JP2010521552A - シランを含有する膜形成材料、架橋剤、およびコーティング組成物と、コーティング組成物およびコーティングされた基板を製造するための方法 - Google Patents
シランを含有する膜形成材料、架橋剤、およびコーティング組成物と、コーティング組成物およびコーティングされた基板を製造するための方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010521552A JP2010521552A JP2009553669A JP2009553669A JP2010521552A JP 2010521552 A JP2010521552 A JP 2010521552A JP 2009553669 A JP2009553669 A JP 2009553669A JP 2009553669 A JP2009553669 A JP 2009553669A JP 2010521552 A JP2010521552 A JP 2010521552A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- resin
- film
- forming material
- metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D201/00—Coating compositions based on unspecified macromolecular compounds
- C09D201/02—Coating compositions based on unspecified macromolecular compounds characterised by the presence of specified groups, e.g. terminal or pendant functional groups
- C09D201/10—Coating compositions based on unspecified macromolecular compounds characterised by the presence of specified groups, e.g. terminal or pendant functional groups containing hydrolysable silane groups
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G18/00—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
- C08G18/06—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
- C08G18/28—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
- C08G18/2805—Compounds having only one group containing active hydrogen
- C08G18/288—Compounds containing at least one heteroatom other than oxygen or nitrogen
- C08G18/289—Compounds containing at least one heteroatom other than oxygen or nitrogen containing silicon
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D175/00—Coating compositions based on polyureas or polyurethanes; Coating compositions based on derivatives of such polymers
- C09D175/04—Polyurethanes
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
Description
を有するエポキシ樹脂を含む。
を備える。
を備える。
シランを含有する膜形成樹脂の合成
−Si(OR)3基を含む少なくとも1つのペンダント基を有する膜形成樹脂を4工程方法を用いて形成する。第1工程は、樹脂ポリマーの骨格合成である。ビスフェノールAのジグリシジルエーテル、ビスフェノールA、溶媒、フェノール、および触媒を配合し、反応させて、エーテルに隣接するヒドロキシル基を含有するモノマー単位の連鎖を有するヒドロキシポリマーを生成する。第2工程は、ヒドロキシポリマーをアミノオルガノトリアルコキシシランを含む1級または2級アミンと反応させてアミンキャッピングをおこない、−Si(OR)3基を組み込む。第3工程は、キャッピングされたヒドロキシポリマーと無水カルボン酸との間のグラフト反応を含むが、この無水カルボン酸はエチレン性不飽和基を有する。無水カルボン酸はポリマーのヒドロキシル基と反応して、前者の無水物とポリマーとの間にエステル連結を生じる。このグラフト化ポリマー生成物は、カルボン酸基とエチレン性不飽和基とを含む。第4工程は、このエチレン性不飽和求核基と式HSi(OR)3(式中、各Rは独立して1〜約12個の炭素原子を含むアルキル基か、あるいは置換または非置換のフェニルおよびベンジル基を含むアリール基である)を有する化合物との反応である。
Claims (87)
- 樹脂を含む膜形成材料であって、
前記樹脂が、
−Si(OR)3基(式中、各Rは独立して1〜約12個の炭素原子を含むアルキル基か、あるいは置換または非置換のフェニルおよびベンジル基を含むアリール基)を含む少なくとも1つのペンダント基と、
少なくとも1つの架橋可能な基とを含む、膜形成材料。 - 前記樹脂が、エポキシ、アクリル、ポリウレタン、ポリカーボネート、ポリシロキサン、ポリビニル、ポリエーテル、アミノプラスト、またはポリエステル樹脂である、請求項1に記載の膜形成材料。
- 前記架橋可能な基が、架橋剤と反応する基、自己縮合基、付加重合性基、または化学線により硬化可能な基である、請求項1に記載の膜形成材料。
- 前記架橋可能な基が、エポキシド、ヒドロキシル、カルボキシル、カルバメート、イソシアネート、ブロックイソシアネート、またはアミン基である、請求項1に記載の膜形成材料。
- 前記ペンダント基が、エステル連結によって前記樹脂に結合される、請求項1に記載の膜形成材料。
- 前記ペンダント基が、カルボン酸基をさらに含む、請求項1に記載の膜形成材料。
- 前記膜形成材料によって配位された金属または金属化合物をさらに含む、請求項1に記載の膜形成材料。
- 前記金属または金属化合物が、M、MO、M2O3、M(OH)n、RxMO、およびそれらの組み合わせからなる群から選択され、式中、MはAl、Au、Bi、Ce、Cu、Fe、Pb、Sn、Sb、Ti、Y、Zn、およびZrからなる群から選択される金属であり、nはMの原子価を満たす整数であり、Rはアルキルまたは芳香族基であり、xは1〜6の整数である、請求項7に記載の膜形成材料。
- 前記金属または金属化合物が、酸化ジブチルスズ、ジブチルスズジラウレート、酸化亜鉛、酸化ビスマス、酸化スズ、酸化イットリウム、酸化銅、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される金属触媒を含む、請求項7に記載の膜形成材料。
- R1、R2、およびR3が、2,2−ジフェニルプロパンの二価基である、請求項10に記載の膜形成材料。
- 前記膜形成材料は、X1およびX2のうちの少なくとも1つがヒドロキシルまたはエポキシド一価基である場合に、アミノオルガノトリアルコキシシランでキャッピングされる、請求項10に記載の膜形成材料。
- 少なくとも1つのペンダントヒドロキシル基を有する樹脂をエチレン性不飽和基を有する無水カルボン酸と反応させて、エステル基と、カルボン酸基と、エチレン性不飽和基とを有するグラフト化樹脂を形成する工程であって、前記樹脂は、少なくとも1つの架橋可能な基を有する工程と、
前記グラフト化樹脂のエチレン性不飽和基を式HSi(OR)3(式中、各Rは、独立して1〜約12個の炭素原子を含むアルキル基か、あるいは置換または非置換のフェニルおよびベンジル基を含むアリール基である)を有する化合物と反応させる工程と、
を含む方法によって製造される膜形成材料。 - 前記架橋可能な基が、架橋剤と反応する基、自己縮合基、付加重合性基、または化学線により硬化可能な基である、請求項14に記載の膜形成材料。
- 前記架橋可能な基が、エポキシド、ヒドロキシル、カルボキシル、カルバメート、イソシアネート、ブロックイソシアネート、またはアミン基である、請求項14に記載の膜形成材料。
- 前記樹脂が、ビスフェノールAのジグリシジルエーテルとビスフェノールAとを含む反応の生成物である、請求項14に記載の膜形成材料。
- 前記樹脂をアミンまたはアミノオルガノトリアルコキシシランと反応させて前記樹脂をキャッピングすることをさらに含み、前記樹脂は少なくとも1つの末端エポキシド基を有する、請求項15に記載の膜形成材料。
- 前記膜形成材料を製造するための前記方法が、
前記樹脂をH2N−(CH2)n−Si(OR)3(式中、各Rは独立して1〜約12個の炭素原子を含むアルキル基か、あるいは置換または非置換のフェニルおよびベンジル基を含むアリール基であり、nは1〜約12の整数である)と反応させて前記樹脂をキャッピングする工程をさらに含み、前記樹脂は少なくとも1つの末端エポキシド基を有する、請求項14に記載の膜形成材料。 - エチレン性不飽和基を有する前記無水カルボン酸が、4〜約36個の炭素原子を含む、請求項14に記載の膜形成材料。
- 前記無水カルボン酸は、無水アコニット酸、無水クロロマレイン酸、無水シトラコン酸、無水エチルマレイン酸、無水イタコン酸、無水マレイン酸、無水メリト酸、無水メトキシマレイン酸、無水フタル酸、無水ピロメリト酸、無水トリメリト酸、無水ヘキサヒドロフタル酸、または無水テトラヒドロフタル酸である、請求項14に記載の膜形成材料。
- 金属または金属化合物添加する工程をさらに含み、前記金属または金属化合物が、前記膜形成材料によって配位される、請求項14に記載の膜形成材料。
- 前記金属または金属化合物が、M、MO、M2O3、M(OH)n、RxMO、およびそれらの組み合わせからなる群から選択され、式中、MはAl、Au、Bi、Ce、Cu、Fe、Pb、Sn、Sb、Ti、Y、Zn、およびZrからなる群から選択される金属であり、nはMの原子価を満たす整数であり、Rはアルキルまたは芳香族基であり、xは1〜6の整数である、請求項22に記載の膜形成材料。
- 前記金属または金属化合物が、酸化ジブチルスズ、ジブチルスズジラウレート、酸化亜鉛、酸化ビスマス、酸化スズ、酸化イットリウム、酸化銅、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される金属触媒を含む、請求項22に記載の膜形成材料。
- 膜形成材料と反応する少なくとも2つの官能基と、−Si(OR)3基(式中、各Rは独立して1〜約12個の炭素原子を含むアルキル基か、あるいは置換または非置換のフェニルおよびベンジル基を含むアリール基である)を含む少なくとも1つのペンダント基とを含む有機化合物を含む、膜形成材料を重合させるための架橋剤。
- 前記膜形成材料と反応する少なくとも2つの官能基が、イソシアネート、ブロックイソシアネート、ウレトジオン、エポキシド、ヒドロキシル、カルボキシル、エステル、エーテル、カルバメート、アミノアルカノール、アミノアルキルエーテル、アミド、またはアミン基を含む、請求項25に記載の架橋剤。
- 前記架橋剤によって配位された金属または金属化合物をさらに含む、請求項25に記載の架橋剤。
- 前記金属または金属化合物が、M、MO、M2O3、M(OH)n、RxMO、およびそれらの組み合わせからなる群から選択され、式中、Mは、Al、Au、Bi、Ce、Cu、Fe、Pb、Sn、Sb、Ti、Y、Zn、およびZrからなる群から選択される金属であり、nはMの原子価を満たす整数であり、Rはアルキルまたは芳香族基であり、xは1〜6の整数である、請求項27に記載の架橋剤。
- 前記金属または金属化合物が、酸化ジブチルスズ、ジブチルスズジラウレート、酸化亜鉛、酸化ビスマス、酸化スズ、酸化イットリウム、酸化銅、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される金属触媒を含む、請求項27に記載の架橋剤。
- R6およびR7が、2,2−ジフェニルプロパンの二価基である、請求項30に記載の架橋剤。
- 架橋剤と膜形成材料とを配合する工程を含む、コーティング組成物を製造する方法であって、前記膜形成材料は、
−Si(OR)3基(式中、各Rは独立して1〜約12個の炭素原子を含むアルキル基か、あるいは置換または非置換のフェニルおよびベンジル基を含むアリール基である)を含む少なくとも1つのペンダント基と、
少なくとも1つの架橋可能な基と、
を有する樹脂を含む方法。 - 前記樹脂が、エポキシ、アクリル、ポリウレタン、ポリカーボネート、ポリシロキサン、ポリビニル、ポリエーテル、アミノプラスト、またはポリエステル樹脂である、請求項32に記載の方法。
- 前記架橋可能な基が、架橋剤と反応する基、自己縮合基、付加重合性基、または化学線により硬化可能な基である、請求項32に記載の方法。
- 前記架橋可能な基が、エポキシド、ヒドロキシル、カルボキシル、カルバメート、イソシアネート、ブロックイソシアネート、またはアミン基である、請求項32に記載の方法
- 前記樹脂をアミンまたはアミノオルガノトリアルコキシシランと反応させて前記樹脂をキャッピングする工程をさらに含み、前記樹脂は、少なくとも1つの末端エポキシド基を含む、請求項32に記載の方法。
- 前記樹脂をH2N−(CH2)n−Si(OR)3(式中、各Rは独立して1〜約12個の炭素原子を含むアルキル基か、あるいは置換または非置換のフェニルおよびベンジル基を含むアリール基であり、nは1〜約12の整数である)と反応させて前記樹脂をキャッピングする工程をさらに含み、前記樹脂は少なくとも1つの末端エポキシド基を有する、請求項32に記載の方法。
- 前記膜形成材料によって配位された金属または金属化合物をさらに含む、請求項32に記載の方法。
- 前記金属または金属化合物が、M、MO、M2O3、M(OH)n、RxMO、およびそれらの組み合わせからなる群から選択され、式中、MはAl、Au、Bi、Ce、Cu、Fe、Pb、Sn、Sb、Ti、Y、Zn、およびZrからなる群から選択される金属であり、nはMの原子価を満たす整数であり、Rはアルキルまたは芳香族基であり、xは1〜6の整数である、請求項38に記載の方法。
- 前記金属または金属化合物が、酸化ジブチルスズ、ジブチルスズジラウレート、酸化亜鉛、酸化ビスマス、酸化スズ、酸化イットリウム、酸化銅、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される金属触媒を含む、請求項38に記載の方法。
- 少なくとも1つのペンダントヒドロキシル基を有する樹脂をエチレン性不飽和基を有する無水カルボン酸と反応させて、エステル基と、カルボン酸基と、エチレン性不飽和基とを有するグラフト化樹脂であって、少なくとも1つの架橋可能な基を有する樹脂を形成することと、
前記グラフト化樹脂のエチレン性不飽和基を式HSi(OR)3(式中、各Rは独立して1〜約12個の炭素原子を含むアルキル基か、あるいは置換または非置換のフェニルおよびベンジル基を含むアリール基である)を有する化合物と反応させることと、
を含む方法によって、膜形成材料を形成する工程と、
架橋剤と前記膜形成材料とを配合する工程と、
を含む、コーティング組成物を製造する方法。 - 前記架橋可能な基が、架橋剤と反応する基、自己縮合基、付加重合性基、または化学線により硬化可能な基である、請求項41に記載の方法。
- 前記架橋可能な基が、エポキシド、ヒドロキシル、カルボキシル、カルバメート、イソシアネート、ブロックイソシアネート、またはアミン基である、請求項41に記載の方法。
- 前記樹脂が、エポキシ、アクリル、ポリウレタン、ポリカーボネート、ポリシロキサン、ポリビニル、ポリエーテル、アミノプラスト、またはポリエステル樹脂である、請求項41に記載の方法。
- 前記樹脂が、ビスフェノールAのジグリシジルエーテルとビスフェノールAとを含む反応の生成物である、請求項41に記載の方法。
- 前記樹脂をアミンまたはアミノオルガノトリアルコキシシランと反応させて前記樹脂をキャッピングする工程をさらに含み、前記樹脂は、少なくとも1つの末端エポキシドを有する、請求項41に記載の方法。
- 前記樹脂をH2N−(CH2)n−Si(OR)3(式中、各Rは独立して1〜約12個の炭素原子を含むアルキル基か、あるいは置換または非置換のフェニルおよびベンジル基を含むアリール基であり、nは1〜約12の整数である)と反応させて前記樹脂をキャッピングする工程をさらに含み、前記樹脂は少なくとも1つの末端エポキシド基を有する、請求項41に記載の方法。
- エチレン性不飽和基を有する前記無水カルボン酸が、4〜約36個の炭素原子を含む、請求項41に記載の方法。
- 前記無水カルボン酸は、無水アコニット酸、無水クロロマレイン酸、無水シトラコン酸、無水エチルマレイン酸、無水イタコン酸、無水マレイン酸、無水メリト酸,無水メトキシマレイン酸、無水フタル酸、無水ピロメリト酸、無水トリメリト酸、無水ヘキサヒドロフタル酸、または無水テトラヒドロフタル酸である、請求項41に記載の方法。
- 前記架橋剤が、ブロックポリイソシアネート化合物、ウレトジオン化合物、ポリイソシアネート、およびそれらのオリゴマー、ならびにそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項41に記載の方法。
- 前記架橋剤が、膜形成材料と反応する少なくとも2つの官能基と、−Si(OR)3基を含む少なくとも1つのペンダント基とを含むアルキルまたは芳香族化合物を含み、各Rは、独立して1〜約12個の炭素原子を含むアルキル基か、あるいは置換または非置換のフェニルおよびベンジル基を含むアリール基である、請求項41に記載の方法。
- 前記膜形成材料をアミンと反応させることによって、前記膜形成材料上にクオタニウムアンモニウム、スルホニウム、またはホスホニウム官能基を組み込むことによって、あるいは酸官能基を組み込むことよって、前記膜形成材料上に塩形成部位を形成する工程、
をさらに含む、請求項41に記載の方法。 - 前記アミンが、ジエタノールアミン、メチルエチルアノールアミン、ジエチレントリアミンのジケタミン、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項52に記載の方法。
- 前記配合工程が、顔料、塩形成剤、金属または金属化合物、およびそれらの組み合わせからなる群のうちの少なくとも1つの要素をさらに含む、請求項41に記載の方法。
- 前記金属または金属化合物が、M、MO、M2O3、M(OH)n、RxMO、およびそれらの組み合わせからなる群から選択され、式中、MはAl、Au、Bi、Ce、Cu、Fe、Pb、Sn、Sb、Ti、Y、Zn、およびZrからなる群から選択される金属であり、nはMの原子価を満たす整数であり、Rはアルキルまたは芳香族基であり、xは1〜6の整数である、請求項54に記載の方法。
- 前記金属または金属化合物が、酸化ジブチルスズ、ジブチルスズジラウレート、酸化亜鉛、酸化ビスマス、酸化スズ、酸化イットリウム、酸化銅、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される金属触媒を含む、請求項54に記載の方法。
- 架橋剤と、樹脂を含む膜形成材料とを配合する工程であって、前記樹脂が、
−Si(OR)3基(式中、各Rは独立して1〜約12個の炭素原子を含むアルキル基か、あるいは置換または非置換のフェニルおよびベンジル基を含むアリール基である)を含む少なくとも1つのペンダント基と、
少なくとも1つの架橋可能な基とを含む工程と、
前記コーティング組成物を前記基板に塗布する工程とを含む、コーティングされた基板を製造する方法。 - 前記樹脂が、エポキシ、アクリル、ポリウレタン、ポリカーボネート、ポリシロキサン、ポリビニル、ポリエーテル、アミノプラスト、またはポリエステル樹脂である、請求項57に記載の方法。
- 前記架橋可能な基が、架橋剤と反応する基、自己縮合基、付加重合性基、または化学線により硬化可能な基である、請求項57に記載の方法。
- 前記架橋可能な基が、エポキシド、ヒドロキシル、カルボキシル、カルバメート、イソシアネート、ブロックイソシアネート、またはアミン基である、請求項57に記載の方法。
- 前記ペンダント基が、エステル連結によって前記樹脂に結合される、請求項57に記載の方法。
- 前記ペンダント基が、カルボン酸基をさらに含む、請求項57に記載の方法。
- 前記膜形成材料によって配位された金属または金属化合物をさらに含む、請求項57に記載の方法。
- 前記金属または金属化合物が、M、MO、M2O3、M(OH)n、RxMO、およびそれらの組み合わせからなる群から選択され、式中、MはAl、Au、Bi、Ce、Cu、Fe、Pb、Sn、Sb、Ti、Y、Zn、およびZrからなる群から選択される金属であり、nはMの原子価を満たす整数であり、Rはアルキルまたは芳香族基であり、xは1〜6の整数である、請求項63に記載の方法。
- 前記金属または金属化合物が、酸化ジブチルスズ、ジブチルスズジラウレート、酸化亜鉛、酸化ビスマス、酸化スズ、酸化イットリウム、酸化銅、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される金属触媒を含む、請求項63に記載の方法。
- 前記膜形成材料をアミンと反応させることによって、前記膜形成材料上にクオタニウムアンモニウム、スルホニウム、またはホスホニウム官能基を組み込むことによって、あるいは酸官能基を組み込むことよって、前記膜形成材料上に塩形成部位を形成する工程、をさらに含む、請求項57に記載の方法。
- 前記アミンが、ジエタノールアミン、メチルエチルアノールアミン、ジエチレントリアミンのジケタミン、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項66に記載の方法。
- 前記配合工程が、顔料、塩形成剤、金属または金属化合物、およびそれらの組み合わせからなる群のうちの要素をさらに含む、請求項57に記載の方法。
- 前記コーティング組成物を混合して分散液を形成する工程をさらに含み、
前記塗布工程は、前記コーティング組成物の前記基板への電着を含み、前記基板は金属基板である、請求項57に記載の方法。 - 前記塗布されたコーティング組成物を硬化させる工程をさらに含む、請求項57に記載の方法。
- 前記硬化工程が、加熱、化学線の適用、または加熱と化学線の適用を含む、請求項70に記載の方法。
- コーティングされた基板を製造する方法であって、
少なくとも1つのペンダントヒドロキシル基を有する樹脂をエチレン性不飽和基を有する無水カルボン酸と反応させて、エステル基と、カルボン酸基と、エチレン性不飽和基とを有するグラフト化樹脂であって、少なくとも1つの架橋可能な基を有する樹脂を形成することと、
前記グラフト化樹脂のエチレン性不飽和基を式HSi(OR)3(式中、各Rは、独立して1〜約12個の炭素原子を含むアルキル基か、あるいは置換または非置換のフェニルおよびベンジル基を含むアリール基である)を有する化合物と反応させることと、
を含む方法によって、膜形成材料を形成する工程と、
架橋剤と前記膜形成材料とを配合してコーティング組成物を形成する工程と、
前記コーティング組成物を前記基板に塗布する工程と、
を含む方法。 - 前記樹脂が、エポキシ、アクリル、ポリウレタン、ポリカーボネート、ポリシロキサン、ポリビニル、ポリエーテル、アミノプラスト、またはポリエステル樹脂である、請求項72に記載の方法。
- 前記樹脂が、ビスフェノールAのジグリシジルエーテルとビスフェノールAとを含む反応の生成物である、請求項72に記載の方法。
- 前記形成工程が、
前記樹脂をアミンまたはアミノオルガノトリアルコキシシランでキャッピングする工程をさらに含み、前記樹脂は少なくとも1つの末端エポキシド基を有する、請求項72に記載の方法。 - 前記形成工程が、
前記樹脂をH2N−(CH2)n−Si(OR)3(式中、各Rは独立して1〜約12個の炭素原子を含むアルキル基か、あるいは置換または非置換のフェニルおよびベンジル基を含むアリール基であり、nは1〜約12の整数である)と反応させて前記樹脂をキャッピングする工程をさらに含み、前記樹脂は少なくとも1つの末端エポキシド基を有する、請求項72に記載の方法。 - エチレン性不飽和基を有する前記無水カルボン酸が、4〜約36個の炭素原子を含む、請求項72に記載の方法。
- 前記無水カルボン酸が、無水アコニット酸、無水クロロマレイン酸、無水シトラコン酸、無水エチルマレイン酸、無水イタコン酸、無水マレイン酸、無水メリト酸,無水メトキシマレイン酸、無水フタル酸、無水ピロメリト酸、無水トリメリト酸、無水ヘキサヒドロフタル酸、または無水テトラヒドロフタル酸である、請求項72に記載の方法。
- 前記架橋剤が、ブロックポリイソシアネート化合物、ウレトジオン化合物、ポリイソシアネート、およびそれらのオリゴマー、ならびにそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項72に記載の方法。
- 前記形成工程が、
前記膜形成材料をアミンと反応させて前記膜形成材料上に塩形成部位を形成する工程、または前記膜形成材料上にクオタニウムアンモニウム、スルホニウム、またはホスホニウム官能基を組み込む工程、または酸官能基を組み込む工程、をさらに含む、請求項72に記載の方法。 - 前記アミンが、ジエタノールアミン、メチルエチルアノールアミン、ジエチレントリアミンのジケタミン、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項80に記載の方法。
- 前記配合工程が、顔料、塩形成剤、金属または金属化合物、およびそれらの組み合わせからなる群のうちの要素をさらに含む、請求項72に記載の方法。
- 前記金属または金属化合物が、M、MO、M2O3、M(OH)n、RxMO、およびそれらの組み合わせからなる群から選択され、式中、MはAl、Au、Bi、Ce、Cu、Fe、Pb、Sn、Sb、Ti、Y、Zn、およびZrからなる群から選択される金属であり、nはMの原子価を満たす整数であり、Rはアルキルまたは芳香族基であり、xは1〜6の整数である、請求項82に記載の方法。
- 前記金属または金属化合物が、酸化ジブチルスズ、ジブチルスズジラウレート、酸化亜鉛、酸化ビスマス、酸化スズ、酸化イットリウム、酸化銅、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される金属触媒を含む、請求項82に記載の方法。
- 前記配合工程が、前記コーティング組成物を混合して分散液を形成する工程をさらに含み、
前記塗布工程が、前記コーティング組成物の前記基板への電着を含み、前記基板が金属基板である、請求項72に記載の方法。 - 前記塗布されたコーティング組成物を硬化させる工程をさらに含む、請求項72に記載の方法。
- 前記硬化工程が、加熱、化学線の適用、または加熱と化学線の適用を含む、請求項86に記載の方法。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US11/685,261 US7772333B2 (en) | 2007-03-13 | 2007-03-13 | Film-forming material containing resin with -Si(OR)3 and crosslinkable groups |
US11/685,264 US7803958B2 (en) | 2007-03-13 | 2007-03-13 | Crosslinkers containing silane |
US11/685,272 US7714068B2 (en) | 2007-03-13 | 2007-03-13 | Coating compositions containing silane, methods for producing a coating composition and a coated substrate |
PCT/US2008/054198 WO2009045558A2 (en) | 2007-03-13 | 2008-02-18 | Film-forming material, crosslinkers and coating compositions containing silane, methods for producing a coating composition and a coated substrate |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010521552A true JP2010521552A (ja) | 2010-06-24 |
JP2010521552A5 JP2010521552A5 (ja) | 2011-04-07 |
Family
ID=40416943
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009553669A Pending JP2010521552A (ja) | 2007-03-13 | 2008-02-18 | シランを含有する膜形成材料、架橋剤、およびコーティング組成物と、コーティング組成物およびコーティングされた基板を製造するための方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP2152825A2 (ja) |
JP (1) | JP2010521552A (ja) |
KR (1) | KR20100015534A (ja) |
WO (1) | WO2009045558A2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017530227A (ja) * | 2014-09-25 | 2017-10-12 | ヘキシオン・インコーポレイテッド | シラン官能化化合物およびこれの組成物 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8293836B2 (en) * | 2009-05-20 | 2012-10-23 | Basf Coatings Gmbh | Curable coating composition containing a compound having a uretdione group and a different functional group and cured coatings |
US8574414B2 (en) * | 2010-07-14 | 2013-11-05 | Ppg Industries Ohio, Inc | Copper prerinse for electrodepositable coating composition comprising yttrium |
KR102288642B1 (ko) * | 2018-10-12 | 2021-08-12 | 주식회사 멕스플로러 | 복합 코팅액, 이를 이용하여 제조된 금속 기판 구조체, 및 그 제조 방법 |
US11466175B2 (en) * | 2019-12-30 | 2022-10-11 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Silicone-based electrodepositable coating composition |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09176564A (ja) * | 1986-12-23 | 1997-07-08 | Kansai Paint Co Ltd | 水性塗料用樹脂組成物 |
US5717125A (en) * | 1994-05-13 | 1998-02-10 | Fraunhofer-Gesellschaft Zur Forderung Der Angewandten | Hydrolyzable and polymerizable silanes |
JP2000218230A (ja) * | 1999-01-29 | 2000-08-08 | Nippon Steel Corp | 亜鉛系メッキ鋼板の表面処理方法 |
JP2001002983A (ja) * | 1999-04-20 | 2001-01-09 | Kansai Paint Co Ltd | 塗料用硬化性組成物及び上塗り塗膜形成方法 |
JP2001146572A (ja) * | 1999-11-19 | 2001-05-29 | Jsr Corp | コーティング組成物およびそれより得られる硬化膜 |
JP2004131549A (ja) * | 2002-10-09 | 2004-04-30 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 下塗り剤組成物、該組成物を用いたコーティング方法、及びコーティング物品 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6319557B1 (en) * | 1996-12-05 | 2001-11-20 | Kansai Paint Co., Ltd. | Coating composition and method for application thereof |
US6207731B1 (en) * | 1999-09-23 | 2001-03-27 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Cathode electrocoating compositions having improved appearance, improved edge coverage and reduced craters |
-
2008
- 2008-02-18 EP EP08836586A patent/EP2152825A2/en not_active Withdrawn
- 2008-02-18 KR KR1020097021338A patent/KR20100015534A/ko not_active Application Discontinuation
- 2008-02-18 JP JP2009553669A patent/JP2010521552A/ja active Pending
- 2008-02-18 WO PCT/US2008/054198 patent/WO2009045558A2/en active Application Filing
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09176564A (ja) * | 1986-12-23 | 1997-07-08 | Kansai Paint Co Ltd | 水性塗料用樹脂組成物 |
US5717125A (en) * | 1994-05-13 | 1998-02-10 | Fraunhofer-Gesellschaft Zur Forderung Der Angewandten | Hydrolyzable and polymerizable silanes |
JP2000218230A (ja) * | 1999-01-29 | 2000-08-08 | Nippon Steel Corp | 亜鉛系メッキ鋼板の表面処理方法 |
JP2001002983A (ja) * | 1999-04-20 | 2001-01-09 | Kansai Paint Co Ltd | 塗料用硬化性組成物及び上塗り塗膜形成方法 |
JP2001146572A (ja) * | 1999-11-19 | 2001-05-29 | Jsr Corp | コーティング組成物およびそれより得られる硬化膜 |
JP2004131549A (ja) * | 2002-10-09 | 2004-04-30 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 下塗り剤組成物、該組成物を用いたコーティング方法、及びコーティング物品 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017530227A (ja) * | 2014-09-25 | 2017-10-12 | ヘキシオン・インコーポレイテッド | シラン官能化化合物およびこれの組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP2152825A2 (en) | 2010-02-17 |
WO2009045558A3 (en) | 2009-05-28 |
KR20100015534A (ko) | 2010-02-12 |
WO2009045558A2 (en) | 2009-04-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7671170B2 (en) | Film-forming material containing phosphorous | |
US7674874B2 (en) | Methods of producing coating compositions containing phosphorous | |
JP5383494B2 (ja) | 金属と配位結合する被膜形成材料 | |
JP5791229B2 (ja) | 金属と配位結合する被膜形成材料を含むコーティングの製造方法 | |
KR101379709B1 (ko) | 금속 배위 및 막-형성 물질 | |
US7772333B2 (en) | Film-forming material containing resin with -Si(OR)3 and crosslinkable groups | |
JP2010518231A (ja) | リン含有被膜形成材料及びリン含有コーティング組成物の製造方法 | |
US20080194843A1 (en) | Crosslinkers containing phosphorous | |
JP2010521552A (ja) | シランを含有する膜形成材料、架橋剤、およびコーティング組成物と、コーティング組成物およびコーティングされた基板を製造するための方法 | |
US7714068B2 (en) | Coating compositions containing silane, methods for producing a coating composition and a coated substrate | |
US7803958B2 (en) | Crosslinkers containing silane | |
MX2008004241A (es) | Metodo para la produccion de un recubrimiento que tiene materiales de coordinacion metalica y formadores de pelicula |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20101228 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110215 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110215 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121212 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20130312 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130313 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20130312 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130812 |