JP2010282577A - 情報配信方法、情報配信装置および情報配信プログラム - Google Patents

情報配信方法、情報配信装置および情報配信プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 配信情報を受信したユーザの属する環境内での人の偏りを効果的に抑制する。
【解決手段】 情報配信装置1は、センシング対象2に付したセンサー3から収集したセンサー情報からセンシング対象2のイベントに関する情報を検知する。候補ユーザ選択手段16は、ユーザデータベース10に記憶されたユーザプロフィールから前記イベントに関する情報の配信候補ユーザを選択する。候補ユーザランク付け手段17は、センシング対象2との距離および前記イベントの体験間隔に基づくスコアに従って候補ユーザをランク付けする。選択人数算出手段18は、前記情報を配信したときのユーザ数の増加見込みに応じて、該情報を配信する人数を決定する。選択ユーザ特定手段19は、前記ランクおよび前記人数に基づいて候補ユーザから前記情報を配信するユーザを特定する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、マイクやカメラなどのセンサーによる検出情報をユーザに配信する技術に関する。
近年、ポータブルな情報端末やセンサー技術、並びに無線技術の発展に伴い、実世界の事物をセンサーによりセンシングした情報を配信する技術が様々な分野で提案されている。
例えば、特許文献1に記載の特異イベント検出方法では、カメラなどで記録した過去のイベント発生履歴から次に発生する可能性のある典型的なイベントを予測し、典型的でないイベントを特異イベントとして検出している。
特許文献2に記載の交通状況提供方法では、車両に取り付けた位置送信機からの信号に基づいて車両位置をマッピングし、その時系列画像を解析して現在の交通状況把握および将来の状況予測を行っている。
また、これらの技術に関連して、ユーザの端末状況や通信状況に応じて情報を配信する技術も提案されている。
例えば、特許文献3に記載の情報配信装置では、センサーにより検知した利用者および受信端末の状況に基づいて情報の送信可否を決定し、利用者が配信データを効率的に受信することを可能としている。
また、特許文献4に記載のシームレス情報提供システムでは、車両搭乗中の利用者のような通信環境が頻繁に変化する利用者に対して、随時最適な通信メディアに切り替えながら無切断の情報提供を行っている。
しかしながら、これらの手法を用いてユーザに行動を決定するための情報を配信したとしても、ユーザの立場や状況によっては、ユーザの一部に不要な情報が配信される可能性がある。
そこで、特許文献5で個人の行動履歴を収集・蓄積する方法が提案されている。ここではユーザの行動履歴を収集・蓄積し、該行動履歴を参照することで、そのユーザに対して配信される情報の要・不要の判断を可能にさせている。
特開2007−200108号公報 特許第3609265号公報 特開2004−62636号公報 特開2001−144814号公報 特開2005−63372号公報
しかしながら、特許文献5の個人行動記録蓄積方法を用いて、情報配信が必要と判断されたユーザにのみ情報を配信したとしても、この配信情報を受け取ったユーザの多くが同じ行動を取れば、ユーザが属する全体の環境としては人の偏りが大きくなり、混乱を招くおそれがある。
例えば、特定のセンシング対象へユーザが集中してユーザの属する施設全体の利用効率が低下するばかりか、ユーザの満足度も低下するおそれがある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、配信情報を受信したユーザの属する環境内での人の偏りを効果的に抑制することを解決課題としている。
そこで本発明は、前記課題を解決するため、情報を配信するユーザを限定する指標として、センシング対象との距離および該センシング対象に発生したイベントの体験間隔に基づくスコアを用いてユーザのランキングを行っている。
本発明の一態様は、センシング対象に付したセンサーの検知した該センシング対象のイベントに関する情報をユーザに配信する方法であって、候補ユーザ選択手段が、データベースに記憶されたユーザプロフィールから前記情報の配信候補ユーザを選択する第1ステップと、候補ユーザランク付け手段が、前記センシング対象との距離および前記イベントの体験間隔に基づくスコアに従って前記候補ユーザをランク付けする第2ステップと、人数決定手段が、前記情報を配信したときのユーザ数の増加見込みに応じて該情報を配信する人数を決定する第3ステップと、選択ユーザ特定手段が、前記第2ステップで付与されたランクおよび前記第3ステップで決定された人数に基づいて、前記候補ユーザから前記情報を配信するユーザを特定する第4ステップと、を有する。
本発明の他の態様は、センシング対象に付したセンサーの検知した該センシング対象のイベントに関する情報をユーザに配信する装置であって、データベースに記憶されたユーザプロフィールから前記情報の配信候補ユーザを選択する候補ユーザ選択手段と、前記センシング対象との距離および前記イベントの体験間隔に基づくスコアに従って前記候補ユーザをランク付けする候補ユーザランク付け手段と、前記情報を配信したときのユーザ数の増加見込みに応じて該情報を配信する人数を決定する人数決定手段と、前記候補ユーザランク付け手段で付与されたランクおよび前記人数決定手段で決定された人数に基づいて、前記候補ユーザから前記情報を配信するユーザを特定する選択ユーザ特定手段と、を備える。
なお、本発明は、前記情報配信装置としてコンピュータを機能させるプログラムの態様として提供してもよい。
本発明によれば、配信情報を受信したユーザの属する環境内での人の偏りを効果的に抑制でき、施設全体の利用効率が向上するとともにユーザの満足度も向上する。
センサー情報配信システムの構成図。 本発明の実施形態に係る情報配信装置1の構成図。 同 情報配信処理の処理フロー。 同 ユーザ選択手段11の構成図。 同 ユーザ選択処理の処理フロー。
図1に示すセンサー情報配信システムでは、実世界の事物であるセンシング対象2にセンサー3が取り付けられている。このセンサー3からのセンサー情報が、本発明の実施形態に係る情報配信装置1によって収集されている。
前記情報配信装置1は、収集したセンサー情報から特徴的なイベントを検知し、その性質に応じて、該イベントに関する情報を配信するユーザおよびその手段である通信チャネル6を決定し、決定したユーザの連絡先(メールアドレスや電話番号など)に情報配信を行う。ユーザは、ユーザ端末4を介して配信情報を受信する。
このシステムは、前記情報配信装置1のモニタなどを介して管理者5によって管理されている。前記管理者5は、必要に応じて前記センシング対象2が収容されている施設や設備への来場を促すようなキャンペーンを企画し、該キャンペーンに関する情報を前記ユーザ端末4を介してユーザに提供する。
前記ユーザ端末4は、携帯電話やパーソナルコンピュータ(PC)などからなる。ユーザは、前記センシング対象2および該センシング対象2が収容される施設や設備を利用し、該ユーザ端末4を介して様々なサービスを受け取ることができる。
ここで前記センシング対象2から収集・蓄積・管理される情報は、センシング対象2自体の個体情報と前記センサー3から取得されるセンシング対象2の状態情報とに加え、該センシング対象2が属する周辺環境情報(照度や気温、湿度など)、および該センシング対象2の時々の状態に応じて該センシング対象2と接するユーザの識別情報(例えばユーザの所持するICタグの固有IDなど)からなる。
前記センシング対象2に取り付けられるセンサー3の例としては、マイクやカメラ、位置センサーや加速度センサー、振動センサー、温度センサーや脈拍センサーなどが挙げられる。
前記通信チャネル6は、前記イベントに関する情報や前記キャンペーンに関する情報を前記ユーザ端末4に配信するための手段であり、「同期通信」と「非同期通信」の2つの方式がある。
「同期通信」では、電話網やインターネットを介して、携帯電話や固定電話、IP(Internet Protocol)電話などの前記ユーザ端末4へ音声により情報を配信する。なお、音声には映像を伴うこともある。
「非同期通信」は、さらに「共有型」と「非共有型」に分類される。「共有型」では、インターネットを介してブログサイトやSNS(Social Network Service)サイトに対して情報を配信する。なお、配信情報はテキスト、映像、音声などからなり、配信情報を共有する範囲は個人、知人、不特定多数の間で可変である。
「非共有型」では、インターネットを介してユーザのメールアドレス宛に情報を配信する。なお、配信情報はテキスト、映像、音声などからなっている。
<情報配信装置1の構成例>
前記情報配信装置1は、前記センサー3から発信されるセンサー情報を受信可能なコンピュータで構成され、通常のコンピュータのハードウェア資源、即ちCPU(Central Processor Unit)、メモリ(RAM)、ハードディスクドライブ装置、通信インタフェースなどを備えている。
このハードウェア資源とソフトウェアとの協働の結果、前記情報配信装置1は、図2に示すように、センサー情報収集手段7,イベント検知手段8,センシング対象データベース(DB)9,ユーザデータベース(DB)10,ユーザ選択手段11,配信チャネル選択手段12,配信情報擬人化手段13,擬人化情報配信手段14を実装する。
即ち、前記センサー情報収集手段7は、前記センシング対象2に備え付けられた前記センサー3からセンサー情報を収集する。このセンサー情報収集手段7は、前記センサー3からのセンサー情報を無線で受信可能な受信機などで実現されている。
前記イベント検知手段8は、前記センサー情報収集手段7で収集されたセンサー情報に基づいて、前記センシング対象2の状態変化などのイベントを検知する。
この検知したイベントに関する情報(以下、イベント情報と呼ぶ)や、該イベントの発生したセンシング対象に接していたユーザに関する情報を、前記センシング対象DB9および前記ユーザDB10に格納する。ここでは該両DB9.10は、前記ハードディスクドライブ装置上に構築されているものとする。
前記ユーザ選択手段11は、前記センシング対象DB9および前記ユーザDB10の格納情報を解析して、センシング対象に発生したイベント情報を配信するユーザを選択する。
前記配信チャネル選択手段12は、前記ユーザ選択手段11で選択されたユーザのプロフィールおよび配信するイベント情報の性質に応じて、予め設定された選択ルールにしたがって通信チャネル6を選択する。
前記配信情報擬人化手段13は、前記配信チャネル選択手段12で選択された通信チャネル6やイベント情報の性質などに応じて、予め設定された擬人化ルールにしたがってイベント情報を擬人化する。この擬人化では、センシング対象を人に見立て、該センシング対象に起こったイベントを一人称で表現する。
前記擬人化情報配信手段14は、前記配信情報擬人化手段13で擬人化されたイベント情報を、前記通信チャネル6を用いて前記ユーザ選択手段11で選択されたユーザの連絡先に配信する。
<全体処理プロセス>
以下、前記情報配信装置1の全体処理プロセスを図3に基づき説明する。ここでは、前記センサー情報配信システムを「動物園」の情報管理システムに適用し、センシング対象を「カンガルー」、発生したイベントを「運動を開始した」とする例を説明する。
即ち、前記センサー3が前記センシング対象2であるカンガルーに取り付けられ、該センサー3からのセンサー情報を収集する前記情報配信装置1が管理者5の待機する管理室などに配置されているものとする。
また、動物園の来園者(ユーザ)には入場時にICタグが配布され、該ICタグの情報が園内の随所に設置されたセンサーで読み取られることにより、各ユーザの園内での現在位置や入退場の履歴などが管理されているものとする。
Step01:まず、前記センサー情報収集手段7は、前記センシング対象2に取り付けられた前記センサー3からセンサー情報を収集する。
ここで収集されるセンサー情報は、前記センシング対象2の状態情報、該センシング対象2が属する周辺環境情報、および該センシング対象2と接するユーザの識別情報からなる。この識別情報の例としては、ユーザの所持する前記ICタグの固有IDなどが挙げられる。
ここで収集されたセンサー情報は、前記イベント検知手段8へ転送される。なお、センサー情報の収集処理は、予めスケジューリングされた間隔で繰り返し行うようにしてもよい。
Step02:前記イベント検知手段8は、前記センサー情報収集手段7からセンサー情報が転送されると、該センサー情報からセンシング対象2の状態変化や周辺環境の状態変化を検知し、この検知した情報をイベント情報として前記センシング対象DB9に格納する。
ここで前記センシング対象DB9には、当該イベントが発生した日時、センシング対象ID、イベントの内容、およびユーザリスト(該センシング対象と接するユーザの一覧)が格納される。ここでは、「カンガルーが運動を開始した」ことがイベントとして検知される。
また、検知されたイベント情報は、前記イベント検知手段8にて前記ユーザDB10にも格納される。即ち、前記ユーザDB10には、ユーザのプロフィール(氏名、住所、連絡先、連絡先の優先度、生年月日、家族構成など)やユーザID、およびイベントリストが格納されている。
前記イベントリストは、それぞれのユーザが体験したイベント情報の履歴であり、各イベントの発生日時、センシング対象ID、およびイベントの内容が記録されている。ユーザが体験したイベント情報は、このイベントリストに逐次蓄積される。
Step03:前記ユーザ選択手段11は、前記イベント検知手段8によってイベントが検知されると、前記センシング対象DB9および前記ユーザDB10を参照して、当該イベント情報を配信するユーザを選択する。
Step04:Step02で検知されたイベントとは別に、前記管理者5からキャンペーン企画として優待割引などのキャンペーン情報が設定されている場合は、同様に前記両DB9.10を参照して、該キャンペーン情報を配信するユーザを選択する。
Step03およびStep04の結果、イベント情報あるいはキャンペーン情報の配信対象となる選択ユーザリストが生成され、該リストが前記通信チャネル選択手段12へ転送される。該選択ユーザリストは、選択されたユーザID、センシング対象ID、およびイベント情報あるいはキャンペーン情報からなっている。このユーザ選択処理の詳細な説明は後述する。
Step05:前記通信チャネル選択手段12は、前記ユーザ選択手段11から選択ユーザリストが転送されると、予め情報配信装置1に登録してある通信チャネル選択ルールにしたがって、情報配信時の通信チャネルを選択する。
即ち、前記通信チャネル選択手段12は、前記選択ユーザリストのユーザIDをもって前記ユーザDB10のユーザプロフィールを参照し、該ユーザプロフィールおよび配信するイベント情報あるいはキャンペーン情報に応じて、いずれかの通信チャネルを選択する。
この選択時に参照される前記通信チャネル選択ルールは、ユーザやセンシング対象に起こったイベント内容に関する条件と、該条件に応じて選択される通信チャネルとからなる。
例えば表1は、「センシング対象が非活動状態から活動状態へ状態変化(カンガルーが運動開始等)」というイベント情報を配信する場合は、通信チャネルに「電話」を選択するというルールを示している。なお、この例ではユーザおよびセンシング対象に関する指定はされていない。
Figure 2010282577
また、表2は「当日の企画イベント(羊の毛刈り体験等)」に関するイベント情報の配信時に、通信チャネルとして「メール」を選択する例を示している。
Figure 2010282577
さらに表3は、ユーザの指定する優先連絡先が「メール」であり、配信するイベント情報が「数日以上先の企画イベント(サマーフェスティバル等)」である場合に、通信チャネルとして「メール」を選択する例を示している。
Figure 2010282577
このように選択された通信チャネルは、前記選択ユーザリストに付加され、該リストが前記配信情報擬人化手段13に転送される。
Step06:前記配信情報擬人化手段13は、前記選択ユーザリストが転送されると、該リストの内容に応じて、予め前記情報配信装置1に登録されている配信情報擬人化ルールにしたがって配信情報を擬人化する。ここで「擬人化」とは、センシング対象を人に見立て、そのセンシング対象に起こったイベントをユーザに知らせる表現手段である。
例えば、センシング対象を「カンガルー」として、「カンガルーが運動を開始した」というイベントを検出した場合、「カンガルーの○×が運動を開始した」という表現でユーザに情報配信するのではなく、カンガルーを人に見立てて、「カンガルーの○×です。今から運動します!1,2,3,4,2,2,3,4」のように、センシング対象が一人称でユーザに語りかけることを意味する。このようにユーザに対して一人称で語りかけることで、ユーザのセンシング対象に対する親近感を高めることができる。
即ち、前記配信情報擬人化ルールは、このような配信情報の擬人化に関するルールであり、ユーザのプロフィール、センシング対象、センシング対象に起こったイベント内容、および通信チャネルに関する条件と、該条件に応じて擬人化された配信情報とからなる。この場合の配信情報擬人化ルールの例を表4に示す。
Figure 2010282577
このように擬人化された配信情報は、前記選択ユーザリストに付加され、該リストが前記擬人化情報配信手段14に転送される。
Step07:前記擬人化情報配信手段14は、前記選択ユーザリストが転送されると、該リストにしたがって、配信対象のユーザの連絡先に対して指定された通信チャネル6を用いて擬人化された情報を配信する。
<ユーザ選択処理>
次に、本発明の主要な処理に該当する前記Step03.04のユーザ選択処理について、図4および図5を用いて詳細に説明する。
前記ユーザ選択手段11は、図4に示すように、選択対象外決定手段15,候補ユーザ選択手段16,候補ユーザランク付け手段17,選択人数算出手段18,選択ユーザ特定手段19を備えている。
前記各手段15〜19は、イベントが発生したセンシング対象IDおよび該イベント情報あるいはキャンペーン情報を基に、情報を配信すべきユーザを選択し、選択ユーザリストを生成する処理を実施する。
即ち、前記選択対象外決定手段15は、前記センシング対象DB9を参照して、前記イベント情報あるいは前記キャンペーン情報を配信しないユーザ(選択対象外ユーザ)を決定する。
前記候補ユーザ選択手段16は、前記センシング対象DB9および前記ユーザDB10を参照し、前記選択対象決定手段15で決定された選択対象外ユーザを除く、配信対象となる候補ユーザを収集する。
前記候補ユーザランク付け手段17は、前記候補ユーザ選択手段16で収集された候補ユーザについて前記ユーザDB10を参照し、各候補ユーザとセンシング対象2との距離および当該イベントの前回体験時からの間隔に基づくスコアを付与し、各候補ユーザをランク付けする。
前記選択人数算出手段18は、前記センシング対象DB9を参照し、前記イベント情報あるいは前記キャンペーン情報が配信された場合の増加ユーザ数を見込み、情報を配信する選択人数を決定する。
前記選択ユーザ特定手段19は、前記候補ユーザのランキングの上位から前記選択人数分までのユーザを配信対象のユーザとして特定し、選択ユーザリストを生成する。以下、前記各手段15〜19の処理内容を図5の処理フローに基づき詳細に説明する。
Step11:まず、前記選択対象外決定手段15は、前記センシング対象DB9を参照して、前記イベント情報あるいは前記キャンペーン情報を配信しない選択対象外ユーザを決定する。
例えば、センシング対象に関連するイベント情報を配信する場合は、施設外に位置するユーザは選択対象外とする。さらに、施設内に位置するユーザであっても、他のアクティブなセンシング対象に接している場合は選択対象外とする。
ただし、このアクティブなセンシング対象に他の多くのユーザが接している場合には、それらのユーザは混雑状況にあるとみなして選択対象外としない。この混雑状況にあるか否かの判断は、予めユーザ数の閾値をプログラムに設定しておき判断すればよい。
一方、優待割引などのキャンペーン情報を配信する場合は、施設内に位置するユーザを選択対象外とする。また、ユーザの施設からの退場時あるいは自宅への到着時にキャンペーン情報を配信する場合には、それと異なる状況にあるユーザを選択対象外とする。ここで選択対象外となったユーザIDのリストは、前記候補ユーザ選択手段16に転送される。
なお、ユーザの状況を識別する具体例としては、ユーザに事前に配布したICタグの情報を読み取ることで施設からの退場を識別したり、ユーザの所持する携帯電話などでGPS(Global Positioning System)の位置情報を前記情報配信装置1に送信することで自宅への到着を識別したりすることが考えられる。
Step12:前記候補ユーザ選択手段16は、選択対象外ユーザのリストが転送されると、前記センシング対象DB9および前記ユーザDB10を参照して、選択対象外でないユーザ、即ち候補ユーザを選択する。この候補ユーザのリストは、前記候補ユーザランク付け手段17に転送される。
Step13:前記候補ユーザランク付け手段17は、前記候補ユーザ選択手段16から転送された候補ユーザにスコアを付与してランキングする。このスコアは、各候補ユーザがイベントの発生したセンシング対象からどのくらいの距離に位置するか、および当該イベントをどのくらい前に体験したかに基づいて算出される。
即ち、前記候補ユーザランク付け手段17は、各候補ユーザとセンシング対象との距離を求めるとともに、前記ユーザDB10のイベントリストを参照し、当該イベントの前回体験時からの間隔(イベント間隔)を求める。
この距離およびイベント間隔から、各候補ユーザのスコアSが算出される。ここではスコア算出の一例として、センシング対象との距離Lが小さく、かつイベント間隔Tが大きいユーザほど高スコアを付与する。
このスコアSの算出は、例えば距離Lの絶対値の逆数あるいは指数関数EXP(−L)などの距離Lの単調減少関数を利用し、これにイベント間隔Tを乗算して求めてもよい。この関数は予めプログラムに設定されていればよく、距離Lとイベント間隔Tのどちらに重みを付けるかなどは仕様に応じて適宜変更可能である。
なお、各候補ユーザとセンシング対象との距離Lは、各候補ユーザの現在位置とイベントが発生したセンシング対象の現在位置との差分から算出される。かかる両者の現在位置は、前記センシング対象DB9および前記ユーザDB10のいずれか一方に格納されていれば足りる。
また、キャンペーン情報を配信する場合にはイベント間隔Tを算出できないので、人が前記ユーザリストのイベント体験履歴などを考慮して、各候補ユーザにスコアSを付与すればよい。このスコアSに基づくランキングは前記メモリに記憶してもよく、または前記ユーザDB10に格納するようにしてもよい。
Step14:前記選択人数算出手段18は、前記イベント情報あるいは前記キャンペーン情報が配信された場合の増加ユーザ数を見込み、情報を配信する選択人数を決定する。
例えば、センシング対象に関連するイベント情報を配信する場合には、前記センシング対象DB9から当該イベントの発生したセンシング対象に接しているユーザ数を取得し、かかるイベント情報を配信した場合の増加ユーザ数を見込んで、情報を配信する選択人数を決定する。この選択人数は、イベント情報の配信後にセンシング対象に接するユーザ数が偏りなく分散するような値にプログラムにより自動的に決定される。
一方、キャンペーン情報を配信する場合には、前記センシング対象DB9を天候などの周辺環境情報や年、月、週などの周期で見渡して閑散期などを見積もり、当該キャンペーン情報が配信された場合のユーザの来場見込みに基づき選択人数を決定する。
なお、キャンペーン情報をユーザの施設からの退場時あるいは自宅への到着時に配信する場合には、ここでは特に選択人数を設けなくともよい。このように決定された選択人数は前記メモリに記憶してもよく、前記ハードディスクドライブ装置などに保存してもよい。
Step15:前記選択ユーザ特定手段19は、Step13で付与されたスコアに基づくランキングとStep14で決定された選択人数とから、情報を配信するユーザを特定する。
即ち、前記選択ユーザ特定手段19は、Step13で付与されたスコアに基づく前記候補ユーザのランキングの上位から、Step14で決定された選択人数分までのユーザを配信対象のユーザとして特定し、特定したユーザのリスト、即ち選択ユーザリストを生成する。
ここで生成された選択ユーザリストは、前記通信チャネル選択手段12へ転送される。このとき該選択ユーザリストを前記メモリに記憶してもよく、前記ハードディスクドライブ装置などに保存してもよい。
このように、前記情報配信装置1によれば、情報を配信する候補ユーザをランク付けしたうえで、選択人数によって配信するユーザを絞り込むことで、情報配信対象のユーザを効果的に限定することができる。
したがって、真に情報が必要と想定されるユーザのみへ情報が配信され、特定のセンシング対象へのユーザの集中が抑制されて施設全体の利用効率が向上する。
また、ユーザにとっても長期間体験していない、あるいは未体験でかつ近傍のイベント情報のみを受信することができ、この点で満足度の向上が期待できる。
なお、本実施例ではセンサー情報配信システムを動物園の情報管理システムに適用した例を説明したが、本発明はこれに限定されることなく、適用可能な範囲で他の施設や設備にも応用することができる。
本発明は、前記情報配信装置1の各手段7〜14の一部もしくは全部としてコンピュータを機能させるプログラムに構成することもできる。この場合には、前記実施形態の処理ステップ(Step01〜Step07)の全てあるいは一部をコンピュータに実行させる。
このプログラムは、Webサイトや電子メールなどネットワークを通じて提供することができる。また、前記プログラムは、CD−ROM,DVD−ROM,CD−R,CD−RW,DVD−R,DVD−RW,MO,HDD,Blu−ray Disk(登録商標)などの記録媒体に格納して、保存・配布することも可能である。この記録媒体は、記録媒体駆動装置(光学ドライブ装置など)を利用して読み出され、そのプログラムコード自体が前記実施形態の処理を実現するので、該記録媒体も本発明を構成する。
1…情報配信装置
2…センシング対象
3…センサー
4…ユーザ端末
5…管理者
6…通信チャネル
7…センサー情報収集手段
8…イベント検知手段
9…センシング対象データベース
10…ユーザデータベース
11…ユーザ選択手段
12…通信チャネル選択手段
13…配信情報擬人化手段
14…擬人化情報配信手段
15…選択対象外決定手段
16…候補ユーザ選択手段
17…候補ユーザランク付け手段
18…選択人数算出手段(人数決定手段)
19…選択ユーザ特定手段

Claims (9)

  1. センシング対象に付したセンサーの検知した該センシング対象のイベントに関する情報をユーザに配信する方法であって、
    候補ユーザ選択手段が、データベースに記憶されたユーザプロフィールから前記情報の配信候補ユーザを選択する第1ステップと、
    候補ユーザランク付け手段が、前記センシング対象との距離および前記イベントの体験間隔に基づくスコアに従って前記候補ユーザをランク付けする第2ステップと、
    人数決定手段が、前記情報を配信したときのユーザ数の増加見込みに応じて該情報を配信する人数を決定する第3ステップと、
    選択ユーザ特定手段が、前記第2ステップで付与されたランクおよび前記第3ステップで決定された人数に基づいて、前記候補ユーザから前記情報を配信するユーザを特定する第4ステップと、
    を有することを特徴とする情報配信方法。
  2. 前記第2ステップは、前記候補ユーザの前記センシング対象との距離が小さく前記イベントの体験間隔が大きいほど高スコアとする
    ことを特徴とする請求項1記載の情報配信方法。
  3. 通信チャネル選択手段が、前記情報を配信するときの通信チャネルを該情報の内容に応じて選択するステップをさらに有する
    ことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の情報配信方法。
  4. 配信情報擬人化手段が、前記第4ステップで特定されたユーザに配信する前記情報の主語を一人称とするように該情報を擬人化するステップをさらに有する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報配信方法。
  5. センシング対象に付したセンサーの検知した該センシング対象のイベントに関する情報をユーザに配信する装置であって、
    データベースに記憶されたユーザプロフィールから前記情報の配信候補ユーザを選択する候補ユーザ選択手段と、
    前記センシング対象との距離および前記イベントの体験間隔に基づくスコアに従って前記候補ユーザをランク付けする候補ユーザランク付け手段と、
    前記情報を配信したときのユーザ数の増加見込みに応じて該情報を配信する人数を決定する人数決定手段と、
    前記候補ユーザランク付け手段で付与されたランクおよび前記人数決定手段で決定された人数に基づいて、前記候補ユーザから前記情報を配信するユーザを特定する選択ユーザ特定手段と、
    を備えることを特徴とする情報配信装置。
  6. 前記候補ユーザランク付け手段は、前記候補ユーザの前記センシング対象との距離が小さく前記イベントの体験間隔が大きいほど高スコアとする
    ことを特徴とする請求項5記載の情報配信装置。
  7. 前記情報を配信するときの通信チャネルを該情報の内容に応じて選択する通信チャネル選択手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項5または6のいずれか1項に記載の情報配信装置。
  8. 前記選択ユーザ特定手段で特定されたユーザに配信する前記情報の主語が一人称となるように該情報を擬人化する配信情報擬人化手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の情報配信装置。
  9. 請求項5〜8のいずれか1項に記載の情報配信装置としてコンピュータを機能させることを特徴とする情報配信プログラム。
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