JP2010515741A - ある種の置換されたアルコールの立体異性体の選択的な合成 - Google Patents

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Abstract

置換されたアルコールの選択された1つの立体異性体を製造する方法は、アミンの1つの立体異性体をハロゲン置換された複素環式化合物と反応させるか、ケトンまたはアルデヒドの1つの立体異性体をアミノ置換された複素環式化合物と反応させる操作を含んでいる。この方法では、従来技術で起こる立体異性体のラセミ混合物の生成が避けられる。置換されたこのようなアルコールの立体異性体は、抗炎症療法で使用することができる。

Description

本発明は、ある種の置換されたアルコールの立体異性体の選択的な合成に関する。本発明は特に、ある種の置換されたアルコールの1つの立体異性体を、別の立体異性体が実質的に含まれないようにして選択的に合成することに関する。
身体と環境のインターフェイスは広いため、環境中の有毒な病原体が侵入する潜在的な機会が多くある。目の外側組織はこのインターフェイスの一部を構成しているため、目とその周囲の組織も有毒な微生物の影響を受けやすい。有毒な微生物が侵入して無制限に増殖すると、さまざまなタイプの眼科感染症(例えば、眼瞼炎、結膜炎、角膜炎、トラコーマ)が起こるため、治療されない場合には、視力の深刻な障害が起こる可能性がある。眼科感染症を起こす一般的なタイプの微生物は、ウイルス、細菌、真菌である。これら微生物は目の表面に直接侵入したり、外傷や外科手術を通じて眼球の中に侵入したり、全身性疾患の結果として血流またはリンパ系を通じて目の中に運ばれたりする可能性がある。微生物は目の構造のあらゆる部分(例えば結膜、角膜、ブドウ膜、硝子体、網膜、視神経)を攻撃する可能性がある。眼科感染症によって目の中や目の周囲に激しい痛み、組織の膨張、組織の充血が起こり、視野がぼやけたり視力が低下したりする可能性がある。
外来性病原体の侵入が始まった直後に身体に元からあるカスケードが活性化される。白血球(好中球、好酸球、好塩基球、単球、マクロファージ)が感染部位に引き付けられ、貪食を通じてその外来性病原体を排除しようとする。白血球および感染組織のいくつかの細胞は病原体によって活性化され、炎症促進サイトカイン(例えばIL-1β、IL-3、IL-5、IL-6、IL-8、TNF-α(腫瘍壊死因子-α)、GM-CSF(顆粒球-マクロファージコロニー-刺激因子)、MCP-1(単球走化性タンパク質-1))が合成されて放出される。放出されたこれらサイトカインはさらに多くの免疫細胞を感染部位に引き付け、免疫系の応答を増幅させて宿主を外来性病原体から防御する。例えばIL-8とMCP-1は、それぞれ好中球と単球にとっての強力な走化性物質であるとともに好中球と単球の活性化物質であるのに対し、GM-CSFはこれらの細胞の生存期間を長くして他の炎症促進アゴニストに対する応答を増加させる。TNF-αは両方のタイプの細胞を活性化させ、その細胞からIL-8とMCP-1をさらに放出させることができる。IL-1とTNF-αはTリンパ球とBリンパ球にとっての強力な走化性物質であり、Tリンパ球とBリンパ球は、活性化されると、外来性病原体に対する抗体を産生する。
炎症応答は病原体を感染部位から排除するのに極めて重要だが、炎症応答が長引いたり過剰だったりすると周囲の組織がダメージを受ける可能性がある。例えば炎症によって感染部位の血管が拡張し、その部位への血流が増加する。その結果、膨張した血管は漏れるようになる。炎症が長引くと、漏れる血管は、周囲の組織に深刻な水腫を引き起こすため、周囲の組織の適切な機能が損なわれる可能性がある(例えばV.W.M. van Hinsbergh、Arteriosclerosis、 Thrombosis、 and Vascular Biology、第17巻、1018ページ、1997年を参照のこと)。それに加え、外傷部位にマクロファージが継続して優勢に存在していると、これらの細胞による毒素(例えば反応性酸素種)とマトリックス分解酵素(例えばマトリックスメタロプロテイナーゼ)の産生が続く。これらは、病原体と宿主の組織の両方にダメージを与える。したがって長引く炎症や過剰な炎症を制御し、身体への予期しないダメージを制限し、身体の回復プロセスを促進せねばならない。
グルココルチコイド(この明細書では“コルチコステロイド”とも呼ぶ)は、広い範囲の炎症性疾患(例えば急性の炎症)に対する最も有効な臨床的治療手段の1つである。しかしステロイド薬には、患者の全体的な健康を脅かす副作用が存在する可能性がある。
ある種のグルココルチコイドは、このクラスの他の化合物よりも眼内圧(“IOP”)を上昇させる可能性が大きいことが知られている。例えば非常に強力な目の抗炎症剤であるプレドニゾロンは、目に対する抗炎症活性が中程度のフルオロメトロンよりもIOPを上昇させる傾向が大きいことが知られている。グルココルチコイドを目で局所的に用いることに伴うIOP上昇のリスクは時間経過とともに大きくなることも知られている。言い換えるならば、このような薬剤の常習的な(すなわち長期にわたる)使用により、IOPが著しく上昇するリスクが増大する。目の前部の外面の物理的外傷や感染症に伴う急性の目の炎症は数週間程度の短期の治療を必要とするのに対し、目の後部の感染症や炎症は、一般に数ヶ月以上という長期にわたる治療と必要とする可能性がある。コルチコステロイドをこのように長期にわたって使用すると、IOP上昇のリスクが増大する。それに加え、コルチコステロイドを使用すると、用量と期間に依存して白内障が形成されるリスクが増大することも知られている。白内障が発生すると、コルチコステロイド療法を中断しても進行していく可能性がある。
グルココルチコイドを長期にわたって投与すると、腸でのカルシウム吸収が抑制されて骨の形成が阻害されることにより、薬によって誘発される骨粗鬆症になる可能性もある。グルココルチコイドの長期投与による好ましくない他の副作用として、その薬が身体の代謝プロセスに効果を及ぼすことが原因の高血圧、高血糖症、高脂血症(トリグリセリドのレベル上昇)、高コレステロール血症(コレステロールのレベル上昇)などがある。
したがって、炎症または感染症とその炎症性後遺症を治療、または制御、または軽減、または改善、または予防する医薬化合物と医薬組成物であって、同じ疾患の治療、または軽減、または改善に用いられる従来の少なくとも1種類のグルココルチコイドを含む組成物よりも少なくとも1つの好ましくない副作用の程度が少ないものを提供することが、相変わらず必要とされている。ある種の置換されたアルコールが、グルココルチコイドと似た抗炎症特性を持つが、いくつかの副作用のレベルはより低いことが報告されている(例えばアメリカ合衆国特許第6,897,224号、第7,109,212号、アメリカ合衆国特許出願公開2006/0116396)。置換されたこれらアルコールの立体異性体のうちの1つは他の立体異性体よりも効率が大きいことがしばしば見られる。しかしそのような置換されたアルコールに関する(上記の特許と特許出願に開示されているような)従来の合成法だと一般にラセミ混合物が生成するため、面倒な分離操作が必要となり、製造コストが増大する。したがって、望む置換されたアルコールの選択された立体異性体だけを製造する方法が提供されることが非常に望ましい。
一般に、本発明により、置換されたアルコールの1つの立体異性体で一般式(Ia)または(Ib):
Figure 2010515741
を持つものを選択的に製造する方法が提供される。ただしこれらの一般式において、AとQの選択は、独立に、置換されていないアリール基、置換されたアリール基、置換されていないヘテロアリール基、置換されたヘテロアリール基、置換されていないシクロアルキル基、置換されたシクロアルキル基、置換されていないヘテロシクロアルキル基、置換されたヘテロシクロアルキル基、置換されていないシクロアルケニル基、置換されたシクロアルケニル基、置換されていないヘテロシクロアルケニル基、置換されたヘテロシクロアルケニル基、置換されていないシクロアルキニル基、置換されたシクロアルキニル基、置換されていないヘテロシクロアルキニル基、置換されたヘテロシクロアルキニル基、置換されていない複素環基、置換された複素環基からなるグループの中からなされ;R1とR2の選択は、独立に、水素、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C15シクロアルキル基、置換されたC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5)シクロアルキル基からなるグループの中からなされるか;R1とR2は合わさって、置換されていないC3〜C15シクロアルキル基(またはC3〜C6、またはC3〜C5、またはC3シクロアルキル基)、または置換されたC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5、またはC3シクロアルキル基)シクロアルキル基を形成し;R3の選択は、水素、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5)シクロアルキル基、置換されていないC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5)ヘテロシクロアルキル基、置換されたC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5)シクロアルキル基、置換されたC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5)ヘテロシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、複素環基からなるグループの中からなされ;Bは、メチレン基、または置換されたメチレン基(ただしメチレン基上の置換基は、C1〜C5アルキル基(またはC1〜C3アルキル基)、ヒドロキシ基、ハロゲン基、アミノ基のいずれかである)を含んでおり;Eはヒドロキシであり;Dは、-NH-または-NR'-であり、ここにR'は、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基のいずれかを含んでいる。この方法は、一般式(IVa)または(IVb)の化合物:
Figure 2010515741
を、塩基性触媒条件下(例えば第三級アミン、アルカリ金属の炭酸塩、アルカリ金属の水酸化物いずれかの存在下)または遷移金属触媒下(例えばパラジウム触媒または白金触媒)で一般式Q-Xを持つ化合物と反応させる操作を含んでいる。ただしXは、ハロゲン(例えば臭素、塩素、フッ素、ヨウ素)またはトシラート基である。このような反応は、ブーフヴァルト-ハートウィッヒ反応として知られている(例えばJ.P. Wolfe、S. Wagaw、J.-F. Marcoux、S.L. Buchwald、Acc. Chem. Res.、第31巻、805ページ、1998年;J.F. Hartwig、Acc. Chem. Res.、第31巻、852ページ、1998年を参照)。
あるいはこの方法は、一般式(Va)または(Vb)の化合物:
Figure 2010515741
を一般式Q-NH2(またはQ-NHR')の化合物と反応させる操作を含んでいる。ただしR6は、水素、C1〜C5アルキル(またはC1〜C3アルキル)、ハロゲン、アミノのいずれかであり;R'は上に示したのと同じ意味である。このような反応は還元的アミノ化と呼ばれている。
1つの特徴では、本発明の方法によって一般式(Ia)または(Ib)を持つ実質的に純粋な異性体が製造される。
本発明の別の1つの特徴では、一般式(IVa)または(IVb)の化合物は、(a)一般式(VIa)または(VIb)のキラルなエポキシエステルまたはエポキシカルボキサミドを、一般式(VIIa)または(VIIb)のキラルな第一級アミンに変換し;(b)一般式(VIIa)または(VIIb)のそのキラルな第一級アミンを還元して一般式(IVa)または(IVb)の化合物にする操作を含む方法によって得られる。
Figure 2010515741
ただしYはOR*、NHR*、NH2のいずれかであり、R*はキラルな側鎖を表わす。
さらに別の1つの特徴では、一般式(Va)または(Vb)の化合物が、(a)一般式(VIa)または(VIb)のキラルなカルボキサミドを一般式(VIIa)または(VIIb)のキラルな第一級アミンに変換し;(b)一般式(VIIa)または(VIIb)のそのキラルな第一級アミンを酸性条件下で一般式(Va)または(Vb)のキラルなアルデヒドまたはケトンに変換する操作を含む方法によって得られる。
本発明の他の特徴と利点は、以下の詳細な説明と請求項から明らかになろう。
グルココルチコイド(“GC”)は、アレルギー性と慢性の炎症性疾患の治療、または感染症の結果として起こる炎症の治療に使用される最も強力な薬の1つである。しかし上に説明したように、GCを用いて長期の治療を行なうと、数多くの好ましくない副作用(例えば糖尿病、骨粗鬆症、高血圧、緑内障、白内障)が生じることがしばしばある。これらの副作用は、他の生理学的な疾患と同様、これらの疾患にとって重要な遺伝子が異常に発現した結果である。過去10年間の研究から、GCに応答する遺伝子の発現に対するGCを媒介とした作用の分子的な基礎に関する重要な見通しが得られた。GCは、細胞質GC受容体(“GR”)に結合することによって遺伝子への効果のほとんどを及ぼす。GCがGRに結合すると、GC-GR複合体が細胞核に移動することが誘導され、そこで正の調節モード(トランス活性化)または負の調節モード(トランス抑制)によって遺伝子の転写が変化する。GCを用いた治療の好ましい効果と望ましくない効果の両方は、これら2つのメカニズムの発現レベルが分化していない結果である、言い換えるならば同じレベルの有効さを示す結果であるという証拠が増えている。慢性の炎症性疾患におけるGCの作用の最も重要な側面を確認することはまだできていないが、GCがサイトカインの合成を抑制する効果が特に重要であるらしい証拠が存在している。GCは、トランス抑制メカニズムを通じ、炎症性疾患に関係するいくつかのサイトカイン(例えばIL-1β(インターロイキン-1β)、IL-2、IL-3、IL-6、IL-11、TNF-α(腫瘍壊死因子α)、GM-CSF(顆粒球マクロファージコロニー刺激因子))や、炎症細胞を炎症部位に引き付けるケモカイン(例えばIL-8、RANTES、MCP-1(単球走化性タンパク質-1)、MCP-3、MCP-4、MIP-1α(マクロファージ-炎症性タンパク質1α)、エオタキシン)の転写を抑制する。P.J. Barnes、Clin. Sci.、第94巻、557〜572ページ、1998年。その一方で、NF-κB炎症促進転写因子に対して抑制作用を有するタンパク質であるIκBキナーゼがGCによって増大するという説得力のある証拠が存在している。この炎症促進転写因子は、多くの炎症性タンパク質(例えばサイトカイン、炎症性酵素、接着分子、炎症性受容体)をコードしている遺伝子の発現を調節する。S. Wissink他、Mol. Endocrinol、第12巻、第3号、354〜363ページ、1998年;P.J. BarnesとM. Karin、New Engl. J. Med.、第336巻、1066〜1077ページ、1997年。したがってGCのトランス抑制とトランス活性化の機能がさまざまな遺伝子に向かうことで炎症抑制の好ましい効果が生じる。その一方で、ステロイドによって誘導される糖尿病と緑内障は、GCがこれらの疾患にとって重要な遺伝子にトランス活性化作用を及ぼすことによって発生するように見える。H. Schaecke他、Pharmacol. Ther.、第96巻、23〜43ページ、2002年。したがってGCによるいくつかの遺伝子のトランス活性化で好ましい効果が得られる一方で、同じGCによる別の遺伝子のトランス活性化で望ましくない副作用(そのうちの1つが緑内障)が発生する可能性がある。したがって緑内障またはその進行を治療または予防するのにGCは使えないであろう。その結果、GCに応答する遺伝子に対するトランス活性化とトランス抑制をレベルを変えて生じさせる医薬化合物と医薬組成物を提供することで、望ましくない副作用を生じさせないこと、または少なくとも最少にすることが非常に望ましい。
いくつかの特徴では、GC応答遺伝子にトランス活性化とトランス抑制を異なるレベルで生じさせることで望ましくない副作用を生じさせない、または少なくとも最少にする化合物は、これまでグルココルチコイドに頼っていた治療法で対応できなかったいくつかの要求に応えることができる。このような化合物(この明細書では、解離したグルココルチコイド受容体アゴニスト(“DIGRA”)と呼ぶ)は、(ポリペプチドである)グルココルチコイド受容体と結合することのできる化合物であり、結合すると、遺伝子発現のトランス抑制とトランス活性化を異なるレベルで生じさせることができる。ポリペプチドと結合する化合物のことをこの明細書ではリガンドと呼ぶことがある。
この明細書では、“アルキル”または“アルキル基”という用語は、直鎖または分岐鎖の1価の飽和脂肪族炭化水素基を意味する。この基は置換されていなくても、置換されていてもよい。この基は、一部または全体をハロゲン原子(F、Cl、Br、I)で置換することができる。アルキル基の例として、メチル、エチル、n-プロピル、1-メチルエチル(イソプロピル)、n-ブチル、n-ペンチル、1,1-ジメチルエチル(t-ブチル)などがある。アルキル基は“Alk”と略記することができる。
この明細書では、“アルケニル”または“アルケニル基”という用語は、少なくとも1つの炭素-炭素二重結合を含む直鎖または分岐鎖の1価の脂肪族炭化水素基を意味する。この用語の例は、エテニル、プロペニル、n-ブテニル、イソブテニル、3-メチルブト-2-エニル、n-ペンテニル、ヘプテニル、オクテニル、デセニルなどの基である。
この明細書では、“アルキニル”または“アルキニル基”という用語は、少なくとも1つの炭素-炭素三重結合を含む直鎖または分岐鎖の1価の脂肪族炭化水素基を意味する。この用語の例は、エチニル、プロピニル、n-ブチニル、2-ブチニル、3-メチルブチニル、n-ペンチニル、ヘプチニル、オクチニル、デシニルなどの基である。
この明細書では、“アルキレン”または“アルキレン基”という用語は、特定の数の炭素原子を有する直鎖または分岐鎖の2価の飽和脂肪族炭化水素基を意味する。この用語の例は、メチレン、エチレン、プロピレン、n-ブチレンなどの基である。この明細書では、アルキレンを-(アルキル)-と表記することもあるが、同じ意味である。
この明細書では、“アルケニレン”または“アルケニレン基”という用語は、特定の数の炭素原子と少なくとも1つの炭素-炭素二重結合を有する直鎖または分岐鎖の2価の脂肪族炭化水素基を意味する。この用語の例は、エテニレン、プロペニレン、n-ブテニレンなどの基である。この明細書では、アルケニレンを-(アルキレニル)-と表記することもあるが、同じ意味である。
この明細書では、“アルキニレン”または“アルキニレン基”という用語は、少なくとも1つの炭素-炭素三重結合を含む直鎖または分岐鎖の2価の脂肪族炭化水素基を意味する。この用語の例は、エチニレン、プロピニレン、n-ブチニレン、2-ブチニレン、3-メチルブチニレン、n-ペンチニレン、ヘプチニレン、オクチニレン、デシニレンなどの基である。この明細書では、アルキニレンを-(アルキニル)-と表記することもあるが、同じ意味である。
この明細書では、“アリール”または“アリール基”という用語は、炭素原子が5〜16個の1価または2価の芳香族炭素環基で、単環のもの(例えばフェニルまたはフェニレン)、縮合した多数の環からなるもの(例えばナフチルやアントラニル)、架橋した多数の環からなるもの(例えばビフェニル)を意味する。特に断わらない限り、アリール環は適切な任意の炭素原子に結合することができ、その結果として安定な構造になり、置換される場合には、適切な任意の炭素原子の位置での置換が可能であり、その結果として安定な構造になる。いくつかの実施態様では、アリール基は炭素原子を5〜14個含んでいる。別のいくつかの実施態様では、アリール基は炭素原子を5〜10個含んでいる。アリール基の例として、フェニル、ナフチル、アントリル、フェナントリル、インダニル、インデニル、ビフェニルなどがある。アリール基は“Ar”と略記することができる。
この明細書では、“ヘテロアリール”または“ヘテロアリール基”という用語は、5〜16員で単環または多環の1価または2価の安定な芳香族基を意味する。この基は、環の中に、窒素、酸素、イオウの中から独立に選択された1〜4個のヘテロ原子を含む縮合または架橋した1つ以上の環(5〜7員の単環基、または7〜10員の二環基であることが好ましい)を含んでいてもよい。その場合、どのイオウ・ヘテロ原子も、場合によっては酸化されていてもよく、どの窒素ヘテロ原子も、場合によっては酸化されるか四級化されていてもよい。特に断わらない限り、ヘテロアリール環は適切な任意のヘテロ原子または炭素原子に結合することができ、その結果として安定な構造になり、置換される場合には、適切な任意のヘテロ原子または炭素原子の位置での置換が可能であり、その結果として安定な構造になる。ヘテロアリールの例として、フラニル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、チアジアゾリル、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル、インドリジニル、アザインドリジニル、インドリル、アザインドリル、ジアザインドリル、ジヒドロインドリル、ジヒドロアザインドリル、イソインドリル、アザイソインドリル、ベンゾフラニル、フラノピリジニル、フラノピリミジニル、フラノピラジニル、フラノピリダジニル、ジヒドロベンゾフラニル、ジヒドロフラノピラジニル、ジヒドロフラノピリミジニル、ベンゾチエニル、チエノピリジニル、チエノピリミジニル、チエノピラジニル、チエノピリダジニル、ジヒドロベンゾチエニル、ジヒドロチエノピリジニル、ジヒドロチエノピリミジニル、インダゾリル、アザインダゾリル、ジアザインダゾリル、ベンゾイミダゾリル、イミダゾピリジニル、ベンゾチアゾリル、チアゾロピリジニル、チアゾロピリミジニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾオキサジニル、ベンゾオキサジノニル、オキサゾロピリジニル、オキサゾロピリミジニル、ベンゾイソオキサゾリル、プリニル、クロマニル、アザクロマニル、キノリジニル、キノリニル、ジヒドロキノリニル、テトラヒドロキノリニル、イソキノリニル、ジヒドロイソキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、シンノリニル、アザシンノリニル、フタラジニル、アザフタラジニル、キナゾリニル、アザキナゾリニル、キノキサリニル、アザキノキサリニル、ナフチリジニル、ジヒドロナフチリジニル、テトラヒドロナフチリジニル、プテリジニル、カルバゾリル、アクリジニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサジニルなどがある。
この明細書では、“複素環”、“複素環基”、“ヘテロシクリル”、“ヘテロシクリル基”、“複素環式”、“複素環式基”という用語は、5〜16員で単環または多環の1価または2価の安定な非芳香族基を意味する。この基は、少なくとも1つの環の中に、窒素、酸素、イオウの中から独立に選択された1〜3個のヘテロ原子を含む縮合または架橋した1つ以上の環(5〜7員の単環基、または7〜10員の二環基であることが好ましい)を含んでいてもよい。その場合、どのイオウ・ヘテロ原子も、場合によっては酸化されていてもよく、どの窒素ヘテロ原子も、場合によっては酸化されるか四級化されていてもよい。この明細書でヘテロシクリル基から除外されるのは、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルケニル基、ヘテロシクロアルキニル基である。特に断わらない限り、ヘテロシクリル環は適切な任意のヘテロ原子または炭素原子に結合することができ、その結果として安定な構造になり、置換される場合には、適切な任意のヘテロ原子または炭素原子の位置での置換が可能であり、その結果として安定な構造になる。複素環の例として、ピロリニル、ピロリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペラジニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、テトラヒドロフラニル、ヘキサヒドロピリミジニル、ヘキサヒドロピリダジニルなどがある。
この明細書では、“シクロアルキル”または“シクロアルキル基”という用語は、炭素原子と水素原子だけからなる3〜15員で単環または多環の1価の安定な飽和脂肪族基を意味する。この基は、縮合または架橋した1つ以上の環を含んでいてもよく、その環は、5〜7員の単環基、または7〜10員の二環基であることが好ましい。特に断わらない限り、シクロアルキル環は適切な任意の炭素原子に結合することができ、その結果として安定な構造になり、置換される場合には、適切な任意の炭素原子の位置での置換が可能であり、その結果として安定な構造になる。シクロアルキル基の例として、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロノニル、シクロデシル、ノルボルニル、アダマンチル、テトラヒドロナフチル(テトラリン)、1-デカリニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、1-メチルシクロプロピル、2-メチルシクロペンチル、2-メチルシクロオクチルなどがある。
この明細書では、“シクロアルケニル”または“シクロアルケニル基”という用語は、少なくとも1つの炭素-炭素二重結合を持ち、炭素原子と水素原子だけからなる5〜15員で単環または多環の1価の安定な脂肪族基を意味する。この基は、縮合または架橋した1つ以上の環を含んでいてもよく、その環は、5〜7員の単環基、または7〜10員の二環基であることが好ましい。特に断わらない限り、シクロアルケニル環は適切な任意の炭素原子に結合することができ、その結果として安定な構造になり、置換される場合には、適切な任意の炭素原子の位置での置換が可能であり、その結果として安定な構造になる。シクロアルケニル基の例として、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘプテニル、シクロオクテニル、シクロノネニル、シクロデセニル、ノルボルネニル、2-メチルシクロペンテニル、2-メチルシクロオクテニルなどがある。
この明細書では、“シクロアルキニル”または“シクロアルキニル基”という用語は、少なくとも1つの炭素-炭素三重結合を持ち、炭素原子と水素原子だけからなる8〜15員で単環または多環の1価の安定な脂肪族基を意味する。この基は、縮合または架橋した1つ以上の環を含んでいてもよく、その環は、8〜10員の単環基、または12〜15員の二環基であることが好ましい。特に断わらない限り、シクロアルキニル環は適切な任意の炭素原子に結合することができ、その結果として安定な構造になり、置換される場合には、適切な任意の炭素原子の位置での置換が可能であり、その結果として安定な構造になる。シクロアルキニル基の例として、シクロオクチニル、シクロノニニル、シクロデシニル、2-メチルシクロオクチニルなどがある。
この明細書では、“炭素環”または“炭素環基”という用語は、炭素原子と水素原子だけからなる3〜15員で単環または多環の1価または2価の安定な脂肪族基を意味する。この基は、縮合または架橋した1つ以上の環を含んでいてもよく、その環は、5〜7員の単環基、または7〜10員の二環基であることが好ましい。特に断わらない限り、炭素環は適切な任意の炭素原子に結合することができ、その結果として安定な構造になり、置換される場合には、適切な任意の炭素原子の位置での置換が可能であり、その結果として安定な構造になる。この用語には、シクロアルキル(スピロシクロアルキルも含む)、シクロアルキレン、シクロアルケニル、シクロアルケニレン、シクロアルキニル、シクロアルキニレンなどが含まれる。
この明細書では、“ヘテロシクロアルキル”、“ヘテロシクロアルケニル”、“ヘテロシクロアルキニル”という用語は、少なくとも1つの環の中に少なくとも1つのヘテロ原子を含むシクロアルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルキニル基をそれぞれ意味する。「他の立体異性体を実質的に含まない」とは、当該他の立体異性体の含有率が5モル%未満、好ましくは3モル%未満、より好ましくは1モル%未満であることを意味する。
一般に、本発明により、置換されたアルコールの1つの立体異性体で一般式(Ia)または(Ib):
Figure 2010515741
を持つものを選択的に製造する方法が提供される。ただしこれらの一般式において、AとQの選択は、独立に、置換されていないアリール基、置換されたアリール基、置換されていないヘテロアリール基、置換されたヘテロアリール基、置換されていないシクロアルキル基、置換されたシクロアルキル基、置換されていないヘテロシクロアルキル基、置換されたヘテロシクロアルキル基、置換されていないシクロアルケニル基、置換されたシクロアルケニル基、置換されていないヘテロシクロアルケニル基、置換されたヘテロシクロアルケニル基、置換されていないシクロアルキニル基、置換されたシクロアルキニル基、置換されていないヘテロシクロアルキニル基、置換されたヘテロシクロアルキニル基、置換されていない複素環基、置換された複素環基からなるグループの中からなされ;R1とR2の選択は、独立に、水素、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C15シクロアルキル基、置換されたC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5)シクロアルキル基からなるグループの中からなされるか;R1とR2は合わさって、置換されていないC3〜C15シクロアルキル基(またはC3〜C6、またはC3〜C5、またはC3シクロアルキル基)、または置換されたC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5、またはC3シクロアルキル基)シクロアルキル基を形成し;R3の選択は、水素、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5)シクロアルキル基、置換されていないC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5)ヘテロシクロアルキル基、置換されたC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5)シクロアルキル基、置換されたC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5)ヘテロシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、複素環基からなるグループの中からなされ;Bは、メチレン基、または置換されたメチレン基(ただしメチレン基上の置換基は、C1〜C5アルキル基(またはC1〜C3アルキル基)、ヒドロキシ基、ハロゲン基、アミノ基のいずれかである)を含んでおり;Eはヒドロキシであり;Dは、-NH-または-NR'-であり、ここにR'は、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基のいずれかを含んでいる。この方法は、一般式(IVa)または(IVb)の化合物:
Figure 2010515741
を、塩基性触媒条件下(例えば第三級アミン、アルカリ金属の炭酸塩、アルカリ金属の水酸化物いずれかの存在下)または遷移金属触媒下(例えばパラジウム触媒または白金触媒)で一般式Q-Xを持つ化合物と反応させる操作を含んでいる。ただしXは、ハロゲンまたはトシラート基である。
あるいはこの方法は、一般式(Va)または(Vb)の化合物:
Figure 2010515741
を一般式Q-NH2(またはQ-NHR')の化合物と反応させる操作を含んでいる。ただしR6は、水素、C1〜C5アルキル(またはC1〜C3アルキル)、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノのいずれかであり;R'は上に示したのと同じ意味である。
一実施態様では、Bはメチレン基である。
別の一実施態様では、AとQの選択は、独立に、少なくとも1つのハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシ基、C1〜C10アルコキシ基(またはC1〜C5アルコキシ基、またはC1〜C3アルコキシ基)のいずれかで置換されたアリール基とヘテロアリール基からなるグループの中からなされ;R1、R2、R3の選択は、独立に、置換されていないC1〜C5アルキル基(C1〜C3アルキル基が好ましい)と置換されたC1〜C5アルキル基(C1〜C3アルキル基が好ましい)からなるグループの中からなされ;Bはメチレン基であり;Dは、-NH-基または-NR'-基であり、ここにR'はC1〜C5アルキル基(C1〜C3アルキル基が好ましい)であり;Eはヒドロキシ基である。
さらに別の一実施態様では、Aは、ハロゲン原子で置換されたジヒドロベンゾフラニル基を含んでおり;Qは、C1〜C10アルキル基で置換されたキノリニル基またはイソキノリニル基を含んでおり;R1とR2の選択は、独立に、置換されていないC1〜C5アルキル基(C1〜C3アルキル基が好ましい)と置換されたC1〜C5アルキル基(C1〜C3アルキル基が好ましい)からなるグループの中からなされ;Bはメチレン基であり;Dは-NH-基であり;Eはヒドロキシ基であり;R3は、完全にハロゲン化されたC1〜C10アルキル基(完全にハロゲン化されたC1〜C5アルキル基が好ましく、完全にハロゲン化されたC1〜C3アルキル基がより好ましい)を含んでいる。
さらに別の一実施態様では、Aは、フッ素原子で置換されたジヒドロベンゾフラニル基を含んでおり;Qは、メチル基で置換されたキノリニル基またはイソキノリニル基を含んでおり;R1とR2の選択は、独立に、置換されていないC1〜C5アルキル基と置換されたC1〜C5アルキル基からなるグループの中からなされ;Bはメチレン基であり;Dは-NH-基であり;Eはヒドロキシ基であり;R3はトリフルオロメチル基を含んでいる。
一般式(Ia)または(Ib)を持つ化合物は、解離したグルココルチコイド受容体アゴニスト(“DIGRA”)として有用である。
本発明の1つの特徴では、一般式(Ia)または(Ib)の選択された1つの立体異性化合物は、一般式(IVa)または(IVb)のキラルな第一級アミン:
Figure 2010515741
を、塩基性触媒条件下(例えば第三級アミン、アルカリ金属の炭酸塩、アルカリ金属の水酸化物いずれかの存在下)または遷移金属触媒下(例えばパラジウム触媒または白金触媒)で一般式Q-Xを持つ化合物と反応させる操作を含む方法によって製造される。ただしXはハロゲン(例えば臭素、塩素、フッ素、ヨウ素)であり;A、Q、B、R1、R2、R3は、上に示したさまざまな意味を持つ。このような反応は、ブーフヴァルト-ハートヴィッヒ反応として知られている。
あるいはこの方法は、一般式(Va)または(Vb)の化合物:
Figure 2010515741
を一般式Q-NH2(またはQ-NHR')の化合物と反応させる操作を含んでいる。ただしR6は、水素、C1〜C5アルキル(またはC1〜C3アルキル)、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノのいずれかであり;R'は、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基のいずれかを含んでおり;R”は、水素またはC1〜C5アルキル基(C1〜C3アルキルが好ましい)であり;A、Q、R1、R2、R3は、上に示したさまざまな意味を持つ。このような反応は還元的アミノ化と呼ばれている。
本発明の1つの特徴では、一般式(IVa)または(IVb)の化合物は、(a)一般式(VIa)または(VIb)のキラルなエポキシエステルまたはエポキシカルボキサミドを、ハロゲン(例えば臭素、塩素、フッ素、ヨウ素であり、臭素が好ましい)雰囲気下における塩基(例えばNaOH、KOH)の存在下でのホフマン転移を通じて、またはアルカリ金属の次亜ハロゲン化物(例えばアルカリ金属の次亜臭素酸塩、次亜塩素酸塩、次亜フッ素酸塩、次亜ヨウ素酸塩であり、次亜臭素酸ナトリウムまたは次亜塩素酸ナトリウムが好ましい)を用いた処理により、一般式(VIIa)または(VIIb)のキラルな第一級エポキシアミンに変換し(例えばT. Shioiri、Comp. Org. Syn.、第6巻、800ページ、1991年を参照);(b)一般式(VIIa)または(VIIb)のそのキラルな第一級エポキシアミンを還元して一般式(IVa)または(IVb)のキラルな第一級アミンを形成する操作を含む方法に従って調製することができる。
Figure 2010515741
このような方法はスキーム1として示すことができる。
Figure 2010515741
Figure 2010515741
すぐ上に示した方法のステップ(b)は、還元剤を用いて実施することができる。還元剤としては、LiAlH4、NaBH4、水素化ジイソブチルアルミニウム(“DIBAL”)、トルエンに65質量%の水素化ビス(2-メトキシエトキシ)アルミニウムを含む溶液、無水トリフルオロ酢酸とヨウ化ナトリウムの混合物(P. Bravo他、J. Org. Chem.、第57巻、2726ページ、1992年)、無水トリフルオロ酢酸と2,4,6-トリメチルピリジン(P. Bravo他、J. Org. Chem.、第55巻、4216ページ、1990年)、塩化水素を含むエタノール(J.L. Carcia Ruano他、J. Org. Chem.、第59巻、533ページ、1994年)などがある。あるいはこの還元は、水素雰囲気下で遷移金属触媒(例えばPd触媒またはPt触媒)の存在下にて実施することもできる。
本発明のさらに別の1つの特徴では、還元ステップ(b)を還元剤(例えば上に示した水素化アルミニウム試薬)を用いて実施するとき、適切な溶媒は、ジエチルエーテル、トルエン、テトラヒドロフラン(“THF”)、t-ブチルメチルエーテル(“MTBE”)、ヘキサン、またはこれらの混合物である。ステップ(b)に適した別の溶媒は、ジエチルエーテル、トルエン、THF、MTBE、ヘキサン、ベンゼン、アセトニトリル、アセトン、ジクロロメタン、酢酸エチル、またはこれらの混合物である。
本発明の別の一実施態様では、一般式(IVa)または(IVb)の化合物は、(a)一般式(VIa)または(VIb)のキラルなエポキシエステルまたはエポキシカルボキサミドを、ハロゲン(例えば臭素、塩素、フッ素、ヨウ素であり、臭素が好ましい)雰囲気下における塩基(例えばNaOH、KOH)の存在下でのホフマン転移を通じて、またはアルカリ金属の次亜ハロゲン化物(例えばアルカリ金属の次亜臭素酸塩、次亜塩素酸塩、次亜フッ素酸塩、次亜ヨウ素酸塩)を用いた処理により、一般式(VIIa)または(VIIb)のキラルな第一級エポキシアミンに変換し;(b)一般式(VIIa)または(VIIb)のそのキラルな第一級エポキシアミンを(例えば水性媒体中で)酸性条件にして一般式(Va)または(Vb)のキラルなアルデヒドまたはケトンに変換する操作を含む方法に従って調製することができる。
このような方法はスキーム2として示すことができる。
Figure 2010515741
ただしYはOR*、NH2、NHR*のいずれかであり、R*はキラルな側鎖である。YがOR*である場合には、一般式(VIa)または(VIb)の化合物をアンモニアまたはアミンと反応させた後、ホフマン転移反応:
Figure 2010515741
を実施する。
さらに別の特徴では、一般式(VIa)または(VIb)のキラルなカルボキサミドは、アルデヒドまたはケトンと、α-ハロ酸のキラルなエステルとのDarzens縮合(またはDarzens-Claisen反応、またはグリシド酸エステル縮合としても知られる)(例えばT. Rosen、Comp. Org. Syn.、第2巻、409ページ、1991年を参照)を通じて製造することができる。このような縮合反応の一実施態様をスキーム3に示す。一般に、この反応は、不活性雰囲気下で低温(例えば-10℃〜室温)にて溶媒(例えば無水THF)の中で塩基性縮合剤(例えば金属アルコラート、ナトリウムアミド、金属ナトリウム)の存在下にて実施される。例えばC. Kimura他、Ind. Eng. Chem. Prod. Res. Dev.、第22巻、118ページ、1983年を参照のこと。
Figure 2010515741
ただし、YはOR*、NH2、NHR*のいずれかであり、R*はキラルな側鎖であり、A、R1、R2、R3は、上に示した意味を持つ。
本発明の1つの特徴では、一般式(Ia)または(Ib)を持つ置換されたアルコールの1つの立体異性体で他の立体異性体を実質的に含まないものは、
(a)一般式(VIII)のケトンを塩基性条件下でαハロ酸のキラルなエステルと反応させて一般式(VIa)または(VIb)のキラルなエポキシエステル:
Figure 2010515741
(ただしYはOR*であり、R*はキラルな側鎖である)を形成し;
(b)一般式(VIa)または(VIb)のそのキラルなエポキシエステルをアンモニアまたはアミンと反応させて一般式(IXa)または(IXb)のキラルなエポキシカルボキサミド:
Figure 2010515741
を製造し;
(c)一般式(IXa)または(IXb)のそのキラルなエポキシカルボキサミドを、ハロゲン(例えば臭素、塩素、フッ素、ヨウ素であり、臭素が好ましい)雰囲気下における塩基(例えばNaOH、KOH)の存在下でのホフマン転移を通じて、またはアルカリ金属の次亜ハロゲン化物(例えばアルカリ金属の次亜臭素酸塩、次亜塩素酸塩、次亜フッ素酸塩、次亜ヨウ素酸塩)を用いた処理により、一般式(VIIa)または(VIIb)のキラルな第一級アミン:
Figure 2010515741
に変換し;
(d)一般式(VIIa)または(VIIb)のそのキラルな第一級アミンを還元して一般式(IVa)または(IVb)のキラルなヒドロキシアミンを形成し:
Figure 2010515741

(e)一般式(IVa)または(IVb)のそのキラルなヒドロキシアミンを塩基性触媒条件下または遷移金属触媒下で一般式Q-Xの化合物と反応させて一般式(Ia)または(Ib)を持つ置換されたアルコールの1つの立体異性体:
Figure 2010515741
を製造する操作を含む方法に従って製造することができる。ただし上記の一般式において、AとQの選択は、独立に、置換されていないアリール基、置換されたアリール基、置換されていないヘテロアリール基、置換されたヘテロアリール基、置換されていないシクロアルキル基、置換されたシクロアルキル基、置換されていないヘテロシクロアルキル基、置換されたヘテロシクロアルキル基、置換されていないシクロアルケニル基、置換されたシクロアルケニル基、置換されていないヘテロシクロアルケニル基、置換されたヘテロシクロアルケニル基、置換されていないシクロアルキニル基、置換されたシクロアルキニル基、置換されていないヘテロシクロアルキニル基、置換されたヘテロシクロアルキニル基、置換されていない複素環基、置換された複素環基からなるグループの中からなされ;R1とR2の選択は、独立に、水素、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C15シクロアルキル基、置換されたC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5)シクロアルキル基からなるグループの中からなされるか;R1とR2は合わさって、置換されていないC3〜C15シクロアルキル基(またはC3〜C6、またはC3〜C5、またはC3シクロアルキル基)、または置換されたC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5、またはC3シクロアルキル基)シクロアルキル基を形成し;R3の選択は、水素、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5)シクロアルキル基、置換されていないC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5)ヘテロシクロアルキル基、置換されたC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5)シクロアルキル基、置換されたC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5)ヘテロシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、複素環基からなるグループの中からなされ;Bは、メチレン基、または置換されたメチレン基(ただしメチレン基上の置換基は、C1〜C5アルキル基(またはC1〜C3アルキル基)、ヒドロキシ基、ハロゲン基、アミノ基のいずれかである)を含んでおり;Eはヒドロキシであり;Dは、-NH-または-NR'-であり、ここにR'は、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基のいずれかを含んでおり;Xはハロゲン(例えば臭素、塩素、フッ素、ヨウ素)またはトシラート基である。
本発明の別の1つの特徴では、一般式(Ia)または(Ib)を持つ置換されたアルコールの1つの立体異性体で他の立体異性体を実質的に含まないものは、
(a)一般式(VIII)のケトンを塩基性条件にてキラルな触媒の存在下でαハロ酸のアミドと反応させて一般式(IXa)または(IXb)のキラルなエポキシカルボキサミド:
Figure 2010515741
を形成し;
(b)一般式(IXa)または(IXb)のそのキラルなエポキシカルボキサミドを、ハロゲン(例えば臭素、塩素、フッ素、ヨウ素であり、臭素が好ましい)雰囲気下における塩基(例えばNaOH、KOH)の存在下でのホフマン転移を通じて、またはアルカリ金属の次亜ハロゲン化物(例えばアルカリ金属の次亜臭素酸塩、次亜塩素酸塩、次亜フッ素酸塩、次亜ヨウ素酸塩)を用いた処理により、一般式(VIIa)または(VIIb)のキラルな第一級アミン:
Figure 2010515741
に変換し;
(c)一般式(VIIa)または(VIIb)のそのキラルな第一級アミンを還元して一般式(IVa)または(IVb)のキラルなヒドロキシアミンを形成し:
Figure 2010515741

(d)一般式(IVa)または(IVb)のそのキラルなヒドロキシアミンを塩基性触媒条件下または遷移金属触媒下で一般式Q-Xの化合物と反応させて一般式(Ia)または(Ib)を持つ置換されたアルコールの1つの立体異性体:
Figure 2010515741
を製造する操作を含む方法に従って製造することができる。ただし上記の一般式において、AとQの選択は、独立に、置換されていないアリール基、置換されたアリール基、置換されていないヘテロアリール基、置換されたヘテロアリール基、置換されていないシクロアルキル基、置換されたシクロアルキル基、置換されていないヘテロシクロアルキル基、置換されたヘテロシクロアルキル基、置換されていないシクロアルケニル基、置換されたシクロアルケニル基、置換されていないヘテロシクロアルケニル基、置換されたヘテロシクロアルケニル基、置換されていないシクロアルキニル基、置換されたシクロアルキニル基、置換されていないヘテロシクロアルキニル基、置換されたヘテロシクロアルキニル基、置換されていない複素環基、置換された複素環基からなるグループの中からなされ;R1とR2の選択は、独立に、水素、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C15シクロアルキル基、置換されたC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5)シクロアルキル基からなるグループの中からなされるか;R1とR2は合わさって、置換されていないC3〜C15シクロアルキル基(またはC3〜C6、またはC3〜C5、またはC3シクロアルキル基)、または置換されたC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5、またはC3シクロアルキル基)シクロアルキル基を形成し;R3の選択は、水素、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5)シクロアルキル基、置換されていないC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5)ヘテロシクロアルキル基、置換されたC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5)シクロアルキル基、置換されたC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5)ヘテロシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、複素環基からなるグループの中からなされ;Bは、メチレン基、または置換されたメチレン基(ただしメチレン基上の置換基は、C1〜C5アルキル基(またはC1〜C3アルキル基)、ヒドロキシ基、ハロゲン基、アミノ基のいずれかである)を含んでおり;Eはヒドロキシであり;Dは、-NH-または-NR'-であり、ここにR'は、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基のいずれかを含んでおり;Xはハロゲン(例えば臭素、塩素、フッ素、ヨウ素)またはトシラート基である。
本発明のさらに別の1つの特徴では、一般式(Ia)または(Ib)を持つ置換されたアルコールの1つの立体異性体で他の立体異性体を実質的に含まないものは、
(a)一般式(VIII)のケトンを塩基性条件下でαハロ酸のキラルなエステルと反応させて一般式(VIa)または(VIb)のキラルなエポキシエステル:
Figure 2010515741
(ただしYはOR*であり、R*はキラルな側鎖である)を形成し;
(b)一般式(VIa)または(VIb)のそのキラルなエポキシエステルをアンモニアまたはアミンと反応させて一般式(IXa)または(IXb)のキラルなエポキシカルボキサミド:
Figure 2010515741
を製造し;
(c)一般式(IXa)または(IXb)のそのキラルなエポキシカルボキサミドを、ハロゲン(例えば臭素、塩素、フッ素、ヨウ素であり、臭素が好ましい)雰囲気下における塩基(例えばNaOH、KOH)の存在下でのホフマン転移を通じて、またはアルカリ金属の次亜ハロゲン化物(例えばアルカリ金属の次亜臭素酸塩、次亜塩素酸塩、次亜フッ素酸塩、次亜ヨウ素酸塩)を用いた処理により、一般式(VIIa)または(VIIb)のキラルな第一級アミン:
Figure 2010515741
に変換し;
(d)一般式(VIIa)または(VIIb)のそのキラルな第一級アミンを(例えば水性媒体中で)酸性条件にして一般式(Va)または(Vb)のキラルなアルデヒドまたはケトンに変換し:
Figure 2010515741

(e)一般式(Va)または(Vb)のそのキラルなアルデヒドまたはケトンを一般式Q-NH2(またはQ-NHR')の化合物と反応させて一般式(Ia)または(Ib)を持つ置換されたアルコールの1つの立体異性体:
Figure 2010515741
を製造する操作を含む方法に従って製造することができる。ただし上記の一般式において、AとQの選択は、独立に、置換されていないアリール基、置換されたアリール基、置換されていないヘテロアリール基、置換されたヘテロアリール基、置換されていないシクロアルキル基、置換されたシクロアルキル基、置換されていないヘテロシクロアルキル基、置換されたヘテロシクロアルキル基、置換されていないシクロアルケニル基、置換されたシクロアルケニル基、置換されていないヘテロシクロアルケニル基、置換されたヘテロシクロアルケニル基、置換されていないシクロアルキニル基、置換されたシクロアルキニル基、置換されていないヘテロシクロアルキニル基、置換されたヘテロシクロアルキニル基、置換されていない複素環基、置換された複素環基からなるグループの中からなされ;R1とR2の選択は、独立に、水素、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C15シクロアルキル基、置換されたC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5)シクロアルキル基からなるグループの中からなされるか;R1とR2は合わさって、置換されていないC3〜C15シクロアルキル基(またはC3〜C6、またはC3〜C5、またはC3シクロアルキル基)、または置換されたC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5、またはC3シクロアルキル基)シクロアルキル基を形成し;R3の選択は、水素、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5)シクロアルキル基、置換されていないC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5)ヘテロシクロアルキル基、置換されたC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5)シクロアルキル基、置換されたC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5)ヘテロシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、複素環基からなるグループの中からなされ;R6は、水素、C1〜C5アルキル基(またはC1〜C3アルキル基)、ヒドロキシ基、ハロゲン基、アミノ基のいずれかであり;Bは、メチレン基、または置換されたメチレン基(ただしメチレン基上の置換基は、C1〜C5アルキル基(またはC1〜C3アルキル基)、ヒドロキシ基、ハロゲン基、アミノ基のいずれかである)を含んでおり;Eはヒドロキシであり;Dは、-NH-または-NR'-であり、ここにR'は、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基のいずれかを含んでおり;Xはハロゲン(例えば臭素、塩素、フッ素、ヨウ素)またはトシラート基である。
本発明のさらに別の1つの特徴では、一般式(Ia)または(Ib)を持つ置換されたアルコールの1つの立体異性体で他の立体異性体を実質的に含まないものは、
(a)一般式(VIII)のケトンを塩基性条件にてキラルな触媒の存在下でαハロ酸のアミドと反応させて一般式(IXa)または(IXb)のキラルなエポキシカルボキサミド:
Figure 2010515741
を形成し;
(b)一般式(IXa)または(IXb)のそのキラルなエポキシカルボキサミドを、ハロゲン(例えば臭素、塩素、フッ素、ヨウ素であり、臭素が好ましい)雰囲気下における塩基(例えばNaOH、KOH)の存在下でのホフマン転移を通じて、またはアルカリ金属の次亜ハロゲン化物(例えばアルカリ金属の次亜臭素酸塩、次亜塩素酸塩、次亜フッ素酸塩、次亜ヨウ素酸塩)を用いた処理により、一般式(VIIa)または(VIIb)のキラルな第一級エポキシアミン:
Figure 2010515741
に変換し;
(c)一般式(VIIa)または(VIIb)のそのキラルな第一級エポキシアミンを(例えば水性媒体中で)酸性条件にして一般式(Va)または(Vb)のキラルなアルデヒドまたはケトンに変換し:
Figure 2010515741

(d)一般式(Va)または(Vb)のそのキラルなアルデヒドまたはケトンを一般式Q-NH2(またはQ-NHR')の化合物と反応させて一般式(Ia)または(Ib)を持つ置換されたアルコールの1つの立体異性体:
Figure 2010515741
を製造する操作を含む方法に従って製造することができる。ただし上記の一般式において、AとQの選択は、独立に、置換されていないアリール基、置換されたアリール基、置換されていないヘテロアリール基、置換されたヘテロアリール基、置換されていないシクロアルキル基、置換されたシクロアルキル基、置換されていないヘテロシクロアルキル基、置換されたヘテロシクロアルキル基、置換されていないシクロアルケニル基、置換されたシクロアルケニル基、置換されていないヘテロシクロアルケニル基、置換されたヘテロシクロアルケニル基、置換されていないシクロアルキニル基、置換されたシクロアルキニル基、置換されていないヘテロシクロアルキニル基、置換されたヘテロシクロアルキニル基、置換されていない複素環基、置換された複素環基からなるグループの中からなされ;R1とR2の選択は、独立に、水素、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C15シクロアルキル基、置換されたC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5)シクロアルキル基からなるグループの中からなされるか;R1とR2は合わさって、置換されていないC3〜C15シクロアルキル基(またはC3〜C6、またはC3〜C5、またはC3シクロアルキル基)、または置換されたC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5、またはC3シクロアルキル基)シクロアルキル基を形成し;R3の選択は、水素、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5)シクロアルキル基、置換されていないC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5)ヘテロシクロアルキル基、置換されたC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5)シクロアルキル基、置換されたC3〜C15(またはC3〜C6、またはC3〜C5)ヘテロシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、複素環基からなるグループの中からなされ;R6は、水素、C1〜C5アルキル基(またはC1〜C3アルキル基)、ヒドロキシ基、ハロゲン基、アミノ基のいずれかであり;Bは、メチレン基、または置換されたメチレン基(ただしメチレン基上の置換基は、C1〜C5アルキル基(またはC1〜C3アルキル基)、ヒドロキシ基、ハロゲン基、アミノ基のいずれかである)を含んでおり;Eはヒドロキシであり;Dは、-NH-または-NR'-であり、ここにR'は、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基のいずれかを含んでおり;Xはハロゲン(例えば臭素、塩素、フッ素、ヨウ素)またはトシラート基である。
さらに別の特徴では、本発明により、一般式(IIa)、(IIb)、(IIc)、(IId)を持つ立体異性DIGRA化合物:
Figure 2010515741
の製造方法が提供される。ただしR4とR5の選択は、独立に、水素、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1〜C10(またはC1〜C5、またはC1〜C3)アルコキシ基、置換されていないC1〜C10(またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C10(またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C10(またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されたC1〜C10(またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C10(またはC3〜C6、またはC3〜C5)環式アルキル基、置換されたC3〜C10(またはC3〜C6、またはC3〜C5)環式アルキル基からなるグループの中からなされる。
本発明の一実施態様では、一般式(IIa)または(IIb)を持つ置換されたアルコールの1つの立体異性体で他の立体異性体を実質的に含まないものは、
(a)一般式(X)のケトンを塩基性条件下でα-ハロ酸のキラルなエステル(例えばBrCH2COOR*であり、ここにR*はキラルな側鎖である)と反応させて一般式(XIa)または(XIb)のキラルなエポキシエステルを形成し:
Figure 2010515741
(ただしYはOR*であり、R*はキラルな側鎖である);
(b)一般式(XIa)または(XIb)のキラルなそのエポキシエステルをアンモニアまたはアミンと反応させて一般式(XIIa)または(XIIb)のキラルなエポキシカルボキサミド:
Figure 2010515741
を製造し;
(c)一般式(XIIa)または(XIIb)のそのキラルなエポキシカルボキサミドを、ハロゲン(例えば臭素、塩素、フッ素、ヨウ素であり、臭素が好ましい)雰囲気下における塩基(例えばNaOH、KOH)の存在下でのホフマン転移を通じて、またはアルカリ金属の次亜ハロゲン化物(例えばアルカリ金属の次亜臭素酸塩、次亜塩素酸塩、次亜フッ素酸塩、次亜ヨウ素酸塩)を用いた処理により、一般式(XIIIa)または(XIIIb)のキラルな第一級エポキシアミン:
Figure 2010515741
に変換し;
(d)一般式(XIIIa)または(XIIIb)のそのキラルな第一級エポキシアミンを還元して一般式(XIVa)または(XIVb)のキラルなヒドロキシアミンを形成し:
Figure 2010515741

(e)一般式(XIVa)または(XIVb)のそのキラルなヒドロキシアミンを塩基性触媒条件下または遷移金属触媒下で一般式Q-Xの化合物(ただしQはキノリン-5-イル基であり、置換されていないか、2位、3位、4位、6位、7位、8位のうちの1ヶ所以上が置換されており;Xは、そのキノリニル基の5位に結合したハロゲン(例えば臭素、塩素、フッ素、ヨウ素)またはトシラート基である)と反応させて一般式(IIa)または(IIb)を持つ置換されたアルコールの1つの立体異性体:
Figure 2010515741
を製造する操作を含む方法によって製造することができる。
本発明の別の一実施態様では、一般式(IIa)または(IIb)を持つ置換されたアルコールの1つの立体異性体で他の立体異性体を実質的に含まないものは、
(a)一般式(X)のケトンを塩基性条件下でα-ハロ酸のキラルなエステル(例えばBrCH2COOR*であり、ここにR*はキラルな側鎖である)と反応させて一般式(XIa)または(XIb)のキラルなエポキシエステルを形成し:
Figure 2010515741
(ただしYはOR*であり、R*はキラルな側鎖である);
(b)一般式(XIa)または(XIb)のキラルなそのエポキシエステルをアンモニアまたはアミンと反応させて一般式(XIIa)または(XIIb)のキラルなエポキシカルボキサミド:
Figure 2010515741
を製造し;
(c)一般式(XIIa)または(XIIb)のそのキラルなエポキシカルボキサミドを、ハロゲン(例えば臭素、塩素、フッ素、ヨウ素であり、臭素が好ましい)雰囲気下における塩基(例えばNaOH、KOH)の存在下でのホフマン転移を通じて、またはアルカリ金属の次亜ハロゲン化物(例えばアルカリ金属の次亜臭素酸塩、次亜塩素酸塩、次亜フッ素酸塩、次亜ヨウ素酸塩)を用いた処理により、一般式(XIIIa)または(XIIIb)のキラルな第一級エポキシアミン:
Figure 2010515741
に変換し;
(d)一般式(XIIIa)または(XIIIb)のそのキラルな第一級エポキシアミンを酸性条件下で変換して一般式(XVa)または(XVb)のキラルなアルデヒドを形成し:
Figure 2010515741

(e)一般式(XVa)または(XVb)のそのキラルなアルデヒドを塩基性触媒条件下または遷移金属触媒下で一般式Q-NH2またQ-NR'の化合物(ただしQはキノリン-5-イル基であり、置換されていないか、2位、3位、4位、6位、7位、8位のうちの1ヶ所以上が置換されており;R’は、置換されていないC1〜C5直鎖アルキル基、置換されたC1〜C5直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C5分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C5分岐鎖アルキル基のいずれかである)と反応させて一般式(IIa)または(IIb)を持つ置換されたアルコールの1つの立体異性体:
Figure 2010515741
を製造する操作を含む方法によって製造することができる。
別の一実施態様では、すぐ上に記載した2通りの方法のいずれかでキノリニル基をイソキノリニル基で置き換えることにより、一般式(IIc)または(IId)の化合物を調製することができる。
本発明のさらに別の一実施態様では、一般式(IIa)または(IIb)を持つ置換されたアルコールの1つの立体異性体で他の立体異性体を実質的に含まないものは、
(a)一般式(X)のケトンを塩基性条件下でキラルな触媒の存在下にてα-ハロ酸のアミド(例えばBrCH2CONH2またはClCH2CONH2)と反応させて一般式(XIIa)または(XIIb)のキラルなエポキシカルボキサミドを形成し:
Figure 2010515741

(b)一般式(XIIa)または(XIIb)のそのキラルなエポキシカルボキサミドを、ハロゲン(例えば臭素、塩素、フッ素、ヨウ素であり、臭素が好ましい)雰囲気下における塩基(例えばNaOH、KOH)の存在下でのホフマン転移を通じて、またはアルカリ金属の次亜ハロゲン化物(例えばアルカリ金属の次亜臭素酸塩、次亜塩素酸塩、次亜フッ素酸塩、次亜ヨウ素酸塩)を用いた処理により、一般式(XIIIa)または(XIIIb)のキラルな第一級エポキシアミン:
Figure 2010515741
に変換し;
(c)一般式(XIIIa)または(XIIIb)のそのキラルな第一級エポキシアミンを還元して一般式(XIVa)または(XIVb)のキラルなヒドロキシアミンを形成し:
Figure 2010515741

(d)一般式(XIVa)または(XIVb)のそのキラルなヒドロキシアミンを塩基性触媒条件下または遷移金属触媒下で一般式Q-Xの化合物(ただしQはキノリン-5-イル基であり、置換されていないか、2位、3位、4位、6位、7位、8位のうちの1ヶ所以上が置換されており;Xは、そのキノリニル基の5位に結合したハロゲン(例えば臭素、塩素、フッ素、ヨウ素)またはトシラート基である)と反応させて一般式(IIa)または(IIb)を持つ置換されたアルコールの1つの立体異性体:
Figure 2010515741
を製造する操作を含む方法によって製造することができる。
本発明のさらに別の一実施態様では、一般式(IIa)または(IIb)を持つ置換されたアルコールの1つの立体異性体で他の立体異性体を実質的に含まないものは、
(a)一般式(X)のケトンを、塩基性条件下でキラルな触媒の存在下にてα-ハロ酸のアミド(例えばBrCH2CONH2またはClCH2CONH2)と反応させて一般式(XIIa)または(XIIb)のキラルなエポキシカルボキサミドを形成し:
Figure 2010515741

(b)一般式(XIIa)または(XIIb)のそのキラルなエポキシカルボキサミドを、ハロゲン(例えば臭素、塩素、フッ素、ヨウ素であり、臭素が好ましい)雰囲気下における塩基(例えばNaOH、KOH)の存在下でのホフマン転移を通じて、またはアルカリ金属の次亜ハロゲン化物(例えばアルカリ金属の次亜臭素酸塩、次亜塩素酸塩、次亜フッ素酸塩、次亜ヨウ素酸塩)を用いた処理により、一般式(XIIIa)または(XIIIb)のキラルな第一級エポキシアミン:
Figure 2010515741
に変換し;
(c)一般式(XIIIa)または(XIIIb)のそのキラルな第一級エポキシアミンを酸性条件下で一般式(XVa)または(XVb)のキラルなアルデヒドに変換し:
Figure 2010515741

(d)一般式(XVa)または(XVb)のそのキラルなアルデヒドを一般式Q-NH2またQ-NR'の化合物(ただしQはキノリン-5-イル基であり、置換されていないか、2位、3位、4位、6位、7位、8位のうちの1ヶ所以上が置換されており;R’は、置換されていないC1〜C5直鎖アルキル基、置換されたC1〜C5直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C5分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C5分岐鎖アルキル基のいずれかである)と反応させて一般式(IIa)または(IIb)を持つ置換されたアルコールの1つの立体異性体:
Figure 2010515741
を製造する操作を含む方法によって製造することができる。
別の一実施態様では、すぐ上に記載した2通りの方法のいずれかでキノリニル基をイソキノリニル基で置き換えることにより、一般式(IIc)または(IId)の化合物を調製することができる。
さらに別の特徴では、本発明により、一般式(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)を持つ立体異性DIGRA化合物の製造方法が提供される。
Figure 2010515741
本発明のさらに別の一実施態様では、一般式(IIIa)または(IIIb)を持つ置換されたアルコールの1つの立体異性体で他の立体異性体を実質的に含まないものは、
(a)一般式(X)のケトンを塩基性条件下でα-ハロ酸のキラルなエステル(例えばBrCH2COOR*であり、ここにR*はキラルな側鎖である)と反応させて一般式(XIa)または(XIb)のキラルなエポキシエステルを形成し:
Figure 2010515741
(ただしYはOR*であり、R*はキラルな側鎖である);
(b)一般式(XIa)または(XIb)のキラルなそのエポキシエステルをアンモニアまたはアミンと反応させて一般式(XIIa)または(XIIb)のキラルなエポキシカルボキサミド:
Figure 2010515741
を製造し;
(c)一般式(XIIa)または(XIIb)のそのキラルなエポキシカルボキサミドを、ハロゲン(例えば臭素、塩素、フッ素、ヨウ素であり、臭素が好ましい)雰囲気下における塩基(例えばNaOH、KOH)の存在下でのホフマン転移を通じて、またはアルカリ金属の次亜ハロゲン化物(例えばアルカリ金属の次亜臭素酸塩、次亜塩素酸塩、次亜フッ素酸塩、次亜ヨウ素酸塩)を用いた処理により、一般式(XIIIa)または(XIIIb)のキラルな第一級エポキシアミン:
Figure 2010515741
に変換し;
(d)一般式(XIIIa)または(XIIIb)のそのキラルな第一級エポキシアミンを還元して一般式(XIVa)または(XIVb)のキラルなヒドロキシアミンを形成し:
Figure 2010515741

(e)一般式(XIVa)または(XIVb)のそのキラルなヒドロキシアミンを塩基性触媒条件下または遷移金属触媒下で2-メチル-5-ハロ-キノリン(ただしこの置換されたキノリン上の5位のハロ置換基は、臭素、塩素、フッ素、ヨウ素からなるグループの中から選択される)と反応させて一般式(IIIa)または(IIIb)を持つ置換されたアルコールの1つの立体異性体:
Figure 2010515741
を製造する操作を含む方法によって製造することができる。
本発明のさらに別の一実施態様では、一般式(IIIa)または(IIIb)を持つ置換されたアルコールの1つの立体異性体で他の立体異性体を実質的に含まないものは、
(a)一般式(X)のケトンを塩基性条件下でα-ハロ酸のキラルなエステル(例えばBrCH2COOR*であり、ここにR*はキラルな側鎖である)と反応させて一般式(XIa)または(XIb)のキラルなエポキシエステルを形成し:
Figure 2010515741
(ただしYはOR*であり、R*はキラルな側鎖である);
(b)一般式(XIa)または(XIb)のキラルなそのエポキシエステルをアンモニアまたはアミンと反応させて一般式(XIIa)または(XIIb)のキラルなエポキシカルボキサミド:
Figure 2010515741
を製造し;
(c)一般式(XIIa)または(XIIb)のそのキラルなエポキシカルボキサミドを、ハロゲン(例えば臭素、塩素、フッ素、ヨウ素であり、臭素が好ましい)雰囲気下における塩基(例えばNaOH、KOH)の存在下でのホフマン転移を通じて、またはアルカリ金属の次亜ハロゲン化物(例えばアルカリ金属の次亜臭素酸塩、次亜塩素酸塩、次亜フッ素酸塩、次亜ヨウ素酸塩)を用いた処理により、一般式(XIIIa)または(XIIIb)のキラルな第一級エポキシアミン:
Figure 2010515741
に変換し;
(d)一般式(XIIIa)または(XIIIb)のそのキラルな第一級エポキシアミンを変換して一般式(XVa)または(XVb)のキラルなアルデヒドを形成し:
Figure 2010515741

(e)一般式(XVa)または(XVb)のそのキラルなアルデヒドを2-メチル-5-アミノ-キノリンと反応させて一般式(IIIa)または(IIIb)を持つ置換されたアルコールの1つの立体異性体:
Figure 2010515741
を製造する操作を含む方法によって製造することができる。
別の一実施態様では、すぐ上に記載した2通りの方法のいずれかでキノリニル基をイソキノリニル基で置き換えることにより、一般式(IIIc)または(IIId)の化合物を調製することができる。
本発明のさらに別の一実施態様では、一般式(IIIa)または(IIIb)を持つ置換されたアルコールの1つの立体異性体で他の立体異性体を実質的に含まないものは、
(a)一般式(X)のケトンを、塩基性条件下でキラルな触媒の存在下にてα-ハロ酸のアミド(例えばBrCH2CONH2またはClCH2CONH2)と反応させて一般式(XIIa)または(XIIb)のキラルなエポキシカルボキサミドを形成し:
Figure 2010515741

(b)一般式(XIIa)または(XIIb)のそのキラルなエポキシカルボキサミドを、ハロゲン(例えば臭素、塩素、フッ素、ヨウ素であり、臭素が好ましい)雰囲気下における塩基(例えばNaOH、KOH)の存在下でのホフマン転移を通じて、またはアルカリ金属の次亜ハロゲン化物(例えばアルカリ金属の次亜臭素酸塩、次亜塩素酸塩、次亜フッ素酸塩、次亜ヨウ素酸塩)を用いた処理により、一般式(XIIIa)または(XIIIb)のキラルな第一級エポキシアミン:
Figure 2010515741
に変換し;
(c)一般式(XIIIa)または(XIIIb)のそのキラルな第一級エポキシアミンを一般式(XVa)または(XVb)のキラルなアルデヒドに変換し:
Figure 2010515741

(d)一般式(XVa)または(XVb)のそのキラルなアルデヒドを2-メチル-5-アミノ-キノリンと反応させて一般式(IIIa)または(IIIb)を持つ置換されたアルコールの1つの立体異性体:
Figure 2010515741
を製造する操作を含む方法によって製造することができる。
さらに別の一実施態様では、すぐ上に記載した2通りの方法のいずれかでキノリニル基をイソキノリニル基で置き換えることにより、一般式(IIIc)または(IIId)の化合物を調製することができる。
さらに別の特徴では、本発明により、一般式(Ia)、(Ib)、(IIa)、(IIb)、(IIIa)、(IIIb)を持つ立体異性化合物と、その製造方法が提供されるため、そのような立体異性化合物のプロドラッグ、薬理学的に許容可能な塩、薬理学的に許容可能なエステルを調製できる。
さらに別の特徴では、本発明の方法により、実質的に純粋な形態の(すなわちラセミ混合物の他の立体異性体が実質的に含まれない)そのような立体異性化合物が得られる。
本発明の方法で製造できる一般式(Ia)または(Ib)を持つ化合物の例として、5-[4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンチルアミノ]-2-メチルキノリン、5-[4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンチルアミノ]-1-メチルイソキノリン、5-[4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンチルアミノ]イソキノル-1(2H)-オン、5-[4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンチルアミノ]-2,6-ジメチルキノリン、5-[4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンチルアミノ]-6-クロロ-2-メチルキノリン、5-[4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンチルアミノ]イソキノリン、5-[4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンチルアミノ]キノリン、5-[4-(2,3-ジヒドロ-5-フルオロ-7-ベンゾフラニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンチルアミノ]キノリン-2[1H]-オン、6-フルオロ-5-[4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンチルアミノ]-2-メチルキノリン、8-フルオロ-5-[4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンチルアミノ]-2-メチルキノリン、5-[4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンチルアミノ]-2-メチルイソキノル-1-[2H]-オンなどや、これらの鏡像異性体がある。
さらに別の一実施態様では、本発明により、一般式(Ia)または(Ib)を持つ立体異性DIGRA化合物(ただし、
(a)Aは、場合によっては1〜3個の置換基で独立に置換されたアリール基またはヘテロアリール基であり、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は、場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであり;
(c)R3はトリフルオロメチル基であり;
(d)Bは、メチレン基、または置換されたメチレン基であり、Bの置換基は、独立に、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、オキソのいずれかであり;
(e)Dは、-NH-または-NR'-であり、ここにR'は、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基のいずれかを含んでおり;
(f)Eはヒドロキシ基であり;
(g)Qは、場合によっては1〜3個の置換基で独立に置換されたアザインドリル基であり、Qの各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、Qの各置換基は、場合によっては、独立に、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、アミノ、トリフルオロメチルからなるグループの中から選択された1〜3個の置換基で置換されている)の製造方法が提供される。
これらの化合物の例として、1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(((1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イル)メチルアミノ)メチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(((1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イル)メチルアミノ)メチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-4-フェニル-2-(((1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イル)メチルアミノ)メチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(4-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-((1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イル)メチルアミノ)メチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-4-フェニル-2-(((1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イル)メチルアミノ)メチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(4-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(((1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イル)メチルアミノ)メチル)ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(((3-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イル)メチルアミノ)メチル)ペンタン-2-オールなどがある。
さらに別の一実施態様では、本発明により、一般式(Ia)または(Ib)を持つ立体異性DIGRA化合物(ただし、
(a)Aは、場合によっては1〜3個の置換基で独立に置換されたアリール基またはヘテロアリール基であり、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は、場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
(c)Bは、メチレン基、または置換されたメチレン基であり、メチレン基上の1個または2個の置換基は、C1〜C5アルキル(またはC1〜C3アルキル)、ヒドロキシ、アミノ、オキソのいずれかであり;
(d)R3は、炭素環、複素環、アリール、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニルのいずれかであり、それぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており;
(e)Dは、-NH-または-NR'-であり、ここにR'は、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基のいずれかを含んでおり;
(f)Eはヒドロキシ基であり;
(g)Qは、メチル化されたベンゾオキサジノンを含んでいる)の製造方法が提供される。
これらの化合物の例として、6-[2-ベンジル-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンチルアミノ]-(4-メチル-1-オキソ-1H-ベンゾ[d][1,2]オキサジン);7-[2-ベンジル-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルフェニルアミノ]-(4-メチル-1-オキソ-1H-ベンゾ[d][1,2]オキサジン);6-[2-シクロヘキシルメチル-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンチルアミノ]-(4-メチル-1-オキソ-1H-ベンゾ[d][1,2]オキサジン);6-[2-シクロヘキシルメチル-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチルペンチルアミノ]-(4-メチル-1-オキソ-1H-ベンゾ[d][1,2]オキサジン);5-ベンジル-5-メチル-3-ヒドロキシ-3-トリフルオロメチル-ヘキサン酸-(4-メチル-1-オキソ-1H-ベンゾ[d][1,2]オキサジン-6-イル)アミド;5-(2-メトキシフェニル)-3-シクロヘキシルメチル-3-ヒドロキシ-5-メチルヘキサン酸-(4-メチル-1-オキソ-1H-ベンゾ[d][1,2]オキサジン-6-イル)アミドなどがある。
さらに別の一実施態様では、本発明により、一般式(Ia)または(Ib)を持つ立体異性DIGRA化合物(ただし、
(a)Aは、場合によっては1〜3個の置換基で独立に置換されたアリール基またはヘテロアリール基であり、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は、場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
(c)R3は、C1〜C10アルキル、または置換されたC1〜C10アルキルであり(いくつかの実施態様では、R3は、一部がハロゲン化されたC1〜C10アルキル基、または完全にハロゲン化されたC1〜C10アルキル基であり、別のいくつかの実施態様では、R3はトリフルオロメチル基である);
(d)Bは、メチレン基、または置換されたメチレン基であり、Bの置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、オキソのいずれかであり;
(e)Dは、-NH-または-NR'-であり、ここにR'は、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基のいずれかを含んでおり;
(f)Eはヒドロキシ基であり;
(g)Qはアリール基またはヘテロアリール基であり、それぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ、Qの各置換基は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換され、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、アシル、C1〜C3シラニルオキシ、C1〜C5アルコキシカルボニル、カルボキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、トリフルオロメチルからなるグループの中からなされる)の製造方法が提供される。
これらの化合物の例として、2-(3,5-ジフルオロベンジルアミノ)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-ビフェニル-4-イルメチル-2-ヒドロキシ-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-(3,5-ジメチルベンジルアミノ)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-(3-ブロモベンジルアミノ)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-(3,5-ジクロロベンジルアミノ)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-(3,5-ビス-トリフルオロメチルベンジルアミノ)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-(3-フルオロ-5-トリフルオロメチルベンジルアミノ)-4-メチルペンタン-2-オール;2-(3-クロロ-2-フルオロ-5-トリフルオロメチルベンジルアミノ)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-(3,5-ジブロモベンジルアミノ)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-(2-フルオロ-3-トリフルオロメチルベンジルアミノ)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-(2-フルオロ-5-トリフルオロメチルベンジルアミノ)-4-メチルペンタン-2-オールなどがある。
さらに別の一実施態様では、本発明により、一般式(Ia)または(Ib)を持つ立体異性DIGRA化合物(ただし、
(a)Aは、アリール基、ヘテロアリール基、C5〜C15シクロアルキル基のいずれかであり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素、C1〜C5アルキル、C5〜C15アリールアルキルのいずれかであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
(c)R3はトリフルオロメチル基であり;
(d)Bは、メチレン基、または置換されたメチレン基であり、メチレン基上の1個または2個の置換基は、C1〜C5アルキル(またはC1〜C3アルキル)、ヒドロキシ、アミノ、ハロゲン、オキソのいずれかであり;
(e)Dは、-NH-または-NR'-であり、ここにR'は、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基のいずれかを含んでおり;
(f)Eはヒドロキシ基であり;
(g)Qは、キノリン、イソキノリン、ピロリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピペラジン、ピペリジン、1H-ピリジン-4-オン、1H-ピリジン-2-オン、1H-ピリジン-4-イリデンアミン、1H-キノリン-4-イリデンアミン、ピラン、テトラヒドロピラン、1,4-ジアゼパン、2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン、2,3,4,5-テトラヒドロベンゾ[b][1,4]ジアゼピン、ジヒドロキノリン、テトラヒドロキノリン、5,6,7,8-テトラヒドロ-1H-キノリン-4-オン、テトラヒドロイソキノリン、デカヒドロイソキノリン、2,3-ジヒドロ-1H-イソインドール、2,3-ジヒドロ-1H-インドール、クロマン、1,2,3,4-テトラヒドロキノキサリン、1,2-ジヒドロインダゾル-3-オン、3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[1,4]オキサジン、4H-ベンゾ[1,4]チアジン、3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[1,4]チアジン、1,2-ジヒドロベンゾ[d][1,3]オキサジン-4-オン、3,4-ジヒドロベンゾ[1,4]オキサジン-4-オン、3H-キナゾリン-4-オン、3,4-ジヒドロ-1H-キノキサリン-2-オン、1H-キノリン-4-オン、1H-キナゾリン-4-オン、1H-[1,5]ナフチリジン-4-オン、5,6,7,8-テトラヒドロ-1H-[1,5]ナフチリジン-4-オン、2,3-ジヒドロ-1H-[1,5]ナフチリジン-4-オン、1,2-ジヒドロピリド[3,2-d][1,3]オキサジン-4-オン、ピロロ[3,4-c]ピリジン-1,3-ジオン、1,2-ジヒドロピロロ[3,4-c]ピリジン-3-オン、テトラヒドロ[b][1,4]ジアゼピノンのいずれかを含んでおり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Qの各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、オキソ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、Qの各置換基は、場合によっては、独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3アルコキシカルボニル、アシル、アリール、ベンジル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)からなるグループの中からなされる)の製造方法が提供される。
これらの化合物の例として、2-((2,6-ジメチルモルホリン-4-イル)メチルアミノ)メチル)-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;6-[(4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)アミノ]-(1H-キノリン-4-オン);3-[(4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]アミノ]-(5-メチルピペリジン-4-オン);6-[(4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]アミノ]-(3-メチル-1H-キノリン-4-オン);6-[(4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]アミノ]-(2,3-ジヒドロ-1H-キノリン-4-オン);6-[(4-(4-フルオロフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]アミノ]-(1H-キノリン-4-オン);5-[(4-(3-フルオロフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]アミノ]-(1H-キノリン-3-オン);6-[(4-(4-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]アミノ]-(1H-キノリン-4-オン);5-[(4-フェニル-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)アミノ]-(1H-キノリン-3-オン);7-[(4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)アミノ]-(1H-キノリン-4-オン);6-[(4-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)アミノ]-(1H-キノリン-4-オン);6-[(4-(5-メチル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)アミノ]-(1H-キノリン-4-オン);6-[(4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)アミノ]-(1H-キノリン-4-オン);6-[(4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)アミノ]-(1H-キノリン-4-オン);6-[(4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)アミノ]-(1H-[1,5]ナフチリジン-4-オン);1-[(4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-2,4-ジメチルペンチル)アミノ]-(3,5-ジメチル-1H-ピリジン-4-オン);6-[(2-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-5-チオフェン-2-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)アミノ]-(1H-キノリン-4-オン);6-[(4-(6-ブロモベンゾ[1,3]ジオキソル-4-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)アミノ]-(1H-キノリン-4-オン);7-[(4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)アミノ]-(3-メチル-1H-キノリン-4-オン);6-[(2-ヒドロキシ-4-(4-ヒドロキシビフェニル-3-イル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)アミノ]-(1H-キノリン-4-オン);6-{(4-[5-(3,5-ジメチルイソオキサゾル-4-イル)-2-ヒドロキシフェニル]-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)アミノ}-(1H-キノリン-4-オン);2-[(2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-5-チオフェン-3-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)アミノ]-(1H-キノリン-4-オン);6-{(4-[5-(3,5-ジメチルイソオキサゾル-4-イル)-2-メトキシフェニル]-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)アミノ}-(1H-キノリン-4-オン);2-[(2-ヒドロキシ-4-メチル-4-(3-ピリジン-3-イルフェニル)-2-トリフルオロメチルペンチル)アミノ]-(1H-キノリン-4-オン);6-[(2-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-5-チオフェン-3-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)アミノ]-(1H-キノリン-4-オン);7-[(4-(5-フラン-3-イル-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)アミノ]-(1H-キノリン-4-オン);6-[(2-ヒドロキシ-4-(4-メトキシビフェニル-3-イル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)アミノ]-(1H-キノリン-4-オン);6-[(4-(5-アセチル-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)アミノ]-(1H-キノリン-4-オン);5-[(3,3,3-トリフルオロ-2-(6-フルオロ-4-メチルクロマン-4-イルメチル)-2-ヒドロキシプロピル)アミノ]-(1H-キノリン-3-オン);5-[(4-{3-[1-(ベンジルオキシイミノ)エチル]フェニル}-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)アミノ]-(1H-キノリン-3-オン);6-[(4-(5-アセチル-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)アミノ]-(1H-キノリン-4-オン);7-[(2-ヒドロキシ-4-{3-[1-(メトキシイミノ)エチル]フェニル}-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)アミノ]-(1H-キノリン-4-オン);6-[(4-(5-ブロモ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)アミノ]-(1H-キノリン-4-オン);6-[(2-ヒドロキシ-4-{3-[1-(ヒドロキシイミノ)エチル]フェニル}-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)アミノ]-(1H-キノリン-4-オン);6-[(4-(5-ブロモ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)アミノ]-(1H-キノリン-4-オン);7-[(4-(3,5-ジフルオロフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)アミノ]-(1H-キノリン-4-オン);6-[(4-(3,5-ジメチルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)アミノ]-(1H-キノリン-4-オン);6-[{2-ヒドロキシ-4-メチル-4-[3-(2-メチル-[1,3]ジオキソラン-2-イル)フェニル]-2-トリフルオロメチルペンチル}アミノ]-(1H-キノリン-4-オン);7-[(4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)アミノ]-(1H-[1,5]ナフチリジン-4-オン);6-[(4-(3-[1,3]ジオキサン-2-イルフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)アミノ]-(1H-キノリン-4-オン);6-[{4-[3-(3,5-ジメチルイソオキサゾル-4-イル)フェニル]-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル}アミノ]-(1H-キノリン-4-オン);1-[(4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)アミノ]-(3,5-ジメチル-1H-ピリジン-4-オン);1-[(4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)アミノ]-(2-ヒドロキシメチル-3,5-ジメチル-1H-ピリジン-4-オン);6-[(4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)アミノ]-(3-ヒドロキシメチル-1H-キノリン-4-オン);6-[(4-(3-ブロモフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)アミノ]-(1H-キノリン-4-オン);6-[(4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル]-6-メチル-(1H-キノリン-4-オン);6-[(2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-5-ピリジン-3-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)アミノ]-(1H-キノリン-4-オン);7-[(2-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシ-5-ピリジン-5-イルフェニル)-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチル)アミノ]-(1H-キノリン-4-オン)などがある。
さらに別の一実施態様では、DIGRA化合物は、一般式(Ia)または(Ib)を持ち、その一般式においてA、R1、R2、B、D、E、Qはすぐ上に示したのと同じ意味であり、R3は、水素、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、炭素環、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニルのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、R3の各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、フェニル、C1〜C5アルコキシ、フェノキシ、C1〜C5アルカノイル、アロイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、オキソ、トリフルオロメチル、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、R3はトリフルオロメチルにはなりえない。
さらに別の一実施態様では、本発明により、一般式(Ia)または(Ib)を持つ立体異性DIGRA化合物(ただし、
(a)Aは、アリール基、ヘテロアリール基、C5〜C15シクロアルキル基のいずれかであり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
(c)R3はトリフルオロメチル基であり;
(d)Bはメチレン基であり;
(e)Dは、-NH-または-NR'-であり、ここにR'は、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基のいずれかを含んでおり;
(f)Eはヒドロキシ基であり;
(g)Qは、一般式:
Figure 2010515741
を持つ場合によっては置換されたフェニル基(ただし、X1、X2、X3、X4の選択は、それぞれ独立に、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C5アルコキシ、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)、C1〜C5アルカノイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アシルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5カルバモイルオキシ、尿素、アリール、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)からなるグループの中からなされ、上記アリール基は、場合によっては1個以上のヒドロキシ基またはC1〜C5アルコキシ基で置換されており、上記尿素基のいずれかの窒素原子は、独立にC1〜C5アルキルで置換されていてもよい)を含んでいるか;Qは、窒素、酸素、イオウの中から独立に選択した1〜4個のヘテロ原子を環内に有する5〜7員の芳香族単環であり、この芳香族単環は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されていて、その置換基の選択は、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C5アルコキシ、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)、C1〜C5アルカノイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アシルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5カルバモイルオキシ、尿素(ただしいずれかの窒素原子は独立にC1〜C5アルキルで置換されていてもよい)、場合によっては1個以上のヒドロキシ基またはC1〜C5アルコキシ基で置換されたアリール、アミノ(ただし窒素原子は、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されていてもよい)からなるグループの中からなされる)の製造方法が提供される。
これらの化合物の例として、1-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンチルアミノ]-(3,5-ジクロロベンゼン);1-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ペンチルアミノ]- (3-クロロベンゼン);5-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-3-ヒドロキシ-5-メチル-3-トリフルオロメチル-ヘキサン酸-(2-クロロフェニル)アミド;5-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-3-ヒドロキシ-5-メチル-3-トリフルオロメチル-ヘキサン酸-(2,6-ジクロロピリミジン-4-イル)アミド;5-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-3-ヒドロキシ-5-メチル-3-トリフルオロメチル-ヘキサン酸-(2,6-ジクロロピリジン-4-イル)アミド;5-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-3-ヒドロキシ-5-メチル-3-トリフルオロメチル-ヘキサン酸-(2,3-ジクロロフェニル)アミド;5-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチル-ヘキサン酸-(3,5-ジメチルフェニル)アミド;5-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-3-ヒドロキシ-5-メチル-3-トリフルオロメチル-ヘキサン酸-(3,5-ビス-トリフルオロメチルフェニル)アミド;5-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-3-ヒドロキシ-5-メチル-3-トリフルオロメチル-ヘキサン酸-(2,5-ジクロロフェニル)アミド;5-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-3-ヒドロキシ-5-メチル-3-トリフルオロメチル-ヘキサン酸-(3-ブロモフェニル)アミド;5-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-3-ヒドロキシ-5-メチル-3-トリフルオロメチル-ヘキサン酸-(3,5-ジフルオロフェニル)アミド;5-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-3-ヒドロキシ-5-メチル-3-トリフルオロメチル-ヘキサン酸-(3,5-ジブロモフェニル)-アミドなどがある。
さらに別の一実施態様では、本発明により、一般式(Ia)または(Ib)を持つ立体異性DIGRA化合物(ただし、
(a)Aはアリール基またはヘテロアリール基であり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであり;
(c)R3は、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、炭素環、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニルのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、R3の各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、フェニル、C1〜C5アルコキシ、フェノキシ、C1〜C5アルカノイル、アロイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、オキソ、トリフルオロメチル、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は、場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、R3はトリフルオロメチルにはなりえず;
(d)Bは、メチレン基、または置換されたメチレン基であり、メチレン基上の1個または2個の置換基は、C1〜C5アルキル(またはC1〜C3アルキル)、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、オキソのいずれかであり;
(e)Dは、-NH-または-NR'-であり、ここにR'は、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基のいずれかを含んでおり;
(f)Eはヒドロキシ基であり;
(g)Qは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されたアザインドリル基を含んでおり、Qの各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、Qの各置換基は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、アミノ、トリフルオロメチルの中からなされる)の製造方法が提供される。
これらの化合物の例として、[1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェン-1-イル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;[1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;[1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;[1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[3,2-b]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;[1,1,1-トリフルオロ-4-(3-フルオロフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;[1,1,1-トリフルオロ-4-(4-フルオロフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;[4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;[4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;[1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-4-フェニル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;[1,1,1-トリフルオロ-4-(4-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;[1,1,1-トリフルオロ-4-(4-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;[1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-4-フェニル-2-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;[1,1,1-トリフルオロ-4-(4-フルオロフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;[1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;[1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(3-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;[1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-4-メチル-2-(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オールなどがある。
さらに別の一実施態様では、本発明により、一般式(Ia)または(Ib)を持つ立体異性DIGRA化合物(ただし、
(a)Aは、シクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基のいずれかであり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
(c)R3はトリフルオロメチル基であり;
(d)Bは、メチレン基、または置換されたメチレン基であり、メチレン基上の1個または2個の置換基は、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、オキソのいずれかであり;
(e)Dは、-NH-または-NR'-であり、ここにR'は、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基のいずれかを含んでおり;
(f)Eはヒドロキシ基であり;
(g)Qは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されたヘテロアリール基を含んでおり、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ、Qの各置換基は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、アシル、C1〜C3シラニルオキシ、C1〜C5アルコキシカルボニル、カルボキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、トリフルオロメチルからなるグループの中からなされる)の製造方法が提供される。
これらの化合物の例として、4-シクロヘキシル-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-[(2-メチル-キノリン-4-イル)アミノ]ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェン-1-イル)-4-メチル-2-[(3-メチル-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-4-メチル-2-[(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェン-1-イル)-4-メチル-2-[(3-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;2-[(4,6-ジメチル-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-[(5,7-ジメチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-[(6-メチル-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-[(4-メチル-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-[(5H-ピロロ[3,2-d]ピリミジン-6-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-[(チエノ[2,3-d]ピリダジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-[(5H-ピロロ[3,2-c]ピリダジン-6-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-[(2-メチル-5H-ピロロ[3,2-d]ピリミジン-6-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチル-2-[(1H-ピロロ[2,3-d]ピリダジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;2-[(4,6-ジメチル-H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-[(4,6-ジメチル-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]-1,1,1-トリフルオロ-4-メチルペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-[(3-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチル-2-[(5H-ピロロ[3,2-c]ピリダジン-6-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-[(5H-ピロロ[3,2-c]ピリダジン-6-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-[(1H-ピロロ[2,3-d]ピリダジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-[(7-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-[(4-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;2-[(5,7-ジクロロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-[(5-トリフルオロメチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-[(5-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチル-2-[(4-メチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-[(5-イソプロポキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-[(5-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]-4-メチルペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-2-[(5-メトキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-[(7-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]-4-メチルペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-[(5-トリフルオロメチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチル-2-[(5-トリフルオロメチル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-2-[(5-イソプロポキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]-4-メチルペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-2-[(7-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]-4-メチルペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-[(5-ジメチルアミノ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]-1,1,1-トリフルオロ-4-メチルペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-[(5-ピペリジン-1-イル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-[(5-モルホリン-4-イル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチル-2-[(5-ピペリジン-1-イル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-[(5-エトキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]-1,1,1-トリフルオロ-4-メチルペンタン-2-オール;2-[(5-ベンジルオキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;2-[(5-ベンジルオキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]-4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-[(5-クロロ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-[(5-(メチルアミノ)-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-[(5-アミノ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチル-2-[(6-アミノ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-2-[(5-アミノ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]-4-メチルペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-[(5-メチルアミノ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;4-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-[(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-4-(5-メチル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-[(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-[(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-[(ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-[(6-オキシ-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-[(ピロロ[2,3-c]ピリジン-1-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;2-[(ベンゾ[b]チオフェン-2-イルメチル)アミノ]-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-[(チエノ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-[(インダゾル-1-イルメチル)アミノ]-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-[(ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-[(フロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-4-(5-メチル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-[(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-[(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;4-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-[(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;2-[(3-ジメチルアミノメチル-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]-1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-[(フロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]-4-メチルペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-[(ピロロ[3,2-b]ピリジン-1-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-[(チエノ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-[(チエノ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチル-2-[(ピロロ[3,2-b]ピリジン-1-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチル-2-[(チエノ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;2-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチルアミノ]-1H-インドール-6-カルボン酸;2-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチルアミノ]-1H-インドール-6-カルボン酸ジメチルアミド;2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチルアミノ]-1H-インドール-6-カルボン酸ジメチルアミド;2-[4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチルアミノ]-1H-インドール-6-カルボン酸アミド;2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチルアミノ]-1H-インドール-6-カルボン酸アミド;1,1,1-トリフルオロ-4-(4-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-[(7-フルオロ-4-メチル-1H-インドル-2-イルメチル)アミノ]-4-メチルペンタン-2-オール;2-[4-(5
-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチルアミノ]-1H-インドール-5-カルボン酸-2-トリメチルシラニルエチルエステル;2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチルアミノ]-1H-インドール-5-カルボン酸;2-[4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチルアミノ]-1H-インドール-5-カルボン酸メチルアミド;2-[4-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチルアミノ]-1H-インドール-5-カルボン酸;2-[4-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチルアミノ]-1H-インドール-5-カルボン酸アミド;2-[4-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチルアミノ]-1H-インドール-5-カルボン酸ジメチルアミド;2-[4-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチルアミノ]-1H-インドール-5-カルボン酸シアノメチルアミド;2-[4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチルアミノ]-5-メチル-1,5-ジヒドロピロロ[3,2-c]ピリジン-6-オン;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-2-[(6-メトキシ-5,6-ジヒドロ-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]-4-メチルペンタン-2-オール;2-[4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチルアミノ]-1,7-ジヒドロピロロ[3,2-c]ピリジン-4,6-ジオン;6-[4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-2-トリフルオロメチルペンチルアミノ]-3-メチル-1,7-ジヒドロピロロ[2,3-d]ピリミジン-2,4-ジオンなどがある。
さらに別の一実施態様では、本発明により、一般式(Ia)または(Ib)を持つ立体異性DIGRA化合物(ただし、
(a)Aはアリール基またはヘテロアリール基であり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであり;
(c)R3は、水素、C1〜C8アルキル、C2〜C8アルケニル、C2〜C8アルキニル、炭素環、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニルのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、R3の各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、フェニル、C1〜C5アルコキシ、フェノキシ、C1〜C5アルカノイル、アロイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、オキソ、トリフルオロメチル、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、R3はトリフルオロメチルにはなりえず;
(d)Bは、メチレン基、または置換されたメチレン基であり、メチレン基上の1個または2個の置換基は、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、オキソのいずれかであり;
(e)Dは、-NH-または-NR'-であり、ここにR'は、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基のいずれかを含んでおり;
(f)Eはヒドロキシ基であり;
(g)Qは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されたヘテロアリール基を含んでおり、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ、Qの各置換基は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、アシル、C1〜C3シラニルオキシ、C1〜C5アルコキシカルボニル、カルボキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、トリフルオロメチルからなるグループの中からなされる)の製造方法が提供される。
これらの化合物の例として、2-シクロプロピル-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-1-[(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イル)アミノ]ペンタン-2-オール;2-シクロプロピル-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチル-1-[(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イル)アミノ]ペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-シクロプロピル-4-メチル-1-[(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イル)アミノ]ペンタン-2-オール;2-シクロプロピル-4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-4-メチル-1-[(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イル)アミノ]ペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-シクロプロピル-4-メチル-1-[(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イル)アミノ]ペンタン-2-オール;4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2,4-ジメチル-1-[(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イル)アミノ]ペンタン-2-オール;2-シクロヘキシル-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-1-[(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イル)アミノ]ペンタン-2-オール;2-シクロペンチル-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-1-[(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イル)アミノ]ペンタン-2-オール;1,1-ジフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-[(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;2-シクロブチル-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-1-[(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イル)アミノ)ペンタン-2-オール;1-フルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-[(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-フェニル-1-[(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イル)アミノ]ペンタン-2-オール;1,1-ジフルオロ-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-[(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;2-(1-フルオロシクロプロピル)-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-1-[(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イル)アミノ]ペンタン-2-オール;2-(1-フルオロシクロプロピル)-4-(4-フルオロフェニル)-4-メチル-(1-キノリン-4-イルアミノ)ペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1-ジフルオロ-4-メチル-2-[(1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1-ジフルオロ-4-メチル-2-[(ピロロ[3,2-b]ピリジン-1-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;4-(5-フルオロ-2-メチルフェニル)-2,4-ジメチル-1-[(5-フェニル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イル)アミノ]ペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1-ジフルオロ-4-メチル-2-[(6-メチル-1H-ピロロ[3,2-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;4-(5-クロロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2,4-ジメチル-1-[(5-フェニル-1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イル)アミノ]ペンタン-2-オール;1,1-ジフルオロ-4-(5-メタンスルホニル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-4-メチル-2-[(1H-ピロロ[2,3-c]ピリジン-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;2-(5-ブロモ-1H-インドル-2-イルメチル)アミノ-1,1-ジフルオロ-4-(5-メタンスルホニル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-4-メチルペンタン-2-オールなどがある。
さらに別の一実施態様では、本発明により、一般式(Ia)または(Ib)を持つ立体異性DIGRA化合物(ただし、
(a)Aはアリール基またはヘテロアリール基であり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立にC1〜C5アルキルであり、その一方または両方は、独立に、ヒドロキシ、C1〜C5アルコキシ、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)で置換されており;
(c)R3は、水素、C1〜C8アルキル(C1〜C5アルキルが好ましく、C1〜C3アルキルがより好ましい)、C2〜C8アルケニル(C1〜C5アルケニルが好ましく、C1〜C3アルケニルがより好ましい)、C2〜C8アルキニル(C1〜C5アルキニルが好ましく、C1〜C3アルキニルがより好ましい)、炭素環、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニルのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、R3の各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、フェニル、C1〜C5アルコキシ、フェノキシ、C1〜C5アルカノイル、アロイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、オキソ、トリフルオロメチル、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり;
(d)Bはメチレンであり;
(e)Dは-NH-基であり;
(f)Eはヒドロキシ基であり;
(g)Qは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されたヘテロアリール基を含んでおり、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ、Qの各置換基は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、アシル、C1〜C3シラニルオキシ、C1〜C5アルコキシカルボニル、カルボキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、トリフルオロメチルからなるグループの中からなされる)の製造方法が提供される。
さらに別の一実施態様では、本発明により、一般式(Ia)または(Ib)を持つ立体異性DIGRA化合物(ただし、
(a)Aは、アリール基、ヘテロアリール基、ヘテロシクリル基、C3〜C8シクロアルキル基のいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に水素またはC1〜C5アルキルであり;
(c)R3はトリフルオロメチル基であり;
(d)Bは、C1〜C5アルキレン、C2〜C5アルケニレン、C2〜C5アルキニレンのいずれかであり、それぞれ、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、Bの各置換基は、独立に、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、オキソのいずれかであり;
(e)Dは、-NH-または-NR'-であり、ここにR'は、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基のいずれかを含んでおり;
(f)Eはヒドロキシ基であり;
(g)Qは、場合によっては1〜3個の置換基で置換されたインドリル基を含んでおり、Qの各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、Qの各置換基は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、アミノ、トリフルオロメチルからなるグループの中からなされる)の製造方法が提供される。
これらの化合物の例として、4-(5-ブロモ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-2-[(1H-インドル-2-イルメチル)アミノ]-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-2-(1H-インドル-2-イルメチルアミノ)-4-メチル-4-ピリジン-2-イルペンタン-2-オール;4-(2,3-ジヒドロ-5-シアノベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-2-((1H-インドル-2-イルメチル)アミノ)-4-メチルペンタン-2-オール;4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-2-[(1H-インドル-2-イルメチル)アミノ]-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-4-(5-フルオロ-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-2-[(1H-インドル-2-イルメチル)アミノ]-4-メチルペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-2-[(1H-インドル-2-イルメチル)アミノ]-4-メチル-4-(5-メチル-2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-ペンタン-2-オール;4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-5-イル)-1,1,1-トリフルオロ-2-[(1H-インドル-2-イルメチル)アミノ]-4-メチルペンタン-2-オール;4-(2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)-1,1,1-トリフルオロ-4-メチル-2-[(5-トリフルオロメチル-1H-インドル-2-イルメチル)アミノ]ペンタン-2-オール;1,1,1-トリフルオロ-2-[(1H-インドル-2-イルメチル)アミノ]-4-メチル-4-チオフェン-3-イルペンタン-2-オールなどがある。
さらに別の一実施態様では、本発明により、一般式(Ia)または(Ib)を持つ立体異性DIGRA化合物(ただし、
(a)Aはアリール基またはヘテロアリール基であり、そのそれぞれは、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C3アルカノイル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、アロイル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルまたはアリールで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)からなるグループの中からなされ;
(b)R1とR2は、それぞれ独立に、水素またはC1〜C5アルキルであるか、R1とR2は、これらの基が共通に結合する炭素原子と合わさってC3〜C8スピロシクロアルキル環を形成し;
(c)R3は、炭素環、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、炭素環-C1〜C8アルキル、カルボキシ、アルコキシカルボニル、アリール-C1〜C8アルキル、アリール-C1〜C8ハロアルキル、ヘテロシクリル-C1〜C8アルキル、ヘテロアリール-C1〜C8アルキル、炭素環-C2〜C8アルケニル、アリール-C2〜C8アルケニル、ヘテロシクリル-C2〜C8アルケニル、ヘテロアリール-C2〜C8アルケニルのいずれかであり、それぞれ、場合によっては、独立に1〜3個の置換基で置換されており、R3の各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、フェニル、C1〜C5アルコキシ、フェノキシ、C1〜C5アルカノイル、アロイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、アミノカルボニル、C1〜C5アルキルアミノカルボニル、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニル、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、オキソ、トリフルオロメチル、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり;
(d)Bは、メチレン基であるか、C1〜C3アルキル、ヒドロキシ、ハロゲン、アミノ、オキソからなるグループの中から選択した1個または2個の置換基を持つ置換されたメチレン基であり;
(e)Dは、-NH-または-NR'-であり、ここにR'は、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15(またはC1〜C10、またはC1〜C5、またはC1〜C3)分岐鎖アルキル基のいずれかを含んでおり;
(f)Eはヒドロキシ基であり;
(g)Qは、
Figure 2010515741
という基を含んでいる)の製造方法が提供される。
これらの化合物の例として、2-ベンジル-4-メチル-4-フェニル-(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミノ-ペンタン-2-オール;4-メチル-2,4-ジフェニル-(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミノ-ペンタン-2-オール;4-メチル-2-フェネチル-4-フェニル-(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミノ-ペンタン-2-オール;2-(3-メトキシベンジル)-4-メチル-4-フェニル-(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミノ-ペンタン-2-オール;2-(4-メトキシベンジル)-4-メチル-4-フェニル-(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミノ-ペンタン-2-オール;2-[2-(4-メトキシフェニル)エチル]-4-メチル-4-フェニル-(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミノ-ペンタン-2-オール;2-シクロヘキシルメチル-4-メチル-4-フェニル-(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミノ-ペンタン-2-オール;2-(4-t-ブチルベンジル)-4-メチル-4-フェニル-(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミノ-ペンタン-2-オール;2-ビフェニル-5-イルメチル-4-メチル-4-フェニル-(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミノ-ペンタン-2-オール;4-メチル-2-ナフタレン-2-イルメチル-4-フェニル-(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミノ-ペンタン-2-オール;2-(3-ヒドロキシベンジル)-4-メチル-4-フェニル-(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミノ-ペンタン-2-オール;4-メチル-2-(2-メチル-フェニルプロピル)-4-フェニル-(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミノ-ペンタン-2-オール;2-ベンジル-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミノ-ペンタン-2-オール;2-シクロヘキシルメチル-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミノ-ペンタン-2-オール;2-ベンジル-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-4-メチル-(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミノ-ペンタン-2-オール;2-シクロヘキシルメチル-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-4-メチル-(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミノ-ペンタン-2-オール;4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-4-メチル-2-(2-メチル-2-フェニルプロピル)-(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミノ-ペンタン-2-オール;2-(2-クロロ-6-フルオロベンジル)-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミノ-ペンタン-2-オール;2-(3-フルオロベンジル)-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミノ-ペンタン-2-オール;2-(2-フルオロベンジル)-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミノ-ペンタン-2-オール;2-(3,4-ジフルオロベンジル)-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミノ-ペンタン-2-オール;2-(2-クロロ-6-フルオロベンジル)-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-4-メチル-(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミノ-ペンタン-2-オール;2-(3-フルオロベンジル)-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-4-メチル-(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミノ-ペンタン-2-オール;2-(2-フルオロベンジル)-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-4-メチル-(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミノ-ペンタン-2-オール;2-(3,4-ジフルオロベンジル)-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-4-メチル-(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミノ-ペンタン-2-オール;2-(4-フルオロベンジル)-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミノ-ペンタン-2-オール;4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(3-メチルベンジル)-(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミノ-ペンタン-2-オール;2-(4-フルオロベンジル)-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-4-メチル-(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミノ-ペンタン-2-オール;4-(5-フルオロ-3-ヒドロキシフェニル)-4-メチル-2-(3-メチルベンジル)-(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミノ-ペンタン-2-オール;2-(3,5-ジフルオロフェニル)-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-4-メチル-(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミノ-ペンタン-2-オール;4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-2-(2-メチルベンジル)-(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミノ-ペンタン-2-オール;2-(3,5-ジメチルベンジル)-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミノ-ペンタン-2-オール;2-(2,5-ジフルオロベンジル)-4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-4-メチル-(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミノ-ペンタン-2-オール;2-(2,5-ジフルオロベンジル)-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-4-メチル-(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミノ-ペンタン-2-オール;4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-4-メチル-2-(2-メチルベンジル)-(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミノ-ペンタン-2-オール;2-(3,5-ジメチルベンジル)-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-4-メチル-(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミノ-ペンタン-2-オール;2-(3-クロロベンジル)-4-(5-フルオロ-2-ヒドロキシフェニル)-4-メチル-(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミノ-ペンタン-2-オール;4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-[2-(4-メトキシフェニル)エチル]-4-メチル-(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミノ-ペンタン-2-オール;4-(5-フルオロ-2-メトキシフェニル)-2-(2-メトキシベンジル)-4-メチル-(1-オキソ-1,3-ジヒドロイソベンゾフラン-5-イル)アミノ-ペンタン-2-オールなどがある。これらの化合物のさらに別の例として、6-(2-ベンジル-2-ヒドロキシ-4-メチル-4-フェニルペンチルアミノ)イソベンゾフラン-1(3H)-オン;5-(2-ヒドロキシ-4-メチル-2,4-ジフェニルペンチルアミノ)イソベンゾフラン-1(3H)-オン;5-(2-ヒドロキシ-4-メチル-2-フェネチル-4-フェニルペンチルアミノ)イソベンゾフラン-1(3H)-オン;6-(2-ヒドロキシ-2-(3-メトキシベンジル)-4-メチル-4-フェニルペンチルアミノ)イソベンゾフラン-1(3H)-オン;5-(2-ヒドロキシ-2-(4-メトキシベンジル)-4-メチル-4-フェニルペンチルアミノ)イソベンゾフラン-1(3H)-オン;5-(2-ヒドロキシ-2-[2-(4-メトキシフェニル)エチル]-4-メチル-4-フェニルペンチルアミノ)イソベンゾフラン-1(3H)-オン;6-(2-シクロヘキシルメチル-2-ヒドロキシ-4-メチル-4-フェニルペンチルアミノ)イソベンゾフラン-1(3H)-オン;5-(2-(4-t-ブチルベンジル)-2-ヒドロキシ-4-メチル-4-フェニルペンチルアミノ)イソベンゾフラン-1(3H)-オン;5-(2-ビフェニル-4-イルメチル-2-ヒドロキシ-4-メチル-4-フェニルペンチルアミノ)イソベンゾフラン-1(3H)-オン;5-(2-ヒドロキシ-4-メチル-2-ナフタレン-2-イルメチル-4-フェニルペンチルアミノ)イソベンゾフラン-1(3H)-オン;6-(2-ヒドロキシ-2-(3-ヒドロキシベンジル)-4-メチル-4-フェニルペンチルアミノ)イソベンゾフラン-1(3H)-オン;5-(2-ヒドロキシ-4-メチル-2-(2-メチル-2-フェニルプロピル)-4-フェニルペンチルアミノ)イソベンゾフラン-1(3H)-オンなどがある。
最適な反応条件と反応時間は、使用する個々の反応物質によって異なる可能性がある。特に断わらない限り、当業者であれば、溶媒、温度、圧力や、他の反応条件を容易に選択できよう。さらに、R1とR2の置換基が上記プロセスの反応条件のもとで適切でない場合には、必要に応じ、当業者であれば容易に選択できる試薬と条件を利用してこれらの基の保護/脱保護を実施するとよい(例えばT.W. GreeneとP.G.M. Wuts、『有機合成における保護基』、ジョン・ワイリー&サンズ社、ユーヨーク、1999年と、その中で引用されている文献を参照のこと)。例えばヒドロキシル基をメチルエーテルとして保護し、適切な段階で試薬(例えば三臭化ホウ素を含むジクロロメタン)を用いて保護を外すことができる。一般に、反応の進行は、望むのであれば高性能液体クロマトグラフィ(“HPLC”)または薄層クロマトグラフィ(“TLC”)によってモニタすることができ、中間体と生成物は、シリカゲル上のクロマトグラフィおよび/または再結晶によって精製することができる。
別の1つの特徴では、本発明の方法によって製造される一般式(Ia)、(Ib)、(IIa)、(IIb)、(IIIa)、(IIIb)を持つ立体異性体は、炎症または感染症とその炎症性後遺症を治療、または制御、または軽減、または改善、または予防するための医薬組成物に含めることができる。一実施態様では、そのような医薬組成物は眼科用医薬組成物である。
この明細書に開示した本発明の任意の方法によって調製される化合物(例えば一般式(Ia)、(Ib)、(IIa)、(IIb)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId))は、製剤にした後に投与することが好ましい。適切な医薬製剤は、よく知られていて容易に入手できる追加成分を用いて公知の手続きによって調製される。炎症または感染症とその炎症性後遺症を治療、または制御、または軽減、または改善、または予防に用いるのに適した組成物を製造するとき、活性成分は、通常は、基剤と混合するか、基剤で希釈するか、基剤の中に包み込み、カプセル、サッシェ、紙、またはこれら以外の容器の形態にすることができる。基剤が希釈剤として機能する場合には、固体材料、半固体材料、液体材料が可能であり、それが活性成分のビヒクル、賦形剤、媒体として機能する。例えば組成物は、経口投与または局所投与するため、錠剤、ピル、粉末、ロゼンジ、サッシェ、カシェ、エリキシル、懸濁液、エマルジョン、溶液、シロップ、(固体としての、または液体媒体に含まれた形態の)エーロゾル、軟質ゼラチン・カプセル、硬質ゼラチン・カプセル、座薬、無菌注射溶液、無菌包装された粉末の形態にすることが可能である。
適切な基剤、賦形剤、希釈剤のいくつかの例として、ラクトース、デキストロース、スクロース、ソルビトール、マンニトール、デンプン、アラビアゴム、リン酸カルシウム、アルギン酸塩、トラガカントゴム、ゼラチン、ケイ酸カルシウム、微結晶セルロース、ポリビニルピロリドン、セルロース、水シロップ、メチルセルロース、安息香酸メチル、安息香酸プロピルヒドロキシ、タルク、ステアリン酸マグネシウム、鉱物油などがある。組成物には、潤滑剤、湿潤剤、乳化剤、懸濁剤、保存剤、甘味剤、着香剤がさらに含まれていてよい。本発明の方法によって調製された化合物を含む組成物は、患者に投与した後に活性成分が素早く放出されるように、または持続放出されるように、または遅延放出されるように製剤化することができる。組成物は、単位用量の形態にして、1回の用量の中に活性成分が約0.005mg〜約5g(または約0.01mg〜約1g、または約0.1mg〜約0.5g、または約1mg〜約0.1g)含まれるようにすることが好ましい。しかし治療のために投与する用量は、医師が関連する状況(例えば治療する疾患の重篤度、投与する化合物の選択、選択する投与経路)を考慮して決定することになろう。したがって上記の用量の範囲は、いかなる意味でも本発明の範囲を制限することは意図していない。“単位用量の形態”という用語は、ヒト患者や他の哺乳動物のための単位用量として適していて、それぞれの単位に、望む治療効果を生じさせるよう計算した所定量の活性な材料と、適切な薬理学的基剤とが含まれている物理的に離散した単位を意味する。
大半が経口投与されるであろう上記の製剤に加え、この明細書に開示する治療法で用いられる化合物は、局所投与することもできる。局所製剤として、軟膏、クリーム、ゲルなどがある。
軟膏は、一般に(1)油性のベース、すなわち不揮発性油または炭化水素からなるもの(例えば白ペトまたは鉱物油)、または(2)吸収性のベース、すなわち水を吸収できる1種類または複数種類の無水物質(例えば無水ラノリン)を用いて調製される。通常は、油性であれ吸収性であれ、ベースを形成した後、望む濃度になるような量の活性成分(化合物)を添加する。
クリームは、油/水エマルジョンである。クリームは、一般に、不揮発性油、炭化水素など(蝋、ワセリン、鉱物油など)を含む油相(内部相)と、水と任意の水溶性物質(例えば添加された塩)を含む水相(連続相)とからなる。これら2つの相は、乳化剤(例えば界面活性剤(ラウリル硫酸ナトリウムなど)、親水性コロイド(アラビアゴム・コロイド状粘土)、ビーガム(Veegum)など)を用いて安定化させる。エマルジョンが形成されると、望む濃度を実現する量の活性成分(化合物)を通常は添加する。
ゲルは、油性ベース、水、エマルジョン-懸濁液ベースの中から選択したベースを含んでいる。このベースにゲル化剤を添加する。するとゲル化剤はベースの中でマトリックスを形成し、ベースの粘度が大きくなる。ゲル化剤の例は、ヒドロキシプロピルセルロース、アクリル酸ポリマーなどである。通常は、ゲル化剤を添加する前に、望む濃度になった製剤に活性成分(化合物)を添加する。
局所製剤に組み込まれる化合物の量は重要ではない。濃度は、病気の組織の面積にその製剤を容易に塗布できて、望む治療部位に望む量の化合物を送達するのに十分な範囲でなければならない。
病気の組織に塗布する局所製剤の一般的な量は、病気の組織のサイズと、製剤中の化合物の濃度によって異なることになろう。一般に、製剤は、病気の組織1cm2につき化合物が約1〜約500μgの量で塗布されるようにして、病気の組織に塗布される。塗布する化合物の量は、約30〜約300μg/cm2であることが好ましく、約50〜約200μg/cm2であることがより好ましく、約60〜約100μg/cm2であることが最も好ましい。
本発明の特別な実施態様を説明してきたが、当業者には、添付の請求項に規定された本発明の精神と範囲を逸脱することなく、その実施態様に対して多くの等価物、変更、置換、バリエーションが可能であることがわかるであろう。

Claims (49)

  1. 置換されたアルコールの立体異性体で一般式(Ia)または(Ib):
    Figure 2010515741
    を持つもの(ただし、
    AとQの選択は、独立に、置換されていないアリール基、置換されたアリール基、置換されていないヘテロアリール基、置換されたヘテロアリール基、置換されていないシクロアルキル基、置換されたシクロアルキル基、置換されていないヘテロシクロアルキル基、置換されたヘテロシクロアルキル基、置換されていないシクロアルケニル基、置換されたシクロアルケニル基、置換されていないヘテロシクロアルケニル基、置換されたヘテロシクロアルケニル基、置換されていないシクロアルキニル基、置換されたシクロアルキニル基、置換されていないヘテロシクロアルキニル基、置換されたヘテロシクロアルキニル基、置換されていない複素環基、置換された複素環基からなるグループの中からなされ;R1とR2の選択は、独立に、水素、置換されていないC1〜C15直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C15シクロアルキル基、置換されたC3〜C15シクロアルキル基からなるグループの中からなされるか;R1とR2は合わさって、置換されていないC3〜C15シクロアルキル基、または置換されたC3〜C15シクロアルキル基を形成し;R3の選択は、水素、置換されていないC1〜C15直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C15シクロアルキル基、置換されていないC3〜C15ヘテロシクロアルキル基、置換されたC3〜C15シクロアルキル基、置換されたC3〜C15ヘテロシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、複素環基からなるグループの中からなされ;Bは、メチレン基、または置換されたメチレン基(ただしメチレン基上の1個または2個の置換基は、独立に、C1〜C5アルキル基、ヒドロキシ基、ハロゲン基、アミノ基、オキソ基のいずれかである)を含んでおり;Eはヒドロキシであり;Dは、-NH-または-NR'-であり、ここにR'は、置換もしくは無置換C1〜C15直鎖アルキル基、または置換もしくは無置換C1〜C15分岐鎖アルキル基を含んでいる)を選択的に製造する方法であって、
    (a)一般式(VIa)または(VIb)のキラルなエポキシエステルまたはエポキシカルボキサミドを、ハロゲン雰囲気下で塩基の存在下にて、またはアルカリ金属の次亜ハロゲン化物を用いた処理により、一般式(VIIa)または(VIIb)のキラルな第一級エポキシアミンに変換し:
    Figure 2010515741
    (ただしYは、OR*、NH2、NHR*のいずれかであり、R*はキラルな側鎖である);
    (b)一般式(VIIa)または(VIIb)のそのキラルな第一級エポキシアミンを還元して対応する一般式(IVa)または(IVb)のキラルな第一級アミン:
    Figure 2010515741
    を形成し;
    (c)一般式(IVa)または(IVb)のそのキラルな第一級アミンを塩基性触媒条件下または遷移金属触媒下で一般式Q-X(ただしXはハロゲンである)の化合物と反応させて一般式(Ia)または(Ib)の化合物を選択的に製造する操作を含む方法。
  2. R1とR2の選択は、独立に、水素、置換されていないC1〜C5直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C5分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C5直鎖アルキル基、置換されたC1〜C5分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C5シクロアルキル基、置換されたC3〜C5シクロアルキル基からなるグループの中からなされるか;R1とR2は合わさって、置換されていないC3〜C5シクロアルキル基、または置換されたC3〜C5シクロアルキル基を形成し;R3の選択は、水素、置換されていないC1〜C5直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C5分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C5直鎖アルキル基、置換されたC1〜C5分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C5シクロアルキル基、置換されていないC3〜C5ヘテロシクロアルキル基、置換されたC3〜C5シクロアルキル基からなるグループの中からなされ;Bは、メチレン基、または置換されたメチレン基(ただしメチレン基上の1個または2個の置換基は、独立にC1〜C3アルキル基である)を含んでおり;Eはヒドロキシであり;Dは、-NH-または-NR'-であり、ここにR'は、置換もしくは無置換C1〜C5直鎖アルキル基、または置換もしくは無置換C1〜C5分岐鎖アルキル基を含んでいる、請求項1に記載の方法。
  3. 一般式(Ia)または(Ib):
    Figure 2010515741
    を持つ置換されたアルコールの1つの立体異性体で他の立体異性体を実質的に含まないものを製造する方法であって、
    (a)一般式(VIII)のケトンを塩基性条件下でα-ハロ酸のキラルなエステルと反応させて一般式(VIa)または(VIb)のキラルなエポキシエステルを形成し:
    Figure 2010515741
    (ただしYはOR*であり、R*はキラルな側鎖である);
    (b)一般式(VIa)または(VIb)のそのキラルなエポキシエステルをアンモニアまたはアミンと反応させて一般式(IXa)または(IXb)のキラルなエポキシカルボキサミド:
    Figure 2010515741
    を製造し;
    (c)一般式(IXa)または(IXb)のそのキラルなエポキシカルボキサミドをハロゲン雰囲気下で塩基の存在下にて、またはアルカリ金属の次亜ハロゲン化物を用いた処理により、一般式(VIIa)または(VIIb)のキラルな第一級アミン:
    Figure 2010515741
    に変換し;
    (d)(i)一般式(VIIa)または(VIIb)のそのキラルな第一級アミンを還元して一般式(IVa)または(IVb)のキラルなヒドロキシアミンを形成する:
    Figure 2010515741
    か、
    (ii)一般式(VIIa)または(VIIb)のそのキラルな第一級アミンを酸性条件下で変換して一般式(Va)または(Vb)のキラルなアルデヒドまたはケトンにする:
    Figure 2010515741
    ステップを実施し;
    (e)(1)ステップ(d)(i)を実施するときには、一般式(IVa)または(IVb)のキラルなヒドロキシアミンを、塩基性触媒条件下または遷移金属触媒下で一般式Q-Xの化合物と反応させ;(2)ステップ(d)(ii)を実施するときには、一般式(Va)または(Vb)のキラルなアルデヒドまたはケトンを一般式Q-NH2またはQ-NHR’の化合物と反応させ、一般式(Ia)または(Ib)を持つ置換されたアルコールの1つの立体異性体を製造する操作を含む方法(ただし、
    AとQの選択は、独立に、置換されていないアリール基、置換されたアリール基、置換されていないヘテロアリール基、置換されたヘテロアリール基、置換されていないシクロアルキル基、置換されたシクロアルキル基、置換されていないヘテロシクロアルキル基、置換されたヘテロシクロアルキル基、置換されていないシクロアルケニル基、置換されたシクロアルケニル基、置換されていないヘテロシクロアルケニル基、置換されたヘテロシクロアルケニル基、置換されていないシクロアルキニル基、置換されたシクロアルキニル基、置換されていないヘテロシクロアルキニル基、置換されたヘテロシクロアルキニル基、置換されていない複素環基、置換された複素環基からなるグループの中からなされ;R1とR2の選択は、独立に、水素、置換されていないC1〜C15直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C15シクロアルキル基、置換されたC3〜C15シクロアルキル基からなるグループの中からなされるか;R1とR2は合わさって、置換されていないC3〜C15シクロアルキル基、または置換されたC3〜C15シクロアルキル基を形成し;R3の選択は、水素、置換されていないC1〜C15直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C15シクロアルキル基、置換されていないC3〜C15ヘテロシクロアルキル基、置換されたC3〜C15シクロアルキル基、置換されたC3〜C15ヘテロシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、複素環基からなるグループの中からなされ;Bは、メチレン基、または置換されたメチレン基(ただしメチレン基上の置換基は、C1〜C5アルキル基、ヒドロキシ基、ハロゲン基、アミノ基のいずれかである)を含んでおり;Eはヒドロキシであり;Dは、-NH-または-NR'-であり、ここにR'は、置換もしくは無置換C1〜C15直鎖アルキル基、または置換もしくは無置換C1〜C15分岐鎖アルキル基を含んでおり;Xはハロゲンまたはトシラート基である)。
  4. R1とR2の選択は、独立に、水素、置換されていないC1〜C5直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C5分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C5直鎖アルキル基、置換されたC1〜C5分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C5シクロアルキル基、置換されたC3〜C5シクロアルキル基からなるグループの中からなされるか;R1とR2は合わさって、置換されていないC3〜C5シクロアルキル基、または置換されたC3〜C5シクロアルキル基を形成し;R3の選択は、水素、置換されていないC1〜C5直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C5分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C5直鎖アルキル基、置換されたC1〜C5分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C5シクロアルキル基、置換されていないC3〜C5ヘテロシクロアルキル基、置換されたC3〜C5シクロアルキル基からなるグループの中からなされ;Bは、メチレン基、または置換されたメチレン基(ただしメチレン基上の1個または2個の置換基は、独立にC1〜C3アルキル基である)を含んでおり;Eはヒドロキシであり;Dは、-NH-または-NR'-であり、ここにR'は、置換もしくは無置換C1〜C5直鎖アルキル基、または置換もしくは無置換C1〜C5分岐鎖アルキル基を含んでいる、請求項3に記載の方法。
  5. 一般式(Ia)または(Ib):
    Figure 2010515741
    を持つ置換されたアルコールの1つの立体異性体で他の立体異性体を実質的に含まないものを製造する方法であって、
    (a)一般式(VIII)のケトンを塩基性条件下でキラルな触媒の存在下にてα-ハロ酸のアミドと反応させて一般式(IXa)または(IXb)のキラルなエポキシカルボキサミドを形成し:
    Figure 2010515741

    (b)一般式(IXa)または(IXb)のそのキラルなエポキシカルボキサミドをハロゲン雰囲気下で塩基の存在下にて、またはアルカリ金属の次亜ハロゲン化物を用いた処理により、一般式(VIIa)または(VIIb)のキラルな第一級アミン:
    Figure 2010515741
    に変換し;
    (c)(i)一般式(VIIa)または(VIIb)のそのキラルな第一級アミンを還元して一般式(IVa)または(IVb)のキラルなヒドロキシアミンを形成する:
    Figure 2010515741
    か、
    (ii)一般式(VIIa)または(VIIb)のそのキラルな第一級アミンを酸性条件下で変換して一般式(Va)または(Vb)のキラルなアルデヒドまたはケトンにする:
    Figure 2010515741
    ステップを実施し;
    (d)(1)ステップ(c)(i)を実施するときには、一般式(IVa)または(IVb)のキラルなヒドロキシアミンを、塩基性触媒条件下または遷移金属触媒下で一般式Q-Xの化合物と反応させ;(2)ステップ(c)(ii)を実施するときには、一般式(Va)または(Vb)のキラルなアルデヒドまたはケトンを一般式Q-NH2またはQ-NHR’の化合物と反応させ、一般式(Ia)または(Ib)を持つ置換されたアルコールの1つの立体異性体を製造する操作を含む方法(ただし、
    AとQの選択は、独立に、置換されていないアリール基、置換されたアリール基、置換されていないヘテロアリール基、置換されたヘテロアリール基、置換されていないシクロアルキル基、置換されたシクロアルキル基、置換されていないヘテロシクロアルキル基、置換されたヘテロシクロアルキル基、置換されていないシクロアルケニル基、置換されたシクロアルケニル基、置換されていないヘテロシクロアルケニル基、置換されたヘテロシクロアルケニル基、置換されていないシクロアルキニル基、置換されたシクロアルキニル基、置換されていないヘテロシクロアルキニル基、置換されたヘテロシクロアルキニル基、置換されていない複素環基、置換された複素環基からなるグループの中からなされ;R1とR2の選択は、独立に、水素、置換されていないC1〜C15直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C15シクロアルキル基、置換されたC3〜C15シクロアルキル基からなるグループの中からなされるか;R1とR2は合わさって、置換されていないC3〜C15シクロアルキル基、または置換されたC3〜C15シクロアルキル基を形成し;R3の選択は、水素、置換されていないC1〜C15直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C15分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C15直鎖アルキル基、置換されたC1〜C15分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C15シクロアルキル基、置換されていないC3〜C15ヘテロシクロアルキル基、置換されたC3〜C15シクロアルキル基、置換されたC3〜C15ヘテロシクロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、複素環基からなるグループの中からなされ;Bは、メチレン基、または置換されたメチレン基(ただしメチレン基上の置換基は、C1〜C5アルキル基、ヒドロキシ基、ハロゲン基、アミノ基のいずれかである)を含んでおり;Eはヒドロキシであり;Dは、-NH-または-NR'-であり、ここにR'は、置換もしくは無置換C1〜C15直鎖アルキル基、または置換もしくは無置換C1〜C15分岐鎖アルキル基を含んでおり;Xはハロゲンまたはトシラート基である)。
  6. R1とR2の選択は、独立に、水素、置換されていないC1〜C5直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C5分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C5直鎖アルキル基、置換されたC1〜C5分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C5シクロアルキル基、置換されたC3〜C5シクロアルキル基からなるグループの中からなされるか;R1とR2は合わさって、置換されていないC3〜C5シクロアルキル基、または置換されたC3〜C5シクロアルキル基を形成し;R3の選択は、水素、置換されていないC1〜C5直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C5分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C5直鎖アルキル基、置換されたC1〜C5分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C5シクロアルキル基、置換されていないC3〜C5ヘテロシクロアルキル基、置換されたC3〜C5シクロアルキル基からなるグループの中からなされ;Bは、メチレン基、または置換されたメチレン基(ただしメチレン基上の1個または2個の置換基は、独立にC1〜C3アルキル基である)を含んでおり;Eはヒドロキシであり;Dは、-NH-または-NR'-であり、ここにR'は、置換もしくは無置換C1〜C5直鎖アルキル基、または置換もしくは無置換C1〜C5分岐鎖アルキル基を含んでいる、請求項5に記載の方法。
  7. AとQの選択は、独立に、置換されていないアリール基、置換されていないヘテロアリール基、置換されたアリール基、置換されたヘテロアリール基、置換されていない複素環基、置換された複素環基からなるグループの中からなされる、請求項2に記載の方法。
  8. Aは、置換されていないアリール基、置換されたアリール基、置換されていないヘテロアリール基、置換されたヘテロアリール基のいずれかであり、Qは、置換されていないアザインドリル基、または置換されたアザインドリル基である、請求項2に記載の方法。
  9. Aは、置換されていないアリール基、置換されたアリール基、置換されていないヘテロアリール基、置換されたヘテロアリール基のいずれかであり、Qは、メチル化されたベンゾオキサジノン基である、請求項2に記載の方法。
  10. Aは、置換されていないアリール基、置換されたアリール基、置換されていないヘテロアリール基、置換されたヘテロアリール基のいずれかであり、Qは、キノリン、イソキノリン、ピロリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピペラジン、ピペリジン、1H-ピリジン-4-オン、1H-ピリジン-2-オン、1H-ピリジン-4-イリデンアミン、1H-キノリン-4-イリデンアミン、ピラン、テトラヒドロピラン、1,4-ジアゼパン、2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン、2,3,4,5-テトラヒドロベンゾ[b][1,4]ジアゼピン、ジヒドロキノリン、テトラヒドロキノリン、5,6,7,8-テトラヒドロ-1H-キノリン-4-オン、テトラヒドロイソキノリン、デカヒドロイソキノリン、2,3-ジヒドロ-1H-イソインドール、2,3-ジヒドロ-1H-インドール、クロマン、1,2,3,4-テトラヒドロキノキサリン、1,2-ジヒドロインダゾル-3-オン、3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[1,4]オキサジン、4H-ベンゾ[1,4]チアジン、3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[1,4]チアジン、1,2-ジヒドロベンゾ[d][1,3]オキサジン-4-オン、3,4-ジヒドロベンゾ[1,4]オキサジン-4-オン、3H-キナゾリン-4-オン、3,4-ジヒドロ-1H-キノキサリン-2-オン、1H-キノリン-4-オン、1H-キナゾリン-4-オン、1H-[1,5]ナフチリジン-4-オン、5,6,7,8-テトラヒドロ-1H-[1,5]ナフチリジン-4-オン、2,3-ジヒドロ-1H-[1,5]ナフチリジン-4-オン、1,2-ジヒドロピリド[3,2-d][1,3]オキサジン-4-オン、ピロロ[3,4-c]ピリジン-1,3-ジオン、1,2-ジヒドロピロロ[3,4-c]ピリジン-3-オン、テトラヒドロ[b][1,4]ジアゼピノンのいずれかを含んでおり、それぞれ、置換されていないか、独立に1〜3個の置換基で置換されており、Qの各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、オキソ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、置換されていないか、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、置換されていないか、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、Qの各置換基は、置換されていないか、独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3アルコキシカルボニル、アシル、アリール、ベンジル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)の中からなされる、請求項2に記載の方法。
  11. Aは、置換されていないアリール基、置換されたアリール基、置換されていないヘテロアリール基、置換されたヘテロアリール基のいずれかであり、Qは、一般式:
    Figure 2010515741
    を持つ場合によっては置換されたフェニル基(ただし、X1、X2、X3、X4の選択は、それぞれ独立に、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C5アルコキシ、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)、C1〜C5アルカノイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アシルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5カルバモイルオキシ、尿素(ただしいずれかの窒素原子は、独立にC1〜C5アルキルで置換されていてもよい)、場合によっては1個以上のヒドロキシ基またはC1〜C5アルコキシ基で置換されているアリール、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)からなるグループの中からなされる)を含んでいるか;Qは、窒素、酸素、イオウの中から独立に選択した1〜4個のヘテロ原子を環内に有する5〜7員の芳香族単環であり、この芳香族単環は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されていて、その置換基の選択は、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C5アルコキシ、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)、C1〜C5アルカノイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アシルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5カルバモイルオキシ、尿素(ただしいずれかの窒素原子は独立にC1〜C5アルキルで置換されていてもよい)、場合によっては1個以上のヒドロキシ基またはC1〜C5アルコキシ基で置換されたアリール、アミノ(ただし窒素原子は、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されていてもよい)からなるグループの中からなされる、請求項2に記載の方法。
  12. Aは、置換されていないアリール基、置換されたアリール基、置換されていないヘテロアリール基、置換されたヘテロアリール基のいずれかであり;Qは、置換されていないインドリル基、または1〜3個の置換基で置換されたインドリル基を含んでおり、Qの各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、Qの各置換基は、置換されていないか、独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、アミノ、トリフルオロメチルからなるグループの中からなされる、請求項2に記載の方法。
  13. Aは、置換されていないアリール基、置換されたアリール基、置換されていないヘテロアリール基、置換されたヘテロアリール基のいずれかであり;Qは基:
    Figure 2010515741
    を含んでいる、請求項2に記載の方法。
  14. AとQの選択は、独立に、置換されていないアリール基、置換されていないヘテロアリール基、置換されたアリール基、置換されたヘテロアリール基、置換されていない複素環基、置換された複素環基からなるグループの中からなされる、請求項4に記載の方法。
  15. Aは、置換されていないアリール基、置換されたアリール基、置換されていないヘテロアリール基、置換されたヘテロアリール基のいずれかであり、Qは、置換されていないアザインドリル基、または置換されたアザインドリル基である、請求項4に記載の方法。
  16. Aは、置換されていないアリール基、置換されたアリール基、置換されていないヘテロアリール基、置換されたヘテロアリール基のいずれかであり、Qは、メチル化されたベンゾオキサジノン基である、請求項4に記載の方法。
  17. Aは、置換されていないアリール基、置換されたアリール基、置換されていないヘテロアリール基、置換されたヘテロアリール基のいずれかであり、Qは、キノリン、イソキノリン、ピロリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピペラジン、ピペリジン、1H-ピリジン-4-オン、1H-ピリジン-2-オン、1H-ピリジン-4-イリデンアミン、1H-キノリン-4-イリデンアミン、ピラン、テトラヒドロピラン、1,4-ジアゼパン、2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン、2,3,4,5-テトラヒドロベンゾ[b][1,4]ジアゼピン、ジヒドロキノリン、テトラヒドロキノリン、5,6,7,8-テトラヒドロ-1H-キノリン-4-オン、テトラヒドロイソキノリン、デカヒドロイソキノリン、2,3-ジヒドロ-1H-イソインドール、2,3-ジヒドロ-1H-インドール、クロマン、1,2,3,4-テトラヒドロキノキサリン、1,2-ジヒドロインダゾル-3-オン、3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[1,4]オキサジン、4H-ベンゾ[1,4]チアジン、3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[1,4]チアジン、1,2-ジヒドロベンゾ[d][1,3]オキサジン-4-オン、3,4-ジヒドロベンゾ[1,4]オキサジン-4-オン、3H-キナゾリン-4-オン、3,4-ジヒドロ-1H-キノキサリン-2-オン、1H-キノリン-4-オン、1H-キナゾリン-4-オン、1H-[1,5]ナフチリジン-4-オン、5,6,7,8-テトラヒドロ-1H-[1,5]ナフチリジン-4-オン、2,3-ジヒドロ-1H-[1,5]ナフチリジン-4-オン、1,2-ジヒドロピリド[3,2-d][1,3]オキサジン-4-オン、ピロロ[3,4-c]ピリジン-1,3-ジオン、1,2-ジヒドロピロロ[3,4-c]ピリジン-3-オン、テトラヒドロ[b][1,4]ジアゼピノンのいずれかを含んでおり、それぞれ、置換されていないか、独立に1〜3個の置換基で置換されており、Qの各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、オキソ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、置換されていないか、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、置換されていないか、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、Qの各置換基は、置換されていないか、独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3アルコキシカルボニル、アシル、アリール、ベンジル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)の中からなされる、請求項4に記載の方法。
  18. Aは、置換されていないアリール基、置換されたアリール基、置換されていないヘテロアリール基、置換されたヘテロアリール基のいずれかであり、Qは、一般式:
    Figure 2010515741
    を持つ場合によっては置換されたフェニル基(ただし、X1、X2、X3、X4の選択は、それぞれ独立に、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C5アルコキシ、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)、C1〜C5アルカノイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アシルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5カルバモイルオキシ、尿素(ただしいずれかの窒素原子は、独立にC1〜C5アルキルで置換されていてもよい)、場合によっては1個以上のヒドロキシ基またはC1〜C5アルコキシ基で置換されているアリール、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)からなるグループの中からなされる)を含んでいるか;Qは、窒素、酸素、イオウの中から独立に選択した1〜4個のヘテロ原子を環内に有する5〜7員の芳香族単環であり、この芳香族単環は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されていて、その置換基の選択は、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C5アルコキシ、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)、C1〜C5アルカノイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アシルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5カルバモイルオキシ、尿素(ただしいずれかの窒素原子は独立にC1〜C5アルキルで置換されていてもよい)、場合によっては1個以上のヒドロキシ基またはC1〜C5アルコキシ基で置換されたアリール、アミノ(ただし窒素原子は、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されていてもよい)からなるグループの中からなされる、請求項4に記載の方法。
  19. Aは、置換されていないアリール基、置換されたアリール基、置換されていないヘテロアリール基、置換されたヘテロアリール基のいずれかであり;Qは、置換されていないインドリル基、または1〜3個の置換基で置換されたインドリル基を含んでおり、Qの各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、Qの各置換基は、置換されていないか、独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、アミノ、トリフルオロメチルからなるグループの中からなされる、請求項4に記載の方法。
  20. Aは、置換されていないアリール基、置換されたアリール基、置換されていないヘテロアリール基、置換されたヘテロアリール基のいずれかであり;Qは基:
    Figure 2010515741
    を含んでいる、請求項4に記載の方法。
  21. AとQの選択は、独立に、置換されていないアリール基、置換されていないヘテロアリール基、置換されたアリール基、置換されたヘテロアリール基、置換されていない複素環基、置換された複素環基からなるグループの中からなされる、請求項6に記載の方法。
  22. Aは、置換されていないアリール基、置換されたアリール基、置換されていないヘテロアリール基、置換されたヘテロアリール基のいずれかであり、Qは、置換されていないアザインドリル基、または置換されたアザインドリル基である、請求項6に記載の方法。
  23. Aは、置換されていないアリール基、置換されたアリール基、置換されていないヘテロアリール基、置換されたヘテロアリール基のいずれかであり、Qは、メチル化されたベンゾオキサジノン基である、請求項6に記載の方法。
  24. Aは、置換されていないアリール基、置換されたアリール基、置換されていないヘテロアリール基、置換されたヘテロアリール基のいずれかであり、Qは、キノリン、イソキノリン、ピロリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピペラジン、ピペリジン、1H-ピリジン-4-オン、1H-ピリジン-2-オン、1H-ピリジン-4-イリデンアミン、1H-キノリン-4-イリデンアミン、ピラン、テトラヒドロピラン、1,4-ジアゼパン、2,5-ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン、2,3,4,5-テトラヒドロベンゾ[b][1,4]ジアゼピン、ジヒドロキノリン、テトラヒドロキノリン、5,6,7,8-テトラヒドロ-1H-キノリン-4-オン、テトラヒドロイソキノリン、デカヒドロイソキノリン、2,3-ジヒドロ-1H-イソインドール、2,3-ジヒドロ-1H-インドール、クロマン、1,2,3,4-テトラヒドロキノキサリン、1,2-ジヒドロインダゾル-3-オン、3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[1,4]オキサジン、4H-ベンゾ[1,4]チアジン、3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[1,4]チアジン、1,2-ジヒドロベンゾ[d][1,3]オキサジン-4-オン、3,4-ジヒドロベンゾ[1,4]オキサジン-4-オン、3H-キナゾリン-4-オン、3,4-ジヒドロ-1H-キノキサリン-2-オン、1H-キノリン-4-オン、1H-キナゾリン-4-オン、1H-[1,5]ナフチリジン-4-オン、5,6,7,8-テトラヒドロ-1H-[1,5]ナフチリジン-4-オン、2,3-ジヒドロ-1H-[1,5]ナフチリジン-4-オン、1,2-ジヒドロピリド[3,2-d][1,3]オキサジン-4-オン、ピロロ[3,4-c]ピリジン-1,3-ジオン、1,2-ジヒドロピロロ[3,4-c]ピリジン-3-オン、テトラヒドロ[b][1,4]ジアゼピノンのいずれかを含んでおり、それぞれ、置換されていないか、独立に1〜3個の置換基で置換されており、Qの各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、オキソ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、置換されていないか、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、置換されていないか、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、Qの各置換基は、置換されていないか、独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3アルコキシカルボニル、アシル、アリール、ベンジル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)の中からなされる、請求項6に記載の方法。
  25. Aは、置換されていないアリール基、置換されたアリール基、置換されていないヘテロアリール基、置換されたヘテロアリール基のいずれかであり、Qは、一般式:
    Figure 2010515741
    を持つ場合によっては置換されたフェニル基(ただし、X1、X2、X3、X4の選択は、それぞれ独立に、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C5アルコキシ、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)、C1〜C5アルカノイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アシルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5カルバモイルオキシ、尿素(ただしいずれかの窒素原子は、独立にC1〜C5アルキルで置換されていてもよい)、場合によっては1個以上のヒドロキシ基またはC1〜C5アルコキシ基で置換されているアリール、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)からなるグループの中からなされる)を含んでいるか;Qは、窒素、酸素、イオウの中から独立に選択した1〜4個のヘテロ原子を環内に有する5〜7員の芳香族単環であり、この芳香族単環は、場合によっては独立に1〜3個の置換基で置換されていて、その置換基の選択は、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C1〜C5アルコキシ、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)、C1〜C5アルカノイル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アシルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5カルバモイルオキシ、尿素(ただしいずれかの窒素原子は独立にC1〜C5アルキルで置換されていてもよい)、場合によっては1個以上のヒドロキシ基またはC1〜C5アルコキシ基で置換されたアリール、アミノ(ただし窒素原子は、独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されていてもよい)からなるグループの中からなされる、請求項6に記載の方法。
  26. Aは、置換されていないアリール基、置換されたアリール基、置換されていないヘテロアリール基、置換されたヘテロアリール基のいずれかであり;Qは、置換されていないインドリル基、または1〜3個の置換基で置換されたインドリル基を含んでおり、Qの各置換基は、独立に、C1〜C5アルキル、C2〜C5アルケニル、C2〜C5アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C1〜C5アルコキシ、C2〜C5アルケニルオキシ、C2〜C5アルキニルオキシ、アリールオキシ、アシル、C1〜C5アルコキシカルボニル、C1〜C5アルカノイルオキシ、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5ジアルキルアミノカルボニルオキシ、C1〜C5アルカノイルアミノ、C1〜C5アルコキシカルボニルアミノ、C1〜C5アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1〜C5アルキルアミノスルホニル、C1〜C5ジアルキルアミノスルホニル、ハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、ニトロ、アミノ(ただし窒素原子は、場合によっては独立にC1〜C5アルキルで一置換または二置換されている)、ウレイド(ただしいずれかの窒素原子は、場合によっては、独立にC1〜C5アルキルで置換されている)、C1〜C5アルキルチオ(ただしイオウ原子は場合によっては酸化されてスルホキシドまたはスルホンになっている)のいずれかであり、Qの各置換基は、置換されていないか、独立に1〜3個の置換基で置換されており、その置換基の選択は、C1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、アミノ、トリフルオロメチルからなるグループの中からなされる、請求項6に記載の方法。
  27. Aは、置換されていないアリール基、置換されたアリール基、置換されていないヘテロアリール基、置換されたヘテロアリール基のいずれかであり;Qは基:
    Figure 2010515741
    を含んでいる、請求項6に記載の方法。
  28. 一般式(IIa)または(IIb):
    Figure 2010515741
    を持つ置換されたアルコールの1つの立体異性体で他の立体異性体を実質的に含まないものを製造する方法であって、
    (a)一般式(X)のケトンを塩基性条件下でα-ハロ酸のキラルなエステルと反応させて一般式(XIa)または(XIb)のキラルなエポキシエステルを形成し:
    Figure 2010515741
    (ただしYはOR*であり、R*はキラルな側鎖である);
    (b)一般式(XIa)または(XIb)のそのキラルなエポキシエステルをアンモニアまたはアミンと反応させて一般式(XIIa)または(XIIb)のキラルなエポキシカルボキサミド:
    Figure 2010515741
    を製造し;
    (c)一般式(XIIa)または(XIIb)のそのキラルなエポキシカルボキサミドをハロゲン雰囲気下で塩基の存在下にて、またはアルカリ金属の次亜ハロゲン化物を用いた処理により、一般式(XIIIa)または(XIIIb)のキラルな第一級エポキシアミン:
    Figure 2010515741
    に変換し;
    (d)(i)一般式(XIIIa)または(XIIIb)のそのキラルな第一級エポキシアミンを還元して一般式(XIVa)または(XIVb)のキラルなヒドロキシアミンを形成する:
    Figure 2010515741
    か、
    (ii)一般式(XIIIa)または(XIIIb)のそのキラルな第一級エポキシアミンを酸性条件下で変換して一般式(XVa)または(XVb)のキラルなアルデヒドにする:
    Figure 2010515741
    ステップを実施し;
    (e)(1)ステップ(d)(i)を実施するときには、一般式(XIVa)または(XIVb)のキラルなヒドロキシアミンを、塩基性触媒条件下または遷移金属触媒下で一般式Q-Xの化合物と反応させ;(2)ステップ(d)(ii)を実施するときには、一般式(Va)または(Vb)のキラルなアルデヒドまたはケトンを一般式Q-NH2またはQ-NHR’の化合物と反応させ、一般式(IIa)または(IIb)を持つ置換されたアルコールの1つの立体異性体を製造する操作を含む方法(ただし、
    Qはキノリン-5-イル基であり、置換されていないか、2位、3位、4位、6位、7位、8位のうちの1ヶ所以上が置換されており;Xは、そのキノリニル基の5位に結合したハロゲンまたはトシラート基であり;R4とR5の選択は、独立に、水素、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1〜C10アルコキシ基、置換されていないC1〜C10直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C10分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C10直鎖アルキル基、置換されたC1〜C10分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C10シクロアルキル基、置換されたC3〜C10シクロアルキル基からなるグループの中からなされる)。
  29. 一般式(IIc)または(IId):
    Figure 2010515741
    を持つ置換されたアルコールの1つの立体異性体で他の立体異性体を実質的に含まないものを製造する方法であって、
    (a)一般式(X)のケトンを塩基性条件下でα-ハロ酸のキラルなエステルと反応させて一般式(XIa)または(XIb)のキラルなエポキシエステルを形成し:
    Figure 2010515741
    (ただしYはOR*であり、R*はキラルな側鎖である);
    (b)一般式(XIa)または(XIb)のそのキラルなエポキシエステルをアンモニアまたはアミンと反応させて一般式(XIIa)または(XIIb)のキラルなエポキシカルボキサミド:
    Figure 2010515741
    を製造し;
    (c)一般式(XIIa)または(XIIb)のそのキラルなエポキシカルボキサミドをハロゲン雰囲気下で塩基の存在下にて、またはアルカリ金属の次亜ハロゲン化物を用いた処理により、一般式(XIIIa)または(XIIIb)のキラルな第一級エポキシアミン:
    Figure 2010515741
    に変換し;
    (d)(i)一般式(XIIIa)または(XIIIb)のそのキラルな第一級エポキシアミンを還元して一般式(XIVa)または(XIVb)のキラルなヒドロキシアミンを形成する:
    Figure 2010515741
    か、
    (ii)一般式(XIIIa)または(XIIIb)のそのキラルな第一級エポキシアミンを酸性条件下で変換して一般式(XVa)または(XVb)のキラルなアルデヒドにする:
    Figure 2010515741
    ステップを実施し;
    (e)(1)ステップ(d)(i)を実施するときには、一般式(XIVa)または(XIVb)のキラルなヒドロキシアミンを、塩基性触媒条件下または遷移金属触媒下で一般式Q-Xの化合物と反応させ;(2)ステップ(d)(ii)を実施するときには、一般式(Va)または(Vb)のキラルなアルデヒドまたはケトンを一般式Q-NH2の化合物と反応させ、一般式(IIc)または(IId)を持つ置換されたアルコールの1つの立体異性体を製造する操作を含む方法(ただし、
    Qはキノリン-4-イル基であり、置換されていないか、2位、3位、4位、6位、7位、8位のうちの1ヶ所以上が置換されており;Xは、そのキノリニル基の4位に結合したハロゲンまたはトシラート基であり;R4とR5の選択は、独立に、水素、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1〜C10アルコキシ基、置換されていないC1〜C10直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C10分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C10直鎖アルキル基、置換されたC1〜C10分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C10シクロアルキル基、置換されたC3〜C10シクロアルキル基からなるグループの中からなされる)。
  30. 一般式(IIa)または(IIb):
    Figure 2010515741
    を持つ置換されたアルコールの1つの立体異性体で他の立体異性体を実質的に含まないものを製造する方法であって、
    (a)一般式(X)のケトンを塩基性条件下でキラルな触媒の存在下にてα-ハロ酸のアミドと反応させて一般式(XIIa)または(XIIb)のキラルなエポキシカルボキサミドを形成し:
    Figure 2010515741

    (b)一般式(XIIa)または(XIIb)のそのキラルなエポキシカルボキサミドをハロゲン雰囲気下で塩基の存在下にて、またはアルカリ金属の次亜ハロゲン化物を用いた処理により、一般式(XIIIa)または(XIIIb)のキラルな第一級エポキシアミン:
    Figure 2010515741
    に変換し;
    (c)(i)一般式(XIIIa)または(XIIIb)のそのキラルな第一級エポキシアミンを還元して一般式(XIVa)または(XIVb)のキラルなヒドロキシアミンを形成する:
    Figure 2010515741
    か、
    (ii)一般式(XIIIa)または(XIIIb)のそのキラルな第一級エポキシアミンを酸性条件下で変換して一般式(XVa)または(XVb)のキラルなアルデヒドにする:
    Figure 2010515741
    ステップを実施し;
    (d)(1)ステップ(c)(i)を実施するときには、一般式(XIVa)または(XIVb)のキラルなヒドロキシアミンを、塩基性触媒条件下または遷移金属触媒下で一般式Q-Xの化合物と反応させ;(2)ステップ(c)(ii)を実施するときには、一般式(XVa)または(XVb)のキラルなアルデヒドを一般式Q-NH2の化合物と反応させ、一般式(IIa)または(IIb)を持つ置換されたアルコールの1つの立体異性体を製造する操作を含む方法(ただし、
    Qはキノリン-5-イル基であり、置換されていないか、2位、3位、4位、6位、7位、8位のうちの1ヶ所以上が置換されており;Xは、そのキノリニル基の5位に結合したハロゲンまたはトシラート基であり;R4とR5の選択は、独立に、水素、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1〜C10アルコキシ基、置換されていないC1〜C10直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C10分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C10直鎖アルキル基、置換されたC1〜C10分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C10シクロアルキル基、置換されたC3〜C10シクロアルキル基からなるグループの中からなされる)。
  31. 一般式(IIc)または(IId):
    Figure 2010515741
    を持つ置換されたアルコールの1つの立体異性体で他の立体異性体を実質的に含まないものを製造する方法であって、
    (a)一般式(X)のケトンを塩基性条件下でキラルな触媒の存在下にてα-ハロ酸のアミドと反応させて一般式(XIIa)または(XIIb)のキラルなエポキシカルボキサミドを形成し:
    Figure 2010515741

    (b)一般式(XIIa)または(XIIb)のそのキラルなエポキシカルボキサミドをハロゲン雰囲気下で塩基の存在下にて、またはアルカリ金属の次亜ハロゲン化物を用いた処理により、一般式(XIIIa)または(XIIIb)のキラルな第一級エポキシアミン:
    Figure 2010515741
    に変換し;
    (c)(i)一般式(XIIIa)または(XIIIb)のそのキラルな第一級エポキシアミンを還元して一般式(XIVa)または(XIVb)のキラルなヒドロキシアミンを形成する:
    Figure 2010515741
    か、
    (ii)一般式(XIIIa)または(XIIIb)のそのキラルな第一級エポキシアミンを酸性条件下で変換して一般式(XVa)または(XVb)のキラルなアルデヒドにする:
    Figure 2010515741
    ステップを実施し;
    (d)(1)ステップ(c)(i)を実施するときには、一般式(XIVa)または(XIVb)のキラルなヒドロキシアミンを、塩基性触媒条件下または遷移金属触媒下で一般式Q-Xの化合物と反応させ;(2)ステップ(c)(ii)を実施するときには、一般式(XVa)または(XVb)のキラルなアルデヒドを一般式Q-NH2の化合物と反応させ、一般式(IIc)または(IId)を持つ置換されたアルコールの1つの立体異性体を製造する操作を含む方法(ただし、
    Qはキノリン-4-イル基であり、置換されていないか、2位、3位、4位、6位、7位、8位のうちの1ヶ所以上が置換されており;Xは、そのキノリニル基の4位に結合したハロゲンまたはトシラート基であり;R4とR5の選択は、独立に、水素、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1〜C10アルコキシ基、置換されていないC1〜C10直鎖アルキル基、置換されていないC1〜C10分岐鎖アルキル基、置換されたC1〜C10直鎖アルキル基、置換されたC1〜C10分岐鎖アルキル基、置換されていないC3〜C10シクロアルキル基、置換されたC3〜C10シクロアルキル基からなるグループの中からなされる)。
  32. 一般式(IIIa)または(IIIb):
    Figure 2010515741
    を持つ置換されたアルコールの1つの立体異性体で他の立体異性体を実質的に含まないものを製造する方法であって、
    (a)一般式(X)のケトンを塩基性条件下でα-ハロ酸のキラルなエステルと反応させて一般式(XIa)または(XIb)のキラルなエポキシエステルを形成し:
    Figure 2010515741
    (ただしYはOR*であり、R*はキラルな側鎖である);
    (b)一般式(XIa)または(XIb)のそのキラルなエポキシエステルをアンモニアまたはアミンと反応させて一般式(XIIa)または(XIIb)のキラルなエポキシカルボキサミド:
    Figure 2010515741
    を製造し;
    (c)一般式(XIIa)または(XIIb)のそのキラルなエポキシカルボキサミドをハロゲン雰囲気下で塩基の存在下にて、またはアルカリ金属の次亜ハロゲン化物を用いた処理により、一般式(XIIIa)または(XIIIb)のキラルな第一級エポキシアミン:
    Figure 2010515741
    に変換し;
    (d)(i)一般式(XIIIa)または(XIIIb)のそのキラルな第一級エポキシアミンを還元して一般式(XIVa)または(XIVb)のキラルなヒドロキシアミンを形成する:
    Figure 2010515741
    か、
    (ii)一般式(XIIIa)または(XIIIb)のそのキラルな第一級エポキシアミンを酸性条件下で変換して一般式(XVa)または(XVb)のキラルなアルデヒドにする:
    Figure 2010515741
    ステップを実施し;
    (e)(1)ステップ(d)(i)を実施するときには、一般式(XIVa)または(XIVb)のキラルなヒドロキシアミンを、塩基性触媒条件下または遷移金属触媒下で5-ハロ-2-メチル-キノリン(ただし、置換されたこのキノリンの5位のハロ置換基の選択は、臭素、塩素、フッ素、ヨウ素からなるグループの中からなされる)と反応させ;(2)ステップ(d)(ii)を実施するときには、一般式(Va)または(Vb)のキラルなアルデヒドを5-アミノ-2-メチル-キノリンと反応させ、一般式(IIIa)または(IIIb)を持つ置換されたアルコールの1つの立体異性体を製造する操作を含む方法。
  33. 一般式(IIIc)または(IIId):
    Figure 2010515741
    を持つ置換されたアルコールの1つの立体異性体で他の立体異性体を実質的に含まないものを製造する方法であって、
    (a)一般式(X)のケトンを塩基性条件下でα-ハロ酸のキラルなエステルと反応させて一般式(XIa)または(XIb)のキラルなエポキシエステルを形成し:
    Figure 2010515741
    (ただしYはOR*であり、R*はキラルな側鎖である);
    (b)一般式(XIa)または(XIb)のそのキラルなエポキシエステルをアンモニアまたはアミンと反応させて一般式(XIIa)または(XIIb)のキラルなエポキシカルボキサミド:
    Figure 2010515741
    を製造し;
    (c)一般式(XIIa)または(XIIb)のそのキラルなエポキシカルボキサミドをハロゲン雰囲気下で塩基の存在下にて、またはアルカリ金属の次亜ハロゲン化物を用いた処理により、一般式(XIIIa)または(XIIIb)のキラルな第一級エポキシアミン:
    Figure 2010515741
    に変換し;
    (d)(i)一般式(XIIIa)または(XIIIb)のそのキラルな第一級エポキシアミンを還元して一般式(XIVa)または(XIVb)のキラルなヒドロキシアミンを形成する:
    Figure 2010515741
    か、
    (ii)一般式(XIIIa)または(XIIIb)のそのキラルな第一級エポキシアミンを酸性条件下で変換して一般式(XVa)または(XVb)のキラルなアルデヒドにする:
    Figure 2010515741
    ステップを実施し;
    (e)(1)ステップ(d)(i)を実施するときには、一般式(XIVa)または(XIVb)のキラルなヒドロキシアミンを、塩基性触媒条件下または遷移金属触媒下で4-ハロ-2-メチル-イソキノリン(ただし、置換されたこのイソキノリンの4位のハロゲン置換基は、臭素、塩素、フッ素、ヨウ素からなるグループの中から選択される)と反応させ;(2)ステップ(d)(ii)を実施するときには、一般式(Va)または(Vb)のキラルなアルデヒドまたはケトンを4-アミノ-2-メチル-イソキノリンと反応させ、一般式(IIIc)または(IIId)を持つ置換されたアルコールの1つの立体異性体を製造する操作を含む方法。
  34. 一般式(IIIa)または(IIIb):
    Figure 2010515741
    を持つ置換されたアルコールの1つの立体異性体で他の立体異性体を実質的に含まないものを製造する方法であって、
    (a)一般式(X)のケトンを塩基性条件下でキラルな触媒の存在下にてα-ハロ酸のアミドと反応させて一般式(XIIa)または(XIIb)のキラルなエポキシカルボキサミドを形成し:
    Figure 2010515741

    (b)一般式(XIIa)または(XIIb)のそのキラルなエポキシカルボキサミドをハロゲン雰囲気下で塩基の存在下にて、またはアルカリ金属の次亜ハロゲン化物を用いた処理により、一般式(XIIIa)または(XIIIb)のキラルな第一級エポキシアミン:
    Figure 2010515741
    に変換し;
    (c)(i)一般式(XIIIa)または(XIIIb)のそのキラルな第一級エポキシアミンを還元して一般式(XIVa)または(XIVb)のキラルなヒドロキシアミンを形成する:
    Figure 2010515741
    か、
    (ii)一般式(XIIIa)または(XIIIb)のそのキラルな第一級エポキシアミンを酸性条件下で変換して一般式(XVa)または(XVb)のキラルなアルデヒドにする:
    Figure 2010515741
    ステップを実施し;
    (d)(1)ステップ(c)(i)を実施するときには、一般式(XIVa)または(XIVb)のキラルなヒドロキシアミンを、塩基性触媒条件下または遷移金属触媒下で5-ハロ-2-メチル-キノリン(ただし、置換されたこのキノリンの5位のハロ置換基の選択は、臭素、塩素、フッ素、ヨウ素からなるグループの中からなされる)と反応させ;(2)ステップ(c)(ii)を実施するときには、一般式(XVa)または(XVb)のキラルなアルデヒドを5-アミノ-キノリンと反応させ、一般式(IIIa)または(IIIb)を持つ置換されたアルコールの1つの立体異性体を製造する操作を含む方法。
  35. 一般式(IIIc)または(IIId):
    Figure 2010515741
    を持つ置換されたアルコールの1つの立体異性体で他の立体異性体を実質的に含まないものを製造する方法であって、
    (a)一般式(X)のケトンを塩基性条件下でキラルな触媒の存在下にてα-ハロ酸のアミドと反応させて一般式(XIIa)または(XIIb)のキラルなエポキシカルボキサミドを形成し:
    Figure 2010515741

    (b)一般式(XIIa)または(XIIb)のそのキラルなエポキシカルボキサミドをハロゲン雰囲気下で塩基の存在下にて、またはアルカリ金属の次亜ハロゲン化物を用いた処理により、一般式(XIIIa)または(XIIIb)のキラルな第一級エポキシアミン:
    Figure 2010515741
    に変換し;
    (c)(i)一般式(XIIIa)または(XIIIb)のそのキラルな第一級エポキシアミンを還元して一般式(XIVa)または(XIVb)のキラルなヒドロキシアミンを形成する:
    Figure 2010515741
    か、
    (ii)一般式(XIIIa)または(XIIIb)のそのキラルな第一級エポキシアミンを酸性条件下で変換して一般式(XVa)または(XVb)のキラルなアルデヒドにする:
    Figure 2010515741
    ステップを実施し;
    (d)(1)ステップ(c)(i)を実施するときには、一般式(XIVa)または(XIVb)のキラルなヒドロキシアミンを、塩基性触媒条件下または遷移金属触媒下で4-ハロ-2-メチル-イソキノリン(ただし、置換されたそのイソキノリンの4位のハロ置換基の選択は、臭素、塩素、フッ素、ヨウ素からなるグループの中からなされる)と反応させ;(2)ステップ(c)(ii)を実施するときには、一般式(XVa)または(XVb)のキラルなアルデヒドを4-アミノ-イソキノリンと反応させ、一般式(IIIc)または(IIId)を持つ置換されたアルコールの1つの立体異性体を製造する操作を含む方法。
  36. 請求項1に記載の方法によって製造される一般式(Ia)または(Ib)を持つ1つの立体異性体であって、他の立体異性体を実質的に含まない立体異性体。
  37. 請求項2に記載の方法によって製造される一般式(Ia)または(Ib)を持つ1つの立体異性体であって、他の立体異性体を実質的に含まない立体異性体。
  38. 請求項3に記載の方法によって製造される一般式(Ia)または(Ib)を持つ1つの立体異性体であって、他の立体異性体を実質的に含まない立体異性体。
  39. 請求項4に記載の方法によって製造される一般式(Ia)または(Ib)を持つ1つの立体異性体であって、他の立体異性体を実質的に含まない立体異性体。
  40. 請求項5に記載の方法によって製造される一般式(Ia)または(Ib)を持つ1つの立体異性体であって、他の立体異性体を実質的に含まない立体異性体。
  41. 請求項6に記載の方法によって製造される一般式(Ia)または(Ib)を持つ1つの立体異性体であって、他の立体異性体を実質的に含まない立体異性体。
  42. 請求項28に記載の方法によって製造される一般式(IIa)または(IIb)を持つ1つの立体異性体であって、他の立体異性体を実質的に含まない立体異性体。
  43. 請求項29に記載の方法によって製造される一般式(IIc)または(IId)を持つ1つの立体異性体であって、他の立体異性体を実質的に含まない立体異性体。
  44. 請求項30に記載の方法によって製造される一般式(IIa)または(IIb)を持つ1つの立体異性体であって、他の立体異性体を実質的に含まない立体異性体。
  45. 請求項31に記載の方法によって製造される一般式(IIc)または(IId)を持つ1つの立体異性体であって、他の立体異性体を実質的に含まない立体異性体。
  46. 請求項32に記載の方法によって製造される一般式(IIIa)または(IIIb)を持つ1つの立体異性体であって、他の立体異性体を実質的に含まない立体異性体。
  47. 請求項33に記載の方法によって製造される一般式(IIIc)または(IIId)を持つ1つの立体異性体であって、他の立体異性体を実質的に含まない立体異性体。
  48. 請求項34に記載の方法によって製造される一般式(IIIa)または(IIIb)を持つ1つの立体異性体であって、他の立体異性体を実質的に含まない立体異性体。
  49. 請求項35に記載の方法によって製造される一般式(IIIc)または(IIId)を持つ1つの立体異性体であって、他の立体異性体を実質的に含まない立体異性体。
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