実施形態に係る吸収性物品に係るシート10aの製造方法及び製造装置20は、例えば使い捨ておむつ1(「吸収性物品」に相当)の製造に使用される。また、前記シート10aを製造すべく連続シート10に施される加工の一例としては所謂「延伸加工」が挙げられ、第1実施形態では、この延伸加工により、伸縮性を有したシート10aやプリーツを有したシート10a等が製造される。
製造されたシート10aは、例えば、図1のおむつ1の正面図に示すように、おむつ1の外装をなす外装シート10aに使用される。すなわち、外装シート10aの内側の面(着用者の肌と当接する側の面)には、尿等の体液を吸収する吸収体3が設けられる。なお、体液や排泄物の横漏れを防ぐ目的で、シート10aにおける吸収体3の両脇の部分にギャザー部(不図示)が形成されていても良い。
このようなシート10aは、例えば熱可塑性樹脂を素材とする。具体的には、伸長性(非弾性的に伸長する性質)の熱可塑性樹脂繊維と伸縮性(弾性的に伸長する性質)の熱可塑性樹脂繊維とを有した不織布、伸長性の熱可塑性樹脂繊維単体で生成された不織布、または、熱可塑性樹脂フィルム、更には、これら不織布とフィルムとを貼り合わせた複合シート等が、素材例として挙げられる。
このような素材は、おむつ1の製造ラインにおいて、搬送方向に連続した連続シート10の形態で搬送される。つまり、連続シート10の長手方向を搬送方向として搬送される。そして、搬送中の連続シート10は、第1実施形態の製造装置20の位置において延伸加工が施され、吸収体3等の種々の他資材が接合等された後に、製品形状に分断等されて、おむつ1が完成する。以下の説明では、連続シート10の搬送方向(長手方向)をMD方向とも言い、連続シート10の幅方向をCD方向とも言う。なお、連続シート10の長手方向と幅方向とは互いに直交している。
図2乃至図4は、第1実施形態の製造装置20の説明図である。図2は、製造装置20の側面図であり、図3は、左半分を図2中のA−A矢視で示し右半分を図2中のB−B矢視で示した図である。図4は製造装置20が具備する延伸装置30の概略斜視図である。なお、図3中では連続シート10は不図示としている。
この製造装置20は、MD方向に搬送中の連続シート10に対して幅方向に延伸加工を行う延伸装置30(「加工装置」に相当)と、前記延伸加工に先んじて連続シート10に幅方向の張力を与え、当該張力を延伸加工中も与え続ける張力付与機構50と、を有している。そして、この構成によれば、図4中太矢印で示すように、連続シート10を幅方向に張った状態において延伸加工が行われるので、延伸加工中の連続シート10の幅縮みを有効に抑制し得て、これにより、特に幅方向の端部10e寄りの部分の延伸量が不十分になる等の不具合を有効に防止する。結果、連続シート10の全幅に亘り延伸加工を確実に実施可能となる。
ちなみに、上述の張力付与機構50により連続シート10に幅方向の張力を付与する工程が、「張力付与工程」に相当し、上述の延伸装置30により連続シート10に延伸加工を行う工程が、「加工工程」に相当する。
図4に示すように、延伸装置30は、上下一対の延伸ロール31,31(「ロール」に相当)を有している。各延伸ロール31,31は、回転軸方向C31をCD方向に向けつつ互いの外周面を対向させて配置されている。そして、モーター等の適宜な駆動源により、回転軸C31周りに周方向Dcに駆動回転する。この周速は、連続シート10の搬送速度と概ね揃っている。そして、駆動回転する延伸ロール31,31同士の間のロール間隙に連続シート10が通される際に、連続シート10は延伸される。
ここで、この延伸方向は、上述したように、連続シート10の幅方向、すなわちCD方向である。よって、このCD方向の延伸を可能にすべく、各延伸ロール31,31の外周面には、周方向Dcに沿った溝状部分33が、CD方向に適宜間隔を隔てて複数設けられており、これにより、溝状部分33,33同士の間には周方向Dcに沿った歯状部分34(「加工用凸部」に相当)が全周に亘り設けられている。そして、これら延伸ロール31,31は、図3に示すように、互いに相手の溝状部分33に自身の歯状部分34を挿入しながら上下に配置され、これにより、延伸ロール31,31の周方向Dcにおける一部の領域Ab(「所定範囲」に相当)において互いの歯状部分34,43を噛み合わせている(領域Abについては図2を参照)。以下、この領域Abのことを「噛み合い領域Ab」と言う。そして、連続シート10は、この噛み合い領域Abへ向けて搬送され、当該噛み合い領域Abを通過する際には、噛み合わされた歯状部分34,34によって連続シート10は図5のように三点曲げ状に変形されてCD方向に延伸される。そして、延伸後のシート10aには、CD方向の伸縮性が発現したり、図4の如くCD方向に適宜間隔でプリーツが形成されたりする。
このような溝状部分33及び歯状部分34を有した延伸ロール31の構成例としては、図3に示すように、CD方向を向いた回転軸部35と、この回転軸部35に同軸且つ相対回転不能に嵌合しつつCD方向に並んで配された複数のスリーブ36,36…と、各スリーブ36の外周面から一体的に径方向Drの外方に延出された複数の円板状の歯部材34と、を有した構成が挙げられ、この第1実施形態では、この構成を採用している。但し、何等これに限るものではない。例えば、断面正円形状の平滑ロールの平らな外周面に対して、上述の如き溝状部分33を彫り込むことにより、外周面においてCD方向に溝状部分33と歯状部分34とが交互に現れるようにして延伸ロール31を形成しても良い。
ここで、望ましくは、図2及び図4に示すように、連続シート10は、上下の何れか一方の延伸ロール31(これらの図の例では、下側の延伸ロール31)に所定の巻き付け角度で巻き付けられ、この巻き付き範囲に延伸加工の加工ポジションたる上述の噛み合い領域Abが存在していると良い。そして、このように構成すれば、連続シート10は、延伸ロール31に巻き付いた状態で延伸加工されることとなり、これにより、延伸加工時における連続シート10のばたつき等を有効に抑えて、延伸加工を確実に行うことができる。また、巻き付け角度の調整により、延伸ロール31への押し付け力を変更できるようにもなる。よって、この第1実施形態では、そのようにしている。
ところで、このような延伸装置30は、図3に示すようにCD方向の両側に、これら延伸ロール31,31を支持するためのハウジング40,40を有している。図2に示すように、ハウジング40は、例えば矩形の枠体であり、図3に示すように、各枠体の内側に延伸ロール31の回転軸部35の両端部35e,35eが配置されている。ここで、これら両端部35e,35eは、それぞれに、延伸ロール31の回転軸部35を回転自在に支持するベアリング37を収容する収容箱38,38(以下、チョックと言う)を具備しており、これらチョック38,38を介して、延伸ロール31はハウジング40に回転可能に支持されている。
なお、ハウジング40とチョック38との間に油圧シリンダー等のアクチュエータ39を介装して延伸ロール31を上下昇降可能に構成しても良く、このように構成すれば、上述の噛み合い領域Abにおける歯状部分34,34同士の噛み合い量の調整を容易に行うことができる。図2の例では、上下の両方にアクチュエータ39,39を設けている。この場合、上下の延伸ロール31,31を同量だけ上下昇降させれば、噛み合い量を維持しつつ巻き付け角度を変更することができる。なお、上側又は下側のアクチュエータ39,39の一方を省略しても良いし、上側のアクチュエータ39に代えて、送り方向を上下方向とする送りねじ機構を設けても良い。
張力付与機構50は、上下一対の延伸ロール31,31のうちで、連続シート10が巻き付けられる側の延伸ロール31を設置対象として設置され、図2の例では、下側の延伸ロール31に対して設置されている。この張力付与機構50は、円心C53周りに回転自在に支持軸54に支持された円板部材53を本体とし、当該円板部材53は、設置対象の延伸ロール31の周方向Dcにおいて連続シート10が巻き付いている範囲に、周方向Dcに沿って複数枚配置され、更に、これら円板部材53,53…は、図3に示すように、延伸ロール31の両端部31e,31eにそれぞれ対となるように配置されている。そして、図2に示すように、延伸ロール31の周方向Dcにおいて各円板部材53の位置を連続シート10が通過する際には、後述の図6に示すように、各円板部材53が、連続シート10における幅方向の両端部10e,10eを、それぞれ延伸ロール31の径方向Drの内方へ押し込み、これにより、連続シート10を幅方向の両側に引っ張って連続シート10に幅方向の張力を与えるようになっている。
より詳細に説明する。図6は、下側の延伸ロール31のCD方向の両端部31e,31eの拡大図である。この図に示すように、先ず、延伸ロール31の両端部31e,31eは、溝状部分33や歯状部分34の無い非延伸加工部分になっており、例えば、歯状部分34と同径若しくは若干小径の平滑な円周面に形成されている。また、各端部31eには、それぞれ各端部31eよりも小径な小径部31mが延伸ロール31と同軸に突出形成されており、これにより、これら小径部31mと端部31eとの間には段差面31sが形成されている。この段差面31sは、延伸ロール31と同軸の環状面(例えば図2を参照)になっており、また、その径方向の外方よりも内方の位置の方が、CD方向の外方に飛び出したテーパー面になっている。
一方、図6に示すように、各円板部材53は、その回転中心軸C53を段差面31sの方に向けつつ段差面31sとの間に所定隙間S1をあけて配置され、また、円板部材53の外周縁の一部を段差面31sに対して、延伸ロール31の径方向Drにラップさせている。つまり、円板部材53の外周縁の一部を、段差面31sの外周縁31se1と内周縁31se2との間に位置させている。また、円板部材53は、段差面31sと対向する板面における外周縁側の部分に、テーパー面53tを有しており、このテーパー面53tが段差面31sと最接近する位置にて当該テーパー面53tと段差面31sとが略平行になるように円板部材53は配置されている。
そして、連続シート10の幅寸法は、少なくとも段差面31sの前記内周縁31se2の位置まで連続シート10がかかるような寸法に設定されており、例えば、図示例では、連続シート10の幅方向の端縁10elは前記小径部31mの外周面上に位置している。
よって、延伸ロール31の周方向Dcに沿って移動する連続シート10が、円板部材53の位置を通過する際には、上述のラップ配置の作用により、連続シート10の各端部10eは、円板部材53によって延伸ロール31の端部31eの外周面31kよりも径方向Drの内方へ押し込まれる。そして、この押し込みは、連続シート10の幅方向の両側で起こり、これにより、連続シート10は幅方向に張られてその搬送状態は安定化される。例えば、延伸加工時に連続シート10の端部10e近傍で生じ得る幅縮みは、上述の押し込みにより連続シート10の幅方向に生じる張力によって有効に防止される。
更に、上記の径方向Drの押し込みの際には、段差面31sのテーパー面と円板部材53のテーパー面53tとにより連続シート10の端部10eは挟み込まれて摺接し、これらテーパー面31s,53tの案内により、幅方向(CD方向)の外側にも誘導されて速やかに外方へ移動する。よって、連続シート10は、単に押し込まれる以上に幅方向に張られた状態となり、もって、連続シート10の搬送状態はより一層安定化されることになる。
このような円板部材53は、図2に示すように、加工ポジションたる噛み合い領域Abを、延伸ロール31の周方向Dcの前後に跨いで複数枚配置される。例えば、図示例では、延伸ロール31の周方向Dcに関して噛み合い領域Abよりも上流側の位置及び下流側の位置に、それぞれ、同数の一例として二つずつ円板部材53が設けられ、また、噛み合い領域Abにも一つ設けられている。これにより、噛み合い領域Abよりも上流側の円板部材53(図2中で噛み合い領域Abよりも左側に位置する円板部材53)により連続シート10に与えられた幅方向の張力は、噛み合い領域Ab及びそれよりも下流側(図2中で噛み合い領域Abよりも右側の領域)においても確実に付与状態に維持され、その結果、延伸加工時の連続シート10の幅縮みは確実に抑制される。
ところで、図6に示すように、円板部材53はその支持軸54の一端部に回転自在に支持されており、同支持軸54の他端部は、ブラケット59を介して前記チョック38又は前記ハウジング40に固定支持されている。そして、これら円板部材53は、上述したように、延伸ロール31の端部31eの前記段差面31sに対して適正位置に位置調整される必要がある。すなわち、段差面31sのテーパー面と円板部材53のテーパー面53tとでしっかりと連続シート10の端部10eを挟み込むように円板部材53を正確に位置決めする必要がある。
そのため、この例の製造装置20は、前記段差面31sに対する円板部材53の相対位置を調整すべく位置調整機構を有している。図7Aはこの位置調整機構の説明図である。前述の支持軸54は、位置調整機構の一部をなし、例えば二重軸構造の軸体である。詳しくは、支持軸54は、外筒部55と、外筒部55の内側に外筒部55の筒軸方向に相対移動不能且つ筒軸周りに相対回転可能に挿入された内軸部56と、を有している。そして、内軸部56の一端部に、円板部材53が回転自在に支持されているが、ここで、円板部材53の円心たる回転中心軸C53は、内軸部56の軸芯C56から所定量δ1だけ偏心している。よって、位置調整の際には、外筒部55に対して内軸部56を軸芯C56周りに相対回転することにより、円板部材53は、段差面31sに対して延伸ロール31の径方向Drに相対移動し、これにより、円板部材53の段差面31sに対する前記径方向Drの位置調整を行うことができる。なお、この径方向Drの位置調整後に当該位置からずれないように、所謂ロックナット構造を採用して、外筒部55と内軸部56との相対回転をロックしても良い。他方、外筒部55は、前記ブラケット59にCD方向に沿って貫通形成された雌ねじ59gに螺合して支持されている。よって、外筒部55を筒軸周りに回転することにより、外筒部55はCD方向に相対移動し、これにより、段差面31sに対する円板部材53のCD方向の位置調整を行うことができる。なお、上述の径方向Drの位置調整と同様、ロックナット構造を採用して、CD方向の位置調整後に当該位置からずれないように、外筒部55とブラケット59との相対回転をロックしても良い。
図7Bは、位置調整機構の変形例の説明図である。この変形例では、位置調整の自由度が一つ増えている。つまり、上述の二方向(径方向Dr及びCD方向)の位置調整に加えて、円板部材53のCD方向に対する傾きを調整可能になっており、これにより、位置調整可能範囲が、平面的調整から立体的調整に拡張されている。
詳しくは、円板部材53の支持軸154は、三重軸構造の軸体である。つまり、支持軸154は、外筒部155と、外筒部155の内周面に螺合する中間筒部156と、中間筒部156の内側に中間筒部156の筒軸方向に相対移動不能且つ筒軸周りに相対回転可能に挿入された内軸部157と、を有している。そして、内軸部157の一端部に、円板部材53が回転自在に支持されており、円板部材53の円心たる回転中心軸C53は、内軸部157の軸芯C157から所定量δ2だけ偏心している。よって、位置調整の際には、中間筒部156に対して内軸部157を軸芯C157周りに相対回転することにより、円板部材53の段差面31sに対する径方向Drの位置調整を行うことができる。また、中間筒部156は、外筒部155の内周面に螺合している。よって、中間筒部156を外筒部155に対して筒軸周りに相対回転することにより、中間筒部156はCD方向に相対移動し、これにより、円板部材53のCD方向の位置調整を行うことができる。更には、外筒部155は、球面座155aを介して前記ブラケット159に支持されており、これにより、外筒部155はCD方向に対して任意の傾き角で傾くことができて、結果、円板部材53のCD方向に対する傾きを調整可能となる。なお、所定の傾き角で球面座155aを固定させるべく、外筒部155の外周面には雄ねじ部(不図示)が刻設されているとともに、この雄ねじ部には、ブラケット159を挟み込む一対のナット158aが螺着している。ここで、ナット158aとブラケット159との間に介装される座金158bには、その厚みがその直径方向の一方から他方に向けて一様に変化した斜面付き座金が用いられ、また、ナット158aの方も、ナット158aにおいて前記座金158bが当接する面が傾いた斜面付きナットが用いられる。よって、斜面付き座金158bを介して一対の斜面付きナット158a,158aでブラケット159を挟み込んだ際には、円板部材53はこれら斜面付き座金158b及び斜面付きナット158aに基づく傾き角で固定されることになる。
図8は、張力付与機構50の変形例の拡大図である。上述の第1実施形態では、張力付与機構50として円板部材53を例示したが、この変形例では、円板部材53に代えてローラー部材153を用いている点で相違する。なお、これ以外の構成は概ね上述の第1実施形態と同じであるので、同じ構成の説明については省略する。
図8に示すように、上述した円板部材53と比べて、この変形例に係るローラー部材153はCD方向に厚みを有しており、つまり外周面153aを有している。この外周面153aは、CD方向の外側に向かうに従って半径が大きくなるテーパー面である。そして、このテーパー面153aに対応させて、このローラー部材153の外周面153aが対向する延伸ロール31の前記小径部31mの外周面31nも、CD方向の外側に向かうに従って半径が小さくなるテーパー形状になっている。よって、連続シート10の端部10eをローラー部材153で押し込む際には、ローラー部材153において延伸ロール31の前記段差面31sと対向するテーパー面53tに加えて、ローラー部材153の外周面153aでも押し込むことができて、結果、連続シート10の幅方向に大きな張力を確実に与えることができる。
なお、上述のローラー部材153において前記段差面31sと対向するテーパー面53tの形状及びその作用については、上述した円板部材53に係るテーパー面53tの場合と同じなので、その説明は省略する。
また、この変形例においても、第1実施形態で説明した位置調整機構を設けて、これにより、ローラー部材153の位置調整を行っても良い。
図9A及び図9Bは、張力付与機構50の第2実施形態の説明図である。図9Aは、同側面図であり、図9Bは、図9A中のB−B矢視図である。
上述の第1実施形態及びその変形例では、連続シート10の幅方向の両端部10e,10eをそれぞれ延伸ロール31の径方向Drの内方へ押し込むことにより、連続シート10の幅方向に張力を与えていたが、この第2変形例では、図9Bの太矢印で示すように、連続シート10の幅方向の両端部10e,10eを、それぞれ延伸ロール31の回転軸方向C31の外方へ移動することにより、連続シート10を幅方向の両側に引っ張って幅方向の張力を与える点で相違する。
この張力付与機構50は、延伸ロール31の両端部31e,31eにそれぞれ無端ベルト61,61を有する。そして、各無端ベルト61は、図9A及び図9Bに示すように連続シート10が延伸ロール31に巻き付いている巻き付き範囲において、連続シート10の端部10eを延伸ロール31の端部31eの外周面31kに押し付けながら、延伸ロール31の回転と伴に周方向Dcに沿って移動する。但し、この押し付け状態(押し付け位置)における無端ベルト61の移動の軌道は、延伸ロール31の周方向Dcに沿って下流側へ移動するに従って延伸ロール31の回転軸方向C31の外側へ(CD方向の外側へ)移動するような軌道(以下、拡幅軌道とも言う)に設定されている(例えば、後述する図10Aを参照)。よって、無端ベルト61に押し付けられている際の連続シート10は、無端ベルト61から幅方向の外方の引張力を付与されて幅方向に張られた状態となり、これにより、連続シート10には幅方向の張力が付与される。
このような一対の無端ベルト61,61は、それぞれに、下側の延伸ロール31における連続シート10の巻き付き範囲に配置された複数の案内ローラー63と、上側の延伸ロール31の端部31eの外周面31kとに掛け回されて、上側の延伸ロール31から駆動力を得て周回軌道を移動する(図9Aを参照)。
案内ローラー63は、例えばCD方向に沿った回転軸C63周りに回転自在に前記チョック38又は前記ハウジング40に支持されたものであり、前記巻き付き範囲において噛み合い領域Abの上流側と下流側とにそれぞれ一つ以上(図9Aでは3つずつ)設けられている。
また、図10Aには、延伸ロール31の外周面の周方向Dcの展開図を示すが、前記巻き付き範囲において下流側に位置する案内ローラー63は、それよりも上流側に位置する案内ローラー63よりも順次CD方向の外側の位置に配置されており、これにより、無端ベルト61は、上述したような軌道、つまり、延伸ロール31の周方向Dcに沿って下流側へ移動するに従って延伸ロール31の回転軸方向C31の外側へ(CD方向の外側へ)移動するような前記拡幅軌道を描くようになっている。
ちなみに、図9Bに示すように、各案内ローラー63の外周面には、その円周方向に沿った溝部63aが形成されている。そして、当該溝部63aに無端ベルト61を引っかけて保持する。よって、無端ベルト61に対してCD方向の引っ張り力が多少作用したとしても、無端ベルト61の案内ローラー63からの脱輪は有効に防止される。溝部63aの断面形状は、無端ベルト61の断面形状に対応させて設定される。例えば、図9Bのように無端ベルト61の断面形状が略矩形の場合には、溝部63aの断面形状は略矩形断面に設定され、また、無端ベルト61の断面形状が、V形や円形の場合には、それぞれ、溝部63aの断面形状は、V形及び半円形に形成される。
また、案内ローラー63のうちで、前記噛み合い領域Abから離れた位置の案内ローラー63については、延伸ロール31の端部31eの外周面31kとで連続シート10の端部10eを挟んでいなくても良く、つまり、図9Aに示すように前記外周面31kから離れていても良い。
更には、無端ベルト61に常に適度な張力を与えるべくテンション装置を配置しても良いし、また、第1実施形態で説明した位置調整機構を設けて案内ローラー63を位置調整可能にしても良い。テンション装置の一例としては、ローラー65と、このローラー65を無端ベルト61に対して押し付け作動するシリンダー等のアクチュエータと、を有した構成が挙げられる。
また、図10Bに示すように、案内ローラー63の回転軸方向C63をCD方向から傾けることにより、案内ローラー63による無端ベルト61の送り方向D63を前記拡幅軌道と平行な方向に向けても良く、このようにすれば、案内ローラー63の溝部63aからの無端ベルト61の脱輪を確実に防止可能となる。
図11A及び図11Bは、張力付与機構50の第2実施形態の変形例の説明図である。図11Aは、同側面図であり、図11Bは、図11A中のB−B矢視図である。
上述の第2実施形態では、連続シート10の幅方向の端部10e,10eを延伸ロール31の回転軸方向C31の外方へ移動すべく無端ベルト61を用いていたが、この変形例では、同じ目的を達成するのに、延伸ロール31の端部31eの外周面31kとで連続シート10の端部10eを挟み込む挟み込みローラー71(「回転ローラー」に相当)を用いている点で相違する。
図11Bに示すように、この変形例の挟み込みローラー71も、延伸ロール31の両端部31e,31eに対で設けられる。また、下側の延伸ロール31における連続シート10の巻き付き範囲の挟み込みローラー71の設置位置にあっては、例えば、図11Aに示すように噛み合い領域Abの上流側と下流側とにそれぞれ一つ以上の個数で(図示例では1つずつ)設けられる。ここで、各挟み込みローラー71は、それぞれに、所定の回転軸C71周りに回転可能に前記チョック38又は前記ハウジング40に支持されている。そして、図11Bに示すように、当該回転軸C71のCD方向に対する傾き角の調整により、挟み込みローラー71による連続シート10の送り方向D71は、連続シート10の長手方向(搬送方向、MD方向、周方向Dc)と平行な方向から所定角度θだけ幅方向(CD方向)の外側に傾いている。つまり、挟み込みローラー71が連続シート10の端部10e,10eを挟み込む挟み込み位置での挟み込みローラー71の回転方向D71は、前記長手方向よりも所定角度θだけ前記幅方向の外側に傾いている。よって、図11Aに示すように、連続シート10が挟み込みローラー71の位置を通過する際には、連続シート10の両端部10e,10eは、ぞれぞれ、対応する挟み込みローラー71,71から幅方向の外方の引張力を付与されて幅方向に張られた状態となり、これにより、連続シート10には幅方向の張力が付与される。
なお、上述の所定角度θは、適宜実験などに基づき決定されるが、例えば0°よりも大きく30°未満の範囲から選択される。
また、このような挟み込みローラー71は、連続シート10との接触によって連れ回る従動ローラーとして構成されても良いし、モーター等の適宜な駆動源により駆動回転する駆動ローラーとして構成されても良い。
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されるものではなく、以下に示すような変形が可能である。
上述の実施形態では、シート10aの素材として熱可塑性樹脂の不織布等を例示したが、何等これに限るものではなく、織布や熱可塑性樹脂フィルムでも良い。
上述の実施形態では、加工の一例としてCD方向の延伸加工を示したが、加工時に連続シート10が幅縮み(連続シート10の幅方向に縮むこと、若しくは、CD方向に縮むこと)を起こすような加工であれば、加工の種類は何等これに限るものではない。すなわち、一対のロール31,31のうちの少なくとも一方のロール31の外周面には、その回転軸方向C31に並ぶ複数の加工用凸部34,34…を有し、そして、一対のロール31,31同士の間隙を連続シート10が通る際に、これら加工用凸部34,34…が連続シート10を他方のロール31の方へ押すことにより、連続シート10を加工するものであれば、加工の種類は上記延伸加工に限るものではない。例えば、エンボス加工やヒートシール加工であっても良い。エンボス加工やヒートシールの場合に使用するロールの構成としては、例えば、回転軸方向に沿って並ぶ複数の島状の加工用凸部を外周面に有するロールと、このロールの外周面に対向して配置されて前記加工用凸部とで連続シート10を挟み込むロールとを有した構成等が挙げられる。
上述の実施形態では、連続シート10を下側の延伸ロール31に巻き付けていたが、逆に、上側の延伸ロール31に巻き付けても良く、その場合には、上側の延伸ロール31に対して張力付与機構50が設けられることになる。更に言えば、上側及び下側の両方の延伸ロール31,31に連続シート10を巻き付けなくても良い。すなわち、図12Aの側面図に示すように、延伸ロール31,31同士の間のロール間隙たる噛み合い領域Abのみで、延伸ロール31,31の外周面が連続シート10と接触するように構成しても良い。なお、その場合も、噛み合い領域Abでの延伸加工に先んじて連続シート10には幅方向の張力が与えられ、当該張力が延伸加工中も与え続けられるのは言うまでもなく、つまり、それ用の張力付与機構50が設けられる。
この張力付与機構50の一例としては、所謂ボックスモーションを利用した機構等が挙げられる。図12Bは、その機構の説明図であり、側面視で示している。この張力付与機構50は、連続シート10の搬送と同期して略矩形の周回軌道Trを移動する複数の把持部81を有し、各把持部81は、連続シート10の端部10eを把持して幅方向の外側に引っ張る機能を有する。また、周回軌道Trの一部は、連続シート10の搬送方向に沿って配置されている。そして、噛み合い領域Abの上流側において連続シート10の端部10eの側方を把持部10が同期して移動する際に、把持部81が前記端部10eを把持して幅方向の外方へ引っ張り、この引っ張り状態を維持したまま、把持部81は連続シート10と一緒に噛み合い領域Abの位置を通過し、通過後には、把持部81は幅方向の内側へ移動して連続シート10の引っ張り状態を解除するとともに連続シート10の端部10eを離す。そして、把持部81は周回軌道Trに沿って前記噛み合い領域Abの上流側の位置へと戻り、以降、これら動作を繰り返す。但し、このような機構は、上述した実施形態等と比べて装置構成が複雑となるので、その点では上述の実施形態等の方が優れている。
1 使い捨ておむつ(吸収性物品)、3 吸収体、
10 連続シート、10a シート、10e 端部、10el 端縁、
20 製造装置、30 延伸装置(加工装置)、
31 延伸ロール(ロール)、31e 端部、31k 外周面、
31m 小径部、31n 外周面、
31s 段差面、31se1 外周縁、31se2 内周縁、
33 溝状部分、34 歯部材(歯状部分、加工用凸部)、
35 回転軸部、35e 端部、36 スリーブ、37 ベアリング、
38 チョック(収容箱)、39 アクチュエータ、40 ハウジング、
50 張力付与機構、53 円板部材、53t テーパー面、
54 支持軸、55 外筒部、56 内軸部、59 ブラケット、
61 無端ベルト、63 案内ローラー、63a 溝部、
65 テンション装置、71 挟み込みローラー(回転ローラー)、
81 把持部、153 ローラー部材、153a 外周面、
154 支持軸、155 外筒部、155a 球面座、156 中間筒部、
157 内軸部、158a 斜面付きナット、158b 斜面付き座金、
159 ブラケット、Ab 噛み合い領域(所定範囲)、
Dc 周方向、Dr 径方向、S1 隙間、
C31 回転軸(回転軸方向)、C53 回転中心軸(円心)、
C56 軸芯、C63 回転軸、C71 回転軸、
D71 回転方向、C157 軸芯、Tr 周回軌道

Claims (10)

  1. 連続シートの幅方向と交差する長手方向に沿って該連続シートを搬送しながら該連続シートを加工装置によって加工して吸収性物品に係るシートを製造する方法であって、
    前記加工装置は、外周面を互いに対向させながら所定の回転軸周りに回転する一対のロールを有し、
    前記一対のロールのうちの少なくとも一方のロールは、該ロールの回転軸方向に並ぶ複数の加工用凸部を前記外周面に有し、
    前記連続シートに対して前記幅方向の張力を与える張力付与工程と、
    前記幅方向の張力を与えた状態のまま前記連続シートを、該連続シートの長手方向に沿って前記一対のロールの間隙に通す際に、前記加工用凸部が前記連続シートを他方のロールの方へ押すことにより、前記連続シートを加工する加工工程と、を備えたことを特徴とする吸収性物品に係るシートの製造方法。
  2. 請求項1に記載の吸収性物品に係るシートの製造方法であって、
    前記連続シートは、前記一対のロールのうちの一方のロールに所定の巻き付き角度で巻き付けられて前記ロールの回転により前記連続シートの長手方向に沿って連続して搬送され、
    前記加工工程では、
    前記幅方向の張力が与えられた状態で前記ロールに巻き付けられて搬送される前記連続シートが、前記一対のロールのうちの他方のロールと対向する位置を通過する際に、前記連続シートは前記加工用凸部によって加工されることを特徴とする吸収性物品に係るシートの製造方法。
  3. 請求項2に記載の吸収性物品に係るシートの製造方法であって、
    前記一方のロールの周方向において前記連続シートが巻き付いている範囲には、張力付与機構が配置されており、
    前記張力付与機構は、前記連続シートにおける前記幅方向の両端部を、それぞれ、前記ロールの径方向の内方へ押し込むことにより、前記連続シートを前記幅方向の両側に引っ張って前記連続シートに前記幅方向の張力を与えることを特徴とする吸収性物品に係るシートの製造方法。
  4. 請求項3に記載の吸収性物品に係るシートの製造方法であって、
    前記一方のロールにおける回転軸方向の両方の端部には、それぞれ、前記端部よりも小径な小径部が前記ロールと同軸に設けられて、前記小径部と前記端部との間には段差面が形成されており、
    前記段差面は、前記ロールと同軸の環状面であるとともに、前記ロールの径方向の外方よりも内方の位置の方が、前記ロールの回転軸方向の外方に飛び出したテーパー面であり、
    前記張力付与機構は、前記段差面を向いた回転中心軸周りに回転する円板部材を有し、
    前記円板部材は前記テーパー面に沿って前記連続シートを前記ロールの径方向の内方に押し込むことにより、前記連続シートの前記両端部を、それぞれ、前記一方のロールの回転軸方向の外方に移動することを特徴とする吸収性物品に係るシートの製造方法。
  5. 請求項3に記載の吸収性物品に係るシートの製造方法であって、
    前記一方のロールにおける回転軸方向の両方の端部には、それぞれ、前記端部よりも小径な小径部が前記ロールと同軸に設けられて、前記小径部と前記端部との間には段差面が形成されており、
    前記段差面は、前記ロールと同軸の環状面であるとともに、前記ロールの径方向の外方よりも内方の位置の方が、前記ロールの回転軸方向の外方に飛び出したテーパー面であり、
    前記張力付与機構は、前記段差面を向いた回転中心軸周りに回転するローラー部材を有し、
    前記ローラー部材は前記テーパー面に沿って前記連続シートを前記ロールの径方向の内方に押し込むことにより、前記連続シートの前記両端部を、それぞれ、前記一方のロールの回転軸方向の外方に移動することを特徴とする吸収性物品に係るシートの製造方法。
  6. 請求項2に記載の吸収性物品に係るシートの製造方法であって、
    前記一方のロールの周方向において前記連続シートが巻き付いている範囲には、張力付与機構が配置されており、
    前記張力付与機構は、前記連続シートにおける前記幅方向の両端部を、それぞれ、前記ロールの回転軸方向の外方へ移動することにより、前記連続シートを前記幅方向の両側に引っ張って前記連続シートに前記幅方向の張力を与えることを特徴とする吸収性物品に係るシートの製造方法。
  7. 請求項6に記載の吸収性物品に係るシートの製造方法であって、
    前記張力付与機構は、前記ロールの回転軸方向の両方の端部にそれぞれ配置されたベルト部材を有し、
    前記ベルト部材は、前記ロールの前記端部の外周面に前記連続シートの前記端部を押し付けつつ、前記ロールの前記端部の外周面の移動に伴って移動し、
    当該押し付け位置における前記ベルト部材の移動ルートは、前記ロールの外周面に沿って下流側へ移動するに従って前記ロールの回転軸方向の外側へ移動するルートであることを特徴とする吸収性物品に係るシートの製造方法。
  8. 請求項6に記載の吸収性物品に係るシートの製造方法であって、
    前記張力付与機構は、前記ロールの回転軸方向の両方の端部にそれぞれ配置されて回転する回転ローラーを有し、
    前記回転ローラーの外周面は、前記ロールの前記端部の外周面とで前記連続シートの前記端部を挟み込んでおり、
    前記回転ローラーの前記連続シートの前記端部の挟み込み位置での回転方向は、前記連続シートの前記長手方向に平行な方向から所定角度だけ前記幅方向の外側に傾いていることを特徴とする吸収性物品に係るシートの製造方法。
  9. 請求項1乃至8の何れかに記載の吸収性物品に係るシートの製造方法であって、
    前記一方のロール及び前記他方のロールの外周面には、それぞれ、周方向に沿った溝状部分が、前記ロールの回転軸方向に複数設けられて、前記溝状部分同士の間には歯状部分が前記加工用凸部として存在し、
    前記一方のロール及び前記他方のロールは、前記周方向の所定範囲において互いの前記歯状部分を噛み合わせて配置され、
    前記連続シートが、前記所定範囲を通過する際に、前記一方のロールの歯状部分と前記他方のロールの歯状部分とによって、前記幅方向に延伸されることを特徴とする吸収性物品に係るシートの製造方法。
  10. 連続シートの幅方向と交差する長手方向に沿って該連続シートを搬送しながら該連続シートを加工装置によって加工して吸収性物品に係るシートを製造する装置であって、
    前記連続シートに対して前記幅方向の張力を与える張力付与機構と、
    前記加工装置として、外周面を互いに対向させながら所定の回転軸周りに回転する一対のロールと、を有し、
    前記一対のロールのうちの少なくとも一方のロールは、該ロールの回転軸方向に並ぶ複数の加工用凸部を前記外周面に有し、
    前記幅方向の張力を与えた状態のまま前記連続シートを、該連続シートの長手方向に沿って前記一対のロールの間隙に通す際に、前記加工用凸部が前記連続シートを他方のロールの方へ押すことにより、前記連続シートを加工することを特徴とする吸収性物品に係るシートの製造装置。
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