JP2010532948A - 無線通信システムにおけるラジオ測定手順 - Google Patents

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Abstract

【課題】無線通信ネットワークにおけるステーション統計測定のためのラジオ測定手順を提供する。
【解決手段】本方法において、要請ステーションは、要請されたRSNA統計グループを特定するグループ識別子フィールド、及びリポートトリガと対応するリポートトリガに対するRSNA統計閾値とを含むトリガ条件を特定するRSNAカウンタに対するトリガリポーティングフィールドを含むトリガRSNA統計測定に対する要請メッセージを被要請ステーションに伝送する。そして、要請ステーションは測定されたRSNA統計が前記RSNAカウンタに対するトリガリポーティングフィールドで特定された、対応するRSNA統計閾値を超える場合、前記RSNAカウンタに対するトリガリポーティングフィールドで特定されたトリガ条件に対する測定されたRSNA統計を含むRSNA統計測定リポートメッセージを前記被要請ステーションから受信する。
【選択図】図8

Description

本発明は、無線通信システム(Wireless Communication System)に関し、より詳しくは、無線通信システムにおけるステーション(Station、STA)統計(Statistics)と関連するラジオ測定(Radio Measurement)手順及びこれを支援する装置に関する。
情報通信技術の発展とともに多様な無線通信技術が開発されている。このうち、無線LAN(Wireless Local Access Network、WLAN)は、ラジオ周波数技術に基づいて個人携帯用情報端末機(Personal Digital Assistant、PDA)、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)、携帯型マルチメディアプレーヤ(Portable Multimedia Player、PMP)などのような携帯型端末機を用いて家庭や企業または航空機などのような特定サービス提供地域で無線でインターネットに接続できるようにする技術である。
無線LANの増加された活用に応じて、現在、ラップトップコンピュータ使用者のような携帯端末使用者は、増加された移動性によって作業をすることができる。例えば、使用者は、データを受信するために自分のローカルネットワークに接続した状態でラップトップコンピュータを自分の机から会議に参加するために会議室に持っていくことができ、有線接続に拘らずローカルネットワーク上のモデムやゲートウェイを介してインターネットに接続することができる。同様に、業務出張者もイメールを受信または送信したり、イメールを確認するために彼らのイメールアカウントに接続するように携帯端末を使用することができる。
初期の無線LAN技術は、IEEE802.11を介して2.4GHz周波数を使用して周波数ホッピング、帯域拡散、赤外線通信などによって1〜2Mbpsの速度を支援した。最近、無線通信技術の発展によって直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplex、OFDM)技術などを無線LANに適用して最大54Mbpsの速度が支援できるようにしている。その他、IEEE802.11ではサービス品質(Quality of Service、Qos)の向上、アクセスポイント(Access point、AP)プロトコル互換、保安強化(Security Enhancement)、ラジオ測定またはラジオ資源測定(Radio Resource Measurement)、車両環境のための無線接続(Wireless Access in Vehicular Environment)、迅速ローミング(Fast Roaming)、メッシュネットワーク(Mesh Network)、外部ネットワークとの相互作用(Inter−working with External Network)、無線ネットワーク管理(Wireless Network Management)などのための無線通信技術を開発して実用化し、現在も開発中である。
ラジオ資源測定手順において、STAは、ラジオリンク性能(Radio Link Performance)及びラジオ環境を観察したり及び/または他のSTAが測定したデータを収集する。ラジオ資源測定は、ラジオ環境(Radio Environment)を理解するために遂行される。例えば、STAは、ラジオ環境を局部的に測定することもでき、または、他のSTAに一つ以上の要素に対して測定を要請することもできる。STAは、第3のSTAから一つ以上の要素に対する測定要請を受けて測定結果を知らせてくれることもできる。このような過程を介して獲得されたラジオ測定データは、STA管理に用いられて、また、多様なアプリケーションのために上位プロトコル階層に提供されることもできる。
このような無線ネットワークにおけるラジオ資源測定は、多様な手段を用いることができる。例えば、ラジオ資源測定のためにビーコンフレーム(Beacon Frame)や所定フォーマットの測定パイロット(Measurement Pilot)を使用することもできて、チャネル負荷(Channel Load)やノイズヒストグラム(Noise Histogram)などを求める方法を用いることもできる。ラジオ資源測定のための方法として、STAにおける統計情報を用いることができる。前記統計情報には、STAに備えられた多様なカウンタ(Counters)に記録された値や基本サービスセット(Basic Service Set、BSS)平均接続遅延時間が含まれることができる。
一般的にSTAには多様な種類の統計情報(以下、‘STA統計要素(STA statistical element)’という)に対する累積値を計算するための複数のカウンタが備えられる。STAのカウンタで測定されるSTA統計要素として、例えば、伝送されたフラグメントカウント(Transmitted Fragment Counts)、マルチキャスト伝送フレームカウント(Multicast Transmitted Frame Counts)、失敗カウント(Failed counts)、リトライカウント(Retry Count)、多重リトライカウント(Multiple retry Count)、フレーム複製カウント(Frame duplicate Count)、承認失敗カウント(Acknowledgement Failure Count)、RTS(Request To Send)成功カウント(RTS Success Count)、RTS失敗カウント(RTS Failure Count)、廃棄フレームカウント(Discarded Frame Count)、及び伝送フレームカウント(Transmitted Frame Count)などが含まれる。そして、前記STA統計要素には保安ネットワーク連結設定カウント(Robust Security Network Association(RSNA) Count)も含まれることができる、以下、RSNAカウントを測定するSTAカウンタだけを別途に言及する時はこれをRSNAカウンタと称する。
無線通信標準では相当多くの種類のSTA統計要素に対して規定している。このようなSTA統計要素のうち一部は該当STAでサービス品質(Quality of Service、QoS)を支援する場合とそうでない場合とに区分して管理されているため、STA統計要素の種類は前記で羅列したものより多く存在することができる。従って、このような多くのSTA統計要素に対する情報の交換のためには一層正確、且つ効率的な無線資源測定手順及びこのための装置が要求される。
本発明が解決しようとする一つの技術的課題は、無線通信システムにおいて多くの種類のSTA統計要素に対する情報の交換が行われることができるようにして効率的な無線ネットワークの管理が可能なSTA統計と関連するラジオ測定手順及びこれを支援する装置を提供することである。
本発明が解決しようとする他の技術的課題は、無線通信システムにおいて一つまたはその以上のSTA統計要素に対して特定の条件に到達した場合にのみ情報の交換が行われることができるようにするトリガ(triggered)STA統計要請/リポートと関連するラジオ測定手順及びこれを支援する装置を提供することである。
本発明が解決しようとする他の技術的課題は、このようなトリガSTA統計要請/リポートと関連するラジオ測定手順を遂行するためのメッセージの構成方法を提供することである。
本発明の一態様によると、無線通信ネットワークにおけるステーション統計測定のためのラジオ測定手順が提供される。前記ラジオ測定手順は、要請されたRSNA統計グループを特定するグループ識別子フィールド、及びリポートトリガと対応するリポートトリガに対するRSNA統計閾値とを含むトリガ条件を特定するRSNAカウンタに対するトリガリポーティングフィールドを含むトリガRSNA統計測定に対する要請メッセージを被要請ステーションに伝送して、及び測定されたRSNA統計が前記RSNAカウンタに対するトリガリポーティングフィールドで特定された、対応するRSNA統計閾値を超える場合、前記RSNAカウンタに対するトリガリポーティングフィールドで特定されたトリガ条件に対する測定されたRSNA統計を含むRSNA統計測定リポートメッセージを前記被要請ステーションから受信することを含む。
本発明の他の態様によると、無線通信ネットワークにおけるステーション統計測定のためのラジオ測定手順が提供される。前記ラジオ測定手順は、要請されたRSNAグループを特定するグループ識別子フィールド、及びリポートトリガと対応するリポートトリガに対するRSNA統計閾値とを含むトリガ条件を特定するRSNAカウンタに対するトリガリポーティングフィールドを含むトリガRSNA統計測定に対する要請メッセージを要請ステーションから受信して、前記要請されたRSNA統計を測定して、及び前記測定されたRSNA統計が前記RSNAカウンタに対するトリガリポーティングフィールドで特定された、対応するRSNA統計閾値を超える場合、前記RSNAカウンタに対するトリガリポーティングフィールドで特定されたトリガ条件に対する測定されたRSNA統計を含むRSNA統計測定リポートメッセージを前記要請ステーションに伝送することを含む。
本発明の他の態様によると、無線通信ネットワークにおけるステーション統計測定のためのラジオ測定手順を支援するステーションが提供される。前記ステーションは、フレームを生成して処理するプロセッサ;及び前記プロセッサと連結されて、前記プロセッサのためのフレームを伝送して受信する送受信機を含み、前記送受信機は、前記プロセッサによって生成されて、要請されたRSNAグループを特定するグループ識別子フィールド、及びリポートトリガと対応するリポートトリガに対するRSNA統計閾値とを含むトリガ条件を特定するトリガリポーティングフィールドを含むトリガRSNA統計測定に対する要請フレームを被要請ステーションに伝送して、及び測定されたRSNA統計が前記RSNAカウンタに対するトリガリポーティングフィールドで特定された、対応するRSNA統計閾値を超える場合、前記RSNAカウンタに対するトリガリポーティングフィールドで特定されたトリガ条件に対する測定されたRSNA統計を含むRSNA統計測定リポートメッセージを前記被要請ステーションから受信する。
本発明の他の態様によると、無線通信ネットワークにおけるステーション統計測定手順のための測定要請要素を含むトリガリポーティングフィールドのフォーマットが提供される。前記トリガリポーティングフィールドは、トリガステーション統計リポーティングが要請される時、リポートトリガを特定するビットフィールドであるRSNAカウンタトリガ条件サブフィールド;及び前記対応するリポートトリガに対するRSNA統計閾値として使われるMSDUの個数を示す値を特定する一つまたはその以上のRSNA統計閾値サブフィールドを含み、及び各RSNA統計閾値サブフィールドは、前記RSNAカウンタトリガ条件サブフィールドにおいて、対応するビットフィールドが‘1’に設定される時に存在する。
本発明によると、無線通信システムにおいて多くの種類のSTA統計要素に関する情報が円滑に交換されることができるようにする。特に、本発明の態様によると、STA統計要請フレームで指示されるグループ識別情報に基づいてSTA統計要素を定義することによって無線ネットワークを效率的に管理することができる。
本発明の態様によると、STA統計要素は、フレームが生成される時のプロトコルに応じて特定されるため、フレームを效率的に生成して処理することができる。
無線LANシステムの例として、インフラストラクチャ基本サービスセットの構成を示すブロック図である。 無線LANシステムの例として、独立基本サービスセットの構成を示すブロック図である。 本発明の実施例に係る無線通信システムにおける無線ネットワークの管理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例に係るトリガSTA統計のためのラジオ測定手順を示すメッセージのフローチャートである。 本発明の実施例に係るトリガラジオ測定要請フレームのフォーマットの例を示す図面である。 図5のトリガラジオ測定要請フレームがSTAカウンタと関連のある場合のトリガリポーティングサブフィールドのフォーマットの例を示す図面である。 図6のSTAカウンタトリガ条件サブフィールドのフォーマットの例を示す図面である。 図5のトリガラジオ測定要請フレームがQoS STAカウンタと関連のある場合のトリガリポーティングサブフィールドのフォーマットの例を示す図面である。 図8のQoS STAカウンタトリガ条件フィールドのフォーマットの例を示す図面である。 図5のトリガラジオ測定要請フレームがRSNAカウンタと関連のある場合のトリガリポーティングサブフィールドのフォーマットの他の例を示す図面である。 図10のRSNAカウンタトリガ条件フィールドのフォーマットの例を示す図面である。 図4の段階S43において被要請STAによって伝送されるトリガSTA統計リポートフレームのフォーマットの例を示す図面である。 図12のリポーティング理由ユニットのフォーマットの例を示す図面である。 図12のリポーティング理由ユニットのフォーマットの他の例を示す図面である。 図12のリポーティング理由ユニットのフォーマットの他の例を示す図面である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施例に係る無線通信システムにおける管理手順及びこれを支援する装置に対して詳細に説明する。以下の実施例では無線通信システムのうち無線LAN(WLAN)システムを例えて説明するが、これは単に例示に過ぎない。従って、後述する本発明の実施例は、その性質上許容されない場合を除いて無線LANシステム以外の他の無線通信システムでも同一に適用されることができる。この場合、後述する本発明の実施例で使われる無線LANシステムに固有な用語や単語は該当無線通信システムから慣用的へ使われる他の用語や単語に適切に変形可能である。
図1及び図2は、各々本発明の実施例が適用されることができる無線LANシステムの一例に対する構成を簡略に示したものである。
図1及び図2を参照すると、無線LANシステムは、一つまたはその以上の基本サービスセット(Basic Service Set、BSS)を含む。BSSは、成功的に同期化してお互いに通信できるステーション(Station、STA)の集合であり、特定領域を示す概念ではない。BSSは、インフラストラクチャBSS(infrastructure BSS)と独立BSS(Independent BSS、IBSS)とに区分でき、前者は図1に示されており、後者は図2に示されている。インフラストラクチャBSS(BSS1、BSS2)は、一つまたはその以上のSTA(STA1、STA3、STA4)、分配サービス(Distribution Service)を提供するSTAであるアクセスポイント(Access Point、AP)、及び複数のAP(AP1、AP2)を連結させる分配システム(Distribution System、DS)を含む。反面、IBSSは、APを含まないため、全てのSTAが移動ステーション(STA6、STA7、STA8))からなっており、DSへの接続が許容されなくて自己完備的ネットワーク(self−contained network)をなす。
STAは、IEEE802.11標準の規定に従う媒体接続制御(Medium Access Control、MAC)と無線媒体に対する物理層(Physical Layer)インターフェースとを含む任意の機能媒体であって、広義では、AP及びnon−APステーションの両方とも含む。この中から使用者の操作する携帯用端末は、non−AP STA(STA1、STA3、STA4、STA6、STA7、STA8)であって、単純にSTAという時はnon−AP STAを意味する。Non−AP STAは、無線送受信ユニット(Wireless Transmit/Receive Unit、WTRU)、使用者装備(User Equipment、UE)、移動局(Mobile Station、MS)、携帯用端末(Mobile Terminal)、または移動サブスクライバユニット(Mobile Subscriber Unit)などの他の名称で呼ばれることもできる。
そして、AP(AP1、AP2)は、自分に結合されたSTA(Associated Station)のために無線媒体を経由してDSに対する接続を提供する機能個体である。APを含むインフラストラクチャBSSにおいてnon−AP STA間の通信はAPを経由して行われることが原則であるが、ダイレクトリンクが設定された場合にはnon−AP STA間でも直接通信が可能である。APは、アクセスポイントという名称の以外に集中制御器、基地局(Base Station、BS)、ノードB、BTS(Base Transceiver System)、またはサイト制御器などで呼ばれることもできる。
複数のインフラストラクチャBSSは、分配システム(Distribution System、DS)を介して相互連結されることができる。DSを介して連結された複数のBSSを拡張サービスセット(Extended Service Set、ESS)という。ESSに含まれるSTAはお互いに通信できて、同じESS内で非AP STAは切れることなく通信しながら一つのBSSから他のBSSに移動することができる。
DSは、一つのAPが他のAPと通信するためのメカニズムであって、これによるとAPは、自分の管理するBSSに結合されているSTAのためにフレームを伝送したり、またはいずれか一つのSTAが他のBSSに移動した場合にフレームを伝達したり有線ネットワークなどのような外部ネットワークとフレームを伝達することができる。このようなDSは、必ずネットワークである必要はなく、IEEE802.11に規定された所定の分配サービスが提供可能であれば、その形態に対しては何らの制限がない。例えば、DSは、メッシュネットワークのような無線ネットワークであってもよく、またはAPをお互いに連結させる物理的な構造物であってもよい。
図3は、本発明の一実施例に応じて図1または図2に示されているように、無線LANシステム、またはこれを含んだり、これと実質的に均等な無線通信システムにおける無線ネットワークの管理手順を示すフローチャートである。図3に示されている第1のSTA(2)と第2のSTA(4)との間における動作手順は、インフラストラクチャBSSを構成するnon−AP STAとAPとの間に進行される手順であるが、本実施例がここに限定されることではない。例えば、IBSSを構成するnon−AP STA間における動作やメッシュネットワークシステムを構成するメッシュポイント(Mesh Point、MP)間の動作、または他の無線通信システムを構成する端末または端末と基地局との間の動作においても、後述する本発明の実施例は、その本質上適用が不可能なことを除いては同一または均等な方式に適用されることができる。
図3を参照すると、本発明の実施例に係る無線通信システムにおけるラジオ測定手順は、その予備過程としてスキャン手順(Scanning Procedure、S10)、認証手順(Authentication Procedure、S20)、及び/または結合手順(Association Procedure、S30)を含み、前記予備過程(S10乃至S30)以後に遂行される無線測定手順(Radio Measurement Procedure、S40)をさらに含む。本発明の実施例の一側面によると、前記予備過程のうち少なくとも一部手順は必須な手順でない任意的な手順である。
図3を参照すると、第1のSTA(2)と第2のSTA(4)との間にはスキャン手順(S10)がまず遂行される。スキャン手順(S10)は、第1のSTA(2)が結合手順(S30)で結合する対象となる候補ステーションを探す過程であって、例えば、インフラストラクチャBSSでnon−AP STAがAPを探す過程である。然しながら、一層広い意味の探索手順(S10)は、IBSSにおいてnon−AP STAが隣りのnon−AP STAを探す過程や、メッシュネットワークにおいて隣りのMPを探す過程も含む。
このようなスキャン手順は、二つの類型がある。一番目の方法は、受動スキャン(Passive Scan)方法であって、第2のSTA(4)などから伝送されるビーコンフレーム(Beacon Frame)を用いる方法である。これによると、無線LANに接続しようとする第1のSTA(2)は、該当BSS(またはIBSS)を管理するAPである第2のSTA(4)などから周期的に伝送されるビーコンフレームを受信して、接続可能なBSSをさがすことができる。このような受動スキャン方法は、第2のSTA(4)がビーコンフレームを伝送するAPの場合に適用されることができる。
二番目の方法は、能動スキャン(Active Scan)方法である。これによると、無線LANシステムに接続しようとする第1のSTA(2)がまずプローブ要請フレーム(Probe Request Frame)を伝送する。そして、前記プローブ要請フレームを受信した第2のSTA(4)、例えば、APは、自分の管理するBSSのSSID(Service Set ID)と、自分の支援する能力値(Capability)などの情報と、が含まれたプローブ応答フレーム(Probe Response Frame)を第1のSTA(2)に伝送する。従って、第1のSTA(2)は、受信されたプローブ応答フレームを介して候補APの存在と共に前記候補APに関する多様な情報が分かる。
スキャン手順(S10)において、プローブ要請フレームを伝送する第1のSTA(2)、またはビーコンフレームやプローブ応答フレームを伝送する第2のSTA(4)がラジオ資源測定手順を支援する装置である場合、その事実を他のSTAに知らせることができる。このために、前記ビーコンフレームやプローブ要請フレーム、またはプローブ応答フレームなどの能力値情報フィールド(Capability Information field)にはラジオ測定サブフィールド(Radio Measurement subfield)が設定されて含まれることができる。
また、図3を参照すると、第1のSTA(2)と第2のSTA(4)との間に認証手順(S20)が遂行される。認証手順(S20)は、無線通信に参加する個体間に認証手順及びエンコーディング方式を交渉する過程である。例えば、第1のSTA(2)がスキャン手順(S10)でさがした一つ以上のAPのうち結合しようとする第2のSTA、例えば、APと認証手順(S20)を遂行することができる。WLANではほとんどの場合にオープンシステム(Open System)認証方式を使用するため、APである第2のSTA(4)は、第1のSTA(2)からの認証要請に対して何らの条件無く認証過程を遂行する。さらに強化された認証方式には、IEEE802.1x基盤EAP−TLS(Extensible Authentication Protocol−Transport Layer Security)、EAP−TTLS(Extensible Authentication Protocol−Tunneled Transport Layer Security)、EAP−FAST(Extensible Authentication Protocol−Flexible Authentication via Secure Tunneling)、PEAP(Protected Extensible Authentication Protocol)などがある。
認証手順(S20)で成功的に認証を完了したとき、第1のSTA(2)は結合手順を遂行する(S30)。結合手順(S30)は、第1のSTA(2)がnon−AP STAであり、第2のSTA(4)がAPである場合に遂行される任意の手順である。結合手順(S30)は、第1のSTA(2)と第2のSTA(4)との間の識別可能なリンク、即ち、無線リンクを設定することである。結合手順(S30)のために、第1のSTA(2)は、認証手順(S20)を成功的に完了した第2のSTA(4)に結合要請フレーム(Association Request Frame)を伝送して、第2のSTA(4)はこれに対する応答として ‘成功(Successful)’という状態値を有する結合応答フレーム(Association Response Frame)を第1のSTA(2)に伝送する。前記結合応答フレームには第1のSTA(2)との結合を識別することができる識別子、例えば、結合ID(Association ID、AID)が含まれる。
結合手順(S30)が成功的に完了したとき、可変的なチャネル状況によって第1のSTA(2)とAPである第2のSTA(4)との連結状態が悪くなる場合、第1のSTA(2)は接続可能な他のAPと再び結合過程を遂行することができ、これを再結合手順(Re−association Procedure)という。このような再結合手順は前述した結合手順(S30)と相当類似する。より具体的に、再結合手順において、第1のSTA(2)は、現在結合されているAPでない他のAP(前述したスキャン過程(S10)でさがした候補APのうち認証手順(S20)を成功的に完了したAP)に再結合要請フレームを伝送して、前記他のAPは、再結合応答フレームを第1のSTA(2)に伝送する。ただし、再結合要請フレームには以前に結合したAPに関する情報がさらに含まれて、この情報を介して再結合APは既存APである第2のSTA(4)にバッファーリングされているデータを第1のSTA(2)に伝達することができる。
本実施例によると、結合手順(S30)または再結合手順のために第1のSTA(2)が第2のSTA(4)に伝送する結合要請フレームまたは再結合要請フレームは、第1のSTA(2)の位置能力値(location capability)を含まってもよい。従って、位置能力値を支援する第1のSTA(2)は、位置ディスクリプタサブ要素(location descriptor sub−element)が位置パラメータ情報要素に含まれた結合要請フレームまたは再結合要請フレームを伝送することができる。
図3を参照すると、認証手順(S20)を完了したり、またはこれに追加して結合手順(S30)を完了した第1のSTA(2)と第2のSTA(4)との間にラジオ測定手順(Radio Measurement Procedures)が進行される(S40)。図3には、インフラストラクチャBSSにおいて、結合手順(S30)を完了した第1のSTA(2)と第2のSTA(4)との間でラジオ測定手順が進行されると示されているが、後述する本発明の実施例に係るラジオ測定手順(S40)はこれに限定されることではない。例えば、本発明の実施例に係るラジオ測定手順は、図3のようなnon−AP STAとAPとの間は、もちろん、ダイレクトリンクを設定している二つのピアnon−AP STA間、またはメッシュリンクを設定している二つのピアMP間にも進行されてもよい。ただし、ラジオ測定手順がnon−AP STA間で進行される場合には、前記ラジオ測定手順はダイレクトリンクを設定しているnon−AP STA間で遂行されることができる。
以下、本発明の一実施例に係るラジオ測定手順で適用されることができるプロトコルに対して詳細に説明する。ラジオ測定手順のためのプロトコルは図3の段階S40におけるラジオ資源測定手順やまたは前記段階S40の一実施例で図4を参照して説明するトリガSTA統計要請に関するラジオ測定手順にそのまま適用されることができる。
無線ネットワークシステムにおいて、STAは、自らが一つまたはその以上のチャネルに対してラジオ測定を遂行したり、または同じBSSまたはIBSSに属する一つ以上の他のSTAに、自分に代わってラジオ測定を遂行することを要請することができる。他のSTAに一つまたはその以上のチャネルに対して測定を要請する場合、要請STAは、一つまたはその以上の測定要請要素(Measurement Request Elements)を含んでいるラジオ測定要請フレーム(Radio Measurement Request frame)を被要請STAに伝送する。このようなラジオ測定要請フレームは、個別住所またはグループ目的地住所(Group Destination Address)に被要請STAに伝送されることができる。
ラジオ資源測定手順において、要請STA及び被要請STAは、同じインフラストラクチャBSSまたはIBSSのメンバーである。個別的な受信アドレスを有するラジオ測定要請フレームは、以前の手順(図3の結合手順(S30)等)でラジオ測定能力値を設定したSTAにのみ伝送される。一つのラジオ測定要請フレームに含まれる測定要請要素は、複数のチャネルにわたって複数の測定類型を特定することができる。
異なるSTAに動作チャネル(Operating Channel)に対する測定を遂行してくれとのラジオ測定要請を伝送したSTAは、要請された測定の遂行中にも前記異なるSTAにMPDU及びMMPDUを伝送し続けることができる。また、異なるSTAに非動作チャネル(Non−operating Channel)に対する測定を遂行してくれとのラジオ測定要請を伝送したSTAは、前記異なるSTAへのトラフィックが進行されるようにいかなる特別な行動を取る必要はない。
ラジオ測定要請要素によって要請された測定結果は、前記要請に対応する類型の一つまたはその以上の測定リポート要素に含まれて報告される。応答として伝送される各測定リポート要素は、対応する測定要請要素に含まれているものと同じ測定トークンを有する。測定結果は、不当に遅れることがなく要請STAに伝送されなければならない。このような測定リポート要素は、一つまたはその以上のラジオ測定リポートフレームに含まれて要請STAに伝送される。各ラジオ測定リポートフレームは、対応するラジオ測定要請フレームにあるものと同じダイアローグトークンを有する。
本発明の実施例に係る無線通信システムにおけるラジオ測定手順によると、要請しようとするラジオ測定類型がSTA統計要請、またはQoS STA統計要請、またはRSNA統計要請である場合には、トリガ条件(triggering condition)とトリガされたSTAに統計測定に対する閾値を特定するトリガSTA統計要請が可能である。即ち、本発明の実施例によると、STA統計要請、QoS STA統計要請、或いはRSNA統計要請に対してトリガSTA統計要請を許容することによって、該当ラジオ測定情報の獲得による無線通信システムの負担を緩和することができる。なぜならば、本発明の実施例によると、STA統計要請だけでなく、QoS STA統計要請及びRSNA統計要請に対してもトリガ統計要請を許容することによって、要請STAの必要時ごとにラジオ測定要請フレームを伝送しなければならない要請STAの負担を緩和することができ、無線ネットワークシステムでも不必要なシグナリングを減少して無線資源の利用効率を上げることができるためである。
このような場合、要請ステーションは、所定の情報、例えば、イネイブルビット(Enable bit)及びリポートビット(Report bit)が‘1’に設定された測定要請要素を含むラジオ測定要請フレームのような予め指定された情報を被要請ステーションに伝送することによって、トリガされた自動リポート(Triggered Autonomous Report)を受けたいということを指示することができる。トリガされた自動リポートに含まれることを希望する測定類型は、測定要請要素の測定類型フィールドによって指示される。トリガされた自動リポートの制御に使われるトリガ条件は、ラジオ測定要請フレームに含まれて伝送される。測定の要請に使われる測定要請要素は、同じラジオ測定要請フレームに含まれてもよい。ラジオ測定要請フレームは、一つ以上のSTAによってトリガされた自動リポートが可能になるようにグループ目的地アドレスに伝送されてもよい。被要請STAは、要請されたトリガ条件がみたされない場合には自動リポートを伝送しない。
他のSTAによってトリガされた自動リポートを要請するラジオ測定要請フレームを受信した被要請STAは、適した類型のリポートを前記要請をしたSTAの個別住所に伝送する。即ち、トリガSTA統計手順では適した要請をしたSTAの個別住所にのみ、そして特定された条件がみたされた場合、被要請STAは、自動リポートフレームを要請STAに伝送する。
多様な測定類型に対するトリガSTA統計要請を受信した被要請STAであるnon−AP STAは、要請された複数の測定類型に対する複数のトリガされた測定を同時に遂行することができる。この場合、各々のトリガされた測定は論理的には独立的である。トリガタイムアウト(triggered Timeout)期間などのようなリポーティング条件は、それが設定された測定要請にのみ適用される。
次に、本発明の実施例に係る前記無線ネットワークシステムにおけるトリガSTA統計と関連するラジオ測定手順に対して説明する。
図4は、本発明の一実施例に係るトリガSTA統計と関連するラジオ測定手順を示すメッセージのフローチャートである。本発明の実施例に係るラジオ測定手順は、報告STA(Reporting STA)または被要請STA(Requested STA)によって所定の時間の間に収集されたSTA統計に対するリポーティングをする条件を要請STA(Requesting STA)が指示するトリガSTA統計と関連する手順である。ここで‘要請STA’とは、他のSTAからSTA統計情報を獲得するためにSTA統計要請フレームを伝送するSTAをいい、‘報告(reporting)STA’、 ‘測定(measuring)STA’または‘被要請(requested)STA’は、前記STA統計要請フレームに対する応答として収集されたSTA統計情報が含まれたSTA統計リポートフレームを前記要請STAに伝送するSTAを意味する。
図4を参照すると、要請STA(例えば、図3の第1のSTA(2)が該当)は、条件付きSTA統計リポートを要請するためのメッセージ、例えば、トリガSTA統計要請メッセージ(Triggered STA Statistics Request)をリポートSTAまたは被要請STA(例えば、図3の第2のSTA(4)が該当)に伝送する(S41)。‘条件付きSTA統計リポート’は、ラジオ測定と関連して関心のある特定統計が限定された閾値に到達した場合に伝送するSTA統計リポートを意味する。トリガSTA統計要請メッセージは、これを受信するSTAが測定要請に対する応答としてリポートフレームを伝送する所定のトリガ条件(Triggered Condition)を特定するための情報が通常のSTA統計要請メッセージに追加されるフォーマットを有する。
他のSTAにSTA統計リポートを要請するためのトリガSTA統計要請メッセージは、測定要請要素(Measurement Request Elements)としてSTA統計要請要素が含まれるフレームであってもよい。この場合、トリガSTA統計要請メッセージは、トリガラジオ測定要請フレーム(Triggered Radio Measurement Request Frame)であってもよい。
本発明の実施例によると、トリガラジオ測定要請フレームは、これに含まれる測定要請要素であるSTA統計要請要素にトリガリポーティングサブフィールド(Triggered Reporting Subfield)がさらに含まれるという点で、トリガリポーティングサブフィールドのないSTA統計要請要素を含む一般的なラジオ測定要請フレームと差がある。そして、本発明の実施例によると、前記トリガリポーティングサブフィールドで特定されるトリガ条件の統計グループは、STAカウンタ(Counter)、QoS STAカウンタ、及びRSNAカウンタに関するものであってもよい。従って、後述する本発明の実施例では前記トリガラジオ測定要請フレームは、各々トリガSTA統計要請フレーム、トリガQoS STA統計要請フレーム、及びトリガRSNA統計要請フレームであると呼ばれることもできるが、これは単に例示にすぎない。
図5には、本発明の実施例に係るトリガラジオ測定要請フレーム(100)のフォーマットの一例を示すブロック図が示されている。図5を参照すると、トリガラジオ測定要請フレーム(100)は、カテゴリ(Category)フィールド(110)、アクション(Action)フィールド(120)、ダイアローグトークン(Dialog Token)フィールド(130)、反復回数(Number of Repetitions)フィールド(140)、及び測定要請要素(Measurement Request Elements)フィールド(150)を含む。トリガラジオ測定要請フレーム(100)の測定類型はSTA統計要請であるため、測定要請要素フィールド(150)にはSTA統計要請要素が含まれる。また、前記STA統計要請要素の測定要請(Measurement Request)フィールド(156)にはトリガリポーティングサブフィールド(Triggered Reporting subfield、156d)が追加的に含まれる。以下、トリガラジオ測定要請フレーム(100)に含まれる各要素に対して詳細に説明する。
カテゴリフィールド(110)は、ラジオ測定カテゴリを指示する値に設定されることができる。アクションフィールド(120)は、ラジオ測定アクションのうち測定要請を指示する値に設定されることができる。そして、ダイアローグトークンフィールド(130)は、要請STAによって選択された0でない値に設定され、トリガラジオ測定要請フレーム(100)とこれに対する応答として伝送されるラジオ測定リポートフレームの交換を識別するための特定値に設定されることができる。
反復回数フィールド(140)は、トリガラジオ測定要請フレーム(100)の測定要請要素(150)に含まれている全ての測定要請要素に対する要請しようとする反復回数を指示する値に設定される。その値が‘0’である場合、該当測定要請要素に対しては反復無く1回のみ遂行されることを示す。反面、反復回数フィールド(140)の値が該当フィールド(140)に含まれることができる最大値(例えば、該当フィールド(140)のサイズが2バイトである場合には65535)である場合、測定要請が取り消される、或いは切り替える時まで、該当測定要素は繰り返して遂行されることを示す。
測定要請要素フィールド(150)は、なにも含まなくてもよく、或いは一つまたはその以上の測定要請要素を含まってもよい。測定要請要素フィールド(150)は、要請STAが被要請STAから獲得しようとする統計要素に対する要請内容またはこれを受信するSTA(被要請STA)が着手する特定された測定アクションに対する要請内容を含んでいる。トリガラジオ測定要請フレーム(100)に含まれることができる測定要請要素の数及び長さは、最大許容されるMMPDU(MAC Management Protocol Data Unit)の大きさによって制限されることができる。測定要請要素フィールド(150)は、要素ID(Element ID)サブフィールド(151)、長さ(Length)サブフィールド(152)、測定トークン(Measurement Token)サブフィールド(153)、測定要請モード(Measurement Request Mode)サブフィールド(154)、測定タイプ(Measurement Type)サブフィールド(155)、及び測定要請(Measurement Request)サブフィールド(156)を含む。
要素IDサブフィールド(151)は、多様な情報要素のうち測定要請情報要素を指示する値に設定される。長さサブフィールド(152)に設定される値は可変的であり、その値は測定要請サブフィールド(156)の長さに依存する。測定トークンサブフィールド(153)は、特定のトリガラジオ測定要請フレーム(100)に含まれて伝送された測定要請要素間で固有の値として0でない値に設定される。即ち、測定トークンサブフィールド(153)は、トリガラジオ測定要請フレーム(100)に含まれる測定要請要素及び前記測定要請要素に対する応答としてラジオ測定リポートフレームに含まれる測定リポート要素の交換を識別するためのものである。
測定要請モードサブフィールド(154)は、STAが測定要請及び自動リポート(Autonomous Report)を活性化したり、または非活性化させる等の要請をどのように処理するかを示すためのものであって、例えば、一つ以上の測定を並列的に始めるかどうか、測定を要請するかどうか、または測定要請を制御するかどうか、該当測定要請に対するリポート類型などのように測定要請の類型を指示する情報を含む。トリガラジオ測定要請フレームも測定要請モードサブフィールド(154)に所定の値を設定することによって指示することができる。
測定タイプサブフィールド(155)は、一般的に測定要請のタイプや測定リポートのタイプを指示する値に設定される。STA統計に対するトリガラジオ測定要請フレーム(100)の場合、即ち、測定類型がSTA統計要請である場合、前記測定タイプサブフィールド(155)は、測定要請タイプがSTA統計要請を指示する値に設定される。
測定要請サブフィールド(156)には測定タイプサブフィールド(155)で特定されている測定タイプに対する一層詳細な情報が含まれる。STA統計と関連するトリガラジオ測定要請フレーム(100)の場合、前記測定要請サブフィールド(156)は、例えば、ランダム間隔(Randomization Interval)サブフィールド(156a)、測定持続時間(Measurement Duration)サブフィールド(156b)、グループ識別子(Group Identity)サブフィールド(156c)、及びトリガリポーティング(Triggered Reporting)サブフィールド(156d)を含むことができる。
ランダム間隔サブフィールド(156a)は、要請STAによって任意に特定された値が含まれ、この値は連続された測定要請のある場合に該当測定要請の測定開始時間の上限を特定するためのものである。測定持続時間サブフィールド(156b)は、一般的に該当要請に対する測定を遂行する時間の間隔を指示する値に設定される。本発明の実施例の通り、STA統計と関連するトリガラジオ測定要請である場合には前記測定持続時間サブフィールド(156b)は‘0’に設定されることができる。グループ識別子サブフィールド(156c)は、要請された一つの統計グループを指示する値に設定され、統計グループを指示する値の一例は表1の通りである。
表1から分かるように、‘カウンタテーブルからのSTAカウンタ(STA Counters from dot11CountersTable)’及び‘MAC統計グループからのSTAカウンタ(STA Counters from dot11MACStatisticsgroup)’は全部QoSと関連がなく、また、STAカウンタに対するものであるという点で共通点があるが、各々はグループ識別子がお互いに区別される。即ち、‘カウンタテーブルからのSTAカウンタ(STA Counters from dot11CountersTable)’及び‘MAC統計グループからのSTAカウンタ(STA Counters from dot11MACStaStisticsgroup)’は、要請される統計グループが異なるため、相異なるグループ識別子が使われる。
‘QoSカウンタテーブルからのSTAカウンタ’(以下、‘QoS STAカウンタ’という)は、QoSレベル別にグループ識別子がさらに細分化されている(グループ識別子2乃至9ご参照)。このようなQoS STAカウンタに対するグループ識別子は、QoSレベル別に自体的に細分化されて区分されるだけでなく、QoSと関連のない前述したSTAカウンタ(グループ識別子が‘0’または‘1’)やRSNAカウンタ(例えば、グループ識別子が‘16’)ともグループ識別子が異なる。RSNAカウンタは、STAカウンタ及びQoS STAカウンタと別個のグループ識別子を有する。
図1を参照すると、トリガリポーティングサブフィールド(156d)は、被要請STAからのリポートをトリガさせる条件、トリガタイムアウトなどの値及びSTA統計要請の各測定グループ別測定項目に対する閾値などを特定するために使われる。一般的に測定要請サブフィールド(156)にこのようなトリガリポーティングサブフィールド(156d)が存在するかどうかは任意的である。ただし、本発明の実施例のように、STAカウンタ(以下、単純に‘STAカウンタ’という場合にはQoSと関連のない一般STAカウンタをいう)、QoS STAカウンタ、及びRSNAカウンタに対してリポーティングする条件を特定するトリガラジオ測定要請フレームイン場合、トリガリポーティングサブフィールド(156d)が測定要請フィールド(156)に必ず含まれる。ただし、何のSTAカウンタと関連するトリガラジオ測定要請フレームであるかに応じて、トリガリポーティングサブフィールド(156d)に含まれる情報は変えられるため、以下、これに対して説明する。
(STAカウンタと関連するトリガラジオ測定要請フレーム)
図6は、トリガラジオ測定要請フレーム(100)がSTAカウンタに対するものである場合のトリガリポーティングサブフィールド(156d)に対するフォーマットの一例を示すブロック図である。図6のフォーマットを有するトリガリポーティングサブフィールド(156d)は、図5のトリガラジオ測定要請フレーム(100)のグループ識別子サブフィールド(156c)がSTAカウンタと関連する値(表1の例でグループ識別子の値が0または1の値)に設定される。
図6を参照すると、リポーティング条件サブフィールド(156)は、STAカウンタトリガ条件(STA Counter Trigger Condition)サブフィールド(210)、測定カウント(Measurement Count)サブフィールド(218)、及びトリガタイムアウト(Trigger Timeout)サブフィールド(219)を含み、また、失敗閾値(dot11Failed Threshold)サブフィールド(211)、リトライ閾値(dot11Retry Threshold)サブフィールド(212)、多重リトライ閾値(dot11Multiple Retry Threshold)サブフィールド(213)、フレーム複製閾値(dot11Frame Duplicate Threshold)サブフィールド(214)、RTS失敗閾値(dot11RTS Failure Threshold)サブフィールド(215)、ACK失敗閾値(dot11ACK Failure Threshold)サブフィールド(216)、及びFCSエラー閾値(dot11FCS Error Threshold)サブフィールド(217)のうち一つまたはその以上のサブフィールドを含む。
STAカウンタの各項目に対する閾値を特定するためのサブフィールド(211乃至217)のうち、失敗閾値サブフィールド(211)及びFCSエラー閾値サブフィールド(217)は、カウンタテーブルからのSTAカウンタ(以下、‘第1のSTAカウンタ’という)のグループ識別子(例えば、表1のグループ識別子が‘0’である場合)と関連されているものである。反面、他のサブフィールド、例えば、リトライ閾値サブフィールド(212)、多重リトライ閾値サブフィールド(213)、フレーム複製閾値サブフィールド(214)、RTS失敗閾値サブフィールド(215)、及びACK失敗閾値サブフィールド(216)は、MAC統計グループからのSTAカウンタ(以下、‘第2のSTAカウンタ’という)のグループ識別子(例えば、表1のグループ識別子が‘1’である場合)と関連されているものである。
STAカウンタトリガ条件サブフィールド(210)は、STA統計に関するトリガラジオ測定リポーティングを要請する場合、リポーティングをトリガさせる条件を特定するためのものである。STAカウンタトリガ条件サブフィールド(210)では一つまたはその以上のトリガ条件が特定閾値と共に設定される。このようなSTAカウンタトリガ条件サブフィールド(210)は、複数のビットフィールド(bit−field)で構成されることができる。そのフォーマットの一例は図7に示されている。
図7を参照すると、STAカウンタトリガ条件フィールド(210)は、第1のSTAカウンタのグループ識別子(例えば、表1のグループ識別子が‘0’である場合)と関連するビットとして失敗(Failed)ビット(B0)及びFCSエラー(FCS Error)ビット(B1)を含み、また、第2のSTAカウンタのグループ識別子(例えば、表1のグループ識別子が‘1’である場合)と関連するビットとして多重リトライ(Multiple Retry)ビット(B2)、フレーム複製(Frame Duplicate)ビット(B3)、RTS失敗(RTS Failure)ビット(B4)、ACK失敗(ACK Failure)ビット(B5)及び/またはリトライ(Retry)ビット(B6)を含む。前記した各々のビットは‘0’または‘1’に設定されることができ。例えば、ビットが‘0’に設定される場合、該当するトリガ条件に対してはリポーティングをする必要がないということを指示するが、その反対に、ビットが‘1’に設定される場合には該当するトリガ条件に対してはリポーティングを要請するということを指示する。
従って、STAカウンタトリガ条件フィールド(210)の各ビットが‘1’に設定されているのは、対応するSTAカウンタの値が対応するサブフィールド(211乃至217)に各々限定されている閾値を超える場合に、STA統計リポートフレームを生成することを要請することである。そして、前記対応するSTAカウンタの値は、測定カウントサブフィールド(218)に与えられたMSDUの総個数の範囲内で測定される。
STAカウンタに関してトリガリポートを受けようとする要請STAは、図7のSTAカウンタトリガ条件フィールド(210)で該当条件に対応する一つ以上のビット(B0乃至B6のうち少なくとも一つ)を‘1’に設定して、また、図6に示されたトリガされたリポーティングサブフィールド(156d)の各STAカウンタ項目に関する閾値サブフィールド(211乃至217)ではSTAカウンタトリガ条件フィールド(210)に‘1’に設定されたビットに対応されるSTAカウンタ項目に対する閾値サブフィールドに所定の閾値を特定することができる。
図5において、グループ識別子サブフィールド(156c)は、表1に開示されているグループ識別子の値のうちいずれか一つの値に設定される。反面、図6のリポーティング条件サブフィールド(156d)及び図7のSTAカウンタトリガ条件サブフィールド(210)は、二つ種類の統計グループ、即ち、第1のSTAカウンタのグループ(表1のグループ識別子が‘0’である場合)及び第2のSTAカウンタのグループ(例えば、表1のグループ識別子が‘1’である場合)に関するトリガ条件が共に並存している。このような場合、リポーティング条件を体系的且つ效率的に設定するためには、グループ識別子サブフィールド(156c)に設定される値に対応して図7のSTAカウンタトリガ条件サブフィールド(210)の値が設定されなければならない。
例えば、グループ識別子サブフィールド(156c)が表1の例に従って、‘0’に設定される場合、グループ識別子が‘1’である場合に該当される第2のSTAカウンタのグループのトリガ条件は設定できないようにするのが望ましい。このためには、グループ識別子サブフィールド(156c)が‘0’に設定された場合には、図7のSTAカウンタトリガ条件サブフィールド(210)でB2ビット乃至B6ビットは全部‘0’に設定されるようにして、グループ識別子が‘1’であることと関連するSTAカウンタの各項目に対して閾値を設定することができないようにすべきである。反面、グループ識別子サブフィールド(156c)が表1の例に従って、‘1’に設定される場合には、グループ識別子が‘0’である場合に該当される第1のSTAカウンタグループのトリガ条件は設定できないようにする。このためには、グループ識別子サブフィールド(156c)が‘1’に設定された場合には、図7のSTAカウンタトリガ条件サブフィールド(210)でB0ビットとB1ビットは全部‘0’に設定されるようにして、グループ識別子が‘0’であることと関連するSTAカウンタの各項目に対しては閾値を設定することができないようにする。
本実施例によると、グループ識別子が指示する値に対応してSTAカウンタトリガ条件フィールドでは該当されないグループ識別子と関連するSTAカウンタ項目に対するビットフィールドの値を制限することによって、STAカウンタと関連するSTA統計要請フレームを效率的に構成することができる。併せて、本実施例によると、STA統計要請フレームを效率的に構成することによって、トリガラジオ測定手順のためのトリガSTA統計要請フレーム及びこれに対するSTA統計リポートフレームの交換を体系的且つ效率的に遂行することができる。
図6を参照すると、測定カウントフィールド(218)には、測定された統計が、設定された閾値以上であるかどうかを判定するのに使用するMSDU(MAC Service Data Unit)の数を示す情報が含まれる。トリガタイムアウトサブフィールド(219)にはトリガ条件がみたされた以後に測定STAが追加的なSTAカウント統計リポートを生成しない時間を示す情報が含まれる。
失敗閾値サブフィールド(211)は、失敗条件に対する閾値として使われるMSDUの数を示す値を含める。失敗閾値サブフィールド(211)は、STAカウンタトリガ条件サブフィールド(210)の失敗ビット(dot11Failed)が‘1’に設定された場合にのみ存在する。
リトライ閾値サブフィールド(212)は、リトライ条件に対する閾値として使われるMSDUの数を示す値を含める。リトライ閾値サブフィールド(212)は、STAカウンタトリガ条件サブフィールド(210)のリトライビット(dot11Retry)が‘1’に設定された場合にのみ存在する。
多重リトライ閾値サブフィールド(213)は、多重リトライ条件に対する閾値として使われるMSDUの数を示す値を含める。多重リトライ閾値サブフィールド(213)は、STAカウンタトリガ条件サブフィールド(210)の多重リトライビット(dot11Multiple Retry)が‘1’に設定された場合にのみ存在する。
フレーム複製閾値サブフィールド(214)は、フレーム複製条件に対する閾値として使われるMSDUの数を示す値を含める。フレーム複製閾値サブフィールド(214)は。STAカウンタトリガ条件サブフィールド(210)のフレーム複製ビット(dot11Frame Duplicate)が‘1’に設定された場合にのみ存在する。
RTS失敗閾値サブフィールド(215)は、RTS失敗条件に対する閾値として使われるMSDUの数を示す値を含める。RTS失敗閾値サブフィールド(215)は、STAカウンタトリガ条件サブフィールド(210)のRTS失敗ビット(dot11RTSFailure)が‘1’に設定された場合にのみ存在する。
ACK失敗閾値サブフィールド(216)は、ACK失敗条件に対する閾値として使われるMSDUの数を示す値を含める。ACK失敗閾値サブフィールド(216)は、STAカウンタトリガ条件サブフィールド(210)のACK失敗ビット(dot11ACKFailure)が‘1’に設定された場合にのみ存在する。
FCSエラー閾値サブフィールド(217)は、FCSエラー条件に対する閾値として使われるMSDUの数を示す値を含める。FCSエラー閾値サブフィールド(217)は、STAカウンタトリガ条件サブフィールド(210)のFCSエラービット(dot11FCSError)が‘1’に設定された場合にのみ存在する。
(QoS STAカウンタと関連するトリガSTA統計要請手順)
図5のトリガリポーティングサブフィールド(156d)に対するフォーマットの他の例は図8に示されている。図8のフォーマットを有するトリガリポーティングサブフィールド(156d)は、図5のグループ識別子ユニット(156c)がQoS STAカウンタと関連する値(表1の例でグループ識別子の値が2乃至9のうちいずれか一つの値)に設定される場合である。
図8を参照すると、トリガリポーティングサブフィールド(156d)は、QoS STAカウンタトリガ条件(QoS STA Counter Trigger Condition)サブフィールド(310)、QoS失敗閾値(dot11QoSFailed Threshold)サブフィールド(311)、QoSリトライ閾値(dot11QoSRetry Threshold)サブフィールド(312)、QoS多重リトライ閾値(dot11QoSMultiple Retry Threshold)サブフィールド(313)、QoSフレーム複製閾値(dot11QoSFrame Duplicate Threshold)サブフィールド(314)、QoS RTS失敗閾値(dot11QoSRTS Failure Threshold)サブフィールド(315)、QoS ACK失敗閾値(dot11QoSACK Failure Threshold)サブフィールド(316)、QoS廃棄閾値(dot11QoSDiscarded Threshold)サブフィールド(317)、測定カウント(Measurement Count)サブフィールド(318)、及びトリガタイムアウト(Trigger Timeout)サブフィールド(319)を含む。ここで、閾値サブフィールド(311乃至317)は、QoS STAカウンタトリガ条件サブフィールド(310)で対応されるビットが‘1’に設定された場合にのみ有効な任意フィールドである。
QoS STAカウンタトリガ条件サブフィールド(310)は、トリガQoS STA統計リポーティングを要請する場合にリポーティングをトリガさせる条件を特定するためのものである。QoS STAカウンタトリガ条件サブフィールド(310)では一つまたはその以上のトリガ条件が特定閾値と共に設定される。QoS STAカウンタトリガ条件サブフィールド(310)は、複数のビットフィールド(bit−field)で構成されることができる。そのフォーマットの一例は図9に示されている。図9を参照すると、QoS STAカウンタトリガ条件フィールド(310)は、QoS失敗(dot11QoSFailed)ビットフィールド(B0)、QoSリトライ(dot11QoSRetry)ビットフィールド(B1)、QoS多重リトライ(dot11QoSMultiple retry)ビットフィールド(B2)、QoSフレーム複製(dot11QoSFrame Duplicate)ビットフィールド(B3)、QoS RTS失敗(dot11QoSRTS Failure)ビットフィールド(B4)、QoS ACK失敗(dot11QoSACK Failure)ビットフィールド(B5)、QoS廃棄(dot11QoSDiscarded)ビットフィールド(B6)を含む。前記した各々のビットは‘0’または‘1’に設定されることができる。例えば‘0’に設定されれば、該当するトリガ条件に対してはリポーティングをする必要がないということを指示する。反面、一つまたはその以上のビットが‘1’に設定される場合には該当するトリガ条件に対してはリポーティングを要請するということを指示する。
従って、QoS STAカウンタトリガ条件サブフィールド(310)の各ビットが‘1’に設定されていることは、対応するSTAカウンタの値が対応するサブフィールド(311乃至317)に各々限定されている閾値を超える場合に、QoS STA統計リポートフレームを生成することを要請することである。前記対応するSTAカウンタの値は、測定カウントサブフィールド(318)に与えられたMSDUの総個数の範囲内で測定される。
QoSカウンタと関連してトリガリポートを受けようとする要請STAは、図9のQoS STAカウンタトリガ条件フィールド(310)で該当条件に対応するビット(B0乃至B6のうち少なくとも一つ)を‘1’に設定して、また、図8のトリガリポーティングサブフィールド(156d)で前記‘1’に設定されたビットに対応される閾値フィールド(311乃至317のうち対応されるフィールド)に所定の閾値を特定することができる。そして、この場合、図5のグループ識別子サブフィールド(156c)は、表1に開示されているQoS関連グループ識別子の値のうちいずれか一つの値に設定される。
図8を参照すると、測定カウントサブフィールド(318)には測定された統計が、設定された閾値以上であるかどうかを判定するのに使用するMSDU(MAC Service Data Unit)の数を示す情報が含まれる。トリガタイムアウトサブフィールド(319)にはトリガ条件がみたされた以後に測定STAが追加的なトリガQoS STA統計リポートフレームを生成しない時間を示す情報が含まれる。各々のQoS閾値フィールド(311乃至317)には該当条件に対する閾値として使われるMSDUの個数を示す値が含まれる。
より具体的に、QoS失敗閾値サブフィールド(311)は、QoS失敗条件に対する閾値として使われるMSDUの数を示す値を含める。QoS失敗閾値サブフィールド(311)は、QoS STAカウンタトリガ条件サブフィールド(310)のQoS失敗ビット(dot11QoSFailed)が‘1’に設定された場合にのみ存在する。
QoSリトライ閾値サブフィールド(312)は、QoSリトライ条件に対する閾値として使われるMSDUの数を示す値を含める。QoSリトライ閾値サブフィールド(312)は、QoS STAカウンタトリガ条件サブフィールド(310)のQoSリトライビット(dot11QoSRetry)が‘1’に設定された場合にのみ存在する。
QoS多重リトライ閾値サブフィールド(313)は、QoS多重リトライ条件に対する閾値として使われるMSDUの数を示す値を含める。QoS多重リトライ閾値サブフィールド(313)は、QoS STAカウンタトリガ条件サブフィールド(310)のQoS多重リトライビット(dot11QoSMultipleRetry)が‘1’に設定された場合にのみ存在する。
QoSフレーム複製閾値サブフィールド(314)は、QoSフレーム複製条件に対する閾値として使われるMSDUの数を示す値を含める。QoSフレーム複製閾値サブフィールド(314)は、QoS STAカウンタトリガ条件サブフィールド(310)のQoSフレーム複製ビット(dot11QoSFrameDuplicate)が‘1’に設定された場合にのみ存在する。
QoS RTS失敗閾値サブフィールド(315)は、QoS RTS失敗条件に対する閾値として使われるMSDUの数を示す値を含める。QoS RTS失敗閾値サブフィールド(315)は、QoS STAカウンタトリガ条件サブフィールド(310)のQoS RTS失敗ビット(dot11QoSRTSFailure)が‘1’に設定された場合にのみ存在する。
QoS ACK失敗閾値サブフィールド(316)は、QoS ACK失敗条件に対する閾値として使われるMSDUの数を示す値を含める。QoS ACK失敗閾値サブフィールド(316)は、QoS STAカウンタトリガ条件サブフィールド(310)のQoS ACK失敗ビット(dot11QoSACKFailure)が‘1’に設定された場合にのみ存在する。
そして、QoS廃棄閾値サブフィールド(317)は、QoS廃棄(Discard)条件に対する閾値として使われるMSDUの数を示す値を含める。QoS廃棄閾値サブフィールド(317)は、QoS STAカウンタトリガ条件サブフィールド(310)のQoS廃棄ビット(dot11QoSDiscarded)が‘1’に設定された場合にのみ存在する。
本実施例ではQoS STAカウンタと関連するトリガQoS STA統計要請フレームのフォーマットを具体的に細分化して新たに定義する。本実施例に係るトリガQoS STA統計要請フレームを用いることによって、要請STAは、QoS STAカウンタと関連して細分化されている各測定要素に対して一つまたはその以上のトリガ条件を特定してリポーティングSTAに統計要請をすることが可能である。従って、本発明の実施例によると、QoS STAカウンタと関連して各測定要素に対し、より具体的に、また、体系的なトリガQoS STA統計要請及びリポート手順の遂行が可能である。
(RSNAカウンタと関連するトリガSTA統計要請手順)
図5のトリガリポーティングサブフィールド(156d)に対するフォーマットの他の例は、図10に示されている。図10のフォーマットを有するトリガリポーティングサブフィールド(156d)は、図5のグループ識別子ユニット(156c)がRSNA STAカウンタと関連する値(表1の例でグループ識別子の値が11)に設定される場合である。
図10を参照すると、トリガリポーティングサブフィールド(156d)は、RSNAカウンタトリガ条件(RSNA Counter Trigger Condition)サブフィールド(410)、CMACICVエラー閾値(dot11RSNAStatsCMACICVErrors Threshold)サブフィールド(411)、CMACリプレイ閾値(dot11RSNAStatsCMACReplays Threshold)サブフィールド(412)、BIPリプレイ閾値(dot11RSNAStatsBIPReplays Threshold)サブフィールド(413)、CCMPリプレイ閾値(dot11RSNAStatsRobustMgmtCCMPReplays Threshold)サブフィールド(414)、TKIPICVエラー閾値(dot11RSNAStatsTKIPICVErrors Threshold)サブフィールド(415)、TKIPリプレイ閾値(dot11RSNAStatsTKIPReplays Threshold)サブフィールド(416)、CCMP復号エラー閾値(dot11RSNAStatsCCMPDecryptErrors Threshold)サブフィールド(417)、CCMPリプレイ閾値(dot11RSNAStatsCCMPreplays Threshold)サブフィールド(418)、測定カウント(Measurement Count)サブフィールド(419)、及びトリガタイムアウト(Trigger Timeout)サブフィールド(420)を含む。ここで、閾値サブフィールド(411乃至318)は、RSNAカウンタトリガ条件フィールド(410)で対応されるビットが‘1’に設定された場合にのみ有効な任意フィールドである。
RSNAカウンタトリガ条件サブフィールド(410)は、トリガRSNA STA統計リポーティングを要請する場合にリポーティングをトリガさせる条件を特定するためのものである。RSNAカウンタトリガ条件サブフィールド(410)では一つまたはその以上のトリガ条件が特定閾値と共に設定される。このようなRSNAカウンタトリガ条件サブフィールド(410)は、複数のビットフィールド(bit−field)で構成されることができる。そのフォーマットの一例は図11に示されている。図11を参照すると、RSNAカウンタトリガ条件サブフィールド(410)は、CMACICVエラー(dot11RSNAStatsCMACICVErrors)ビットフィールド(B0)、CMACリプレイ(dot11RSNAStatsCMACReplays)ビットフィールド(B1)、BIPリプレイ(dot11RSNAStatsBIPReplays)ビットフィールド(B2)、CCMPリプレイ(dot11RSNAStatsRobustMgmtCCMPReplays)ビットフィールド(B3)、TKIPICVエラー(dot11RSNAStatsTKIPICVErrors)ビットフィールド(B4)、TKIPリプレイ(dot11RSNAStatsTKIPReplays)ビットフィールド(B5)、CCMP復号エラー(dot11RSNAStatsCCMPDecryptErrors)ビットフィールド(B6)、CCMPリプレイ(dot11RSNAStatsCCMPreplays)ビットフィールド(B7)を含む。前記した各々のビットは、‘0’または‘1’に設定されることができる。例えば‘0’に設定されれば、該当するトリガ条件に対してはリポーティングをする必要がないということを指示する。反面、一つまたはその以上のビットが‘1’に設定される場合には該当するトリガ条件に対してはリポーティングを要請するということを指示する。
従って、RSNAカウンタトリガ条件サブフィールド(410)の各ビットが‘1’に設定されていることは、対応するRSNAエラーまたは失敗カウンタの値が対応するサブフィールド(411乃至418)に各々限定されているRSNA失敗閾値を超える場合、RSNA STA統計リポートフレームを生成することを要請することである。そして、前記対応するRSNAエラーまたは失敗カウンタの値は、測定カウントサブフィールド(419)に与えられたMSDUの総個数の範囲内で測定される。
RSNAカウンタと関連してトリガリポートを受けようとする要請STAは、図11のQoS STAカウンタトリガ条件サブフィールド(410)で該当条件に対応するビット(B0乃至B7のうち少なくとも一つ)を‘1’に設定して、また、図10のトリガリポーティングサブフィールド(156d)で前記‘1’に設定されたビットに対応される閾値フィールド(411乃至418のうち対応されるフィールド)に所定の閾値を特定することができる。そして、この場合に図5のグループ識別子フィールド(156c)は、表1に開示されているRSNA関連グループ識別子の値に設定される。
図10を参照すると、測定カウントフィールド(419)には、測定された統計が、設定された閾値以上であるかどうかを判定するのに使用するMSDU(MAC Service Data Unit)の数を示す情報が含まれる。そして、トリガタイムアウトサブフィールド(420)にはトリガ条件がみたされた以後に測定STAが追加的なトリガRSNA STA統計リポートフレームを生成しない時間を示す情報が含まれる。また、各々のRSNA閾値フィールド(411乃至418)には該当条件に対する閾値として使われるMSDUの個数を示す値が含まれる。
より具体的に、CMACICVエラー閾値フィールド(411)は、RSNA統計CMACICVエラー条件に対する閾値として使われるMSDUの数を示す値を含める。CMACICVエラー閾値フィールド(411)は、RSNAカウンタトリガ条件サブフィールド(410)のCMACICVエラービット(dotRSNAStatsCMACICVErrors)が‘1’に設定された場合にのみ存在する。
CMACリプレイ閾値フィールド(412)は、RSNA統計CMACリプレイ条件に対する閾値として使われるMSDUの数を示す値を含める。CMACリプレイ閾値フィールド(412)は、RSNAカウンタトリガ条件サブフィールド(410)のCMACリプレイビット(dotRSNAStatsCMACReplays)が‘1’に設定された場合にのみ存在する。
BIPリプレイ閾値フィールド(413)は、RSNA統計BIPリプレイ条件に対する閾値として使われるMSDUの数を示す値を含める。BIPリプレイ閾値フィールド(413)は、RSNAカウンタトリガ条件サブフィールド(410)のBIPリプレイビット(dotRSNAStatsBIPReplays)が‘1’に設定された場合にのみ存在する。
CCMPリプレイ閾値フィールド(414)はRSNA統計剛健な管理CCMPリプレイ条件に対する閾値として使われるMSDUの数を示す値を含める。CCMPリプレイ閾値フィールド(414)は、RSNAカウンタトリガ条件サブフィールド(410)のCCMPリプレイビット(dotRSNAStatsRobutmgmtCCMPReplays)が‘1’に設定された場合にのみ存在する。
TKIPICVエラー閾値フィールド(415)は、RSNA統計TKIPICVエラー条件に対する閾値として使われるMSDUの数を示す値を含める。TKIPICVエラー閾値フィールド(415)は、RSNAカウンタトリガ条件サブフィールド(410)のTKIPICVエラービット(dotRSNAStatsTKIPICVErrors)が‘1’に設定された場合にのみ存在する。
TKIPリプレイ閾値フィールド(416)は、RSNA統計TKIPリプレイ条件に対する閾値として使われるMSDUの数を示す値を含める。このようなTKIPリプレイ閾値フィールド(416)は、RSNAカウンタトリガ条件サブフィールド(410)のTKIPリプレイビット(dotRSNAStatsTKIPReplays)が‘1’に設定された場合にのみ存在する。
CCMP復号エラー閾値フィールド(417)は、RSNA統計CCMP復号エラー条件に対する閾値として使われるMSDUの数を示す値を含める。CCMP復号エラー閾値フィールド(417)は、RSNAカウンタトリガ条件サブフィールド(410)のCCMP復号エラービット(dotRSNAStatsCCMPDecryptErrors)が‘1’に設定された場合にのみ存在する。
CCMPリプレイ閾値フィールド(418)は、RSNA統計CCMPリプレイ条件に対する閾値として使われるMSDUの数を示す値を含める。CCMPリプレイ閾値フィールド(418)は、RSNAカウンタトリガ条件サブフィールド(410)のCCMPリプレイビット(dotRSNAStatsCCMPReplays)が‘1’に設定された場合にのみ存在する。
本実施例ではRSNAカウンタと関連するトリガSTA統計要請フレームのフォーマットを具体的に細分化して新しく定義する。本実施例に係るトリガRSNA STA統計要請フレームを用いれば、要請STAは、RSNAカウンタと関連して細分化されている各測定要素に対して一つまたはその以上のトリガ条件を特定して報告STAに統計要請をすることが可能である。従って、本実施例によると、RSNAカウンタと関連して各測定要素に対してさらに具体的、且つ体系的なトリガRSNA STA統計要請及びリポート手順の遂行が可能である。
また、図4を参照すると、トリガリポーティングサーバーフィールドを含むSTA統計要請メッセージ、例えば、トリガラジオ測定要請フレーム(100)を受信した被要請STAまたはリポーティングSTAは、要請された統計、即ち、前記トリガリポーティングサブフィールド(156d)に特定されている統計要素に対する測定を遂行する(S42)。このような測定は、前記被要請STAがトリガSTA統計測定を許諾する場合に遂行されて、一度許諾されたトリガSTA統計測定要請は、前記被要請STAまたは測定STAが分離(disassociation)したり、または成功的に再結合する時まで継続的に有効である。被要請STAにおける測定過程は、トリガリポーティングサブフィールド(156d)の測定カウントサブフィールド(218、318、419)に含まれているMSDUの個数内で行なわれる。
測定結果としてトリガ条件がみたされた場合には、被要請STAは、前記要請STAに要請された条件付きSTAリポート、即ち、STA統計測定リポートメッセージを伝送する(S43)。前記STA統計測定リポートメッセージは、測定リポート要素(Measurement Report Elements)としてSTA統計リポート要素が含まれるフレームであってもくよく、この場合、STA統計リポートメッセージは、ラジオ測定リポートフレーム(Radio Measurement Report Frame)であってもよい。
同じトリガSTA統計要請メッセージに対してSTA統計リポートメッセージを伝送した被要請STAまたは測定STAは、前記トリガSTA統計要請メッセージのトリガタイムアウト期間が満了したり、または新しいトリガ条件が要請されてその要件がみたされる時までは、STA統計リポートメッセージを追加に伝送しない。
トリガSTA統計測定要請に係る測定の進行中に異なるSTA統計測定要請を受信する場合には、前記異なるSTA統計測定要請の持続時間の間にに進行中であるトリガSTA統計測定要請に対する手順は中断される。そして、前記トリガSTA統計測定要請が再開始されれば、その前にカウントされた統計はリセットされる。
本段階(S43)で伝送されるSTA統計リポートに含まれるSTA統計は、伝送されたMSDUの数にわたって累積された値になる。トリガSTA統計測定及びリポートでは測定持続時間は使われなく、トリガ測定要請フレーム及びトリガ測定リポートフレームに含まれる測定持続時間は‘0’になってもよい。
被要請STAまたは測定STAで開始された全てのトリガSTA統計測定手順は、イネイブルビット(Enable bit)が‘1’に設定されて、リポートビット(Report bit)が‘0’に設定されたSTA統計要請メッセージを受信すれば終了される。トリガSTA統計要請メッセージを伝送するSTAは、新しいトリガ条件を特定する新しいトリガSTA統計要請メッセージを伝送することによって、トリガ条件をアップデートすることができる。
図12には段階S43で被要請STAが伝送するトリガSTA統計リポートフレームのフォーマットの一例を示すブロック図が示されている。図12のフレームフォーマットは、アクションフレームボディーフォーマットを採用する。
図12を参照すると、トリガSTA統計リポートフレーム(500)は、カテゴリ(Category)フィールド(510)、アクション(Action)フィールド(520)、ダイアローグトークン(Dialog Token)フィールド(530)、及び測定リポート要素(Measurement Report Element)フィールド(540)を含む。カテゴリフィールド(510)は、図5のトリガSTA統計要請フレーム(100)と同様に、無線測定カテゴリを指示する値に設定される。アクションフィールド(520)は、測定リポートを指示する値に設定される。そして、ダイアローグトークンフィールド(530)は、トリガSTA統計要請フレーム(100)のダイアローグトークンフィールド(130)と同じ値に設定される。これによって要請STAは、受信されたリポートフレーム(500)がどの要請フレームに対する応答であるかが分かる。
測定リポート要素フィールド(540)は、一つまたはその以上の測定リポート要素を含む。前記測定リポート要素は、報告STAが収集したものであって、トリガSTA統計要請フレーム(100)に含まれたトリガ条件がみたされた要請要素に対する測定リポートを含んでいる。トリガSTA統計リポートフレーム(500)に含まれる測定リポート要素の数及び長さは最大許容されるMMPDU(MAC Management Protocol Data Unit)の大きさによって制限される。測定要請要素フィールド(540)は、要素ID(Element ID)サブフィールド(541)、長さ(Length)サブフィールド(542)、測定トークン(Measurement Token)サブフィールド(543)、測定リポートモード(Measurement Report Mode)サブフィールド(544)、測定タイプ(Measurement Type)サブフィールド(545)、及び測定リポート(Measurement Report)サブフィールド(546)を含む。
要素IDサブフィールド(541)は、測定リポート要素を指示する値に設定される。長さサブフィールド(542)に設定される値は可変的であり、その値は、測定リポートサブフィールド(546)の長さに依存する。測定トークンサブフィールド(543)は、該当トリガSTA統計リポートフレーム(500)の測定リポート要素間で固有の0でない値に設定される。測定リポートモードサブフィールド(544)は、失敗したり、または拒絶した測定要請に対する具体的な理由(遅延、不能、拒絶等)を指示するために使われ、一つまたはその以上のビットで構成される。測定タイプサブフィールド(545)は、測定リポート要素(540)を識別するための値に設定され、本実施例ではSTA統計リポートを指示する値に設定されることができる。
測定リポートサブフィールド(546)には測定タイプサブフィールド(545)で指示する測定タイプに対する詳細な測定内容が含まれる。トリガSTA統計リポートフレーム(500)の場合には収集されたり、測定されたSTA統計結果と関連する詳細な内容が含まれることができる。例えば、測定リポートサブフィールド(546)は、測定持続時間内に測定された要請された統計グループデータ値の変化を報告するためのものであって、測定持続時間が0の場合には統計グループデータ値が変化でない現在の値を報告する。測定要請サブフィールド(546)は、測定持続時間(Measurement Duration)ユニット(546a)、グループ識別子(Group Identity)ユニット(546b)、統計グループデータ(Statistics Group Data)ユニット(546c)、及びリポーティング理由(Reporting Reason)ユニット(546d)を含むことができる。
測定持続時間ユニット(546a)は、測定されて統計グループデータユニット(546c)に含まれる値を求めるために所要された時間の間隔を指示する値に設定され、一般的に統計グループデータの変化に所要された時間の間隔である。ただし、トリガSTA統計リポートフレームの場合または現在の統計グループデータを報告する場合、前記測定持続時間ユニット(546a)は0に設定されることができる。また、トリガリポーティングをする場合にも測定持続時間ユニット(546a)は、所定の値、例えば‘65535’に設定されることができる。
グループ識別子ユニット(546b)は、統計グループデータユニット(546c)に含まれる統計データを記述する要請された統計グループを指示する値に設定される。統計グループを指示する値の一例は、前述した表1の通りであり、各統計グループ識別子に対して収集されたり、測定された一つまたはその以上の統計値が統計グループデータユニット(546c)に含まれる。例えば、統計グループ識別子の値がRSNAカウンタを示す‘11’の場合には報告される統計値(Returned Statatistics values)は、表2の通りである。
リポーティング理由ユニット(546d)は、報告STAが該当トリガSTA統計リポートフレーム(500)を伝送する理由を指示するビットフィールドである。このリポーティング理由ユニット(546d)は、グループ識別子ユニット(546b)によって指示される統計グループ名が非STAカウンタ、QoSカウンタ、またはRSNAカウンタと関連がある場合にのみ有効な任意サブフィールドである。
(STAカウンタと関連するトリガSTA統計リポート手順)
図13は、リポーティング理由ユニット(546d)に対するフォーマットの一例を示すブロック図であり、図12のグループ識別子ユニット(546b)が第1及び第2のSTAカウンタと関連する値(表1の例においてグループ識別子の値が0または1の値)に設定される場合である。図13を参照すると、リポーティング理由ユニット(546d)は、リポーティング理由を指示するための複数のビットフィールドを含む。例えば、失敗(dot11Failed)ビットフィールド(B0)、FCSエラー(dot11FCSError)ビットフィールド(B1)、多重リトライ(dot11Multiple retry)ビットフィールド(B2)、フレーム複製(dot11FrameDuplicate)ビットフィールド(B3)、RTS失敗(dot11RTSFailure)ビットフィールド(B4)、ACK失敗フィールド(dot11ACKFailure)ビットフィールド(B5)、及びリトライ(dot11Retry)ビットフィールド(B6)を含む。
(QoS STAカウンタと関連するトリガSTA統計リポート手順)
図12のリポーティング理由ユニット(546d)に対するフォーマットの他の例は図14に示されており、図14のフォーマットを有するユニットは、図12のグループ識別子ユニット(546b)がQoS STAカウンタと関連する値(表1の例においてグループ識別子の値が2乃至9のうちいずれか一つの値)に設定される場合である。図14を参照すると、リポーティング理由ユニット(546d)は、リポーティング理由を指示するための複数のビットフィールドを含む。例えば、QoS失敗(dot11QoSFailed)ビットフィールド(B0)、QoSリトライ(dot11QoSRetry)ビットフィールド(B1)、QoS多重リトライ(dot11QoSMultipleRetry)ビットフィールド(B2)、QoSフレーム複製(dot11QoSFrameDuplicate)ビットフィールド(B3)、QoS RTS失敗(dot11QoSRTSFailure)ビットフィールド(B4)、QoS ACK失敗(dot11QoSACKFailure)ビットフィールド(B5)、及びQoS廃棄(dot11QoSDiscarded)ビットフィールド(B6)を含む。
(RSNAカウンタと関連するトリガSTA統計リポート手順)
図12のリポーティング理由ユニット(546d)に対するフォーマットの他の例は、図15に示されており、図15のフォーマットを有するユニットは、図12のグループ識別子ユニット(546b)がRSNAカウンタと関連する値(表1の例においてグループ識別子の値が11)に設定される場合である。図15を参照すると、リポーティング理由ユニット(546d)は、リポーティング理由を指示するための複数のビットフィールドを含む。例えば、CMACICVエラー(dot11RSNAStatsCMACICVErrors)ビットフィールド(B0)、CMACリプレイ閾値(dot11RSNAStatsCMACReplays)ビットフィールド(B1)、BIPリプレイ(dot11RSNAStatsBIPReplays)ビットフィールド(B2)、CCMPリプレイ(dot11RSNAStatsRobustMgmtCCMPReplays)ビットフィールド(B3)、TKIPICVエラー(dot11RSNAStatsTKIPICVErrors)ビットフィールド(B4)、TKIPリプレイ(dot11RSNAStatsTKIPReplays)ビットフィールド(B5)、CCMP復号エラー(dot11RSNAStatsCCMPDecryptErrors)ビットフィールド(B6)、及びCCMPリプレイ(dot11RSNAStatsCCMPreplays)ビットフィールド(B7)を含む。
以上、詳細に説明した本発明の実施例は、単に本発明の技術思想を示すための例示に過ぎず、前記実施例によって本発明の技術思想が限定されると解釈されてはならない。本発明の保護範囲は、特許請求の範囲によって特定される。
本発明は、無線通信技術と関連するネットワーキング、通信プロトコル、及び無線通信システムにおける通信手順と関連あり、また、無線通信システムの構築と無線通信システムを構成する設備や装置(無線局及び基地局の両方とも含む)の製造などに適用されることができる。特に、本発明は、無線通信システムにおけるラジオ管理手順に適用されることができる。
100 トリガラジオ測定要請フレーム
110 カテゴリフィールド
120 アクションフィールド
130 ダイアローグトークンフィールド
140 反復回数フィールド
150 測定要請要素フィールド
156a ランダム間隔サブフィールド
156b 測定持続時間サブフィールド
156c グループ識別子サブフィールド
156d トリガリポーティングサブフィールド
156d トリガリポーティングサブフィールド

Claims (30)

  1. 無線通信ネットワークにおけるステーション統計測定のためのラジオ測定手順において、
    要請されたRSNA統計グループを特定するグループ識別子フィールド、及びリポートトリガと対応するリポートトリガに対するRSNA統計閾値とを含むトリガ条件を特定するRSNAカウンタに対するトリガリポーティングフィールドを含むトリガRSNA統計測定に対する要請メッセージを被要請ステーションに伝送して、及び
    測定されたRSNA統計が前記RSNAカウンタに対するトリガリポーティングフィールドで特定された、対応するRSNA統計閾値を超える場合、前記RSNAカウンタに対するトリガリポーティングフィールドで特定されたトリガ条件に対する測定されたRSNA統計を含むRSNA統計測定リポートメッセージを前記被要請ステーションから受信することを含むラジオ測定手順。
  2. 前記RSNAカウンタに対するトリガリポーティングフィールドは、
    前記リポートトリガを特定するビットフィールドであるRSNAトリガ条件サブフィールド;及び
    前記対応するリポートトリガに対するRSNA統計閾値として使われるMSDUの個数を示す値を特定する一つまたはその以上のRSNA統計閾値サブフィールドを含み、及び
    各RSNA統計閾値サブフィールドは、前記RSNAトリガ条件サブフィールドにおいて、対応するビットフィールドが‘1’に設定される時に存在する請求項1に記載のラジオ測定手順。
  3. 前記RSNAトリガ条件サブフィールドは、CMACICVエラー(RSNA Statistics CMACICV Errors)ビットフィールド、CMACリプレイ(RSNA Statistics CMAC Replays)ビットフィールド、BIPリプレイ(RSNA Statistics BIP Replays)ビットフィールド、CCMPリプレイ(RSNA Statistics Robust Management CCMP Replays)ビットフィールド、TKIPICVエラー(RSNA Statistics TKIPICV Errors)ビットフィールド、TKIPリプレイ(RSNA Statistics TKIP Replays)ビットフィールド、CCMP復号エラー(RSNA Statistics CCMP Decrypt Errors)ビットフィールド、CCMPリプレイ(RSNA Statistics CCMP replays)ビットフィールドのうち一つに設定された一つまたはその以上のビットフィールドを含む請求項2に記載のラジオ測定手順。
  4. 前記RSNAカウンタに対するトリガリポーティングフィールドは、CMACICVエラー閾値(RSNA Statistics CMACICV Errors Threshold)サブフィールド、CMACリプレイ閾値(RSNA Statistics CMAC Replays Threshold)サブフィールド、BIPリプレイ閾値(RSNA Statistics BIP Replays Threshold)サブフィールド、CCMPリプレイ閾値(RSNA Statistics Robust Management CCMP Replays Threshold)サブフィールド、TKIPICVエラー閾値(RSNA Statistics TKIPICV Errors Threshold)サブフィールド、TKIPリプレイ閾値(RSNA Statistics TKIP Replays Threshold)サブフィールド、CCMP復号エラー閾値(RSNA Statistics CCMP Decrypt Errors Threshold)サブフィールド、及びCCMPリプレイ閾値(RSNA Statistics CCMP replays Threshold)サブフィールドのうち一つまたはその以上のサブフィールドを含む請求項2に記載のラジオ測定手順。
  5. 前記RSNAカウンタに対するトリガリポーティングフィールドは、
    前記測定されたRSNA統計が、対応するRSNA統計閾値サブフィールドで特定された値を超えるか否かを決定するのに使用するMSDUの数を含む測定カウントサブフィールド;及び
    前記トリガ条件がみたされた以後に前記被要請ステーションが追加的なトリガRSNA統計測定リポートメッセージを生成しない区間値を含むトリガタイムアウトサブフィールドをさらに含む請求項4に記載のラジオ測定手順。
  6. 前記グループ識別子フィールドおよび前記RSNAカウンタに対するトリガリポーティングフィールドは、測定要請要素の測定要請に含まれて、
    前記測定要請要素は、ステーション統計要請を指示する値に設定される測定類型をさらに含み、前記トリガRSNA統計測定に対する要請メッセージである第1のラジオ測定要請フレームに含まれる請求項1に記載のラジオ測定手順。
  7. 前記グループ識別子フィールドは、RSNAカウンタを指示する値に設定される請求項6に記載のラジオ測定手順。
  8. 前記測定要請は、0に設定された測定持続時間(Measurement Duration)フィールドをさらに含む請求項6に記載のラジオ測定手順。
  9. 前記測定要請要素内のイネイブルビット(enable bit)及びリポートビット(report bit)の両方とも1に設定される請求項6に記載のラジオ測定手順。
  10. 前記被要請ステーションが前記第1のラジオ測定要請フレームによって開始された前記トリガRSNA統計測定を終了するために、イネイブルビットは1に、リポートビットは0に設定されたRSNA統計測定要請を含む第2のラジオ測定要請フレームを前記被要請ステーションに伝送することをさらに含む請求項9に記載のラジオ測定手順。
  11. 前記トリガ条件をアップデートするために新しいトリガ条件を含む第3のラジオ測定要請フレームを前記被要請ステーションに伝送することをさらに含む請求項6に記載のラジオ測定手順。
  12. 前記RSNA統計測定リポートメッセージは、測定リポート要素を含むラジオ測定報告フレームであり、
    前記測定リポート要素は、RSNA統計リポートを指示する値に設定された測定類型及び測定リポートを含み、
    前記測定リポートは、前記被要請ステーションが前記RSNA統計測定リポートメッセージを送る理由を指示するビットフィールドであるリポーティング理由(Reporting Reason)フィールドを含む請求項6に記載のラジオ測定手順。
  13. 無線通信ネットワークにおけるステーション統計測定のためのラジオ測定手順において、
    要請されたRSNAグループを特定するグループ識別子フィールド、及びリポートトリガと対応するリポートトリガに対するRSNA統計閾値とを含むトリガ条件を特定するRSNAカウンタに対するトリガリポーティングフィールドを含むトリガRSNA統計測定に対する要請メッセージを要請ステーションから受信して、
    前記要請されたRSNA統計を測定して、及び
    前記測定されたRSNA統計が前記RSNAカウンタに対するトリガリポーティングフィールドで特定された、対応するRSNA統計閾値を超える場合、前記RSNAカウンタに対するトリガリポーティングフィールドで特定されたトリガ条件に対する測定されたRSNA統計を含むRSNA統計測定リポートメッセージを前記要請ステーションに伝送することを含むラジオ測定手順。
  14. 前記RSNAカウンタに対するトリガリポーティングフィールドは、
    前記リポートトリガを特定するビットフィールドであるRSNAカウンタトリガ条件サブフィールド;及び
    前記対応するリポートトリガに対するRSNA統計閾値として使われるMSDUの個数を示す値を特定する一つまたはその以上のRSNA統計閾値サブフィールドを含み、及び
    各RSNA統計閾値サブフィールドは、前記RSNAカウンタトリガ条件サブフィールドにおいて、対応するビットフィールドが‘1’に設定される時に存在する請求項13に記載のラジオ測定手順。
  15. 前記RSNAトリガ条件サブフィールドは、CMACICVエラー(RSNA Statistics CMACICV Errors)ビットフィールド、CMACリプレイ(RSNA Statistics CMAC Replays)ビットフィールド、BIPリプレイ(RSNA Statistics BIP Replays)ビットフィールド、CCMPリプレイ(RSNA Statistics Robust Management CCMP Replays)ビットフィールド、TKIPICVエラー(RSNA Statistics TKIPICV Errors)ビットフィールド、TKIPリプレイ(RSNA Statistics TKIP Replays)ビットフィールド、CCMP復号エラー(RSNA Statistics CCMP Decrypt Errors)ビットフィールド、CCMPリプレイ(RSNA Statistics CCMP replays)ビットフィールドのうち一つに設定された一つまたはその以上のビットフィールドを含む請求項14に記載のラジオ測定手順。
  16. 前記RSNAカウンタに対するトリガリポーティングフィールドは、CMACICVエラー閾値(RSNA Statistics CMACICV Errors Threshold)サブフィールド、CMACリプレイ閾値(RSNA Statistics CMAC Replays Threshold)サブフィールド、BIPリプレイ閾値(RSNA Statistics BIP Replays Threshold)サブフィールド、CCMPリプレイ閾値(RSNA Statistics Robust Management CCMP Replays Threshold)サブフィールド、TKIPICVエラー閾値(RSNA Statistics TKIPICV Errors Threshold)サブフィールド、TKIPリプレイ閾値(RSNA Statistics TKIP Replays Threshold)サブフィールド、CCMP復号エラー閾値(RSNA Statistics CCMP Decrypt Errors Threshold)サブフィールド、及びCCMPリプレイ閾値(RSNA Statistics CCMP replays Threshold)サブフィールドのうち一つまたはその以上のサブフィールドを含む請求項14に記載のラジオ測定手順。
  17. 前記RSNAカウンタに対するトリガリポーティングフィールドは、
    前記測定されたRSNA統計が、対応するRSNA統計閾値サブフィールドで特定された値を超えるか否かを決定するのに使用するMSDUの数を含む測定カウントサブフィールド;及び
    前記トリガ条件がみたされた以後に前記被要請ステーションが追加的なトリガRSNA統計リポートメッセージを生成しない区間値を含むトリガタイムアウトサブフィールドをさらに含む請求項16に記載のラジオ測定手順。
  18. 前記グループ識別子フィールドおよび前記RSNAカウンタに対するトリガリポーティングフィールドは、測定要請要素の測定要請に含まれて、
    前記測定要請要素は、ステーション統計要請を指示する値に設定される測定類型をさらに含み、前記トリガRSNA統計測定に対する要請メッセージである第1のラジオ測定要請フレームに含まれる請求項13に記載のラジオ測定手順。
  19. 前記測定要請は、0に設定された測定持続時間(Measurement Duration)フィールドをさらに含み、
    前記測定要請要素内のイネイブルビット(enable bit)及びリポートビット(report bit)の両方とも1に設定された請求項18に記載のラジオ測定手順。
  20. イネイブルビットは1に、リポートビットは0に設定されたRSNA統計測定要請を含む第2のラジオ測定要請フレームを前記要請ステーションから受信する場合、前記第1のラジオ測定要請フレームによって開始された前記トリガRSNA統計測定を終了することをさらに含む請求項19に記載のラジオ測定手順。
  21. 新しいトリガ条件を含む第3のラジオ測定要請フレームを前記要請ステーションから受信する場合、前記トリガ条件をアップデートすることをさらに含む請求項13に記載のラジオ測定手順。
  22. 前記RSNA統計測定リポートメッセージは、測定リポート要素を含むラジオ測定報告フレームであり、
    前記測定リポート要素は、RSNA統計リポートを指示する値に設定された測定類型及び測定リポートを含み、
    前記測定リポートは、前記RSNA統計測定リポートメッセージを送る理由を指示するビットフィールドであるリポーティング理由(Reporting Reason)フィールドを含む請求項13に記載のラジオ測定手順。
  23. 前記測定されたRSNA統計は、前記トリガリポーティングフィールドの測定カウントフィールドで与えられた前記トリガ条件以前に伝送されたMSDUの数にわたって累積された値である請求項13に記載のラジオ測定手順。
  24. 無線通信ネットワークにおけるステーション統計測定のためのラジオ測定手順を支援するステーションにおいて、
    フレームを生成して処理するプロセッサ;及び
    前記プロセッサと連結されて、前記プロセッサのためのフレームを伝送して受信する送受信機を含み、前記送受信機は、
    前記プロセッサによって生成されて、要請されたRSNAグループを特定するグループ識別子フィールド、及びリポートトリガと対応するリポートトリガに対するRSNA統計閾値とを含むトリガ条件を特定するトリガリポーティングフィールドを含むトリガRSNA統計測定に対する要請フレームを被要請ステーションに伝送して、及び
    測定されたRSNA統計が前記RSNAカウンタに対するトリガリポーティングフィールドで特定された、対応するRSNA統計閾値を超える場合、前記RSNAカウンタに対するトリガリポーティングフィールドで特定されたトリガ条件に対する測定されたRSNA統計を含むRSNA統計測定リポートメッセージを前記被要請ステーションから受信するステーション。
  25. 前記RSNAカウンタに対するトリガリポーティングフィールドは、
    前記リポートトリガを特定するビットフィールドであるRSNAカウンタトリガ条件サブフィールド;及び
    前記対応するリポートトリガに対するRSNA統計閾値として使われるMSDUの個数を示す値を特定する一つまたはその以上のRSNA統計閾値サブフィールドを含み、及び
    各RSNA統計閾値サブフィールドは、前記RSNAカウンタトリガ条件サブフィールドにおいて、対応するビットフィールドが‘1’に設定される時に存在する請求項24に記載のステーション。
  26. 無線通信ネットワークにおけるトリガステーション統計測定手順のためのラジオ測定要請フレームを構成する方法において、前記ラジオ測定要請フレームは、
    ラジオ測定カテゴリを指示する値に設定されたカテゴリフィールド;
    測定要請を指示する値に設定されたアクションフィールド;及び
    一つまたはその以上の測定要請要素を含む測定要請要素フィールドを含み、
    前記一つまたはその以上の測定要請要素の各々は、
    測定要請要素を指示する要素IDフィールド;
    前記一つまたはその以上の測定要請要素のうち固有の0でない値に設定された測定トークンフィールド;
    イネイブルビットが1に、リポートビットが1に設定された測定要請モードフィールド;
    ステーション統計要請を指示する値に設定された測定類型フィールド;及び
    測定持続時間(Measurement Duration)フィールド、グループ識別子フィールド、及びRSNAカウンタに対するトリガリポーティングフィールドを含む測定要請フィールドを含み、
    前記グループ識別子フィールドは、RSNAカウンタを指示する値に設定されて、及び
    前記RSNAカウンタに対するトリガリポーティングフィールドは、
    前記リポートトリガを特定するビットフィールドであるRSNAカウンタトリガ条件サブフィールド;及び
    前記対応するリポートトリガに対するRSNA統計閾値として使われるMSDUの個数を示す値を特定する一つまたはその以上のRSNA統計閾値サブフィールドを含み、及び
    各RSNA統計閾値サブフィールドは、前記RSNAカウンタトリガ条件サブフィールドにおいて、対応するビットフィールドが‘1’に設定される時に存在する方法。
  27. 前記測定要請要素の各々は、0に設定された前記測定持続時間(Measurement Duration)フィールドをさらに含む請求項26に記載の方法。
  28. 無線通信ネットワークにおけるステーション統計測定手順のための測定要請要素を含むトリガリポーティングフィールドのフォーマットにおいて、前記トリガリポーティングフィールドは、
    トリガステーション統計リポーティングが要請される時、リポートトリガを特定するビットフィールドであるRSNAカウンタトリガ条件サブフィールド;及び
    前記対応するリポートトリガに対するRSNA統計閾値として使われるMSDUの個数を示す値を特定する一つまたはその以上のRSNA統計閾値サブフィールドを含み、及び
    各RSNA統計閾値サブフィールドは、前記RSNAカウンタトリガ条件サブフィールドにおいて、対応するビットフィールドが‘1’に設定される時に存在するトリガリポーティングフィールドのフォーマット。
  29. 前記RSNAカウンタトリガ条件サブフィールドは、CMACICVエラー(RSNA Statistics CMACICV Errors)ビットフィールド、CMACリプレイ(RSNA Statistics CMAC Replays)ビットフィールド、BIPリプレイ(RSNA Statistics BIP Replays)ビットフィールド、CCMPリプレイ(RSNA Statistics Robust Management CCMP Replays)ビットフィールド、TKIPICVエラー(RSNA Statistics TKIPICV Errors)ビットフィールド、TKIPリプレイ(RSNA Statistics TKIP Replays)ビットフィールド、CCMP復号エラー(RSNA Statistics CCMP Decrypt Errors)ビットフィールド、及びCCMPリプレイ(RSNA Statistics CCMP replays)ビットフィールドのうち少なくとも一つのビットフィールドを含む請求項28に記載のトリガリポーティングフィールドのフォーマット。
  30. 前記トリガリポーティングフィールドは、
    前記測定されたRSNA統計が、対応するRSNA統計閾値サブフィールドで特定された値を超えるか否かを決定するのに使用するMSDUの数を含む測定カウントサブフィールド;及び
    前記トリガ条件がみたされた以後に前記被要請ステーションが追加的なトリガRSNA統計リポートフレームを生成しない区間値を含むトリガタイムアウトサブフィールドをさらに含む請求項28に記載のトリガリポーティングフィールドのフォーマット。
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