JP2010273381A - 移動通信システムにおけるユーザ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】マクロセル及びCSGセルが混在する移動通信システムで、アイドル状態のユーザ装置が待受に相応しいセルを適切に再選択できるようにすること。
【解決手段】不特定のユーザがアクセスできるマクロセルと、特定のユーザしかアクセスできないクローズドセルとが混在する移動通信システムで使用されるユーザ装置は、在圏セルからの信号の品質をアイドル状態で所定の周期で測定する手段と、隣接セルからの信号の品質を所定のセルサーチ周期で行う手段と、セルサーチ結果に応じてセル再選択を行う手段とを有する。マクロセルの周波数とクローズドセルの少なくとも一部の周波数とが同じである。当該ユーザ装置がマクロセルに在圏し、所定の再選択条件が満たされた場合、在圏セルに隣接するクローズドセルが待受を行うセルとして再選択される。所定の再選択条件は、クローズドセルからの信号の品質が、在圏セルからの信号の品質より所定の閾値以上良い状態が、所定の再選択期間以上続くことである。
【選択図】図3

Description

本発明は移動通信システム、ユーザ装置及び方法に関連する。
移動通信システムのユーザ装置(UE: User Equipment)は、通話終了後にアクティブ状態からアイドル状態に動作モードを変更する。アクティブ状態は接続状態と呼ばれてもよい。アイドル状態は待受状態と呼ばれてもよい。待受状態ではユーザ装置がどのセルに在圏しているかは管理されないが、ユーザ装置がどのトラッキングエリアに属するかは管理される。トラッキングエリア(TA: Tracking Area)は位置登録エリア又はルーティングエリア(RA: Routing Area)、ロケーションエリア(LA: Location Area)等と言及されてもよく、着信があったときに一斉にページングが行われる領域である。TAの管理は基地局eNBより上位のノード(例えば、MME/UPE)で行われてもよい。
図1は移動通信システムの概念図を示す。第1のトラッキングエリアTA1に3つのセル(セル1,セル2,セル3)が含まれ、第2のトラッキングエリアTA2に2つのセル(セル4,セル5)が含まれている様子が示されている。セル1に在圏するユーザ装置UEが通話を終了し、待受状態に入ったとする。各セルの基地局は自セルのセル識別情報(セルID)及びトラッキングエリア識別情報(TA-ID)を報知情報(BCH)として報知している。従ってユーザ装置UEは在圏セルのTA-IDがTA1であることを知っている。このユーザ装置が待受状態のままセル3に移動したとする。ユーザ装置UEはセル3の基地局から報知情報(BCH)を受信し、セル識別情報及びTA-IDが何であるかを知る。セル1もセル3も同じトラッキングエリア(TA1)に属するので、それを変更するような要求はなされない。更にユーザ装置UEが待受状態のままセル3からセル5に移動したとする。ユーザ装置UEはセル5の基地局から報知情報(BCH)を受信し、トラッキングエリアがTA1からTA2に変わったことを知る。これに応じてユーザ装置UEはトラッキングエリアの変更要求をセル5の基地局に報告する。基地局はトラッキングエリアの更新を求める信号を上位ノード(例えば、MME/UPE)に送信し、そのユーザ装置UEに対するトラッキングエリアをTA1からTA2に更新する。以後そのユーザ装置UE宛の着信が生じた場合には、TA2のトラッキングエリアで呼出(ページング)がなされる。このように、トラッキングエリアの更新(トラッキングエリアアップデート、TAU)はユーザ装置からの要求に応じてなされる。なお、ロングタームエボリューション(LTE)に代表される次世代移動通信システムのように、1つのユーザ装置に1つ以上のトラッキングエリアが関連付けられてもよい。
近年、図2に示されるようなクローズドサブスクライバグループ(CSG: Closed Subscriber Group)セルと呼ばれるセルが普及しつつある。CSGセルを含むネットワークは、プライベートネットワーク(P-NW)、ホームネットワーク等と呼ばれてもよい。CSGセルは、例えば或る会社の社員だけがその会社の建物内部で利用できるような移動通信網、家族だけが利用可能な移動通信網、学校の敷地内だけで利用可能な移動通信網、特定の店舗内だけで利用可能な移動通信網等であるかもしれない。例えば、社員の所有するユーザ装置は、会社内部のCSGセル内で通信を行うことができ、建物外部ではマクロセルで通信を行うことができる。マクロセルを用いたネットワークは、パブリックネットワークとも呼ばれ、プライベートネットワークでない公の移動通信網である。その会社の社員でないユーザは、その建物内部のCSGセルで通信を行うことは禁止される。
従ってアイドル状態のユーザ装置が再選択するセルは、マクロセルかもしれないし、CSGセルかもしれない。何らかのCSGに属するユーザは、なるべくそのCSGセルで待受を行うべきである。言い換えれば、移動しているユーザ装置は、なるべく自装置の所属するCSGセルを再選択すべきである。なお、CSGセルが存在していそうな場所とそうでない場所を区別し、CSGセルのセルサーチを効率的に行う技術については、非特許文献1に記載されている。
従来のマクロセルに関するセル再選択は、隣接するマクロセルからの信号品質Qnが、在圏しているマクロセルでの信号品質Qsよりかなり良い場合に限って行われる。より具体的には、Qn+QoffsetがQs+Qhystより良い状態が所定期間Treelection以上続いた場合にセル再選択が行われる(Qoffsetは所定のオフセット値であり、通常は使われないが、特定のセル、例えばトンネルをカバーするセルに早くセル再選択させたい場合などに使われる。また、Qhystはヒステリシス特性をもたらす所定の値である。)。このようにすることで、セル端付近でのセル再選択のばたつきを抑制することができる。アイドル状態のユーザ装置は、セル再選択する度に新たに選択したセルの報知情報を受信し、そのセルで使用すべき各種パラメータなどを設定するが、報知情報の頻繁な受信はバッテリを消耗する。また、再選択したセルのトラッキングエリアが異なる場合、トラッキングエリアアップデートが起動され、信号の送受信に伴いバッテリが消耗する。従って、セル再選択のばたつきを抑制することで、バッテリ消耗を抑制することができる。
また、従来のマクロセルに関するセル再選択では、在圏中のマクロセルの信号品質Qsが所定の閾値以上よい場合は、周辺セルのサーチ及び測定(Qnの測定)を省くことができる。このようにすることで、待ち受け中のバッテリ消耗を更に抑制することができ、待ち受け時間を延ばすことができる。
しかしながらこのようにすると、図2に示されるような状況では、CSGセル1は再選択されやすいが、CSGセル2は再選択されにくいことになる。CSGセル2はマクロセル内部に存在するので、在圏セルでの信号品質Qsは比較的良く、上記の条件は満たされにくいからである。即ち、CSGセル2は在圏中のマクロセルの信号品質Qsが所定の閾値以上よいためセルサーチが実行されず検出されない、或いは、Qsが所定の閾値より小さいためセルサーチが行われてCSGセル2が検出されたとしても、その信号品質QnがQsと比して所定の条件(Qn+Qoffset>Qs+Qhyst)を満たさないため選択されない、といった状況が起こり易い。このため、従来のセル再選択方式だけでは、マクロセルとCSGセルが混在する状況でCSGセルを適切に選択できなくなることが懸念される。
本発明の課題は、マクロセル及びCSGセルが混在する移動通信システムで、アイドル状態のユーザ装置が待受に相応しいセルを適切に再選択できるようにすることである。
本発明の一形態では、不特定のユーザがアクセスできるマクロセルと、特定のユーザしかアクセスできないクローズドセルとが混在する移動通信システムで使用されるユーザ装置が使用される。当該ユーザ装置は、在圏セルからの信号の品質をアイドル状態で所定の周期で測定する手段と、隣接セルからの信号の品質を所定のセルサーチ周期で行う手段と、 セルサーチ結果に応じてセル再選択を行う手段とを有する。マクロセルの周波数とクローズドセルの少なくとも一部の周波数とが同じである。当該ユーザ装置が前記マクロセルに在圏し、所定の再選択条件が満たされた場合、在圏セルに隣接するクローズドセルが待受を行うセルとして再選択される。前記所定の再選択条件は、前記クローズドセルからの信号の品質が、前記在圏セルからの信号の品質より所定の閾値以上良い状態が、所定の再選択期間以上続くことである。
本発明によれば、マクロセル及びCSGセルが混在する移動通信システムで、アイドル状態のユーザ装置は、待受に相応しいセルを適切に再選択できるようになる。
移動通信システムの概念図を示す。 マクロセル及びCSGセルを示す図である。 マクロセルに在圏するユーザが同一周波数のCSGセルを再選択する場合の動作例を示すフローチャートである。 CSGセルに在圏するユーザが同一周波数のマクロセルを再選択する場合の動作例を示すフローチャートである。 マクロセルに在圏するユーザが異周波のCSGセルを再選択する場合の動作例を示すフローチャートである。 CSGセルに在圏するユーザが同一周波数のCSGセル又は異周波のマクロセルを再選択する場合の動作例を示すフローチャートである。 本発明の一実施例によるユーザ装置を示す図である。
上述したようにユーザ装置は、マクロセルだけでなく、CSGセルも再選択する可能性がある。更に、マクロセル及びCSGセルは、同一の周波数を使用しているかもしれないし、異なる周波数又は異なる無線アクセス技術(RAT: Radio Access Technology)を使用しているかもしれない。説明の便宜上、「異周波」は周波数が異なる場合だけでなく、RATが異なる場合も含む概念であるとする。以下、様々な場合について、ユーザ装置のセル再選択の動作例を説明する。
<マクロセル→同一周波数のCSGセル>
図3は、マクロセルに在圏するユーザが同一周波数のCSGセルを再選択する場合の動作例を示す。この動作フローは主にユーザ装置で行われる。ステップS1でユーザ装置は在圏セル(サービングセル)から送信されている信号の受信品質Qsを測定する。測定は予め決められた測定周期で行われる。受信品質Qsは、信号の品質を表現する適切な如何なる量でもよい。例えば受信品質Qsは、下りリファレンス信号の受信電力(RSRP又はRSSI)、希望信号電力対非希望信号電力(Es/Io,SIR,SINR)等又はそれらの組み合わせで表現されてもよい。
ステップS3では、隣接セル(又は周辺セルと呼んでもよい)から送信されている信号の受信品質Qnを測定する。この信号品質も、Qsと同様に適切な如何なる量で表現されてよい。この測定も所定の頻度で実行される。この点、通常のセル再選択の場合と大きく異なる。通常のマクロセル間のセル再選択では、在圏セルでの信号品質Qsが所定のレベルより悪くなった場合に、隣接セルからの信号品質Qnを測定し始め、そうでなければQnを測定しなくてもよい。ステップS3ではそのような条件によらず、所定の頻度で隣接セル(CSGセル)からの信号が測定される。このようにすることはCSGセルを速やかに発見する等の観点から好ましい。上述したように隣接セルには一般的にはマクロセルもCSGセルも含まれるが、マクロセル間のセル再選択は既存の手法で実行可能なので、本フローでは、在圏セルがマクロセルであり、隣接セルがCSGセルである場合に着目する。
CSGセルは特定のユーザしかアクセスできないセルなので、CSGセルが発見されたとしてもそのセルにユーザがアクセスできないかもしれない。必須ではないが、1つの方法として、このステップS3の段階で、発見されたCSGセルがそのユーザにとってアクセス可能か否かが確認されてもよい。この確認は、発見されたCSGセルから報知されている報知情報を用いて行うことができる。図3では明示的に図示されていないが、発見されたCSGセルが自装置にとってアクセスできるセルであった場合、フローはステップS5に進み、そうでなければフローはステップS1に戻る。従ってこの方法によれば、自装置にアクセス権のないCSGセルについて、図3の後続のフローを無駄に実行せずに済む。
ステップS5では、発見されたCSGセルが所定の再選択条件(Reselection Criteria)を満たすか否かが判定される。再選択条件が満たされればフローはステップS7に進み、発見されたCSGセルを待受を行うセルとして再選択が行われる。再選択条件が満たされなかったならば、フローはステップS1に戻り、説明済みの手順が繰り返される。
再選択条件は、発見されたCSGセルからの信号品質Qnに所定のオフセットQoffsetを加えた値が、在圏マクロセルでの信号品質Qsに所定のヒステリシス閾値Qhystを加えた値より大きい状態が、所定の再選択期間Treselection以上続くことである。即ち、
(Qn+Qoffset)>(Qs+Qhyst)が、Treselection秒以上続くことである。
オフセットQoffset及びヒステリシスQhystをも加味した上で自他セルの信号品質Qs,Qnの大小比較を行い、隣接セルで信号品質の良い状態が一定期間Treselection以上続くことを要する。典型的には、ユーザ装置が隣接セルのカバレッジ近辺に来ただけでなく、隣接セルにある程度進入して初めてこの条件を満たせるようになる。このように再選択条件が厳しく設定されているのは、マクロセル及びCSGセルが同一周波数fCMで運用されていることに起因する。同一周波数なので、自他セルの信号品質Qs,Qnの大小比較を厳正に行った上でセル再選択しないと、セル再選択後に通信を行った際に大きな干渉を被るおそれがあるからである。
上記の説明では、ステップS3でCSGセルを発見した段階で、アクセス権の有無が確認された。しかしながら、この確認はステップS3の段階ではなく、ステップS5の後に行われてもよい。この場合、ステップS3で発見されたCSGセルについて、ステップS5で再選択条件を判定し、条件を満たせばそのCSGセルが待受を行うセルの候補になる。この後に、そのCSGセルから報知情報を受信し、自装置にとってアクセス可能か否かが判定される。アクセス可能であれば、そのCSGセルが待受を行うセルとして再選択される。アクセス可能でなかったならば、フローはステップS1に戻ることになる。この方法の場合、ステップS5,S7で再選択候補のセルが決まった後でそのCSGセルから報知情報を受信するので、再選択条件を満たさないCSGセルから報知情報を無駄に分析せずに済む。
<CSGセル→同一周波数のマクロセル>
図4は、CSGセルに在圏するユーザが同一周波数のマクロセルを再選択する場合の動作例を示す。図3のステップS1と同様に、ステップS2でユーザ装置は在圏セル(サービングセル)から送信されている信号の受信品質Qsを測定する。図3の場合とは異なり、サービングセルはCSGセルである。測定は予め決められた測定周期で行われる。受信品質Qsは、信号の品質を表現する適切な如何なる量でもよい。
ステップS4では、在圏セルでの信号品質Qsが所定の信号品質条件を満たすか否かが判定される。信号品質条件を満たす場合、フローはステップS6に進み、そうでなければフローはステップS2に戻る。信号品質条件は、サービングセルでの信号品質Qsが、所定の閾値より悪いことである。所定の閾値は、CSGセル間でのセル再選択用に用意されている値SintraSearch、CSGセル及びマクロセル間でのセル再選択用に用意されている値SinterSearch又はそれらの組み合わせでもよい。
ステップS6では、隣接セル(マクロセル)から送信されている信号の受信品質Qnを測定する。この信号品質も、Qsと同様に適切な如何なる量で表現されてもよい。この測定は、図3のステップS3とは異なり、ステップS4の信号品質条件が満たされた場合にのみ実行される。ユーザはCSGセルになるべく長く在圏すべきで、在圏CSGセルの品質がよい場合は隣接セルのサーチや測定を行わないことで、バッテリの消耗を避けられるためである。また、マクロセルのカバレッジは大きいため、CSGセルの品質がある程度劣化してからサーチしても直ちにマクロセルが見つかり易いためである。
ステップS8では、発見されたマクロセルが所定の再選択条件を満たすか否かが判定される。再選択条件が満たされればフローはステップS10に進み、発見されたマクロセルを待受を行うセルとして再選択が行われる。再選択条件が満たされなかったならば、フローはステップS2に戻り、説明済みの手順が繰り返される。
再選択条件は、発見されたマクロセルからの信号品質Qnに所定のオフセットQoffsetを加えた値が、在圏CSGセルでの信号品質Qsに所定のヒステリシス閾値Qhystを加えた値より大きい状態が、所定の再選択期間Treselection以上続くことである。
(Qn+Qoffset)>(Qs+Qhyst)が、Treselection秒以上続くことである。
オフセットQoffset及びヒステリシスQhystをも加味した上で自他セルの信号品質Qs,Qnの大小比較を行い、隣接セルで信号品質の良い状態が一定期間Treselection以上続くことを要する。典型的には、ユーザ装置が隣接セルのカバレッジ近辺に来ただけでなく、隣接セルにある程度進入して初めてこの条件を満たせるようになる。このように再選択条件が厳しく設定されているのは、マクロセル及びCSGセルが同一周波数fCMで運用されていることに起因する。同一周波数なので、自他セルの信号品質Qs,Qnの大小比較を厳正に行った上でセル再選択しないと、セル再選択後に通信を行った際に大きな干渉を被るおそれがあるからである。
<マクロセル→異周波のCSGセル>
図5は、マクロセルに在圏するユーザが異周波のCSGセルを再選択する場合の動作例を示す。ステップS1ではユーザ装置は在圏セルから送信されている信号の受信品質Qsを測定する。測定は予め決められた測定周期で行われる。受信品質Qsは、信号の品質を表現する適切な如何なる量でもよい。
ステップS3では、異周波の隣接セル(CSGセル)から送信されている信号の受信品質Qnを測定する。この信号品質も、Qsと同様に適切な如何なる量で表現されてよい。この測定は所定の頻度で実行される。この点、通常のセル再選択の場合と大きく異なることについては、図3のステップS3の場合と同様である。また、発見されたCSGセルがそのユーザにとってアクセス可能か否かが、この段階で確認されてもよいし、或いは上述したようにセル再選択後に確認されてもよい。
ステップS5では、発見されたCSGセルが所定の適性条件(Suitability Criteria)を満たすか否かが判定される。適性条件が満たされればフローはステップS7に進み、発見されたCSGセルを待受を行うセルとして再選択が行われる。適性条件が満たされなかったならば、フローはステップS1に戻り、説明済みの手順が繰り返される。適性条件は、発見されたCSGセルからの信号品質Qnが、在圏セルで保証されるべき最低品質Qminに所定のヒステリシス閾値Qhystを加えた値より大きいことである。
Qn>(Qmin+Qhyst)。
この適性条件は、セル再選択を行うことに関し、図3,4で説明した再選択条件より緩い条件になっていることに留意を要する。これは、マクロセル及びCSGセルがそれぞれ異なる周波数fM,fCSGで運用されていることに起因する。周波数が異なるので、CSGセルへのセル再選択後にマクロセルから大きな干渉を受けるおそれは少ないからである。よって、Qnが安定した通信に必要な最低レベルQminにヒステリシスを考慮した閾値を満たせばセル再選択を行うことができ、Qnが在圏中のセルからの信号品質Qsを上回る必要はない。なお、Qhystは、CSGセルへ移行した際に最低品質Qminが確実に保証されるためのヒステリシスで、移行直後にQmin以下となり、エリア外となったり、別のセルをサーチ、再選択する可能性を低減するために有効である。
<CSGセル→同一周波数のCSGセル又は異周波のマクロセル>
図6は、CSGセルに在圏するユーザが同一周波数のCSGセル又は異周波のマクロセルを再選択する場合の動作例を示すフローチャートである。ステップS1では、ユーザ装置は在圏セル(サービングセル)から送信されている信号の受信品質Qsを測定する。目下の例では、サービングセルはCGSセルである。測定は予め決められた測定周期で行われる。受信品質Qsは、信号の品質を表現する適切な如何なる量でもよい。
ステップS2では、在圏セルでの信号品質Qsが所定の第1信号品質条件を満たすか否かが判定される。第1信号品質条件を満たす場合、フローはステップS3に進み、そうでなければフローはステップS4に進む。第1信号品質条件は、サービングセルでの信号品質Qsが、所定の閾値より悪いことである。所定の閾値は、CSGセル間でのセル再選択用に用意されている値SintraSearchである。
ステップS3では、同一周波数の隣接セル(CSGセル)から送信されている信号の受信品質Q1nを測定する。この信号品質も、Qsと同様に適切な如何なる量で表現されてよい。この測定は、図3のステップS3と同様に所定の頻度で実行されてもよいが、目下の例では既にCSGセルに在圏しているので、図3の場合ほど頻繁に行われなくてもよい。むしろ、バッテリセービングの観点から、測定回数はなるべく少なく抑制されるべきである。このため、通常のマクロセル間のセル再選択と同様に、在圏セルでの信号品質Qsが所定のレベルより悪くなった場合に、隣接セルからの信号品質Q1nを測定し始め、そうでなければQ1nを測定しないようにすることが好ましい。また、発見されたCSGセルがそのユーザにとってアクセス可能か否かが、この段階で確認されてもよいし、或いは上述したようにセル再選択後に確認されてもよい。
ステップS4では、在圏セルでの信号品質Qsが所定の第2信号品質条件を満たすか否かが判定される。第2信号品質条件を満たす場合、フローはステップS5に進み、そうでなければフローはステップS6に進む。第2信号品質条件は、サービングセルでの信号品質Qsが、所定の閾値より悪いことである。所定の閾値は、CSGセル及びマクロセル間でのセル再選択用に用意されている値SinterSearchである。
ステップS5では、図4のステップS6 と同様に、異周波の隣接セル(マクロセル)から送信されている信号の受信品質Q2nを測定する。この信号品質も、Qsと同様に適切な如何なる量で表現されてよい。この測定も、図4のステップS6と同様に、第2信号品質条件が満たされた場合にのみ実行される。
ステップS6では、図3のステップS5と同様に、発見された同一周波数のCSGセルが所定の再選択条件(Reselection Criteria)を満たすか否かが判定される。再選択条件が満たされればフローはステップS7に進み、発見されたCSGセルを待受を行うセルとして再選択が行われる。再選択条件が満たされなかったならば、フローはステップS8に進む。再選択条件は、発見されたCSGセルからの信号品質Q1nに所定のオフセットQoffsetを加えた値が、在圏セルでの信号品質Qsに所定のヒステリシス閾値Qhystを加えた値より大きい状態が、所定の再選択期間Treselection以上続くことである。
即ち、(Q1n+Qoffset)>(Qs+Qhyst)が、Treselection秒以上続くことである。
オフセット及びヒステリシスをも加味した上で自他セルの信号品質Qs,Q1nの大小比較を行い、隣接セルで信号品質の良い状態が一定期間続くことを要する。
ステップS8では、発見された異周波のマクロセルが所定の適性条件(Suitability Criteria)を満たすか否かが判定される。適性条件が満たされたならば、ステップS9で発見されたマクロセルが待受を行うセルとして再選択される。そうでなければフローはステップS1に戻り、説明済みの動作が繰り返される。適性条件は第1及び第2適性条件の2つに分けられ、双方が満たされた場合に適性条件が満たされる。
第1適性条件は、適切なCSGセルが1つも存在しないこと(どのCSGセルも適切でないこと)、である。適切なCSGセル(隣接セル)とは、そのCSGセルからの信号品質Qが、在圏セルで保証されるべき最低品質Qminに所定のヒステリシス閾値Qhystを加えた値より大きいこと[Q>(Qmin+Qhyst)]である。この場合の信号品質Qは、在圏中のCSGからの信号品質Qsと隣接CSGセルからの信号品質Q1nの両方を含む。また、[Q>(Qmin+Qhyst)]の代わりに[Q>Qmin]の条件を用いてもよい。より具体的には、例えば、在圏中のCSGセルからの信号品質Qsについて、Qs>Qminを満たさず、かつ発見された隣接CSGセルからの信号品質Q1nが、いずれもQ1n> (Qmin+Qhyst)を満たさない場合に、第1適正条件が満たされる。
第2適性条件は、適切なマクロセルが少なくとも1つ存在すること、である。適切なマクロセル(隣接セル)とは、そのマクロセルからの信号品質Q2nが、在圏セルで保証されるべき最低品質Qminに所定のヒステリシス閾値Qhystを加えた値より大きいこと[Q2n>(Qmin+Qhyst)]である。
隣接CSGセルの内、ステップS6の再選択条件を満たすものがあれば、それは再選択セルとしてステップS7で決定される。第1適性条件を満たす程度に良好な隣接CSGセルが1つも無い場合に限って、ステップS9で待受セルが適切なマクロセルに再選択される。再選択条件を満たすほど品質が良好ではないが、第1適性条件を満たす程度には良好な隣接CSGセルが1つでも存在する場合、フローはステップS1に戻る。これにより、CSGセルを再選択できるようになる可能性が残っている間はマクロセルへの再選択を禁止し、ユーザができるだけ長くCSGセルに留まっているようにすることができる。
<ユーザ装置>
図7は本発明の一実施例によるユーザ装置を示す。図7には無線受信部(RF)31、セルサーチ部32、BCH取得部33、制御部34、SIR測定部35及びセル選択部36が描かれている。
無線受信部(RF)31は、無線受信信号をベースバンドのディジタル信号に変換する。
セルサーチ部32は、受信信号中のリファレンス信号に基づいて、より大きな受信電力をもたらすセルを検出する。リファレンス信号は、送信側と受信側で既知の何らかの信号であり、参照信号、既知信号、パイロット信号、トレーニング信号等と言及されてもよい。
BCH取得部33は、セルサーチ部32で特定されたセルから送信されている報知信号(BCH)を取得し、報知情報を取り出す。報知情報には、セルID等のような一般的な情報に加えて、本発明に関し、セルがCSGセルであるか否か、CSGセルの場合に、ユーザのアクセス権の有無を調べるのに必要な情報等が含まれている。
制御部34は、本発明に関するいくつもの機能要素に対する制御を行う。特に制御部は、上記の信号品質条件、再選択条件、適性条件その他の条件判定を行う。
SIR測定部35は、在圏セルからのリファレンス信号の受信品質を測定する。受信品質は本実施例ではSIRで評価されるが、受信品質は、SINR等の当該技術分野で既知の適切な如何なる量で表現されてもよい。
セル選択部36は、受信品質が所定の閾値以上であった場合に、セルの再選択を行う。必要に応じてトラッキングエリアの変更が基地局に要求される。
以上本発明は特定の実施例を参照しながら説明されてきたが、実施例は単なる例示に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。説明の便宜上、本発明の実施例に係る装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウエアで、ソフトウエアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明は上記実施例に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が本発明に包含される。
以下、実施例により教示される手段を例示的に列挙する。
(第1項)
不特定のユーザがアクセスできるマクロセルと、特定のユーザしかアクセスできないクローズドセルとが混在する移動通信システムで使用されるユーザ装置であって、
在圏セルからの信号の品質をアイドル状態で所定の周期で測定する手段と、
隣接セルからの信号の品質を所定のセルサーチ周期で行う手段と、
セルサーチ結果に応じてセル再選択を行う手段と、
を有し、マクロセルの周波数とクローズドセルの少なくとも一部の周波数とが同じであり、
当該ユーザ装置が前記マクロセルに在圏し、所定の再選択条件が満たされた場合、在圏セルに隣接するクローズドセルが待受を行うセルとして再選択され、
前記所定の再選択条件は、前記クローズドセルからの信号の品質が、前記在圏セルからの信号の品質より所定の閾値以上良い状態が、所定の再選択期間以上続くことであるユーザ装置。
(第2項)
前記再選択条件が満たされたか否かを確認する前に、前記クローズドセルが当該ユーザ装置にとってアクセス可能か否かが確認される第1項記載のユーザ装置。
(第3項)
前記再選択条件が満たされたか否かを確認した後に、前記クローズドセルが当該ユーザ装置にとってアクセス可能か否かが確認される第1項記載のユーザ装置。
(第4項)
不特定のユーザがアクセスできるマクロセルと、特定のユーザしかアクセスできないクローズドセルとが混在する移動通信システムにおけるユーザ装置で使用される方法であって、
在圏セルからの信号の品質をアイドル状態で所定の周期で測定するステップと、
隣接セルからの信号の品質を所定のセルサーチ周期で行うステップと、
セルサーチ結果に応じてセル再選択を行うステップと、
を有し、マクロセルの周波数とクローズドセルの少なくとも一部の周波数とが同じであり、
当該ユーザ装置が前記マクロセルに在圏し、所定の再選択条件が満たされた場合、在圏セルに隣接するクローズドセルが待受を行うセルとして再選択され、
前記所定の再選択条件は、前記クローズドセルからの信号の品質が、前記在圏セルからの信号の品質より所定の閾値以上良い状態が、所定の再選択期間以上続くことである方法。
(第5項)
不特定のユーザがアクセスできるマクロセルと、特定のユーザしかアクセスできないクローズドセルとが混在する移動通信システムであって、当該移動通信システムで使用されるユーザ装置は、
在圏セルからの信号の品質をアイドル状態で所定の周期で測定する手段と、
隣接セルからの信号の品質を所定のセルサーチ周期で行う手段と、
セルサーチ結果に応じてセル再選択を行う手段と、
を有し、マクロセルの周波数とクローズドセルの少なくとも一部の周波数とが同じであり、
当該ユーザ装置が前記マクロセルに在圏し、所定の再選択条件が満たされた場合、在圏セルに隣接するクローズドセルが待受を行うセルとして再選択され、
前記所定の再選択条件は、前記クローズドセルからの信号の品質が、前記在圏セルからの信号の品質より所定の閾値以上良い状態が、所定の再選択期間以上続くことである移動通信システム。
(第6項)
不特定のユーザがアクセスできるマクロセルと、特定のユーザしかアクセスできないクローズドセルとが混在する移動通信システムで使用されるユーザ装置であって、
在圏セルからの信号の品質をアイドル状態で所定の周期で測定する手段と、
在圏セルからの信号の品質が所定の閾値を下回る場合に隣接セルからの信号の品質を所定のセルサーチ周期で行う手段と、
セルサーチ結果に応じてセル再選択を行う手段と、
を有し、マクロセルの周波数とクローズドセルの少なくとも一部の周波数とが同じであり、
当該ユーザ装置が前記クローズドセルに在圏し、所定の再選択条件が満たされた場合に、在圏セルに隣接するマクロセルが待受を行うセルとして再選択され、
前記所定の再選択条件は、前記マクロセルからの信号の品質が、前記在圏セルからの信号の品質より所定の閾値以上良い状態が、所定の再選択期間以上続くことであるユーザ装置。
(第7項)
不特定のユーザがアクセスできるマクロセルと、特定のユーザしかアクセスできないクローズドセルとが混在する移動通信システムにおけるユーザ装置で使用される方法であって、
在圏セルからの信号の品質をアイドル状態で所定の周期で測定するステップと、
在圏セルからの信号の品質が所定の閾値を下回る場合に隣接セルからの信号の品質を所定のセルサーチ周期で行うステップと、
セルサーチ結果に応じてセル再選択を行うステップと、
を有し、マクロセルの周波数とクローズドセルの少なくとも一部の周波数とが同じであり、
当該ユーザ装置が前記クローズドセルに在圏し、所定の再選択条件が満たされた場合に、在圏セルに隣接するマクロセルが待受を行うセルとして再選択され、
前記所定の再選択条件は、前記マクロセルからの信号の品質が、前記在圏セルからの信号の品質より所定の閾値以上良い状態が、所定の再選択期間以上続くことである方法。
(第8項)
不特定のユーザがアクセスできるマクロセルと、特定のユーザしかアクセスできないクローズドセルとが混在する移動通信システムであって、当該移動通信システムで使用されるユーザ装置は、
在圏セルからの信号の品質をアイドル状態で所定の周期で測定する手段と、
在圏セルからの信号の品質が所定の閾値を下回る場合に隣接セルからの信号の品質を所定のセルサーチ周期で行う手段と、
セルサーチ結果に応じてセル再選択を行う手段と、
を有し、マクロセルの周波数とクローズドセルの少なくとも一部の周波数とが同じであり、
当該ユーザ装置が前記クローズドセルに在圏し、所定の再選択条件が満たされた場合に、在圏セルに隣接するマクロセルが待受を行うセルとして再選択され、
前記所定の再選択条件は、前記マクロセルからの信号の品質が、前記在圏セルからの信号の品質より所定の閾値以上良い状態が、所定の再選択期間以上続くことである移動通信システム。
(第9項)
不特定のユーザがアクセスできるマクロセルと、特定のユーザしかアクセスできないクローズドセルとが混在する移動通信システムで使用されるユーザ装置であって、
在圏セルからの信号の品質をアイドル状態で所定の周期で測定する手段と、
隣接セルからの信号の品質を所定のセルサーチ周期で行う手段と、
セルサーチ結果に応じてセル再選択を行う手段と、
を有し、マクロセルの周波数とクローズドセルの周波数が異なり、
当該ユーザ装置がマクロセルに在圏し、所定の適性条件が満たされた場合、在圏セルに隣接するクローズドセルが待受を行うセルとして再選択され、
前記所定の適性条件は、前記クローズドセルからの信号の品質が、所定の閾値以上であることであるユーザ装置。
(第10項)
前記適性条件が満たされたか否かを確認する前に、前記クローズドセルが当該ユーザ装置にとってアクセス可能か否かが確認される第9項記載のユーザ装置。
(第11項)
前記適性条件が満たされたか否かを確認した後に、前記クローズドセルが当該ユーザ装置にとってアクセス可能か否かが確認される第9項記載のユーザ装置。
(第12項)
不特定のユーザがアクセスできるマクロセルと、特定のユーザしかアクセスできないクローズドセルとが混在する移動通信システムにおけるユーザ装置で使用される方法であって、
在圏セルからの信号の品質をアイドル状態で所定の周期で測定するステップと、
隣接セルからの信号の品質を所定のセルサーチ周期で行うステップと、
セルサーチ結果に応じてセル再選択を行うステップと、
を有し、マクロセルの周波数とクローズドセルの周波数が異なり、
当該ユーザ装置がマクロセルに在圏し、所定の適性条件が満たされた場合、在圏セルに隣接するクローズドセルが待受を行うセルとして再選択され、
前記所定の適性条件は、前記クローズドセルからの信号の品質が、所定の閾値以上であることである方法。
(第13項)
不特定のユーザがアクセスできるマクロセルと、特定のユーザしかアクセスできないクローズドセルとが混在する移動通信システムであって、当該移動通信システムで使用されるユーザ装置は、
在圏セルからの信号の品質をアイドル状態で所定の周期で測定する手段と、
隣接セルからの信号の品質を所定のセルサーチ周期で行う手段と、
セルサーチ結果に応じてセル再選択を行う手段と、
を有し、マクロセルの周波数とクローズドセルの周波数が異なり、
当該ユーザ装置がマクロセルに在圏し、所定の適性条件が満たされた場合、在圏セルに隣接するクローズドセルが待受を行うセルとして再選択され、
前記所定の適性条件は、前記クローズドセルからの信号の品質が、所定の閾値以上であることである移動通信システム。
(第14項)
不特定のユーザがアクセスできるマクロセルと、特定のユーザしかアクセスできないクローズドセルとが混在する移動通信システムで使用されるユーザ装置であって、
在圏セルからの信号の品質をアイドル状態で所定の周期で測定する手段と、
在圏セルからの信号の品質が所定の閾値を下回る場合に隣接セルからの信号の品質を所定のセルサーチ周期で行う手段と、
セルサーチ結果に応じてセル再選択を行う手段と、
を有し、マクロセルの周波数とクローズドセルの周波数が異なり、
当該ユーザ装置がクローズドセルに在圏し、所定の第1及び第2適性条件双方が満たされた場合、在圏セルに隣接するマクロセルが待受を行うセルとして再選択され、
前記所定の第1適性条件は、どのクローズドセルからの信号の品質も、所定の閾値以下であることであり、
前記所定の第2適性条件は、少なくとも1つのマクロセルからの信号の品質が、所定の閾値以上であるユーザ装置。
(第15項)
不特定のユーザがアクセスできるマクロセルと、特定のユーザしかアクセスできないクローズドセルとが混在する移動通信システムにおけるユーザ装置で使用される方法であって、
在圏セルからの信号の品質をアイドル状態で所定の周期で測定するステップと、
在圏セルからの信号の品質が所定の閾値を下回る場合に隣接セルからの信号の品質を所定のセルサーチ周期で行うステップと、
セルサーチ結果に応じてセル再選択を行うステップと、
を有し、マクロセルの周波数とクローズドセルの周波数が異なり、
当該ユーザ装置がクローズドセルに在圏し、所定の第1及び第2適性条件双方が満たされた場合、在圏セルに隣接するマクロセルが待受を行うセルとして再選択され、
前記所定の第1適性条件は、どのクローズドセルからの信号の品質も、所定の閾値以下であることであり、
前記所定の第2適性条件は、少なくとも1つのマクロセルからの信号の品質が、所定の閾値以上である方法。
(第16項)
不特定のユーザがアクセスできるマクロセルと、特定のユーザしかアクセスできないクローズドセルとが混在する移動通信システムであって、当該移動通信システムで使用されるユーザ装置は、
在圏セルからの信号の品質をアイドル状態で所定の周期で測定する手段と、
在圏セルからの信号の品質が所定の閾値を下回る場合に隣接セルからの信号の品質を所定のセルサーチ周期で行う手段と、
セルサーチ結果に応じてセル再選択を行う手段と、
を有し、マクロセルの周波数とクローズドセルの周波数が異なり、
当該ユーザ装置がクローズドセルに在圏し、所定の第1及び第2適性条件双方が満たされた場合、在圏セルに隣接するマクロセルが待受を行うセルとして再選択され、
前記所定の第1適性条件は、どのクローズドセルからの信号の品質も、所定の閾値以下であることであり、
前記所定の第2適性条件は、少なくとも1つのマクロセルからの信号の品質が、所定の閾値以上である移動通信システム。
(第17項)
不特定のユーザがアクセスできるマクロセルと、特定のユーザしかアクセスできないクローズドセルとが混在する移動通信システムで使用されるユーザ装置であって、
在圏セルからの信号の品質をアイドル状態で所定の周期で測定する手段と、
在圏セルからの信号の品質が所定の閾値を下回る場合に隣接セルからの信号の品質を所定のセルサーチ周期で行う手段と、
セルサーチ結果に応じてセル再選択を行う手段と、
を有し、マクロセルの周波数とクローズドセルの周波数が異なっており、
当該ユーザ装置が或るクローズドセルに在圏し、所定の再選択条件が満たされた場合、在圏セルに隣接するクローズドセルが待受を行うセルとして再選択され、
前記所定の再選択条件は、前記隣接するクローズドセルからの信号の品質が、在圏セルからの信号の品質よりも所定の閾値以上良い状態が、所定のセル再選択期間以上続くことであり、
前記所定の再選択条件が満たされなかった場合であって、所定の第1及び第2適性条件双方が満たされた場合、在圏セルに隣接するマクロセルが待受を行うセルとして再選択され、
前記所定の第1適性条件は、どのクローズドセルからの信号の品質も、所定の閾値以下であることであり、
前記所定の第2適性条件は、少なくとも1つのマクロセルからの信号の品質が、所定の閾値以上であるユーザ装置。
(第18項)
前記第1及び第2適性条件双方が満たされたか否かを確認する前に、前記クローズドセルが当該ユーザ装置にとってアクセス可能か否かが確認される第17項記載のユーザ装置。
(第19項)
前記第1及び第2適性条件双方が満たされたか否かを確認した後に、前記クローズドセルが当該ユーザ装置にとってアクセス可能か否かが確認される第17項記載のユーザ装置。
(第20項)
不特定のユーザがアクセスできるマクロセルと、特定のユーザしかアクセスできないクローズドセルとが混在する移動通信システムにおけるユーザ装置で使用される方法であって、
在圏セルからの信号の品質をアイドル状態で所定の周期で測定するステップと、
在圏セルからの信号の品質が所定の閾値を下回る場合に隣接セルからの信号の品質を所定のセルサーチ周期で行うステップと、
セルサーチ結果に応じてセル再選択を行うステップと、
を有し、マクロセルの周波数とクローズドセルの周波数が異なっており、
当該ユーザ装置が或るクローズドセルに在圏し、所定の再選択条件が満たされた場合、在圏セルに隣接するクローズドセルが待受を行うセルとして再選択され、
前記所定の再選択条件は、前記隣接するクローズドセルからの信号の品質が、在圏セルからの信号の品質よりも所定の閾値以上良い状態が、所定のセル再選択期間以上続くことであり、
前記所定の再選択条件が満たされなかった場合であって、所定の第1及び第2適性条件双方が満たされた場合、在圏セルに隣接するマクロセルが待受を行うセルとして再選択され、
前記所定の第1適性条件は、どのクローズドセルからの信号の品質も、所定の閾値以下であることであり、
前記所定の第2適性条件は、少なくとも1つのマクロセルからの信号の品質が、所定の閾値以上である方法。
(第21項)
不特定のユーザがアクセスできるマクロセルと、特定のユーザしかアクセスできないクローズドセルとが混在する移動通信システムであって、当該移動通信システムで使用されるユーザ装置は、
在圏セルからの信号の品質をアイドル状態で所定の周期で測定する手段と、
隣接セルからの信号の品質を所定のセルサーチ周期で行う手段と、
セルサーチ結果に応じてセル再選択を行う手段と、
を有し、マクロセルの周波数とクローズドセルの周波数が異なっており、
当該ユーザ装置が或るクローズドセルに在圏し、所定の再選択条件が満たされた場合、在圏セルに隣接するクローズドセルが待受を行うセルとして再選択され、
前記所定の再選択条件は、前記隣接するクローズドセルからの信号の品質が、在圏セルからの信号の品質よりも所定の閾値以上良い状態が、所定のセル再選択期間以上続くことであり、
前記所定の再選択条件が満たされなかった場合であって、所定の第1及び第2適性条件双方が満たされた場合、在圏セルに隣接するマクロセルが待受を行うセルとして再選択され、
前記所定の第1適性条件は、どのクローズドセルからの信号の品質も、所定の閾値以下であることであり、
前記所定の第2適性条件は、少なくとも1つのマクロセルからの信号の品質が、所定の閾値以上である移動通信システム。
31 無線受信部(RF)
32 セルサーチ部
33 BCH取得部
34 制御部
35 SIR測定部
36 セル選択部

Claims (1)

  1. 不特定のユーザがアクセスできるマクロセルと、特定のユーザしかアクセスできないクローズドセルとが混在する移動通信システムで使用されるユーザ装置であって、
    在圏セルからの信号の品質をアイドル状態で所定の周期で測定する手段と、
    隣接セルからの信号の品質を所定のセルサーチ周期で行う手段と、
    セルサーチ結果に応じてセル再選択を行う手段と、
    を有し、マクロセルの周波数とクローズドセルの少なくとも一部の周波数とが同じであり、
    当該ユーザ装置が前記マクロセルに在圏し、所定の再選択条件が満たされた場合、在圏セルに隣接するクローズドセルが待受を行うセルとして再選択され、
    前記所定の再選択条件は、前記クローズドセルからの信号の品質が、前記在圏セルからの信号の品質より所定の閾値以上良い状態が、所定の再選択期間以上続くことであるユーザ装置。
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