JP2010503308A - ノード選択方法 - Google Patents

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Abstract

ソースノードが複数のデスティネーションノードと通信するよう動作可能なマルチノード通信ネットワークにおけるノード選択方法が提供される。本方法は、(a)前記ソースノードから前記デスティネーションノードに第1メッセージを送信するステップと、(b)前記デスティネーションノードの1以上からの1以上のレスポンスメッセージを前記ソースノードにおいて受信するステップと、(c)前記ソースノードにおいて受信される1以上のレスポンスメッセージの間に競合が発生した場合、前記1以上のレスポンスメッセージが競合することなく前記ソースノードにおいて受信されるまで、前記ソースノードにおける受信用の1以上のレスポンスメッセージを再送する前記複数のデスティネーションノードのサブセットを繰り返し選択するステップとを有し、前記競合することなく受信される1以上のレスポンスメッセージは、適切なデスティネーションノードが選択されたことを示す。本方法は、ネットワークを高いQoSによってより信頼性のあるものにするため通信ネットワークにおいて実行可能である。

Description

本発明は、無線ネットワークなどの通信ネットワークにおけるノード選択方法に関する。さらに、本発明はまた、当該方法に従って機能するよう動作するノードネットワークに関する。さらに、本発明は、当該方法を実現するため計算ハードウェア上で実行可能なソフトウェアプロダクトに関する。
無線通信ネットワークなどの共有媒体を利用するネットワークにおいて、信頼性のある通信を提供すること、すなわち、信頼性のあるQoS(Quality of Service)を提供することは、困難であることが知られている。対応する有線通信システムと異なって、無線通信システムは、パスロス、シャドーイング、フェーディングなどの伝搬効果を受ける傾向がある。さらに、このような効果は、位置に依存し、時間可変的なものである。これらの効果は、オーディオ/ビデオストリーミング及びカンファレンシングなどの時間が重要となるアプリケーションの無線システムの設計を極めて困難なものにする。
ダイバーシチを利用することによって、より信頼できる通信が無線ネットワークにおいて達成可能であることが知られている。例えば、送信ノードと複数の協力ノードとを有する無線ネットワークにおける通信の信頼性は、送信ノードからのデータ通信についてベストな即時通信チャネルを示すことが可能なネットワークにおける協力ノードを選択することによって向上される。しかしながら、このようなネットワークに対する満足いく所望の動作特性を提供するため、発生からの許容できない通信オーバヘッドを回避するよう、ベストな即時通信チャネルを提供するための協力ノードの選択が極めて迅速に実行されることが重要である。
無線ネットワークにおけるダイバーシチは、ネットワークの送信機が意図された受信機だけでなくその近傍の受信機にもまた送信するよう動作可能であるという理由から生じる。無線ネットワーク内で確立された無線チャネルは、実質的に相関のない方法により位置及び時間に可変的な通信性質を有する。
無線などの共有通信媒体を利用する通信システムでは、バーチャルセルラーネットワーク(VCN)が、第1の技術文献“Virtual Cellular Network:A New Wireless Communication Architecture with Multiple Access Ports”(pp.287−307,vol.10,no.3,Wireless Personal Communications,1999)に報告されるように提案されている。VCNは、それが単一の移動局からの送信を受信する複数の協力アクセスポイント(AP)を利用するという点で、従来のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)と区別される。VCNでは、移動局から複数のAPへの通信パスが独立しているため、アップリンク送信のロウバスト性を向上させるため、空間ダイバーシチがパケット単位で動的に適用される可能性がある。しかしながら、APがアップリンク送信を協力して受信することが可能となるように、各種プロトコルが提案されてきた。IEEE802.11に準拠しながらVCNを適用する際に生じる主要なチャレンジは、協力APのタイムリーな選択と、送信元の移動局に対する対応するタイムリーなアクノリッジメントに関する。
第2の技術文献“Geographical Random Forwarding(GeRaF) for Ad Hoc and Sensor Networks:Energy and Latency Performance”(Michele Zorzi and Ramesh Roa,pp.349−351,IEEE Transactions on Mobile Computing,vol.2,no.4,October−December 2003)では、(a)各自の空間位置を決定可能なセンサノードと、(b)メッセージに明示的に含まれる送信ノードから送信されるメッセージの最終的な送信先と送信ノードの位置とに依存するセンサネットワーク及びアドホックネットワークが記載される。
このような記載されたネットワークでは、メッセージを受信する、すなわち、メッセージを“聞く”ノードは、当該メッセージの中継として動作する際に自らの優先度を評価可能である。さらに、当該ネットワークにおいてメッセージを受信するすべてのノードは、任意的には、自らの優先度に応じてメッセージの中継として動作可能である。このような動作方法は、ベストな空間的に位置するノードがメッセージの中継として動作させる。さらに、中継として動作するノードの事前的選択のため、ノード位置情報が十分であるため、各ノードにおいてトポロジカル情報又はルーティングテーブルは必要でない。このようなネットワークにおける地理的ルーティングは、ノードの調整なしのアクティブ化又は非アクティブ化を可能にする。さらに、ルーティング、MAC及びトポロジー管理は、当該ネットワークに関する単一の制御レイヤに統合される可能性がある。
上記第2の技術論文に記載されるネットワークでは、所与の非アクティブ化されたノードがデータパケットを送信することが要求されるとき、当該ノードはまずアクティブ化され、ある期間2つのキャリア周波数における送信をモニタする。当該ノードがこれらの2つのキャリア周波数の何れかにおいて送信が行われていることを特定すると、すなわち、周波数が“ビジー”であるとき、当該ノードは断念し、以降にデータパケットを送信する試みを再スケジューリングする。他方、当該ノードが期間中に両方の周波数において送信が行われていないと特定すると、RTS(Request−To−Send)メッセージを送信し、当該ノードに通信近傍にある潜在的な中継ノードからのCTS(Clear−To−Send)メッセージを以降のタイムスロットにおいて聴取する。RTSメッセージのエンドに続く各CTSスロットでは、所与のノードは以下のステップを実行する。
(a)所与のノードにおいて1つのCTSメッセージしか受信されない場合、当該ノードは、CTSメッセージを発信した中継ノードに対するCTSコンファメーションとして機能する最初の部分を有するデータパケットの送信をスタートする。
(b)所与のノードにおいてCTSメッセージが受信されない場合、当該ノードは、継続メッセージを送信し、Np個のエンプティCTSタイムスロットの後のタイムアウトの下でCTSメッセージを聴取する。又は、
(c)所与のノードによって意味のあるメッセージでない信号が聞かれた場合、メッセージ衝突が発生したと想定され、当該ノードは衝突解決アルゴリズムを呼び出すための衝突メッセージを送信するよう動作可能であり、その後に、当該ノードは再びCTSメッセージを聴取する。
所与のノードからのデータパケットの送信後、当該ノードは、即座のアクノリッジメント(ACK)メッセージを受信することを予想する。当該ACKメッセージが受信されると、当該ノードが、メッセージ送信が成功し、それの非アクティブ化状態を再開する。
上記に教示される既知の無線通信ネットワークは、協力ノード間の競合と、データメッセージの受信をアクノリッジし、データメッセージを転送する好適なノードの選択を決定する際、協力ノード間におけるメッセージ衝突を可能な限り回避するという設計原理を共有している。このような設計原理は、これら既知のネットワークが適切な通信信頼性、すなわち、上述したQoSを提供する難しさをもたらす大きなオーバヘッドを受けるという短所を有している。
本発明の課題は、より小さなQoSの低下によりネットワークのノード間の競合を解消するノード通信ネットワークにおけるノード選択方法を提供することである。
本発明の第1の特徴によると、ソースノードが複数のデスティネーションノードと通信するよう動作可能なマルチノード通信ネットワークにおけるノード選択方法であって、
(a)前記ソースノードから前記デスティネーションノードに第1メッセージを送信するステップと、
(b)前記デスティネーションノードの1以上からの1以上のレスポンスメッセージを前記ソースノードにおいて受信するステップと、
(c)前記ソースノードにおいて受信される1以上のレスポンスメッセージの間に競合が発生した場合、前記1以上のレスポンスメッセージが競合することなく前記ソースノードにおいて受信されるまで、前記ソースノードにおける受信用の1以上のレスポンスメッセージを再送する前記複数のデスティネーションノードのサブセットを繰り返し選択するステップと、
を有し、
前記競合することなく受信される1以上のレスポンスメッセージは、適切なデスティネーションノードが選択されたことを示す方法が提供される。
本発明は、通信ネットワークのノード間の処理において生じる競合が適切に選択されたノードによってより効果的に解消できるという効果を有する。
任意的には、前記ステップ(c)は、ツリー分割プロセスを介し前記複数のデスティネーションノードの徐々に小さくなるサブセットを繰り返し選択することを含み、前記複数のデスティネーションノードの徐々に小さくなるサブセットは、前記選択される適切なデスティネーションノードに収束する。このような徐々に小さくなる選択は、最も適したデスティネーションノードへの繰り返しと、潜在的に競合を引き起こす可能性のある関係するデスティネーションノードの個数を減少させる可能性がある。小さくする選択は、アルゴリズムのためのノードの選択に利用されるキャプチャ効果と相乗的に組み合わされたツリー分割アルゴリズムを介し効果的に実現される。
任意的には、前記ステップ(c)は、前記複数のデスティネーションノードのサブセットを繰り返し選択するため、キャプチャプロセスを適用することを含み、前記キャプチャプロセスは、前記複数のデスティネーションノードにおいて受信される最初のメッセージと、前記ソースノードにおいて受信される1以上のレスポンスメッセージの少なくとも1つの信号パワーの指標に応答する。キャプチャプロセスは、ソースノードから受信されたデータメッセージを伝送するのに適さないノードを排除することができ、これにより、メッセージ競合を引き起こすよう潜在的に動作しうるデスティネーションノードをより少なくすることができる。
より任意的には、本方法において、前記キャプチャプロセスは、前記ソースノードから前記1以上のデスティネーションノードに1以上のメッセージを送信するステップを含み、前記1以上のメッセージは、受信したメッセージのパワーに関する情報を含む。受信したメッセージのパワーは、より適切なデスティネーションノードを選択するため上述したキャプチャプロセスを実現するのに利用される有用な指標である。
より任意的には、本方法では、前記キャプチャプロセスは、前記信号パワーの指標と前記複数のデスティネーションノードの1以上における1以上の閾値パワーパラメータとを比較するステップを含む。1以上の閾値パワーパラメータの使用は、より適切なデスティネーションノードを選択するため、便利なバイナリサーチプロセスを提供する。
より任意的には、本方法では、前記1以上の閾値パワーパラメータは、1以上のメッセージが前記ソースノードから前記複数のデスティネーションノードの1以上に送信されることに応答して、変更される可能性がある。これにより、本方法は、ソースノードと共にデスティネーションノードに関する動作条件を考慮することができ、より適切なデスティネーションノードのサブセットが提供される。
任意的には、本方法では、前記最初のメッセージはRTS(Request−To−Send)メッセージであり、前記1以上のレスポンスメッセージはCTS(Clear−To−Send)メッセージであり、当該方法はさらに、(d)前記ステップ(c)において競合が解消され、前記適切なデスティネーションノードが選択されることに応答して、前記ソースノードから前記適切なデスティネーションノードにデータメッセージを送信し、その後に前記ソースノードにおいて前記適切なデスティネーションノードから送信される対応するアクノリッジメントメッセージを受信するステップを有する。
任意的には、本方法では、前記最初のメッセージはデータメッセージであり、前記1以上のレスポンスメッセージはアクノリッジメントメッセージである。
本発明の第2の特徴によると、互いの間でメッセージを通信するよう動作可能なソースノードと複数のデスティネーションノードとを有するノード通信ネットワークであって、前記ソースノードと前記複数のデスティネーションノードとは、本発明の第1の特徴による方法に従って機能するよう動作可能であるノード通信ネットワークが提供される。
本発明の第3の特徴によると、本発明の第1の特徴による方法を実現することを支援するソフトウェアを実行するよう動作可能な計算ハードウェアを有する通信ノードが提供される。
本発明の第4の特徴によると、データキャリア上のソフトウェアであって、当該ソフトウェアは、計算ハードウェア上で実行されると、本発明の第1の特徴による方法を実現することを支援するよう処理可能であるソフトウェアが提供される。
本発明の各特徴は、添付した請求項により規定されるような本発明の範囲から逸脱することなく、何れかの組み合わせにより組み合わせ可能であることが理解されるであろう。
本発明の実施例が、添付した図面を参照して例示により説明される。
図1は、本発明に従って動作可能なシンプルな通信ネットワークを示す。 図2は、本発明による通信方法を説明するためのシンプルなネットワークにおけるメッセージ交換を示す。 図3は、本発明の方法によるデータ通信を実現するためのツリー分割アルゴリズムを補完するためキャプチャ効果が利用される本発明によるプレ選択方法を示す。 図4は、本発明によるポスト選択方法を示す。 添付した図面では、下線の番号は、下線の番号が配置されるアイテム又は隣接するアイテムを表すのに利用される。下線のない番号は、当該番号とアイテムとを結び付けるラインによって特定されるアイテムに関する。番号が下線が付けられず、係る矢印を伴うとき、下線のない番号は、矢印が指し示している全体的なアイテムを特定するのに利用される。
概略的に、本発明は、データのソースノードとして又は当該データを受信する協力ノードとして機能するよう動作可能なノードに関するマルチノード通信ネットワークに関する。メッセージを交換する際、ノードが同期していないとき、メッセージ衝突のリスクが発生しうる。このような衝突を解消するため、本発明は、衝突を効率的に解決するよう動作可能な分割ツリーベースアルゴリズムを利用する。分割ツリーベースアルゴリズムは、このようなネットワーク内で衝突が発生することを許容し、アイドリング、通信成功又はさらなる衝突が発生したか示すフィードバックによって衝突を解決することによって機能する。
原理的には、ネットワークNは送信機T〜Tを有する。添え字nは、1より大きな整数である。送信機T〜Tは、受信機Rに対して互いに競合するよう動作しうる。まず、送信機T〜Tのすべてが、時間的なメッセージの衝突が発生するように、受信機Rに第1メッセージMを送信する。受信機Rは、衝突が発生したことを示すフィードバックを送信機T〜Tに与えることによって応答する。このようなフィードバックは、例えば、フィードバック信号の欠落を含む可能性がある。このようなフィードバックに応答して、送信機T〜Tのそれぞれは、各自の最初のメッセージMを受信機Rに再送するか否か個別にランダムに計算する。ここで、送信機T〜Tは2つのグループに分割される。すなわち、各自の第1メッセージMを再送するよう動作可能な送信機T〜Tのプライマリ第1グループG1,1と、各自の第1メッセージMの再送を拒否するよう動作可能な送信機Tk+1〜Tのプライマリ第2グループG1,2とである。送信機T〜Tのプライマリ第1グループG1,1は、その後に受信機Rに各自の第1メッセージMを再送する。メッセージ衝突が発生しない場合、受信機Rは、第1グループG1,1のうち最も速い又は強力な送信機Tとの通信リンクを確立する。他方、第1メッセージMの再送に1以上のメッセージ衝突が発生した場合、上記個別計算により、送信機T〜Tのプライマリ第1グループG1,1を2つのセカンダリグループにさらに分割する。すなわち、第1メッセージMの再送を繰り返すよう動作可能な送信機T〜Tのセカンダリ第1グループG2,1と、第1メッセージMの再送を繰り返すよう動作可能な送信機Tm+1〜Tのセカンダリ第2グループG2,2とである。さらなるメッセージ衝突に直面した場合、同様の方法によるさらなる分割が行うことができる。
本発明は、衝突がノードを選択し、上述した分割ツリーアルゴリズムを用いて衝突を解消するプリフェーズ中に行われることを効果的に可能にすることによって、メッセージ衝突を処理する既知のアプローチと区別される。すなわち、RTSメッセージが、1つのソースと送信先としての複数の受信機とがある予約フェーズ中の以降のメッセージ衝突を招くよう意図的に送信される。このため、本発明は、複数のノードからのCTSレスポンスを招き、その結果としてあえてメッセージ衝突を生じさせるRTSメッセージを利用する。さらに、本発明は、ある形式のキャプチャ効果を利用して、このようなツリー分割アルゴリズムを相乗的に高速化する点で特徴付けされる。媒体アクセス問題を受ける従来のネットワークでは、例えば、より大きな電磁放射を行う強力に通信するノードは、過度に大きな媒体アクセス時間をキャプチャする可能性がある。本発明では、このようなキャプチャ効果特性は、上述したツリー分割アルゴリズムの処理を加速させるため利用される。
キャプチャ効果がさらに、図1を参照して説明される。図1では、シンプル無線ネットワークが10により全体的に示される。ネットワーク10は、20(R)により示される受信機を有し、受信機20は、受信機20におけるSINR(Signal−to−Interference−Noise−Ratio)閾値Hを超える大きさを有する場合、そこでの信号受信をキャプチャするよう動作可能である。このため、送信機30,40,50(T1,T2,T3)から受信機20(R)への2以上の同時的な送信は、式1(Eq.1)により記述されるように、送信機30(T1)からの送信が送信機40,50(T2,T3)からの送信のE(P2+P3)とバックグラウンドノイズNの和より実質的に高い電力P1を有する場合、受信機20(R)において信号衝突を発生させない。
Figure 2010503308
本発明は、例えば、無線ネットワークなどの媒体アクセスが共有されているネットワークにおけるメッセージ衝突を処理するための効率的で直接的な方法を提供するため、図2に示されるようなキャプチャ効果と上述したツリー分割アルゴリズムの相乗的な組み合わせを提供する。しかしながら、本発明は、無線ネットワークのみに限定されるものでなく、媒体共有された他の形式のネットワークにおいて利用可能である。
図2を参照するに、ノードネットワークの一部が100により全体的に示される。ネットワーク100は、ソースノード110(S)と、3つの協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)などの複数の協力ノードとを含む。ソースノード110と協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)の1以上は、任意的に、矢印180により示される他のネットワークノード(図示せず)に接続される。さらに、ソースノード110(S)と、協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)とは、例えば、無線放射伝搬パスなどの無線通信リンク150,160,170を介し相互接続される。任意的には、このような無線通信リンク150,160,170は、IEEE802.11などの通信規格に準拠している。
それらの間でデータを通信するためのノード110,120,130,140(S,C1,C2,C3)の処理が、図2を参照して説明される。第1ステップ200において、ソースノード110(S)は、協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)が受信するのに適したフォーマットによりRTSメッセージ210を送信する。RTSメッセージ210は、協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)において受信するため、それぞれ通信リンク150,160,170を介し伝搬する。協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)は相互調整されていないか、又は動作について同期されていないため、協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)のそれぞれは、ソースノード110(S)における受信のため通信リンク150,160,170を介しそれぞれCTSメッセージ310a,310b,310c(CTS1,CTS2,CTS3)を即座に送信することによって、第2ステップ300においてRTSメッセージ210の受信に応答する。
協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)の所与のノードが、それのメッセージ310がその他の協力ノードのものと比較して最初にかつ最も強力にソースノード110(S)において受信されるように、それの通信リンクを介しそれのCTSメッセージ310を送信するよう動作可能である場合、当該ノードは、上述されるようにキャプチャされ、ソースノード110(S)が通信を確立した協力ノードとなることが受け入れられる。例えば、協力ノード130(C2)は、協力ノード120,140(C1,C3)と比較して、それのCTS2メッセージ310bにより最も強力かつ迅速に応答し、第3ステップ400に移行して、ソースノード110(S)にデータパケット(DATA)410を協力ノード130(C2)に送信させる。
しかしながら、協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)がソースノードにおいて実質的に同時にかつ実質的に互いに同様の強度により受信されるように、各自のCTS1,CTS2,CTS3メッセージ310a,310b,310cを送信するよう動作可能である場合、メッセージの衝突が発生し、すなわち、競合が発生し、ソースノード110(S)はそれのデータパケット(DATA)410を送信するよう応答開始することができなくなる。協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)の何れかにおけるこのような衝突におけるデータパケット(DATA)410の欠落から以降の非受信において、協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)のそれぞれは、競合が発生したことをデータパケット(DATA)410が示す場合、受信欠落し、それのCTS1,CTS2,CTS3メッセージ310a,310b,310cをそれぞれソースノード110(S)に再送すべきか確率分布に従って計算する。協力ノード120,130,140(C1,C2,C3は、これにより2つのグループに分割される。すなわち、(a)各自のCTSメッセージ310を再送しないよう計算する協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)のプライマリ第1グループ520と(例えば、プライマリ第1グループ520は協力ノード140(C3)を有する)と、(b)各自のCTSメッセージ310を再送するよう計算する協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)のプライマリ第2グループ510(例えば、プライマリ第2グループ510は協力ノード120,130(C1,C2)を有する)とである。
図2に示される第4ステップ500では、プライマリ第1グループ510の協力ノード120,130(C1,C2)のそれぞれは、各自のCTS1,CTS2メッセージ310a,310bをソースノード110(S)に再送する。協力ノード120,130(C1,C2)の1つが、協力ノード120,130(C1,C2)の他方より、ソースノード110(S)においてより迅速かつ強力に受信されるように、それのCTSメッセージ310を送信する場合、ソースノード110(S)は、データパケット(DATA)410を受信するプライマリ第1グループ520のより迅速な協力ノードを、図1を参照して上述されるようにキャプチャすることができる。しかしながら、協力ノード120,130(C1,C2)が、ソースノード110(S)において実質的に同時にかつ実質的に互いに同様の強度により受信されるように、各自のCTS1,CTS2メッセージ310a.310bを送信するよう動作可能である場合、応答においてソースノード110(S)がそれのデータパケット(DATA)410を送信開始することができない結果によって、さらなるメッセージの衝突が発生する。第2グループ510の協力ノード120,130(C1,C2)におけるこのような衝突でのデータパケット(DATA)410の欠落から以降の非受信において、協力ノード120,130(C1,C2)のそれぞれは、それのCTS1,CTS2メッセージ310a,310bを再送すべきか否かさらなる確率分布に従って計算する。これにより、協力ノード120,130(C1,C2)は、ステップ600においてさらに2つのグループに分割される。すなわち、(a)各自のCTS1,CTS2メッセージ310a,310bをソースノード110(S)に再送しないよう計算する協力ノード120,130(C1,C2)のセカンダリ第1グループ610(例えば、セカンダリ第1グループ610は、協力ノード120(C1)を有する)と、(b)各自のCTS1,CTS2メッセージ310a,310bをソースノード110(S)に再送するよう計算する協力ノード120,130(C1,C2)のセカンダリ第2グループ620(例えば、セカンダリ第2グループ620は、協力ノード130(C2)を有する)とである。セカンダリグループ610,620への分割の結果において、協力ノード130(C2)は、通信のためソースノード110(S)を最終的にキャプチャすることができる。潜在的にプライマリとセカンダリグループより多くがソースノード110(S)と通信することに関係するように、本例の3つの協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)より多くがネットワーク100に関係する可能性があることは理解されるであろう。図2は、マルチノード通信ネットワーク内の通信コンフリクトを解消する“分割ツリーベース”アルゴリズムを表す。
ノードネットワーク110とその動作は、協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)がソースノード110(S)への各自の通信チャネル150,160,170の特性を効果的に決定することを可能にすることによって、さらに向上される。このような特性の決定は、図3を参照して説明されるように、各自の通信チャネル150,160,170に関する協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)の “学習”と便宜上呼ばれる。
図3を参照するに、図示され、700により全体が示されるノード選択方法が示される。方法700は、ステップ710,720,730,740,750,760の系列を有する。方法700では、ソースノード110(S)と協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)とは、垂直線により表される。方法700では、協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)は、ソースノード110(S)との各自の通信チャネル、すなわち、各自の通信リンク150,160,170を特徴付けるよう動作可能である。このような各チャネルは相互的なものであると仮定される。各協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)は、第1RTSメッセージの受信中にそこでの受信パワーを測定するよう動作可能である。効果的には、協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)のそれぞれは、それの閾値パワーレベルPを印加するよう構成される。すなわち、所与の協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)における測定された受信パワーPが当該協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)の閾値パワーレベルPより高い場合、当該協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)は、以降にそれのCTSメッセージをソースノード110(S)に送り返すよう動作する。他方、所与の協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)における上述した測定された受信パワーが当該協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)の閾値パワーレベルP以下である場合、当該協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)は、それのCTSメッセージをソースノード110(S)に送り返さないよう動作する。受信パワーに基づく協力ノード選択の上記方法は、図2を参照して上述されたツリー分割アルゴリズムと共に方法700において適用される。
従って、ソースノード110(S)においてメッセージ衝突が発生した場合、ソースノード110(S)は、それのRTSメッセージを再送するよう動作可能である。ソースノード110(S)はまた、協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)の何れも最初のRTSメッセージに応答しない場合、RTSメッセージを再送するよう動作可能である。このような再送は、ソースノード110(S)が以下のシナリオに従って協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)と通信するため要求される。すなわち、(a)協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)における閾値パワーレベルPが、低くすぎるよう指定され、協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)の多くが第1RTSメッセージに応答しすぎることになるため、ソースノード110(S)における高い受信パワーにより衝突が発生したか、又は(b)協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)において測定された対応する受信RTSメッセージ信号パワーが協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)の閾値パワーレベルP以下となるように、ソースノード110(S)は不十分なパワーにより第1RTSメッセージを送信するよう動作可能であった、である。
閾値パワーレベルPが低すぎるよう指定されたシナリオ(a)では、協力ノード120,130,140(C1,C2,C3は、ソースノード110(S)からの再送されたRTSメッセージの受信に応答して、各自の閾値パワーレベルPを増大させ、増大した閾値パワーレベルPを基準として利用して、ソースノード110(S)に各自のRTSメッセージを応答として返送するか評価するよう動作可能である。他方、協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)の何れもが第1RTSメッセージに応答しないシナリオ(b)では、協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)は、ソースノード110(S)から再送されたRTSメッセージを受信することに応答して、各自のCTSメッセージを送信するよう協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)のより多くが動作可能となるように、各自の閾値パワーレベルPを低下させるよう動作可能である。
図3を再び参照するに、方法700のステップ710において、ソースノード110(S)は、770により示されるそれの第1RTSメッセージを3つの協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)に送信する。各協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)は、そこで受信された第1RTSメッセージのパワーを測定し、測定したパワーとそれの閾値パワーレベルPと比較する。例えば、測定されたパワーが協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)のすべてにおける閾値パワーレベルPを超える状況では、方法700のステップ720におけるすべての協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)は、780により示される各自のCTSメッセージをソースノード110(S)に送信するよう動作可能である。ここで、CTSメッセージは、協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)において受信した第1RTSメッセージ770の測定されたパワーを示す情報を有する。例えば、協力ノード120(C1)から送信される790により示されるCTSメッセージは、第1RTSメッセージが協力ノード120(C1)において最も強力に受信されたことを示す。方法700のステップ730において、ソースノード110(S)は、CTSメッセージ780の受信に応答して、そこで受信されたトータルパワーEを測定するよう動作可能である。さらに、ソースノード110(S)は、800により示される第1RTSメッセージの再送において、トータル受信パワーEを示すデータを送信する。方法700のステップ740において、協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)は、トータルパワーEと比較して、RTSメッセージの受信に関するそれの受信パワーのレシオKを計算し、当該レシオKとそれの閾値パワーレベルLとを比較する。所与の協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)のレシオKが閾値パワーレベルLより大きい場合、当該協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)は、それのCTSメッセージを送信することにより応答する。例えば、協力ノード120(C1)は、810により示されるそれのCTSメッセージをソースノード110(S)に送り返す。方法700の次のステップ750において、ソースノード110(S)は、820により示されるデータメッセージを、例えば、ステップ740において応答した協力ノード120(C1)などの協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)に送信する。さらに次のステップ760において、協力ノード120(C1)は、830により示されるアクノリッジメントメッセージACKをソースノード110(S)に送信する。
方法700を実現するとき、閾値パワーレベルLは、すべての協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)において最初に設定可能である。あるいは、ソースノード110(S)は、協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)について閾値パワーレベルLを設定するよう動作可能である。任意的には、協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)は、互いに異なる閾値パワーレベルLに割当て可能であり、すなわち、協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)に個別化できる。あるいは、任意的には、協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)は、互いに同様の閾値パワーレベルLに割当て可能である。例えば、レシオとして表現される初期的な閾値パワーレベルは、効果的には50%である。各協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)は、それに割り当てられた閾値パワーレベルLに基づき、以降の送信を行う必要があるか判断するよう動作可能である。
上述したキャプチャ効果は、方法700の実現が絶対的なパワー又はパワーレシオに関してソースノード110(S)からのフィードバックを伴う際に発生するため、方法700は、協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)の迅速な選択の技術的効果を提供する可能性があり、またベストな即時チャネル状態を有する協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)の所与の1つが競合に勝ち、データメッセージ820を受信するため選択されることを保証する。
本発明が3つの協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)の一例となる状況において説明されたが、潜在的に3より少ない協力ノードと共に、3より多くの協力ノードが存在する可能性もあることは理解されるであろう。
本発明はまた、図4を参照して説明されるように、他の方法により実現される可能性もある。上述した方法700は、協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)のプレ選択を利用して、好適な協力ノードを選択し、その後に当該協力ノードとアクノリッジメッセージによるデータ通信を行う。図4において900により示される本発明による方法は、後述されるように、協力ノードのポスト選択に関する。
図4を参照するに、方法900は、4つのステップ910,920,930,940を有し、図4の垂直線により表されるようなノード110,120,130,140(S,C1,C2,C3)に関する。方法900の第1ステップ910では、ソースノード110(S)は、950により示されるデータメッセージを協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)に送信する。協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)は、例えば、上述されるようなパワー閾値レベルアルゴリズムに従って、メッセージ交換などを介し互いに競合し、方法900の第2ステップ920において960により示されるソースノード110(S)にアクノリッジメントメッセージを送り返すことによって応答するため、協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)の1つを互いに選択する。任意的には、ソースノード110(S)は、データメッセージを受信したすべての協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)が方法900のステップ930,940に示される対応するアクノリッジメントメッセージにより応答するまでの期間待機する。ポスト選択が方法900において利用されるため、データメッセージの伝搬のため、ソースノード110(S)は、協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)の少なくとも1つがデータメッセージ950を受信したことしか心配しない。本方法では、各自のアクノリッジメントメッセージ960,980,990を送り返した協力ノード120,130,140(C1,C2,C3)がデータメッセージの通信をサポートするのにベストなノードであるか否かは、データメッセージ950の伝搬成功に関して重要でない。
本発明は、各種形式のデータ通信システムにおいて利用される可能性がある。例えば、本発明は、無線コンピュータ通信ネットワークなどにおいて1ホップ通信が行われるバーチャルセルラーネットワークへの適用である。さらに、例えば、本発明はまた、分散センサネットワークなどのマルチホップアドホックネットワークに関する。さらに、本発明はまた、IEEE802.11sやIEEE802.15.5などの既存の確立された通信規格をアップグレードするため適用可能である。
上述された実施例で説明された本発明は、計算ハードウェア上で実行可能な1以上のソフトウェアプロダクトにより実現可能である。さらに、このような1以上のソフトウェアプロダクトは、信号、記憶装置、データメモリなどのデータキャリア上で搬送可能である。
上述された本発明の実施例に対する改良は、添付した請求項により規定されるような本発明の範囲から逸脱することなく可能である。
本発明を説明及び請求するのに使用される“含む”、“有する”、“内蔵する”、“構成する”、“である”などの各表現は、限定的に解釈されるべきでなく、すなわち、明示的には記載されていないアイテム、コンポーネント又は要素が存在することを許容する。単数形の表現はまた、複数に関すると解釈されるべきである。
添付した請求項の括弧内に含まれる数字は、請求項の理解を助けるためのものであり、これらの請求項により請求される構成を限定するものとして解釈されるべきでない。

Claims (11)

  1. ソースノードが複数のデスティネーションノードと通信するよう動作可能なマルチノード通信ネットワークにおけるノード選択方法であって、
    (a)前記ソースノードから前記デスティネーションノードに第1メッセージを送信するステップと、
    (b)前記デスティネーションノードの1以上からの1以上のレスポンスメッセージを前記ソースノードにおいて受信するステップと、
    (c)前記ソースノードにおいて受信される1以上のレスポンスメッセージの間に競合が発生した場合、前記1以上のレスポンスメッセージが競合することなく前記ソースノードにおいて受信されるまで、前記ソースノードにおける受信用の1以上のレスポンスメッセージを再送する前記複数のデスティネーションノードのサブセットを繰り返し選択するステップと、
    を有し、
    前記競合することなく受信される1以上のレスポンスメッセージは、適切なデスティネーションノードが選択されたことを示す方法。
  2. 前記ステップ(c)は、ツリー分割プロセスを介し前記複数のデスティネーションノードの徐々に小さくなるサブセットを繰り返し選択することを含み、
    前記複数のデスティネーションノードの徐々に小さくなるサブセットは、前記選択される適切なデスティネーションノードに収束する、請求項1記載の方法。
  3. 前記ステップ(c)は、前記複数のデスティネーションノードのサブセットを繰り返し選択するため、キャプチャプロセスを適用することを含み、
    前記キャプチャプロセスは、前記複数のデスティネーションノードにおいて受信される最初のメッセージと、前記ソースノードにおいて受信される1以上のレスポンスメッセージの少なくとも1つの信号パワーの指標に応答する、請求項2記載の方法。
  4. 前記キャプチャプロセスは、前記ソースノードから前記1以上のデスティネーションノードに1以上のメッセージを送信するステップを含み、
    前記1以上のメッセージは、受信したメッセージのパワーに関する情報を含む、請求項3記載の方法。
  5. 前記キャプチャプロセスは、前記信号パワーの指標と前記複数のデスティネーションノードの1以上における1以上の閾値パワーパラメータとを比較するステップを含む、請求項3記載の方法。
  6. 前記1以上の閾値パワーパラメータは、1以上のメッセージが前記ソースノードから前記複数のデスティネーションノードの1以上に送信されることに応答して、変更される可能性がある、請求項5記載の方法。
  7. 前記最初のメッセージはRTS(Request−To−Send)メッセージであり、前記1以上のレスポンスメッセージはCTS(Clear−To−Send)メッセージであり、
    当該方法はさらに、(d)前記ステップ(c)において競合が解消され、前記適切なデスティネーションノードが選択されることに応答して、前記ソースノードから前記適切なデスティネーションノードにデータメッセージを送信し、その後に前記ソースノードにおいて前記適切なデスティネーションノードから送信される対応するアクノリッジメントメッセージを受信するステップを有する、請求項1記載の方法。
  8. 前記最初のメッセージはデータメッセージであり、前記1以上のレスポンスメッセージはアクノリッジメントメッセージである、請求項1記載の方法。
  9. 互いの間でメッセージを通信するよう動作可能なソースノードと複数のデスティネーションノードとを有するノード通信ネットワークであって、
    前記ソースノードと前記複数のデスティネーションノードとは、請求項1記載の方法に従って機能するよう動作可能であるノード通信ネットワーク。
  10. 請求項1記載の方法を実現することを支援するソフトウェアを実行するよう動作可能な計算ハードウェアを有する通信ノード。
  11. データキャリア上のソフトウェアであって、当該ソフトウェアは、計算ハードウェア上で実行されると、請求項1記載の方法を実現することを支援するよう処理可能であるソフトウェア。
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