JP2010511170A - 放射・検出システム - Google Patents

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Abstract

本発明は、第1の期間群に第1の放射領域(15)の放射線で、そして第2の期間群に第2の放射領域(16)の放射線で、代わる代わる検出ユニット(6)を照射する放射ユニット(2)を有し、第1の期間群に第1の検出値が検出され、第2の期間群に第2の検出値が検出される、放射・検出システムに関する。第2の放射領域(16)の放射線の第1の検出値への影響に関して、そして第1の放射領域(15)の放射線の第2の検出値への影響に関して、放射・検出システムが校正される。

Description

本発明は、放射・検出システム及び放射・検出方法に関する。
第1の放射領域及び第2の放射領域を有する放射ユニットと検出ユニットとを有し、第1の期間群に第1の放射領域の放射線で、そして第2の期間群に第2の放射領域の放射線で、代わる代わる検出ユニットを照射する放射・検出システムが知られている。このような放射・検出システムは、例えば、2つの焦点を有するX線ステレオ管を備え、関心領域をこれら2つの焦点から放射される放射線で代わる代わる照射するコンピュータ断層撮影システム(CTシステム)である。これら2つの焦点の放射線は、関心領域を横切った後に、検出ユニットによって検出される。検出ユニットは、この放射線に依存した検出値を生成し、生成された検出値を用いて関心領域の画像が再構成される。上述の放射ユニットを有する放射・検出システムは、第1及び第2の放射領域の使用により検出値が誤りを含んだものとなり、アーチファクトを有する再構成画像が生成されるという欠点を有する。
本発明は、検出値の誤りの度合いを低減する、第1の期間群に第1の放射領域の放射線で、そして第2の期間群に第2の放射領域の放射線で、代わる代わる検出ユニットを照射する第1の放射領域及び第2の放射領域を有する放射ユニットを備えた放射・検出システムを提供することを1つの目的とする。
本発明の第1の態様において、放射・検出システムが提示される。当該放射・検出システムは:
− 第1の放射領域及び第2の放射領域を有し、第1の期間群に第1の放射領域の放射線で、そして第2の期間群に第2の放射領域の放射線で、代わる代わる検出ユニットを照射する放射ユニット、
− 放射線に依存した値を検出する検出ユニットであり、第1の期間群に第1の検出値を検出し、第2の期間群に第2の検出値を検出するように適応された検出ユニット、
− 校正ユニットであり、第1の検出値を補正するために、第2の放射領域の放射線の第1の検出値への影響に依存した校正値を決定するように適応されて、第2の放射領域の放射線の第1の検出値への影響に関して当該放射・検出システムを校正し、且つ第2の検出値を補正するために、第1の放射領域の放射線の第2の検出値への影響に依存した校正値を決定するように適応されて、第1の放射領域の放射線の第2の検出値への影響に関して当該放射・検出システムを校正する校正ユニット、
を有する。
本発明は、上述の従来技術において、第1の検出値の誤りは、第2の放射領域の放射線の第1の検出値への影響に起因するという考えに基づく。例えば、第2の放射領域の放射線により発生される検出ユニットの残光が第1の検出値に影響を及ぼす。また、第2の放射領域は、例えば第1の放射領域と第2の放射領域との間の切り替え時間の物理限界などにより、第1の期間群にも幾らかの残留放射線を放射し得る。同様に、第2の検出値の誤りは、第1の放射領域の放射線の影響により引き起こされる。これらの影響に関して第1及び第2の検出値を補正する校正により、第1及び第2の検出値の誤りの度合いが低減される。
好ましくは、校正ユニットは、第1の検出値を補正するための校正値を決定するため、第1及び第2の検出値のうちの少なくとも1つを用いるように適応され、且つ校正ユニットは、第2の検出値を補正するための校正値を決定するため、第1及び第2の検出値のうちの少なくとも1つを用いるように適応される。校正値を決定するために、検査室内で測定される検出値などではなく、放射・検出システムの検出値それ自体が用いられるので、校正値が高い精度で決定され得る。
更に好ましくは、放射・検出システムは、第1及び第2の放射領域のうちの一方の放射線が検出ユニットによって検出されるのを阻止する阻止ユニットを有する。これにより、第1の放射領域の放射線が検出ユニットによって検出されるのを阻止されている間に収集された第1及び第2の検出値のうちの少なくとも1つを用いて、第1の検出値を補正するための校正値を決定することが可能になる。また、これにより、第2の放射領域の放射線が検出ユニットによって検出されるのを阻止されている間に収集された第1及び第2の検出値のうちの少なくとも1つを用いて、第2の検出値を補正するための校正値を決定することが可能になる。故に、これにより、第1及び第2の放射領域のうちの一方の放射線の影響を、その決定が第1及び第2の放射領域のうちの他方の放射線により影響されることなく、決定することが可能になる。これにより、校正値、ひいては、補正された検出値、及びこれら補正された検出値を用いて再構成される画像の品質が向上される。
阻止ユニットは放射線を遮る遮断素子としてもよい。この遮断素子は、例えば、コリメータ又は金属板、特にコリメータの金属板である。これは、放射ユニットが双方の放射領域から代わる代わる放射線を放射することを可能にしたままで、第1及び第2の放射領域のうちの一方の放射線が検出ユニットによって検出されるのを阻止することを可能にする。故に、校正中、放射ユニットは、放射・検出システムが校正された後、すなわち、校正値が決定された後に検出値を生成して関心領域の画像を再構成するために使用される画像生成モードにおいてと同一のモードで動作することができる。放射ユニットの動作モードを校正モード中と画像生成モード中とで同一とし得るので、校正値の決定は、現実の画像生成状態に基づいたものとなり、校正値、ひいては、補正された検出値、及びこれら補正された検出値を用いて再構成される画像の品質が向上される。例えば、放射ユニットが2つの焦点を有するX線ステレオ管であり、これら2つの焦点が代わる代わる関心領域を照射する場合、校正中、X線ステレオ管が代わる代わる放射しながら、一方の焦点の放射線のみを検出ユニットに到達させることができる。
更に好ましくは、第1の検出値を補正するための校正値を決定するため、
− 阻止ユニットは、第1の放射領域の放射線の検出ユニットによる検出を阻止するように適応され、
− 検出ユニットは、第1及び第2の検出値を検出するように適応され、且つ
− 校正ユニットは、連続した第1及び第2の検出値の比を用いることによって、第1の検出値を補正するための校正値を決定するように適応され、且つ
第2の検出値を補正するための校正値を決定するため、
− 阻止ユニットは、第2の放射領域の放射線の検出ユニットによる検出を阻止するように適応され、
− 検出ユニットは、第1及び第2の検出値を検出するように適応され、且つ
− 校正ユニットは、連続した第1及び第2の検出値の比を用いることによって、第2の検出値を補正するための校正値を決定するように適応される。
校正ユニットは、選択的に、検出ユニットの残光値に依存した校正値を決定するように適応される。残光は一般的に検出値に影響を及ぼすので、校正値を決定するために検出ユニットの残光の値を用いることは、補正された検出値の品質、ひいては、補正された検出値を用いて再構成される画像の品質を更に向上させる。
更に好ましくは、校正ユニットは、放射領域の残留放射線に依存した校正値を決定するように適応される。残留放射線は一般的に検出値に影響を及ぼすので、校正値を決定するために残留放射線を考慮に入れることは、補正された検出値の品質、ひいては、補正された検出値を用いて再構成される画像の品質を更に向上させる。
放射・検出システムは、校正値を用いて第1及び第2の検出値を補正するように適応された補正ユニットを更に有してもよい。補正ユニットは、関心領域の画像の再構成に使用し得る補正された検出値を提供することを可能にする。
補正ユニットは、第1及び第2の検出値を、
− 第1及び第2の検出値を、補正された第1及び第2の値の、校正値に依存したカーネルとの畳み込みとしてモデル化する段階、
− 前記畳み込みを反転することにより、補正された第1及び第2の検出値を計算し直す段階、
を用いて補正するように適応されてもよい。
更に好ましくは、補正ユニットは、第1及び第2の検出値を、
− 第1及び第2の検出値を行列方程式としてモデル化する段階であり、第1及び第2の検出値を、校正値に依存した行列により、補正された第1及び第2の検出値に関連付ける段階、
− 行列方程式を反転することにより、補正された第1及び第2の検出値を計算し直す段階、
を用いて補正するように適応される。このモデル及び再計算は、補正後の検出値を、より高い精度で決定することを可能にする。
放射・検出システムは、補正された第1及び第2の検出値を用いて、放射ユニットと検出ユニットとの間に配置された関心領域の画像を再構成する再構成ユニットを有してもよい。再構成ユニットが補正後の検出値を用いて関心領域の画像を再構成するので、高品質の画像が生成される。
放射・検出システムはコンピュータ断層撮影システムであってもよく、放射ユニットはX線ステレオ管であってもよい。X線ステレオ管は2つの焦点を有し、これら2つの焦点から発せられた放射線が交互に検出ユニットを照射する。理論的には、検出ユニットは、第1の期間群において、第1の焦点から放射された放射線のみによって照射され、第2の期間群において、第2の焦点から放射された放射線のみによって照射される。しかしながら一般的に、実際には、検出ユニットがこれら焦点のうちの一方から放射される放射線で照射されるはずであるとき、これら焦点のうちの他方の残留X線束が依然として存在する。この残留X線束及び/又は検出ユニットの残光は検出値に影響を及ぼす。この影響は、校正値を決定し、決定された校正値を用いて検出値を補正することによって補正される。コンピュータ断層撮影システムによる、これら補正された検出値の使用は、コンピュータ断層撮影システムにより再構成される画像の品質を向上させる。
本発明の更なる目的は、放射ユニット及び検出ユニットを有する放射・検出システムであって、放射ユニットが、検出ユニットを間欠的に照射する放射領域を有し、検出ユニットによって生成される検出値の品質が向上される、放射・検出システムを提供することである。
本発明の一態様において提示される放射・検出システムは、
− 第1の期間群に検出ユニットを間欠的に照射する放射領域を有する放射ユニット、
− 第1の期間群の間に配置された第2の期間群に、放射線に依存した検出値を検出する検出ユニット、
− 第1の期間群に放射された放射線の第2の期間群に検出された検出値への影響に関して当該放射・検出システムを校正する校正ユニットであり、検出値を補正するために、第1の期間群に放射された放射線の第2の期間群に検出された検出値への影響に依存した校正値を決定するように適応された校正ユニット、
を有する。
本発明の更なる一態様において、関心領域の画像を生成する画像生成システムが提示される。当該画像生成システムは、
− 放射ユニットが、第1の期間群に第1の放射領域から、そして第2の期間群に第2の放射領域から、代わる代わる検出ユニットを放射線で照射して、第1の期間群に検出された第1の検出値、及び第2の期間群に検出された第2の検出値、
− 第1の検出値を補正するための、第2の放射領域の放射線の第1の検出値への影響に依存した校正値、
− 第2の検出値を補正するための、第1の放射領域の放射線の第2の検出値への影響に依存した校正値、
を与えられ、当該画像生成システムは:
− 校正値を用いて第1及び第2の検出値を補正するように適応された補正ユニット、
− 補正された第1及び第2の検出値を用いて、放射ユニットと検出ユニットとの間に配置された関心領域の画像を再構成する再構成ユニット、
を有する。
本発明の更なる一態様において、放射・検出システムを校正するための放射・検出方法が提供される。当該放射・検出方法は:
− 第1の期間群に第1の放射領域の放射線で、そして第2の期間群に第2の放射領域の放射線で、代わる代わる検出ユニットを照射する段階、
− 放射線に依存した値を検出する段階であり、第1の期間群に第1の検出値が検出され、第2の期間群に第2の検出値が検出される、検出する段階、
− 第2の放射領域の放射線の第1の検出値への影響に関して放射・検出システムを校正する段階であり、第1の検出値を補正するための、第2の放射領域の放射線の第1の検出値への影響に依存した校正値が決定される、校正する段階、及び
− 第1の放射領域の放射線の第2の検出値への影響に関して放射・検出システムを校正する段階であり、第2の検出値を補正するための、第1の放射領域の放射線の第2の検出値への影響に依存した校正値が決定される、校正する段階、
を有する。
本発明の更なる一態様において、放射・検出システムを校正するためのコンピュータプログラムが提示される。当該コンピュータプログラムは、請求項1に記載の放射・検出システムを制御するコンピュータ上で実行されるときに該放射・検出システムに請求項17に記載の方法の段階群を実行させるプログラムコードを有する。
本発明の好適実施形態が従属請求項にて規定される。
理解されるように、請求項1に係る放射・検出システム、請求項12に係る放射・検出システム、請求項16に係る画像生成システム、請求項17に係る放射・検出方法、及び請求項18に係るコンピュータプログラムは、従属請求項にて規定されるのと同様の好適実施形態及び/又は同一の好適実施形態を有する。
理解されるように、本発明の好適実施形態は、例えば、2つ以上の従属請求項のそれぞれの独立請求項との組み合わせとし得る。
本発明のこれら及び更なる態様は、以下にて説明する実施形態を参照することにより明らかになる。
本発明に従った放射・検出システムの一実施形態を概略的に示す図である。 本発明に従った放射・検出システムの放射ユニット、検出ユニット及び遮断素子を概略的に示す図である。 本発明に従った校正・画像生成装置を概略的に示す図である。 本発明に従った放射・検出システムを校正する方法の一実施形態を例示するフローチャートである。 本発明に従った撮像方法を例示するフローチャートである。
図1は、この実施形態においてはCTシステムである放射・検出システムを示している。このCTシステムは、z方向に平行に延在する回転軸Rの周りを回転可能なガントリー1を含んでいる。ガントリー1には、この実施形態においてはX線ステレオ管2である放射ユニットが取り付けられている。X線ステレオ管2は、X線ステレオ管2によって生成された放射線から円錐状の放射線ビーム(コーンビーム)4を形成するコリメータ装置3を備えている。放射線は、円筒形の検査区画5内の関心領域内の例えば患者などの被検体(図示せず)を横切る。X線ビーム4は、検査区画5を横切った後、ガントリー1に取り付けられた2次元の検出器であるX線検出ユニット6に入射する。
X線ステレオ管2は、第1の焦点15である第1の放射領域、及び第2の焦点16である第2の放射領域を有する。第1の焦点15及び第2の焦点16は、回転軸Rに平行な直線上に位置し、互いに対して或るオフセットを有する。すなわち、第1の焦点15及び第2の焦点16は、それらの間に或る距離を有するように、回転軸Rに平行な直線上に配置されている。X線ステレオ管2を図2に模式的に示す。
X線ステレオ管2は、関心領域が第1の焦点15から発せられた放射線と第2の焦点16から発せられた放射線とによって交互に照射されるように適応されている。好ましくは、第1の焦点15は、放射線が第1の焦点15から所定の周期の時点群に放射されるように周期的にパルス駆動される。また、好ましくは、第2の焦点16は、第2の焦点16が所定の周期の時点群に放射線を放射するように周期的にパルス駆動される。第1の焦点15及び第2の焦点16は、好ましくは同一の周期を有し、第1の焦点15のパルス期間は、第2の焦点16のパルス期間に対して半周期だけずらされる。
コリメータ3は、例えば金属板である遮断素子17を有する。遮断素子17は、第1の焦点15から発せられる放射線を遮るように第1の位置に位置付けられることができる(図2の破線に示す)とともに、第2の焦点16から発せられる放射線を遮るように第2の位置に位置付けられることができる(図2の実線に示す)。
ガントリー1は、モータ7によって、好ましくは一定であるが調整可能な角速度で駆動される。例えば検査区画5内の患者台上に配置された患者といった被検体を、回転軸Rの方向すなわちz軸の方向に平行に変位させるため、更なるモータ8が設けられている。モータ7又は8は、例えば、放射ユニット2と検査区画5とが螺旋軌道に沿って相対的に移動するよう、制御ユニット9によって制御される。しかしながら、被検体又は検査区画5が移動されずにX線ステレオ管2のみが回転されること、すなわち、X線ステレオ管2と検査区画5とが円形軌道に沿って相対移動することも可能である。モータ7、8、ガントリー1、及び選択的に患者台は、関心領域をX線ステレオ管2によって複数の異なる方向から照射することを可能にする移動ユニットを形成する。
検出ユニット6によって収集されたデータである検出値は、CTシステムの校正と関心領域の画像の生成とを行う校正・画像生成装置10に与えられる。生成された画像は、最終的に、画像を表示するディスプレイ11に提供され得る。好ましくは、校正・画像生成装置10も制御ユニット9によって制御される。代替的あるいは付加的に、校正・画像生成装置10は、校正・画像生成装置10のみを制御する制御ユニットを有してもよい。
校正・画像生成装置10は、図3に概略的に示すように、校正ユニット18、補正ユニット20、及び再構成ユニット21を有する。
CTシステムは、この実施形態においては第1の時点群である第1の期間群に第1の焦点15が放射線を放射し、且つこの実施形態においては第2の時点群である第2の期間群に第2の焦点16が放射線を放射するように適応される。本来は、第1の時点群においては第1の焦点15のみが放射線を放射するが、実際には、第1の時点群において第2の焦点16からの残留X線束も幾らか存在することになる。また、本来は、第2の時点群においては第2の焦点16のみが放射線を放射するが、実際には、第2の時点群において第1の焦点15も残留X線束を幾らか放射する。
検出ユニット6は、第1の時点群に第1の検出値を検出し、第2の時点群に第2の検出値を検出するように適応される。
第1の検出値は、第2の焦点16の残留X線束と、特に第2の時点中に放射された第2の焦点16の放射線及び第2の焦点16の残留X線束によって引き起こされる、検出ユニット6の残光とに影響される。第2の検出値は、第1の焦点15の残留X線束と、特に第1の時点中に放射された第1の焦点15の放射線及び第1の焦点15の残留X線束によって引き起こされる、検出ユニット6の残光とに影響される。
撮像システムは、校正値が決定される校正モードと、画像が生成される画像生成モードとで動作されることが可能である。
校正モードにおいては、校正・画像生成装置10が受け取った第1及び第2の検出値は校正ユニット18に入力される。画像生成モードにおいては、第1及び第2の検出値は補正ユニット20に直接入力される。
校正モードにおいて、校正ユニット18は、第2の焦点16の放射線の第1の検出値への影響に関して第1の検出値を補正するための校正値を決定する。このとき、校正ユニット18は、第1及び第2の検出値のうち少なくとも1つを用いて、画像生成モードにおいて第1の検出値を補正するために補正ユニット20によって使用されることになる校正値を決定するように適応される。
補正ユニット20は、決定された校正値を用いて第1及び第2の検出値を補正するように適応される。この補正については更に詳細に後述する。
再構成ユニット21は、補正された第1及び第2の検出値を用いて関心領域の画像を再構成するように適応される。再構成は、逆投影法を用いて、あるいはその他の既知の再構成法を用いて実行され得る。
続いて、本発明に従ったCTシステムを校正する方法の一実施形態を、図4に示すフローチャートを参照して更に詳細に説明する。
段階101にて、校正モードが選択される。この選択は、例えば所定数のスキャンが実行された後などに自動的に行われてもよいし、ユーザが校正モードを選択することを可能にするグラフィカル・ユーザ・インタフェースを撮像システムが提供してもよい。
段階102にて、第1及び第2の検出値が収集される。第1及び第2の検出値を収集するため、関心領域内に被検体が存在しない状態で、関心領域は移動されずにX線ステレオ管2が関心領域の周りを回転する。すなわち、X線ステレオ管2が関心領域の周りの円形軌道に沿って進行する。代替的に、他の一実施形態においては、X線ステレオ管2が関心領域の周りを回転するとともに、関心領域がz方向に平行に移動される。すなわち、X線ステレオ管2が螺旋軌道に沿って進行する。関心領域は、例えば、患者などの被検体を載せた患者台を移動させることによって移動され得る。
段階102における収集中、この実施形態では金属板である遮断素子17は、第2の焦点16から放射される放射線を遮る第2の位置に配置される。故に、第1の焦点15及び第2の焦点16から交互に且つ周期的に放射線が放射されるが、第1の焦点15から放射された放射線のみが検出ユニット6に到達する。第1の焦点15は第1の時点群に放射線を放射し、第2の焦点16は第2の時点群に放射線を放射する。検出ユニット6は、第1に時点群に第1の検出値を検出し、第2の時点群に第2の検出値を検出する。
段階103にて、校正ユニット18は、検出された第1及び第2の検出値を用いることによって、第2の検出値を補正するための校正値を決定する。校正値の決定の一層十分な理解のため、以下では、この決定を数学的に記述する。
第1の焦点15に関するX線ステレオ管2の意図される出力は、パルス群の無限級数:
Figure 2010511170
としてモデル化することができる。
第1の時点群は、i=1,2,3,・・・として、i2Δtによって指し示される。δ関数を式:
Figure 2010511170
によって定義する。Sは管(チューブ)の実際のX線束である。
第2の時点群は(2i+1)Δtによって指し示される。項Δtは第1の焦点15及び第2の焦点16の周期を表す。第2の検出値のうち、第1の時点群において放射される第1の焦点15の放射線に起因する検出ユニット6の残光によって発生する部分は、式:
Figure 2010511170
によってモデル化することができる。
検出ユニット6の残光の時定数tは、既知の残光決定方法により決定することができる。このような残光決定方法は、例えば、Hsieh等の「Investigation of a Solid-State Detector for Advanced Computed Tomography」、IEEE Transactions on Medical Imaging、第19巻、第9号、2000年、p.930-940に開示されている。
第2の検出値は更に、第1の焦点15の残留X線束にも影響される。すなわち、第1の焦点15の残留X線束は直接的に検出されるとともに、第2の検出値への他の残光寄与をも生じさせる。この第1の焦点15の残留X線束により生じる他の残光寄与は、式:
Figure 2010511170
によってモデル化することが可能である。ただし、等式(4)においてεSは残留X線束を指し示す。
もはや、第2の時点(2i+1)Δtに収集される第2の検出値を、3つ全ての寄与、すなわち、第1の焦点15の残留X線束、この残留X線束によって生じる残光、及び第1の時点中の第1の焦点15の放射線によって生じる残光、の和として:
Figure 2010511170
とモデル化することができる。ただし、等式(5)において、M((2i+1)Δt)は、第2の時点(2i+1)Δtに収集される第2の検出値を指し示す。
同様にして、遮断素子17が依然として第2の位置にある間に第1の時点2iΔtに収集される第1の検出値M(2iΔt)は、式:
Figure 2010511170
に従ってモデル化することができる。
等式(6)を等式(5)で割ることにより:
Figure 2010511170
が得られる。これは、
Figure 2010511170
と等価である。
等式(8)は、残留X線束の指標である校正値εを決定することを可能にする。εは第2の校正値であるので、以下ではεと表記する。遮断素子が第1の位置にある間に第1及び第2の検出値を用いてεが決定される場合、決定される校正値は第1の校正値であり、故に、以下ではεと表記する。
従って、第2の校正値εを決定するため、段階102にて、遮断素子17が第2の位置にある間に、第1の検出値M(2iΔt)及び第2の検出値M((2i+1)Δt)が収集される。段階103にて、連続した測定値M(2iΔt)及びM((2i+1)Δt)を除算して比Rを得ること、及び等式(8)に従って校正値εを計算することにより、校正値εが決定される。
他の実施形態においては、複数個の比Rを計算し、これら複数の計算されたRを平均化することによって平均Rを決定し、校正値を計算するためにこの平均Rを用いてもよい。
段階104にて、遮断素子17が第1の位置に移動される。X線ステレオ管2が作動され、第1の焦点15及び第2の焦点16から交互に且つ周期的に放射線が放射されるが、第2の焦点16から放射された放射線のみが検出ユニット6に到達する。第1の焦点15は第1の時点群に放射線を放射し、第2の焦点16は第2の時点群に放射線を放射する。検出ユニット6は、第1に時点群に第1の検出値を検出し、第2の時点群に第2の検出値を検出する。
段階105にて、校正ユニットは、連続した測定値M((2i+1)Δt)及びM(2iΔt)を除算して比Rを得ること、及び等式(8)に従って校正値εを計算することにより、第1の校正値εを決定する。なお、第1の校正値を計算する間、等式(8)においてεをεに置き換えねばならない。
校正値ε及びε、並びに検出ユニットの残光の時定数であるtは、好ましくは、画像生成モードにて収集された検出値を補正するためにこれらの校正値を補正ユニット20に提供するため、校正・画像生成装置10のメモリに格納される。
続いて、画像生成モードにおける第1及び第2の検出値の補正について、以下の数学的導出を用いて説明する。
画像生成モードにおいて、或る特定の画素が被検体を通過したX線ビームの強度を測定すると想定する。この場合、CTシステムの回転により被検体の相異なる部分が照射されるので、この強度は時間とともに変化する。検出ユニット6の或る標本点mにおける被検体を貫通しての線積分値をLによって指し示す。所望の測定値、すなわち、残光及び残留X線束のない期待される測定値は、式:
Figure 2010511170
によってモデル化することができる。ただし、Sは標本点mにおける検出値を表す。しかしながら、実際の測定値は残光及び残留X線束によって劣化される。測定された劣化検出値と所望の劣化のない検出値との間の関係は、式:
Figure 2010511170
によってモデル化することが可能である。ただし、キャップ付きのS(キャップS)は、個々の測定された劣化検出値であるキャップSの全てにより形成されるベクトルであり、Sは、所望の劣化のない検出値Sの全てにより形成されるベクトルを指し示す。行列Uは:
Figure 2010511170
のように定められる。ここで、残留束を有する焦点の寄与は、先行標本点及び後続標本点における読み取り値の平均強度によって近似される。
また、行列Tは:
Figure 2010511170
のように定められる。
故に、検出値を補正するため、本発明に従ってCTシステムを校正することによって得られた校正値ε及びεとtとを用いて行列U及びTが形成され、等式(9)を反転することによって、所望の劣化のない補正された検出値Sが決定される。等式(9)を反転することには、既知の行列反転方法を用いることができる。故に、等式(9)を反転することにより、第1及び第2の検出値が補正される。
次に、図5に示すフローチャートを参照して、関心領域の画像を生成する画像生成方法を更に詳細に説明する。
段階201にて、例えば、グラフィカル・ユーザ・インタフェースを用いて、ユーザに画像生成モード又は校正モードにて続けたいかを尋ねることによって、画像生成モードが選択される。画像生成モードが初期設定モードであってもよい。すなわち、選択が為されない場合、画像生成モードが実行されてもよい。
段階202にて、関心領域内に被検体が配置され、X線ステレオ管2が関心領域の周りを円形軌道又は螺旋軌道に沿って進行する。X線ステレオ管2は、第1の焦点15及び第2の焦点16から交互に且つ周期的に放射線を放射する。遮断素子17は放射線の伝播方向内には配置されない。すなわち、遮断素子17は、第1の焦点15及び第2の焦点16から交互に発せられる放射線を遮らない。検出ユニット6が、関心領域を通過した放射線を検出し、第1及び第2の検出値を生成する。第1の焦点15は第1の時点群に放射線を放射し、第2の焦点16は第2の時点群に放射線を放射する。第1に時点群において第1の検出値が収集され、第2に時点群において第2の検出値が収集される。収集された検出値は補正ユニット20に伝送される。
段階203にて、補正ユニット20が、格納された校正値ε、ε、tを用いて第1及び第2の検出値を補正する。この補正は等式(9)に従って実行される。故に、測定された劣化した第1及び第2の検出値がベクトル:キャップS内に配列され、格納された校正値を用いることによって、行列T及び行列Uが等式(10)及び(11)に従って形成され、そして、既知の行列反転方法を用いて等式(9)を反転することによって、補正された検出値Sが計算される。代替的あるいは付加的に、各画像生成処理において行列T及び行列Uを形成しなくてよいよう、行列T及び行列Uを校正・画像生成装置10のメモリに格納してもよい。
段階204にて、補正された第1及び第2の検出値を用いて関心領域の画像が再構成される。この再構成には、例えばフィルタ補正逆投影技術といった周知の再構成技術を用い得る。適当な再構成技術は、例えば、米国特許第6426989号明細書にて開示されている。
本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、本発明に従った放射・検出システムは、唯一の焦点を有するパルス式のX線管と、対応する検出ユニットとの組み合わせであってもよい。その場合、図1に示した放射・検出システムは、1つの焦点を有するパルス式のX線管である放射ユニット2を有し、校正モードにおいて、X線管が放射線を放射するときに第1の検出値が収集され、X線管が放射しないとき、あるいは残留X線束のみを発するときに第2の検出値が収集される。その場合、校正ユニット18は、上述のように連続した第1及び第2の検出値を用いることによって校正値を決定するように適応される。画像生成モードにおいては、例えば上述のように、第1及び第2の検出値を補正するために放射線値が用いられ得る。
また、本発明によれば、放射ユニットは、検出ユニットを代わる代わる照射する3つ以上の放射領域を有してもよい。
本発明は、X線ステレオ管を有する放射・検出システムに限定されない。例えば、上述の実施形態において、2つの焦点を有する1つのX線管に代えて、各々が1つのパルス式焦点を有する2つのX線管を用いてもよい。
図面、この開示及び添付の特許請求の範囲の教示を受けて請求項に係る発明を実施しようとする当業者は、開示の実施形態へのその他の変形を理解し実現することができる。
図面及び以上の記載において本発明の例示及び説明を詳細に行ったが、これらの例示及び説明は、限定的なものではなく、例示的あるいは典型的なものと見なされるべきである。本発明は開示の実施形態に限定されるものではない。
請求項において、用語“有する”はその他の要素又は段階を排除するものではなく、不定冠詞“a又はan”は複数であることを排除するものではない。
コンピュータプログラムは、その他のハードウェアとともに、あるいはその他のハードウェアの一部として提供される、例えば光記憶媒体又は半導体媒体などの、好適な媒体に格納あるいはそれ上で流通されてもよいし、例えばインターネット又はその他の有線若しくは無線の電気通信システムを介して等、その他の形態で流通されてもよい。
請求項中の如何なる参照符号もその範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。

Claims (18)

  1. − 第1の放射領域及び第2の放射領域を有し、第1の期間群に前記第1の放射領域の放射線で、そして第2の期間群に前記第2の放射領域の放射線で、代わる代わる検出ユニットを照射する放射ユニット、
    − 放射線に依存した値を検出する検出ユニットであり、前記第1の期間群に第1の検出値を検出し、前記第2の期間群に第2の検出値を検出するように適応された検出ユニット、
    − 校正ユニットであり、
    前記第1の検出値を補正するために、前記第2の放射領域の放射線の前記第1の検出値への影響に依存した校正値を決定するように適応されて、前記第2の放射領域の放射線の前記第1の検出値への前記影響に関して当該放射・検出システムを校正し、且つ
    前記第2の検出値を補正するために、前記第1の放射領域の放射線の前記第2の検出値への影響に依存した校正値を決定するように適応されて、前記第1の放射領域の放射線の前記第2の検出値への前記影響に関して当該放射・検出システムを校正する
    校正ユニット、
    を有する放射・検出システム。
  2. 前記校正ユニットは、前記第1の検出値を補正するための校正値を決定するため、前記第1及び第2の検出値のうちの少なくとも1つを用いるように適応されており、且つ
    前記校正ユニットは、前記第2の検出値を補正するための校正値を決定するため、前記第1及び第2の検出値のうちの少なくとも1つを用いるように適応されている、
    請求項1に記載の放射・検出システム。
  3. 前記第1及び第2の放射領域のうちの一方の放射線が前記検出ユニットによって検出されるのを阻止する阻止ユニット、を有する請求項1に記載の放射・検出システム。
  4. 前記阻止ユニットは放射線を遮る遮断素子である、請求項3に記載の放射・検出システム。
  5. 前記第1の検出値を補正するための校正値を決定するため、
    − 前記阻止ユニットは、前記第1の放射領域の放射線の前記検出ユニットによる検出を阻止するように適応され、
    − 前記検出ユニットは、前記第1及び第2の検出値を検出するように適応され、且つ
    − 前記校正ユニットは、連続した第1及び第2の検出値の比を用いることによって、前記第1の検出値を補正するための校正値を決定するように適応されており、且つ
    前記第2の検出値を補正するための校正値を決定するため、
    − 前記阻止ユニットは、前記第2の放射領域の放射線の前記検出ユニットによる検出を阻止するように適応され、
    − 前記検出ユニットは、前記第1及び第2の検出値を検出するように適応され、且つ
    − 前記校正ユニットは、連続した第1及び第2の検出値の比を用いることによって、前記第2の検出値を補正するための校正値を決定するように適応されている、
    請求項3に記載の放射・検出システム。
  6. 前記校正ユニットは、前記検出ユニットの残光値に依存した校正値を決定するように適応されている、請求項1に記載の放射・検出システム。
  7. 前記校正ユニットは、放射領域の残留放射線に依存した校正値を決定するように適応されている、請求項1に記載の放射・検出システム。
  8. 前記校正値を用いて前記第1及び第2の検出値を補正するように適応された補正ユニット、を有する請求項1に記載の放射・検出システム。
  9. 前記補正ユニットは、前記第1及び第2の検出値を、
    − 前記第1及び第2の検出値を行列方程式としてモデル化する段階であり、前記第1及び第2の検出値を、前記校正値に依存した行列により、補正された第1及び第2の検出値に関連付ける段階、
    − 前記行列方程式を反転することにより、前記補正された第1及び第2の検出値を計算し直す段階、
    を用いて補正するように適応されている、請求項8に記載の放射・検出システム。
  10. 補正された第1及び第2の検出値を用いて、前記放射ユニットと前記検出ユニットとの間に配置された関心領域の画像を再構成する再構成ユニット、を有する請求項8に記載の放射・検出システム。
  11. 当該放射・検出システムはコンピュータ断層撮影システムであり、且つ
    前記放射ユニットはX線ステレオ管である、
    請求項1に記載の放射・検出システム。
  12. − 第1の期間群に検出ユニットを間欠的に照射する放射領域を有する放射ユニット、
    − 前記第1の期間群の間に配置された第2の期間群に、放射線に依存した検出値を検出する検出ユニット、
    − 前記第1の期間群に放射された放射線の前記第2の期間群に検出された前記検出値への影響に関して当該放射・検出システムを校正する校正ユニットであり、前記検出値を補正するために、前記第1の期間群に放射された放射線の前記第2の期間群に検出された前記検出値への前記影響に依存した校正値を決定するように適応された校正ユニット、
    を有する放射・検出システム。
  13. 前記検出ユニットは、前記第1の期間群に第1の検出値を検出し、前記第2の期間群に第2の検出値を検出するように適応され、且つ
    前記校正ユニットは、前記第1及び第2の検出値のうちの少なくとも1つを用いて、前記第2の検出値を補正するための校正値を決定するように適応されている、
    請求項12に記載の放射・検出システム。
  14. 前記校正ユニットは、前記検出ユニットの残光値に依存した校正値を決定するように適応されている、請求項12に記載の放射・検出システム。
  15. 前記校正ユニットは、前記放射領域の残留放射線に依存した校正値を決定するように適応されている、請求項12に記載の放射・検出システム。
  16. 関心領域の画像を生成する画像生成システムであって、当該画像生成システムは、
    − 放射ユニットが、第1の期間群に第1の放射領域から、そして第2の期間群に第2の放射領域から、代わる代わる検出ユニットを放射線で照射して、該第1の期間群に検出された第1の検出値、及び該第2の期間群に検出された第2の検出値、
    − 前記第1の検出値を補正するための、前記第2の放射領域の放射線の前記第1の検出値への影響に依存した校正値、
    − 前記第2の検出値を補正するための、前記第1の放射領域の放射線の前記第2の検出値への影響に依存した校正値、
    を与えられ、
    当該画像生成システムは:
    − 前記校正値を用いて前記第1及び第2の検出値を補正するように適応された補正ユニット、
    − 補正された第1及び第2の検出値を用いて、前記放射ユニットと前記検出ユニットとの間に配置された関心領域の画像を再構成する再構成ユニット、
    を有する、画像生成システム。
  17. 放射・検出システムを校正するための放射・検出方法であって:
    − 第1の期間群に第1の放射領域の放射線で、そして第2の期間群に第2の放射領域の放射線で、代わる代わる検出ユニットを照射する段階、
    − 放射線に依存した値を検出する段階であり、前記第1の期間群に第1の検出値が検出され、前記第2の期間群に第2の検出値が検出される、検出する段階、
    − 前記第2の放射領域の放射線の前記第1の検出値への影響に関して前記放射・検出システムを校正する段階であり、前記第1の検出値を補正するための、前記第2の放射領域の放射線の前記第1の検出値への前記影響に依存した校正値が決定される、校正する段階、及び
    − 前記第1の放射領域の放射線の前記第2の検出値への影響に関して前記放射・検出システムを校正する段階であり、前記第2の検出値を補正するための、前記第1の放射領域の放射線の前記第2の検出値への前記影響に依存した校正値が決定される、校正する段階、
    を有する放射・検出方法。
  18. 放射・検出システムを校正するためのコンピュータプログラムであって、請求項1に記載の放射・検出システムを制御するコンピュータ上で実行されるときに該放射・検出システムに請求項17に記載の方法の段階群を実行させるプログラムコードを有するコンピュータプログラム。
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