JP2010507302A - 名刺の挿入による「プッシュ・ツー・トーク」タイプ通信セッションのシグナリングの向上 - Google Patents
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Abstract
発呼側通信クライアント(A)と1つまたは複数の被呼側通信クライアント(B、C)との間で「プッシュ・ツー・トーク」タイプ通信セッションを設定するように意図されており、発呼側通信クライアントの論理アドレスと前記被呼側通信クライアントのアドレスとを含む招待シグナリング・メッセージ(MI)、「INVITE」を含む、移動通信網(N)用のSIPタイプのシグナリング・プロトコル。
このプロトコルは、招待シグナリング・メッセージ(MI)が、発呼側通信クライアント(A)のユーザに関連する名刺をも含むことを特徴とする。
このプロトコルは、招待シグナリング・メッセージ(MI)が、発呼側通信クライアント(A)のユーザに関連する名刺をも含むことを特徴とする。
Description
本発明は、通信ネットワークに関する。より詳細には、それは、具体的には「PoC」(「Push to talk over Cellular:プッシュ・ツー・トーク・オーバー・セルラー」)タイプの通信セッションを設定するために、通信クライアントによって1つまたは複数の他の通信クライアントを招待することに関する。
「プッシュ・ツー・トーク」(PTT:Push to Talk)サービスは、当事者が、同時にではないがインタラクティブに通信することを可能にする「半二重」タイプの通信サービスである。各クライアント用のコマンド(ボタン、キーなど)を使用して、クライアントを受信モードから送信モードに、またその逆に切り換える。
このサービスは、セルラー通信網向けに適応されており、したがって、頭字語PoC(「Push to talk over Cellular」)が付けられている。
こうしたサービスは現在、OMA(Open Mobile Alliance:オープン・モバイル・アライアンス)によって推進されている。それは、たとえば、文献「Push to talk over Cellular(PoC)−Architecture」(OMA−AD_PoC−V1_0−20060609−A)および「OMA PoC Control Plane」(OMA−TS−PoC−ControlPlane−V1_0−20060609−A)に記載され、明記されている。これらの2つの文献は、2006年6月9日に発行されている。
これらの標準化仕様によれば、「PoC」タイプの通信セッションを開始したいクライアントは、PoC通信サーバに招待メッセージを送信する。
この招待メッセージは、SIP「INVITE」要求である。このタイプの要求は主に、IETF(Internet Engineering Task Force:インターネット・エンジニアリング・タスク・フォース)のRFC3261、表題「Session Initiation Protocol」に明記されている。
招待メッセージは、招待を送信するクライアント、ならびに受信側クライアント(換言すると、送信者が「PoC」通信セッションに招待したいクライアント)の、URI(「Uniform Resource Identifier:ユニフォーム・リソース識別子」)として知られている論理アドレスを含む。
PoC通信サーバの役割のうちの1つは、送信側(すなわち発呼側)クライアントから受信された招待を、招待メッセージ内に含まれたアドレスを使用して、招待される(すなわち被呼側)クライアントに送信することである。
招待されるクライアントは通常、移動通信端末、具体的にはセルラー端末である。それは、招待に関する情報を表示することができる表示リソース、通常、画面を有する。この情報に基づいて、通信クライアントのユーザは、招待を受けるかどうか決定することができる。
OMAの仕様は、招待メッセージによって運ばれる情報をほとんど指定していない。SIPプロトコルは、1組のヘッダを指定する。これらのヘッダは、発呼側クライアントの論理アドレス(URI)を送信するために使用される。したがって、招待された通信クライアントは、その画面上にこの論理アドレスを表示することができる。この論理アドレスに対応するユーザが被呼側ユーザに知られている場合、それは、ディレクトリの一部を形成することができ、このディレクトリに含まれる情報が、論理アドレスに加えて、またはその代わりに表示され得る。
こうした可能性については、たとえば、米国特許出願公開第2005/0287997号の特許要求に記載されている。OMA標準化研究外では、これは、ユーザに追加の情報を表示するために、発呼者(「発呼者ID」)に関する情報がシグナリング・メッセージ内に挿入され、被呼側通信クライアントによってアドレス帳に関連付けられる解決策について記載している。
しかし、この最先端技術は、あまり満足のいくものではない。
第1のケースでは、論理アドレスは、ユーザが通信セッションへの招待を受けるかどうか適切な決定を行うのに十分でないことがある。実際、論理アドレスは、必ずしもあまり読みやすいものではない(それは、必ずしも発呼側クライアント・ユーザの名前に対応していない)。
クライアントによってメモリ内にローカルに格納された情報に論理アドレスが関連付けられる第2の状況に関して、これは、招待メッセージが既知の通信者から来ている場合にだけ実施することができる。それは、新しい通信者の場合には当てはまらず、またこの場合、被呼側ユーザが決定を行うのに役立つ情報を提供しない。
PoCアプリケーション内で追加の情報を送信することを可能にする解決策も開発されてきた。これらは、たとえば、「PoC」セッション中に画像を通信する手段を提示する諸特許要求、米国特許出願公開第2006/0046755号、米国特許出願公開第2006/0121927号および米国特許出願公開第2006/0040686号に記載されている。
しかし、これらの開発は、被呼側クライアントが通信セッションへの招待を受けるどうか決定できるようにする追加の情報の送信を可能にしていない。
実際、たとえば米国特許出願公開第2006/0040686号の要求では、通信セッションは依然として最先端技術に従って設定され、被呼側クライアントがサーバからの画像を受信することができるのは、このセッションが設定されたとき、また被呼側クライアントが呼を受け付けたときにすぎない。したがって、この画像は、着呼を受け付けるかどうか決定するために使用することができない。
このため、最先端技術を改良し、また被呼側クライアントが「PoC」(「プッシュ・ツー・トーク・オーバー・セルラー」)タイプの通信セッションへの招待を受けるかどうか決定するのに必要な使用可能な情報を有することを可能にすることが求められている。
「Push to talk over Cellular(PoC)−Architecture」(OMA−AD_PoC−V1_0−20060609−A)
「OMA PoC Control Plane」(OMA−TS−PoC−ControlPlane−V1_0−20060609−A)
RFC3261、「Session Initiation Protocol」
RFC2425、「A MIME Content−Type for Directory Information」
RFC2426、「vCard MIME Directory Profile」
本発明の第1の目的は、
− ダウンストリーム通信チャネル上でデータが受信されたことを表す警告音を生成する音声生成回路と、アップストリーム通信チャネル上で送信されるように意図されたデータを生成するための音声取得回路と、
− シグナリング・チャネル上でシグナリング・メッセージを送信するのに適したシグナリング・インターフェースであって、これらのシグナリング・メッセージの一部が、1つまたは複数の他の通信クライアントとの通信セッションを設定するように意図される、シグナリング・インターフェースと、
− このシグナリング・インターフェースを制御する手段と、「プッシュ・ツー・トーク」タイプ通信セッションが設定されると、マイクロホンがアクティブである送信モードとマイクロホンがアクティブでない受信モードとの間で切り換える手段とを含むマンマシン・インターフェースと、
− 受信されたシグナリング・メッセージの一部に含まれたデータに基づいて情報を表示するように意図された表示手段とを有する通信クライアントである。
− ダウンストリーム通信チャネル上でデータが受信されたことを表す警告音を生成する音声生成回路と、アップストリーム通信チャネル上で送信されるように意図されたデータを生成するための音声取得回路と、
− シグナリング・チャネル上でシグナリング・メッセージを送信するのに適したシグナリング・インターフェースであって、これらのシグナリング・メッセージの一部が、1つまたは複数の他の通信クライアントとの通信セッションを設定するように意図される、シグナリング・インターフェースと、
− このシグナリング・インターフェースを制御する手段と、「プッシュ・ツー・トーク」タイプ通信セッションが設定されると、マイクロホンがアクティブである送信モードとマイクロホンがアクティブでない受信モードとの間で切り換える手段とを含むマンマシン・インターフェースと、
− 受信されたシグナリング・メッセージの一部に含まれたデータに基づいて情報を表示するように意図された表示手段とを有する通信クライアントである。
本発明による通信クライアントは、
− それが、通信クライアントのユーザに関連しており、1つまたは複数のシグナリング・メッセージによって他の通信クライアントに送信されるように意図された名刺を格納するように意図されたメモリをも有し、また
− 表示手段が、受信されたシグナリング・メッセージ内に含まれた名刺を完全にまたは部分的に表示するのに適しているという点で革新的である。
− それが、通信クライアントのユーザに関連しており、1つまたは複数のシグナリング・メッセージによって他の通信クライアントに送信されるように意図された名刺を格納するように意図されたメモリをも有し、また
− 表示手段が、受信されたシグナリング・メッセージ内に含まれた名刺を完全にまたは部分的に表示するのに適しているという点で革新的である。
本発明の一実施形態によれば、シグナリング・インターフェースは、SIPプロトコルに準拠し、1つまたは複数の他の通信クライアントとの通信セッションを設定するように意図された「INVITE」シグナリング・メッセージ内で名刺を送信するように意図され得る。
名刺は、「INVITE」シグナリング・メッセージのSDP部分に挿入してもよい。
本発明の一実装形態によれば、名刺は、「vCard」フォーマットに準拠してもよい。
オプションとして、名刺を格納するように意図されたメモリは、それぞれがユーザおよびユーザ・プロファイルに関連している名刺のセットを格納するように意図されることもでき、通信クライアントは、シグナリング・メッセージ内でそれを送信する前にこのセットのうちから名刺を決定する手段を有する。
本発明の第2の目的は、発呼側通信クライアントと1つまたは複数の被呼側通信クライアントの間で「プッシュ・ツー・トーク」タイプ通信セッションを設定するように意図された招待シグナリング・メッセージを含む移動通信網用のシグナリング・プロトコルである。このシグナリング・メッセージは、発呼側通信クライアントの論理アドレスと、被呼側通信クライアントのアドレスとを含む。
本発明によれば、シグナリング・プロトコルは、招待シグナリング・メッセージが、発呼側通信クライアントのユーザに関連する名刺をも含むという点で革新的である。
本発明の一実施形態によれば、招待シグナリング・メッセージは、発呼側通信クライアントによって、それが含むアドレスに基づいて、被呼側通信クライアントにそれを送信するように意図された通信サーバに送信される。
本発明の一実装形態によれば、シグナリング・メッセージは、SIP標準化に準拠したマルチパート「INVITE」メッセージとすることができ、このメッセージ内で、名刺は、SDPプロトコルに準拠した部分に含まれている。
オプションとして、この名刺は、vCardフォーマットに準拠してもよい。
本発明は、本発明に従って通信プロトコルを実装するように意図されたコードを含むソフトウェア製品をも目的とする。こうしたコードは、必要であれば、通信クライアント上のアプリケーション・サーバからダウンロードしてもよい。
本発明およびその特徴は、実装形態についての以下の説明においてより明らかになる。
図1の例では、通信クライアントAは、移動通信網Nと通信することができる。この移動通信網は通常、GSM、UMTS、CDMAなどのタイプのセルラー網である。それは、移動サブネットワークと固定サブネットワークとを含んでおり、固定と移動の両方の通信クライアントが通信することを可能にする収束型ネットワークであってもよい。こうしたネットワークは、3GPPおよびTISPANによって標準化されたIMS(Internet Multimedia Subsystem:インターネット・マルチメディア・サブシステム)アーキテクチュアに準拠してもよい。
この通信ネットワークNを介して、通信クライアントNは、1つまたは複数の通信クライアントB、Cと通信することができる。
それ自体知られているやり方で、通信端末は、通信クライアントのユーザから来るデータ(音声、ビデオなど)を通信ネットワークNに送信することを可能にするアップストリーム・チャネル、ネットワークから(また一般に別の通信クライアントから間接的に)データを受信することを可能にするダウンストリーム・チャネル、および通信クライアントとネットワークNとの間のシグナリング・メッセージの双方向伝送を可能にするシグナリング・チャネルを介して、通信ネットワークに接続されてもよい。
通信クライアントは通常、「音声」タイプの通信セッションの設定を可能にする音声生成回路と取得回路とを有する通信端末である。それは、マルチメディア通信セッション(ビデオなど)の設定を可能にする、画面、カメラなどのより高度なリソースを有することもできる。
音声生成回路は通常、ダウンストリーム通信チャネル上でデータが受信されたことを表す警告音を生成するために使用されるラウドスピーカまたはヘッドセットである。
音声取得回路は通常、アップストリーム通信チャネルを介して次いで通信網に送信されるデータを生成するように意図されたマイクロホンである。
通信クライアントA、B、Cは、通信ネットワークNにそれらを接続するシグナリング・チャネル上でシグナリング・メッセージを送受信するためのシグナリング・インターフェースをも有する。
これらのシグナリング・インターフェースは、IETF(インターネット・エンジニアリング・タスク・フォース)のRFC3261に定義されたSIPプロトコル、および必要であれば、IETFまたは標準化機関によって後に定義されたこのSIPプロトコルの拡張物に準拠してもよい。
「PoC」(「プッシュ・ツー・トーク・オーバー・セルラー」)タイプの通信セッションを設定するために、通信クライアントAは、通信ネットワークNに招待シグナリング・メッセージMIを送信する。
通信クライアントAは、シグナリング・インターフェースを制御し、この招待シグナリング・メッセージMIの送信をトリガする手段を含むマンマシン・インターフェースを有する。このマンマシン・インターフェースは一般に、1組のキー、必要であればタッチ・スクリーンに加えて、ユーザによる通信クライアントへのコマンドおよび制御を可能にするスクロール・ホイールなどからなる。したがって、このマンマシン・インターフェースを使用して、ユーザは、「PoC」タイプ通信セッションの開始をトリガしてもよい。
この同じマンマシン・インターフェースは、「プッシュ・ツー・トーク」通信セッションが設定されると受信モードと送信モードの間で切り換えるために使用される手段(キー、スクロール・ホイールなど)をも有する。受信モードでは、音声取得回路はアクティブでない。送信モードでは、音声生成回路は通常、アクティブでない。
招待シグナリング・メッセージMIは、通信ネットワーク内の通信サーバSCに送信されてもよい。この通信サーバは、招待シグナリング・メッセージMIの内容を理解することができ、この内容に基づいて、被呼側通信クライアントBおよびCにそれを送信する。
図2は、SIPプロトコル、および「PoC」サービス用のOMAの標準化仕様に準拠したこうした招待シグナリング・メッセージを図に示している。
次いで、この招待シグナリング・メッセージMIは、IETFのRFC3261によって定義された「INVITE」メッセージである。
それは、1組のSIPヘッダによって形成された第1の部分のESIPを含む。これらのヘッダは、通信クライアントAのユーザの少なくとも論理アドレスを含む。それらは、招待メッセージを通信サーバSCにルーティングすることを可能にする情報をも含む。
「INVITE」シグナリング・メッセージは、設定される通信セッションについて記述しており、それぞれ異なる部分によってこれらのパラメータを交渉することを可能にする情報を含む部分P1を含む。これらのパラメータは、たとえば、実装されるメディア・フローの符号化などに関し得る。
この部分は、それ自体周知のやり方で、SDPプロトコル(「セッション記述プロトコル」)に準拠する。
MIシグナリング・メッセージは、上記の規格文献に指定されており、またOMAから解釈されるように、SDPプロトコルにやはり準拠した部分P2をも含む。この部分P2は、招待された通信クライアントの論理アドレスを含む。
以下のコードは、SIPプロトコルおよびOMA仕様に準拠した招待シグナリング・メッセージの説明的な例である。第1の抜粋は、この招待メッセージのESIPヘッダを表している。太字の単語は、SIPプロトコル文法の主要な単語を表しており、読みやすさのためだけに書式設定されている。
招待メッセージMIがSDPプロトコルに準拠した複数の部分(P1、P2、ならびに後述のP3)を含む「マルチパート」メッセージであることを意味するヘッダ「Content−Type:multipart/mixed」に留意されたい。
SDPプロトコルに準拠した部分P1は、以下の形をとり得る。
やはりSDPプロトコルに準拠した部分P2は、以下の形をとり得る。
上記に述べられたように、この部分P2は、被呼側通信クライアントB、Cのアドレス(「sip:PoC−UserB@networkB.com」および「sip:PoC−UserC@networkC.com」)を含む。
通信サーバSCは、このメッセージ内に含まれたアドレス(「sip:PoC−UserB@networkB.com」および「sip:PoC−UserC@networkC.com」)に基づいて、通信クライアントBおよびCにこの招待シグナリング・メッセージMIを送信するように意図される。したがって、図1の例では、メッセージMIは、通信クライアントBに送信されるMIBメッセージ、および通信クライアントCに送信されるMICメッセージ内に複製される。
さらに、本発明によれば、部分P3もまた、呼出し側通信クライアントAによって送信される招待シグナリング・メッセージMIに挿入される。
この部分P3は、ユーザの名刺を含む。それは、通信クライアント内のこの目的に意図されたメモリ内に予め格納してもよい。次いで、通信クライアントは、格納されたこの名刺を、送信される招待シグナリング・メッセージ内に自動的に挿入するように意図されてもよい。必要であれば、ユーザからの確認を要求してもよく、あるいは、自動的な挿入は、この通信クライアントのための構成オプションの対象であり得る。
単一の通信クライアントが複数の異なるユーザによって使用される可能性が高い場合、メモリは、複数の名刺を格納してもよい。こうした場合では、送信される名刺は、ユーザが通信クライアントに接続する(「ログインする」)にときに自動的に決定されてもよい。
必要であれば、単一のユーザについて複数の名刺が、それぞれ異なるプロファイル、たとえば仕事用の名刺、個人用の名刺などに対応して立案され格納されてもよい。
すべての場合において、通信クライアントは、シグナリング・メッセージMIで送信する前に、格納されたすべての名刺のうちから名刺を決定する手段を有する。
この名刺は、vCardフォーマットに準拠してもよい。このvCardフォーマットは、電子メールで広く使用されているという利点を有し、したがって、招待メッセージと電子メール、ならびにアプリケーションと、それを使用するサービスの間の相互運用性を可能にする。
このvCard(「Versitcard」)フォーマットは、それぞれ「A MIME Content−Type for Directory Information」および「vCard MIME Directory Profile」という表題のIETFのRFC2425および2426によってバージョン3.0で標準化されている。
もちろん、本発明の文脈の範囲内にある他の名刺仕様が可能である。
名刺は、通信クライアントのユーザに関する異なる情報、すなわちユーザの名前または名字、電子アドレス、住所、電話番号、役職および/または職務などを含んでもよい。
SDPプロトコルによれば、名刺を含むこの部分P3は、以下のとおりであり得る。
シグナリング・メッセージMIに含まれたこの部分P3は、通信サーバSCによってそれぞれ通信クライアントBおよびCに送信されるシグナリング・メッセージMIBおよびMIC内に維持される。
通信サーバBおよびCは、表示手段、具体的には画面を有する。次いで、名刺に含まれる情報は、部分的にまたは完全に画面上に表示することができる。したがって、それは、被呼側通信クライアントのユーザに、招待を受けるべきかどうか決定するために使用される追加情報を提供する。
特定の情報は自動的に表示されてもよく(発呼者名など)、他の情報は、ユーザによる特定の動作の後にだけ表示される(アドレスなど)。この分離は、表示画面のサイズに依存することがある。
したがって、通信クライアントBまたはCのユーザは、通信クライアントAのユーザを知らない場合でも、このユーザの名前、会社、アドレスなどについて通知を受けることができ、この情報は、決定を行うことを可能にするのに十分であり得る。したがって、ユーザは、特定の着呼をフィルタリングし、必要であれば、要求されていない「スパミング」招待を拒否してもよい。
さらに、ユーザは、(フォルダ、文書などを取り出すことによって)精神的および物理的に着呼に備えてもよい。
通信クライアントによって受信されたこの名刺は、この目的に意図されたメモリに任意選択で格納し、「アドレス帳」タイプ・アプリケーションによって管理してもよい。メモリ内のこの格納、およびこのアプリケーションによって、ユーザは、これらの連絡先を管理し、通信者を追跡し続けることができる。
本発明の一実装形態によれば、名刺は、招待シグナリング・メッセージ以外のシグナリング・メッセージによって送信することもできる。
たとえば、シグナリング・メッセージは、被呼側通信クライアントBによって、発呼側通信クライアントAおよび/または他の被呼側通信クライアントCに送信することができる。通信クライアントBのユーザの名刺を含むこれらのシグナリング・メッセージによって、通信クライアントAおよびCは、この個人情報を見つけ出し、必要であれば、連絡先のうちからこの名刺を格納することができる。
Claims (15)
- − ダウンストリーム通信チャネル上でデータが受信されたことを表す警告音を生成する音声生成回路と、アップストリーム通信チャネル上で送信されるように意図されたデータを生成するための音声取得回路と、
− シグナリング・チャネル上でシグナリング・メッセージ(MI)を送信するのに適したシグナリング・インターフェースであって、招待メッセージである前記シグナリング・メッセージの一部が、1つまたは複数の他の通信クライアント(B、C)との通信セッションを設定するように意図される、シグナリング・インターフェースと、
− 前記シグナリング・インターフェースを制御する手段と、「プッシュ・ツー・トーク」タイプ通信セッションが設定されると、前記マイクロホンがアクティブである送信モードと前記マイクロホンがアクティブでない受信モードとの間で切り換えるために使用される手段とを含むマンマシン・インターフェースと、
− 受信された前記シグナリング・メッセージの一部に含まれたデータに基づいて情報を表示するように意図された表示手段とを有する通信クライアント(A)であって、
それが、前記通信クライアントのユーザに関連しており、1つまたは複数の招待メッセージによって前記他の通信クライアントに送信されるように意図された名刺を格納するように意図されたメモリをも有し、また前記表示手段が、受信された前記シグナリング・メッセージ内に含まれた名刺を完全にまたは部分的に表示するのに適していることを特徴とする通信クライアント(A)。 - 前記シグナリング・インターフェースが、SIPプロトコルに準拠し、1つまたは複数の他の通信クライアントとの前記通信セッションを設定するように意図された「INVITE」シグナリング・メッセージ内で前記名刺を送信するように意図される、請求項1に記載の通信クライアント。
- 前記名刺が前記「INVITE」シグナリング・メッセージのSDP部分に挿入される、請求項1または2に記載の通信クライアント。
- 前記名刺が「vCard」フォーマットに準拠する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の通信クライアント。
- 名刺を格納するように意図された前記メモリが、それぞれがユーザおよびユーザ・プロファイルに関連付けられている名刺のセットを格納するようにも意図され、さらに、シグナリング・メッセージ(MI)で送信する前に前記セットのうちから名刺を決定する手段を有する、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の通信クライアント。
- 発呼側通信クライアント(A)と1つまたは複数の被呼側通信クライアント(B、C)との間で「プッシュ・ツー・トーク」タイプ通信セッションを設定するように意図されており、前記発呼側通信クライアントの論理アドレスと、前記被呼側通信クライアントのアドレスとを含む招待シグナリング・メッセージ(MI)を含む移動通信網(N)用のシグナリング・プロトコルであって、前記招待シグナリング・メッセージ(MI)が、前記発呼側通信クライアント(A)のユーザに関連する名刺をも含むことを特徴とするシグナリング・プロトコル。
- 前記招待シグナリング・メッセージ(MI)が、前記発呼側通信クライアント(A)によって、前記アドレスに基づいて、前記被呼側通信クライアント(B、C)にそれを送信するように意図された通信サーバ(SC)に送信される、請求項6に記載のシグナリング・プロトコル。
- 前記シグナリング・メッセージが、SIP標準化に準拠したマルチパート「INVITE」メッセージであり、前記名刺が、前記SDPプロトコルに準拠した部分に含まれる、請求項6または7に記載のシグナリング・プロトコル。
- 前記名刺がvCardフォーマットに準拠する、請求項6乃至8のいずれか1項に記載のシグナリング・プロトコル。
- 請求項6乃至9のいずれか1項に記載の通信プロトコルを実装するように意図されたコードを含むソフトウェア製品。
- 発呼側通信クライアント(A)と1つまたは複数の被呼側通信クライアント(B、C)との間で通信セッションを設定するように意図されており、前記発呼側通信クライアントの論理アドレスと前記被呼側通信クライアントのアドレスとを含む招待シグナリング・メッセージ(MI)を含む移動通信網(N)用のシグナリング・プロトコルであって、前記招待シグナリング・メッセージ(MI)が、前記発呼側通信クライアント(A)のユーザに関連する名刺をも含むことを特徴とするシグナリング・プロトコル。
- 前記名刺がvCardフォーマットに準拠する、請求項11に記載のシグナリング・プロトコル。
- 前記招待シグナリング・メッセージが、SIP標準化に準拠した「INVITE」メッセージである、請求項12に記載のシグナリング・プロトコル。
- 前記名刺が、前記招待シグナリング・メッセージのSDPプロトコルに準拠した部分に含まれる、請求項13に記載のシグナリング・プロトコル。
- 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の通信クライアントを実装する通信ネットワーク。
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