JP2010524994A - Brca介在性疾患の予防又は処置のための、アロマターゼ阻害剤を伴ったプロゲステロン受容体アンタゴニストの組み合わせ - Google Patents

Brca介在性疾患の予防又は処置のための、アロマターゼ阻害剤を伴ったプロゲステロン受容体アンタゴニストの組み合わせ Download PDF

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Abstract

本発明は、BRCA1又はBRCA2介在性の乳ガンの予防及び処置のための、プロゲステロン受容体アンタゴニスト11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オン又はその医薬的に許容可能な誘導体もしくは類似体と、少なくとも1つのアロマターゼ阻害剤とともに含んでなる組み合わせ及び当該組み合わせの使用に関する。化合物11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オンと共に組み合わせることができるアロマターゼ阻害剤の例としては、アミノグルテチミド、ファドロゾール、アナストロゾール、レトロゾール、ボロゾール、フォルメスタン、エキセメスタン及びアタメスタンが挙げられる。

Description

本発明は、プロゲステロン受容体アンタゴニスト11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オン又はその医薬的に許容可能な誘導体もしくは類似体を、少なくとも1つのアロマターゼ阻害剤とともに含んでなる、BRCA1又はBRCA2介在性の乳ガンの予防及び処置のための、組み合わせ医薬に関する。
プロゲステロン受容体アンタゴニスト11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オン、又はZK230211もしくはZK−PRAとしても知られる、
Figure 2010524994
は、その他の内分泌的影響がほとんど又は全くない、高い抗プロゲスターゲン作用活性を有する(Fuhrmann, U. et al., J. Med. Chem. 2000, 43, 5010-5016)。
BRCA1及びBRCA2は、いわゆる腫瘍抑制遺伝子、すなわち正常型においてガンを防ぐ遺伝子である。かかる作用を発揮する経路の1つとして、発ガン性の突然変異を生じ得るDNA損傷の細胞による修復補助が挙げられる。Poole et al., Science, Vol. 314, 12/2006によれば、腫瘍抑制遺伝子BRCA−1又はBRCA2は、プロゲステロン受容体の分解に参加し、当該遺伝子のタンパク質産生は、胸部組織へのプロゲステロン増殖促進作用を制御する可能性が報告されている。それによると、非特異的な抗プロゲスチンであるミフェプリストンは、乳腺においてげっ歯類動物型の不活性化BRCA1又はBRCA2マウスでの、乳房腫瘍の発症を遮断することが示されている。ミフェプリストン介在性のBrca1/p53欠損モデルにおける乳房腫瘍形成の阻害から、BRCA1又はBRCA2変異を有する女性用の可能性ある化学防御的戦略として、将来的な抗プロゲステロンの臨床評価の分子構成が提供されることが示されている。しかし、アロマターゼ阻害剤との組み合わせに関しての、11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オンの活性及び反応に関しての報告は存在しない。
本明細書で記載されるアロマターゼ阻害剤は、ステロイド系であっても非ステロイド系であってもよい。
Rosen等は、正常なBRCA1又はBRCA2がプロゲステロン受容体の作用を阻害することを報告しているが、その機構についての言及はない。
内分泌系治療は、転移性乳ガンのための、効果的で、毒性が最小で、緩和性処置の柱である。手術不能乳房ガンの標準的な緩和性処置として、及び乳房ガンの初期処置後の補助的治療のために、抗エストロゲン、例えば非ステロイド系抗エストロゲンのタモキシフェンが使用される。ただし、タモキシフェンは乳ガンを治癒できない。すなわち、二次治療のために、プロゲスチン又はアロマターゼ阻害剤が通常使用される。閉経前の卵巣摘出女性において、タモキシフェン及びLHRH(黄体ホルモン放出ホルモン)類似体は同程度の結果となる(HT. Mouridson et al., Eur. J. Cancer CHn. Oncol., 24, pp. 99-105, 1988)。タモキシフェンは、乳ガンの補助的治療に幅広く使用されるが、化学防御剤としての使用は、当該処置により子宮内膜ガンの発生数の増加がもたらされることが示されているため、問題がある(I.N. White, Carcinogenesis, 20(7): 1153-60, 1999; L. Bergman et al., The Lancet, Vol. 356, Sept. 9, 2000)。
選択的プロゲステロン受容体アンタゴニスト(又は抗プロゲスチンと呼ばれる)は、比較的新しく、且つ有望な治療剤であり、ガン処置に顕著な影響を与える可能性がある。近年、特定のプロゲステロン受容体アンタゴニストは、プロゲステロンの受容体を持つ当該ガンの内分泌系治療において重要性が増している(Nathalie Chabbert-Buffet et al, Human Reproduction Update, Vol. 11 , No. 3, 293-307, 2005)。
内分泌系治療におけるこの新規な戦略は、インビトロ(in vitro)での、プロゲステロン受容体陽性ヒト乳ガン細胞系列、及びインビボ(in vivo)での、マウス及びラットの複数のホルモン依存性乳房腫瘍における、プロゲステロン受容体アンタゴニストの抗腫瘍活性に基づく。具体的には、プロゲステロン受容体アンタゴニストであるオナプリストン(onapristone)及びミフェプリストン(RU 486)を、マウスのホルモン依存性MXT乳房腫瘍モデル及びラットのDMBA及びMNU誘導性乳房腫瘍モデルを使用して調べた(M. R. Schneider et al., Eur. J. Cancer Clin. Oncol., Vol. 25, No. 4, pp. 691-701 , 1989; H. Michna et al., Breast Cancer Research and Treatment 14:275-288, 1989; H. Michna, J. Steroid. Biochem. Vol. 34, Nos 1- 6, pp. 447-453, 1989)。しかし、低活性及び例えばミフェプリストンが関与する有害副作用のため、当該化合物を乳ガンの治療における単一の剤として推奨できなかった(D. Perrault et al., J. Clin. Oncol. 1996 Oct, 14(10), pp.2709-2712)。
RU 486は、その強力な抗グルココルチコイド活性のために重度の副作用を引き起こすため、長期使用ができない。RU 486を使用する場合、さらなる問題として、例えば経口投与の際の不良なバイオアベイラビリティがある。このため、当該化合物は一般的に高用量で投与されるため、不都合な副作用の可能性が生じる。また、経口投与は、患者の利便性及びコンプライアンスの点では望ましい。
さらに、乳ガン及びその他のホルモン依存性疾患の処置だけでなく、予防においても活性がある組み合わせの必要性がなお存在する。
ホルモン依存性腫瘍の増殖は、他のもの、例えば、エストロゲン、プロゲステロン及びテストステロンにも依存することが明らかになっている。例えば、ほとんどの乳房ガンは、エストロゲン及びプロゲステロン受容体を示す。すなわち、プロゲステロン受容体アンタゴニストのアロマターゼ阻害剤との組み合わせは、閉経前後の乳房ガンの治療において有効であり得る。
さらなる利点の1つとしては、プロゲステロンアンタゴニストとの組み合わせにより、子宮でのタモキシフェンの増殖効果の阻害がある。アロマターゼ阻害剤であるアナストロゾールのタモキシフェンとの組み合わせは、当該化合物の1つで行う単剤治療よりも効果が低いことが証明されている(ATAC Trial results 2005参照)。しかし、我々の発見はアロマターゼ阻害剤の組み合わせは腫瘍増殖の阻害と生存に対して、正の付加的影響を及ぼし得ることの証拠を提供する。
すなわち、本発明の目的は、特に、乳ガンの発症及び女性に発生するBRCA1又はBRCA2変異におけるプロゲステロン依存性のその他の疾患、例えば卵巣ガン、子宮内膜ガン、結腸直腸ガン、胃ガン、子宮内膜症、骨髄腫、筋腫及び髄膜腫の予防及び処置のために、非常に有効なツールを提供することである。
ここで驚くべきことに、11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オンと、少なくとも1つのアロマターゼ阻害剤との組み合わせは、BRCA1又はBRCA2介在性の乳ガン、卵巣ガン、子宮内膜ガン、結腸直腸ガン、胃ガン、子宮内膜症、骨髄腫、筋腫及び髄膜腫の予防及び処置のために使用できることが明らかになった。
さらにここで最も驚くべきことには、プロゲステロン受容体アンタゴニスト11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オンとアロマターゼ阻害剤との組み合わせは、プロゲステロン受容体アンタゴニスト、又はアロマターゼ阻害剤単独での阻害と比較した場合、相乗的な効果を示す。
(原文記載なし)
化合物11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オンと共に組み合わせることができるアロマターゼ阻害剤としては、例えばアミノグルテチミド、ファドロゾール、アナストロゾール、レトロゾール、ボロゾール、フォルメスタン、エキセメスタン及びアタメスタンがある。
11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オン、又はそのアロマターゼ阻害剤との組み合わせは、腫瘍細胞のアポトーシスの増加させることが明らかになった。この作用機序は、細胞周期のS期における腫瘍細胞量の増加が危険性高いことの指標となる、乳房ガン及びその他のホルモン依存性疾患の予防又は処置のために特に有用である。当該その他のホルモン依存性疾患には、卵巣ガン、子宮内膜ガン、骨髄腫、肺ガン、髄膜腫、すなわちホルモン受容体及び/又はホルモン依存性経路の存在により実質的に発生するか、又は影響を受ける疾患がある。
さらに本発明は、女性に発生するBRCA1及びBRCA2変異におけるガン、及びその他のホルモン依存性症状の処置のための医薬の調製のための組み合わせの使用に関する。具体的には、11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オンとアロマターゼ阻害剤との組み合わせは、プロゲステロン受容体アンタゴニスト、又はアロマターゼ阻害剤単独と比較して、当該腫瘍の増殖を有効に阻害することが示された。
別の態様によれば、本発明は、BRCA1又はBRCA2遺伝子における変異のために当該処置を必要とする哺乳類、特にヒトにおける、乳ガン及びその他のホルモン依存性疾患の予防及び処置のための方法であって、プロゲステロン受容体アンタゴニスト11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オン又はその医薬的に許容可能な誘導体もしくは類似体と、少なくとも1つのアロマターゼ阻害剤を含んでなる組成物の医薬有効量を、その必要とする哺乳類に投与することを含んでなる方法を提供する。11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オン又はその医薬的に許容可能な誘導体もしくは類似体は、本発明により少なくとも1つのアロマターゼ阻害剤との組み合わせで使用することができる。
プロゲステロン受容体アンタゴニスト11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オンは、本発明のために好ましいプロゲステロン受容体アンタゴニストであるが、これは、同様にその他の好適なプロゲステロン受容体アンタゴニストを使用する可能性を排除するものではない。
従来技術を超える本発明の組み合わせの優位性に関しては、プロゲステロン受容体アンタゴニスト11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オンが示す、アンドロゲン、エストロゲン又は抗グルココルチコイド活性等の内分泌系副作用が、非常に弱いだけであるか又は無いことが特に好ましい。
プロゲステロン受容体アンタゴニスト11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オン及びアロマターゼ阻害剤、例えばその医薬的に許容可能な誘導体又は類似体を含んでなる本発明による組み合わせのバイオアベイラビリティは高いので、当該組み合わせは経口での投与が可能である。
経口投与は、利便性及び患者コンプライアンスの向上のために有利である。さらなる好ましい結果として、本発明の組み合わせは十分な耐容性を示す。部分的な受容体活性化作用(agonism)は、一般的に不所望の副作用を伴う。例えば部分的な抗エストロゲンのタモキシフェンの場合、子宮内膜ガン発生数の増加等を伴う(I.N. White, Carcinogenesis, 20(7):1153-60, 1999; L. Bergman et al., The Lancet, Vol. 356, Sept. 9, 2000, 881-887参照)。また、従来技術のプロゲステロン受容体アンタゴニストであるミフェプリストンの投与は、抗グルココルチコイド効果及び特定の毒性副作用を伴う(D. Perrault et al., J. CHn. Oncol. 1996 Oct, 14(10), pp.2709-2712; L.M. Kettel et al., Fertil. Steril. 1991 Sep, 56(3), pp.402-407; X. Bertagna, Psychoneuroendocrinology 1997, 22 Suppl. 1 ; pp. 51-55参照)。
さらに、プロゲステロン受容体アンタゴニスト11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オン及びアロマターゼ阻害剤は、さらなる薬理活性剤、例えば細胞毒性剤と追加的に組み合わせることができる。
医薬/医薬組成物の製造は当業者に既知の方法により行ってもよい。通常使用される周知の補助剤、及び好適な担体又は希釈剤を使用できる。
好適な担体及び補助剤は、Ullmann's Encyclopedia of Technical Chemistry, Vol. 4, (1953), pp. 1-39; Journal of Pharmaceutical Sciences, Vol. 52 (1963), p. 918ff; H.v.Czetsch-Lindenwald, "Hilfsstoffe for Pharmazie und angrenzende Gebiete"; Pharm. Ind. 2, 1961 , p.72ff; Dr. HP. Fiedler, Lexikon der Hilfsstoffe for Pharmazie, Kosmetik und angrenzende Gebiete, Cantor KG, Aulendorf in Wurttemberg, 1971において、調剤、化粧品及び関連分野に推奨されているものが挙げられる。
本発明の組み合わせはまた、経口、非経口、例えば腹腔内、筋肉内、皮下又は経皮での投与用の薬を調製する既知の方法により調製できる医薬組成物を含んでなる。発明の組み合わせは、組織に移植することもできる。
発明の組み合わせは、錠剤、丸剤、糖衣錠、ゲルカプセル、顆粒、坐剤、インプラント、注射用無菌水性もしくは油性溶液、懸濁物、エマルション、軟膏剤、クリーム、ゲル、経皮投与用パッチ、鼻スプレー等の吸入投与に適する製剤の形態で、又は経膣(例えば膣リング)もしくは経子宮内系(ペッサリー、ループ)で投与することもできる。
経口投与のための医薬組成物の調製のために、本発明の目的に適する上記定義の活性剤を、通常使用される周知の補助剤及び担体、例えばアラビアゴム、タルク、糖等、例えばマンニトース(mannitose)、メチルセルロース、ラクトース、ゼラチン、界面活性剤、ステアリン酸マグネシウム、水性もしくは非水性賦形剤、パラフィン誘導体、架橋剤、分散剤、乳化剤、滑沢剤、保存剤及び香料(例えばエーテル油)と混合できる。医薬組成物において、プロゲステロン受容体アンタゴニスト及びアロマターゼ阻害剤は、微粒子、例えばナノ粒子組成物中に分散させてもよい。
活性剤のバイオアベイラビリティをさらに向上させるために、本発明の目的に適する上記定義の活性剤を、国際公開第EP95/02656号に開示の方法によりα−、β−又はγ−シクロデキストリンもしくはその誘導体と反応させることにより、シクロデキストリン包接体として製剤化することもできる。
非経口投与のために、本発明の目的に適する上記定義の活性剤を、油等の医薬的に許容可能な希釈剤に、可溶化剤、界面活性剤、分散剤又は乳化剤等の存在又は不存在下で溶解又は懸濁させることができる。油としては、限定するものではないが、例えばオリーブ油、ピーナッツ油、綿実油、ダイズ油、ヒマシ油及びゴマ油が使用できる。
本発明による医薬組成物は、任意の(1又は複数の)活性剤の持続送達のための、蓄積注射又はインプラント調製物を介して投与することもできる。
インプラントは、不活性物質、例えば生体分解性ポリマー又は合成シリコン、例えばシリコンゴム等を含んでなることができる。
経皮適用として、(1又は複数の)活性剤を粘着剤に処方してもよい。
投与の好ましい様式は経口投与である。本発明による組み合わせは、特に経口投与に適する。
発明の組み合わせは、プロゲステロン受容体アンタゴニスト11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オンをアロマターゼ阻害剤と一緒に適用することにより、又はプロゲステロン受容体アンタゴニスト11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オンをアロマターゼ阻害剤と別々に適用することにより投与することができ、例えば、プロゲステロン受容体アンタゴニスト11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オンを皮下又は筋肉内から投与し、アロマターゼ阻害剤を経口で投与してもよく、その逆としてもよい。
投与される組み合わせ活性剤の量(「医薬有効量」)は、処置される症状及び投与の様式に依存し、広範な値を取り得る。かかる量は、意図された処置のために有効な全ての量を網羅できる。組み合わせ活性剤の「医薬有効量」を決定することは、当業者の能力の範囲内である。
上記定義のプロゲステロン受容体アンタゴニスト11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オン及び(1又は複数の)アロマターゼ阻害剤の質量比は、広い範囲で変動し得る。これらは、等量で存在しても、一方の成分が他の成分の過剰量で存在してもよい。好ましくは、単位用量で0.1〜200mgのアロマターゼ阻害剤及び0.1〜100mgのプロゲステロン受容体アンタゴニスト11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オンを、より好ましくは、単位用量で各々10〜150mgのアロマターゼ阻害剤及びプロゲステロン受容体アンタゴニスト11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オンを投与する。
特別な事例においては、最大200mgまでのプロゲステロン受容体アンタゴニスト11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オンを投与してもよい。アロマターゼ阻害剤及びプロゲステロン受容体アンタゴニスト11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オンは、好ましくは、100:1〜1:100の比率で存在する。より好ましくは、これらは4:1〜1:4の比率で存在する。
プロゲステロン受容体アンタゴニスト11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オンと(1又は複数の)アロマターゼ阻害剤とは、一緒に投与しても別々に投与してもよく、別々の場合は同時に投与しても連続的に投与してもよい。好ましくは、1つの単位用量に組み合わせて投与する。これらを連続的に投与する場合は、好ましくは上記定義の通り、プロゲステロン受容体アンタゴニスト11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オンを(1又は複数の)アロマターゼ阻害剤よりも前に投与する。
プロゲステロン受容体アンタゴニスト11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オン及びアロマターゼ阻害剤、又はこれらの成分の医薬的に許容可能な誘導体もしくは類似体の組み合わせは、ホルモン依存性乳ガンモデルの一群において、非常に強力な腫瘍阻害効果を発揮する(実施例1を参照)。当該阻害は、これらの化合物単独で達成する阻害と比較すると、相乗的である。
例えば腫瘍細胞の場合、G01期での進行を遮断することにより、細胞でアポトーシスを誘導する、例えば本発明の様々な態様における組み合わせ等の医薬品は、多数の症状を処置及び予防に適用し得る可能性がある。
いずれの説にも束縛されるものではないが、実施例で提供される結果は、試験モデルにおいて、本発明に係るプロゲステロン受容体アンタゴニスト11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オン及びアロマターゼ阻害剤の組み合わせの、抗腫瘍活性の主要な機構は、最終細胞死を伴う最終分化の誘導を介する、腫瘍細胞のレベルでの直接的なエストロゲン受容体及び/又はプロゲステロン受容体介在性の抗増殖効果であることを示唆している。これにより、本発明に係る組み合わせは、プロゲステロン受容体陽性及びエストロゲン受容体陽性の腫瘍において、悪性腫瘍細胞に本来備わっている最終分化における、固有の遮断を除去できるようである。
BRCA1−又はBRCA2活性がノックダウンされた場合、プロゲステロン受容体はそれほど分解されないことが、細胞培養物を使用することにより明らかになった。結果的に、プロゲステロンにより、プロゲステロン受容体の転写活性がより長期間且つ強力となる。
BRCA1−又はBRCA2ノックダウン細胞における、加速されたPRシグナル伝達を、本化合物及び組み合わせでの予防的処置により低減できることがわかった。これは、これらの乳ガン細胞の増殖の低減をもたらす。
PR転写の制御不全は、BRCA1又はBRCA2遺伝子が体中の細胞で変異するにもかかわらず、PRに特異的に依存する、胸部、卵巣及び子宮内膜髄膜器官において腫瘍が特異的に発生することの、1つの説明となり得る。
ヒトBRCA1−又はBRCA2変異に類似する(及びそのp53遺伝子がノックアウトされた)雌マウスの乳房組織は、細胞増殖及びプロゲステロン受容体発現の増加を示し、乳房ガンを発症した。しかし、本発明の化合物の各組み合わせを用いて処理したマウスには腫瘍がなかった。
本発明の化合物の各組み合わせの効果は、単に腫瘍組織に制限されるというよりは、むしろ正常胸部からの組織と比較してプロゲステロン発現の増加を示すBRCA1−又はBRCA2変異を有する「ヒトの」胸部腫瘍に隣接する組織に限定されると考えられる。
本発明を実施例でさらに説明する。ただし以下の実施例は限定と解すべきではない。
プロゲステロン受容体アンタゴニスト11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オン(ZK230211)とアロマターゼ阻害剤との組み合わせが、BRCA1及びBRCA2ノックダウン胸部細胞の増殖を阻害する。
MCF−7及びT47D乳房細胞に、アロマターゼ遺伝子を形質移入した。これらの細胞はアンドロステンジオン刺激で増殖する。これらの細胞を、BRCA1及びBRCA2遺伝子ノックダウンsiRNAで処理した。未処理及び偽物を形質移入した細胞との比較における細胞増殖を比較した。
第二ステップでは、細胞をプロゲステロン及び/又はアンドロステンジオンで刺激した。プロゲステロンの存在下BRCA1及びBRCA2ノックアウト細胞で、増殖の増加が観察された。11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オン単独で、又はアロマターゼ阻害剤との組み合わせでの同時処置(co-treatment)により、BRCA1ノックダウンの効果に拮抗することができた。プロゲステロン受容体タンパク質発現への影響をさらに調べた。BRCA1のノックダウンのためにsiRNAを用いることにより、プロゲステロン受容体アンタゴニスト11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オンにより拮抗され得るプロゲステロン受容体の安定性が向上することが明らかになった。
すなわち、この結果は、プロゲステロン受容体アンタゴニスト11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オンとアロマターゼ阻害剤との組み合わせがBRCA1ノックダウン細胞の増殖を強力に阻害することを示している。
マウスでのMXT乳ガンモデル
プロゲステロン受容体アンタゴニスト11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オンとアロマターゼ阻害剤との組み合わせがレトロゾールを阻害する。
供与マウスから得たMXT胸部腫瘍を雌BDF1マウス(Charles River)の鼡径領域における約2 mm直径の断片に移植する。腫瘍が25 mm2の大きさの時点で、以下を用いて開始した。
1)コントロール
2)プロゲステロン受容体アンタゴニスト11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オン(ZK230211)
3)レトロゾール
4)プロゲステロン受容体アンタゴニスト11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オン及びレトロゾールの組み合わせ、
ここで全ての化合物を、皮下から又は経口により毎日投与する。
結果を図1/1に示す。
腫瘍面積はキャリパー測定器により決定する。腫瘍質量は実験の最後に決定する。
コントロールの急速な増殖と比較して、本発明によるプロゲステロン受容体アンタゴニスト11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オン及びレトロゾールの組み合わせは、レトロゾール単独のものよりかなり有利な抗腫瘍効果を発揮する。
本発明によるプロゲステロン受容体アンタゴニスト11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オンとレトロゾールの組み合わせは、MXTマウス乳房腫瘍の増殖の阻害に強力であることが判明する。
プロゲステロン受容体アンタゴニスト11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オンとアロマターゼ阻害剤との組み合わせは、BRCA1及びBRCA2ノックダウン胸部細胞の増殖を阻害する。
MCF−7及びT47D乳房細胞に、アロマターゼ遺伝子を形質移入した。これらの細胞はインビボでのアンドロステンジオンの刺激で増殖する。これらの細胞に、BRCA1及びBRCA2遺伝子ノックダウンsiRNAを形質移入した。未処理及び偽物を形質移入した細胞との比較におけるインビボでの細胞増殖を比較した。第二ステップでは、細胞を免疫不全ヌードマウスに移植し、プロゲステロン及び/又はアンドロステンジオンで刺激した。プロゲステロンの存在下BRCA1ノックアウト細胞で、増殖の増加が観察された。11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オン単独で、又はアロマターゼ阻害剤との組み合わせでの同時処置(co-treatment)により、BRCA1ノックダウンの影響と拮抗できた。プロゲステロン受容体タンパク質発現への影響をさらに調べた。BRCA1のノックダウンのためにsiRNAを用いることにより、プロゲステロン受容体アンタゴニスト11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オンにより拮抗され得るプロゲステロン受容体の安定性が向上することが明らかになった。
すなわち、この結果は、本発明のプロゲステロン受容体アンタゴニスト11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オンとアロマターゼ阻害剤との組み合わせがBRCA1ノックダウン細胞の増殖を強力に阻害することを示している。

Claims (12)

  1. プロゲステロン受容体アンタゴニスト11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オン又はその医薬的に許容可能な誘導体もしくは類似体を、少なくとも1つのアロマターゼ阻害剤とともに含んでなる、BRCA1又はBRCA2介在性乳ガンの予防及び処置のための、組み合わせ医薬。
  2. 前記アロマターゼ阻害剤が、アミノグルテチミド、ファドロゾール、アナストロゾール、レトロゾール、ボロゾール、フォルメスタン、エキセメスタン及びアタメスタンである、請求項1に記載の組み合わせ医薬。
  3. 前記プロゲステロン受容体アンタゴニスト及びアロマターゼ阻害剤の質量比が、1:100〜100:1である、請求項1又は2に記載の組み合わせ医薬。
  4. 前記プロゲステロン受容体アンタゴニスト及びアロマターゼ阻害剤の質量比が、1:4〜4:1である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の組み合わせ医薬。
  5. 前記プロゲステロン受容体アンタゴニストが、単位用量0.1〜100mgで存在し、前記アロマターゼ阻害剤が、単位用量0.1〜200mgで存在する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の組み合わせ医薬。
  6. 前記プロゲステロン受容体アンタゴニストが、単位用量10〜150mgで存在し、前記アロマターゼ阻害剤が、単位用量10〜150mgで存在する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の組み合わせ医薬。
  7. 前記のプロゲステロン受容体アンタゴニスト及びアロマターゼ阻害剤が、錠剤、丸剤、糖衣錠、ゲルカプセル、顆粒、坐剤、インプラント、注射用無菌水性もしくは油性溶液、懸濁物、エマルション、軟膏剤、クリーム、ゲル、経皮投与用パッチ、又は吸入投与に適する製剤の形態で投与される、請求項1〜6のいずれか1項に記載の組み合わせ医薬。
  8. 前記組み合わせが、プロゲステロン受容体アンタゴニスト11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オン、アロマターゼ阻害剤及び薬理活性剤を含んでなることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の組み合わせ医薬。
  9. 前記薬理活性剤が細胞毒性の剤である、請求項8に記載の組み合わせ医薬。
  10. 経口投与のための請求項1〜9のいずれか1項に記載の組み合わせ医薬。
  11. BRCA1又はBRCA2介在性の乳ガン、卵巣ガン、子宮内膜ガン、胃ガン、結腸直腸ガン、子宮内膜症、骨髄腫、筋腫及び髄膜腫の予防又は処置のための医薬としての、請求項1〜10のいずれか1項に記載の組み合わせの使用。
  12. BRCA1又はBRCA2介在性の乳ガン、卵巣ガン、子宮内膜ガン、胃ガン、結腸直腸ガン、子宮内膜症、骨髄腫、筋腫及び髄膜腫の処置用の医薬の製造のための、請求項1〜10のいずれか1項に記載の組み合わせの使用。
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