JP2010286477A - ジャイロスコープおよび回転検出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】感度の高いジャイロスコープおよび回転検出方法を提供する。
【解決手段】ジャイロスコープ10は、駆動軸102の周りを動くよう駆動されるように構成された構造体100を含む。構造体はさらに、駆動軸の周りを動きつつ、回転軸の周りの構造体の回転によって生じるコリオリの力に応じて検知軸104の周りを動くように構成される。ジャイロスコープはさらに、検知軸の周りの構造体の移動を光学的に測定するように構成された光センサシステムを含む。いくつかの実施例では、ジャイロスコープはMEMS(microelectromechanical system)ジャイロスコープである。
【選択図】図1a

Description

優先権主張
本願は、2009年5月1日に出願された米国仮特許出願番号第61/174,969号の利益を主張し、この米国仮特許出願番号第61/174,969号は、全文が引用によって本明細書に援用される。
本願は概してジャイロスコープに関し、より特定的には、光センシングを利用したジャイロスコープに関する。
公知の光ファイバジャイロスコープ(たとえばファイバ光学ジャイロスコープまたはファイバリングジャイロスコープ)は機械的部品を有しておらず、サニャック効果に基づいている。小型の機械ジャイロスコープが公知である(たとえばJ. J. Bernstein、米国特許第5,203,208号およびT. K. Tang et al.、米国特許第5,894,090号を参照)が、従来の小型の機械ジャイロスコープは一般にMEMS(microelectromechanical system)技術に基づいており、ジャイロスコープに加えられる回転は、静電学または何らかの形態の磁気センシングを用いて検知される。従来のMEMSに基づくジャイロスコープの回転感度は限られており、サニャックに基づく光ジャイロスコープよりも数桁劣る。
たとえば、従来のMEMSに基づくジャイロスコープの性能は通常、かなり高い電子ノイズによって制限される。したがって、これら既存のジャイロスコープは、加えられる回転に起因する信号を強調するために、構造(たとえば2枚以上の振動板)の機械的共振周波数で動作しなければならない。そのような従来の装置の2枚の板が共振して動作するためには、それらは少なくとも1組の同一の共振周波数を示す必要がある。同一の共振周波数を達成するためには、製作時に構造パラメータの非常に正確な同調が必要となり、これはしばしば製作公差によって制限される。そのような構成で良好な感度を達成するためには、機械的線質係数が非常に大きく設計されるので、機械駆動と検知周波数が一致する構造を設計することが非常に困難となる。線質係数が高いと測定帯域幅、すなわちセンサのダイナミックレンジも減少する。なぜなら、帯域幅は線質係数の逆数に対応するからである。
これらの複雑さ、およびかなり高い電子ノイズのため、現在のMEMSジャイロスコープが示す感度は比較的低い。典型的な良好なMEMSジャイロスコープは通常、0.1から1deg/sの範囲で検出可能である。たとえば、C. Acar and A. Shkel, MEMS vibratory gyroscopes: structural approaches to improve robustness, Springer (2008)を参照。0.05deg/sの最小検出可能回転速度も報告されている。H. Xie and G. K. Fedder,“Integrated microelectromechanical gyroscopes,”J. Aerospace Eng. Vol. 16, p. 65 (2003)を参照。これよりもはるかに良好な感度(〜10deg/h)のMEMSジャイロスコープも2、3回報告されている(たとえばAcar and Shkelを参照)が、これらは真空中で動作し、非常に厳密に整合された駆動および検知モードを有する。たとえば、T. K. Tang, R. C. Gutierrez, J. Z. Wilcox, C. Stell, V. Vorperian, M. Dickerson, B. Goldstein, J. L. Savino, W. J. Li, R. J. Calvet, I. Charkaborty, R. K., Bartman, and W. J. Kaiser,“Silicon bulk micromachined vibratory gyroscope for microspacecraft,“Proc. SPIE Vol. 2810, p. 101 (1996)を参照。このような構成は大規模かつ低コストで複製するのが困難であり得る。
いくつかの実施例では、ジャイロスコープが提供される。ジャイロスコープは、駆動軸の周りを動くよう駆動されるように構成された構造体を含む。構造体はさらに、駆動軸の周りを動きつつ、回転軸の周りの構造体の回転によって生じるコリオリの力に応じて検知軸の周りを動くように構成される。ジャイロスコープはさらに、検知軸の周りの構造体の移動を光学的に測定するように構成された光センサシステムを含む。いくつかの実施例では、ジャイロスコープは、MEMSジャイロスコープである。
いくつかの実施例では、回転を検出する方法が提供される。この方法は、駆動軸の周りを動き、かつ駆動軸の周りを動きつつ、回転軸の周りの構造体の回転によって生じるコリオリの力に応じて検知軸の周りを動くよう駆動されるように構成された構造体を提供するステップを含む。この方法はさらに、構造体が駆動軸の周りを動くように構造体を駆動するステップを含む。この方法はさらに、構造体が駆動軸の周りを動く間、構造体を回転軸の周りを回転させるステップを含む。この方法はさらに、検知軸の周りの構造体の移動を光学的に測定するステップを含む。
いくつかの実施例では、構造体の移動を光学的に測定するステップは、構造体の少なくとも一部に電磁放射を照射するステップと、構造体の一部から反射された電磁放射を受けるステップとを含む。いくつかの実施例では、構造体の移動を光学的に測定するステップはさらに、受けた反射電磁放射の少なくとも一部を検出するステップと、受けた反射電磁放射の検出された一部に応じて1つ以上の信号を生成するステップとを含む。
いくつかの実施例では、この方法はさらに、柱部を構造体の中心に配置するステップを含む。いくつかのそのような実施例では、柱部を中心に配置するステップは、センサを検知軸上に配置するステップと、検知モードの共振周波数で第1のピークを有する第1のノイズスペクトルを測定するステップと、センサを駆動軸上に配置するステップと、駆動モードの共振周波数で第2のピークを有する第2のノイズスペクトルを測定するステップと、第1および第2のピークが減少する構造体上の柱部の位置を決定するステップとを含む。
ジャイロスコープおよび/または回転を検出する方法について、いくつかの実施例における構造体は、全体的に平面の部分と、駆動軸に全体的に沿って延在し、かつ全体的に平面の部分を支持構造体に操作可能に結合する少なくとも1つの第1の捩じりバネと、検知軸に全体的に沿って延在し、かつ全体的に平面の部分を支持構造体に操作可能に結合する少なくとも1つの第2の捩じりバネとを含む。いくつかの実施例における全体的に平面の部分は、検知軸に全体的に沿って互いに反対方向に延在する少なくとも2本の駆動アームを含み、少なくとも第2の駆動捩じりバネは、少なくとも2本の駆動アームを支持構造体に操作可能に結合する。いくつかの実施例における全体的に平面の部分は、駆動軸に全体に沿って互いに反対方向に延在する少なくとも2本の検知アームを含み、少なくとも1つの第1の捩じりバネは、少なくとも2本の検知アームを支持構造体に操作可能に結合する。
いくつかの実施例における構造体は、全体的に平面の部分から離れるように全体的に垂直に延在する柱部を含む。いくつかの実施例における回転軸は、駆動軸および検知軸の少なくとも一方に対して実質的に垂直である。
いくつかの実施例における光センサシステムは、構造体の少なくとも一部に電磁放射を照射し、かつ構造体の一部から反射された電磁放射を受けるように構成された1本以上の光ファイバを含む。いくつかの実施例では、1本以上の光ファイバおよび構造体の一部は、自身同士の間に少なくとも1つのファブリーペロー共振器を形成する。いくつかの実施例における光センサシステムはさらに、1本以上の光ファイバと光通信する1つ以上の光学検出器を含み、1つ以上の光学検出器は、構造体の一部から反射されて1本以上の光ファイバによって伝送される電磁放射を受け、かつ受けた電磁放射に応じて1つ以上の信号を生成するように構成される。いくつかの実施例における構造体の一部は、1つ以上のフォトニック結晶構造体を含む。
いくつかの実施例では、ジャイロスコープはさらに、構造体が駆動軸の周りを揺れるよう構造体を駆動するように構成された駆動システムを含む。いくつかの実施例における駆動システムは、構造体の少なくとも一部に十分な放射圧を有する電磁放射を照射して、構造体が駆動軸の周りを揺れるよう構造体を駆動するように構成された、1本以上の光ファイバを含む。いくつかの実施例では、1本以上の光ファイバおよび構造体の一部は、自身同士の間に少なくとも1つのファブリーペロー共振器を形成する。いくつかの実施例にでは、駆動システムは、構造体の少なくとも一部に十分な静電力を印加して、構造体が駆動軸の周りを揺れるよう構造体を駆動するように構成された、1つ以上の電極を含む。
本明細書中に説明されるいくつかの実施例に従った例示的なジャイロスコープを概略的に示す図である。 本明細書中に説明されるいくつかの実施例に従った例示的なジャイロスコープを概略的に示す図である。 本明細書中に説明されるいくつかの実施例に従った例示的なジャイロスコープの簡略図である。 本明細書中に説明されるいくつかの実施例に従った例示的なジャイロスコープを示す図である。 本明細書中に説明されるいくつかの実施例に従った例示的なジャイロスコープを示す図である。 本明細書中に説明されるいくつかの実施例に従ったファイバファブリーペロー干渉計を用いた例示的な検知機構を概略的に示す図である。 本明細書中に説明されるいくつかの実施例に従った放射圧を用いた例示的な駆動機構を概略的に示す図である。 本明細書中に説明されるいくつかの実施例に従ったジャイロスコープの閉ループ動作を概略的に示す図である。 H. Ra, W. Piyawattanametha, Y. Taguchi, D. Lee, M. J. Mandella, and O. Solgaard,“Two-dimensional MEMS scanner for dual-axes confocal microscopy,”J. Microelectromech. Syst. 16, 969 (2007)のMEMS構造体を示す図である。 本明細書中に説明されるいくつかの実施例に従った例示的な回転検出方法のフローチャート図である。 本明細書中に説明されるいくつかの実施例に従った例示的な回転検出方法のフローチャート図である。
本明細書中に説明されるいくつかの実施例は機械的構造体を含み、コリオリ効果に基づいている。本明細書中に説明されるいくつかの実施例に従った装置は、小型のフーコー振子に基づいている。本明細書中に説明されるいくつかの実施例の機能に対する一連の制限事項は、サニャックに基づく光ジャイロスコープの制限事項とは異なる。したがって、本明細書中に説明されるいくつかの実施例に従ったジャイロスコープは、公知のサニャックに基づくファイバ光学ジャイロスコープを制限する問題によって制限されない。いくつかの実施例では、ジャイロスコープのサイズを非常に小さく(たとえばすべての寸法において数ミリメートル以内に)することができる。したがって、いくつかのそのような実施例では大幅な小型化が得られ、これはある一定の応用例では有利であり得る。また、本明細書中に説明されるいくつかの実施例では大量生産、したがって大幅なコスト削減の可能性が与えられる。
さらに、従来のMEMSに基づくジャイロスコープとは異なり、本明細書中に説明されるいくつかの実施例では回転が光学的に検知されるため、ジャイロスコープのノイズ特性における利点が与えられ、はるかに優れた回転感度につながる。本明細書中に説明されるいくつかの実施例では、ジャイロスコープも光学的に駆動されるため、MEMSジャイロスコープで通常用いられる電気駆動による電磁妨害を減少することができる。
本明細書中に説明されるいくつかの実施例では、検知時に静電学または何らかの形態の磁気センシングの代わりに光学を用いることによって、構造体の機械的な熱ノイズに対する制限ノイズを有利に低減することができる。このノイズは、信号と同じ周波数依存性を有する。したがって、構造体の共振周波数ではノイズは信号のように高く、非共振周波数ではノイズは信号のように低い。したがって、光センシングについては、検知が機械的共振周波数(たとえば100Hzから10kHz、感度は典型的に周波数が低いほどMEMSジャイロスコープにおいて高くなる)で行なわれる場合には信号対ノイズ比(SNR)が向上しない。逆に、光センシングについては、検知が機械的共振周波数から離れて行なわれる場合には信号対ノイズ比(SNR)が劣化しない。いくつかの実施例では、検知を非共振周波数で行なうことによって、SNRを下げることなく帯域幅を大幅に向上させることができる。また、いくつかの実施例では、非共振周波数で動作させることによってジャイロスコープの整定時間を短縮することができるため、より速い回転検知が実行可能となる。以下に述べる例示的なジャイロスコープについて、本明細書中に説明されるいくつかの実施例では、約5deg/h(1Hz検出帯域幅で)の最小検出可能回転を達成することができる。これも以下に示唆される容易な改善によって、この数字はいくつかの実施例において改善され得る(たとえば、同じ1Hz帯域幅に対して1deg/h)。本明細書中に説明されるいくつかの実施例に従ったファイバ光学ジャイロスコープ(FOG)は、地球の回転速度の1/1000、または0.015deg/hを容易に検出可能であり、長期安定性要件が緩和されるとさらに向上する。
近年、ジンバル(gimbal)の、振幅の大きい二軸走査MEMSミラーの商業的開発が高まっている。これらのミラーは、携帯電話などの携帯用装置のプロジェクタ(ピコプロジェクタと称される)での使用が意図される。Hiperscan GmbH、Microvision Inc.およびElectro-Optical Products Corp.などのいくつかの会社がこれらのミラーを生産している。これら市販の超小型ミラーを本明細書中に説明されるいくつかの実施例で修正することによって、オプトメカニカルファイバジャイロスコープをより安価に作ることができる。
図1aは、本明細書中に説明されるいくつかの実施例に従った例示的なジャイロスコープ10を概略的に示す。いくつかの実施例におけるジャイロスコープ10は、第1の軸、たとえば駆動軸102の周りを動くよう駆動されるように構成された構造体100を含む。構造体100はさらに、駆動軸102の周りを動きつつ(たとえば振動しつつ)、回転軸zのまわりの構造体100の回転によって生じるコリオリの力に応じて、第2の軸、たとえば検知軸104の周りを動くように構成される。いくつかの実施例におけるジャイロスコープ10はさらに、検知軸104の周りの構造体100の移動(たとえば振動)を光学的に測定するように構成された光センサシステム200を含む。
いくつかの実施例では、ジャイロスコープ10は、MEMSジャイロスコープである。いくつかの実施例では、ジャイロスコープ10は、(たとえば基板から)微細加工された1つ以上の部品を含む。ジャイロスコープ10は、シリコン、ポリシリコン、シリカ、もしくは石英、またはそれらの組合せからなる1つ以上の部品を含み得る。いくつかの実施例は、応力補償のためのシリコン−窒化物層を含み得る。また、本明細書中に説明されるいくつかの実施例では、金属層(たとえば金、銀、アルミニウム、クロム、チタン、白金を含む研磨または堆積された面)、従来の多層誘電体コーティング、またはフォトニック結晶を用いて、以下にさらに十分に説明されるように、光センシング方法を用いる際に光の反射を高めることができる。
いくつかの実施例では、構造体100は、全体的に平面の部分105を含む。たとえば、図2は、本明細書中に説明されるいくつかの実施例に従った例示的なジャイロスコープ10の簡略図である。いくつかの実施例では、全体的に平面の部分105はベースプレート107を含む。いくつかの実施例におけるベースプレート107は、4本の全体的に垂直なアームを有する単一の全体的に平面の板を含むが、他の実施例では、ベースプレート107は、互いに機械的に結合された2枚以上の板を含む。さらに他のいくつかの実施例では、ベースプレート107は、アームを有する、または有しない別の形状(たとえば正方形、円形、多角形、不規則な形)を有する。
図2に示されるように、いくつかの実施例における構造体100の全体的に平面の部分105は、検知軸104に全体的に沿って互いに反対方向に延在する少なくとも2本の駆動アーム150、160を含む。たとえば、駆動アーム150、160はシリコンを含み得、約500ミクロンから2500ミクロンの範囲、または約1000ミクロンから約2000ミクロンの範囲内で、約1400ミクロンの長さを有し得る。
いくつかの実施例では、構造体100の全体的に平面の部分105は、駆動軸102に全体的に沿って互いに反対方向に延在する少なくとも2本の検知アーム180、190を含む。たとえば、検知アーム180、190はシリコンを含み得、約500ミクロンから2500ミクロンの範囲、または約1000ミクロンから約2000ミクロンの範囲内で、約1400ミクロンの長さを有し得る。
構造体100はさらに、駆動軸102に全体的に沿って延在し、かつ全体的に平面の部分105を支持構造体300に操作可能に結合する、図1bに概略的に示される少なくとも1つの第1の捩じりバネ110を含む。構造体100はまた、検知軸104に全体的に沿って延在し、かつ全体的に平面の部分105を支持構造体300に操作可能に結合する、少なくとも1つの第2の捩じりバネ120を含む。たとえば図2において、構造体100は、2本の駆動アーム150、160および支持構造体300(図示せず)に操作可能に結合された2つの第2の捩じりバネ120を含み、さらに、2本の検知アーム180、190および支持構造体300(図示せず)に操作可能に結合された2つの第1の捩じりバネ110を含む。
いくつかの実施例では、捩じりバネ110、120は、当該技術において周知の様々な捩じりバネのうちの1つであってもよいが、当該技術において周知あるいは未開発の他の種類のバネを用いてもよい。いくつかの実施例では、捩じりバネは、構造体100の全体的に平面の部分105と同じ材料を含む。たとえば、少なくとも1つの第1の捩じりバネ110は、シリコンを含み得、約100ミクロンから約500ミクロンの範囲(たとえば約350ミクロン)の長さ、2ミクロンから15ミクロンの範囲(たとえば約8ミクロン)の幅、および10ミクロンから50ミクロンの範囲(たとえば約30ミクロン)の厚みを有し得、少なくとも1つの第2の捩じりバネ120は、シリコンを含み得、約100ミクロンから約500ミクロンの範囲(たとえば約350ミクロン)の長さ、2ミクロンから15ミクロンの範囲(たとえば約8ミクロン)の幅、および20ミクロンから100ミクロンの範囲(たとえば約60ミクロン)の厚みを有し得る。いくつかの実施例では、バネは全体的に長方形状であるが、空間上の制約および剛性要件に依存して、他の形状(たとえば蛇行形状)も本明細書中に説明されるさまざまな実施例と適合する。
いくつかの実施例では、駆動軸102は、検知軸104と実質的に同じ平面上にあり、検知軸104に対して実質的に垂直である。駆動軸102と検知軸104との間に約90°の角度を有すると有利であるが、いくつかの実施例では、駆動軸102と検知軸104は互いに実質的に同じ平面上にあるが駆動軸102と検知軸104との間の角度は90°とは異なる。いくつかの実施例では、駆動軸102と検知軸104は互いに同一平面上にない。いくつかの実施例における構造体100は、2本の軸102および104の各々の周囲を振動するか揺れることが可能である。
図1bに概略的に示されるように、いくつかの実施例はさらに、構造体100が角偏向θを有して駆動軸102の周囲または周りを一定の周波数ωで振動するか揺れるよう構造体100を駆動するように構成された駆動システム400を含む。この運動は、光学的に(たとえば放射圧を用いて)、または静電的に(たとえばMEMS電極を用いて)のいずれか一方で駆動され得る。
光学的に駆動されるいくつかの実施例では、駆動システム400は、構造体100の対応部分に光学的に結合される1本以上の光ファイバを含み得る。たとえば、図3は、構造体100を光学的に駆動するように構成された駆動システム400を含むいくつかの実施例の簡略図である。図3の駆動システム400は1対の光ファイバ410、420(上下ハッチングの矢印で示される)を含み、これらの各々は、構造体100の対応部分に光学的に結合されて、2つのファブリーペロー干渉計440、450を形成する。いくつかのそのような実施例では、少なくとも1つのファブリーペロー干渉計440、450が、構造体100の部分430(たとえば駆動アーム150、160の対応部分)と1本以上の光ファイバ410、420との間に形成される。1本以上の光ファイバ410、420は、構造体100の少なくとも部分430(たとえば駆動アーム150、160の先端に近い対応部分)に十分な放射圧を有する電磁放射を照射して、構造体100が駆動軸102の周りを動く(たとえば揺れる)(たとえば、少なくとも0.0015deg/h、または0.0015deg/hから15deg/hの範囲、または0.0015deg/hから1.296´107deg/hの範囲の所望の感度レベルを達成するほど十分大きい振幅で)よう構造体100を駆動するように構成される。これらの2つのファブリーペロー干渉計440、450の各々の内部の光子束によって生じる放射圧は、駆動軸102の周りの構造体100の振動または揺れを駆動する。いくつかの実施例では、1本以上の光ファイバは構造体100を有するファブリーペロー干渉計を形成しないが、駆動軸102の周りの構造体100の移動をもたらすのに十分な放射圧を提供する。
構造体100の対向アーム150、160上の1対の光ファイバ410、420を利用して駆動軸102の周りの振動または揺れを駆動するいくつかの実施例(たとえば図3)では、放射圧ファブリーペロー干渉計440、450を駆動するために用いられるレーザ光の波長は、ファイバファブリーペロー干渉計440、450の光共振周波数のうちの1つに設定される。いくつかのそのような実施例では、構造体100を駆動するために2つのファブリーペロー干渉計440、450において用いられる光は、互いに逆位相で変調され得る。この構成によって駆動軸102の周りのトルクを増大することができるので、より大きな駆動振幅を生むことができる。
いくつかの実施例では、放射圧は、光束を大きくするためのファブリーペロー共振器を用いずに、駆動軸アームの先端の近くで直接的に十分な強度の光を光ファイバの中に発することによって生成される。この方法では典型的に、ファブリーペロー法よりも利用する電力が大きい。しかし、これはファブリーペロー共振器を使用しないため、装置の安定性が向上し、これは電力要件の増大よりも重要な利点であり得る。この2つの方法のうちのどちらを選択するかは、所要電力の増大(高コストにつながる恐れがある)と、安定性の向上(長期安定性は劣化する、および/または安定性を向上させるためにより複雑な技術が必要となる)とのトレードオフに大きく依存する。このトレードオフは、光学の基本概念を用いて容易に理論的に分析することができる。また、構造体100の全体的に反対の区分(たとえば、構造体100の全体的に反対の上面および下面、または構造体100の重心もしくはピボット点に対して全体的に反対側に配置された部分のいずれか一方)上の構造体100の複数の部分に、複数の光ファイバが発する光が照射されるいくつかの実施例では、構造体100を駆動するために用いられるこれらの光ファイバが発する光も変調可能である(たとえば互いに逆位相で)ので、上記と同様の利点を得ることができる。
いくつかの実施例では、駆動システム400は少なくとも1本の従来のファイバ(たとえばニューヨーク州コーニングのCorning, Inc.から入手可能なSMF−28(登録商標)光ファイバなどの単一モードファイバ)を含む。いくつかの実施例では、駆動システム400の1本以上のファイバは、単一モードファイバまたは多モードファイバ(たとえばニューヨーク州コーニングのCorning, Inc.から入手可能なInfiniCorファイバ)のいずれか一方であり得る。いくつかの実施例では、駆動システム400の1本以上のファイバは有利に、動作時にファブリーペロー(FP)干渉計内の偏光の単一の安定した偏光状態を励起するための偏光保持ファイバ、または偏光ファイバであり得る。いくつかの実施例では、FP干渉計内の複屈折によって生じるFPセンサの反応の変動は、たとえば、反射率の偏光への依存(いくつかの実施例ではそのような依存は小さいが)によって有利に取除かれる。ファイバと板との間隔(またはFP干渉計の共振器長と等しい)(たとえば約10ミクロンから約1ミリメートルの範囲内)は、いくつかの実施例(たとえばFP干渉計が照射のために用いられない)については重要ではない。いくつかの実施例では、照射される区域は、駆動アーム150、160の各ファイバ先端の下の構造体100の部分または表面である。駆動アーム150、160の全体的に平坦な面に対して光が全体的に垂直に当たるいくつかのそのような実施例では、この放射によって生じる力は、駆動アーム150、160の表面に対して全体的に垂直である。
いくつかの実施例では、駆動システム400は、上述のファイバファブリーペロー干渉計を利用せずに、MEMS電極を用いて構造体100を静電的に駆動するように構成される。たとえば、図4に示されるように、駆動システム400は、構造体100の少なくとも部分480に十分な静電力を印加して、構造体100が駆動軸102の周りを揺れる(たとえば、少なくとも0.0015deg/h、または0.0015deg/hから15deg/hの範囲、または0.0015deg/hから1.296´107deg/hの範囲の所望の感度レベルを達成するほど十分大きい振幅で)よう構造体100を駆動するように構成された、1つ以上の電極460、470を含み得る。いくつかの実施例では、1つ以上の電極460、470は当該技術において周知のさまざまなMEMS電極のうちの1つであってもよいが、当該技術において周知あるいは未開発の他の種類の電極を用いてもよい。たとえば、いくつかの実施例では、電極460、470は平行板電極または櫛型駆動電極を含み得る。電極460、470は、構造体100の全体的に反対の上面および下面にあるか、または構造体100の重心またはピボット点に対して全体的に反対側に配置された構造体100の部分にあるかのいずれか一方であり得る。静電力は引力があるため、電圧が印加されると構造体100は電極460、470に引寄せられる。ある他の実施例では、構造体100に駆動力を与えるために1つ以上の電磁石が用いられ得る。たとえば、いくつかの実施例では、永久磁石と電磁石との組合せ、または2つの電磁石の組合せが用いられ得る。いくつかのそのような実施例では、電極構成と同様に、少なくとも1つの磁石が構造体100上に位置決めされ、少なくとも1つの磁石が構造体100から間隔をおいて配置されて、構造体100を駆動するための磁力を生成する。駆動力を生成するための本明細書中に説明されるいくつかの実施例と適合する例示的な構成は、J. Korvink and O. Paul (eds.),“MEMS-A Practical Guide to Design, Analysis and Applications, ”William Andrew Publishing, Norwich, 2006, pp. 345-402、およびその中の引例に記載されている。
いくつかの実施例では、構造体100は柱部310を含む。いくつかの実施例における柱部310は、構造体100の全体的に平面の部分105に機械的に結合され、かつ部分105から離れるように全体的に垂直に延在する。たとえば、いくつかの実施例では、図2、図3および図4に概略的に示されるように、柱部310は、駆動軸102および検知軸104に対して実質的に垂直な回転軸zに全体的に沿って延在する。回転軸zと駆動軸102および検知軸104の一方または両方との間に約90°の角度を有すると有利であるが、いくつかの他の実施例では、回転軸zは、自身と駆動軸102および検知軸104の一方または両方との間に90°とは異なる角度を有する。いくつかのそのような実施例では、そのような傾斜角度によって、有利になり得ない揺れにおける非対称が誘起され得るか、またはこれも有利になり得ないぐらつきが誘起され得る。
いくつかの実施例では、柱部310は、全体的に平面の部分105の中心(たとえば質量の中心)に配置される。柱部310が複数の部分を含むいくつかの実施例では、これら複数の部分は、全体的に平面の部分105の中心から間隔をおいて配置され得るが、(たとえば、構造体100のぐらつきが回避される、最小化される、もしくは減少するように、または感度が劣化しないように)中心の周りに全体的に対称的に位置決めされる。ジャイロスコープ10がz軸(たとえば柱部310に沿った軸)の周りの回転を受けると、コリオリ効果によって、駆動軸102の周りの柱部の運動の方向(図2および図3において実線の矢先が2つの矢印で示される)に対して垂直な方向(図2および図3において点線の矢先が2つの矢印によって示される)に力1000が誘起される。したがって、柱部310は、駆動周波数ωで角偏向φを有して、検知軸104の周りまたは周囲を振動するか揺れる。
いくつかの実施例では、柱部310は構造体100と同じ材料からなり得る。たとえば、柱部310は、シリコン、ポリシリコン、シリカ、石英、鉄、真鍮、ガラス、硬質プラスチック、またはテフロン(登録商標)を含むがこれらに限定されない、全体的に剛性の材料からなり得る。たとえば、いくつかの実施例では、柱部310は、ケースが取外された従来の光ファイバの長さ(たとえば10から20ミリメートル)を有する。いくつかの実施例では、柱部310は、その質量が、構造体の板部分110に機械的に結合される柱部310の底部ではなく柱部310の上部に向かって集中するように成形される(たとえば棒付きキャンディー形状)。いくつかのそのような実施例によって、質量が均一に分布した柱部310よりもよりよい性能が与えられ得る。
いくつかの実施例では、検知軸104の周りの振動または揺れは、z軸の周りのジャイロスコープ10の回転速度についての情報を与えるように構成された光センサシステム200を用いて、光学的に測定される。図3は、光学的に駆動されて光学的に測定される例示的なジャイロスコープ10を示し、図4は、静電的に駆動されて光学的に測定される例示的なジャイロスコープ10を示す。いくつかの実施例では、光センサシステム200は1つ以上のファイバファブリーペロー干渉計を含む(各々の全文が引用によって本明細書に援用される、たとえば米国特許第7,526,148号、米国特許第7,630,589号、および米国特許出願公開番号2008/0034866A1を参照)。
たとえば、いくつかの実施例では、光センサシステム200は1本以上の光ファイバを含む。図3および図4の各々において、例示的なジャイロスコープ10は1対の光ファイバ610、620(図3において斜線ハッチングの矢印によって示される)を含み、各光ファイバ610、620は、構造体100の対応部分630(たとえば構造体100の全体的に平面の部分105の2本の検知アーム180、190の部分)と共にファブリーペロー干渉計を形成して、本明細書中に説明されるいくつかの実施例に従って検知軸104の揺れを測定する。光ファイバ610、620の各々は、構造体100の少なくとも部分630に電磁放射を照射し、かつ構造体100の部分630から反射された電磁放射を受けるように構成される。いくつかのそのような実施例では、構造体100の部分630と1本以上の光ファイバ610、620との間にファブリーペロー共振器が形成される。たとえば、共振器長は約10ミクロンから約1ミリメートルの範囲内であり得る。
いくつかの実施例では、センサシステム200は少なくとも1本の従来のファイバ(たとえばニューヨーク州コーニングのCorning, Inc.から入手可能なSMF−28(登録商標)光ファイバなどの単一モードファイバ)を含む。いくつかの実施例では、センサシステム200の1本以上のファイバは、単一モードファイバまたは多モードファイバ(たとえばニューヨーク州コーニングのCorning, Inc.から入手可能なInfiniCorファイバ)のいずれか一方であり得る。多モードファイバを用いると感度が低くなるが、組立の容易性およびあまり厳格でないファイバ間隔パラメータのために感度を犠牲にできるいくつかのそのような実施例では有用であり得る。いくつかの実施例では、センサシステム200の1本以上のファイバは有利に、動作時にファブリーペロー干渉計内の偏光の単一の安定した偏光状態を励起するための偏光保持ファイバ、または偏光ファイバであり得る。いくつかの実施例では、FP干渉計内の複屈折によって生じるFPセンサの反応の変動は、たとえば、反射率の偏光への依存(いくつかの実施例ではそのような依存は小さいが)によって有利に取除かれる。ファイバと板との間隔は、FP干渉計が照射のために用いられないいくつかの実施例については重要ではない。いくつかの実施例では、照射される区域は、検知アーム180、190上の各ファイバ先端の下の構造体100の部分または表面である。検知アーム180、190上のFP干渉計についての間隔または共振器長は、駆動アーム150、160上のFP干渉計についての間隔または共振器長よりも若干重要である。検知FP干渉計については、間隔が小さくなるにつれて、FP干渉計を伝播してファイバに反射される光は、ファイバ内に再結合されるまでの移動距離が短くなるので、光はそれほど回折しない。その結果、再結合損失が小さくなるため、FP干渉計についての高フィネス、したがってさらなる高感度につながる。もちろん、間隔が極端に小さくなると戻りが減少する。この戻りの減少が顕著になり始める間隔はFP干渉計の損失に依存しており、損失が大きくなるほど、相対的に回折損失が重要ではなくなり、かつフィネスおよび感度を損なうことなく間隔を大きくすることができる。このトレードオフは、全文が引用によって本明細書中に援用される論文である、Onur Kilic, Michel J. F. Digonnet, Gordon S. Kino, and Olav Solgaard, “Asymmetrical spectral response in fiber Fabry-Perot interferometers,” IEEE J. Lightwave Technol. Vol. 27, No. 24, 5648-5656 (December 2009)に記載されている。
いくつかの実施例におけるセンサシステム200は、シリコン、ポリシリコン、シリカ、または石英からなる1つ以上の部品を含み得、微細加工された部分を含み得る。いくつかの実施例では、センサシステム200は、応力補償のためのシリコン−窒化物層を含み得る。また、センサシステム200は、本明細書中に説明されるいくつかの実施例では、金属層(たとえば金、銀、アルミニウム、クロム、チタン、白金を含む研磨または堆積された表面)、従来の多層誘電体コーティング、またはフォトニック結晶を含み、光学的に監視される構造体100の部分(たとえば1本以上の光ファイバに光学的に結合される部分630)の光反射率を高めることができる。
図5aは、本明細書中に説明されるいくつかの実施例に従った、ファイバファブリーペロー干渉計を光センサとして用いる例示的な光センサシステム200を概略的に示す。いくつかの実施例では、光センサシステム200は、1本以上の光ファイバ610、620と光通信する1つ以上の光学検出器250、260を含み、光ファイバ610、620は、構造体100の対応部分630と光通信する。いくつかの実施例では、1つ以上の光学検出器250、260は当該技術において周知のさまざまな光検出器のうちの1つであってもよいが、未開発の検出器を用いてもよい。たとえば、小領域インジウム−ガリウム−砒化物PINフォトダイオードからなる検出器などの低ノイズ検出器を用いてもよい。実質的な理由から、自由空間検出器よりもファイバ結合検出器の方が好ましいが、両方とも本明細書中に説明されるいくつかの実施例と適合する。
1つ以上の光学検出器250、260は、構造体100の部分630から反射された電磁放射を受けるように構成される。いくつかの実施例では、部分630に当たる電磁放射は1本以上の光ファイバ610、620によって伝送され、この電磁放射の反射部分の少なくともいくらかが1本以上の光ファイバ610、620によって受けられる。1つ以上の光学検出器250、260は、1本以上の光ファイバ610、620が受けた電磁放射の反射部分の少なくとも一部を受け、かつ、構造体100の部分630からの受けた反射電磁放射に応じて1つ以上の信号を生成するように構成される。
図5aにおいて、構造体100の1本以上の光ファイバ610、620および対応部分630は2つのファイバファブリーペロー干渉計710、720を形成し、レーザ800は、ファイバファブリーペロー干渉計710、720内に高変位感度を与える波長で、2つのファブリーペロー干渉計710、720に電磁放射を与える。具体的には、いくつかの実施例における光の波長は、最大感度のためにFP干渉計の反射スペクトルの最大急勾配に位置するか非常に近いように選択される。いくつかの実施例では、レーザ800は当該技術において周知のさまざまなレーザのうちの1つ(たとえば低ノイズレーザ源)であり得る。たとえば、いくつかの実施例では、レーザ800は狭帯域レーザである。未開発のレーザを用いてもよい。実質的な理由から、自由空間レーザよりもファイバ結合レーザの方が好ましいが、両方とも本明細書中に説明されるいくつかの実施例と適合する。
いくつかの実施例では、光ファイバの損失がより少ない約1.5μmの波長で動作すると有利であるが、他の波長も本明細書中に説明されるいくつかの実施例と適合する。いくつかの実施例では、より短い波長が有利に用いられて(たとえば約1.1μm未満)、より長い波長で用いられる検出器よりも典型的に低ノイズであるシリコン検出器の使用が可能となる。波長は、その両方の全文が引用によって本明細書中に援用される、O. Kilic, “Fiber based photonic-crystal acoustic sensor,” Ph.D. Thesis, Stanford University (2008)、およびO. Kilic, M. Digonnet, G. Kino, and O. Solgaard, “External fibre Fabry-Perot acoustic sensor based on a photonic-crystal mirror,” Meas. Sci. Technol. 18, 3049 (2007)の教示内容に従って選択され得る。
いくつかの実施例では、1つ以上のファイバファブリーペロー干渉計710、720の1つ以上のファブリーペロー共振器のレーザ波長およびサイズ(たとえば、構造体100の1本以上の光ファイバ610、620の端と部分630との間隔)は、所望の熱安定性レベルを提供するように選択される。いくつかの実施例では、光センサシステム200の物理的パラメータおよびその他は、その両方の全文が引用によって本明細書中に援用される、O. Kilic, “Fiber based photonic-crystal acoustic sensor,” Ph.D. Thesis, Stanford University (2008)、およびO. Kilic, M. Digonnet, G. Kino, and O. Solgaard, “External fibre Fabry-Perot acoustic sensor based on a photonic-crystal mirror,” Meas. Sci. Technol. 18, 3049 (2007)の教示内容に従って選択され得る。いくつかの実施例では、これら2つのファブリーペロー干渉計710、720を調べるために用いられる光の波長は、ファブリーペロー干渉計の感度を小さな変位に最大化するように、ファブリーペロー干渉計710、720の共振の最大急勾配の部分に位置するように選択される。たとえば、O. Kilic, “Fiber based photonic-crystal acoustic sensor,” Ph.D. Thesis, Stanford University (2008)を参照。たとえば、レーザは、1550ナノメートルの典型的な波長を有する電気通信型レーザであり得、FP干渉計の共振器間隔は約10ミクロンから150ミクロンであり、変位感度は1Hz測定帯域幅において約10-5ナノメートルである。
いくつかの実施例では、図5aによって概略的に示されるように、レーザ800からのレーザ光は、3dBカプラ900に光学的に結合されたファイバ660内に結合されるので、光の光パワーは2本のアーム910、920内に実質的に等しく分けられる。各アーム910、920において、光パワーは第2の3dBカプラ960、970に伝送されて、対応するファイバファブリーペロー干渉計710、720に伝送される。いくつかの実施例における2つのファブリーペロー干渉計710、720は、検知軸104の互いに反対側にあり、互いに逆位相で揺れるか振動する(たとえば、一方の干渉計のファブリーペロー共振器間隔が大きくなると、他方の干渉計のファブリーペロー共振器間隔は小さくなる)。各ファブリーペロー干渉計から戻る信号は、対応する第2の3dBカプラ960、970に伝送され、この信号の少なくとも一部が、対応する光学検出器250、260に送られる。いくつかの実施例では、2つの光学検出器250、260の信号同士の差に対応する差信号を用いて、検知軸104の周りの構造体100の回転速度を得る。いくつかの実施例では、2つの光学検出器250、260からの信号も追加して合計信号を生成することができ、いくつかの実施例ではこれを用いて、z軸に沿ったジャイロスコープ10の加速度に関する情報が提供される。他の種類のカプラ960、970も本明細書中に説明されるいくつかの実施例と適合する(たとえば10%から90%カプラまたは光サーキュレータ)。
図5bは、本明細書中に説明されるいくつかの実施例に従った、放射圧を用いる例示的な駆動機構を示す。図5bは、レーザ800を駆動軸102の基本捩じり共振周波数で変調することによって、構造体100が駆動軸102の周りを揺れるか振動できることを示す。いくつかの実施例では、構造体100を駆動するため、および構造体100の運動を検知するための両方に同じレーザ800用いるが、いくつかの他の実施例では、構造体100を駆動するため、および構造体100の運動を検知するために別個の光源が用いられる。たとえば、構造体100を駆動するために用いられる光源は、構造体100の運動を検知するために用いられる光源よりも高いパワー出力(たとえば約1mWから1Wの範囲内)を有し得る。FP干渉計が駆動アーム150、160および検知アーム180、190上で用いられるいくつかの実施例では、狭帯域源(たとえばレーザ)を用いて、これらFP干渉計の各々に光を与えることができる。FP干渉計が駆動アーム150、160上では用いられないが検知アーム180、190上で用いられる実施例でさえも、狭帯域源(たとえば検知に用いられるのと同じレーザ)を用いて構造体100を駆動することができる。FP干渉計が駆動アーム150、160上で用いられないいくつかの他の実施例では、ジャイロスコープ10は2つの光源、つまり構造体100を駆動するための光源(たとえば狭い線幅を有するか有しない)と、構造体100の運動を検知するための狭帯域源(たとえばレーザ)とを含み得る。狭い線幅を有しないそのような光源は、いくつかのそのような実施例では狭帯域源よりも有利に安価であり得る。そして、駆動アーム150、160は、この捩じり共振周波数で駆動軸102の周りを揺れる。捩じり共振周波数で駆動することによって、いくつかの実施例における構造体100は、何らかの他の周波数の場合よりも大きい角度振幅の揺れで、所与の入力エネルギ(たとえば放射圧からの)に応答する。したがって、以下により詳細に説明されるようないくつかの実施例では、より良好な最小検出可能回転速度が有利に達成される。
本明細書中に説明されるいくつかの実施例の別の利点は、ジャイロスコープ10が能動素子であることである。ジャイロスコープ10から受ける信号強度は、回転信号によって受動的に決定されるだけでなく、ジャイロスコープ10がオペレータによってどの程度強く駆動されているかによって能動的にも決定される。したがって、他の種類の受動センサ(たとえば、信号強度が音響信号によってのみ受動的に決定される光ファイバハイドロフォン)とは異なり、能動素子においては、(たとえば、ジャイロスコープを、信号は強力だが大きく歪んでいない信号範囲内で動作するように十分大きな振幅で駆動することによって)信号が装置の感度範囲に入るように感度を選択することができる。これによっていくつかの実施例では、非常に小さい信号および非常に大きい信号の両方の検出と、能動素子のダイナミックレンジの大幅な増大が可能となる。初期信号に関して感度を選択することによる能動素子の動作は、図6に概略的に示されるように、閉ループ動作と称される。ジャイロスコープ10をこの態様で動作させるために、光センサシステム200からの回転信号はフィードバック回路(負のフィードバック)に伝送されて、駆動システム400を(静電気的に、または光学的に駆動して)制御する。この負のフィードバックを用いて、いくつかの実施例では、大きな回転信号が存在するときに駆動振幅を減少させ、同様に小さい回転信号が存在するときに駆動振幅を増大することができる。いくつかの実施例におけるこのような閉ループ動作の利点は、ダイナミックレンジおよびセンサ応答の応答の線形性を増大させることである。
以下の説明では、本明細書中に説明されるいくつかの実施例に従った、例示的なジャイロスコープ10の属性のいくつかの例示的な分析が与えられる。これは、本明細書中に説明されるいくつかの実施例に従った柱310(図7には図示せず)を含むように修正された、図7に示されるようなMEMS構造体についての最小検出可能回転速度の計算である(H. Ra, W. Piyawattanametha, Y. Taguchi, D. Lee, M. J. Mandella, and O. Solgaard,“Two-dimensional MEMS scanner for dual-axes confocal microscopy,”J. Microelectromech. Syst. 16, 969 (2007)を参照)。
上記構造体のアーム長は1400μm(全水平長2800μm)である。内側バネは長さ350μm、幅8μm、厚み30μmである。外側バネは長さ350μm、幅8μm、厚みは内側梁の厚みの2倍60μmである。
構造体100は、内側軸(図7の水平方向)、および外側軸(図7の垂直方向)を有する。Ra et al.の静電測定によると、ミラーは、内側軸に対して共振して(2.9kHz)3.6°だけ、外側軸に対して共振して(500Hz)6.2°だけ偏向し得る。Ra et al.に挙げられている偏向数は、入射光ビームの偏向角度に対応するため、これらの数の4倍(24.8°および14.4°)である。
ミラーの中心に柱が取付けられたこの構造体についての最小検出可能回転(MDR)が検出可能であるため、コリオリの力によって、2つの運動モード(たとえば内側軸および外側軸の各々の周りの)を結合することができる。以下に説明する計算では、内側軸が駆動され、外側軸の揺れが検知されると仮定される。
フーコー振子構造体についての運動の方程式は、他の引例でも分析されている(たとえば、R. T. M'Closkey, S. Gibson, and J. Hui,“System identification of a MEMS gyroscope,” J. Dynamic Syst. Meas. Contr. 123, 201-210 (2001)を参照)。これは、慣性項、減衰項、バネ項、および力項を含む、基本的な減衰バネ質量力学モデルである。
A.熱−機械ノイズ
検知軸測定は、式(11)中のこの熱−ノイズレベルによって制限されると仮定することができる。
そして、アームの端における垂直方向の偏向(ファイバファブリーペローが直面する変位ノイズ)は、
L′N=Larmφ′N=1.27×10-13m=1.27×10-4nm
であり、式中、Larm=1400μmが用いられた。この結果は、我々の以前の音響センサ作業において以前に検出されたものよりも1桁大きい(O. Kilic, M. Digonnet, G. Kino, and O. Solgaard,“External fibre Fabry-Perot acoustic sensor based on a photonic-crystal mirror,” Meas. Sci. Technol. 18, 3049 (2007)を参照)。これに対して、O. Kilic,“Fiber based photonic-crystal acoustic sensor,” Ph.D. Thesis, Stanford University (2008)によると、光電ノイズは1Hz帯域幅にあり、
L′N=2.25×10-8nm(ショットノイズ制限検出、ミラーR=0.99)
L′N=2.07×10-7nm(相対強度ノイズまたはRIN制限検出、ミラーR=0.99)
L′N=2.36×10-7nm(ショットノイズ制限検出、ミラーR=0.90)
L′N=2.17×10-6nm(RIN制限検出、ミラーR=0.90)
である。
1Hz帯域幅のMDRを計算するために、柱310がMEMS構造体100の中心に取付けられ、かつ、MEMS寸法と適合して実際的に処理しやすいSMF−28ファイバ(直径125μm、溶融石英材料)の長さ2.5mmの一片を含む例示的な構成が考えられる。
この式は小さな変位についてのみ有効であるため、共振器の共振波長はその線幅と比較してあまり変わらない。したがって、いくつかの実施例では、高フィネス共振器についてのダイナミックレンジが制限される。
したがって、最小検出可能回転が小さくなるにつれて、いくつかの実施例におけるFPinarmpは増加し、減衰γは減少する。
ミラーの中心を正確に発見するための例示的な方法
いくつかの実施例では、柱構造体310がベースプレート105の中心にうまく配置されていない場合、駆動揺れは純粋に捩じりモードではなく、構造体100を上下に動かす成分も有する。この運動は通常ロッキングモードと称される。構造体100のこのロッキングモードは本明細書中に説明される差動検知によってフィルタにかけられて除去することができるが、これによって回転信号内に歪みが生じてダイナミックレンジが減少してしまう。いくつかの実施例ではロッキングモードを減少または除去するため、柱構造体310はより正確にベースプレート105の中心に配置され得る。以下に、本明細書中に説明されるいくつかの実施例に従った、ミラーの中心を見つける例示的な方法を説明する。
ジャイロスコープのいくつかの実施例において揺れを検知するために用いられるファイバファブリーペロー変位センサは、非常に高感度である。いくつかの実施例では、そのようなセンサによって、熱−機械ノイズと称されるミラーのブラウン運動を検出することができる。ファイバセンサが検知軸の一部と光通信するように配置されると、ファイバセンサによって検出されるノイズスペクトルは、検知モードの共振周波数でピークを有する。同様に、ファイバセンサが駆動軸の一部と光通信するように配置されると、ファイバセンサによって検出されるノイズスペクトルは、駆動モードの共振周波数でピークを有する。いくつかの実施例では、配置されるファイバセンサが構造体100の中心に近づくにつれて、検出されるノイズスペクトルにおけるこれらのピークは小さくなる。これらのピークが最小値にまで小さくなる位置にファイバセンサを近づけることによって、いくつかの実施例について構造体100の中心を可能な限り正確に見つけることが可能である。この中心位置が決まると、これはマーク付けされ得る(たとえばファイバセンサの先端の非常に少量の塗料を用いて)か、またはファイバセンサ自身がその位置に固定され得(たとえば少量のエポキシによって)、その後、柱構造体310として作用可能なように切断または他の方法でサイズ決めされ得るかのいずれか一方である。
例示的な回転検出方法
図8は、本明細書中に説明されるいくつかの実施例に従った例示的な回転検出方法2000のフローチャートである。方法2000は、図8の動作ブロック2010に示されるように、駆動軸102の周りを動き、かつ駆動軸102の周りを動きつつ、回転軸zの周りの構造体100の回転によって生じるコリオリの力1000に応じて検知軸104の周りを動くよう駆動されるように構成された構造体100を提供するステップを含む。方法2000はまた、動作ブロック2020に示されるように、構造体100が駆動軸102の周りを動くように構造体100を駆動するステップと、動作ブロック2030に示されるように、構造体100が駆動軸102の周りを動く間に構造体100を回転軸zの周りを回転させるステップとを含む。方法2000はさらに、図8の動作ブロック2040に示されるように、検知軸104の周りの構造体100の移動を光学的に測定するステップを含む。
いくつかの実施例では、方法2000は、本明細書中に説明されるジャイロスコープ10のさまざまな構成と適合する。たとえば、方法2000は、全体的に平面の部分105と、駆動軸102に全体的に沿って延在し、かつ全体的に平面の部分105を支持構造体300に操作可能に結合する少なくとも1つの第1の捩じりバネ110と、検知軸104に全体的に沿って延在し、かつ全体的に平面の部分105を支持構造体300に操作可能に結合する少なくとも1つの第2の捩じりバネ120とを含む構造体100を含むジャイロスコープ10と適合する。
いくつかの実施例では、全体的に平面の部分105は、検知軸104に全体的に沿って互いに反対方向に延在する少なくとも2本の駆動アーム150、160を含む。第2の捩じりバネ120は、2本の駆動アーム150、160を支持構造体300に操作可能に結合する。
いくつかの実施例では、全体的に平面の部分105は、駆動軸102に全体的に沿って互いに反対方向に延在する少なくとも2本の検知アーム180、190を含む。第1の捩じりバネ110は、2本の検知アーム180、190を支持構造体300に操作可能に結合する。
いくつかの実施例では、構造体100は、全体的に平面の部分105から離れるように全体的に垂直に延在する柱部310を含む。いくつかの実施例では、構造体100(1つ以上の全体的に平面の部分105および柱部310を含む)は微細加工され、シリコン、ポリシリコン、シリカ、または石英を含む。いくつかの実施例では、柱部310は、従来の光ファイバ(たとえばそのケースが取外された状態の)の短い長さ(たとえば10から20ミリメートル)を有する。
いくつかの実施例では、動作ブロック2020における構造体100を駆動するステップは、構造体100の少なくとも部分430に十分な放射圧を有する電磁放射を照射して、構造体100が駆動軸102の周りを揺れる(たとえば、少なくとも0.0015時/度、または0.0015deg/hから15deg/hの範囲、または0.0015deg/hから1.296´107deg/hの範囲の所望の感度レベルを達成するほど十分大きな振幅で)ように構造体100を駆動するステップを含む。いくつかの実施例では、動作ブロック2020における構造体100を駆動するステップは、構造体の少なくとも部分480に十分な静電力を印加して、構造体100が駆動軸102の周りを揺れる(たとえば所望の感度レベルを達成するほど十分大きな振幅で)ように構造体100を駆動するステップを含む。
いくつかの実施例では、駆動軸102は、検知軸104と実質的に同じ平面上にあり、
検知軸104に対して実質的に垂直である。また、いくつかの実施例では、回転軸zは、駆動軸102および検知軸104の少なくとも一方に対して実質的に垂直である。いくつかの実施例では、動作ブロック2040において移動を光学的に測定するステップは、図9の動作ブロック2041に示されるように、構造体100の少なくとも部分630に電磁放射を照射するステップと、図9の動作ブロック2042に示されるように、構造体100の部分630から反射された電磁放射を受けるステップとを含む。いくつかの実施例では、動作ブロック2040において移動を光学的に測定するステップはさらに、図9の動作ブロック2043に示されるように、受けた反射電磁放射の少なくとも一部を検出するステップと、図9の動作ブロック2044に示されるように、受けた反射電磁放射の検出された部分に応じて1つ以上の信号を生成するステップとを含む。
上記ではさまざまな実施例が説明された。本発明はこれらの特定的な実施例を参照して説明されたが、上記説明は本発明の例示を意図しており、限定を意図していない。添付の請求項において定義されるような本発明の真の思想および範囲から逸脱することなく、さまざまな修正および応用が当業者に想到され得るであろう。

Claims (27)

  1. ジャイロスコープであって、
    駆動軸の周りを動くよう駆動されるように構成された構造体を備え、前記構造体はさらに、前記駆動軸の周りを動きつつ、回転軸の周りの前記構造体の回転によって生じるコリオリの力に応じて検知軸の周りを動くように構成され、前記ジャイロスコープはさらに、
    前記検知軸の周りの前記構造体の移動を光学的に測定するように構成された光センサシステムを備える、ジャイロスコープ。
  2. 前記ジャイロスコープは、MEMS(microelectromechanical system)ジャイロスコープである、請求項1に記載のジャイロスコープ。
  3. 前記構造体は、全体的に平面の部分と、前記駆動軸に全体的に沿って延在し、かつ前記全体的に平面の部分を支持構造体に操作可能に結合する少なくとも1つの第1の捩じりバネと、前記検知軸に全体的に沿って延在し、かつ前記全体的に平面の部分を前記支持構造体に操作可能に結合する少なくとも1つの第2の捩じりバネとを含む、請求項1に記載のジャイロスコープ。
  4. 前記全体的に平面の部分は、前記検知軸に全体的に沿って互いに反対方向に延在する少なくとも2本の駆動アームを含み、少なくとも第2の駆動捩じりバネは、前記少なくとも2本の駆動アームを前記支持構造体に操作可能に結合する、請求項3に記載のジャイロスコープ。
  5. 前記全体的に平面の部分は、前記駆動軸に全体に沿って互いに反対方向に延在する少なくとも2本の検知アームを含み、前記少なくとも1つの第1の捩じりバネは、前記少なくとも2本の検知アームを前記支持構造体に操作可能に結合する、請求項3に記載のジャイロスコープ。
  6. 前記構造体は、前記全体的に平面の部分から離れるように全体的に垂直に延在する柱部を含む、請求項3に記載のジャイロスコープ。
  7. 前記回転軸は、前記駆動軸および前記検知軸の少なくとも一方に対して実質的に垂直である、請求項1に記載のジャイロスコープ。
  8. 前記光センサシステムは、前記構造体の少なくとも一部に電磁放射を照射し、かつ前記構造体の前記一部から反射された電磁放射を受けるように構成された1本以上の光ファイバを含む、請求項1に記載のジャイロスコープ。
  9. 前記1本以上の光ファイバおよび前記構造体の前記一部は、自身同士の間に少なくとも1つのファブリーペロー共振器を形成する、請求項8に記載のジャイロスコープ。
  10. 前記光センサシステムはさらに、前記1本以上の光ファイバと光通信する1つ以上の光学検出器を含み、前記1つ以上の光学検出器は、前記構造体の前記一部から反射されて前記1本以上の光ファイバによって伝送される電磁放射を受け、かつ受けた前記電磁放射に応じて1つ以上の信号を生成するように構成される、請求項8に記載のジャイロスコープ。
  11. 前記構造体の前記一部は、1つ以上のフォトニック結晶構造体を含む、請求項8に記載のジャイロスコープ。
  12. 前記構造体が前記駆動軸の周りを揺れるよう前記構造体を駆動するように構成された駆動システムをさらに備える、請求項1に記載のジャイロスコープ。
  13. 前記駆動システムは、前記構造体の少なくとも一部に十分な放射圧を有する電磁放射を照射して、前記構造体が前記駆動軸の周りを揺れるよう前記構造体を駆動するように構成された、1本以上の光ファイバを含む、請求項12に記載のジャイロスコープ。
  14. 前記1本以上の光ファイバおよび前記構造体の前記一部は、自身同士の間に少なくとも1つのファブリーペロー共振器を形成する、請求項13に記載のジャイロスコープ。
  15. 前記駆動システムは、前記構造体の少なくとも一部に十分な静電力を印加して、前記構造体が前記駆動軸の周りを揺れるよう前記構造体を駆動するように構成された、1つ以上の電極を含む、請求項12に記載のジャイロスコープ。
  16. 回転を検出する方法であって、
    駆動軸の周りを動き、かつ前記駆動軸の周りを動きつつ、回転軸の周りの構造体の回転によって生じるコリオリの力に応じて検知軸の周りを動くよう駆動されるように構成された構造体を提供するステップと、
    前記構造体が前記駆動軸の周りを動くように前記構造体を駆動するステップと、
    前記構造体が前記駆動軸の周りを動く間、前記構造体を前記回転軸の周りを回転させるステップと、
    前記検知軸の周りの前記構造体の移動を光学的に測定するステップとを備える、方法。
  17. 前記構造体は、全体的に平面の部分と、前記駆動軸に全体的に沿って延在し、かつ前記全体的に平面の部分を支持構造体に操作可能に結合する少なくとも1つの第1の捩じりバネと、前記検知軸に全体的に沿って延在し、かつ前記全体的に平面の部分を前記支持構造体に操作可能に結合する少なくとも1つの第2の捩じりバネとを含む、請求項16に記載の方法。
  18. 前記全体的に平面の部分は、前記検知軸に全体的に沿って互いに反対方向に延在する少なくとも2本の駆動アームを含み、前記少なくとも1つの第2の捩じりバネは、前記少なくとも2本の駆動アームを前記支持構造体に操作可能に結合する、請求項17に記載の方法。
  19. 前記全体的に平面の部分は、前記駆動軸に全体的に沿って互いに反対方向に延在する少なくとも2本の検知アームを含み、前記少なくとも1つの第1の捩じりバネは、前記少なくとも2本の検知アームを前記支持構造体に操作可能に結合する、請求項17に記載の方法。
  20. 前記構造体は、前記全体的に平面の部分から離れるように全体的に垂直に延在する柱部を含む、請求項17に記載の方法。
  21. 前記構造体は微細加工され、シリコン、ポリシリコン、シリカ、または石英を含む、請求項16に記載の方法。
  22. 前記構造体を駆動する前記ステップは、前記構造体の少なくとも一部に十分な放射圧を有する電磁放射を照射して、前記構造体が前記駆動軸の周りを揺れるように前記構造体を駆動するステップを含む、請求項16に記載の方法。
  23. 前記構造体を駆動する前記ステップは、前記構造体の少なくとも一部に十分な静電力を加えて、前記構造体が前記駆動軸の周りを揺れるように前記構造体を駆動するステップを含む、請求項16に記載の方法。
  24. 前記構造体の移動を光学的に測定する前記ステップは、前記構造体の少なくとも一部に電磁放射を照射するステップと、前記構造体の前記一部から反射された電磁放射を受けるステップとを含む、請求項16に記載の方法。
  25. 前記構造体の移動を光学的に測定するステップはさらに、受けた反射電磁放射の少なくとも一部を検出するステップと、受けた反射電磁放射の検出された前記一部に応じて1つ以上の信号を生成するステップとを含む、請求項24に記載の方法。
  26. 前記柱部を前記構造体の中心に配置するステップをさらに備える、請求項16に記載の方法。
  27. 前記柱部を中心に配置する前記ステップは、
    センサを前記検知軸上に配置するステップと、
    検知モードの共振周波数で第1のピークを有する第1のノイズスペクトルを測定するステップと、
    前記センサを前記駆動軸上に配置するステップと、
    駆動モードの共振周波数で第2のピークを有する第2のノイズスペクトルを測定するステップと、
    前記第1および第2のピークが減少する前記構造体上の前記柱部の位置を決定するステップとを備える、請求項26に記載の方法。
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