JP2010519630A - 整合性のとれた耐障害性分散ハッシュテーブル(dht)オーバレイネットワーク - Google Patents

整合性のとれた耐障害性分散ハッシュテーブル(dht)オーバレイネットワーク Download PDF

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Abstract

ピアツーピア(P2P)システムは、任意の1つの分散ハッシュテーブル(DHT)ノードが特定のキーを要求するクエリを受信した場合にクエリされたDHTノードが自身のDHTテーブルと対話して特定のキーを格納するDHTノードを判定し、特定のキーを格納している特定のDHTノードにクエリを1つのネットワークホップで転送するように、各々が各DHTノードに対する特定のハッシュ範囲を識別する情報を含む完全な分散DHTハッシュテーブルを有する複数のDHTノードを含むDHTオーバレイネットワークを有するものとして説明される。P2Pシステムは、耐障害性DHTノードを有効にするブートストラップ機構、複製機構、更新機構及び回復機構を含む1つ以上のデータ関連機構を更に実現できる。

Description

本発明は、整合性のとれた耐障害性分散ハッシュテーブル(DHT)オーバレイネットワークを有するピアツーピア(P2P)システムに関する。
P2Pシステムは、各ノード(例えば、ワークステーション、コンピュータ)が同等の又は類似する機能及び役割を有するアーキテクチャを有する。P2Pシステムは、いくつかのノードが他のノードに対応するように割り当てられるクライアント/サーバアーキテクチャとは異なる。過去には、P2Pシステムは、基本的なインターネットルーティング及び1日に何百万もの人がインターネット又は多くのオンラインサービスを介してアクセスする世界的な電子掲示板システムであるユーズネットニュース等のアプリケーションに適用されてきた。より最近では、P2Pシステムは、物理ネットワークに加え、Gnutella、Freenet、Pastry、P-Grid又はDKS等のいわゆるオーバレイネットワークを利用することによりリソースロケーションアプリケーションに適用されている。基本的にそれらの全てのオーバレイネットワークは、データ管理(探索、挿入、更新等)等の種々の分散アプリケーションサービスが実現される物理ネットワークに加え、リソースロケーションサービスを提供する。要望に応じて、それらの分散アプリケーションサービスは、リソースを管理するために物理ネットワークを直接使用できる。しかし、オーバレイネットワークを使用することにより、アプリケーション別識別子空間及びセマンティックルーティングをサポートするという利点が得られ、物理ネットワーク層に組み込むこと及び物理ネットワーク層でサポートすることが非常に困難であるネットワーク保守、認証、信頼等をサポートするような追加の一般的なサービスを提供する可能性が与えられる。従って、オーバレイネットワークの導入(次に詳細に説明する)及びサービスレベルにおける自己管理はP2Pシステムに対して非常に重要な革新であった。
各オーバレイネットワークは、2つの関数FP: PRI及びFR: RRIを利用するアプリケーション別識別子空間IにP及びRをマッピングすることによりリソースRの集合へのアクセスを可能にするノードPのグループを有する。それらのマッピングにより、アプリケーション別識別子空間I上の近接性計測値を使用してノードPに対するリソースRの関連付けが設定される。任意のノードPから任意のリソースRへのアクセスを可能にするために論理ネットワークが構築される。すなわち、グラフがアプリケーション別識別子空間Iに埋め込まれる。基本的に、特定の各オーバレイネットワークは、以下の6つの重要な設計面に基づいて行なわれる決定により特徴付けられる。
1.識別子空間Iの選択
2.識別子空間IへのリソースR及びノードPのマッピング
3.ノードPによる識別子空間Iの管理
4.グラフ埋め込み(論理ネットワークの構造)
5.ルーティング戦略
6.保守戦略
これらの設計決定を行なう際、オーバレイネットワークと関連付けられる以下の特徴の1つ以上に対処しようとする場合が多い。
効率:ルーティングはオーバレイホップの数を最小(最短の物理的距離)にするのが好ましく、オーバレイネットワークを構成及び保守する帯域幅(メッセージ数及びそれらのサイズを含む)は最小に維持されるのが好ましい。
スケーラビリティ:スケーラビリティの概念は、例えば数的スケーラビリティ等の多くの面を含む。すなわち、大きな性能低下なしで非常に多くの参加ノードが存在できる。
自己組織化:中央制御の欠如及び参加ノードの集合の頻繁な変更は、特定の自己組織化度を必要とする。すなわち、churnが発生する場合、オーバレイネットワークは安定した構成になるように自己再構成するように構成されるのが好ましい。一般に外部からの介入が不可能であるため、この論理的方法は安定化に要求されるものである。
耐障害性:参加ノード及びネットワークリンクはいつでも障害を起こす可能性があるが、全てのリソースは依然として全てのノードからアクセス可能であるのが好ましい。一般に、これはある冗長形式により達成される。基本的に、耐障害性は、オーバレイネットワークの一部が動作を中止した場合でも、オーバレイネットワークが依然として受け入れ可能なサービスを提供できるのが好ましいことを示す。
協働:オーバレイネットワークはノードの協働に依存する。すなわち、ノードは、対話するノードがルーティング、指標情報の交換、サービス品質等に応じて適切に動作することを信頼する必要がある。
今日まで、オーバレイネットワークに対する広範なアルゴリズム、構造及びアーキテクチャが提案され、ネットワーク化、分散システム、データベース、グラフ理論、エージェントシステム、複合システム等の多くの種々のコミュニティからの知識を統合してきた。DHTオーバレイネットワークは、大規模分散アプリケーションに対する一般的なビルディングブロックとして使用されるように提案された1つのそのようなオーバレイネットワークである。非特許文献1〜6は、従来のDHTオーバレイネットワークを詳細に説明する(これらの文献の内容は、参考として本明細書に取り入れられる)。
従来のDHTオーバレイネットワークの参加ノードの集合が非常に大きく動的であると仮定されるため、参加者の現在の集合のノードの各ビューは、費用がかかり過ぎるため同期されない。その代わり、従来のDHTオーバレイネットワークの方法は、データエントリに対する要求が要求されたデータエントリを管理する役割を果たす特定のノードに到達する前に2つ以上のネットワークホップを必要とすることが多いルーティングオーバレイを単に形成することである。従来のDHT方式のこの問題については、図1A及び図1Bに関して以下に更に詳細に説明する。
図1A(従来技術)を参照すると、図1は、10個の従来のDHTノードN1、N8...N56を有するP2Pシステム100の一例を示す。DHTノードN1、N8...N56の各々は、以下のことを可能にするために使用される別個のDHTハッシュテーブル102を有する。すなわち、(1)所定の識別子に対するクエリが、所望の識別子をまたぐ一対のノードを検索するまで後続ポインタを介して所定のトポロジ(この例においては円)の周囲を通過すること及び(2)一対のノードのうち第2のノードが、所望のデータエントリを見つけるためにクエリがマップするノードであることである。この例において、DHTノードN8は、限定された数の範囲のキー値8+20、8+21、8+22...8+25(列106を参照)をクエリする種々のDHTノードN14、N21、N32及びN42(列104を参照)の参照、アドレス又は識別子を格納するDHTハッシュテーブル102を有する。図示されるように、DHTノードN8は、少しの数のDHTノードN14、N21、N32及びN42のみの参照、アドレス又は識別子を格納するDHTハッシュテーブル102を有し、識別子の円上のDHTノードN8に近接するDHTノードN14に関して、より遠いDHTノードN21、N32及びN42より多くのことを知っている。第2に、DHTノードN8は、全ての可能なキーkの正確な場所を判定するのに十分な情報を含むDHTハッシュテーブル102を有していないことが分かる(尚、これらの特定の特徴は、DHTノードN1、N14...N56及びそれぞれのDHTハッシュテーブルにも当てはまる)。
図1B(従来技術)を参照すると、P2Pシステム100の一例の別の図が示される。ここで、DHTノードN8は、クエリ108(ルックアップキー54)を受信しており、DHTハッシュテーブル102を使用して、クエリ108がDHTノード56である最終的な宛先により近づくように別のDHTノード42に転送される必要があると判定する。この例において、DHTノードN8はキー54の後続を見つけることを要求すると仮定する。キー54に先行するDHTノードN8のDHTハッシュテーブル102中の最大エントリはDHTノードN42であるため、DHTノードN8は、DHTノードN42にクエリ108を解決するように要求する(数字「1」を参照)。その結果、DHTノードN42は、キー54に先行するDHTハッシュテーブル中の最大エントリ、すなわちDHTノードN51を判定し、DHTノードN42は、DHTノード51にクエリ108を解決するように要求する(数字「2」を参照)。次に、DHTノードN51は、自身のDHTハッシュテーブルをチェック後、自身の後続であるDHTノードN56がキー54を継承することを発見するため、DHTノードN56にクエリ108を解決するように要求する(数字「3」を参照)。最後に、DHTノード56は発信元DHTノードN8に自身のアドレス110を返す(数字「4」を参照)。図示されるように、このDHT要求のルーティングは、DHTノードN8からDHTノードN42、N51及びN56までのいくつかのネットワークホップを含んでいた。
Ion Stoicay他、「Chord: A Scalable Peer-to-peer Lookup Protocol for Internet Applications」SIGCOMM'01、2001年8月27〜31日、San Diego, California, USA D. Malkhi他、「Viceroy: A scalable and dynamic emulation of the butterfly」Proc. 21st ACM Symposium on Principles of Distributed Computing、2002年 P. Maymounkov他、「Kademlia: A peer-to-peer information system based on the xor metric」Proceedings of International Peer-to-Peer Symposium、2002年 S. Ratnasamy他、「A scalable content addressable network」in Proceedings of ACM SIGCOMM 2001、2001年 Rowstron他、「Pastry: Scalable, decentralized object location, and routing for large-scale peer-to-peer systems」Lecture Notes in Computer Science, 第2218巻、329〜350ページ、2001年 Karger, D.他、「Consistent hashing and random trees: Distributed caching protocols for relieving hot spots on the World Wide Web」Proceedings of the 29th Annual ACM Symposium on Theory of Computing(El Paso, TX、1997年5月)、654〜663ページ
クエリ108を解決するために利用されるいくつかのネットワークホップは、従来のDHTオーバレイネットワーク100に関する基本的な問題である。実際には、定常状態モードで動作している従来のDHTオーバレイネットワーク100において、一般に各DHTノードは、O(logN)個の他のDHTノードのみに関する情報を維持し、O(logN)個のメッセージ/ホップを介する他のDHTノードへの全てのルックアップを解決する。従って、通信環境等の高信頼環境において使用されるのに更に適するより高速で強力な信頼できるDHTオーバレイネットワークを構築しようとする場合、従来の方法に関連する大量のネットワークホップに関して問題がある。この大量のネットワークホップにより、ノードがネットワーク毎に互いに近接する、すなわち待ち時間が非常に短い専用のセキュリティ上安全な高信頼ネットワーク環境において動作する限定された数の通信ノード(ハードウェア及びソフトウェア)を一般に有する通信環境において性能が低下する可能性がある。従って、例えば通信環境のような高信頼環境においてDHTを実現する場合、従来のDHTオーバレイネットワーク100に関連する上記問題及び他の問題に対処する必要がある。この要求及び他の要求は、本発明により満たされる。
1つの面において、本発明は、ピアツーピア(P2P)システムを形成する複数の分散ハッシュテーブル(DHT)ノードを有するDHTオーバレイネットワークを提供する。任意の1つのDHTノードが特定のキーを要求するクエリを受信した場合にクエリされたDHTノードが自身のDHTテーブルと対話してDHTノードのうち特定のキーを格納する1つのDHTノードを判定し、クエリされたDHTノードが特定のキーを格納していない場合にクエリされたDHTノードが特定のキーを格納している特定のDHTノードにクエリを1つのネットワークホップで転送するように、各DHTノードは各DHTノードに対する特定のハッシュ範囲を識別する情報を含む完全な分散DHTハッシュテーブルを有する。P2Pシステムは、1つ以上のデータ関連機構、すなわちブートストラップ機構、複製機構、更新機構及び回復機構を更に含んでもよい。
別の面において、本発明は、P2Pシステムを形成する複数のDHTノードを有するDHTオーバレイネットワークを構成する方法を提供する。方法は、(1)各DHTノードが初めて起動する場合、起動するDHTノードに自身の容量を通知するメッセージをブロードキャストさせて、(a)DHTオーバレイネットワークがこの時点で動作するDHTノードを有さない場合に、起動するDHTノードにDHTハッシュテーブルの第1の場所を割り当て且つ起動するDHTノードにDHTハッシュテーブルの全てのハッシュ範囲を仮定させるステップと、(b)DHTオーバレイネットワークがこの時点で1つの動作するDHTノードのみを有する場合に、1つの動作するDHTノードに起動するノードの通知された容量を考慮してハッシュ範囲の分割方法を決定させて且つ再計算されたDHTハッシュテーブルを起動するDHTノードに送出させるステップと、(c)DHTオーバレイネットワークがこの時点で2つ以上の動作するDHTノードを有する場合に、DHTハッシュテーブルの1番目である動作するDHTノードに起動するノード及び動作するDHTノードの全ての通知された容量を考慮してハッシュ範囲の分割方法を決定させて且つ再計算されたDHTハッシュテーブルを起動するDHTノード及び他の動作するDHTノードに送出させるステップとのうち1つを開始するブートストラッピング機構を実現するステップを含む。
別の面において、本発明は、P2Pシステムを形成する複数のDHTノードを有する構成されたDHTオーバレイネットワークを使用する方法を提供する。方法は、(1)1つのDHTノードにおいて特定のキーを要求するクエリを受信するステップと、(2)DHTノードのうち特定のキーを格納する1つのDHTノードを判定するために、クエリされたDHTノードと関連するDHTテーブルと対話するステップと、(3)特定のキーを格納する特定のDHTノードにクエリを1つのネットワークホップで転送するステップであり、各DHTノードが各DHTノードに対する特定のハッシュ範囲を識別する情報を含む同一のDHTハッシュテーブルを有するステップとを含む。
更に別の面において、本発明は、自身に対する特定のハッシュ範囲を識別する情報を含み且つP2PシステムのDHTオーバレイネットワークの一部である全ての他のDHTノードに対する特定のハッシュ範囲を識別する情報を含むように構成される完全な分散DHTハッシュテーブルを有するDHTノードを提供する。DHTノードは、1つ以上のデータ関連機構、すなわちブートストラップ機構、複製機構、更新機構及び回復機構を更に実現してもよい。
本発明の追加の面は、以下の詳細な説明、図面及び任意の請求項において部分的に示され、詳細な説明からの部分的な導出、あるいは本発明の実施により理解される。上述の概要の説明及び以下の詳細な説明の双方が説明のための単なる例示であり、開示される本発明を限定するものでないことが理解される。
添付の図面と共に以下の詳細な説明を参照することにより、本発明は更に完全に理解されるだろう。
DHTオーバレイネットワークにおいて従来のDHTプロトコルを実現することに関連する1つの問題を説明するのを助長するために使用されるP2Pシステムの例を示す図である。 本発明に従って整合性のとれた耐障害性DHTノードを有効にする1つ以上の新しい機構を実現するDHTオーバレイネットワークを含むP2Pシステムの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に従って指標範囲管理機構を説明するのを助長するために使用されるP2Pシステムの例を示す図である。 本発明の別の実施形態に従ってブートストラップ機構を説明するのを助長するために使用されるP2Pシステムの一例を示す図である。 本発明の更に別の実施形態に従って複製機構を説明するのを助長するために使用されるP2Pシステムの一例を示す図である。 本発明の更に別の実施形態に従って更新機構を説明するのを助長するために使用されるP2Pシステムの例を示す図である。 本発明の更に別の実施形態に従って回復機構を説明するのを助長するために使用される2つのDHTノードを示す図である。
本発明は、整合性のとれた耐障害性DHTノードN1、N8...N56を有するように1つ以上の新しい機構202、204、206、208及び210を実現するDHTオーバレイネットワークを含むP2Pシステム200を導入することにより上述の問題及び他の問題に対処する(図2に示すP2Pシステム200の一例を参照)。それらの新しい機構202、204、206、208及び210は、DHTハッシュテーブル内の指標範囲の分布を改善し且つ整合性のとれたDHTノードN1、N8...N56を有効にする指標範囲管理機構202を含む。この特定の機構202を以下に詳細に説明する。これは、
・分散DHTハッシュテーブル機構202
と呼ばれる。
新しい機構202、204、206、208及び210は、耐障害性DHTノードN1、N8...N56を有効にする4つのデータ関連機構204、206、208及び210を更に含む。これらの機構204、206、208及び210を以下に詳細に説明する。これらは、
・ブートストラップ機構204
・複製機構206(DHTデータ修正)
・更新機構208(DHTノードクラッシュ)
・回復機構210(DHTノード復元)
と呼ばれる。尚、データ関連機構204、206、208及び210は指標範囲管理機構202に関係なく適用可能である。
分散ハッシュテーブル機構202
各DHTノードN1、N8...N56は、どのDHTノード(列214を参照)がどのハッシュ範囲(列216を参照)に対応するかを厳密に記述する完全なトポロジを含む完全な分散DHTハッシュテーブル212を有する。特に、各DHTノードN1、N8...N56は同一のDHTハッシュテーブル212を有する。これに対して、従来の各DHTノードN1、N8...N56は「ハッシュ範囲」に関する部分情報を含む異なるDHTハッシュテーブル102を有していた(図1A及び図1Bを参照)。
図3Aを参照すると、図3Aは、本発明の一実施形態に従って、指標範囲管理機構202を実現する10個の従来のDHTノードN1、N8...N56を有するP2Pシステム200の一例を示す。DHTノードN1、N8...N56の各々は、所定のハッシュ値を要求するDHTノードN1、N8...N56に関する直観的知識を有するように、完全な分散DHTハッシュテーブル212を有する(尚、図3AはDHTノードN8に関連するDHTハッシュテーブル212のみを示す)。図3Bにおいて、クエリ218がDHTノードN8に到着してキー54を要求すると仮定すると、DHTノードN8は、DHTハッシュテーブル212にインタフェースし、51+1〜56の範囲のキーがDHTノード56に格納されていることを直接認識する。図示されるように、この厳密な情報により、入力要求はDHTノードN8(例えば)により所定のハッシュを管理しているDHTノード56(例えば)に1つのネットワークホップのみで転送可能になり、それにより、要求の対象データに到達するまでに伴う余分なホップがより少なくなる(図1A及び図1Bと比較すると)ため性能は向上する。尚、この指標範囲管理機構202の動作は、DHTノード数が既に設定され且つオーバレイネットワークが既に「構築」されて通常動作状態で機能する準備ができていることを前提とする。しかし、ブートストラップ機構204に関する以下の説明は、指標範囲管理機構202、並びに他の機構206、208、210及び212を利用できるP2Pシステム/DHTオーバレイネットワークを確立/構築するために使用される1つの方法にすぎない。
ブートストラップ機構204
DHTオーバレイネットワークは、耐障害性DHTノードN1、N8...N56を有効にするのを助長するブートストラッピング機構204を実現する。一実施形態において、ブートストラッピング機構204は以下の3つの異なる要素を考慮して設計された。
1.耐障害性:P2Pシステム200全体は、保守が行なわれた後最初に又は深刻なクラッシュの後随時、自動的に起動可能にされるのが好ましい。個々のDHTノードN1、N8...N56は共通ネットワークを共有し、拡散機構(マルチキャスト又はブロードキャストメッセージ)の実行可能性を有効にするために短いネットワーク距離だけ分離されるのが好ましい。
2.特異性なし:P2Pシステム200の全てのDHTノードN1、N8...N56は同様であるのが好ましい。これは、P2Pシステム200の残りのDHTノードと異なる役割を果たすDHTノードが存在しないことを意味する。
3.簡略化:P2Pシステム200は簡略化を意図して考案された。これは、以下に説明するように、ブートストラップ機構204が通常の書き込み動作と実質的に異ならないことを示す。
これらの要素に基づいて、ブートストラッピング機構204の一例は以下のように挙動するように設計された。
I.DHTノードが起動すると、DHTノードは自身が有する記憶容量のみを認識する。
II.起動するDHTノードは、ブロードキャストメッセージを送出し、自身の容量を動作するDHTノードに通知する。
a.P2Pシステム200が動作するDHTノードをまだ有さない場合、起動するDHTノードはDHTハッシュテーブル212の第1の場所を割り当てられる。更に、起動するDHTノードは、ハッシュ空間の100%の範囲を仮定する。
b.P2Pシステム200が動作するDHTノードを1つのみ有する場合、その動作するDHTノードはブロードキャストメッセージを受信し、自身の容量及び起動するDHTノードの容量に従ってDHTテーブル212のキー/ハッシュ空間の分割方法を決定する。計算されると、動作するDHTノードは起動するDHTノードに対して更新済みDHTハッシュテーブル212により応答する。
c.P2Pシステム200が2つ以上の動作するDHTノードを有する場合、それらの全ての動作するDHTノードはブロードキャストメッセージを受信するが、DHTハッシュテーブル212の第1の動作するDHTノードのみが主導権を取り、残りの動作するDHTノードは単にブロードキャストメッセージを廃棄する。第1の動作するDHTノードは、新しく起動するDHTノードを含むようにDHTハッシュテーブル212を再計算する。それに加えて、第1の動作するDHTノードは、自身の容量、並びに他の動作するDHTノード及び起動するDHTノードの容量に従ってDHTハッシュテーブル212のキー/ハッシュ空間の分割方法を決定する。第1の動作するDHTノードは、例えば再帰的直接応答ルーティング(RDRR)機構を使用して、更新済みDHTハッシュテーブル212を他の動作するDHTノード及び新しく起動するDHTノードに伝播できる。一実施形態において、RDDR機構は、更新済みDHTハッシュテーブル212に基づいて昇順方向に更新済みDHTテーブル212を次のDHTノードに再帰的に送出するように機能する(図4を参照)。
更新済みDHTハッシュテーブル212が受信されると、起動するDHTノードは「ブートストラップモード」を終了し、この時点で要求の受信を開始できる「動作/通常モード」を開始する。
図4を参照すると、図4は、DHTノードN32(例えば)が本発明の別の実施形態に従って起動している場合のブートストラップ機構204の機能を説明するのを助長するために使用されるP2Pシステム200内の4つのDHTノードN1、N8、N21及びN32を示す。ステップ「1」において、起動するDHTノードN32が起動すると、そのDHTノードN32は動作するDHTノードN1、N8及びN21(尚、この例においては、簡潔にするためにDHTノードN38、N42、N48、N51及びN56は示さない)にブロードキャストメッセージ402(新たな状態及び容量を通知する)を送出する。ステップ「2」において、動作するDHTノードN1(DHTハッシュテーブル212の第1のノードである)は、ブロードキャストメッセージ402を受信すると、起動するDHTノードN32及び他の動作するDHTノードN8及びN21の容量を考慮してDHTハッシュテーブル212を更新する役割を有する(尚、DHTノードN8及びN21はブロードキャストメッセージ402を廃棄する)。例えば、DHTノードN1、N8、N21及びN32の各々がk個のキーの範囲に対して同等の容量を有すると仮定すると、DHTハッシュテーブル212は図4に示すように更新される(元のDHTハッシュテーブル212が左側に示され且つ更新済みDHTハッシュテーブル212が右側に示される分解図を参照)。ステップ3において、動作するDHTノードN1がDHTハッシュテーブル212を更新すると、それはリングメンバのDHTノードN8、N21及びN32にRDDR機構を介して再帰的にリダイレクトされる。全てのDHTノードN8、N21及びN32は、更新済みDHTハッシュテーブル212を受信すると、自身の先のDHTハッシュテーブル212を更新済みDHTハッシュテーブル212に置換する。
尚、P2Pシステム200へのデータの初期のポピュレートは、DHTノードに対して書き込み動作を大量に開始する単純なクライアントを実行することにより達成される。このポピュレートは、DHTハッシュテーブルに書き込まれる初期値をクライアントに供給する外部記憶装置に基づくことが可能である。あるいは、P2Pシステム200は通常使用している場合に個別の書き込み動作を使用することによりデータをポピュレートされるが、これはDHTノードにデータを供給するために外部記憶装置を使用する時程効率的ではない(尚、P2Pシステム200のポピュレートは、「構築」ステップの後又は上記例においては最初にP2Pシステム200を構成するためにブートストラップ機構202が実行された後に実行される)。
複製機構206(DHTデータ修正)
DHTオーバレイネットワークは、複製機構206を更に実現し、データが1つ以上の複製DHTノードにおいて形式的に複製されることを保証できる。データの形式的な複製を可能にするために、上述のDHTハッシュテーブル212は、ハッシュ範囲を処理するDHTノードを見つけるためだけでなくその同一のハッシュ範囲に対する複製を保持するDHTノードを判定するためにも使用される。次に、上述のP2Pシステム200を使用して、複製機構206に関して詳細に説明する。
図5を参照すると、図5は、本発明の別の実施形態に従って、データが1つ以上の複製DHTノードにおいて形式的に複製されることを保証する複製機構206の機能を説明するのを助長するために使用されるP2Pシステム200の一例を示す。この例において、書き込み要求(K54)502はDHTノードN8に到着し、DHTノードN8は、自身のハッシュテーブル212と対話し且つキー54を上書きする要求504をDHTノードN56(要求されたキー値を保持している)に転送する。DHTノードN56は、書き込み要求(K54)502に対処し、複製機構206に従って先行DHTノードN51に書き込み要求(K54)502を再転送する(尚、以下に更に詳細に説明するように、書き込み要求(K54)502は要望に応じて他のDHTノードに転送可能である)。この特定の例において、分散DHTハッシュテーブル212は変更されないが、先行DHTノード51(DHTノードN56と関連付けられる)の場所を特定するために使用される。
先行DHTノードN51は、書き込み要求(K54)502を実行すると、DHTノードN56の複製として効果的に動作する。従って、各DHTノードN1、N8...N56は、複製機構206を実現すると、別のDHTノードの複製として機能でき、その結果、全てのDHTノードは二重挙動、すなわち(1)キーの範囲に対する主ノード又はアクティブ部分及び(2)主ノードの複製又はパッシブ部分を有する。この例において、DHTノードN51は、49〜51の範囲のキーに対して主ノードとして動作し、52〜56の範囲のキーに対して複製として更に動作する。
各P2Pシステム200の要求を満足するために、各DHTノードが必要な量の複製を有するように複製機構206が繰り返される。従って、任意の所定のDHTノードは、ハッシュ範囲に対する主ノード又はアクティブノードとして動作可能であり、1つ、2つ、3つ又はそれ以上のパッシブ複製を更に有することができる。この例において、複数のパッシブ複製が存在する場合、新しい各複製R+1はDHTノード56として挙動し、先の複製RはDHTノード51として挙動する。DHTノードに障害が発生した場合、複製チェーンは、DHTハッシュテーブル212から取得され、動作する複製が要求を処理するために見つけられるまでその複製チェーンをたどる。
図5に示す例において、複製ロケーション機能(例えば、トポロジに基づく複製ロケーション(TRL)機能)は、この特定に例においては先行DHTノードである別のDHTノードに対する複製ノードとして動作するDHTノードを判定するために使用された。この場合、TRL複製ロケーション機能は、(1)全てのDHTノードが、システムスタートアップ時にTRL機能を使用することに同意してもよいこと及び(2)TRL機能がローカル情報を使用して計算を実行し、事前に設定された情報の使用又はP2Pシステム200外で場所が特定される他の特定のノードへの依存を回避することを含むいくつかの特徴を有する。これは、DHTノードが任意の他のDHTノードを調査する必要なくTRL機能を自律的に実行できるようにされるか又はスタートアップ時に提供されたデータ以外の任意の余分なデータを受信できるようにされてもよいことを意味する。しかし、書き込み要求が主DHTノード(又は先の複製DHTノード)により受信された後にその書き込み要求が再転送されるDHTノードを判定するために、異なるトポロジ又は地理的な計測値が任意の複製ロケーション機能により使用されてもよい。
更新機構208(DHTノードクラッシュ)
DHTオーバレイネットワークは、DHTノードがクラッシュした場合に要求が複製DHTノードにより対応されることを保証する更新機構208を更に実現できる。本実施形態において、DHTノードがクラッシュした場合、DHTハッシュテーブル212が更新され且つ全てのDHTノードに再度配信されるため、クラッシュしたDHTノードにより以前対応された要求はクラッシュしたDHTノードの複製により対処及び対応される。更新機構208は、クラッシュしたDHTノードにより要求される動作の種類(読み出し、書き込み等)に関係なく機能できる。
図6Aを参照すると、図6Aは、本発明の別の実施形態に従って、DHTノードがクラッシュした場合に要求が複製により対応されることを保証する更新機構208の機能を説明するのを助長するために使用されるP2Pシステム200の一例を示す。この例において、ルックアップ/読み出し要求(K47)602はDHTノードN8に到着し、DHTノードN8は、自身のDHTハッシュテーブル212(左側)と対話し、キー47と関連付けられるデータをルックアップするためにその要求をDHTノードN48(要求されたキー値を保持している)に転送する(ステップ「1」を参照)。しかし、DHTノードN48がクラッシュしているため、DHTノードN8は所定の時間内に有効な応答を得られないか、あるいは同意された肯定応答を受信しない。このような状況下において、DHTノードN8はTRL機能を適用し、障害があるものとしてDHTノードN48にマークを付与し、所定のトポロジ関係に基づいて対応する複製DHTノードに読み出し要求602を再度送出する(例えばこの例において、このDHTノードは先行DHTノードN42である)(ステップ「2」を参照)。読み出し要求602を複製DHTノードN42に送出する前に、DHTノードN8はトポロジの動作する全てのDHTノードN1、N14...N58にDHTハッシュテーブル212に対する変更に関して通知する(ステップ「3」を参照)。この例において、これは、クラッシュしたDHTノードN48のDHTハッシュテーブル212における位置が複製DHTノードN42により置換されることを示す(元のDHTハッシュテーブル212が左側に示され且つ更新済みDHTハッシュテーブル212が右側に示される分解図を参照)(尚、複製機構206により、更新機構208が実現可能になる)。
クラッシュしたノードと関連するクエリを複製DHTノードにリダイレクト(又は直接送出)するようにDHTノードに命令する更新機構208は、以下の3つの前提に基づいて設計可能である。
・トポロジがDHTオーバレイネットワークにおいて規定される:これは、DHTノードの分布から、全てのDHTノードに適用可能な先行又は後続等の基本機能を規定できることを意味する。このように、TRL機能は全てのDHTノードにより適用可能である。
・ブロードキャスト/マルチキャスト機構が適用可能である:これは、全てのDHTノードがP2Pシステム200の全てのDHTノードに影響を及ぼす特別な制御メッセージを送出可能になることを意味する。それらの制御メッセージは、他の保留中/キュー登録された要求より優先されるのが好ましい。
・DHTオーバレイネットワークの任意の2つのDHTノード間、例えばDHTノードAからDHTノードBに送出される全てのメッセージは、DHTノードBからDHTノードAに送出される確認応答メッセージ(ACK)を結果として与えてもよいため、ノードの障害を認識できる。
図6Bを参照すると、図6Bは、本発明に従って更新機構208の機能を説明するのを助長するために使用される3つのDHTノードA、B及びCを示すシーケンスチャートである。この場合、DHTノードがクラッシュした場合に従うステップは以下の通りである。
1.DHTノードAは、通常の要求(任意の種類の要求)を対応するDHTノードCに送出する。DHTノードCはたまたまクラッシュする。
2.DHTノードAは、ある特定の期間後にDHTノードCから応答をまだ受信していないことを通知した後、DHTノードCが故障したことを検出する。このタイムアウト状況は、最大可能遅延を考慮することによりP2Pシステムにおいてセットアップされる。
3.DHTノードAは、DHTノードCがクラッシュしたことを認識する最初のノードであるため、DHTハッシュテーブル212を再計算し、TRL機能を適用した後にDHTノードCを複製DHTノードBで置換する。
4.新しいDHTハッシュテーブル212は、ノードAから全ての動作するDHTノードにブロードキャストされる。全てのDHTノードは、キュー登録された要求よりブロードキャストメッセージ(制御メッセージ)を優先し、それにより古いDHTハッシュテーブル212を新しいDHTハッシュテーブル212で迅速に置換することを可能にする。
5.ここで、DHTノードAは通常状態に戻り、先に失敗した要求を複製DHTノードBに転送する。
回復機構210(DHTノード復元)
クラッシュしたDHTノードが復元されると(その一方で、その複製は要求に応答している)、複製DHTノード及びクラッシュしたDHTノードの役割を再び交換するための被制御ハンドオーバ処理が存在してもよい。回復機構210は、その被制御ハンドオーバ処理を実現するために使用可能である。一例として、DHTノードAをクラッシュし且つ現在通常動作モードに戻ろうとしているノードとし、DHTノードBをその複製とする。DHTノードAが起動した場合、DHTノードAは、通常のスタートアップの挙動後に自身の容量をブロードキャストする(尚、P2Pシステムは、「ブートストラッピングモード」ではなく「通常動作モード」であり、これは、ブートストラッピングを調整する役割を果たすDHTノードが存在せず、その代わりに全てのDHTノードが同等に挙動することを意味する)。従って、DHTノードAのメッセージに配慮するDHTノードは複製DHTノードBである。これは、DHTノードAがクラッシュし且つそのようなメッセージを待っているのでメッセージの二重のロードに対する救済を必要としている。これは、スタートアップブロードキャストメッセージ中のDHTノードAの固有の識別子を認識することにより、回復したことを通知しているDHTノードAが先にクラッシュした同一の古いDHTノードAであることをDHTノードBが認識できるように、DHTノードが一意に識別される手段(すなわち、固定インターネットプロトコル(IP)アドレス、媒体アクセス制御(MAC)アドレス等)を有することを示す。
図7を参照すると、図7は、本発明に従って回復機構210の機能を説明するのを助長するために使用される2つのDHTノードA及びBを示すシーケンスチャートである。この場合、クラッシュしたDHTノードが回復した場合に従うステップは以下の通りである。
1.まず、回復するDHTノードAは、回復しようとしていることをDHTノードBに通知する。
2.DHTノードBは、全ての入力書き込み又は削除要求(この時点以降)に対するマークの付与を開始するとともに、古いDHTノードAの全ての複製レコードを回復しているDHTノードAにバルク送出する(DHTノードAがスクラッチから開始していると仮定する)ことにより新しい状況を確認する。
3.DHTノードBがDHTノードAへのバルク転送を終了すると、複製レコードの第1の集合をDHTノードAに送出する一方で、受信し且つ書き込み/削除動作を実行した結果として、DHTノードBはマークが付与されたレコードのみをDHTノードAに送信する。この第2のリフレッシュ動作は、ステップ2の第1のリフレッシュ動作より非常に短いのが好ましいだろう。
4.この時点で、DHTノードBは先にクラッシュしたDHTノードAに対する入力要求に対処することを停止し、その代わりにそれらの要求をキューに格納する。同時に、DHTノードAは、P2Pシステムにブロードキャスト/マルチキャストメッセージを送出し、自身がアクティブであることを示し、分散DHTハッシュテーブル212の以前に複製DHTノードBにより処理されていた範囲の集合を管理する。
5.そのメッセージを受信すると、DHTノードBは、クエリを再び処理する適切な状態にあるDHTノードAに対してキューのフラッシュを開始する。
尚、この例は、要求の連続した流れがP2Pシステム200、厳密にはアクティブDHTノードBに到着することを前提とする。
本発明は、離散的な数のDHTノードにわたる指標範囲の分布を改善し、P2Pシステムの常に変化する数の多くの信頼性の低いDHTノードに対して考案された従来のDHT最新技術とは異なる信頼性のあるデータの複製及び回復を追加することが上述から理解されるべきである。本発明は、主に、参加するDHTノード数が離散的で安定している高信頼環境にDHTを合わせることに重点を置いており、DHTノードの信頼性及び性能に対する要求は高い。
本発明において、各DHTノードにおいて見つけられるDHTハッシュテーブルは、「ハッシュ範囲」に関する部分情報を含むのではなく、どのDHTノードがどのハッシュ範囲に対応するかを厳密に記述する完全なトポロジを含む。この修正されたDHTハッシュテーブルにより、各DHTノードは所定のハッシュ値を要求するDHTノードの直観的知識を有する。この厳密な情報により、入力要求は所定のハッシュを管理するDHTノードに1つのネットワークホップのみで転送可能となり、それにより、要求の対象データに到達するまでに伴うホップがより少なくなるため性能は向上する。
それに加えて、データが形式的にではなく無作為に複製される従来技術の現在の状況を防止するために、複製機構206は、複製DHTノードにデータ修正を自動的に転送し且つP2Pシステム全体がDHTハッシュテーブルを参照することにより新しい状況に迅速に適応できるようにするために使用されるものとして上述された。DHTノードがクラッシュした場合、クラッシュしたノードにより先に対応されていた要求が複製DHTノードにアドレス指定されるように、DHTハッシュテーブルが更新され且つ全てのDHTノードに再度配信されることを保証するために、更新機構208が使用される。
更に本発明は、DHTノードのクラッシュ後の回復を助長するために使用される回復機構210を提示した。上述の回復機構210は、データ整合性、すなわちDHTノードが故障して回復している期間にデータが失われないことに重点を置く。これは、処理及び記憶リソースの障害及び復元中に発生したデータに対する変更の同期化を意味する。このように、上述の機構202、204、206及び208がデータアクセスに対する中断を防止する一方、回復機構210は、クラッシュしたDHTノードが回復し且つ再び機能DHTノードになった後の状況を復元する処理を提供する。
本発明の複数の実施形態を添付の図面に示し、上記詳細な説明において説明したが、本発明は、開示される実施形態に限定されず、以下の請求の範囲により示され且つ規定される本発明の趣旨の範囲から逸脱せずに多くの再構成、変形及び置換が可能であることが理解されるべきである。
Ion Stoicay他、「Chord: A Scalable Peer-to-peer Lookup Protocol for Internet Applications」SIGCOMM'01、2001年8月27〜31日、San Diego, California, USA D. Malkhi他、「Viceroy: A scalable and dynamic emulation of the butterfly」Proc. 21st ACM Symposium on Principles of Distributed Computing、2002年 P. Maymounkov他、「Kademlia: A peer-to-peer information system based on the xor metric」Proceedings of International Peer-to-Peer Symposium、2002年 S. Ratnasamy他、「A scalable content addressable network」in Proceedings of ACM SIGCOMM 2001、2001年 Rowstron他、「Pastry: Scalable, decentralized object location, and routing for large-scale peer-to-peer systems」Lecture Notes in Computer Science, 第2218巻、329〜350ページ、2001年 Karger, D.他、「Consistent hashing and random trees: Distributed caching protocols for relieving hot spots on the World Wide Web」Proceedings of the 29th Annual ACM Symposium on Theory of Computing(El Paso, TX、1997年5月)、654〜663ページ Leong B他、「Achieving One-Hop DHT Lookup and Strong Stabilization by Passing Tokens」、Networks, 2004, (ICON 2004), Proceedings 12th IEEE International Conference in Singapore, 16-19 November 2004, Piscataway, NJ, USA, IEEE, 16 November 2004.
クエリ108を解決するために利用されるいくつかのネットワークホップは、従来のDHTオーバレイネットワーク100に関する基本的な問題である。実際には、定常状態モードで動作している従来のDHTオーバレイネットワーク100において、一般に各DHTノードは、O(logN)個の他のDHTノードのみに関する情報を維持し、O(logN)個のメッセージ/ホップを介する他のDHTノードへの全てのルックアップを解決する。従って、通信環境等の高信頼環境において使用されるのに更に適するより高速で強力な信頼できるDHTオーバレイネットワークを構築しようとする場合、従来の方法に関連する大量のネットワークホップに関して問題がある。この大量のネットワークホップにより、ノードがネットワーク毎に互いに近接する、すなわち待ち時間が非常に短い専用のセキュリティ上安全な高信頼ネットワーク環境において動作する限定された数の通信ノード(ハードウェア及びソフトウェア)を一般に有する通信環境において性能が低下する可能性がある。従って、例えば通信環境のような高信頼環境においてDHTを実現する場合、従来のDHTオーバレイネットワーク100に関連する上記問題及び他の問題に対処する必要がある。この要求及び他の要求は、本発明により満たされる。
非特許文献7は、全てのノードが、ネットワークの変動が過度に大きくない場合に、1ホップのルックアップを実現可能なグローバル・ルックアップ・テーブルを格納する分散ハッシュテーブル(DHT)を有することが可能なネットワークを開示している。
分散ハッシュテーブル(DHT)オーバレイネットワーク、方法、及びDHTノードはそれぞれ、独立請求項1、7、及び13に記載されている。1つの面において、本発明は、ピアツーピア(P2P)システムを形成する複数の分散ハッシュテーブル(DHT)ノードを有するDHTオーバレイネットワークを提供する。任意の1つのDHTノードが特定のキーを要求するクエリを受信した場合にクエリされたDHTノードが自身のDHTテーブルと対話してDHTノードのうち特定のキーを格納する1つのDHTノードを判定し、クエリされたDHTノードが特定のキーを格納していない場合にクエリされたDHTノードが特定のキーを格納している特定のDHTノードにクエリを1つのネットワークホップで転送するように、各DHTノードは各DHTノードに対する特定のハッシュ範囲を識別する情報を含む完全な分散DHTハッシュテーブルを有する。P2Pシステムは、1つ以上のデータ関連機構、すなわちブートストラップ機構、複製機構、更新機構及び回復機構を更に含んでもよい。
c.P2Pシステム200が2つ以上の動作するDHTノードを有する場合、それらの全ての動作するDHTノードはブロードキャストメッセージを受信するが、DHTハッシュテーブル212の第1の動作するDHTノードのみが主導権を取り、残りの動作するDHTノードは単にブロードキャストメッセージを廃棄する。第1の動作するDHTノードは、新しく起動するDHTノードを含むようにDHTハッシュテーブル212を再計算する。それに加えて、第1の動作するDHTノードは、自身の容量、並びに他の動作するDHTノード及び起動するDHTノードの容量に従ってDHTハッシュテーブル212のキー/ハッシュ空間の分割方法を決定する。第1の動作するDHTノードは、例えば再帰的直接応答ルーティング(RDRR)機構を使用して、更新済みDHTハッシュテーブル212を他の動作するDHTノード及び新しく起動するDHTノードに伝播できる。一実施形態において、RDRR機構は、更新済みDHTハッシュテーブル212に基づいて昇順方向に更新済みDHTテーブル212を次のDHTノードに再帰的に送出するように機能する(図4を参照)。
図4を参照すると、図4は、DHTノードN32(例えば)が本発明の別の実施形態に従って起動している場合のブートストラップ機構204の機能を説明するのを助長するために使用されるP2Pシステム200内の4つのDHTノードN1、N8、N21及びN32を示す。ステップ「1」において、起動するDHTノードN32が起動すると、そのDHTノードN32は動作するDHTノードN1、N8及びN21(尚、この例においては、簡潔にするためにDHTノードN38、N42、N48、N51及びN56は示さない)にブロードキャストメッセージ402(新たな状態及び容量を通知する)を送出する。ステップ「2」において、動作するDHTノードN1(DHTハッシュテーブル212の第1のノードである)は、ブロードキャストメッセージ402を受信すると、起動するDHTノードN32及び他の動作するDHTノードN8及びN21の容量を考慮してDHTハッシュテーブル212を更新する役割を有する(尚、DHTノードN8及びN21はブロードキャストメッセージ402を廃棄する)。例えば、DHTノードN1、N8、N21及びN32の各々がk個のキーの範囲に対して同等の容量を有すると仮定すると、DHTハッシュテーブル212は図4に示すように更新される(元のDHTハッシュテーブル212が左側に示され且つ更新済みDHTハッシュテーブル212が右側に示される分解図を参照)。ステップ3において、動作するDHTノードN1がDHTハッシュテーブル212を更新すると、それはリングメンバのDHTノードN8、N21及びN32にRDRR機構を介して再帰的にリダイレクトされる。全てのDHTノードN8、N21及びN32は、更新済みDHTハッシュテーブル212を受信すると、自身の先のDHTハッシュテーブル212を更新済みDHTハッシュテーブル212に置換する。

Claims (20)

  1. ピアツーピア(P2P)システムを形成する複数の分散ハッシュテーブル(DHT)ノードを有するDHTオーバレイネットワークであって、
    各DHTノードは前記DHTノードの各々に対する特定のハッシュ範囲を識別する情報を含む完全な分散DHTハッシュテーブルを有し、
    前記DHTノードのうち任意の1つのDHTノードが特定のキーを要求するクエリを受信した場合に、前記クエリされたDHTノードが自身のDHTテーブルと対話して前記DHTノードのうち前記特定のキーを格納する1つのDHTノードを判定し、
    前記クエリされたDHTノードが前記特定のキーを格納していない場合に、前記クエリされたDHTノードが前記特定のキーを格納している前記特定のDHTノードに前記クエリを1つのネットワークホップで転送する
    ことを特徴とするDHTオーバレイネットワーク。
  2. 前記DHTオーバレイネットワーク及び前記DHTノードは、各DHTノードが初めて起動した場合、前記起動するDHTノードが自身の容量を通知するメッセージをブロードキャストし、
    前記DHTオーバレイネットワークがこの時点で動作するDHTノードを有さない場合に、前記起動するDHTノードは、前記DHTハッシュテーブルの第1の場所が割り当てられるとともに、前記DHTハッシュテーブルの全てのハッシュ範囲を仮定することと、
    前記DHTオーバレイネットワークがこの時点で1つの動作するDHTノードのみを有する場合に、前記1つの動作するDHTノードは、前記ブロードキャストメッセージを受信すると、前記起動するノードの前記通知された容量を考慮して前記ハッシュ範囲の分割方法を決定するとともに、再計算されたDHTハッシュテーブルを前記起動するDHTノードに送出することと、
    前記DHTオーバレイネットワークがこの時点で2つ以上の動作するDHTノードを有する場合に、前記DHTハッシュテーブルの1番目である前記動作するDHTノードは、前記ブロードキャストメッセージを受信すると、前記起動するノード及び前記動作するDHTノードの全ての前記通知された容量を考慮して前記ハッシュ範囲の分割方法を決定するとともに、再計算されたDHTハッシュテーブルを前記起動するDHTノード及び他の動作するDHTノードに送出することと、
    のうち1つを開始するブートストラッピング機構を実現することを特徴とする請求項1記載のDHTオーバレイネットワーク。
  3. 前記動作するノードは、再帰的直接応答ルーティング(RDDR)機能を使用して、前記再計算されたDHTハッシュテーブルを前記起動するDHTノード及び前記他の動作するDHTノードに送出することを特徴とする請求項2記載のDHTオーバレイネットワーク。
  4. 前記DHTオーバレイネットワーク及び前記DHTノードは、前記DHTノードのうち少なくとも1つのDHTノードが第1のハッシュ範囲に対して主ノードとして動作するとともに、第2のハッシュ範囲に対して複製ノードとして更に動作する複製機構を実現することを特徴とする請求項1記載のDHTオーバレイネットワーク。
  5. 前記DHTオーバレイネットワーク及び前記DHTノードは、前記DHTノードのうち1つのDHTノードがクラッシュした場合、前記クラッシュしたDHTノードに関して認識した前記DHTノードが、
    (1)前記クラッシュしたDHTノードにより先に対応されていた要求が前記クラッシュしたDHTノードに対する前記ハッシュ範囲を識別する情報を含む前記DHTハッシュテーブルの複製部分を有する前記DHTノードのうちの1つのDHTノードにより対応されるようにDHTハッシュテーブルを更新し、
    (2)前記更新されたDHTハッシュテーブルを残りのDHTノードに再度配信する
    ように機能する更新機構を実現することを特徴とする請求項1記載のDHTオーバレイネットワーク。
  6. 前記クラッシュしたDHTノードに関して認識した前記DHTノードは、トポロジに基づく複製(TRL)機能を使用して、前記クラッシュしたDHTノードに対する前記ハッシュ範囲を識別する情報を含む前記DHTハッシュテーブルの前記複製部分を有する前記DHTノードのうちの1つのDHTノードを判定し、
    前記DHTノードは、任意の他のDHTノードを調査する必要なく又はスタートアップ時に提供されたデータ以外の任意の余分なデータを受信する必要なく前記TRL機能を自律的に実行する
    ことを特徴とする請求項5記載のDHTオーバレイネットワーク。
  7. 前記DHTオーバレイネットワーク及び前記DHTノードは、クラッシュした前記DHTノードのうちの1つのDHTノードが復元された場合、前記クラッシュ/復元したDHTノードに対する要求に対応している前記複製DHTノードが通知され、
    (1)前記クラッシュ/復元したDHTノードと関連する全ての受信した書き込み又は削除要求にマークを付与し、
    (2)前記復元したDHTノードに関連する複製されたレコードを前記復元したDHTノードに送出し、
    (3)前記マークが付与された書き込み又は削除要求の受信に応じて変更されたレコードを前記復元したDHTノードに送信し、
    (4)前記復元したDHTノードに関連する次に受信された書き込み又は削除要求を格納して対処せず、
    (5)前記復元したDHTノードが現在アクティブであることを示すメッセージを受信し、
    (6)前記復元したDHTノードが現在アクティブであることを示すように前記DHTハッシュテーブルを更新し、
    (7)前記復元したDHTノードに関連する前記格納された次に受信された書き込み又は削除要求を前記復元したDHTノードに送出する
    ように機能する回復機構を実現することを特徴とする請求項1記載のDHTオーバレイネットワーク。
  8. ピアツーピア(P2P)システムを形成する複数の分散ハッシュテーブル(DHT)ノードを有するDHTオーバレイネットワークを構成する方法であって、
    各DHTノードが初めて起動する場合、前記起動するDHTノードに自身の容量を通知するメッセージをブロードキャストするように命令し、
    前記DHTオーバレイネットワークがこの時点で動作するDHTノードを有さない場合に、前記起動するDHTノードに前記DHTハッシュテーブルの第1の場所を割り当てるとともに、前記起動するDHTノードに前記DHTハッシュテーブルの全てのハッシュ範囲を仮定させるステップと、
    前記DHTオーバレイネットワークがこの時点で1つの動作するDHTノードのみを有する場合に、前記1つの動作するDHTノードに前記起動するノードの前記通知された容量を考慮して前記ハッシュ範囲の分割方法を決定させるとともに、再計算されたDHTハッシュテーブルを前記起動するDHTノードに送出させるステップと、
    前記DHTオーバレイネットワークがこの時点で2つ以上の動作するDHTノードを有する場合に、前記DHTハッシュテーブルの1番目である前記動作するDHTノードに前記起動するノード及び前記動作するDHTノードの全ての前記通知された容量を考慮して前記ハッシュ範囲の分割方法を決定させるとともに、再計算されたDHTハッシュテーブルを前記起動するDHTノード及び他の動作するDHTノードに送出させるステップと、
    のうち1つを開始するブートストラッピング機構を実現するステップを有することを特徴とする方法。
  9. 前記動作するノードは、再帰的直接応答ルーティング(RDDR)機能を使用して、前記再計算されたDHTハッシュテーブルを前記起動するDHTノード及び前記他の動作するDHTノードに送出するステップを更に含むことを特徴とする請求項8記載の方法。
  10. ピアツーピア(P2P)システムを形成する複数の分散ハッシュテーブル(DHT)ノードを有する構成されたDHTオーバレイネットワークを使用する方法であって、
    前記複数のDHTノードのうち1つのDHTノードにおいて特定のキーを要求するクエリを受信するステップと、
    前記複数のDHTノードのうち前記特定のキーを格納する1つのDHTノードを判定するために、前記クエリされたDHTノードと関連するDHTテーブルと対話するステップと、
    前記特定のキーを格納する前記特定のDHTノードに前記クエリを1つのネットワークホップで転送するステップであって、前記DHTノードの各々が前記DHTノードの各々に対する特定のハッシュ範囲を識別する情報を含む同一のDHTハッシュテーブルを有するステップと
    を有することを特徴とする方法。
  11. 前記複数のDHTノードが第1のハッシュ範囲に対して主ノードとして動作するとともに、第2のハッシュ範囲に対して複製ノードとして更に動作する少なくとも1つのDHTノードを有する複製機構を実現するステップを更に含むことを特徴とする請求項10記載の方法。
  12. 前記複数のDHTノードのうち1つのDHTノードがクラッシュした場合、前記クラッシュしたDHTノードに関して認識した前記DHTノードは、
    前記クラッシュしたDHTノードにより先に対応されていた要求が前記クラッシュしたDHTノードに対する前記ハッシュ範囲を識別する情報を含む前記DHTハッシュテーブルにおいて複製部分を有する前記DHTノードのうちの1つのDHTノードにより対応されるように前記DHTハッシュテーブルを更新するステップと、
    前記更新されたDHTハッシュテーブルを残りのDHTノードに再度配信するステップと
    を実現する更新機構を実現するステップを更に含むことを特徴とする請求項10記載の方法。
  13. 前記クラッシュしたDHTノードに関して認識した前記DHTノードは、トポロジに基づく複製(TRL)機能を使用して、前記クラッシュしたDHTノードに対する前記ハッシュ範囲を識別する情報を含む前記DHTハッシュテーブルにおいて前記複製部分を有する前記DHTノードのうちの前記1つのDHTノードを判定し、
    前記DHTノードは、任意の他のDHTノードを調査する必要なく又はスタートアップ時に提供されたデータ以外の任意の余分なデータを受信する必要なく前記TRL機能を自律的に実行する
    ことを特徴とする請求項12記載の方法。
  14. 前記複数のDHTノードのうちクラッシュした1つのDHTノードが復元された場合、前記クラッシュ/復元したDHTノードに対する要求に対応している前記複製DHTノードは、
    前記クラッシュ/復元したDHTノードに関連する全ての受信した書き込み又は削除要求にマークを付与するステップと、
    前記復元したDHTノードに関連する複製されたレコードを前記復元したDHTノードに送出するステップと、
    前記マークが付与された書き込み又は削除要求の受信に応答して変更されたレコードを前記復元したDHTノードに送信するステップと、
    前記復元したDHTノードに関連する次に受信された書き込み又は削除要求を格納して対処しないステップと、
    前記復元したDHTノードが現在アクティブであることを示すメッセージを受信するステップと、
    前記復元したDHTノードが現在アクティブであることを示すように前記DHTハッシュテーブルを更新するステップと、
    前記復元したDHTノードに関連する前記格納された次に受信された書き込み又は削除要求を前記復元したDHTノードに送出するステップと
    を実現する回復機構を実現するステップを更に含むことを特徴とする請求項10記載の方法。
  15. 自身に対する特定のハッシュ範囲を識別する情報を含み、ピアツーピア(P2P)システムの分散ハッシュテーブル(DHT)オーバレイネットワークの一部である全ての他のDHTノードに対する特定のハッシュ範囲を識別する情報を含むように構成される完全な分散DHTハッシュテーブルを具備することを特徴とするDHTノード。
  16. メッセージがブロードキャストされることを可能にして自身の記憶容量を前記他のDHTノードに通知するブートストラッピング機構を更に具備することを特徴とする請求項15記載のDHTノード。
  17. 前記他のDHTノードの全てに対するハッシュ範囲を識別する情報を含む主部分だけでなく、前記他のDHTノードのうち1つ以上のDHTノードに対するハッシュ範囲を識別する情報を含む複製部分も含むように前記DHTハッシュテーブルを拡張する複製機構を更に具備することを特徴とする請求項15記載のDHTノード。
  18. 前記他のDHTノードのうちクラッシュした前記1つのDHTノードについて認識すると、
    (1)前記クラッシュしたDHTノードにより先に対応されていた要求が前記クラッシュしたDHTノードに対する前記ハッシュ範囲を識別する情報を含む前記DHTハッシュテーブルにおいて複製部分を有する前記他のDHTノードのうちの1つのDHTノードにより対応されるように前記DHTハッシュテーブルを更新し、
    (2)前記更新されたDHTハッシュテーブルを残りの他のDHTノードに再度配信する
    ように機能する更新機構を更に具備することを特徴とする請求項15記載のDHTノード。
  19. 前記更新機構は、トポロジに基づく複製(TRL)機能を使用して、前記クラッシュしたDHTノードに対する前記ハッシュ範囲を識別する情報を含む前記DHTハッシュテーブルにおいて前記複製部分を有する前記他のDHTノードのうちの前記1つのDHTノードを判定することを特徴とする請求項18記載のDHTノード。
  20. クラッシュしたDHTノードが自身を復元しようとしていることを認識すると、
    (1)前記クラッシュ/復元したDHTノードに関連する全ての受信した書き込み又は削除要求にマークを付与し、
    (2)前記復元したDHTノードに関連する複製されたレコードを前記復元したDHTノードに送出し、
    (3)前記マークが付与された書き込み又は削除要求の受信に応答して変更されたレコードを前記復元したDHTノードに送信し、
    (4)前記復元したDHTノードに関連する次に受信された書き込み又は削除要求を格納して対処せず、
    (5)前記復元したDHTノードが現在アクティブであることを示すメッセージを受信し、
    (6)前記復元したDHTノードが現在アクティブであることを示すように前記DHTハッシュテーブルを更新し、
    (7)前記復元したDHTノードに関連する前記格納された次に受信された書き込み又は削除要求を前記復元したDHTノードに送出する
    ように機能する回復機構を更に具備することを特徴とする請求項15記載のDHTノード。
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