JP2011004338A - データ復号化装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
回路規模を抑えつつ復号化の高速化が可能なデータ復号化装置を提供する。
【解決手段】
対応テーブルが用いられてデータが符号に変換されてなる符号化データを受信するデータ受信部(58)と、対応テーブル中で最長のビット長分の符号化データの値と、符号について下位側に所定のビット値が付加されて最長ビット長となった付加符号の値とを大小比較することにより付加符号を見つける符号検索部(5612,5613,5614)と、特定のビット符号長を有する特定符号と、符号化データの特定のビット符号長分のデータ部分との一致不一致を比較する比較部(5615,5616)と、比較部の結果が一致していた場合には、特定符号に対応付けられているデータ値を出力し、不一致であった場合には、符号検索部で見つかった付加符号に対応付けられているデータ値を出力する出力部(5618)とを備えた。
【選択図】 図17
回路規模を抑えつつ復号化の高速化が可能なデータ復号化装置を提供する。
【解決手段】
対応テーブルが用いられてデータが符号に変換されてなる符号化データを受信するデータ受信部(58)と、対応テーブル中で最長のビット長分の符号化データの値と、符号について下位側に所定のビット値が付加されて最長ビット長となった付加符号の値とを大小比較することにより付加符号を見つける符号検索部(5612,5613,5614)と、特定のビット符号長を有する特定符号と、符号化データの特定のビット符号長分のデータ部分との一致不一致を比較する比較部(5615,5616)と、比較部の結果が一致していた場合には、特定符号に対応付けられているデータ値を出力し、不一致であった場合には、符号検索部で見つかった付加符号に対応付けられているデータ値を出力する出力部(5618)とを備えた。
【選択図】 図17
Description
本発明は、データ復号化装置に関する。
データの通信や格納に当たってデータの量を圧縮するため、データの各値を符号に変換するデータ符号化が知られている。このデータ符号化の手法として、複数のデータ値と複数の符号との1対1の対応付けが記載された、例えばハフマンテーブルに代表される対応テーブルを用いてデータを符号に変換する可変長符号化が知られている。復号化装置では、対応テーブルを用いて符号化データを復号化することによって元のデータが得られる。可変長符号化で符号化された符号化データの復号化方法としては種々のものが知られている。
例えば、符号化データがアドレスとして入力されるメモリを備えたハフマン復号化回路が知られている(例えば、特許文献1参照。)。このハフマン復号化回路では、メモリに符号長が記憶されており、符号化データの先頭から固定のビット長のデータがアドレスとしてメモリに入力される。アドレスに応じて出力された符号長に基づいて次に復号化を行うブロックが選択され復号化が実行される。
また、可変長の符号のうち、同一符号長集団の中で最小値を有する符号が配列されたテーブルを有する可変長符号デコード回路が知られている(例えば、特許文献2参照。)。この可変長符号デコード回路は、第1段階でテーブルと複数の比較器を用いて入力データとの大小比較により同一符号長の符号からなる集団のいずれかを特定する。可変長符号デコード回路は、第2段階で、特定された同一符号長集団の各要素を読出し、入力データの符号との大小比較を行い集団中の要素を特定する。そして第3段階で符号の変換を行う。
しかし、上述した技術のうち、符号化データがアドレスとして入力されるメモリを備えたハフマン復号化回路は、最大符号長が長くなると、メモリ空間が巨大になり、現実の回路における実装が困難である。またメモリ空間が冗長である。また、集団の特定、集団中の要素の特定および復号化といった段階を踏む可変長符号デコード回路は、比較の段階が複雑であり復号化に時間がかかる。
本発明は上記問題点を解決し、回路規模を抑えつつ復号化の高速化が可能なデータ復号化装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成する本発明のデータ復号化装置は、
複数のデータ値と複数の符号との1対1の対応付けが記載された対応テーブルが用いられて変換対象のデータが符号に変換されてなる符号化データを受信するデータ受信部と、
上記対応テーブル中で最長のビット符号長以上の所定ビット長分の、上記符号化データの先頭から始まるデータ部分の値と、この対応テーブル中の符号について下位側に所定のビット値が付加されて上記所定ビット長となった付加符号の値とを大小比較することにより、この符号化データの先頭に位置している符号に対応した付加符号を見つける符号検索部と、
上記対応テーブル中に含まれた符号のうち、最長よりは短い特定のビット符号長を有する特定符号と、上記符号化データの先頭から始まる、この特定のビット符号長と同じビット長分のデータ部分との一致不一致を比較する比較部と、
上記比較部による比較の結果、上記特定符号と上記符号化データの先頭のデータ部分とが一致していた場合には、この特定符号に上記対応テーブルで対応付けられているデータ値を復号化データとして出力し、この比較部による比較の結果、この特定符号とこのデータ部分とが不一致であった場合には、上記符号検索部による検索で見つかった符号に対応する付加符号に上記対応テーブルで対応付けられているデータ値を復号化データとして出力する出力部と、
上記出力部で復号化データとして出力されたデータ値に上記対応テーブルで対応付けられている符号のビット符号長と同じビット長分だけ上記符号化データの先頭を、復号済として後方側に移動させる先頭移動部とを備えたことを特徴とする。
複数のデータ値と複数の符号との1対1の対応付けが記載された対応テーブルが用いられて変換対象のデータが符号に変換されてなる符号化データを受信するデータ受信部と、
上記対応テーブル中で最長のビット符号長以上の所定ビット長分の、上記符号化データの先頭から始まるデータ部分の値と、この対応テーブル中の符号について下位側に所定のビット値が付加されて上記所定ビット長となった付加符号の値とを大小比較することにより、この符号化データの先頭に位置している符号に対応した付加符号を見つける符号検索部と、
上記対応テーブル中に含まれた符号のうち、最長よりは短い特定のビット符号長を有する特定符号と、上記符号化データの先頭から始まる、この特定のビット符号長と同じビット長分のデータ部分との一致不一致を比較する比較部と、
上記比較部による比較の結果、上記特定符号と上記符号化データの先頭のデータ部分とが一致していた場合には、この特定符号に上記対応テーブルで対応付けられているデータ値を復号化データとして出力し、この比較部による比較の結果、この特定符号とこのデータ部分とが不一致であった場合には、上記符号検索部による検索で見つかった符号に対応する付加符号に上記対応テーブルで対応付けられているデータ値を復号化データとして出力する出力部と、
上記出力部で復号化データとして出力されたデータ値に上記対応テーブルで対応付けられている符号のビット符号長と同じビット長分だけ上記符号化データの先頭を、復号済として後方側に移動させる先頭移動部とを備えたことを特徴とする。
本発明のデータ復号化装置では、符号検索部による、符号の検索に加え、特定符号については比較部によって符号化データの中の先頭部分との一致不一致が直接に比較される。処理データのビット長が固定の符号検索部は回路規模が小さくて済み、比較部による特定符号の比較が並行されることで高速化が図られる。
ここで、上記本発明のデータ復号化装置において、上記比較部が、対応テーブル中の符号のうち、最小のビット符号長を有する符号を少なくとも含んだ1つ以上の符号を上記特定符号として比較するものであることが好ましい。
比較部は比較する符号長が短いほど小型化できる。しかも、可変長符号化では、一般的に少ないビット符号長を有する符号ほど出現頻度が高いため、比較部による復号化がより高速となる。
また、上記本発明のデータ復号化装置において、
上記付加符号は、この付加符号同士の値の順番が既知のものであり、
上記符号検索部が、上記付加符号のうち、上記順番中で離散した各付加符号の値と、上記符号化データの先頭から始まる上記データ部分の値とを大小比較することで、この符号化データの先頭に位置している符号に対応した付加符号の値の範囲を絞り込む離散比較を行い、上記付加符号のうち、この離散比較で絞り込まれた範囲の値を有する各付加符号の値と、このデータ部分の値とを大小比較する詳細比較を更に行うものであることが好ましい。
上記付加符号は、この付加符号同士の値の順番が既知のものであり、
上記符号検索部が、上記付加符号のうち、上記順番中で離散した各付加符号の値と、上記符号化データの先頭から始まる上記データ部分の値とを大小比較することで、この符号化データの先頭に位置している符号に対応した付加符号の値の範囲を絞り込む離散比較を行い、上記付加符号のうち、この離散比較で絞り込まれた範囲の値を有する各付加符号の値と、このデータ部分の値とを大小比較する詳細比較を更に行うものであることが好ましい。
符号検索部が離散比較および詳細比較という複数の段階に分けて比較を行うことによって、それぞれの段階における比較処理の数が抑えられるとともに総処理数も抑えられる。したがって、処理速度を高く保ちつつ、比較のための回路規模を低減することができる。
以上説明したように、本発明によれば、回路規模を抑えつつ復号化の高速化が可能なデータ復号化装置が実現する。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態が応用された放射線画像診断システムの構成図である。
図1に示された放射線画像診断システムSは、放射線照射装置1、放射線源制御装置12、放射線検出ユニット3、および、システムコントローラ4を備えている。
放射線照射装置1は、X線を照射する放射線源11および放射線源制御装置12を備えている。放射線源11は、放射線源制御装置12によりX線の照射が制御されている。
放射線検出ユニット3は、放射線源11から発せられて被写体を透過してきた放射線に応じた放射線画像を検出し、検出した放射線画像を表す画像データをさらに圧縮し、システムコントローラ4に無線で送信する。
システムコントローラ4は、送信されてきた圧縮データを伸張し、伸張された画像データをディスプレイ上に表示し、また、必要に応じて画像データに診断に必要な処理を行う。
システムコントローラ4には、CPU41、メモリ42、表示部44、通信インターフェース(以下、インターフェースをI/Fと略記する。)45、伸張処理部5、および、線源制御部46が備えられており、これらはバスで相互に接続されている。
CPU41はメモリ42に記憶されたプログラムを実行し、システムコントローラ4全体や放射線検出ユニット3を制御する。通信I/F45は、前述したように放射線検出ユニット3との無線通信を担っており、このシステムコントローラ4は、この通信I/F45を経由して圧縮された画像データを取り込むことができ、後述する、放射線検出ユニット3の制御部35に対する指示をこの通信I/F45を経由して送信する。
線源制御部46は、放射線源11による放射線の照射に関する指示を放射線源制御装置12に送信し、放射線源制御装置12は、受信した指示に応じて放射線源11を制御する。
伸張処理部5では、放射線検出ユニット3から送信され、通信I/F45を通じて受信した圧縮画像データを圧縮前の画像データに復元する。上述のメモリ42には、受信した圧縮画像データや復元された画像データも一時的に記録されている。
放射線検出ユニット3は、放射線撮影器31、アナログ信号処理部32、アナログ/デジタル(以下、アナログ/デジタルをA/Dと略記する。)コンバータ部33、薄膜トランジスタ(以下、薄膜トランジスタをTFTと略記する。)駆動部34、制御部35、通信I/F36、および圧縮処理部2を有している。
放射線撮影器31は、ガドリニウム硫酸化物(以下、ガドリニウム硫酸化物をGOSと略記する。)を材料としたGOS蛍光体311と、TFTアレイ上の格子点毎に作り込まれたフォトダイオード部312とからなり、GOS蛍光体311は、放射線源11から発せられて被写体を透過してきた放射線をそのエネルギーの大きさに応じた可視光に変換する。フォトダイオード部312では、可視光が電気信号に変換される。アナログ信号処理部32は、電気信号の処理を行うオペアンプとコンデンサとで構成されている。TFT駆動部34はスイッチング手段であり、スイッチオンで、受光した放射線のエネルギーに応じてGOS蛍光体311を発光させ、この光をフォトダイオード部312で電気信号に変換させる。電気信号はアナログ信号処理部32に取り込まれる。信号はアナログ信号処理部32で処理された後、A/Dコンバータ部33でデジタルデータに変換されて出力される。放射線撮影器31が受けた放射線による放射線画像の画像データはこのようにして生成される。デジタルデータである画像データは、制御部35を経由して圧縮処理部2に入力される。
圧縮処理部2は、詳しくは後述する手法でデジタルデータのデータ量を圧縮して通信I/F36を経由して1ライン分毎にシステムコントローラ側へ無線送信する。制御部35では、システムコントローラ4のCPU41からの指示に従って、TFT駆動部34、アナログ信号処理部32、およびA/Dコンバータ部33の駆動、圧縮処理部2における圧縮処理の実施、通信I/F36による圧縮データの送信等を行わせる。
次に、放射線画像診断システムSにおける動作の流れについて説明する。なお、以下では、この放射線画像診断システムSを使用するユーザが、各構成装置の電源をオンにし、被写体を所定の立ち位置に立たせた上で、被写体に対するX線撮影を実施しようとする際、システムコントローラ4の表示部にX線撮影が可能であることを表す表示がされるのを待って、放射線源11からのX線放射用のスイッチ押下を待機している状態を前提として話を進める。
システムコントローラ4は、まずCPU41が放射線検出ユニット3の制御部35に対し放射線検出ユニット3の各部の状態の把握を指示し、放射線検出ユニット3の制御部35は、圧縮処理部2に、データの受け入れが可能な状態であるか否かを判定させ、圧縮処理部2が保持するレジスタに状態を表すコード値を書き込ませ、制御部35が書き込まれたコード値を読み出し、その読み出したコード値がREADY状態であることを表す値であると判定すると、圧縮処理部以外の各部に問題が無ければ、システムコントローラ4のCPU41に対し、放射線検出ユニット3がREADY状態であることを表す信号を送信する。これを受けて、システムコントローラ4では、表示部44に撮影可能であることを表わす旨の表示を行う。その後、放射線検出ユニット3の制御部35では、システムコントローラ4からの撮影実施の通知を待って、放射線検出ユニット3の各部を制御して、放射線源11から発せられて被写体を透過してきた放射線を検出し、放射線画像をデジタルデータ化する。制御部35は、1フレーム分のデジタルデータのうちの1ライン分のデジタルデータを圧縮処理部2に入力する毎に、これを圧縮処理部2に伝える。圧縮処理部2では、1ライン分のデータ入力が完了したことを検出する毎にデータに対し圧縮処理を実施する。圧縮処理部2で圧縮処理が施された圧縮データは、通信I/F36によって無線でシステムコントローラ4に送信される。
送信された圧縮データは、システムコントローラ4の通信I/F45で受信され、伸張処理部5に供給される。伸張処理部5に供給された圧縮データは伸張処理が施される。伸張処理された画像データは表示部44に表示される。また、画像データはさらに必要に応じてCPU41によって画像処理が施される。
続いて、圧縮処理部2および伸張処理部5の内部構成について説明する。
図2は、図1に示す圧縮処理部を示すブロック図である。
図2に示す圧縮処理部2は、差分符号化部23、オフセット部24、プレーン分割部25、Lプレーン圧縮部26、Hプレーン圧縮部27、および、フレーム合成部28を備えている。
差分符号化部23には、制御部35(図1)から、各画素が16ビットの値で表わされたビットマップ形式の画像データが供給される。制御部35からは、画像データが画像の1ライン分ごとに送られてくるが、差分符号化部23では、図示しないラインバッファに前回受信したラインのデータを一時的に保持しておき、これも参照しながら符号化を行う。差分符号化部23では、画像データが2次元差分符号化処理、すなわち、入力されてきた画像データを構成する数値の連続について、画像上で見てその数値に複数方向それぞれに隣接する複数の数値に基づいた2次元的な差分を求めることによりその差分を表わす16ビットの数値の連続からなる画像データを生成する処理が行なわれる。
オフセット部24では、差分符号化部23で生成された、差分を表わす数値の連続からなる画像データが所定のオフセット値でオフセットされる。
プレーン分割部25では、オフセット後の画像データの各数値が、下位の8ビットと上位の8ビットとに分けられることにより、画像データが、下位ビットの数値の連続からなる下位サブプレーンD1Lと上位ビットの数値の連続からなる上位サブプレーンD1Hとに分割される。
Lプレーン圧縮部26およびHプレーン圧縮部27では、プレーン分割部25で分割された下位サブプレーンD1Lおよび上位サブプレーンD1Hそれぞれに対して可逆圧縮が施される。
フレーム合成部28は、Lプレーン圧縮部26およびHプレーン圧縮部27のそれぞれから出力される下位圧縮データD2Lと上位圧縮データD2Hとを組み合わせて、データ送信の単位となるフレームを生成する。フレームが、元の画像データに対する圧縮データを構成する。Lプレーン圧縮部26およびHプレーン圧縮部27のそれぞれでは、ハフマンテーブルを用いた符号化が行われるが、この符号化に用いられたハフマンテーブルは、フレーム合成部28によってフレームにヘッダとして組み合わされる。
フレーム合成部28で生成されたフレームは、図1に示す通信I/F36、およびシステムコントローラ4の通信I/F45を介してシステムコントローラ4の伸長処理部に転送され、圧縮データにデータ伸長処理が施されるが、このデータ伸長処理にあたっては、図3で説明する各種の符号化処理に対応する復号化処理が施されて画像データが得られる。
図3は、図1に示す伸張処理部を示すブロック図である。
図3に示す伸張処理部5は、圧縮処理部2と対称の構造となっており、圧縮処理部2とは逆の処理を行い画像データを生成する。伸張処理部5は、フレーム解析部58、Lプレーン伸張部56、Hプレーン伸張部57、プレーン合成部55、オフセット部54、および差分復号化部53を備えている。
フレーム解析部58は、入力されたフレームを解析し、ヘッダを目印としてフレームから下位圧縮データD2Lと上位圧縮データD2Hを抜き出す。また、フレームのヘッダからは、ハフマンテーブルも抜き出される。Lプレーン伸張部56、Hプレーン伸張部57では、下位圧縮データD2Lと上位圧縮データD2Hに対し伸張処理が施される。
Lプレーン伸張部56およびHプレーン伸張部57は、ハフマン符号化部561,571を有しておりハフマンテーブルを用いた復号化が行われる。この復号化に用いられるハフマンテーブルは、フレーム解析部58から供給される。
プレーン合成部55は、Lプレーン伸張部56で生成された下位サブプレーンD1Lを下位ビットの数値とし、Hプレーン伸張部57で生成された上位サブプレーンD1Hを上位ビットの数値とし、下位ビットと上位ビットとを合成する。
オフセット部54では、プレーン合成部55で合成された数値のそれぞれが所定のオフセット値でオフセットされる。
差分復号化部53は、オフセット部54でオフセットされた数値の連続を、差分を表わすデータとして、このデータに、差分符号化部23(図2)とは逆の演算を施す。これによって、差分符号化部23に入力された、圧縮前のビットマップ形式の画像データが復元される。
ここで、伸張処理部5を有するシステムコントローラ4、特にハフマン符号化部561,571を有するシステムコントローラ4が、本発明のデータ復号化装置の一実施形態である。上述した放射線検出ユニット3は、本発明のデータ復号化装置に相当するものではない。しかし、システムコントローラ4の伸張処理部5は、放射線検出ユニット3の圧縮処理部2によって符号化された符号化データを復号化するものである。そこで、伸張処理部5、特にハフマン符号化部561,571の詳細を説明する前に、複合化の前提となる符号化について説明するため、再び図2に戻って、圧縮処理部2における画像データの圧縮の流れについてまず説明する。
前述したように、制御部35(図1)から送られてきた、各画素が16ビットの値で表わされた画像データは、差分符号化部23で2次元差分符号化処理され、オフセット部24でオフセットされた上で、プレーン分割部25で下位の8ビットと上位の8ビットとに分けられることにより、画像データが、下位ビットの数値の連続からなる下位サブプレーンD1Lと上位ビットの数値の連続からなる上位サブプレーンD1Hとに分割される。
Lプレーン圧縮部26は、ハフマン符号化部261と、高速モードと通常モードとのいずれか一方にモードを切り替えるモード切替部262と、データスキャン部263とを備えており、プレーン分割部25から入力されてきた下位サブプレーンD1Lは、Lプレーン圧縮部26のデータスキャン部263とハフマン符号化部261の双方に入力される。
データスキャン部263では、下位サブプレーンD1Lのデータのすべて、又は間引きした一部のデータをスキャニングして、そのデータ中に出現するすべての数値の出現頻度(ヒストグラム)が求められる。ここで、この出現頻度を求める処理は、本実施形態では、図2に示す下位サブプレーンD1Lの1つずつを単位として実行され、各下位サブプレーンD1Lのデータ中の数値の出現頻度が求められる。
さらに、このデータスキャン部263では、求められたデータヒストグラム(数値の出現頻度)に基づき、ハフマンテーブルに、出現頻度の高い数値ほど符号長の短かい符号を割り当てる。このようにして、データスキャン部263によって、数値と符号の対応付けられたハフマンテーブルが更新される。
データスキャン部263で数値に符号が割り当てられてなるハフマンテーブルは、ハフマン符号化部261に渡され、Lプレーン圧縮部26のハフマン符号化部261では、その渡されたハフマンテーブルに従って、そのハフマン符号化部261に入力されてきた下位サブプレーンD1Lを構成する数値をそのハフマンテーブルに従う符号に置き換える符号化処理が行なわれる。
Lプレーン圧縮部26のモード切替部262では、ユーザから、高速モードと通常モードとの切り替えを指示されて、上記のハフマン符号化部261によるハフマン符号化を経る通常モードと、ハフマン符号化を省略して下位サブプレーンD1Lをそのまま出力する高速モードとが切り替えられる。したがって、最終的にLプレーン圧縮部26からは、通常モードの場合には、下位サブプレーンD1Lがハフマン符号化により圧縮された下位圧縮データD2Lが出力され、高速モードの場合には、ハフマン符号化が施されていない下位圧縮データD2Lが出力されることになる。
Hプレーン圧縮部27では、ランレングス符号化部271と、データスキャン部272と、ハフマン符号化部273とが備えられており、プレーン分割部25から入力されてきた上位サブプレーンD1Hは、Hプレーン圧縮部27のランレングス符号化部271に入力される。
Hプレーン圧縮部27のランレングス符号化部271では、入力されてきた上位サブプレーンD1Hに対し、同一の圧縮対象数値の連続数に応じ、その連続数を異なるビット数で表現する符号化が行なわれる。ここでは、具体的には、同一の圧縮対象数値の連続数が所定数以下のときはその連続数を1単位ビット数で表現し、その連続数が所定数を越えるときは2単位ビット数で表現する符号化が行なわれる。ランレングス符号化部271で符号化されたデータは、次にデータスキャン部272とハフマン符号化部273との双方に入力される。
データスキャン部272では、ランレングス符号化部271で符号化された後のデータのすべて、又は間引きした一部のデータをスキャニングして、そのデータ中に出現するすべての数値の出現頻度(ヒストグラム)が求められる。ここで、この出現頻度を求める処理は、本実施形態では、図2に示す上位サブプレーンD1Hの1つずつを単位として実行され、各上位サブプレーンD1Hの、ランレングス符号化部271で符号化された後のデータ中の数値の出現頻度が求められる。
さらに、このデータスキャン部272では、求められたデータヒストグラム(数値の出現頻度)に基づき、ハフマンテーブルに、出現頻度の高い数値ほど符号長の短かい符号を割り当てる。このようにして、データスキャン部272によって、数値と符号の対応付けられたハフマンテーブルが更新される。
データスキャン部272で数値に符号が割り当てられてなるハフマンテーブルは、ハフマン符号化部273に渡され、ハフマン符号化部273では、その渡されたハフマンテーブルに従って、そのハフマン符号化部273に入力されてきたデータを構成する数値を、そのハフマンテーブルに従う符号、すなわち、出現頻度の高い数値ほど短かいビット長で表わされる符号に置き換える符号化処理が行なわれる。
ハフマン符号化部273でハフマン符号化された後のデータは、データスキャン部272で割り当てられた数値と符号との割当テーブルを含む圧縮情報が添付され、上位サブプレーンD1Hが圧縮された上位圧縮データD2HとしてHプレーン圧縮部27から出力される。
図4は、差分符号化部に供給される画像データの構造を示す図、図5は、このデータに対して差分符号化部において2次元差分符号化処理が施された後のデータの構造を示す図である。
制御部35から供給される画像データで表される画像は、所定の主走査方向に画素がM個並んでなるラインが、その主走査方向とは直角な副走査方向にNライン並ぶことによって構成されており、このような構成を反映してその画像データも、図4に示すように、主走査方向(図の左右方向)に画素値がM個並んでなるラインが、副走査方向(図の上下方向)にNライン並んでいるという構造を備えている。この図では、上からn番目のライン中の、左からm番目の画素値はPn,mと表記されており、この表記法を用いて、副走査方向にn番目のラインについては、主走査方向に並ぶ各画素の画素値が、その並び順に、
Pn,1,Pn,2,…,Pn,m−1,Pn,m,…,Pn,M−2,Pn,M−1,Pn,M
と表されている。これらの画素値は、16進表示で表された数値である。
Pn,1,Pn,2,…,Pn,m−1,Pn,m,…,Pn,M−2,Pn,M−1,Pn,M
と表されている。これらの画素値は、16進表示で表された数値である。
ここで、図2に示す差分符号化部23には、上記のような画像データが入力されて2次元差分符号化処理が施され、主走査方向に隣接する画素どうしの差分における副走査方向での更なる差分が求められる。
図5には、2次元差分符号化処理が施されたデータの構造が示されており、このデータも、2次元差分符号化後の画素値が主走査方向にM個並んでなるラインが、副走査方向にNライン並んでいるという構造を備えている。この図では、上からn番目のライン中の、左からm番目の、2次元差分符号化後の画素値は、Xn,mと表記されており、この2次元差分符号化後の画素値Xn,mは、図4の中央部に示す、2次元差分符号化前の4つの画素値{Pn−1,m−1,Pn−1,m,Pn,m−1,Pn,m}から、下記の変換式によって得られる。
Xn,m=(Pn,m−Pn,m−1)−(Pn−1,m−Pn−1,m−1) …(1)
ここで、n=1の場合やm=1の場合には、右辺の2次元差分符号化前の画素値の添え字に0が現れることとなるが、添え字が0となる画素値については、下記のように定義する。
P0,0=P0,m=0000 (m=1〜M), Pn,0=Pn−1,M (n=1〜N)
…(2)
ここで、式(2)の「0000」は、画素値を16進表示で表したときに値がゼロであることを表している。以下、式(1)および式(2)の意味について簡単に説明する。
Xn,m=(Pn,m−Pn,m−1)−(Pn−1,m−Pn−1,m−1) …(1)
ここで、n=1の場合やm=1の場合には、右辺の2次元差分符号化前の画素値の添え字に0が現れることとなるが、添え字が0となる画素値については、下記のように定義する。
P0,0=P0,m=0000 (m=1〜M), Pn,0=Pn−1,M (n=1〜N)
…(2)
ここで、式(2)の「0000」は、画素値を16進表示で表したときに値がゼロであることを表している。以下、式(1)および式(2)の意味について簡単に説明する。
式(1)は、主走査方向に隣接する画素どうしの差分(すなわち、カッコの中の値)における副走査方向での更なる差分によって2次元差分符号化後の画素値Xn,mが得られることを表しており、2次元差分符号化前の画素値Pn,mが隣接する画素の画素値と相関が強い(すなわち同じような大きさの画素値である)場合には、2次元差分符号化後の画素値Xn,mは、ゼロに近い値となる。
式(2)は、副走査方向の仮想的な0番目のラインと、各ラインの左から0番目の仮想的な画素値とを新たに設けたときの各画素値の定義を表す式である。主走査方向については左端の画素値(左から0番目の画素値Pn,0)とそのラインより1ライン前のラインの右端の画素値Pn−1,Mとを同一視するという定義となっている。また、副走査方向については、図の一番上側の画素値(0番目のライン上の画素値)、すなわち、P0,0やP0,mがすべて0に固定された定義となっている。
2次元差分符号化後のデータにおいて、1ライン目の画素値、および各ラインの1番目の画素値については、式(1)の変換式の右辺に、添え字が「0」である項が現れるため、式(2)の定義が適用されることとなる。具体的には上記の式(1)および式(2)により、2次元差分符号化後の1ライン目の画素値は、
X1,1=P1,1,
X1,2=P1,2−P1,1,
X1,3=P1,3−P1,2,
…………
X1,M=P1,M−P1,M−1
のように表される。
X1,1=P1,1,
X1,2=P1,2−P1,1,
X1,3=P1,3−P1,2,
…………
X1,M=P1,M−P1,M−1
のように表される。
一方、2次元差分符号化後のデータにおいて、各ラインの1番目の画素値については、上記の式(2)により、
X1,1=P1,1,
X2,1=(P2,1−P1,M)−P1,1,
X3,1=(P3,1−P2,M)−(P2,1−P1,M),
…………
XN,1=(PN,1−PN−1,M)−(PN−1,1−PN−2,M)
のように表される。このように、1ライン目の画素値、および各ラインの1番目の画素値については、その変換の仕方がやや特殊であるが、これらの画素値以外の画素値については、式(2)の定義が適用されることなく、式(1)がそのまま適用される。例えば、2ライン目の画素値のうち一番左端を除いた画素値は、
X2,2=(P2,2−P2,1)−(P1,2−P1,1),
X2,3=(P2,3−P2,2)−(P1,3−P1,2),
…………
X2,M=(P2,M−P2,M−1)−(P1,M−P1,M−1)
のように表される。
X1,1=P1,1,
X2,1=(P2,1−P1,M)−P1,1,
X3,1=(P3,1−P2,M)−(P2,1−P1,M),
…………
XN,1=(PN,1−PN−1,M)−(PN−1,1−PN−2,M)
のように表される。このように、1ライン目の画素値、および各ラインの1番目の画素値については、その変換の仕方がやや特殊であるが、これらの画素値以外の画素値については、式(2)の定義が適用されることなく、式(1)がそのまま適用される。例えば、2ライン目の画素値のうち一番左端を除いた画素値は、
X2,2=(P2,2−P2,1)−(P1,2−P1,1),
X2,3=(P2,3−P2,2)−(P1,3−P1,2),
…………
X2,M=(P2,M−P2,M−1)−(P1,M−P1,M−1)
のように表される。
この2次元差分符号化処理を、具体的な数値を用いて説明する。
図6は、図2に示す差分符号化部における2次元差分符号化処理を例示して示す図である。
この図の左側(パート(A))に示す各数値が画像データを構成する画素値であり、この図の右側(パート(B))に示す各数値が2次元差分符号化処理で出力される出力値である。この図の横方向が主走査方向であり、主走査方向に並んだ8つの数値の並びが上記のラインである。この図に示すデータにはこうした8つの数値が並んだラインが全部で8本あり、図4および図5のデータにおいてN=8,M=8の場合のデータに相当する。なお、本実施形態の差分符号化部23は、画像データの1画素分を表わすデータとして16ビットの値を処理するが、ここでは、値の見にくさを避けるため、1画素分を表わすデータとして8ビットの値の例で説明する。
図6のパート(A)に示すデータの2次元差分符号化処理では、先ず、1ライン目の各画素値「90 8A 8A 7B …」のうち、一番左の「90」については、この値がそのまま上記のX1,1として出力され、それ以外のX1,2,X1,3,…については、主走査方向に隣接する画素値どうしの差分の値「8A−90=FA」「8A−8A=00」…が出力される。ここで、「8A」から「90」を引き算した結果は実際には負の数となり、9ビットで「1FA」と表されるが、MSBの1ビットである最上位の「1」は省略し、下位8ビットである「FA」のみを出力する。
2ライン目については、X2,1を求める式、
X2,1=(P2,1−P1,M)−P1,1
において、M=8としたときの右辺の{P2,1,P1,8,P1,1}に対し、図6のパート(A)に示す数値が代入されて、「(87−58)−90=9F」がX2,1として出力される。それ以外のX2,2,X2,3,…については、2ライン目についての主走査方向に隣接する画素値どうしの差分と、1ライン目についての主走査方向に隣接する画素値どうしの差分との更なる差分の値「(84−87)−(8A−90)=03」「(88−84)−(8A−8A)=04」…が出力される。
X2,1=(P2,1−P1,M)−P1,1
において、M=8としたときの右辺の{P2,1,P1,8,P1,1}に対し、図6のパート(A)に示す数値が代入されて、「(87−58)−90=9F」がX2,1として出力される。それ以外のX2,2,X2,3,…については、2ライン目についての主走査方向に隣接する画素値どうしの差分と、1ライン目についての主走査方向に隣接する画素値どうしの差分との更なる差分の値「(84−87)−(8A−90)=03」「(88−84)−(8A−8A)=04」…が出力される。
3ライン目については、X3,1を求める式、
X3,1=(P3,1−P2,M)−(P2,1−P1,M)
において、M=8としたときの右辺の{P3,1,P2,8,P2,1,P1,8}に、図6のパート(A)に示す数値が代入されて、「(8B−4C)−(87−58)=10」がX3,1として出力される。それ以外のX3,2,X3,3,…については、3ライン目についての主走査方向に隣接する画素値どうしの差分と、2ライン目についての主走査方向に隣接する画素値どうしの差分との更なる差分の値「(86−8B)−(84−87)=FE」「(8A−86)−(88−84)=00」…が出力される。
X3,1=(P3,1−P2,M)−(P2,1−P1,M)
において、M=8としたときの右辺の{P3,1,P2,8,P2,1,P1,8}に、図6のパート(A)に示す数値が代入されて、「(8B−4C)−(87−58)=10」がX3,1として出力される。それ以外のX3,2,X3,3,…については、3ライン目についての主走査方向に隣接する画素値どうしの差分と、2ライン目についての主走査方向に隣接する画素値どうしの差分との更なる差分の値「(86−8B)−(84−87)=FE」「(8A−86)−(88−84)=00」…が出力される。
以下、4ライン目以降についても、3ライン目の演算と同じ演算を繰り返すことにより、図6のパート(B)に示す各数値が得られることとなる。
なお、図3に示す伸張処理部5の差分復号化部53では、このように2次元差分符号化されたデータに対してデータの復号化処理が行われる。この復号化処理では、2次元差分符号化されたデータの値からPn,mを求める式が使用されており、この式は以下のようにして求めることができる。
2次元差分符号化後の画素値Xi,jを、i=1からi=mまで足し上げ、さらにj=1からj=mについて足し上げた結果は、式(1)および式(2)を用いて下記の式(3)のように表される。
ここで、式の途中に現れる{P0,0,Pn,0,P0,m}に対して、式(2)が適用されている。この式から、2次元差分符号化前の画素値Pn,mは、下記の式(4)のように表される。
伸張処理部5の差分復号化部53では、上記の式(4)により、先ず、1ライン目の画素値P1,1,P1,2,…,P1,Mが求められる。例えば、1ライン目の画素値のうち主走査方向にm番目の画素値は、上記の式(4)にn=1を代入し、さらに式(2)のP0,M=0を利用して、下記の式(5)のように表される。
このようにして、1ライン目の画素値、P1,1,P1,2,…,P1,Mがすべて求められる。
2ライン目の画素値P2,1,P2,2,…,P2,Mについては、同様に上記の式(4)にn=2を代入し、さらに1ライン目の画素値の複合化で得られたP1,Mを用いることで求めることができる。例えば、2ライン目の画素値のうち主走査方向にm番目の画素値は、下記の式(6)のように表される。
3ライン目以降の画素値についても同様にして、上記の式(6)やそれ以降の計算で複合化された画素値を用いて求めることができる。図3に示す伸張処理部5の差分復号化部53では、このような方式でデータの復号化処理が行われる。
図2に示す差分符号化部23では、以上説明したような2次元差分符号化が画像データに施される。この2次元差分符号化によって得られるデータは、図2に示すオフセット部24に入力され、そのデータの各数値についてオフセット値「0x0080」が加算され、データが下位サブプレーンD1Lと上位サブプレーンD1Hとに分割される。ここでは、データの分割までの処理について具体的に説明する。
図7は、制御部から差分符号化部に供給された画像データのヒストグラムの例を示す図である。図7には、制御部35(図1)から供給された画像データにおけるデータ値のヒストグラムが示されており、このヒストグラムの横軸はデータ値、縦軸はデータ数(画素数)を表している。
図8は、図7に示す画像データに対する差分符号化およびオフセットの効果を示す図である。
図8のパート(A)には、図7に示した画像データに対して差分符号化が施されて得られるデータのヒストグラムが示されており、このヒストグラムの横軸はデータ値、縦軸は出現頻度を表しており、ここには、この画像データに対して差分符号化が施されると、データのヒストグラムが、最小データ値と最大データ値の双方に鋭いピークを有するヒストグラムとなった様子が示されている。そして、このようなデータに対してオフセット値「0x008」によりオフセットが施されると、データのヒストグラムは、図8のパート(B)に示すような、オフセット値「0x0080」のところに鋭いピークを持つヒストグラムとなる。(オフセット値「0x0080」は16ビットデータの場合であり、8ビットデータの場合は、オフセット値「0x08」にピークを持つヒストグラムになる。)
このように差分符号化およびオフセットによってヒストグラムが変形されたデータは、図2に示すプレーン分割部25によって下位サブプレーンD1Lと上位サブプレーンD1Hとに分割される。
このように差分符号化およびオフセットによってヒストグラムが変形されたデータは、図2に示すプレーン分割部25によって下位サブプレーンD1Lと上位サブプレーンD1Hとに分割される。
図9は、プレーン分割部によるデータ分割の効果を説明する図である。
この図9には、図8のパート(B)に示すヒストグラムがデータ値「255」とデータ値「256」との間で切り離されたヒストグラムが示されており、図2のプレーン分割部25によるデータ分割は、まさにこのようなヒストグラムの分割に相当する効果を生じる。すなわち、本実施形態では、データを構成している16ビットの各数値が上位8ビットと下位8ビットとに分割されることで、下位8ビットが表す数値の連続からなる下位サブプレーンD1Lと上位8ビットが表す数値の連続からなる上位サブプレーンD1Hとが得られる。そして、下位サブプレーンD1Lを構成する8ビットの数値が値「0」から値「255」までの各数値をそのまま表現していて、上位サブプレーンD1Hを構成する8ビットの数値の場合は、値「256」から値「65535」までの数値を表現していると解釈すると、下位サブプレーンD1Lのヒストグラムは、この図9の左側に示されたヒストグラムとほぼ同じものとなり、上位サブプレーンD1Hのヒストグラムは、図9の右側に示されたヒストグラムとほぼ同じものとなる。ただし、上位サブプレーンのヒストグラムについては、図の右側に示されたヒストグラムのデータ値「256」のところに、図9の左側に示されたヒストグラムの面積に等しい高さのピークが付加されたものとなる。
以下では、上位サブプレーンD1Hと下位サブプレーンD1Lとに分割された後のデータの処理について説明する。
まず、図9の右側に示す上位サブプレーンD1Hに対する処理について説明する。
図9の右側に示されたヒストグラムにおいて画素の出現頻度がほとんどゼロに近いことからわかるように、上位サブプレーンD1H中の数値は、ゼロに近い値(16進数表示での「00」や「01」や「FF」)の連続が多いことが予想される。このため、上位サブプレーンD1Hに圧縮を施すには、同一の数値の連続を符号化することで圧縮を行うランレングス符号化が有効であり、上位サブプレーンD1Hは、図2に示すHプレーン圧縮部27の構成要素の1つであるランレングス符号化部271に入力される。
本実施形態では、ランレングス符号化部271で、上位サブプレーンD1Hを構成する連続した8ビットの数値が取り扱われ、16進数表示で値「00」から値「FF」までの数値の連続に対して以下の符号化処理が適用される。
この符号化処理では、複数の8ビットの数値のうちの特定の数値についてのみ符号化処理が行なわれる。このため、このランレングス符号化部271では、受け取ったデータの中から、符号化処理を行う数値(ここでは、この数値を「圧縮対象数値」と称する)と、その圧縮対象数値の連続数が検出される。
本実施形態では、一例として、「01」、「FF」および「00」の3つの数値を圧縮対象数値としている。
図10は、図2に示すランレングス符号化部での符号化の説明図である。
図10の上のラインは、上位サブプレーンD1Hを構成するデータ、下のラインは、ランレングス符号化部271での符号化処理を行った後のデータである。
ここでは、図10の上のラインに示すように、ランレングス符号化部271からは、
「06 02 02 02 01 01 01 01 04 05 00 … 」
なるデータが入力されたものとする。このとき、図2のランレングス符号化部271では、先頭の「06」は圧縮対象数値ではなく、次に続く「02 02 02」も圧縮対象数値ではなく、次に、圧縮対象数値である「01」が4つ連続していること、次に、圧縮対象数値ではない「04」、「05」を間に置いて、圧縮対象数値である「00」が32767個連続していることが検出される。
「06 02 02 02 01 01 01 01 04 05 00 … 」
なるデータが入力されたものとする。このとき、図2のランレングス符号化部271では、先頭の「06」は圧縮対象数値ではなく、次に続く「02 02 02」も圧縮対象数値ではなく、次に、圧縮対象数値である「01」が4つ連続していること、次に、圧縮対象数値ではない「04」、「05」を間に置いて、圧縮対象数値である「00」が32767個連続していることが検出される。
図11は、ランレングス符号化部における、圧縮対象数値を対象にした符号化のアルゴリズムを示す図である。
この図11中、Zは同一の圧縮対象数値の連続数、例えば図10の上のラインの「01」についてはZ=4、「00」についてはZ=32767である。
また、図11中、「YY」は、16進2桁で表わされた圧縮対象数値自体を表わしている。その「YY」に続く、「0」又は「1」は1ビットで表現された「0」又は「1」であり、さらにそれに続く「XXX XXXX…」は、1つの「X」が1ビットを表わしており、この「XXX XXXX…」でZの値を表現している。
すなわち、図11は、圧縮対象数値「YY」がZ<128連続するときは、1バイト目で圧縮対象数値「YY」を表現し、それに続く1バイトで、先頭ビットが「0」、それに続く7ビットでZの値を表現すること、また、圧縮対象数値「YY」がZ≧128連続するときは、1バイト目で圧縮対象数値「YY」を表現し、それに続く2バイト(16ビット)のうちの先頭の1ビットを「1」とすることで2バイトに跨って表現されていることを表現し、それに続く15ビットで、Zの値を表現することを意味している。
この図11に示す規則に従って図10に示す符号化の例について説明する。
図2のプレーン分割部25から入力されてきた上位サブプレーンD1Hのデータ(上のライン)を構成する先頭の数値「06」は圧縮対象数値ではないため、その「06」のまま出力される。また、それに続く「02 02 02」も、「02」は圧縮対象数値ではなく、これら3つの「02」もそのまま出力される。次に、圧縮対象数値である「01」が4個連続するため、「01 04」に符号化される。次の「04」及び「05」は圧縮対象数値ではないため、そのまま「04 05」が出力される。
次に「00」が32767個連続しているため、「00」を置き、次の1バイトのうちの先頭の1ビットを「1」とし、次いで15ビットで32895−128を表現することにより、「00 FF 7F」の3バイトで「00」が32767個連続していることを表現する。すなわち、連続数128は、最初のビット「1」を除き、「00 00」と表現される。
図12は、図2のランレングス符号化部における、連続数に応じた符号化処理の例を示す図である。
・「00」が127個連続するときは、2バイトを用いて「00 7F」に符号化され、
・「00」が32767個連続するときは、3バイトを用いて「00 FF 7F」に符号化され、
・「00」が32895個連続するときは、3バイトを用いて「00 FF FF」に符号化され、
・「00」が128個連続するときは、3バイトを用いて「00 80 00」に符号化され、
・「01」が129個連続するときは、3バイトを用いて「01 80 01」に符号化され、
・「FF」が4096個連続するときは、3バイトを用いて「FF 8F 80」に符号化される。
・「00」が127個連続するときは、2バイトを用いて「00 7F」に符号化され、
・「00」が32767個連続するときは、3バイトを用いて「00 FF 7F」に符号化され、
・「00」が32895個連続するときは、3バイトを用いて「00 FF FF」に符号化され、
・「00」が128個連続するときは、3バイトを用いて「00 80 00」に符号化され、
・「01」が129個連続するときは、3バイトを用いて「01 80 01」に符号化され、
・「FF」が4096個連続するときは、3バイトを用いて「FF 8F 80」に符号化される。
図2に示すランレングス符号化部271では、上記のような符号化処理が行なわれる。
本実施形態によるランレングス符号化部271によれば、最大圧縮率は、3/32895=1/10,965にまで向上する。また、このランレングス符号化部271が符号化処理の対象としている上位サブプレーンD1Hのデータは、図9のヒストグラムで説明したように、8ビットの数値のほとんどが、元のデータ値「256」未満に相当する数値「0」となる。このためランレングス符号化部271における符号化処理によって大幅なデータ圧縮が期待される。
図2のランレングス符号化部271で上記の符号化処理の行なわれた後のデータは、次に図2のHプレーン圧縮部27を構成するデータスキャン部272とハフマン符号化部273に入力される。
このデータスキャン部272では、先ず、ランレングス符号化部271から出力されたデータの全体がスキャニングされてデータ値の出現頻度が求められる。
図13は、データスキャン部によるスキャニング結果の例を示す図である。
ここでは、「A1」の出現頻度が最も強く、以下順に、「A2」、「A3」、「A4」、…の順であるとする。なお、これら「A1」、「A2」等は数値を直接表わしている訳ではなく、数値を表わす符号である。すなわち、「A1」は例えば数値「00」、「A2」は数値「FF」等である。また、ここでは、簡単のため、図2のランレングス符号化部271から送られてくるデータはすべてのデータ値が、「A1」〜「A16」の16個の数値のうちのいずれかの数値であるものとする。そして、このような16個の数値それぞれに対して、データスキャン部272では、出現頻度に応じた符号が割り当てられてハフマンテーブルが作成される。即ち、出現頻度の最も高い「A1」には、2ビットで表わされた符号「00」が割り当てられ、次の「A2」には、やはり2ビットで表わされた符号「01」が割り当てられ、次の「A3」、さらに次の「A4」には、3ビットで表わされる、それぞれ、符号「100」、符号「101」が割り当てられ、次の「A5」〜「A8」には、5ビットで表わされる各符号が割り当てられ、以下同様に、出現頻度が低い数値ほど多くのビット数で表わされた符号が割り当てられる。
図14は、ハフマンテーブルの一例を示す図である。
このハフマンテーブルは、出現頻度が高い数値ほど短かいビット数で表わされた符号に置き換えられるように並べられた、データ値と符号、すなわち、符号化前(置き換え前)の数値と符号化後(置き換え後)の数値との対応付けが1対1に記載された対応テーブルである。なお、図14に示す符号の例は、実際のデータ値の出現頻度に基づいて決定されており、図13に示すものとは各符号は異なっている。
図14に示すハフマンテーブルは、0から255まで256個のデータ値と256個の符号の1対1の対応付けが記載されており、データスキャン部272によるスキャニングの結果、データ中に出現する出現頻度の順にデータが並んでいる。ハフマンテーブルでは符号長も対応付けられている。例えば、ハフマンテーブルにおける1行目のデータ(数値)「0」および2行目のデータ「1」は、最も出現頻度が高く、最小のビット符号長である3ビットの符号長を有する符号「001」および符号「010」がそれぞれ対応付けられている。2行目のデータ「2」は、その次に出現頻度が高く、符号として5ビットの符号長を有する「01100」が対応付けられている、このように、ハフマンテーブルでは、データに出現頻度が高いほど短い符号長の符号が対応付けられている。ハフマンテーブルの最下行では、出現頻度が最も低いデータ136に、符号として12ビットの符号長を有する「111111111111」が対応付けられている。本実施形態における符号の、最長のビット符号長は12ビットである。
図2のHプレーン圧縮部27を構成するハフマン符号化部273では、このようなハフマンテーブルに従ってデータの数値が符号化され、その結果、多くの数値が短かいビット数の符号に置き換えられることとなってデータ圧縮が実現される。
ランレングス符号化部271で符号化されたデータは8ビットごとに、ハフマン符号化部273によって符号に変換される。この変換によって可変長符号化された上位圧縮データD2Hが生成される。
以上の図10〜図14で説明した処理により、図2のHプレーン圧縮部27に入力される上位サブプレーンD1Hについては、ランレングス符号化部271による符号化とハフマン符号化部273による符号化が施されることにより高い圧縮率で圧縮されて上位圧縮データD2Hとなる。
次に、下位サブプレーンD1Lに対する処理について説明する。プレーン分割部25で分割された下位サブプレーンD1Lは連続した8ビットの数値として取り扱われ、ハフマン符号化部261において、図13〜図14で説明したハフマン符号化処理が行われる。ハフマン符号化部261で符号への変換に用いられるハフマンテーブルは、データスキャン部263のスキャンによって生成されるが、本実施形態における下位サブプレーンのハフマンテーブルの内容は、説明の簡単のため、上位サブプレーンの図14に示した例と同じであるとして説明する。Lプレーン圧縮部に入力されたデータは8ビットごとに、ハフマン符号化部261によって符号に変換される。この変換によって可変長符号化された下位圧縮データD2Lが生成される。
なお、上述したように、ユーザから、高速モードが指示された場合には、モード切替部262が切り替えられ、ハフマン符号化部261によるハフマン符号化処理は省略されて、下位サブプレーンD1Lは下位圧縮データD2LとしてLプレーン圧縮部26から出力されることになる。
上位圧縮データD2Hおよび下位圧縮データD2Lは、フレーム合成部28によって組み合われられて1つのフレームが生成され、フレームが通信I/F36によって送信される。フレームにはフレームの伸張処理に必要な各種設定がヘッダとして挿入さる。このヘッダには、ハフマン復号化に用いるテーブルも含まれる。
フレーム合成部28によって合成されたフレームは、図1に示す通信I/F36から、無線でシステムコントローラ4の通信I/F45に送信され、伸張処理部5で伸張処理が施される。
図3に示す伸張処理部5では、図2、および図3〜16を参照して説明した圧縮処理部2とは逆の伸張処理を行い画像データを生成する。
上位圧縮データD2Hおよび下位圧縮データD2L、すなわち、複数のデータ値と複数の符号との1対1の対応付けが記載されたハフマンテーブルが用いられて変換対象のデータが符号に変換されてなる符号化データは、フレームの形式でフレーム解析部58に受信される。また、このフレームには、ハフマンテーブルも含まれている。フレーム解析部58は、フレームから上位圧縮データD2H、下位圧縮データD2L、およびハフマンテーブルを取り出す。
フレーム解析部58からは、符号化に用いられたハフマンテーブルがHプレーン伸張部57のハフマン復号化部573に供給され、ハフマン復号化部573に供給された下位圧縮データD2Lが、ハフマンテーブルを利用してテーブルのデータ値に復号化される。ここで、復号化された数値は、ランレングス符号化部571によって、同一対象数値の連続数を表わす符号が、その値の連続に置き替えられることによって上位サブプレーンD1Hとなる。
また、フレーム解析部58からは、符号化に用いられたハフマンテーブルがLプレーン伸張部56のハフマン復号化部561に供給され、ハフマン復号化部561に供給された下位圧縮データD2Lは、ハフマンテーブルを利用してテーブルのデータ(数値)に復号化され、下位サブプレーンD1Lとなる。
上位サブプレーンD1Hおよび下位サブプレーンD1Lはプレーン合成部55によって、下位ビットおよび上位ビットとして合成される。合成された数値のそれぞれは、オフセット部54によって所定のオフセット値でオフセットされ、差分復号化部53によって差分符号化部23(図2)とは逆の演算が施される。これによって、差分符号化部23に入力された、圧縮前の画像データが復元される。
ここで、ハフマン復号化部について説明する。Hプレーン伸張部57のハフマン復号化部573とLプレーン伸張部56のハフマン復号化部561とは同一の構成を有しているため、代表として、Lプレーン伸張部56のハフマン復号化部561を説明する。
図15は、図13に示すハフマン複合化部の内部構成を示すブロック図である。
図15に示すハフマン復号化部561は、符号化データを一時的に蓄えるバッファ5610と、符号化データをシフトするシフトレジスタ5611と、ハフマンテーブルの内容を保持する汎用テーブル保持部5612と、テーブル5612から符号を読み出す16個の読出部5613(5613a,5613b,5613c,…,5613d)と、2つの12ビットデータの値の大小を比較する16個の汎用比較部5614(5614a,5614b,5614c,…,5614d)と、ハフマンテーブルの一部を保持する専用テーブル保持部5615と、2つの2ビットデータの値を比較する2個の2ビット比較部5616(5616a,5616b)と、2つの3ビットデータの値を比較する3個の3ビット比較部5617(5617a,5617b,5617c)と、データ値を出力する出力部5618とを備えている。
ここで、バッファ5610が、本発明にいうデータ受信部の一例に相当する。また、汎用テーブル保持部5612、読出部5613、および汎用比較部5614の組合せが本発明にいう符号検索部の一例に相当する。また、専用テーブル保持部5615、2ビット比較部5616、および3ビット比較部5617の組合せが、本発明にいう比較部の一例に相当する。また、出力部5618が、本発明にいう出力部の一例に相当する。
バッファ5610は、FIFO(First In First Out)方式のメモリでありフレーム解析部58から出力された符号化データを受信し、一時的に蓄える。
シフトレジスタ5611は、バッファ5610から符号化データを読出して出力する。シフトレジスタ5611からは、先頭のビット0からビット11までの12ビット分の符号化データが出力される。汎用比較部5614には、出力されるデータのうち、ビット0からビット11までが供給され、2ビット比較部5616には、出力されるデータのうちビット0およびビット1が供給され、3ビット比較部5617にはビット0からビット2までが供給される。
また、シフトレジスタ5611は、符号化データを、指定されたビット数だけデータの先頭側すなわち図の左側へ移動させることによって、符号化データにおいて注目対象となる先頭を後方側に移していく。より詳細には、シフトレジスタ5611におけるデータの移動によって、データの先頭側すなわち図の左側から順に指定されたビット数の符号が除去される。これと同時に、除去された符号に続く次の符号の位置が繰り上がり、この繰り上がった符号がビット0から配置されることとなる。また、シフトレジスタ5611から除去されたビット数と同じビット数の新しいデータがバッファ5610から読み出されることによってシフトレジスタ5611に補充される。
汎用テーブル保持部5612には、フレーム解析部58から出力されたハフマンテーブル、つまり、ハフマン符号化部273(図2)においてデータが符号に変換されたときに用いられた、データ値と複数の符号との1対1の対応付けが記載されたハフマンテーブルが保持される。
図16は、図15に示す汎用テーブル保持部に保持されたハフマンテーブルの例を示す図である。図16の左側の表には、符号化の場面で図14に示すハフマン符号が用いられた場合に、汎用テーブル保持部5612に保持されたハフマンテーブルが示されている。
汎用テーブル保持部5612には、データ値(数値)と符号と符号長とが対応付けられて保持される。汎用テーブル保持部5612は、フレーム解析部58から出力された、符号化で用いられた図14のハフマンテーブルとは異なり、符号について下位側にビット値「0」が付加され、最長のビット長すなわちここでは12ビット長となった付加符号を保持する。
汎用テーブル保持部5612の1番目すなわちアドレス0には、例えば図16のテーブルの1行目に示すように、図14の1行目に示した3ビットの符号「001」に対して、下位側に9ビットのビット値「0」が付加された付加符号「001000000000」が、この符号の本来のビット長「3」と対応するデータの値「0」ともに保持される。2番目以降も同様である。ハフマンテーブルの各符号の下位側に「0」が付加されてビット数が統一された付加符号は、符号同士の値の順番が既知であり、付加符号は、具体的には、値が小さい順に並んでいる。
読出部5613は、汎用テーブル保持部5612から付加符号を読み出して汎用比較部5614に供給する。汎用比較部5614は、2つの12ビット長の値の大小を比較するマグネチュードコンパレータである。汎用比較部5614は、読出部5613によって汎用テーブル保持部5612から読み出された、12ビット分の付加符号の値と、シフトレジスタ5611の先頭から始まる12ビット分のデータ部分の値との大小を比較する。比較結果は、シフトレジスタ5611のデータの値が付加符号の値以上か未満かのいずれかとなる。
シフトレジスタ5611の12ビットのデータ部分と、汎用テーブル保持部5612内の、「0」が付加されて12ビットとなった付加符号のそれぞれとの大小が比較されることにより、シフトレジスタ5611の先頭から始まる符号に対応する付加符号が、汎用テーブル保持部5612内から検索される。
出力部5618は、汎用比較部5614による検索で見つかった付加符号に対応するデータ値を汎用テーブル保持部5612から読み出して出力する。ここで、付加符号に対応するデータ値は、すなわちこの付加符号の元となった符号に対応するデータ値のことであり、結果的に、出力部5618は、符号に対応するデータ値を出力することとなる。また、出力部5618には、ビット数出力部5618aが備えられており、このビット数出力部5618aは、見つかった符号に対応する符号長を読み出してシフトレジスタ5611に供給する。これによって、符号化データにおいて復号化された符号の次の符号がシフトレジスタ5611内の先頭に配置されることなる。ここで、ビット数出力部5618aおよびシフトレジスタ5611の組合せが、本発明にいう先頭移動部の一例に相当する。
読出部5613および汎用比較部5614は、シフトレジスタ5611のデータと、汎用テーブル保持部5612の付加符号との大小比較を、離散比較、更に詳細比較と2段階で比較することにより、汎用テーブル保持部5612に保持された256個の付加符号の中から、16個の汎用比較部5614を用いて、シフトレジスタ5611のデータに対応する付加符号を検索することができる。この、汎用比較部5614による検索の詳細については後述する。
専用テーブル保持部5615は、データが符号に変換されたときに用いられたハフマンテーブルの符号のうち、最長の符号長(12ビット)より短い2ビットの符号および符号長が3ビットの符号を特定符号として保持し、これらの符号に対応するデータ値も保持する。例えば、図14に示すハフマンテーブルの例では最小のビット符号長は3ビットであり、2ビット長の符号はない。この場合、特定符号として最小の符号長である3ビットの符号「001」,「010」とこれらの符号に対応する8ビットの値「0」,「1」が専用テーブル保持部5615によって保持される。
2ビット比較部5616(5616a,5616b)は、専用テーブル保持部5615に保持された2ビットの符号と、シフトレジスタ5611のデータの先頭から2ビット分のデータとの一致不一致を比較する。また、3ビット比較部5617(5617a,5617b,5617d)は、専用テーブル保持部5615に保持された3ビットの符号と、シフトレジスタ5611のデータの先頭から3ビット分のデータとの一致不一致を比較する。ただし、例えば図14に示すように2ビット長の符号がない場合には2ビット比較部5616は動作せず、3ビット比較部5617のうち、専用テーブル保持部5615に値が保持された部分に対応する3ビット比較部5617a,5617bが比較を行う。
図17は、図15に示すシフトレジスタ、2ビット比較部、3ビット比較部、および汎用比較部の接続関係を簡潔に示したブロック図である。
図17に示すように、2ビット比較部5616、3ビット比較部5617、および汎用比較部(コンパレータ)5614は、シフトレジスタ5611に対し並列に接続されており、シフトレジスタ5611から出力される符号化データに対し比較を同時に開始することができる。
図15に戻って説明を続ける。出力部5618は、上述したように、汎用比較部5614による検索で見つかった符号に対応するデータ値を汎用テーブル保持部5612から読み出して出力するが、2ビット比較部5616および3ビット比較部5617よる比較の結果、専用テーブル保持部5615に保持された特定符号と、シフトレジスタ5611の符号化データの先頭のデータ部分とが一致していた場合には、特定符号に前記対応テーブルで対応付けられているデータ値を復号化データとして出力する。そして、出力部5618は、2ビット比較部5616および3ビット比較部5617よる比較の結果、特定符号とデータ部分とが不一致であった場合には、汎用比較部5614による検索で見つかった符号に対応するデータ値を汎用テーブル保持部5612から読み出して出力する。
ビット数が短い特定符号については、2ビット比較部5616および3ビット比較部5617によって符号化データの中の部分との一致不一致に基づいてデータ値が求められる。したがって、特定符号については簡単な構成で高速にデータ値が求められる。
続いて、汎用比較部5614による検索の手順について説明する。
ここでは、汎用テーブル保持部5612に、図16に示す値が保持され、シフトレジスタ5611に、符号化データとして先頭から12ビットの値「100011001100」が保持された場合の例について説明する。
まず、比較の1回目である離散比較では、読出部5613が、図16に示すように付加符号が値の順に並んで保持された汎用テーブル保持部5612から一定間隔で離散した付加符号、例えば16行ごとに1つの付加符号を読み出し、汎用比較部5614に供給する。この場合、256行のテーブルからは、アドレス0,16,32,48,60,…240に対応する16の付加符号が読み出され、16個の汎用比較部5614に供給される。なお、アドレス0については比較結果が明らかなので省略することができる。
汎用比較部5614のそれぞれは、汎用テーブル保持部5612から読み出された12ビットの付加符号の値と、シフトレジスタ5611に保持された12ビットのデータの値の大小比較を行う。図16の右側の表には、この1回目の比較結果の一部が示されている。シフトレジスタ5611の符号化データ「100011001100」の値は、汎用テーブル保持部5612の付加符号のうち、例えばアドレス16の付加符号「011110000000」の値より大きい、つまり、付加符号の値以上である。他の付加符号について見ると、シフトレジスタ5611の符号化データの値は、アドレス16,32,48,…,144の付加符号の値以上である。この一方、シフトレジスタ5611の符号化データの値は、アドレス160,176,192,…,240の付加符号の値未満である。これによって、シフトレジスタ5611の符号化データは、汎用テーブル保持部5612の付加符号のうち、アドレス144とアドレス159に保持された付加符号の値の範囲に絞り込まれる。
次に、比較の2回目である詳細比較では、読出部5613が、図16に示すように付加符号が値の順に並んで保持された汎用テーブル保持部5612から、シフトレジスタ5611の符号化データの値よりも小さくこの符号化データの値に最も近い付加符号と、この符号化データの値よりも大きく符号化データの値に最も近い付加符号との間に並んだすべての付加符号を読み出し、汎用比較部5614に供給する。今回の例では、汎用テーブル保持部5612の、アドレス144とアドレス159の間に保持された16個の付加符号が読み出され、16個の汎用比較部5614にそれぞれ供給される。なお、アドレス144については、比較の1回目で大小比較が完了しているので省略することができる。
汎用比較部5614のそれぞれは、汎用テーブル保持部5612から読み出された12ビットの付加符号の値と、シフトレジスタ5611から出力された12ビットの符号化データの値の大小比較を行う。図18の右側の表には、比較結果の一部が示されている。シフトレジスタ5611の符号化データの12ビットの値「100011001100」は、汎用テーブル保持部5612の付加符号のうち、例えばアドレス145の付加符号「0100011001100」の値より大きい、つまり、付加符号の値以上である。他の付加符号について見ると、シフトレジスタ5611の符号化データの値は、アドレス145,146,147,…,155の付加符号の値以上である。この一方、シフトレジスタ5611の符号化データの値は、アドレス156,157,158,159の付加符号の値未満である。これによって、シフトレジスタ5611の符号化データは、汎用テーブル保持部5612の付加符号のうち、アドレス155に保持された付加符号に対応すると判定される。つまり、シフトレジスタ5611から出力された符号化データの先頭から8ビット分には、汎用テーブル保持部5612のアドレス155に保持された付加符号「100011000000」の元となった8ビットの符号「10001100」が含まれている。このようにして、目的の付加符号が検索される。
出力部5618は、汎用比較部5614による検索で見つかった符号に対応するデータ値を汎用テーブル保持部5612から読み出して出力する。上述した例では、汎用テーブル保持部5612のアドレス155に保持されたデータの値「167」が復号化データとして出力される。また、出力部5618のビット数出力部5618aは、復号化データとして出力されたデータ値にハフマンテーブルで対応付けられている符号長も読み出しビット数としてシフトレジスタ5611に供給する。上述した例では、汎用テーブル保持部5612のアドレス155に保持された符号長「8」が出力される。この結果、シフトレジスタ5611は、データ全体を8ビット分先頭に移動して、すでに一致が検出された8ビットの符号を復号済として廃棄するとともに、9ビット目から始まる次の符号をシフトレジスタ5611内の先頭に配置する。こうして符号化データの符号は順次検索され、対応するデータ値に変換されていく。
このように本実施形態のハフマン復号化部561は、離散比較および詳細比較の2段階に分けて比較を行い、該当する符号を検索することによって、それぞれの段階の比較処理の数を抑えることができる。したがって、比較のための回路規模が低減する。
また、シフトレジスタ5611のから出力される符号化データが、仮に、例えば「001」で始まる値の場合には、3ビット比較部5617aによって符号化データの中の「001」部分との一致が検出される。この場合、出力部5618は、汎用比較部5614による比較結果を待たずに、専用テーブル保持部5615から、3ビット比較部5617aに対応する値「0」を読出して出力する。また、出力部5618のビット数出力部5618aは、3ビット比較部5617aが比較を行ったビット数「3」をシフトレジスタ5611に供給する。このように、3ビットの符号については、2段階の比較による検索を経ずに、比較部5617によって直ちに符号が求められる。特にハフマン符号化では、少ない符号長の符号ほど出現頻度が高いため、全体的な復号化速度がより高速となる。
このようにして、本実施形態のシステムコントローラ4では、回路規模を抑えつつ復号化の高速化が可能となる。
なお、上述した実施形態では、本発明の実施形態として、放射線画像診断システムのシステムコントローラを説明したが、本発明のデータ復号化装置はこれに限られるものではなく、複数のデータ値と複数の符号との1対1の対応付けが記載された対応テーブルが用いられて変換対象のデータが符号に変換されてなる符号化データを復号化する復号化装置に適用することができる。例えば、上述した実施形態では、差分符号化処理されたデータをハフマン符号化した符号化データを復号化する例を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、離散コサイン変換が施されたデータをハフマン符号化した符号化データを復号化するものであってもよい。
また、上述した実施形態では、ハフマンテーブルがデータスキャン部によって出現頻度に応じた最適化がなされる例を説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、対応テーブルは、事前に準備された固定テーブルであってもよい。
また、上述した実施形態では、付加符号のビット長として、ハフマンテーブルの中の最長のビット符号長である12ビットの例を説明したが、本発明にいう付加符号ののビット長は、対応テーブル中で最長のビット符号長以上の所定ビット長分であればよく、例えば、最長のビット符号長が12ビットの場合でも、付加符号を例えば24ビットや32ビットとして比較を行うものであってもよい。
S 放射線画像診断システム
1 放射線照射装置
2 圧縮処理部
3 放射線検出ユニット
4 システムコントローラ
5 伸張処理部
11 放射線源
53 差分復号化部
54 オフセット部
55 プレーン合成部
56 Lプレーン伸張部
57 Hプレーン伸張部
58 フレーム解析部
5610 バッファ
5611 シフトレジスタ
5612 汎用テーブル保持部
5613 読出部
5614 汎用比較部
5615 専用テーブル保持部
5616 2ビット比較部
5617 3ビット比較部
5618a ビット数出力部
5618 出力部
1 放射線照射装置
2 圧縮処理部
3 放射線検出ユニット
4 システムコントローラ
5 伸張処理部
11 放射線源
53 差分復号化部
54 オフセット部
55 プレーン合成部
56 Lプレーン伸張部
57 Hプレーン伸張部
58 フレーム解析部
5610 バッファ
5611 シフトレジスタ
5612 汎用テーブル保持部
5613 読出部
5614 汎用比較部
5615 専用テーブル保持部
5616 2ビット比較部
5617 3ビット比較部
5618a ビット数出力部
5618 出力部
Claims (3)
- 複数のデータ値と複数の符号との1対1の対応付けが記載された対応テーブルが用いられて変換対象のデータが符号に変換されてなる符号化データを受信するデータ受信部と、
前記対応テーブル中で最長のビット符号長以上の所定ビット長分の、前記符号化データの先頭から始まるデータ部分の値と、該対応テーブル中の符号について下位側に所定のビット値が付加されて前記所定ビット長となった付加符号の値とを大小比較することにより、該符号化データの先頭に位置している符号に対応した付加符号を見つける符号検索部と、
前記対応テーブル中に含まれた符号のうち、最長よりは短い特定のビット符号長を有する特定符号と、前記符号化データの先頭から始まる、該特定のビット符号長と同じビット長分のデータ部分との一致不一致を比較する比較部と、
前記比較部による比較の結果、前記特定符号と前記符号化データの先頭のデータ部分とが一致していた場合には、該特定符号に前記対応テーブルで対応付けられているデータ値を復号化データとして出力し、該比較部による比較の結果、該特定符号と該データ部分とが不一致であった場合には、前記符号検索部による検索で見つかった符号に対応する付加符号に前記対応テーブルで対応付けられているデータ値を復号化データとして出力する出力部と、
前記出力部で復号化データとして出力されたデータ値に前記対応テーブルで対応付けられている符号のビット符号長と同じビット長分だけ前記符号化データの先頭を、復号済として後方側に移動させる先頭移動部とを備えたことを特徴とするデータ復号化装置。 - 前記比較部が、対応テーブル中の符号のうち、最小のビット符号長を有する符号を少なくとも含んだ1つ以上の符号を上記特定符号として比較するものであることを特徴とする請求項1記載のデータ復号化装置。
- 前記付加符号は、該付加符号同士の値の順番が既知のものであり、
前記符号検索部が、前記付加符号のうち、前記順番中で離散した各付加符号の値と、前記符号化データの先頭から始まる前記データ部分の値とを大小比較することで、該符号化データの先頭に位置している符号に対応した付加符号の値の範囲を絞り込む離散比較を行い、前記付加符号のうち、該離散比較で絞り込まれた範囲の値を有する各付加符号の値と、該データ部分の値とを大小比較する詳細比較を更に行うものであることを特徴とする請求項1または2記載のデータ復号化装置。
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JP2009147751A JP2011004338A (ja) | 2009-06-22 | 2009-06-22 | データ復号化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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