JP2010280052A

JP2010280052A - 配筋用墨出し壷

Info

Publication number: JP2010280052A
Application number: JP2009154323A
Authority: JP
Inventors: Kazuo Mikoshiba; 和夫御子柴
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2009-06-08
Filing date: 2009-06-08
Publication date: 2010-12-16

Abstract

【課題】鉄筋コンクリート造の配筋工事では、配筋位置を示すために、等間隔に墨出し（マーキング）をする。しかし、従来の方法での問題点としては、労力も時間もかかる。また間違いもある。第一発明では、これらの問題点を解決し、所定の等間隔表示を容易に墨出し（マーキング）できることを課題とした。
従来の墨出し糸は吸水性を有するので第一発明を実現するためには適合しない。第二発明では、吸水性を有する部分と吸水性を有しない部分を持つ墨出し糸の製造法を課題とした。
【解決手段】第一発明は、等間隔にマーキングできる墨出し糸を、数種類並設した墨壷で、墨出し糸を選択することにより、数種類の等間隔の表示が可能となる配筋用墨出し壷。
第二発明は、吸水性を有する糸の所定位置に、所要の物質を塗布又は吸着させることにより、吸水性を有しない部分を作ることが可能となる製造法。
【選択図】図１

Description

本発明は、鉄筋コンクリー造の配筋工事において必要な等間隔の表示をする道具。

鉄筋コンクリート工事において、床版（スラブ）の配筋工事では、鉄筋を等間隔に格子状に組み立てる。組み立てに先行して床版の型枠上に、配筋位置を示すために、等間隔に墨出し（マーキング）していく。従来の方法では、床版の型枠上に巻き尺（テープ）を当て、目盛りを見て手で一ヶ所ずつ、等間隔に墨出し（マーキング）していく。

特許公開平８−１７８６５６

しかし、従来の方法での問題点としては、労力も時間もかかる。また間違いもある。第一発明では、これらの問題点を解決し、所定の等間隔表示を容易に墨出し（マーキング）できることを課題とした。
従来の墨出し糸は吸水性を有するので第一発明を実現するためには適合しない。第二発明では、吸水性を有する部分と吸水性を有しない部分を持つ墨出し糸の製造法を課題とした。

第一発明は、等間隔の表示をするための道具。等間隔にマーキングできる墨出し糸を、数種類並設した墨壷で、墨出し糸を選択することにより、数種類の等間隔の表示が可能となる。
第二発明は、第一発明を実現するための墨出し糸の製造法。吸水性を有する糸の所定位置に、所要の物質を塗布又は吸着させることにより、吸水性を有しない部分を作ることが可能となる。

第一発明により、数種類の等間隔の表示が容易に可能となり、従来の方法と比較して、配筋に必要な等間隔表示の作業効率が大きく向上する。
第二発明により、第一発明の実現が可能となる。

第一発明の本体カバーを外した平面図である。第一発明のＡ−Ａ断面図である。

発明を実施するための形態を図１に示す。
墨壷本体１の一方に巻取器２を並設し、他方に墨充てん部３を設ける。巻取器２に巻かれた墨出し糸４は墨充てん部３の中を通し、墨壷本体外部へ引き出せるようにしておく。
墨出し糸４には等間隔にマーカー５が設けてある。墨出し糸４は墨の吸着性を有しない材質として、マーカー５は墨の吸着性を有する材質とする。
使い方は、日本古来の墨壷と同様である。墨出し糸４を引出し、スラブ型枠上に張った後、引き上げて放つことにより、等間隔に墨出し（マーキング）出来る。

鉄筋コンクリート工事において、床版（スラブ）の配筋間隔は、１０ｃｍ、１５ｃｍ、２０ｃｍ、２５ｃｍの４種類が標準である。
２０ｃｍの表示においては、１０ｃｍのマーカー５をひとつ飛ばしに読み取ることで１０ｃｍと兼用可能である。実施例ではコンパクトにするために、１０ｃｍ、１５ｃｍ、２５ｃｍの３種類を並設した。
上記以外の間隔を表示するときにも、墨出し糸４を巻取器２ごと交換することにより対応できる。

１墨壷本体
２巻取器
３墨充てん部
４墨出し糸
５マーカー
６本体カバー

Claims

等間隔にマーキングできる墨出し糸を、数種類並設した墨壷で、墨出し糸を選択することにより、数種類の等間隔の表示が可能となる道具。
吸水性を有する糸の所定位置に、所要の物質を塗布又は吸着させることにより、吸水性を有しない部分を作ることが可能となる製造法。