JP2010288286A - 個人識別番号メッセージ伝達のためのシステムおよび方法 - Google Patents

Abstract

【課題】無線ネットワークと関連するリレイサイトを提供すること。
【解決手段】無線ネットワークと関連するリレイサイトは、メッセージをホストシステムに送信する必要なしに、該無線ネットワークと関連するモバイルデバイス間で該メッセージを送信し得る。該メッセージは、ＰＩＮメッセージを含み、該モバイルデバイスのそれぞれは、ＰＩＮアドレスを有する。該リレイサイトは、該リレイサイトの動作を制御し、該モバイルデバイス間で該ＰＩＮメッセージを送信するためのリレイサーバを含む。該リレイサイトはまた、該モバイルデバイスと関連するユーザに対するＰＩＮ情報を有するリレイデータストアも含む。該モバイルデバイスを使用するユーザが、該リレイデータストアに他のユーザのＰＩＮ情報をクエリできるようにするために、該リレイサーバは、該リレイデータストアにアクセスし得る。
【選択図】図４

Description

（関連出願の参照）
本出願は、２００５年３月２９日に出願された米国仮特許出願第６０／６６５，９６０号からの優先権を主張する。

（分野）
無線通信デバイスと、関連するネットワーク、システム、および方法が、個人識別番号（ＰＩＮ）メッセージ伝達と関連して記載される。

（背景）
無線通信デバイス（以下、モバイルデバイスと称する）は、種々の形式の通信を可能にする。例えば、モバイルデバイスは、一般的に、音声通信およびデータ通信を送受信し得る。より具体的には、データ通信に関して、モバイルデバイスは、電子メール（「ｅメール」）メッセージ、テキスト（「ＳＭＳ」）メッセージ、および個人識別番号（「ＰＩＮ」）メッセージを送受信し得る。ｅメールメッセージとＰＩＮメッセージとは双方ともテキストおよび／またはグラフィックの組み合わせを含み得、１人以上の受信者に送信され得るので、類似している。しかしながら、ｅメールメッセージとＰＩＮメッセージとは、どのように受信者が指示されるか、どのようにこれらのメッセージが伝送されるかという点で異なる。

例えば、ｅメールメッセージにおいて、受信者は、受信者の名前の一部を含み得るｅメールアドレスを用いて特定される。ＰＩＮメッセージにおいて、受信者は、ＰＩＮアドレスを用いて特定され、このＰＩＮアドレスは、一般的に、例えば、８桁の十六進数（すなわち、「２００２１２Ｆ５」）のような数字である。これらのアドレスの双方は、メッセージが正しいモバイルデバイスに適切に送信され得るようにするために、受信者のモバイルデバイスと関連付けされる。

ｅメールメッセージが送信されるとき、典型的には、例えば、Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ Ｅｘｃｈａｎｇｅ^ＴＭのようなメールサーバによって受信される。次いで、関連メッセージ管理サーバが、メールサーバとモバイルデバイスとの間での導管（ｃｏｎｄｕｉｔ）として機能する。ｅメールメッセージが、メールサーバで受信されるとき、メッセージ管理サーバは、ｅメールメッセージが着信したことを通知され、ｅメールメッセージを検索し、次いで、受信者ｅメールアドレスと関連するモバイルデバイスにそのｅメールメッセージを送信する。

ｅメールメッセージでは、メッセージ管理サーバによって伝送されることが要求されるのに対し、ＰＩＮメッセージは、一般的に、メッセージ管理サーバによって伝送されない。したがって、メールまたはメール管理サーバのうちの一つが機能していない場合でも、ＰＩＮメッセージによって、モバイルデバイスのユーザは、依然として互いに通信することが可能となり、このことは、緊急の状況において重要なことである。しかしながら、ＰＩＮ情報は、通常、企業またはホストシステムに、集中的に含まれている。さらに、ＰＩＮアドレスは、モバイルデバイスのユーザとは何ら関係を有しない一意的な数字であり、送信者のモバイルデバイスのアドレス帳に、受信者に対する最新のＰＩＮアドレスがない限り、法人ネットワークの１つ以上のコンポーネントが従来システムで不能であるときに、ＰＩＮ情報にアクセスすることは不可能であり、したがって、ＰＩＮメッセージを送信することは、困難である。

（概要）
無線ネットワークと関連するリレイサイトは、ホストシステムにメッセージを送信する必要なしに、無線ネットワークと関連するモバイルデバイス間のメッセージを送信し得る。メッセージは、ＰＩＮメッセージを含み、モバイルデバイスのそれぞれは、ＰＩＮアドレスを有する。リレイサイトは、該リレイサイトの動作を制御し、モバイルデバイス間のＰＩＮメッセージを送信するリレイサーバを含む。リレイサイトはまた、モバイルデバイスと関連するユーザのために、ＰＩＮ情報を有するリレイデータベースを含む。リレイサーバは、リレイデータベースにアクセスし得る。これは、ユーザがモバイルデバイスを用いて、ＰＩＮ情報をリレイデータストアにクエリすることを可能にするためである。

一つの局面において、本明細書に記載される少なくとも一つの実施形態は、無線ネットワークと関連するリレイサイトを提供し、該リレイサイトは、該リレイサイトと関連するモバイルデバイス間のメッセージの通信をサポートする。該モバイルデバイスのそれぞれは、個人識別番号（ＰＩＮ）アドレスを有する。該リレイサイトは、該リレイサイトと関連する該モバイルデバイスに対するリレイ情報を有するリレイデータストアであって、該リレイ情報は、ＰＩＮ情報を含む、リレイデータストアと；該リレイデータストアに接続されたリレイサーバであって、該リレイサーバは、該リレイサーバの動作を制御するように適合され、該リレイサーバは、所与のメッセージ内で指定される１つ以上の受信ユーザに対するＰＩＮ情報を該リレイデータストアの中でクエリするためのユーザルックアップモジュールを備える、リレイサーバと；該リレイサーバに接続されたネットワークインタフェースであって、該ネットワークインタフェースは、該リレイサイトを該無線ネットワークに接続するように適合されている、ネットワークインタフェースとを備える。

少なくとも一部の実施形態において、上記リレイ情報は、ｅメールアドレス情報およびユーザ情報を含み得、上記ＰＩＮ情報は、前記リレイサイトと関連する所与のモバイルデバイスに対するＰＩＮアドレス情報とＰＩＮ日付変更情報とを含み得る。

少なくとも一部の実施形態において、上記リレイサーバは、ｅメールとＰＩＮアドレスとのペア情報を受信するために、企業サーバと通信して、前記ｅメールアドレス情報を前記リレイデータストアに格納された前記ＰＩＮ情報と関連付け得る。

少なくとも一部の実施形態において、上記メッセージは、ｅメール、ＰＩＮ、および擬似ＰＩＮを含むメッセージタイプを有し、擬似ＰＩＮメッセージは、前記ＰＩＮメッセージのフィールドのアドレスフィールドで指定される少なくとも一つのｅメールアドレスを有する該ＰＩＮメッセージである。

少なくとも一部の実施形態において、上記リレイサーバは、前記メッセージタイプに基づいて、前記リレイサイトで受信された前記メッセージを弁別して、該メッセージタイプに基づいて、該メッセージを処理するように適合されたメッセージハンドリングモジュールをさらに備え得る。

少なくとも一部の実施形態において、上記所与のメッセージは、所与の擬似ＰＩＮメッセージであり得、前記メッセージハンドリングモジュールは、前記ユーザルックアップモジュールと相互作用し得て、該所与の擬似ＰＩＮメッセージのアドレスフィールド内で指定される各ｅメールアドレスに対するＰＩＮアドレスを得て、該所与の擬似ＰＩＮメッセージを標準ＰＩＮメッセージに変換し得、該標準ＰＩＮメッセージを受信モバイルデバイスに送信し得る。

少なくとも一部の実施形態において、上記メッセージハンドリングモジュールは、前記所与の擬似ＰＩＮメッセージを生成した前記送信ユーザの前記アイデンティティに基づいて、前記変換を防止するように適合され得る。

少なくとも一部の実施形態において、上記リレイサイトは、企業サーバと相互作用し得、所与の擬似ＰＩＮメッセージが、該企業サーバで受信されるとき、該企業サーバは、該所与の擬似ＰＩＮメッセージのアドレスフィールド内で指定される各ｅメールアドレスに対して、前記リレイサーバの前記ユーザルックアップモジュールによって提供される対応するＰＩＮ情報をリクエストし得て、受信し得、該所与の擬似ＰＩＮメッセージを標準ＰＩＮメッセージに変換し得、該標準ＰＩＮメッセージを、受信モバイルデバイスに配送するために、該リレイサイトに送信し得る。

少なくとも一部の実施形態において、上記リレイサイトは、前記モバイルデバイスのうちの一つと相互作用して、該モバイルデバイスに格納されたＰＩＮ情報を更新し得る。

少なくとも一部の実施形態において、上記リレイサイトは、該リレイサイトを、追加のリレイデータストアを有する追加のリレイサイトに接続するリレイブリッジをさらに備え得、前記ユーザルックアップモジュールは、所望のＰＩＮ情報が、該リレイデータストアで見出されないとき、該追加のリレイデータストアのうちの少なくとも一つをクエリするように適合され得る。

少なくとも一部の実施形態において、上記リレイサーバは、２つ以上のＰＩＮアドレスと関連するｅメールアドレスに対して、２つ以上のＰＩＮメッセージを生成するように適合され得る。

別の局面において、本明細書に記載される少なくとも一つの実施形態は、モバイル通信デバイスを提供し、該モバイル通信デバイスの動作を制御するメインプロセッサと；該メインプロセッサに接続された通信サブシステムであって、該通信サブシステムは、メッセージを含むデータを送受信するように適合されている、通信サブシステムと；該通信サブシステムとインタフェースして、該メッセージを送受信するメッセージアプリケーションであって、該メッセージアプリケーションは、該モバイル通信デバイスのユーザが、ＰＩＮメッセージのアドレスフィールド内の少なくとも一つのｅメールアドレスを特定することによって、擬似ＰＩＮメッセージを生成して、該擬似ＰＩＮメッセージを関連リレイサイトに送信することを可能にするように適合されている、メッセージアプリケーションとを備える。

少なくとも一部の実施形態において、上記モバイル通信デバイスは、アドレス帳をさらに備え、前記関連リレイサイトによって提供されるＰＩＮ情報を用いて該アドレス帳を更新するように適合されて得る。

別の局面において、本明細書に記載される少なくとも一つの実施形態は、上記リレイサイトと、上記で特定された複数のモバイル通信デバイスとを備える無線ネットワークを提供する。

少なくとも一部の実施形態において、前記無線ネットワークは、企業サーバをさらに備え、所与の擬似ＰＩＮメッセージが、該企業サーバで受信されるとき、該企業サーバは、該所与の擬似ＰＩＮメッセージのアドレスフィールド内で特定される各ｅメールアドレスに対して、前記リレイサイトによって提供される対応するＰＩＮ情報をリクエストして、受信し、該所与の擬似ＰＩＮメッセージを標準ＰＩＮメッセージに変換し、該標準ＰＩＮメッセージを、受信モバイルデバイスに配送するために、該リレイサイトに送信するように適合されている。

一つの局面において、本明細書に記載される少なくとも一つの実施形態は、リレイサイトと関連するモバイルデバイス間のメッセージの通信をサポートする方法を提供し、該モバイルデバイスのそれぞれは、個人識別番号（ＰＩＮ）アドレスを有し、該方法は、該リレイサイトで、所与のモバイルデバイスから、受信ユーザに対するＰＩＮ情報のリクエストを受信するステップと、該リクエストされたＰＩＮ情報を求めてリレイデータストアをサーチするステップと、該所与のモバイルデバイスに、サーチ結果を送信するステップとを包含する。

少なくとも一部の実施形態において、上記方法は、前記リレイサイトと関連する所与のモバイルデバイスに対して、前記リレイデータストアで、ｅメールアドレス情報、ユーザ情報、ＰＩＮアドレス情報、およびＰＩＮ日付変更情報を格納するステップをさらに包含し得る。

少なくとも一部の実施形態において、前記リレイサーバは、ｅメールとＰＩＮアドレスとのペア情報を受信するために、企業サーバと通信して、該ｅメールアドレス情報を前記リレイデータストアに格納された前記ＰＩＮ情報と関連付け得る。

少なくとも一つの実施形態において、上記方法は、前記リクエストされた情報が、前記リレイデータストアに見出されない場合、追加のリレイサイトの追加リレイデータストアをサーチするステップをさらに包含し得る。

少なくとも一部の実施形態において、上記方法は、上記追加のリレイデータストアの中の上記情報を特定し、所与のユーザに対するＰＩＮ情報の拡散を防止するステップをさらに包含する。

少なくとも一部の実施形態において、上記方法は、メッセージタイプに基づいて、前記リレイサイトで、受信メッセージを弁別することによってメッセージを処理するステップをさらに包含し得、該メッセージタイプは、ｅメール、ＰＩＮ、および擬似ＰＩＮを含み、擬似ＰＩＮメッセージは、少なくとも一つのｅメールアドレスを有するＰＩＮメッセージであり、該少なくとも一つのｅメールアドレスは、該ＰＩＮメッセージのアドレスフィールド内で特定される。

少なくとも一部の実施形態において、所与の擬似ＰＩＮメッセージに対して、前記方法は、該所与の擬似ＰＩＮメッセージのアドレスフィールド内で特定される各ｅメールアドレスに対してＰＩＮアドレスを得るステップと、該所与の擬似ＰＩＮメッセージを標準ＰＩＮメッセージに変換するステップと、該標準ＰＩＮメッセージを受信モバイルデバイスに送信するステップとをさらに包含し得る。

少なくとも一部の実施形態において、上記リレイサイトは、企業サーバと相互作用し、前記方法は、該企業サーバで、所与の擬似ＰＩＮメッセージを前記所与のモバイルデバイスから受信するステップと、前記リレイサイトと通信して、該所与の擬似ＰＩＮメッセージのアドレスフィールド内に特定される各ｅメールアドレスに対して、対応するＰＩＮ情報を受信するステップと、該所与の擬似ＰＩＮメッセージを標準ＰＩＮメッセージに変換するステップと、該標準ＰＩＮメッセージを、受信モバイルデバイスに配送するために、該リレイサイトに送信するステップとをさらに包含し得る。

少なくとも一部の実施形態において、上記方法は、前記所与のモバイルデバイスに、見出されたＰＩＮ情報を通知するステップと、該所与のモバイルデバイスに、該見出されたＰＩＮ情報を格納するステップとをさらに包含し得る。

少なくとも一部の実施形態において、上記方法は、２つ以上のＰＩＮアドレスと関連するｅメールアドレスに対して、２つ以上のＰＩＮメッセージを生成するステップをさらに包含し得る。

一つの局面において、本明細書に記載される少なくとも一つの実施形態は、リレイサイトと関連するモバイルデバイス間のメッセージの通信をサポートする方法をインプリメントするコンピュータプログラム製品を提供し、該コンピュータプログラム製品は、上記で特定されるような方法を実行するプロセッサによって実行可能なプログラムコード手段を具現化するコンピュータ読み取り可能な媒体を備える。
（項目１）
無線ネットワークと関連するリレイサイトであって、該リレイサイトは、該リレイサイトと関連するモバイルデバイス間のメッセージの通信をサポートし、該モバイルデバイスのそれぞれは、個人識別番号（ＰＩＮ）アドレスを有し、該リレイサイトは、
該リレイサイトと関連する該モバイルデバイスに対するリレイ情報を有するリレイデータストアであって、該リレイ情報は、ＰＩＮ情報を含む、リレイデータストアと、
該リレイデータストアに接続されたリレイサーバであって、該リレイサーバは、該リレイサイトの動作を制御するように適合され、該リレイサーバは、所与のメッセージ内で指定される１つ以上の受信ユーザに対するＰＩＮ情報を該リレイデータストアの中でクエリするためのユーザルックアップモジュールを備える、リレイサーバと、
該リレイサーバに接続されたネットワークインタフェースであって、該ネットワークインタフェースは、該リレイサイトを該無線ネットワークに接続するように適合されている、ネットワークインタフェースと
を備える、リレイサイト。
（項目２）
上記リレイ情報は、ｅメールアドレス情報およびユーザ情報を含み、上記ＰＩＮ情報は、上記リレイサイトと関連する所与のモバイルデバイスに対するＰＩＮアドレス情報とＰＩＮ日付変更情報とを含む、項目１に記載のリレイサイト。
（項目３）
上記リレイサーバは、ｅメールとＰＩＮアドレスとのペア情報を受信するために、企業サーバと通信するように適合され、上記ｅメールアドレス情報を上記リレイデータストアに格納された上記ＰＩＮ情報と関連付ける、項目２に記載のリレイサイト。
（項目４）
上記メッセージは、ｅメール、ＰＩＮ、および擬似ＰＩＮを含むメッセージタイプを有し、擬似ＰＩＮメッセージは、上記ＰＩＮメッセージのフィールドのアドレスフィールドで指定される少なくとも一つのｅメールアドレスを有する該ＰＩＮメッセージである、項目１または項目２に記載のリレイサイト。
（項目５）
上記リレイサーバは、上記メッセージタイプに基づいて、上記リレイサイトで受信された上記メッセージを弁別して、該メッセージタイプに基づいて、該メッセージを処理するように適合されたメッセージハンドリングモジュールをさらに備える、項目４に記載のリレイサイト。
（項目６）
上記所与のメッセージは、所与の擬似ＰＩＮメッセージであり、上記メッセージハンドリングモジュールは、上記ユーザルックアップモジュールと相互作用して、該所与の擬似ＰＩＮメッセージのアドレスフィールド内で指定される各ｅメールアドレスに対するＰＩＮアドレスを得て、該所与の擬似ＰＩＮメッセージを標準ＰＩＮメッセージに変換し、該標準ＰＩＮメッセージを受信モバイルデバイスに送信するように適合されている、項目５に記載のリレイサイト。
（項目７）
上記メッセージハンドリングモジュールは、上記所与の擬似ＰＩＮメッセージを生成した上記送信ユーザの上記アイデンティティに基づいて、上記変換を防止するように適合されている、項目６に記載のリレイサイト。
（項目８）
上記リレイサイトは、企業サーバと相互作用するように適合され、所与の擬似ＰＩＮメッセージが、該企業サーバで受信されるとき、該企業サーバは、該所与の擬似ＰＩＮメッセージのアドレスフィールド内で指定される各ｅメールアドレスに対して、上記リレイサーバの上記ユーザルックアップモジュールによって提供される対応するＰＩＮ情報をリクエストして、受信し、該所与の擬似ＰＩＮメッセージを標準ＰＩＮメッセージに変換し、該標準ＰＩＮメッセージを、受信モバイルデバイスに配送するために、該リレイサイトに送信するように適合されている、項目４に記載のリレイサイト。
（項目９）
上記リレイサイトは、上記モバイルデバイスのうちの一つと相互作用して、該モバイルデバイスで格納されたＰＩＮ情報を更新する、項目１〜項目８のいずれか１項に記載のリレイサイト。
（項目１０）
上記リレイサイトは、該リレイサイトを、追加のリレイデータストアを有する追加のリレイサイトに接続するリレイブリッジをさらに備え、
上記ユーザルックアップモジュールは、所望のＰＩＮ情報が、該リレイデータストアで見出されないとき、該追加のリレイデータストアのうちの少なくとも一つをクエリするように適合されている、項目１〜項目９のいずれか１項に記載のリレイサイト。
（項目１１）
上記リレイサーバは、２つ以上のＰＩＮアドレスと関連するｅメールアドレスに対して、２つ以上のＰＩＮメッセージを生成するように適合されている、項目１〜項目１０のいずれか１項に記載のリレイサイト。
（項目１２）
モバイル通信デバイスであって、
該モバイル通信デバイスの動作を制御するメインプロセッサと、
該メインプロセッサに接続された通信サブシステムであって、該通信サブシステムは、メッセージを含むデータを送受信するように適合されている、通信サブシステムと、
該通信サブシステムとインタフェースして、該メッセージを送受信するメッセージアプリケーションであって、該メッセージアプリケーションは、該モバイル通信デバイスのユーザが、ＰＩＮメッセージのアドレスフィールド内の少なくとも一つのｅメールアドレスを指定することによって、擬似ＰＩＮメッセージを生成して、該擬似ＰＩＮメッセージを関連リレイサイトに送信することを可能にするように適合されている、メッセージアプリケーションと
を備える、モバイル通信デバイス。
（項目１３）
上記モバイル通信デバイスは、アドレス帳をさらに備え、上記関連リレイサイトによって提供されるＰＩＮ情報を用いて該アドレス帳を更新するように適合されている、項目１２に記載のモバイル通信デバイス。
（項目１４）
項目１〜項目７および項目９〜項目１１のいずれか１項に記載のリレイサイトと、項目１２〜項目１３のいずれか１項に記載の複数のモバイル通信デバイスとを備える、無線ネットワーク。
（項目１５）
上記無線ネットワークは、企業サーバをさらに備え、所与の擬似ＰＩＮメッセージが、該企業サーバで受信されるとき、該企業サーバは、該所与の擬似ＰＩＮメッセージのアドレスフィールド内で指定される各ｅメールアドレスに対して、上記リレイサイトによって提供される対応するＰＩＮ情報をリクエストして、受信し、該所与の擬似ＰＩＮメッセージを標準ＰＩＮメッセージに変換し、該標準ＰＩＮメッセージを、受信モバイルデバイスに配送するために、該リレイサイトに送信するように適合されている、項目１４に記載の無線ネットワーク。
（項目１６）
リレイサイトと関連するモバイルデバイス間のメッセージの通信をサポートする方法であって、該モバイルデバイスのそれぞれは、個人識別番号（ＰＩＮ）アドレスを有し、該方法は、
該リレイサイトで、所与のモバイルデバイスから、受信ユーザに対するＰＩＮ情報のリクエストを受信するステップと、
該リクエストされたＰＩＮ情報を求めてリレイデータストアをサーチするステップと、
該所与のモバイルデバイスに、サーチ結果を送信するステップと
を包含する、方法。
（項目１７）
上記方法は、上記リレイサイトと関連する所与のモバイルデバイスに対して、上記リレイデータストアで、ｅメールアドレス情報、ユーザ情報、ＰＩＮアドレス情報、およびＰＩＮ日付変更情報を格納するステップをさらに包含する、項目１６に記載の方法。
（項目１８）
上記リレイサーバは、ｅメールとＰＩＮアドレスとのペア情報を受信するために、企業サーバと通信して、該ｅメールアドレス情報を上記リレイデータストアに格納された上記ＰＩＮ情報と関連付ける、項目１７に記載の方法。
（項目１９）
上記方法は、上記リクエストされた情報が、上記リレイデータストアに見出されない場合、追加のリレイサイトの追加リレイデータストアをサーチするステップをさらに包含する、項目１６または項目１７のいずれか１項に記載の方法。
（項目２０）
上記方法は、情報を指定し、所与のユーザに対するＰＩＮ情報の拡散を防止するステップをさらに包含する、項目１６〜項目１９のいずれか１項に記載の方法。
（項目２１）
上記方法は、メッセージタイプに基づいて、上記リレイサイトで、受信メッセージを弁別することによってメッセージを処理するステップをさらに包含し、
該メッセージタイプは、ｅメール、ＰＩＮ、および擬似ＰＩＮを含み、擬似ＰＩＮメッセージは、少なくとも一つのｅメールアドレスを有するＰＩＮメッセージであり、該少なくとも一つのｅメールアドレスは、該ＰＩＮメッセージのアドレスフィールド内で指定される、項目１６〜項目１７のいずれか１項に記載の方法。
（項目２２）
所与の擬似ＰＩＮメッセージに対して、上記方法は、
該所与の擬似ＰＩＮメッセージのアドレスフィールド内で指定される各ｅメールアドレスに対してＰＩＮアドレスを得るステップと、
該所与の擬似ＰＩＮメッセージを標準ＰＩＮメッセージに変換するステップと、
該標準ＰＩＮメッセージを受信モバイルデバイスに送信するステップと
をさらに包含する、項目２１に記載の方法。
（項目２３）
上記リレイサイトは、企業サーバと相互作用し、該企業サーバで、上記方法は、
該企業サーバで、所与の擬似ＰＩＮメッセージを上記所与のモバイルデバイスから受信するステップと、
上記リレイサイトと通信して、該所与の擬似ＰＩＮメッセージのアドレスフィールド内に指定される各ｅメールアドレスに対して、対応するＰＩＮ情報を受信するステップと、
該所与の擬似ＰＩＮメッセージを標準ＰＩＮメッセージに変換するステップと、
該標準ＰＩＮメッセージを、受信モバイルデバイスに配送するために、該リレイサイトに送信するステップと
をさらに包含する、項目１６または項目１７に記載の方法。
（項目２４）
上記方法は、上記所与のモバイルデバイスに、見出されたＰＩＮ情報を通知するステップと、該所与のモバイルデバイスに、該見出されたＰＩＮ情報を格納するステップとをさらに包含する、項目１６〜項目２３のいずれか１項に記載の方法。
（項目２５）
上記方法は、２つ以上のＰＩＮアドレスと関連するｅメールアドレスに対して、２つ以上のＰＩＮメッセージを生成するステップをさらに包含する、項目１６〜項目２３のいずれか１項に記載の方法。
（項目２６）
リレイサイトと関連するモバイルデバイス間のメッセージの通信をサポートする方法をインプリメントするコンピュータプログラム製品であって、該コンピュータプログラム製品は、項目１６〜項目２５のいずれか１項に記載の方法を実行するプロセッサによって実行可能なプログラムコード手段を具現化するコンピュータ読み取り可能な媒体を備える、コンピュータプログラム製品。

図１は、モバイルデバイスの例示的な実施形態のブロック図である。 図２は、図１のモバイルデバイスの通信サブシステムコンポーネントの例示的な実施形態のブロック図である。 図３は、無線ネットワークにおけるノードの例示的な実施形態のブロック図である。 図４は、ホストシステムとリレイサイトとを有する無線ネットワークの部分の例示的な実施形態のブロック図である。 図５は、図４のリレイサーバによって使用されるリレイデータベースの様々なフィールドの例示的な実施形態のブロック図である。 図６は、リレイサーバがモバイルデバイスによって送信されたｅメールメッセージおよびＰＩＮメッセージを処理する方法の例示的な実施形態を示す流れ図である。 図７は、図４のホストシステムによって、情報リクエストが従来のように扱われる従来の方法の例示的な実施形態を示す流れ図である。 図８は、ＰＩＮルックアップ方法の例示的な実施形態を示す流れ図である。 図９は、メッセージ伝送方法の例示的な実施形態を示す流れ図である。 図１０は、メッセージ伝送方法の別の例示的な実施形態を示す流れ図である。

本明細書に記載される様々な実施形態をより良く理解し、それらの実施形態がどのように実行されるかをより明確に示すために、ここで、例のみによって、少なくとも一つの実施形態を示す添付図面によって図面への参照がなされる。

（詳細な説明）
説明を簡単にして、明瞭にするために、適切と考えられる場合、参照番号は、複数の図面の中で、対応する要素または同様の要素を示すために、繰り返され得ることが理解される。さらに、本明細書に記載される実施形態の十分な理解を提供するために、多数の特定の詳細が示される。しかしながら、本明細書に記載される実施形態は、これらの特定の詳細がなくとも実行され得ることは、当業者によって理解される。他の場合において、周知の方法、手順、およびコンポーネントは、本明細書に記載される実施形態を曖昧にしないようにするために、詳細には記載されていない。また、記載は、本明細書に記載される実施形態の範囲を限定するものとして考慮されるべきではない。

本明細書に記載される実施形態は、一般的に、モバイルデバイスが互いに通信し合うことを可能にするための無線ネットワークの特定のコンポーネントと、その関連する方法とに関する。モバイルデバイスは、高度なデータ通信能力を有する双方向通信デバイスであり、この能力には、トランシーバ局の無線ネットワークを介して、他のモバイルデバイスまたはコンピュータシステムと通信する能力を含む。モバイルデバイスはまた、音声通信に対する能力も有し得る。モバイルデバイスによって提供される機能性に依存して、モバイルデバイスは、無線データ通信デバイス（電話能力を有するもの、または有さないもの）、双方向ページャ、データメッセージ伝達能力を有するセルラ電話、セルラスマートフォン、無線オーガナイザ、携帯情報端末、ハンドヘルド無線通信デバイス、無線可能なノートブックコンピュータ、または無線インターネット機器であり得る。モバイルデバイスの構造と、モバイルデバイスがどのように他のデバイスおよびホストシステムと通信するかを読者が理解するのを助けるために、ここで、図１〜図４への参照がなされる。

まず、図１を参照すると、図１に、モバイルデバイス１００の例示的な実施形態のブロック図が示される。モバイルデバイス１００は、メインプロセッサ１０２のような多数のコンポーネントを含み、メインプロセッサ１０２は、モバイルデバイス１００の動作全体を制御する。データ通信と音声通信とを含む通信機能は、通信サブシステム１０４を介して実行される。通信サブシステム１０４は、無線ネットワーク２００からメッセージを受信し、無線ネットワーク２００にメッセージを送信する。モバイルデバイス１００のこの例示的な実施形態において、通信サブシステム１０４は、モバイル通信用グローバルシステム（ＧＳＭ）標準および汎用パケット無線サービス（ＧＰＲＳ）標準に従って構成される。ＧＳＭ／ＧＰＲＳ無線ネットワークは、世界的規模で使用され、これらの標準は、最終的に、強化型データＧＳＭ環境（ＥＤＧＥ）およびユニバーサルモバイル通信サービス（ＵＭＴＳ）に取って代わられるであろう。新たな標準が依然として定義されている最中であるが、本明細書に記載されるネットワーク挙動と類似性を有するものと考慮され、本明細書に記載される実施形態は、将来展開される任意の他の適切な標準にも使用することが意図されることは、当業者によって理解される。通信サブシステム１０４を無線ネットワーク２００と接続する無線リンクは、１つ以上の種々の無線周波数（ＲＦ）チャネルを提供し、これらの無線周波数チャネルは、ＧＳＭ／ＧＰＲＳ通信に対して特定され、定義されたプロトコルに従って動作する。より新たなネットワークプロトコルを用いると、これらのチャネルは、回路交換音声通信とパケット交換データ通信との双方をサポート可能である。

モバイルデバイス１００と関連する無線ネットワーク２００は、一つの例示的なインプリメンテーションにおいて、ＧＳＭ／ＧＰＲＳ無線ネットワークであるが、他の無線ネットワークもまた、異なるインプリメンテーションにおいて、モバイルデバイス１００と関連し得る。使用され得る無線ネットワークの種々のタイプは、例えば、データ中心無線ネットワーク、音声中心無線ネットワーク、およびデュアルモードネットワークを含み、デュアルモードネットワークは、同一の物理的な基地局上で音声通信とデータ通信との双方をサポートし得る。組み合わされたデュアルモードネットワークは、符号分割多重アクセス（ＣＤＭＡ）またはＣＤＭＡ２０００ネットワーク、（上述のような）ＧＳＭ／ＧＰＲＳネットワーク、およびＥＤＧＥおよびＵＭＴＳのような将来の第三世代（３Ｇ）ネットワークを含むが、これらに限定されない。データ中心ネットワークの幾つかの他の例は、ＩＥＥＥ８０２．１１、Ｍｏｂｉｔｅｘ^ＴＭおよびＤａｔａＴＡＣ^ＴＭネットワーク通信システムを含む。他の音声中心データネットワークの例は、ＧＳＭシステムおよび時間分割多重アクセス（ＴＤＭＡ）システムのようなパーソナル通信システム（ＰＣＳ）ネットワークを含む。使用され得る他のネットワーク通信技術は、例えば、統合デジタル強化型ネットワーク（ｉＤＥＮ^ＴＭ）、エボリューションデータ最適化（ＥＶ−ＤＯ）、および高速ダウンリンクパケットアクセス（ＨＳＤＰＡ）を含む。

メインプロセッサ１０２はまた、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）１０６、フラッシュメモリ１０８、ディスプレイ１１０、補助入力／出力（Ｉ／Ｏ）サブシステム１１２、データポート１１４、キーボード１１６、スピーカ１１８、マイク１２０、短距離通信サブシステム１２２、および他のデバイスサブシステム１２４のような追加のサブシステムと相互作用し得る。

モバイルデバイス１００のサブシステムの一部は、通信関連の機能を実行するのに対して、他のサブシステムは「常駐」機能またはオンデバイス機能を提供し得る。例えば、ディスプレイ１１０およびキーボード１１６は、ネットワーク２００上の伝送のためのテキストメッセージの入力のような通信関連機能と、計算器またはタスクリストのようなデバイス常駐機能との双方のために用いられ得る。

モバイルデバイス１００は、要求されたネットワーク登録または活性化手順が完了した後に、無線ネットワーク２００上で、通信信号を送受信し得る。ネットワークアクセスは、モバイルデバイス１００の加入者またはユーザに関連する。加入者を識別するために、モバイルデバイス１００は、ＳＩＭ／ＲＵＩＭカード１２６（すなわち、加入者識別モジュールまたは取り外し可能なユーザ識別モジュール）を使用し、ネットワークと通信するために、このカードは、ＳＩＭ／ＲＵＩＭインタフェース１２８に挿入され得る。ＳＩＭカードまたはＲＵＩＭ１２６は、一種の従来の「スマートカード」であり、とりわけ、モバイルデバイス１００の加入者を識別し、モバイルデバイス１００を個人化するために使用され得る。ＳＩＭカード１２６がない場合、モバイルデバイス１００は、無線ネットワーク２００と通信するのに、完全には動作しない。ＳＩＭカード／ＲＵＩＭ１２６をＳＩＭ／ＲＵＩＭインタフェース１２８に挿入することによって、加入者は、全ての加入したサービスにアクセスし得る。サービスは、ウェブブラウジングと、ｅメール、ボイスメール、ショートメッセージサービス（ＳＭＳ）、個人識別番号（ＰＩＮ）メッセージ伝達、およびマルチメディアメッセージングサービス（ＭＭＳ）のようなメッセージ伝達とを含み得る。より進化したサービスは、販売時点（ｐｏｉｎｔ ｏｆ ｓａｌｅ）、フィールドサービス、およびセールスフォース自動化を含み得る。ＳＩＭカード／ＲＵＩＭ１２６は、情報を格納するためのプロセッサおよびメモリを含む。ＳＩＭカード／ＲＵＩＭ１２６は、一度ＳＩＭ／ＲＵＩＭインタフェース１２８に挿入されると、メインプロセッサ１０２に結合される。加入者を識別するために、ＳＩＭカード／ＲＵＩＭ１２６は、国際モバイル加入者アイデンティティ（ＩＭＳＩ）のような何らかのユーザパラメータを含み得る。ＳＩＭカード／ＲＵＩＭ１２６を使用する利点は、加入者が必ずしも任意の単一の物理的なモバイルデバイスによって束縛される必要がないことである。ＳＩＭカード／ＲＵＩＭ１２６は、モバイルデバイスに対する追加の加入者情報も格納し得、追加の加入者情報には、予定帳（またはカレンダ）情報および最近の呼び出し情報も含む。代替として、ユーザ識別情報はまた、フラッシュメモリ１０８にプログラミングされ得る。

モバイルデバイス１００は、電池式デバイスであり、電池インタフェース１３２を含み、電池インタフェース１３２は、１つ以上の再充電可能な電池１３０を受ける。少なくとも一部の実施形態において、電池１３０は、内蔵マイクロプロセッサを有するスマート電池であり得る。電池インタフェース１３２は、調整器（図示せず）に結合され、調整器は、電池１３０がモバイルデバイス１００に電力Ｖ＋を提供するのを補助する。現在の技術は、電池を利用しているが、マイクロ燃料電池のような将来の技術も、モバイルデバイス１００に電力を提供するために使用され得る。モバイルデバイス１００は、充電された電池からの電力を受けない場合、ＡＣアダプタから電力を受ける。

モバイルデバイス１００はまた、オペレーティングシステム１３４と、ソフトウェアコンポーネント１３６〜１４４とを含み、これらは、より詳細に以下に記載される。メインプロセッサ１０２によって実行されるオペレーティングシステム１３４およびソフトウェアコンポーネント１３６〜１４４は、典型的には、フラッシュメモリ１０８のような持続性ストアに格納され、フラッシュメモリ１０８は、代替として、読み出し専用メモリ（ＲＯＭ）または同様の格納素子（図示せず）であり得る。オペレーティングシステム１３４の幾つかの部分と、ソフトウェアコンポーネント１３６〜１４４の幾つかの部分、例えば、特定のデバイスアプリケーションまたはそのパーツなどは、ＲＡＭ１０６のような揮発性ストアの中に、一時的にロードされ得る。当業者には周知であるように、他のソフトウェアコンポーネントもまた、含まれ得る。

ソフトウェアアプリケーション１３６のサブセットは、データ通信アプリケーションおよび音声通信アプリケーションを含む基本的なデバイス動作を制御し、通常、モバイルデバイス１００の製造中に、そのモバイルデバイス１００にインストールされる。他のソフトウェアアプリケーションは、メッセージアプリケーション１３８と、ローカルアドレス帳アプリケーション１４０とを含む。メッセージアプリケーション１３８は、任意の適切なソフトウェアプログラムであり得、これらのメッセージアプリケーション１３８は、モバイルデバイス１００のユーザが、電子メッセージを送受信することを可能にする。当業者には周知のように、メッセージアプリケーション１３８に対する様々な代替が存在する。送信または受信されたメッセージは、典型的には、モバイルデバイス１００のフラッシュメモリ１０８またはモバイルデバイス１００内の一部の他の適切な格納素子に格納される。少なくとも一部の実施形態において、送受信されたメッセージの一部は、デバイス１００から遠隔で、例えば、そのモバイルデバイス１００が通信する関連ホストシステムのデータストアに格納され得る。

ローカルアドレス帳アプリケーション１４０は、ユーザ用コンタクト先リストに対する情報を提供する。アドレス帳１４０の所与のコンタクト先に対して、情報は、情報の中でもとりわけ、コンタクト先の名前、電話番号、勤務先住所、およびｅメールアドレスを含み得る。一部の場合において、アドレス帳１４０は、メッセージアプリケーション１３８によって提供され得る。

ソフトウェアアプリケーションは、デバイス状態モジュール１４２、個人情報マネージャ（ＰＩＭ）１４４、および他の適切なモジュール（図示せず）をさらに含み得る。デバイス状態モジュール１４２は、持続性を提供する。すなわち、デバイス状態モジュール１４０は、重要なデバイスデータがフラッシュメモリ１０８のような持続性メモリに格納されることで、モバイルデバイス１００がオフにされるとき、あるいは電力を失ったときでも、このデータが失われないようにすることを確保する。

ＰＩＭ１４４は、ユーザの関心あるデータ項目を編成し、管理するための機能性を含む。これらのデータ項目には、例えば、ｅメール、コンタクト先、カレンダイベント、ボイスメール、約束、タスク項目であるが、これらに限定されない。ＰＩＭアプリケーションは、無線ネットワーク２００を介して、データ項目を送受信する能力を有する。ＰＩＭデータ項目は、モバイルデバイス加入者の対応するデータ項目を用いて、無線ネットワーク２００を介して、途切れなく、統合、同期化、および更新され得る。加入者の対応するデータ項目は、ホストコンピュータシステムに格納され、および／またはホストコンピュータシステムと関連するものである。この機能性は、このような項目に対して、モバイルデバイス１００上にミラー化（ｍｉｒｒｏｒｅｄ）ホストコンピュータを生成する。これは、ホストコンピュータシステムが、モバイルデバイス加入者のオフィスコンピュータシステムであるときに、特に有利であり得る。

モバイルデバイス１００はまた、通信プロトコルをインプリメントする接続モジュール１４６を含む。これらの通信プロトコルは、モバイルデバイス１００が無線インフラおよび任意のホストシステム、例えば、企業システムと通信するために要求されるもので、モバイルデバイス１００は、これらのインフラおよびシステムにインタフェースすることを認証されている。無線インフラおよびホストシステムの例は、図３および図４に与えられ、より詳細に以下に記載される。接続モジュール１４６は、モバイルデバイス１００と統合され得るＡＰＩのセットを含み、モバイルデバイス１００が、ホストシステムと関連する任意の数のサービスを使用することを可能にする。接続モジュール１４６によって、モバイルデバイス１００は、ホストシステムとエンドツーエンドの安全に認証された通信パイプを確立することができる。

他のタイプのソフトウェアアプリケーションもまた、モバイルデバイス１００にインストールされ得る。これらのソフトウェアアプリケーションは、第三者アプリケーションであり得、モバイルデバイス１００の製造後に追加される。第三者アプリケーションの例は、ゲーム、計算機、ユティリティなどを含む。

追加のアプリケーションは、無線ネットワーク２００、補助Ｉ／Ｏサブシステム１１２、データポート１１４、短距離通信サブシステム１２２、または任意の他の適切なデバイスサブシステム１２４のうちの少なくとも一つを介して、モバイルデバイス１００上にロードされ得る。アプリケーションインストールにおけるこの融通性は、モバイルデバイス１００の機能性を向上し、オンデバイス機能、通信関連機能、またはその双方の強化を提供し得る。例えば、安全な通信アプリケーションは、電子商取引機能およびモバイルデバイス１００を用いて実行される他の金融取引を可能にし得る。

データポート１１４は、外部デバイスまたはソフトウェアアプリケーションを介して、モバイルデバイス１００に対する好み、またはモバイルデバイス１００と関連するサービスを加入者が設定することを可能にし、無線通信ネットワーク以外を介して情報またはソフトウェアダウンロードをモバイルデバイス１００に提供することによって、モバイルデバイス１００の能力を拡張する。代替のダウンロード経路は、例えば、暗号キーをモバイルデバイス１００上に、直接、したがって、確実で信頼性ある接続を介してロードし、安全なデバイス通信を提供するために使用され得る。

データポート１１４は、任意の適切なポートであり得、このポートは、モバイルデバイス１００と他の計算デバイスとの間のデータ通信を可能にする。データポート１１４は、シリアルポートまたはパラレルポートであり得る。一部の場合において、データポート１１４は、ＵＳＢポートであり得、ＵＳＢポートは、データ転送のためのデータラインと、モバイルデバイス１００の電池１３０を充電するために、充電電流を提供し得る供給ラインとを含む。

短距離通信サブシステム１２２は、無線ネットワーク２００を使用することなく、モバイルデバイス１００と種々のシステムまたはデバイスとの間での通信を提供する。例えば、サブシステム１２２は、短距離通信用の赤外線デバイスと、関連回路およびコンポーネントとを含み得る。短距離通信標準の例は、赤外線データ協会（ＩｒＤＡ）によって開発された標準、ブルートゥース（登録商標）、およびＩＥＥＥによって開発された標準の８０２．１１ファミリを含む。

使用において、受信信号、例えば、テキストメッセージ、ｅメールメッセージ、ＰＩＮメッセージ、またはウェブページダウンロードと関連する情報などは、典型的にはメインプロセッサ１０２の制御下にある通信サブシステム１０４によって処理される。メインプロセッサ１０２は、次いで、ディスプレイ１１０または代替として補助Ｉ／Ｏサブシステム１１２への出力のために、受信信号を処理する。加入者はまた、例えば、ディスプレイ１１０およびおそらく補助Ｉ／Ｏサブシステム１１２と連動するキーボード１１６を用いてｅメールメッセージまたはＰＩＮメッセージのようなデータ項目を構成し得る。この補助Ｉ／Ｏサブシステム１１２は、例えば、タッチスクリーン、マウス、トラックボール、赤外線指紋検出器、または動的ボタン押し能力を有するローラーホイールのようなデバイスを含み得る。キーボード１１６は、英数字キーボードおよび／または電話タイプのキーパッドであることが好ましい。しかしながら、他のタイプのキーボードもまた使用され得る。構成された項目は、通信サブシステム１０４によって無線ネットワーク２００上に伝送され得る。

音声通信に関して、モバイルデバイス１００の動作全体は、実質的に類似している。ただし、受信信号は、スピーカ１１８への出力であり、伝送のための信号は、マイク１２０によって生成されるという点は除く。音声メッセージ記録サブシステムのような代替の音声またはオーディオＩ／Ｏサブシステムもまた、モバイルデバイス１００上でインプリメントされ得る。音声信号出力またはオーディオ信号出力は、主にスピーカ１１８を介して達成されるが、ディスプレイ１１０もまた用いられ得て、呼び出し人のアイデンティティ、音声呼び出しの継続時間、あるいは他の音声呼び出し関連情報のような追加情報を提供し得る。

ここで、図２を参照すると、通信サブシステムコンポーネント１０４の例示的なブロック図が示される。通信サブシステム１０４は、受信機１５０、送信機１５２と、関連コンポーネントとを含む。関連コンポーネントは、例えば、１つ以上の内蔵または内部のアンテナ素子１５４および１５６、局部発振器（ＬＯ）１５８、およびデジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）のような処理モジュール１６０である。通信サブシステム１０４の特定の設計は、そのモバイルデバイス１００が動作するように意図される通信ネットワーク２００に依存する。したがって、図２に示される設計は、一例として役立っているに過ぎないことは、理解されるべきである。

無線ネットワーク２００からアンテナ１５４によって受信された信号は、受信機１５０へ入力され、受信機１５０は、信号増幅、周波数下方変換、フィルタリング、チャネル選択、およびアナログデジタル（Ａ／Ｄ）変換などの一般的な受信機の機能を実行し得る。受信信号のＡ／Ｄ変換によって、処理モジュール１６０において実行される復調および復号化などのより複雑な通信機能が可能になる。同様に、伝送されるべき信号は、処理モジュール１６０によって変調および符号化を含む処理がなされる。これらの処理された信号は、デジタルアナログ（Ｄ／Ａ）変換、周波数上方変換、フィルタリング、増幅、アンテナ１５６を介した無線ネットワーク２００上への伝送のために、送信機１５２へ入力される。処理モジュール１６０は、通信信号を処理するだけでなく、受信機および送信機の制御も提供し得る。例えば、受信機１５０での受信信号および送信機１５２における送信信号に付与される利得は、処理モジュール１６０内でインプリメントされる自動利得制御アルゴリズムを介して適合するように制御され得る。

モバイルデバイス１００と無線ネットワーク２００との間の無線リンクは、一つ以上の異なるチャネル、典型的には、種々のＲＦチャネルと、モバイルデバイス１００と無線ネットワーク２００との間で用いられる関連プロトコルとを含み得る。ＲＦチャネルは、典型的には、帯域幅全体における制約、およびモバイルデバイス１００の限られた電池パワーのために、保存されなければならない限られたリソースである。

モバイルデバイス１００がフルに動作可能であるときには、送信機１５２は、無線ネットワーク２００にデータを送信しているときのみ、典型的には、キーが入るか、オンにされ、送信していないときは、オフにされ、リソースを保存する。同様に、受信機１５０は、指定された期間に、受信機が（たとえ少しでも）信号または情報を受信する必要があるまで、周期的にオフにされて、パワーを保存する。

ここで、図３を参照すると、ここに、無線ネットワーク２００のノード２０２の例示的なインプリメンテーションのブロック図が示される。実用的には、無線ネットワーク２００は、一つ以上のノード２０２を備える。モバイルデバイス１００は、接続モジュール１４６と接続して、無線ネットワーク２００内のノード２０２と通信し得る。この例示的な実施形態において、ノード２０２は、汎用パケット無線サービス（ＧＰＲＳ）およびモバイル用グローバルシステム（ＧＳＭ）技術に従って構成される。ノード２０２は、関連タワー局２０６を有する基地局コントローラ（ＢＳＣ）２０４、ＧＳＭでＧＰＲＳサポートに対して追加されるパケット制御ユニット（ＰＣＵ）２０８、モバイル交換センタ（ＭＳＣ）２１０、ホームロケーションレジスタ（ＨＬＲ）２１２、ビジタロケーションレジストリ（ＶＬＲ）２１４、サービングＧＰＲＳサポートノード（ＳＧＳＮ）２１６、ゲートウェイＧＰＲＳサポートノード（ＧＧＳＮ）２１８、および動的ホスト構成プロトコル（ＤＨＣＰ）２２０を含む。コンポーネントのこのリストは、ＧＳＭ／ＧＰＲＳネットワーク内の各ノード２０２のコンポーネントの網羅的なリストを意味するものではなく、むしろ、無線ネットワーク２００を介する通信で一般的に使用されるコンポーネントのリストである。

ＧＳＭネットワークにおいて、ＭＳＣ２１０は、回路交換要求を満足するために、ＢＳＣ２０４と、公衆交換電話網（ＰＳＴＮ）のような地上通信線網２２２とに結合される。ＰＣＵ２０８、ＳＧＳＮ２１６、およびＧＧＳＮ２１８を介する公的ネットワークまたは私設ネットワーク（インターネット）２２４（本明細書ではまた、共有ネットワークインフラとも一般的に称する）への接続は、ＧＰＲＳ可能なモバイルデバイスに対するデータ経路を表す。ＧＰＲＳ能力を用いて拡張されたＧＳＭネットワークの中で、ＢＳＣ２０４はまた、ＳＧＳＮ２１６に接続するパケット制御ユニット（ＰＣＵ）２０８を含む。これは、断片化、無線チャネル割り当てを制御し、パケット交換要求を満足する。モバイルデバイス１００の位置を追跡し、回路交換とパケット交換との双方の管理の利用性を追跡するために、ＨＬＲ２１２は、ＭＳＣ２１０とＳＧＳＮ２１６との間で共有される。ＶＬＲ２１４へのアクセスは、ＭＳＣ２１０によって制御される。

局２０６は、固定トランシーバ局であり、ＢＳＣ２０４とともに、固定トランシーバ装置を形成する。固定トランシーバ装置は、無線ネットワーク２００内に、一般に「セル」と称される特定のカバー範囲エリアに対する無線ネットワークカバー範囲を提供する。固定トランシーバ装置は、局２０６を介してそのセル内のモバイルデバイスに通信信号を送信し、そのモバイルデバイスからの通信信号を受信する。特に、通常は所定の通信プロトコルおよびパラメータに従って、モバイルデバイス１００のコントローラの制御下で、固定トランシーバ装置は、通常、モバイルデバイス１００に送信されるべき信号の変調のような機能と、おそらくは信号の符号化および／または複号化のような機能を実行する。固定トランシーバ装置は、必要に応じて、そのセル内のモバイルデバイスから受信した任意の通信信号を、同様に、復調し、おそらくは復号し、解読する。通信プロトコルおよびパラメータは、異なるノード間で変動し得る。例えば、一つのノードは、他のノードと異なる変調スキームを使用し得、異なる周波数で動作し得る。

特定の無線ネットワーク２００に登録された各モバイルデバイス１００に対して、ユーザプロファイルのような恒久的な構成データは、ＨＬＲ２１２に格納される。ＨＬＲ２１２はまた、各登録されたモバイルデバイスに対する位置情報も含み、ＨＬＲ２１２は、クエリされ、固定トランシーバ装置のセル内のモバイルデバイスの現在位置を決定する。ＭＳＣ２１０は、グループの位置エリアを担当し、ＶＬＲ２１４内でその担当エリア内に現在あるモバイルデバイスのデータを格納する。さらに、ＶＬＲ２１４はまた、他のネットワークを訪問しているモバイルデバイスに関する情報も含む。ＶＬＲ２１４にある情報は、より高速でアクセスするために、ＨＬＲ２１２からＶＬＲ２１４に送信された恒久的なモバイルデバイスデータの一部を含む。遠隔のＨＬＲノードから、ＶＬＲ２１４に追加情報を移動させることによって、これらのノード間でのトラフィック量を低減し得、こうして、音声サービスおよびデータサービスは、より早い応答時間を提供され得、その一方、同時に、計算リソースの使用に対する要求もより少なくなる。

ＳＧＳＮ２１６およびＧＧＳＮ２１８は、ＧＰＲＳサポートのために、すなわち、ＧＳＭ内でのパケット交換データサポートのために、追加されたエレメントである。ＳＧＳＮ２１６およびＭＳＣ２１０は、無線ネットワーク２００内で同様の役割を有し、各モバイルデバイス１００の位置の追跡を続け得る。ＳＧＳＮ２１６はまた、無線ネットワーク２００上のデータトラフィックに対するセキュリティ機能およびアクセス制御も実行する。ＧＧＳＮ２１８は、外部パケット交換ネットワークとのインターネットで作動する接続を提供し、無線ネットワーク２００内で動作するインターネットプロトコル（ＩＰ）基幹ネットワークを介して、１つ以上のＳＧＳＮ２１６に接続する。通常動作の間、所与のモバイルデバイス１００は、ＩＰアドレスを取得し、データサービスにアクセスするために、「ＧＰＲＳアタッチ」を実行しなくてはならない。この要求は、回路交換音声チャネルには存在しない。なぜなら、統合サービスデジタルネットワーク（ＩＳＤＮ）アドレスは、着信コールおよび発信コールをルーティングするために使用されるからである。現在、ネットワーク可能なＧＰＲＳの全ては、プライベートで動的に割り当てられたＩＰアドレスを使用し、したがって、ＤＨＣＰサーバ２２０がＧＧＳＮ２１８に接続されることを要求する。動的にＩＰを割り当てるメカニズムは多数あり、その中には、遠隔認証ダイヤルインユーザサービス（ＲＡＤＩＵＳ）サーバとＤＨＣＰサーバとの組み合わせを用いるメカニズムを含む。一度、ＧＰＲＳアタッチ動作が完了すると、ロジカルな接続が、モバイルデバイス１００からＰＣＵ２０８とＳＧＳＮ２１６とを介して、ＧＧＳＮ２１８内のアクセスポイントノード（ＡＰＮ）に確立される。ＡＰＮは、ＩＰトンネルのロジカルエンドを提供し、このＩＰトンネルは、インターネット互換性あるサービスか、私設ネットワーク接続かのいずれかに直接アクセスし得る。ＡＰＮはまた、無線ネットワーク２００に対するセキュリティメカニズムも提供する。各モバイルデバイス１００は、１つ以上のＡＰＮに割り当てられなければならず、その割り当てをしない限り、モバイルデバイス１００は、使用が認可されたＡＰＮにＧＰＲＳアタッチを最初に実行しなければ、データを交換し得ない。
ＡＰＮは、「ｍｙｃｏｎｎｅｃｔｉｏｎ．ｗｉｒｅｌｅｓｓ．ｃｏｍ」のようなインターネットドメインネームに似たようなものであると考えられ得る。

一度、ＧＰＲＳアタッチ動作が完了すると、トンネルが生成され、全てのトラフィックは、ＩＰパケット内でサポートされ得る任意のプロトコルを用いて、標準ＩＰパケット内で交換される。これは、仮想私設ネットワーク（ＶＰＮ）で使用される一部のＩＰＳｅｃｕｒｉｔｙ（ＩＰＳｅｃ）の場合と同じように、ＩＰオーバーＩＰのようなトンネリング方法を含む。これらのトンネルはまた、パケットデータプロトコル（ＰＤＰ）コンテキストと称され、無線ネットワーク２００の中でこれらの利用可能なものが、幾つかある。ＰＤＰコンテキストの使用を最大にするために、無線ネットワーク２００は、各ＰＤＰコンテキストに対して、アイドルタイマを稼動して、活動が欠如していないかどうかを決定する。モバイルデバイス１００が、そのＰＤＰコンテキストを使用していないとき、ＰＤＰコンテキストは、割り当てを解除され得、ＩＰアドレスは、ＤＨＣＰサーバ２２０によって管理されているＩＰアドレスプールに返却され得る。

本明細書に記載される実施形態は、一般的に、モバイルデバイス間でのＰＩＮメッセージの送受信を容易にするための方法およびシステムコンポーネントに関する。各モバイルデバイス１００は、一般的に、関連ＰＩＮアドレスを有し、このＰＩＮアドレスは、製造時に割り当てられ、しばしば、モバイルデバイス１００の基板上にある不揮発性メモリに内蔵される。しかしながら、ＰＩＮアドレスは、モバイルデバイス１００に、後日、割り当てられ得る一部の状況もあり得る。

ｅメールアドレスと同様に、ＰＩＮアドレスは一意的であり、特定のモバイルデバイス１００と関連しているので、ＰＩＮメッセージが送信されるべき１つ以上の目的地モバイルデバイスを識別する方法として使用され得る。モバイルデバイス１００は、ＰＩＮアドレスを「ＴＯ」アドレスフィールドのような１つ以上のアドレス目的地フィールドに入力されることを許可する。ＰＩＮメッセージ通信が、無線ネットワーク２００によって扱われる方法は、より詳細に以下に議論される。

ここで、図４を参照すると、ここに、ホストシステム２５０とリレイサイト３００とを有する無線ネットワーク２００の部分の例示的な実施形態が示される。ホストシステム２５０は、典型的には、法人オフィスネットワークまたは特定の他のネットワークであるが、他の代替的なインプリメンテーションは、ホームオフィスコンピュータまたは特定の他の私設システムであり得る。本例において、ホストシステム２５０は、組織のネットワークであり、モバイルデバイス１００のユーザは、従業員であるというように、組織への何らかの所属を有する。リレイサイト３００は、無線ネットワーク２００のコンポーネントであり、幾つかの関連モバイルデバイス１００の間で、メッセージをルーティングするために使用され得る。リレイサイト（リレイサイトはまた、リレイノードとも称され得る）３００は、幾つかあり得る。典型的には、幾つかのモバイルデバイスは、無線でリレイサイト３００および無線ネットワーク２００の他のノード２０２とを介してホストシステム２５０と通信する。他のノード２０２は、ネットワーク２２４内に含まれ得る。キャリアプロバイダが、ネットワーク２２４を提供し得る。

ホストシステム２５０は、幾つかのネットワークコンポーネントを含み、これらのコンポーネントは、例えば、ＬＡＮ接続のような適切なネットワーク接続２６０によって、互いに接続される。ネットワーク接続２６０は、一般に、有線接続であるが、当業者には周知であるように、無線デバイスおよび関連方法も含み得る。ホストシステム２５０は、少なくとも一つのユーザデスクトップまたはラップトップコンピュータ２６２ａ〜２６２ｎを含み得、これらのコンピュータは、ユーザのモバイルデバイス１００に対する付随クレードル２６４ａ〜２６４ｎとともに、ネットワーク２６０に接続される。所与のクレードル２６４ａは、例えば、シリアル接続、またはユニバーサルシリアルバス（ＵＳＢ）接続、あるいはブルートゥース（登録商標）接続によって、対応するユーザコンピュータ２６２ａに結合され得る。コンピュータ２６２ａ〜２６２ｎは、付随クレードル２６４を備える必要はないことと、および一つのクレードル２６４ａが、ユーザコンピュータ２６２ａ〜２６４ｎのうちの幾つかで共有され得ることとは、理解されるべきである。クレードル２６４ａは、ユーザコンピュータ２６２ａからモバイルデバイス１００に情報（例えば、安全な通信を容易にするＰＩＭデータ、秘密対称暗号キーなど）をロードすることを容易にし、特に、使用するモバイルデバイス１００の初期化または更新でしばしば実行されるバルク情報更新のために有用であり得る。モバイルデバイス１００にダウンロードされた情報は、メッセージ交換に使用される証明書を含み得る。代替として、クレードル２６４ａ〜２６４ｎは、ユーザコンピュータとモバイルデバイスとの間の接続が依然として達成され得る（すなわち、無線の方法で行われ得る）限り、要求され得ない。

ユーザコンピュータ２６２ａ〜２６２ｎはまた、典型的には、プリンタなどのような他の周辺デバイスにも接続され得るが、これらの周辺デバイスは、図４には、明示されないことは、当業者には理解されるべきである。さらに、説明を簡単にするために、ホストシステム２５０のネットワークコンポーネントの一つのサブセットのみが、図４に示される。また、ホストシステム２５０は、追加のコンポーネントも備えるが、これらの追加のコンポーネントは、この例示的な構成のための図４には、明示されていないことは、当業者には理解されるべきである。より一般的には、ホストシステム２５０は、組織のより大きなネットワーク（図示せず）のより小さな一部を表し得、図４の例示的な実施形態に示されるコンポーネントとは異なるコンポーネントを備え得、および／または、示される接続形態とは異なる接続形態で配置され得る。

モバイルデバイス１００の動作と、モバイルデバイス１００とホストシステム２５０のコンポーネントとの間、あるいは様々なモバイルデバイス間でのメッセージおよびメッセージ関連データの無線通信とを容易にするために、ファイアウォールまたはプロキシサーバ２６６、１つ以上のメッセージサーバ２６８、および幾つかの無線通信サポートコンポーネント２７０が、提供され得る。一部のインプリメンテーションにおいて、無線通信サポートコンポーネント２７０は、企業サーバ２７２およびモバイルデータサーバ２７４を含み得る。サポートコンポーネント２７０はまた、企業データストア２７６およびグローバルアドレスリストデータストア２７８も含み得る。当業者には、周知であるように、他のコンポーネントもまた、含まれ得る。さらに、一部のインプリメンテーションにおいて、データストア２７６および２７８は、結合され得、および／またはサーバのうちのいずれか一つの一部になり得る。

この例示的な実施形態において、「フィールド内で」、モバイルデバイス１００は、ホストシステム２５０と、無線ネットワーク２００のリレイサイト３００のうちの一つと共有ネットワークインフラ２２４とを介して通信する。このインフラ２２４は、例えば、サービスプロバイダによって提供されるキャリアネットワークまたは公的インターネットであり得る。共有ネットワークインフラ２２４を介するホストシステム２５０へのアクセスは、１つ以上のルータ（図示せず）を介して提供され得る。さらに、ホストシステム２５０の計算デバイスは、典型的には、ファイアウォールまたはプロキシサーバ２６６の背後から動作する。プロキシサーバ２６６は、ホストシステム２５０に対して、安全なノードおよび無線インターネットゲートウェイを提供する。プロキシサーバ２６６は、ホストシステム２５０内の正しい目的地サーバにデータを知的にルーティングする。

一部のインプリメンテーションにおいて、ホストシステム２５０は、ホストシステム２５０とモバイルデバイス１００との間のデータ交換を容易にするために、１つ以上の無線ＶＰＮルータ（図示せず）を含み得る。無線ＶＰＮルータによって、ＶＰＮ接続が直接無線ネットワーク２００の特定の部分を介してモバイルデバイス１００に確立されることが可能になる。無線ＶＰＮルータは、インターネットプロトコル（ＩＰ）第６版（ＩＰＶ６）とＩＰベースの無線ネットワークとともに使用され得る。このプロトコルは、十分なＩＰアドレスを提供し得るので、各モバイルデバイスは、専用ＩＰアドレスを有し、いつでもモバイルデバイスに情報をプッシュすることが可能になる。無線ＶＰＮルータを使用する利点は、このルータが市販のＶＰＮコンポーネントであり得ることと、個別の無線ゲートウェイおよび個別の無線インフラを要しないこととである。ＶＰＮ接続は、この代替のインプリメンテーションにおいて、好ましくは、メッセージを直接モバイルデバイス１００に配信するための伝送制御プロトコル（ＴＣＰ）／ＩＰ接続またはユーザデータグラムプロトコル（ＵＤＰ）／ＩＰ接続であり得る。

一部の場合において、メッセージサーバ２６８は、最初に、モバイルデバイス１００のユーザに向けられたメッセージを受信する。このようなメッセージは、幾つかのソースから発信され得る。例えば、メッセージは、ホストシステム２５０内のコンピュータ２６２ｂから、無線ネットワーク２００または異なる無線ネットワークに接続された異なるモバイルデバイス（図示せず）から、あるいは異なる計算デバイスまたはメッセージ送信可能な他のデバイスから、共有ネットワークインフラ２２４を介して、おそらくは、例えば、アプリケーションサービスプロバイダ（ＡＳＰ）またはインターネットサービスプロバイダ（ＩＳＰ）を介して、送信者によって送信され得る。

メッセージを送受信するように設定された組織にいる各ユーザは、典型的には、メッセージサーバ２６８によって管理されたユーザアカウントと関連している。メッセージサーバ２６８の一部の例示的なインプリメンテーションは、Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ Ｅｘｃｈａｎｇｅ^ＴＭサーバ、Ｌｏｔｕｓ Ｄｏｍｉｎｏ^ＴＭサーバ、Ｎｏｖｅｌｌ Ｇｒｏｕｐｗｉｓｅ^ＴＭサーバ、あるいは法人環境にインストールされた別の適切なメールサーバ２６８を含む。一部のインプリメンテーションにおいて、ホストシステム２５０は、複数のメッセージサーバ２６８を備え得る。メッセージサーバ２６８はまた、メッセージ管理以外の追加機能、例えば、カレンダおよびタスクリストに関連するデータ管理も含む追加機能も提供するように適合され得る。

メッセージが、メッセージサーバ２６８によって受信されたとき、これらのメッセージは、典型的には、メッセージサーバ２６８と関連するデータストアに格納される。少なくとも一部の実施形態において、データストアは、個別のハードウェアユニット、例えば、メッセージサーバ２６８と通信する企業データストア２７６または２７８であり得る。メッセージは、引き続き、メッセージサーバ２６８にアクセスすることによって、検索され得、ユーザに配信され得る。例えば、ユーザのコンピュータ２６２ａ上で動作するｅメールクライアントアプリケーションは、メッセージサーバ２６８と関連するデータストア上に格納されたユーザのアカウントと関連するｅメールメッセージをリクエストし得る。これらのメッセージは、次いで、データストアから検索され、コンピュータ２６２ａ上にローカルに格納される。

ユーザは、モバイルデバイス１００を動作するとき、ｅメールメッセージをモバイルデバイス１００へ配信するために、検索されたいと欲し得る。モバイルデバイス１００上で動作するメッセージアプリケーション１３６はまた、メッセージサーバ２６８からユーザのアカウントと関連するメッセージをリクエストし得る。メッセージアプリケーション１３６は、ユーザの指導で、特定の所定の時間間隔で、特定の所定のイベントが発生したときに、このリクエストを行うように、（ユーザか、あるいは管理者、おそらくは組織の情報技術（ＩＴ）方針と関係する管理者かのいずれかによって）構成され得る。一部のインプリメンテーションにおいて、モバイルデバイス１００は、そのモバイルデバイス１００自身のｅメールアドレスを割り当てられ、モバイルデバイス１００に特にアドレス指定されたメッセージは、メッセージサーバ２６８によって受信されるとき、自動的にそのモバイルデバイス１００に再度向けられる。

メッセージサーバ２６８はまた、データストア２７８とも関連し、データストア２７８は、グローバルアドレスリストのようなユーザ特定情報を含む。グローバルアドレスリストは、ホストシステム２５０と関連するコンタクト先またはユーザの全てに対するコンタクト先情報を含む。コンタクト先情報は、ホストシステム２５０の一部である特定のユーザに対する名前、ｅメールアドレス、およびＰＩＮアドレスを含み得る。グローバルアドレスリストはまた、１つ以上のアドレスリストに関する情報も含む。アドレスリストは、実際に複数の受信者を表すｅメールアドレスフィールド内の１つのｅメールアドレスを指定することによって、メッセージが送信されることを可能にする。

企業サーバ２７２は、モバイルデバイスによって扱われるべきｅメールメッセージのようなメッセージの管理のサポートを特に提供するために、使用され得る。一般に、メッセージがメッセージサーバ２６８上に依然として格納されている間に、企業サーバ２７２は、モバイルデバイス１００にメッセージがいつ送信されるか、送信されるかどうか、どのように送信されるかを管理するために使用され得る。例えば、企業サーバ２７２は、新たなｅメールに対するユーザの「メールボックス」（例えば、メッセージサーバ２６８上のユーザのアカウントと関連するメッセージストア）をモニタし得、新たなメッセージに、ユーザ定義可能なフィルタを適用して、メッセージがユーザのモバイルデバイス１００にリレイされるかどうか、どのようにリレイされるかを決定し得る。企業サーバ２７２はまた、新たなメッセージを圧縮し、（例えば、データ暗号化規格（ＤＥＳ）、トリプルＤＥＳ、または高度暗号化規格（ＡＥＳ）のような暗号化技術を用いて）暗号化し得、共有ネットワークインフラ２２４および無線ネットワーク２００を介して、これらの新たなメッセージをモバイルデバイス１００にプッシュし得る。

企業サーバ２７２はまた、モバイルデバイス１００上で構成されるメッセージの扱いを容易にし、これらのメッセージは、引き続いて、配信のためにメッセージサーバ２６８に送信される。企業サーバ２７２は、モバイルデバイス１００上で構成された（例えば、トリプルＤＥＳを用いて暗号化された）メッセージを受信し得、構成されたメッセージを復号して、解凍し得、該構成されたメッセージがユーザのコンピュータ２６２ａから発信されたと分かるようにしたいと望む場合、該構成されたメッセージを再フォーマットし得、そして、配信のために、該構成されたメッセージをメッセージサーバ２６８に再度ルーティングし得る。したがって、企業サーバ２７２はまた、ホストシステム２５０に対応するモバイルデバイス１００と関連するユーザに対する記録にアクセスを有する。この情報は、企業データストア２７６または２７８に格納され得、（上記で特定された）コンタクト先情報と、他の情報とを表示し得る。

モバイルデバイス１００のうちの一つに送信されるべきメッセージ、またはその一つから送信されるべきメッセージと関連する一部の特性または制約は、（例えば、ＩＴ方針に従う管理者によって）規定され得、企業サーバ２７２によって実行され得る。例えば、これらの特性または制約は、モバイルデバイス１００が暗号化メッセージおよび／または署名入りメッセージ、最小暗号化キーサイズを受信し得るかどうか、発信メッセージが暗号化および／または署名入りにされなくてはならないかどうか、そして、モバイルデバイス１００から送信された全ての安全なメッセージのコピーが事前に規定されたコピーアドレスに送信されるべきかどうかを、例えば、含み得る。

企業サーバ２７２はまた、他の制御機能、例えば、メッセージサーバ２６８上に格納された特定のメッセージ情報またはメッセージの所定の部分（例えば、「ブロック」）のみをモバイルデバイス１００にプッシュすることなどを提供するように適合され得る。例えば、一部の場合において、メッセージが、最初にモバイルデバイス１００によってメッセージサーバ２６８から検索されるとき、企業サーバ２７２は、メッセージの最初のパーツのみを、そのパーツが事前に規定されたサイズ（例えば、２ＫＢ）であるようにして、モバイルデバイス１００にプッシュし得る。ユーザは、次いで、そのメッセージのより多くを、おそらくは、事前に規定された最大メッセージサイズまでを企業サーバ２７２によってモバイルデバイス１００に、同様のサイズにされたブロックで配信されるようにリクエストし得る。したがって、企業サーバ２７２は、モバイルデバイス１００に通信されるデータのタイプおよび量をよりよく制御することが容易になり、帯域幅または他のリソースの潜在的な浪費を最小限にすることに役立ち得る。

モバイルデータサーバ２７４は、会社に関連する情報を格納し得る任意の他のサーバを含み、関連情報を得るために使用され得る。モバイルデバイスサーバ２７４は、データベース、オンラインデータドキュメントレポジトリ、顧客関係管理（ＣＲＭ）システム、企業リソース計画（ＥＲＰ）アプリケーション、セキュリティ情報、インターネット情報などを含み得るが、これらに限定されない。

企業サーバ２７２はまた、モバイルデバイス１００上のアドレス帳と同様の方法で、ユーザ用コンタクト先リストに対する情報も提供し得る。したがって、所与のコンタクト先に対して、企業サーバ２７２は、とりわけ、コンタクト先の名前、電話番号、勤務先住所、およびｅメールアドレスを含み得る。企業サーバ２７２は、データストア２７６および２７８のうちの一つからこの情報を入手し得る。

企業サーバ２７２、モバイルデータサーバ２７４、ならびにデータストア２７６および２７８は、ホストシステム２５０内の別々の物理的なサーバ上でインプリメントされる必要がないことは、当業者には理解されるべきである。例えば、企業サーバ２７２およびモバイルデータサーバ２７４と関連する機能の一部または全部は、ホストシステム２５０の一つのサーバの中に統合され得る。さらに、データストア２７６および２７８は、一つのデータストアの中でインプリメントされ得る。代替として、ホストシステム２５０は、特に、変種のインプリメンテーションにおいて、多数のモバイルデバイスが、サポートされる必要がある場合は、複数の企業サーバ２７２を備え得る。

リレイサイト３００は、幾つかの主要な機能的なサービスを提供し、これらのサービスは、ルーティングサービス、認証サービス、およびローミングサービスを含むが、これらに限定されない。一般に、リレイサイト３００は、モバイルデバイス１００とホストネットワーク２５０との間のメッセージをルーティングし、一部の場合において、モバイルデバイス１００間のメッセージを直接ルーティングする。特に、リレイサイト３００は、モバイルデバイスから送信されたメッセージ内の目的地情報を識別し得、そのメッセージを適切なシステムコンポーネントまたはキャリアネットワークプロバイダにルーティングし得る。リレイサイト２５０は、モバイルデバイスおよび個々のキャリアネットワークプロバイダの地理的な位置に関わらず、モバイルデバイスと様々なサービスとの間の接続性を提供し得る。リレイサイト３００はまた、音声、データ、および／または制御動作をホストシステム２５０と交換し得る。リレイサイト３００はまた、他のリレイサイト（図示せず）とも接続され得る。

リレイサイト３００は、一般的に、ファイアウォールまたはプロキシサーバ３０４、（例えば、ＬＡＮ接続のような）ネットワーク接続３０２、リレイサーバ３０６、およびリレイデータストア３０８を含む。ネットワーク接続３０２は、当業者には周知であるように有線接続または無線接続であり得る。一部のインプリメンテーションにおいて、リレイサイト３００はまた、プロビジョニングサーバ３１０および登録サーバ３１２を含み得る。他のインプリメンテーションにおいて、プロビジョニングサーバ３１０および登録サーバ３１２は、リレイサイト３００から遠隔でインプリメントされ得るが、依然としてリレイサイト３００から接続され得て、登録サーバ３１２は、企業サーバ２７２またはインターネットサーバ（図示されないが、以下にさらに議論される）と関連し得る。リレイサイト３００は、無線伝送（ＷＴ）インタフェース３１４およびパケットルータ３１６をさらに含む。ファイアウォールまたはプロキシサーバ３０４、ＷＴインタフェース３１４、およびパケットルータ３１６は、集合的に、ネットワークインタフェースと称され得、このネットワークインタフェースは、リレイサイト３００を公的ネットワークまたは私設ネットワーク２２４のような無線ネットワーク２００の様々なコンポーネントに接続する。リレイサイト３００はまた、リレイブリッジ３１８も含み得る。

説明を簡単にするために、リレイサイト３００のコンポーネントのうちの一つのサブセットのみが、示されていることと、リレイサイト３００は、追加のコンポーネントも含み得ることとは、当業者には理解されるべきである。例えば、リレイサイト３００はまた、モニタリングコンポーネントも含み得、モニタリングコンポーネントは、リレイサイト３００によって実行されるルーティング機能を制御して、モニタする。リレイサイト３００はまた、追加モジュールも含み得、追加モジュールは、リレイデータストア３０８とインタフェースして、ホストシステム２５０とは独立の機能性および動作を提供する。リレイサイト３００はまた、メッセージがホストシステム２５０に適切に送受信されることを確実にするための様々なコンポーネントも含み得る。リレイサイト３００はまた、特定のモバイルデバイスが、カバー範囲外であるか、あるいはオフにされているとき、したがって、メッセージが即座にモバイルデバイスに送信され得ないとき、メッセージの機能性の格納および転送を提供するコンポーネントも含み得る。これらのメディアは、リレイデータストア３０８に格納され得る。

リレイサーバ３０６は、リレイサイト３００に対して主たる機能性を提供する。リレイサーバ３０６は、モバイルデバイス１００とホストシステム２５０との間で送信されるメッセージをルーティングする。ＰＩＮメッセージのルーティングを容易にするために、リレイサーバ３０６はリレイデータストア３０８にクエリして、受信ＰＩＮアドレスに合致する受信者モバイルデバイスを識別する。一部の場合において、モバイルデバイスと関連するＭＳＩＳＤＮ（モバイル局国際ＩＳＤＮ）番号またはＩＭＳＩ（国際モバイル加入者アイデンティティ）番号に属する情報が、ＰＩＮメッセージのルーティングを容易にするために使用され得る。より詳細に以下に記載されるように、リレイデータストア３０８は、モバイルデバイス１００に対するＭＳＩＳＤＮまたはＩＭＳＩを含み得る。リレイデータストア３０８はまた、特定のユーザに対する加入者情報と、モバイルデバイス１００に関する他の情報とを含み得る。一部のインプリメンテーションにおいて、リレイデータストア３０８はまた、リレイサイト３００と関連するデバイスに送信されたＰＩＮメッセージも格納し得る。

リレイサーバ３０６は、ＰＩＮ割り当てモジュール３２４、メッセージハンドリングモジュール３２６、およびユーザルックアップモジュール３２８を含み得る。ＰＩＮ割り当てモジュール３２４は、オプションであり、特定の状況に応じて、ＰＩＮをモバイルデバイス１００に割り当てるために使用され得る。ユーザルックアップモジュール３２８は、リレイデータストア３０８をサーチすることによって、ＰＩＮ情報を含むユーザの情報をルックアップするために使用され得る。

メッセージハンドリングモジュール３２６は、ｅメール、ＰＩＮメッセージ、および「擬似ＰＩＮ」メッセージが、適切な方法で送信されることを確実にする。より具体的には、メッセージハンドリングモジュール３２６は、メッセージタイプ（すなわち、ｅメールメッセージ、ＰＩＮメッセージ、または擬似ＰＩＮメッセージ）に基づいて、メッセージを区別または弁別し、メッセージタイプに基づいて、適切なアクションを採る。擬似ＰＩＮメッセージは、アドレスフィールド内に少なくとも一つのｅメールアドレスを含むＰＩＮメッセージである。

例えば、ｅメールメッセージに対して、メッセージハンドリングモジュール３２６は、ホストシステム２５０にｅメールメッセージを送信する。ＰＩＮメッセージに対して、メッセージハンドリングモジュール３２６は、ＰＩＮメッセージの意図された受信者と関連するモバイルデバイスに、ＰＩＮメッセージを送信し得る。一部のインプリメンテーションにおいて、メッセージハンドリングモジュール３２６は、ＰＩＮメッセージアドレスフィールド内のＰＩＮアドレスを検証し得る。擬似ＰＩＮメッセージに対して、メッセージハンドリングモジュール３２６は、擬似ＰＩＮメッセージを標準ＰＩＮメッセージに変換し得、この標準ＰＩＮメッセージを意図された受信者に送信し得る。

一部のインプリメンテーションにおいて、ユーザルックアップモジュール３２８はまた、ＰＩＮ情報更新を実行するために、リレイサーバ３０６によって使用され得る。このリレイサーバ３０６において、リレイデータストア３０８に含まれるＰＩＮ情報は、所与のモバイルデバイスでローカルに格納されているＰＩＮ情報を更新するために使用される。

また、一部のインプリメンテーションにおいて、メッセージハンドリングモジュール３２６は、ユーザルックアップモジュール３２８と相互作用して、伝送されなくてはならないメッセージに対して必要とされるＰＩＮ情報を入手し得る。例えば、メッセージハンドリングモジュール３２６は、メッセージを擬似ＰＩＮメッセージとして識別し得、次いで、ユーザルックアップモジュール３２８と相互作用し、擬似ＰＩＮメッセージのアドレスフィールド内の各ｅメールアドレスを対応するＰＩＮアドレスと置換し得、この擬似ＰＩＮメッセージを標準ＰＩＮメッセージとして構成し得、そして、このＰＩＮメッセージを意図される受信者に送信し得る。

さらに、一部のインプリメンテーションにおいて、メッセージハンドリングモジュール３２６は、ＰＩＮメッセージと関連するＰＩＮアドレスが最新のもので、更新されているかをチェックするように、命令または構成され得る。したがって、メッセージハンドリングモジュール３２６は、ユーザルックアップモジュール３２８と相互作用して、各ＰＩＮアドレスが更新されているかどうかを検証し得、更新されていない場合、ＰＩＮアドレスをＰＩＮメッセージの中で更新する。一部のインプリメンテーションにおいて、ユーザルックアップモジュール３２８はまた、ＰＩＮメッセージが送信されたモバイルデバイスに送信されるメッセージを開始し得、古いＰＩＮアドレスが、モバイルデバイス上で更新され得るようにする。

いずれの場合においても、ユーザルックアップモジュール３２８が、リレイブリッジ３１８を介してリレイサイト３００に接続されている別のリレイサイトに送信されるクエリを開始し得る一部のインプリメンテーションが存在し得る。これが起こり得るのは、ユーザルックアップモジュール３２８が、ＰＩＮ情報をルックアップするときに、リレイデータストア３０８に合致するものを見出せない（ｎｏｔ ｌｏｃａｔｅ）ときである。このような状況において、ユーザルックアップモジュール３２８は、関連するリレイサイトのクエリを開始するように構成される。

プロビジョニングシステム３１０は、リレイサイト３００とともに位置付けされ得るか、さもなくば、関連付けされ得る。これは、任意の数のサービスおよび市場の差別化要求をサポートする目的で、様々なサービスプロバイダ（すなわち、キャリアネットワーク）、加入者、モバイルデバイス製造業者、再販業者、および他のエンティティを設定して、管理するためである。プロビジョニングサーバ３１０は、加入者検証ロジックを含み、各ユーザに対する特定の加入、すなわち、特定のＳＩＭカードに対して可能にされるサービスを識別する情報を格納する。プロビジョニングサーバ３１０は、この情報を登録サーバ３１２から受信する。モバイルデバイスの中のＳＩＭカードが変更されるときはいつも、モバイルデバイスは、リレイサーバ３０６に登録する。これは、その（ＳＩＭ）申し込みに対して可能にされるこれらのサービスが、識別され得、許可され得るようにするためである。一部のインプリメンテーションにおいて、プロビジョニングシステム３１０は、モバイルデバイスに関する個人化インディシア（例えば、ＰＩＮ割り当ておよび管理）をプロビジョニングするためのロジックを追加的に含み得る。プロビジョニングサーバ３１０はまた、モバイルデバイス１００が追加のアイデンティティを有し得るサービスに関する情報、例えば、ＰＩＮアドレスを用いるインスタントメッセージングサービスに関する情報を入手し得、モバイルデバイス１００のＰＩＮアドレスに基づいて、格納されるべきリレイデータベース３３０にその追加のアイデンティティを提供し得、このＰＩＮアドレスに基づいて、インスタントメッセージが、送信され得る。

登録サーバ３１２は、主として、登録プロセスにおいて、モバイルデバイス１００が初めて使用されるとき、新たなＳＩＭカード１２６が、モバイルデバイス１００のＳＩＭインタフェース１２８に置かれるとき、あるいは所与のモバイルデバイス１００が、異なる無線ネットワークカバー範囲エリアに移動したため、再登録するときに使用される。一部のインプリメンテーションにおいて、登録サーバ３１２の位置情報は、モバイルデバイスに、ローカルに格納され得る。特定のモバイルデバイス１００が、登録に成功するとき、登録サーバ３１２は、リレイサイト３００のロケーションを提供し得る。これは、データが、特定のモバイルデバイス１００とリレイサイト３００との間で送信され得るようにするためである。モバイルデバイス１００に対する管理および登録のサービスを扱う登録サーバ３１２はまた、所与のキャリアネットワークとインタフェースするために、個別の無線伝送とパケットルーティングとを提供し得るが、これは、特に、図示されていない。リレイサイトと関連する新たなモバイルデバイス、または更新されたリレイサイトと関連する既存のモバイルデバイスに対する新たな登録情報は、リレイデータベース３３０に登録されて、情報が最新のものであることを確実にし得る。上述のように、登録サーバ３１２はまた、リレイサイトに対して遠隔に位置し得、一部の実施形態において、登録サーバ３１２の機能性は、企業サーバ２７２によって提供され得る。

無線トランスポート（ＷＴ）インタフェース３１４は、無線キャリアネットワークとの接続を提供するために、リレイサイト３００の一部として提供される。無線キャリアネットワークは、リレイサイト３００と通信するモバイルデバイスにネットワークサービスを提供する。ＷＴインタフェース３１４は、ＴＣＰ／ＩＰリンクを用いて、それぞれのパケットルータ３１６と通信し得る。一部のインプリメンテーションにおいて、ＴＣＰ／ＩＰリンクは、公的または私設ネットワーク２２４として、図４で例示された個々の無線パケットデータサービスネットワークにデータパケットをルーティングし、またこれらのネットワークからデータパケットをルーティングする。正確なルーティングを容易にするために、パケットルータ３１６は、データパケットをアドレス指定するために、特定のモバイルデバイス１００の現在のＩＰアドレスを使用し得る。種々のキャリアネットワークをサービスするために、ＷＴインタフェース３１４とパケットルータ３１６とのセットが、複数あり得ることは、理解されるべきである。

一部のインプリメンテーションにおいて、分散型で互いに接続されるリレイサイトが、複数あり得る。したがって、リレイサイト３００は、リレイ同士の接続性をサポートするリレイブリッジ３１８を含む。一部のインプリメンテーションにおいて、リレイブリッジ３１８は、個別のリレイノードサイトと接続し、異なるリレイサイト間のトンネルを形成する。この異なるリレイサイトを介して、モバイルデバイス１００が現在ある領域とは無関係に、メッセージがサービスとモバイルデバイス１００との間で流れ得る。

リレイサイト３００はまた、リレイサイト３００にアクセスするユーザにアプリケーションサービスを提供するために、１つ以上のサーバと接続され得る。例示的な実施形態において、リレイサイト３００は、１つ以上のアプリケーションサーバ３２０に接続され、アプリケーションサーバ３２０は、１つ以上のメールサーバ、ボイスメールサーバなどを含み得る。ボイスメールサーバによって、リレイサイト３００と関連するユーザは、音声通信をサポートするモバイルデバイス上でボイスメールを受信することが可能になる。リレイサイト３００は、他のゲートウェイ３２２とさらに接続され、例えば、リレイサイト３００にアクセスするユーザがインターネットをブラウズすることを可能にするインターネットゲートウェイのような追加のサービスを提供し得る。ゲートウェイの他の例は、インスタントメッセージング（ＩＭ）ゲートウェイ、ショートメッセージングサービス（ＳＭＳ）ゲートウェイなどを含む。マルチメディアサービス（ＭＭＳ）ゲートウェイのような追加のゲートウェイに接続し得る汎用（ｇｅｎｅｒｉｃ）サービスゲートウェイ（図示せず）もまた、存在し得、追加の機能性を提供し得る。リレイサイト３００とアプリケーションサーバ３２０と他のゲートウェイ３２２との間の通信は、任意の適切なプロトコル、例えば、サーバリレイプロトコル（ＳＰＲ）を用いて、好ましくは、ＩＰリンク上でインプリメントされ得る。

ここで、図５を参照すると、リレイデータストア３０８内に含まれるリレイデータベース３３０において使用され得る様々な分野での例示的な実施形態の例示が示される。一般に、リレイデータストア３３０は、リレイ情報を有し、リレイ情報は、ｅメールアドレス情報、ユーザ情報、およびＰＩＮ情報を含むものと考えられ得る。ＰＩＮ情報は、一般的に、リレイサイト３００と関連する所与のモバイルデバイスに対するＰＩＮアドレス情報およびＰＩＮ日付変更情報を含む。

代替として、リレイデータは、非常に多数の位置とデータベースとの中に、位置（すなわち、分散）され得る。有利なことに、いずれの場合においても、リレイデータは、ホスト位置または企業位置に、それだけで位置するわけではなく、むしろ、ＰＩＮメッセージ伝達サービスプロバイダのインフラとして位置する。それは、ＰＩＮおよび擬似ＰＩＮメッセージ伝達が、企業（すなわち、顧客）設備に依存しないアプローチを用いてインプリメントされるようにするためである。したがって、ＰＩＮメッセージ伝達サービスは、いつでも利用できて、ＰＩＮルックアップおよび更新機能を実行できる。

リレイデータベース３３０は、リレイサイト３００が通信するモバイルデバイスの全てに対する位置およびデバイス情報、利用可能なサービス、認証設定、ならびに他の主要動作パラメータを扱い、管理するために使用され得る。一部の場合において、位置およびデバイス情報は、これらのモバイルデバイスのＰＩＮアドレスインディシアによって、インデックス化され得る。このＰＩＮアドレスインディシアは、製造時にモバイルデバイス１００にプログラムされ得るか、あるいは製造後動的に割り当てられ得る。この情報はまた、ユーザの名前またはｅメールアドレスによって、インデックス化され得る。位置情報は、各モバイルデバイスに対して最後に知った位置を含み得る。リレイデータストア３０８はまた、他のサービスおよびネットワークコンポーネントによってアクセスされ得る。これらのネットワークコンポーネントは、ゲートウェイまたは他の無線ネットワークを介して、システム２５０にアクセス可能である。

一般的に、リレイデータベース３３０のフィールドは、ｅメールアドレスフィールド３３２、ＰＩＮアドレスフィールド３３４、ＰＩＮ日付変更フィールド３３６、加入者識別情報フィールド３３８、ＳＩＭ情報フィールド３４０、ＩＭＥＩ情報フィールド３４２、名前フィールド３４４、および位置フィールド３４６を含み得る。リレイデータベース３３０は、ユーザのｅメールアドレス、名前、またはＰＩＮアドレスの少なくとも一部分に基づいて、サーチされ得る。リレイデータベース３３０をＰＩＮアドレスによってサーチすることで、そのＰＩＮアドレスが、対応するデータベース記録に入力されたか、あるいは更新されたときを決定することが可能になる。一部のインプリメンテーションにおいて、これらのフィールドの一部は、オプションであることは、留意すべきである。さらに、一部のインプリメンテーションにおいて、リレイデータベース３３０は、追加のフィールドを含み得ることに、留意すべきである。

モバイルデバイス１００の所与の記録に対して、ｅメールアドレスフィールド３３２は、モバイルデバイス１００のユーザのｅメールアドレスを含む。ＰＩＮアドレスフィールド３３４は、ユーザによって現在使用されているモバイルデバイス１００と関連するＰＩＮアドレスを含む。ＰＩＮ日付変更フィールド３３６は、ユーザのＰＩＮアドレスが最後に変更された時間での日付を含む（例えば、これは異なるモバイルデバイス１００をユーザが使用開始した日付であり得る）。加入情報フィールド３３８は、特定の加入に対して可能にされた特定のサービスに関する情報を含む。

ＳＩＭ情報フィールド３４０は、加入と関連する電話番号が、ＭＳＩＳＤＮを有するかどうかを特定する。ＭＳＩＳＤＮは、ユーザまたはＩＭＳＩ番号を識別するために使用される標準国際電話番号である。一般に、各ＳＩＭカード１２６は、一意的な１５桁のＩＭＳＩ番号を割り当てられてきた。このＩＭＳＩ番号によって、任意のネットワークは、そのユーザと関連する自国およびネットワークを知ることが可能になる。ＩＭＥＩフィールド３４２は、ＩＭＥＩ番号を特定するか、あるいはモバイルデバイス１００がＩＭＥＩ番号を有しない場合、モバイル１００と関連するシリアル番号を特定する。ＩＭＥＩ（国際モバイル装置アイデンティティ）番号は、電話として機能し得るほとんどのデバイスに与えられる一意的な番号である。ＩＭＥＩフィールド３４２は、より一般的には、デバイス識別フィールドと称され得、ｉＤＥＮ、ＧＳＭ、またはＥＳＮの番号を含み得る。名前フィールド３４４は、無線デバイス１００のユーザの名前を特定する。位置フィールド３４６は、特定のモバイル１００の物理的な位置を含み得る。

一部の実施形態において、リレイデータストア３３０内のＰＩＮ−ｅメールのペア情報は、企業サーバ２７２によって提供され得、企業サーバ２７２は、モバイルデバイス１００を暗号キーに同期させる。例えば、ユーザが新たなモバイルデバイスを企業サーバ２７２と同期させるとき、企業サーバ２７２は、ｅメールメッセージ伝達のために使用される暗号キーを生成する。次いで、企業サーバ２７２は、ｅメールアドレス−ＰＩＮのペア情報をリレイサーバ３０６に送信し得る。リレイサーバ３０６は、合致するＰＩＮアドレスを有するリレイデータベース３３０の記録内にｅメール情報を格納し得る。しかしながら、企業サーバ２７２は、以前に同期したデバイスの再同期がある場合のみにしか、この情報を送信しないようにも構成され得る。したがって、企業サーバ２７２がリレイデータベース３３０への更新負荷を最小化するように変更したときのみ、企業サーバ２７２は、ｅメールおよびＰＩＮ情報を送信するように構成され得る。

図４に示されるように、企業サーバ２７２は、メッセージサーバ２６８に接続される。モバイルデバイス１００が、ホストシステム２５０との無線ｅメールサービスに使用されるようにするために、（企業サーバ２７２とモバイルデバイス１００とのみに知られている）暗号キーが、生成され得る。キーを生成する方法は、２つある。一つの方法は、（図４に示されるような）ホストシステム２５０のネットワーク上のコンピュータを用いて、モバイルデバイス１００が企業サーバ２７２に接続されることを要求する。ホストシステム２５０は、暗号キーを生成する間、モバイルデバイス１００と物理的に接続される。第二の方法は、安全な「無線」手順を介して、キーを生成する。いずれの方法においても、モバイルデバイスのＰＩＮは、企業サーバ２７２で利用可能とされ、ｅメールアドレス−ＰＩＮのペア情報は、この時点（このとき、少なくとも一部のインプリメンテーションにおいて、このペア情報は、リレイサイト３００に送信され得る）で生成され得る。

他の実施形態において、追加「インターネット」サーバは、ｅメールおよびインターネットサービスを提供し得る。この追加サーバは、ホストシステム２５０に位置せず、一部のインプリメンテーション（図示せず）において、リレイサイト３００に含まれ得るか、さもなくば、無線ネットワーク２００内のどこかに位置し得る。インターネットサーバは、ｅメールとＰＩＮアドレスとのペアの情報を含み得、ホストシステム２５０からの情報を得る必要はない。「インターネット」ｅメールアカウントが設定されるとき、モバイルデバイスのＰＩＮアドレスは、加入設定プロセスの一部として知らされ得る。ＰＩＮアドレスが、インターネットサーバ上での加入によって使用され、既存のモバイルデバイスに置き換わる別のモバイルデバイスが選択される場合、新たなモバイルデバイスのＰＩＮアドレスが、加入情報に挿入され、以前のモバイルデバイスのＰＩＮアドレスに置き換わる。このｅメールとＰＩＮアドレスのペア情報はまた、リレイサーバ３０６で容易に利用可能になり得る。ＰＩＮメッセージおよび擬似ＰＩＮメッセージはまた、インターネットサーバと関連するユーザによって生成され得る。しかしながら、インターネットサーバと関連するユーザは、２つ以上のｅメールアドレスを使用し得、そのｅメールアドレスの双方は、リレイデータベース３３０内のＰＩＮアドレスと関連するべきである。ＰＩＮメッセージと擬似ＰＩＮメッセージとは、インターネットサーバに送信され得、次いで、インターネットサーバは、以下に説明されるようなハンドリングのために、リレイサーバ３０６にメッセージを送信する。

典型的に、モバイルデバイス１００は、製造時に、一意的なＰＩＮアドレスを割り当てられる。これは、静的なＰＩＮアドレスと称される。しかしながら、一部の場合において、モバイルデバイス１００は、製造時に、ＰＩＮアドレスを割り当てされ得ず、その場合、ＰＩＮメッセージ伝達は、従来のシステムでは可能にはならない。これらの状況において、ＰＩＮ割り当てモジュール３２４は、ＰＩＮアドレスをこのようなモバイルデバイス１００に割り当て得る。例えば、モバイルデバイス１００が、最初に登録されるとき、この登録情報または更新情報は、格納のために、リレイデータベース３３０に送信される。登録情報がＰＩＮアドレスを含まず、新たなモバイルデバイスに対して対応するＰＩＮアドレスがない場合、ＰＩＮ割り当てモジュール３３０は、新たなＰＩＮアドレスをモバイルデバイス１００に割り当て、新たなＰＩＮアドレスをリレイデータベース３３０のＰＩＮアドレスフィールド３３４に格納する。モバイルデバイス１００はまた、ＰＩＮアドレスを不揮発性メモリストアにも格納する。これらの場合、新たに割り当てられたＰＩＮアドレスは、動的ＰＩＮアドレスと称され得る。他の実施形態において、ＰＩＮアドレスの割り当ては、登録処理と関連する他のサーバ、例えば、企業サーバ２７２のようなサーバによって実行され得る。

代替的な実施形態において、リレイデータベース３３０のＰＩＮアドレスフィールド３３４に格納されるＰＩＮアドレスは、製造時にモバイルデバイス１００に割り当てられたＰＩＮアドレスでないこともあり得る。この場合、ユーザは、その特定のユーザに特有な仮想ＰＩＮアドレスを割り当て、ちょうど、ｅメールアドレスがその特定のユーザに特有であるかのように、異なる計算デバイス上のそのユーザによって使用され得る。仮想ＰＩＮアドレスは、そのユーザに特有のＳＩＭカード１２６内に含まれる情報の一部として格納され得る。これらの場合のいずれにおいても、リレイデータベース３３０は、別のフィールド（図示せず）を含み、リレイデータベース３３０に記録されるモバイルデバイスに割り当てられるＰＩＮアドレスのタイプを表示し得る（代替として、この情報もまた、ＰＩＮアドレスフィールド３３４に格納され得る）。

さらなる代替において、ＰＩＮ割り当てモジュール３３０は、モバイルデバイス１００の静的ＰＩＮアドレスと同じ動的ＰＩＮアドレスを割り当て得る。これが生じるのは、モバイルデバイス１００が、静的ＰＩＮから動的ＰＩＮにアップグレードされたコアスタックロード（ｃｏｒｅ ｓｔａｃｋ ｌｏａｄ）上にあるときである。

以下の例のために、（以下で規定される）ＰＩＮメッセージまたは擬似ＰＩＮメッセージは、送信ユーザによって、モバイルデバイス上に構成される。ＰＩＮメッセージまたは擬似ＰＩＮメッセージは、そのアドレスフィールド内で特定される１人以上の受信ユーザを含み得る。したがって、以下に記載される処理は、ＰＩＮメッセージまたは擬似ＰＩＮメッセージのアドレスフィールド内で特定される１人以上の受信ユーザに対する情報を得るために使用され得る。ここでは、一人の受信ユーザに対する情報を得る観点から、これらの処理が一般的に記載されるが、これは、説明を簡単にするために行われる。これらの処理は、２人以上の受信ユーザに対する情報を得るためにも使用され得る。

ここで、図６を参照すると、メッセージハンドリング処理３５０の例示的な実施形態を示す流れ図が示される。この処理によって、リレイサーバ３０６は、無線モバイルデバイスによって送信されたｅメールとＰＩＮメッセージとを処理し得る。メッセージハンドリング方法３５０は、ステップ３５２で開始し、ここで、ｅメールメッセージ、ＰＩＮメッセージ、または擬似ＰＩＮメッセージのいずれかであり得るメッセージが、構成され得る。１つ以上のｅメール目的地アドレスが特定されるｅメールメッセージを構成するのと同様に、ユーザはまた、メッセージの受信者アドレスフィールド（すなわち、「ＴＯ」、「ＣＣ」、または「ＢＣＣ」アドレスフィールド）のうちの一つの中に、１つ以上のＰＩＮアドレスを置くことによって、ＰＩＮメッセージを構成し得、メッセージ内に１つ以上の目的地ＰＩＮアドレスを指定し得る。擬似ＰＩＮメッセージは、少なくとも一つのアドレスがアドレスフィールド内に特定されるＰＩＮメッセージである。

メッセージハンドリング処理３５０は、次いで、ステップ３５４に進み、ここで、メッセージは、リレイサイト３００で受信される。メッセージハンドリングモジュール３２６は、次いで、ステップ３５６で、メッセージをチェックし、これがｅメールメッセージ、ＰＩＮメッセージ、または擬似ＰＩＮメッセージのいずれであるかを決定する。ｅメールメッセージに対して、処理３５０は、ステップ３５８に進み、ここで、メッセージハンドリングモジュール３２６は、ホストシステム２５０でメッセージをメッセージサーバ２６８に導く。ＰＩＮメッセージに対して、処理３５０は、ステップ３６０に進み、ここで、ＰＩＮメッセージは、目的地ＰＩＮアドレス（１つまたは複数）に対応するモバイルデバイス（１つまたは複数）に直接送信される。擬似ＰＩＮメッセージに対して、処理３５０は、ステップ３６２に進み、ここで、擬似ＰＩＮメッセージは、標準ＰＩＮメッセージに変換され、次いで、この標準ＰＩＮメッセージは、ステップ３６０で、受信者モバイルデバイスに送信される。

何らかの理由で、ホストシステム２５０のいずれかの部分、例えば、メッセージサーバ２６８または企業サーバ２７２のような部分が機能しておらず、ｅメールメッセージを受信および／または送信できない場合、リレイサイト３００は、依然として、ＰＩＮメッセージおよび擬似ＰＩＮメッセージを受信し、引き続き、送信できる。なぜなら、リレイサイト３００は、ホストシステム２５０とと独立に機能し得るからである。したがって、ホストシステム２５０がｅメールメッセージを処理できない何らかの偶発的事態が生じたとき、ＰＩＮメッセージおよび擬似ＰＩＮメッセージは、モバイルデバイス１００のユーザが通信し得る極めて重要な手段である。

ＰＩＮアドレスは、モバイルデバイス１００のユーザと関連するｅメールアドレスとの類似性を有しない。その結果、ＰＩＮアドレスは、覚えるのが容易ではないこともあり得る。したがって、送信ユーザが、ＰＩＮメッセージを構成して、そのＰＩＮメッセージをモバイルデバイス１００の受信ユーザに送信する場合、その送信ユーザは、一般に、受信ユーザのＰＩＮアドレスの記録を取らなくてはならない。これは、モバイルデバイス１００上に提供されるローカルアドレス帳１４０の中にか、あるいは企業サーバ２７２をクエリする従来技術のような何らかの他の手段を介してかのいずれかで行われる。企業サーバ２７２もまた、データストア２７６および２７８のうちの一方に、ＰＩＮアドレス情報を含む。

企業サーバ２７２は、ユーザによってリクエストされた情報に対するリクエストを受信して、処理することが可能である。このユーザは、データストア２７６および２７８の一方を調べることによってホストシステム２５０と関連付けられた。ここで、図７を参照すると、従来の情報リクエスト処理３８０の例示的な実施形態を説明する流れ図が示され、この処理によると、情報リクエストは、企業サーバ２７２によって扱われ得る。情報リクエスト処理３８０は、ステップ２８２で開始し、ここで、ユーザは、ホストシステム２５０と関連する別のモバイルデバイス１００の受信ユーザに対する一部の情報を入力する。サーチを容易にするために、サーチを行っているユーザは、情報を要求する受信ユーザの名前またはｅメールアドレスの少なくとも一部を提供し得る。

次いで、情報リクエスト処理３８０は、ステップ３８４に進み、ここで、サーチを行っているユーザは、サーチオプションを用いてルックアップ機能の実行を選択する。このサーチオプションは、企業サーバ２７２によって提供され、そのサーチを行っているユーザのモバイルデバイス１００によってアクセス可能である。次いで、ステップ３８６で、サーチを行っているユーザは、リレイサイト３００を介してホストシステム２５０にリクエストを送信する。次いで、ステップ３８８で、サーチリクエストは、メッセージサーバ２６８によって受信され、ステップ３９０で、企業サーバ２７２に送信される。

情報リクエスト処理３８０は、次いで、ステップ３９２に進み、この時点で、企業サーバ２７２は、データストア２７６および２７８のうちの一方をサーチし、サーチしている一つに合致しているデータベースにユーザがあるかどうかを決定する。合致するものが見出された場合、ステップ３９４で、サーチ結果が、サーチを実行しているユーザのモバイルデバイス１００に送信される。このサーチ結果は、一般に、サーチされているユーザのＰＩＮアドレスを含む情報である。合致するものが見出されない場合、対応するメッセージが、サーチを実行しているユーザのモバイルデバイス１００に送信される。

処理３８０の一例は、送信ユーザがｅメールを構成し、受信ユーザのｅメールアドレスをサーチしているときである。送信ユーザは、サーチダイアローグボックスの中にサーチストリングとして、受信ユーザの名前の全体または一部を入力し、次いで、アドレス帳アプリケーション１４０またはメッセージアプリケーション１３８によって提供されるメニュから「ルックアップ」コマンドを選択する。アドレス帳アプリケーション１４０は、モバイルデバイス１００上にローカルに格納される情報と対応して合致する情報が一切無いと決定すると、モバイルデバイス１００は、サーチストリングとともに、リクエストを企業サーバ２７２に送信する。次いで、企業サーバ２７２は、グローバルアドレスリストデータストア２７８または他の適切なデータストアを調査し、合致する情報があるかどうかを決定する。合致するものが見出される場合、企業サーバ２７２は、リクエストしたモバイルデバイスに対応する情報を送信し得る。次いで、送信ユーザは、受信ユーザ用のアドレス帳アプリケーション１４０内のエントリ内の情報を「閲覧」し得、また、そのエントリ内に情報を「追加」し得る。この技術は、データストア２７６および２７８の一方に格納される情報を有する受信者に対しても、よく機能する。しかしながら、送信ユーザは、データストア２７６および２７８のうちの一方に格納されていない受信者に対する情報には、アクセスし得ない。これは、他のホストシステム（すなわち、会社）と関連する受信者と、インターネットへのアクセスを有するのみであるユーザとを含み得る。

処理３８０の別の例として、送信ユーザは、ＰＩＮメッセージを構成し得、受信ユーザのＰＩＮアドレスをルックアップする必要がある。次いで、送信ユーザは、アドレス帳アプリケーション１４０またはメッセージアプリケーション１３８にアクセスし、受信者のＰＩＮアドレスを選択する。モバイルデバイス１００上にローカルに格納されているＰＩＮアドレスを受信者が有する場合、送信ユーザは、受信者のＰＩＮアドレスを選択し得、そのＰＩＮアドレスをＰＩＮメッセージのアドレスフィールドのうちの一つの中に置き得る。ＰＩＮメッセージが一度構成され、受信ＰＩＮアドレスの全てが、ＰＩＮメッセージのアドレスフィールドに入力されると、そのＰＩＮメッセージは、送信され得る。受信者が、送信ユーザのモバイルデバイス１００上にローカルに格納されたＰＩＮアドレスを有しない場合、送信ユーザは、処理３８０を使用して、この情報をリクエストし得、データストア２７６および２８０をサーチし得る。代替として、より面倒であるが、ＰＩＮアドレスを決定するために、送信ユーザは、受信者、受信者のオフィス、または受信者のＰＩＮアドレスの別の潜在的なソースとコンタクトし得る。

しかしながら、従来のシステムにおいて、図７に記載される方法で、この情報をルックアップすることが可能でない状況があり得る。なぜなら、ホストシステム２５０の１つ以上のコンポーネント、またはホストシステム２５０と関連する１つ以上のコンポーネントが、機能していないからである。さらに、従来のシステムにおいて、モバイルデバイス１００上で（例えば、その宛先人に対するアドレス帳エントリに）格納されているＰＩＮアドレスは、更新されていないこともあり得る。例えば、宛先人は、異なるモバイルデバイスに変更していることもあり得、この異なるモバイルデバイスは、異なるＰＩＮアドレスを有する。この新たなモバイルデバイスのＰＩＮアドレスは、企業サーバ２７２および／またはインターネット無線ｅメールサーバによって知られ得る一方で、他のユーザは、自分の無線デバイスにあるアドレス帳エントリを更新していないこともあり得る。したがって、処理３８０で特定されるルックアップ動作は、ＰＩＮアドレスが更新されているかどうかをチェックするために行われなくてはならない。残念ながら、ホストシステム２５０のデータストア２７６または２７８内のＰＩＮアドレス情報は、特定の状況下でアクセス不可能なこともあり得る。従来のシステムのこれらの欠点に対処するために、追加の機能性が、ホストシステム２５０との通信を要求しないリレイサイト３００に提供され得る。

ここで、図８を参照すると、ＰＩＮルックアップ処理４００の例示的な実施形態を説明する流れ図が示される。ＰＩＮルックアップ処理４００は、ステップ４０２で開始し、ここで、モバイルデバイス１００の送信ユーザは、ＰＩＮメッセージを構成し、受信ユーザのＰＩＮアドレスを要求する。ＰＩＮアドレスは、モバイルデバイス１００上にローカルに格納されていない。送信ユーザは、受信者の名前の少なくとも一部または他の関連情報を、モバイルデバイス１００上の適切なアプリケーションによって提供されるサーチフィールドに入力する。ステップ４０４で、送信ユーザは、送信ユーザがユーザルックアップを実行するために選択し得るオプションのリストを提供される。処理４００は、次いで、ステップ４０６に進み、ここで、ルックアップリクエストは、リレイサイト３０６に送信される。ステップ４０８および４１０で、ユーザルックアップモジュール３２８は、送信ユーザによって提供されたサーチ情報を用いて、リレイデータベース３３０をサーチし、そのような受信ユーザがリレイデータベース３３０に存在するかどうかを決定する。ステップ４１２で、次いで、サーチ結果は、リクエストがなされたモバイルデバイス１００に送信される。合致がなされる場合、受信ユーザと関連するＰＩＮアドレスは、リクエストしているモバイルデバイス１００に戻される。送信ユーザは、次いで、ＰＩＮアドレスを閲覧し得、その記録が既に存在する場合、モバイルデバイス１００上のローカルアドレス帳１４０の対応する記録にそのＰＩＮアドレスを追加し得るか、あるいはローカルアドレス帳１４０内に新たな記録を形成し得、その新たな記録をＰＩＮ情報に追加し得る。ＰＩＮルックアップ処理４００はまた、受信者に関連し、リレイデータベース３３０に含まれる任意の他の情報をユーザに戻し得る。ステップ４１０で、ユーザ情報が、リレイデータベース３３０に位置しない場合、リレイサイト３００は、リレイブリッジ３１８を介して他のリレイサイトと通信し、受信ユーザを探し得る。

ＰＩＮルックアップ処理４００は、送信ユーザが他のユーザのＰＩＮアドレスをルックアップして、自分のローカルアドレス帳１４０を更新を可能にする上で、特に有効である。なぜなら、モバイルデバイスユーザの一部は、様々な理由で自分のモバイルデバイスを変更し得、そのため、ＰＩＮアドレスを変更し得るからである。したがって、ＰＩＮルックアップ処理４００は、典型的には、ＰＩＮメッセージ内の受信ユーザのＰＩＮアドレスが知られていないときに、あるいは自分のＰＩＮアドレスが更新されているかどうかを調べるために、受信ユーザのＰＩＮアドレスがチェックされている場合に使用される。一部の代替的な実施形態において、モバイルデバイス１００のメッセージアプリケーション１３８またはアドレス帳アプリケーション１４０は、リレイサイト３００を用いて定期的にチェックし得、全てのローカルに格納されたＰＩＮアドレスが更新されているかどうかを決定し得る。

新たなモバイルデバイスまたは異なるモバイルデバイスが、企業ｅメールアカウントに同期されるときはいつも（すなわち、企業サーバ２７２およびモバイルデバイスに対して暗号キーを生成するとき）、これらの２つのコンポーネントが全期間にわたって同調されることを確保するために、企業サーバ２７２は、更新された情報を用いて、リレイサーバ３０６を提供し得る。

ホストシステム２５０は、ｅメールメッセージを処理し得ない状況で、ＰＩＮメッセージは、使用され得るので、このような状況は、処理時間および使い易さが非常に重要である緊急事態の間に起こり得る。したがって、モバイルデバイス１００の送信ユーザは、所望の受信ユーザのｅメールアドレスを擬似ＰＩＮメッセージに入力し得、この擬似ＰＩＮメッセージは、ホストシステム２５０が機能していないときでさえも、適切なモバイルデバイス１００に送信される。

ここで、図９を参照すると、メッセージ伝送処理４２０の例示的な実施形態を説明する流れ図が示される。メッセージ伝送処理４２０は、ホストシステム２５０が動作していないときに、モバイルデバイス１００間の通信が容易にされ得る手段を提供する。特に、メッセージ伝送処理４２０は、ホストシステム２５０がｅメールメッセージを処理できないときに、通信をより容易にすることを可能にする。なぜなら、この処理は、モバイルデバイスの送信ユーザが受信ユーザのｅメールアドレスをＰＩＮメッセージに入力して、メッセージをＰＩＮメッセージとして伝送することを可能にするからである。

メッセージ伝送処理４２０は、ステップ４２２で開始し、ここで、ユーザは、擬似ＰＩＮメッセージを構成し、擬似ＰＩＮメッセージのアドレスフィールドに受信ユーザのｅメールアドレスを入力する。このことは、意図された受信ユーザのＰＩＮアドレスのルックアップを実行する必要をなくし、受信ユーザの現在のＰＩＮが使用されていることを確実にする。例えば、ユーザは、ＰＩＮメッセージを受信ユーザに送信したいと欲し得るが、受信ユーザが異なるＰＩＮを有する新たなデバイスを入手することを保証する幾つかのことが受信ユーザのデバイスに起こり得る。しかしながら、受信ユーザのｅメールアドレスは、同じままで留まる。有利なことに、これによって、ホストシステム２５０がｅメールメッセージを送信し得ない場合、意図された受信ユーザのｅメールアドレスを知っているだけの送信ユーザは、ｅメールメッセージの代わりにＰＩＮメッセージを送信することが可能になる。

ステップ４２４で、擬似ＰＩＮメッセージは、リレイサイト３００に送信される。このメッセージは、リレイサイト３００に送信されるとき、暗号化される必要はない。ステップ４２６で、受信ユーザのｅメールアドレスの全てに対応する受信ユーザＰＩＮアドレスは、ユーザルックアップモジュール３２８によって、リレイデータベース３３０をルックアップされる。ステップ４２８で、対応する受信ユーザＰＩＮアドレスの全てが、突き止められたとき、擬似ＰＩＮメッセージが、標準ＰＩＮメッセージに変換され、対応するＰＩＮアドレスがアドレスフィールドに追加される。

ステップ４３０で、リレイサーバ３０６は、次いで、リレイサイト３００によって使用されるＰＩＮメッセージングプロトコルを利用して、ＰＩＮメッセージを適切なモバイルデバイスに送信しようと試みる。したがって、擬似ＰＩＮメッセージは、ＰＩＮメッセージに変換され、ホストシステム２５０に送信されない。リレイサーバ３０６は、次いで、ステップ４３２の結果の擬似ＰＩＮメッセージを送信した発信モバイルデバイスに通知する。例えば、受信ユーザＰＩＮアドレスが、各受信ユーザｅメールアドレスに対して突き止められたとき、送信は、一般に成功したものと考えられ、リレイサーバ３０６は、突き止められた現在の受信ＰＩＮアドレスを送り返す。当初のモバイルデバイス１００は、次いで、対応するＰＩＮアドレスが更新された各受信ユーザに対して、あるいは、ＰＩＮメッセージでアドレス指定された受信ユーザのいずれかに対するローカルアドレス帳１４０に、当初のＰＩＮアドレスエントリがない場合、ローカルアドレス帳１４０にこの情報を格納し得る。

リレイデータベース３３０は、リレイサイト３００と関連する全てのユーザに対するＰＩＮアドレスを含むことに留意すべきである。代替の実施形態において、リレイサーバ３０６は、リレイブリッジ３１８を介して接続され得る他のリレイサイトのリレイデータベースから要求される受信ユーザＰＩＮアドレスを入手し得る。

ここで、図１０を参照すると、ここに、メッセージ伝送処理４５０の別の例示的な実施形態を説明する流れ図が示される。メッセージ伝送処理４５０は、ホストシステム２５０およびリレイサイト３００を利用するモバイルデバイス１００間の通信の別の手段を提供する。ステップ４５２で、擬似ＰＩＮメッセージは、ＰＩＮメッセージを構成し、１人以上の受信ユーザのｅメールアドレスを挿入することによって、生成される。擬似ＰＩＮメッセージは、ステップ４５４で、メッセージサーバ２６８に送信され、次いで、メッセージサーバは、ステップ４５６で、企業サーバ２７２に擬似ＰＩＮメッセージを送信する。擬似ＰＩＮメッセージは、暗号化され得る。したがって、企業サーバ２７２は、擬似ＰＩＮメッセージを復号し得る。

ステップ４５８で、企業サーバ２７２は、リレイサイト３００に情報を送信し、擬似ＰＩＮメッセージ内のｅメールアドレスで特定される各受信ユーザのＰＩＮアドレスをルックアップする。リレイサーバ３０６は、次いで、リレイデータベース３３０をチェックして、擬似ＰＩＮメッセージ内の各ｅメールアドレスに対する現在のＰＩＮアドレスを決定し、これらのＰＩＮアドレスを企業サーバ２７２に送り返す。代替として、リレイサイト３００に送信された情報はまた、擬似ＰＩＮメッセージで使用される受信ユーザＰＩＮアドレスを含み得る。これは、リレイサーバ３０６が、これらのＰＩＮアドレスが現在の最新のものであることを検証し得るようにするためである。

ステップ４６０で、企業サーバ２７２は、ＰＩＮアドレスをリレイサイト３００から受信し、標準ＰＩＮメッセージを生成する。ステップ４６２で、企業サーバ２７２は、リレイサイト３００にＰＩＮメッセージを送信する。ステップ４６４で、リレイサイト３００は、次いで、ＰＩＮメッセージを特定された受信ユーザに送信しようと試みる。ステップ４６６で、擬似ＰＩＮメッセージを発信したモバイルデバイスは、次いで、この結果を通知される。ＰＩＮアドレスが、擬似ＰＩＮメッセージで特定される各受信ｅメールアドレスに対して見出される場合、ＰＩＮメッセージは、成功裏に送信される。ＰＩＮアドレスが、擬似ＰＩＮメッセージで特定される各受信ｅメールアドレスに対して見出されるない場合、ＰＩＮメッセージは、送信されない。いずれの場合にも、突き止められたＰＩＮアドレスが、擬似ＰＩＮメッセージを生成したモバイルデバイスに送信され得る。これは、この情報が、ローカルアドレス帳アプリケーション１４０によって格納され得る。代替として、リレイサーバ３０６が、ＰＩＮアドレスが古いものであると決定する場合、擬似ＰＩＮメッセージを生成したモバイルデバイスは、更新されたＰＩＮアドレスを受信し得、この情報をローカルアドレス帳１４０に格納し得る。

処理４００、４２０、および４５０は、現在のＰＩＮアドレス情報がリレイデータベース３３０にアクセスすることに基づいて使用される。これらの処理はまた、送信ユーザのホストシステム２５０と関連するデータストア２７８内のグローバルリストアドレスリストに含まれていないユーザに対するＰＩＮアドレスへのアクセスを可能にし得る。これは、所与のリレイサイトのリレイデータベースが対応する合致を見出せないときに、リレイサイト３００が互いに通信することを可能にすることによって行われ得る。

さらに、処理４００、４２０、および４５０は、この情報に対するリクエスト、またはこの情報に要求された擬似ＰＩＮメッセージを生成したモバイルデバイス１００に、突き止められたＰＩＮアドレスを提供し得る。このローカルアドレス帳１４０は、モバイルデバイス１００のローカルデータストア内のこの情報を自動的に更新するように構成され得る。代替として、モバイルデバイス１００は、ＰＩＮ情報が受信された送信ユーザに通知するように構成され得、送信ユーザは、このＰＩＮ情報に基づいて、ローカルアドレス帳１４０にエントリを更新するように選択し得る。

ＩＴ方針設定は、企業サーバ２７２を介して特定され、ＰＩＮメッセージ伝達に関するホストシステム２５０と関連するモバイルデバイスの動作を管理し得る。このＩＴ方針は、企業サーバ２７２から様々なモバイルデバイスに拡散され（ｄｉｓｓｅｍｉｎａｔｅｄ）、これらのデバイスを構成し得る。例えば、これらのモバイルデバイスの一部または全ては、１）ホストシステム２５０に送信される全てのＰＩＮメッセージが、擬似ＰＩＮメッセージとして送信されるか、あるいは２）ホストシステム２５０に送信される全てのＰＩＮメッセージの全ては、標準ＰＩＮメッセージとして送信される。

ＩＴ方針設定はまた、ホストシステム２５０と関連したユーザによって使用するＰＩＮ−ｅメールのペア情報を保持するために、あるいはホストシステム２５０によって許可を与えられる特定の外部ユーザによって使用されることを可能にするために、使用され得る。ＩＴ方針はまた、ホストシステム２５０のｅメールドメインの外部にいる他者が、擬似ＰＩＮメッセージを、ホストシステム２５０と関連するｅメールアドレスを用いるユーザに送信することを許可または防止するために使用され得る。したがって、ｅメール−ＰＩＮアドレスのペア情報へのアクセスは、ユーザのクラスに制約され得る（すなわち、ホストシステム２５０を用いるｅメールアカウントを有する送信者に対してアクセスを制限され得る）。しかしながら、ユーザが企業とインターネットとのサービスの双方を有し、したがって、２つのｅメールアドレスを有し得る状況も生じ得る。この結果、企業サーバ２７２は、外部送信ユーザのｅメールアドレスに基づいて、擬似ＰＩＮメッセージをホストシステム２５０と関連するユーザに送信することが可能でない状況になり得るが、外部送信ユーザのインターネットｅメールアドレスから送信された擬似ＰＩＮメッセージは、標準ＰＩＮメッセージに変換され得、受信ユーザに送信され得る。

代替の実施形態において、リレイサーバ３０６によって提供される追加の機能性を介して、ＰＩＮアドレスと関連するユーザは、自分のＰＩＮアドレスを自分の組織の外部のユーザによってルックアップされることを選択的に許可または防止し得る。代替として、これらのユーザは、このようなルックアップがリクエストされるときはいつでも、許可を求められ得る。例えば、リクエストは、リクエストをしているユーザの名前およびｅメールアドレスを示し得る。この情報は、ルックアップリクエストを許可するように求められているユーザのモバイルデバイスに提供され得る。代替として、リレイデータベースは、ＩＴ方針情報を含み、所与のユーザに対してＰＩＮ情報の拡散を防止し得る。

さらに、処理４００、４２０、および４５０のそれぞれは、送信ユーザが、ＰＩＮメッセージに受信者のＰＩＮアドレスを手入力することを可能にし得る。さらに、これらの処理は、送信ユーザがローカルアドレス帳１４０に格納されるＰＩＮアドレスを使用することを可能にし得る。逆に、一部のインプリメンテーションにおいて、ＰＩＮメッセージが構成されるとき、処理４００、４２０、および４５０は、ルックアップを自動的に実行して、使用されている各受信ＰＩＮアドレスが最新のものであることを確実にするように構成され得る。

さらに、少なくとも一部の実施形態において、１つのｅメールアドレスは、リレイデータストア内の２つ以上のＰＩＮアドレスと関連し得る。これは、１人の受信ユーザが２つ以上のモバイルデバイスを有する場合に適用可能である。このように、擬似ＰＩＮメッセージが受信ユーザに送信されるとき、受信ユーザが自分のモバイルデバイスのそれぞれでＰＩＮメッセージを受信するように、２つ以上のＰＩＮメッセージが、その特定の受信ユーザに対して生成され得る。

本明細書で記載された様々な処理のステップは、構造上のコンポーネントの一部とともに、伝送タイプの媒体を含み得るリレイサーバ３０６、モバイルデバイス１００、および企業サーバ２７２上に格納された実行可能なソフトウェア命令として、提供され得る。したがって、当業者には公知であるように、本明細書に記載された様々な実施形態の処理および構造的特徴の機能性は、ここに示されたものとは異なる方法でインプリメントされ得る。例えば、リレイサーバ３０６の一部のコンポーネントは、結合され得る。また、ホストシステム２５０の一部のコンポーネントも、結合され得る。さらに、本明細書に記載された様々なモジュールは、様々な方法でインプリメントされ得ることに留意すべきである。一部の場合において、モジュールは、Ｃ＋＋クラス、Ｊａｖａ（登録商標）、または他の適切なソフトウェアプログラミング言語を用いてインプリメントされ得る。さらに、これらのモジュールの一部の機能性は、結合され得、一つのモジュールまたは一つのサーバによって提供され得る。しかしながら、このような実施形態は、本明細書で議論された実施形態と同様の方法でも依然として機能し、したがって、本明細書に添付される請求項によって定義されるように、本明細書に記載された様々な実施形態の範囲内に、依然として含まれる。

Claims (1)

1. 本願明細書に記載のリレイサイト。

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