JP2010283705A - データ伝送装置、およびデータ伝送方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】
データ伝送を、使い勝手良く行うことが可能な伝送装置を提供する。
【解決手段】
そこで本明細書では例えば、通話中の相手の映像、音声の大きさ、位置をユーザの指示によって変更可能な構成とする。さらに視聴しているディジタル放送番組の映像と音声に重ね合わせる構成とする。
上記構成によれば例えば、ユーザにとって、複数の相手と番組を視聴しながら通話ができ、使い勝手のよい伝送装置を提供できる。
【選択図】 図1
データ伝送を、使い勝手良く行うことが可能な伝送装置を提供する。
【解決手段】
そこで本明細書では例えば、通話中の相手の映像、音声の大きさ、位置をユーザの指示によって変更可能な構成とする。さらに視聴しているディジタル放送番組の映像と音声に重ね合わせる構成とする。
上記構成によれば例えば、ユーザにとって、複数の相手と番組を視聴しながら通話ができ、使い勝手のよい伝送装置を提供できる。
【選択図】 図1
Description
映像、音声データを受信し出力する装置に関する。
上記技術分野に関し、ディジタル放送の普及により、テレビ、レコーダ機器に加え、コンピュータネットワークの普及に伴い、たとえば特許文献1には通信機能を持ったテレビジョンシステムが開発されている。今後、更に高度な映像音声を含む通信機能を持ったテレビジョンシステムが普及するものと思われる。
しかし、特許文献1は、例えば、番組視聴中に着信した場合の、番組の映像、音声と、通話の映像、音声の共存の方法についての考慮がなされておらず、ユーザにとって使い勝手が十分ではないという課題があった。
そこで本明細書では、例えば、着信映像の重ね合わせの大きさ、位置をユーザが指定できる。また、音声も映像に合わせて出力を制御する構成とする。
上記手段によれば、ユーザにとって使い勝手のよいデータ伝送装置を提供できる。
以下、データ伝送装置の実施形態について説明する。
図1は、データ伝送装置を含むビデオデータ伝送システムの形態の一例である。1はデータ伝送装置であり、2は別のデータ伝送装置である。データ伝送装置1と2は、互いにデータを送受信するため、データ送信装置にもデータ受信装置にもなる場合がある。
図2は、データ伝送装置1あるいはデータ伝送装置2のブロック図の一例である。101は映像を取り込む撮影部、102は音声を取り込むマイク部、103は取り込んだ映像を圧縮符号化する映像エンコード部、104は取り込んだ音声を圧縮符号化する音声エンコード部である。圧縮符号化された映像および音声は、システムエンコーダ105において、それぞれパケット化、および多重化され、一本のシステムストリームに変換される。
また、107は入力されたシステムストリームを、圧縮符号化された映像データ、および圧縮符号化された音声データのパケットにそれぞれ分離するシステムデコーダ、108、109は、圧縮符号化された映像データを伸張する映像デコード部、110、111は、圧縮符号化された音声データを伸張する音声デコード部である。
112は、映像デコード部108および109から入力される映像信号を合成する映像合成部、113は、音声デコード部110および111から入力される音声信号を混合する音声混合部、114は表示パネルなどの表示出力部、115はスピーカなどの音声出力部である。
音声出力部115は、左チャンネル用のスピーカと右チャンネル用のスピーカを備える。また、106は本装置外部とネットワークを介して接続するネットワーク送受信部である。116は映像合成部112および音声混合部113を制御する制御部である。117はユーザからの指令入力を制御部に伝える入力部である。
ネットワーク送受信部106は、例えば、データの到達が保証されず信頼性はないがリアルタイム性のある伝送モード(以降、リアルタイム伝送モードと呼ぶこともある)と、データの到達が保証され信頼性はあるがリアルタイム性のない伝送モード(以降、信頼性のある伝送モードと呼ぶこともある)に動作を切り換え可能である。
ここで、データの到達が保証されず信頼性はないがリアルタイム性のある伝送モードには、例えば、UDP(User Datagram Protocol)、およびRTP(Real−Time Transport Protocol)が用いられる。この方式では、送信したデータが相手に届いたかどうかを確認しないので、伝送パケットが失われて相手に届かない場合があり、映像や音声が途切れることがあるが、反面、データの送信は継続するので遅延が少なく、リアルタイム性が維持できる。
例えば、RTPでは、ネットワークを経由して転送されると、パケットの喪失や、配送の遅れが起こる。しかし、映像や音声のデータは、データの一部が欠けていても再生が可能である。データの受信側では、喪失や、配送の遅れたパケットは無視し、受信側が期待する時間に到着したパケットだけを利用してデータの再生を行う。受信側は、受信したパケットについて、受信確認応答(ACKnowledgement)を逐一送ることはしない。
また、データの到達が保証され信頼性はあるがリアルタイム性のない伝送モードには、例えば、TCP(Transmission Control Protocol)、およびHTTP(HyperText Transfer Protocol)またはFTP(File Transfer Protocol)が用いられる。この方式では、送信したデータが相手に届いたかどうかを確認し、伝送パケットが失われて相手に届かなかった場合は、再度送信処理を行うので、その間、映像や音声が停止してしまうことあるが、データの信頼性は確保される。
例えば、TCPでは、パケットを1つ受け取るごとに受信確認応答(ACK)を送信側に送り返す。またいくつかのパケットをまとめて送り、受信確認応答もまとめて1回で済ませることで効率が低下しないようにすることも可能である。
データ送信時には、撮影部111で取り込まれた映像、およびマイク部102で取り込まれた音声を、それぞれ映像エンコード部103、音声エンコード部104が圧縮符号化する。圧縮符号化された映像および音声は、システムエンコーダ105においてパケット化およびパケット多重化され、一本のシステムストリームに変換される。そのシステムストリームがネットワーク送受信部106が、相手側のデータ伝送装置2に送信する。
また、データ受信時には、相手側のデータ伝送装置2から送信されたデータを、ネットワーク送受信部106が受信する。受信されたデータを、システムデコーダ107が、映像データおよび音声データのパケットに分離し、映像デコード部108が映像を、音声デコード部110が音声をデコードする。ここで、例えば、別の相手側のデータ伝送装置から送信されたデータをネットワーク送受信部106が同時に受信することも可能である。
その場合、システムデコーダ107が、同様に映像データおよび音声データのパケットに分離し、映像デコード部109が映像を、音声デコード部111が音声をデコードする。そして、映像合成部112において、二つの映像が合成され、表示出力部114が映像を表示する。また、音声混合部113は、二つの音声を混合し、音声出力部115が音声を出力する。
その際、入力部117は、ユーザから入力された指示を、制御部116に伝達する。ユーザの指示としては、それぞれの映像の大きさ、および位置である。指示は、例えば、図示しないリモートコントローラの数字ボタンで指示する映像を選択し、ジョグシャトル、カーソルボタンでそれぞれ、大きさと位置を入力する。
制御部116は、映像合成部112に対し、それぞれの映像の入力された大きさ、位置を指定する。例えば、ジョグシャトルを右に回すと大きくなり、左に回すと小さくなるように指定する。また、カーソルキーの方向に映像が移動するように指定する。映像合成部112は、それぞれの映像に対する大きさ、位置の指定通りに、それぞれの映像を合成し、表示出力部に渡す。
図3は、この映像合成部の構成例である。1121、1122は、制御部116から書き込まれた指示の値を保持するレジスタ1124の設定値により、映像を拡大縮小し画面上の指示位置に描画するスケーラ、1123は、それぞれのスケーラの出力映像を合成するブレンディング部である。 図4は、この際の表示出力部が表示した映像を示す。例えば401はデータ伝送装置2から送信されたデータを表示しており、位置を右に移動した場合の映像を示し、また、402は、他のデータ伝送装置から送信されたデータを表示しており、大きさを大きくした場合の映像を示す。
映像を拡大縮小する方法としては、例えば、拡大は隣接する画素の値から補完して得られた画素を挿入する方法、縮小は、画素を間引く方法がある。映像を合成する方式としては例えば、αブレンド方式がある。画素毎に、透過率であるαの値を設定することで映像の重ね合わせを実現する。例えば、画面上の表示データ401、および表示データ402の部分を不透過とし、それ以外の領域を透過となるようにすればよい。
図5は、音声混合部113の構成例である。1131、1132、1134、1135は、制御部116から書き込まれた指示の値を保持するレジスタ1137の設定値により増幅度を変更する増幅器、1133、1134は、各増幅器の出力音声信号を加算する加算器である。表示データ401の音声は、増幅器1131、1134で、また、表示データ402の音声は、増幅器1132、1135により増幅される。
例えば、映像の大きさ、位置に連動させ、図4の表示データ401の音声信号は、画面の左側から、また、表示データ402の音声信号は、画面の右側から左側の映像の音声より大きく聞こえるように、各増幅器の増幅度が設定され、すなわち音声のバランスが調整される。
図10に、制御部116が制御する、画面に表示される表示データの位置と各増幅器の増幅度の関係を示す。ここで、図4に示すように、表示データ401が画面左側に、表示データ402が画面右側にあるので、増幅器1131、増幅器1135の増幅度が大きくなるよう、制御される。また、表示データ402の方が表示データ401より大きいので、増幅器1131の増幅度より増幅器1135の増幅度の方が大きくなるよう制御される。
すなわち、表示データの大きさにより増幅度の傾きを変化させる。
図11に制御部116による、映像合成部、および音声合成部の制御フローを示す。まず、ユーザが指示した、映像の位置、大きさを示す情報を入力部117から取得する(ステップ1161)。
図11に制御部116による、映像合成部、および音声合成部の制御フローを示す。まず、ユーザが指示した、映像の位置、大きさを示す情報を入力部117から取得する(ステップ1161)。
次に制御部116は、映像合成部112に対し、各表示データの位置、大きさをユーザの指示に従って調整する(ステップ1162)。また、各表示データの位置、大きさの関係を比較し(ステップ1163)、それぞれの表示データの位置、大きさに応じて音声の音量、バランスを調整する(ステップ1164)。
また、音声混合部113が立体音響機能を有している場合には、画面の上下方向のバランスを変更することも可能になる。
また、音声混合部113が立体音響機能を有している場合には、画面の上下方向のバランスを変更することも可能になる。
以上のように本実施例では、相手の映像の、画面上の大きさ、位置を変えることが可能で、それに従い相手の音声も、その映像の大きさ、位置により音量、バランスが調整されるので、ユーザにとって臨場感のある使い勝手の良いコミュニケーションを提供できる。図4では、二箇所の通話相手の場合の例を示したが、さらに通話相手が増えても、同様の動作で同様の効果が得られる。
(ディジタル放送受信装置)
図6はデータ伝送装置の他の一実施形態を示すブロック図の一例である。
図6はデータ伝送装置の他の一実施形態を示すブロック図の一例である。
図6において、1はデータ伝送装置の一実施例であるディジタル放送受信装置たるディジタルテレビ、1111は撮像回路、1112は、マイクロフォン、A/Dコンバータを含む音声入力処理回路、1120は顔検出回路、1121は映像信号圧縮回路、1122は音声信号圧縮回路、1123はシステムエンコーダ、126はバッファ制御回路、1261は記録用バッファ、1262は再生用バッファ、1211はディジタルテレビ1に固定し内蔵される例えばハードディスクで構成される内蔵記録媒体、1212はディジタルテレビ1に着脱可能な例えばハードディスクで構成される外付け記録媒体である。
1271はシステムデコーダ、1272、1274は映像信号伸張回路、1273、1275は音声信号伸張回路、1283は映像信号D/Aコンバータ、1284は音声信号D/Aコンバータ、1285は映像信号出力端子、1286は音声信号出力端子、1287は音声混合回路、122はネットワーク送受信回路、123はネットワーク接続端子、124は制御回路、1180は顔抽出回路、1281はグラフィックス回路、1282は表示パネル、125はリモコン受信素子である。
また、1263は暗号回路、1264は復号回路、141はディジタル放送信号入力端子、142はディジタルチューナである。
撮像回路1111で撮像され、ディジタル信号に変換された映像信号は、映像信号圧縮回路1121に入力される。
映像信号圧縮回路1121は、例えば、映像圧縮符号化方式としてISO/IEC13818−2(通称MPEG2Video)MP@ML(Main Profile@Main Level)規格に準拠した圧縮符号化データを生成する。その他、映像圧縮符号化方式としては、特に限定するものではなく、H.264・MPEG4/AVC方式やJPEG方式などでもよい。生成した圧縮符号化映像データは、システムエンコーダ109に入力される。
また、音声入力処理回路1112から入力された音声信号は所定のサンプリングレートによりアナログ/ディジタル変換が行われ、ディジタル信号に変換された音声信号は、音声信号圧縮回路1122に入力される。音声信号圧縮回路1122は、例えば、音声圧縮符号化方式としてISO/IEC13818−1(通称MPEG2Audio)規格に準拠した圧縮符号化データを生成する。生成した圧縮符号化音声データは、システムエンコーダ1123に入力される。音声圧縮符号化方式についても特に限定するものではない。
ここで、顔検出回路1120は、撮像回路1111で撮像された映像から人物の顔を検出し、その位置を映像圧縮回路1121に伝える。映像圧縮回路1121は、その情報を元に、顔部分のみを圧縮符号化する。顔検出は、例えば、入力映像から目、鼻、口などの特徴を抽出してデータベースと比較し認識する方法がある。撮像さらた映像から顔部分のみを圧縮符号化できるので、データ量を必要最小限にでき、後述の通話の場合に、ネットワークの負荷を低減できる。また、顔以外の映像は圧縮符号化されないので、不要な情報を伝送しなくて済む。
システムエンコーダ1123に入力された圧縮符号化映像データおよび圧縮符号化音声データは、それぞれパケット化、および多重化され、一本のシステムストリームに変換される。その後、バッファ制御回路126を介して記録用バッファ1261に入力される。システムストリームには、付加情報として、元映像のサイズ、縦横比、システムストリーム中の圧縮符号化映像データおよび圧縮符号化音声データのビットレート等が追加される。
通話の際には、バッファ制御回路126を介して、ネットワーク送受信回路122にシステムストリームが入力される。ネットワーク送受信回路122は、システムストリームを前述のリアルタイム伝送モード、あるいは信頼性のある伝送モードによりネットワーク接続端子123から送信する。
また、ユーザのリモートコントローラからの指示により、通話を記録する場合は、記録用バッファ1261に蓄積された通話データであるシステムストリームが、バッファ制御回路126を介して記録媒体1211あるいは記録媒体1212に記録される。
また、ネットワーク送受信回路122を介して映像、音声を記録媒体に格納する場合には、記録用バッファ1261に蓄積された通話データであるシステムストリームが、バッファ制御回路126を介して記録媒体1211あるいは記録媒体1212に記録される。
ディジタル放送信号入力端子141からは、衛星、ケーブル等から放送されたディジタル放送信号データが入力される。入力された信号はディジタルチューナ142において復調、選局処理がなされ、記録する場合には、システムストリームとして、記録媒体1211、あるいは記録媒体1212に記録される。視聴する場合には、システムデコーダ1271に入力される。
ここで、記録されるシステムストリームのコピー制限情報が世代コピー可の制限をもつ場合、暗号回路1263にてシステムストリームが暗号化され、記録媒体に記録される。暗号化は、記録バッファ1261に格納されているシステムストリームを暗号回路1263で暗号化し、再度記録バッファ1261に格納する。その暗号化されたシステムストリームをバッファ制御回路126を介して、記録媒体1211、1212に記録する。暗号化の際の鍵は、例えば、ディジタルテレビ1の持つ固有情報、記録媒体1211、1212の持つ固有情報、そのほか乱数などから生成される。
ここで、記録媒体1211、1212に記録されているシステムストリームの管理は、制御回路124で行われ、システムストリームリストとして管理されている。
制御回路124は、記録媒体1211,1212に記録されるシステムストリームがディジタル放送信号か否かを、ディジタル放送のシステムストリーム特有の情報を検出することで区別する。制御回路124はディジタル放送のシステムストリームを他のシステムストリームと区別し、システムストリームリストにて管理する。
ディジタル放送のシステムストリーム特有の情報としては、デジタル放送のネットワークを識別するネットワーク識別記述子、デジタル放送の放送事業者名、チャンネル名等のデジタル放送のサービスを識別するサービス識別記述子、デジタル放送の番組名、番組情報等のデジタル放送のイベントを識別するイベント識別記述子、デジタル放送のチャンネル番号を示す情報、デジタル放送の放送局のロゴを示す画像情報、コピー制御情報などがあげられる。
ディジタルチューナ142から入力されるシステムストリームはバッファ制御回路126を介してシステムデコーダ1271に入力される。また、記録媒体1211あるいは1212から再生されるシステムストリームは、バッファ制御回路126を介して再生用バッファ1262に格納される。さらに、バッファ制御回路126を介してシステムデコーダ1271に入力される。
システムデコーダ1271に入力されたシステムストリームは、圧縮符号化映像データ、および圧縮符号化音声データのパケットにそれぞれ分離される。分離された各々のパケットから取り出した圧縮符号化映像データは、映像信号伸張回路1272に入力される。また圧縮符号化音声データは、音声信号伸張回路1273に入力される。映像信号伸張回路1272で圧縮符号化映像データの伸張が施された後、グラフィックス回路1281にて付属映像情報が重畳され、表示パネル1282に出力される。
また、映像信号が映像信号D/Aコンバータ1283に、また音声信号は音声混合回路1287を介して音声信号D/Aコンバータ1284に入力され、アナログ信号に変換され、映像信号出力端子1285、音声信号出力端子1286から出力される。
また、ネットワーク接続端子123からは、ネットワークを介して、データ伝送装置2から、システムストリームが入力される。入力されたシステムストリームは、バッファ制御回路126を介して再生用バッファ1262に格納される。さらに、バッファ制御回路126を介してシステムデコーダ1271に入力される。システムデコーダ1271に入力されたシステムストリームは、圧縮符号化映像データ、および圧縮符号化音声データのパケットにそれぞれ分離される。
分離された各々のパケットから取り出した圧縮符号化映像データは、例えば映像信号伸張回路1274に入力される。また圧縮符号化音声データは、音声信号伸張回路1275に入力される。映像信号伸張回路1274で圧縮符号化映像データの伸張が施された後、グラフィックス回路1281において、映像信号伸張回路1272で伸張された映像と合成される。
ここで、顔抽出回路1180において、映像信号伸張回路1274で伸張された映像から、顔の抽出を行い、グラフィックス回路1281に出力する。顔の検出は前述の方法などで行い、検出した結果を中心に四角や楕円で切り取ることで抽出が実現できる。
この際、実施例1で示したように、ユーザは、例えば図示しないリモートコントローラから、前述のようにジョグシャトル、カーソルボタンでそれぞれ、大きさと位置を入力すると、制御部125は、その指示に従い、グラフィックス回路1281に対し、映像信号伸張回路1274で伸張された映像の大きさ、位置を指定する。
グラフィックス回路1281にて拡大縮小され合成された映像信号は、表示パネル1282に出力される。また、制御部125は、映像の大きさ、位置に連動させ、音声混合回路1287に対し、音量、バランスを設定する。また、音声混合回路1287が立体音響機能を有している場合には、画面の上下方向のバランスを変更することも可能になる。
図7は、ディジタル放送番組を視聴しているときに、伝送装置2から通話の要求があったときの画面を示す図である。701はディジタル放送番組の映像に重ねて通話要求の旨を表示する映像である。ここで、ユーザが通話を開始する旨を例えばリモートコントローラから入力すると、図8に示すように、ディジタル放送番組の画面に、通話の映像が重なっている画面映像となる。801はネットワークを介して受信した通話相手の映像である。
前述のように、ユーザは、リモートコントローラを用いて、相手の映像の大きさ、位置を変更することが可能である。従って、ディジタル放送番組を視聴中でも、視聴番組の映像を妨げることなく、通話ができる。視聴番組の妨げになるようなら、相手の映像の大きさ、位置を変更すればよい。また、映像に応じて、音声もその大きさ、バランスが制御されるので、視聴番組の音声から妨げられることなく相手側の音声を聞くことができるので、臨場感のある通話が可能となる。
図9は、ディジタル放送番組の映像に、通話相手の映像の顔の部分を重ねて表示している画面を示す図である。901は、通話相手から送られる、前述の顔検出回路1120で検出した映像、あるいは、顔抽出回路1180で抽出した映像を示す。
また、通話データの映像を重ねて合わせて表示する際の、最初の映像の大きさを、通話相手毎に制御回路124に登録しておくことで、相手に応じて、最初に表示される映像の大きさを設定できるので、応答の重要度を確認し応答することができる。
記録媒体1211、1212に格納されているシステムストリームを再生する場合、そのシステムストリームが暗号化されている場合は、復号回路1264にて暗号が復号化される。記録媒体1211、1212から再生したシステムストリームは、バッファ制御回路126を介して一旦再生バッファ1262に格納される。
その後、復号回路1264で復号化し、再度再生バッファ1262に格納される。その復号化されたシステムストリームをバッファ制御回路126を介して、システムデコーダ1271に供給する。復号化の際の鍵は、記録時同様、例えば、ディジタルテレビ1の持つ固有情報、記録媒体1211、1212の持つ固有情報、そのほか乱数などから生成され記録時の暗号化の際の鍵と同じ鍵が生成され用いられる。
この固有情報としては、例えば、不揮発メモリなどに格納されている固有情報を用いる。例えば、ディジタルテレビ1の製造番号、記録媒体1211、1212の製造番号、暗号復号のために割り当てられ格納された鍵情報などを用いる。
暗号を復号する際には、例えば、これらの固有情報と、記録記録時に生成し記録媒体に記録した乱数を用いて、記録の際と同じ生成方法で生成する。
これにより、暗号化の際の鍵と同じ鍵が得られ、これを復号化の際の鍵とすることで、システムストリームを復号することが可能になる。
これにより、暗号化の際の鍵と同じ鍵が得られ、これを復号化の際の鍵とすることで、システムストリームを復号することが可能になる。
なお、記録用バッファ1261、および再生用バッファ1262は、例えば半導体メモリで構成され、それぞれ別個の半導体チップで構成してもよいし、同一の半導体チップ上で、その記憶領域を分けて実現してもよい。
その他、記録媒体1211から記録媒体1212へ、あるいはその逆のダビング、移動も考えられる。
その方法として、一つの例は、記録媒体1211から再生したシステムストリームがバッファ制御回路126を介して再生用バッファ1262に格納され、復号回路1272で復号され再度再生用バッファ1262に格納されたシステムストリームが、バッファ制御回路126を介して、記録用バッファ1261に格納された後、暗号回路1263で暗号化され、再度記録用バッファ1261に格納された後、バッファ制御回路126を介して記録媒体1212に記録される方法があげられる。
その方法として、一つの例は、記録媒体1211から再生したシステムストリームがバッファ制御回路126を介して再生用バッファ1262に格納され、復号回路1272で復号され再度再生用バッファ1262に格納されたシステムストリームが、バッファ制御回路126を介して、記録用バッファ1261に格納された後、暗号回路1263で暗号化され、再度記録用バッファ1261に格納された後、バッファ制御回路126を介して記録媒体1212に記録される方法があげられる。
なお、通話データの秘匿性を確保するために、例えば前述の認証の際に、データ伝送装置1とデータセンタ3の間で鍵を共有しておき、ネットワークに送受信する際、通話データであるシステムストリームを暗号回路1263において共有した鍵で暗号化し送信し、また、受信したシステムストリームを復号回路1264において共有した鍵で復号化してシステムデコーダ1271に供給することで実現可能である。
以上の説明では、ディジタルテレビ1に、撮像回路1111、音声入力処理回路1112を内蔵した構成となっているが、別筐体でもかまわない。その場合は、エンコードしたストリームを図示しないが、USB(Universal Serial Bus)などのディジタルインタフェースを用いて接続する方法がある。また図8、9では、一箇所の通話相手の場合の例を示したが、さらに通話相手が増えても、同様の動作で同様の効果が得られる。
このように、ユーザは、ディジタルテレビ1のリモートコントローラを用いて、ディジタル放送番組を視聴しながらの通話を行うことができるため、使い勝手の良い装置を提供できる。
1、2…データ伝送装置、4…ネットワーク、101…撮像部、102…マイク部、112…映像合成部、113…音声混合部、114…表示出力部、115…音声出力部、106…ネットワーク送受信部、120…顔検出回路、1121…映像信号圧縮回路、1122…音声信号圧縮回路、1123…システムエンコーダ、1180…顔抽出回路、126…バッファ制御回路、1261…記録用バッファ、1262…再生用バッファ、1211…記録媒体、1212…記録媒体、1271…システムデコーダ、1272…映像信号伸張回路、1273…音声信号伸張回路、1283…映像信号D/Aコンバータ、1284…音声信号D/Aコンバータ。124…制御回路、1281…グラフィクス回路、1263…暗号回路、1264…復号回路、1282…表示パネル、123…ネットワーク接続端子、125…リモコン受信素子、141…ディジタル放送信号入力端子、142…ディジタルチューナ。
Claims (8)
- ネットワークを介して、通話のためディジタル圧縮符号化された映像信号および音声信号で構成される通話データのストリームを一つもしくは複数受信するネットワーク処理手段と、
前記ネットワーク処理手段で受信した前記通話データを復号する復号手段と、
前記復号部により復号した前記通話データの映像を重ね合わせて表示する映像表示手段と、
前記復号部により復号した前記通話データの音声を混合して出力する音声出力手段と、
前記映像表示手段と前記音声出力手段を制御する制御手段と、
ユーザの操作情報を入力する入力手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記入力手段からの前記操作情報に応じて、前記映像表示手段と前記音声出力手段を制御することを特徴とするデータ伝送装置。 - 請求項1に記載のデータ伝送装置において、
前記入力手段からの前記操作情報により、
前記制御手段は、前記映像表示手段が前記通話データの映像を重ねて合わせて表示する際の、前記通話データの映像の大きさ、および前記通話データの映像の大きさに応じて、前記音声出力手段が前記通話データの音声を混合する際の、音声の混合比を制御することを特徴とするデータ伝送装置。 - 請求項1に記載のデータ伝送装置において、
前記入力手段からの前記操作情報により、
前記制御手段は、前記映像表示手段が前記通話データの映像を重ね合わせて表示する際の、前記通話データの映像の位置、および前期通話データの映像の位置に応じて、前記音声出力手段が前記通話データの音声を混合する際の、音声の出力バランスを制御することを特徴とするデータ伝送装置。 - 請求項2または請求項3に記載のデータ伝送装置において、
前記通話データの映像は、被写体の映像であることを特徴とするデータ伝送装置。 - 請求項2または請求項3に記載のデータ伝送装置において、
前記映像表示手段は、前記通話データの映像から、被写体の映像を抽出して表示することを特徴とするデータ伝送装置。 - 請求項1に記載のデータ伝送装置において、
ディジタル放送番組を受信するディジタル放送受信手段を備え、
前記復号手段は、前記ディジタル放送受信手段で受信したディジタル放送番組を復号し、
前記映像表示手段は、前記通話データの映像と、前記ディジタル放送受信手段で受信したディジタル放送番組の映像とを重ね合わせて表示することを特徴とするデータ伝送装置。 - 請求項1に記載のデータ伝送装置において、
ディジタル放送番組を受信するディジタル放送受信手段を備え、
前記音声出力手段は、前記通話データの音声と、前記ディジタル放送受信手段で受信したディジタル放送番組の音声とを混合することを特徴とするデータ伝送装置。 - ネットワークを介して、通話のためディジタル圧縮符号化された映像信号および音声信号で構成される通話データのストリームを一つあるいは複数受信し、
前記ネットワークから受信した前記通話データを復号し、
ユーザの操作情報を入力して、
前記操作情報に応じて、前記通話データの映像の重ねあわせ位置、大きさと、前記通話データの音声の混合量を制御することを特徴とするデータ伝送方法。
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