JP2011003154A - 情報データ収集管理装置とその送信周期推定方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】先ずデータベースDB1〜DBmに格納された情報データをもとに、過去に情報データを送信した情報送信装置T1〜T3の装置IDとその送信時刻情報を送信時刻順に並べた統合送信履歴を生成して格納する。次に、上記生成された統合送信履歴から送信時刻が新しい順に情報送信装置の送信時刻を読み出して、同一の情報送信装置の送信時刻ti 、tj の差から当該情報送信装置の送信周期Cijを推定する。そして、この推定処理により周期判定カウント値N=2以上となる送信周期Cijが最初に検出された情報送信装置T1を選択し、この情報送信装置T1の装置IDと当該情報送信装置T1に対応するデータベースDB1のIDをキャッシュ格納部26に格納するようにしたものである。
【選択図】図2
Description
第1の実施態様は、上記情報データの受信処理及び振り分け格納処理の実行中に、上記情報送信装置の増減又は当該情報送信装置に接続される情報発生源の増減に関する情報の入力を受け付け、上記増減に関する情報の入力を受け付けた時点から上記情報送信装置の送信周期に応じて予め定めた猶予時間が経過した後に、上記第1、第2及び第3の手段の処理を開始させるようにしたものである。
このようにすると、情報送信装置の増設や取り外し又は情報発生源の増設や取り外しが行われると、この増設や取り外しが行われた後に各情報送信装置から送信される情報データがデータ記憶装置に必要十分に蓄積された状態で、送信履歴の生成、送信周期の推定、及びその推定結果に基づく情報送信装置のキャッシュ装置への記憶の各処理が行われる。このため、情報送信装置の増設や取り外し又は情報発生源の増設や取り外しが行われるごとに、十分な送信履歴をもとに高精度の推定処理が行える。
このようにすると、送信履歴を生成する際の送信データのサンプル数を必要十分な数に限定することができ、これによりさらなる処理時間の短縮と処理負荷及びメモリ容量の低減が可能となる。
このようにすると、当初設定した時間範囲内の送信履歴では希望する数の情報送信装置の管理情報が得られなくても、時間範囲が拡大された後に、送信履歴の生成処理と送信周期の推定処理が再度行われる。このため、希望する数の情報送信装置の管理情報を確実にキャッシュに記憶させることが可能となる。
図1は、この発明の一実施形態に係わる送信データ収集管理装置としての管理サーバを備えた情報収集システムの全体構成を示す図である。
すなわち、管理サーバMSは中央処理部(CPU;Central Processing Unit)を有し、このCPUにプログラムメモリ、データメモリ、通信インタフェース及び入出力インタフェース等を接続したものとなっている。
先ずシステム全体の動作を説明する。システムの動作は、図3に示すように設定段階(設定フェーズ)ST1と、運転段階(運転フェーズ)ST2と、最適化段階(最適化フェーズ)ST3に分けられる。
設定フェーズST1では、各家庭にそれぞれ設置された情報送信装置T1〜Tmに対し装置IDが設定され、さらに情報収集センタに設置される負荷分散装置に対しIPアドレスが設定される。また情報収集センタには、複数の情報受信装置がR1〜Rkと、データベースDB1〜DBmが設置される。このうちデータベースDB1〜DBmは、上記情報送信装置T1〜Tmに対し一対一に対応して設けられ、このデータベースDB1〜DBmに対し設定されたIPアドレスは、上記情報送信装置T1〜Tmの装置IDに対応付けられて管理サーバMSの管理データ格納部30に格納される。
運転フェーズST2では以下のような動作が行われる。すなわち、センサS11〜Sx,S21〜S2y,Sm1〜Smzから出力されたセンシングデータはそれぞれ情報送信装置T1〜Tmで受信される。情報送信装置T1〜Tmは、上記受信されたセンシングデータに、当該センシングデータの送信時刻と、自装置の識別情報を付加することで報告用の情報データを作成し、この作成された情報データを広域ネットワークWNWを介して情報収集センタへ送信する。なお、情報送信装置T1〜Tmは上記情報データの作成及びその送信処理をそれぞれ任意の周期で実行する。
運転フェーズST2では、以上のセンシングデータ収集処理が繰り返し実行される。
上記運転フェーズST2の実行中に、例えば情報送信装置の増設又は取り外しが行われるか、或いは任意の家庭でセンサが増設又は取り外されたとする。この情報送信装置或いはセンサの増設又は取り外しが行われると、情報収集センタではシステム管理者によるデータベースの増設又は取り外しが行われ、さらに管理データ格納部30の管理データを更新する作業が人手により行われる。そして、この作業が完了すると、システム管理者は管理サーバMSに対し最適化処理の実行要求を入力する。なお、上記情報送信装置或いはセンサの増設又は取り外しを、情報送信装置から送信されるデータに基づいて管理サーバMSが監視し、この監視結果をもとに最適化処理の実行要求を自己発生するようにしてもよい。
管理サーバMSは、次にステップST15において送信履歴検索部15を起動し、この送信履歴検索部15の制御の下で、上記統合送信履歴格納部23に格納された統合送信履歴(表2)に対し1回目のスキャンを行い、送信時刻が最も新しい情報送信装置の装置IDi と送信時刻情報ti を読み出す。例えば、図5(b)に示した表2の場合には、情報送信装置T1の装置IDと送信時刻情報ti =11:20が読み出される。そして、ステップST16において、上記読み出された装置IDi と同一の装置IDに対応付けられた送信時刻情報であって上記ti より新しい送信時刻情報tj を検索する。この検索の結果、表2には上記送信時刻情報ti =11:20より新しい履歴はないので、統合送信履歴サブセット格納部25の表4には図7(b)に示すように何も格納しない。
ステップST15に戻ると送信履歴検索部15は、次に上記統合送信履歴格納部23に格納された表2に対し2回目のスキャンを行い、送信時刻が2番目に新しい情報送信装置の装置IDi と送信時刻情報ti を読み出す。例えば、図5(b)に示した表2の場合には、情報送信装置T1の装置IDと送信時刻情報ti =11:10が読み出される。そして、ステップST16において、上記読み出された装置IDi と同一の装置IDに対応付けられた送信時刻情報であって上記ti より新しい送信時刻情報tj を検索する。この検索の結果、表2には上記送信時刻情報ti =11:10より新しい送信時刻情報tj =11:20が格納されているので、統合送信履歴サブセット格納部25の表4に上記送信時刻情報tj =11:20を情報送信装置T1の装置IDと共に格納する。図8(b)にその格納結果を示す。
ステップST15に戻ると送信履歴検索部15は、次に上記統合送信履歴格納部23に格納された表2に対し3回目のスキャンを行い、送信時刻が3番目に新しい情報送信装置の装置IDと送信時刻情報を読み出す。例えば、図5(b)に示した表2の場合には、情報送信装置T3の装置IDと送信時刻情報ti =11:05が読み出される。そして、ステップST16において、上記読み出された情報送信装置T3の装置IDと同一の装置IDに対応付けられた送信時刻情報であって上記ti =11:05より新しい送信時刻情報を検索する。しかし、表2には上記送信時刻情報ti =11:05より新しい履歴はないので、ステップS17〜ST19の処理は実質的に省略されてステップST20からステップST15に戻る。
ステップST15に戻ると送信履歴検索部15は、次に上記統合送信履歴格納部23に格納された表2に対し4回目のスキャンを行い、送信時刻が4番目に新しい情報送信装置の装置IDと送信時刻情報を読み出す。例えば、図5(b)に示した表2の場合には、情報送信装置T1の装置IDと送信時刻情報ti =11:03が読み出される。そして、ステップST16において、上記読み出された装置IDi と同一の装置IDに対応付けられた送信時刻情報であって上記ti より新しい送信時刻情報tj を検索する。この検索の結果、表2には上記送信時刻情報ti =11:03より新しい送信時刻情報tj として11:10と11:20が格納されているので、統合送信履歴サブセット格納部25の表4に上記送信時刻情報tj として11:10と11:20を情報送信装置T1の装置IDと共に格納する。図9(b)にその格納結果を示す。
ステップST15に戻ると送信履歴検索部15は、次に上記統合送信履歴格納部23に格納された表2に対し5回目のスキャンを行い、送信時刻が5番目に新しい情報送信装置の装置IDと送信時刻情報を読み出す。例えば、図5(b)に示した表2の場合には、情報送信装置T1の装置IDと送信時刻情報ti =11:00が読み出される。そして、ステップST16において、上記読み出された装置IDi と同一の装置IDに対応付けられた送信時刻情報であって上記ti より新しい送信時刻情報tj を検索する。この検索の結果、表2には上記送信時刻情報ti =11:00より新しい送信時刻情報tj として11:03、11:10、11:20が格納されているので、統合送信履歴サブセット格納部25の表4に上記送信時刻情報tj として11:03、11:10、11:20を情報送信装置T1の装置IDと共に格納する。図10(b)にその格納結果を示す。
要するにこの発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
Claims (9)
- 複数の情報処理装置からそれぞれ任意の周期で送信される情報データを情報受信装置で受信したのち、この受信された情報データを複数のデータ記憶装置のうち前記送信元の情報送信装置に対応するデータ記憶装置に振り分けて格納する際に、前記情報データの振り分け先をキャッシュ装置に記憶された管理情報に基づいて指定する情報データ収集管理装置であって、
前記データ記憶装置に格納された情報データをもとに、過去に情報データを送信した情報送信装置の識別情報とその送信時刻情報を送信時刻順に並べた送信履歴情報を生成する第1の手段と、
前記生成された送信履歴情報から送信時刻が新しい順に情報送信装置の送信時刻情報を読み出して、同一の情報送信装置の送信時刻情報の差から当該情報送信装置の送信周期を推定し、この送信周期の推定結果が得られた順に前記情報処理装置の数より少数の情報送信装置を選択する第2の手段と、
前記選択された情報送信装置の識別情報と当該情報送信装置に対応するデータ記憶装置の識別情報を、前記管理情報として前記キャッシュ装置に記憶させる第3の手段と
を具備することを特徴とする情報データ収集管理装置。 - 前記情報データの受信処理及び振り分け格納処理の実行中に、前記情報送信装置の増減又は当該情報送信装置に接続される情報発生源の増減に関する情報の入力を受け付ける手段と、
前記増減に関する情報の入力を受け付けた時点から前記情報送信装置の送信周期に応じて予め定めた猶予時間が経過した後に、前記第1、第2及び第3の手段の処理を開始させる手段と
を、さらに具備することを特徴とする請求項1記載の情報データ収集管理装置。 - 前記第1の手段は、前記データ記憶装置に格納された情報データから、直近の予め定めた時間範囲に情報データを送信した情報送信装置の識別情報とその送信時刻情報を抽出し、この抽出した情報送信装置の識別情報とその送信時刻情報を送信時刻順に並べることにより送信履歴情報を生成するものである請求項1又は2記載の情報データ収集管理装置。
- 前記第2の手段は、予め設定した数の情報送信装置を選択できたか否かを判定する手段をさらに有し、
前記第1の手段は、
前記第2の手段により予め設定した数の情報送信装置を選択できないと判定された場合に、前記時間範囲を拡大する手段と、
前記拡大された時間範囲に情報データを送信した情報送信装置の識別情報とその送信時刻情報を抽出し直し、この抽出された情報送信装置の識別情報とその送信時刻情報を送信時刻順に並べることにより送信履歴情報を生成し直すものである請求項3記載の情報データ収集管理装置。 - 複数の情報処理装置からそれぞれ任意の周期で送信される情報データを情報受信装置で受信したのち、この受信された情報データを複数のデータ記憶装置のうち前記送信元の情報送信装置に対応するデータ記憶装置に振り分けて格納する際に、前記情報データの振り分け先をキャッシュ装置に記憶された管理情報に基づいて指定する情報データ収集管理装置で使用される送信周期推定方法であって、
前記データ記憶装置に格納された情報データをもとに、過去に情報データを送信した情報送信装置の識別情報とその送信時刻情報を送信時刻順に並べた送信履歴情報を生成する第1の過程と、
前記生成された送信履歴情報から送信時刻が新しい順に情報送信装置の送信時刻情報を読み出して、同一の情報送信装置の送信時刻情報の差から当該情報送信装置の送信周期を推定し、この送信周期の推定結果が得られた順に前記情報処理装置の数より少数の情報送信装置を選択する第2の過程と、
前記選択された情報送信装置の識別情報と当該情報送信装置に対応するデータ記憶装置の識別情報を、前記管理情報として前記キャッシュ装置に記憶させる第3の過程と
を具備することを特徴とする送信周期推定方法。 - 前記情報データの受信処理及び振り分け格納処理の実行中に、前記情報送信装置の増減又は当該情報送信装置に接続される情報発生源の増減に関する情報の入力を受け付ける過程と、
前記増減に関する情報の入力を受け付けた時点から前記情報送信装置の送信周期に応じて予め定めた時間が経過した後に、前記第1、第2及び第3の過程の処理を開始させる過程と
を、さらに具備することを特徴とする請求項5記載の送信周期推定方法。 - 前記第1の過程は、前記データ記憶装置に格納された情報データから、直近の予め定めた時間範囲に情報データを送信した情報送信装置の識別情報とその送信時刻情報を抽出し、この抽出した情報送信装置の識別情報とその送信時刻情報を送信時刻順に並べることにより送信履歴情報を生成するものである請求項5又は6記載の送信周期推定方法。
- 前記第2の過程は、予め設定した数の情報送信装置を選択できたか否かを判定する過程をさらに有し、
前記第1の過程は、
前記第2の課程により予め設定した数の情報送信装置を選択できないと判定された場合に、前記時間範囲を拡大する過程と、
前記拡大された時間範囲に情報データを送信した情報送信装置の識別情報とその送信時刻情報を再抽出し、この再抽出された情報送信装置の識別情報とその送信時刻情報を送信時刻順に並べることにより送信履歴情報を生成し直すものである請求項7記載の送信周期推定方法。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載の情報データ収集装置が具備する第1、第2及び第3の手段の処理をコンピュータに実行させる送信周期推定プログラム。
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