JP2011002313A - 部分放電検査方法および回転電機 - Google Patents

部分放電検査方法および回転電機 Download PDF

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Abstract

【課題】回転電機がインバータ駆動に耐えられるかどうか正しく検査,診断できる部分放電検査方法を提供する。
【解決手段】インパルス電圧を用いた回転電機の部分放電検査,診断において、高周波部分放電計測信号の信号強度と部分放電電荷量との相関関係を導出し、回転電機の部分放電劣化が懸念される電荷量に対応する高周波部分放電計測信号の信号強度である閾値を決定する。その後、回転電機に所定の繰り返しインパルス電圧を印加して高周波部分放電計測器で部分放電の信号強度を計測し、計測した部分放電の信号強度が前記閾値を超えているか否かを判断することにより、回転電機がインバータ駆動に耐えられるかどうか検査・診断する。
【選択図】図2

Description

本発明は、インパルス電圧を用いた回転電機の部分放電検査方法に関する。
近年、省エネルギー化の観点からインバータを用いた回転電機の可変速運転が盛んに行われている。しかし、インバータで回転電機を駆動した場合、回転電機の絶縁に関して様々な問題が発生する事が報告されている(例えば、非特許文献1参照)。例えば、インバータ内部のスイッチング素子がON/OFFすることで発生する急峻電圧(インバータサージ電圧)がケーブルを伝播し回転電機端に到達すると、ケーブルと回転電機のサージインピーダンスの不整合が原因となり、回転電機端でインバータサージ電圧が元の2倍の大きさまで跳ね上がることが報告されている。また、急峻なインバータサージ電圧が回転電機内部に侵入すると、回転電機の口出し側のコイルに電圧が集中して分担されることなどが報告されている。このため、インバータ駆動用回転電機ではこれらのインバータサージ電圧に耐えられるように回転電機を絶縁設計するとともに、製作した回転電機が所定の絶縁耐力を有するか検査する必要がある。また、製品出荷,運転開始後の定期診断の際には、インバータサージに対し絶縁劣化がどの程度進んだか診断する必要がある。
インバータ駆動回転電機の検査,診断方法の1つとして、インパルス電圧を用いた絶縁検査診断方法が知られている(例えば、非特許文献2,3)。例えば、非特許文献2では、回転電機に所定のインパルス電圧を印加して部分放電が発生しないか検査診断する。あるいは回転電機に印加するインパルス電圧を徐々に昇圧しながら部分放電が発生する電圧(部分放電開始電圧)を測定し、これが回転機の運転電圧よりも高いかどうか検査診断する。この部分放電計測方法には、非特許文献3に記載された繰り返しインパルス電圧下の部分放電計測法が用いられている。
電気学会技術報告第739号,p.12〜20 IEC60034−18−41 IEC61934 IEC60270 IEC60034−27
繰り返しインパルス電圧下の部分放電計測には、急峻な遮断特性を持つハイパスフィルタでインパルス電圧と部分放電信号を周波数分離する高周波部分放電計測器が使用される。しかし、フィルタ後に得られる信号には、元の部分放電信号の一部の高周波成分しか含まれていない。また、計測感度を確保するために回路の途中にアンプを挿入することがしばしば行われるが、アンプの周波数帯域制限や高周波信号の増幅歪みがあると、元の信号からさらにかけ離れた信号波形,強度となる。この結果、最終的には物理的な意味を持たない信号が測定される事になり、信号を測定したもののこれが絶縁寿命保証において有害なのか無害なレベルの信号なのか判別できなくなってしまう問題があった。実際、非特許文献3には、部分放電信号を計測する方法は示されているが、どの程度の大きさ(例えば、mV)の部分放電が発生したら危険であるかといった基準は示されていない。また、危険な部分放電の大きさが不明であるため、どの程度の計測感度で部分放電を計測しなければならないかも不明確であった。以上の結果、非特許文献2および3によって、回転電機の部分放電を計測することはできても、その計測結果から回転電機がインバータ駆動に耐えられるかどうか検査診断することが困難であった。
一方、従来、正弦波電圧における部分放電計測には、例えば、非特許文献4,5に記載されているような低周波部分放電計測器が使用されてきた。低周波部分放電計測では、計測した信号の大きさは電荷校正器で校正し、絶縁物の部分放電劣化のエネルギーを表す電荷量を直接測定できる。このため、これまで高電圧機器では低周波部分放電計測を用いた絶縁検査診断が盛んに行われてきた。
しかしながら、繰り返しインパルス電圧下の部分放電を低周波部分放電計測器で計測しようとしても、インパルス電圧と部分放電信号を分離できないため、部分放電を正確に計測できない問題があった。また、計測器内部に過電圧が発生し計測器が故障してしまう問題があった。
最後に、高周波部分放電計測器の信号感度を低周波部分放電計測器で使われている電荷校正器によって校正し、高周波部分放電計測器で直接部分放電電荷量を計測しようとした。しかしながら、低周波部分放電計測器の電荷校正器で校正信号を注入したにも関わらず、高周波部分放電計測器の出力にはほとんど信号が観測されず、信号強度の校正ができなかった。以上のように、従来は、繰り返しインパルス電圧を用いた部分放電計測によって、回転電機がインバータ駆動に耐えられるかどうか正しく検査,診断することができなかった。
本発明は、インパルス電圧を用いた回転電機の部分放電検査,診断方法において、危険なレベルの部分放電信号の大きさを明らかにし、これを基に回転電機がインバータ駆動に耐えられるかどうか正しく検査,診断する方法を提供する。
本発明の部分放電検査方法により、回転電機がインバータ駆動できるかどうか正確に検査診断することができる。
実施例1の部分放電計測システム(対地間絶縁)。 実施例1の部分放電計測システムの試験手順フロー(対地間絶縁)。 正弦波電圧を用いた部分放電計測。 高周波部分放電計測器の信号強度と部分放電電荷量の相関関係。 繰り返しインパルス電圧を用いた部分放電計測例。 繰り返しインパルス電圧の大きさを変化させたときの回転電機絶縁の部分放電計測信号測定例。 高周波部分放電計測器と低周波部分放電計測器の比較。 実施例1の部分放電計測システム(異相間絶縁)。 実施例1の部分放電計測システムの試験手順フロー(異相間絶縁)。 正弦波電圧を用いた部分放電計測。 高周波部分放電計測器の信号強度と部分放電電荷量の相関関係。 繰り返しインパルス電圧を用いた部分放電計測例。 繰り返しインパルス電圧の大きさを変化させたときの回転電機絶縁の部分放電計測信号測定例。 実施例2の部分放電計測システム。 実施例2の部分放電計測システムの試験手順フロー。 既知の部分放電電荷量を繰り返しインパルス電圧と高周波部分放電計測器で計測した例。 高周波部分放電計測器の信号強度と部分放電電荷量の相関関係。 繰り返しインパルス電圧を用いた部分放電計測例。 繰り返しインパルス電圧の大きさを変化させたときの回転電機絶縁の部分放電計測信号測定例。 スイッチング素子を用いた模擬部分放電源。 スイッチング素子の電圧立ち下がり時間特性。 実施例3の部分放電計測システム。 実施例3の部分放電計測システムの試験手順フロー。 実施例4の部分放電計測システムおよび回転電機。 回転電機の構造例。
本発明の実施形態を、以下に図面を用いて説明する。
図1に実施例1の部分放電計測システムを示す。部分放電計測システム100は、高電圧試験電源として正弦波電源1と繰り返しインパルス電源2を内蔵しこれらを切り替えて使う事ができる。電源と供試回転電機6の間には、正弦波電源1を使った低周波部分放電計測のためのブロッキングインピーダンス8が接続されている。このブロッキングインピーダンス8には、繰り返しインパルス電圧を用いた部分放電計測の際にこれを短絡するためのスイッチ9が並列に接続されている。供試回転電機には並列に低周波部分放電計測のための結合コンデンサ7と電荷計測用のコンデンサ11,低周波部分放電計測器3が接続されている。電荷計測用コンデンサ11には、繰り返しインパルス電圧を用いた部分放電計測の際にこれを短絡するためのスイッチ10が並列に接続されている。供試回転電機6には高周波部分放電計測の部分放電検出器として電磁波計測アンテナ5が隣接して配置されており、電磁波計測アンテナ5の出力には繰り返しインパルス電圧用の高周波部分放電計測器4が接続されている。低周波部分放電計測器3と高周波部分放電計測器4の出力はデータ収集/演算/判別部13に出力され、回転電機コイル12がインバータ駆動に耐えられるかどうか判別する。
図2に実施例1の試験手順フローを示す。ここでは、インバータ駆動回転電機の対地間絶縁の部分放電を計測する。つまり、図1の回転電機コイル12とアースの間の絶縁における部分放電を計測する。具体的な回転電機の概観では、図25に示す回転電機250のU相コイル2511,V相コイル2512,W相コイル2513とコア251の間を絶縁する部分(対地間絶縁)の部分放電を計測する。なお、この際、測定の妨げとならないように回転電機250の回転子252とエンドブラケット254,255は除去した状態で試験する。ハウジング253については、取り付け前/後のいずれでも測定に影響しない。始めに電源には正弦波AC電源(1)を使用し、計測器として低周波部分放電計測器(3,8,7,11)と高周波部分放電計測器(4,5)を使って回転電機(6)の正弦波AC部分放電を同時計測する。この結果、図3に示す測定結果が得られる。すなわち、印加電圧31に対し、低周波部分放電計測器によって部分放電電荷量のパルス信号32が得られる。一方、同時計測した高周波部分放電計測器の信号33も得られる。この部分放電電荷量32と高周波部分放電計測で得られた信号強度33を図1のデータ収集/演算/判別部(13)で収集し、プロットすると図4のような相関関係が得られる。低周波部分放電計測器側の電荷量側では絶縁材料の種類によって部分放電劣化が懸念される電荷量が決まり、この結果、高周波部分放電計測信号のOK/NG閾値が求められる。
次に、電源を繰り返しインパルス電源(2)に入れ替える。また、低周波部分放電計測のためのブロッキングインピーダンス(8)と電荷計測用コンデンサ(11)の部分をそれぞれスイッチ(9),(10)で短絡し、低周波部分放電計測器を切り離し、高周波部分放電計測器(4,5)のみとする。そして、繰り返しインパルス電圧下の部分放電特性を測定する。製品のOK(正常に動作する),NG(正常に動作しない可能性あり)チェックをする場合には、図5に示すように、所定の電圧51を印加して部分放電53を計測する。この結果、OK/NG閾値を越える部分放電が発生していなければ、データ収集/演算/判別部(13)は製品をOKと判断する。逆にOK/NG閾値を越える部分放電が発生している場合には製品をNGと判定する。なお、所定の電圧には回転電機をインバータ運転したときの運転電圧あるいはこれに安全率を掛け合わせた電圧を使用する。
一方、製品のOK,NGチェックではなく、印加電圧を変化させながら印加電圧−部分放電特性を図6のように計測する場合、OK/NG閾値を越える部分放電が発生する部分放電開始電圧(PDIV、Partial Discharge Inception Voltage)が回転電機の運転電圧よりも高い場合には、データ収集/演算/判別部(13)は製品をOKと判断し、逆に
PDIVが回転電機の運転電圧を下回る場合には、耐部分放電性材料を使用していれば製品をOKとし、規定試験電圧における高周波部分放電信号の強度を記録するとともに電荷量に換算する。耐部分放電性材料を使用していない場合には製品をNGとする。以上の試験が終了した後、同じ仕様の試料を試験する場合には、すでに図4に示す部分放電電荷量と高周波部分放電信号の相関関係が得られていることから、直ちに繰り返しインパルス電源と高周波部分放電計測器のみで試験を開始する。
以上の作用を図7に示す。これまでは、繰り返しインパルス電圧下では非特許文献2,3に記されているように高周波部分放電計測器71で回転電機の部分放電を計測してきた。センサには電磁波を計測するアンテナや高周波CT,容量性結合カプラなどが使われてきた。また、図示していないが、高周波のインパルス電圧と部分放電を周波数分離するハイパスフィルタも使用され、計測信号はmVあるいはWなどの信号強度で計測される。しかし、この信号は物理的な意味を持たない。このため、信号が有害かどうか判別できず、これまで製品のOK/NGも判別することができなかった。また、最近の技術であるため、何mVで検査診断すれば製品が市場で不良にならないなどの検査実績も無かった。一方、低周波部分放電計測器72では、センサに電流積分用のコンデンサを使用し、電流を積分した電荷量を測定する。この電荷量と部分放電劣化の劣化エネルギーには物理的な相関関係が存在する。このため、機器の絶縁材料の種類や実績に基づき、例えば10〜100pCなどの有害無害の閾値レベルを決めることができる。しかしながら、前述のように低周波部分放電計測器では繰り返しインパルス電圧における部分放電を計測できない問題があった。本発明では、低周波部分放電計測器で得た部分放電電荷量と高周波部分放電計測器で得た部分放電パルス信号を比較して相関関係を求め、これを元に高周波部分放電計測信号の有害無害の閾値レベルを決めている。このため、これまで不明確であった高周波部分放電計測信号の有害レベルを明確化し、製品がインバータ駆動できるか正確に判断することができる。
以上の図2では回転電機の対地間絶縁の部分放電計測を例に示したが、回転電機コイル12内部の巻線ターン間の絶縁における部分放電も同様に計測することができる。つまり、図1の回転電機コイル12内部の部分放電を計測する。具体的な回転電機の概観では、図25に示す回転電機250のU相コイル2511,V相コイル2512,W相コイル2513の内部のターンとターンの間を絶縁部における部分放電を計測する。すなわち、繰り返しインパルス電圧を用いた高周波部分放電計測を行う際に、例えばU,V,W相からなる三相回転電機のU相に繰り返しインパルス電圧を印加し、V相あるいはW相のいずれかあるいは両者を回転電機コアとともに接地すればU相の巻線ターン間部分放電計測ができる。同様にしてV,W相の巻線ターン間の部分放電計測もできる。なお、高周波部分放電計測のセンサには電磁波を計測するアンテナの他に、高周波CT(Current Transformer),容量性結合カプラ,電界,磁界センサなどを使うことができる。
図8に、図1の部分放電計測システムで回転電機の異相間絶縁の部分放電を計測する例を示す。つまり、図8における回転電機86の中、ある相の回転電機コイル812と他相の回転電機コイル815間の絶縁部における部分放電を計測する。具体的な回転電機の概観では、図25に示す回転電機250のU相コイル2511とV相コイル2512の間、あるいはV相コイル2512とW相コイル2513の間、あるいはW相コイル2513とU相コイル2511の間を絶縁する部分(異相間絶縁)における部分放電を計測する例を示す。部分放電計測システム800は、高電圧試験電源として正弦波電源81と繰り返しインパルス電源82を内蔵しこれらを切り替えて使う事ができる。電源と供試回転電機86の間には、正弦波電源81を使った低周波部分放電計測のためのブロッキングインピーダンス88が接続されている。このブロッキングインピーダンス88には、繰り返しインパルス電圧を用いた部分放電計測の際にこれを短絡するためのスイッチ89が並列に接続されている。供試回転電機には並列に低周波部分放電計測のための結合コンデンサ87と電荷計測用のコンデンサ811,低周波部分放電計測器83が接続されている。電荷計測用コンデンサ811には、繰り返しインパルス電圧を用いた部分放電計測の際にこれを短絡するためのスイッチ810が並列に接続されている。供試回転電機86には高周波部分放電計測の部分放電検出器として電磁波計測アンテナ85が隣接して配置されており、電磁波計測アンテナ85の出力には繰り返しインパルス電圧用の高周波部分放電計測器84が接続されている。低周波部分放電計測器83と高周波部分放電計測器84の出力はデータ収集/演算/判別部813に出力され、回転電機コイル812がインバータ駆動に耐えられるかどうか判別する。
図9に実施例1の試験手順フローを示す。ここでは、インバータ駆動回転電機の異相間絶縁の部分放電を計測する。始めに電源には正弦波AC電源(81)を使用し、計測器として低周波部分放電計測器(83,88,87,811)と高周波部分放電計測器(84,85)を使って回転電機(86)の正弦波AC部分放電を同時計測する。なお、異相間の試験では回転機(86)の中性点(814)は正弦波AC部分放電計測では開放にしておく。以上の結果、図10に示す測定結果が得られる。すなわち、印加電圧91に対し、低周波部分放電計測器によって部分放電電荷量のパルス信号92が得られる。一方、同時計測した高周波部分放電計測器の信号93も得られる。この部分放電電荷量92と高周波部分放電計測で得られた信号強度93を図8のデータ収集/演算/判別部(813)で収集し、プロットすると図11のような相関関係が得られる。低周波部分放電計測器側の電荷量側では絶縁材料の種類によって部分放電劣化が懸念される電荷量が決まり、この結果、高周波部分放電計測信号のOK/NG閾値が求められる。
次に、電源を繰り返しインパルス電源(82)に入れ替える。また、低周波部分放電計測のためのブロッキングインピーダンス(88)と電荷計測用コンデンサ(811)の部分をそれぞれスイッチ(89),(810)で短絡し、低周波部分放電計測器を切り離し、高周波部分放電計測器(84,85)のみとする。また、回転機の中性点(814)を接続し、繰り返しインパルス電圧下の部分放電特性を測定する。製品のOK,NGチェックをする場合には、図12に示すように、所定の電圧111を印加して部分放電113を計測する。この結果、OK/NG閾値を越える部分放電が発生していなければ、データ収集/演算/判別部(813)は製品をOKと判断する。逆にOK/NG閾値を越える部分放電が発生している場合には製品をNGと判定する。なお、所定の電圧には回転電機をインバータ運転したときの運転電圧あるいはこれに安全率を掛け合わせた電圧を使用する。
一方、製品のOK,NGチェックではなく、印加電圧を変化させながら印加電圧−部分放電特性を図13のように計測する場合、OK/NG閾値を越える部分放電が発生する部分放電開始電圧(PDIV)が回転電機の運転電圧よりも高い場合には、データ収集/演算/判別部(813)は製品をOKと判断し、逆にPDIVが回転機の運転電圧を下回る場合には、耐部分放電性材料を使用していれば製品をOKとし、規定試験電圧における高周波部分放電信号の強度を記録するとともに電荷量に換算する。耐部分放電性材料を使用していない場合には製品をNGとする。以上の試験が終了した後、同じ仕様の試料を試験する場合には、すでに図11に示す部分放電電荷量と高周波部分放電信号の相関関係が得られていることから、直ちに繰り返しインパルス電源と高周波部分放電計測器のみで試験を開始する。
以上のように、本発明の部分放電計測システムで、繰り返しインパルス電圧下の回転機の対地間,巻線ターン間,異相間の部分放電特性を計測し、OK/NG閾値を用いて回転機がインバータ駆動できるか正確に判断することができる。
図14に実施例2の部分放電計測システムを示す。部分放電計測システム1300は、高電圧試験電源として繰り返しインパルス電源132のみを内蔵する。電源132と供試回転電機136は直接接続される。供試回転電機136には、コンデンサ1331と放電ギャップ1332で構成した模擬放電源133をスイッチ1330で回転電機136に対し並列に接続できるようになっている。模擬放電源の電荷量は、繰り返しインパルス電圧における放電ギャップ1332の放電電圧にコンデンサの静電容量を掛けて算出する。供試回転電機136には高周波部分放電計測の部分放電検出器として電磁波計測アンテナ135が隣接して配置されており、電磁波計測アンテナ135の出力には繰り返しインパルス電圧用の高周波部分放電計測器134が接続されている。高周波部分放電計測器134の出力はデータ収集/演算/判別部1313に出力され、回転電機コイル1312がインバータ駆動に耐えられるかどうか判別する。
図15に実施例2の試験手順フローを示す。ここでは、インバータ駆動回転電機の対地間絶縁の部分放電計測例を示す。始めに、繰り返しインパルス電源(132)と高周波部分放電計測器(134,135)を使用し、模擬放電源(133)を接続した回転電機(136)の部分放電を計測する。この結果、図16に示す測定結果が得られる。すなわち、印加電圧141に対し、電荷量が明らかな高周波部分放電計測器の信号143が得られる。このデータを図14のデータ収集/演算/判別部(13)で収集し、プロットすると図17のような相関関係が得られる。部分放電電荷量側では絶縁材料の種類によって部分放電劣化が懸念される電荷量が決まり、この結果、高周波部分放電計測信号のOK/NG閾値が求められる。
次に、模擬放電源(133)を切り離し、繰り返しインパルス電源(132)と高周波部分放電計測器(134,135)で回転電機(136)の繰り返しインパルス電圧下の部分放電特性を測定する。製品のOK,NGチェックをする場合には、図18に示すように、所定の電圧161を印加して部分放電163を計測する。この結果、OK/NG閾値を越える部分放電が発生していなければ、データ収集/演算/判別部(1313)は製品をOKと判断する。逆にOK/NG閾値を越える部分放電が発生している場合には製品をNGと判定する。なお、所定の電圧には回転電機をインバータ運転したときの運転電圧あるいはこれに安全率を掛け合わせた電圧を使用する。
一方、製品のOK,NGチェックではなく、印加電圧を変化させながら印加電圧−部分放電特性を図19のように計測する場合、OK/NG閾値を越える部分放電が発生する部分放電開始電圧(PDIV)が回転電機の運転電圧よりも高い場合には、データ収集/演算/判別部(1313)は製品をOKと判断し、逆にPDIVが回転機の運転電圧を下回る場合には、耐部分放電性材料を使用していれば製品をOKとし、規定試験電圧における高周波部分放電信号の強度を記録するとともに電荷量に換算する。耐部分放電性材料を使用していない場合には製品をNGとする。以上の試験が終了した後、同じ仕様の試料を試験する場合には、すでに図17に示す部分放電電荷量と高周波部分放電信号の相関関係が得られていることから、直ちに繰り返しインパルス電源と高周波部分放電計測器で試験を開始する。
以上のように、模擬放電源を用いても、部分放電電荷量と高周波部分放電信号強度の相関関係を求めることができる。この結果、実施例1と同様に繰り返しインパルス電圧下の回転機の高周波部分放電特性を計測し、OK/NG閾値を用いて回転機がインバータ駆動できるか正確に判断することができる。なお、実施例2では対地間の部分放電計測の例を説明したが、実施例1と同様に巻線間,異相間についても同様に計測することができる。
また、センサには電磁波を計測するアンテナの他に、高周波CT,容量性結合カプラ,電界,磁界センサなどを使うことができる。
実施例2では、繰り返しインパルス電圧において放電電圧が明らかな放電ギャップとコンデンサで構成した模擬放電源を使った。この模擬放電源の代わりに、図20に示す模擬放電源180を使用することもできる。すなわち、直流電圧E185を発生させる直流電源181と保護抵抗184に並列に急峻なスイッチング時間を有するスイッチング素子183を接続し、これにコンデンサ182を直列接続した模擬放電源を使用することができる。このスイッチング素子には、図21に示すように、電圧立ち下がり時間が5〜50nsの範囲内のスイッチング素子を使用することで模擬的に部分放電信号を作成することができる。
前述したように、従来の低周波部分放電計測器の電荷校正器を使って高周波部分放電計測器の電荷校正に使用しても十分な信号が得られなかった。しかし、今回、種々の検討をした結果、実施例2に示すような模擬部分放電源を接続するか、あるいはこの波形と等価な波形を作り出すことができる電圧立下り時間5〜50nsの範囲内スイッチング素子を使った模擬放電源を製作、使用することで高周波部分放電計測器の信号と電荷量の相関関係を求めることができることが明らかになった。
図22に実施例3の部分放電計測システムを示す。部分放電計測システム2000は、高電圧試験電源として繰り返しインパルス電源202を内蔵する。電源202と供試回転電機206は直接接続される。供試回転電機206には、並列に結合コンデンサ207と、全部分放電電荷量を積分するコンデンサ2011が接続されている。一方、高周波部分放電計測の部分放電検出器として供試回転電機206には電磁波計測アンテナ205が隣接して配置されており、電磁波計測アンテナ205の出力には繰り返しインパルス電圧用の高周波部分放電計測器204が接続されている。高周波部分放電計測器204の出力はデータ収集/演算/判別部2013に出力され、回転電機コイル2012がインバータ駆動に耐えられるかどうか判別する。
図23に実施例3の試験手順フローを示す。ここでは、インバータ駆動回転電機の対地間絶縁の部分放電計測例を示す。始めに、繰り返しインパルス電源(202)と高周波部分放電計測器(204,205)を使用し、回転電機(206)の部分放電を計測する。
この結果、コンデンサ2011に全部分放電電荷量を積分した電荷量(コンデンサ両端の電圧÷静電容量)が現れる。なお、全部分放電電荷量を積分した電荷量の大きさは、従来の低周波部分放電計測器の電荷量校正法で校正できる。これを図22の電圧計測器(203),データ収集/演算/判別部(2013)で収集し、さらに同じく高周波部分放電計測器204で計測し、データ収集/演算/判別部(2013)で収集した高周波部分放電パルスの振幅の合計値で割ることで、部分放電電荷量と高周波部分放電計測器の計測信号強度の比例係数Kを得ることができる。絶縁材料の種類によって部分放電劣化が懸念される電荷量が決まるため、比例係数Kを基に、この電荷量に相当する高周波部分放電信号強度(OK/NG閾値)が決まる。すなわち、高周波部分放電計測信号のOK/NG閾値が求められる。
次に、繰り返しインパルス電源(202)と高周波部分放電計測器(204,205)で回転電機(206)の繰り返しインパルス電圧下の部分放電特性を測定する。製品のOK,NGチェックをする場合には、図18に示すように、所定の電圧161を印加して部分放電163を計測する。この結果、OK/NG閾値を越える部分放電が発生していなければ、データ収集/演算/判別部(2013)は製品をOKと判断する。逆にOK/NG閾値を越える部分放電が発生している場合には製品をNGと判定する。なお、所定の電圧には回転電機をインバータ運転したときの運転電圧あるいはこれに安全率を掛け合わせた電圧を使用する。
一方、製品のOK,NGチェックではなく、印加電圧を変化させながら印加電圧−部分放電特性を図19のように計測する場合、OK/NG閾値を越える部分放電が発生する部分放電開始電圧(PDIV)が回転電機の運転電圧よりも高い場合には、データ収集/演算/判別部(2013)は製品をOKと判断し、逆にPDIVが回転機の運転電圧を下回る場合には、耐部分放電性材料を使用していれば製品をOKとし、規定試験電圧における高周波部分放電信号の強度を記録し電荷量に換算する。耐部分放電性材料を使用していない場合には製品をNGとする。以上の試験が終了した後、同じ仕様の試料を試験する場合には、すでに部分放電電荷量と高周波部分放電信号の相関関係を示す比例係数Kが得られ、高周波部分放電計測器のOK/NG閾値が得られていることから、繰り返しインパルス電源と高周波部分放電計測器で試験を開始する。
以上のように、全部分放電電荷量を蓄積しこれを高周波部分放電パルスの振幅の合計値で割ることでも、部分放電電荷量と高周波部分放電信号強度の相関関係を求めることができる。この結果、実施例1と同様に繰り返しインパルス電圧下の回転機の部分放電特性を計測し、OK/NG閾値を用いて回転機がインバータ駆動できるか正確に判断することができる。なお、実施例3では対地間の部分放電計測の例を説明したが、巻線間,異相間についても同様に計測することができる。また、センサには電磁波を計測するアンテナの他に、高周波CT,容量性結合カプラ,電界,磁界センサなどを使うことができる。
図24に実施例4の部分放電計測システムを示す。実施例4の部分放電計測システム2200は、実施例1と同じ機器部品から構成されている。ただし、高周波部分放電計測センサ225が回転機226内部に設置されている。つまり、図25に示す回転機内部のコイルエンド256あるいはスロット257内に高周波部分放電計測センサを設置することで、製品出荷時だけでなく、回転電機の常時部分放電監視が実施できる。また、常時でなくとも定期診断の際に回転電機からロータを抜くなどの作業をしなくても容易に部分放電を計測することができる。
1,81 正弦波電源
2,82,132,202 繰り返しインパルス電源
3,83 低周波部分放電計測器
4,84,134,204 高周波部分放電計測器
5,85,135,205 電磁波計測アンテナ
6,86,136,206 供試回転電機
7,87,207 結合コンデンサ
8,88 ブロッキングインピーダンス
9,10,89,810,1330 スイッチ
11,811 電荷計測用コンデンサ
12,812,1312,2012 回転電機コイル
13,813,1313,2013 データ収集/演算/判別部
100,800,1300,2000,2200 部分放電計測システム
133,180 模擬放電源
181 直流電源
182,1331,2011 コンデンサ
183 スイッチング素子
184 保護抵抗
185 直流電圧
203 電圧計測器
250 回転電機
251 コア
252 回転子
253 ハウジング
254,255 エンドブラケット
256 コイルエンド
257 スロット
1332 放電ギャップ
2511 U相コイル
2512 V相コイル
2513 W相コイル

Claims (8)

  1. 高周波部分放電計測信号の信号強度と部分放電電荷量との相関関係を導出する相関関係導出ステップと、
    導出した相関関係に基づき、部分放電劣化が懸念される電荷量に対応する高周波部分放電計測信号の信号強度である閾値を決定する決定ステップと、
    回転電機に所定の繰り返しインパルス電圧を印加して高周波部分放電計測器で部分放電の信号強度を計測する計測ステップと、
    計測した部分放電の信号強度が前記閾値を超えているか否かを判断する判断ステップと、
    を有することを特徴とする部分放電検査方法。
  2. 請求項1に記載の部分放電検査方法において、
    前記相関関係導出ステップは、高周波部分放電計測器と低周波部分放電計測器で正弦波電圧下における回転電機の部分放電特性を同時計測して、前記相関関係を導出することを特徴とする部分放電検査方法。
  3. 請求項1に記載の部分放電検査方法において、
    前記相関関係導出ステップは、繰り返しインパルス電圧を印加した際に所定の電荷量を発生する模擬部分放電源を回転電機に並列に接続し、繰り返しインパルス電圧を印加して高周波部分放電計測器で部分放電特性を計測して、前記相関関係を導出することを特徴とする部分放電検査方法。
  4. 請求項1に記載の部分放電検査方法において、
    前記相関関係導出ステップは、5〜50nsの範囲内の急峻なスイッチング時間を有するスイッチング素子と直流電源を並列接続しこれにコンデンサを接続した模擬放電源を回転電機に並列に接続し、高周波部分放電計測器で模擬部分放電信号を計測して、前記相関関係を導出することを特徴とする部分放電検査方法。
  5. 請求項1に記載の部分放電検査方法において、
    前記相関関係導出ステップは、所定の時間範囲内に発生する部分放電電荷量を積分する計測器で測定した部分放電総電荷量を、高周波部分放電計測器で計測した部分放電パルスの振幅の合計で割り、比例係数を計算して、前記相関関係を導出することを特徴とする部分放電検査方法。
  6. 請求項1乃至5に記載の部分放電検査方法において、
    さらに、回転電機に印加するインパルス電圧を徐々に昇圧しながら高周波部分放電計測器で部分放電を計測し、部分放電劣化が懸念される電荷量に相当する信号強度を超える部分放電が発生する電圧を測定して部分放電開始電圧を取得し、前記部分放電開始電圧が回転電機の運転電圧より高いか否かを判断するステップを有することを特徴とする部分放電検査方法。
  7. 請求項1乃至6に記載の部分放電検査方法において、
    前記部分放電劣化が懸念される電荷量として、10pC〜100pCの範囲の値を用いたことを特徴とする部分放電検査方法。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の部分放電検査方法を実行するセンサを有することを特徴とする回転電機。
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