JP2010526600A - 視認性を強化したスポーツ用ボール - Google Patents

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Abstract

視認性を強化したスポーツ用ボール、視認性を強化したスポーツ用ボールの外皮、及びサッカーボールの視認性を強化する方法が記載されている。実施形態において、前記スポーツ用ボールは、ほぼ球状の表面で、第2極の反対側の第1極及び前記第1極と前記第2極の間にある外周方向の赤道を備える外面を有する。さらに、実施形態において、第1色彩を備える第1外面領域は前記第1極から開始する第1ハブ部分を含み、一般的に前記第1ハブ部分はほぼ球状の表面上の前記第2極から開始する第2ハブ部分の反対側にある。前記第1ハブ部分は、赤道に向かって球状に外方向に、そこから延びる1またはそれ以上の第1ハブスポークを有し、赤道に向かって球状に外方向に、そこから延びる1またはそれ以上の第2ハブスポークを有する。さらに、実施形態において、スポーツ用ボールは第2色彩を備える第2外面領域を有する。

Description

多くのスポーツ活動において、視覚は基礎的な役割を果たす。多くの活動の中で秀でる選手たちは、彼らの全潜在能力に到達するため、身体的能力を視覚的認識と協調させねばならない。鮮明な視覚は、選手が互いにボールまたはパックをパスし合う、野球、バスケットボール、ホッケー、サッカー、フットボールといった団体スポーツにおいてのみ重要という訳ではない。視力は、ランニング、自転車、登山、テニス、ゴルフ及びスキーといった、無数の個人スポーツ活動においても同様に重要である。種々の進歩は、多くのスポーツにおける視覚環境を改良し、選手たちがより高められた認識を有することを可能とし、そして選手に彼らの能力を向上させる可能性を与えてきた。例えば、スキーにおいては、特定のスキー用ゴーグルが存在し、走行中にスキーヤーが雪の輪郭をより良好に観察できるようにする。テニスにおいては、テニスボールは明るい黄色であり、選手の注意を引きつけ、選手がボールの動きを追えるようにする。ゴルフにおいては、進歩はゴルフボールの明るさを改良し、選手がより容易にショットを位置付け、コストのかかるペナルティストロークを回避することができるようにする。
今日までの進歩にもかかわらず、多くのスポーツ活動においては、視認性を改良するための相当の余地が残されている。例えば、種々のスポーツにおいて、ボールは選手間を高速で移動し、選手がボールと接触するにつき、素早く加速及び減速する。このようなスポーツ用ボールはしばしば回転もするが、このことは選手のボールとの接触方法を大いに変え得る。ボール上に図形は存在するものの、図形は、概して、ステッチなどの構造的なマーク、または製造者名やリーグ名などの広告表示であり、これらの例において、図形は視力を改良するためにデザインされておらず、また意図されていない。しかし、ボールに気付き(例えば、選手の周辺視におけるボールの認識によって)、より容易にボールの動きを追うことのできる能力を備えることは、選手たちにとって極めて有利である。例えば、仮に、ボールが回転するときに「点滅」(明部から暗部に向けそして元に戻る回転)を発生させることで、選手がより容易にボールを位置付けることができるならば、そして特別にデザインされた図形によって視認性が強化されることによって、より容易にボールを追うことができるならば、選手の能力の利益となる。
本発明の実施形態は、視認性を強化したスポーツ用ボール、視認性を強化したスポーツ用ボールの外皮、及びボールの視認性を強化するための方法を提供する。種々の実施形態において、スポーツ用ボールは実質的に球状の表面を備える外面を有し、この外面は、第1極、第1極の反対側の第2極及び第1極と第2極の間にある赤道を含む。これらの実施形態において、第1色彩を備える第1外面領域は、第1極方向に向けられた第1ハブ部分を含むことができ、この第1ハブ部分は、実質的に球状の表面上にある第2極方向に向けられた第2ハブ部分に略反対側にある。さらに、第1ハブ部分は、赤道に向かって球状に外方向に延びる1またはそれ以上の第1ハブスポークを有することができる。第2ハブ部分は、赤道に向かって球状に外方向に延びる1またはそれ以上の第2ハブスポークを有することができる。さらに、これらの実施形態において、第2外面領域は第2色彩を備えることもできる。スポーツ用ボールは、本発明によれば、例えば、アメリカンサッカーボールとすることもできる。
ボールに対するより優れた視認性は、本発明によれば、対象色と色パターンの適切な選定によって得ることができる。例えば、サッカーボールまたはその他のボールといったスポーツ使用のための目的物は、第1外面領域及び第2外面領域を有する外面を含むことができ、この第1外面領域は、視認性強化色(EVC)の組み合わせの第1色彩と関連するスペクトル反射率を有し、第2外面領域はその組み合わせの第2色彩に関連する。第1色彩及び第2色彩は実質的に補色関係の色であり、およそ50パーセント超の輝度コントラストと関連することができる。例えば、第1色彩は実質的に黄で、第2色彩は実質的に青または紫とすることができる。さらなる実施例によって、第1外面領域及び第2外面領域は、芝生または青空などの背景に関連するスペクトル窓において実質的に非反射とすることができる。さらなる実施例として、第1領域及び第2の領域は、実質的に拡散的に反射することができる。
団体または個人スポーツ用のボールは、第1色彩領域及び第2色彩領域を有するカバーを含み、ボールが競技中に視認できるよう構成することができる。このような領域は、例えば、ボールの位置またはボール回転及び/または速度の推定に役立つよう構成することができる。第1色彩領域及び第2色彩領域は、実質的に補色関係の色と関連するスペクトル反射率を有し、実質的に補色関係の色の色空間における位置を、色彩混合限界の少なくとも50パーセントによって分離することができる。さらなる実施例において、補色に関連する色彩混合ラインを、中央白色色空間における位置から色彩混合限界の25パーセント未満によって分離することができる。さらなる実施例において、実質的に補色関係の色の色空間における位置を、色彩混合限界の少なくとも75パーセントによって分離することができる。その他の実施例において、補色に関連する色彩混合限界ラインを、中央白色色空間における位置から色彩混合限界の10パーセント未満によって分離することができる。
さらなる実施例において、実質的に補色関係の色であるCl及びC2は、それぞれCIE表色系のL−a−b座標(Cl、Cl、C1)及び(C2、C2、C2)と関連し、色差
Figure 2010526600
はおよそ50超となる。
さらなる実施形態において、色差CDは、およそ100以上である。その他の実施例において、第1領域と第2領域の間の総色差TCDは、
Figure 2010526600
において、少なくともおよそ50または少なくともおよそ100となる。
さらなる実施例において、実質的に補色関係の色は、少なくとも50パーセントの第1領域及び第2領域間の輝度対比を有する。
スポーツ用品に対する色彩の選定方法は、色彩混合ラインの画定及び色彩混合ライン上の第1色彩位置及び第2色彩位置の選定を含むことができ、第1色彩位置及び第2色彩位置を、色彩混合限界(CBL)の少なくとも50パーセントによって分離することができる。第1色彩及び第2色彩は、第1色彩位置及び第2色彩位置に基づいて選定することができる。代表的な実施例において、色彩混合ラインを、中央白色色空間における位置から、色彩混合限界のおよそ20パーセントによって分離することができる。さらなる実施例において、対応すべき色覚異常を選定することができ、色彩混合ラインを関連する色覚異常混同ラインに実質的に直交するよう選定する。さらなる実施例において、背景スペクトル窓を、スポーツ用品を視認するため、予測される背景に基づき選定することができる。第1色彩及び/または第2色彩の少なくとも1つの反射率は、少なくとも背景スペクトル窓部分において減少することができる。その他の実施例において、第1色彩及び第2色彩を、所定の輝度コントラストを得るために選定することができる。
この概要は、詳細な説明で後述する1またはそれ以上の選ばれたコンセプトを読み手に一般的に紹介するために簡略化した形で提供されることは、留意するべきである。この概要は、請求項に記載の主題の要所及び/または必須の特徴を識別するために意図されたものではなく、また請求項に記載の主題の範囲を決定する補助として使用されるよう意図されたものでもない。
これら及びその他の課題ならびに本発明の利点は、以下の、本明細書に添付の図面を参照に、本発明の好適な実施形態にかかる図面の詳細な説明により、ただちにより明瞭となるであろう。
本発明の実施形態による、1つの半球を含む、視認性を強化したスポーツ用ボールの側面図である。 本発明の実施形態による、2つの半球の一部及び垂直に延びる赤道を含む、視認性を強化したスポーツ用ボールの側面図である。 本発明の実施形態による、1つの半球、すなわち図1の半球の反対側の半球を含む、視認性を強化したスポーツ用ボールの側面図である。 本発明の実施形態による、2つの半球の一部及び垂直に延びる赤道を含む、視認性を強化したスポーツ用ボールの側面図で、図2の反対側である。 本発明の実施形態による、2つの半球の一部及び水平に延びる赤道を含む、視認性を強化したスポーツ用ボールの側面図である。 本発明の実施形態による、2つの半球の一部及び水平に延びる赤道を含む、視認性を強化したスポーツ用ボールの別の側面図で、図5から若干回転したものである。 本発明の実施形態による、視認性を強化したスポーツ用ボールの別の側面図である。 本発明の実施形態による、視認性を強化したスポーツ用ボールのさらに別の側面図である。 本発明の実施形態による、サッカーボールの視認性を強化させる例示的方法を示すフロー図である。 本発明による、サッカーボールに対する代表的な色彩選定に関する波長関数としての、外皮反射率及び図形反射率のグラフである。 図10Aに関連する、明るい太陽光に照射されたときの、CIE表色系色座標を示すグラフである。 図10Bの色座標に関連するCIE表色系L−a−b色座標を示すグラフである。 本発明による、外サッカーボールに対する代表的な色彩選定に関する波長関数としての、外皮反射率及び図形反射率のグラフである。 図11Aに関連する、明るい太陽光に照射されたときの、CIE表色系色座標を示すグラフである。 図11Bの色座標に関連するCIE表色系L−a−b色座標を示すグラフである。 視認性強化色のさらなる代表例に関する波長関数としての反射率グラフである。 視認性強化色のさらなる代表例に関する波長関数としての反射率グラフである。 視認性強化色が背景スペクトルに基づいて選定される、さらなる代表例に関する波長関数としての反射率グラフである。 視認性強化色の選定を示すCIE表色系の色彩屈曲の図表である。 視認性強化色の選定を示すCIE表色系L−a−b色空間の図表である。 例えば、色覚異常に関連する錯色と関連する色組み合わせを回避できる視認性強化色選択の代表的な方法を示す。 図16の方法などの方法に基づいて色を選択するように構成される代表的なコンピューターシステムの概略構成図である。
本発明の主題は、法的要件を満たすように、本明細書において具体的に記載される。しかしながら、記載そのものは、本特許の範囲を限定することを意図しない。むしろ、発明者は、異なる観点及び本明細書に記載されるものと類似するその他のステップ及びステップの組み合わせを含有するため、現存の、または未来の技術と連動して、主題はその他の方法によっても実施されることを意図する。さらに、用語「ステップ」及び/または「ブロック」は、本明細書において実施される方法の異なる要素を暗示するように使用されているが、用語は種々のステップのうち、またはそれら間で、いかなる特定の順序を意味しているとも解釈されるべきではない。ただし、本明細書で個々のステップの順序が明確に記載されている場合は除く。
本発明の実施形態は、スポーツ用ボール、スポーツ用ボールの外皮及びスポーツ用ボールの視認性を高める方法を提供する。本発明によれば、スポーツ用ボールはアメリカンサッカーボールを含むことができる。種々の実施形態において、スポーツ用ボールは実質的に球状の表面を備える外面を有し、この外面は、第1極、第1極の反対側の第2極及び第1極と第2極の間にある赤道を含む。これらの実施形態において、第1色彩を備える第1外面領域は、第1極方向に向けられた第1ハブ部分を含み、この第1ハブ部分は、実質的に球状の表面上にある第2極方向に向けられた第2ハブ部分の略反対側にある。さらに、第1ハブ部分は、赤道に向かって球状に外方向に延びる1またはそれ以上の第1ハブスポークを有することができる。第2ハブ部分は、赤道に向かって球状に外方向に延びる1またはそれ以上の第2ハブスポークを有することができる。さらに、これらの実施形態において、第2外面領域は第2色彩を備えることもできる。本明細書に記載の実施形態はサッカーボールを指すが、実施形態はいかなる特定の様式または種類のスポーツ用ボールにも限定されないことは、当業者にとって明らかであろう。例えば、その他の実施形態は、強化された視認性を備える野球用ボール、テニスボール、ラケットボール、バスケットボール、バレーボール、ラグビーボールなどを含む。
したがって、一形態において、本発明は視認性を強化したスポーツ用ボールに関する。スポーツ用ボールは実質的に球状の表面を備える外面を有し、この外面は、第2極の反対側の第1極及び第1極と第2極の間にある赤道を含む。これらの実施形態において、第1色彩を備える第1外面領域は、第1極方向に向けられた第1ハブ部分を含み、この第1ハブ部分は、実質的に球状の表面上にある第2極方向に向けられた第2ハブ部分の略反対側にある。さらに、第1ハブ部分は、赤道に向かって球状に外方向に延びる1またはそれ以上の第1ハブスポークを有することができる。第2ハブ部分は、赤道に向かって球状に外方向に延びる1またはそれ以上の第2ハブスポークを有することができる。さらに、これらの実施形態において、第2外面領域は第2色彩を備えることもできる。
その他の形態において、本発明は視認性を強化したスポーツ用ボールの外皮に関する。外皮は、実質的に球状の表面を形成することのできる外面を含む。外面は、第1半球、第2半球、及び第1半球と第2半球の間に位置する赤道を含む。この形態において、第1半球は、球状であり、実施的に三角形をなす、第1色彩の3つの第1点灯領域と、第1点灯領域の間に位置する、第2色彩の第1非点灯領域を有する。各第1点灯領域は2つの対応する側辺及び底辺を有し、底辺は赤道に平行な緯線上に位置する。第2半球は、球状であり、実質的に三角形をなす、第1色彩の3つの第2点灯領域と、第2点灯領域の間に設置された、第2色彩の第2非点灯領域を有する。各第2点灯領域は、2つの対応する側辺及び底辺を有し、底辺は赤道に平行な緯線上に位置する。
さらに別の形態においては、本発明はスポーツ用ボールの視認性を高める方法に関する。本方法は、ボールが競技中に、視野周辺において目を引く点滅を発生させるよう構成される図形の選定を含む。さらに、この形態において、本方法は第1色彩を備える図形との関連付け、及び第2色彩を備えるサッカーボールの外皮との関連付けを含む。この形態において、本方法はさらに、サッカーボールの外皮上の図形の位置決定も含む。
本発明の実施形態の概要を簡潔に記載したが、例示的な視認性を強化したスポーツ用ボールについては以下に詳述する。
一般的な図面及び図1から図8を参照に、特に、例示的な視認性を強化したスポーツ用ボールは、種々の観点で描かれている。本明細書にわたって、前述のように、用語「スポーツ用ボール」は様々な種類のスポーツ用ボールを含むことを意図する。例えばサッカーボール、野球用ボール、テニスボール、バスケットボール、ラケットボールなどを含むが、これらに限定されることはない。図面の記載は、例示的目的のためだけであり、本発明をいかなる特定の種類のボールまたはいかなる特定のボール形状に限定することは、決して意図しない。さらに、視認性を強化したスポーツ用ボールを製造するための材料は、スポーツ用ボールを着色するときに使用される塗料または染料の材料特性と同様に技術的に周知であり、本明細書において詳細に論じることはない。
図1を参照すると、本発明の実施形態によれば、1つの半球を含む視認性を強化したスポーツ用ボールの側面図は、全体として参照符号100として図示及び指示される。スポーツ用ボール100は、外面102、極104、ハブ部分106、及びスポーク108を含む。当業者には明らかなように、スポーツ用ボールを使用するとき、選手にとって視野周辺で目を引くように、外面102を染色し、コーティングし、適切な着色材料で構成し、または種々のスペクトル反射率を利用して着色することができる。染料、コーティング、またはその他の着色は種々の組み合わせを含むことができ、例えば、白黒の組み合わせ、補色の組み合わせ及び視認性を高めるための特定のスペクトル特性を備える色組み合わせを含むことができるが、これらに限定されることはない。本明細書に記載の域を超えてその他の色組み合わせも使用することができるが、使用される色彩選定の実施例は、本発明によれば、図10Aから図17と連動して以下に詳細に記載される。種々の色組み合わせは、本発明の範囲内にあり、そのため本発明の実施形態は特定の配色に限定されない。種々の実施形態において、スポーツ用ボールは通常暗色と明色の2色を含む。しかしながら、付加的な色は、図形(例えばボール製造者やボールを使用または認可するリーグの識別など)に用いられることができる。さらに、本発明によれば、ボールの視認性を強化するために2色以上の色が使用される。輝度がスポーツ用ボールの視認性にとって重要となることは、当業者には明らかであろう。輝度は、スポーツ用ボールが特に夜間にスタジアムの照明下で使用されるときに重要となる。そのため、実施例として、限定されることなく、本発明の種々の実施形態は明部よりも狭小な暗部を含むことができ、スポーツ用ボールの輝度を高く保つ。例えば、限定されることなく、本発明の種々の実施形態において、暗部はスポーツ用ボールの全表面の40パーセント以下となる。
外面102は、スポーツ用ボールの使用にあたり、任意の種類の材料であることもでき、極104、別の極(図示されていない)及び赤道(図示されていない)を含む、ほぼ球状の表面を有する。外面上には、ハブ部分106がある。スポーク108はハブ部分106から球状及び外方向に、外面102上で延びる。例示的な図1において示すように、極104を中心に、球状及び外方向に、外面102の赤道(図示されていない)に向かってハブ部分106から延びる3つのスポーク108がある。本発明の実施形態は、しかしながら、いかなる特定のハブアンドスポーク配置にも限定されない。例えば、限定されることなく、ハブ部分106から延びるいくつものスポーク108が存在できる。
当業者には明らかなように、ハブ部分106及びスポーク108は第1色彩を備えることができ、外面102の残り部分は第2色彩を備えることができる。しかしながら、異なるスポークは異なる色を備えることができ、そして個々のスポークでさえ1色以上の色を備えることができる。当業者にはさらに明らかなように、外面102の残り部分は異なる色の領域を含むことができる。本発明によれば、同様に、当業者は、任意の色または色組み合わせを備える記号及び/またはその他のデザインを、スポーツ用ボールの表面上のどこにでも設けることができることを認識するであろう。前述のように、種々の色構成は本発明の範囲内にある。種々の実施形態において、実施例として、ハブ部分106及びスポーク108は第1外面領域の一部であり、第2色彩と共に外面102上に塗装された第1色彩の図形である。種々のその他の実施形態において、ハブ部分106及びスポーク108は外面102のもとの色であり、第2外面領域は、外面102上に塗装された第2色彩の図形である。さらに、種々の実施形態において、ハブ部分106及びスポーク108は、外面102上に染色または着色することができる。同様に、ハブ部分106及びスポーク108は第1色彩を有する第1材料から成り、外面102の残り部分は第2色彩を有する第2材料から成り、第1材料及び第2材料は縫ったり接着したり、または任意のその他の方法によって結合することができる。当業者には明らかなように、スポーツ用ボール上の第1色彩区域及び第2色彩区域を得る種々の方法が存在する。そのため、種々の入手可能な配色及びスポーツ用ボール上に着色する種々の手段は、本明細書において詳細に記載されない。むしろ残りの説明では、スポーツ用ボール上の図形の配置及び、スポーツ用ボールの使用にあたり、これらの配置によって生成される光学的性質に集中する。
本発明の種々の実施形態において、スポーツ用ボール100が回転する際に「点滅」を引き起こすように、ハブ部分106及びスポーク108を配置することができる。点滅はスポーツ用ボール上の暗い区域と明るい区域によって引き起こされ、ボールが回転するとき、スポーツ選手には、スポーツ用ボール100の表面上の明暗部間でフラッシュが発生するように見える。これらのフラッシュまたは点滅は、(当業者には明らかなように、周辺視野は点滅など動きにより気づきやすいものの)選手の周辺視野及び直接視野にとって目を引くものである。スポーツ用ボールの明暗区域は、ボールが高い毎分回転数(「RPM」)で回転するとき、それらが「霞む」ことがないように十分広くなっている(例えば、仮にこの領域が狭小な白黒領域である場合、ボール上の領域のサイズによって霞みが開始する所定のレベルを超えたRPM閾値でRPM回転するとき、それらは灰色に見える)。けれども、ボールが通常のスポーツ用途において回転するとき、明暗区域は、目を引く点滅を発生させるよう十分狭小であるべきである(例えば、領域が広く、互いに離れ過ぎている場合、選手はまったく点滅に気付くことができない)。本明細書で説明される本発明の種々の実施形態の図形配置は、スポーツ用ボール上の図形領域が同一色の環状である場合、発生し得る問題を解消することができる。スポーツ用ボールが環状中央を貫通する軸上で回転するとき、選手はいかなる点滅に気付くこともなく、そのため選手はスポーツ用ボールの動きを感知することができない。あるいは、図形領域が環状で、スポーツ用ボールが、環状中央の近くを通過するが貫通することはない軸上で回転するとき、スポーツ用ボールは選手にとって「フラフラして」見える。なぜなら環状が均衡を欠いて回転するからである。そのため、本明細書において詳細に論じられる本発明の実施形態は、ハブ部分106及びスポーク108といった種々の図形の配置を対象にしており、それらは目を引く点滅を引き起こし、広い種々の方向性において視認性を強化する。
前述の説明は例示的目的のためにのみ含まれており、そして、読み手に対し本発明の実施形態にかかる種々の実用性のための前後関係を提供することを意図している。特に認定されていない種々のその他の実用性は本発明の範囲内にあることから、この例示的実用性の概要は限定されることを決して意味しない。図1を参照して、スポーツ用ボール100の若干の要素と実用性の一般的な概要を提供してきたが、図2から8を参照して、本発明の種々の実施形態にかかる種々のその他の視点と記載が、説明目的で提供されている。
図2を参照すると、本発明の実施形態によれば、2つの半球及び垂直に延びる赤道を含む認性強化スポーツ用ボールの側面図は、全体として参照符号200として図示及び指示される。当業者には明らかなように、スポーツ用ボール200はスポーツ用ボール100が垂直軸に沿って左方向に90度回転した図を表す。スポーツ用ボール200は極104、スポーク108、ハンマー210、及び赤道212を含む。当業者にはさらに明らかなように、スポーツ用ボール200は中央部分周辺を周方向に延びる赤道212(ここでは垂直に見える)を有する。赤道はスポーツ用ボール200を2つの半球に分割する(ここでは極104に達する赤道の左右上に見える)。図2を参照に明らかなように、第1スポーク108のセットは、それぞれの極104において、ハブ部分(図示されていない)から赤道212に向かって延びる。そのため、種々の実施形態において、2組のハブ部分(図示されていない)及びスポーク108があり、スポーツ用ボール200の各半球に1組がある。ハンマー210は、その周辺端部の各スポークに結合する。種々の実施形態において、限定されることなく、第1の半球上のスポーク108からのハンマー210が、第2の半球上のスポーク108からのハンマー210と共に赤道212上に並ぶように、ハンマー210は赤道212上に集中することができる。
図3を参照すると、本発明の実施形態によれば、1つの半球、すなわち図1の半球の反対側にある半球を含む視認性を強化したスポーツ用ボールの側面図は、全体として参照符号300として図示及び指示される。当業者には明らかなように、スポーツ用ボール300はスポーツ用ボール200が垂直軸に沿って左方向に90度回転した図を表す。スポーツ用ボール300は極104、ハブ部分106及びスポーク108を含む。スポーク108は幅314を有する。幅314は調整可能であり、種々の実施形態において、限定されることなく、幅314はスポーツ用ボール300の望まれる点滅及び輝度特性に基づく種々のサイズを含むことができる。例えば、種々の実施形態において、限定されることなく、68〜70センチメーターの外周を有する標準サイズのアメリカンサッカーボール上では、幅314は37から40ミリメーターの範囲にある。この範囲は例示的目的を意図するものであり、本発明の範囲をいかなる特定の幅314に限定するものではない。むしろ、幅314の種々のサイズは、本発明の範囲内である。例えば、より小さなサイズのボールはユース試合でよく使用され、そしてそのようなボールは、本発明によれば、視覚的デザインを採用することができ、そして、このような例におけるデザイン部分の大きさは、ユース用ボールの異なる大きさ及び/または異なるボールの速度、ボールのRPM及び/またはユース試合で経験される(またはユース試合での所定のレベルにおける)環境条件に基づき任意に調整することができる。同様に、本発明はボールのサイズ、ボールの形状、ボールの速度、ボールのRPM、スポーツが行われる環境条件及びその他の考慮事項に基づきここに記載される例示的デザインにおける改変と共に、その他のスポーツで使用するためのボールと連動して使用することができる。
図4を参照すると、本発明の実施形態によれば、2つの半球の一部及び垂直に延びる赤道を含む強化された視認性を備える、図2の反対側のスポーツ用ボールの側面図は、全体として参照符号400として図示及び指示される。当業者には明らかなように、スポーツ用ボール400はスポーツ用ボール300が垂直軸に沿って左方向に90度回転した図を表す。スポーツ用ボール400は極104、スポーク108、ハンマー210及び赤道212を含む。種々の実施形態において、限定されることなく、スポーク108は第1の左側の半球のハブ部分(図示されていない)から延び、赤道上で、右側の半球の第2ハブ部分(図示されていない)から延びるスポーク108からオフセットする。つまり、ボールが回転するとき、1つのスポーク108の周辺端部は、別のスポーク108の周辺端部に対応しない。代わりに、当業者には明らかなように、スポークの周辺端部は、(例えば416における)第2色彩を備える第2外面領域に隣接する。別の状況において考慮すると、種々の実施形態において、限定されることなく、ハブ部分106及びスポーク108は2つの「Y」字形状を形成し、各「Y」字形状はスポーツ用ボール400の極に集中する。種々の実施形態において、「Y」字形状は、第1の「Y」字形状の枝が第2の「Y」字形状の枝に接触することがないように、スポーク108は周辺端縁部を有する赤道でオフセットする。当業者には明らかなように、これらの種々の実施形態における形状は、スポーツ用ボール400が任意の軸に沿って回転するときに点滅を発生させることを可能とし、それはなぜなら常に別の色との交差部分を備えるからである。つまり、この実施形態において、スポーツ用ボール400上のいかなるポイントにおいても、ボール全体で第1色彩をとらえることができ、いかなるポイントにおいても、ボール全体で第2色彩をとらえることはできない。
図5を参照すると、本発明の実施形態によれば、2つの半球及び水平に延びる赤道を含む視認性を強化したスポーツ用ボールの側面図は、全体として参照符号500として図示及び指示される。スポーツ用ボール500は極104、スポーク108、ハンマー210、赤道212、点灯領域518、及び非点灯領域520を含む。当業者には明らかなように、非点灯領域520はハブ部分(図示されていない)、スポーク108、及びハンマー210を含む暗色領域である。さらに、スポーツ用ボール500は外皮522を含む。図5において、赤道212は水平方向であり、半球524の上部及び半球526の低部を形成する。点灯領域518は単色からなるが、異なる点灯領域518に対しては異なる色を使用することができ、異なる色は所定の点灯領域518内においてさえ使用することができる。同様に、異なる色は、異なる非点灯領域520に対して使用することができ、異なる色は所定の非点灯領域520内においてさえ使用することができる。当然ながら、本発明によれば、任意の色および色組み合わせを有する記号またはその他の図形はボール上のどこにでも配置することができる。
図6を参照すると、本発明の実施形態によれば、2つの半球の一部及び水平に延びる赤道を含む強化された視認性を備えるスポーツ用ボールの別の側面図は、図5から若干回転しており、全体として参照符号600として図示及び指示される。スポーツ用ボール600は、点灯領域518、非点灯領域520、半球524上部、半球526下部、赤道点灯切断部528及び赤道非点灯領域530を含む。当業者には明らかなように、種々の実施形態において、赤道点灯切断部528は十分広く、この図において、スポーツ用ボール600が垂直軸に沿って回転するときに、選手が点滅に気付くことができる。つまり、点灯切断部528は、第1色彩または第2色彩のいずれもスポーツ用ボール600の全円周に見えないよう確保するために存在する。上述のように、スポーツ用ボール600が回転するときは、常に交差する図形が存在する。
図7及び図8を参照すると、本発明の実施形態によれば、視認性を強化したスポーツ用ボールの2以上の側面図は、全体として参照符号700及び参照符号800として図示及び指示される。図7及び図8はさらに視認性を強化したスポーツ用ボールの図面として提供され、実施例として、点灯領域518及び非点灯領域520を含む。
図9を参照すると、本発明の実施形態によれば、スポーツ用ボールの視認性を強化する例示的方法を示すフロー図は、全体として参照符号900として図示及び指示される。はじめにブロック902で示すように、図形は、例えば図1から図8を参照して、前述の図形のように、ボールが競技中に、周辺視野において目を引く点滅を発生させるように選定され構成される。上述のように、種々の実施形態において、図形は点滅を発生することによってボールの視認性を強化するように意図している。加えて、種々の実施形態において、輝度は図形を選定するときに考慮され、そのため、図形はスポーツ用ボールの全表面区域の一定の割合のみを占める。例えば、限定されることなく、種々の実施形態において、図形はスポーツ用ボールの全表面区域の40パーセントまたはそれ以下を占める。
次に、ブロック904及び906で示すように、図形は第1色彩に関連し、ボールの外皮は第2色彩に関連する。上述のように、種々の実施形態において、第1色彩は実質的に黒であり、第2色彩は実質的に白である。あるいは、以下に記載する図10Aから図17と併せて色を選定することができる。あるいは、任意のその他の色組み合わせを使用できる。本発明の実施形態は、しかしながら、特定の配色に限定されることはない。例えば、限定されることなく、第1色彩は第2色彩の補色とすることができる。
次に、ブロック908で示すように、図形はボールの外皮上に位置する。前述のように、本発明の実施形態は、スポーツ用ボールの着色にかかるいかなる特定の方法にも限定しない。例えば、種々の実施形態において、図形はスポーツ用ボールの外皮上に塗装することができる。種々のその他の実施形態において、染料またはコーティングを使用することができる。ボール上に図形を位置付ける種々の方法は本発明の範囲内である。
当業者には明らかなように、ステップ902、904、906及び908のいずれかを繰り返して、ボール上に付加的図形を配置することができ、そしてこれら図形は方法900の繰り返しの前に確立された図形よりも様々な形状、サイズ及び/または色を有することができる。しかしながら、本発明によれば、方法900のステップの繰り返しは求められていない。さらに、本発明の範囲から逸脱することなく、付加的図形及び/または記号をボール表面上に任意で設けることができる。
本明細書に記載の各例示的方法において、種々のコンビネーション及び記載のブロックまたはステップの入替は記載されており、そして付加的ステップも追加できる。さらに、記載のブロックまたはステップのうちの1またはそれ以上が種々の実施形態では欠落している。組み合わせ及び記載の例示的方法の入替、または付加的あるいは欠落しているステップが実行されることは、本発明の範囲内である。種々の方法は、本明細書において例示的目的のためのみに記載されており、本発明の範囲を限定することを決して意図しない。
サッカーボールのための、視認性の強化された配色にかかる代表的な選定は、本発明によれば、図10Aから図10Cに示されている。図10Aを参照すると、図形反射率1002及び外皮反射率1004は、それぞれ青及び黄に見えるよう選定される。あるいは、青に加え、または青の代わりに紫を使用することができる。太陽光線に照らされたときに、それぞれの図形反射率及び外皮反射率と関連するCIE表色系X−Y座標位置1012、1014は、図10BのCIE表色系標準色度図1010において示される。参考のために、標準白色(太陽光線または照射D65)の位置1016も同様に示されている。全反射率または輝度に関連するCIE表色系Z座標は、色度図1010上に図示されていない。位置1012、1014は広範に分離しており、位置1016に関して反対側にある。反射率1002、1004に関連するCIE表色系L−a−b色座標は、L−a−b表現1020上に、それぞれ位置1022、1024として図10Cに示されている。位置1022、1024は広範に分離しており、白イルミネーションに関連する位置1026に関して反対側にある。しかし、その他の実施例において、位置1026に関して反対側にはない色座標に関連する色を使用できる。図10Cにおいて、L−a−b輝度座標Lは図示されていない。
色選定及び特徴付けは、便宜的に、CIE表色系L−a−b色空間に基づいて記載することができる。このような色空間における座標(L、a、b)と(L、a、b)を有する色の間の総色差(TCD)は
Figure 2010526600
として規定される。
等輝度状態における色差(CD)は、例えば、色の同一の明るさを仮定すると、
Figure 2010526600
として規定される。
CIE表色系Lab色空間において、補色は、中央「白色」ポイントを貫通する、またはその付近を通過する任意の軸に沿った色座標と関連することができる。水平軸、垂直軸、またはその他の軸を使用できる。例えば、垂直軸は青/黄と関連し、水平軸は赤/緑と関連する。L−a−b座標系の反対側の端を通過する斜軸は橙/青−緑及び紫/緑−黄と関連する。輝度コントラストは特定の光源に関する物体のスペクトル反射率関数SRF(X)(波長関数λとしての反射率)を利用して計算する。本明細書に記載される実施例に対し、スペクトル分布D65(λ)を有する光源及び太陽光線に近いものが使用される。さらに、人間のスペクトル感受性関数HSSF(λ)が使用される。物体の輝度座標Lは次式のように計算できる。
Figure 2010526600
輝度L及びLを有する物体の輝度コントラストはL>Lの場合、
Figure 2010526600
として計算できる。
色対比はL−a−b空間表現1020上の位置1022、1024間の距離と関連することができ、色差は位置1022、1024間の全距離に関連することができる。例えば、それぞれCIE表色系L−a−b座標(C1、C1、C1)及び(C2、C2、C2)に関連する色C及びCは、色差
Figure 2010526600
と関連することができ、そして典型的な実施例において、視認性強化色(EVCs)の実施例はおよそ50以上またはおよそ75以上またはおよそ100以上の色差を有する。その他の実施例において、C及びC間の総色差TCDは、
Figure 2010526600
において、少なくともおよそ100である。
さらなる実施例において、ほぼ補色関係の色は少なくとも50パーセントの第1領域及び第2領域の輝度対比を有する。その他の実施例において、色対比はL−a−b表現おける水平のまたはその他の分離と関連することができる。
図10Aから図10Cに関連する色差は、表1にまとめられる。図10Aの図形及び外皮反射率に対するCIE表色系主波長は、それぞれおよそ482nm(青)及び572nm(黄)である。しかしながら、本発明の範囲を逸脱することなく、青い図形はより短い波長(例えば紫)の反射率を有する図形と入れ替えられる。輝度コントラストはおよそ70パーセントであり、色差(CD)はおよそ98である。総色差(TCD)はおよそ103である。
Figure 2010526600
サッカーボールの図形及び外皮用の補色の選定は、上記のように顕著な視覚的コントラストを提供できるが、このような補色的色コントラストは、例えば、図形及び外皮の輝度値と関連する対比的な全反射率の選定によってより強調される。さらに、対比的な図形/外皮の色の選定は、例えば、サッカーボールまたはその他のアイテムに、より美しい外観をもたらすことができる。さらに、このような対照的な色の選定は予測し得る使用環境に基づくことができる。例えば、天然芝のピッチで行われる試合で使用されるサッカーボールにとって、色は、ボールと芝のピッチ間の相互コントラストを強調するように選ぶことが好ましい。その他の実施例においては、青空、雲、スタジアムの座席または競技場表面のその他の回りのもの、例えば樹木、競技場の構造物、または観客の衣服といった、異なる背景を基礎とするコントラストを選定できる。
追加的考慮事項に基づく、視認性を強化する配色にかかる代表的な選定は、図11Aから図11Cに示されている。図11Aを参照すると、図形反射率1102及び外皮反射率1104は、それぞれ青(または、代替的に紫)及び黄に見えるよう選定される。反射率屈曲1102、1104は、本発明によれば、サッカーボールの図形または外皮のいずれも減少した反射率を有さないスペクトル窓1108が規定されるように、構成される。概して、このように減少した反射率はおよそ50パーセント、25パーセント、または10パーセント以下である。図11Aに示されるように、スペクトル窓1108は典型的な緑色(芝)を有するサッカー競技場上で使用されるボールの外観を強調するように、緑と関連するスペクトル領域内に位置する。太陽光線に照らされるときの、それぞれ図形反射率及び外皮反射率に関連するCIE表色系X−Y座標位置1112、1114は、図11BのCIE表色系標準色度図1110に示されている。参考のために、標準白イルミナント(太陽光線に類似する)の位置1116も同様に示されている。CIE表色系Z座標全反射率または輝度に関連するCIE表色系Z座標は色度図1110上に図示されていない。位置1112、1114は広範に分離しており、位置1116に関して反対側にある。反射率1102、1104に関連するCIE表色系L−a−b色座標は、それぞれ位置1122、1124として図11Cに示される。位置1122、1124は広範に分離しており、白イルミネーションに関連する位置1126に関して反対側にある。輝度座標は図示されていない。色対比はL−a−b空間表現上の位置1122、1124間の距離と関連することができ、そして、L−a−b色空間L座標に関連する差を含む、位置1122、1124間の総距離と関連する総色差と関連することができる。
図11Aのスペクトル反射率に基づく色座標(x−y−z及びL−a−b)は表2に記載されている。図形及び外皮に対するCIE表色系主波長はそれぞれおよそ465nm(青)及び575nm(黄)である。しかしながら、本発明の範囲を逸脱することなく、青い図形は、より短い主波長(例えば紫)を有する図形と置き換えることもできる。輝度対比はおよそ93パーセントで、色差(CD)はおよそ134である。総色差(TCD)はおよそ147である。
Figure 2010526600
さらなる代表的な実施例の相補的スペクトル反射率は、図12から図14において示される。図12は、それぞれマゼンタ及び緑と関連するスペクトル反射率1202、1204を示す。反射率1202は1202A部分、1202B部分を含み、これらはそれぞれ青及び赤の波長領域における実質的な反射率値と関連する。反射率1202、1204などのスペクトル反射率は視認性を強化するために使用できる。図13は、それぞれシアン及び赤に関連するスペクトル反射率1302、1304を示している。この実施例において、スペクトル反射率1302、1304はおよそ580nmのスペクトル窓において重複しない。このスペクトル窓は競技面などの背景、または選定された着色材料のスペクトル的特徴と関連することができる。反射率1302、1304などのスペクトル反射率も同様に視認性を強化するために使用することができる。それぞれ青及び黄と関連する追加の適切な反射率1401、1404は図14において示される。反射率1402、1404はおよそ450nm未満の波長における相当の反射性を欠き、そのため青い背景に対して使用されるボール上の色の規定に適する。ただしこのような色はその他の背景にも同様に使用できる。本明細書で使用されるように、相当の反射性とはおよそ20パーセント、50パーセント、または75パーセント超の反射性を指す。
強化された視認性に関連する図形/外皮の色は、CIE表色系座標上で示されるように、ほぼ補色関係にあるか、または「反対」に選定することができる。若干の色表現において、グラフに表されているように同等の分離は、同等の色差またはおよそ同等の知覚される色差にさえも対応しない。例えば、サイズ及び離心率の異なる、いわゆるマカダム楕円は、標準CIE表色系色度図上の座標位置関数として認識されている色の「丁度可知差異」(JND)を特徴付けるために使用することができる。視認性強化の色組み合わせ選定のための代表的な方法は、図15Aを参照して説明することができる。便宜上、位置1502、1504を結合する色彩混合ライン1504の長さは選定された視認性強化色と関連し、CIE表色系屈曲境界1507に延び、色彩混合限界(CBL)と称すことができる。CBLは利用可能な色空間と関連する。CIE表色系グラフ上の対応する分離がCBLのおよそ90パーセント、75パーセント、または50パーセント超となるように、色を選定することができる。
所定のCIE表色系色空間分離を有する色の選定に加えて、色は、概して、色空間における位置1506に関して反対側になるよう選定され、色彩混合ライン1505に直行する位置1506はCBLのおよそ50パーセント、25パーセント、15パーセント、または10パーセント未満である。さらに、色彩混合ライン705上で選定された色は色彩混合ライン1505及びライン1508の交差部1511の反対側にある。2色またはそれ以上の視認性強化色のセットは、同様に色空間表現も使用することによって選定され、また、図15Aの表現は単なる便宜的表現である。
いわゆる色覚異常者(一般的には「色盲」者として知られている)に対してさえも適切な色及び組み合わせも、同様に選定することができる。さらに図15Aを参照すると、第二色覚異常または第二色弱を示す個人が概して混同する色と関連する錯色ライン1516の一連は、第二色覚異常原点1517から延びる。ライン1516に沿った色の組み合わせは、好ましくは、このような人々には避けられる。明らかなように、位置1502、位置1504に関連する色はこのような人々にとって色彩混合ライン1505として適する。これらのポイントを結合する色彩混合ライン1505は、白色ポイント1506を貫通する第二色覚異常混同ライン1518におおよそ直交する。第二色覚異常混同ライン1518は第二色覚異常中央混同ラインとして称することができるように、このような混同ラインは中央混同ラインと称することができる。錯色は、一般的に、中央混同ラインにほぼ直交する色彩混合ラインによって回避され、これは、60度、70度75度、または80度超の角度で中央混同ラインと交差する。若干の実施例において、交差角度は少なくとも85度である。第二色覚異常(赤と緑の欠乏)が色覚異常の最も一般的な形態であり、そのため色彩選定において望ましく補正される一方で、付加的な色覚異常の形態、例えば第一色覚異常(赤と緑)または第三色覚異常(黄と青)など、色覚異常はそれぞれ第二色覚異常原点1520または第三色覚異常原点1522を起源とする混同ラインを使用することによって補正できる。
選定された色座標は、染料または顔料の選定における指針としての役目を果たすことができ、実際のボールの色を異ならせることができる。例えば、耐久性、コスト、退色、またはその他の要素に関して満足のいく染料は入手できない可能性がある。さらに、視認性強化色は、美観に関する理由、例えば選手のユニフォームまたはチームカラーとのコーディネイト、もしくはその他の理由によって変更することができる。若干の実施例において、実際の色は、色覚補正、輝度対比、またはその他デザイン目標の代償のため、関連する対象の色座標から逸脱する。ボール輝度全体を強化するために、また、選定された波長で追加の輝度を提供するために、同様に蛍光剤も含ませることができる。
CIE表色系L−a−b座標は同様に視認性強化色(EVC)選定において使用できる。図15Bを参照すると、位置1532、1554は選定されたEVCと関連づけられることができる。例えば、適したEVCの組み合わせ、例えば位置1552、1554と関連した組み合わせは、L−a−b位置によって規定され、少なくとも50、75、100、125、または150ユニットによって軸1560に沿って分離される。若干の実施例において、ある位置はマイナスb値に関連し、ある位置はプラスb値に関連する。その他の実施例において、位置は、少なくとも50、75、100、125、または150ユニットによってa軸1562に沿って分離され、そして特定の実施例において、ある位置はマイナスa値に関連し、ある位置はプラスa値に関連する。その他の実施例において、特定の軸を考慮することなく、色差(CD)は、およそ50、75、100、125、または150ユニット超に選定される。
図16を参照すると、選定のための代表的な方法1600、例えば、外皮の色及び図形の色は、ステップ1602において図形の領域及び外皮の領域の選定または画定を含む。ステップ1604において、色彩選定は、色覚異常に関する考慮も含むかどうか決定がなされる。仮に、例えば色覚異常が原因で、ある個人が色を混同するのを回避することが望まれる場合、そのような色が識別または回避されるように、ステップ1606において混同ラインが識別される。その他の実施例において、色覚異常者にとって不適切な色及び色組み合わせは、その他の方法によって識別される。ステップ1608、ステップ1610において、第1及び第2対象色は、例えば図7Aから図7Bに示されるCIE表色系座標に基づいて、またはその他の方法を利用して選定される。ステップ1612において、背景、例えば芝、空、雲、またはその他の背景などが考慮されるべきか、決定がなされる。そのような場合、背景スペクトルはステップ1614のデータベースから検索され、第1及び第2対象色は、ステップ1616の背景スペクトルに基づいて変更される。ステップ1618で顔料ライブラリーが検索され、顔料は、例えばステップ1620における外皮及び図形に割り当てられる。あるいは、色はパントン色見本に基づき選定される。
装置視認性強化色選定のための代表的な装置は、図17に示される。パーソナルコンピューターやワークステーションなどのコンピューター1702は、キーボード1704及びディスプレイ1706と連通する。ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROM、RAM、またはその他の媒体といったコンピューター読み取り可能媒体1708は、データライブラリーへの保存と検索のために構成され、データライブラリーは例えば、照射源と、競技面、スタジアムの表面、雲、または上空などの背景と、顔料またはその他の使用可能な着色とに関連するスペクトルデータを含むことができる。スペクトル計1712を介して測定したスペクトルを得ることができ、スペクトル計1712は、デザインと実際の色座標を比較できるようにするため、追加的スクトルデータを得、認識される色組み合わせを測定するために構成される。コンピューター読み取り可能媒体1708は、コンピューター1702から遠隔にあることができ、そしてコンピューターは、インターネットといった、ローカルエリアネットワーク(LAN)またはワイドエリアネットワーク(WAN)を用いて通信することができる。EVC選定の操作に対するコンピューター実行可能命令は、コンピューター1702内の、またはコンピューター1702の外側にあるコンピューター読み取り可能媒体上のメモリに保存することができる。
特定の色表現に基づき実施例は上に記載される一方で、その他の実施例において、赤−緑−青(RGB)、シアン−マゼンタ−黄(CMY)、色相−彩度−輝度(HSB)、CIE表色系XYZ、CIE表色系Xyz、CIE表色系L−a−b、CIE表色系Luv、マンセルに基づく色表現、またはその他の表現が使用される。さらに、上に記載の代表的な実施例は、サッカーボール上の色及び図形の構成に基づいているが、その他の実施例はボールまたは、例えばベースボール、バレーボール、ソフトボール、クリケット、テニス、ラクロス、ホッケー、フットボール、スキート射撃、及びその他のスポーツ用の類似する目的物を含む。サッカーボールの表面部分は、本明細書で使用されているように、概して外皮または外皮領域、及び図形または図形領域を指す。その他のボールまたは目的物に対し、第1及び第2外面領域を選定することができ、EVCはこれらの領域に関連する。便宜上、ボール、パック、ディスクなどのスポーツ用の目的物は、ボールと称することができる。多くのその他の種類の目的物も同様に装飾、着色され、そのような処理は、移動中または加速中に追跡される目的物にとって特に有用である。さらに、選手の衣服及び装置も同様に、上に記載のEVCに基づき構成される。あるいは、視認性EVCコンビネーションを回避することで抑制することができる。ボール及びその他の目的物ならびにスポーツ用装置は、それらの表面がスペクトル反射ではなく拡散を表すとき、概してより快適に視認できる。なぜならスペクトル反射は、例えば、スタジアムの照明または太陽からの眩さと関連することができるからである。EVCは同様に輝度対比を提供するように構成することができる。
本明細書において、本発明は特定の実施形態に関連して記載されてきたが、この実施形態は、限定的というよりむしろ、あらゆる観点において図示することを意図している。当業者にとって、本発明の範囲を逸脱することのない代替的な実施形態は明らかであろう。
上述のとおり、本発明は、明白で、方法に伴う利点、コンピューター読み取り可能媒体、及びグラフィカル・ユーザー・インターフェースと共に、上の目的及び目的物を得るのに最適であることが分かるだろう。特定の特徴及びサブコンビネーションは実用性があり、その他の特徴及びサブコンビネーションを参照することなく利用されることは理解されるだろう。これは、本特許請求の範囲の範囲内にある。

Claims (34)

  1. 視認性を強化したスポーツ用ボールにおいて、第1極、第1極の反対側の第2極及び前記第1極と前記第2極の周方向中間にある赤道を含む実質的に球状の表面を備える外面と、前記第1極方向に向けられた第1ハブ部分であって、前記赤道に向かって球状に外方向に延びる少なくとも1つの第1ハブスポークを有する第1ハブ部分と、実質的に球状の表面上にある前記第2極方向に向けられた第2ハブ部分であって、前記赤道に向かって球状に外方向に延びる少なくとも1つの第1ハブスポークと、赤道に向かって球状に外方向に延びる少なくとも1つの第2ハブスポークを有する第2ハブ部分と、前記第1ハブ部分及び前記第2ハブ部分の色彩とは異なる色彩の外面領域とを含むことを特徴とする、スポーツ用ボール。
  2. 請求項1に記載のスポーツ用ボールにおいて、少なくとも1つの前記第1ハブスポークが少なくとも1つの前記第2ハブスポークからオフセットされ、前記赤道と交差する円周軸上で、前記第1ハブスポークと前記第2ハブスポークが非整列である、スポーツ用ボール。
  3. 請求項2に記載のスポーツ用ボールにおいて、少なくとも1つの各前記第1ハブスポークは幅及び縦方向部分を含み、前記縦方向部分は、前記第1ハブ部分から開始する第1端部及び周縁部分を有する第2端部を備え、少なくとも1つの各前記第2ハブスポークは幅及び縦方向部分を含み、前記縦方向部分は、前記第2ハブ部分から開始する前記第1端部及び周縁部分を有する第2端部を備え、少なくとも1つの各前記第1ハブスポークの周縁部分及び少なくとも1つの各前記第2ハブスポークの周縁部分はハンマー部分を含み、前記ハンマー部分は少なくとも1つの各前記第1ハブスポーク及び少なくとも1つの各前記第2ハブスポークの幅よりも大きい幅を備える、スポーツ用ボール。
  4. 請求項3に記載のスポーツ用ボールにおいて、少なくとも1つの各前記第1ハブスポーク及び少なくとも1つの各前記第2ハブスポークの前記縦方向部分が、少なくとも1つの各前記第1ハブスポーク及び少なくとも1つの各前記第2ハブスポークの前記ハンマー部分が前記赤道上で整列されるような長さに構成される、スポーツ用ボール。
  5. 請求項1に記載のスポーツ用ボールにおいて、前記第1ハブ部分及び前記第2ハブ部分が第1色彩で、前記外面領域が第2色彩である、スポーツ用ボール。
  6. 請求項1に記載のスポーツ用ボールにおいて、前記第1色彩が実質的に黄で、前記第2色彩が実質的に紫である、スポーツ用ボール。
  7. 請求項1に記載のスポーツ用ボールにおいて、前記第1色彩及び前記第2色彩が実質的に補色関係にある、スポーツ用ボール。
  8. 請求項6に記載のスポーツ用ボールにおいて、結合された前記第1ハブ部分及び前記第2ハブ部分のほぼ球状の表面上の表面区域が、前記外面領域の実質的に球状の表面上の表面区域よりも小さい、スポーツ用ボール。
  9. 請求項8に記載のスポーツ用ボールにおいて、結合された前記第1ハブ部分及び前記第2ハブ部分のほぼ球状の表面上の表面区域が、実質的に球状の表面上の全表面区域の40パーセント以下の、スポーツ用ボール。
  10. 請求項8に記載のスポーツ用ボールにおいて、少なくとも1つの前記第1ハブスポークが3つの前記第1ハブスポークを含み、少なくとも1つの前記第2ハブスポークが3つの前記第2ハブスポークを含む、スポーツ用ボール。
  11. 請求項10に記載のスポーツ用ボールにおいて、少なくとも1つの各前記第1ハブスポークの幅、及び少なくとも1つの各前記第2ハブスポークの幅が、およそ37から40ミリメーターの範囲内にある、スポーツ用ボール。
  12. 請求項5に記載のスポーツ用ボールにおいて、およそ50パーセント超の輝度コントラストと関連する、スポーツ用ボール。
  13. 請求項6に記載のスポーツ用ボールにおいて、前記第1ハブ部分、前記第2ハブ部分、及び前記外面領域が、背景に関連するスペクトル窓において実質的に非反射である、スポーツ用ボール。
  14. 請求項13に記載のスポーツ用ボールにおいて、背景が芝である、スポーツ用ボール。
  15. 請求項13に記載のスポーツ用ボールにおいて、背景が競技面のすぐ周辺である、スポーツ用ボール。
  16. 請求項13に記載のスポーツ用ボールにおいて、背景が青空である、スポーツ用ボール。
  17. 視認性を強化したスポーツ用ボールの外皮において、第1半球、第2半球、及び第1半球と第2半球の間に位置する赤道を含む実質的に球状の表面に形成することのできる外面を備え、
    前記第1半球は、球状であり、実質的に三角形をなす少なくとも3つの第1点灯領域及びそれらの間に位置する第1非点灯領域を有し、各前記第1点灯領域は2つの対応する側辺及び底辺を有し、前記底辺が赤道に平行な緯線上に位置し、
    前記第2半球は、球状であり、実質的に三角形をなす少なくとも3つの第2点灯領域及びそれらの間に位置する第2非点灯領域を有し、各前記第2点灯領域が2つの対応する側辺及び底辺を有し、前記底辺が赤道に平行な緯線上に位置する、スポーツ用ボールの外皮。
  18. 請求項17に記載の外皮において、前記赤道が、周方向にて、前記第1半球の少なくとも3つの前記第1点灯領域及び前記第2半球の少なくとも3つの前記第2点灯領域の間に、赤道非点灯領域を有する、スポーツ用ボールの外皮。
  19. 請求項18に記載の外皮において、前記赤道非点灯領域が、1またはそれ以上の赤道点灯切断部を有する、スポーツ用ボールの外皮。
  20. 請求項19に記載の外皮において、前記第1点灯領域及び前記第2点灯領域が前記第1色彩で、前記第1非点灯領域、前記第2非点灯領域、及び前記赤道非点灯領域が前記第2色彩である、スポーツ用ボールの外皮。
  21. 請求項19に記載の外皮において、前記第1色彩及び前記第2色彩が実質的に補色関係にある、スポーツ用ボールの外皮。
  22. 請求項20に記載のスポーツ用ボールにおいて、前記第1点灯領域及び前記第2点灯領域の結合表面区域が、前記第1非点灯領域、前記第2非点灯領域、及び前記赤道非点灯領域の結合表面区域よりも大きい、スポーツ用ボール。
  23. 請求項21に記載のスポーツ用ボールにおいて、実質的に補色の関係にある第1色彩及び第2色彩の色空間における位置が、少なくともおよそ50パーセントの色彩混合限界によって分離されている、スポーツ用ボール。
  24. 請求項21に記載のスポーツ用ボールにおいて、実質的に補色関係にある前記第1色彩及び前記第2色彩の色空間における位置が、色彩混合限界の少なくともおよそ75パーセントによって分離されている、スポーツ用ボール。
  25. 請求項21に記載のスポーツ用ボールにおいて、実質的に補色関係にある前記第1色彩及び前記第2色彩が、L−a−b色座標系におけるそれぞれの座標C、Cに関連し、色差がおよそ50超である、スポーツ用ボール。
  26. 請求項25に記載のスポーツ用ボールにおいて、前記C及び前記Cのうち1つのL−a−b色空間a座標が零より大きく、前記C及び前記Cのうちもう1つのL−a−b色空間a座標が零より小さい、スポーツ用ボール。
  27. 請求項25に記載のスポーツ用ボールにおいて、前記C及び前記Cのうち1つのL−a−b色空間b座標が零より大きく、前記C及び前記Cのうちもう1つのL−a−b色空間b座標が零より小さい、スポーツ用ボール。
  28. 請求項25に記載のスポーツ用ボールにおいて、色差がおよそ100超である、スポーツ用ボール。
  29. 請求項21に記載のスポーツ用ボールにおいて、ほぼ補色関係にある前記第1色彩及び前記第2色彩が、少なくともおよそ50パーセント超の輝度コントラストを有する、スポーツ用ボール。
  30. 請求項20に記載のスポーツ用ボールにおいて、前記第1色彩が実質的に黄で、前記第2色彩が実質的に紫である、スポーツ用ボール。
  31. 請求項20に記載のスポーツ用ボールにおいて、前記第1色彩がおよそ525nm超の可視波長においてはおよそ60パーセント超の反射率と関連し、およそ460nm未満の可視波長においてはおよそ5パーセント未満の反射率と関連する、スポーツ用ボール。
  32. スポーツ用ボールの視認性を強化する方法で、ボールが競技中に、周辺視野において目を引く点滅を発生させるよう構成される図形選定と、前記第1色彩を備える図形との関連付け、前記第2色彩を備える前記スポーツ用ボールの外皮との関連付け、及び前記スポーツ用ボールの外皮上への図形の配置を含む、スポーツ用ボールの視認性を強化する方法。
  33. 請求項32に記載の方法において、選定された図形が、前記スポーツ用ボールの回転速度が上がるときに、融合が発現するのを遅らせるよう構成されるスポーツ用ボールの視認性を強化する方法。
  34. 請求項33に記載の方法において、選定された図形が、前記スポーツ用ボールの輝度の要因となるよう構成されている、スポーツ用ボールの視認性を強化する方法。
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