JP2010512226A - 減少した輪郭を備える歯列矯正用ブレース - Google Patents
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Abstract
歯列矯正用ブレースには、少なくとも1つの中切歯ブラケットと、1つの側切歯ブラケットと、1つの犬歯ブラケットとを含む、歯列弓のための歯列矯正用ブラケットのセットが含まれる。該セットのそれぞれのブラケットは、咬合側結合ウィングを欠いている。咬合側結合ウィングが無いため、反対の歯群との干渉が実質的に低減されており、患者の快適性、衛生、及びブラケットの審美性が向上する。
Description
本発明は、歯科矯正治療に使用されるブレースに広く関する。より詳細には、本発明は、減少した輪郭を有する歯列矯正用ブレースに関する。
歯科矯正治療は、歯科分野の中でも専門化された種の治療であり、位置異常の歯群を歯列弓に沿ってより良い位置に移動させることに関与する。歯科矯正治療は多くの場合、特に口腔の前側付近の区域において、患者の顔貌を向上させる。また、歯科矯正治療は、患者の咬合を向上させることにより、咀嚼中に互いにより良く歯を機能させることもできる。
多くの種類の歯科矯正治療プログラムは、集合的に「ブレース」として一般に知られる器具及びアーチワイヤのセットの使用を伴う。このような治療プログラムの間、ブラケットとして知られる小さいスロット付き器具が、患者の前歯、犬歯及び小臼歯に固定される。これらブラケットのスロットにアーチワイヤが受容され、その結果アーチワイヤは、治療の過程中に歯群を歯列矯正的に正しい位置に導くことができる。アーチワイヤの末端区画は多くの場合、患者の臼歯に固定される臼歯チューブとして知られる小さい器具内に捕捉される。
歯列矯正用ブラケットは多くの場合、ブラケットの本体に連結される「結合ウィング」として知られる小さいウィングを有する。ブラケットを歯に取り付け、アーチワイヤをブラケットのアーチワイヤスロット内に受容した後、アーチワイヤをアーチワイヤスロット内に保持するために、結紮具をブラケットに結合する。1つの一般的な種類の市販の歯列矯正用結紮具は、小さいエラストマーのOリング(O-ring)であり、これは、結合ウィングの後方及びアーチワイヤの顔面側の上方の経路に沿ってOリングを伸ばすことにより装着される。別の選択肢は、ステンレススチール製結紮ワイヤの使用であり、これも同様に、結合ウィングの後方及びアーチワイヤの顔面側の上方の経路に沿って環状にして、末端部同士を撚り合わせることによってきつく固定することができる。
ラッチを備えた自己結紮ブラケットとして知られるある種の歯列矯正用ブラケットが提供されており、このラッチは、結紮具又は結紮ワイヤを使用せずにアーチワイヤをブラケットに結合させる。このラッチは、移動可能なクリップ、バネ部材、カバー、シャッター(shutter)、ベイル(bail)、又はアーチワイヤをアーチワイヤスロット内に保持するためにブラケット本体に連結される他の構造体を含むことがある。自己結紮ブラケットにより、アーチワイヤがアーチワイヤスロットを通って自由且つ容易に滑ることが可能になり、その結果、治療の初期段階において歯群の移動を容易にすることができる。結合ウィングは、必要ではないが、多くの自己結紮ブラケットに依然として使用されており、その理由は、特定の治療目的を達成する際に、結合ウィングが施術者に柔軟性の増大をもたらすからである。例えば、摩擦の増大(即ち、滑りに対する抵抗)が望ましい場合、施術者は、結紮具の使用を選択することがある。その結果、治療の最終段階においてフルサイズのアーチワイヤを使用するときに、歯群をその適切な歯列矯正位置に保持するのを助けることができる。
自己結紮ないしは別の方法では、結合ウィングを備えたブラケットは、ブラケットの歯肉側及び咬合側の両方に1つ以上の結合ウィングを有するのが一般的である。このような設計は、アーチワイヤの顔面側を横断するのに好都合な経路を結紮具に提供する。4つの結合ウィングを備えたブラケットは特に一般的であり、結紮具によりアーチワイヤを様々な構成で固定することが可能になり、これには標準的な構成、2つ折結合具(double-over tie)の構成、8字型の構成、及び角部対角部(corner-to-corner)の構成が挙げられ、当業者は、その各々を有利に使用することができる。
時折、一方のアーチ(典型的には下顎アーチ)上のブラケットが、反対側のアーチ上の歯群に干渉する。これに対応するため、施術者は、障害となる歯群が邪魔にならないように安全に移動されるまで、器具の結合を遅らせることがある。これは1つの解決策ではあるものの、この遅延により治療時間が引き延ばされる。あるいは、歯列矯正施術者は、干渉を排除するために、研削又は他の何らかの手段により、問題のあるブラケットから結合ウィングの一部又は全体を除去することを選択することがある。より小さい寸法の器具の使用は、咬合側の干渉を緩和するのに役立つことがある。しかしながら、その機能性を損ねることなく器具の寸法を減少させることが、困難となる可能性がある。
当該技術分野において、より小さい寸法の器具を包含する歯列矯正用ブレース、特に咬合側の干渉に伴う困難を緩和できるブレースが、現在必要とされる。
本発明は、咬合側の干渉に伴う問題を緩和する歯列弓用のブレースを提供し、患者の快適性、衛生、及びブラケットの審美性を向上させる。このブレースは、歯列矯正用ブラケットのセットを含むとともに、少なくとも1つの中切歯ブラケットと、少なくとも1つの側切歯ブラケットと、少なくとも1つの犬歯ブラケットとを包含し、該セットのそれぞれのブラケットは、基部と、基部から外向きに延びる本体と、本体にわたって延びるアーチワイヤスロットとを包含し、該セットのそれぞれのブラケットは、少なくとも1つの歯肉側結合ウィングを包含するとともに咬合側結合ウィングを全く欠いている。
本発明の別の態様は、少なくとも1つの中切歯ブラケットと、少なくとも1つの側切歯ブラケットと、少なくとも1つの犬歯ブラケットとを包含する歯列矯正用ブラケットのセットを含むブレースを目的とし、該セットのそれぞれのブラケットは、基部と、基部から外向きに延びる本体と、本体にわたって延びるアーチワイヤスロットと、単一の歯肉側結合ウィングとを包含する一方で、咬合側結合ウィングを欠いている。
本発明の更に別の態様は、少なくとも1つの中切歯ブラケットと、少なくとも1つの側切歯ブラケットと、少なくとも1つの犬歯ブラケットとを包含する歯列矯正用ブラケットのセットを含むブレースを目的とし、該セットのそれぞれのブラケットは、基部と、基部から外向きに延びる本体と、本体にわたって延びるアーチワイヤスロットと、少なくとも1つの歯肉側結合ウィングと、アーチワイヤをブラケットのアーチワイヤスロット内に解放可能に保持するためのラッチとを包含する一方で、咬合側結合ウィングを欠いている。
本発明の更に他の態様は、第1小臼歯及び第2小臼歯ブラケットを包含するように歯列矯正用ブラケットの該セットを拡張することを目的とする。本発明の更に他の態様は、中央配置された単一のクリップを含むラッチを備えるブラケット、又は結合ウィングとしても機能するクリップを含むラッチを備えるブラケットを包含するように歯列矯正用ブラケットの該セットを拡張することを目的とする。
本発明の前述の態様では、ラッチ及び/又は歯肉側結合ウィングにより、アーチワイヤをブラケットに結合することができる。更には、咬合側結合ウィングを欠いているため、ブラケットと、反対側の歯列弓に位置する歯群との間の干渉を最小限に抑えるか又は排除することができる。これは、咬合の際に上顎切歯が下がって下顎前歯を覆う「過蓋咬合」状態において特に有用である。ブラケット/歯の干渉がより少ないため、干渉するブラケットの尚早で自然発生的な剥離及び/又はエナメル質の損傷の可能性も同様に低減される。
咬合側結合ウィングを欠いていることにより、治療中に患者の頬及び唇に対するブラケットの擦れに起因する炎症、腫れ、及び患者の全体的な不快感の可能性も低減される。治療中に食べ物や歯垢が結合ウィングの下に挟まりにくいため、衛生も同様に改善される。患者の衛生が改善された結果、歯茎の健康の改善、及び虫歯及び/又は脱石灰の発生の低減が促される。最後に、このブレースは、ブラケット本体から突き出た咬合側結合ウィングが存在しないため、審美的魅力の改善を提供する。本発明の歯列矯正用ブレースは、見た目により小さいブラケットを用いている。
本発明の更なる詳細は特許請求の範囲の特徴によって規定される。
定義
「近心側」は、患者の湾曲した歯列弓の中心に向かう方向を意味する。
「遠心側」は、患者の湾曲した歯列弓の中心から離れる方向を意味する。
「咬合側」は、患者の歯の外側先端部に向かう方向を意味する。
「歯肉側」は、患者の歯茎又は歯肉に向かう方向を意味する。
「顔面側」は、患者の唇に向かう方向を意味する。
「舌側」は、患者の舌に向かう方向を意味する。
「近心側」は、患者の湾曲した歯列弓の中心に向かう方向を意味する。
「遠心側」は、患者の湾曲した歯列弓の中心から離れる方向を意味する。
「咬合側」は、患者の歯の外側先端部に向かう方向を意味する。
「歯肉側」は、患者の歯茎又は歯肉に向かう方向を意味する。
「顔面側」は、患者の唇に向かう方向を意味する。
「舌側」は、患者の舌に向かう方向を意味する。
図1は、歯科矯正治療を受けている歯列矯正患者の、数字2によって広く示される下顎歯列弓の一例を示す。歯列矯正ブレース4は、下顎歯列弓2の歯に連結されている。ブレース4は、以下でより詳細に説明するように、器具のセット、並びにこの器具を受容するアーチワイヤを包含する。
この例では、下顎歯列弓2におけるそれぞれの歯は、歯列矯正器具に結合されている。具体的には、下顎中歯6及び下顎側歯8は下顎前歯ブラケット10に結合されており、犬歯12は犬歯ブラケット14に結合されており、第1小臼歯16は第1小臼歯ブラケット18に結合されており、第2小臼歯20は第2小臼歯ブラケット22に結合されており、第1臼歯24は臼歯チューブ26に結合されており、第2臼歯28は第2臼歯チューブ30に結合されている。器具10、14、18、及び22は、「自己結紮」ブラケットとして知られるタイプである。これらのブラケットに関する特徴については、以下の実例において詳述する。例示のために図示したブラケット10、14、18及び22、並びに臼歯チューブ26及び30は、患者の歯のエナメル質に直接的に固着された金属製器具であるが、他の器具及び/又は連結方法を使用することができる。アーチワイヤ32は、ブラケット10、14、18、及び22、並びに臼歯チューブ26及び30のスロット内に受容される。
歯列矯正用ブレース4に使用される例示的な犬歯ブラケット14が、図2〜4において3つの異なる視点から示されている。ブラケット14は、基部42、及び基部42から外向きに延びる本体44を包含する。本体44は、近心側46aと遠心側46bを包含する。本体44はまた、一対の歯肉側支柱45及び一対の咬合側支柱47を包含する。細長いアーチワイヤスロット38は、近心側46aから遠心側46bまで本体44を横切って概ね近心側−遠心側方向に、及び、歯肉側支柱45と咬合側支柱47との間に延びる。アーチワイヤスロット38は、横断方向断面図において全体的に矩形の形状を有する。
先に述べたとおり、ブラケット14は、「自己結紮」ブラケットとして知られるタイプである。この目的のため、ブラケット14は、近心側バネクリップ36aと遠心側バネクリップ36bとを含むラッチを有する。近心側バネクリップ36a及び遠心側バネクリップ36bはそれぞれ、第1区画37と、この第1区画37から離間した第2区画39とを包含する。第1区画37と第2区画39との間には、アーチワイヤスロット38と整合したアーチワイヤ受容領域41がある。歯列矯正用アーチワイヤ(図2〜4に図示せず)がアーチワイヤスロット38の底部に向かう方向に付勢されると、クリップ36a及び36bは撓んで拡開し、アーチワイヤをアーチワイヤ受容領域41内に、それ故にアーチワイヤスロット38内に完全に移動させる。一旦アーチワイヤがアーチワイヤスロット38内に着座すると、クリップ36a及び36bの固有の弾力性により、第1区画37及び第2区画39は、アーチワイヤをアーチワイヤスロット38内に保持するように、図2〜4に描写されるその弛緩した閉鎖位置に変位する。
好ましくは、クリップ36a及び36bの側面は、アーチワイヤによってブラケット14上に加えられる力が一定の最小値を超過するときはいつでも、スロット開放方向へ外向きに撓み、アーチワイヤをアーチワイヤスロット38から解放する。最小値は、歯科矯正治療の標準的な過程中、アーチワイヤスロット38からのアーチワイヤの意図しない解放を避けるのに十分な程大きい。このようにアーチワイヤは、意図された治療プログラムを実行するとともに関連する歯を所望どおりに移動させるのに十分な力を、ブラケット14上に加えることができる。好ましくは、クリップ36a及び36bは、アーチワイヤがブラケット14上でアーチワイヤスロット38の舌側から垂直に離れる方向に力を加えるときはいつでも、アーチワイヤ受容領域41から、したがってアーチワイヤスロット38からアーチワイヤをその同じ方向に解放し、その力は、約0.9N(0.2ポンド(0.1kg))〜約49N(11ポンド(5kg))の範囲内、より好ましくは約1.9N(0.4ポンド(0.2kg))〜約24.5N(5.5ポンド(2.5kg))の範囲内、最も好ましくは約1.9N(0.4ポンド(0.2kg))〜約12.3N(2.7ポンド(1.25kg))の範囲内である。
好ましくは、クリップ36a及び36bの自己解放(即ち、自己開放)のための最小値は共に、ブラケット14が歯の表面に直接的に固着されている場合に、関連する歯からブラケット14を剥離するのと同じ方向に必要とされる力よりも実質的に小さい。クリップ36a及び36bの自己解放のための最小値は、好ましくは関連する歯からブラケット14を剥離するのと同じ方向に必要とされる力の約2分の1未満である。例えば、ブラケット14と関連する歯との間の接着ボンドの予期される固着強度が、顔面側方向において71.6N(16ポンド(7.3kg))であるならば、クリップ36a及び36bは、アーチワイヤが器具36a及び36bに対してその顔面側方向に約35.3N(8ポンド(3.6kg))を幾らか超える力を加えるときはいつでも、アーチワイヤを自己解放するように構成される。
クリップ36a及び36bのそれぞれは、好ましくは酸洗仕上げ表面を有する平坦な軟超弾性材料から作製されている。好ましくは、超弾性材料は、55.97重量%のニッケル含有量、及び10℃±5℃のAfを有するニチノールである。ニチノールは37.5%に冷間加工され、約0.3mm(0.012インチ)〜約0.4mm(0.016インチ)の範囲内の厚さを有する。クリップ36a及び36bは、まず荒切削レーザー法(rough cutting laser process)でカットされた後、任意に、縁部を平滑化するために、レーザーカット法を使用してその縁部に沿って更に1回以上カットされる。
ラッチ及びクリップ36a及び36bのその他の詳細及び特徴については、出願人らの発行済み特許、名称「自己解放式ラッチを備えた歯列矯正器具(ORTHODONTIC APPLIANCE WITH SELF-RELEASING LATCH)」−米国特許第6,302,688号及び同第6,582,226号、並びに「耐疲労性アーチワイヤ保持ラッチを備えた歯列矯正器具(ORTHODONTIC APPLIANCE WITH FATIGUE-RESISTANT ARCHWIRE RETAINING LATCH)」−米国特許第7,014,460号に記載されている。
クリップ36a及び36bはそれぞれ、近心側キャップ40a及び遠心側キャップ40bのそれぞれにより所定の位置に保持される。この実施形態では、キャップ40a及び40bは、本体44の一部と見なされ、上述したように、近心側46a及び遠心側46bのそれぞれに取り付けられる。キャップ40a及び40bは、本体44の中央区画から近心側−遠心側方向に延びる突出部に固定され、突出部は、クリップ36a及び36bを所定の位置に保持するように構成される。例えば、突出部は、アーチワイヤスロット38の側面に沿って、並びにクリップ36a及び36bの舌側の一部又は全体に沿って提供されてもよい。突出部は、中央区画又はキャップ40a及び40bの一方と一体であり、その後、溶接又はろう接操作によって中央区画又はキャップ40a及び40bの他方に固定されてもよい。突出部及びキャップは、ブラケットを製作するために、金属射出成形法を使用してブラケット本体と一体であり得る。ブラケット14はまた、本体44の歯肉側支柱45から突出する、一対の結合ウィング48を包含する。結合ウィング48は互いに対して平行であり、初めに歯肉側支柱45から歯肉側方向に延び、次いで緩やかな曲線を描いて基部42に向かって舌側方向へ曲がる。
図5及び6は、側面図及び斜視図により、歯列矯正用ブレース4においてアーチワイヤ32をブラケット14に連結するための代替経路を提供するために、結合ウィング48(ここでは48a及び48bとして指定される)を有利に使用することのできる方法について説明している。
ここでは、アセンブリ50は、ブラケット14と、アーチワイヤスロット38内に受容されるアーチワイヤ32とを包含する。アセンブリ50は更に弾性結紮具52を包含しており、この弾性結紮具52は、ブラケット14の遠心側46bではアーチワイヤ32の顔面側、咬合側、及び舌側にわたる連続経路に沿って、遠心側結合ウィング48bの下、近心側結合ウィング48aの下に走り、近心側46aではアーチワイヤ32の舌側、咬合側、及び顔面側にわたる連続経路に沿って、近心側結合ウィング48aの下、そして最後に遠心側結合ウィング48bの下を進む。この構成に至るためには、まず弾性結紮具52を、近心側及び遠心側結合ウィング48a及び48b、並びに歯肉側支柱45の周りで環状にする。次いで、アーチワイヤ32をアーチワイヤスロット38内に受容する。次いで、アーチワイヤ32の咬合側に位置する弾性結紮具52の部分を、アーチワイヤ32の唇側にわたって伸ばし、最後に、近心側及び遠心側結合ウィング48a及び48bのそれぞれの下に固定させる。
このような方法において、アーチワイヤ32は、アーチワイヤスロット38内に確実に保持され、アーチワイヤ32をブラケット14に結合するための二次手段を施術者に示す。アーチワイヤ32をブラケット14に結合するためにアセンブリ50に示される構成は、ステンレススチール製結紮結合具など、他の種類の結紮具に容易に拡張することができる。歯列弓2上で歯列矯正用ブレース4の他の部材ブラケット10、18、及び22にアーチワイヤ32を結合するように、アセンブリ50に示される構成を拡張することも同様に容易である。ブラケット14を使うとき、施術者は、クリップ36a及び36bのみを使用して、あるいは上記のような結合ウィング48a及び48bの周りで環状にした弾性結紮具52(又は類似の結紮結合具)と組み合わせて、アーチワイヤ32をブラケット14に連結する選択肢を有する。
ここで、ブラケット14が咬合側結合ウィングを欠いていることに着目したい。「咬合側結合ウィングを欠いている」という語句は、本明細書で使用するとき、歯科矯正治療の過程中にアーチワイヤスロットの咬合側に結紮具を支持するために使用し得る、ブラケット上の凹部、切欠き、突出部又は他の保持機構が全く存在しないことを意味する。好ましくはブラケット14は、以下の特徴:(a)基部に対して顔面側方向に位置していること、(b)アーチワイヤスロットの中央を通る咬合側基準面に対して咬合側方向に位置していること、(c)咬合側方向に、又は概ね咬合側方向に延びていること、及び(d)歯科矯正治療の過程中に結紮具を支持するのに十分な程大きいことの全てを有する構造体を有さない。
別の実施形態では、歯列矯正用ブレース4において、例示的なブラケット54がブラケット14の代わりに使用される。ブラケット54は、図7〜9において、それぞれ正面図、側面図、及び斜視図で示されている。ブラケット54は、基部42a、及び基部42aから外向きに延びる本体44aを包含する。本体44aは、遠心側46cと近心側46dを包含する。本体44aはまた、2つの歯肉側支柱45a及び2つの咬合側支柱47aを包含する。細長いアーチワイヤスロット38aは、遠心側46cから近心側46dまで本体44を横切って概ね遠心側−近心側方向に、及び、歯肉側支柱45aと咬合側支柱47aとの間に延びる。ブラケット54はまた、本体44aの歯肉側支柱45aからまず歯肉側方向に突出し、次いで緩やかに舌側方向へ曲がっている、平行な一対の結合ウィング49を包含する。この実施形態では、アーチワイヤ(図示せず)は、図5及び6に描写した構成を用いて先に示したような弾性結紮具又はステンレススチール製結紮結合具を使用して、ブラケット54に結合され得る。
更に別の実施形態では、歯列矯正用ブレース4において、例示的なブラケット56がブラケット14の代わりに使用される。ブラケット56は、図10において斜視図で示されており、ブラケット56が単一の咬合側支柱62、単一の歯肉側支柱65、及び歯肉側支柱65から突出する単一の結合ウィング68を包含する点を除いて、図7〜9に描写したブラケット54と本質的に同一である。歯肉側結合ウィング68は、垂直方法で歯肉側支柱65から歯肉側方向に突出し、次いで緩やかな円弧を描いて舌側方向に向かって湾曲する。アーチワイヤ(図示せず)は、先に説明したような図5及び6に示したものに類似する構成を用いた弾性結紮具又はステンレススチール製結紮結合具を使用して、ブラケット56に結合され得る。
更に別の実施形態では、図11〜13によりそれぞれ正面図、側面図、及び斜視図で例示された、例示的なブラケット69が使用されている。ブラケット69は、歯列矯正用ブレース4においてブラケット14の代わりに使用することができ、結合ウィング84及び86が歯肉側支柱ではなくクリップ80及び82のそれぞれから突出している点を除いて、ブラケット14とほぼ同一である。結合ウィング84及び86は平行であり、まずクリップ80及び82から歯肉側方向に突出し、次いで緩やかな曲線を描いて舌側方向へ曲がる。ブラケット69は、クリップ80及び82のみを使用して、あるいは先に図5及び6に示した方法で結合ウィング84及び86の周りに導かれる弾性結紮具又はステンレススチール製結紮結合具(図示せず)の使用と組み合わせて、アーチワイヤを保持する能力がある。
本発明の更に別の実施形態によるアセンブリ92が、図14において斜視図で例示されている。アセンブリ92は、アーチワイヤ32に結合された例示的なブラケット94を包含する。この実施形態では、ブラケット94は、歯列矯正用ブレース4のブラケット14の代わりに使用される。ブラケット94は、中央に配置されたバネクリップ110がラッチを1つだけ含有する点を除いて、ブラケット14と本質的に同一である。ブラケット94は、クリップ110のみを使用して、あるいは先に図5及び6に示した仕方の弾性結紮具又はステンレススチール製結紮結合具(図示せず)の使用と組み合わせて、アーチワイヤを保持する能力がある。
上述した実施形態は、下顎歯列弓に関して例示されたものであるが、これらの実施形態を上顎歯列弓で使用するように適合させることは容易である。上記の実施形態のいずれかに包含されるブラケットは、金属、セラミックス、ポリマー、又はそのいずれかの組み合わせを包含する、様々な材料から形成され得ることも理解されたい。このような材料の例としては、ステンレススチール、多結晶アルミナ、及び繊維強化ポリカーボネートが挙げられるが、これらに限定されない。
上述した例は、本発明の様々な態様及び効果を例示することを意図するものである。しかしながら、当業者であれば、本発明の趣旨から逸脱することなく、上記の器具に対する多くの変形及び追加がなされてもよいことを理解するであろう。したがって、本発明は、上記に詳述した特定の実施形態に限定されるものと見なされるべきではなく、以下の特許請求の範囲、及びその等価物の適正な範囲によってのみ限定される。
Claims (13)
- 歯列弓用の歯列矯正用ブラケットのセットを含む歯列矯正用ブレースであって、該セットが、少なくとも1つの中切歯ブラケットと、少なくとも1つの側切歯ブラケットと、少なくとも1つの犬歯ブラケットとを包含し、該セットのそれぞれのブラケットが、基部と、該基部から外向きに延びる本体と、該本体にわたって延びるアーチワイヤスロットとを包含し、該セットのそれぞれのブラケットは、少なくとも1つの歯肉側結合ウィングを包含するとともに咬合側結合ウィングを全く欠いている、歯列矯正用ブレース。
- 前記セットのそれぞれのブラケットが、下顎歯列弓ブラケットである、請求項1に記載の歯列矯正用ブレース。
- 前記セットが、少なくとも1つの第1小臼歯ブラケットも包含する、請求項1に記載の歯列矯正用ブレース。
- 前記セットが、少なくとも1つの第2小臼歯ブラケットを追加的に包含する、請求項3に記載の歯列矯正用ブレース。
- 前記セットのそれぞれのブラケットの前記本体が、一対の咬合側支柱及び一対の歯肉側支柱を包含し、それぞれのブラケットの前記アーチワイヤスロットが、それぞれ対応するブラケットの該咬合側支柱と該歯肉側支柱との間に延びている、請求項1に記載の歯列矯正用ブレース。
- 前記セットのそれぞれのブラケットの少なくとも1つの前記歯肉側結合ウィングが、対応するブラケットのそれぞれの歯肉側支柱にそれぞれ連結された2つの歯肉側結合ウィングを包含する、請求項5に記載の歯列矯正用ブレース。
- 前記セットのそれぞれのブラケットが、前記対応するブラケットの前記アーチワイヤスロット内にアーチワイヤを解放可能に保持するためのラッチを包含する、請求項1に記載の歯列矯正用ブレース。
- それぞれのブラケットの前記ラッチが、少なくとも1つのクリップを含む、請求項7に記載の歯列矯正用ブレース。
- それぞれのブラケットの前記ラッチが、近心側クリップ及び遠心側クリップを含み、それぞれのクリップが、前記対応するブラケットの前記アーチワイヤスロットと整合したアーチワイヤ受容領域を呈している、請求項7に記載の歯列矯正用ブレース。
- それぞれのクリップが、アーチワイヤをアーチワイヤスロット内に受け入れるために、アーチワイヤが前記クリップに付勢されるときに互いから離れるように移動する第1区画及び第2区画を包含する、請求項9に記載の歯列矯正用ブレース。
- それぞれのクリップが、前記アーチワイヤにより前記クリップに与えられる力が一定の値を超えるときはいつでも、前記アーチワイヤスロットから前記アーチワイヤを自己解放する、請求項9に記載の歯列矯正用ブレース。
- それぞれのクリップが、第1区画と該第1区画から離間した第2区画とを包含し、前記セットのそれぞれのブラケットの少なくとも1つの歯肉側結合ウィングが、前記近心側クリップに連結された歯肉側結合ウィング及び前記遠心側クリップに連結された歯肉側結合ウィングを含む、請求項9に記載の歯列矯正用ブレース。
- 前記セットのそれぞれのブラケットが単一の歯肉側結合ウィングのみを有する、請求項1に記載の歯列矯正用ブレース。
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