JP2010505889A - 殺虫剤の組合せ - Google Patents

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Abstract

植物繁殖物質、植物及び/又は後の時点で成長する植物器官における、線虫類及び/又は病原性被害を調節又は抑制する方法であって、植物、植物の部分又はその周辺領域に、例えば少なくとも2つの活性成分、場合により1以上の慣用的製剤化補助剤を含む殺虫剤の組合せを任意の所望の順序又は同時に適用すること、ここで、成分(I)は1以上の線虫駆除剤(複数)であり、成分(II)は1以上の植物活性化剤(複数)である、を含む、前記方法。更に、本発明は、植物繁殖物質、植物及び/又は後の時点で成長する植物器官における、線虫類及び/又は病原性被害を調節又は抑制するための方法であって、植物、植物の部分又はその植物の周辺領域に、2以上の線虫駆除剤、場合により1以上の慣用的製剤化補助剤を含む殺虫剤の組合せを任意の所望の順で又は同時に適用することを含む、前記方法に関する。

Description

本発明は、殺虫活性成分の特定の組合せの使用、それらの組成物、及び特に、植物繁殖物質に該組合せを適用することによる植物繁殖物質及び後の時点で成長する植物器官における線虫類及び/又は病原性被害の調節又は抑制におけるかかる組合せを用いる方法に関する。
線虫類は、ウイルスを伝染することによって並びに細菌性及び真菌性感染を促進することにより、直接的な供給被害によって農作物に損害を与える。農作物への線虫類によって起こる被害は、一般的に特定されておらず、干ばつ、低栄養状態又は疾病と混同されやすい。典型的な症状は、しおれ、葉の黄変、及びむらのある成長又は成長阻害である。
線虫類を調節し、それによって植物を保護するための方法は、(1)線虫駆除薬(例えば、アルジカルブ)及び燻蒸剤(例えば、臭化メチル)の使用、(2)土壌蒸気処理の使用、(3)特定の農作物に特異的な線虫類に対して有効な輪作措置の使用、しかし、この方法によって調節され得ない異なった宿主を有する線虫類、及び(4)慣用的品種改良又は組換えDNA技術によって開発されている、線虫類耐性又は寛容農作物(遺伝子工学的に改変された植物)の使用、を含む。
線虫類及び/又は病原性被害を調節するための活性成分のある組合せは文献に記載されている。公知の組合せの生物的性質は、例えば、病原的調節、薬害、及び環境的及び労働者への暴露の分野において全く満足できるものではない。特に、病原体が、従来知られている組合せに対して耐性を有する又は耐性を有する危険性を有する場合には、調節又は抑制の改善された方法が探求される。
改善された、特に線虫類及び/又は病原性被害を調節するための、例えば生物的性質、例えば相乗的性質、を提供する、殺虫剤の組合せを提供する必要性が継続して存在する。
上記の必要性は、本発明の殺虫剤の組合せの提供によって、本発明に従って解決される。従って、第1の局面において、本発明は、少なくとも2つの活性成分、場合により1以上の慣用的製剤補助剤を含む、殺虫剤の組合せであって、成分(I)が1以上の線虫駆除薬(複数)であり、かつ成分(II)が1以上の植物活性化剤(複数)である、前記組合せを提供する。
用語「線虫駆除剤」とは、農薬関連線虫類によって起こる被害の減少のような効果を有する化合物を意味する。線虫駆除剤の非限定的な例は、アベルメクチン(例えば、アバメクチン)、カルバメート線虫駆除剤(例えば、アラニカルブ、アルジカルブ、チオジカルブ、カルボフラン、カルボスルファン、オキサミル)、有機リン系線虫駆除剤(例えば、カズサホス、クロリピリホス、ジメトエート、エトプロホス、フェナミホス、ホスチアゼート、ヘテロホス、ホレート、ホスファミドン、ホスホカルブ、テルブホス、トリアゾホス)、燻蒸剤(例えば、クロロピクリン、ダゾメット、PCIP、メタム、臭化メチル、ヨウ化メチル、メチルイソチオシアネート)及びある殺菌剤(例えば、ベノミル、キャプタン、チアベンダゾール、チオファネート-メチル)を含む。具体的な好ましい線虫駆除剤は、アバメクチン、チオジカルブ、アルジカルブ、ベノミル、キャプタン、オキサミル、チオベンダゾール及びチオファネート-メチルを含む。より具体的な好ましい線虫駆除剤は、アバメクチン、シオジカルブ、アルジカルブ及びオキサミルを含む。
用語「植物活性化剤」とは、疾病生物に対して直接作用する化合物を意味せず、また処理植物のDNAを改変するものを意味しない、代わりに、全身獲得抵抗性(SAR)と称される宿主植物における自然防御メカニズムを活性化する化合物を意味する。植物活性化剤の非限定的な例は、アシベンソラ-S-メチル、CGA 210007、安息香酸、ハルピン、マグネシウム-ジヒドロジャスモネート及びサリチル酸を含む。具体的な好ましい植物活性化剤は、アシベンソラ-S-メチル及びハルピンを含む。
本発明の別の実施態様は、2以上の線虫駆除剤及び場合により1以上の慣用的な製剤補助剤を含む殺虫剤の組合せに関する。
組合せの各々は、成分単独の活性に比べて、予想外の、例えば相乗的な活性を証明する。
第2の局面では、本発明は、所望の順又は同時に、第1の局面で定義された組合せを植物、植物の一部又はそれらの周囲領域に適用することを含む、植物繁殖物質、植物及び/又は後の時点で成長する植物器官における線虫類及び/又は病原性被害を調節又は抑制するための方法を提供する。
第3の局面では、本発明は、所望の順又は同時に、第1の局面で定義された組合せを植物、植物の一部又はそれらの周囲領域に適用することを含む、線虫類及び/又は病原体の被害に対して、植物繁殖物質、植物及び/又は後の時点で成長する植物器官を保護するための方法を提供する。
第4の局面では、本発明は、以下:(i) 植物繁殖物質、例えば種子を、第1の局面で定義された殺虫剤の組合せで処理し、及び(ii) 該処理された繁殖物質を植える又は播くこと、を含む方法であって、該組合せは、該処理された植物繁殖物質、処理された繁殖物質から成長した植物の一部及び/又は処理された繁殖物質から成長した植物を線虫類及び/又は病原体の被害に対して保護する、前記方法を提供する。
第5の局面では、本発明は、(i) 植物繁殖物質、例えば種子を、第1の局面で定義された殺虫剤の組合せで処理し、(ii) 該処理された繁殖物質を植える又は播き、及び(iii) 該処理された植物繁殖物質、処理された繁殖物質から成長した植物の一部及び/又は処理された繁殖物質から成長した植物を線虫類及び/又は病原体の被害に対する保護を達成すること、を含む方法を提供する。
第6の局面では、本発明は、上で定義された方法の提供であって、第1の局面で定義された前記組合せの活性成分が同時に適用される、前記方法を提供する。
第7の局面では、本発明は、上で定義された方法の提供であって、第1の局面で定義された前記組合せが植物繁殖物質に適用される、前記方法を提供する。
第8の局面では、本発明は、第1の局面で定義された組合せで処理された植物繁殖物質に関する。
第1の局面で定義された成分(I)及び(II)は、農芸化学で使用するための活性成分である(農薬としても知られている)。それらの構造の記載及び他の農薬(例えば、殺菌剤、殺虫剤)の記載は、ヘテロホス、ホスホカルブ、チオファネート-メチル、安息香酸、サリチル酸、ハルピン及びマグネシウム-ジヒドロジャスモネートを除いて(それらについては別の文献が提供される)、e-Pesticide Manual, Version 3.2, 第13版, 著者 C. D. S. Tomlin, British Crop Protection Council, 2005-06に見出される。
CGA 210007 (CAS RN 35272-27-6) は、例えば、European Journal of Plant Pathology (2002), 108(1), 41-49に植物活性化剤として開示されている。
ヘテロホス (CAS RN 40626-35-5) は、例えば米国特許第4,242,333号明細書に有機リン酸系線虫駆除剤として開示されている。
ホスホカルブ (CAS RN 126069-54-3) は、例えば米国特許第4,855,140号明細書に有機リン酸系線虫駆除剤として開示されている。
チオファネート-メチル (CAS RN 23564-05-8) は、例えばInternational Journal of Biology and Biotechnology (2004), 1(4), 613-618に開示されている。
安息香酸 (CAS RN 65-85-0) 及びサリチル酸 (CAS RN 69-72-7) は、植物活性化剤として、例えばEP 1,036,499に開示されている。
ハルピン (CAS RN 151438-54-9) は、例えばWO 95/31564に植物活性化剤として開示されている。
マグネシウム-ジヒドロジャスモネートは、例えばAgrow Magazine (2006), 5, 23に植物活性化剤として開示されている。
本発明の文脈内で、調節、抑制又は保護及びその変形は、任意の望ましくない効果、例えば、
−線虫類の被害、及び
−病原性、例えば植物病原性、特に真菌、改善が証明されているようなレベルに、植物、植物の一部又は植物繁殖物質に対する線虫類の寄生又は攻撃を減少させることを意味する。
本発明に従う殺虫剤の組合せは、(i) 線虫類攻撃又は被害、及び/又は (ii) 植物に対する疾病及び被害を起こす、病原性、例えば植物病原性、特に真菌、線虫類の寄生又は攻撃、に対して植物を保護するための非常に有利な性質を有する;特に、植物の場合には、本発明は、種子、処理された種子から成長した植物の一部及び/又は処理された種子から成長した植物に対する線虫類及び/又は病原性被害を調節しあるいは抑制することができる。場合によっては、線虫類攻撃又は被害に対する調節はまた、病原性攻撃に対する調節及びその逆を間接的にもたらす。
これらの性質は、例えば、より低い線虫類及び/又は病原性被害、より低い適用率又はより長い作用期間をもたらす、成分(I)と(II)との組合せの相乗的に亢進された作用である。農業の場合には、亢進された作用は、例えば、線虫類及び/又は病原性被害の予想された調節よりも高い、植物の成長特性における改善を示すことが見出されている。
植物の成長(又は生育)特性における改善は、多数の異なった方法で明らかにすることができ、究極的には植物のより高い生産をもたらす。それは、例えば、植物の収量及び/又は成長力あるいは植物からの収穫物の量の改善であって、線虫類の調節に関連し得る改善を明らかにする。
本明細書で用いる、植物の「収量を改善する」とは、測定可能量において、対象法の適用がない以外は同一条件下で生産された植物の同一生産収量を超える植物の生産収量の増加に関する。増加する収量は、好ましくは少なくとも約0.5%、より好ましくは少なくとも約1%、更により好ましくは約2%、なお更により好ましくは約4%以上である。収量は、ある基準で、植物の生産の重量又は容積による量で示すことができる。該基準は、生産される植物の時期、成長領域、重量、使用される原料の量などの点で示すことができる。
本明細書で用いる表現、植物の「成長力の改善」とは、対象方法を適用することなく同一条件下で生産された植物の同一の因子を超える測定可能な又は顕著な量による、成長力の程度、又は木立(面積単位当りの植物数)、又は植物の高さ、又は植物の張り出し、又は外観(例えば緑色の葉の色彩)、又は発根の程度、又は出現、又はタンパク質量の増加又は改善、又は増加したひこばえ(tillering)、又はより大きな葉、又は少ない枯れた基底の葉、又はより丈夫なひこばえ、又は少ない必要な肥料、又はより生産性の高いひこばえ、又は早期の開花、又は早期の種子成熟、少ない植物間借り(lodging)、又は増加した発芽成長、又は早期の発芽、又はこれの因子の任意の組合せ、あるいは当業者に知られた任意の他の利点、に関する。本発明が植物の「収量及び/又は成長力を改善」することができる場合には、本発明は、上記の植物の収量又は上記の植物の成長度のいずれかの増加、あるいは植物の収量及び成長度の増加をもたらす。
従って、本発明はまた、任意の所望の順又は同時に、第1の局面で定義された組合せを植物、植物の一部又はその周囲領域に適用することを含む、線虫類及び/又は病原体の被害に対して、植物及び/又は後の時点で成長する植物器官の成長特性を改善するための方法を提供する。
本発明の任意の局面の好ましい実施態様では、各組合せは、好ましくは、成分(I)及び(II)、及び場合により1以上の慣用的製剤補助剤を含む、組合せである。
本発明の任意の局面の好ましい実施態様では、成分(I)が1つの線虫駆除剤である、発明の組合せである。
本発明の任意の局面の別の好ましい実施態様では、成分(I)が2つの線虫駆除剤の混合物である、発明の組合せである。
本発明の任意の局面の好ましい実施態様では、成分(II)が1つの植物活性化剤である、発明の組合せである。
本発明の任意の局面の好ましい実施態様では、成分(I)が1つの線虫駆除剤であり、成分(II)が1つの植物活性化剤である、発明の組合せである。
本発明の任意の局面の好ましい実施態様では、成分(I)が2つの線虫駆除剤の混合物であり、成分(II)が1つの植物活性化剤である、発明の組合せである。
好ましい実施態様は、以下:
(a) 成分(I)としてアバメクチン、及び成分(II)としてアシベンゾラル-S-メチル;
(b) 成分(I)としてアルジカルブ、及び成分(II)としてアシベンゾラル-S-メチル;
(c) 成分(I)としてオキサミル、及び成分(II)としてアシベンゾラル-S-メチル;又は
(d) 成分(I)としてチオジカルブ、及び成分(II)としてアシベンゾラル-S-メチル、を含む組合せである。
更に好ましい実施態様は、以下:
(e) 成分(I)としてのアバメクチンとベノミルとの混合物、及び成分(II)としてのアシベンゾラル-S-メチル;
(f) 成分(I)としてのアバメクチンとキャプタンとの混合物、及び成分(II)としてのアシベンゾラル-S-メチル;
(g) 成分(I)としてのアバメクチンとチアベンダゾールとの混合物、及び成分(II)としてのアシベンゾラル-S-メチル;
(h) 成分(I)としてのアバメクチンとチオファネートとの混合物、及び成分(II)としてのアシベンゾラル-S-メチル;
(j) 成分(I)としてのアルジカルブとベノミルとの混合物、及び成分(II)としてのアシベンゾラル-S-メチル;
(k) 成分(I)としてのアルジカルブとキャプタンとの混合物、及び成分(II)としてのアシベンゾラル-S-メチル;
(m) 成分(I)としてのアルジカルブとチアベンダゾールとの混合物、及び成分(II)としてのアシベンゾラル-S-メチル;
(n) 成分(I)としてのアルジカルブとチオファネート-メチルとの混合物、及び成分(II)としてのアシベンゾラル-S-メチル;
(o) 成分(I)としてのオキサミルとベノミルとの混合物、及び成分(II)としてのアシベンゾラル-S-メチル;
(p) 成分(I)としてのオキサミルとキャプタンとの混合物、及び成分(II)としてのアシベンゾラル-S-メチルが成分(II)である混合物;
(q) 成分(I)としてのオキサミルとチアベンダゾールとの混合物、及び成分(II)としてのアシベンゾラル-S-メチル;
(r) 成分(I)としてのオキサミルとチオファネート-メチルとの混合物、及び成分(II)としてのアシベンゾラル-S-メチルが成分(II)である混合物;
(s) 成分(I)としてのチオジカルブとベノミルとの混合物、及び成分(II)としてのアシベンゾラル-S-メチル;
(t) 成分(I)としてのチオジカルブとキャプタンとの混合物、及び成分(II)としてのアシベンゾラル-S-メチル;
(u) 成分(I)としてのチオジカルブとチアベンダゾールとの混合物、及び成分(II)としてのアシベンゾラル-S-メチル;又は
(v) 成分(I)としてのチオジカルブとチオファネート-メチルとの混合物、及び成分(II)としてのアシベンゾラル-S-メチル、を含む組合せである。
他の好ましい実施態様は、以下:
(a') 成分(I)としてのベノミル及び成分(II)としてのアシベンゾラル-S-メチル;
(b') 成分(I)としてのキャプタン及び成分(II)としてのアシベンゾラル-S-メチル;
(c') 成分(I)としてのチアベンダゾール及び成分(II)としてのアシベンゾラル-S-メチル;及び
(d') 成分(I)としてのチオファネート-メチル及び成分(II)としてのアシベンゾラル-S-メチル、を含む組合せである。
他の好ましい実施態様は、以下;
(e') アバメクチンとベノミルとの混合物;
(f') アバメクチンとキャプタンとの混合物;
(g') アバメクチンとチアベンダゾールとの混合物;
(h') アバメクチンとチオファネート-メチルとの混合物;
(j') アルジカルブとベノミルとの混合物;
(k') アルジカルブとキャプタンとの混合物;
(m') アルジカルブとチアベンダゾールとの混合物;
(n') アルジカルブとチオファネート-メチルとの混合物;
(o') オキサミルとベノミルとの混合物;
(p') オキサミルとキャプタンとの混合物;
(q') オキサミルとチアベンダゾールとの混合物;
(r') オキサミルとチオファネート-メチルとの混合物;
(s') チオジカルブとベノミルとの混合物;
(t') チオジカルブとキャプタンとの混合物;
(u') チオジカルブとチアベンダゾールとの混合物;及び
(v') チオジカルブとチオファネート-メチルとの混合物、を含む組合せである。
本発明の組合せの各々は、農業部門、及び植物に対する線虫類及び/又は病原性の被害を調節し、あるいは抑制するための使用の関連分野で使用され得る。
本発明に従う組合せの各々は、かかる処理レジメを用いて阻害され得る線虫類に対して効果的である。これらは、根こぶ線虫、シストを形成する線虫、幹線虫及び葉線虫を含むがこれらに限定されない。特に、以下の種類の線虫類は本発明の組合せを用いて処理され得る:アンギーナ種(Anguina spp.)、アフェレンコイデス種(Aphelenchoides spp.)、ベロノライマス種(Belonolaimus spp.)、クリコネメラ種(Criconemella spp.)、クリコネモイデス種(Criconemoides spp.)、ジティレンクス種(Ditylenchus spp.)、ドリコドルス種(Dolichodorus spp.)、グロボデラ種(Globodera spp.)(例えば、グロボデラ・ロストキエンシス(Globodera rostochiensis))、ヘリコチレンカス種(Helicotylenchus spp.)、ヘテロデラ種(Heterodera spp.)(例えば、ヘテロデラ・サクチイ(Heterodera schachtii)、ヘテロデラ・アベナエ(Heterodora avenae)、ヘテロデラ・グリシンス(Heterodera glycines)及びヘテロデラ・トリホリイ(Heterodora trifolii))、ヘミクリコネモイデス種(Hemicriconemoides spp.)、ヘミクリコフォラ種(Hemicycliophora spp.)、ヒルシュマニエラ種(Hirschmaniella spp.)、ホプロライムス種(Hoplolaimus spp.)、ハイプソペリン種(Hypsoperine spp.)、ロンギドルス種(Longidorus spp.)、マクロポストニア種(Macroposthonia spp.)、メリニウス種(Melinius spp.)、メロイドギン種(Meloidogyne spp.)(例えば、メロイドギン・インコグニータ(Meloidogyne incognita)及びメロイドギン・ジャバニカ(Meloidogyne javanica))、ニコブス種(Nacobbus spp.)、パラトリコドルス種(Paratrichodorus spp.)、プラチレンクス種(Pratylenchus spp.)(例えば、プラチレンクス・ネグレクタンス(Pratylenchus neglectans)及びプラチレンクス・ペネトランス(Pratylenchus penetrans))、プンクトデラ種(Punctodera spp.)、イクニスルシウス種(Quinisulcius spp.)、ラドフォルス種(Radopholus spp.)(例えば、ラドフォルス・シミリス(Radopholus similis))、ポチレンクルス種(Rotylenchulus spp.)、スクテロネマ種(Scutellonema spp.)、スバンギーナ種(Subanguina spp.)、トリコドルス種(Trichodorus spp.)、チレンコルヒンクス種(Tylenchorhynchus spp.)、チレンクス種(Tylenchulus spp.)(例えば、チレンクス・セミペネトランス(Tylenchulus semipenetrans))及びキシフィネマ種(Xiphinema spp.)。
本発明の組合せは、特に、メロイドギン種(例えば、メロイドギン・インコグニータ)の根こぶ線虫、及びヘテロデラ種(例えば、ヘテロデラ・グリシンス「大豆シスト線虫」)のシスト形成線虫に対して特に効果的である。
本発明の組合せの各々は、特に植物病原性真菌、種子から発生する真菌を含む特に植物に起こるものに対して効果的である。特に以下の種類の真菌は、本発明の組合せを用いて処理され得る:アスコマイセテス(Ascomycetes)(例えば、ペニシリウム(Penicillium)、ゲウマンノミセス・グラミニス(Gaeumannomyces graminis);バシジオマイセテス(Basidiomycetes)(例えば、ヘミレイア(Hemileia)種、リゾクトニア(Rhizoctonia)、プシニア(Puccinia); フンギ・イムパーフェクテイ(Fungi imperfecti)(例えば、ボトリチス(Botrytis)、ヘルミントスポリウム(Helminthosporium)、リンコスポリウム(Rhynchosporium)、フザリウム(Fusarium)、セプトリア(Septoria)、セルコスポラ(Cercospora)、アルテナリア(Alternaria)、ピリキュラリア(Pyricularia)、チェラウィオプシス種(Thelaviopsis)及びシュードセルコスポレラ・ヘルポトリコイデス(Pseudocercosporella herpotrichoides); オーミセテス(Oomycetes)(例えば、フィトフィトラ(Phytophthora)、ペロノスポラ(Peronospora)、ブレミア(Bremia)、フィチウム(Pythium)、プラスモパラ(Plasmopara)及びアファノマイセス(Aphanomyces); ジゴマイセテス(Zygomycetes)(例えば、リゾプス種(Rhizopus spp.)。本発明の組合せは、アルテナリア種(Alternaria spp.)、アスペルギルス種(Aspergillus spp.)、クラビセプス種(Claviceps purpurea)、コクリオボルス種(Cochliobolus spp.)、コレトトリクム種(Colletotrichum spp.)、ジプロジア(Diplodia maydis)、エリシフェグラミニス(Erysiphe graminis)、フザリウム種(Fusarium spp.)(例えば、フザリウム・クリモルム(Fusarium culmorum)、フザリウム・オキシスポリウム(Fusarium oxysporium)、フザリウム・ソラニ(Fusarium solani)、フザリウム・グラミネアラム(Fusarium graminearum)及びフザリウム・モニリフォルメ(Fusarium moniliforme)、ゲウマノマイセスグラミニス(Gaeumannomyces graminis)、ギベレラフジクロイ(Giberella fujikuroi)、ギベレラゼア(Giberella zeae)、ヘルミンソスポリアム グラミム(Helminthosporium graminearum)、モノグラフェラ・ニバリス(Monographella nivalis)、プシニア種(Puccinia spp.)、ピレノフォラ種(Pyrenophora spp.)(例えば、ピレノホラ・グラミネア(Pyrenophora graminea))、ペロノスクレロスポラ種(Peronosclerospora spp.)、ペロンスポラ種(Peronspora spp.)、ファコスポラ・パチリジ(Phakopsora pachyrhizi)、フィチウム種(Phythium spp.)、ホーマ種(Phoma spp.)、ホモプシス種(Phomopsis spp.)、リゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani)、セプトリア種(Septoria spp.)、シュードセルコスポレラ種(Pseudocercosporella spp.)、チェラウィオプシス種(Thelaviopsis spp.)、チレチア種(Tilletia spp.)、リゾプス種(Rhizopus spp.)、ティフラ種(Typhula spp.)、ウスチラゴ種(Ustilago spp.)、ファケロテカ種(Phacelotheca spp.)(例えば、スファケロテカ・レイリアナ(Spacelotheca reilliani))、タナテフォラス・ククメリス(Thanatephorus cucumeris)、及びベルチクリウム種(Verticillium spp.)に対して特に効果的である。
本発明の組合せは、フザリウム、ピシウム及び/又はリゾクトニア種の真菌病原体に対して特に効果的である。
本発明の組合せは、特定の使用のために調合される。好ましくは、本組合せは、栽培された植物又はその繁殖物質を保護するために調合される。有利には、本組合せは、農業及び森林で見られる線虫類による被害、特にその発症の初期段階における植物被害、を調節し又は抑制するための種子処理適用のために調合される。
更に、本発明の組合せは、葉のスプレイのような慣用的な方法で、植物及び/又は植物の一部に適用され得る。従って、本発明から得られる利益は、(a) 植物繁殖物質を組合せで処理すること、又は (b) 植物繁殖物質から成長する植物及び/又は植物の一部に、組合せを適用すること、あるいは(a)及び(b)、のいずれかによって達成される。
更に、本発明はまた、土に住み着く線虫類及び/又は土から発生した病原体を調節するための本発明の組合せの土適用を考慮する。土への適用方法は、該組合せが土を浸透することを確実にする任意の好適な方法を介し得る。例えば、畝適用での苗トレイ適用、土壌浸漬、土壌注入、細流灌漑、スプリンクラー又は中央旋回軸による適用、土への取り込み(広いキャスト又はバンドで)は、そのような方法である。従って、発明から得られる利益は、(A)植物増幅物質を組合せで処理するか、又は(B)調節が望ましい部位、一般的に植物成長部位、に組合せを適用するか、あるいは(A)及び(B)、のいずれかによって達成される。例えば、本発明の組合せは、植物又は植物繁殖物質の非存在下でむき出しの土に適用され、植物繁殖物質は次いでこのような処理された土に有利に植えられる。あるいは、本発明の組合せは、例えば、顆粒状の該組合せをスパークリングすることによって、植物繁殖物質が前記土に植えられるのと同時に土に適用され得る。別の可能性は、植物繁殖物質が非処理土に植えられ、次いで、本発明の組合せが、例えば、該組合せの溶液で浸すことによって植えられた植物繁殖物質の部位に適用される、ことである。同様に、本発明から得られる利益は、(A)調節が望まれる部位、一般的に植物成長部位、に組合せを適用し、又は(B)植物繁殖物質から発育する植物もしくは植物の部分に組合せを適用し、あるいは(A)及び(B)、のいずれかを適用することによって達成される。
用語「植物繁殖物質」とは、植物の発生部分のすべて、例えば種子を意味すると理解される。これは、後者及び植物物質、例えば切断及び塊茎(例えば、ジャガイモ)の繁殖のために使用され得る。従って、本明細書で使用される植物の部分は、繁殖物質を含む。例えば、種子(厳格な意味で)、根、果実、塊茎、球根、地下茎、植物部分が挙げられる。発芽後又は土から出現後に移植されることになる、発芽した植物及び若い植物も挙げられる。これらの若い植物は、浸漬による総合的又は部分的処理によって移植前に保護される。
植物の一部及び遅れて成長する植物器官は、種子のような植物繁殖物質から成長する植物の任意の部分である。植物の一部、植物器官及び植物は、植物繁殖物質に該組合せを適用することによって達成される、線虫類及び/又は病原性被害の保護から利益を受けることもできる。ある実施態様では、植物のある一部及び遅れて成長するある植物器官も、植物繁殖物質として考慮され得る、これらは、該組合せに適用され(又は該組合せで処理され得る);その結果、植物、更なる植物部分及び植物の処理部分から発育する更なる植物器官、及び処理された植物器官も、植物のある部分及びある植物器官に対する該組合せの適用によって達成される線虫類及び/又は病原性被害の保護から利益を得ることができる。殺虫活性成分及びそれらの混合物を植物繁殖物質(特に、種子)に適用又は植物繁殖物質で処理する方法は、当該分野で知られており、繁殖物質のドレシング(dressing)、コーティング、ペレット化、及び浸漬適用法を含む。
活性成分は、慣用的な処理技術及び機械、例えば流動床法、ローラーミル法、回転式の静電的な(rotostatic)種子処理機、及びドラムコースター、を用いて種子に適用され得る。噴流床のような他の方法も有用である。種子はコーティング前に予め大きさが選別される、コーティングの後、種子は典型的には乾燥され、大きさを選別するためのサイズ処理機に移動される。かかる手段は当該分野では公知である。
好ましい実施態様では、本組合せは、発芽が誘導されないような方法によって植物繁殖物質に適用されるか又は該植物繁殖物質で処理される;一般的に、得られた種子の水分量が非常に高いので、種子浸漬は発芽を誘導する。従って、種子のような植物繁殖物質を適用する(又は処理する)に好適な方法の好ましい例は、種子ドレッシング、種子コーティング又は種子ペレット化等である。
植物繁殖物質は種子であることが好ましい。本方法は、任意の生理学的状態で種子に適用され得ると考えられるので、種子が処理工程で被害を受けない充分な耐用状態にあることが好ましい。典型的には、種子は、現地から採取された;植物から取り除かれた;及び任意の穂軸、茎、外殻、及び周囲のパルプ又は他の種子でない植物物質から分離された、種子になる。種子は、処理が種子に生物的被害を引き起こさない程度に生物学的に安定であることも好ましい。処理が種子の採取と、種子播種又は播種工程(種子に対する適用)との間の任意の時期に種子に適用され得ると考えられる。種子は、処理の前後に処理されてもよく、あるいは処理はプライミング(priming)工程の間に適用されてもよい。
活性成分の分布及び種子へのその吸着さえも繁殖物質処理中に望ましい。処理は、種子のような植物繁殖物質上の活性成分(複数)を含む、元のサイズ及び/又は形状は中間状態(例えばコーティング)を認識できる、調合物の薄いフィルム(ドレシング)から、次いで種子の元の形状及び/又は大きさはもはや認識できない、より厚いフィルム(例えば、異なった物質の多くの層を有するペレット)(例えば担体、例えばクレイ);異なった調合物、例えば他の活性成分からなる調合物;ポリマー及び着色料)に変動することがある。
種子処理は播種されていない種子に対して起こり、用語「播種されていない種子」とは、発芽及び植物の成長の目的のために土における、種子の収穫と種子の播種との任意の期間の種子を含む意図である。
播種されない種子に対する処理は、活性成分が土に適用されるその実施を含まず、植物成長の工程中に種子を標的する任意の適用実施を含む意図である。
好ましくは、播種された種子が本組合せで予備処理されるように、処理は種子の播種前に起こる。特に、種子コーティング又種子ペレット化は、本発明の組合せの処理において好ましい。処理の結果として、該組合せにおける活性成分は、種子に吸着され、そのため線虫類調節のために利用できる。
処理された種子は保存され、処理され、種子を処理した任意の他の活性成分と同一の方法で育てられる。
本発明に従う組合せは、農作物の植物:穀物(小麦、大麦、ライ、オート、トウモロコシ、米、サトウモロコシ、ライ小麦、及び関連する農作物);ビート(砂糖ビート及び飼料用ビート);豆料植物(豆、レンティル、エンドウ豆、大豆);油料植物(菜種、マスタード、キノーラ、ヒマワリ);キュウリ植物(マロー、キュウリ、メロン);繊維植物(綿、麻、大麻、ジュート);野菜(ホウレンソウ、レタス、アスパラガス、キャベツ、ブロッコリ、カリフラワー、ニンジン、タマネギ、トマト、ペッパー、ジャガイモ、パプリカ);並びに、装飾品(花、低木、広葉樹、及び常緑樹、例えば針葉樹)に好適である。特に好適には、綿花、トウモロコシ、大豆、砂糖ビート、キュウリ植物及び野菜である。大豆が最も好適である。
好適な標的農作物は、前記の種類のトランスジェニック農作物も含む。本発明に従って使用されるトランスジェニック作物は、植物、その繁殖物質であり、例えば、毒素を生成する無脊椎動物、特に節足動物門から得られることが知られている、又はバチルス・シュリンギエンスシス(Bacillus thuringiensis)株から得られる、又は植物例えばレクチンから得られることが知られている、選択的に作用する毒素を合成することができるような方法において;あるいは除草性又は殺菌性抵抗性を示すことができる代替的な方法において、組換えDNA技術の手段によって形質転換される。このような毒素、又はこのような毒素を合成することができるトランスジェニック作物の例は、例えばEP-A-O 374 753、WO 93/07278、WO 95/34656、EP-A-O 427 529及びEP-A-451 878に開示され、本願に参考文献として援用される。
そのため、本発明の組合せによって処理される植物繁殖物質は、線虫類及び/又は病原性被害に対して抵抗性であり;従って、本発明は、該組合せで処理される線虫類抵抗性植物繁殖物質も提供し、その結果、その少なくとも活性成分は、種子のような繁殖物質に吸着される。
種子処理組合せ及び組成物は、更なる活性化合物を含んでもよく、更なる活性化合物と一緒に及び/又は連続して適用されてもよい。これらの更なる化合物は、他の殺虫活性成分、肥料、抗酸化剤もしくは微量元素ドナー、又は接種材料のような植物成長に影響を与える他の調製物でもよい。
単一の殺虫活性成分は、疾病又は害虫駆除の分野を超えて活性を有することがある。例えば、殺虫剤(pesticide)は、殺菌剤、殺虫剤(insecticide)及び線虫駆除剤の活性を有する。具体的には、アルジカルブは、殺虫剤、ダニ駆除剤及び線虫駆除剤の活性が知られているが、メタムは、殺虫剤、除草剤、殺菌剤及び線虫駆除剤の活性が知られており、チアベンダゾール及びキャプタンは、線虫駆除剤及び殺菌剤の活性を提供することができ、チオジカルブは殺虫剤及び軟体動物駆除剤の活性が知られている。
本発明の組合せは、殺菌剤及び殺虫剤のような他の農薬と混合してもよい。
殺菌剤の好適な例は、バメート殺菌剤 (例えば、チラム)、カルボキサミド殺菌剤 (例えば、カルボキシン)、フェニルアミド殺菌剤 (例えば、メタラキシル、メフェノキサム)、フェニルピロール殺菌剤 (例えば、フルジオキソニル)、ストロビルイン殺菌剤 (例えば、アゾキシストロビン、フルオキサストロビン、トリフロキシストロビン)、トリアゾール殺菌剤 (例えば、マイクロブタニル、イプコナゾール、トリアジメノール)、及びその混合物を含む。
殺虫剤の好適な例は、ネオニコチノイド殺虫剤(例えば、クロチアニジン、イミダクロプリド、チアメトキサム)、プレスロイド殺虫剤(例えば、ラムダ-シハロトリン、ベータ-シフスリン)、ベンゾイルウレア殺虫剤(例えば、トリフルムロン)、及びその混合物を含む。
好ましい実施態様では、組合せは、(a) メフェノキサム、(b) フルジオキソニル、(c) アゾキシストロビン、(d) クロチアニジン、(e) イミダクロプリド、及び/又は (f) チアメトキサムの1以上を更に含む。
別の好ましい実施態様では、組合せは、(a) メタラキシル、(b) トリフロキシストロビン、(c) イプコナゾール、(d) トリアジメノール、及び/又は(e) トリフルムロンの1以上を更に含む。
本発明の組合せが殺虫剤も含む場合には、組合せの殺虫剤スペクトルが広くなって、昆虫綱及びクモ類から選択される害虫の制御のような害虫制御を含む。その場合には、該組合せは、害虫被害を調節又は抑制し、及び所望の物質(例えば、植物及び植物の部分)を害虫被害から保護するために害虫にも適用される。害虫の例は、以下を含む:鱗翅目 (例えば、アクレリス種(Acleris spp.)、アドキソフィエス種(Adoxophyes spp.)、アエゲリア種(Aegeria spp.)、アゴロチス(Agrotis spp.)、アラバマ・アルギラケエ(Alabama argillaceae)、アミロイス種(Amylois spp.)、アンチカルシア・ゲマタリス(Anticarsia gemmatalis)、アルチプス種(Archips spp.)、アルギロタエニア種(Argyrotaenia spp.)、オートグラファ種(Autographa spp.)、ブッセオラ・フスカ(Busseola fusca)、カドラ・カウテラ(Cadra cautella)、カルポシナ・ニッポネンシス(Carposina nipponensis)、チロ種(Chilo spp.)、コリストネウラ種(Choristoneura spp.)、クリシア アムビグエラ(Clysia ambiguella)、クナファロクロシス種(Cnaphalocrocis spp.)、クネファジア種(Cnephasia spp.)、コクリス種(Cochylis spp.)、コレオフォラ種(Coleophora spp.)、クロシドロミア種(Crocidolomia spp.)、クリプトフレビア・リューコトレタ(Cryptophlebia leucotreta)、クリソデイキス・インクルデンス(Crysodeixis includens)、シディア種(Cydia spp.)、ジアトラエア種(Diatraea spp.)、ジパロプシス・カスタネア(Diparopsis castanea)、エアリアス種(Earias spp.)、エマスモパルパス種(Elasmopalpus spp.)、エフェスチア種(Ephestia spp.)、オイコスマ種(Eucosma spp.)、エウポエシリア・アンビグエア(Eupoecilia ambiguella)、オイコスマ種(Euproctis spp.)、エウキソア種(Euxoa spp.)、グラフォリタ(Grapholita spp.)、ヘジア ヌビフェラナ(Hedya nubiferana)、ヘリオチス種(Heliothis spp.)、ヘルラ・ウンダリス(Hellula undalis)、ヒファンテリア・クネア(Hyphantria cunea)、ケイフェリア・リコペルシセラ(Keiferia lycopersicella)、ロイコプテラ・シテラ(Leucoptera scitella)、リトコレシス種(Lithocollethis spp.)、ロベシア・ボトラナ(Lobesia botrana)、リマントリア種(Lymantria spp.)、リオネチア種(Lyonetia spp.)、マラコソマ種(Malacosoma spp.)、マメストラ・ブラシカエ(Mamestra brassicae)、マンデュカ・セクスタ(Manduca sexta)、オペロフテラ種(Operophtera spp.)、オストリニア・ヌビラリス(Ostrinia nubilalis)、パメネ種(Pammene spp.)、パンデミス種(Pandemis spp.)、パノリス・フラメア(Panolis flammea)、ペクチノフォラ・ゴシピエラ(Pectinophora gossypiella)、フトリマエア・オペルキュレーラ(Phthorimaea operculella)、ピエリス・ラパエ(Pieris rapae)、ピエリス種(Pieris spp.)、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)、プレイス種(Prays spp.)、シルポファガ種(Scirpophaga spp.)、セザミア種(Sesamia spp.)、スパルガノチス種(Sparganothis spp.)、スポドプテラ種(Spouoptcia spp.)、シナンセドン種(Synanthedon spp.)、タウメトペア種(Thaumetopoea spp.)、トルトリックス種(Tortrix spp.)、トリコプルシア種(Trichopiusia spp.)及びウポノモイタ種(Yponomeuta spp.)由来の害虫; 鞘翅目由来の害虫 (例えば、アグリオテス種(Agriotes spp.)、アントノムス属(Anthonomus spp.)、アトマリア・リネアリス(Atomaria linearis)、セウトリンカス種(Ceutorhynchus spp.)、シェトネマ・チビアリス(Chaetocnema tibialis)、コスモポリテス種(Cosmopolites spp.)、クルクリオ種(Curculio spp.)、デルメステス種(Dermestes spp.)、ジアブロティカ種(Diabrotica spp.)、エピラクナ種(Epilachna spp.)、エレムナス種(Eremnus spp.)、ゴノセファラム種(Gonocephalum spp.)、ヘテロニカス種(Heteronychus spp.)、レプチノタルサ・デセムリネアータ(Leptinotarsa decemlineata)、リソルホプトラス種(Lissorhoptrus spp.)、メロロンタ種(Melolontha spp.)、オリカエフィルス種(Orycaephilus spp.)、オチオリンクス種(Otiorhynchus spp.)、フリクチヌス種(Phlyctinus spp.)、フィロトレタ種(Phyllotreta spp.)、ポピッリア種(Popillia spp.)、プロトストロフス種(Protostrophus spp.)、プシリオデス種(Psylliodes spp.)、リゾペルタ種(Rhizopertha spp.)、スカラベイダエ(Scarabeidae)、シトフィラス種(Sitophilus spp.)、シトトロガ種(Sitotroga spp.)、テネブリオ種(Tenebrio spp.)、Tribolium spp. 及びTrogoderma spp.); 直翅目由来の害虫 (例えば、ブラッタ種(Blatta spp.)、ブラッテラ種(Blattella spp.)、グリロタルパ種(Gryllotalpa spp.)、ロイコフアエ・マデラエ(Leucophaea maderae)、ロクスタ種(Locusta spp.)、ペリプラネタ種(Periplaneta spp.)及びシストセルカ種(Schistocerca spp.); 等翅目由来の害虫 (例えば、レチキュリテルメス種(Reticulitermes spp.)); 噛虫目由来の害虫 (例えば、リポスセリス種(Liposcelis spp.)); 裸尾目由来の害虫 (例えば、ヘマトピヌス種(Haematopinus spp.)、リノグナスス種(Linognathus spp.)、ペジクルス種(Pediculus spp.)、ペンフィグス種(Pemphigus spp.)及びフィロキセラ種(Phylloxera spp.)); 食毛目由来の害虫 (例えば、ダマリネア種(Damalinea spp.)及びトリコデクテス種(Trichodectes spp.); 総翅目由来の害虫 (例えば、フランクリニエラ種(Frankliniella spp.)、ヘルキノトリップス種(Hercinothrips spp.)、タエニオトリップス種(Taeniothrips spp.)、トリップス・パルミ種(Thrips palmi)、トリップス・タバキ(Thrips tabaci)及びシルトトリップス・アウランチイ(Scirtothrips aurantii)); 異翅類由来の害虫 (例えば、ディーチェロプス・メラカンツス(Dichelops melacanthus)、ジスタンチエラ・テオブロマ(Distantiella theobroma)、ジスデルカス種(Dysdercus spp.)、エウキスタス種(Euchistus spp.)、オイリガステル種(Eurygaster spp.)、レプトコリサ種(Leptocorisa spp.)、ネザラ種(Nezara spp.)、ピエスマ種(Piesma spp.)、ロドニウス種(Rhodnius spp.)、ザールベルゲラ・シングラリス(Sahlbergella singularis)、スコチノファラ種(Scotinophara spp.)及びトリアトマ種(Triatoma spp.)); 同翅目由来の害虫 (例えば、アレウロトリサス・フロコッカス(Aleurothrixus floccosus)、アレイロデス・ブラッシカエ(Aleyrodes brassicae)、アオニジエラ種(Aonidiella spp.)、アフィジダエ種(Aphididae spp.)、アフィス種(Aphis spp.)、アスピジオツス種(Aspidiotus spp.)、ベミシア・タバキ(Bemisia tabaci)、ケロプラステル種(Ceroplaster spp.)、クリソムファルス・アオニジウム(Chrysomphalus aonidium)、クリソムファルス・ジクチオスペルミ(Chrysomphalus dictyospermi)、コッカス ヘスペリズム(Coccus hesperidum)、エンポアスカ種(Empoasca spp.)、エリオゾマ・ラリゲルム(Eriosoma larigerum)、エリトロノイラ種(Erythroneura spp.)、ガスカルジア種(Gascardia spp.)、ラオデルファックス種(Laodelphax spp.)、レカニウム・コルニ(Lecanium corni)、レピドサフェス種(Lepidosaphes spp.)、マクロシフス種(Macrosiphus spp.)、ミズス種(Myzus spp.)、ネホテチックス種(Nephotettix spp.)、ニラパルバータ種(Nilaparvata spp.)、パラトリア種(Paratoria spp.)、ぺムフィグス種(Pemphigus spp.)、プラノコックス種(Planococcus spp.)、プゾイダウラカスピス種(Pseudaulacaspis spp.)、プソイドコッカス種(Pseudococcus spp.)、プシラ種(Psylla spp.)、プルビナリア・エチオピカ(Pulvinaria aethiopica)、クアドラスピジオツス種(Quadraspidiotus spp.)、ロパロシフム種(Rhopalosiphum spp.)、ザイセッチア種(Saissetia spp.)、スカフォイデウス種(Scaphoideus spp.)、シザフィス種(Schizaphis spp.)、シトビオン種(Sitobion spp.)、トリアロイロデス・ヴァポラリオルム(Trialeurodes vaporariorum)、トロイザ・エルトレエ(Trioza erytreae)及びウナスピス・シトリ(Unaspis citri); 膜翅目由来の害虫 (例えば、アクロミルメックス種(Acromyrmex spp.)、アタリア・ロザエ(Athalia rosae)、アッタ種(Atta spp.)、セフス種(Cephus spp.)、ジプリオン種(Diprion spp.)、ジプリオニデ種(Diprionidae spp.)、ギルピニア・ポリトマ(Gilpinia polytoma)、ホプロカンパ種(Hoplocampa spp.)、ラジウス種(Lasius spp.)、モノモリウム ファラオニス(Monomorium pharaonis)、ネオジプリオン種(Neodiprion spp.)、ソレノプシス種(Solenopsis spp.)及びベスパ種(Vespa spp.)); 双翅目由来の害虫 (例えば、アンテリゴナ・ソカッタ(Antherigona soccata)、ビビオ・ホルツラヌス(Bibio hortulanus)、セラチチス種(Ceratitis spp.)、クリゾミイア種(Chrysomyia spp.)、クレックス種(Culex spp.)、クテレブラ種(Cuterebra spp.)、ダクス種(Dacus spp.)、デリア種(Delia spp.)、ドロソフィラ・メラノガステル(Drosophila melanogaster)、リリオミザ種(Liriomyza spp.)、メラナグロミザ種(Melanagromyza spp.)、オルセオリア種(Orseolia spp.)、オッシネーラ・フリット(Oscinella frit)、ペゴミア・ヒオシアミ(Pegomyia hyoscyami)、フォルビア種(Phorbia spp.)、ラゴレティス・ポモネラ(Rhagoletis pomonella)、シアラ種(Sciara spp.); 並びに、ダニ目由来の害虫 (例えば、アカルス・シロ(Acarus siro)、アケリア シェルドニ(Aceria sheldoni)、アクルス・シュレクテンダリ(Aculus schlechtendali)、アムブリオマ種(Amblyomma spp.)、アルガス種(Argas spp.)、ブレビパルパス種(Brevipalpus spp.)、ブリオビア・プラエチオサ(Bryobia praetiosa)、カリピトリメルス種(Calipitrimerus spp.)、コリオプテス(Chorioptes spp.)、デルマニスス・ガリネ(Dermanyssus gallinae)、コリオプテス種(Eotetranychus carpini)、エリオフィエス種(Eriophyes spp.)、ヒアローマ種(Hyalomma spp.)、オリゴニクス・プラテンシス(Olygonychus pratensis)、オルニトドロス種(Ornithodoros spp.)、パノニクス種(Panonychus spp.)、フィロコプツルタ・オレイボラ(Phyllocoptruta oleivora)、ポリファゴタルソネマス・ラタス(Polyphagotarsonemus latus)、プソロプテス種(Psoroptes spp.)、リピセファルス種(Rhipicephalus spp.)、リゾグリフス種(Rhizoglyphus spp.)、ザルコプテス種(Sarcoptes spp.)、タルソネムス種(Tarsonemus spp.)及びテトラニクス種(Tetranychus spp.)。
組合せにおける活性成分の重量比は、例えば、使用の種類、収穫の種類、組合せにおける特定の活性成分、植物繁殖物質の種類(適切な場合には)に従って変動するが、組合せにおける活性成分が所望の亢進作用(例えば、線虫類及び/又は病原体の調節)を提供するための効果的な比率であるような重量比であり、当業者に知られた試行によって決定され得る。
活性成分化合物の重量比は、所望の、例えば相乗効果を提供するように選択される。一般的に、重量比は、特定の活性成分、及びどのくらい多くの活性成分が組合せに存在するかによって変動することになる。一般的に、組合せが2つの成分(I)及び(II)からなる場合には、成分(I)及び(II)の重量比は、10000:1〜1:1000、より好ましくは1000:1〜1:100、最も好ましくは100:1〜1:10である。
組合せの適用(使用)の割合は、例えば、使用の種類、収穫の種類、組合せにおける特定の活性成分、植物繁殖物質の種類(適切な場合には)に従って変動するが、組合せにおける活性成分が所望の亢進作用(例えば、線虫類及び/又は病原体の調節)を提供するための効果的な量であるような割合であり、当業者に知られた試行によって決定され得る。
一般的に種子処理については、適用割合は、種子当たり0.1 μg〜10 mgの活性成分で変動し得る。種子処理についての適用割合の例は、種子当たり0.01 mg〜10 mg、好ましくは0.1 mg〜1.0 mgの成分(I)であり;種子当たり0.1 μg〜10 mg、及び好ましくは1.0 μg〜1.0 mgの成分(II)である。
組合せが(a)成分(I)としてアバメクチン及び成分(II)としてアシベンゾラル-S-メチルを含む場合には、種子処理についての典型的な適用割合は、特に大豆に対して、種子当たり0.1〜0.5 mgのアバメクチン、及び100 kg種子当たり2.5〜10 gのアシベンゾラル-S-メチルである。
組合せが(a)成分(I)としてアバメクチン及び成分(II)としてアシベンゾラル-S-メチルを含む場合には、種子処理についての典型的な適用割合は、特に砂糖大根に対して、種子当たり0.1〜0.5 mgのアバメクチン、及び100 kg種子当たり2.5〜10 gのアシベンゾラル-S-メチルである。
組合せが(a)成分(I)としてアバメクチン及び成分(II)としてアシベンゾラル-S-メチルを含む場合には、種子処理についての典型的な適用割合は、特にトマトに対して、種子当たり0.1〜0.6 mgのアバメクチン、及び種子当たり1.0〜500 μgのアシベンゾラル-S-メチルである。
組合せが(a)成分(I)としてアバメクチン及び成分(II)としてアシベンゾラル-S-メチルを含む場合には、種子処理についての典型的な適用割合は、特にキュウリに対して、種子当たり0.1〜0.6 mgのアバメクチン、及び種子当たり1.0〜500 μgのアシベンゾラル-S-メチルである。
組合せが(a)成分(I)としてアバメクチン及び成分(II)としてアシベンゾラル-S-メチルを含む場合には、種子処理についての典型的な適用割合は、特に綿花に対して、種子当たり0.1〜0.3 mgのアバメクチン、及び100 kg種子当たり1.0〜100 gのアシベンゾラル-S-メチルである。
組合せが(a)成分(I)としてアバメクチン及び成分(II)としてアシベンゾラル-S-メチルを含む場合には、種子処理についての典型的な適用割合は、特にトウモロコシに対して、種子当たり0.1〜0.5 mgのアバメクチン、及び100 kg種子当たり1.0〜100 gのアシベンゾラル-S-メチルである。
組合せが(g)成分(I)としてアバメクチンとチアベンダゾールとの混合物、及び成分(II)としてアシベンゾラル-S-メチルを含む場合には、種子処理についての典型的な適用割合は、特に大豆に対して、種子当たり0.1〜0.5 mgのアバメクチン、100 kg種子当たり1.0〜50 gのチアベンダゾール、及び100 kg種子当たり2.5〜10 gのアシベンゾラル-S-メチルである。最も好ましい実施態様は、種子処理のための適用割合が、特に大豆に対して、種子当たり0.15 mgのアバメクチン、100 kg種子当たり20 gのチアベンダゾール、及び100 kg種子当たり10.0 gのアシベンゾラル-S-メチル、の組合せである。
組合せが(a)成分(I)としてアバメクチンとチアベンダゾールとの混合物、及び成分(II)としてアシベンゾラル-S-メチルを含む場合には、種子処理についての典型的な適用割合は、特に砂糖大根に対して、種子当たり0.1〜0.5 mgのアバメクチン、100 kg種子当たり1.0〜50 gのチアベンダゾール、及び100 kg種子当たり2.5〜10 gのアシベンゾラル-S-メチルである。
組合せが(a)成分(I)としてアバメクチンとチアベンダゾールとの混合物、及び成分(II)としてアシベンゾラル-S-メチルを含む場合には、種子処理についての典型的な適用割合は、特にトマトに対して、種子当たり0.1〜0.6 mgのアバメクチン、100 kg種子当たり1.0〜50 gのチアベンダゾール、及び種子当たり1.0〜500 μgのアシベンゾラル-S-メチルである。
(a)成分(I)としてアバメクチンとチアベンダゾールとの混合物、及び成分(II)としてアシベンゾラル-S-メチルを含む場合には、種子処理についての典型的な適用割合は、特にキュウリに対して、種子当たり0.1〜0.6 mgのアバメクチン、100 kg種子当たり1.0〜50 gのチアベンダゾール、及び種子当たり1.0〜500 μgのアシベンゾラル-S-メチルである。
(a)成分(I)としてアバメクチンとチアベンダゾールとの混合物、及び成分(II)としてアシベンゾラル-S-メチルを含む場合には、種子処理についての典型的な適用割合は、特に綿花に対して、種子当たり0.1〜0.3 mgのアバメクチン、100 kg種子当たり1.0〜50 gのチアベンダゾール、及び100 kg種子当たり1.0〜100 gのアシベンゾラル-S-メチルである。
(a)成分(I)としてアバメクチンとチアベンダゾールとの混合物、及び成分(II)としてアシベンゾラル-S-メチルを含む場合には、種子処理についての典型的な適用割合は、特にトウモロコシに対して、種子当たり0.1〜0.5 mgのアバメクチン、100 kg種子当たり1.0〜50 gのチアベンダゾール、及び100 kg種子当たり1.0〜100 gのアシベンゾラル-S-メチルである。
成分(I)又は(II)及び任意の追加の殺虫剤は、本発明における製剤の形態において、純粋な形態で、すなわち固体の活性成分、例えば特定の粒径、で使用され得るか、あるいは好ましくは製剤技術において慣用的な少なくとも1つの補助剤(アジュバントとしても知られている)例えば増量剤、例えば溶媒もしくは固体担体、又は表面活性化合物(界面活性剤)と共に、使用され得る。一般的に、成分(I)及び(II)は、1以上の慣用的な製剤化補助剤と共に製剤組成物の形態にある。
従って、成分(I)及び(II)の組合せは、通常、製剤の形態で使用される。成分(I)及び(II)は、必要ならば、更なる担体、界面活性剤、又は製剤技術で慣用的に採用される他の適用促進アジュバントと共に、調節が同時に又は短い間隔で連続していること、例えば同日、が望ましい部位に適用され得る。好ましい実施態様では、(I)及び(II)は同時に適用される。
成分(I)及び(II)が本発明において同時に適用される場合には、(I)及び(II)を含む組成物として適用されてもよい。その場合には、(I)及び(II)の各々は、別個の製剤源から得られ、そして場合により他の殺虫剤と共に互いに混合され(タンク混合、すぐに使用できるスプレイブロス、又はスラリーとして知られている)、あるいは(I)及び(II)は、単一の製剤混合源として得られ(プレミックス、濃縮物、製剤化化合物(又は生産物)として知られている)、そして場合により他の殺虫剤と互いに混合される。
ある実施態様では、本発明の組合せは、組成物として適用される。従って、本発明は、活性成分として(I)及び(II)、及び場合により他の殺虫剤、及び場合により1以上の慣用的製剤補助剤を含む組成物である;それらは、タンク混合組成物又はプレミックス組成物の形態でよい。
好ましい実施態様では、本発明の組合せの各々は、プレミックス組成物(又は混合物)の形態で提供される;好適な例は、以下の組合せである:
(a) 成分(I)としてアバメクチン及び成分(II)としてアシベンゾラル-S-メチル;
(b) 成分(I)としてアルジカルブ及び成分(II)としてアシベンゾラル-S-メチル;
(c) 成分(I)としてオキサミル及び成分(II)としてアシベンゾラル-S-メチル;
(d) 成分(I)としてチオジカルブ及び成分(II)としてアシベンゾラル-S-メチル;
(g) 成分(I)としてアバメクチンとチアベンダゾールとの混合物、及び成分(II)としてアシベンゾラル-S-メチル;並びに
(h1) アバメクチンとチオファネート-メチルとの混合物。
プレミックス組成物用の葉用製剤型の例は以下のとおりである。
Figure 2010505889
一方、プレミックス組成物用の種子処理製剤型の例は以下のとおりである。
Figure 2010505889
タンク混合組成物用の製剤型の例は、溶液、希釈エマルジョン、懸濁液又はその混合物、及び塵である。
葉について製剤の性質及び適用と適用方法と同様に、意図した目的及び最も一般的な状況に従って、びしょ濡れ、スプレイ、噴霧、粉塵化、拡散、コーティング又は土砂降りのような適用方法が選択される。
タンク混合組成物は、一般的に、異なった殺虫剤及び場合により更なる補助剤を含む1以上のプレミックス組成物を溶媒(例えば、水)によって希釈することによって調製される。
好適な担体及びアジュバントは、固体又は液体でよく、製剤技術に一般的に使用される物質、例えば、天然又は再生された鉱物物質、溶媒、分散剤、湿潤剤、粘着付与剤、粘性剤、結合剤又は化学肥料、である。
製剤は、公知の方法、例えば活性成分と、増量剤、例えば溶媒、固体担体及び必要に応じて表面活性化合物(界面活性剤)とを均一に混合し、及び/又は細粒化することによって調製される。
好適な溶媒は、以下を含む:芳香族炭化水素、好ましくは8〜12炭素原子を含む分画、例えばキシレン混合物又は置換ナフタレン、フタレート、例えばジブチルフタレート又はジオクチルフタレート、脂肪族炭化水素、例えばシクロへキサン又はパラフィン、アルコール及びグリコール、及びそのエーテル及びエステル、例えばエタノール、エチレングリコール、エチレングリコールモノメチル又はモノエチルエーテル、ケトン、例えばシクロヘキサノン、強極性溶媒、例えばN-メチル-2-ピロリドン、ジメチルスルホキシド又はジメチルホルムアミド、並びに植物油又はエポキシ化植物油、例えばエポキシ化ココナッツ油又は大豆油;あるいは水。
使用される固体担体、例えば塵及び分散性粉末は、通常、天然鉱物フィラー、例えばカルサイト、滑石粉、カオリン、モンモリロナイト又はアタパルガアイドである。物理的性質を改善するために、高度に分散されたケイ酸又は高度に分散された吸着ポリマーを加えることもできる。好適な顆粒吸着性担体は、多孔質の種類のもの、例えば、軽石、損傷しているレンガ、海泡石又はベントナイトを含み、そして好適な非吸着性担体は、例えば、カルサイト又は砂である。加えて、非常に多数の無機又は有機性の予め顆粒化された物質、例えば特に、白雲石又は微粉化植物残渣が使用できる。
製剤される活性成分化合物の性質によって、好適な表面活性化合物は、良好な乳化、分散性及び湿潤性を有する、非イオン性、陽イオン性及び/又は陰イオン性界面活性剤である。用語「界面活性剤」は、界面活性剤の混合物を含んでもよいと理解できる。
特に有利な適用-促進アジュバントは、ケファリン及びレシチンシリーズの天然又は合成リン脂質、例えばホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルグリセロール及びリゾレシチンである。
一般的に、葉又は土適用のためのタンク混合製剤は、0.1〜20 %、特に0.1〜15 %の活性成分、及び99.9〜80 %、特に99.9〜85 %の固体又は液体補助剤(例えば、溶媒、例えば水を含む)を含む。ここで、該補助剤は、タンク混合製剤に基づいて、0〜20 %、特に0.1〜15 %の量の界面活性剤でよい。
典型的には、葉適用のためのプレミックス製剤は、0.1〜99.9 %、特に1〜95 %の活性成分化合物、及び99.9〜0.1 %、特に99〜5 %の固体又は液体補助剤(例えば、溶媒、例えば水を含む)を含む。ここで、該補助剤は、プレミックス製剤に基づいて、0〜50 %、特に0.5〜40 %の量の界面活性剤でよい。
一般的には、種子処理適用のためのタンク混合製剤は、0.25〜80 %、特に1〜75 %の活性成分化合物、及び99.75〜20 %、特に99〜25 %の固体又は液体補助剤(例えば、溶媒、例えば水を含む)を含む。ここで、該補助剤は、タンク混合製剤に基づいて、0〜40 %、特に0.5〜30 %の量の界面活性剤でよい。
典型的には、種子処理適用のためのタンク混合製剤は、0.5〜99.9 %、特に1〜95 %の活性成分化合物、及び固体又は液体補助剤(例えば、溶媒、例えば水を含む)を含む。ここで、該補助剤は、プレミックス製剤に基づいて、0〜50 %、特に0.5〜40 %の量の界面活性剤でよい。
商業的製品は好ましくは濃縮物(例えば、プレミックス組成物(製剤))として調合され、末端の使用者は、通常、製剤(例えば、タンク混合組成物)を希釈することになる。
好ましい種子処理プレミックス製剤は、水性懸濁濃縮物である。該製剤は、慣用的処理技術及び機械、例えば流動床法、ローラーミル法、回転式の静電的な種子処理機及びドラム塗装機を用いて、種子に適用され得る。噴出床法のような他の方法も有用である。種子はコーティングの前に予備篩にかけられる。コーティングの後、種子は、典型的には乾燥され、次いでサイズを揃えるために篩に移される。かかる方法は当該分野で知られている。
以下の実施例は、成分(I)と成分(II)との特定の混合比での組合せを意味する活性成分である、成分(I)及び(II)に好適な製剤を説明するために役立つ。
製剤例:
Figure 2010505889
活性成分は全体的にアジュバントと混合され、その混合物は全体的に好適なミルで顆粒にされ、所望の濃度の懸濁液を提供するために水で希釈され得る水和剤を与える。
Figure 2010505889
直ちに使用できる粉塵は、活性成分と担体とを混合することにより、混合物を好適なミルで顆粒にすることによって得られる。かかる粉末は、種子用の乾燥ドレシングのために使用される。
Figure 2010505889
細粒化活性成分は、最終的にアジュバントと混合されて、任意の所望の希釈の懸濁液が水による希釈によって得られるその懸濁液の濃縮物を提供する。あるいは、活性成分及び補助剤(水を含む)の懸濁液は、安定な製剤を得るためのビーズ-ミルでそして好適な処理特性をもって湿式粉砕される。
かかる希釈を用いて、スプレイ、注入又は浸漬することによって、植物繁殖物質は、例えば病原体(複数)からの被害に対して処理されかつ保護され得る。
本発明に従う活性成分の組合せは、植物によって特によく寛容され、環境的にやさしいという事実によって識別される。
本発明に従う各々の活性成分の組合せは、特に、植物繁殖物質の処理のために有利である。
好ましい実施態様では、本発明の組合せの各々は、植物繁殖物質、好ましくは種子を処理する組成物である。
本発明の各々の局面及び実施態様では、「本質的になる」及びその変形は、「含む」及びその変形の好ましい実施態様であり、「からなる」及びその変形は、「本質的になる」及びその変形の好ましい実施態様である。
本発明を以下の非限定的例によって説明する。
生物的実施例:
2つの活性成分の所定の組合せのための、予想される疾病調節の予測パーセンテージEは、以下のように計算される(COLBY, S. R. "Calculating synergistic and antagonistic response of herbicide combinations". Weeds 15, pages 20- 22; 1967を参照):
Figure 2010505889
[式中
X= 非処理調節(= 0%)による処理と比較した、定義された適用率での活性成分(A)による処理の場合の%疾病調節、
Y= 非処理調節による処理と比較した、定義された適用率での活性成分(B)による処理の場合の%疾病調節、
E= 定義された適用率での活性成分(A)及び活性成分(B)による処理後の疾病調節の予測パーセンテージ(非処理調節と比較した%疾病調節)を示す。]。
疾病調節の観察されたパーセンテージOが予測値Eよりも大きい場合には、相乗効果が存在する。
試験の記載:
1. 大豆植物の栽培
大豆を、70%の砂と30%の埴壌土とのミックスを含む「容器(cone-tainer)」に植えた(1大豆種子/1容器)(3.8 cm細胞径;14 cm細胞の深さ;Ray Leach'Cone-tainer' Single Cell Systemは、トレイ内に並べることができ、Stuewe and Sons社から入手可能な個々の細胞からなる)(1つの大豆種子/容器)。容器は、底から土が外に出ないようにするために底に10 cmx10 cm 片のチーズクロスを入れた。土混合物は、使用前に60分間、加熱殺菌した。余分の容器を植えた、これは、類似の大豆植物を選択させ、各処理につき3反復を有するランダム化された完全な積木に入れることを可能にした。容器は、14時間の明期間、27℃で、成長チャンバに入れた。成長チャンバの気温は、監視データ収集器を用いて15分間隔でモニターした。植物に毎日水をやり、過剰な水の供給が線虫を発生させ水浸しにしないことを確実にした。水源は、植物成長を促進するために肥料で補充した。
2. 大豆シスト線虫(ヘテロデラ・グリシンス)の卵接種材料の調製
土は「HG型」2.5.7(「HG型」試験は、大豆シスト線虫「ヘテロデラグリシンス、HG」群がどのようにしてうまく特定の土中に産生することができるかについての情報を提供する温室試験である)の現場から回収した。土を水に加え、25メッシュシーブ又は60メッシュシーブに注ぎ、シストを回収した。60メッシュシーブ上で土溶液を回収し、次いで500メッシュシーブを超える120メッシュシーブ上に置いた。ゴムストッパーをとり、120メッシュシーブ上で土溶液を擦ることによって、シストを壊して卵を放出した。次いで、卵溶液を、2100 rpmで2分間、453.6グラム/lの水の糖濃度で遠心して、固体破片を除いた。次いで、透明な卵溶液を遠心して、6,000卵/mLの溶液を得た。
3. 大豆植物の接種及び栽培
大豆の容器への植付け後7日に、大豆植物を6,000大豆シスト線虫の卵で接種した。苗木の隣の土にペンシルチップ2.5 cmを入れることによって植物を接種した。1 mLの卵溶液を穴にピペットした。土をつぶして接種部位に入れるために注射ボトからの水を使用した。これは、土を固めないようにし、土中にエアポケットを形成しないようにするために使用した。接種された植物は、14時間の明期間、27℃で、成長チャンバセットに入れた。成長チャンバの気温は、監視データ収集器を用いて15分間隔でモニターした。植物に毎日水をやり、過剰な水の供給が線虫を発生させ水浸しにしないことを確実にした。水源は、植物成長を促進するために肥料で補充した。
4. 接種後30日の大豆シスト線虫卵の数の決定
植物は、線虫再生因子を評価するための接種後30日に成長チャンバから取り出した。各容器の土及び根を洗浄してシストを抽出した。下記の2に記載と同様な手法によって、線虫卵を単離した。各サンプル中に存在する大豆シスト線虫卵の総数を決定した。各処理について3回の反復からの平均値は、以下の計算に使用した。
(A-a) アバメクチン
(A-g) アバメクチンとチアベンダゾールとの混合物
(B) アシベンゾラル-S-メチル
Figure 2010505889
Figure 2010505889
Figure 2010505889
Figure 2010505889

Claims (25)

  1. 少なくとも2つの活性成分及び場合により1以上の慣用的な製剤化補助剤を含む殺虫剤の組合せであって、成分(I)が1以上の線虫駆除薬及び成分(II)が1以上の植物活性化剤である、前記組合せ。
  2. 場合により1以上の慣用的な製剤化補助剤と共に2以上の線虫駆除薬を含む殺虫剤の組合せ。
  3. (a) アバメクチンが成分(I)であり、かつアシベンゾラル-S-メチルが成分(II)であり;
    (b) アルジカルブが成分(I)であり、かつアシベンゾラル-S-メチルが成分(II)であり;
    (c) オキサミルが成分(I)であり、かつアシベンゾラル-S-メチルが成分(II)であり;又は
    (d) チオジカルブが成分(I)であり、かつアシベンゾラル-S-メチルが成分(II)である、請求項1記載の組合せ。
  4. (e) アバメクチンとベノミルとの混合物が成分(I)であり、かつアシベンゾラル-S-メチルが成分(II)であり;
    (f) アバメクチンとキャプタンとの混合物が成分(I)であり、かつアシベンゾラル-S-メチルが成分(II)であり;
    (g) アバメクチンとチアベンダゾールとの混合物が成分(I)であり、かつアシベンゾラル-S-メチルが成分(II)であり;
    (h) アバメクチンとチオファネート-メチルとの混合物が成分(I)であり、かつアシベンゾラル-S-メチルが成分(II)であり;
    (j) アルジカルブとベノミルとの混合物が成分(I)であり、かつアシベンゾラル-S-メチルが成分(II)であり;
    (k) アルジカルブとキャプタンとの混合物が成分(I)であり、かつアシベンゾラル-S-メチルが成分(II)であり;
    (m) アルジカルブとチアベンダゾールとの混合物が成分(I)であり、かつアシベンゾラル-S-メチルが成分(II)であり;
    (n) アルジカルブとチオファネート-メチルとの混合物が成分(I)であり、かつアシベンゾラル-S-メチルが成分(II)であり;
    (o) オキサミルとベノミルとの混合物が成分(I)であり、かつアシベンゾラル-S-メチルが成分(II)であり;
    (p) オキサミルとキャプタンとの混合物が成分(I)であり、かつアシベンゾラル-S-メチルが成分(II)であり;
    (q) オキサミルとチアベンダゾールとの混合物が成分(I)であり、かつアシベンゾラル-S-メチルが成分(II)であり;
    (r) オキサミルとチオファネート-メチルとの混合物が成分(I)であり、かつアシベンゾラル-S-メチルが成分(II)であり;
    (s) チオジカルブとベノミルとの混合物が成分(I)であり、かつアシベンゾラル-S-メチルが成分(II)であり;
    (t) チオジカルブとキャプタンとの混合物が成分(I)であり、かつアシベンゾラル-S-メチルが成分(II)であり;
    (u) チオジカルブとチアベンダゾールとの混合物が成分(I)であり、かつアシベンゾラル-S-メチルが成分(II)であり;又は
    (v) チオジカルブとチオファネート-メチルとの混合物が成分(I)であり、かつアシベンゾラル-S-メチルが成分(II)である、請求項1記載の組合せ。
  5. 1以上の殺菌剤を更に含む、請求項1〜4のいずれか1項記載の組合せ。
  6. カルバメート殺菌剤、カルボキサイド殺菌剤、フェニルアミド殺菌剤、フェニルピロール殺菌剤、ストロビルリン殺菌剤及びトリアゾール殺菌剤、並びにそれらの混合物を含む群より選ばれる1以上の殺菌剤を更に含む、請求項1〜4のいずれか1項記載の組合せ。
  7. チラム、カルボキシン、メタラキシル、メフェノキサム、フルジオキソニル、アゾキシストロビン、フルオキサストロビン、トリフロキシ-ストロビン、マイクロブタニル、イプコナゾール及びトリアジメノールを含む群より選ばれる1以上の殺菌剤を更に含む、請求項1〜4のいずれか1項記載の組合せ。
  8. メフェノキサムを更に含む、請求項1〜4のいずれか1項記載の組合せ。
  9. フルジオキソニルを更に含む、請求項1〜4のいずれか1項記載の組合せ。
  10. アゾキシストロビンを更に含む、請求項1〜4のいずれか1項記載の組合せ。
  11. 1以上の殺虫剤を更に含む、請求項1〜10のいずれか1項記載の。
  12. ネオニコチノイド殺虫剤、ピレスロイド殺虫剤及びベンゾイルウレア殺虫剤及びそれの混合物を含む群より選ばれる1以上殺虫剤を更に含む、請求項1〜10のいずれか1項記載の組合せ。
  13. クロチアニジン、イミダクロプリド、チアメトキサム、ラムダ-シハロスリン、ベータ-シフルスリン及びトリフルムロンを含む群より選ばれる1以上殺虫剤を更に含む、請求項1〜10のいずれか1項記載の組合せ。
  14. クロシアニジンを更に含む、請求項1〜10のいずれか1項記載の組合せ。
  15. イミダクロプリドを更に含む、請求項1〜10のいずれか1項記載の組合せ。
  16. チアメトキサムを更に含む、請求項1〜10のいずれか1項記載の組合せ。
  17. 農薬組成物を処理する植物繁殖物質の形態にある、請求項1〜16のいずれか1項記載の組合せ。
  18. 請求項1〜16のいずれか1項で定義される組合せを任意の所望の順で又は同時に、植物、植物の一部又はその周辺領域に適用することを含む、植物繁殖物質、植物及び/又は後の時点で成長する植物器官における線虫及び/又は病原性被害を調節又は抑制する方法。
  19. 請求項1〜16のいずれか1項で定義される組合せを任意の所望の順で又は同時に、植物、植物の一部又はその周辺領域に適用することを含む、線虫及び/又は病原性被害に対して植物繁殖物質、植物及び/又は後の時点で成長する植物器官を保護する方法。
  20. 請求項1〜16のいずれか1項で定義される組合せを任意の所望の順で又は同時に、植物、植物の一部又はその周辺領域に適用することを含む、植物及び/又は後の時点で成長する植物器官の成長特性を改善する方法。
  21. 請求項1〜16のいずれか1項で定義される組合せの活性成分が同時に適用される、請求項18〜20のいずれか1項記載の方法。
  22. 請求項1〜17のいずれか1項で定義される組合せが、植物繁殖物質に適用される、請求項18〜21のいずれか1項記載の方法。
  23. 請求項1〜17のいずれか1項で定義される組合せで処理される植物繁殖物質。
  24. 調節又は抑制される線虫が、根こぶ線虫又はシスト形成線虫である、請求項18〜22のいずれか1項記載の方法。
  25. アバメクチン及びチアベンダゾールの混合物が活性成分(I)であり、かつアシベンゾラル-S-メチルが成分(II)である、請求項24記載の方法。
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