JP2010516375A - フォトクロミックインクによるグラフィックを有する使い捨て吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

a)液体透過性トップシートと、b)トップシートに、少なくとも部分的に接合されたバックシートと、c)トップシートとバックシートとの間に少なくとも部分的に配置された吸収性コアと、d)トップシートの長手方向縁部に沿った第1カフと、e)トップシート又はバックシートの表面上に配置されたグラフィックであって、グラフィックは、紫外線の照射により、人間の肉眼に可視となるフォトクロミックインク組成物を含むグラフィックと、を含む、使い捨て吸収性物品。

Description

本発明は、トップシート又はバックシートの表面上に配置されたグラフィックを含む、使い捨て吸収性物品に関し、このグラフィックは、紫外線の照射により、人間の肉眼に可視となるフォトクロミックインク組成物を含む。
使い捨て吸収性物品は、通常の特徴としてグラフィックを組み込むことが多い。大抵の場合、製品が着用されている間はグラッフィックが可視であるように、これらのグラフィックは製品のバックシートに適用される。グラフィックは、バックシートの構成要素上に直接印刷されるか、バックシート上に配置されたティッシュ層などの別個の層上に印刷されてきた。これらのグラフィックは、しかしながら、おむつの着用者と接触するトップシートが挙げられるがこれに限定されないおむつの他の構成要素上に配置される場合がある。
使い捨て吸収性物品にグラフィックを組み込むことには多くの理由がある。例えば、グラフィックは、着用者及び購入者の双方に対する、製品の外観及び魅力を改善することができる。おむつの場合、幼児及び幼児の介護人は、グラフィックがおむつ交換の経験をより楽しく、魅力的なものであることを見出す。グラフィックは、使い捨て吸収性物品を使用する方法に影響を与えることもできる。例えば、使い捨ておむつ上のグラフィックは、おむつを付けている間、子供を楽しませ及び/又は教育するために、介護人により使用され得る。同様に、使い捨てトレーニングパンツ上のグラフィックは、排泄しつけのプロセスを促進するために教育的及び動機付けの仕組みを提供できる。トレーニングパンツ上のグラフィックは、子供の製品に対する関心を高めるのにも役立ち、これによって子供の排泄しつけプロセスに対する関心を高める。
使い捨て吸収性物品の設定に使用されてきた様々なグラフィックの種類がある。第1に、恒久的なグラフィックがある。即ち、これらのグラフィックは環境条件にかかわらず、物品上で変化しない。次に、消失するグラフィックがあり、濡れなどの一定の環境変化に曝された際に不可視となる。次に、出現するグラフィックが存在し、濡れなどの一定の環境変化に曝された際に、現れる傾向がある。出願人らは、異なる種類の出現するグラフィックを提供する必要性が、依然として存在することを認識した。特に、出願人らは、物品の構成要素の上及び/又は中へ、グラフィックの形態でフォトクロミックインク組成物の導入及び/又は塗布が、出現するグラフィックを供給するために望ましい方法であることを見出した。このようなグラフィックは、典型的には直射日光に照射されるおむつ製品の分野において、非常に有用である。例えば、水着として着用されるこれらのおむつ製品は、これらが通常他の外側の衣類によって覆われず、通常屋外で日差しを受けて使用されるため、固有の有用性を有する。
フォトクロミックインク組成物は、長年にわたり他の多くの分野で使用されてきた。フォトクロミック効果(フォトクロミズム)は、一般に、区別可能に異なる吸収スペクトルを有する2つの状態の間の、単一化学種の可逆的な変化であり、この変化は、電磁放射線の作用により、少なくとも一方向に誘発される。この誘発する放射線、加えて吸収スペクトルの変化は、通常紫外線、可視又は赤外線領域にある。場合によっては、一方向の変化はまた、熱的にも誘発され得る。単一の化学種は、分子又はイオンであることができ、状態の可逆的な変化は、2つの分子又はイオンの間の変換又は単一の分子の2つ以上の種への解離であり得、逆変化は2以上の種の再結合、したがって元の分子又はイオンへの形成であり得る。一般的に、フォトクロミック現象は、アニル、ジスルホキシド、ヒドラゾン、オサゾン、セミカルバゾン、スチルベン誘導体、o−ニトロベンジル誘導体、スピロ化合物などの有機化合物中及び金属酸化物、アルカリ土類金属硫化物、チタン酸塩、水銀化合物、銅化合物、鉱物、カルボニルなどの遷移金属化合物などの無機化合物中の両方に観察される。フォトクロミック化合物を含むインクは、一般的に、安全インク、透かしとして又は文書(例えば、株券)の認証のための、他のいくつかの手段を作るために使用されてきた。出願人らは、驚くべきことに、これらの同じインクが、使い捨て吸収性物品上の画像又はグラフィックを形成するために使用することができ、グラフィックが紫外線に照射される際に、グラフィックが人間の肉眼に可視となることを見出した。
本発明は、したがって、
a)液体透過性トップシートと、
b)トップシートに少なくとも部分的に接合されたバックシートと、
c)トップシートとバックシートとの間に少なくとも部分的に配置された吸収性コアと、
d)トップシートの長手方向縁部に沿った第1カフと、
e)このトップシート又はバックシートの表面上に配置されたグラフィックであって、グラフィックは、紫外線の照射により、人間の肉眼に可視となるフォトクロミックインク組成物を含むグラフィックと、を含む、使い捨て吸収性物品に関する。
本発明に従って作製された物品の斜視図。 紫外線に曝される前の、図1の物品上に描かれたグラフィックの前側平面図。 紫外線に曝された後の、図1の物品上に描かれたグラフィックの前側平面図。
定義
本明細書で使用するとき、用語「吸収性物品」とは、身体滲出物を吸収及び収容する装置を指し、より具体的には、着用者の身体に対して又は近接して定置されて、身体から排泄される様々な滲出物を吸収及び収容する装置を指す。吸収性物品としては、おむつ、トレーニングパンツ、成人用失禁下着、女性用衛生製品、胸パッド、ケアマット、よだれ掛け、創傷包帯製品及び同種のものを挙げることも可能である。本明細書で使用するとき、用語「体液」又は「身体滲出物」とは、尿、血液、膣排泄物、母乳、汗及び糞便を包含するが、これらに限定されない。
本明細書で使用するとき、用語「吸収性コア」とは、体液の獲得、移送、分配及び貯蔵を含む、物品の流体処理特性に主として関与する吸収性物品の構成要素を指す。そのようなものとして、吸収性コアは、典型的には吸収性物品のトップシート、バックシート又は外側カバーを含まない。
本明細書で使用するとき、用語「接合した」とは、少なくともその一部において(粘着又は接着して)取り付けられた異なる材料を指す。取り付け部分は、ランダムであってもよく、あるいはストライプ、螺旋、点及び同種のものなどの模様を有してもよい。取り付け部分は、周辺部に、表面区域にわたり、あるいはその両方に位置してもよい。当該技術分野において既知の好適な取り付け手段を使用してもよく、接着剤、熱、圧力、クリンピング、超音波、化学的(水素結合又は他の粘着力を介して)、機械的(例えば、締結具、絡み)、液圧利用装置、真空、並びにこれらの組み合わせを含むがこれらに限定されない。
本明細書で使用するとき、用語「複合構造」とは、複数領域を含む材料を作動的に連合又は接合してもよい多域構造を指す。領域は、更に、複合物が単一構造を有するほど密接に接触してもよい。更に、領域を層状(向かい合わせ)配置、又は並列配置で配置してもよい。
本明細書で使用するとき、用語「使い捨て」とは、その通常の意味において、様々な期間にわたる限られた使用回数、好ましくは約20回未満、より好ましくは約10回未満、更により好ましくは約5回未満、最も好ましくは約2回未満の後、処分又は廃棄される物品を意味するために使用される。
本明細書で使用するとき、用語「密接な結合」とは、容易に視覚的に識別可能な分離の区域を有さない分離に抵抗するような、2つの層間の物理的接触を指す。特定の一実施形態では、メルトブローイング工程を使用して接着剤フィラメントの重なり合う網状組織を形成し、内側及び外側層はグラフィック領域内で接着剤によって互いに積層される。
本明細書で使用するとき、用語「接合された」とは、ある要素を他方の要素に直接固着することによって、その要素が他方の要素に直接固定された構成、並びに、ある要素を中間部材に固着し、それを次に他の要素に固着することによって、その要素が他方の要素に間接的に固定された構成を包含する。
本明細書で使用するとき、用語「不織布」又は「不織布ウェブ」とは、マトリックスを形成してインターレイされているが、識別できる繰り返し性がない、個別の繊維の構造を有するウェブを指す。不織布ウェブは、当業者に既知の種々の方法、例えば、メルトブローイング、スパンボンディング、ウェットレイイング、エアレイイング及び様々なボンディング−カーディング法により形成されてもよい。
本明細書で使用するとき、用語「作動的に連合した」とは、使用中に少なくとも互いに部分的に接触して位置付けられた異なる材料を含む構造を指す。材料は、物理的に分離可能であり、各々は個々に測定できる特性を示す。材料は、z次元において向かい合わせの関係で、あるいはxy次元において並列の関係で配置してもよい。
本明細書において使用するとき、用語「フォトクロミック」とは、紫外線の照射により、その色の外観を変化させることができる、インク組成物を指す。例えば、インク組成物は、日光に照射された際に、不可視である状態から、知覚可能な色を有する状態へと変わることができる。
本明細書で使用するとき、用語「パルプ」又は「セルロース繊維」とは、樹木若しくは植物(例えば、広葉樹材繊維、針葉樹繊維、麻、綿、亜麻、エスパルト草、トウワタ、わら、バガス及び同種のもの)、それらの加工された繊維/再生繊維(例えば、レーヨン(Rayon)(登録商標))又は化学的に誘導体化された繊維(例えば、セルロースエステル)並びにこれらの組み合わせに由来する天然繊維を包含する。好適な広葉樹材繊維としては、ユーカリ繊維が挙げられる。好適な広葉樹材繊維を、クラフト紙又は他の化学パルプ化手法により準備してもよい。好適な針葉樹繊維としては、南方針葉樹(SS)繊維及び北方針葉樹(NS)繊維が挙げられる。本明細書で使用するための針葉樹繊維は、化学的に(例えば、制限するものではないが、クラフトパルプ)、あるいは機械的にパルプ化(例えば、制限するものではないが、ケミサーモメカニカルパルプ(CTMP)及びサーモメカニカルパルプ(TMP))することができる。
本明細書で使用するとき、用語「領域」とは、周囲の又は隣接した材料と物理的に、化学的に又は視覚的に区別できる材料を含む地帯又は区域を指す。材料の種々の領域は、その間に移行領域を包含してもよい。領域は、z次元において又はxy次元において配置され得る。本明細書で使用するとき、用語「z次元」とは、構造体又は物品の長さ及び幅に直交する次元を指す。z次元は、通常、構造体又は物品の厚さに一致する。本明細書で使用するとき、用語「xy次元」とは、部材、コア又は物品が平らに展開した状態にあるとき、部材、コア又は物品の厚さに直交する平面を指す。xy次元は、通常、平らに展開した状態にある構造体又は物品のそれぞれ長さ及び幅に一致する。
本明細書で使用するとき、用語「単一構造」とは、互いに接合されて一体物を形成する異なる性質を有する材料を含む構造を指し、材料は実質的に物理的に分離できず、単一構造はその中の材料の組み合わせから得られる特性を示す。材料は、z次元において向かい合わせの関係で、あるいはxy次元において並列の関係で配置してもよい。次の詳細な説明は、吸収性物品を対象とする。しかしながら、開示された物品は、本明細書で開示された全体概念を同様に適用して、包帯、包帯剤、拭き取り用品、よだれ掛け、外科用ドレープ、手術衣及び同種のものなど他の衛生又は健康ケア製品として使用できるように変更可能と思われる。
吸収性物品
図1は、本発明の吸収性物品、例えばおむつ20を表し、これは液体透過性トップシート10と、トップシート10に少なくとも部分的に接合されたバックシート12と、トップシート10とバックシート12との間に少なくとも部分的に配置された吸収性コア18と、トップシート10の長手方向縁部22に沿った第1カフ16と、トップシート10又はバックシート12の表面24(ここで表面は着用に面する(wearing facing)である)上に配置されたグラフィック14であって、グラフィックは、紫外線の照射により、人間の肉眼に可視となるフォトクロミックインク組成物を含むグラフィックと、を含む。
ある実施形態では、吸収性物品は、外側カバー、サイドパネル、弾性機構、締着装置及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、1つ以上の構成要素を更に含んでもよい。
外側カバー(これはバックシートを含み得る)は、シャーシを形成し、おむつの他の構成要素はこの上に加えられて、おむつの一体型構造を形成する。代替実施形態では、製造業者が物品を予備成形してパンツを作製してもよい。本明細書で使用するとき、用語「パンツ」とは、乳幼児又は成人の着用者のために設計されたウエスト開口及び脚部開口を有する使い捨て衣類を指す。パンツは、着用者の脚を脚部開口部に挿入して、パンツを着用者の胴体下部周囲の位置まで滑らせることにより、着用者の定位置に置かれてもよい。パンツは、任意の好適な技法によって予備形成されてよく、これには再締結可能及び/又は再締結不可能な結合(例えば、縫い目、溶着、接着剤、粘着剤ボンド、締結具など)を用いて物品の一部を互いに接合することが挙げられるが、これらに限定されない。本明細書では用語「パンツ」が用いられるが、パンツは通常「閉じたおむつ」、「前もって締結されたおむつ」、「プルオンおむつ」、「トレーニングパンツ」及び「おむつパンツ」とも呼ばれる。好適なパンツが、米国特許第5,246,433号、同第5,569,234号、同第6,120,487号、同第6,120,489号、同第4,940,464号、同第5,092,861号、同第5,897,545号、同第5,957,908号及び米国特許出願公開第2003/0233082A1号にて開示されている。
トップシート
本発明の吸収性物品は、トップシート10を含む。トップシートは、柔軟で、柔らかな感触で、着用者の皮膚を刺激しないものであることが好ましい。トップシートは、一方向又は二方向に弾性的に伸縮可能であってもよい。トップシートは、少なくとも1つの長手方向縁部22を有し、ほとんどの場合2つを有する。更にトップシートは、液体透過性であり、液体(経血、尿及び/又は液状の糞便など)がその厚みを通して容易に浸透可能なものである。好適なトップシートは、織布及び不織布材料、孔あき又はハイドロフォーミングされた熱可塑性フィルム、多孔質発泡体、網状発泡体、網状熱可塑性フィルム及び熱可塑性スクリムなど、広範囲の材料から製造することができる。好適な織布及び不織布材料は、木質繊維又は綿繊維などの天然繊維、ポリエステル、ポリプロピレン若しくはポリエチレン繊維などの合成繊維又はそれらの組み合わせを含むことが可能である。トップシートが繊維を包含するならば、当該技術分野で既知のように、繊維をスパンボンド、カード、湿式、メルトブローン、水流交絡、ないしは別の方法で加工してもよい。短繊維長ポリプロピレン繊維のウェブからなる好適なトップシートとして、マサチューセッツ州ウォルポール(Walpole)所在のインターナショナル・ペーパー社(International Paper Company)の一部門であるヴェラテック(Veratec, Inc.)社によってP−8の製品名にて製造されるものがある。
本発明における使用に好ましいトップシートは、嵩高不織布トップシート及び孔あきフィルムトップシートから選択される。孔あきフィルムトップシートは、典型的には身体滲出物を透過させるにもかかわらず非吸収性であり、流体が逆戻りして着用者の皮膚を再浸潤させる傾向が低い。好適な孔あきフィルムとしては、米国特許第5,628,097号、同第5,916,661号、同第6,545,197号、同第6,107,539号及び国際特許出願公開WO00/69382A2号に記載のものが挙げられる。
更に、その上に固体排泄物を付着させるのに適したトップシート材料としては、開口を有する不織布を挙げてもよく、その開口は、少なくとも物品の糞便付着領域と位置整合された部分にある。好適な孔あき不織布は、米国特許第6,414,215号、第5,342,338号及び第5,941,864号並びに米国特許出願公開第2002/017376号に更に詳細に記載されている。糞便処理物品の別の実施形態では、かかるトップシートは糞便処理部材と、例えば、下に位置するトップシートと組み合わせることができ、これは上述の特許文献に更に記載されている。
好適な成形フィルムトップシートは、米国特許第3,929,135号、第4,324,246号、第4,342,314号、第4,463,045号、第5,006,394号に記載されている。その他の好適なトップシートは、米国特許第4,609,518号及び第4,629,643号に従って作製することも可能である。こうした形成フィルムは、プロクター・アンド・ギャンブル社(The Procter & Gamble Company)(オハイオ州シンシナティ(Cincinnati))から「DRI−WEAVE」として、またトレデガー社(Tredegar Corporation)(本拠地バージニア州リッチモンド(Richmond))から「CLIFF−T」として入手可能である。
着用者の皮膚を吸収性コアに収容された液体から隔てるためには、好ましくは、トップシートの少なくとも一部分を疎水性材料で作製するか、疎水性となるように処理する。トップシートが疎水性材料から形成される場合、液体がより速やかにトップシートを通過するようにトップシートの上面の少なくとも一部を親水性処理することが好ましい。トップシートは、これを界面活性剤で処理するか、あるいは界面活性剤をトップシートに組み入れることによって親水性を付与することが可能である。トップシートを界面活性剤で処理する好適な方法としては、トップシート材料に界面活性剤を噴霧すること及び/又は材料を界面活性剤中に浸漬することが挙げられる。そのような処理及び親水性についてのより詳細な議論は、例えば、米国特許第4,988,344号、同第4,988,345号、同第4,950,254号に含まれる。トップシート24に界面活性剤を組み入れる特定の好適な方法について、米国法定発明登録第H1670号により詳細に議論がなされている。また、トップシートは疎水性の孔あきウェブ又はフィルムを有していてもよい。これは、製造プロセスから親水性処理工程を省き、かつ/又は例えば以下に記載するように、SCOTCHGUARDなどのポリテトラフルオロエチレン化合物又は疎水性ローション組成物による疎水性処理をトップシートに施すことによって実施することが可能である。このような実施形態では、開口は、尿のような水性流体が著しい抵抗を伴うことなく浸透するよう、十分大きいことが好ましい。
トップシートの任意の部分を、当該技術分野において既知のローションでコーティングしてもよい。好適なローションの例として、米国特許第5,607,760号、同第5,609,587号、同第5,635,191号、同第5,643,588号及び同第5,968,025号に記載されるものが挙げられる。ローションは、単独で又は上に記載された疎水性化処理剤のような別の剤と組み合わせて作用してもよい。トップシートはまた、抗菌剤を含むか、あるいは抗菌剤にて処理してもよく、その例は国際特許出願公開WO95/24173号に開示されている。更に、より布様の外観を与えるために、トップシート、外側カバー又はトップシート若しくは外側カバーの任意の部分にエンボス加工及び/又はつや消し仕上げを施してもよい。
トップシートは、尿及び/又は糞便(固体、半固体、又は液体)など、それを通る排出物の浸透を容易にするための一つ以上の開口を含んでもよい。少なくとも一次開口のサイズは、所望の排泄物封入性能を獲得するために重要である。一次開口が小さ過ぎると、排泄物は、排泄物源と開口配置の配列がよくないことが原因で、あるいは開口より大きい直径を有する糞便の塊が原因で、開口を通過しないことがある。開口が大き過ぎると、(物品からの)「再浸潤」により汚染される可能性のある皮膚区域が広がる。一般的に開口は、約10cmから約50cmまでの区域を有するべきである。好ましくは、開口は約15cmから35cmまでの区域を有する。
更に、トップシートは、トップシートとコアとの間に空間を与えるために、全体的に若しくは部分的に伸縮性を持たせても、収縮させてもよい。伸縮性の又は収縮されたトップシートを備える代表的な構造体は、米国特許第4,892,536号、同第4,990,147号、同第5,037,416号及び同第5,269,775号に更に詳細に記載されている。
カフ
吸収性物品は、トップシート10の長手方向縁部22に沿った第1カフ16を更に含む。この第1カフ16は、液体及び他の身体排出物の封入性の改善をもたらすために有用である。第1カフ16は、外側レッグカフ、レッグバンド、サイドフラップ、レッグカフ又は伸縮性カフとも称される。米国特許第3,860,003号には、伸縮性レッグカフを提供するためにサイドフラップ及び1以上の弾性部材を有する伸縮性の脚部開口部を備える、使い捨てのおむつが記載されている。
第1カフ16は、多くの異なる構成で構築でき、それには、米国特許第3,860,003号、同第4,636,207号、同第4,695,278号、同第4,704,115号、同第4,795,454号、同第4,900,317号、同第4,909,803号(USRE34920として再発行)、同第5,085,654号、同第5,492,751号、同第6,476,288号及びSIR H1630に記載されるものが挙げられる。
加えて、本発明の吸収性物品は、同様に液体及び他の身体滲出物の封入性を改善する1以上の第2カフを包含してもよい。また、第2カフは、バリアレッグカフ、内側レッグカフ又は「立ち上がった(stand-up)」伸縮性フラップと呼んでもよい。米国特許第4,808,178号及び同第4,909,803号(USRE34920として再発行)は、脚領域における封入性を改善する「立ち上がった」伸縮性フラップを有する使い捨ておむつを記載する。
第1カフ及び第2カフは共に、米国特許第4,695,278号及び同第4,795,454号に例示されるような二重カフとして提供されてもよい。米国法定発明登録(US Statutory Invention Registration)H1630に詳細に記載されるように、追加的カフが、本発明の物品に提供されてもよい。
バックシート
バックシート12は、液体(例えば、経血、尿及び/又は垂れやすい糞尿)に対して不透過性であっても、なくてもよい。したがって、バックシートの一実施形態は、薄いプラスチックフィルムから製造されるが、他の可撓性液体不透過性又は透過性材料が使用されてもよい。本明細書で使用するとき、用語「可撓性」は、順応性があり、人間の体の一般的な形状及び輪郭に容易に適合する材料を意味する。バックシート12は、吸収性コアに吸収され、保持された排泄物によってベッドシーツ、パンツ、パジャマ及び下着といった、吸収性物品に接触する用品が濡れることを防止するものである。したがってバックシート12は、織布材料又は不織布材料、ポリエチレン又はポリプロピレンの熱可塑性フィルムなどのポリマーフィルム及び/又は、フィルムコートされた不織布材料などの複合材料(即ち、内側フィルム層及び外側不織布層を有する)を含んでもよい。好適なバックシート12は、約0.012mm(0.5mil)〜約0.051mm(2.0mil)の厚さを有するポリエチレンフィルムである。ポリエチレンフィルムの例としては、オハイオ州シンシナティ(Cincinnati)所在のクロペイ社(Clopay Corporation)によってBR−120及びBR−121の製品名にて、またインディアナ州テレホート(Terre Haute)所在のトレデガー・フィルム・プロダクツ(Tredegar Film Products)社によってXP−39385の製品名にて製造されるものがある。バックシート12は、好ましくは、より布地様の外観をもたらすようにエンボス加工及び/又はマット仕上げ(matte finished)が施される。更に、排出物が、バックシートを通過することを防ぎながらも、バックシート12は、蒸気を吸収性コアから逃がすことができる(即ち、バックシートは通気性である)。バックシート12の大きさは、吸収性コア18の大きさ及び選択される厳密な吸収性物品のデザインにより決定される。
バックシート12及びトップシート10は、吸収性コアの衣類に面する表面及び着用側表面にそれぞれ接して位置付けられる。吸収性コア18は、好ましくは、当該技術分野において周知のもの等、取り付け手段として知られる任意の方法で、トップシート10、バックシート12又はその両方と接合される。しかしながら、本発明の実施形態は、吸収性コア全体の部分が、トップシート10及びバックシート12の1つ又はその両方に取り付けられていない場合も想定する。
例えば、バックシート12及び/又はトップシート10は、接着剤の均一の連続する層、接着剤のパターン化された層又は接着剤の多数の別個の線、螺旋若しくは点の配列により、吸収性コア18に又は互いに固定されてもよい。満足のいくものであることが判明した接着剤は、ミネソタ州セントポール(St. Paul)のH.B.フーラー社(H. B. Fuller Company)によりHL−1258、又はH−2031の表記の下に製造される。取り付け手段は、好ましくは、米国特許第4573986号に開示されるように、接着剤のフィラメントの開放パターン網状組織を含む。フィラメントの開放パターン網状組織の代表的な取り付け手段は、米国特許第3,911,173号、同第4,785,996号及び同第4,842,666号に示された装置及び方法により表されるような螺旋模様に旋回された接着剤フィラメントのいくつかの線を含む。あるいは、取り付け手段は、熱接着、圧力接着、超音波接着、動的機械的接着又は当該技術分野で既知の他のいずれか好適な取り付け手段若しくはこれら取り付け手段の組み合わせを含んでもよい。
バックシート12bは、好ましくは、熱接着、接着剤による接着、超音波積層などの当該技術分野で知られる各種手段により、一方を他方に接着することが可能な内側層及び外側層を含む。グラフィック領域において内側層と外側層とを密着させることによって光の回折が低減し、したがってグラフィックの輝度及び全体的な視認性が向上する。接着剤による接着は、接着剤スロットコーティング、例えば渦又はスプレーパターンなどの高周波数振動パターン及び他の微細デニール及び/また広範囲塗布技術を用いることによっても実現可能である。連続又は断続的に塗布可能な好適な積層接着剤はフィンドリー・アドヒシブズ(Findley Adhesives, Inc.)社又はナショナル・スターチ・アンド・ケミカル社(National Starch and Chemical Company)から入手することができる。
バックシートの外側層(又は外側カバー)は異なるプロセスを用いて種々の形態に製造することができる。例えば、外側層は、カードウェブ、結合されたカードウェブ、スパンボンドウェブ、ニードル布、織布などとして形成し、ほぼ布様の肌ざわりを着用者に提供するものであってもよい。外側層は二酸化チタンなどの他の添加剤を、約0.5%以下、特に約0.3%以下の量で含んでもよい。特定の一実施形態では、外側層は、約99.5〜100%のポリプロピレン樹脂及び約0.5%以下の他の添加剤から形成されるスパンボンドウェブを有する。外側層は約15〜約30gsmの坪量、より好ましくは約15〜約25gsmの坪量を有する軽量の材質であることが望ましい。
吸収性コア
本発明の物品は、更に1以上の吸収性コア18を有していてもよい。吸収性コア18は、トップシート10とバックシート12との間に少なくとも部分的に配置され、使い捨て吸収性物品と適合する任意の大きさ又は形状のものであってよい。広く受け入れられ、商業的に成功した、本発明の吸収性コアとし使用される代表的な吸収性構造体が、米国特許第4,610,678号、同第4,673,402号、同第4,888,231号及び同第4,834,735号に記載されている。吸収性コアは、更に米国特許第5,234,423号及び同第5,147,345号に詳細に記載されるように、吸収性貯蔵コア全体に位置付けられる化学的に剛化された繊維の獲得/分配コアを含有する、二重コアシステムを含んでよい。
一般に、吸収性コア18は、液体(例えば、経血、尿及び/又は他の身体排出物)を吸収又は保持できる。吸収性コア18は、好ましくは圧縮可能であって、適合性があり、着用者の皮膚を刺激しない。吸収性コア18は、多種多様な大きさと形状(例えば、長方形、楕円形、砂時計形、「T」字形、I(犬用の骨)字形、非対称形など)で製造されてもよい。吸収性コア18は、一般にエアフェルトと呼ばれる粉砕木材パルプ等の吸収性物品に通常使用される、任意の幅広い種々の液体吸収性材料を含んでもよい。吸収性コアに用いられる他の好適な吸収材料の例としては、クレープセルロースの詰め綿、コフォームを含むメルトブローポリマー、化学的に硬化、修飾、又は架橋されたセルロース繊維、けん縮ポリエステル繊維などの合成繊維、ピートモス、ティッシュラップ及びティッシュラミネートを含むティッシュ、吸収性発泡体、吸収性スポンジ、超吸収性ポリマー、吸収性ゲル材料又は任意の同等の材料若しくは材料の組み合わせ、あるいはこれらの混合物が挙げられる。
本明細書で論じる「吸収性ゲル材料」及び「超吸収性ポリマー」とは、体液などの水性流体と接触により、こうした流体を吸収しヒドロゲルを形成する材料である。これらの吸収性ゲル材料は、典型的には大量の水性体液を吸収することができ、更にそのような吸収した流体を適度の圧力下で保持することができる。これらの吸収性ゲル化材料は、典型的には離散した非繊維性粒子の形態である。繊維、発泡体、シート、ストリップ又は他のマクロ構造などの、他の形態もまた本明細書に用いるのに適している。連続気泡発泡体の形態を有する好適な吸収性ゲル材料としては、米国特許第3,563,243号、同第4,554,297号、同第4,740,520号及び同第5,260,345号に開示されるものが挙げられる。
吸収性コア18は異なる形態及び構造を有してもよい(例えば、吸収性コアは異なる厚さの領域を有してもよく及び/又は中心の厚みが大きくなるような断面形状を有してもよい。あるいは親水性勾配、超吸収性勾配又は低平均密度及び低平均坪量領域(例、獲得領域)を有してもよく、あるいは1以上の層又は構造を有してもよい)。しかしながら吸収性コア18の全吸収能力は、設計負荷及び吸収性物品の意図される用途に適合したものでなければならない。更に吸収性コアは、おむつ、失禁用パッド、パンティライナー、標準的な生理用ナプキン及び夜用生理用ナプキンなどの異なる用途に適応するよう、また幼児から成人までの着用者に適応するよう、異なるサイズ及び吸収能力を有していてもよい。吸収性コア18は、吸収性物品によく用いられる他の吸収性構成要素、例えばダスティング層、ウィッキング若しくは獲得層又は着用者の快適さを高めるための第2トップシートを含んでよい。
本発明のある実施形態では、吸収性物品は、トップシート10と外側カバー12との間に配置された副層も包含してよい。副層は、身体滲出物を受容する、貯蔵する又は固定化することのできる任意の材料又は構造体であってもよい。したがって副層は、単一材料又は相互に作動的に連合する多くの材料を包含してもよい。更に副層は、吸収性物品の他の要素と一体であることも、物品の1以上の要素と直接的に若しくは間接的に接合された1以上の独立した要素であってもよい。更に、副層は、コアから独立した構造体を包含してもよく、コアの少なくとも一部分を包含するか又は一部分であってもよい。
副層として使用するのに好適な材料としては、大形連続気泡発泡体、マクロ孔質耐圧縮不織布嵩高品、連続気泡発泡体及び閉塞気泡発泡体の大形サイズ粒子状成形物(マクロ及び/又はミクロ孔質)、嵩高不織布、ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリウレタン発泡体又は粒子、多数の垂直配向のループ状繊維ストランドを含む構造体、打ち抜き穴又は窪みを有する上述の吸収性コア構造体、などを挙げてもよい。副層の一実施形態は、非圧縮厚さ約1.5mmを有する、機械的に締結するループランディング要素(XPL−7124として3M社(3M Corporation)(ミネソタ州ミネアポリス(Minneapolis))から入手できる可能)を包含する。別の実施形態は、1平方メートル当たり110グラムの坪量及び7.9ミリメートルの非圧縮厚みを有する、6デニールのけん縮され、樹脂結合された嵩高不織布を包含し、その材料はグリット社(Glit Company)(ジョージア州レンス(Wrens))から入手できる。他の好適な吸収性及び非吸収性の副層は、米国特許第6,680,422号及び同第5,941,864号に記載されている。更に、副層又はそのいずれかの部分は、その要素の性能又は他の特性を付加し、強化し、又は変化させる、ローション又は他の既知の物質を包含するか、あるいはそれらでコーティングされてもよい。
グラフィック
本発明の吸収性物品は、トップシート又はバックシートの表面上に配置されるグラフィック14を更に含み、グラフィック14は、紫外線の照射により、人間の肉眼に可視となるフォトクロミックインク組成物を更に含む。図2は、紫外線に照射される前の図1のグラフィック14を示し、一方で、図3は紫外線の照射後の同じグラフィック14を示す。図2のグラフィック14は、これが適用されるバックシートの元の色以外の様々な色を呈す。本発明により、グラフィックは、溶剤性のフォトクロミックインク組成物を含み、この組成物は、約0.1重量%、0.25重量%、0.5重量%、0.75重量%又は1重量%までの染料を含む。
好適な染料としては、スピロ(2H−2,3−(3H)ナフタ(2,1−b)(1,4)オキサジン−1,3−ジヒドロ−1,3,3−トリメチル−6’−(1−ピペリジニル)(フォトクロミック バイオレット、CAS番号114747454として市販されている)、(1,3−ジヒドロ−1,3,3−トリメチル−6’(2,3−ジヒドロ−1H−インドール(indol)−1−イル)スピロ(2H−インドール(indole)−2,8’(2,1−b)(1,4)オキサジン)(フォトクロミック ブルー、CAS番号120−12−7として市販されている)及び3,3−ジフェニル−3H−ナフト(2,1−b)ピラン(フォトクロミック イエロー、CAS番号4222−20−2として市販されている)が挙げられるがこれらに限定されない。本発明における使用に好適な、いくつかのフォトクロミックインク組成物としては、カラーサイン・カビ・ブルー(Colorsine Kavi Blue)、カラーサイン・キリン・パープル(Colorsine Kirin Purple)、カラーサイン・カリー・イエロー(Colorsine Kurry Yellow)、カラーサイン・クリスプ・レッド(Colorsine Krisp Red)が挙げられ、これらは全てユナイテッド・ポリマー・テクノロジー社(United Polymer Technologies, Inc)から市販されている。
溶剤性フォトクロミックインク組成物は、約20重量%、22重量%又は25重量%〜約35重量%、38重量%、40重量%又は43重量%の樹脂又はワックスの溶剤を含んでもよい。溶剤は、約57%、60%、62%又は65%〜約75%、又は80%の量でこれらの溶剤性フォトクロミックインク中に存在する。好適な溶剤には、アルコール、アセテート及びこれらの組み合わせが挙げられる。特に、好適なアルコールには、イソプロピルアルコール、n−プロピルアルコール、エタノール、メタノール及びこれらの組み合わせが挙げられるがこれらに限定されない。同様に、好適なアセテート溶剤には、イソプロピルアセテート、n−プロピルアセテート及びこれらの組み合わせが挙げられるがこれらに限定されない。一方で、フォトクロミックインクが水性である場合、インクは約2%、3%又は5%〜約6%、8%又は10%の染料を含む。これらの水性フォトクロミックインク組成物は約30%又は33%〜約37%又は約40%の樹脂又はワックスを含む。最後に水性フォトクロミックインクは約50%、55%又は59%〜約60%、65%又は68%の水を含む。
好適なフォトクロミックインク組成物は、部類A、B及びC材料として一般的に知られるもの並びに更にそれらの組み合わせから選択することができる。部類Aは、米国特許第3,562,172号、同第4,342,668号、同第4,440,672号及び同第4,699,473号で開示される、スピロ−インドリノ−ナフトキサジンを包含する。これらの化合物には、基本的に部類Cのフォトクロミック中におけるものと同じ光着色(photocoloration)反応物質が含まれる。部類Aは、1986年1月13日に公開された、日本特許公開(Japanese patent publication)第61−1004号に記載されるスピロベンゾピロン及びスピロベンゾ(又はナフト)チオピランを更に含む。部類Bは、フルギド及びフルギミドを含み、これは例えば、米国特許第4,172,629号、同第4,145,536号、同第4,220,708号並びに英国特許第1,442,628号及び同第2,002,752号に開示されている。フルギドは、ビス−メチレン無水コハク酸の誘導体であり、フルギミドは、ビス−メチレンコハク酸イミドの誘導体であり、イミド窒素は、アルキル、アリール又はアラルキルと置換されてもよい。部類Cは、スピロ(1,8a)−ジヒドロインドリジンを含み、これは例えば独国特許公報第DE 29 06 193A号、同第32 20 257号、同第33 20 077号及び同第35 21 432号に開示され、記載されている。フォトクロミック反応物質は、スピロ位置に複素環の開口部を含み、酸素アニオン及び窒素カチオンを含むベタイン様のイオン構造を形成する。追加の好適なフォトクロミックインク組成物は、米国特許第5,807,625号及び同第5,630,869号(共にアモン(Amon)、またシクパ・ホールディング(Sicpa Holding)社に譲渡された)に詳細に記載される。
一般的に、グラフィック14は、紫外線、例えば日光の照射により、可視となる画像を形成する、少なくともフォトクロミックインクを含む。他の実施形態では、グラフィック14は、フォトクロミックインク組成物と共に1つ以上の画像を形成するためにまた組み込まれる、恒久的なインク組成物を追加的に含んでもよい。加えて、別の実施形態は、グラフィック14の一部として恒久的な出現するインク組成物を含んでもよく、その結果グラフィックは、この恒久的な出現するインク組成粒が水又は尿などの流体に接触する際に新たな色の出現によって変化する。例えば、この恒久的な出現するインク組成物は、濡れにより出現するか、あるいは、濡れにより色を変化させ、出現する色がこの時に恒久的であるかのどちらかである。グラフィックのための追加的なインクの種類の別の選択肢は、液体による汚損により、不可視となる消失するインク組成物である。これらの追加的なインク組成物のいずれもが、フォトクロミックインク組成物との組み合わせにおいて、互いに用いられてよい。
本発明に従い、消失するインク組成物は、組成物の約1重量%〜10重量%の顔料を含み得る。より好ましくは、組成物は、約2%〜約8%及び最も好ましくは約3%〜約7%の顔料を含んでもよい。
本発明で使用される固体顔料粒子としては、ピグメントイエロー(C.I.14)、ピグメントレッド(C.I.48:3)、ピグメントブルー(C.I.15:4)、ピグメントブラック(C.I.7)及びこれらの組み合わせが挙げられるがこれらに限定されない。
好適な染料としては、直接染料、酸性染料、基本染料及び様々な溶剤可溶性染料などの水溶性インク着色剤が挙げられる。例としては、FD&Cブルー1(C.I.42090:2)、D&Cレッド6(C.I.15850)、D&Cレッド7(C.I.15850:1)、D&Cレッド9(C.I.15585:1)、D&Cレッド21(C.I.45380:2)、D&Cレッド22(C.I.45380:3)、D&Cレッド27(C.I.45410:1)、D&Cレッド28(C.I.45410:2)、D&Cレッド30(C.I.73360)、D&Cレッド33(C.I.17200)、D&Cレッド34(C.I.15880:1)及びFD&Cイエロー5(C.I.19140:1)、FD&Cイエロー6(C.I.15985:1)、FD&Cイエロー10(C.I.47005:1)、D&Cオレンジ5(C.I.45370:2)並びにこれらの組み合わせが挙げられるがこれらに限定されない。
理論によって制限されることなく、フォトクロミックインク組成物は、フォトクロミック結晶を含み、これは紫外線の照射により、一時的な化学変化を受けてほぼ崩壊し、知覚される色に変化を示す。以下で示されるように、紫外線が取り除かれたとき、インクの分子(これは最初無色である)は、これらの元の結合構造に戻り、有色のインクとなる。
Figure 2010516375
本明細書において記載される、フォトクロミックインク組成物並びに追加のインク組成物のための好適な溶剤は、水性又は溶剤性のインクである。溶剤は、水、トルエン、メチルアルコール及びこれらの組み合わせからなる群から選択されてもよい。フォトクロミックインク組成物は、組成物の40重量%、50重量%又は60重量%〜約70重量%、80重量%、又は90重量%の溶剤を含んでもよい。
本発明のフォトクロミックインク組成物は、約0.10、0.20、0.30〜約0.40、0.50、0.70、0.80又は1.00の光学密度を示すことができる。
あるいは、フォトクロミックインク組成物は、IODF10を示し、これは日光などの紫外線源を取り除いた10秒後の、初期の光学密度からの割合減少(percentage loss)である。いくつかの実施形態では、インク組成物は、約0.05、0.07、0.08又は0.10〜約0.30、0.40、0.50、0.60、0.70、0.80又は0.90のIODF10値を有する。
本発明としての使用に好適な吸収性物品には、おむつ、トレーニングパンツ、失禁用製品、おむつパンツ、使い捨て下着などが挙げられる。好適なトレーニングパンツ及びおむつパンツは、継ぎ合わされた側部又は再締結可能な側部を有することができる。本発明は、トイレトレーニグを後押しするトレーニングパンツ又はおむつパンツに使用するのに特に適している。本発明との使用に好適な、特定のおむつ及びトレーニングパンツは、米国特許第3,860,003号、同第4,636,207号、同第4,695,278号、同第4,704,115号、同第4,795,454号、同第4,900,317号、同第4,909,803号(USRE34920として再発行された)、同第5,085,654号、同第5,492,751号、同第6,476,288号、同第6,627,787号、同第5,507,760号、同第5,609,587号、同第5,635,191号、同第5,643,588号、同第6,118,041号、SIR H1630、同第5,246,433号、同第5,769,838号、同第5,899,895号、同第5,899,896号及び同第6,120,487号に開示される。好適なトレーニングパンツについて述べている追加の特許は、本明細書において先に開示されている。
本発明の物品はまた、改善されたフィット及び封入性をもたらす弾性ウエスト機構、並びに、横方向の張力が吸収性物品周の辺りに維持され、吸収性物品を着用者上に維持するように、第1ウエスト領域及び第2ウエスト領域を重なり合う構成で維持する側部密閉部を形成する締着装置も含んでよい。吸収性物品はまた、ウエスト領域内に伸縮性サイドパネル(図示せず)を含む、より快適で体型に合ったフィット及び吸収性物品のより有効な適用を提供する、伸縮自在に伸ばせる機構を提供してもよい。一定の実施形態では、前側及び後側サイドパネルがこれらの長手方向縁部に沿って互いに接合されるように、伸縮性サイドパネルが配置される。このパネルの長手方向縁部に沿った接合は、恒久的であってもよく、再締着可能であってもよい。恒久的な接合では、パネルは超音波接着、高粘着(high tack)、接着剤などによって互いに接着されてもよい。再締着可能な接合では、パネルは、フックループ式ファスナ、弱い共接着材料(mild co-adhesive materials)、低粘着接着剤(low tack adhesives)などによって接合されてもよい。
本発明の物品又は複合物内に含めてもよい別の構成要素は、同時係属中の米国特許出願第11/055,743号(2005年2月10日にK.カタラン(Catalan)の名前で出願、P&Gケース9528M)に開示されるような疎水性表面コーティングである。この疎水性表面コーティングは、バリア層上で本発明のバリアコーティングと組み合わせてもよく、あるいは本発明の吸収性物品又は複合物の1以上の追加的な構成要素に隣接して配置されてもよい。例えば、この疎水性表面コーティングは、1以上のレッグカフ、ウエスト部分、又は吸収性物品の他の区域の内面上に配置されてもよい。
光学密度測定方法
光学密度の値及びIODF10を決定するために、以下の工程に従う。
1.分析のために、印刷された不織布のサンプル区域を選択する。
2.ノースカロライナ州シャーロット(Charlotte)のサンケミカル(Sun Chemical)、ビィビィテック(Vivitek)部門から市販されている、PG2000ホワイトスタンダードボード(white standard board)の上に1枚のサンプルのプライを配置する。
3.測定される区域は、スペクトロアイ(SpectroEye)(グレタマクベス(Gretag MacBeth)社又はミシガン州グランビル(Grandville)のX−ライト(X-Rite)社から入手可能)の幅を横断して測定するために、直径が少なくとも約4.5mmであるべきであることに留意する。
4.スペクトロアイ(SpectroEye)の開口は、サンプルを覆って配置すべきであり、機器の開口内にはサンプル材料のみが見られることを確かめるべきである。
5.サンプルを、少なくとも1分又はフォトクロミック画像が適切に照射され、定常状態の光学密度となるまで、紫外線源(例えば、ランプ(40W蛍光ランプ若しくは5〜6kWの白熱電球又は更に日光)を照射する。
6.測定メニューを介して速やかにスイッチを切り替え、各サンプルの色(L、a及びb)及び光学密度の値の「読取り及び記録」オプションを選択する。
7.サンプルの3つの別個の位置において、サンプル内に含まれる各対象の色を測定する。
8.それぞれの色(即ち、インク)に関し、3つの色及び密度の読取り値を測定及び記録する。
9.測定値の各セットに関し、3つの読取り値を使用して、平均及び標準偏差を計算し、報告する。
10.各サンプルに関し、試験サンプル及び基準L、a及びb値を使用して、彩度、色相及び全色差が算出することができる。スペクトロアイ(SpectroEye)のソフトウェアを設定して、これらの計算を実行してもよいことに留意する。
11.L、a及びb値は、0.1単位で報告され、一方で密度は0.01単位で報告される。
12.光学密度は、初期密度測定値と等しく、一方でIODF10は、紫外線源がサンプルから取り除かれた10秒後の光学密度と等しい。
グラフィックの印刷方法
本発明の物品は、インクジェットプリンタ、フレキソ印刷機、グラビア印刷機又はこれらの組み合わせを使用して、フォトクロミックインク組成物を含むグラフィックを印刷される。グラフィックは、バックシート、トップシート、カフなどが挙げられるが、これらに限定されない多数の物品構成要素に印刷されてもよい。しかしながら、グラフィックは、物品の着用中に日光の照射を受ける表面に印刷されることが多い。
本発明の「発明を実施するための形態」で引用した全ての文献は、関連部分において、本明細書に参考として組み込まれるが、いずれの文献の引用も、それが本発明に対する先行技術であることを容認するものとして解釈されるべきではない。
おむつ、トレーニングパンツ又は成人用失禁製品である吸収性物品は、米国特許第3,860,003号、同第4,636,207号、同第4,695,278号、第4,704,115号、同第4,795,454号、同第4,900,317号、同第4,909,803号(USRE34920として再発行された)、同第5,085,654号、同第5,492,751号、同第6,476,288号、同第6,627,787号、同第5,507,760号、同第5,609,587号、同第5,635,191号、同第5,643,588号、同第6,118,041号、SIR H1630、同第5,246,433号、同第5,769,838号、同第5,899,895号、同第5,899,896号及び同第6,120,487号のいずれか一つに詳細に記載されるように作製される。開示される吸収性物品のバックシートは、その衣類に面する表面上に図2に示されるような擬人化されたキャラクター(頭上で太陽が照らしている、池の中の漫画のあひる)のグラフィックが印刷され、これは物品が日光に曝された後の、図1のキャラクターを表す。グラフィックは、以下に詳細に記載される、1つ以上のフォトクロミックインク組成物を含む。
(実施例1〜3)
部分1
3部の上述の部類Aのフォトクロミック化合物が、57部のセルロースアセテートプロピオネート(CAP 504−0,2−イーストマン(Eastman))、20部のトルエン及び20部のエタノール中で、混合物を60℃まで15分間加熱することにより、最初に融解する。混合物は次に、80℃、減圧下で、溶剤が完全に蒸発するまで乾燥する。得られた固溶体を分割し、次に微粉化し、1〜20マイクロメートルの寸法を有する得られた超微粒子は、ボールミル手段により、以下のインク配合に取り込まれる。
部分2
水性へリオグラフィック及びフレキソグラフィックインクが以下のように配合する。
水中における48%固体のアクリルポリマーエマルション(ジョンクリル(Joncryl)89−ジョンソン(Johnson))
水中における49%固体のアクリルポリマーエマルション(ジョンクリル(Joncryl)74−ジョンソン(Johnson))
消泡剤(シリコーンDC 3−ダウ・コーニング(Dow Corning))
ポリエチレンワックス(セリダスト(Ceridust)VP 3715−ヘキスト(Hoechst))
イソプロピルアルコール
酢酸セルロースプロプリオネート中のフォトクロミック染料の固溶体は、上記で詳細に記載されたように調製する。アクリルポリマーの2つのエマルションは、消泡剤と混合する。ボールミル内において、ポリエチレンワックスがこの中に10分間分散される。最後に、イソプロピルアルコール、水及びフォトクロミック染料が、ボールミル手段により混合物に組み込まれる。従来式にバックシートを印刷し、乾燥した後、無色の印刷は、約366nmの波長を有する光を照射されたときに、青色に変わる。
(実施例2)
実施例1の工程が繰り返されるが、ただし、上述の部類Bのフォトクロミックが、同量のフォトクロミックAに代替される。グラビア及びフレキソ印刷のための、水性フォトクロミック印刷インクが得られた。従来式のバックシートの印刷及び乾燥後、無色の印刷は、約366nmの波長を有する光を照射されたときに、ピンク色に変わる。
(実施例3)
実施例1の工程が繰り返されるが、ただし、上述の部類Cのフォトクロミックが、同量のフォトクロミックAに代替される。グラビア及びフレキソ印刷のための、水性フォトクロミック印刷インクが得られた。従来式にバックシートを印刷し、乾燥した後、無色の印刷は、約366nmの波長を有する光を照射されたときに、緑色に変わる。
(実施例4)−フォトクロミックインタリオインク
5重量%の濃度及び1〜20マイクロメートルの粒径を有する、セルロースアセテートプロピオネート中の部類Aのフォトクロミックの固溶体を調整するために、実施例1の部分1を繰り返す。次に、3ローラーミル上において、緩やかな加熱下で以下の成分を混合することによってフォトクロミックインタリオインクを調整する。
高沸点鉱油(PKWF 28 DEG 31)中の桐油及びマレイン酸変性フェノール樹脂の付加生成物
1.インク溶剤27/29(シェル・ケミカルズ(Shell Ch.)、インディアナ州)中の長油性アルキド樹脂 7.5%
2.インク溶剤27/29(シェル・ケミカルズ(Shell Ch.)、インディアナ州)中の、生桐油で変性されたアルキルフェノール樹脂16%
3.ポリエチレンワックス 1.5%
4.セルロースアセテートプロピオネート中のフォト染料Aの固溶体(実施例1、部分1)39.7%
5.コバルトオクトエート(11%金属) 0.05%
6.マンガンオクトエート(10%金属) 0.10%
7.鉛オクトエート(38%金属) 0.15%
(実施例5)−フォトクロミックオフセット及び平板印刷インク
5重量%の濃度及び1〜20マイクロメートルの粒径を有する、セルロースアセテートプロピオネート中における上記の部類Aのフォトクロミック組成物の5重量%の固溶体を調整するために、実施例1の部分1が繰り返される。次に、以下の成分を混合することによって、フォトクロミックオフセット及び平板印刷インクが調整される。
1.亜麻仁油によって煮沸されたロジン変性フェノール樹脂 24%
2.長油性アルキド(アルフタレート(Alftalat)AL 810−ライヒホールド・アルバート・ヘミー(Reichhold Albert Chemie AG)社) 35%
3.ポリエチレンワックス(PE 130−ヘキスト(Hoechst)) 2%
4.インク溶剤27/29(シェル・インダストリアル・ケミカルズ(Shell Industrial Chemicals)) 2%
5.煮沸した亜麻仁油 5%
6.セルロースアセテートプロピオネート中のフォト染料Aの固溶体(5%)(実施例1の部分1) 26.2%
7.二酸化チタン 5%
8.コバルトオクトエート(10%コバルト) 0.8%
インクは、印刷及び乾燥の後、照射下で青色のフォトクロミック彩色をもたらす。
この実施例は繰り返されるが、ただし、部類B及び部類Cのフォトクロミックがそれぞれ部類Aのフォトクロミックと置換された。これらのインクは、バックシートの印刷及び乾燥の後、照射下で、それぞれピンク色又は緑色のフォトクロミック彩色を生じた。
(実施例6)−フォトクロミックインタリオ印刷インク
部分1−マイクロカプセル
5部の部類Aのフォトクロミックを50部のクロロホルムに溶解させ、透明な溶液Aを得た。米国特許明細書第4,517,141号に記載される封入手順に従い、溶液Aは、0.65部のポリビニルアルコール、1.35部のキサンタンガム及び9部のジエチルトリレンジアミンを含む268部の蒸留水中である、270部の攪拌された溶液に加えられた。剪断速度は1分間増加され、微細な水中油型エマルションの形成が得られた。次に攪拌速度が低減され、20部の粉末化されたヘキサメチレンジイソシアネート、亜硫酸水素ナトリウム付加物を含む、0.25%のポリビニルアルコール及び0.50%のキサンタンガムを含む160部のコロイド溶液である、180部の溶液が、ジアミン/フォトクロミックエマルションに加えられる。
高剪断速度条件を適用することにより乳化が向上し、得られたスラリーは還流冷却器を備えた反応槽へと移動され、緩やかに攪拌しながら、約60℃まで6時間加熱される。次に、スラリーが噴霧乾燥される。1〜20マイクロメートルの直径を有し、10%のフォトクロミックを含む、乾燥した、透明なマイクロカプセルが得られる。約366nmの波長を有する光が照射されたとき、強い青色のフォトクロミック効果が得られる。
部分2−印刷インク
3ローラーミル上で緩やかに加熱しながら、以下の成分を混合することにより、インタリオ(銅版)印刷インクが得られる。
1.高沸点鉱油(BKDF 28/31、ホルターマン(Haltermann))中のマレイン酸変性フェノール樹脂及び桐油、の付加生成物 35%
2.インク溶剤(シェル(Shell))27/29中の長油アルキド樹脂 7.5%
3.インク溶剤27/29(シェル)中の生桐油変性アルキルフェノール樹脂 16%
4.ポリエチレンワックス 1.5%
5.この実施例の部分1のマイクロカプセル 35%
6.二酸化チタン 4.7%
7.コバルトオクトエート(11%金属) 0.05%
8.マンガンオクトエート(10%金属) 0.10%
9.鉛オクトエート(38%金属) 0.15%
従来式のバックシートの印刷及び乾燥後、約366nmの波長を有する光を照射されたとき、青色に変わるほとんど無色の印刷が得られる。
この実施例における部類Aのフォトクロミックが、部分1において、同量の部類B又はCのフォトクロミックと置換されるとき、インタリオ印刷インクも、また得られる。
(実施例10〜13)−フォトクロミックグラビア印刷インク
(実施例10)
ニトロセルロース樹脂に基づく、グラビアインクは、指定される量を使用して以下の成分から調製される。
1.ニトロセルロース(A280−ソシエテ・ナシヨナル・デ・プードレエ・エクスプロシフ(Societe Nationale des Produits Explosifs)S.N.P.E.、フランス) 15%
2.フタル酸ジブチル 6%
3.エタノール 34.5%
4.エトキシプロパノール 10%
5.エチルアセテート 31.5%
6.部類Aのフォトクロミック 3%
全ての成分を50℃で共に混合し、透明な溶液が得られる。インクは、エチルアセテートを加える手段により、好適な印刷粘度に調整される。この実施例における部類Aのフォトクロミックが、同量の部類B又はCのフォトクロミックと置換されるとき、優れたフォトクロミックグラビア印刷インクが、また得られる。
(実施例11)
ポリアミド樹脂に基づくグラビア印刷インクは、指定される量を使用して以下の成分から調製される。
1.ポリアミド(Eurelon 962−シェーリング(Schering)) 30%
2.エタノール 45%
3.プロピレングリコールメチルエーテル 5%
4.エチルアセテート 17%
5.部類Aのフォトクロミック 3%
このグラビアインクの製造プロセスは、実施例10と同じである。この実施例における部類Aのフォトクロミックが、同量の部類B又はCのフォトクロミックと置換されるとき、優れたフォトクロミックグラビア印刷インクが、また得られる。
(実施例12)
エチルセルロース樹脂に基づくグラビアインクは、指定される量を使用し、実施例10の方法を適用して以下の成分から調製される。
1.エチルセルロース(N7−ハーキュレス(Hercules)) 10%
2.プロピレングリコールメチルエーテル 10%
3.エタノール 28%
4.イソプロピルアセテート 44%
5.ジブチルフタレート 5%
6.部類Aのフォトクロミック 3%
最終印刷粘度は、イソプロピルアセテートを加える手段により調整される。
この実施例における部類Aのフォトクロミックが、同量の部類B又はCのフォトクロミックと置換されるとき、優れたフォトクロミックグラビア印刷インクが、また得られる。
(実施例14〜15)−フォトクロミックフレキソ印刷インク
(実施例14)
ニトロセルロース樹脂に基づくインクは以下のように配合される。
1.ニトロセルロース(N7−ハーキュレス(Hercules)) 20%
2.脂肪酸アミド(アルミド(Armid)−0、アーマー(Armour)) 1.5%
3.プロモテックス(Promotex)PE 80 A 8%
4.ジブチルフタレート 5%
5.プロピレングリコールメチルエーテル(Propyleneglycol methyl ether) 18%
6.エタノール 35.5%
7.エチルアセテート 9%
8.部類Aのフォトクロミック 3%
全ての成分が、50℃で共に混合され、透明な溶液が得られる。好適な量のエチルアセテートを加えることにより、最終印刷粘度が得られる。この実施例における部類Aのフォトクロミックが、同量の部類B又はCのフォトクロミックと置換されるとき、優れたフレキソ印刷インクが、また得られる。
(実施例15)
ポリアミド樹脂に基づくこのインクは、以下のように配合される。
1.ポリアミド(Eurelon 945−シェーリング(Schering)) 36%
2.イナルコ(Inalco)RL 727 9%
3.分留したガソリン(100〜125℃) 27%
4.イソプロピルアルコール 25%
5.部類Aのフォトクロミック 3%
製造プロセスは、実施例12と同じである。この実施例における部類Aのフォトクロミックが、同量の部類B又はCのフォトクロミックと置換されるとき、優れたフレキソ印刷インクが、また得られる。
本明細書に開示される寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳しく対応して設けられるものとして理解されるべきではない。それよりむしろ、特に指定されない限り、各こうした寸法は、列挙された値とその値周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味することを意図する。例えば、「40mm」として開示された寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。
「発明を実施するための形態」で引用した全ての文献は、関連部分において、参照することにより本明細書に組み込まれるが、いずれの文献の引用も、それが本発明に関して先行技術であることを容認するものとして解釈すべきではない。
本発明の特別な実施形態を図示し、記載したが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を実施できることは当業者には自明であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのような全ての変更及び修正を、添付の特許請求の範囲で扱うものとする。

Claims (9)

  1. a)液体透過性トップシート(10)と、
    b)前記トップシートに少なくとも部分的に接合されたバックシート(12)と、
    c)前記トップシートと前記バックシートとの間に少なくとも部分的に配置された吸収性コア(18)と、
    d)前記トップシートの長手方向縁部(22)に沿った第1カフ(16)と、
    e)前記トップシート又はバックシートの表面(24)上に配置されたグラフィック(14)であって、前記グラフィックが、紫外線の照射により、人間の肉眼に可視となるフォトクロミックインク組成物を含むグラフィック(14)と、を含む、使い捨て吸収性物品(20)。
  2. 前記グラフィック(14)が、前記バックシート(12)の衣類に面する表面上に印刷される、請求項1に記載の物品(20)。
  3. 前記グラフィック(14)が、前記トップシート(10)の着用者に面する表面上に印刷される、請求項1又は2に記載の物品(20)。
  4. 前記グラフィック(14)が、前記物品への紫外線の照射前及び後で存在する恒久的なインクを更に含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の物品(20)。
  5. 前記グラフィック(14)が、恒久的な出現するインク組成物を更に含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の物品(20)。
  6. 前記グラフィック(14)が、消失するインク組成物を更に含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の物品(20)。
  7. 前記フォトクロミックインク組成物が、0.10〜1.00の光学密度を示し、前記フォトクロミックインク組成物が、0.05〜0.50のIODF10値を示し、前記フォトクロミックインク組成物が、部類A、部類B、部類C及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の物品(20)。
  8. 前記物品が伸縮性のサイドパネルを更に含み、好ましくは前記伸縮性のサイドパネルが、再締着可能である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の物品(20)。
  9. 前記トップシート(10)の長手方向縁部(22)に沿った少なくとも1つの第2カフ(16)を更に含み、好ましくは前記カフの少なくとも1つが、疎水性の表面コーティングと接触する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の物品(20)。
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