JP2010516192A - プロアクティブ型のクラス毎の負荷管理 - Google Patents

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Abstract

一つ以上のクラス毎のステーション数に基づいて、802.11WLANの負荷をプロアクティブに管理する装置及び方法を提供する。ここで、一つ以上のクラスには、アクセスカテゴリ、ユーザプライオリティ、又はサービスに従って、ステーションが分類されている。或いは、802.11WLANの負荷は、トラフィックストリームの状態に応じて、暫定的又は非暫定的なクラス毎のトラフィック仕様に基づいてプロアクティブに管理されてもよい。負荷の均衡は、(a)APを介して、又は隣接するAPやワイヤレスステーションとの交換を介して、クラス毎のステーション数情報を収集し、(b)ワイヤレスステーションとAPとの間の接続判定にプロアクティブに影響を与えることによって、達成され得る。
【選択図】 図1

Description

関連出願の相互参照
本出願は、(a)2007年1月11日に出願された米国仮特許出願第60/884,575号、及び(b)2007年10月5日に出願された米国特許出願第11/868,281号に関するものであり、これら米国出願の優先権を主張するものである。また、これら米国出願を参照することにより本明細書に援用する。米国を指定国とする場合、本出願は、前述した米国特許出願第11/868,281号の継続出願である。
発明の背景
1.発明の分野
本発明は、ワイヤレスローカルネットワーク(WLAN)に関するものである。詳細には、本発明は、クラス毎のステーション数又はクラス毎のトラフィック仕様のような尺度を用いたWLANにおけるプロアクティブ型負荷管理に関するものである。
2.関連技術の説明
WLANのサービス品質は、一般に、二つの測定単位、即ち、(a)「サービスグレード」(GoS)と、(b)「サービス品質」(QoS)により表現される。GoSの一つの測定単位は、セッションや接続がうまく達成されない確率である。ネットワーク上でのトラフィック負荷が大きいことにより、セッションが成立しないと、セッションが遅延されるか、損失し得る。セッションの不成立は、一日の最繁時、即ちトラフィック量が最大のときに、最も生じやすい。
GoSは、一般的に、直接サービスを受信できなかったセッションの割合(「損失セッション」)、又は所与の時間より長くサービスを待機させられるセッションの割合(「遅延セッション」)として表現される。より詳細には、GoSは、例えば、ユーザ数、ユーザ行動、及びトラフィック密度の関数として、アーランB式、拡張アーランB式、エングセット式、アーランC式、二項式、又は別の確率式によって表現され得る。ユーザ行動は、例えば、ユーザをすぐにクリアにする、トラフィックが減少するまでユーザを待機させる、又は、一定の時間間隔ユーザを待機させ、トラフィック状況が改善されなければ、システムから排除させることを含む。トラフィック密度は、全ユーザからの全トラフィック又はユーザ毎の平均値に基づいて測定され得る。殆どの公式に共通するパラメータの中には、ユーザ数(アクティブな呼がある場合又はない場合)、システム又はベースステーションの音声容量、及びトラフィック密度がある。これらの公式は、例えば、「Cellular Radio−Principles and Design」,J.Raymond CV.Macario,McGraw Hill(1993),pp.195−201の文献に記載されている。
GoSは、ネットワークトラフィック性能に基づいたサービスを測定するものである。一般に、従来の電話サービスには、0.01以下のGoS(即ち、100セッションのうち1セッション以下の損失又は遅延)が要求される。対照的に、QoSは、アクティブセッション中のユーザの経験に関連するもので、一般に、データレート、遅延、音声品質、誤り確率、及びパケット損失等のパラメータによって表現される。リアルタイムアプリケーション(例えば、ストリーミングマルチメディア、ボイスオーバーIP(VoIP)、及びIP−TV)及び802.11WLAN上でのデータアプリケーションが望まれるにつれて、アプリケーションのGoS及びQoSの双方を適切なレベルに保つための負荷管理の重要性が高まってきている。
一方で、GoSを維持するには、潜在的な負荷(即ち、非アクティブなユーザから発生する負荷)と、既存の負荷(即ち、アクティブユーザからの負荷)との双方を考慮するプロアクティブ(事前対応)型の負荷管理が必要となる。プロアクティブ型負荷管理による負荷管理判定は、アクティブ及び非アクティブの双方のユーザに適用され、それにより、ユーザの中には、ネットワーク接続を変更することもあり得る。他方で、QoSを維持するには、既存の負荷のみを考慮し、アクティブユーザにのみ管理判定の適用を要求するリアクティブ(事後対応)型負荷管理が必要となる。プロアクティブ型負荷管理が、QoSに影響を及ぼし、リアクティブ型負荷管理がGoSに影響を及ぼすこともある。
近年、802.11WLANのQoS管理が著しく改善されてきている。例えば、802.11eでは、ワイヤレス媒体へのアクセスは、四つのアクセスカテゴリ(AC)、即ち、音声(AC_VO)、ビデオ(AC_VI)、ベストエフォート(AC_BE)、及びバックグラウンド(AC_BK)に応じて優先付けされる。802.11eはまた、802.1D規格に規定された八つのユーザプライオリティ(UP)にACをマッピングする。さらに、規格802.11k及び802.11vの開発により、様々な種類のリアクティブ型負荷管理がQoSを改善できるようになっている。例えば、APが、ビーコン、プローブ応答、又はローミング管理リクエストメッセージに、UP毎に、使用可能な許容量に関する情報を含み得る。UPの使用可能な許容量は、対応するUPの明確な許可制御を介して利用可能な媒体時間残量を明示する。この情報は、ローミングワイヤレスステーションが、許可制御リクエストを受け付け、負荷が少ないネットワークで良好なQoSを提供しそうなアクセスポイント(AP)を選択することに寄与する。UPの使用可能な許容量は、UPに従って進行中のセッションを既に有するワイヤレスステーションにとっては、ネットワークリソースへの即座の需要があるため、特に重要である。しかしながら、進行中のセッションがないワイヤレスステーションでは、使用可能な許容量は、リソースがすぐに必要とされないため、有意義でないこともある。この場合、不成立セッションの確率を示すGoSが、APの選択においてより有意義な基準となる場合もある。
802.11k及び802.11vでは、APは、ワイヤレスステーションからのメッセージに応答して、又は自立的に、隣接レポート応答メッセージ又はローミング管理リクエストメッセージをワイヤレスステーションに送信し得る。隣接レポート応答メッセージ及びローミング管理リクエストメッセージは、それぞれ、一つ以上の隣接APのローミング候補優先度を含む。ローミング管理リクエストメッセージ又はローミング候補優先度リストを含む隣接レポート応答メッセージを受信するワイヤレスステーションは、この優先度リスト(個々のネットワークローミング優先度の値を有する)を使用して、ローミング判定を行う。ネットワークは、ネットワーク負荷を均衡させるための更なる最新のネットワーク管理目標に優先度リストを与える。しかしながら、このようなネットワーク管理は、ローミング候補優先度リストが、GoSを扱う適切な負荷情報から決定され得ないので、QoSの目標しか達成しない。
現行の802.11規格では、電話網の負荷管理が、802.11WLANのリアルタイムサービスに直接適用できないので、GoSのプロアクティブ型負荷管理は取り扱われていない。従来の電話網は、802.11WLAN上でのリアルタイムサービス(例えば、VoIP)に有効でないという想定の下に設計されている。第1に、従来の電話網は、音声用途向けに最適化されたものである。しかしながら、802.11WLANにおける音声及び他のリアルタイムサービスは、ネットワークをデータサービスと共有する多くのサービスの一部にすぎないので、802.11WLANは、このようなリアルタイムサービス向けに最適化されるものではない。第2に、端末とともに、音声サービスのインフラストラクチャのほとんどのアスペクト及びレイヤは、電話網のオペレータの制御下にあるが、単一のエンティティが、802.11WLANを制御するわけではない。802.11WLANでは、インフラストラクチャ及び端末が複数のエンティティによって提供され、操作されることが多く、802.11は、エアインタフェースのみを規定する単一のレイヤである。
従来の電話網では、端末は、音声専用に最適化されているので、負荷管理は、端末の数のみに基づいて達成され得る。しかしながら、典型的な802.11WLANでは、わずかな端末だけが、専用音声端末である。実際に、多くの端末には、音声や他のリアルタイムサービスのサポートに必要な適切なハードウェア及びソフトウェアがない。適切なハードウェア及びソフトウェアがある場合でも、音声又は他のリアルタイムサービスを有効にするよう働くコンフィギュレーションアプリケーションが端末に必要になることが多い。したがって、802.11WLANにプロアクティブ型負荷管理を与えるためには、端末数の他にも、端末の分類が要求される。しかしながら、音声端末の分類は、上述したように、802.11が、エアインタフェースのみを規定する一つのみのレイヤであるので、802.11において問題ではない。802.11レイヤでは、他のレイヤやインタフェースからの助けがなければ、端末が、音声サービス専用であるか、音声サービス可能であるか、又は音声サービスに適切に設定されているかを判定するための情報が十分にない。いくつかの音声端末は、音声セッションが確立された後に識別されるだけの場合もある。結果的に、アクティブな呼を有する端末だけが、負荷管理に含まれ得るため、プロアクティブ型負荷管理は除外される。他のレイヤ及びインタフェースからの助けがある場合、音声端末は識別され得るが、このような識別は、802.11において重要なタスクであることが多い。
2005年12月12日に発表され、「Aruba Networks Announces Mobile Voice Over IP Enhancements to the Enterprise Mobile Edge − Unique Voice Flow Classification Capability ensures Superior Voice Quality, Security and Scalability」(http://www.arubanetworks.com/companv/press/2005/l 2/12/a )と題するAruba Networksのプレスリリースに記載されているような音声フロー分類機能(VFC)は、802.11において特に規定されたエンティティではない統合型「ステートフル」ファイアウォールを用いて、音声端末分類を可能としている。ステートフルファイアウォールは、セッション確立プロトコル(SIP:Session Initiation Protocol)、スペクトラリンク音声優先(SVP:SpectraLink Voice Priority)、Vocera及びCiscoのスキニークライアント制御プロトコル(SCCP:Skinny Client Control Protocol)を含む音声シグナリングプロトコルをモニタリングすることによって、音声トラフィックを識別、分類、及び優先付けし得る。識別及び分類されると、WLANで全ての音声呼が継続的にモニタリングされることで、アクティブな(オフフックの)呼の実際の数のリアルタイム数が得られる。次に、この情報は、特定のAPでの個数を制限するために、呼受付制御(CAC:Call Admission Control)機能によって使用され、これによって、過度の高優先度のトラフィックから生じる音声劣化が防止され、データ及び他のトラフィックタイプによって使用するための予測可能な最小量の帯域幅が維持される。所与のAPで音声呼が最大数に達すると、そのAPサービスエリアにあるオンコールにない他の音声対応デバイスは、負荷均衡のために他の隣接するAPサービスエリアにシームレスに転送され、したがって、進行中の呼の妨害が回避され、新しい呼のために利用可能なネットワークが確保される。
しかしながら、VFCにおける音声端末の分類は、非802.11レイヤ及びインタフェースで動作する非802.11エンティティにのみ依存する。このようなレイヤ及びインタフェースは、802.11規格の範囲を超えているので、VFCサービスは、一般に、他のベンダーのAP及び端末とは互換性がない可能性のあるベンダー独自の実装である。さらに、所与のAPでの負荷均衡は、音声呼が最大数に達した後にのみ行われるので、VFCを用いる負荷均衡はプロアクティブ型ではない。
さらに、各音声端末で、同じ予測可能なリソース量を必要とする従来の電話網の端末とは異なり、802.11における音声端末のネットワークリソース要件は、同じではない。即ち、802.11における音声アプリケーションのネットワークリソース要件は、コーデック及び他のパラメータの選択に応じて変動することもある。この選択は、SIPシグナリングにより「実行中に」行われ得る。したがって、端末数にのみ基づいた負荷管理は、802.11WLANにおいて最適ではない場合もある。
本発明の一実施形態によれば、装置及び方法が、クラス毎の一つ以上のステーション数に基づいて、802.11WLANの負荷をプロアクティブに管理する。ここで、ステーションは、アクセスカテゴリ(AC)、ユーザプライオリティ(UP)、又はサービスに従って分類されている。或いは、802.11WLANの負荷は、暫定的又は非暫定的なクラス毎のトラフィック仕様(TSPEC)に基づいて、トラフィックストリーム(TS)の状態に応じて、プロアクティブに管理されてもよい。
本発明の一実施形態では、(a)APを介して、又は隣接するAPやワイヤレスステーションとの交換を介して、クラス毎のステーション数情報を収集し、(b)ワイヤレスステーションとAPとの間の接続判定にプロアクティブに影響を与えることによって、負荷の均衡が達成され得る。ワイヤレスステーションは、AC、UP、又はサービスに従って分類されてもよい。他の形態では、(a)APを介して、又は隣接するAPやワイヤレスステーションとの交換を介して、暫定的又は非暫定的なクラス毎のトラフィック仕様(TSPEC)を収集し、(b)ワイヤレスステーションとAPとの間の接続判定にプロアクティブに影響を与えることによって、負荷の均衡が達成され得る。
本発明の一実施形態によれば、クラス毎のステーション数情報又はTSPECは、AC、UP、又はサービスに従って分類されたワイヤレスステーション用に収集される。発生したトラフィックの一つ以上のクラスを特定するために、ワイヤレスステーションは、トラフィック発生情報要素を含むメッセージを送信してもよい。このトラフィック発生情報要素において、ワイヤレスステーションは、一つ以上のAC、UP、又はサービスに対応する一つ以上のトラフィック発生(TG)フラグを設定する。トラフィック発生情報要素は、ネットワークにおいてサポートされた全てのAC又はUPをカバーする必要はない。クラスのTGフラグは、当該クラスのトラフィックストリーム(TS)がワイヤレスステーションにおいてアクティブである場合、又はクラスのTSがワイヤレスステーションの動作中のある時間にアクティブであると見込まれる場合に、ワイヤレスステーションが、対応するクラスに属するトラフィックを発生中であるか、又は発生が見込まれれば、設定される。ワイヤレスステーションが、スキャニングモードにあれば、メッセージは、プローブリクエストメッセージとなり得る。或いは、ワイヤレスステーションが、認証プロセス中にあれば、メッセージは、認証メッセージとなり得る。同様に、ワイヤレスステーションが、アクセスポイント(AP)との接続又は再接続のプロセス中にあれば、メッセージは、接続リクエストメッセージ又は再接続リクエストメッセージとなり得る。一般に、トラフィック発生情報要素は、ワイヤレスステーションからAPに送信されるメッセージ又はフレームに含まれ得る。
本発明の一実施形態によれば、ワイヤレスステーションは、APと接続され、メッセージは、サービス中のAP向けた隣接レポートリクエストメッセージ、ローミング管理クエリーメッセージ、又はADDTS(Add Traffic Stream)リクエストメッセージであってもよい。ADDTSリクエストメッセージが、トラフィック仕様(TSPEC)又はトラフィック分類(TCLAS)においてユーザプライオリティ(UP)を有するトラフィックストリーム(TS)に関連付けられていれば、ユーザプライオリティ(UP)のTGフラグが設定されていると見なされる。ADDTSリクエストメッセージが、ACにマッピングされ得るユーザプライオリティ(UP)を有するトラフィックストリーム(TS)に関連付けられていれば、アクセスカテゴリ(AC)のTGフラグが設定されていると見なされる。
本発明の一実施形態によれば、ワイヤレスステーションがVoIP端末であるか、ワイヤレスステーション内でVoIPアプリケーションが実行中であるか、音声セッションが進行中であるか、又はワイヤレスステーションが、音声セッションの到来又は発生を待機するスタンバイモードであり得るならば、音声アクセスカテゴリ(AC_VO)又はUPプライオリティ6若しくは7(UP6若しくはUP7)のTGフラグが設定されてもよい。ワイヤレスステーションは、呼が到来するときに音声セッションが始動されてもよいように、SIPサーバに登録されてもよい。
本発明の一実施形態によれば、ワイヤレスステーション内でクラスを使用するプッシュ又はプルアプリケーションが実行中であるか、プッシュ又はプルサービスセッションが進行中であるか、又はワイヤレスステーションが、プッシュ又はプルサービスセッションの到来を待機するスタンバイモードであり得るならば、クラスのTGフラグが設定される。プッシュ又はプルアプリケーションの到来時に、プッシュ又はプルサービスセッションが始動されてもよいに、ワイヤレスステーションは、セッション確立プロトコル(SIP)サーバに登録されてもよい。
本発明の一実施形態によれば、トラフィック発生情報要素を有するメッセージを受信すると、APは、トラフィック発生情報要素の各TGフラグに基づいて、クラス毎のステーション数情報のステーション数を更新する。APが受信したメッセージが、接続リクエストメッセージ又は再接続リクエストメッセージである場合に、APが接続又は再接続リクエストを受け付けるときには、クラスのステーション数が増大される。APが受信したメッセージが、隣接レポートリクエストメッセージ、ローミング管理クエリーメッセージ、又はADDTSリクエストメッセージである場合には、APは、それまで設定されていない各クラスのステーション数を増大させる。APが、当該APに接続されているワイヤレスステーションであってクラスのTGフラグが設定されたワイヤレスステーションから、ハンドオフメッセージ、接続解除通知メッセージ、又は認証解除通知メッセージを受信すると、当該APは、そのクラスのステーション数を減少させる。
本発明の一実施形態によれば、APは、当該APを流れるメッセージをモニタリングし、当該APに接続しているワイヤレスステーションの一つが、あるサービスのクラス(例えば、AC_VO)に対してSIPサーバへの登録が成功したという通知を検出又は受信し、成功した登録を検出すると、そのクラスのステーション数を更新する。APは、ワイヤレスステーション(関連するクラスセットのTGフラグを有する)とSIPサーバとの間に流れるメッセージフローだけをモニタリングすればよい。
本発明の一実施形態によれば、クラス毎のステーション数情報は、ネットワークで動作中の特定の一以上のAC、又は、一以上のUPのトラフィックを発生するワイヤレスステーションのみに対して収集され、APは、ワイヤレスステーションの接続、再接続、接続解除、認証解除、又はハンドオフに際し、AC又はUPのクラスステーション数を更新する。
クラス毎のステーション数情報が収集される本発明の一実施形態によれば、一つ以上のAC U−APSDフラグを有するメッセージを受信したAPは、メッセージの各U−APSDフラグに基づいて、クラス毎のステーション数情報を更新する。メッセージは、接続リクエストメッセージ又は再接続リクエストメッセージであってもよい。ACは、設定された一つ以上のAC U−APSDフラグを有するメッセージをそれから受信したワイヤレスステーションの接続、再接続、接続解除、認証解除、又はハンドオフに際し、一つ以上のACのステーション数を更新してもよい。
本発明の一実施形態によれば、方法及び装置がクラス毎のTSPEC情報を収集し、この方法では、ワイヤレスステーションが、暫定的なフラグ及びトラフィックストリーム(TS)のトラフィック仕様(TSPEC)を含むトラフィックストリーム(TS)管理メッセージを送信する。TSPECは、TSのサービス品質(QoS)を特徴付ける。TS及び関連するTSPECは、暫定的なフラグが設定されたTS管理メッセージによって作成されている場合に、暫定的である。TS及び関連するTSPECは、暫定的なフラグが設定されていないTS管理メッセージによって作成されている場合に、非暫定的である。非暫定的なTS及びTSPECにおいては、APは、作成時にTSへのリソースの割り当てを開始し、TSの削除時、TSへのリソースの割り当てを停止する。APによるリソース割り当ては、暫定的なTS及びTSPECの作成又は削除による影響を受けない。TSは、ADDTS(Add Traffic Stream)リクエストメッセージによって作成されてもよい。TSのTSPECは、ADDTSリクエストメッセージが、TSPEC又はトラフィック分類(TCLAS)においてUPを有するTSに関連付けられていれば、UPのものとして見なされる。TSPECは、ADDTSリクエストメッセージが、ACにマッピングされるUPを有するTSに関連付けられれば、ACのものとして見なされる。TSは、DELTS(Delete Traffic Stream)リクエストメッセージによって削除されてもよい。TSのTSPECは、DELTSリクエストメッセージが、TSPEC又はTCLASにUPを有するTSに関連付けられていれば、UPのものとして見なされる。TSPECは、ADDTSリクエストメッセージが、ACにマッピングされるユーザプライオリティUPを有するTSに関連付けられていれば、ACのものとして見なされる。
本発明の一実施形態によれば、ワイヤレスステーション内でVoIPアプリケーションが実行中であれば、TSは、AC_VO用のTS管理メッセージによって作成されてもよい。暫定的なフラグは、音声セッションが進行中であるか、セッション確立のプロセスにあれば、設定されない。暫定的なフラグは、ワイヤレスステーションが、音声セッションの到来又は発生を待機するスタンバイ状態にあれば、設定される。ワイヤレスステーションは、音声セッションが到来時に確立されてもよいように、SIPサーバに登録されてもよい。
本発明の一実施形態によれば、クラスのTS管理メッセージは、ワイヤレスステーション内でクラスを使用するプッシュ又はプルアプリケーションが実行中であれば、送信されてもよい。暫定的なフラグは、プッシュ又はプルサービスセッションが進行中であるか、又はセッション確立のプロセスにあれば、設定されない。暫定的なフラグは、ワイヤレスステーションが、プッシュ又はプルサービスセッションの到来を待機するスタンバイ状態にあれば、設定される。ワイヤレスステーションは、プッシュ又はプルサービスセッションが、到来時に確立されてもよいように、セッション確立プロトコル(SIP)サーバに登録されてもよい。
本発明の一実施形態によれば、ワイヤレスステーションは、APとの接続又は再接続プロセスにあり、TS管理メッセージは、802.11rに規定されているようなリソース情報コンテナ(RIC)を有する接続リクエストメッセージ又は再接続リクエストメッセージである。別の実施形態において、ワイヤレスステーションは、APに接続しており、TS管理メッセージは、隣接レポートリクエストメッセージ、又はサービス中のAP向けのローミング管理クエリーメッセージである。APは、TS管理メッセージ、接続リクエストメッセージ、再接続リクエストメッセージ、ADDTSリクエストメッセージ、DELTSリクエストメッセージ、接続解除通知メッセージ、認証解除通知メッセージ、又はサービス中のAP向けのハンドオフメッセージを受信すると、一つ以上のクラスのTSPECを更新してもよい。
本発明の一実施形態によれば、APは、当該APを通るメッセージフローをモニタリングし、通知を受信し、又はワイヤレスステーションによるSIPサーバへの登録が成功したことを検出し、成功した登録を検出すると、一つ以上のクラスのTSPECを更新する。APは、そのTSPECが作成されたワイヤレスステーションから流れるメッセージフロー及び当該ワイヤレスステーションに流れるメッセージフローのみをモニタリングすればよい。一実施形態では、APは、音声セッションが到来時に確立されてもよいようにワイヤレスステーションがSIPサーバに登録されたことを知らせる通知を受信すると、AC_VOのTSPECを更新してもよい。或いは、APは、クラスのTSPECを、当該クラスを使用するプッシュサービスセッション又はプルサービスセッションが到来時に確立されてもよいようにワイヤレスステーションがSIPサーバに登録されたことをAPに知らせる通知を受信すると、更新してもよい。別の実施形態において、APは、ワイヤレスステーションの接続、再接続、接続解除、認証解除、又はハンドオフに際し、一つ以上のクラスのTSPEC又は複数のTSPECを更新する。
本発明の一実施形態によれば、クラス毎のGoS情報を収集するために、APは、ビーコン又はプローブ応答にクラス毎のGoS情報要素を含む。クラスのGoS情報は、クラスのブロッキング確率であってもよい。この確率は、クラスステーション数又は対応するクラスのTSPEC情報に基づいて求められ得る。或いは、GoS情報要素は、一つ以上のクラスの一つ以上のクラスステーション数を含む。APは、一つ以上の隣接APと、クラス毎のGoS情報を交換してもよい。APは、隣接レポート応答メッセージ又はローミング管理リクエストメッセージをワイヤレスステーションに送信してもよく、又は、自立的に隣接レポートリクエストメッセージに応答して、又は自立的に、ローミング管理クエリーメッセージを送信してもよい。隣接レポート応答メッセージは、クラス毎のGoS情報を含む。クラスのGoS情報は、クラスのブロッキング確率であってもよい。或いは、クラスのGoS情報は、クラス毎のステーション数情報である。APは、ローミング管理クエリーメッセージに応答して、又は自立的に、ワイヤレスステーションにローミング管理リクエストメッセージを送信してもよい。ローミング管理リクエストメッセージは、ラス毎のGoS情報を含む。このGos情報は、クラスのブロッキング確率であってもよい。或いは、クラスのGoS情報は、クラス毎のステーション数情報である。
本発明の一実施形態によれば、負荷を均衡するための方法及び装置において、ワイヤレスステーションが、一つ以上のAPから一つ以上のクラス毎のGoS情報要素を受信する。ワイヤレスステーションは、APのGoSに基づいて選択されたAPとの接続(又は再接続)を行う。GoSは、ワイヤレスステーションによって発生する、又は発生が予測されるトラフィックの一つ以上のクラスのブロッキング確率であってもよい。クラスのブロッキング確率は、クラスステーション数又は対応するクラスのTSPEC情報に基づいて求められ得る。或いは、ワイヤレスステーションは、一つ以上のクラスに対してより小さなクラスステーション数を有するAPとの接続(又は再接続)を行ってもよい。一実施形態において、APは、現行のGoSが許容範囲外あれば、プローブリクエストメッセージに応答しない。第2の実施形態において、APは、現行のGoSが許容範囲外になれば、不成功の状態コードを戻す認証メッセージを用いて、認証メッセージに応答する。
一実施形態において、APは、一つ以上のクラスの一つ以上のクラスステーション数に基づいて、接続(再接続)リクエストを受入れ、又は拒絶する。APは、接続(再接続)によって増大したクラスステーション数が、許容可能に小さければ、接続(再接続)リクエストを受入れ、そうでなければ、そのリクエストを拒絶する。或いは、APは、接続(再接続)リクエストを受入れるか、又は、拒絶して、当該APと隣接するAPとの間のクラスステーション数の差が減少するようにしてもよい。APは、一つ以上のクラスのGoSに基づいて、接続(再接続)リクエストを受入れ、又は拒絶する。クラスのGoSは、クラスステーション数又は対応するクラスのTSPECに基づいて求められる。APは、一つ以上のクラスのブロッキング確率に基づいて、接続(再接続)リクエストを受入れ、又は拒絶してもよい。クラスのブロッキング確率は、クラスステーション数又は対応するクラスのTSPEC情報に基づいて求められる。APは、接続(再接続)リクエストによって増大したブロッキング確率が許容可能に低ければ、接続(再接続)リクエストを受入れ、そうでなければ、そのリクエストを拒絶してもよい。或いは、APは、接続(再接続)リクエストを受入れるか、又は、拒絶して、当該APと隣接するAPとの間のブロッキング確率の差が減少するようにしてもよい。
本発明の実施形態によれば、現行のGoSが許容範囲外であるか、又は、クラスステーション数の現行の値が許容不能に大きければ、APが接続しているワイヤレスステーションに、又は、ワイヤレスステーションが接続しているAPに、接続解除メッセージ又は接続解除緊急メッセージを、送信してもよい。GoSは、クラスの現行のブロッキング確率であってもよい。或いは、現行のGoSが許容範囲外であるか、又は、サービス中のAP内のステーション数の現行の値が許容不能に大きければ、ワイヤレスステーションが、ハンドオフプロシージャを開始してもよい。
APが、隣接レポートリクエストメッセージ、ローミング管理リクエストメッセージに応答して、又は隣接レポート応答メッセージが一つ以上の隣接APのローミング候補優先度を含む場合は自立的に、ワイヤレスステーションに隣接レポート応答メッセージ又はローミング管理クエリーメッセージを送信してもよい。ローミング候補優先度リストは、クラス毎のステーション数情報又は一つ以上の隣接APのTSPECに基づいて求められる。ローミング候補優先度は、一つ以上の隣接APのクラス毎のステーション数情報に基づいて求められる。或いは、ローミング候補優先度は、一つ以上の隣接APのクラス毎のTSPEC情報に基づいて求められる。
一実施形態において、APは、一つ以上のクラスのGoSに従って、一つ以上のクラスにチャネルリソースを再割り当てする。
しかしながら、プロアクティブ型の負荷管理の場合、オンコールにない音声対応デバイスは、前もって隣接するセルに負荷均衡されてもよく、それによって、音声呼の最大数に達する可能性が著しく低くなり得る。したがって、アクセスカテゴリ(AC)、ユーザプライオリティ(UP)、又はサービスに従ってステーションが分類される場合、一つ以上のクラス毎のステーション数に基づいて、802.11WLANの負荷をプロアクティブに識別及び管理するための装置及び方法が必要とされている。また、TSPECが、トラフィックストリーム(TS)の状態に従って暫定的又は非暫定的である場合、クラス毎のトラフィック仕様(TSPEC)に基づいて、802.11WLANの負荷をプロアクティブに識別及び管理するための装置及び方法が必要とされている。
本発明は、以下の詳細な記載及び添付の図面を考慮すると、更に深く理解される。
本発明が適用可能な例示的なネットワーク構成を示す図である。 802.11における初期ネットワークエントリ又はハンドオフのプロシージャを示す図である。 情報要素としてトラフィック発生情報が含まれる例示的なフォーマットを示す図である。 本発明の一実施形態による、802.11WLANにおいてアクティブな音声アプリケーションを有するデータ端末によって実行されるステップを更に詳細に示す図である。 APからの再接続応答フレーム(又は別の適切なデータフレーム)にローミング候補優先度情報を含むための例示的なフォーマットを示す図である。 統合情報要素を用いて全ての候補APにローミング候補優先度を提供することを示す図である。 本発明の一実施形態による、ステップ703でアプリケーションのコンフィギュレーション後にネットワークエントリステップ704が実行されるサービスプロシージャを示す図である。 本発明によるクラス毎の負荷テーブルに基づいた方法を示す。 本発明の一実施形態による、APがワイヤレスステーションからリクエストを受信するときに実行され得る負荷均衡の方法を示す図である。
好ましい実施形態の詳細な説明
本発明は、一つ以上のクラス毎のステーション数に基づいて、802.11WLANの負荷をプロアクティブに識別し、管理する装置及び方法を提供する。一実施形態では、ワイヤレスステーションは、アクセスカテゴリ(AC)、ユーザプライオリティ(UP)、又はサービスに従って分類される。別の実施形態では、本発明は、クラス毎のトラフィック仕様(TSPEC)に基づいて、802.11WLANの負荷をプロアクティブに識別し、管理する装置及び方法を提供する。TSPECは、トラフィックストリーム(TS)の状態に応じて、暫定的又は非暫定的なものであってもよい。
この詳細な説明では、本発明による負荷管理を、セッション確立用にサービス確立プロトコル(SIP)サーバを使用するVoIPサービスの一例を用いて、説明する。しかしながら、本発明は、ビデオカンファレンス、プッシュEメール、オンラインゲーム、及びマルチメディアストリーミングなどの他のサービスにも適用可能である。また、SIPサーバの使用は、例示的なものにすぎず、必須ではない。
図1は、本発明を適用可能な例示的なネットワーク構成を示している。図1は、AP101及び102を示している。AP101及び102は、配信システム(DS)及び一つ以上のスイッチ又はルータ(図示せず)を介してバックホールネットワーク又はインターネットに接続されてもよい。また、図1には、SIPサーバ103が示されている。SIPサーバ103は、DS、バックホール、又はインターネットに接続されてもよい。AP101及び102は、サービスエリア104及び105を提供するように示されている。これらサービスエリアは、アンテナの構成、障害物、又はチャネル条件に応じて、任意の多くの形状をとり得る。(図1では、例示的目的にのみ、サービスエリア104及び105を円形で示している)。APのサービスエリア内のワイヤレスステーション(例えば、電話、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、パーソナルディジタルアシスタント(PDA))が、APとの間で物理信号を送受信し得る。
APの配置及びワイヤレスステーションの場所に応じて、ワイヤレスステーションは、一つ以上のAPのサービスエリア内に存在することもあり、又は全てのAPのサービスエリア外にあることもある(この場合、通信はできない)。ステーションが二つ以上のAPのサービスエリア内にある場合、ステーションは、APのうち一つを選択する。本発明は、APの選択を支援する負荷管理方法を提供し、これにより、システム全体のサービスグレード(GoS)を改善するものである。
図2は、802.11における初期ネットワークエントリ又はハンドオフのプロシージャを示している。図2に示すように、ステップ201において、ワイヤレスステーションは、APのサービスエリア内にあるか否かを検出するために、利用可能なチャネルをスキャンする。802.11では、ワイヤレスステーションは、ビーコンを受信することによって受動的にスキャンしてもよく、エリア内のAPからのプローブ応答フレームを求めるために、一つ以上のプローブリクエストフレームを送信することによって能動的にスキャンしてもよい。APが無事に検出されれば、ワイヤレス端末は、認証フレームを検出されたAPと交換する(ステップ202)。認証により、認証されたAPに接続するためのワイヤレスステーションの権限が確立される。ワイヤレスステーションは、複数の検出されたAPとの認証を行ってもよい。ステップ203において、ワイヤレスステーションは、接続リクエストフレームをAPに送信し、それに応答して、APから接続応答フレームを受信することによって、認証された何れか一つのAPとの接続を行うことができる。(ステーションがハンドオフを行っていれば、ワイヤレスステーションは、再接続リクエストフレーム及び再接続応答フレームを代わりに送受信する)。接続が成立すると、ワイヤレスステーションは、アクセスポイントステーション(AP−STA)のマッピングを確立しており、ワイヤレスステーションが配信システムのサービスを使用可能となる。ステップ204では、APとの接続が完了しており、ワイヤレスステーションは、データフレームを、APを介して送受信することができる。このデータフレームは、音声、ビデオ、又は他のデータアプリケーションの実際のサービスデータユニットであるデータフレームを含み得る。802.11eにおいて、ワイヤレスステーション及びAPの双方が、QoS機能を有していれば、データフレームは、QoSに従って送信されてもよい。
ステップ203及び204の間に、802.11でのセキュリティを強化するために、802.1X及び4ウェイハンドシェイク(802.11iにおいて規定)のステップが更に要求されることもある。この場合、APに接続しているワイヤレスステーションが、実際のサービスデータユニットのデータフレームが交換される前に、802.1X及び4ウェイハンドシェイク用のフレームを用いてAPとの交換を完了する。本発明による負荷管理は、図2のステップ201〜204の何れかに適用可能であり、存在する場合には、802.1X及び4ウェイハンドシェイクのステップにも適用可能である。
ワイヤレスステーションが、上述したステップの何れかでAPにフレームを送信する場合、ワイヤレスステーションは、トラフィック発生情報を含めて、APがクラス毎のステーション数情報を収集できるようにし得る。トラフィック発生情報は、情報要素(例えば、要素識別情報(ID)及び長さを有する)として、又はフィールド(この場合、要素ID及び長さは不要)として含まれてもよい。ワイヤレスステーションは、ユーザプライオリティ(UP)、アクセスカテゴリ(AC)、サービス又は他の分類に従って分類されてもよい。図3は、情報要素としてトラフィック発生情報が含まれる例示的なフォーマットを示している。トラフィック発生要素は、一つ以上のトラフィック発生(TG)フラグ用のフィールドを含み得る。図3では、TGフラグフィールドは1オクテットを占めているが、TGフラグフィールド長さは、分類基準及び分類におけるクラス数に従って、ワイヤレスステーションの分類に応じて変動するものであってもよい。要素ID及び長さは、トラフィック発生情報がフレームにフィールドとして含まれていれば、不要である。各TGフラグは、クラスに対応し、ワイヤレスステーションが、対応するクラスに属するトラフィックを発生することが見込まれる場合に、設定される。クラスのトラフィックストリーム(TS)が、ワイヤレスステーションにおいてアクティブである場合、又は、クラスのTSが、ワイヤレスステーションの動作中のある時間にアクティブであることが見込まれる場合に、クラスのTGフラグが設定される。
以下の表1は、TGフラグフィールドの例示的なフォーマットを示しており、当該フォーマットでは、ワイヤレスステーションが八つのユーザプライオリティ(UP)に従って分類されている。表1において、トラフィック発生情報要素は、UPに各々が対応する一つ以上のTGフラグを有していてもよい。トラフィック発生情報要素は、ネットワークにおいてサポートされた八つの全てのUPをカバーする必要はない。例えば、音声に対して端末が分類された一実施形態では、トラフィック発生要素は、ユーザプライオリティ5及び7(即ち、UP6及びUP7)のTGフラグのみを有していればよく、他のユーザプライオリティのTGフラグを有する必要はない。同様に、端末がビデオに対して分類される場合、トラフィック発生要素は、ユーザプライオリティ4及び5(即ち、UP4及びUP5)のTGフラグを有していればよく、他のユーザプライオリティのものは有していなくてもよい。
表1に示すように、TGフラグフィールドの各ビットは、八つのユーザプライオリティの一つを表す。「1」、即ち「真」に設定されたビット値は、例えば、ワイヤレスステーションが、対応するユーザプライオリティ(UP)にトラフィックを発生することを見込んでいることを示す。同様に、「0」、即ち偽に設定されたビットは、ワイヤレスステーションが、対応するUPに属するトラフィックを発生することを見込んでいないことを示す。TGフラグは、アプリケーションのトラフィック発生の二つの態様、即ち、(a)アプリケーションがトラフィックを発生するか否か、及び(b)発生したトラフィックが、特定のUPに割り当てられるか、に基づいて構築されてもよく、これらの態様は、実際のトラフィックが発生する前に既知のものである。例えば、アプリケーションが、ユーザセッションの確立とともにトラフィックを発生し、発生したトラフィック用に特定のUPを使用するように構成されていてもよい。アプリケーションは、ユーザセッションの確立前にこのように構成されて、アプリケーションがユーザセッションの確立を待機するスタンバイモードに入ってもよい。アプリケーションは、初期設定時、又は任意の設定変更時に、APにトラフィック発生のこれらの態様を供給してもよい。トラフィック発生情報は、TGフラグを適切に更新することによって供給される。例えば、音声端末(例えば、専用音声端末、又はトラフィックを発生するアクティブ音声アプリケーションを有する音声対応データ端末)が、TGフラグフィールドのUP6(即ち、ユーザプライオリティ6)ビットを設定してもよい。
図4は、本発明の一実施形態による、802.11WLANにおいてアクティブ音声アプリケーションを有するデータ端末によって実行されるステップを更に詳細に示している。図4に示すように、ステップ401において、端末の電源がオンにされる。ステップ402において、802.11ネットワークエントリプロシージャ(例えば、図2について上述したプロシージャ)及びIPレイヤネットワークエントリプロシージャが実行される。本発明による負荷管理が適用される802.11ネットワークエントリプロシージャの任意のステップにおいて、トラフィック発生要素が、端末によって送信されたフレームに含まれていてもよい。しかしながら、この時点では音声アプリケーションが設定されていないため、あるクラス(例えば、UP6)に属するトラフィックが発生され得るか否かを端末が判定するための情報が十分にない場合がある。したがって、トラフィック発生情報が省略されることもある。或いは、クラスのTGフラグビットは、クラスのトラフィック発生が見込まれていないことを示すよう、設定されないこともある(即ち、「0」に設定される)。
ステップ403において、音声アプリケーションが作動される。作動後、アプリケーションは、ステップ404において、音声サービス用に設定される。アプリケーションは、音声セッションが確立される場合にトラフィックが発生され、発生されたトラフィックに対して、例えば、ユーザプライオリティ6(UP6)が使用されるように、設定されてもよい。この時点では音声アプリケーションが設定されているので、対応するTGフラグを設定し得る。その後、ユーザプライオリティ6(即ち、UP6)トラフィックが発生されることが見込まれるユーザセッションが確立されると、UP6のTGフラグが設定される。端末はAPに既に接続されているので、当該端末は、例えば、UP6フラグを更新して、ステップ405においてAPに再接続リクエストフレームを送信する。再接続リクエストフレームは、端末のトラフィック発生情報を更新する。再接続リクエストが成立すれば、再接続応答フレームがワイヤレスステーションへ送り戻され、端末のAPとの接続を変更する必要はない。本発明の一実施形態によれば、再接続リクエストフレームを受信したAPは、プロアクティブ型の負荷管理用にトラフィック発生情報を使用してもよい。したがって、この例では、UP6のGoOが適切でなければ、APは、再接続リクエストを拒絶し、拒絶の理由(即ち、APは、負荷管理の理由で、ワイヤレス端末と再接続しないと判定している)を与える再接続応答フレームを送信することによって、再接続リクエストを拒絶してもよい。APからの再接続応答フレームはまた、ローミング候補としてAP及び隣接するAPの優先度を示す一つ以上のAPのローミング候補優先度情報を含んでいてもよい。
場合により、起こり得るトラフィック発生のトラフィック仕様(TSPEC)が既知であれば、ワイヤレスステーションは、暫定的なTSPECを有する暫定的な「追加トラフィックストリーム」(ADDTS)リクエストメッセージを送信してもよい。暫定的なTSPECは、潜在的なトラフィックストリームについてAPに知らせる。APは、暫定的なトラフィックストリームにリソースを割り当てないが、潜在的なリソース要件を推定する際にTSPECを考慮し得る。
図5は、APからの再接続応答フレーム(又は別の適切なデータフレーム)にローミング候補優先度情報を含むための例示的なフォーマットを示している。図5に示すように、ローミング候補優先度情報は、APのMACアドレス及びAP優先度フィールドを含む基本サービスセット識別(BSSID)フィールドを含む。AP優先度フィールドは、ローミング用のAPのネットワーク優先度を示し、この優先度の値は、0〜255の範囲にある。例えば、0の値は、APが「除外された」APであることを示すものであってもよい。1〜255の間の値は、相対優先度を示し、255が、最大優先度レベルを示す。或いは、優先度値は、このワイヤレスステーションのローミング候補の優先順位を示してもよい。0の値は、「除外された」APを示す。1〜255の値は、優先順位を示すもので、1は、所与の候補リスト内で最も好ましいAPを示し、より高い数は、優先度フィールドにおいてより低い値を有するエントリのみに対して、より低い優先度を示し、同等の数は、同等の優先度を示す。図5は、1オクテットを示すローミング候補優先度情報を示しているが、サイズは、優先度レベル数又は順位に応じて変動してもよい。
図5のローミング候補優先度は、ローミング候補である各AP用に使用されてもよい。或いは、全ての候補APのローミング候補優先度は、図6に示すように、統合された情報要素として送り出されてもよい。図4は、端末がネットワークエントリプロシージャを完了した後に、アプリケーションの作動及び設定が行われることを示しているが、アプリケーションの作動及び設定は、状況に応じて、ネットワークエントリプロシージャと同時に、又はその前に行われてもよい。このように、トラフィック発生情報要素における適切なTGフラグは、アプリケーションの設定後に行われる802.11ネットワークエントリステップの何れかのステップで、「1」、即ち「真」に設定され得る。
図4に戻ると、ステップ406において、ワイヤレス端末は、音声セッションを確立できるように、SIPサーバ(例えば、SIPサーバ103)に登録される。セッションは、端末からユーザによって確立されてもよく、又は別のユーザによりネットワークから確立されてもよい。ネットワークからセッションの確立が可能な端末の場合、端末は、ネットワークから確立されたセッションがセッションサーバを経由して端末にルーティングされるように、セッションサーバ(例えば、SIPサーバ103)に登録されてもよい。セッションは、適切なセッションプロトコル(例えば、SIP、スキニークライアント制御プロトコル(SCCP)、及びH.323)を用いて確立されてもよい。このようなプロトコルの二つ以上に対応するセッションサーバは、ネットワークにある種々の端末にサービスを提供する。ステップ407において、端末は、ユーザセッションの確立を待機するためのスタンバイ状態に入る。SIPが使用される場合、端末内のSIPインバイトメッセージによって、又はネットワークからのSIPインバイトメッセージの到来によって、セッションが確立されてもよい(ステップ408)。
セッションがうまく確立されている場合には、ステップ409において、端末は、ADDTS(Add Traffic Stream)リクエストメッセージをサービス中のAPに送信することによって、セッション用のトラフィックストリーム(TS)を作成する。アプリケーションは、APに提供された最新のトラフィック発生情報内の設定されたTGフラグに対応するユーザプライオリティの一つによって指定されたトラフィックを発生する。従って、TSのUPは、ADDTSリクエストメッセージによって指定される。しかしながら、ADDTSのUPは、ピア端末及びネットワークにおいて利用可能なリソースの能力を考慮しながら、セッション確立中のネゴシエーションの結果として、APに供給された最新のトラフィック発生情報に指定されたものとは異なるものであってもよい。例えば、音声セッションのADDTSリクエストメッセージ(ステップ409)は、音声TSにUP7を指定してもよく、一方、UP6ビットは、ステップ405の再接続リクエストフレームのTGフラグに設定されている。UP6のトラフィックを発生し得るアプリケーションが他になければ、APが保有するトラフィック発生情報は、端末が発生する実際のトラフィックと一致しない。この場合、トラフィック発生情報の更新が必要となり得る。トラフィック発生情報を更新するために、端末は、例えば、更新されたトラフィック発生情報を有する再接続リクエストメッセージを送信してもよい。再接続リクエストメッセージを受信すると、APは、端末のトラフィック発生情報を更新する。しかしながら、UP6のトラフィックを発生することもある音声アプリケーション以外のアプリケーションが存在すれ場合、再接続リクエストメッセージは不要である。同様に、APが保有するトラフィック発生情報及び端末による実際のトラフィック発生は、UP7のトラフィックを発生するアプリケーションがなければ、一致しない。この不一致をなくすために、端末は、更新されたトラフィック発生情報を有する再接続リクエストメッセージを送信してもよい。場合によって、APは、ADDTSリクエストメッセージ及び保有していたトラフィック発生情報に基づいて、再接続リクエストメッセージを受信することなく、これらの不一致を検出してもよい。この場合、APは、ADDTSリクエストメッセージに従って、トラフィック発生情報を更新してもよい。
ステップ410において、セッション中の端末は、ADDTSリクエストプロシージャ及びトラフィック発生情報に指定されたUPのトラフィックを発生する。トラフィックが実際に発生する前でも、負荷がプロアクティブに管理されているので、セッション中の端末は、負荷管理の結果、ローミングを強いられる可能性が低くなる。ステップ411において、例えば、SIP終了メッセージによって、セッションが終了する。ステップ412において、トラフィックストリーム(TS)は、DELTSリクエストメッセージによって削除される。アプリケーションが、APが保有する最新のトラフィック発生情報において設定されているようにアクティブである限り、TSの削除は、TSが使用していたUPのTGフラグに影響を及ぼさない。端末は、別のセッション開始を待機するために、ステップ407に戻る。
端末は、現行のAPとの接続後、端末の動き、変動するチャネル条件、進行中のセッションのQoS、又はGoSの結果として、ハンドオフを行い、別のAPにローミングすることを決定することがある。ハンドオフに適切なAPを決定するために、ワイヤレスステーションは、トラフィック発生情報要素を含み得る隣接レポートリクエストメッセージ又はローミング管理クエリーメッセージを現行のAPに送信してもよい。メッセージの何れかを受信すると、APは、ローミング候補として適切な一つ以上のAPを決定することができる。この決定に際し、APは、新しいAPに関して、チャネル条件、QoS、及びGoSを考慮してもよい。GoSを考慮する場合、APは、メッセージに含まれるか、又は当該APにより格納されているようなトラフィック発生情報要素を利用してもよい。候補APの決定後、現行のAPは、隣接レポートリクエストメッセージに応答して、ワイヤレスステーションに隣接レポート応答メッセージを送信してもよい。ここで、隣接レポート応答メッセージは、一つ以上の隣接APのローミング候補優先度を含む。同様に、現行のAPは、ローミング管理リクエストメッセージが、ローミング管理クエリーメッセージに応答して、ワイヤレスステーションにローミング管理リクエストメッセージを送信してもよい。ここで、ローミング管理リクエストメッセージは、一つ以上の隣接APのローミング候補優先度を含む。
図7は、本発明の一実施形態による、ステップ703におけるアプリケーション設定後にネットワークエントリステップ704が実行されるサービスプロシージャを示している。この場合、図4の実施形態においてステップ405で実行されているようなトラフィック発生情報を更新するための再接続リクエストは、不要である。ネットワークに入るために、アプリケーション設定ステップ703の後のステップ704でスキャニングステップが実行される場合、ワイヤレスステーションは、トラフィック発生情報要素セットのTGフラグフィールドに一つ以上の適切なTGフラグ(例えば、音声アプリケーションの場合、UP6ビット)を有するプローブリクエストフレームを送信する。このようなプローブリクエストフレームを受信したAPは、含まれているトラフィック発生情報を、プロアクティブ型の負荷管理用に使用することができる。この例では、UP6のGoS計算が適切でなければ、APは、プローブリクエストに応答しなくてもよく、又は、負荷管理情報を含むプローブ応答フレームを用いて応答してもよい。上述したように、負荷情報は、APとの接続が適切でないことを示すフィールド又は情報要素を含んでいてもよい。或いは、負荷管理情報は、上述したように、ローミング候補などのAP又は隣接APの優先度を示すローミング候補優先度情報を含んでいてもよい。
ステップ703におけるアプリケーションの設定後に実行される認証ステップにおいて(例えば、ステップ704のネットワークエントリプロシージャにおける認証ステップ)、ワイヤレスステーションは、トラフィック発生情報要素セットの適切なTGフラグ(例えば、音声アプリケーションの場合、UP6ビット)を有する認証フレームを送信してもよい。このような認証リクエストフレームを受信したAPは、プロアクティブ型の負荷管理用にトラフィック発生情報を使用することができる。この例では、UP6のGoSが適切でなければ、APは、当該APとの接続が適切でないことを示すフィールド又は情報要素を有する負荷管理情報を含む認証フレームを用いて応答してもよい。負荷管理とは関係なく管理される通常の認証プロシージャでは、認証が成立されても、成立されなくてもよい。或いは、負荷管理及び認証が組み合わせられて、APが負荷管理の考慮事項に基づいて認証リクエストを拒絶してもよい。この場合、APからの認証メッセージは、認証が拒絶されたことを示すフィールドと、その拒絶理由(即ち、APは、負荷管理の理由で適切なAPではない)を有してもよい。APからの認証メッセージはまた、ローミング候補としてAP及び隣接するAPの優先度を示すローミング候補優先度情報を有してもよい。
ステップ703でのアプリケーションの設定後に接続ステップが実行される場合に、ワイヤレスステーションは、トラフィック発生情報要素セットに一つ以上の適切なTGフラグ(例えば、音声アプリケーションの場合、UP6ビット)を有する接続リクエストフレームを送信してもよい。このような接続リクエストフレームを受信したAPは、プロアクティブ型の負荷管理を行うためにトラフィック発生情報を使用してもよい。この例では、UP6のGoSが適切でなければ、APは、接続拒否を示す接続応答フレームと、その拒絶理由(即ち、APは、負荷管理の点で適切なAPではない)を送信することによって、接続リクエストを拒絶してもよい。APからの接続応答フレームはまた、ローミング候補としてAP及び隣接するAPの優先度を示すローミング候補優先度情報を含んでいてもよい。
ステップ705〜711は、実質的に、図4のステップ406〜412であり、したがって、繰り返しを避けるために、これらのステップについての説明は省略する。図4及び図7においては802.11WLANでの本発明の実施形態を説明するために音声サービスを使用しているが、本発明は、他のプッシュ型サービス、プル型サービス、テレビ会議、電話会議、プッシュツートーク、ビデオストリーミング、及びオーディオストリーミングを提供する端末にも適用可能である。
上述した例は、発生したトラフィックのユーザプライオリティに従って、端末を分類しているが、端末は、アクセスカテゴリ及びサービスなどの他の基準に従って分類されてもよい。表2及び表3は、アクセスカテゴリ及びサービスでの端末分類用のトラフィック発生フラグの例示的な定義をそれぞれ示している。表2は、音声(AC_VO)、ビデオ(AC_VI)、ベストエフォート(AC_BE)、及びバックグラウンド(AC_BK)のTGフラグをそれぞれ示している。同様に、表3は、プッシュ型音声サービス、プッシュ型ビデオサービス、プル型音声サービス、プル型ビデオサービス、ゲームサービス、ウェブブラウジングサービス、電子メールサービス、及び他のサービスのTGフラグをそれぞれ提供している。

APは、当該APに接続している各ステーションのトラフィック発生情報をメモリに維持してもよい。ワイヤレスステーションのトラフィック発生情報は、ワイヤレスステーション、隣接するAP、セッションサーバ、又は他のネットワークエンティティによって提供される情報に基づいて更新される。トラフィック発生情報は、APを通るメッセージフローをモニタリングし、セッションサーバ(SIPサーバなど)へのワイヤレスステーションの登録成立を検出することによって得ることができる。APは、該当するクラスの対応するTGフラグが設定されている場合、当該APを流れるメッセージのクラスのみをモニタリングすればよい。このようなトラフィックへAPのモニタリングを限定することによって、APの処理オーバヘッドを低減することができる。ワイヤレスステーションが、プローブリクエストメッセージ、認証メッセージ、接続メッセージ、再接続メッセージ、隣接レポートリクエストメッセージ、ローミング管理クエリーメッセージ、ADDTSメッセージ、及び上述したような任意のタイプのフレーム又はメッセージの何れかを介してそのトラフィック発生情報を提供してもよい。
APに接続している各ステーションのトラフィック発生情報は、表4に示すように、表形式で維持されてもよい。このような表は、例えば、ワイヤレスステーションを識別する第1列(例えば、MACアドレス又は接続ID(AID)によって)、及び対応するステーションのトラフィックの各クラス(例えば、UP、AC、又はサービス)にトラフィック発生フラグを提供する第2列を含み得る。表4では、分類基準としてユーザプライオリティが示されており、対応するトラフィック発生フラグの例示的な値が、括弧内に与えられている。
APは、各クラス(例えば、各UP、AC、又はサービス)のステーション数を維持してもよい。例えば、ステーション数は、表5に示すように、クラス毎の負荷表に維持されてもよい。APは、例えば、表4のトラフィック発生情報表からステーション数情報を得てもよく、即ち、UP6のステーション数は、それらのUP6のTGフラグを設定させたステーションの数を合計することによって得られてもよい。APは、当該APに接続しているステーションのみのステーション数とトラフィック発生情報を維持する。したがって、維持された情報は、接続しているワイヤレスステーションが、接続状態を変更すると、更新される(例えば、接続、再接続、接続解除、及び認証解除)。維持された情報はまた、接続しているワイヤレスステーションが、別のAPにハンドオフされたことを知らせる通知をネットワークから受信すると、更新され得る。
表5に示すように、第1列は、使用する分類基準に従ってトラフィックのクラス(例えば、UP毎)をリストし、第2列は、対応するクラスのトラフィックを発生し得るステーションのステーション数を与える。各クラスのステーション数は、そのクラスに与えられたサービスの潜在的な競合者数を表す。したがって、APとネットワークの双方が、上述したように、負荷管理用のこれらのステーション数を使用し得る。現行ではトラフィックを発生していないステーションもあるので、これらのステーションは、実際には、サービスの帯域幅を求めて争っていないこともある。トラフィック発生情報又はステーション数に基づいたプロアクティブ型負荷管理は、これらのステーションの潜在的な競合を考慮に入れている。電話アプリケーションは、例えば、発呼時にユーザが受ける品質面であるブロッキング確率を制御する際にこのようなプロアクティブ型負荷管理による利益を享受する。
しかしながら、表4及び表5に例示されているように、トラフィック発生情報表及びクラス毎の負荷表は、八つの全てのユーザプライオリティをカバーする必要はない。メモリ及び関連する処理要件を低減するために、これら表は、負荷管理に重要であるユーザプライオリティのみを含めばよい。例えば、表には、音声の負荷管理が主な目的であれば、UP6及びUP7のユーザプライオリティの行だけがあればよい。
さらに、APは、各クラスのセッション到来率情報をメモリに維持してもよい。この場合、クラス毎の負荷表には、対応するクラスのセッション到来率(例えば、各クラスの時間当たりのセッション到来数)の列が与えられる。セッション到来情報は、トラフィックの各クラスに対して当業者に周知である測定法、予測法、又はそれらの双方を適用することによって得ることができる。
同様に、APはまた、各クラスの平均セッション継続時間(「持続時間」)情報をメモリに維持してもよい。この場合、クラス毎の負荷表には、対応するクラスのセッション継続時間(例えば、各クラスの時間又は分)の列が与えられる。セッション到来情報は、トラフィックの各クラスに関して当業界において周知の測定法、予測法、又はそれらの双方を適用することによって得ることができる。
APはまた、各クラスの平均リソース要件情報をメモリに維持してもよい。この場合、クラス毎の負荷表には、リソース要件(対応する各クラスに対して、例えば、セッションに必要な平均媒体時間を示す)の列が与えられる。媒体時間は、セッションのトラフィックがワイヤレス媒体にアクセスしている間の特定の時間期間内(例えば、1秒以内)の時間である。音声セッションによって要求される実際のリソースは、例えば、チャネル条件、チャネル負荷、コーデック及び音声サンプルレート、及び802.11データレートに従って変動することもあるため、リソース要件の平均が格納される。APはまた、平均リソース要件を決定する際に端末によって与えられる暫定的なTSPECからリソース要件を推定してもよい。
APのステーション数情報又はクラス毎の負荷情報は、複数のAP間で負荷管理できるように、他のAPと交換されてもよい。クラス毎の負荷の管理は、クラス毎の負荷表に基づいて行われ得る。図8は、本発明の一実施形態によるクラス毎の負荷表に基づいた方法を示している。図8に示すように、ステップ801において、各クラスの端末にリソースが割り当てられる。例えば、各端末には、媒体時間量が割り当てられ得る。この媒体時間量は、特定の期間中(例えば、1秒以内)にワイヤレス媒体にアクセスするためにクラスのトラフィックに割り当てられた時間量である。表6は、リソース割り当ての別の例を示している。この例では、ユーザプライオリティ3、5、及び6に、全てのリソースが割り当てられる(即ち、ユーザプライオリティ3、5、及び6のトラフィックが、割り当てられた能力で発生すれば、他のユーザプライオリティのトラフィックはサービスを受けられない)。ユーザプライオリティ3、5、及び6からのトラフィックが、全ての割り当てられた能力を使用しない場合のみ、他のユーザプライオリティのトラフィックがサービスを受けられる。他のリソース割り当て方式も可能であり、同じリソース割り当て方式であっても、実際のリソース割り当ては、チャネル条件や負荷状態などのパラメータに従って変更し得る。
ステップ802において、クラス毎の負荷情報が、上述した方法の何れかに従って更新される。ステップ803において、各クラスのGoSが、ステップ802のクラス毎の負荷表及びステップ801のリソース割り当てを用いて得られる。例えば、UP6のGoSは、例えば、クラス毎の負荷表及びリソース割り当てからのUP6に関する適切な情報に基づいて、アーランB式、拡張アーランB式、エングセット式、アーランC式、又は二項式を用いて得ることができる。GoSは、ブロッキング確率Bの以下の式に基づいて、音声サービスに対して得ることができる。


式中、Nは、APの音声容量であり、Mは、UP6のトラフィックを発生し得る接続している端末数であり、λは、セッション到来率であり、1/μは、平均セッション継続時間である。音声容量Nは、UP6の平均リソース要件によってUP6の媒体時間を割ることによって得ることができる。平均リソース消費が、例えば、0.05であれば、音声容量(又はUP6の容量)は、10になる。Mは、クラス毎の負荷表において、UP6のステーション数から得られてもよい(例えば、12)。λは、クラス毎の負荷表におけるUP6のセッション到来率から得ることができる(例えば、0.2)。1/μは、クラス毎の負荷表におけるUP6の平均セッション継続時間から得ることができる(例えば、15分又は0.25時間)。これらの値を用いて、GoSは、上記のブロッキング確率Bとして得ることができる。ステップ804において、ステップ803で得られたGoS値は、負荷管理のGoSターゲットと比較される。
GoSがGoSターゲットに対して許容範囲外であれば、負荷均衡プロシージャが開始され得る。ステップ802において、セッション到来率、平均セッション継続時間、平均リソース消費の何れかが利用できない場合、ステップ803でのGoS計算は省略されてもよい。この場合、ステップ804での負荷均衡は、APの利用可能なクラス毎の負荷情報と、他のAPのクラス毎の負荷情報とを比較することによって開始されてもよい。例えば、APのUP6ステーション数を、隣接するAPのUPステーション数と比較することができる。APでのUP6ステーション数が、隣接するAPのステーション数に対して許容不能に大きければ、負荷均衡プロシージャが開始されてもよい。
本発明の一実施形態によれば、APは、現行のGoSが、あるクラスに対して許容範囲外であれば、接続解除メッセージ、接続解除緊急メッセージ、隣接レポート応答メッセージ、又はローミング管理リクエストメッセージを、ワイヤレスステーションに送信してもよい。好ましくは、ワイヤレスステーションは、進行中のセッションの妨害を避けるために、進行中のセッションを有しておらず、クラスのTGフラグが真に設定されているため、潜在的なトラフィックの負荷が軽減されることで、GoSが高まる。APは、ビーコン又はプローブ応答にクラス毎のGoS情報を含めてもよく、クラス毎のGoS情報は、GoS値、ステーション数、セッション到来率、平均セッション継続時間、平均リソース要件、又はこれらのパラメータの任意の組み合わせであってもよい。
図9は、本発明の一実施形態による、ワイヤレスステーションからのリクエストをAPが受信すると実行され得る負荷均衡の方法を示している。図9に示すように、ステップ901において、プローブリクエストフレーム、認証フレーム、接続リクエストフレーム、再接続リクエストフレーム、隣接レポートリクエストフレーム、ローミング管理クエリーフレーム、又はADDTSリクエストフレームの形式のリクエストが受信される。ステップ902において、このリクエストは、APに既に接続しているワイヤレスステーションから送信されているか否かを判定するために検査される。接続しているワイヤレスステーションから送信されていれば、ステップ903において、ワイヤレスステーションのトラフィック発生情報が、リクエストのトラフィック発生情報に従って更新される。ステップ904において、トラフィック発生フラグセットを有する各クラスについて、そのクラスのGoSが、許容可能であるかを判定するために評価される。(ステップ903において、トラフィック発生情報が更新されれば、更新されたトラフィック発生情報に対応するGoSが使用される。)GoSが許容可能であることが分かれば、ステップ905に進み、負荷許容の応答がワイヤレスステーションに送信される。具体的には、リクエストフレームにそれぞれ応答して、プローブ応答フレーム、認証フレーム、隣接レポート応答フレーム、又はローミング管理リクエストフレームが、ローミング候補としてAPの高優先度の表示ととともに送信され得る。また、接続応答フレーム又は再接続応答フレームが、接続を許容する表示とともに、リクエストフレームのそれぞれに応答して送信され得る。また、ADDTS応答フレームが、トラフィックストリーム(TS)の作成が成立したことの表示とともに、ADDTSリクエストフレームに応答して送信され得る。
ステップ906において、GoSが許容範囲外であれば、ステップ907において、ワイヤレスステーションを許可することが可能であり望ましいかを判定するために、リソースの割り当てが、評価される。例えば、APが非常に多くの音声端末に既に接続されていることでUP6のGoSが許容不能である一方、他のユーザプライオリティの端末は殆どない場合には、APは、UP6のリソース割り当てを増やすことを考慮してもよい。リソースの再割り当てが実行される場合には、ステップ904は、得られたGoSが許容可能になったか否かをテストする。リソースの再割り当てが実行されず、APのリソース割り当ての容量がすでに満杯であれば、ワイヤレスステーションに負荷拒絶応答が戻される。具体的には、リクエストフレームにそれぞれ応答して、プローブ応答フレーム、認証フレーム、隣接レポート応答フレーム、又はローミング管理リクエストフレームが、除外されたAP、即ち、ローミング候補としてのAPの低優先度、又は接続拒絶の表示とともに送信され得る。また、ワイヤレス端末のリクエストフレームがADDTSリクエストであれば、APは、トラフィックストリーム(TS)の作成の失敗の表示とともに、ADDTS応答フレームを送信する。
以上、本発明の特定の実施形態を説明するために、詳細な説明を与えられてきたが、これは、限定的であることを意図したものではない。本発明の範囲内の多数の修正及び変形が可能である。本発明は、以下の特許請求の範囲に示されている。

Claims (2)

  1. ワイヤレスネットワークの負荷をプロアクティブに管理する方法であって、
    アクセスカテゴリ、ユーザプライオリティ、及びサービスから構成される群から選択する複数のクラスのうちの一つ以上のクラスに従って、前記ワイヤレスネットワークのワイヤレスステーションを分類するステップと、
    前記ワイヤレスネットワークのアクセスポイントで、前記一つ以上のクラスの各々におけるワイヤレス端末に関する負荷尺度を維持するステップと、
    前記負荷尺度に基づいて、ワイヤレスステーションと前記アクセスポイントとの間の接続判定に影響を与えるステップと、
    を含む方法。
  2. ワイヤレスネットワークの複数のワイヤレスステーションであって、アクセスカテゴリ、ユーザプライオリティ、及びサービスから構成される群から選択する複数のクラスのうちの一つ以上のクラスに従って分類された該複数のワイヤレスステーションと、
    前記ワイヤレスネットワークのアクセスポイントであって、前記一つ以上のクラスの各々についてワイヤレス端末の負荷尺度を維持する該アクセスポイントと、
    を備え、
    ワイヤレスステーションと前記アクセスポイントとの間の接続判定が、前記負荷尺度に部分的に基づいて判定される、システム。
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