JP2010287039A - コンテンツ配信システムおよびコンテンツ配信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動端末に提供するコンテンツ配信サービスにおける品質の劣化防止または向上を図る。
【解決手段】1つ以上の物理インタフェースを有する移動端末1と無線通信を行う基地局2と通信ネットワーク4を介して接続されている接続情報サーバ3は、少なくとも移動端末が基地局との接続に用いている物理インタフェースの情報を含む接続情報を保持する接続情報保持手段31を含む。基地局2は、移動端末との間の接続状態が変化すると、接続情報サーバ3にその移動端末1についての接続情報を更新させる接続情報更新手段21を含む。コンテンツサーバ5は、接続情報サーバ3からコンテンツの配信を要求された移動端末1についての接続情報を取得する接続情報取得手段51と、接続情報取得手段51により取得された接続情報に基づき、コンテンツの配信を制御するコンテンツ配信制御手段52とを含む。
【選択図】図13

Description

本発明は、移動端末にコンテンツの配信を行うコンテンツ配信システムおよびコンテンツ配信方法に関する。
近年、無線アクセス網やそれに接続する移動端末の多様化が進んでいる。移動端末にコンテンツの配信を行うコンテンツ配信システムにおいては、このように多様化が進む無線アクセス網や移動端末を考慮し、各移動端末の接続状態に適したコンテンツの配信が行われることが好ましい。
例えば、特許文献1には、コンテンツサーバが、取得したMS情報によって示される移動端末の特性に基づいてコンテンツサービスを提供するコンテンツ配信システムの一例が記載されている。
特開2008−92575号公報
しかし、特許文献1では、MS情報として移動端末に関するコーデック情報、解像度情報、タイプ情報、ディスプレイ装置情報およびメモリ情報を用いることを提案している。これらの情報は、いずれも移動端末の表示性能に関する情報であって、移動端末の持つ物理インタフェースの数や帯域、無線の種類といった接続状態に関する情報を含んでいない。従って、特許文献1に記載されているシステムでは、移動端末の接続状態に適したコンテンツの配信を行うことができないという問題があった。
例えば、動画のストリーミング配信やコンテンツのダウンロードなどのサービスにおいて、接続しているインタフェースの数や帯域、種類などに応じて画質や速度を動的に調節されることが好ましいと考えられるが、特許文献1に記載のシステムではそのような対応はできない。例えば、低速なインタフェースだけでサービスを受けている状況から高速なインタフェースを追加して新たなネットワーク接続を得られた場合に、配信側でそのような接続状態の変化(接続インタフェースの追加)が認識されていなければ、以前のままの低速向けのサービスしか提供されずに性能に見合ったサービスが受けられないことになる。また、例えば、高速インタフェースを低速インタフェースに変更した場合に、配信側でそのような接続状態の変化(接続インタフェースの変化)が認識されていなければ、以前のままの高速向けのサービスが提供されることによりデータロスが発生するなどして、結果としてサービスの品質が劣化する可能性がある。
このように、移動端末の接続状態を考慮せずにコンテンツの配信制御が行われると、移動端末の接続状態に対してサービス品質の追従がなされずに、ユーザが受けるサービス品質が劣化したり、受けられるサービス品質よりも劣るサービスしか受けることができないといった問題が生じる可能性がある。
そこで、本発明は、移動端末に提供するコンテンツ配信サービスにおける品質の劣化防止または向上を図ることを目的とする。
本発明によるコンテンツ配信システムは、1つ以上の物理インタフェースを有する移動端末が物理インタフェースを用いて無線通信を行う基地局と、少なくとも基地局を備える通信システム内の通信ネットワークにより基地局と接続されている接続情報サーバと、移動端末にコンテンツを配信するコンテンツサーバとを備え、接続情報サーバは、少なくとも移動端末が基地局との接続に用いている物理インタフェースの情報を含む接続情報を保持する接続情報保持手段を含み、基地局は、移動端末との間の接続状態が変化すると、接続情報サーバに、当該移動端末についての接続情報を更新させる接続情報更新手段を含み、コンテンツサーバは、接続情報サーバから、コンテンツの配信を要求された移動端末についての接続情報を取得する接続情報取得手段と、接続情報取得手段により取得された接続情報に基づき、コンテンツの配信を制御するコンテンツ配信制御手段とを含むことを特徴とする。
また、本発明によるコンテンツ配信方法は、1つ以上の物理インタフェースを有する移動端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信方法であって、移動端末が物理インタフェースを用いて無線通信を行う基地局が、移動端末との間の接続状態が変化すると、当該基地局を備える通信システム内の通信ネットワークに接続されている接続情報サーバに保持されている接続情報であって少なくとも移動端末が基地局との接続に用いている物理インタフェースの情報を含む情報である接続情報を更新する接続情報更新ステップと、移動端末にコンテンツを配信するコンテンツサーバが、接続情報サーバから、コンテンツの配信を要求された移動端末についての接続情報を取得する接続情報取得ステップと、コンテンツサーバが、取得された接続情報に基づき、コンテンツの配信を制御するコンテンツ配信制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明によれば、移動端末に提供するコンテンツ配信サービスにおける品質の劣化防止または向上を図ることができる。
第1の実施形態のコンテンツ配信システムの構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態のコンテンツ配信システムの機能ブロックの構成例を示す説明図である。 接続情報の例を示す説明図である。 パケット転送手段501が保持する経路表の例を示す説明図である。 第1の実施形態のコンテンツ配信システムの動作例を示すシーケンス図である。 第2の実施形態のコンテンツ配信システムの構成例を示すブロック図である。 第2の実施形態のコンテンツ配信システムの動作例を示すシーケンス図である。 第3の実施形態のコンテンツ配信システムの構成例を示すブロック図である。 フロー転送情報の例を示す説明図である。 フロー転送情報の他の例を示す説明図である。 フロー転送情報の他の例を示す説明図である。 第3の実施形態のコンテンツ配信システムの動作例を示すシーケンス図である。 本発明の概要を示すブロック図である。
実施形態1.
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態のコンテンツ配信システムの構成例を示すブロック図である。図1に示すコンテンツ配信システムは、移動端末20と、基地局60(より具体的には、基地局60a,60b)と、接続情報サーバ30と、コンテンツサーバ10と、インタフェースサーバ40と、ゲートウェイ50とを備える。
なお、図1に示すように、基地局60とゲートウェイ50と接続情報サーバ30とインタフェースサーバ40は、移動端末20が属する通信システムが構築する通信ネットワーク200内のノードとしてそれぞれ接続されているものとする。また、本実施形態では、コンテンツサーバ10は、通信ネットワーク200の外部ネットワークであるインターネット100に接続されているものとする。また、本実施形態では、インターネット100と通信ネットワーク200との相互接続のために、インタフェースサーバ40とゲートウェイ50とが設けられている。
また、図2は、図1に示すコンテンツ配信システムの機能ブロックの構成例を示す説明図である。
移動端末20は、1つ以上の物理インタフェース(図示せず。)を備え、それらを利用して基地局60と接続および接続の切断を行う。なお、移動端末20が複数の物理インタフェースを備える場合には、これらの物理インタフェースは上位レイヤ(より具体的には、移動端末20の通信を司るレイヤ層において物理インタフェースの上位レイヤに相当するプログラム群をいう。)からは、1つの仮想インタフェースとして認識される。
その際、移動端末20の通信アドレス(例えば、IPアドレス)は、通信ネットワーク200内のノードによって管理され、通信ネットワーク200との接続・切断の前後で同一に保たれる。複数の物理インタフェースを持つ移動端末に対してこのような移動管理を行うには、例えば、Proxy Mobile IPv6に対してMultipul Care−of Addresses Registration相当の拡張を施すことで実現可能である。
基地局60は、移動端末20が属する通信システムが備える基地局であって、移動端末20との間で無線リンクを形成し、無線通信により各種情報のやり取りを行う。なお、図1に示す例では、基地局60aと基地局60bの2つの基地局60を例示しているが、基地局の数は2つに限られない。本実施形態において、基地局60は、接続情報更新手段601を含む。
接続情報更新手段601は、移動端末20との接続状態(ここでは、接続中または切断中のいずれかの状態をいう。)が変化すると、接続情報サーバ30が保持している当該移動端末20の接続情報を更新する。すなわち、移動端末20との間で無線リンクを確立した場合すなわち移動端末20と接続中となった場合、または移動端末20との間で確立された無線リンクを解消した場合すなわち移動端末20と切断となった場合に、接続情報サーバ30が保持している当該移動端末20の接続情報を更新する。
接続情報サーバ30は、各移動端末20の接続情報を管理するサーバ装置であって、接続情報保持手段301を含む。接続情報保持手段301は、通信ネットワーク200における移動端末20の接続状態に関する情報である接続情報を保持する。接続情報は、例えば、移動端末20が接続しているまたは備えている物理インタフェースの数、インタフェース毎の状態(接続中または切断中)、通信帯域、3GやWiFiなどの無線接続種別を含んでいてもよい。
図3は、接続情報の例を示す説明図である。図3に示すように、接続情報は、例えば移動端末の識別子と、その移動端末で接続中の物理インタフェースの識別子と通信帯域と無線種別とを含む情報であってもよい。図3に示す例では、「物理インタフェースの数」という項目を直接設けてはいないが、移動端末の識別子とその移動端末で接続中の物理インタフェースの識別子(例えば、MACアドレス等)を項目として設けることにより、移動端末20との通信において現在使用可能な物理インタフェースの数を計数可能としている。
例えば、物理インタフェースの識別子については、移動端末20が基地局60への接続または切断の際に通知するようにしてもよい。なお、移動端末20が基地局60へ通知する物理インタフェースの識別子は明示的なものでなくてもよい。例えば、移動端末20のレイヤ2でのリンク確立時に得られるものを利用してもよい。基地局60では、例えば、移動端末20とのリンクを確立する際に移動端末20から通知を受けた物理インタフェースの識別子を、移動端末20が接続中となったときに接続情報サーバ30に通知してもよい。
また、無線種別については接続時に基地局60側で判別すればよい。また、通信帯域については、基地局60が判別した無線種別から推定するようにしてもよい。または、基地局60が配下に接続している端末数や混雑具合などのパラメータをもとに推定することも可能である。このように、全ての項目を移動端末20が通知せずに、基地局60に判別または推定させることにより、移動端末20がシグナリングに関わる程度を低くすることができるという利点がある。
図3に示す例では、識別子が「MN1」である移動端末20について、通信帯域が2Mbpsであり無線種別がWiFiである物理インタフェースIF1_1と、通信帯域が384Kbpsであり無線種別が3Gである物理インタフェースIF1_2とを用いて通信ネットワーク200に接続していることが示されている。また、識別子が「MN2」である移動端末20について、通信帯域が10Mbpsであり無線種別がWiMAXである物理インタフェースIF2_1を用いて通信ネットワーク200に接続していることが示されている。以下、識別子が「MN1」である移動端末20のことを移動端末MN1と記す場合がある。同様に、識別子が「MN2」である移動端末20のことを移動端末MN2と記す場合がある。
コンテンツサーバ10は、移動端末20からの要求を受けてコンテンツの配信を行うサーバ装置であって、接続情報取得手段101とコンテンツ配信制御手段102とを含む。
接続情報取得手段101は、インタフェースサーバ40に要求することにより、接続情報サーバ30が保持している接続情報を取得する。接続情報取得手段101は、少なくともコンテンツ配信の要求を受けた移動端末20についての接続情報を取得する。
コンテンツ配信制御手段102は、接続情報取得手段101により取得された接続情報に基づいて、コンテンツの配信を制御する。コンテンツ配信制御手段102は、接続情報によって示される移動端末20の接続状態に適した方法でコンテンツが配信されるよう、転送データのサイズや速度を調節する。
インタフェースサーバ40は、通信ネットワーク200内において、外部ネットワークに向けて提供する機能の受け付け窓口となるサーバ装置であって、外部要求受付手段401を含む。外部要求受付手段401は、通信ネットワーク200の外部からの要求を受け、通信ネットワーク200の構成要素(各種サーバ)の情報の変更、情報の取得などを行う。本実施形態では、主にコンテンツサーバ10と接続情報サーバ30との間のメッセージ交換を中継する。より具体的には、コンテンツサーバ10からの要求に応じて、接続サーバ30に対して指定された移動端末20の接続情報を取得し、取得した接続情報をコンテンツサーバ10に送信する。
本実施形態では、接続情報サーバ30に対する接続情報の取得は、コンテンツサーバ10から受け付けた要求メッセージの内容を、当該通信ネットワーク200の通信プロトコルにおける要求メッセージに変換して送信することにより要求し、その応答を受信することにより行う。接続情報サーバ30に対する接続情報の取得方法として、直接接続情報サーバ30にアクセスして接続情報を読み出したり、別途定義された要求メッセージを送信することも可能である。
ゲートウェイ50は、通信ネットワーク200とインターネット100とを相互接続するためのゲートウェイ装置であって、パケット転送手段501を含む。パケット転送手段501は、プロトコル変換や宛先とされた移動端末の接続基地局への転送などを行う。例えば、移動端末20の移動管理をProxy Mobile IP(PMIP)で行う場合にはLMA(Local Mobility Anchor)相当の機能を有する。すなわち、ゲートウェイ50は、移動端末20に一意に割り当てられるホームアドレスおよび移動端末の固定識別子と、移動先で取得されるケアオブアドレスおよび移動場所の識別子(基地局の識別子等)とを対応づけた経路表を管理(保持、更新)し、宛先とされた移動端末の接続基地局を転送先として特定する機能を有する。
移動端末20とコンテンツサーバ10との間の通信は、ゲートウェイ50を経由して行われ、コンテンツサーバ10から移動端末20宛てに送られるパケットは、ゲートウェイ50が管理する経路表に基づき、その移動端末20が属する基地局60に転送されて、移動端末20に送信される。
また、パケット転送手段501は、移動端末20が複数の物理インタフェースを利用して通信ネットワーク200に接続している場合には、移動端末20に対する経路表の複数のエントリに基づき、当該移動端末20に対応づけられた複数の転送先に対して分散してパケットを転送する。
図4は、パケット転送手段501が保持する経路表の例を示す説明図である。図4に示すように、パケット転送手段501では、アドレス(プレフィックス)と転送先との対応関係に加えて、そのアドレスがどの移動端末のどのインタフェースのものかを区別できるような情報を保持する。これらの情報は、例えば、PMIPの位置管理規則に従って移動端末のハンドオーバーや接続、切断の際に適宜更新される。
パケット転送手段501は、パケットの送信先のアドレスからどの移動端末20宛てかを判別し、さらにその移動端末が有しているどの物理インタフェースを受信インタフェースとするかを判断する。なお、転送先基地局がパケットのアドレスと移動端末との対応関係を関知していない場合には、ゲートウェイ50と基地局60間にトンネルをはり、どの移動端末に対するパケットかをトンネルパケットのヘッダに埋め込むことで対応すればよい。
パケット転送手段501によるパケットの分散処理は、例えば、同じ移動端末20に対するパケットの受信インタフェースをラウンドロビンなどの方式を用いて振り分けることにより行ってもよい。また、物理インタフェースの無線種別が異なる場合には、無線種別より特定される帯域を基に分散の割合を変更してもよい。
本実施形態において、接続情報取得手段101およびコンテンツ配信制御手段102は、例えばコンテンツサーバ10が備えるCPU等のプログラムに従って動作するデータ処理装置によって実現される。また、接続情報保持手段301は、例えば接続情報サーバ30が備える記憶装置によって実現される。また、外部要求受付手段401は、例えばインタフェースサーバ40が備えるCPU等のプログラムに従って動作するデータ処理装置によって実現される。パケット転送手段501は、例えばゲートウェイ50が備えるCPU等のプログラムに従って動作するデータ処理装置によって実現される。また、接続情報更新手段601は、例えば基地局60が備えるCPU等のプログラムに従って動作するデータ処理装置によって実現される。
次に、本実施形態の動作について説明する。図5は、本実施形態のコンテンツ配信システムの動作例を示すシーケンス図である。図5に示す例では、移動端末20が基地局60と接続または切断されると(ステップS101)、基地局60の接続情報更新手段601は、接続情報サーバ30にその移動端末20についての接続情報の内容を更新するためのメッセージを送信する(ステップS102)。例えば、接続情報更新手段601は、接続中または切断中を示す状態値とともに、移動端末20の識別子と、接続中への移行の場合には当該接続に用いられている物理インタフェースの情報(識別子、通信帯域、無線種別など)を含む接続情報更新要求を接続情報サーバ30に送信してもよい。
接続情報サーバ30は、基地局60から送信される接続情報更新要求を受信し、その接続情報更新要求に含まれる情報に基づき、接続情報保持手段301に保持している接続情報を更新する。
また、移動端末20は、コンテンツサーバ10にコンテンツの配信を要求する(ステップS103)。移動端末20は、例えば、送信先の識別子としてコンテンツサーバ10の識別子を含み、送信元の識別子として移動端末20の識別子を含むコンテンツ配信要求を基地局60に送信することによって、コンテンツサーバ10にコンテンツの配信を要求する。移動端末20の識別子には、IPアドレスや通信ネットワーク200に接続する際に利用するユーザID、接続の度に発行される一時的なIDのいずれかを用いることができる。
コンテンツ配信要求を受け付けたコンテンツサーバ10では、接続情報取得手段101が、その要求に含まれる移動端末20の識別子から移動端末20の接続する通信ネットワーク200を特定し、その通信ネットワーク200のインタフェースサーバ40に対して、該移動端末20の接続情報を要求する(ステップS104)。接続情報取得手段101は、例えば、移動端末20の識別子を含む接続情報要求をインタフェースサーバ40に送信することによって、コンテンツを要求した移動端末20の接続情報を要求する。
インタフェースサーバ40の外部要求受付手段401は、接続情報要求を受信すると、接続情報サーバ30から指定された移動端末20の接続情報を取得し(ステップS105)、取得した接続情報をコンテンツサーバ10に接続情報応答として送信する(ステップS106)。外部要求受付手段401は、例えば指定の移動端末20の接続情報を要求する旨のメッセージを接続情報サーバ30に送信することにより、応答として接続情報を受信してもよいし、通信ネットワーク200を介してデータベースアクセスプロトコル等を用いて接続情報サーバ30の接続情報保持手段301にアクセスし、該当する接続情報を読み出してもよい。
インタフェースサーバ40から接続情報応答を受信したコンテンツサーバ10では、コンテンツ配信制御手段102が、応答により取得された接続情報に基づき、コンテンツの配信制御を行う(ステップS107)。なお、ステップS104〜S107までの一連の処理は、コンテンツ配信中に定期的に行ってもよい。
コンテンツ配信制御手段102が行うコンテンツの配信制御の例としては、接続情報によって示される移動端末20との通信で利用可能な帯域(利用帯域)に従って、データの送信レートを増減させることが挙げられる。例えば、ストリーミング配信であれば、ビットレートを利用帯域に合わせてもよい。また、階層符号化されたストリーミングを配信する場合には、拡張レイヤの送信を制御することで、基本レイヤのデータロスを抑える制御を行ってもよい。例えば、利用帯域が十分でないと判断したときに、拡張レイヤの送信を停止し、基本レイヤのみを送信するようにしてもよい。
このような配信制御により、安定した動画配信などを行うことができる。また、コンテンツサーバ10から通信ネットワーク200内に送られる不要なデータの送信を抑制することができる。
以上のように、本実施形態によれば、ゲートウェイ50が分散パケット転送を行うとともに、コンテンツサーバ10が配信先である移動端末20の接続情報を利用して、移動端末20のその時々の接続状態に適したコンテンツ配信制御を行うことができるので、移動端末に提供するコンテンツ配信サービスにおける品質の劣化防止または向上を図ることができる。
例えば、接続するインタフェースの追加や変更に応じて、コンテンツの配信サービスにおける画質や速度などの品質を追従させることができる。
実施形態2.
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図6は、本実施形態のコンテンツ配信システムの構成例を示すブロック図である。図6に示すコンテンツ配信システムは、図2に示す第1の実施形態と比べて、接続情報サーバ30とコンテンツサーバ10とインタフェースサーバ40の機能が異なる。以下、それぞれ接続情報サーバ31、コンテンツサーバ11、インタフェースサーバ41のように新たな符号を付して区別する。なお、他の構成要素については第1の実施形態と同様であり、第1の実施形態と同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
本実施形態において、接続情報サーバ31は、さらに接続情報通知手段311を含む。接続情報通知手段311は、インタフェースサーバ41に対して、コンテンツサーバ11に向けた接続情報更新通知を行う。この接続更新通知は、通知の有効/無効を移動端末毎に管理する設定情報に基づき行う。すなわち、有効と設定されている移動端末の接続情報が更新されたときに、インタフェースサーバ41に対して自発的に接続情報の通知を行う。
また、コンテンツサーバ11は、接続情報取得手段101に代えて接続情報更新通知要求手段111を含む。接続情報更新通知要求手段111は、インタフェースサーバ41に要求することにより、接続情報サーバ31に対して、接続情報の更新通知を要求する。この要求は、インタフェースサーバ41に接続情報更新通知要求を送信することにより行う。
また、インタフェースサーバ41は、外部要求受付手段411を含む。本実施形態の外部要求受付手段411は、第1の実施形態における外部要求受付手段401の機能に加えて、コンテンツサーバ11から接続情報更新通知要求を受けた場合に、接続情報サーバ31に対して接続更新通知の設定を行う。なお、設定処理が完了したタイミングで、通知設定の成否を接続更新通知応答としてコンテンツサーバ11に返信してもよい。その際、現在の接続情報を含めてもよい。また、接続情報サーバ31から接続情報の更新通知を受けた場合に、コンテンツサーバ11に対して更新された接続情報を送信する。
本実施形態において、接続情報通知手段311は、例えば接続情報サーバ31が備えるCPU等のプログラムに従って動作するデータ処理装置によって実現される。また、接続情報更新通知要求手段111は、コンテンツサーバ11が備えるCPU等のプログラムに従って動作するデータ処理装置によって実現される。なお、他の点に関しては第1の実施形態と同様である。
次に、本実施形態の動作について説明する。図7は、本実施形態のコンテンツ配信システムの動作例を示すシーケンス図である。図7に示す例では、移動端末20からのコンテンツサーバ11へのコンテンツの配信要求後(ステップS103)、コンテンツサーバ11の接続情報更新通知要求手段111は、インタフェースサーバ41に対して、接続情報の更新通知を要求する旨のメッセージである接続更新通知要求を送信する(ステップS111)。接続更新通知要求には、例えば、要求元の識別子としてコンテンツサーバ11の識別子と、どの移動端末についての接続情報の更新を通知するかの指定として移動端末の識別子とを含めてもよい。
接続更新通知要求を受信したインタフェースサーバ41の外部要求受付手段411は、接続情報サーバ31に対して、指定された移動端末20の接続情報に変更があった場合に接続情報を通知をするように設定を行う。ここでは、接続情報サーバ31に、接続情報の更新通知を設定する旨のメッセージである接続更新通知設定を送信する(ステップS112)。この設定により、接続情報サーバ31では、設定情報として指定された移動端末20について更新通知が有効である旨、およびその接続情報の通知先としてコンテンツサーバ11の識別子(IPアドレスまたはホスト名)が保持される。
このような設定処理が完了したタイミングで、インタフェースサーバ41の外部要求受付手段411は、接続更新通知設定の成否をコンテンツサーバ10に応答してもよい(ステップS113)。また、接続更新通知応答には、現在の接続情報を付加してもよい。また、コンテンツサーバ11のコンテンツ配信制御手段102は、接続更新通知要求後、受信した接続情報またはデフォルトの接続情報値に基づいて、移動端末20へのコンテンツの配信を行ってもよい(ステップS107)。
接続更新通知設定がされた後、移動端末20が基地局60との接続を切断したり、新たに接続を行うと(ステップS101)、基地局60の接続情報更新手段601は、第1の実施形態と同様に、接続情報サーバ31が保持している該移動端末20の接続情報を更新するためのメッセージ(接続情報更新要求)を送信する(ステップS102)。
接続情報サーバ31の接続情報通知手段311は、このような接続情報更新要求を受けると、設定情報を参照し更新した接続情報の通知設定が有効である場合には、更新後の接続情報を含む接続更新通知をインタフェースサーバ41を介してコンテンツサーバ11に送信する(ステップS114,S115)。
コンテンツサーバ11のコンテンツ配信制御手段102は、インタフェースサーバ41から接続更新通知を受信すると、その接続更新通知に含まれる接続情報に基づいて、コンテンツの配信制御を行う(ステップS107)。
本実施形態では、移動端末20が例えば電波状況の変化によって、基地局60から接続(ハンドオーバーを含む)または切断をしたタイミングで、コンテンツサーバ11に接続情報が通知されるよう構成されているため、移動端末20の移動による接続状態の変化にリアルタイムで追従したコンテンツの配信制御が可能となる。
実施形態3.
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図8は、本実施形態のコンテンツ配信システムの構成例を示すブロック図である。図8に示すコンテンツ配信システムは、図2に示す第1の実施形態の例と比べて、ゲートウェイ50とコンテンツサーバ10とインタフェースサーバ40の機能が異なる。以下、それぞれゲートウェイ52、コンテンツサーバ12、インタフェースサーバ42のように新たな符号を付して区別する。なお、他の構成要素については第1の実施形態と同様であり、第1の実施形態と同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
本実施形態において、ゲートウェイ52は、パケット転送手段501に加えてまたはパケット転送手段501に代えて、フロー転送情報記憶手段521とフロー転送手段522とを含む。
フロー転送情報記憶手段521は、コンテンツサーバ12から移動端末20に送信されるパケットが属するフローと転送先との対応関係を示す情報であるフロー転送情報を記憶する。ここで、フローとは、パケット内の各フィールドによって識別される一連のパケットをいう。例えば、IPパケットヘッダのIPアドレス、ポート番号、ToS(type of service)フィールドのうち1つまたは複数が同一であるパケットを1つのフローとして扱う。なお、フローの識別に利用するフィールドのレイヤや種類は上記例に限らない。
フロー転送情報記憶手段521は、例えばフロー転送情報として、コンテンツサーバ12から移動端末20に送信されるパケットが属するフローを識別するためのフロー識別情報と、フロー識別情報により識別されるフロー毎の転送先を示す情報とを含む情報を保持してもよい。フロー識別情報は、例えば、パケットのフィールドの内容に対応づけたフローの定義などフローを識別するための規則を記述した情報である。また、転送先情報は、パケットの宛先である移動端末20のどの物理インタフェースに対してパケットを届けるかを表す情報であればよい。フロー転送情報記憶手段521が保持するフロー転送情報は、少なくともインタフェースサーバ42からの要求に応じて更新可能とする。
また、フロー転送手段522は、フロー転送情報記憶手段521に保持されているフロー転送情報に基づき、コンテンツサーバ12から送信されるパケットの受信インタフェースを決定し、その受信インタフェースに到達されるようパケットを転送する。フロー転送手段522は、当該フロー転送手段522に到達したパケットのフィールドを参照して、フロー転送情報に登録されているエントリの中からそのフロー識別情報によって識別されるフローに当該パケットが該当するものを検索し、エントリが見つかればそのエントリの転送先として示されている物理インタフェースを受信インタフェースとして特定する。そして、その物理インタフェースを有する移動端末20がその物理インタフェースを用いて接続している基地局60にパケットを転送する。
また、コンテンツサーバ12は、さらにフロー転送設定要求手段121を含む。また、コンテンツ配信制御手段102に代えてコンテンツ配信制御手段122を含む。
フロー転送設定要求手段121は、コンテンツ配信に用いるパケットを、フローという単位で扱い、フロー毎に転送先を指定可能な転送方法であるフロー転送方法を決定する。そして、その転送方法を示したフロー転送情報の設定をインタフェースサーバ42に要求することにより、ゲートウェイ52が保持するフロー転送情報を更新する。フロー転送方法の決定は、取得した移動端末20の接続情報を利用して行う。例えば、IPヘッダのToSフィールド中のIP Precedenceをフローの識別に利用し、基本レイヤの優先度が高く、拡張レイヤの優先度が低くなるようにフロー転送方法を決定してもよい。そのような場合には、基本レイヤと拡張レイヤを異なるフローとして扱う設定とし、基本レイヤが低速のインタフェースに、拡張レイヤが高速のインタフェースに届くようなフロー設定情報を設定することで、基本レイヤのロスを抑えつつ、拡張レイヤによる高品質化を図ることが可能である。
図9は、フロー転送情報の例を示す説明図である。図9に示す例では、移動端末MN1宛てのパケットについて、送信元IPアドレスがコンテンツサーバのIPアドレスを示すCSaddrであり、かつToSフィールド中のIP Precedenceの値が0であるパケットについては、物理インタフェースIF1_1に転送する旨の設定内容が示されている。また、送信元IPアドレスがコンテンツサーバのIPアドレスを示すCSaddrであり、かつToSフィールド中のIP Precedenceの値が1であるパケットについては、物理インタフェースIF1_2に転送する旨の設定内容が示されている。
ゲートウェイ52のフロー転送手段522では、このようなフロー転送情報に基づいて、移動端末20宛てのパケットが属するフローを認識し、フロー毎の転送先として受信異端フェースを特定する。そして、第1の実施形態において説明した当該ゲートウェイ52のパケット転送機能により管理される経路情報で示される物理インタフェースと転送先基地局の対応関係を基に、受信インタフェースから転送先の基地局を特定してパケットの転送を行う。このようにしてフロー毎の転送制御を行う。
コンテンツ配信制御手段122は、フロー転送設定要求手段121が設定したフロー転送情報に基づき、移動端末20に対するパケットにフロー情報を埋め込んで送信することによってコンテンツの配信制御を行う。フロー情報とは、ゲートウェイ50に当該パケットが属するフローを識別させるための情報であって、具体的には、フロー設定情報においてフロー識別情報として登録したフィールドの内容をいう。例えば、図9に示すフロー転送情報が設定されている場合には、基本レイヤのIP Precedenceの値を1、拡張レイヤのIP Precedenceの値を0として埋め込み、パケットを送信すればよい。
フローとして識別させる単位としては、例えば、そのフローだけでアプリケーションに対して意味のあるデータとなることを1つの基準とすることができる。また、フロー間に相互依存関係を持たせないようにフローを分類することも有効であるが、これらは必須条件ではなく、転送先を選別したい単位で分類すればよい。例えば、上記で示した例のように基本レイヤは独立して意味のあるデータであるが拡張レイヤは基本レイヤに依存している場合であっても別フローとすることが可能である。
基本レイヤと拡張レイヤとによる分類の他にも、例えば、図10に示すようにサーバ毎に別フローとしたり、また、図11に示すようにプロトコル毎に別フローとすることも考えられる。図10および図11は、フロー転送情報の他の例を示す説明図である。なお、図10および図11において、上から優先してルールが適用されるとする。
次に、本実施形態の動作について説明する。図12は、本実施形態のコンテンツ配信システムの動作例を示すシーケンス図である。なお、ステップS101〜S106については図5に示す第1の実施形態と同様であり、基地局60による移動端末20との接続または切断に応じた接続情報の更新処理(ステップS101〜S102)、移動端末20によるコンテンツの要求処理(ステップS103)、およびコンテンツサーバ12による移動端末20の接続情報の取得処理(ステップS104〜S106)については説明を省略する。
本実施形態では、図12に示すように、コンテンツサーバ12が移動端末20の接続情報を受信すると(ステップS106)、受信した接続情報に基づいて移動端末20へのコンテンツ配信に用いるフロー転送方法を決定する。コンテンツサーバ12のフロー転送設定要求手段121は、フロー転送方法として、少なくともフローの識別方法とフロー毎の転送先物理インタフェースを決定し、決定した内容を示すフロー転送情報を生成する。そして、生成したフロー転送情報を通信ネットワーク200に適用させるために、インタフェースサーバ42にフロー転送情報の設定を要求する。コンテンツサーバ12は、例えば、フロー転送情報の設定を要求する旨の情報と、設定したいフロー転送情報とを含むフロー転送設定要求をインタフェースサーバ42に送信する(ステップS121)。
インタフェースサーバ42の外部要求受付手段421は、この要求を受けてゲートウェイ52のフロー転送情報記憶手段521の内容を更新する。外部要求受付手段421は、例えば、更新内容であるフロー転送情報を含むフロー転送設定をゲートウェイ52に送信する(ステップS122)。フロー転送設定を受信したゲートウェイ52は、受信したフロー転送設定に含まれるフロー転送情報に基づき、フロー転送情報記憶手段521の内容を更新する。このような更新処理が完了したタイミングで、外部要求受付手段421は、フロー転送設定の成否をフロー転送設定応答としてコンテンツサーバ12に返信してもよい(ステップS123)。
フロー転送設定が成功すると、コンテンツサーバ12のコンテンツ配信制御手段122は、ステップS121の際に接続情報に基づき決定したフロー転送方法に応じて、移動端末20を宛先とする送信パケットに、転送先とする受信インタフェースを選別させるためのフロー情報を埋め込みながらコンテンツ配信を行う(ステップS124)。
以上のように、本実施形態によれば、コンテンツサーバ12において、フローごとに移動端末の受信インタフェースを設定できる。そのため、より粒度の細かいコンテンツの配信制御が可能である。
なお、本実施形態は、第2の実施形態と組み合わせて、移動端末20の接続または切断のタイミングで接続情報が通知されるようにすることも可能である。
また、第1〜第3の実施形態では、インタフェースサーバと接続情報サーバとが異なるサーバ装置により実装される例を示しているが、このような構成はWiMAX USIと対応させた例であって、例えば、インタフェースサーバを介さずに、コンテンツサーバが接続情報サーバやゲートウェイと直接通信することも可能である。そのような場合にはインタフェースサーバは省略可能である。
また、例えば、接続情報サーバとゲートウェイを1つの装置で実現し、PMIPの移動管理のシグナリングと接続情報更新メッセージをまとめることで、シグナリングを抑制させる構成も可能である。
次に、本発明の概要について説明する。図13は、本発明の概要を示すブロック図である。本発明のコンテンツ配信システムは、1つ以上の物理インタフェースを有する移動端末1と、基地局2と、接続情報サーバ3と、コンテンツサーバ5とを備える。
基地局2は、移動端末1が物理インタフェースを用いて無線通信を行う基地局であって、接続情報更新手段21を含む。接続情報更新手段21(例えば、接続情報更新手段601)は、移動端末1との間の接続状態が変化すると、接続情報サーバ3に、その移動端末1についての接続情報を更新させる。
接続情報サーバ3は、基地局2を備える通信システム内の通信ネットワーク4により基地局2と接続されているサーバ装置であって、接続情報保持手段31を含む。接続情報保持手段31(例えば、接続情報保持手段301)は、少なくとも移動端末が基地局との接続に用いている物理インタフェースの情報を含む接続情報を保持する。
コンテンツサーバ5は、移動端末1にコンテンツを配信するサーバ装置であって、接続情報取得手段51と、コンテンツ配信制御手段52とを含む。接続情報取得手段51(例えば、接続情報取得手段101)は、接続情報サーバ3から、コンテンツの配信を要求された移動端末1についての接続情報を取得する。コンテンツ配信制御手段52(例えば、コンテンツ配信制御手段102)は、接続情報取得手段51により取得された接続情報に基づき、コンテンツの配信を制御する。
なお、接続情報取得手段51は、取得方法の一つとして、接続情報サーバに、指定した移動端末の接続情報の更新を通知する旨の設定を行わせてもよい。または、そのような設定を行う接続更新通知設定手段(図示せず。)を接続情報取得手段51が有していてもよい。なお、接続情報取得手段51の代替手段として接続更新通知設定手段を備える構成であってもよい。なお、この接続更新通知設定手段の例は、上記実施形態において接続情報更新通知要求手段111として開示されている。
接続情報取得手段51または接続更新通知設定手段がそのような設定を行う場合には、接続情報サーバ2が、接続情報が更新されると、当該接続情報の更新通知の設定内容に応じて、更新後の接続情報を通知する接続更新通知手段を含んでいればよい。
また、接続情報保持手段31は、接続情報として、移動端末が有する接続物理インタフェースの数、インタフェース毎の利用可能帯域、物理インタフェースの種類、移動端末が基地局との接続に用いている物理インタフェースの識別子のうち少なくとも1つを含む情報を保持してもよい。
また、コンテンツ配信システムは、コンテンツサーバと移動端末間のパケットの転送を行うゲートウェイ装置6を備えていてもよい。また、ゲートウェイ装置6は、宛先とされた移動端末1が複数の物理インタフェースを用いて基地局2と接続している場合に、コンテンツサーバ5から移動端末1へのパケットを、複数の物理インタフェースに分散させて転送するパケット転送手段61を含んでいてもよい。なお、このパケット転送手段61の例は、上記実施形態においてパケット転送手段501として開示されている。
また、ゲートウェイ装置6が、フロー転送情報記憶手段(図示せず。)と、フロー転送手段(図示せず。)とを含み、コンテンツサーバ5がフロー転送設定手段(図示せず。)を含んだ構成であってもよい。フロー転送情報記憶手段(例えば、フロー転送情報記憶手段521)は、コンテンツサーバ5から移動端末1へのパケットが属するフローと転送先との対応関係を示すフロー転送情報を記憶する。フロー転送手段(例えば、フロー転送手段522)は、フロー転送情報記憶手段に保持されているフロー転送情報に基づいて、コンテンツサーバ5から移動端末1へのパケットが属するフローを識別し転送する。
また、コンテンツサーバ5のフロー転送設定手段(例えば、フロー転送設定要求手段121)は、接続情報取得手段により取得された接続情報に基づき、フロー転送情報記憶手段に記憶されているフロー転送情報を更新する。そのような構成において、コンテンツ配信制御手段52は、コンテンツ配信に用いるパケットに、フロー転送設定手段が更新したフロー転送情報に登録しているフローに属することを識別させるためのフロー情報を埋め込んで、送出してもよい。なお、このようなコンテンツ配信制御手段52の例は、上記実施形態においてコンテンツ配信制御手段122として開示されている。
また、コンテンツ配信制御手段52は、コンテンツの配信制御として、データの送信レートの増減、拡張レイヤの送信有無の決定のうち少なくとも1つを行ってもよい。
本発明は、特に移動端末が有する物理インタフェースがユーザ都合により変更されうる通信システムにおいてコンテンツ配信サービスを提供する場合に好適に適用可能である。
10,11,12 コンテンツサーバ
101 接続情報取得手段
102 コンテンツ配信制御手段
111 接続情報更新通知要求手段
121 フロー転送設定要求手段
20 移動端末
30 接続情報サーバ
301 接続情報保持手段
311 接続情報通知手段
40,41,42 インタフェースサーバ
401,411,421 外部要求受付手段
50,52 ゲートウェイ
501 パケット転送手段
521 フロー転送情報記憶手段
522 フロー転送手段
60,60a,60b 基地局
601 接続情報更新手段
200 通信ネットワーク
100 インターネット
1 移動端末
2 基地局
21 接続情報更新手段
3 接続情報サーバ
31 接続情報保持手段
4 通信ネットワーク
5 コンテンツサーバ
51 接続情報取得手段
52 コンテンツ配信制御手段
6 ゲートウェイ装置

Claims (12)

  1. 1つ以上の物理インタフェースを有する移動端末が前記物理インタフェースを用いて無線通信を行う基地局と、
    少なくとも前記基地局を備える通信システム内の通信ネットワークにより前記基地局と接続されている接続情報サーバと、
    前記移動端末にコンテンツを配信するコンテンツサーバとを備え、
    前記接続情報サーバは、少なくとも移動端末が基地局との接続に用いている物理インタフェースの情報を含む接続情報を保持する接続情報保持手段を含み、
    前記基地局は、移動端末との間の接続状態が変化すると、前記接続情報サーバに、当該移動端末についての前記接続情報を更新させる接続情報更新手段を含み、
    前記コンテンツサーバは、
    前記接続情報サーバから、コンテンツの配信を要求された移動端末についての接続情報を取得する接続情報取得手段と、
    前記接続情報取得手段により取得された接続情報に基づき、コンテンツの配信を制御するコンテンツ配信制御手段とを含む
    ことを特徴とするコンテンツ配信システム。
  2. 接続情報取得手段は、接続情報サーバに、指定した移動端末の接続情報の更新を通知する旨の設定を行わせる接続更新通知設定手段を有し、
    接続情報サーバは、接続情報が更新されると、当該接続情報の更新通知の設定内容に応じて、更新後の接続情報を通知する接続更新通知手段を含む
    請求項1に記載のコンテンツ配信システム。
  3. 接続情報保持手段は、接続情報として、移動端末が有する接続物理インタフェースの数、インタフェース毎の利用可能帯域、物理インタフェースの種類、移動端末が基地局との接続に用いている物理インタフェースの識別子のうち少なくとも1つを含む情報を保持する
    請求項1または請求項2に記載のコンテンツ配信システム。
  4. コンテンツサーバと移動端末間のパケットの転送を行うゲートウェイ装置を備え、
    前記ゲートウェイ装置は、
    宛先とされた移動端末が複数の物理インタフェースを用いて基地局と接続している場合に、コンテンツサーバから前記移動端末へのパケットを、前記複数の物理インタフェースに分散させて転送するパケット転送手段を含む
    請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載のコンテンツ配信システム。
  5. コンテンツサーバと移動端末間のパケットの転送を行うゲートウェイ装置を備え、
    前記ゲートウェイ装置は、
    前記コンテンツサーバから前記移動端末へのパケットが属するフローと転送先との対応関係を示すフロー転送情報を記憶するフロー転送情報記憶手段と、
    前記フロー転送情報記憶手段に保持されているフロー転送情報に基づいて、前記コンテンツサーバから前記移動端末へのパケットが属するフローを識別し転送するフロー転送手段とを含み、
    コンテンツサーバは、接続情報取得手段により取得された接続情報に基づき、前記フロー転送情報記憶手段に記憶されているフロー転送情報を更新するフロー転送設定手段を含み、
    コンテンツ配信制御手段は、コンテンツ配信に用いるパケットに、前記フロー転送設定手段が更新したフロー転送情報に登録しているフローに属することを識別させるためのフロー情報を埋め込んで、送出する
    請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載のコンテンツ配信システム。
  6. コンテンツ配信制御手段は、コンテンツの配信制御として、データの送信レートの増減、拡張レイヤの送信有無の決定のうち少なくとも1つを行う
    請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載のコンテンツ配信システム。
  7. 少なくともコンテンツサーバからの要求に応じて、内部ネットワークである前記通信ネットワークに属する通信ノードが有する情報の変更、情報の取得を行うインタフェースサーバを備え、
    接続情報取得手段は、前記インタフェースサーバに要求をすることにより、接続情報サーバに対して情報の変更または情報の取得を行う
    請求項1から請求項6のうちのいずれか1項に記載のコンテンツ配信システム。
  8. 少なくともコンテンツサーバからの要求に応じて、内部ネットワークである前記通信ネットワークに属する通信ノードの設定の変更、情報の取得を行うインタフェースサーバを備え、
    フロー転送設定手段は、前記インタフェースサーバに要求をすることにより、ゲートウェイに対して情報の変更を行う
    請求項6に記載のコンテンツ配信システム。
  9. 1つ以上の物理インタフェースを有する移動端末にコンテンツを配信するコンテンツ配信方法であって、
    前記移動端末が前記物理インタフェースを用いて無線通信を行う基地局が、移動端末との間の接続状態が変化すると、当該基地局を備える通信システム内の通信ネットワークに接続されている接続情報サーバに保持されている接続情報であって少なくとも移動端末が基地局との接続に用いている物理インタフェースの情報を含む情報である接続情報を更新する接続情報更新ステップと、
    移動端末にコンテンツを配信するコンテンツサーバが、接続情報サーバから、コンテンツの配信を要求された移動端末についての接続情報を取得する接続情報取得ステップと、
    前記コンテンツサーバが、取得された接続情報に基づき、コンテンツの配信を制御するコンテンツ配信制御ステップとを含む
    ことを特徴とするコンテンツ配信方法。
  10. コンテンツサーバが、接続情報サーバに、指定した移動端末の接続情報の更新を通知する旨の設定を行わせる更新通知設定ステップと、
    接続情報サーバが、接続情報が更新されると、当該接続情報の更新通知の設定内容に応じて、更新後の接続情報を通知する更新通知ステップとを含み、
    接続情報取得ステップでは、前記更新通知ステップにより通知された接続情報を受信することにより、接続情報を取得する
    請求項9に記載のコンテンツ配信方法。
  11. コンテンツサーバと移動端末間のパケットの転送を行うゲートウェイ装置が、宛先とされた移動端末が複数の物理インタフェースを用いて基地局と接続している場合に、コンテンツサーバから前記移動端末へのパケットを、前記複数の物理インタフェースに分散させて転送するパケット転送ステップを含む
    請求項9または請求項10に記載のコンテンツ配信方法。
  12. コンテンツサーバが、取得された接続情報に基づき、当該コンテンツサーバと移動端末間のパケットの転送を行うゲートウェイ装置に、コンテンツサーバから移動端末へのパケットが属するフローと転送先との対応関係を示す情報であるフロー転送情報を設定するフロー転送情報設定ステップと、
    前記ゲートウェイ装置が、設定されているフロー転送情報に基づいて、前記コンテンツサーバから移動端末へのパケットが属するフローを識別し転送するフロー転送ステップとを含み、
    コンテンツ配信制御ステップで、前記コンテンツサーバがコンテンツ配信に用いるパケットに、前記フロー転送情報設定ステップで設定したフロー転送情報に登録しているフローに属することを識別させるためのフロー情報を埋め込んで、送出する
    請求項9から請求項11のうちのいずれか1項に記載のコンテンツ配信方法。
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