JP2010288120A - 通信装置、無線通信システム、通信方法および通信プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】子機が親機と通信ができない状況に対応して通信の省電力化を図る通信装置、無線通信システム、通信方法および通信プログラムを得ること。
【解決手段】特定信号受信手段11は、所定の端末から周期的に送信される特定信号を受信する。識別子判別手段13は、特定信号から抽出した識別子が所定の端末と組となる通信相手との間で予め規定した特定識別子であるか否かを判別する。計時手段14は、特定信号の送信される周期よりも長い所定時間の計時を開始し特定識別子の受信によって計時をリセットする。省電力手段16は、計時手段14の計時完了時に省電力化を実行する。
【選択図】図1
【解決手段】特定信号受信手段11は、所定の端末から周期的に送信される特定信号を受信する。識別子判別手段13は、特定信号から抽出した識別子が所定の端末と組となる通信相手との間で予め規定した特定識別子であるか否かを判別する。計時手段14は、特定信号の送信される周期よりも長い所定時間の計時を開始し特定識別子の受信によって計時をリセットする。省電力手段16は、計時手段14の計時完了時に省電力化を実行する。
【選択図】図1
Description
本発明は、通信装置、無線通信システム、通信方法および通信プログラムに関わる。本発明は、たとえば親機と子機のように組になって通信を行う通信システムで省電力化を図ることのできる通信装置、無線通信システム、通信方法および通信プログラムに関する。
無線LAN(Local Area Network)に接続された親機と、この親機と無線通信を行う所定台数の子機のように組として使用する無線通信機器が各種存在している。このように組として使用される無線通信機器についても、他の電気製品と共に地球環境を配慮した省電力設計が求められている。
そこで、2次電池を電源とする場合が多い携帯型の子機については、各種の省電力設計が行われており、ユーザも2次電池の持続時間との関係でこまめに省電力の設定を行う場合が多い。この一方で、商用電源に接続されている場合が多い親機の方は、購入後の最初の使用開始時に子機との接続設定を行った後は、その設定状態のままで使用し続ける場合が多い。
このように対となった装置の一方について節電を十分図っても、他方の装置の節電への取り組みが十分でない場合には、結果として1組の無線通信機器の省電力対策は満足のいくものでなくなる。そこで、組となる2種類の装置における一方が置かれた通信環境を他方が把握して、その結果に応じた節電を行うことが各種提案されている。
たとえば第1の関連技術(たとえば特許文献1参照)では、無線通信システムとして無線親機と無線子機からなる無線テレメータシステムを提案している。この無線テレメータシステムでは、無線子機と通信する無線チャネルを多く設定するほど無線親機の電池寿命が短くなる。そこで、無線子機のいずれかが特定の無線チャンネルを不適合であると判断した場合には、その旨の第1通知電文を生成し、これを無線親機に送信する。この第1通知電文を受信した場合に限って、無線親機が新たに無線チャネルを増設する。無線子機の受信した電波強度を無線親機に送信して判断させるようにしてもよい。
また、同様に無線子機の状況に応じて無線親機側が省電力対策を行う第2の関連技術も提案されている(たとえば特許文献2参照)。この第2の関連技術では、省電力対策の対象が、無線ステーション端末と無線アクセスポイントとなる。無線アクセスポイントは、ビーコンフレームと呼ばれるシステム情報信号を周期的に送出する。無線ステーション端末は、ビーコンフレームを受信することにより、無線アクセスポイントの存在を知ることができる。
この第2の関連技術では、まず、無線エリア内に通信すべき無線ステーション端末が存在しないことが判別されたときに、親機側の無線アクセスポイントがシステム情報信号の送信を停止して、ビーコンフレームの送出を最小限に抑える。たとえば子機としての無線ステーション端末が遠くに移動した結果、通信の対象となる無線ステーション端末が存在しなくなったような場合である。
更に、同様の第3の関連技術も提案されている(たとえば特許文献3参照)。第3の関連技術は、省電力対策の対象が、無線基地局と無線端末局となる。無線基地局は、各帯域予約期間に無線端末局から送信されるブロック応答フレームを受信してその受信信号の電力を測定して、これに関するSN比(Signal to Noise ratio)を計算する。そして、計算したSN比に応じて無線基地局の伝送レートを調整する。
更に、また親機側の省電力対策として第4の関連技術も提案されている(たとえば特許文献4参照)。第4の関連技術は対となった無線LAN装置に関するものである。この第4の関連技術では、受信電力レベル、パケットエラーレートあるいは通信速度の変化に応じて送信電力を制御する。この結果、適正な送信電力で無線信号を送信でき、かつ、省電力化を図ることが可能になる。
このように親機が子機の状況あるいは子機との通信環境に応じて省電力制御を行うことは、待機電力の削減を図ることができるだけでなく、製品あるいは装置の長寿命化を実現することができるという利点がある。
しかしながら、これらの関連技術のうちの第1の関連技術では、無線親機が無線子機からの第1通知電文を受信する必要がある。このため、両者の間の通信が確保されている状態でなければ省電力化を図ることができない。
次に、第2の関連技術では、無線親機の近傍にその無線親機とは異なる無線親機と本来通信を行う無線子機が存在した場合、無線親機はその無線子機が送出する接続要求(Probe request)信号に対して無線親機が応答(Probe response)信号を送出することになる。すなわち、無線親機は通信の対象外の無線子機が偶然存在すると、再び送信を開始することになって省電力化を図ることができなくなる。
また、第3の関連技術では、無線親機が無線子機へ送信するフレーム群の伝送レートを、その直前までのタイムスロットにおける当該無線端末局との間の伝送路の状態を示す特徴量を、SN比で除算した結果を基に決定するようにしている。したがって、第3の関連技術では無線子機が無線親機と通信を行えない状況になっても、これに対応する省電力化を実現することができないという問題がある。
更に、第4の関連技術でも無線親機が無線子機と通信が可能な状況における省電力化の手法を示しており、無線子機が無線親機と通信を行えない状況に対処することができないという問題がある。
そこで本発明の目的は、子機が親機と通信ができない状況に対応して通信の省電力化を図ることのできる通信装置、無線通信システム、通信方法および通信プログラムを提供することにある。
本発明では、(イ)所定の端末から周期的に送信される特定信号を受信する特定信号受信手段と、(ロ)この特定信号受信手段の受信する信号から所定の識別子を抽出する識別子抽出手段と、(ハ)この識別子抽出手段の抽出した識別子が前記した所定の端末と組となる通信相手との間で予め規定した特定識別子であるか否かを判別する識別子判別手段と、(ニ)この識別子判別手段が前記した特定識別子でないと判別したとき前記した特定信号の送信される周期よりも長い所定時間の計時を開始する計時手段と、(ホ)この計時手段の計時中に前記した識別子判別手段が特定識別子であると判別したときその計時をリセットする計時リセット手段と、(へ)前記した計時手段が前記した所定時間の計時を完了したとき、予め定めた電力消費を抑える省電力手段とを通信装置が具備する。
また、本発明では、(イ)請求項1〜請求項4いずれかに記載の複数の通信装置と、(ロ)これら複数の通信装置のいずれかを親機として前記した特定信号を無線で送信する子機とを無線通信システムが具備する。
更に本発明では、(イ)所定の端末から周期的に送信される特定信号を受信する特定信号受信ステップと、(ロ)この特定信号受信ステップで受信する信号から所定の識別子を抽出する識別子抽出ステップと、(ハ)この識別子抽出ステップで抽出した識別子が前記した所定の端末と組となる通信相手との間で予め規定した特定識別子であるか否かを判別する識別子判別ステップと、(ニ)この識別子判別ステップで前記した特定識別子でないと判別したとき前記した特定信号の送信される周期よりも長い所定時間の計時を開始する計時ステップと、(ホ)この計時ステップによる計時中に前記した識別子判別ステップで特定識別子であると判別したときその計時をリセットする計時リセットステップと、(へ)前記した計時ステップで前記した所定時間の計時を完了したとき、予め定めた電力消費を抑える省電力ステップとを通信方法が具備する。
更にまた、本発明では、コンピュータに、通信プログラムとして、(イ)所定の端末から周期的に送信される特定信号を受信する特定信号受信処理と、(ロ)この特定信号受信処理で受信する信号から所定の識別子を抽出する識別子抽出処理と、(ハ)この識別子抽出処理で抽出した識別子が前記した所定の端末と組となる通信相手との間で予め規定した特定識別子であるか否かを判別する識別子判別処理と、(ニ)この識別子判別処理で前記した特定識別子でないと判別したとき前記した特定信号の送信される周期よりも長い所定時間の計時を開始する計時処理と、(ホ)この計時処理による計時中に前記した識別子判別処理で特定識別子であると判別したときその計時をリセットする計時リセット処理と、(へ)前記した計時処理で前記した所定時間の計時を完了したとき、予め定めた電力消費を抑える省電力処理とを実行させることを特徴とする。
以上説明したように本発明によれば、周期的に送信される特定信号を受信したとき、その特定信号に組となる通信相手との間で予め規定した特定識別子が含まれているかをチェックすることにした。そして、特定信号の周期よりも長い所定時間の計時を行う計時手段を用いて、本来の通信相手が特定信号を前記した所定時間内に送信してくるかを判別することで、組となる通信相手が通信できる状況であるか否かを判別して、通信できない場合には電力消費を抑えることにした。これにより、比較的狭い領域に特定信号を送出する端末が複数存在する状況でも、省電力化を図ることができる。また、省電力化によって通信に使用する回路装置の長寿命化を実現することが可能になる。
図1は、本発明の通信装置のクレーム対応図を示したものである。本発明の通信装置10は、特定信号受信手段11と、識別子抽出手段12と、識別子判別手段13と、計時手段14と、計時リセット手段15と、省電力手段16を備えている。ここで、特定信号受信手段11は、所定の端末から周期的に送信される特定信号を受信する。識別子抽出手段12は、特定信号受信手段11の受信する信号から所定の識別子を抽出する。識別子判別手段13は、識別子抽出手段12の抽出した識別子が前記した所定の端末と組となる通信相手との間で予め規定した特定識別子であるか否かを判別する。計時手段14は、識別子判別手段13が前記した特定識別子でないと判別したとき前記した特定信号の送信される周期よりも長い所定時間の計時を開始する。計時リセット手段15は、計時手段14の計時中に識別子判別手段13が特定識別子であると判別したときその計時をリセットする。省電力手段16は、計時手段14が前記した所定時間の計時を完了したとき、予め定めた電力消費を抑える。
図2は、本発明の無線通信システムのクレーム対応図を示したものである。本発明の無線通信システム20は、複数の通信装置21と、子機22を備えている。ここで、複数の通信装置21は、特定信号受信手段21aと、識別子抽出手段21bと、識別子判別手段21cと、計時手段21dと、計時リセット手段21eと、省電力手段21fを備えている。特定信号受信手段21aは、所定の端末から周期的に送信される特定信号を受信する。識別子抽出手段21bは、特定信号受信手段21aの受信する信号から所定の識別子を抽出する。識別子判別手段21cは、識別子抽出手段21bの抽出した識別子が前記した所定の端末と組となる通信相手との間で予め規定した特定識別子であるか否かを判別する。計時手段21eは、識別子判別手段21cが前記した特定識別子でないと判別したとき前記した特定信号の送信される周期よりも長い所定時間の計時を開始する。計時リセット手段21eは、計時手段21dの計時中に識別子判別手段21cが特定識別子であると判別したときその計時をリセットする。省電力手段21fは、計時手段21dが前記した所定時間の計時を完了したとき、予め定めた電力消費を抑える。子機22は、これら複数の通信装置のいずれかを親機として前記した特定信号を無線で送信する。
図3は、本発明の通信方法のクレーム対応図を示したものである。本発明の通信方法30は、特定信号受信ステップ31と、識別子抽出ステップ32と、識別子判別ステップ33と、計時ステップ34と、計時リセットステップ35と、省電力ステップ36とを備えている。ここで、特定信号受信ステップ31では、所定の端末から周期的に送信される特定信号を受信する。識別子抽出ステップ32では、特定信号受信ステップ31で受信する信号から所定の識別子を抽出する。識別子判別ステップ33では、識別子抽出ステップ32で抽出した識別子が前記した所定の端末と組となる通信相手との間で予め規定した特定識別子であるか否かを判別する。計時ステップ34では、識別子判別ステップ33で前記した特定識別子でないと判別したとき前記した特定信号の送信される周期よりも長い所定時間の計時を開始する。計時リセットステップ35では、計時ステップ34による計時中に識別子判別ステップ33で特定識別子であると判別したときその計時をリセットする。省電力ステップ36では、計時ステップ35で前記した所定時間の計時を完了したとき、予め定めた電力消費を抑える。
図4は、本発明の通信プログラムのクレーム対応図を示したものである。本発明の通信プログラム40は、コンピュータに、特定信号受信処理41と、識別子抽出処理42と、識別子判別処理43と、計時処理44と、計時リセット処理45と、省電力処理46を実行させるようにしている。ここで、特定信号受信処理41では、所定の端末から周期的に送信される特定信号を受信する。識別子抽出処理42では、特定信号受信処理41で受信する信号から所定の識別子を抽出する。識別子判別処理43では、識別子抽出処理42で抽出した識別子が前記した所定の端末と組となる通信相手との間で予め規定した特定識別子であるか否かを判別する。計時処理44では、識別子判別処理43で前記した特定識別子でないと判別したとき前記した特定信号の送信される周期よりも長い所定時間の計時を開始する。計時リセット処理45では、計時処理44による計時中に識別子判別処理43で特定識別子であると判別したときその計時をリセットする。省電力処理46では、計時処理44で前記した所定時間の計時を完了したとき、予め定めた電力消費を抑える。
<発明の実施の形態>
次に本発明の実施の形態を説明する。
図5は、本発明の実施の形態による無線通信システムの構成を表わしたものである。この無線通信システム100には、第1の無線LAN親機101と、第2の無線LAN親機102の2台の無線LAN親機が配置されている。第1の無線LAN親機101は、第1の無線子機111と無線で通信するようになっている。第2の無線LAN親機102は、第2の無線子機112と無線で通信するようになっている。ただし、第1の無線LAN親機101と第1の無線子機111の通信と、第2の無線LAN親機102と第2の無線子機112の通信は、互いの電波が干渉を受ける程度の近い距離で行われているものとする。
第1の無線子機111および第2の無線子機112は、それぞれの無線LAN親機101、102に対して1台ずつ存在する必要はない。しかしながら、本実施の形態では説明を簡単にするために、第1の無線子機111および第2の無線子機112が、それぞれ1台ずつ存在するものとして説明を行う。
第1の無線LAN親機101と第1の無線子機111は、相互に無線通信を行える比較的近い距離に存在しており、親子接続状態121となっている。第2の無線LAN親機102と第2の無線子機112も、相互に無線通信を行える比較的近い距離に存在しており、親子接続状態122となっている。
第1の無線子機111は、ブロードキャスト信号として、たとえば数秒から数十秒に一度といった所定の時間間隔を置いて接続要求(Probe request)信号123を送出する。第1の無線LAN親機101は、接続要求信号123を受信すると、応答(Probe response)信号124を返すと共に、周囲に存在する無線子機の状況を把握するようになっている。第2の無線子機112も同様に、ブロードキャスト信号として、たとえば数秒から数十秒に一度といった所定の時間間隔を置いて接続要求信号125を送出する。第2の無線LAN親機102は、接続要求信号125を受信すると、応答信号126を返すと共に、周囲に存在する無線子機の状況を把握するようになっている。
図6は、第1の無線LAN親機の回路構成の要部を表わしたものである。図5に示した第2の無線LAN親機102も第1の無線LAN親機101と回路構成は同一なので、その図示および説明を省略する。
第1の無線LAN親機101は、CPU(Central Processing Unit)131とメモリ132を備えた主制御部133を有している。メモリ132の一部には、CPU131が実行する制御プログラムが格納されている。主制御部133は、データバス等の信号伝達手段134を介して次の各部と接続されており、これらの制御を行うようになっている。
通信制御部135は、第1の無線子機111との通信を行うと共に、無線LANを通じて図示しない他の通信端末との通信を行う。表示部136は、液晶ディスプレイや有機EL(Organic Electro-Luminescence)ディスプレイ等のディスプレイや、LED(Light Emitting Diode)ランプ等の表示デバイスを用いて各種の情報を視覚的に表示する。操作入力部137は、操作パネルやキースイッチあるいはマウス等のポインティングデバイスを用いて、操作用または保守用のデータを入力する。SSID(Service Set Identifier)は、無線LANにおけるネットワークの識別子として用いられる。このSSIDを格納するSSID格納部138には、第1の無線LAN親機101と通信を行うことのできる第1の無線子機111についてのSSIDの一覧が格納されている。
第1の無線LAN親機101に格納されたSSIDは、第2の無線LAN親機102と通信を行うことのできる第2の無線子機112のSSIDのいずれとも異なっている。したがって、第1の無線LAN親機101は、いずれかの無線子機から接続要求信号を受信したとき、これをSSID格納部138に格納されたSSIDと照合することで、第1の無線子機111のいずれかから受信したか否かを判別することができる。
SSID抽出部141は、受信した信号にSSIDが含まれている場合にこれを抽出する。電波強度判別部139は、受信した信号の強度を判別する。雑音強度判別部140は、受信した信号に伴う雑音の強度を判別する。タイマ回路142は、予め設定された時間を計測する。
なお、第1の無線LAN親機101を構成する各部のうちの主制御部133を除く部分の少なくとも一部は、CPU131がメモリ132に格納された制御プログラムを実行することによってソフトウェア的に実現する機能部によって構成することができる。第2の無線LAN親機102を構成する各部についても同様である。
図7は、本実施の形態の無線通信システムにおける第1の無線LAN親機による接続要求信号の受信時の省電力処理の様子を表わしたものである。この制御は、第1の無線LAN親機101の図6に示したメモリ132に格納した制御プログラムをCPU131が実行することによって実現する。図5および図6と共に説明する。
第1の無線LAN親機101の通信制御部135は、接続要求信号123(または接続要求信号125)を受信すると(ステップS201:Y)、電波強度判別部139がその信号における電波強度を判別する(ステップS202)。また、雑音強度判別部140は接続要求信号123(または接続要求信号125)に含まれる雑音強度を判別する(ステップS203)。SSID抽出部141は、接続要求信号123(または接続要求信号125)に含まれているSSIDを抽出する(ステップS204)。
主制御部133はSSID抽出部141の抽出したSSIDを第1の無線LAN親機101自身のSSID格納部138に格納されているSSIDと比較する(ステップS205)。この結果、両者が一致する場合には(Y)、第1の無線子機111が送出した接続要求信号123を第1の無線LAN親機101が受信したことが分かる。そこで、この場合、主制御部133はタイマ回路142の計時動作をリセットして(ステップS206)、第1の無線LAN親機101と第1の無線子機111の間で行われる所定の通信処理を実行して(ステップS207)、再びステップS201の処理に戻る(リターン)。
一方、ステップS205で主制御部133が第1の無線LAN親機101の受信したSSIDとSSID格納部138に格納されているSSIDが異なると判別したとする(N)。この場合には、図5に示した例の場合には第1の無線LAN親機101が第2の無線子機112等の第1の無線子機111以外の端末から接続要求信号125を受信したことになる。
このようにSSIDの一致が判別されなかった場合、主制御部133はタイマ回路142が計時動作をすでに開始しているかを判別する(ステップS208)。タイマ回路142が計時動作をまだ開始していない場合には(N)、第1の無線子機111が第1の無線LAN親機101との通信可能範囲よりも遠距離に移動してしまった可能性がある。そこで、第1の無線子機111あるいは同一グループの無線子機が第1の無線LAN親機101との通信可能範囲内に存在しなくなったかを判別するためにタイマ回路142の計時を開始して(ステップS209)、再びステップS201の処理に戻る(リターン)。
これに対して、ステップS208でタイマ回路142が計時動作中であると判別した場合には(Y)、予め定めた時間t1を超えて計時が行われているかを判別する(ステップS210)。予め定めた時間t1を超えて計時が行われてはいない場合(N)、たとえば第1の無線子機111が一時的に第1の無線LAN親機101から遠ざかったために接続要求信号123が一時的に受信できなかっただけである場合もある。そこで、この場合にはタイマ回路142の計時動作を継続したままで、再びステップS201の処理に戻る(リターン)。
一方、タイマ回路142が計時動作中であり、ステップS208の判断時点で予め定めた時間t1を超えて計時が行われている状況となっている場合がある(ステップS210:Y)。この場合には、第1の無線LAN親機101の周辺には第1の無線子機111あるいは同一グループの無線子機がいずれも存在しない状態となっている。そこで第1の無線LAN親機101の主制御部133は、表示部136がその時点で前記したディスプレイやLEDを用いた表示動作を行っているかをチェックする(ステップS211)。その結果として、ディスプレイやLEDがいずれも駆動(表示)されていないと判別した場合には(N)、これらの省電力のための処理を行う必要がない。そこでこの場合には、再びステップS201の処理に戻る(リターン)。
これに対して、ディスプレイとLEDの双方あるいはこれらの少なくとも一部が駆動(表示)されていた場合には(ステップS211:Y)、これらの駆動(表示)をすべて中止して(ステップS212)、再びステップS201の処理に戻る(リターン)。たとえば、時間t1以上の時間にわたって第2の無線子機112のみから接続要求信号125を受信していたような場合、第1の無線LAN親機101は本来受信すべき信号を受信していない。このような場合には、第1の無線子機111あるいは同一グループの無線子機から接続要求信号123を受信するまでの間、表示部136の表示動作をすべて中止して、第1の無線LAN親機101の消費する電力の節減を図ることになる。
第1の無線子機111あるいは同一グループの無線子機が第1の無線LAN親機101の近傍に存在しているような場合でも、これらが第1の無線LAN親機101に対して接続要求信号123を送信していない場合もある。この場合にも、第1の無線LAN親機101は通信負荷が存在しない状態である。そこで、同様に第1の無線LAN親機101はその消費する電力の節減を図ることになる。
以上、第1の無線LAN親機101の処理について説明したが、第2の無線LAN親機102と第2の無線子機11あるいはその同一グループの無線子機との通信についても同様である。
図8は、本実施の形態で第1の無線LAN親機が節電状態に移行する一例を示したものである。この例では図に実線で示すように第1の無線子機111が第1の無線LAN親機101との接続を切断している。これにより、図5に示した親子接続状態121は、親子切断状態151となる。
これとは異なり、第1の無線子機111が破線で示したように無線LAN親機101と通信可能な距離以上に遠くに移動してしまったような状態になって時間t1を超える時間が経過した場合も、親子切断状態151となることになる。
更に、第1の無線子機111以外に、第1の無線LAN親機101と通信を行う他の無線子機が更に1台存在したものとし、これが図8で破線で示した第1の無線子機111の位置まで移動した場合にも、無線LAN親機101と本来的に通信を行う無線子機がすべて存在しなくなる。以上説明した3つの場合のうち、最後の場合を考える。この最後の場合には、第1の無線LAN親機101は第1の無線子機111と他の無線子機の双方が接続要求信号123を送出しなくなったことを検出してから時間t1を超える時間が経過した時点で省電力モードに移行することになる。
以上説明したように実施の形態の無線通信システム100によれば、第1の無線LAN親機101が電力消費を節減する省電力モードになるまで予め定めた時間t1の計時を必要とするようにした。このように実施の形態では一定時間以上のタイムラグを設定して省電力モードに移行することにした。これにより、無線LAN親機と無線子機の距離が一時的に通信可能距離以上に離れてしまったり、障害物による干渉等の原因が生じても、無線LAN親機が直ちに省電力状態に移行してしまうといった誤動作が発生しない。したがって、ユーザは第1の無線LAN親機101等の無線LAN親機を手動で省電力モードに設定しなくても、ディスプレイやLEDを用いた表示動作のための電力消費の低減を図ることができる。
現状の無線LANシステムでは、省電力状態の子機からPS−POLL(Power Save Poll)パケットを親機が受信し、親機内に対象の子機宛のデータが無い場合には、子機に応答することで子機が再度省電力状態に戻るという手法を採用することが多い。この手法では、親機が自身への接続状態を監視して省電力モードに移行することができない。本実施の形態では、親機が子機の通信環境を判断して省電力モードへの切り替えをオペレータの指示なく行うことができる。親機は継続的に通電状態とされる場合が多いので、これによる電力消費低減の効果は大きい。
<発明の第1の変形例>
以上説明した実施の形態では、図5に示した第1の無線LAN親機101や第2の無線LAN親機102が図6に示した表示部136の電力消費の軽減を図ったが、省電力化の手法はこれに限られるものでない。
図9は、本発明の第1の変形例の無線通信システムにおける第1の無線LAN親機と第1の無線子機との関係を表わしたものである。この変形例の無線通信システム100Aにおける第1の無線LAN親機101Aは、第1の無線子機111との通信によって親子接続状態121となっている状態で、受信した信号から電波強度と雑音強度を判別するようになっている。第1の変形例の場合には、これらの判別結果を用いて第1の無線LAN親機101Aの送信出力の制御を行う。
図10は、第1の変形例における第1の無線LAN親機の回路構成の要部を表わしたものである。この図10で図6と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。
この第1の変形例の第1の無線LAN親機101Aでは、SN比(Signal to Noise ratio)算出部311が電波強度判別部139と雑音強度判別部140の判別結果を用いて、受信したパケット信号のSN比を算出する。送信電力制御部312は、SN比算出部311の算出結果を用いて通信制御部135から送出する信号のレベルを調整する。メモリ132Aは、以上の各部を制御する制御プログラムとSN比に対する所定のしきい値および送信時の信号レベルの履歴データを格納している。主制御部133Aは、CPU131がメモリ132Aに格納された制御プログラムを実行することで、第1の無線LAN親機101Aの制御を行うようになっている。
図11は、第1の変形例における第1の無線LAN親機によるパケット信号の受信時の省電力処理の様子を表わしたものである。図11で図7と同一部分には同一のステップ番号を付している。図9および図10と共に説明する。
第1の無線LAN親機101Aは、いずれかの無線子機からのパケット信号の受信を待機している(ステップS301)。ここでは、先の実施の形態と同様に第1の無線LAN親機101Aが第1の無線子機111からパケット信号を受信するものとする。第1の無線LAN親機101Aがパケット信号を受信すると(Y)、電波強度判別部139がその信号における電波強度を判別する(ステップS202)。また、雑音強度判別部140は受信したパケット信号に含まれる雑音強度を判別する(ステップS203)。SSID抽出部141は、受信したパケット信号に含まれているSSIDを抽出する(ステップS204)。
主制御部133AはSSID抽出部141の抽出したSSIDを第1の無線LAN親機101A自身のSSID格納部138に格納されているSSIDと比較する(ステップS205)。この結果、両者が一致しない場合には(N)、受信すべき相手以外からのパケット信号の受信である。そこで、この場合には再びステップS301の処理に戻る(リターン)。
なお、第1の変形例では、ステップS301でパケット信号を受信したら(Y)、直ちにそのパケット信号に含まれているSSIDを抽出し(ステップS204)、ステップS205の比較処理を行うようにしてもよい。この場合には、受信すべき相手以外からのパケット信号の受信であるとき、ステップS202の電波強度の判別およびステップS203の雑音強度の判別についての処理を省略して、直ちに次のパケット信号の受信を待機するステップS301の処理に戻ることができる(リターン)。
ところで、抽出したSSIDから第1の無線子機111との通信であることが判別した場合(ステップS205:Y)、SN比算出部311は、電波強度と雑音強度の比としてのSN比を算出する(ステップS302)。送信電力制御部312は、算出したSN比をメモリ132Aに格納されたしきい値TH1と比較する(ステップS303)。ここでしきい値TH1は、第1の無線LAN親機101Aと第1の無線子機111が正常な通信を行う下限に近い基準値である。
SN比算出部311の算出したSN比がしきい値TH1よりも高い場合には(Y)、第1の無線LAN親機101Aから第1の無線子機111に対して送出するパケット信号の信号レベル(PL)を、以前の信号レベル(PLP)から所定量(ΔP)だけ減少させる(ステップS304)。ここで以前の信号レベル(PLP)は、直前に送出した第1の無線LAN親機101Aへのパケット信号の信号レベルであってもよいし、過去の直近の数回分の信号レベルの平均値であってもよい。
主制御部133Aは、変更後のパケット信号の信号レベル(PLP−ΔP)を今回決定したパケット信号の信号レベル(PL)としてメモリ132Aに格納し(ステップS305)、ステップS301に戻って(リターン)、次のパケット信号の受信を待機する。したがって、第1の無線LAN親機101Aは第1の無線子機111から次のパケット信号を受信してそのSN比を判別するまで、第1の無線子機111に対するパケット信号の送信レベルは今回ステップS304で決定した信号レベルとなる。
一方、ステップS303でSN比算出部311の算出したSN比がそのしきい値TH1以下であると判別した場合、主制御部133Aは第1の無線子機111に対して送出するパケット信号の信号レベル(PL)を増加させる(ステップS306)。変更後のパケット信号の信号レベル(PL)は、以前の信号レベル(PLP)に所定量(ΔP)だけ信号レベルを増加した値となる。ここで以前の信号レベル(PLP)は、直前に送出した第1の無線子機111へのパケット信号の信号レベルであってもよいし、過去の数回分の信号レベルの平均値であってもよい。
この場合も、主制御部133Aは、変更後のパケット信号の信号レベル(PLP+ΔP)を今回決定したパケット信号の信号レベル(PL)としてメモリ132Aに格納し(ステップS305)、ステップS301に戻って(リターン)、次のパケット信号の受信を待機する。したがって、第1の無線LAN親機101Aは第1の無線子機111から次のパケット信号を受信してそのSN比を判別するまで、第1の無線子機111に対するパケット信号の送信レベルは今回ステップS305で決定した信号レベルとなる。
メモリ132Aに格納する送信レベルに関する履歴データは、すべてのデータを保存する必要はなく、参照する範囲のデータのみ残して適宜上書き処理あるいは履歴データの削除を行えばよい。また、第1の無線LAN親機101Aが第1の無線子機111以外の無線子機とも並行して通信を行う場合には、通信の対象となるすべての無線子機のうちで最もSN比の低い無線子機を特定し、この無線子機を基準としてパケット信号の信号レベルを決定する。
図12は、第1の変形例で第1の無線LAN親機と第1の無線子機のみが通信を行う状況で、第1の無線子機が第1の無線LAN親機に接近することによる省電力化の様子を表わしたものである。第1の無線LAN親機101Aと第1の無線子機111が第1の距離L1だけ離れた状態で通信を行っているとする。このとき、第1の無線LAN親機101Aは、所定の信号レベルPL1で第1の無線子機111に対してパケット信号の送出を行う。
その後、第1の無線子機111が第1の無線LAN親機101Aに距離L2まで接近したとする。すると、距離の接近により、一般にはSN比が向上する。この結果、第1の無線LAN親機101Aは信号レベルPL1よりも低い信号レベルPL2でパケット信号を送出する。このように第1の無線LAN親機101Aが第1の無線子機111に対するパケット信号の信号レベルを低下させることができるので、この分だけ電力消費を減少させることができる。
以上説明した第1の変形例によれば、接続している無線子機との通信環境に応じて、第1の無線LAN親機101Aの無線送信出力を調整する。したがって、SN比がよい状況では通信レートに影響を与えない範囲で基準レベルよりも、たとえば出力レベルを数デシベル程度引き下げることができ、省電力化が可能になる。また、第1の無線子機111等の子機が第1の無線LAN親機101Aから遠く離れたような場合や、何らかの原因で通信環境が劣化してSN比が低下したような場合には、送信レベルを基準レベルまで戻すことで、通信の信頼性を確保することができる。
もちろん、第1の変形例による送信レベルの調整と、第1の無線子機111等の子機が切断状態あるいは通信可能な領域外に移動した際の先の実施の形態の省電力のための処理は、併存が可能である。また、これらの処理を併存させることで省電力化を一層図ることができる。
<発明の第2の変形例>
図13は、本発明の第2の変形例における第1の無線子機の回路構成の要部を表わしたものである。この第2の変形例による第1の無線子機111Bは、CPU401とメモリ402を備えた主制御部403を有している。メモリ402の一部には、CPU401が実行する制御プログラムが格納されている。主制御部403は、データバス等の信号伝達手段404を介して次の各部と接続されており、これらの制御を行うようになっている。
通信制御部405は、第1の無線LAN親機101(図5)との通信を行う。表示部406は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等のディスプレイや、LEDランプ等の表示デバイスを用いて各種の情報を視覚的に表示する。操作入力部407は、操作パネルやキースイッチあるいはマウス等のポインティングデバイスを用いて、操作用または保守用のデータを入力する。SSID格納部408は、無線LANにおけるネットワークの識別子を格納する。
電波強度判別部409は、第1の無線LAN親機101から受信したビーコン(Beacon)フレームの強度を判別する。ここでビーコンフレームとは、第1の無線LAN親機101が、たとえば100ミリ秒といった時間間隔で定期的に送信する管理用のフレーム信号をいう。雑音強度判別部410は、同じく第1の無線LAN親機101から受信したビーコンフレームにおける雑音の強度を判別する。SSID抽出部141は、ビーコンフレームからSSIDを抽出する。SN比算出部412は電波強度判別部409と雑音強度判別部410の判別結果を用いて、ビーコンフレームにおけるSN比を算出する。送信電力制御部413は、SN比算出部412の算出結果を用いて通信制御部405から送出する信号のレベルを調整する。
なお、第1の無線子機111Bを構成する各部のうちの主制御部403を除く部分の少なくとも一部は、CPU131がメモリ132に格納された制御プログラムを実行することによってソフトウェア的に実現する機能部によって構成することができる。
図14は、第2の変形例における第1の無線子機によるビーコンフレームの受信時の省電力処理の様子を表わしたものである。図14で図11と同一部分には同一のステップ番号を付している。図13と共に説明する。
第1の無線子機111Bは、第1の無線LAN親機101からビーコンフレームが送られてくるのを待機している(ステップS501)。ビーコンフレームを受信したら(Y)、電波強度判別部409がビーコンフレームの電波強度を判別する(ステップS202)。また、雑音強度判別部410は受信したビーコンフレームにおける雑音強度を判別する(ステップS203)。SSID抽出部411は、受信したビーコンフレームに含まれているSSIDを抽出する(ステップS204)。
主制御部403はSSID抽出部411の抽出したSSIDをSSID格納部408に格納されているSSIDと比較する(ステップS205)。この結果、両者が一致しない場合には(N)、受信すべき相手以外からのビーコンフレームの受信である。そこで、この場合には再びステップS501の処理に戻る(リターン)。
ところで、抽出したSSIDから第1の無線LAN親機101との通信であることが判別した場合(ステップS205:Y)、SN比算出部412は、SN比を算出する(ステップS302)。送信電力制御部413は、算出したSN比をメモリ402に格納されたしきい値TH2と比較する(ステップS502)。
この結果、SN比算出部412の算出したSN比がそのしきい値TH2よりも高い場合には(Y)、第1の無線子機111Bから第1の無線LAN親機101に対して送出するパケット信号の信号レベル(PL)を、以前の信号レベル(PLP)から所定量(ΔP)だけ減少させる(ステップS304)。ここで以前の信号レベル(PLP)は、直前に送出した第1の無線LAN親機101へのパケット信号の信号レベルであってもよいし、過去の直近の数回分の信号レベルの平均値であってもよい。
主制御部403は、変更後のパケット信号の信号レベル(PLP−ΔP)を今回決定したパケット信号の信号レベル(PL)としてメモリ402に格納し(ステップS305)、ステップS501に戻って(リターン)、次のビーコンフレームの受信を待機する。したがって、第1の無線子機111Bは第1の無線LAN親機101から次のビーコンフレームを受信してそのSN比を判別するまで、第1の無線LAN親機101に対するパケット信号の送信レベルは今回ステップS304で決定した信号レベルとなる。
一方、ステップS502でSN比算出部311の算出したSN比がそのしきい値TH2と等しいかそれ以下であると判別した場合、主制御部403は第1の無線LAN親機101に対して送出するパケット信号の信号レベル(PL)を増加させる(ステップS306)。変更後のパケット信号の信号レベル(PL)は、以前の信号レベル(PLP)に所定量(ΔP)だけ信号レベルを増加した値となる。ここで以前の信号レベル(PLP)は、直前に送出した第1の無線LAN親機101へのパケット信号の信号レベルであってもよいし、過去の数回分の信号レベルの平均値であってもよい。
この場合も、主制御部403は、変更後のパケット信号の信号レベル(PLP+ΔP)を今回決定したパケット信号の信号レベル(PL)としてメモリ402に格納し(ステップS305)、ステップS501に戻って(リターン)、次のビーコンフレームの受信を待機する。したがって、第1の無線子機111Bは第1の無線LAN親機101から次のビーコンフレームを受信してそのSN比を判別するまで、第1の無線LAN親機101に対するパケット信号の送信レベルは今回ステップS305で決定した信号レベルとなる。
メモリ402に格納する送信レベルに関する履歴データは、すべてのデータを保存する必要はなく、参照する範囲のデータのみ残して適宜上書き処理あるいは履歴データの削除を行えばよい。
図15は、第2の変形例で第1の無線LAN親機と第1の無線子機およびその他の無線子機としての第3の無線子機が通信を行う状態を表わしたものである。この第2の変形例の無線通信システム100Bで、第1の無線LAN親機101は、ビーコンフレームを定期的に送信し、第1の無線子機111Bと第3の無線子機113Bがこれを受信している。ここで第3の無線子機113Bは、図13に示した第1の無線子機111Bと同一の回路構成となっている。
第1の無線子機111Bは、第1の無線LAN親機101との距離L4は時間の経過と共に長くなっているものとする。この一方で、第3の無線子機113Bは、第1の無線LAN親機101の比較的近傍で、これとの距離L5を一定に保持しているものとする。このような場合、第3の無線子機113Bは、第1の無線LAN親機101との距離L5が変化しないので、SN比も距離との関係では変動せず、第1の無線LAN親機101に対する信号レベルPL5が一定している。
一方、第1の無線子機111Bは、時間の経過と共に距離L4が長くなっている。このため、SN比が距離L4の増加と共に低下する。この結果、図13に示した送信電力制御部413は第1の無線子機111Bの無線送信出力を距離L4の変化に応じて増加する。これは、それぞれの距離L4、L5に応じて第1の無線子機111Bおよび第3の無線子機113Bが第1の無線LAN親機101にのみ依存して、他の無線子機に依存することなく、無駄のない無線送信出力でパケット信号の送信を行うことを意味する。この結果、本発明の第2の変形例では、第1の無線子機111Bと第3の無線子機113Bの双方がSN比との関係で共に省電力化を達成することになる。
<発明の第3の変形例>
図16は、本発明の第3の変形例における無線通信システムの構成を表わしたものである。この図で図5と同一部分には同一の符号を付しており、適宜説明を省略する。第3の変形例の無線通信システム100Cでは、第1の無線LAN親機101と第3の無線LAN親機103がそれぞれ予め定められた第1の位置と第3の位置に固定された状態で配置されている。第3の無線LAN親機103は、第1の無線LAN親機101と同一の回路構成となっている(図6参照)。第1の無線LAN親機101と第3の無線LAN親機103は、先の実施の形態で説明したように接続状態の無線子機が存在しない状態で時間t1を超える時間が経過すると、共に省電力モードに移行して、図6に示した表示部136を構成するディスプレイやLEDの表示を停止するようになっている。
更に第3の変形例における無線通信システム100Cでは、第1の無線子機111が第1の無線LAN親機101のカバーするエリアと第3の無線LAN親機103のカバーするエリアの間を移動するとき、ローミング機能によって接続先を切り替えるようになっている。したがって、たとえば第1の無線子機111は、第1の無線LAN親機101との通信環境が悪化したような場合に、第3の無線LAN親機103との通信に切り替えることができる。このとき、第1の無線子機111と接続していた第1の無線LAN親機101は、接続先がなくなり、省電力モードに移行する。また、第3の無線LAN親機103の方は第1の無線子機111が接続するまでの間、省電力モードとなっている。したがって、第1の無線LAN親機101と第3の無線LAN親機103が共にこれらの表示部136を連続的に駆動している場合と比べると、無線通信システム100C全体の省電力化を図ることができる。
第3の変形例では、このために第1の無線LAN親機101と第3の無線LAN親機103のそれぞれがネットワークの識別子として同一のSSID(ABCDE)をSSID格納部138(図6参照)に格納している。第1の無線子機111が時刻T1の時点で第1の無線LAN親機101の近傍に位置し、時刻T2から移動を開始して時刻T3に第1の無線LAN親機101と第3の無線LAN親機103のほぼ中間点に位置したとする。また、時刻T4には第3の無線LAN親機103の近傍まで移動したものとする。ここで、第1の無線子機111が第1の無線LAN親機101の近傍に位置するとき、第3の無線LAN親機103は第1の無線子機111と通信することができないものとする。
また、第1の無線子機111が第3の無線LAN親機103の近傍に位置するとき、第1の無線LAN親機101は第1の無線子機111と通信することができないものとする。更に、第1の無線子機111が第1の無線LAN親機101と第3の無線LAN親機103の中間位置に存在するとき、第1の無線LAN親機101と第3の無線LAN親機103のいずれにも通信が可能であるものとする。
この例の場合、第1の無線子機111は時刻T1から時刻T4までのいずれの時点でも接続要求信号123を送出することによって、応答信号124を継続的に受信することができる。この一方で、時刻T1から時刻T3の手前の所定の時点まで第3の無線LAN親機103は第1の無線子機111と通信を行えないので、省電力状態に保たれる。時刻T3を超えて時刻T4に至る前の所定時点以後は第1の無線LAN親機101が第1の無線子機111と通信を行えない状態となって、省電力状態に保たれることになる。
なお、第3の変形例では、第1の無線子機111が第1の無線LAN親機101と第3の無線LAN親機103の2台の無線LAN親機の間でローミング機能によって接続先を切り替えたが、これに限るものではない。すなわち、更に多くの無線LAN親機を間隔を置いて配置し、これらのSSIDを同一にして、より広範囲の地域でローミングによる接続先の切り替えを実現するようにしてもよい。
<発明の第4の変形例>
図17は、本発明の第4の変形例における無線通信システムの第1の無線LAN親機の要部を表わしたものである。第1の無線LAN親機101Dの装置本体を構成する筐体601内部には回路基板602が配置されており、たとえば図6で示したような回路を構成する各種の部品が搭載されている。回路基板602と筐体601の側壁601Aに配置されたLANポート(LAN端子)603の間には、複数本からなるLANケーブル接続用ケーブル604が配置されている。また、LANポート603の近傍の側壁601A部分には、LANケーブル接続確認用のLED(Light Emitting Diode)605が配置されている。このLED605と回路基板602の間には、LED駆動用ケーブル606が接続されている。
LANポート603には、ツイストペアケーブル611の先端にモジュラプラグ612を固定したLANケーブル613が装着されるようになっている。LANケーブル613のモジュラプラグ612をLANポート603の図示しない凹部に挿入してLANケーブル接続用ケーブル604との電気的な接続が行われると、回路基板602側でこれを検出する。このLANケーブル613の装着が検出されている状態で、省電力モードでなければ、回路基板602からLED駆動用ケーブル606に所定の駆動信号が供給され、LED605の点灯が行われるようになっている。
図18は、第4の変形例における第1の無線LAN親機の回路構成の要部を表わしたものである。この図18で図6と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。
第1の無線LAN親機101Dの表示部136は、図17に示したLED605を備えている。また、CPU131とメモリ132Dを備えた主制御部133Dは、図6に示した各種の回路装置を制御する他に、LANケーブル挿抜検知部621の制御も行うようになっている。LANケーブル挿抜検知部621は、図17に示したLANポート603に対するモジュラプラグ612の装着の有無を検知する。メモリ132Dには、LED605の点灯制御も加えた制御プログラムが格納されている。
図19は、第4の変形例における第1の無線LAN親機内のLEDの点灯制御の様子の概要を表わしたものである。図17および図18と共に説明する。
LANケーブル挿抜検知部621は、モジュラプラグ612の装着によってLANケーブル613が第1の無線LAN親機101Dに接続されたかをチェックしている(ステップS701)。このようなチェックは、LANポート603にモジュラプラグ612の装着を検知する機械的あるいは光学的なセンサを設けることによって可能である。また、モジュラプラグ612側にジャンパ線を取り付けておき、LANケーブル接続用ケーブル604を介して回路基板602側でLANケーブル613の電気的な接続を確認することもできる。
LANケーブル613が第1の無線LAN親機101Dに接続されると(ステップS701:Y)、LED駆動用ケーブル606によってLED605が駆動されて点灯する(ステップS702)。この後、主制御部132Dは、先の実施の形態で説明した図7のステップS212による表示部136の表示中止指示(ステップS703)と、LANケーブル613の抜き取り(ステップS704)のいずれかが発生するのを待機する。これらのいずれも発生しない間は(ステップS703:N、ステップS704:N)、LED605の点灯(点滅も含む)が継続する。
主制御部132Dから表示部136の表示中止の指示が出力されたり(ステップS703:Y)、LANケーブル613の抜き取りが行われると(ステップS704:Y)、LED605の点灯(点滅も含む)が終了する(リターン)。そして、再びステップS701によるLANケーブル613の接続を待機する状態に戻ることになる。表示部136の表示中止の指示は、図7より、タイマ回路142が時間t1を超えて計時動作を行った場合に出力される。
以上説明した第4の変形例によれば、LANケーブル613が接続された状態でも第1の無線LAN親機101Dは無線子機がいずれも接続されていない状態が時間t1を超えて継続すると、LED605を消灯する。これにより、第1の無線LAN親機101DからLANケーブル613が抜き取られた場合と共に、LED605の消灯による省電力化を図ることができる。しかも、消灯の制御はタイマ回路142の計時処理も含めてソフトウェアで処理することができ、部品の増加によるコストアップを避けることができる。
以上説明した実施の形態および各種の変形例では、無線LAN親機と無線子機を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。本発明は、無線で親機と子機が接続される各種の態様に適用することができる。また、省電力の対象は、LEDや液晶ディスプレイ等の表示部に限定されるものでもないことは当然である。
10、21 通信装置
11、21a 特定信号受信手段
12、21b 識別子抽出手段
13、21c 識別子判別手段
14、21d 計時手段
15、21e 計時リセット手段
16、21f 省電力手段
20、 100、100A、100B、100C 無線通信システム
22 子機
30 通信方法
31 特定信号受信ステップ
32 識別子抽出ステップ
33 識別子判別ステップ
34 計時ステップ
35 計時リセットステップ
36 省電力ステップ
40 通信プログラム
41 特定信号受信処理
42 識別子抽出処理
43 識別子判別処理
44 計時処理
45 計時リセット処理
46 省電力処理
101、101A、101D 第1の無線LAN親機
102 第2の無線LAN親機
103 第3の無線LAN親機
111、111B 第1の無線子機
131、401 CPU
132、132A、132D、402 メモリ
133、133A、133D、403 主制御部
135、405 通信制御部
136、406 表示部
138、408 SSID格納部
139、409 電波強度判別部
140、410 雑音強度判別部
141、411 SSID抽出部
142 タイマ回路
311、412 SN比算出部
312、413 送信電力制御部
603 LANポート
605 LED
612 モジュラプラグ
613 LANケーブル
621 LANケーブル挿抜検知部
11、21a 特定信号受信手段
12、21b 識別子抽出手段
13、21c 識別子判別手段
14、21d 計時手段
15、21e 計時リセット手段
16、21f 省電力手段
20、 100、100A、100B、100C 無線通信システム
22 子機
30 通信方法
31 特定信号受信ステップ
32 識別子抽出ステップ
33 識別子判別ステップ
34 計時ステップ
35 計時リセットステップ
36 省電力ステップ
40 通信プログラム
41 特定信号受信処理
42 識別子抽出処理
43 識別子判別処理
44 計時処理
45 計時リセット処理
46 省電力処理
101、101A、101D 第1の無線LAN親機
102 第2の無線LAN親機
103 第3の無線LAN親機
111、111B 第1の無線子機
131、401 CPU
132、132A、132D、402 メモリ
133、133A、133D、403 主制御部
135、405 通信制御部
136、406 表示部
138、408 SSID格納部
139、409 電波強度判別部
140、410 雑音強度判別部
141、411 SSID抽出部
142 タイマ回路
311、412 SN比算出部
312、413 送信電力制御部
603 LANポート
605 LED
612 モジュラプラグ
613 LANケーブル
621 LANケーブル挿抜検知部
Claims (8)
- 所定の端末から周期的に送信される特定信号を受信する特定信号受信手段と、
この特定信号受信手段の受信する信号から所定の識別子を抽出する識別子抽出手段と、
この識別子抽出手段の抽出した識別子が前記所定の端末と組となる通信相手との間で予め規定した特定識別子であるか否かを判別する識別子判別手段と、
この識別子判別手段が前記特定識別子でないと判別したとき前記特定信号の送信される周期よりも長い所定時間の計時を開始する計時手段と、
この計時手段の計時中に前記識別子判別手段が特定識別子であると判別したときその計時をリセットする計時リセット手段と、
前記計時手段が前記所定時間の計時を完了したとき、予め定めた電力消費を抑える省電力手段
とを具備することを特徴とする通信装置。 - 前記特定信号受信手段の受信する前記特定信号の強度を判別する信号強度判別手段と、
前記特定信号に含まれる雑音成分の強度を判別する雑音強度判別手段と、
前記信号強度判別手段の判別した信号の強度と雑音強度判別手段の判別した雑音強度の比であるSN比を算出するSN比算出手段と、
このSN比算出手段の算出したSN比を正常な通信を行う下限に近い所定の基準値と比較する比較手段と、
この比較手段によって前記SN比算出手段の算出したSN比が前記所定の基準値以下であるとき信号の送出レベルを増加する信号レベル増加手段と、
前記比較手段によって前記SN比算出手段の算出したSN比が前記所定の基準値を超えるとき信号の送出レベルを減少させる信号レベル減少手段
とを具備することを特徴とする請求項1記載の通信装置。 - 前記SN比算出手段の算出したSN比は、過去に送信した信号の直近の数回分の信号レベルの平均値であることを特徴とする請求項2記載の通信装置。
- 特定の装置が装着されたことを検知する装着検知手段と、この装着検知手段が装着を検知したときこれを示す点灯を開始する発光ダイオードとを備え、前記省電力手段は、前記計時手段が前記所定時間の計時を完了したとき前記発光ダイオードを消灯する消灯手段を更に具備することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
- 請求項1〜請求項4いずれかに記載の複数の通信装置と、
これら複数の通信装置のいずれかを親機として前記特定信号を無線で送信する子機
とを具備することを特徴とする無線通信システム。 - 前記複数の通信装置は、前記子機の移動する範囲内のそれぞれ異なった位置に配置されており、それぞれの通信装置は無線ネットワーク上で互いに同一の識別子を前記特定識別子として有する設定になっていることを特徴とする請求項5記載の無線通信システム。
- 所定の端末から周期的に送信される特定信号を受信する特定信号受信ステップと、
この特定信号受信ステップで受信する信号から所定の識別子を抽出する識別子抽出ステップと、
この識別子抽出ステップで抽出した識別子が前記所定の端末と組となる通信相手との間で予め規定した特定識別子であるか否かを判別する識別子判別ステップと、
この識別子判別ステップで前記特定識別子でないと判別したとき前記特定信号の送信される周期よりも長い所定時間の計時を開始する計時ステップと、
この計時ステップによる計時中に前記識別子判別ステップで特定識別子であると判別したときその計時をリセットする計時リセットステップと、
前記計時ステップで前記所定時間の計時を完了したとき、予め定めた電力消費を抑える省電力ステップ
とを具備することを特徴とする通信方法。 - コンピュータに、
所定の端末から周期的に送信される特定信号を受信する特定信号受信処理と、
この特定信号受信処理で受信する信号から所定の識別子を抽出する識別子抽出処理と、
この識別子抽出処理で抽出した識別子が前記所定の端末と組となる通信相手との間で予め規定した特定識別子であるか否かを判別する識別子判別処理と、
この識別子判別処理で前記特定識別子でないと判別したとき前記特定信号の送信される周期よりも長い所定時間の計時を開始する計時処理と、
この計時処理による計時中に前記識別子判別処理で特定識別子であると判別したときその計時をリセットする計時リセット処理と、
前記計時処理で前記所定時間の計時を完了したとき、予め定めた電力消費を抑える省電力処理
とを実行させることを特徴とする通信プログラム。
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