JP2010271677A - 弦楽器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 テーパーあり溝を利用する、弦楽器の棹と胴の接合構造において、より高い剛性を実現する。
【解決手段】 テーパーあり溝の軸線を木目と略平行とすることにより、木目が長手方向に通るので、形状設計時に期待される剛性を実現できる。
【選択図】図1
【解決手段】 テーパーあり溝の軸線を木目と略平行とすることにより、木目が長手方向に通るので、形状設計時に期待される剛性を実現できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、弦楽器の棹と胴を接合する構造に関する。
弦楽器の棹と胴を接合する構造において、テーパーあり溝の嵌め合いを利用するものは、最も強度・剛性の面で有利とされている。
従来、当該テーパーあり溝の軸線が、当該棹の長手方向と略直角となっている。
従来、当該テーパーあり溝の軸線が、当該棹の長手方向と略直角となっている。
従来の技術によれば、この場合、弦楽器の棹の多くは木製であり、木目は当該棹の長手方向と略平行となるので、テーパーあり溝の軸線は木目と略直角となるため、製造された棹の接合部分は木目が短く分断されるため、形状設計時に期待されるより剛性が低く、ここに改善の余地がある。
さらにまた、この構造による棹は長手方向と略直角な突起部があるため、稠密な木取りができない。
さらにまた、この構造による棹は長手方向と略直角な突起部があるため、稠密な木取りができない。
以上の課題を解決するため、本発明では当該テーパーあり溝の軸線を、当該棹の長手方向と略平行とする構造を採用する。
本発明の構造によれば、テーパーあり溝の軸線は木目と略平行となるため、製造された棹の接合部分は、木目が長手方向に通るので、形状設計時に期待される剛性を実現できるため、演奏時の優秀な発音特性および調弦の安定性が期待できる。
また、この構造による棹は長手方向と略直角な突起部がないため、稠密な木取りが可能となるため、良質木材の有効利用を通し、経済性および環境保護上の効果が期待できる。
さらにまた、この構造による弦楽器は、従来構造による場合に棹の根元に具備されていた長手方向と略直角の突起部がないため、当該突起部付近に手を添える際の余裕が増し、演奏技巧の行使が容易となることが期待できる。
また、この構造による棹は長手方向と略直角な突起部がないため、稠密な木取りが可能となるため、良質木材の有効利用を通し、経済性および環境保護上の効果が期待できる。
さらにまた、この構造による弦楽器は、従来構造による場合に棹の根元に具備されていた長手方向と略直角の突起部がないため、当該突起部付近に手を添える際の余裕が増し、演奏技巧の行使が容易となることが期待できる。
以下、本発明の実施のさまを、図面を参照して説明する。
(1)棹
(2)胴
(3)テーパーあり溝接合面
(4)棹の木目方向
(5)従来方法による場合の突起部形状
(2)胴
(3)テーパーあり溝接合面
(4)棹の木目方向
(5)従来方法による場合の突起部形状
(1)棹は、(2)胴と(3)テーパーあり溝接合面上の接着によって固定されている。図に明らかなように、(1)棹は(4)棹の木目方向に準じた形状をなしており、(5)従来方法による場合の突起部形状をもたない。
また、(3)テーパーあり溝接合面が(1)棹の延長部分の一部となっていることで、(1)棹の木目は、ほぼ全長にわたって切断されることなく連続し、強度・剛性部材として、極めて効率的に利用されることが、容易に類推できる。
同時に、(5)従来方法による場合の突起部形状のある場合と比較すると、図面上下方向の寸法が大幅に減少し、稠密な木取りが可能となることが容易に類推される。
(3)テーパーあり溝接合面近傍においては、(1)棹の側はホゾ、(2)胴の側はミゾとなり、双方を同一の回転刃物で成形することにより、現在の木工技術によれば極めて高い接触率を得る継ぎ手を形成できる。
また、当該接合構造が(1)棹の延長部分の一部として(2)胴の内部に位置することにより、破線で示した(5)従来方法による場合の突起部形状がなくなり、当該突起部付近に手を添える際の空間的余裕が増し、演奏技巧の行使が容易となる。
また、(3)テーパーあり溝接合面が(1)棹の延長部分の一部となっていることで、(1)棹の木目は、ほぼ全長にわたって切断されることなく連続し、強度・剛性部材として、極めて効率的に利用されることが、容易に類推できる。
同時に、(5)従来方法による場合の突起部形状のある場合と比較すると、図面上下方向の寸法が大幅に減少し、稠密な木取りが可能となることが容易に類推される。
(3)テーパーあり溝接合面近傍においては、(1)棹の側はホゾ、(2)胴の側はミゾとなり、双方を同一の回転刃物で成形することにより、現在の木工技術によれば極めて高い接触率を得る継ぎ手を形成できる。
また、当該接合構造が(1)棹の延長部分の一部として(2)胴の内部に位置することにより、破線で示した(5)従来方法による場合の突起部形状がなくなり、当該突起部付近に手を添える際の空間的余裕が増し、演奏技巧の行使が容易となる。
Claims (1)
- 弦楽器の棹と胴を接合する構造のうち、テーパーあり溝の嵌め合いを利用するものにおいて、当該テーパーあり溝の軸線を、当該棹の長手方向と略平行とする構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009140570A JP2010271677A (ja) | 2009-05-20 | 2009-05-20 | 弦楽器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009140570A JP2010271677A (ja) | 2009-05-20 | 2009-05-20 | 弦楽器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010271677A true JP2010271677A (ja) | 2010-12-02 |
Family
ID=43419720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009140570A Pending JP2010271677A (ja) | 2009-05-20 | 2009-05-20 | 弦楽器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010271677A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012077626A1 (ja) | 2010-12-06 | 2012-06-14 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | コネクター |
JP2018124421A (ja) * | 2017-02-01 | 2018-08-09 | 直之 穴澤 | エレキギター |
-
2009
- 2009-05-20 JP JP2009140570A patent/JP2010271677A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012077626A1 (ja) | 2010-12-06 | 2012-06-14 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | コネクター |
JP2018124421A (ja) * | 2017-02-01 | 2018-08-09 | 直之 穴澤 | エレキギター |
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