JP2010268534A - 漏電防止監視システム - Google Patents

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Kenji Ono
賢司 小野
Masami Suzuki
正美 鈴木
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Abstract

【課題】高圧受電設備の変圧器の混触による二次側の電路の高電圧発生を防止でき、しかも二次側の電路の地絡事故を検知でき保安レベルを確保して電力供給を継続できる漏電防止監視システムを提供することである。
【解決手段】高圧受電設備の変圧器11の二次側の低圧電路14の漏電を防止する漏電防止装置15は、変圧器11の二次側の一端と大地との間に設けられ、変圧器11の二次側の一端と大地との間に流れる電流を地絡電流継電器の動作設定値未満に抑制する電流制限素子16と、変圧器11の一次側と二次側とが混触した際に変圧器11の二次側の電圧を所定電圧未満に抑制する電圧制限素子17とを並列接続して構成される。また、監視装置19は、漏電防止装置15に流れる電流が所定値以上となったとき警報を出力し、漏電が発生したことを報知する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高圧受電設備の二次側の電路の漏電を防止するとともに監視する漏電防止監視システムに関する。
高圧受電設備の変圧器の二次側は、混触が発生した場合の高電圧発生を防止するために接地することが義務付けられている。従って、高圧受電設備の変圧器の二次側を接地するか、高圧受電設備の変圧器の二次側を非接地とする場合には、変圧器に混触防止板を設けて、混触が発生した場合の高電圧発生を防止するようにしている。
一般に、変圧器の二次側の電路には地絡保護継電器が設けられている。そして、変圧器の二次側の電路に地絡事故が発生した場合には、地絡保護継電器が動作し、地絡事故が発生した区間を除去する(例えば、特許文献1参照)。この場合、地絡事故の発生区間は停電となる。
特開2000−324679号公報
しかし、変圧器に混触防止板を設けている場合には、変圧器の二次側を非接地としているので、地絡事故が発生しても地絡継電器の動作設定値以上の電流が流れず地絡保護継電器が動作しないので、地絡事故の発生が検知できないことがある。一方、変圧器の二次側を接地している場合に地絡事故が発生したときは、地絡電流が流れ、大きな地絡電流が流れると感電及び火災の危険性があり、また、地絡継電器の動作により停電区間が発生する。
従って、地絡事故を検知でき、しかも地絡状態においても、人身の安全を確保でき変圧器の二次側の電路における保安レベルを向上するとともに、電力供給を継続できることが望まれている。
本発明の目的は、高圧受電設備の変圧器の混触による二次側の電路の高電圧発生を防止でき、しかも二次側の電路の地絡事故を検知でき保安レベルを確保して電力供給を継続できる漏電防止監視システムを提供することである。
請求項1の発明に係わる漏電防止監視システムは、高圧受電設備の変圧器二次側の一端と大地との間に設けられ前記変圧器二次側の低圧電路の漏電を防止する漏電防止装置と、前記漏電防止装置に流れる電流が所定値以上となったとき警報を出力する監視装置とを備え、前記漏電防止装置は、変圧器二次側の一端と大地との間に流れる電流を地絡電流継電器の動作設定値未満に抑制する電流制限素子と、前記変圧器一次側と二次側とが混触した際に前記変圧器二次側の電圧を所定電圧未満に抑制する電圧制限素子とを並列接続して構成されたことを特徴とする。
請求項2の発明に係わる漏電防止監視システムは、請求項1の発明において、前記電流制限素子と前記電圧制限素子との並列回路に直接接地用接点を並列接続し、前記監視装置は、前記変圧器一次側と二次側とが混触したことを検出したときは、前記直接接地用接点を閉じることを特徴とする。
請求項3の発明に係わる漏電防止監視システムは、請求項1の発明において、前記電流制限素子と前記電圧制限素子との並列回路に常時は閉じている直接接地用接点を並列接続し、前記監視装置は、前記変圧器の二次側に地絡事故が発生したことを検出したときは、前記直接接地用接点を開くことを特徴とする。
請求項4の発明に係わる漏電防止監視システムは、請求項2または請求項3の発明において、前記直接接地用接点に代えて、半導体素子としたことを特徴とする。
請求項5の発明に係わる漏電防止監視システムは、請求項1乃至請求項4のいずれか1項の発明において、前記電流制限素子と前記電圧制限素子との並列回路に絶縁抵抗計を並列接続し、前記監視装置は、前記絶縁抵抗計で測定された抵抗値が所定値未満となったときは、前記警報を出力することを特徴とする。
請求項6の発明に係わる漏電防止監視システムは、請求項1乃至請求項5のいずれか1項の発明において、前記変圧器二次側の絶縁不良箇所を探査するための探査用電流を前記変圧器二次側の電路に供給する探査用電流発生部を設けたことを特徴とする。
請求項7の発明に係わる漏電防止監視システムは、請求項6の発明において、前記探査用電流発生部は、前記電流制限素子と前記電圧制限素子との並列回路に並列接続され抵抗値を変化させて前記探査用電流を調整する可変抵抗素子であることを特徴とする。
請求項8の発明に係わる漏電防止監視システムは、請求項6の発明において、前記探査用電流発生部は、前記変圧器二次側の電路に探査用電流を注入する電流変成器と、前記電流変成器に商用周波数と異なる周波数の探査用電流を供給する電源部とからなることを特徴とする。
本発明によれば、変圧器二次側の一端と大地との間に流れる電流を地絡電流継電器の動作設定値未満に抑制する電流制限素子と、変圧器一次側と二次側とが混触した際に変圧器二次側の電圧を所定電圧未満に抑制する電圧制限素子とを並列接続して漏電防止装置を構成し、監視装置は漏電防止装置に流れる電流が所定値以上となったとき警報を出力するので、高圧受電設備の変圧器の混触による二次側の電路の高電圧発生を防止でき、しかも二次側の電路の地絡事故を検知できる。また、変圧器二次側の一端と大地との間に流れる電流を地絡電流継電器の動作設定値未満に抑制するので、保安レベルを確保して電力供給を継続できる。
また、電流制限素子と電圧制限素子との並列回路に常時開いている直接接地用接点を並列接続した場合には、監視装置が変圧器一次側と二次側とが混触したことを検出したときに直接接地用接点を閉じるので、高圧受電設備の変圧器の混触による二次側の電路の高電圧発生を確実に防止できる。
また、電流制限素子と電圧制限素子との並列回路に常時閉じている直接接地用接点を並列接続した場合には、高圧受電設備の変圧器の混触による二次側の電路の高電圧発生を防止でき、監視装置が変圧器の二次側に地絡事故が発生したことを検出したときに直接接地用接点を開くので、変圧器二次側の一端と大地との間に流れる電流を地絡電流継電器の動作設定値未満に抑制しつつ保安レベルを確保して電力供給を継続できる。
直接接地用接点に代えて、半導体素子を用いた場合には、応答速度が速く小型化が図れる。
さらに、電流制限素子と電圧制限素子との並列回路に絶縁抵抗計を並列接続した場合には、監視装置は絶縁抵抗計で測定された抵抗値が所定値未満となったときは、警報を出力するので、二次側の電路の地絡事故を確実に検知できる。
また、変圧器二次側の絶縁不良箇所を探査するための探査用電流を変圧器二次側の電路に供給する探査用電流発生部を設けた場合には、活線状態で探査用電流発生部から探査用電流を変圧器二次側の電路に供給できるので、活線状態で絶縁不良箇所の探査を行うことができる。
本発明の第1の実施の形態に係わる漏電防止監視システムの構成図。 本発明の第2の実施の形態に係わる漏電防止監視システムの構成図。 本発明の第3の実施の形態に係わる漏電防止監視システムの構成図。 本発明の第4の実施の形態に係わる漏電防止監視システムの構成図。 本発明の第5の実施の形態に係わる漏電防止監視システムの構成図。 本発明の第6の実施の形態に係わる漏電防止監視システムの構成図。
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係わる漏電防止監視システムの構成図である。高圧受電設備の変圧器11は、一次巻線12の高圧を降圧して二次巻線13に低圧を発生し、二次巻線13から二次側の低圧電路14に電力を供給する。
変圧器11の二次巻線13側の一端には漏電防止装置15が設けられている。漏電防止装置15は、変圧器11の二次側の低圧電路14の漏電を防止する電流制限素子16と電圧制限素子17とが並列接続されて構成されている。
電流制限素子16は、例えばコンデンサで構成され、二次側の低圧電路14に地絡事故が発生した場合に地絡電流を地絡保護継電器が動作しない程度に抑制するものである。すなわち、二次側の低圧電路14に地絡事故が発生した場合には、変圧器11の二次巻線13、低圧電路14、地絡地点18、電流制限素子16の閉回路が形成される。このとき、電流制限素子16であるコンデンサCに流れる電流Iは、変圧器11の二次巻線13の電圧をVとしたとき、I=jωCVで表される。このコンデンサCに流れる電流Iが地絡保護継電器の動作設定値未満となるように、電流制限素子16であるコンデンサの容量Cは設定される。
電流制限素子16としてコンデンサを用いているのは、以下の理由による。変圧器11の二次側を完全に非接地化してしまうと、変圧器の一次・二次間の静電容量と変圧器の二次側大地静電容量との分圧比で、一次側の電圧が二次側にかかることになる。従って、二次側の対地静電容量によっては、二次側の対地電圧が上昇してしまうことがあるので、二次側に電流制限素子16としてコンデンサを接続し、二次側の対地電圧の抑制を図っている。
一方、電圧制限素子17は、例えばアレスタで構成され、変圧器11の一次巻線と二次巻線とが混触した場合に、変圧器11の二次側の電圧を所定電圧未満に抑制するものであり、例えば、100V程度に抑制するものを用いる。
監視装置19は、電流変成器20で検出された漏電防止装置15に流れる電流を入力し、漏電防止装置15に流れる電流が所定値以上となったとき、警報装置21に警報を出力する。また、必要に応じて中央監視センターに無線装置22で警報を伝送する。これにより、変圧器11の二次側の低圧電路14に地絡事故が発生した場合や、混触が生じたことを監視員に報知することができる。
第1の実施の形態によれば、変圧器11の二次側の低圧電路14に地絡事故が発生した場合には、電流制限素子16に地絡保護継電器の動作設定値未満となる電流が流れ、監視装置19はこの電流を検出して警報出力するので、地絡事故が発生したことを報知できる。この場合、地絡事故による漏電電流は地絡保護継電器の動作設定値未満であるので、地絡継電器が動作することはなく、人身の安全を確保しつつ電力供給を継続できる。
また、変圧器11の一次巻線12と二次巻線13とが混触した場合には、電圧制限素子17に電流が流れ、監視装置19はこの電流を検出して警報出力するので、混触が発生したことを報知できる。この場合、電圧制限素子17で変圧器11の二次側の電圧を所定電圧未満に抑制するので、変圧器11の二次側に高電圧が発生することを防止できる。なお、地絡事故の場合と混触の場合とでは電流値が異なるので、それらの識別は可能である。
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。図2は本発明の第2の実施の形態に係わる漏電防止監視システムの構成図である。この第2の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、電流制限素子16と電圧制限素子17との並列回路に直接接地用接点23aを並列接続し、監視装置19は、変圧器11の一次側と二次側とが混触したことを検出したときは、直接接地用接点23aを閉じるようにしたものである。図1と同一要素には、同一符号を付し重複する説明は省略する。
図2において、電流制限素子16と電圧制限素子17との並列回路には、常時は開いている直接接地用接点23aが並列接続されている。すなわち、直接接地用接点23aは、常時は開放しており、変圧器11の二次側の一端は、常時は直接接地されていない状態である。従って、二次側の低圧電路14に地絡事故が発生した場合には、第1の実施の形態の場合と同様に、監視装置19は、電流変成器20で検出された漏電防止装置15に流れる電流により、地絡事故が発生したことを警報装置21に警報を出力する。
一方、変圧器11の一次巻線12と二次巻線13とが混触した場合には、電圧抑制素子17は、変圧器11の二次側の電圧を所定電圧未満に抑制する。監視装置19は、電流変成器20で検出された漏電防止装置15に流れる電流により地絡事故が発生したことを検出したときは、警報を出力するとともに、直接接地用接点23aを閉じて、変圧器11の二次側の一端を直接接地する。これにより、変圧器11の二次側が高電圧になることを防止できる。
以上の説明では、直接接地用接点23aを用いた場合について説明したが、直接接地用接点23aに代えて、例えば、IGBT(絶縁ゲート形バイポーラトランジスタ)やMOSFET(金属酸化物半導体電界効果トランジスタ)などのスイッチング機能を有した半導体素子を用いるようにしてもよい。半導体素子を用いた場合には、応答速度が速く小型化が図れる。
第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態の効果に加え、変圧器11の一次巻線12と二次巻線13とが混触した場合には、まず、電圧抑制素子17により変圧器11の二次側の電圧を所定値以下に抑制し、直接接地用接点23a(何導体素子)により変圧器11の二次側の電圧をほぼ零電圧にできるので、混触が生じた場合に、より安全性を向上させることができる。
次に、本発明の第3の実施の形態を説明する。図3は本発明の第3の実施の形態に係わる漏電防止監視システムの構成図である。この第3の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、電流制限素子16と電圧制限素子17との並列回路に常時は閉じている直接接地用接点23bを並列接続し、監視装置19は、地絡事故が発生したことを検出したときは直接接地用接点23bを開くようにしたものである。図1と同一要素には、同一符号を付し重複する説明は省略する。
図3において、電流制限素子16と電圧制限素子17との並列回路には、常時は閉じている直接接地用接点23bが並列接続されている。直接接地用接点23bは、常時は閉じており、変圧器11の二次側の一端は、常時は直接接地されている状態である。従って、変圧器11の二次側の低圧電路14に地絡事故が発生した場合であっても、変圧器11の二次側の電圧は零である。
いま、変圧器11の二次側の低圧電路14に地絡事故が発生したとすると、地絡電流は直接接地用接点23bを通って流れる。監視装置19は、電流変成器20で検出された漏電防止装置15に流れる電流により、地絡事故が発生したことを検知し警報装置21に警報を出力するとともに直接接地用接点23bを開く。この場合、監視装置19が直接接地用接点23bを開く動作時間は、地絡保護継電器の動作時間より短く設定しておく。これにより、地絡事故が発生した場合には、地絡保護継電器が動作することなく、第1の実施の形態の場合と同様な動作となる。
すなわち、変圧器11の二次側の低圧電路14に地絡事故が発生して直接接地用接点23bを開いた後は、電流制限素子16は、地絡電流を地絡保護継電器の動作設定値未満の電流に制限する。これにより、人身の安全を確保しつつ電力供給を継続できる。
一方、変圧器11の一次巻線12と二次巻線13とが混触した場合には、直接接地用接点23bが常時閉じているので、変圧器11の二次側の低圧電路14はほぼ零に保持できる。監視装置19は、混触発生時の電流変成器20で検出された電流により警報出力するので、混触が発生したことを報知できる。なお、地絡事故の場合と混触の場合とでは電流値が異なるので、それらの識別は可能である。
以上の説明では、直接接地用接点23bを用いた場合について説明したが、第2の実施の形態と同様に、直接接地用接点23bに代えて、半導体素子(IGBTやMOSFETなど)を用いるようにしてもよい。半導体素子を用いた場合には、応答速度が速く小型化が図れる。
第3の実施の形態によれば、変圧器11の二次側の低圧電路14に地絡事故が発生した場合には、直接接地用接点23b(半導体素子)を開き、電流制限素子16により地絡保護継電器の動作設定値未満となる電流を流すので、地絡保護継電器を動作させることなく地絡事故を報知でき、人身の安全を確保しつつ電力供給を継続できる。
一方、変圧器11の一次巻線12と二次巻線13とが混触した場合には、直接接地用接点23b(半導体素子)により二次側の低圧電路14はほぼ零に保持できるので、より安全性を向上させることができる。また、直接接地用接点23b(半導体素子)を開いている状態で、混触が発生したとしても電圧制限素子17により変圧器11の二次巻線13の電圧を所定電圧未満に抑制できる。
次に、本発明の第4の実施の形態を説明する。図4は本発明の第4の実施の形態に係わる漏電防止監視システムの構成図である。この第4の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、電流制限素子16と電圧制限素子17との並列回路に絶縁抵抗計24を並列接続し、監視装置19は、絶縁抵抗計24で測定された抵抗値が所定値未満となったときは警報を出力するようにしたものである。図1と同一要素には、同一符号を付し重複する説明は省略する。
図4に示すように、電流制限素子16と電圧制限素子17との並列回路には、絶縁抵抗計24が並列接続されている。絶縁抵抗計24は、常時、変圧器11の二次側の低圧電路14の絶縁抵抗を測定しており、絶縁抵抗計24で測定された抵抗値は監視装置19に入力される。監視装置19は、絶縁抵抗計24で測定された抵抗値が予め定めた所定値未満となったときは警報装置21に警報を出力するとともに、必要に応じて無線装置22を介して中央監視センターに警報を伝送する。
以上の説明では、第1の実施の形態に対し、絶縁抵抗計24を設けた場合について説明したが、第2の実施の形態や第3の実施の形態に対し、絶縁抵抗計24を設けるようにしてもよい。
第4の実施の形態によれば、第1の実施の形態乃至第3の実施の形態の効果に加え、地絡事故発生時に生じる電流変成器20で検出された漏電防止装置15に流れる電流とは独立して、変圧器11の二次側の低圧電路14の絶縁不良を検出するので、変圧器11の二次側の低圧電路14の絶縁不良を早期に発見できる。
次に、本発明の第5の実施の形態を説明する。図5は本発明の第5の実施の形態に係わる漏電防止監視システムの構成図である。この第5の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、変圧器11の二次側の絶縁不良箇所を探査するための探査用電流を変圧器の二次側の低圧電路14に供給する探査用電流発生部25を設けたものである。図1と同一要素には、同一符号を付し重複する説明は省略する。
図5において、探査用電流発生部25は、漏電防止装置15の電流制限素子16と電圧制限素子17との並列回路に並列接続され、可変抵抗素子26にスイッチ27が直列接続されて構成されている。地絡事故が発生した場合には、電流制限素子16により地絡電流が抑制されるので、活線状態で変圧器11の二次側の低圧電路14の地絡事故箇所を判定することは困難である。
そこで、活線状態で探査用電流発生部25から探査用電流を発生させ、変圧器11の二次側の低圧電路14に探査用電流を重畳させる。すなわち、地絡事故が発生した場合には、活線状態で探査用電流発生部25のスイッチ27を閉じ、可変抵抗器26にて抵抗値を変化させて探査用電流を調整する。この場合、スイッチ27を閉じる際は、可変抵抗器26の抵抗値を大きくしておき、徐々に可変抵抗器26の抵抗値を小さくし探査用電流を大きくしていく。なお、地絡継電器が動作しない範囲で探査用電流を重畳させることは言うまでもない。
探査用電流を重畳させた状態で、探査用電流発生部25を上流側とし、変圧器11の二次側の低圧電路14の分岐点を下流側とし、その分岐点でクランプメータにより探査用電流を測定する。そして、順次下流側に探査用電流が測定される分岐点を辿って最終的に地絡事故箇所を特定する。
以上の説明では、第1の実施の形態に対し、探査用電流発生部25を設けた場合について説明したが、第2の実施の形態乃至第4の実施の形態に対し、探査用電流発生部25を設けるようにしてもよい。
第5の実施の形態によれば、第1の実施形態乃至第4の実施の形態の効果に加え、活線状態で探査用電流発生部25から探査用電流を変圧器11の二次側の低圧電路14に供給できるので、活線状態で絶縁不良箇所の探査を行うことができる。
次に、本発明の第6の実施の形態を説明する。図6は本発明の第6の実施の形態に係わる漏電防止監視システムの構成図である。この第6の実施の形態は、図5に示した第5の実施の形態に対し、探査用電流発生部25として、可変抵抗素子26とスイッチ27との直列接続回路で構成したことに代えて、探査用電流発生部25は、変圧器11の二次側の低圧電路14に探査用電流を注入する電流変成器28と、電流変成器28に商用周波数と異なる周波数の探査用電流を供給する電源部29とで構成したものである。図1と同一要素には、同一符号を付し重複する説明は省略する。
図6において、探査用電流発生部25では、電源部29から商用周波数と異なる周波数の探査用電流を供給し、電流変成器28から変圧器11の二次側の低圧電路14に探査用電流を注入する。
商用周波数と異なる周波数の探査用電流を注入した状態で、探査用電流発生部25を上流側とし、変圧器11の二次側の低圧電路14の分岐点を下流側とし、その分岐点でクランプメータにより探査用電流を測定する。そして、順次下流側に探査用電流が測定される分岐点を辿って最終的に地絡事故箇所を特定する。第6の実施の形態によれば、第5の実施の形態と同様に、活線状態で絶縁不良箇所の探査を行うことができる。
11…変圧器、12…一次巻線、13…二次巻線、14…低圧電路、15…漏電防止装置、16…電流制限素子、17…電圧制限素子、18…地絡地点、19…監視装置、20…電流変成器、21…警報装置、22…無線装置、23…直接接地用接点、24…絶縁抵抗計、25…探査用電流発生部、26…可変抵抗素子、27…スイッチ、28…電流変成器、29…電源

Claims (8)

  1. 高圧受電設備の変圧器二次側の一端と大地との間に設けられ前記変圧器二次側の低圧電路の漏電を防止する漏電防止装置と、
    前記漏電防止装置に流れる電流が所定値以上となったとき警報を出力する監視装置とを備え、
    前記漏電防止装置は、変圧器二次側の一端と大地との間に流れる電流を地絡電流継電器の動作設定値未満に抑制する電流制限素子と、前記変圧器一次側と二次側とが混触した際に前記変圧器二次側の電圧を所定電圧未満に抑制する電圧制限素子とを並列接続して構成されたことを特徴とする特徴とする漏電防止監視システム。
  2. 前記電流制限素子と前記電圧制限素子との並列回路に常時は開いている直接接地用接点を並列接続し、前記監視装置は、前記変圧器一次側と二次側とが混触したことを検出したときは、前記直接接地用接点を閉じることを特徴とする請求項1に記載の漏電防止監視システム。
  3. 前記電流制限素子と前記電圧制限素子との並列回路に常時は閉じている直接接地用接点を並列接続し、前記監視装置は、前記変圧器の二次側に地絡事故が発生したことを検出したときは、前記直接接地用接点を開くことを特徴とする請求項1に記載の漏電防止監視システム。
  4. 前記直接接地用接点に代えて、半導体素子としたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の漏電防止監視システム。
  5. 前記電流制限素子と前記電圧制限素子との並列回路に絶縁抵抗計を並列接続し、前記監視装置は、前記絶縁抵抗計で測定された抵抗値が所定値未満となったときは、前記警報を出力することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の漏電防止監視システム。
  6. 前記変圧器二次側の絶縁不良箇所を探査するための探査用電流を前記変圧器二次側の電路に供給する探査用電流発生部を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の漏電防止監視システム。
  7. 前記探査用電流発生部は、前記電流制限素子と前記電圧制限素子との並列回路に並列接続され抵抗値を変化させて前記探査用電流を調整する可変抵抗素子であることを特徴とする請求項6に記載の漏電防止監視システム。
  8. 前記探査用電流発生部は、前記変圧器二次側の電路に探査用電流を注入する電流変成器と、前記電流変成器に商用周波数と異なる周波数の探査用電流を供給する電源部とからなることを特徴とする請求項6に記載の漏電防止監視システム。
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