JP2010278747A - 音声再生システム - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で小型であるにも拘わらず、音声再生装置を、クレードル、パーソナルコンピュータ、ヘッドフォン等の複数の装置に接続することが可能な音声再生システムを提供する。
【解決手段】本発明に係る音声再生システムにおいて、ICレコーダ1とクレードル2には、音声再生装置1のクレードル2への装着によって互いに接続される一対の第1コネクタ31,32と一対の第2コネクタ41,42が配備されている。前記一対の第1コネクタ31,32には一対の電源端子が形成され、更にICレコーダ1側の第1コネクタ31にはデジタル端子が形成されている。前記一対の第2コネクタ41,42には、これらが互いに接続されることによりICレコーダ1によって再生されるアナログ音声信号をクレードル2へ送信することを可能にする一対のアナログ端子が形成されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、IC(Integrated Circuit)レコーダ等の音声再生装置とクレードルとから構成されている音声再生システムに関する。
この種の音声再生システムにおいては、音声再生装置に充電池が具えられ、クレードルに、充電池を充電するための充電回路が具えられている(例えば、特許文献1参照)。更に、クレードルにはスピーカが配備されており、音声再生装置をクレードルに装着することにより、音声再生装置にて音声を再生してクレードルのスピーカから出力することが可能である。
従来、音声再生装置には、該音声再生装置のクレードルへの装着時にクレードルに接続されるべき専用のクレードル接続端子が形成されており、該クレードル接続端子を介して、充電池と充電回路が電気的に接続されると共に、音声再生装置によって再生されるアナログ音声信号をクレードルへ送信することが可能になっていた。
しかし、従来のクレードル接続端子では、これを介してデジタル信号の送受信を行うことが出来なかった。このため、音声再生装置には、例えばパーソナルコンピュータ等の装置との間でのデジタル信号の送受信を可能にするべく、USB(Universal Serial Bus)コネクタが形成されていた。
又、従来のクレードル接続端子は、音声再生装置とクレードルとの接続にのみ用いられる専用端子であったため、該クレードル接続端子には、ヘッドフォンを接続することが出来なかった。このため、音声再生装置には、該音声再生装置へのヘッドフォンの接続を可能にするべく、ヘッドフォン接続用のアナログ端子が形成されていた。
特開2006−114120号公報
この様に、従来の音声再生システムにおいては、音声再生装置に、専用のクレードル接続端子の他に、デジタル信号の送受信用のUSBコネクタと、ヘッドフォン接続用のアナログ端子を形成する必要があった。このため、これらのコネクタ又は端子を設けるためのスペースが音声再生装置やクレードルには必要であり、音声再生装置やクレードルが大型化する問題があった。又、複数のコネクタ又は端子を構成する必要があるため、部品点数が増大し、これによってコストが増大する問題があった。
専用のクレードル接続端子に替えてUSBコネクタを用いて、音声再生装置とクレードルとを接続する構成を考えた場合、クレードル接続用の専用端子が不要になるため、音声再生装置は簡易な構成となって小型化されることになる。しかし、クレードルには、音声再生装置からデジタル音声信号が送信されることになるので、音声を再生してスピーカから出力するためには、クレードルに、D/A変換回路等のデジタル信号処理回路を配備する必要がある。このため、クレードルが複雑な構成となって大型化する問題があった。
そこで本発明の目的は、簡易な構成で小型であるにも拘わらず、音声再生装置を、クレードル、パーソナルコンピュータ、ヘッドフォン等の複数の装置に接続することが可能であり、且つ音声再生装置をクレードルに接続した場合、音声再生装置の充電池が充電されると共に、クレードルのスピーカから音声を出力することが可能となる音声再生システムを提供することである。
本発明に係る音声再生システムは、充電池を具えた音声再生装置と、前記充電池を充電するための充電回路を具えたクレードルとから構成され、該クレードルには更にスピーカが配備されており、前記音声再生装置をクレードルに装着することにより、音声再生装置にて音声を再生してスピーカから出力することが可能となる音声再生システムである。
ここで、前記音声再生装置とクレードルには、音声再生装置のクレードルへの装着によって互いに接続される一対の第1コネクタと一対の第2コネクタが配備されており、前記一対の第1コネクタには、これらが互いに接続されることにより前記充電池と充電回路とを電気的に結合する一対の電源端子が形成され、更に該一対の第1コネクタの内、少なくとも音声再生装置側の第1コネクタにはデジタル端子が形成されており、前記一対の第2コネクタには、これらが互いに接続されることにより音声再生装置によって再生されるアナログ音声信号をクレードルへ送信することを可能にする一対のアナログ端子が形成されている。
上記音声再生システムによれば、音声再生装置をクレードルに装着することにより、一対の第1コネクタどうしが接続され、これによって音声再生装置の充電池とクレードルの充電回路とが一対の電源端子を介して電気的に結合されることになる。よって、前記充電池は充電回路によって充電されることになる。
又、音声再生装置をクレードルに装着することにより、一対の第2コネクタどうしも接続されるので、アナログ音声信号を音声再生装置からクレードルへ一対のアナログ端子を介して送信することが可能となる。よって、音声再生装置にて音声を再生してクレードルのスピーカから出力することが可能となる。
一方、クレードルから取り外された状態の音声再生装置においては、第1コネクタにはパーソナルコンピュータを接続することが可能であり、第1コネクタのデジタル端子を介してデジタル音声信号をパーソナルコンピュータへ送信することが出来る。又、第2コネクタにはヘッドフォンを接続することが可能であり、音声再生装置にて音声を再生してヘッドフォンから出力することが出来る。
従って、音声再生装置には、従来の音声再生装置に配備されていた専用のクレードル接続端子が不要となり、パーソナルコンピュータを接続するための第1コネクタ、及びヘッドフォンを接続するための第2コネクタを、クレードル接続端子として兼用することが出来る。よって、音声再生装置は、コネクタ数が少ない簡易な構成となり、その結果、音声再生装置の小型化が可能となる。又、コネクタを構成するための部品点数が減少するので、コストが低減されることになる。
更に又、上述の如く音声再生装置からクレードルへのアナログ音声信号の送信を可能にすることにより、D/A変換回路等のデジタル信号処理回路をクレードルに配備せずとも、クレードルのスピーカからの音声出力が可能となり、その結果、クレードルの構成が簡易なものとなる。
上記音声再生システムの具体的構成において、音声再生装置には係合部が配備される一方、クレードルには、前記係合部が係合する係合受け部が配備されており、前記音声再生装置側の第1コネクタ及び第2コネクタは前記係合部に配備され、前記クレードル側の第1コネクタ及び第2コネクタは前記係合受け部内に配備されている。
より具体的な構成において、前記係合部と係合受け部は、係合部の係合受け部への挿入方向に沿う軸を中心として回転対称となる形状を有し、前記一対の第2コネクタは、回転対称軸からずれた位置に配備されている。
回転対称軸上の位置に一対の第2コネクタを配備した場合、音声再生装置が、クレードルに装着されるべき所定の姿勢から回転対称軸周りに回転した姿勢であるにも拘わらず、音声再生装置の係合部がクレードルの係合受け部に係合される虞がある。この様な誤装着は、特に一対の第2コネクタの断面形状が円形である場合に発生しやすい。
しかしながら、上記具体的構成においては、該一対の第2コネクタが回転対称軸からずれた位置に配備されているので、音声再生装置がクレードルに対して上記所定の姿勢を有する場合のみ、一対の第2コネクタどうしの接続と、係合部と係合受け部の係合が可能となる。よって、音声再生装置のクレードルへの誤装着が防止されることになる。
上記音声再生システムの更に具体的な構成において、前記一対の第1コネクタと一対の第2コネクタは何れも、雄雌の嵌合関係を有しており、一対の第2コネクタの嵌合深さは、一対の第1コネクタの嵌合深さより大きな寸法である。
上記具体的構成によれば、係合部を係合受け部に挿入する初期の段階において、先ず一対の第2コネクタどうしが接続されて音声再生装置の姿勢が上記所定の姿勢に決まることになる。これによって、一対の第1コネクタどうしの位置が互いに接続可能な位置に合致することになる。
よって、係合部を係合受け部に押し込むだけで、一対の第1コネクタどうしが接続されることになり、音声再生装置のクレードルへの装着が容易となる。その結果、装着時に音声再生装置とクレードルが互いに接触して傷つけあうことが防止されることになる。
更に又、上記音声再生システムの具体的構成において、前記クレードルの係合受け部の内面には、該内面と前記音声再生装置の係合部との間に形成される隙間が奥方ほど狭くなるように傾斜面が形成されていてもよい。
この構成によれば、係合受け部は入口付近にて幅広になり、これによって、係合部を係合受け部に挿入するとき、係合部は、係合受け部の入口部分に接触し難くなる。よって、音声再生装置とクレードルが互いに接触して傷つけあうことが防止されることになる。但し、係合部を係合受け部に挿入する初期の段階においては、係合受け部に対する係合部のガタツキが発生することになる。
しかし、係合部を係合受け部に押し込むことにより、係合受け部の内面と係合部との間の隙間が狭くなり、係合受け部に対する係合部のガタツキが小さくなる。よって、音声再生装置のクレードルへの装着状態が良好なものとなる。
本発明に係る音声再生システムは、簡易な構成で小型であるにも拘わらず、音声再生装置を、クレードル、パーソナルコンピュータ、ヘッドフォン等の複数の装置に接続することが可能であり、且つ音声再生装置をクレードルに接続した場合、音声再生装置の充電池が充電されると共に、クレードルのスピーカから音声を出力することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る音声再生システムにつき、ICレコーダがクレードルから取り外された状態を示す側面図である。 上記音声再生システムにつき、ICレコーダがクレードルに装着された状態を示す側面図である。 上記ICレコーダにつき、キャビネットの一部を破断して示した側面図である。 上記ICレコーダを先端側から見た平面図である。 上記ICレコーダを基端側から見た平面図である。 ICレコーダの基端部とクレードルのホルダにつき、これらの一部を破断して示した拡大側面図である。 上記音声再生システムにつき、ICレコーダがクレードルに装着された状態を示す上面図である。 ICレコーダが取り得る姿勢を説明するための側面図である。 上記クレードルにつき、ホルダをクレードル本体に枢支するための枢支機構を示す断面図である。 上記音声再生システムの構成を示すブロック図である。 上記クレードルから取り外された状態のICレコーダに、クレードル以外の装置を接続した構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態につき、図面に沿って具体的に説明する。
本発明の一実施形態に係る音声再生システムは、図1及び図2に示す如く、音声の記録と再生が可能なICレコーダ(1)と、該ICレコーダ(1)を装着するためのホルダ(21)をクレードル本体(22)に枢支して構成されたクレードル(2)とから構成されている。
ICレコーダ(1)は、図4及び図5に示す如く円筒形状のキャビネット(11)を具え、クレードル(2)のホルダ(21)には、図6に示す如く、キャビネット(11)の基端部(12)が係合する有底凹部(24)が形成されている。従って、キャビネット(11)の基端部(12)をホルダ(21)の有底凹部(24)に係合させることにより、ICレコード(1)は、図2に示す様にホルダ(21)に装着されることになる。
図6に示す様に本実施形態においては、ホルダ(21)の有底凹部(24)の内側の側面に傾斜面が形成されており、本実施形態に係る音声再生システムは、有底凹部(24)にキャビネット(11)の基端部(12)を係合させたとき、有底凹部(24)の前記側面と基端部(12)との間に形成される隙間が、奥方ほど狭くなるような構成を有している。
従って、ホルダ(21)の有底凹部(24)は入口付近にて幅広になり、これによって、キャビネット(11)の基端部(12)をホルダ(21)の有底凹部(24)に挿入するとき、キャビネット(11)の基端部(12)は、有底凹部(24)の入口部分に接触し難くなる。よって、ICレコーダ(1)とクレードル(2)が互いに接触して傷つけあうことが防止されることになる。但し、キャビネット(11)の基端部(12)をホルダ(21)の有底凹部(24)に挿入する初期の段階においては、有底凹部(24)に対する基端部(12)のガタツキが発生することになる。
しかし、キャビネット(11)の基端部(12)をホルダ(21)の有底凹部(24)に押し込むことにより、有底凹部(24)の内側の側面と基端部(12)との間の隙間が狭くなり、有底凹部(24)に対する基端部(12)のガタツキが小さくなる。よって、ICレコーダ(1)のクレードル(2)への装着状態が良好なものとなる。
図6に示す様に、キャビネット(11)の基端部(12)とホルダ(21)の有底凹部(24)には、該基端部(12)と有底凹部(24)との係合によって互いに接続されることとなる一対の第1コネクタ(31)(32)と一対の第2コネクタ(41)(42)が配備されている。
具体的に、キャビネット(11)の基端部(12)に配備されている第1コネクタ(31)及び第2コネクタ(41)は、キャビネット(11)の基端部(12)の表面の内、該基端部(12)と有底凹部(24)とが係合したときに有底凹部(24)の底面と対向することとなる領域(基端面)に配置されている。又、ホルダ(21)の有底凹部(24)に配備されている第1コネクタ(32)及び第2コネクタ(42)は、有底凹部(24)の底面に配置されている。
尚、以下では、キャビネット(11)の基端部(12)に配備されている第1コネクタ(31)及び第2コネクタ(41)を、ICレコーダ(1)側の第1コネクタ(31)及び第2コネクタ(41)と呼び、ホルダ(21)の有底凹部(24)に配備されている第1コネクタ(32)及び第2コネクタ(42)を、クレードル(2)側の第1コネクタ(32)及び第2コネクタ(42)と呼ぶことにする。
ICレコーダ(1)側の第1コネクタ(31)は、図5及び図6に示す如く雌型のマイクロUSBコネクタによって構成されており、該第1コネクタ(31)には、図10に示す如く電源端子(311)とデジタル端子(312)とが形成されている。一方、クレードル(2)側の第1コネクタ(32)は、ICレコーダ(1)側の第1コネクタ(31)と雄雌の嵌合関係を有する雄型のマイクロUSBプラグによって構成されており、該第1コネクタ(32)には、図10に示す如く少なくとも電源端子(321)が形成されている。
従って、ICレコーダ(1)をクレードル(2)のホルダ(21)に装着することにより、一対の第1コネクタ(31)(32)どうしが互いに嵌合されて接続され、これによって各第1コネクタ(31)(32)に形成されている電源端子(311)(321)どうしが接続されることになる。
ICレコーダ(1)側の第2コネクタ(41)は、図6に示す如く雌型のアナログ端子、具体的にはヘッドフォンジャックによって構成されている。一方、クレードル(2)側の第2コネクタ(42)は、ICレコーダ(1)側の第2コネクタ(41)と雄雌の嵌合関係を有する雄型のアナログ端子、具体的にはヘッドフォンピンによって構成されている。
従って、ICレコーダ(1)をクレードル(2)のホルダ(21)に装着することにより、一対の第2コネクタ(41)(42)どうしが互いに嵌合されて接続されることになる。
斯くして、ICレコーダ(1)のクレードル(2)への装着により、一対の第1コネクタ(31)(32)と一対の第2コネクタ(41)(42)の両方が、互いに接続されることになる。
尚、クレードル(2)からICレコーダ(1)を取り外した場合、ICレコーダ(1)側の第1コネクタ(31)及び第2コネクタ(41)には、クレードル(2)以外の装置、例えば第1コネクタ(31)にはパーソナルコンピュータを接続し、第2コネクタ(41)にはヘッドフォンを接続することが可能である。
本実施形態においては更に、図6に示す様に、一対の第2コネクタ(41)(42)は、円筒形状を有するキャビネット(11)の中心軸(91)からずれた位置に配置されている。
中心軸(91)上の位置に一対の第2コネクタ(41)(42)を配置した場合、ICレコーダ(1)が、クレードル(2)に装着されるべき所定の姿勢から中心軸(91)周りに回転した姿勢であるにも拘わらず、キャビネット(11)の基端部(12)がホルダ(21)の有底凹部(24)に係合され、これによって、キャビネット(11)の基端面が第1コネクタ(32)の先端に衝突して第1コネクタ(32)が傷つけられる虞がある。この様な誤装着は、特に一対の第2コネクタ(41)(42)の断面形状が、図5に示す如く円形である場合に発生しやすい。
しかしながら、本実施形態に係る音声再生システムにおいては、一対の第2コネクタ(41)(42)が中心軸(91)からずれた位置に配置されているので、ICレコーダ(1)がクレードル(2)に対して上記所定の姿勢を有する場合のみ、一対の第2コネクタ(41)(42)どうしの接続と、キャビネット(11)の基端部(12)とホルダ(21)の有底凹部(24)との係合が可能となる。よって、ICレコーダ(1)のクレードル(2)への誤装着が防止されることになる。
本実施形態においては更に又、図6に示す様に、一対の第2コネクタ(41)(42)は、一対の第1コネクタ(31)(32)の嵌合深さd1より大きい寸法の嵌合深さd2を有するように構成されている。即ち、クレードル(2)に配備されている雄型のコネクタどうしを比較した場合、第2コネクタ(42)の高さh2は、第1コネクタ(32)の高さh1より大きな寸法になっている。
従って、キャビネット(11)の基端部(12)をホルダ(21)の有底凹部(24)に挿入する初期の段階において、先ず一対の第2コネクタ(41)(42)どうしが接続されてICレコーダ(1)の姿勢が上記所定の姿勢に決まることになる。これによって、一対の第1コネクタ(31)(32)どうしの位置が互いに接続可能な位置に合致することになる。
よって、キャビネット(11)の基端部(12)をホルダ(21)の有底凹部(24)に押し込むだけで、一対の第1コネクタ(31)(32)どうしが接続されることになり、ICレコーダ(1)のクレードル(2)への装着が容易となる。その結果、装着時にICレコーダ(1)とクレードル(2)が互いに接触して傷つけあうことが防止されることになる。
但し、上述の如く、ホルダ(21)の有底凹部(24)の内側の側面に傾斜面が形成されている構成においては、キャビネット(11)の基端部(12)をホルダ(21)の有底凹部(24)に挿入する初期の段階において、有底凹部(24)に対する基端部(12)のガタツキが発生する。このため、挿入初期の段階においては、一対の第1コネクタ(31)(32)どうしの位置が、互いに接続可能な位置からずれる虞がある。
しかしながら、キャビネット(11)の基端部(12)を有底凹部(24)に押し込むことにより、有底凹部(24)に形成されている傾斜面による案内に従って、基端部(12)のガタツキが小さくなると共に、一対の第1コネクタ(31)(32)どうしの位置が互いに接続可能な位置へ移動することになる。
ICレコーダ(1)には更に、キャビネット(11)の先端面に、図4に示す如く集音孔(141)が形成されており、キャビネット(11)の先端部(13)には、図3に示す如く、集音孔(141)に向けて指向性マイクロフォン(14)が内蔵されている。該指向性マイクロフォン(14)は、集音孔(141)から取り込んだ音声をアナログ音声信号に変換して出力する。
又、キャビネット(11)の外周面には、LCD(Liquid Crystal Display)(15)と、ICレコーダ(1)に与える制御指令を入力するための操作スイッチ(56)(図10参照)が配備されており、LCD(15)は、図3に示す如く先端部(13)近傍の位置に配置されている。
キャビネット(11)の内部には、図10に示す如く、DSP(Digital Signal Processor)回路(51)、メモリ(52)、LCDドライバ(53)、USBコントローラ(54)、及び電源コントローラ(55)が配備されると共に、これら各種構成要素の動作を、操作スイッチ(56)から入力される制御指令に応じて制御するCPU(57)が配備されている。又、キャビネット(11)の内部には更に、ICレコーダ(1)の動作に必要な電力を供給するための充電池(6)が格納されている(図3参照)。
DSP回路(51)は、CPU(57)の制御に基づいて、DSP回路(51)に入力されたアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換して出力し、或いはDSP回路(51)に入力されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換して出力する。
操作スイッチ(56)から音声を記録する制御指令が入力された場合、指向性マイクロフォン(14)から出力されたアナログ音声信号がDSP回路(51)に入力され、該DSP回路(51)は、CPU(57)の制御に基づいてアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換してCPU(57)に与える。CPU(57)は、与えられたデジタル音声信号に応じたデジタルデータをメモリ(52)に記録する。
一方、操作スイッチ(56)から音声を再生する制御指令が入力された場合、CPU(57)は、メモリ(52)からデジタルデータを読み出して、該デジタルデータに応じたデジタル音声信号をDSP回路(51)に与える。DSP回路(51)は、与えられたデジタル音声信号を、CPU(57)の制御に基づいてアナログ音声信号に変換してICレコーダ(1)側の第2コネクタ(ヘッドフォンジャック)(41)に与え、該第2コネクタ(41)からアナログ音声信号をICレコーダ(1)の外部に出力する。
LSDドライバ(53)は、LCD(15)に接続されており、CPU(57)の制御に基づいてLCD(15)に、文字、画像等、種々の情報を表示する。
USBコントローラ(54)は、ICレコーダ(1)側の第1コネクタ(マイクロUSBコネクタ)(31)に形成されているデジタル端子(312)に接続されており、CPU(57)の制御に基づいてデジタル信号の送受信を制御する。
電源コントローラ(55)は、ICレコーダ(1)側の第1コネクタ(マイクロUSBコネクタ)(31)に形成されている電源端子(311)に接続されており、電源端子(311)から入力される電力を、CPU(57)の制御に基づいて充電池(6)に供給し、これによって該充電池(6)を充電する。
クレードル(2)には、図1に示す如く、クレードル本体(22)にスピーカ(23)が内蔵されており、クレードル本体(22)の内部には更に、図10に示す如く、アンプ回路(71)、AC−DCコンバータ(72)、及び充電回路(73)が配備されている。
アンプ回路(71)は、クレードル(2)側の第2コネクタ(ヘッドフォンピン)(42)に接続されており、該第2コネクタ(42)から入力されるアナログ音声信号を増幅してスピーカ(23)に与え、これによってスピーカ(23)から音声を出力する。
AC−DCコンバータ(72)は、クレードル(2)の外部に設置されているAC電源(8)に接続され、該AC電源(8)から供給される交流電圧を直流電圧に変換し、該直流電圧を充電回路(73)に与える。
充電回路(73)は、クレードル(2)側の第1コネクタ(マイクロUSBプラグ)(32)に形成されている電源端子(321)とAC−DCコンバータ(72)との間に接続されており、AC−DCコンバータ(72)から与えられる直流電圧の電圧値を、充電池(6)の充電に必要な所定の電圧値に変更し、これを電源端子(321)から出力する。
上記音声再生システムによれば、図2に示す如くICレコーダ(1)をクレードル(2)に装着することにより、図10に示す様に一対の第1コネクタ(31)(32)に形成されている電源端子(311)(321)どうしが接続され、これによってICレコーダ(1)の充電池(6)とクレードル(2)の充電回路(73)とが電気的に結合されることになる。よって、充電池(6)は、充電回路(73)によって充電されることになる。
又、ICレコーダ(1)をクレードル(2)に装着することにより、図10に示す様に一対の第2コネクタ(アナログ端子)(41)(42)どうしも接続されるので、ICレコーダ(1)からクレードル(2)へアナログ音声信号を送信することが可能となる。よって、ICレコーダ(1)にて音声を再生してクレードル(2)のスピーカ(23)から出力することが可能となる。
尚、本実施形態においては、ICレコーダ(1)のクレードル(2)への装着時、即ち充電池(6)の充電時には、充電池(6)の電力を使用せずに、クレードル(2)から供給される電力を使用して、ICレコーダ(1)を動作させる。勿論、ICレコーダ(1)のクレードル(2)への装着時であっても、充電池(6)の電力を使用して、ICレコーダ(1)を動作させてもよい。
一方、図1に示す如くクレードルから取り外された状態のICレコーダ(1)においては、図11に示す様に、第1コネクタ(31)にはパーソナルコンピュータを接続することが可能であり、第1コネクタ(31)のデジタル端子(312)を介して、メモリ(52)に記録されているデジタルデータをパーソナルコンピュータへ送信することが出来る。
又、第2コネクタ(41)にはヘッドフォンを接続することが可能であり、ICレコーダ(1)にて再生した音声をヘッドフォンから出力することが出来る。
従って、ICレコーダ(1)には、従来のICレコーダに配備されていた専用のクレードル接続端子が不要となり、パーソナルコンピュータを接続するための第1コネクタ(31)、及びヘッドフォンを接続するための第2コネクタ(41)を、クレードル接続端子として兼用することが出来る。よって、ICレコーダ(1)は、コネクタ数が少ない簡易な構成となり、その結果、ICレコーダ(1)の小型化が可能となる。又、コネクタを構成するための部品点数が減少するので、コストが低減されることになる。
更に又、上述の如くICレコーダ(1)からクレードル(2)へのアナログ音声信号の送信を可能にすることにより、D/A変換回路等のDSP回路をクレードルに配備せずとも、スピーカ(23)からの音声出力が可能となり、その結果、クレードル(2)の構成が簡易なものとなる。
図7〜図9は、クレードル(2)のホルダ(21)をクレードル本体(22)に枢支するための枢支機構を説明するための図である。
図7に示す如く、ホルダ(21)には枢軸(211)が形成され、クレードル本体(22)には、ホルダ(21)の両側の位置に、枢軸(211)の両端部を支持するための一対の枢軸受け部(221)(221)が形成されている。
枢軸(211)には、図9に示す様にその一方の端部(211a)の側面に、枢軸(211)の中心軸(92)周りに複数の凹凸が形成されている。又、クレードル本体(22)の一対の枢軸受け部(221)(221)の内、前記一方の端部(211a)を支持する枢軸受け部(221)には、内側へ向けて一対の突起部(222)(222)が形成されており、該一対の突起部(222)はそれぞれ、前記一方の端部(211a)の両側の位置にて、該一方の端部(211a)の側面に形成されている凹部に軟係止されている。
従って、図8にて一点鎖線で示す如く、ホルダ(21)に装着されているICレコーダ(1)が、クレードル本体(22)に対して傾いた姿勢を有する場合でも、ICレコーダ(1)の重量によって枢軸(211)の中心軸(92)周りに生じるトルクが、一対の突起部(222)(222)と凹部との係止力によって受け止められるので、ICレコーダ(1)は、クレードル本体(22)に対して傾いた姿勢のまま維持されることになる。よって、ICレコーダ(1)をクレードル(2)に装着した状態のまま、ICレコーダ(1)の先端部(13)を音声の発生源へ向けると共に、その姿勢を維持することが出来る。
又、一対の突起部(222)(222)が凹部に軟係止した状態からホルダ(21)を回動させることにより、一対の突起部(222)(222)は、凸部を乗り越えて別の凹部へ相対的に移動することになる。よって、ホルダ(21)の回動に伴って、クリック音が発生することになる。
尚、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
上記実施形態においては、ICレコーダ(1)側の第1コネクタ(31)は、マイクロUSBコネクタによって構成されていたが、本発明はこれに限られるものではなく、電源端子(311)とデジタル端子(312)が形成されている種々のコネクタによって構成されていてもよい。
又、上記実施形態においては、キャビネット(11)の基端部(12)は、円筒形状を有していたが、基端部(12)のホルダ(21)への挿入方向に沿う軸を中心として回転対称となる形状を有していてもよい。
この場合、一対の第2コネクタ(41)(42)は、回転対称軸からずれた位置に配置されることになる。これにより、一対の第2コネクタ(41)(42)が、円筒形状を有するキャビネット(11)の中心軸(91)からずれた位置に配置されている上記実施形態と同様、ICレコーダ(1)のクレードル(2)への誤装着が防止されることになる。
更に、上記実施形態においては、ICレコーダ(1)のキャビネット(11)の基端部(12)を係合部とし、クレードル(2)のホルダ(21)に形成されている有底凹部(24)を係合受け部とすることにより、ICレコーダ(1)のクレードル(2)への装着を可能にしていたが、本発明はこれに限られるものでなく、ICレコーダ(1)に係合受け部を形成し、該係合受け部に係合する係合部をクレードル(2)に形成してもよい。
又、上記実施形態においては、一対の第1コネクタ(31)(32)及び一対の第2コネクタ(41)(42)のそれぞれの雄雌の嵌合関係について、ICレコーダ(1)側の第1コネクタ(31)及び第2コネクタ(41)を雌型とし、クレードル(2)側の第1コネクタ(32)及び第2コネクタ(42)を雄型としたが、本発明はこれに限られるものでない。例えば、ICレコーダ(1)側の第1コネクタ(31)及び第2コネクタ(41)を雄型とし、クレードル(2)側の第1コネクタ(32)及び第2コネクタ(42)を雌型としてもよい。又、第1コネクタ(31)(32)と第2コネクタ(41)(42)とで、雄雌の関係を逆にしてもよい。
更に又、上記実施形態においては、ホルダ(2)の有底凹部(24)の内面に形成されている傾斜面は、有底凹部(24)の入口から底面まで拡がった形状を有しているが、本発明はこれに限られるものでない。例えば、傾斜面は、有底凹部(24)の入口から、第1コネクタ(32)の先端近傍の位置まで傾斜した形状を有していてもよい。
(1)ICレコーダ(音声再生装置)
(11)キャビネット
(12)基端部(係合部)
(2)クレードル
(21)ホルダ
(22)クレードル本体
(23)スピーカ
(24)有底凹部(係合受け部)
(31)マイクロUSBコネクタ(第1コネクタ)
(311)電源端子
(312)デジタル端子
(32)マイクロUSBプラグ(第1コネクタ)
(321)電源端子
(41)ヘッドフォンジャック(第2コネクタ)
(42)ヘッドフォンピン(第2コネクタ)
(6)充電池

Claims (5)

  1. 充電池を具えた音声再生装置と、前記充電池を充電するための充電回路を具えたクレードルとから構成され、該クレードルには更にスピーカが配備されており、前記音声再生装置をクレードルに装着することにより、音声再生装置にて音声を再生してスピーカから出力することが可能となる音声再生システムにおいて、
    前記音声再生装置とクレードルには、音声再生装置のクレードルへの装着によって互いに接続される一対の第1コネクタと一対の第2コネクタが配備されており、前記一対の第1コネクタには、これらが互いに接続されることにより前記充電池と充電回路とを電気的に結合する一対の電源端子が形成され、更に該一対の第1コネクタの内、少なくとも音声再生装置側の第1コネクタにはデジタル端子が形成されており、前記一対の第2コネクタには、これらが互いに接続されることにより音声再生装置によって再生されるアナログ音声信号をクレードルへ送信することを可能にする一対のアナログ端子が形成されていることを特徴とする音声再生システム。
  2. 音声再生装置には係合部が配備される一方、クレードルには、前記係合部が係合する係合受け部が配備されており、前記音声再生装置側の第1コネクタ及び第2コネクタは前記係合部に配備され、前記クレードル側の第1コネクタ及び第2コネクタは前記係合受け部内に配備されている請求項1に記載の音声再生システム。
  3. 前記係合部と係合受け部は、係合部の係合受け部への挿入方向に沿う軸を中心として回転対称となる形状を有し、前記一対の第2コネクタは、回転対称軸からずれた位置に配備されている請求項2に記載の音声再生システム。
  4. 前記一対の第1コネクタと一対の第2コネクタは何れも、雄雌の嵌合関係を有しており、一対の第2コネクタの嵌合深さは、一対の第1コネクタの嵌合深さより大きな寸法である請求項3に記載の音声再生システム。
  5. 前記クレードルの係合受け部の内面には、該内面と前記音声再生装置の係合部との間に形成される隙間が奥方ほど狭くなるように傾斜面が形成されている請求項2乃至請求項4の何れかに記載の音声再生システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5580468B1 (ja) * 2013-12-01 2014-08-27 丸井 智敬 移動体の接近を電波で検知して鳴動する携帯無線機器の充電器。

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