JP2010284215A - 脱水可能小型洗濯機 - Google Patents

Abstract

【課題】従来の小型洗濯機では洗いとすすぎのみを行うことができるが、脱水まで一体となったものはなかった。台所周りでは頻繁にフキンを使用するが、通常の洗濯は一日に一回程度であり、時間が経つと雑菌が繁殖しにおいのもとになってしまう。衛生面からも、ふきんを使用後すぐに手軽に台所で洗濯できる洗濯機が必要だと考えられる。
【解決手段】洗濯槽の内部に穴の開いた内槽を取り付け、下台体中のモーターをICコンバータで制御することで、洗濯槽の正、逆回転、回転速度、時間の制御を可能にし、洗い、すすぎ、脱水が可能になる。現在の技術を集約させ小型化を達成して持ち運び可能にすることで、労働時間の短縮、労働負荷の軽減、衛生面の問題を解決する。
【選択図】図１

Description

本発明は、家庭の台所・洗面所・浴室等のスペースが限られたところで、少量のふきん・ハンカチ等の洗い、すすぎ、脱水が可能な小型の洗濯機に関するものである。

台所周りでは頻繁にふきんを使用するが、通常の洗濯は一日に一回程度であり、時間が経つと雑菌が繁殖しにおいのもとになってしまう。衛生面からも、ふきんを使用後すぐに手軽に台所で洗濯できる洗濯機が必要だと考えられる。

以下、従来の小型洗濯機について説明する。従来の小型洗濯機（例えば、非特許文献１参照。）では、洗い、すすぎのみを行うものが一般的であり、また小型の脱水機（例えば、非特許案文献２参照。）も提案されているが、洗い、すすぎ、脱水を兼ね備えた小型の洗濯機はない。

登録実用新案第３０８７６３８号 実用新案公開平０６‐０２４６８７

前記非特許文献に記載されている従来の小型洗濯機では、洗い、すすぎしかできず、脱水のために手でしっかりと絞ろうとすると、以外に力が必要で片手がふさがったときなどは絞ることもできなくなり、労働時間も増加してしまう。

本発明は洗いとすすぎと乾燥を一台の洗濯機で行うことで、乾燥を早く行い労働時間を短くし、かつ労働負荷を軽減することができる小型洗濯機である。

従来の小型洗濯機では、小さな構造に脱水可能な洗濯槽と、それを駆動する正・逆回転、回転速度、時間の制御を可能にする制御系を小型にまとめることが困難であったが、近年の技術革新によるノウハウを集約させて、小型モーター、制御系，駆動系を構成する。

本発明の小型洗濯機は洗いとすすぎと乾燥を一台の洗濯機で行うことで、乾燥を早く行い労働時間を短くすることができる。

また、力が必要な洗濯物を絞るという動作が自動化されるので、労働付加を軽減することができる。

理髪美容店、飲食店等の業務用として使用も可能であり、ホテル、旅館などの洗面室に備えることで、下着類、ハンカチ、靴下等小物の洗濯ができ、旅行者、出張者には便利である。持ち運びも可能なので、清潔な環境が維持でき、病院等医療用にも応用可能である。

本発明の組立図 洗濯槽の上面図 本発明の分解図

以下、上記の動作を説明する。
図１〜図３を参照しつつ、本発明の実施例を示す・
１．下台体２０中に電池を入れる
２．洗濯物（０．３kg以下）と水２L、適量の洗剤を内槽１１に入れ、フタ３０を設置する
３．「洗い・すすぎ」スイッチ２２を押す
４．内槽１１が停止したら外槽１０とフタ３０を取り外し、水を捨てる
５．外槽１０を下台体２０に設置し、再び水２Lを入れフタ３０を設置する
６．「洗い・すすぎ」スイッチ２２を押す
７．内槽１１が停止したら外槽１０とフタ３０を取り外し、水を捨てる
８．外槽１０を下台体２０に設置し、フタ３０を取り付ける
９．「脱水」スイッチ２３を押す
１０．脱水が完了したら外槽１０とフタ３０を取り外し、水を捨てる
１１．洗濯物を取り出して干す
いずれかの工程の途中で止めたいときは「ＯＦＦ」スイッチ２４を押す

１０ 外槽
１１ 内槽
１２ ガイド
１３ 取手
１４ パルセータ
１５ 回転軸A
１６ 櫛歯
２０ 下台体
２１ 回転軸B
２２ 「洗い・すすぎ」スイッチ
２３ 「脱水」スイッチ
２４ 「OFF」スイッチ
３０ フタ

Claims (2)

1. 構造が精巧で容量は小さく設計されているため、少量で軽く薄いふきん等の洗濯に適し、手軽にふきん等を洗濯することができ、衛生的であることを特徴とする小型洗濯機。
2. 通常の大きさの洗濯機と同様に内槽を取り付けることで、洗い、すすぎ、脱水の洗濯における全ての工程が自動化された請求項１に記載の小型洗濯機。