JP2010521667A - 多衛星測位(ALLINVIEW)でのコヒーレントなグローバルポジショニングシステム(GPS)信号の擬似ランダムノイズ(PRN)コード捕捉およびナビゲーションソリューション(NavigationSolution)の算出のための方法およびシステム - Google Patents

多衛星測位(ALLINVIEW)でのコヒーレントなグローバルポジショニングシステム(GPS)信号の擬似ランダムノイズ(PRN)コード捕捉およびナビゲーションソリューション(NavigationSolution)の算出のための方法およびシステム Download PDF

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Abstract

本開示の方法およびシステムは、一度に1つのGPS信号捕捉ではなく、同時の、多衛星測位でのコヒーレントなPRNコード信号処理法に基づく、GPS衛星測距信号のより堅牢な検知を可能にする。さらに、当該方法およびシステムは、GPSのPRNコード信号を一度に1つ捕捉する従来の捕捉方策と比べると、組合された信号の信号対雑音比(SNR)捕捉性能において10dB以上の改善を可能にし得る。当該方法およびシステムはさらに、ユーザおよび基地局の両方に共通の測距誤差の除去を自動的に可能にし、マルチパス誤差がコード位相計測値に導入するのを最小限にする。

Description

分野
この発明は、グローバルポジションニング(global positioning; GP)のための方法およびシステムに関する。より具体的には、この発明は、衛星からグローバルポジションニングシステム(global positioning system; GPS)信号を捕捉し、GPSユーザ受取機の場所を求めるための方法およびシステムに関する。
背景
何十年もの間、移動体プラットフォームおよび/または個人についてのリアルタイムの場所および位置情報を取得する能力は、非常に求められた技術であった。米国空軍が導入した世界規模の無線ナビゲーションシステムであるグローバルポジションニングシステム(GPS)の実現以来、これは現実のものとなった。GPSは、さまざまな衛星、地上局または基地局、および少なくとも1つのGPSユーザ受取機を含む。
衛星の場所は、GPSユーザ受取機の位置を計算するのに基準点として用いられ、それは通常、メートル単位、時にはセンチメートル単位内で正確である。衛星、地上局、およびGPSユーザ受取機の各々は、正確な時間で始まるプログラムされた時間決めされた信号を有する。衛星が送信した信号を連続追跡するよう、地上局およびGPSユーザ受取機は、自身のそれぞれの内部クロックが予測する時間に対して、自身のそれぞれの内部生成された信号をスルー(slew)させる。信号が連続追跡される際、GPSユーザ受取機は、擬似距離(pseudoranges)と呼ばれる、各衛星に対する距離計測を行なう。これらの擬似距離計測は、衛星に対する実際の距離を含み、それに加えて、GPS時間に対する受取機のクロックの時間のオフセットに関連付けられる誤差、さらには他のより小さな誤差を含む。GPS制御セグメントのネットワークに含まれる地上局は、衛星のクロックおよび軌道についての予測を生成するよう用いられる測距計測値を提供する。これらの予測は周期的に衛星に対してアップロードされ、衛星はこのデータをユーザ受取機に送信し、ユーザ受取機の位置決め機能を支援する。
各衛星は、一意の擬似ランダムノイズ(Pseudo-Random Noise;PRN)コードとナビゲーション(Nav)メッセージとを含むGPS衛星信号を、2つの搬送周波数L1およびL2上で送信する。L1キャリアは1575.42MHzであり、時間調整(timing)のために、Navメッセージと擬似ランダムノイズコードとを搬送する。L2キャリアは1227.60MHzである。L2信号は通常は軍用目的に用いられ、より正確かつ複雑な擬似ランダムノイズコードである。粗捕捉(Coarse Acquisition;C/A)コードおよび精密(Precise;P)コードと呼ばれる2つのタイプのPRNコードがある。C/Aコードは民間利用を意図し、1.023MHzの速度でL1キャリアを変調し、1023ビットごとに繰返し、したがって、C/Aコードの長さは1ミリ秒になる。Pコードは、軍での利用を意図し、7日間の周期で繰返し、10.23MHzの速度でL1およびL2キャリアの両方を変調する。Pコードは、暗号化されると、「Y」コードと呼ばれる。さらに、Navメッセージは、L1およびL2上のこれらコードに加えられるとともに、衛星の軌道情報、それらのクロック補正情報、およびその他のシステムのステータスの情報を与える低周波数信号である。GPS衛星測距信号(ranging signal)が地球に送信されると、GPS衛星測距信号は、慣性座標系における真空を通る光速伝播に関連付けられる距離遅延を伴って、直接GPSユーザ受取機に到達するのが理想的である。しかしながら、GPS
ユーザ受取機への経路に沿って、GPS衛星測距信号は、距離予測モデルに対する、光速伝播に関連付けられるパス遅延に加えて、当該GPS衛星信号を遅延させるいくつかの要因に遭遇することになり、したがって誤差を伴う。このような遅延および誤差を起こし得る要因には、衛星のエフェメリスおよびクロック誤差、選択利用性(selective availability;SA)、イオン圏および大気圏の影響、マルチパス、ならびに受取機のクロック誤差が含まれる。
GPS衛星測距信号における遅延および誤差を低減または除去するよう、デファレンシャルGPS地上局と呼ばれる他の地上局がしばしば用いられる。各々のデファレンシャル地上局は、静的であり、すべての衛星信号計測値を結びつけ、特定の基準値にする。さらに、GPSユーザ受取機に最も近いデファレンシャル地上局は、同じエポック時間において、GPSユーザ受取機によって捕捉および追跡されるGPS衛星信号と同じ遅延および誤差であって、GPS衛星信号に関係付けられる遅延および誤差を含むGPS衛星測距信号を受取る。デファレンシャル地上局は、典型的にはGPSユーザ受取機の数十キロメートル内にある。デファレンシャル地上局は距離の遅延またはタイミング誤差を計測し、次いで、この補正情報を無線周波数(radio frequency;RF)の無線通信リンクを通じてGPSユーザ受取機に提供する。GPSユーザ受取機は、しばらくの間は定常であるかもしれないし、または不定であるかもしれない。GPSユーザ受取機は、これらの補正をその距離計測値に適用し、上述の誤差を低減する。デファレンシャル地上局は、その固定位置を認識しており、各GPS衛星信号についての予測される移動時間を計算する。この計算は、宇宙において各衛星がどこに位置するべきかという送信エフェメリスに基づく。デファレンシャル地上局は、衛星測距信号についての計算された移動時間と、当該信号について計測される実際の移動時間とを、すべての衛星に対して比較し、これにより各衛星について当該信号に関係付けられる誤差補正情報を決定する。デファレンシャル地上局は次いで、各衛星についての誤差補正情報をGPSユーザ受取機に送信する。
従来の信号処理の場合、GPSユーザ受取機は、まずオンに切換えられるかまたは活性化されてGPS信号を処理し始めると、視野内の複数の衛星からのGPS衛星測距信号を探し、捕捉し、かつ連続追跡する。GPSユーザ受取機はさらに、GPSユーザ受取機の視野内の各衛星PRNコード信号について距離計測(擬似距離と呼ばれる)を行ない、PRNコード信号上に重畳されたNavメッセージデータを復調し、デファレンシャルGPSモードで動作しているならば、地上局から自身に送られた如何なる誤差補正も適用し、この情報を用いてGPSユーザ受取機の位置およびGPS時間に対するユーザ受取機のクロックのオフセットについて解く。さらに、視野内の任意の衛星とGPSユーザ受取機との間の距離を求めるよう、GPSユーザ受取機は、信号伝播遅延について実際の移動時間を求め、基地局から受取った誤差補正情報を適用し、補正された移動時間を計算する。この補正された移動時間は次いで、光速で乗算され、これにより信号送信衛星までの距離を求める。少なくとも4つの衛星のGPS衛星測距信号を捕捉した後、GPSユーザ受取機は、自身の位置とGPS時間に対する時間誤差とについて解く。
GPS衛星測距信号を捕捉する従来の方法は、一度に1つのGPS衛星信号を捕捉するGPSユーザ受取機を提供する。信号捕捉は一般的には、GPSユーザ受取機に関連付けられる最も脆弱な段階である。1つの理由は、C/Aコードが弱く、小さいレベルの干渉、間欠的な減衰、または衛星からGPSユーザ受取機までの見通し線(Line-of-Sight;LOS)の障害物が、測距信号の1つ以上について捕捉処理を失敗させ得るということである。
したがって、たとえば屋内、樹木の葉の下、またはジャミング条件下でのような、信号
出力の減衰または干渉に関連付けられる困難を伴う環境において、GPSユーザ受取機によって速く、確実で、かつ堅牢な測距信号捕捉をより良好に確実にする態様で、測距信号捕捉処理をさらにもっと改善するのが望ましいであろう。
概要
本開示は、GPSユーザ受取機の場所を同時に見積もる間に、GPSユーザ受取機の視野内の複数の衛星の各々から複数の衛星測距信号を同時に検知および捕捉する方法およびシステムを提供する。
この方法は、グローバルポジションニングシステム(GPS)ユーザ受取機の視野内にある複数の衛星からの入力を用いることを伴う。あるデファレンシャル基地局からの無線補助信号は、初期化データのセット、ユーザ場所補助データ、およびGPS時間同期機能をGPSユーザ受取機に与えるよう用いられ、これにより地表基準のサーチスペースグリッドを制限する。サーチスペースグリッド上での探索は、これらの初期化およびユーザ場所補助データならびにGPS時間同期機能を用いながら行なわれ、ユーザ受取機の視野内の複数の衛星から複数の衛星測距信号を同時に捕捉する。
方法のさらなる局面は、周波数補助を提供し、周波数サーチスペースを低減または除去し、かつユーザ受取機の信号処理のためにより長いコヒーレントな積分時間を可能にすることを含む。さらに、当該方法は、エポック時間からの衛星の動きにおけるどのような変化に対しても、受取られた複数の衛星測距信号の各々についての信号位相を調節することを伴う。さらに、当該方法は、各グリッドポイント場所での複数の受取られた衛星測距信号をコヒーレントに組み合わせ、処理される複数の衛星測距信号の組み合わされた出力に対応する出力を作り出すことを提供する。次いで、当該組み合わされた出力がGPSユーザ受取機についての推定場所を示すかどうかについて判定がなされる。
GPSユーザ受取機の視野内の複数の衛星からの入力を用いるグローバルポジションニングシステム(GPS)がさらに提供される。当該システムは、複数のGPS衛星と、局と、少なくとも1つのGPSユーザ受取機を含む。複数のGPS衛星は、複数のGPS衛星測距信号を作り出すよう構成され、各GPS衛星信号はPRNコードを含む。さらに、基地局は、探索を所定のサーチスペースグリッドに制限するよう、初期化データのセットを生成するよう構成される。基地局はさらに、複数のGPS衛星測距信号を受取り、時間および周波数補助データを作り出すよう構成される。これは、複数のGPS衛星測距信号の捕捉を補助するようサーチスペースを低減するとともに、サーチスペースのサイズを低減するか、または信号処理のコヒーレントな積分時間を延ばすのを助ける。GPSユーザ受取機は、複数の衛星および基地局と無線通信する。当該GPSユーザ受取機はさらに、視野内の複数の衛星からの複数のGPS衛星測距信号をコヒーレントに組合せ、出力を作り出すよう構成される。当該出力を用いて、GPSユーザ受取機は、サーチグリッドポイントのすべてにわたる最大の組み合わされた信号出力に対応する1つのグリッドポイントを選択することにより、同時に自身の場所を見積もる。
本開示の方法およびシステムは、一度に1つのGPS信号捕捉ではなく、同時の、多衛星測位でのコヒーレントなPRNコード信号処理法に基づく、GPS衛星測距信号のより堅牢な検知を可能にする。さらに、当該方法およびシステムは、GPSのPRNコード信号を一度に1つ捕捉する従来の捕捉方策と比べると、組合された信号の信号対雑音比(SNR)捕捉性能において10dB以上の改善を可能にし得る。当該方法およびシステムはさらに、ユーザおよび基地局の両方に共通の測距誤差の除去を自動的に可能にし、マルチパス誤差がコード位相計測値に導入するのを最小限にする。
この発明の適用のさらなる範囲は、以下に与えられる詳細な説明から明らかになるであろう。詳細な説明および具体的な例はこの発明のさまざまな好ましい実施例を示すが、説明目的であることを意図とするのみであり、この発明の範囲を限定することを意図としない。
この発明は、詳細な説明および添付の図面からより詳細に理解されるであろう。
詳細な説明
さまざまな実施例の以下の記載は単に説明的な性質であり、本開示、その適用例、または利用を限定することを意図するものでは決してない。
図1を参照すると、本開示は、グローバルポジションニングシステム(GPS)の視野内にある複数の衛星からの入力を用いるための方法10を示す。これら複数の衛星は、少なくとも3つの衛星、最大でユーザ受取機の視野内のすべての衛星まで、を含む。当該方法は、動作12において、無線補助リンクを用いて、基地局からユーザ受取機に、初期化データのセットと基地局場所情報とを送信することを含む。初期化データのセットは、アルマナックまたは衛星のエフェメリスおよびクロックデータ、サイズまたは境界データ、ならびに衛星測距信号計測データを含む衛星測距信号データを含む。境界データは、ユーザ受取機が位置するサーチスペースグリッドを制限するよう所定の地理的寸法を含む。動作14では、この方法はさらに、基地局を用いて、ユーザ受取機がその内部クロックに同期するのを可能にするGPS時間同期機能と、基地局で計測され、ユーザ受取機の視野内の衛星コードの受取りを同期するのに用いられる衛星測距データとをユーザ受取機に送信することを提供する。
GPS時間同期機能およびその他の送信されたデータがユーザ受取機によって受取られた後、動作16で示されるように、ユーザ受取機は基地局によって提供された初期化データのセットに基づきサーチスペースグリッド内において探索を始め、ユーザ受取機の視野内の複数の衛星の各々から同時に衛星コードを捕捉する。さらには、ユーザ受取機は、当該ユーザ受取機の視野内のすべての衛星から同時に複数の衛星PRNコードのすべてを捕捉してもよい。動作18では、ユーザ受取機は、サーチスペースグリッドにおけるグリッドポイントを探索している間、各受取った衛星PRNコードの出力をコヒーレントに組合せ、当該ユーザ受取機の推定場所を求める。より具体的には、ユーザ受取機はサーチスペースグリッドを探索し、当該サーチスペースグリッド内の複数のグリッドポイント場所についての各々の受取った衛星コードに関係付けられる出力をコヒーレントに合計し、どのグリッドポイントが受取った衛星コードについて最大の組合せ出力を提供するか求める。最大の組合せ出力は、当該ユーザ受取機の推定場所を識別する、特定のグリッドポイント場所での最大の組合せ出力を示す。
図2を参照すると、本開示のグローバルポジションニングシステム(GPS)50は、上述した動作を実現するために示される。GPS50は、複数のGPS衛星52、基地局54、およびGPSユーザ受取機56を含む。衛星52は、各々、ユーザ受取機56および基地局54と無線通信している。さらに、基地局54はユーザ受取機56と無線通信している。
衛星52の場所は、信号処理を補助するのに基準点として用いられ、ユーザ受取機56の場所を算出する。衛星52は、ユーザ受取機56の視野にある、地球の軌道における「M」個の衛星の群を含む。衛星52の各々は1つ以上の正確に同期されたGPS衛星測距信号を地球に向けて送信する。GPS測距衛星信号はL1および/またはL2搬送周波数のような搬送周波数上で搬送される擬似ランダムノイズ(PRN)コードおよびナビゲーション(Nav)メッセージを含む。L1キャリアは1575.42MHzであり、時間調
整(timing)のために、NavメッセージおよびPRコードの両方を搬送する。L2キャリアは1227.60MHzである。
粗捕捉(C/A)コードおよび精密(P)コードと呼ばれる2つのタイプのPRNコードがある。C/Aコードは民間利用を意図し、1.023MHzの速度でL1キャリアを変調し、1023ビットごとに繰返す。Pコードは、軍での利用を意図し、7日間の周期で繰返し、10.23MHzの速度でL1およびL2キャリアの両方を変調する。Pコードは、暗号化されると、「Y」コードと呼ばれる。さらに、Navメッセージは、PRNコードに加えられるとともに、その衛星の軌道についての情報、クロック補正、およびその他のシステムのステータス情報を与える低周波数信号である。
技術が進歩すると、衛星52は、さらに多くの民間および軍用コードをL1およびL2キャリアならびにL5と呼ばれる付加的な搬送周波数上に含んでもよい。たとえば、ある衛星52は、2つの軍用コードと1つの民間用信号コードとをL1キャリア上に含み、2つの軍用コードと1つの民間用信号コードとをL2キャリア上に含み、2つの民間用コードをL5キャリア上に含んでもよい。さらに、GPSナビゲーションシステム衛星52の代わりに、当該衛星52は、たとえば米国連邦航空局(Federal Aviation Administration; FAA)および米国運輸省(Department of Transportation; DOT)によって開発された広域補強システム(Wide Area Augmentation System; WAAS)か、または欧州連合(European Union)および欧州宇宙機関(European Space Agency)によって立上げられた構想であるガリレオ衛星無線ナビゲーションシステムの衛星(Galileo satellite radio navigation system satellite)のような、他の既存の衛星ナビゲーションシステムの衛星を含んでもよい。普遍性の損失がないように、システム50はGPSコード、または利用可能であるならば、たとえば統合されたGPS−ガリレオユーザ受取機のような他の衛星ナビゲーションシステム信号のコードを組込んでもよい。
基地局54は、正確に測量されたポイントに位置する静的な受取機である地上局を含む。基地局54は衛星52の各々からGPS衛星測距信号を受取る。各GPS衛星測距信号が基地局54およびユーザ受取機56に受取られる際には、当該衛星信号は、イオン圏または大気圏の状態、GPS送信エフェメリスおよびクロックデータにおける誤差、マルチパスの状態によって、または基地局54もしくはユーザ受取機56に到達する測距信号において誤差を引起し得る他の要因によって悪い影響を受ける場合がある。基地局54は、初期化データの一意のセット、基地局場所データ、およびサイズまたは境界データのような付加的な補助データを送信する。初期化データのセットは、GPSアルマナックまたは衛星エフェメリスおよびクロックデータ、ならびに基地局54で受取られる際の基地局測距計測値を含むPRN測距データを含む。境界データは、ユーザ受取機56が位置するサーチスペースグリッドを制限するよう所定の地理的寸法を含む。
ユーザ受取機56は、基地局場所データに基づきサーチスペースグリッドの中を探索し、ユーザ受取機56の視野内の衛星52から衛星コードの少なくとも1つを同時に捕捉する。さらに、ユーザ受取機56は、ユーザ受取機56の視野内の衛星のすべてから衛星測距コードのすべてを同時に捕捉してもよく、これにより、受取った衛星コードをコヒーレントに合計するといったようにコヒーレントに組合せ、かつユーザ受取機56の推定場所をそこから検知する。ユーザ受取機56は、所定の地理的領域内の複数のグリッドポイント場所の各々での受取ったGPS測距信号の各々の出力をコヒーレントに組合せるか、または合計し、これにより最大出力値を求める。ユーザ受取機56は、当該最大出力値を用いて、ユーザ端末の推定場所を推定する。最大出力値は、グリッドポイント場所の各々について存在するすべてのPRNコードの最も高い合計された出力を示し、それがユーザ受取機56の推定場所を識別する。以下の段落では、ユーザ受取機56の機能をより詳細に記載する。
無線補助リンクを通じて、ユーザ受取機56は、基地局場所データとともに捕捉を補助する初期化データのセットと、捕捉探索の際に補助する境界データとを受取る。さらに、無線リンクを通じて、ユーザ受取機56にはGPS時間同期機能が与えられ、これにより未知のユーザクロック誤差に関連付けられるサーチスペースグリッドを低減する。ユーザ受取機56はさらに、基地局54から、探索に用いるために、時間同期の正確性についてのデータを受取るか、または時間同期の正確性は境界データに基づきユーザ受取機56によって推論される。さらに、ユーザ受取機56は、時間補助機能および周波数補助機能を用いて、ユーザ受取機のクロック誤差を低減してもよく、これによりタイムサーチスペースを低減する。
時間補助機能は、GPS時間伝達または時間サンプリング制御法のような、いくつかの形態を取り得る。時間伝達法は、GPS時間同期機能を、外部のRF補助信号を用いてユーザ受取機56に与える。他方では、時間サンプリング制御法は、基地局54が、GPS衛星測距信号を計測するために基地局54に用いられる時間エポックに近い時間エポックでGPS衛星測距信号をサンプリングするようユーザ受取機56に命令を与えることを含む。
周波数補助は、信号位相ロックおよび周波数ロック(たとえば周波数ロックループ(phase lock loop; PLL))を基地局無線周波数(RF)搬送信号に対して実現することによって、ユーザ受取機56により実現され得る。基地局信号が高品質の恒温槽付き水晶発振器(ovenized crystal oscillator; OCXO)を用いて生成される場合、ユーザ受取機PLLは周波数探索を低減または除去するのに十分なほど正確でかつ安定的な周波数基準値を提供する。ユーザ受取機PLL周波数基準値はさらに、ユーザ受取機56に対する衛星52の各々のドップラーおよび動きに対する補償に続いて、1秒間の継続時間までコヒーレント積分時間をサポートする。
アルマナックまたはエフェメリスデータを用いて、ユーザ受取機56は、サーチスペースグリッド内の自身の場所を求めるよう用いるために、視野内のGPS衛星測距コード信号の数を求める。サーチスペースグリッドは二次元のサーチグリッドを含む。代替的には、サーチスペースグリッドは三次元のサーチグリッドを含んでもよい。たとえば、二次元のサーチスペースグリッドの場合、ある場所を求めるには、ユーザ受取機56の視野内の少なくとも3つの衛星54が必要とされる。他方では、三次元のサーチグリッド内のユーザ受取機56の場所を求めるには、少なくとも4つの衛星54が必要になる。さらに、ユーザ受取機56は、以下の式またはその変形例によって与えられる予測可能なオフセットにPRN符号器を調節し、これにより、視野内の「M」個の衛星52の各々から受取られたGPS衛星PRNコード信号を同時に相関し、何らかの可能性の高いグリッドポイント場所で信号のすべての存在を同時に検知する。
図3を参照すると、サーチスペースグリッド58は、約1/4から1/2のPRNコードチップの分だけ離れ得る(C/Aコードの場合、L1のC/Aコードチップは約300メートルに対応し、P(Y)コードの場合、Pコードチップは約30メートルに対応する)サーチスペースグリッドポイント(x,y)のセットを含む。二次元のサーチ領域の寸法が約10km×10kmであるならば、サーチポイントの数は、C/Aコードチップについては、約5,000から20,000である。さらに、初期のサーチ領域の低減により、大幅に計算を節減することが可能になる。たとえば、1km×1kmの領域では、C/Aコードチップについて、100の要素(factor of 100)削減、またはたった50から200のグリッドポイントが可能になる。
再び図3を参照すると、基地局54からのベクトル
Figure 2010521667
によってオフセットされる、ユーザ受取機56の場所で受取られたコード位相は、大きさが
Figure 2010521667
である、基地局54に対する距離オフセットを含む。式中、
Figure 2010521667
は、衛星「i」に対する見通し線(LOS)単位ベクトルである。したがって、エポック時間t0での、基地局54に対する、ユーザ受取機56が受取ったN個の衛星PRNコード擬似距離(PR)計測値のセットは、以下の式で与えられる。
Figure 2010521667
式中、「b」は、GPS時間に対する、ユーザ受取機クロックにおける未知のオフセットを示す未知のパラメータである。「N」は、視野内の「M」個までの衛星52から合計された、処理において用いられるPRNコード信号のすべてからなる。エポック時間t0での、2つのGPSのPRNコード信号「i」と「j」との間の相対コード位相は以下のように規定される。
Figure 2010521667
式中、PRNコード測距計測値iおよびjは、同じ衛星52iに関係付けられる2つの異なるPRNコード信号、または2つの異なる衛星52i、52jから得られた2つの異なるPRNコード信号から得られ得る。同じ衛星52からの2つのPRNコード信号の間の相対コード位相はほとんど同一である。PRNコード信号が同じ衛星52iからの2つの異なる周波数から得られる場合は、相対コード位相は中間周波数のバイアスを含み得る。
ユーザ受取機56および基地局54によって見られる、相対コード位相の間の差は以下の式によって与えられる。
Figure 2010521667
式2を式3に代入し、式1を用いてその結果を簡素化すると、以下の式が与えられる。
Figure 2010521667
未知のユーザクロックオフセットパラメータ「b」が、式4によって与えられる差の相対コード位相の式から存在しなくなる。上記の式、またはそれらの変形例は、ユーザ受取機56が「M」個の衛星52について視野内にある「N」個のGPSのPRN信号からの出力を同時に探索、捕捉、および組合せる際に、ユーザ受取機56内の相対コード位相を予測するのに用いられる。これにより、たとえばユーザ受取機56のN個の相関器を用い、かつ対応するN個のPRNコード生成器の出力チップシーケンスをあるグリッドポイントで予測される相対コード位相によって与えられる位相オフセットに対して同期することにより、ユーザ受取機56が、ユーザ受取機56の視野内の各衛星についてPRNコードのすべてまでである「N」個のPRNコードを同時に捕捉するのが可能になる。
基地局54によって与えられると、衛星52の1つのアルマナックまたはエフェメリスデータ、基地局の場所、およびGPS時間情報を用いて、ユーザ受取機56内においてLOS単位ベクトル
Figure 2010521667
が計算され得る。LOS単位ベクトルは、典型的には、基地局54とユーザ受取機56との両方で同じであると想定される。したがって、実用的な適用例の場合、基地局54とユーザ受取機56との間のタイミング誤差は約1ミリ秒を超えることはないはずである。しかしながら、受取機のクロック誤差に関連付けられるサーチスペースを低減するためには、さらにより小さい時間同期誤差が有益である。基地局54が与える時間同期機能は1マイクロ秒以下まで正確であるのが理想的である。しかしながら、この誤差もサーチスペースグリッド58のサイズによって制限される。
補助データがひとたびユーザ受取機56に送られると、ユーザ受取機56は上記の式またはその変形例を用いて、二次元のサーチグリッドの場合、二次元の解
Figure 2010521667
を求めて、基地局54に対するユーザ受取機の場所の未知のパラメータについて解く。代替的には、サーチスペースグリッド58が三次元の地表基準グリッドを含む場合、三次元
の解
Figure 2010521667
が与えられる。
代替的には、上記の式の変形例は、サーチスペースグリッド58内において、ユーザ受取機の絶対的な場所(たとえば、基地局54ではなく、地表基準中心座標システムに対するユーザ受取機56の相対的な場所)の算出を可能にする。この絶対的な場所は、ユーザ受取機の処理方法内において、衛星エフェメリスおよびクロックデータと、基地局54から供給されたGPS時間同期情報とから予測される、各グリッドポイントでの相対的なコード位相を用いることによってN個の相関器を調整することにより得られ得る。しかしながら、この方法はイオン圏の遅延に対する補償をさらに必要とする場合があり、コードチップのかなり大きな部分となり得る。
小さな間隔にわたる静的な条件によってか、または周波数および慣性計測ユニット(Inertial Measurement Unit; IMU)の補助によって、ユーザ受取機56はさらに、延長した時間間隔にわたって複数の計測値をコヒーレントに処理し得る。このような定式化において、他のパラメータが性能を改善させるよう加えられ得る。GPS処理は、GPSエポック時間t0に対する相関間隔にわたる衛星の動きにおける如何なる変化に対しても、PRN符号器および信号位相を調節する。この調節は、衛星エフェメリスおよびクロックデータを用いて決定され得る。
すべてのPRNコード信号をコヒーレントに組合せるよう、ユーザ受取機56は、初期の計測エポック時間に、各PRNコードに関連付けられる各信号キャリア位相角度の可能性にわたるよう組合せ探索を行なう。この組合せ探索は、処理される「N」個のPRNコードに関連付けられるキャリア位相の組合せのすべてに及ぶ。その1つのキャリア位相組合せ、すなわち上述したように、例えば従属の相対コード位相同期探索を行なう「N」個のPRNコード相関器からの合計された出力といったような、ノイズレベルに対して、組合されたPRNコード信号出力における最も強力な「スパイク」を作り出すグリッドポイントおよびユーザ受取機のクロックの組合せが、最も可能性の高いユーザ受取機の場所を示す。この探索はさらに、ユーザクロック誤差にわたる探索、および各グリッドポイントでのすべてのPRNコード信号についてのすべてのキャリア位相組合せにわたる組合せ探索を含む。ノミナルコード受取出力レベルの認識、各周波数帯域での見積もられたノイズレベル、姿勢基準値に対するユーザ受取機56のゲインパターンによる衛星LOS減衰、および既知のLOS障害物のような付加的な情報は、信号を除去し、かつ組合せの数を低減するか、または出力を重み付けするために有用であり得、これによりソリューションスピードまたは性能を向上させる。この情報はさらに、好適なしきい値の計算により、ユーザ受取機56が行なう計算ソリューション動作の信頼性を予測するのを可能にし得る。
ユーザ受取機56は、相関に先立って、各PRNコード信号について、エポック時間t0でサンプリングされた信号位相のデジタル回転を適用することによって、組合せキャリア位相探索を行なってもよい。たとえば、5つのPRNコード信号に対して45°の位相インクリメントを用いる徹底的な探索は、85=32,768の可能性のある組合せに対応する。この探索は、全サーチスペースにわたる最大の組合せ出力を求める探索のために多数の相関器を実現する特別に設計された電子回路(たとえば、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuits)またはASICS)を用いて効率的に総合され得る。このサーチスペースは、グリッドポイント、ユーザクロック誤差探索、キャリ
ア位相組合せ探索からなる。さらに、より小さなキャリア位相インクリメントが用いられれば、信号処理損失が低減されるが、計算上の負荷または電子機器ハードウェアの複雑性も増加する。キャリア位相組合せサーチスペースの低減は、各衛星52に対する既知の信号位相関係を用いて可能となる。
各グリッド探索ポイントでは、ユーザ受取機56は、この特定のグリッドサーチポイントがユーザ受取機56の推定場所であると想定する。処理の間、ユーザ受取機56は、上記の式によって予測されるように、各内部PRN符号器の位相を関連付けられる相対コード位相に調整する。さらにユーザ受取機56は、上述した関連付けられるPRN符号器の出力データを、ユーザ受取機56から受取ったダウンコンバートおよび周波数補正されたデータに対して相関する。予想されたコード位相およびサーチスペースグリッドポイントに関連付けられるユーザクロック時間オフセットおよび距離オフセットが実際のユーザ受取機距離に対応するならば、信号の存在に対応する出力があることになる。この仮定した想定が正しくないならば、出力はノイズにのみ対応することになる。(たとえば屋内または干渉条件下のような)困難を伴う環境において、1つの相関器からの出力ではPRNコード信号を正確に検知するのに不十分であるかもしれない。「N」個のPRNコード信号からの出力がコヒーレントに組合されると、PRNコード信号の検知の信頼性がはるかに改善される。受取ったGPS衛星測距信号の各々からの相関器出力をコヒーレントに組合せることにより、PRNコード信号は、ユーザ受取機の推定場所で同時に捕捉され得る。
PRNコード信号の初期探索に続いて、PRNコード信号の検知、ユーザ受取機56の推定場所の算出、ユーザ受取機56の場所に対するその後の絞込み探索が実行されてもよい。このような絞込みは、出力がさらに最大化されるまで初期のグリッドポイントソリューションに対してさらに小さなステップ(たとえば1/10コードチップの間隔で)で、またはコード位相誤差処理を実行するよう小さなコード位相調節を用いることでサーチスペースグリッド58を調節することを伴い得る。
複数の周波数帯域に関連付けられるデータの、基地局54およびユーザ受取機56による処理のために、基地局54およびユーザ受取機56についての中間周波数バイアスは、コードチップ(C/Aコードチップは約1ミリ秒であり、P(Y)コードチップは約0.1ミリ秒である)に対して小さいままに保たれる。代替的には、すべての周波数帯域からのすべての信号のコヒーレントな組合せが望ましいならば、このバイアスに関連付けられる付加的な小さなサーチレイヤが必要となり得る。しかしながら、1つの周波数帯域からのPRNコード信号を処理するだけで、有効な処理ゲインが達成され得る。たとえば、各衛星52は2つの民間用および2つの軍用の信号を地球でのカバレッジ(Earth coverage)L1上にて有し得、そのため、比較可能な受取られた出力レベルの衛星PRNコード信号を想定すると、視野内の10個の衛星52により、1つの信号のみの捕捉に勝る、要素40(16dB)の利点が与えられ得る。
上述したように高品質な正確かつ安定したユーザ受取機56の発振器または基地局の周波数補助がなければ、ユーザ受取機の発振器周波数オフセットにわたる付加的な探索も必要となり得、コヒーレントな積分時間の継続期間が制限され得る。この場合、付加的な周波数サーチスペースの範囲は、発振器の周波数誤差に依存することになり、コヒーレントな積分時間の継続時間は発振器の安定性に依存することになる。
各PRNコードについてコヒーレントな積分時間を延ばすよう、当該処理は、ユーザ受取機56に対する衛星52のドップラーへの周波数補正を含む。長い積分時間のために、相関間隔にわたって位相のコヒーレンシーを維持するべく、捕捉されたGPS信号サンプルデータまたは内部生成されたコードおよび位相データはさらに、相関間隔にわたって、任意の衛星52のまたは大幅なユーザ受取機56の動きについて位相補正される。他方で
は、操作者が、送信GPS信号データが捕捉される間、ユーザ受取機56に関連付けられるボタンを押した後、数秒間ユーザ受取機56を静止状態で単に保持することにより、ユーザ受取機のモーション劣化(motion degradation)を除去できる。さらに、ユーザ受取機56の地球の差動回転の影響に対する補正は、10km×10km内のサーチエリアグリッドについては、必要ない。
別の実施例では、GPSのNavデータストリッピングが(たとえばNAVメッセージデータビット遷移境界を超えてコヒーレントな積分時間を延ばすよう)適用されるならば、このデータストリッピングを促進するよう、ユーザ受取機56は好ましくは、これらのデータビットが相関間隔にわたって予測され得る適切な時間にサンプリングを行う。基地局54は、好ましくは補助およびコード位相情報をほぼ同じ時間に与える。
さらなる実施例では、ユーザ受取機56による信号受取りの前に、メッセージデータが予測され得ず、ユーザ受取機56に中継されてこなければ、ユーザ受取機56はデジタル化されたデータをバッファリングし得、処理に先立って、基地局54の無線補助リンクからのNAVメッセージデータのフィードフォワードを待つ。
さらに別の実施例では、ユーザ受取機56は、将来近代化されるL2およびL5の民間用およびその他の信号上で利用可能となるデータのないチップまたはチャネルに対してコヒーレントに積分を行なう。
なお、短いコヒーレントな積分時間継続期間を1つのNAVデータシンボル間隔に制限し、たとえば同相(I)および直角位相(Q)チャネルからの出力を二乗し、次いでPRNコードのチャネルのすべてについてI2+Q2の合計を行なうことによって相関器出力が非コヒーレントに組合されるならば、処理の複雑性の低減とともに、性能の低減が可能である。
別の実施例では、基地局54が補助データを提供する代わりに、当該補助データは、携帯電話局、時間同期および地理位置サービスも提供する通信衛星、ナビゲーション・シグナル・オブ・オポチュニティ(navigation signal-of-opportunity)から送られてもよく、またはGPS/無線装置のローカルネットワーク内の好適に設計された第2のGPS/無線装置から得られてもよい。
さらなる実施例では、困難な環境においても、繰返しスナップショットタイプの捕捉/位置決定により、GPSのPRNコード信号の連続的な追跡が失敗し得る状況での堅牢な捕捉/再捕捉およびその後の準連続時間ナビゲーション性能が可能になり得る。困難さがそれより小さい環境では、視野内のGPS衛星測距信号のすべてを連続的に追跡するよう衛星のPRNコードおよび搬送信号追跡ループ、ベクトル遅延ロックループ、または非常に堅固な結合実現例を初期化する上述の得られたソリューションのハンドオフが、ソリューションを確認し、Navメッセージデータを復調し、位置、時間、速度の見積りを絞込む。特に、ここでのこの実現例は、さらに非常に堅固なGPS/INS(慣性ナビゲーションシステム)結合実現例を、干渉しがちな環境において初期化する堅牢な技術を提供する。
ここで与えられた方法10およびシステム50は、基地局54およびユーザ受取機56の両方に対して共通の誤差の自動的な除去を可能にし、1つまたはいくつかの衛星測距信号に影響を与えるマルチパスに影響されない。基地局54による処理は、ユーザ受取機56に送られる測距データ内にマルチパスの誤差が導入されるのを最小限にすることを助ける。
さまざまな好ましい実施例が記載されてきたが、当業者ならば、この発明の概念から逸脱することなくなされ得る修正例または変形例を認識するであろう。例によってここでの開示を説明し、当該例はそれを限定するよう意図していない。したがって、記載および特許請求の範囲は、関連ある先行技術に鑑みて必要であるような限定をもって寛容に解釈されるべきである。
グローバルポジションニングシステム(GPS)の視野内にある複数の衛星からの入力を用いるための、本開示の方法のフローチャートの図である。 図1の方法を実現するよう用いられる例示的なシステムのブロック図である。 衛星のすべてからの測距信号入力を同時に捕捉するよう用いられる二次元のサーチエリアの例を示すグラフの図である。

Claims (21)

  1. ユーザ受取機のリアルタイムの位置を素早く求めるよう、衛星コードを有する複数の衛星測距信号を素早く捕捉および用いるための方法であって、
    無線補助リンクを用いて、初期化データのセットおよび基地局場所データを基地局からユーザ受取機に送信し、ユーザ受取機が位置するサーチスペースグリッドを所定の地理的寸法に制限するステップと、
    基地局を用いて、ユーザ受取機がユーザ受取機クロックに同期することを可能にする時間同期機能と、エポック時間に基地局で受取られた衛星測距データとをユーザ受取機に送信するステップと、
    ユーザ受取機を用いて、基地局場所データに基づきサーチスペースグリッド内を探索するとともに、ユーザ受取機の視野内の複数の衛星からの衛星コードのうち少なくとも1つを同時に捕捉するステップと、
    ユーザ受取機を用いて、受取られた衛星コードをコヒーレントに組合せるとともに、そこからユーザ受取機の推定場所を検知するステップとを含む、方法。
  2. ユーザ受取機を用いて、受取られた衛星コードがコヒーレントに組合されることになる所定の地理的寸法内でのグリッドポイント場所を検知するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 初期化データのセットと時間同期機能とは、サーチグリッドポイントにおいて複数の衛星の各々について少なくとも1つの衛星コード位相を予測するよう用いられる、請求項1に記載の方法。
  4. グリッドポイントでの各衛星コード信号位相は、基地局に対する地理的関係を用いて予測される、請求項3に記載の方法。
  5. グリッドポイントでの各衛星予測コード位相は、ユーザ受取機に受取られる際に複数の衛星測距信号コード位相を同時に捕捉するよう用いられる、請求項4に記載の方法。
  6. 受取られた衛星コードをコヒーレントに組合せる動作は、
    地理的寸法における複数のグリッドポイント場所の各々で受取られた衛星コードの各々によって作り出される出力を分析するステップと、
    複数のグリッドポイント場所の各々について出力のすべてをコヒーレントに合計するステップと、
    合計された出力が地理的寸法内の複数のグリッドポイント場所についての最大出力値を示すときを判断し、ユーザ受取機の推定場所を識別するステップとを含む、請求項1に記載の方法。
  7. ユーザ受取機の誤差時間を低減するとともに衛星コードの捕捉を補助するよう、時間補助を与えるステップと、
    周波数サーチスペースを低減または除去するよう周波数補助を与えるステップと、
    エポック時間からの衛星の動きにおけるどのような変化に対しても、コード位相を調節するステップとをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  8. 地理的寸法は、地球の座標の二次元のグリッドまたは三次元のグリッドを含む、請求項1に記載の方法。
  9. 二次元のグリッドは約10km×10km以下の正方形を含む、請求項8に記載の方法。
  10. 初期化データのセットは、
    アルマナックデータと、
    衛星エフェメリスデータと、
    クロックデータと、
    サーチスペースグリッドについてのサイズまたは境界データ、および基地局測距計測値とのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
  11. 衛星測距信号を用いてユーザ受取機の位置を求めるための方法であって、
    基地局からユーザ受取機に無線補助リンクを介して初期化データおよび基地局場所データを送信し、ユーザ受取機による複数の衛星測距信号を求める探索を、ユーザ端末の現在場所を取囲む所定の地理的領域に制限するステップと、
    ユーザ受取機を用いて、ユーザ受取機の視野内である各宇宙ベースのGPS衛星からの複数の衛星測距信号の各々を求めて、複数のグリッドポイント場所を有する所定の地理的領域内を探索するステップと、
    ユーザ受取機を用いて、所定の地理的領域内の複数のグリッドポイント場所の各々で前記測距信号のすべての受取られたものの出力をコヒーレントに組合せ、これにより最大出力値を求めるステップと、
    ユーザ受取機に最大出力値を用いらせて、ユーザ端末の推定場所を推測するステップを含む、方法。
  12. ユーザ受取機の視野内の衛星によって送られたGPS衛星測距信号のすべてを同時に検知および捕捉するよう、地理的領域内において少なくとも1つのキャリア位相組合せにわたって探索を行なうステップと、
    ユーザ受取機の時間誤差を低減するとともに、当該探索を補助するよう時間補助を与えるステップと、
    周波数サーチスペースを低減または除去するよう周波数補助を与えるステップと、
    地理的領域にわたって最大の組合された出力に対応する組合された信号出力を選択することに基づき、基地局に対するユーザ受取機についての推定場所を見積もるステップとをさらに含む、請求項11に記載の方法。
  13. 最大出力値は、グリッドポイント場所の各々について存在するすべての前記衛星測距信号の最も高い合計出力を示し、それはユーザ受取機の推定場所を識別する、請求項12に記載の方法。
  14. 推定場所に基づき地理的領域を低減するステップと、
    GPS衛星測距信号の第2のセットを同時に検知および捕捉をするよう、低減されたサーチエリアグリッド内において、少なくとも1つのキャリア位相組合せにわたって探索を行なうステップと、
    低減されたサーチスペースグリッド内のグリッドポイント場所を検知するステップと、
    エポック時間からの衛星の動きにおけるどのような変化に対しても、コード位相を調節するステップと、
    グリッドポイント場所で、GPS衛星測距信号の第2のセットの各々の衛星コードをコヒーレントに組合せ、第2の組合された出力を作り出すステップと、
    第2の組合された出力が、ユーザ受取機についての絞込まれた場所を示すかどうか判断するステップと、
    低減されたサーチエリアグリッド内において、基地局に対するユーザ受取機の絞込まれた場所を見積もるステップとをさらに含む、請求項11に記載の方法。
  15. 地理的領域は、約10km×10kmの正方形以下の地球座標の二次元の群をさらに含
    む、請求項11に記載の方法。
  16. 地理的領域はさらに、地球座標の三次元の群をさらに含む、請求項11に記載の方法。
  17. 初期データは、アルマナックまたは衛星エフェメリスおよびクロックデータ、エポック時間に基地局で受取られた際の衛星測距計測データを含む衛星PRN測距データ、ならびにユーザ受取機が位置するサーチスペースグリッドを制限するサイズおよび境界データとを含む、請求項11に記載の方法。
  18. ユーザ受取機の視野内の複数の衛星からの衛星測距信号からユーザ受取機の位置を素早く求めるためのグローバルポジションニングシステム(GPS)であって、
    擬似ランダムコードを有する複数のGPS衛星測距信号を作り出すよう構成される複数のGPS衛星と、
    サーチスペースグリッドを所定の地理的寸法に制限するよう、初期化データのセットと、時間同期機能と、基地局場所データとを生成するように構成される基地局とを含み、当該基地局はさらに、サーチスペースグリッドについて時間誤差を低減するとともに複数のGPS測距信号の捕捉を補助するようユーザ受取機のクロックを同期させる時間補助データを作り出すよう複数のGPS衛星測距信号を受取り、かつ当該時間補助データと初期化データのセットとを送信するよう構成され、前記グローバルポジションニングシステムはさらに、
    基地局と無線通信するユーザ受取機を含み、当該ユーザ受取機は初期化データのセットと時間補助データとを受取るよう構成され、ユーザ受取機はさらに、ユーザ受取機のクロックを同期させる時間同期機能とエポック時間に基地局で受取られた測距信号測距データとを受取るようさらに構成され、ユーザ受取機は、基地局場所データに基づきサーチスペースグリッド内を探索するとともに、ユーザ受取機の視野内の複数の衛星から測距信号の少なくとも1つを同時に捕捉するよう動作可能であり、ユーザ受取機はさらに、受取られた測距信号の出力をコヒーレントに組合せ、そこからユーザ受取機の推定場所を検知するよう構成される、グローバルポジションニングシステム。
  19. ユーザ受取機はさらに、低減されたサーチエリアグリッド内において少なくとも1つのキャリア位相組合せにわたって探索を行なうことで当該推定場所を絞込むとともに、基地局に対するユーザ受取機の絞込まれた場所を見積もるよう構成される、請求項17に記載のシステム。
  20. ユーザ受取機はさらに、サーチスペースグリッド内における複数のグリッドポイント場所を検知するとともに、当該複数のグリッドポイント場所の各々で測距信号の各々の出力をコヒーレントに合計し、最大出力を求めるよう構成される、請求項17に記載のシステム。
  21. 最大出力は、サーチスペースグリッド内に見つかった複数のグリッドポイント場所の最大の出力に対応するため、最大出力は当該推定場所を識別する、請求項19に記載のシステム。
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