JP2010273150A - 家電機器遠隔制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】赤外線リモコンからの赤外線が届かない外部からでも、家電機器を赤外線により操作可能とすること。
【解決手段】赤外線リモコン1対応の各家電機器2−4それぞれの赤外線受光部5−7の前方に置かれた複数の赤外線発光部8−10と、 各家電機器の操作データを処理するCPU26と、電力線上で電力線搬送通信される外部からの家電機器操作データを電力から分離してCPU26に入力する電力線通信モデム28,29と、を含み、CPU26は、上記家電機器操作データに基づいて各赤外線発光部8−10を発光制御することで、各家電機器2−4を制御する。
【選択図】図1
【解決手段】赤外線リモコン1対応の各家電機器2−4それぞれの赤外線受光部5−7の前方に置かれた複数の赤外線発光部8−10と、 各家電機器の操作データを処理するCPU26と、電力線上で電力線搬送通信される外部からの家電機器操作データを電力から分離してCPU26に入力する電力線通信モデム28,29と、を含み、CPU26は、上記家電機器操作データに基づいて各赤外線発光部8−10を発光制御することで、各家電機器2−4を制御する。
【選択図】図1
Description
本発明は、家電機器を遠隔位置から制御する家電機器遠隔制御システムに関するものである。
テレビやビデオなどの家電機器の遠隔制御用に無線通信技術が適用される。この遠隔制御には、赤外線を利用したリモコンが多用される(特許文献1参照)。このような赤外線リモコンは、38−40kHz程度で変調した赤外線を使い、数十ビットのデータを送受信する。このデータの各ビットは、パルス間隔を変えることで0と1を表現するようになっている。
赤外線リモコンは一般的には家電機器に対して1:1で割り当てられ、赤外線リモコンから家電機器に送信される制御指令を含む赤外線データもそれぞれの家電機器ごとに決められている。一方、1台の赤外線リモコンにより複数台の家電機器を制御することができるようにしたものもある。
しかしながら、いずれにしても、こうした赤外線リモコンは、家電機器と同じ部屋において操作されるものであり、部屋外からは部屋内の複数の家電機器を赤外線により遠隔操作することはできない。
本発明により解決すべき課題は、赤外線リモコンで操作される家電機器を、赤外線リモコンからの赤外線が届かない外部から、赤外線により操作できるようにすることである。
本発明による家電機器遠隔制御システムは、赤外線リモコン対応の複数の家電機器それぞれの赤外線受光部の前方に置かれた複数の赤外線発光部と、外部からの家電機器操作データを電力の変調により重畳して電力線搬送すると共に、電力線搬送されてきた上記家電機器操作データを復調して電力から分離する電力線通信モデムと、上記電力線通信モデムにより電力から分離された家電機器操作データを処理して上記各赤外線発光部を発光制御するCPUと、を含むことを特徴とする。
本発明では、電力線上で電力線搬送通信される外部からの家電機器操作データを電力線通信モデムにより電力から分離してCPUに入力し、CPUにおいては、入力した家電機器操作データに基づいて各赤外線発光部を、赤外線リモコン対応の複数の家電機器それぞれの赤外線受光部に向けて発光制御することで、各家電機器を制御することができるので、赤外線リモコンで操作される家電機器を、赤外線リモコンからの赤外線が届かない外部から、赤外線により操作することができるようになる。
電源タップに、上記CPUと、上記電力線通信モデムと、を内蔵させると共に、上記赤外線発光部を電源タップ外で信号線によりCPUに対して接続配線することが好ましい。
また、上記外部からの家電機器操作データは携帯端末、例えば携帯電話によりCPUに入力させることが好ましい。
また、電源タップには、赤外線リモコンが発する赤外線を受光する赤外線受光部を備えさせ、CPUにより、上記赤外線受光部が出力する家電機器操作データを学習してメモリに記憶させることが好ましい。
また、電源タップには、電力線通信モデムにより分離されたデータを含む制御プログラムに応答して、コンセント口に接続された家電機器の電源オンオフを制御するプログラマブルコントローラを内蔵することが好ましい。
さらには、電源タップ内部には、ACプラグの電力線から供給される交流を直流に変換し、この変換した直流を電力線通信モデム、プログラマブルコントローラ、CPUなどに供給するAC/DC電源部を含むことが好ましい。
本発明によれば、赤外線リモコンからの赤外線が届かない外部から、家電機器を赤外線により操作することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態に係る家電機器遠隔制御システムを説明する。図1を参照して、赤外線リモコン1からの赤外線による家電機器操作データirdaは、テレビ、エアコン、ビデオの各家電機器2−4それぞれの赤外線受光部5−7に送信されて受信される。この赤外線リモコン1は、1台でもって、複数の家電機器2−4を操作することができるものである。例えば、この赤外線リモコン1から送信される家電機器操作データは図2で示すように、リーダー部、カスタム部、データ部、ストップビット部、を含む。カスタム部は、家電機器メーカーごとに相違する。また、データ部は、家電機器の例えば電源ON,OFF、テレビであればチャンネル、録画予約、また、エアコンであれば、暖房、冷房、タイマーなどの制御コマンドが、1と0の組み合わせで表現されている。赤外線リモコン1で家電機器が例えばテレビ2であれば、赤外線リモコン1のテレビ操作ボタンを操作することで、それに対応した1と0の組み合わせからなるカスタム部とデータ部とが家電機器操作データとして赤外線発光部1aから赤外線送信される。
図1に戻って、各家電機器2−4の赤外線受光部5−7の前方には、赤外線発光部8−10が配置されている。この赤外線発光部8−10へは電源タップ11に接続される複数の信号ケーブル12−14内を伝送される家電機器操作データの信号が印加される。赤外線発光部8−10はこの信号の印加により発光駆動される。この赤外線発光部8−10の発光出力は、赤外線受光部5−7で受光されるようになっている。この赤外線受光部5−7での受光内容に応じて各家電機器2−4は動作するようになっている。
上記電源タップ11は、商用電源に接続されるACプラグ15と、ACプラグ15を一端側に備えた電源コード16と、電源コード16の他端側に接続され、かつACプラグ15から電源コード16を介して供給されてくる電源が分配される複数のコンセント口17−19を有するタップ本体23と、を備える。各コンセント口17−19には、各家電機器2−4それぞれのACプラグ20−22が接続される。そしてタップ本体23からは上記信号ケーブル12−14が接続されている。タップ本体23には、さらに、赤外線リモコン1からの赤外線を受光できる赤外線受光部24が設けられている。タップ本体23にはパソコン40に接続される信号コード25が設けられている。41はインターネット、42は携帯端末の一例である携帯電話である。
上記携帯電話42による操作により家電機器操作データが電源タップ11内部の後述する家電機器制御装置に与えられ、家電機器制御装置はこれに応答して、赤外線発光部8−10を発光制御することで、各赤外線発光部8−10それぞれの発光出力が、赤外線受光部5−7に個別に受光される。そして、各家電機器2−4はそれぞれの赤外線受光部5−7での受光に応じて動作する。
図3を参照して電源タップ11のタップ本体23内部の構成を説明する。電源タップ11は、各家電機器2−4に電源を供給する機能だけでなく、家電機器制御装置として、上記赤外線受光部24に加えて、タップ本体23の内部に、CPU26と、メモリ27、電力線通信モデム28,29と、プログラマブルコントローラ30と、AC/DC電源部31と、を含む。
家電機器制御装置としての電源タップ11には、外部から家電機器操作データが入力される。この家電機器操作データを入力する外部の機器として、実施の形態では、その一例として携帯電話42を用いる。この携帯電話42は、図示略の携帯電話通信ネットワークを経由して、インターネット41を介して、パソコン40に接続されている。インターネット41に限定されず、LAN(ローカルエリアネットワーク)でもよい。携帯電話42においては、予めメモリに記録されたアプリケーションプログラム、例えば、携帯電話通信事業者であるNTTドコモのiモードのiアプリ(登録商標)、auのEZアプリ(BREW(登録商標))、ソフトバンクのS!アプリ(エスアプリ)(登録商標)などのJava(登録商標)アプリケーションプログラムを実行することにより、家電機器操作データを発信することができる。なお、例えばNTTドコモのiモードのiアプリではiアプリを起動することで、携帯電話画面上に家電機器操作データメニューが表示されるようにして、その画面上を携帯電話ボタンやタッチパネルであればタッチ操作するなどして操作することで、家電機器操作データが出力されるようにしてよい。
家電機器操作データは、パソコン40から信号コード25を介して電源タップ11のタップ本体23に与えられる。信号コード25内において信号線25aは電力線通信モデム28に接続され、信号線25bはプログラマブルコントローラ30に接続されている。家電機器操作データは、その家電機器が例えばテレビであれば、テレビの電源ON/OFF操作データや、視聴したいチャンネルデータ、録画chデータ、録画時間データである。
パソコン40においては、電源ON/OFF操作の場合、信号線25bに電源ON/OFFデータを送信する。この送信データはプログラマブルコントローラ30に与えられる。プログラマブルコントローラ30は、コンセント口17−19のうち、テレビ2のACプラグ20が接続されるコンセント口17にAC100Vを供給するように動作する。このAC100Vは商用電源43に接続されるACプラグ15から電力線通信モデム28を介して各コンセント口17−19に印加供給される。そしてこれら各コンセント口17−19それぞれの内部には、図示略のリレーと、このリレーへの通電制御によりON/OFFするスイッチとが内蔵されている。そして、例えばプログラマブルコントローラ30からのテレビ2用のコンセント口17に対して電源ON/OFF制御信号によりリレーに通電され、これにより、そのリレーに対応するスイッチがONすることで、テレビ2にAV100Vが供給される。この場合、コンセント口17−19とACプラグ15との間に電力線通信モデム28を介在させることで、家電機器2−4への電力供給に際してはそれら電力に家電機器に対して操作をするための信号を重畳させることができる。
一方、パソコン40においては、家電機器操作データが、その家電機器が例えばテレビであれば、視聴したいチャンネルデータ、録画chデータ、録画時間データである場合、信号線25aから電力線通信モデム28にそれらテレビの操作データ信号を入力する。電力線通信モデム28においては、電力に対してそれら操作データ信号を変調して重畳させる。この変調した電力は、電力線通信モデム29に与えられる。この電力線通信モデム29においては、電力中の変調された信号を復調する。これにより、CPU26には、視聴したいチャンネルデータ、録画chデータ、録画時間データ等の家電機器操作データが電力から復調されたうえで入力される。CPU26は、この家電機器操作データに基づき、テレビ2の赤外線受光部5に対向する赤外線発光部8を発光駆動させる。
この場合、CPU26はメモリ27に記憶している赤外線リモコン1の家電機器操作データを学習しており、その学習した家電機器操作データから電力線通信モデム29で復調して入力されてくる家電機器操作データを判断処理し、その処理した信号を上記テレビの操作データとして赤外線発光部8を発光駆動している。学習方法としては、赤外線リモコン1上の図示略の操作メニューを操作する。一方、携帯電話42が例えばNTTドコモであれば、そのiモードのiアプリでiアプリを起動して、携帯電話画面を表示する。そして、その携帯電話画面上に表示する家電機器操作データメニューを、赤外線リモコン1を操作メニューに従う操作に対応してメモリ27に記憶されている家電機器操作データに対応付けすることで学習することができる。
なおAC/DC電源部31は、ACプラグ15の電力線から供給される100V交流を直流に変換して電力線通信モデム28,29、プログラマブルコントローラ30、CPU26等に、その直流を供給する。この直流の大きさは、電力線通信モデム28,29、プログラマブルコントローラ30、CPU26に合わせて調整することができる。
以上説明したように実施の形態では、赤外線リモコン1対応の各家電機器2−4それぞれの赤外線受光部5−7の前方に置かれた複数の赤外線発光部8−10と、各家電機器2−4を制御するデータ信号を処理するCPU26と、電力線上で電力線搬送通信される携帯電話42による家電機器操作データを電力から分離してCPU26に入力する電力線通信モデム28,29と、を備え、CPU26により、外部、例えば携帯電話42からの家電機器操作データに基づいて各赤外線発光部8−10を発光制御して、各家電機器2−4を制御するようにしたので、赤外線リモコン1で操作される家電機器2−4を、赤外線リモコン1からの赤外線が届かない外部にある携帯電話42から、赤外線により操作することができるようになる。
1 赤外線リモコン
2−4 家電機器
5−7 赤外線受光部
8−10 赤外線発光部
11 電源タップ
17−19 コンセント口
2−4 家電機器
5−7 赤外線受光部
8−10 赤外線発光部
11 電源タップ
17−19 コンセント口
Claims (5)
- 赤外線リモコン対応の複数の家電機器それぞれの赤外線受光部の前方に置かれた複数の赤外線発光部と、
外部からの家電機器操作データを電力に変調により重畳して電力線搬送すると共に、電力線搬送されてきた上記家電機器操作データを復調して電力から分離する電力線通信モデムと、
上記電力線通信モデムにより電力から分離された家電機器操作データを処理して上記各赤外線発光部を発光制御するCPUと、
を含む、ことを特徴とする家電機器遠隔制御システム。 - 電源タップに、上記CPUと、上記電力線通信モデムと、を内蔵させると共に、上記赤外線発光部を電源タップ外で信号線によりCPUに対して接続配線した、ことを特徴とする請求項1に記載の家電機器遠隔制御システム。
- 上記外部が携帯端末である、ことを特徴とする請求項1に記載の家電機器遠隔制御システム。
- 上記電源タップは、赤外線リモコンが発する赤外線による家電機器操作データを受光する赤外線受光部を備え、上記CPUにより、上記赤外線受光部が出力する家電機器操作データをメモリに学習して記憶させるようにした、ことを特徴とする請求項2に記載の家電機器遠隔制御システム。
- 上記電源タップに、電力線通信モデムにより分離されたデータが含む制御プログラムに応答してコンセント口に接続された家電機器の電源オンオフを制御するプログラマブルコントローラを、含むことを特徴とする請求項2に記載の家電機器遠隔制御システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009123677A JP2010273150A (ja) | 2009-05-22 | 2009-05-22 | 家電機器遠隔制御システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009123677A JP2010273150A (ja) | 2009-05-22 | 2009-05-22 | 家電機器遠隔制御システム |
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JP2010273150A true JP2010273150A (ja) | 2010-12-02 |
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JP2009123677A Pending JP2010273150A (ja) | 2009-05-22 | 2009-05-22 | 家電機器遠隔制御システム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2009
- 2009-05-22 JP JP2009123677A patent/JP2010273150A/ja active Pending
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