JP2010533558A - アクセスを維持するための方法及び装置 - Google Patents

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Abstract


管状組織構造又は体腔へのアクセスを維持するための装置及び方法が提供される。
【選択図】図1

Description

本発明は、組織又は体腔内で通路を維持するための装置及び方法に関する。特に、本発明は、内部結合組織の再構築が可能な、粘膜下組織若しくは他の細胞外マトリクス由来組織、又は合成生体吸収性材料による通路の維持に関する。
手術中及び手術後の出血の制御は、手術の成功にとって重要である。多くの手術が、皮膚の下における、離れた距離にわたるカテーテル又は他の管状構造の「トンネリング」を必要とする。通常、カテーテルの挿入は、カテーテルが体腔又はアクセスが所望される位置に到達するまで、組織及び血管のような腔壁を貫通する穿刺を形成する。このようなトンネリングは、より多くの直接アクセスと比べ、比較的大量の組織をカテーテルにさらす。
多くのトンネリング用途は、同一又は異なる目的のために、同じ位置において第一のカテーテルを次のカテーテルと置換することを必要とする。従って、トンネリング手術は、比較的大量の組織を、カテーテル及び潜在的感染のための比較的大きい部位にさらす。
従って、トンネリング手術において、染部位及び感染感受性を減少するために適した手術手技が必要である。
一実施態様においては、体腔に対してアクセスを維持するための装置が提供される。該装置は、外部と接触する組織壁を有し、長さが腔内、中間及び体外部位を形成するように穿刺部位に挿入するのに適応する長さを有する細長い構成要素、前記細長い構成要素の外部と接触する組織壁と解除可能なように連結している生体吸収性部材、腔内、中間及び体外部位を有する生体吸収性部材を含む。
他の実施態様においては、体腔に対してアクセス部位を維持するための装置が提供される。該装置は、外部と接触する組織壁を有する細長い構成要素、及び前記細長い構成要素の外部と接触する組織壁と解除可能なように連結している生体吸収性部材を含み、前記生体吸収性部材が体腔内部から身体の皮膚へ伸長する長さを有する。
他の実施態様においては、組織内のアクセスポイントを維持する方法が提供される。該方法は、生体吸収性部材が身体の外部から体腔内へ伸長するように、アクセスポイントで生体吸収性部材を提供する工程を含む。
他の実施態様においては、組織内のアクセスポイントを維持する方法が提供される。該方法は、その外部に配置された生体吸収性部材を有する、第一の細長い構成要素を提供する工程(ここで、前記第一の細長い構成要素が、その上に配置された生体吸収性部材と共に身体内に導入されるように構成されており);前記第一の細長い構成要素を除去する工程;及び第二の細長い構成要素を、生体吸収性部材中に配置する工程を含む。
図1は、管状組織構造又は体腔へのアクセスを得、維持するのに用いられるシートを含むイントロデューサ要素を示す。 図2は、管状組織構造又は体腔と接触するイントロデューサ要素及びシートの組み合わせを配置するのに用いられる、イントロデューサ要素及びシートの間の鎖構造を示す。 管状組織構造又は体腔へのアクセスを得、少なくとも部分的にそれらの内部に位置する、図1のイントロデューサ及びシートを示す。 図4は、イントロデューサが除去され、シートが内部に維持されている、図3の管状組織構造又は体腔を示す。
本発明は、穿刺部位で内部結合組織の再構築をもたらす、生体内で内部結合組織の増殖を支持することのできる粘膜下組織、他の細胞外マトリクス由来組織、又は合成生体吸収性材料を用いた、血管又は体腔壁のような管状組織構造へのアクセスを維持するための装置及び方法に関し、これらの材料等の全ては、一般的に生体吸収性材料と呼ばれる。本発明の装置及び方法は、血管又は他の体腔の内壁のような管状組織構造に対するアクセスポイントを維持するために用いることができる。この装置は、更に、生の組織が認め得るほどにさらされないように、アクセス通路に沿って更に表面を提供する。用いられる装置及び方法は、本明細書において、鎖骨下動脈透析において用いられるBroviac/Hickmanカテーテルを用いて開示されるが、この装置は、他の多くの医学的手技において他の多くの医療装置において用いることができる。必ずしも包括的でないが、このような他の医療装置には、中心線カテーテル、皮下埋込カテーテル(port−a−caths)、脳室腹腔短絡術、室房短絡術、クイントンカテーテル、バクロフェンポンプ又は鎮静剤送達ポンプ及びGroshongカテーテルのようなポンプが含まれる。更に、生体組織中に管組織がトンネリングされる任意の用途は、本願発明の有用な用途を見い出し得る。
さて、図面を参照し、図1は、カテーテル法に適合するイントロデューサ(図示せず)を用いる用途のためのカテーテル10を示し、本発明において用い得る具体的なカテーテル要素のタイプを開示する。図1中にはカテーテル10が示されるが、本発明の開示は、血管又は他の体腔のような管状組織構造のルーメンへのアクセスを提供するために用いられるあらゆるタイプのカテーテル又はイントロデューサ要素に適用できることが理解される。例えば、本発明は、カテーテル要素、針、カニューレ、ガイドワイヤー、透析のためのイントロデューサ要素、外套針、又は管状組織構造又は体腔のルーメンにアクセスするために用いられる他のあらゆるイントロデューサ要素に適用される。
図1に示されるようなカテーテル10は、透析のために冠状動脈及び末梢血管内でカテーテル治療が実施される場合に用いられる。以前に示したように、動脈及び他の体腔へのアクセスを得る他の実施も考えられる。通常、カテーテル10は、最初に針(図示せず)を用いて筋肉組織下部の皮膚及び血管を貫通させることにより血管系に導入され、ガイドワイヤー(図示せず)が針のルーメンを通して挿入され、血管系に入る。次いで、ガイドワイヤーで針を取り除き、ガイドワイヤーの上にカテーテル10を供給し、皮膚及び血管壁を通してトンネリングし、血管内に入る。次いで、ガイドワイヤーを除去し、カテーテル10の作業端が所定の位置に配置されるまでカテーテル10は進むことができる。また、手順の間、ガイドワイヤーは所定の場所に残され得る。更に、後述するカテーテル10のあらゆる実施態様は、管状組織構造又は体腔のルーメンのアクセスにおいて用いるための任意の他のイントロデューサ要素に適用される。
カテーテル10は、長期間、患者内に残存するように設計及び意図される。図1に示されるカテーテル10は具体的な実施態様であり、血管内への挿入のための使用者遠位末端12及び近位端14を有する。カテーテル10は、さや16、一対の供給/返還チューブ17、18、歯止めクランプ22、及びチューブ17、19の横軸方向に位置されたキャップ20、21を含む。ルーメン104はさや16内に定義される。標準的なカテーテルの一部ではないが、図1に示すカテーテル10は、更にさや16の一部にわたり軸方向に伸長する粘膜下組織、又は他の細胞外マトリクス由来組織、又は合成生体吸収性材料のシート18を含む。シート18は、接触停止型のスリーブカフ122を含む。
粘膜下組織、他の細胞外マトリクス由来組織、又は合成生体吸収性材料は、結合していない縁を有するリボン、結合した縁を有する円柱状型の管、カテーテル10の周囲に複数回巻かれたロールの形状、又はあらゆる他の適切な形状であり得る。
シート18を製造するために用いることのできる具体的な組織は、粘膜下組織又は任意の他の生体吸収性材料(例えば、温血脊椎動物の細胞外マトリクス由来組織)である。粘膜下組織は、腸粘膜下組織、胃粘膜下組織、膀胱粘膜下組織、及び無細胞であり内部組織を再構築するために用いることができる、他のあらゆる粘膜下組織からなる群から選択される粘膜下組織を含み得る。粘膜下組織は、温血脊椎動物の筋層及び粘膜の少なくとも内腔部分の両方から薄い層に裂かれた粘膜下層を含み得る。
温血脊椎動物の筋層及び粘膜の少なくとも内腔部分の両方から薄い層に裂かれた粘膜下層が移植組織片材料として用いることができることは公知である(例えば、本明細書に参考文献として組み入れられる、米国特許第4,902,508号及び第5,281、422号を参照されたい)。このような粘膜下組織調整品は、高いコンプライアンス、高い引張強度、高い破裂圧力点及び引裂抵抗を有する、優れた機械的特性によって特徴づけられる。従って、粘膜下組織から調製されたシート18は、閉塞性の物質が血管内に配置されることを防ぎながら引裂抵抗性を有する。
粘膜下組織シートは、感染に対する抵抗性、安定性をもたらし、免疫原性を欠いている。前記特許において十分に開示されている腸粘膜下組織は、高い感染抵抗性を有する。実際、今までに腸粘膜下層移植片を用いて実施された研究の多くは無菌でない移植片を必要とし、感染の問題には直面していなかった。当然、粘膜下組織を処理するために適切な滅菌技術を用いることができる。更に、この組織は宿主の免疫系により「異物」として認識されず、拒絶されない。異種腸粘膜下層は、その組成のために、血管移植片、靱帯及び腱として次の移植で拒絶されない(すなわち、粘膜下組織は、外見上、種の間で同一である)。粘膜下組織が、長い寿命を有し、性能における結果のいかなる損失を伴わず、室温で少なくとも2ヶ月間は良好な状態を残存することもわかった。
粘膜下層由来のマトリクスは、高度に保存されたコラーゲン、糖タンパク質、プロテオグリカン及びグリコサミノグリカンを、自然の形状及び自然の濃度で含む、生分解性マトリクスをベースとするコラーゲンである。カテーテル要素においてシート18として用いられる、このような粘膜下組織は、内部結合組織の再生のためのマトリクスとしての役目を果たす(すなわち、生物学的再構築、結合、粘膜下組織シートを用いた、イントロデューサ要素の組織内への挿入の開始)。粘膜下組織シート18は、新規な内部結合組織の支持及び増殖のための急速に血管新生したマトリクスとしての役目を果たす。従って、粘膜下組織は、それが連結する、又は移植した環境に関連する宿主組織に対して栄養性であることがわかった。複数の実験で、粘膜下組織は、移植又は挿入の部位で関連する組織の特徴づけられた特徴を推測するために再構築(自家分化組織による再吸収及び置換)されることがわかった。更に、再構築後に、粘膜下組織と内部組織との間の境界は識別できない。従って、粘膜下組織は結合組織代替物として、特に、カテーテルの通路に沿って組織を再構築するために用いることができる。
小腸組織は、本発明において用いるための粘膜下組織の適切な原料である。粘膜下組織は種々の原料から得ることができ、例えば、ブタ、ウシ及びヒツジを含む肉生産のために集められる動物、若しくは他の温血脊椎動物から集めることができる。小腸粘膜下組織は商業用の肉生産作業のあり余るほどの副産物であり、従って低費用の材料である。
適切な小腸粘膜下組織は、通常、筋層及び粘膜の少なくとも内腔部分の両方から薄い層に裂かれた粘膜下層を含む。一実施態様においては、小腸粘膜下組織は、粘膜下層、並びにその層が、厚みと原料の脊椎動物種に依存する定義とが異なることが知られている膜の基底部を含む。
粘膜下組織の調製は、その開示が明らかに参考文献として本明細書に組み入れられる米国特許第4,902,508号に開示されている。例えば、ブタ、ヒツジ又はウシ(しかし、他の種を除外しない)から集めた脊椎動物の腸の断片を、平滑筋組織及び最内層を含む外層、すなわち、粘膜の内腔部分を除去するために長軸方向のワイピング動作を用いた摩耗に供する。粘膜下組織を食塩水で洗浄し、場合により滅菌する。
カテーテル要素10においてシート18として用いるための粘膜下組織は、グルタルアルデヒドなめし、酸性pHでのホルムアルデヒドなめし、酸化プロピレン又は酸化エチレン処理、ガスプラズマ滅菌、ガンマ線照射、電子ビーム、過酢酸滅菌を含む、従来の滅菌方法を用いて滅菌することができる。粘膜下組織の機械的強度、構造及び生体刺激特性に悪影響を及ぼさない滅菌方法が好ましい。例えば、強いガンマ線照射は、粘膜下組織のシートの強度の損失を引き起こし得る。滅菌方法には、粘膜下組織シートを、過酢酸にさらすこと、1〜4Mradのガンマ線照射(また1〜2.5Mradのガンマ線照射)、エチレンオキシド処理又はガスプラズマ滅菌が含まれる。
一般的に、粘膜下組織は2種以上の滅菌処理に供される。例えば、化学的処理により粘膜下組織を滅菌した後、この組織を、製剤のためのパッケージとしてプラスチック又はアルミホイルで包み、電子ビーム又はガンマ線照射滅菌方法を用いて再度滅菌することができる。また、カテーテル要素上で粘膜下組織シート18を用いてカテーテル要素を構築することができ、2度目に包装して滅菌することができる。
粘膜下組織は、水和又は脱水状態で保存することができる。凍結乾燥又は空気乾燥した粘膜下組織は、その生体刺激特性及び機械的特性を著しく損なうことなく、再水和して用いることができる。粘膜下組織は使用前に再水和することができ、又は皮膚を通して挿入し、血管又は体腔のような管状組織構造中に挿入し、使用しながら再水和される。
粘膜下組織は、粘膜下組織の粘弾性特性を変えるため、米国特許第5,275,826号(その開示が明らかに参考文献として本明細書に組み入れられる)に開示されたようにして適当な状態にすることができる。一実施態様においては、筋層及び粘膜の少なくとも内腔部分の両方から薄い層に裂かれた粘膜下層は、20%以上の歪みを有するように調節される。粘膜下組織は、伸長、化学処理、酵素処理するか又は組織を他の環境要因にさらすことにより適当な状態にされる。一実施態様においては、粘膜下組織は、粘膜下組織がわずか20%の歪みを有するように、長軸方向又は側面方向に伸長することにより、適当な状態にされる。
前述したように、腸の断片を最初に集め、薄い層に裂く場合、中間部及び反対端部分を有する管状断片であろう。粘膜下組織シート18を形成するために、薄い層に裂いた粘膜下組織のシートを、この管状断片から切り取り、所望の寸法の正方形又は長方形を形成することができる。正方形又は長方形の縁は重なり合ってもよく、結合して管状構造を形成し得、又は縁は結合しないままであってもよい。縁が結合しないままである実施態様においては、シート18は、例えばさや16上に配置されている。従って、シート18は、前述したような結合していない縁を有するリボン、重なり合う結合した縁を有する管状構造、さや16の周囲に複数回巻かれた組織のロール、ディスクの形状、又は本発明において用いられるのに適切なあらゆる他の形状であってもよい。シート18のこのような実施態様は、粘膜下組織、他の細胞外マトリクス由来組織又は合成生体吸収性材料、並びにあらゆるタイプのイントロデューサ要素を用いた使用に適用できる。
一実施態様においては、調製された正方形又は長方形の縁は重なり合い、結合し、所望の直径を有する円柱形状の粘膜下組織を形成し得る。縁は結合することができ、円柱状形状のシートは、2つの表面間の粘膜下組織を圧縮することにより重なり合う部分を含むシート18に圧力をかけることにより形成される。2つの表面は、種々の材料から、所望の形状及びシート18の使用に依存する任意の円柱状形状で形成され得る。一般的に、圧縮のために用いられる2つの表面は円柱状及び相補的な非平面状の曲面板として形成される。これらの各表面は、場合により加熱され又は孔があけられる。特定の実施態様においては、2つの表面の少なくとも1つは透水性である。本明細書で用いられる透水性表面なる用語には、吸水性、微小孔性又はマクロ多孔性である表面が含まれる。マクロ多孔性材料には、プラスチック、金属、セラミック又は木材製の孔のあいたプレート又はメッシュが含まれる。
粘膜下組織は、一実施態様に従って、粘膜下組織のシートの重なり合う部分を含むシート18を第一の表面上に配置し(すなわち、所望の直径の円柱を粘膜下組織の円柱に挿入する)、露出した粘膜下表面の上端に第二の表面を配置することにより圧縮される。次いで、2つの表面の間で粘膜下組織を圧縮して、2つの表面(すなわち、プレート)がお互いに向かってバイアスがかけられるように、力が適用される。バイアスがかけられた力は、プレート上端における重量の適用、並びに2つの表面上における得気圧プレスの使用又は気圧の適用を含む、当業者に公知の多くの方法により発生され得る。
一実施態様においては、粘膜下組織の一片が、組織の圧縮と同時に粘膜下組織の脱水を可能にする条件にさらされる。「粘膜下組織の脱水を可能にする条件」なる用語は、少なくとも重なり合うポイントにおいて粘膜下組織からの水の除去を促進又は誘発する任意の機械的条件又は環境条件が含まれると定義される。圧縮された粘膜組織の脱水を促進するために、組織を圧縮する2つの表面の少なくとも一方は透水性であり得る。組織の脱水は、場合により、2つの圧縮された表面の外側の全域で吸い取り材料を適用し、組織を加熱し、又は空気を吹き込むことによって、更に増進される。
粘膜下組織は、通常、室温で12〜48時間圧縮されるが、熱をかけてもよい。例えば、圧縮された組織の温度を約50℃〜約400℃に上昇させるため、圧縮表面の外側に暖かい毛布を掛けることができる。重なり合う部分は、通常、組織の脱水の程度により決定される長さの時間、圧縮される。熱の使用は、脱水の速度を上昇し、その結果、粘膜下組織が圧縮されるのに必要な時間を短くする。組織の十分な脱水は、組織を流れた電流の電気抵抗の上昇により示される。電気抵抗が100〜200オーム上昇した場合、組織は十分に脱水されており、圧力は開放され得る。
圧縮手順の間、場合により、粘膜下組織を真空にしてもよい。真空の適用な組織の脱水を増進し、組織の圧縮を補助し得る。また、真空の適用は、重なり合う縁を含む粘膜下組織を圧縮するための圧縮力のみを提供し得る。例えば、粘膜下組織は2つの表面の間に配置することができ、場合により、その一方は透水性である。水を吸収するために、装置を吸い取り材料で、空気の流れを可能にするためにブリーザー毛布(breather blanket)で覆う。次いで、装置を真空チャンバー内に置き、通常、14〜70インチのHg(7〜35psi)の範囲の真空にする。ある実施態様においては、真空は約51インチのHg(25psi)である。場合により、加熱した毛布をチャンバーの上部に配置し、組織の圧縮の間、粘膜下組織を加熱してもよい。この実施態様に用いるのに適したチャンバーは当業者に公知であり、真空ポートを備えた任意の装置が含まれる。得られた気圧の低下は、2つの表面と共同し、粘膜下組織を圧縮し、同時に粘膜下組織を脱水する。圧縮された粘膜下組織は、円柱として2つの表面から取り除くことができる。構築物は、更に、前述したように取り扱うことができる(すなわち、鎖を結合することができる)。
他の実施態様においては、粘膜下組織、細胞外マトリクス由来材料又は構成材料の重なり合う部分は、再吸収可能な繊維により抱合することにより、又は当業者に公知の重なり合う縁を結合する任意の他の方法により、お互いに連結され得る。シートの重なり合う縁をお互いに連結させるこのような方法は、例えば円柱形状の管、ロール又はディスクを形成するために圧縮し、又は圧縮なしで用いることができる。シート18は、前述したように、圧縮により、お互いに連結した多層の粘膜下組織から形成することもできる。シート18の直径はシートの所望の規格に依存して変化し得る。例えば、シート18の直径は、シート18がカテーテル法に適合するイントロデューサ要素において用いられる場合は約3〜約12フレンチであり得るが、イントロデューサ要素の直径に依存して、あらゆる直径を用いることができる。
他の細胞外マトリクス由来組織を製造する方法は当業者に公知であり、粘膜下組織について前述した方法と同様であり得る。例えば、本明細書に参考文献として組み入れられる、WO01/45765及び米国特許第5,163,955号を参照されたい。細胞外マトリクス由来組織には、肝臓基底膜、心臓組織調製物、シート様コラーゲン調製物、変性コラーゲン、ゲルフォーム等のような組織調製物が含まれる。
他の説明のための実施態様においては、シート18を形成するために合成材料を用いることができる。用いることのできる合成材料には、ポリ乳酸(PLA)、ポリグリコール酸(PGA)、ポリ(乳酸−グリコール酸)コポリマー(PLGA)、ポリ−ε−カプロラクトン(PCL)、ポリ(グリコール酸−カプロラクトン)コポリマー(PGCL)、ポリ無水物、ポリオルトエステル、並びにそれらのコポリマー及び混合物のような生分解性ポリマーが含まれる。追加の適切な材料には、コラーゲン、ゼラチン、トロンビン、アルギン酸多糖類、多糖類膜、脂質、ソルビトール、グリセロール、ポリペプチド及び任意の凝結促進物質をベースとする合成タンパク質が含まれる。生分解性ポリマー及び他の材料は、例えば、フィルム、シート、チューブ、ディスク、ロール又はリボンの形態であり得る。一例において、材料は織物であってもよく、発泡性又は非発泡性である。材料は生体吸収性、非免疫原性及び引裂抵抗性であるべきである。粘膜下組織、細胞外マトリクス由来組織、合成材料及び他の材料の混合物を用いることもできる。
他の説明のための実施態様においては、前述した細胞外マトリクス由来組織、粘膜下組織調製物又は合成材料のいずれかに、糖タンパク質、グリコサミノグリカン、コンドロイチン化合物、ラミニン、ポリ−n−アセチルグルコサミン、キトサン、コンドロイチン、ゼオライト、ジャガイモでんぷん、トラネキサム酸、アミノカプロン酸、酢酸デスモプレシン、破砕コラーゲン、ゲルフォーム、トロンビン、フィブリン、フィブリノーゲン、抗線維素溶解剤、第VII、第VIII、第XIII因子のような凝固剤又は凝血塊保護剤、凝血促進剤、バリア、組織因子又は血液因子、増殖因子等の生物反応修飾物質、若しくはこれらの生物反応修飾物質の組み合わせを含浸させることができる。これらの生物反応修飾物質は、シートの遠位末端30、シート18の近位端32又はカフ122の下のような、シート18の任意の効果的な位置に配置することができる。
他の説明のための実施態様においては、シート18を製造するための前述した細胞外マトリクス由来組織、粘膜下組織調製物又は合成材料のいずれかに、X線不透過性物質を取り込むことができる。X線不透過性物質は、前述した鎖のいずれかにも取り込むことができる。X線不透過性物質の取り込みは、シート18及び/又は鎖を、例えばX線透視装置下で可視化する。このような実施態様においては、シート18及び又は鎖の配置は医師によって確認することができる。アクセス部位の位置は、患者が後になって他の手術を受けるという場合にも決定することができる。
種々の説明のための実施態様においては、X線不透過性物質は、硫酸バリウム、フッ化バリウム又はポリアクリル酸バリウムのようなバリウム塩、オキシ塩化ビスマス、三酸化ビスマス、二酸化チタン、酸化ジルコニウム、二酸化ジルコニウム、酸化クロム、酸化亜鉛又は他の金属酸化物、ビスマスガラス、若しくはこれらのX線不透過性物質の混合物、又は当該技術分野において公知の他の任意のX線不透過性物質であり得る。ディッピング法、コーティング法、積層法又は封入法のような当業者に公知の手法により細胞外マトリクス由来組織、粘膜下組織調製物又は合成材料に取り込むことができる。他の説明のための実施態様においては、細片及び/又は点のようなX線不透過性のマークを、例えば、シート18の遠位末端30、シート18の近位端32又はスリーブカフ122に位置するように戦略的に配置することができる。
他の説明のための実施態様においては、X線不透過性マーク(例えば、帯状、点、長点等)を、医師が、さや16を可視化し、さや16をシート18に配置することを援助するように、さや16を標識するために用いることができる。他の実施態様においては、又はさや16の標識に加え、容器の深さを測定し、容器におけるシート18の適切な位置を示すために、X線不透過性マークをカテーテル10又はアクセスニードル上に配置することができる。他の実施態様においては、X線不透過性マークは、本明細書に開示される装置の他の構成成分のいずれかを標識するために用いることができる。本明細書に開示されるX線不透過性物質のいずれか又は当該技術分野において公知の他のX線不透過性物質のいずれかは、本明細書に開示される装置の1種以上の構成成分を標識するために用いることができる。
他の説明のための態様においては、マンニトール又は当該技術分野において公知のペースト、若しくは生体適合性液体又は固体の潤滑剤を、シート18の遠位末端30に加えることができる。例えば、ペースト、生体適合性液体又は固体潤滑剤は、患者への装置の挿入の間に、さや16とシート18との間の転移として供給することにより、患者へのシート18と一緒にイントロデューサを挿入することにより、シート18の遠位末端30が巻き上がることを防止する手段を提供するであろう。マンニトール及び同様のペーストは、例えば、患者へシート18と一緒にイントロデューサを挿入する間/後に、安全でもあり急速に溶解するであろう。ペースト及び生体適合性潤滑剤は、殺菌消毒剤及び医療装置を用いた従来の方法(例えば、加圧滅菌、ろ過、X線照射)により滅菌することができ、例えば、液体又はゲルの形状で適用することができる。具体的な生体適合性潤滑剤には、ヒアルロン酸、硫酸デキストラン、コハク酸化非架橋コラーゲン、メチル化非架橋コラーゲン、グリコーゲン、グリセロール、デキストロース、マルトース及びトリグリセリドが含まれる。
図1に示す実施態様においては、粘膜下組織、他の細胞外マトリクス由来組織又は合成生体吸収性材料は、さや16の部分にわたり、軸方向に伸びる。図5は、カテーテル10を構築するために組み立てられる、さや16、チューブ17、19及びシート18を分解した断面図を示す。シート18は、血管のような管状組織構造に挿入される使用者遠位末端30、及び孔のあいた血管壁の外側にとどまる使用者近位端32を有する。シート18の近位端18は、図1に示すように、さや16の部分にわたって軸方向に伸びるか、又はさや16の近位端にまで伸びる。
シート18の使用者近位端32がさや16の近位端まで伸びない実施態様においては、シート18の使用者近位端32は、例えば、シート18の使用者近位端32及び32にひもで連結することにより、適切な場所に維持される。結果として、シート18は、使用者が、例えば、シート18と接触して手で血管壁を通してカテーテル10を挿入する時に、カテーテル10が押し下げられるのが防止される。所望であれば、ひもは、シート18の使用者近位端32が移動することを可能にするために切断してもよい。他の実施態様においては、シート18の使用者近位端32又は他の部分は、必要な場合にはシート18の末端から除去することのできる金属又はプラスチックの留め具、O−リング等により適切な場所に維持され得る。また、図1に示すように、シート18は、シート18の近位端32が使用者の手がさや16に接触するポイントより遠位であり、カテーテル10が血管壁を通して挿入される時に、使用者の手と接触しないように、さや16の一部でのみ軸方向に伸長し得る。シート18は、シート18が外部の穿刺部位から静脈(又は他の選択された体腔)に伸長するにつれ、組織の最も近いカテーテル10に並び、隣接する長さである限り、どんな長さであってもよい。
図1には示さないが、一実施態様においては、シート18の遠位末端30は、血管内に挿入する間にシート18が図3に示すように位置する場合に、血管への挿入により、さや16が巻き上がることを防止するために使用者遠位末端30から使用者近位端32にむかって次第に細くなっている。図1に示し、後述するように、シート18は鎖90を含むが、シート18が、血管への挿入によりカテーテル10が巻き上がることを防止する、シート18の使用者遠位末端30のあらゆる形態を用いることができる。
図1〜4に示すように、管状組織構造への挿入により、シート18が、さや16が巻き上がることを防止するための実施態様が示される。保持ワイヤー94がキャップ87と結合している。キャップ87は、ワイヤー94をルーメン104中の適切な場所に維持するために、さや16の上にねじでとめられ、はめ込まれ、又は連結される。
外科的応用に達する前に維持されたワイヤー94をルーメン104に挿入する場合、維持されたワイヤーは、連結点106においてシート18の遠位末端30に連結するループの形状で、鎖90を通して装着される。鎖90は、例えば、鎖90を、結び目を形成するように結ぶことによりシート18と連結させることができる。鎖90は、さや16の壁内に定義されるアクセスポート92を通してルーメン104の内側に放射状に伸長する。
従って、維持されるワイヤー94により固定される鎖90は、シート18が、組織内への挿入によりさや16が巻き上がることを防止する。管状組織構造の組織及び壁を通した、シート18を用いたカテーテル10の挿入後に、維持されたワイヤー94は、カテーテル10からキャップ87を解放し、ルーメンの外からキャップ87が連結した維持されたワイヤー94を引っ張ることにより、ルーメン104から除去することができる。従って、鎖90は、もはや維持されたワイヤー94によって固定されていない。カテーテル10は、シート18に対して移動し得る。カテーテル10の移動は最小であるが、偶然の移動は、必ずしもシート18に平行移動するわけではない。従って、再構築シート18の周囲の組織への連結は、よりありそうである。
種々の追加の部品、鎖の配置及び抗巻き上がり特徴は、アクセスの封入法及び装置の標題の米国特許出願第11/546,066号に開示されており、この開示は、参考文献として本明細書に明らかに組み入れられる。このような出願は、カテーテル10と多くの同じ部分を有するイントロデューサを開示しており、イントロデューサの種々の部分が、カテーテル10の同様の部分と置換され得ることを理解すべきである。
本願発明は、組織におけるアクセス部位を維持する方法をも開示する。この方法は、温血脊椎動物の粘膜下組織、他の無傷の細胞外マトリクス由来組織、若しくは合成生体吸収性材料を組織内に挿入する工程を含む。本明細書によれば、「無傷の細胞外マトリクス由来組織」は、少なくとも一部において、天然の三次元構造である、細胞外マトリクス由来組織を意味する。組織は、例えば、リボン、円柱状形状のチューブ、ディスク又はロールの形状であり得、管状組織構造のルーメンへのアクセスを提供するか、又は体腔にアクセスするために用いられる、あらゆるタイプのイントロデューサ上のシート18の形状で穿刺部位に挿入することができる。
一実施態様においては、この方法は、カテーテル要素を穿刺部位に挿入する工程を含む。
具体的な実施態様を図3に示し、カテーテル10は、温血脊椎動物の粘膜下組織、他の細胞外マトリクス由来組織又は合成生体吸収性材料を含むシート18を有し、シート18は、使用者遠位末端30及び使用者近位端32を有する。シート18の使用者近位端32は表皮に伸長しながら、孔があいた壁の外側にあり、シート18の使用者遠位末端30は管状組織構造78中に挿入される。シート18は、使用者遠位末端30を組織内に位置するために、少なくとも1つの鎖90を有する。その代わり又は組み合わせて、参考文献として本願明細書に明らかに組み入れられる、Dilatorの標題の米国特許出願第11/546,079に開示されたような拡張器(dilator)カバーのようなカバーを用いてもよい。
図3に示される実施態様において示すように、シート18を有するカテーテル10は、皮膚、下層にある筋肉組織を通し、及び血管壁を通して挿入される(図3)。図3に示すように、シート18の近位端32は、血管壁の外側、及び皮膚又は表皮の少なくとも表面に残る。シート18が皮膚の表面を過ぎて伸長する場合、シート18は、所望であれば、皮膚と平面になるように切り取ることができる。また、皮膚を超えて伸長するシート18の総量は、固定又は他の使用を可能にするために、そこに残してもよい。カテーテル10が血管内に挿入される時、シート18の遠位末端30は、血管内に侵入する。前記で議論したように、粘膜下組織、他の細胞外マトリクス由来組織又は合成生体吸収性材料は、カテーテル及びシート18の組織内への挿入により再構築処理を開始する。
さや16は、シート18が、カフ122の接触停止又は他の手段に遭遇する、血管の外側と接触するまで挿入される。次いで、シート18は、維持されるワイヤー94を除去することにより、さや16から解放される。このような実施態様においては、カテーテル10は、時間とともに繰り返し透析処理するために長期間組織内にとどまるタイプのものである。このような時間の間、シート18はカテーテル10の周囲に生体組織のチューブを再構築及び形成し、その結果、カテーテル10の通路126からのカテーテル10の配置について切断することにより露出される組織124の周囲を密封する。次いで、シート18は、カテーテル10が除去される任意のその後の処理の間、再構築の堅持により、適切な場所に維持される。周囲組織からの圧力は、カテーテル10がないと通路126は崩壊される。
付加処理が長期間必要でないと予想される場合、外部に露出するアクセスポイントは縫い合わされるか、又は固定した方法で閉鎖される。このような場合においては、その部位における編み目又は浅い切り込みは、シート18のルーメンへの更なるアクセスを可能にする。
次いで、付加処理について、その上にシート18がない置換されたカテーテル10は初期の配置工程を通して進行する必要なく、通路126内に配置される。どちらかといえば、カテーテル10の遠位末端12が血管内に配置されるまで、力がカテーテル10に軸方向に適用されながら、置換されたカテーテルは崩壊した通路12まで広がる。従って、その内部表面としてシート18を再構築しながら通路126を形成することによって、生の組織は、通路に沿って露出しない。更に、露出した組織のこのような欠如は、その上に感染を形成するという可能性を減少させる。
シート18のさや16への連結に加え、他の連結手段が想定される。このような連結方法には、スナップ式(snap fit)又は抵抗式(resistance fit)、化学的結合又は接着剤の供給、及び通常の拡張器カバーの供給が含まれる。シート18又は他の密閉部材をさや16又は位置調整チューブに連結する場合、さや16又は位置調整チューブを移動することによりシート18の適切な配置を可能にし、次いで、所望であれば、さや16又は位置調整チューブをシート18から解放し、アクセス部位にシート18を残すことを可能にする。従って、これらの目的を達成するあらゆる連結が適切である。スナップ式又は抵抗式を利用する実施態様は、シート18のスナップ/抵抗連結を克服する抵抗に遭遇する時にシート18の解放をもたらす。管状組織構造78により供給される提供は、一般の組織により供給される抵抗よりも大きい。従って、スナップ式/抵抗式の保持力は、一般の組織の抵抗よりも大きいが、管状組織構造78により提供される抵抗よりも小さいように設計される。シート18又はカフ122が管状組織構造78に遭遇し、さや16又は位置調整チューブが更に管状組織構造78内に促進される時、スナップ式/抵抗は、さや16又は位置調整チューブからシート18を解放させる。また、いったんシート18が有意に再構築され、周囲組織と付着すると、抵抗式は、解放されるか、又はシート18と周囲組織との間の結合よりも小さい強度であるように設計される。
化学的結合又は接着剤を用いる実施態様には、手順の間に溶解又は解放される化学物質又は接着剤が含まれる。このような溶解又は解放は、体内で溶媒にさらされるために、遅いか又は早い反応であり得、空気に対する反応、導入試薬に対する反応又は他の試薬に対する反応であり得る。また、化学的結合又は接着剤は、管状組織構造78に遭遇するシート18又はカフ122により供給される抵抗により克服され得る。また、いったんシート18が有意に再構築され、周囲組織と付着すると、接着剤は解放されるか、又はシート18と周囲組織との間の結合よりも小さい強度となる。
本発明の特定の実施態様を詳細に開示したが、本願の開示が関連する当該技術分野に詳しい者は、以下の請求項に定義するような開示を実施するための種々の代わりの設計及び実施態様を認識するであろう。

Claims (17)

  1. 外部と接触する組織壁を有し、長さが腔内、中間及び体外部位を形成するように穿刺部位に挿入するのに適応する長さを有する細長い構成要素、前記細長い構成要素の外部と接触する組織壁と解除可能なように連結している生体吸収性部材、腔内、中間及び体外部位を有する生体吸収性部材を含む、体腔へのアクセスを維持するための装置。
  2. 生体吸収性部材が細長い部材と連結する、予め挿入された構造を有し、前記生体吸収性部材が細長い部材と連結していない、後挿入される構造を有する、請求項1記載の装置。
  3. 前記生体吸収性部材が、鎖を通して外部と接触する組織壁と解除可能なように連結している、請求項1記載の装置。
  4. 前記生体吸収性部材が、カバーを通して外部と接触する組織壁と解除可能なように連結している、請求項1記載の装置。
  5. 身体の外部から体腔内へ伸長する大きさ及び形状である生体吸収性チューブを含む、体腔とのアクセスを維持するための装置。
  6. 前記生体吸収性チューブが、生体組織中で再構築されるように構成されている、請求項5記載の装置。
  7. 前記生体吸収性チューブがルーメンを含む、請求項5記載の装置。
  8. 外部と接触する組織壁を有する細長い構成要素、及び前記細長い構成要素の外部と接触する組織壁と解除可能なように連結している生体吸収性部材を含み、前記生体吸収性部材が体腔内部から身体の皮膚へ伸長する長さを有する、体腔に対するアクセス部位を維持するための装置。
  9. 細長い構成要素が、内部に更にルーメンを含む、請求項8記載の装置。
  10. 前記生体吸収性部材がルーメンを含む、請求項8記載の装置。
  11. 前記生体吸収性部材が、細長い構成部材を囲む、実質的に環状の部材である、請求項8記載の装置。
  12. 前記生体吸収性部材が外部と接触する組織壁と結合する場合に装置が穿刺部位に配置し得るように、前記生体吸収性部材が前記細長い構成部材の外部と接触する組織壁と解除可能なように連結し、細長い構成部材の除去が、生体吸収性部材が穿刺部位にあることを可能するように結合可能でない、請求項8記載の装置。
  13. 装置を穿刺部位に配置する前に前記生体吸収性部材が外部と結合するように、前記生体吸収性部材が細長い構成要素の外部と接触する組織壁と解除可能なように連結し、装置を穿刺部位に配置した後に、生体吸収性部材が外部から結合可能でない、請求項8記載の装置。
  14. 生体吸収性部材が身体の外部から体腔内へ伸長するように、アクセスポイントで生体吸収性部材を提供する工程を含む、組織内のアクセスポイントを維持する方法。
  15. 前記生体吸収性部材がルーメンを含む、請求項14記載の方法。
  16. その外部に配置された生体吸収性部材を有する、第一の細長い構成要素を提供する工程(ここで、前記第一の細長い構成要素が、その上に配置された生体吸収性部材と共に身体内に導入されるように構成されており);
    前記第一の細長い構成要素を除去する工程;及び
    第二の細長い構成要素を、生体吸収性部材中に配置する工程を含む、組織内のアクセスポイントを維持する方法。
  17. 第一の細長い構成要素を除去する前に生体吸収性部材が再構築するのを待つ工程を更に含む、請求項16記載の方法。
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