JP2011003975A - 誤り訂正符号化装置および誤り訂正復号装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】すべてのコードブロックについて誤り訂正能力を向上させる誤り訂正符号化装置および誤り訂正復号装置を提供する。
【解決手段】符号化装置10は、トランスポートブロックを、各コードブロックが他のコードブロックの一部を含むように複数のコードブロックに分割し、複数のコードブロックの各々に対して誤り訂正符号化処理を行ってコードブロックコードワードを生成し、コードブロックコードワードを結合してトランスポートブロックコードワードを生成し、復号装置20は、トランスポートブロックコードワードを複数のコードブロックコードワードに分割し、コードブロックコードワードの各々に対して誤り訂正復号処理を行ってコードブロックを復元し、復号が成功したコードブロックに含まれる他のコードブロックのデータを分離し、復号が成功し他のコードブロックのデータが分離されたコードブロックを結合し、トランスポートブロックを復元する。
【選択図】図1

Description

本発明は、誤り訂正符号化装置および誤り訂正復号装置に関する。
順方向誤り訂正(FEC:Forward Error Correction)は、デジタル通信システムやデジタルデータ蓄積システムなどに幅広く利用されている技術である。通信システムにおける送信装置から受信装置へデータを送信する場合において、あるいは蓄積システムにおける書き込み装置から読み出し装置へデータの受け渡しを行う場合において、本来のデータに冗長度を加えることにより、例えば伝搬路上のノイズや、読み出しが正常に動作しなかった部分などがあった場合でも、本来のデータを正しく復元することが可能である。近年は、通信技術や電子計算機の処理能力などの向上により、取り扱うデータの容量の急激に増大しており、効率的でかつ誤り訂正能力の高いFECが求められている。このため、ターボ符号や低密度パリティ検査(LDPC)符号など、シャノン限界に近い誤り訂正符号がさまざまなシステムに採用されている。
その一例として、3GPP(3rd Generation Partnership Project)によって仕様化が進められているE−UTRA(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)と呼ばれる従来の移動体通信システムで採用されている誤り訂正符号化方式を図9に示す(非特許文献1)。図9に示すように、E−UTRAでは、データの送受信単位としてトランスポートブロックを定義し、これを複数のコードブロック(CB)と呼ばれる小データに分割して、そのコードブロック毎に、誤り検出用検査ビット(CRC:Cyclic Redundancy Check)の計算およびその検査ビットの付加、誤り訂正符号化処理、レートマッチング処理などの符号化処理を行い、コードブロック毎のコードワード(符号語)を作成する。その後、それらを再び一つに統合して、トランスポートブロックのコードワードを作成する。そして、そのトランスポートブロックのコードワードに対して、変調処理などの無線送信処理を行った後、受信装置に向けて送信する。受信装置では、前述の動作の逆を行って、トランスポートブロックの復元を行う。
3GPP TS 36.212 V8.6.0 (2009−03) Technical Specification 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network;Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E−UTRA) Multiplexing and channel coding (Release 8)
しかしながら、上述したような従来の技術においては、誤り検出処理や、誤り訂正符号化処理、およびレートマッチング処理などの符号化処理は、コードブロック毎に独立して行われるため、仮にある一つのコードブロックの復号が失敗した場合、他のすべてのコードブロックの復号が成功したとしても、その復号が失敗したコードブロックを救済することはできず、トランスポートブロック全体としては復号が失敗となってしまう。この場合、通信システムなどにおいては、HARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)などの再送方式を利用することにより、誤り訂正能力を高めて再度復号を試みることができるが、その場合においても、復号が成功したコードブロックを含むトランスポートブロック全体のコードワードを符号化装置から復号装置へ受け渡す必要があり、効率が悪いという問題点があった。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、すべてのコードブロックについて誤り訂正能力を向上させる誤り訂正符号化装置および誤り訂正復号装置を提供する。
本発明の誤り訂正符号化装置は、トランスポートブロックを複数のコードブロックに分割するコードブロック分割部と、前記複数のコードブロックの各々に対して誤り訂正符号化処理を行ってコードブロックコードワードを生成する誤り訂正符号化部と、前記コードブロックコードワードを結合してトランスポートブロックコードワードを生成するコードブロック結合部とを備え、前記コードブロック分割部は、各コードブロックが他のコードブロックの一部を含むように前記トランスポートブロックを複数のコードブロックに分割することを特徴とする。
前記コードブロック分割部は、各コードブロックが後方に隣接するコードブロックの先頭の部分を含むように前記トランスポートブロックを複数のコードブロックに分割してもよい。
前記コードブロック分割部は、各コードブロックが前方に隣接するコードブロックの末尾の部分を含むように前記トランスポートブロックを複数のコードブロックに分割してもよい。
前記コードブロック分割部は、各コードブロックが後方に隣接するコードブロックの先頭の部分と前方に隣接するコードブロックの末尾の部分とを含むように前記トランスポートブロックを複数のコードブロックに分割してもよい。
前記コードブロック分割部は、各コードブロックが他のコードブロックの一部を含む量をそれぞれ独立に設定するようにしてもよい。
本発明の誤り訂正復号装置は、トランスポートブロックを、各コードブロックが他のコードブロックの一部を含むように複数のコードブロックに分割し、各コードブロックを誤り訂正符号化してコードブロックコードワードを生成し、前記コードブロックコードワードを結合して生成されたトランスポートブロックコードワードを復号する誤り訂正復号装置であって、前記トランスポートブロックコードワードを複数の前記コードブロックコードワードに分割するコードブロック分離部と、前記コードブロックコードワードの各々に対して誤り訂正復号処理を行って前記コードブロックを復元する誤り訂正復号部と、復号が成功した前記コードブロックに含まれる他のコードブロックのデータを分離するセグメント分離部と、復号が成功し他のコードブロックのデータが分離された前記コードブロックを結合し、前記トランスポートブロックを復元するトランスポートブロック復元部とを備えることを特徴とする。
本発明の誤り訂正復号装置は、復号が成功したコードブロックに含まれる復号が失敗した他のコードブロックのデータを再符号化し、前記復号が失敗した他のコードブロックのコードワードの該当部分を前記再符号化したデータに置き換える再符号化部をさらに備えてもよい。
本発明の、誤り訂正符号化装置および誤り訂正復号装置は、すべてのコードブロックについて誤り訂正能力を向上させることができる。
本発明による符号化装置の構成の一例を示すブロック図である。 トランスポートブロックを複数のコードブロックに分割する方法の一例を説明する図である。 トランスポートブロックを複数のコードブロックに分割する方法の他の例を説明する図である。 トランスポートブロックを複数のコードブロックに分割する方法のさらに他の例を説明する図である。 本発明の符号化装置におけるデータおよび処理の流れの一例を説明する図である。 本発明による復号装置の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の復号装置におけるデータの流れの一例を説明する図である。 本発明の復号装置における処理の流れの一例を説明する図である。 従来の移動体通信システムで採用されている誤り訂正符号化方式を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明による符号化装置の構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、符号化装置10は、コードブロック分割部11と、誤り検出ビット付加処理部12と、誤り訂正符号化部13と、レートマッチング部14と、コードブロック結合部15とを備える。符号化装置10には、外部よりトランスポートブロックおよび制御信号が入力される。トランスポートブロックは符号化を行う対象のデータである。制御情報には、トランスポートブロックの符号化処理を行うために必要な情報、例えば、符号化率やHARQのRV(Redundancy Version)などが含まれる。
コードブロック分割部11は、外部より入力されたトランスポートブロックをコードブロックに分割し、誤り検出ビット付加処理部12に出力する。誤り検出ビット付加処理部12は、コードブロック分割部11から入力されるコードブロックに対して誤り検出用の検査ビットを生成し、コードブロックに付加して誤り訂正符号化部13に出力する。誤り訂正符号化部13は、誤り検出ビット付加処理部12から入力されるコードブロックに対して誤り訂正符号化処理を行って符号化コードブロックを生成し、レートマッチング部14に出力する。レートマッチング部14は、誤り訂正符号化部13から入力される符号化コードブロックに対して、制御情報にしたがってパンクチャリング(ビット間引き)やレピティション(ビット繰り返し)を行い、コードブロックコードワードを生成して、コードブロック結合部15に出力する。コードブロック結合部15は、レートマッチング部14から入力されるコードブロックコードワードを結合し、トランスポートブロックコードワードとして外部に出力する。
図2は、コードブロック分割部11においてトランスポートブロックを複数のコードブロックに分割する方法の一例を説明する図である。まず、トランスポートブロックを、外部より入力される制御情報にしたがって複数のセグメントに分割する。分割するセグメントの個数、及び各セグメントのビット数は、制御情報に含まれている。ここでは一例として、セグメントの個数を5としている。次に、各セグメントの最後尾に、後方に隣接するセグメントの先頭のデータを付けてコードブロックを構成する。すなわち、セグメント1の最後尾にセグメント2の先頭からα1ビット分を付け、これをコードブロック1とする。以下、コードブロック1に含まれるセグメント1の部分を本セグメント、セグメント2の部分を重複セグメントと呼称する。以下同様に、セグメント2の最後尾にセグメント3の先頭からα2ビットを付けてコードブロック2とし、セグメント3の最後尾にセグメント4の先頭からα3ビットを付けてコードブロック3とし、セグメント4の最後尾にセグメント5の先頭からα4ビットを付けてコードブロック4とし、セグメント5の最後尾に後方のトランスポートブロックのセグメント1の先頭からα1ビットを付けてコードブロック5とする。図2では、各コードブロック中の重複セグメントを網掛けで示している。α1乃至α5のビット数は、制御情報に含まれており、それぞれ独立に値が設定される。値が0の場合、重複セグメントを含まないコードブロックとなる。
図3は、コードブロック分割部11においてトランスポートブロックを複数のコードブロックに分割する方法の他の例を説明する図である。図2の例と同様に、まず、トランスポートブロックを、外部より入力される制御情報にしたがって複数のセグメントに分割する。図2の例と異なる点は、各セグメントの先頭に、前方に隣接するセグメントの末尾のデータを付けてコードブロックを構成する点である。すなわち、セグメント5の先頭にセグメント4の最後尾からα5ビット分を重複セグメントとして付け、これをコードブロック5とする。以下同様に、セグメント4の先頭にセグメント3の最後尾からα4ビットを付けてコードブロック4とし、セグメント3の先頭にセグメント2の最後尾からα3ビットを付けてコードブロック3とし、セグメント2の先頭にセグメント1の最後尾からα2ビットを付けてコードブロック2とし、セグメント1の先頭に前方のトランスポートブロックのセグメント5の最後尾からα1ビットを付けてコードブロック1とする。なお、α1乃至α5のビット数は、制御情報に含まれており、それぞれ独立に値が設定される。値が0の場合、重複セグメントを含まないコードブロックとなる。
図4は、コードブロック分割部11においてトランスポートブロックを複数のコードブロックに分割する方法のさらに他の例を説明する図である。図2および図3の例と同様に、まず、トランスポートブロックを、外部より入力される制御情報にしたがって複数のセグメントに分割する。図2および図3の例と異なる点は、各セグメントの先頭に、前方に隣接するセグメントの末尾のデータを付け、さらに、各セグメントの最後尾に、後方に隣接するセグメントの先頭のデータを付けてコードブロックを構成する点である。すなわち、セグメント1に対し、前方のトランスポートブロックのセグメント5の最後尾からα1aビット分のデータを先頭に付け、セグメント2の先頭からα1bビット分のデータを最後尾に付け、これをコードブロック1とする。以下同様に、セグメント2の先頭にセグメント1の最後尾からα2aビットを付け、最後尾にセグメント3の先頭からα2bビットを付けてコードブロック2とし、セグメント3の先頭にセグメント2の最後尾からα3aビットを付け、最後尾にセグメント4の先頭からα3bビットを付けてコードブロック3とし、セグメント4の先頭にセグメント3の最後尾からα4aビットを付け、最後尾にセグメント5の先頭からα4bビットを付けてコードブロック4とし、セグメント5の先頭にセグメント4の最後尾からα5aビットを付け、最後尾に後方のトランスポートブロックのセグメント1の先頭からα5bビットを付けてコードブロック5とする。なお、αNaおよびαNb(N=1,2,3,4,5)のビット数は、制御情報に含まれており、それぞれ独立に値が設定される。値が0の場合、重複セグメントを含まないコードブロックとなる。
図5は、符号化装置10におけるデータおよび処理の流れの一例を説明する図である。ここでは一例として図4に示すコードブロックの分割方法による処理を示しているが、図2および図3に示すコードブロックの分割方法においても同様に処理することができる。まず、コードブロック分割部11が、符号化装置10に入力されたトランスポートブロックを図4に示したように複数のコードブロック(CB)に分割する。次に、誤り検出ビット付加処理部12が、各コードブロックに対して誤り検出用の検査ビット(CRCなど)を計算し、各コードブロックに付加する。次に、誤り訂正符号化部13が、誤り検出用検査ビットを含む各コードブロックに対して誤り訂正符号化処理を行い、符号化コードブロック(CB)を生成する。次に、レートマッチング部14が、制御情報に含まれる符号化率やRVにしたがってパンクチャリングやレピティションを行い、コードブロックコードワード(CB−CW)を生成する。次に、コードブロック結合部15が、すべてのコードブロックコードワードを結合し、トランスポートブロックコードワードを生成して、外部に出力する。
次に、本発明の復号装置の実施形態を説明する。図6は、本発明による復号装置の構成の一例を示すブロック図である。図6に示すように、復号装置20は、コードブロック分離部21と、レートデマッチング部22と、バッファ部23と、誤り訂正復号部24と、誤り検出部25と、セグメント分離部26と、再符号化部27と、トランスポートブロック復元部28とを備える。復号装置20には、外部よりトランスポートブロックコードワードおよび制御情報が入力される。トランスポートブロックコードワードは、図1に示す符号化装置が生成したトランスポートブロックを符号化したものである。制御情報には、トランスポートブロックコードワードを復号するために必要な情報、例えば、復号後のトランスポートブロックのデータサイズや符号化率、HARQのRVなどが含まれる。
コードブロック分離部21は、トランスポートブロックコードワードをブロック毎のコードブロックコードワードに分離し、レートデマッチング部22に出力する。レートデマッチング部22は、コードブロック分離部21から入力されるコードブロックコードワードに対して、制御情報にしたがってデパンクチャリング(間引きされたビットの挿入)やデリピティション(繰り返しビットの合成)を行い、さらに、バッファ部23に格納されている符号化コードブロックとの合成を行って符号化コードブロックを生成し、バッファ部23に出力する。バッファ部23は、レートデマッチング部22から入力される符号化コードブロックを格納し、誤り訂正復号部24に出力する。誤り訂正復号部24は、バッファ部23から入力される符号化コードブロックに対して誤り訂正復号処理を行い、誤り検出部25に出力する。誤り検出部25は、誤り訂正復号部から入力されるコードブロックに対して誤り検出を行い、誤りがないコードブロックのみをセグメント分離部26に出力する。セグメント分離部26は、誤り検出部25から入力される誤りがないコードブロックに対して、誤り検出用検査ビットを除去し、さらにセグメント毎に分離して、再符号化部27とトランスポートブロック復元部28に出力する。再符号化部27は、セグメント分離部26から入力される誤りのないセグメントを誤り訂正符号化し、バッファ部23に格納されている符号化コードブロックのうち誤りのあった符号化コードブロックの該当部分に置き換える。トランスポートブロック復元部28は、セグメント分離部26から入力されるすべてのセグメントを結合し、トランスポートブロックを復元して、外部に出力する。
図7は、復号装置20におけるデータの流れの一例を説明する図である。なお、ここでは、図4に示す方法にてコードブロック分割されたデータについて記載しているが、図2および図3に示すコードブロック分割方法で分割されたデータについても同様に処理することができる。まず、コードブロック分離部21が、復号装置20に入力されたトランスポートブロックコードワードをコードブロックコードワード(CB−CW)に分離する。次に、レートデマッチング部22が、コードブロックコードワードにデパンクチャリングあるいはデレピティションを行って、デマッチング後のコードブロックコードワードを生成し、さらに、バッファ部23に格納されている符号化コードブロック(CN)との合成を行い、再びバッファ部23に格納する。次に、誤り訂正復号部24が、バッファ部23に格納されている符号化コードブロックに誤り訂正復号を行い、誤り検出用検査ビット(CRC)付きのコードブロックを生成する。次に、誤り検出部25が、誤り検出用検査ビット付きのコードブロックにおいて誤り検出を行い、誤りがないコードブロックから誤り検出用検査ビットを取り除き、コードブロックを生成する。次に、セグメント分離部26が、コードブロックを本セグメントと重複セグメントとに分離する。次に、トランスポートブロック復元部28が、本セグメントを結合し、トランスポートブロックを生成する。一方、再符号化部27が、重複セグメントを再度誤り訂正符号化し、バッファ部23に格納されている誤りのあったコードブロックの符号化コードブロックの該当部分と置き換える。
図8は、復号装置20における処理の流れの一例を説明する図である。なお、ここでは、図4に示す方法にてコードブロック分割されたデータについて記載しているが、図2および図3に示すコードブロック分割方法で分割されたデータについても同様に処理することができる。まず、外部から入力されたトランスポートブロックコードワードを、コードブロック分割部21によって各コードブロックコードワード(CB−CW)に分離し、それぞれ、レートデマッチング部22、バッファ部23および誤り訂正復号部24によって復号処理を行った後、誤り検出部25によって誤りがないかを検査する。
ここで一例として、コードブロック(CB)3には誤りが検出されず(復号OK)、コードブロック1、2、4、5には誤りが検出された(復号NG)ものとする。復号OKとなったコードブロック3を、セグメント分離部26によって、本セグメントであるセグメント3と、重複セグメントであるセグメント2および4とに分離する。重複セグメント2および4を、再符号化部27によって誤り訂正符号化し、バッファ部23に格納されている符号化コードブロック2および4の該当部分を、この誤り訂正符号化した重複セグメント2および4に置き換える。次に、誤り訂正復号部24によって、バッファ部23に格納されている符号化コードブロック2および4に対して再度誤り訂正復号を行い、誤り検出部25によって誤りがないかを検査する。
ここで、コードブロック2には誤りが検出されて復号が再度NGとなり、コードブロック4には誤りが検出されず復号がOKになったとする。復号OKとなったコードブロック4を、セグメント分離部26によって、本セグメントであるセグメント4と、重複セグメントであるセグメント3および5とに分離する。重複セグメント5を、再符号化部27によって誤り訂正符号化し、バッファ部23に格納されている符号化コードブロック5の該当部分を、この誤り訂正符号化した重複セグメント5に置き換える。この時点でコードブロック3はすでに復号OKであるので、重複セグメント3は破棄する。次に、誤り訂正復号部24によって、バッファ部23に格納されている符号化コードブロック5に対して再度誤り訂正復号を行い、誤り検出部25によって誤りがないかを検査する。
ここで、コードブロック5には誤りが検出されず復号がOKになったとする。復号OKとなったコードブロック5を、セグメント分離部26によって、本セグメントであるセグメント5と、重複セグメントであるセグメント4および1とに分離する。重複セグメント1を、再符号化部27によって誤り訂正符号化し、バッファ部23に格納されている符号化コードブロック1の該当部分を、この誤り訂正符号化した重複セグメント1に置き換える。この時点でコードブロック4はすでに復号OKであるので、重複セグメント4は破棄する。次に、誤り訂正復号部24によって、バッファ部23に格納されている符号化コードブロック1に対して再度誤り訂正復号を行い、誤り検出部25によって誤りがないかを検査する。
ここで、コードブロック1には誤りが検出されず復号がOKになったとする。復号OKとなったコードブロック1を、セグメント分離部26によって、本セグメントであるセグメント1と、重複セグメントであるセグメント5および2とに分離する。重複セグメント2を、再符号化部27によって誤り訂正符号化し、バッファ部23に格納されている符号化コードブロック1の該当部分を、この誤り訂正符号化した重複セグメント2に置き換える。この時点でコードブロック1はすでに復号OKであるので、重複セグメント1は破棄する。次に、誤り訂正復号部24によって、バッファ部23に格納されている符号化コードブロック2に対して再度誤り訂正復号を行い、誤り検出部25によって誤りがないかを検査する。
ここで、コードブロック2には誤りが検出されず復号がOKになったとする。復号OKとなったコードブロック2を、セグメント分離部26によって、本セグメントであるセグメント2と、重複セグメントであるセグメント1および3とに分離する。この時点でコードブロック1および3はすでに復号OKであるので、重複セグメント1および3は破棄する。
これですべてのコードブロックについて復号がOKとなったので、最後にトランスポートブロック復元部28が、すべてのセグメントを結合し、トランスポートブロックを生成し、外部に出力して一連の処理を終了する。
なお、本実施形態においては、トランスポートブロックを5つのセグメントおよびコードブロックに分割しているが、これは一例であり、本発明ではセグメントおよびコードブロックの数はこの数に限定されない。
以上説明したとおり、本発明の符号化装置および復号装置によれば、複数のコードブロックで構成されるトランスポートブロックを符号化および復号する場合に、そのうちの一つあるいは複数のコードブロックに誤りが発生し、復号できない場合でも、他の復号が成功したコードブロックに含まれるデータを利用することにより復号を成功させることができ、誤り訂正能力を向上させることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したきたが、本発明の具体的な構成は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種変更が可能である。
本発明は、誤り訂正符号化装置および誤り訂正復号装置に利用可能である。
10 符号化装置
11 コードブロック分割部
12 誤り検出ビット付加処理部
13 誤り訂正符号化部
14 レートマッチング部
15 コードブロック結合部
20 復号装置
21 コードブロック分離部
22 レートデマッチング部
23 バッファ部
24 誤り訂正復号部
25 誤り検出部
26 セグメント分離部
27 再符号化部
28 トンラスポートブロック復元部

Claims (13)

  1. トランスポートブロックを複数のコードブロックに分割するコードブロック分割部と、
    前記複数のコードブロックの各々に対して誤り訂正符号化処理を行ってコードブロックコードワードを生成する誤り訂正符号化部と、
    前記コードブロックコードワードを結合してトランスポートブロックコードワードを生成するコードブロック結合部とを備え、
    前記コードブロック分割部は、各コードブロックが他のコードブロックの一部を含むように前記トランスポートブロックを複数のコードブロックに分割することを特徴とする誤り訂正符号化装置。
  2. 前記コードブロック分割部は、各コードブロックが後方に隣接するコードブロックの先頭の部分を含むように前記トランスポートブロックを複数のコードブロックに分割することを特徴とする請求項1に記載の誤り訂正符号化装置。
  3. 前記コードブロック分割部は、各コードブロックが前方に隣接するコードブロックの末尾の部分を含むように前記トランスポートブロックを複数のコードブロックに分割することを特徴とする請求項1に記載の誤り訂正符号化装置。
  4. 前記コードブロック分割部は、各コードブロックが後方に隣接するコードブロックの先頭の部分と前方に隣接するコードブロックの末尾の部分とを含むように前記トランスポートブロックを複数のコードブロックに分割することを特徴とする請求項1に記載の誤り訂正符号化装置。
  5. 前記コードブロック分割部は、各コードブロックが他のコードブロックの一部を含む量をそれぞれ独立に設定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の誤り訂正符号化装置。
  6. トランスポートブロックを、各コードブロックが他のコードブロックの一部を含むように複数のコードブロックに分割し、各コードブロックを誤り訂正符号化してコードブロックコードワードを生成し、前記コードブロックコードワードを結合して生成されたトランスポートブロックコードワードを復号する誤り訂正復号装置であって、
    前記トランスポートブロックコードワードを複数の前記コードブロックコードワードに分割するコードブロック分離部と、
    前記コードブロックコードワードの各々に対して誤り訂正復号処理を行って前記コードブロックを復元する誤り訂正復号部と、
    復号が成功した前記コードブロックに含まれる他のコードブロックのデータを分離するセグメント分離部と、
    復号が成功し他のコードブロックのデータが分離された前記コードブロックを結合し、前記トランスポートブロックを復元するトランスポートブロック復元部とを備えることを特徴とする誤り訂正復号装置。
  7. 復号が成功したコードブロックに含まれる復号が失敗した他のコードブロックのデータを再符号化し、前記復号が失敗した他のコードブロックのコードワードの該当部分を前記再符号化したデータに置き換える再符号化部をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の誤り訂正復号装置。
  8. トランスポートブロックを複数のコードブロックに分割するコードブロック分割ステップと、
    前記複数のコードブロックの各々に対して誤り訂正符号化処理を行ってコードブロックコードワードを生成する誤り訂正符号化ステップと、
    前記コードブロックコードワードを結合してトランスポートブロックコードワードを生成するコードブロック結合ステップとを含み、
    前記コードブロック分割ステップにおいて、各コードブロックが他のコードブロックの一部を含むように前記トランスポートブロックを複数のコードブロックに分割することを特徴とする誤り訂正符号化方法。
  9. 請求項8に記載の誤り訂正符号化方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  10. 請求項9に記載のプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  11. トランスポートブロックを、各コードブロックが他のコードブロックの一部を含むように複数のコードブロックに分割し、各コードブロックを誤り訂正符号化してコードブロックコードワードを生成し、前記コードブロックコードワードを結合して生成されたトランスポートブロックコードワードを復号する誤り訂正復号方法であって、
    前記トランスポートブロックコードワードを複数の前記コードブロックコードワードに分割するコードブロック分離ステップと、
    前記コードブロックコードワードの各々に対して誤り訂正復号処理を行って前記コードブロックを復元する誤り訂正復号ステップと、
    復号が成功した前記コードブロックに含まれる他のコードブロックのデータを分離するセグメント分離ステップと、
    復号が成功し他のコードブロックのデータが分離された前記コードブロックを結合し、前記トランスポートブロックを復元するトランスポートブロック復元ステップとを含むことを特徴とする誤り訂正復号方法。
  12. 請求項11に記載の誤り訂正復号方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  13. 請求項12に記載のプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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